カテゴリー: トヨタ

  • 【WRC】 トヨタ:第7戦 ラリー・イタリア サルディニア 3日目レポート

    【WRC】 トヨタ:第7戦 ラリー・イタリア サルディニア 3日目レポート

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦ラリー・イタリア サルディニアの競技3日目デイ3が6月9日(土)にサルディニア島のアルゲーロを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合3位にポジションを上げた。また、デイ2でのリタイア後ラリー2規定に基づき再出走したオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)は、前日の総合19位から9位に浮上した。

    なお、総合3位につけていたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は、最終SSを走り終えた後リエゾン(移動区間)でクルマに問題が発生したため、走行を断念した。

    ラリー・イタリア サルディニアのデイ3は、アルゲーロの東側で7本のSSが行なわれた。デイ2は天気が安定せず、路面は一部ウェットで泥に覆われたステージも多くあったが、デイ3は概ね好天に恵まれ濡れていた路面も時間と共に乾いていった。デイ2で総合3位に順位を上げたラトバラは、4.4秒差の4位ラッピと激しいポジション争いを演じ、両者のタイム差はSS10終了時点で0.9秒に縮まった。その後僅差の攻防が続き、ラッピはSS13でベストタイムを記録するなど健闘したが、最終的にはラトバラが差を5.3秒に拡げ3位の座を堅守した。しかし、ラトバラのクルマはオルタネーターのトラブルによりサービスパークへと向かうリエゾンでストップ。自力での修理を試みるもサービスパークに戻ることはできず、デイからリタイアすることになった。チームはサービスパークでクルマを修理し、ラリー2規定に基づきデイ4で再出走しポイント獲得を目指す。一方、前日ジャンプの着地でクルマのフロントまわりにダメージを負いリタイアとなったタナックは、メカニックの渾身の作業により万全な状態となったクルマで再出走。10分のペナルティタイムを加算されながらもSS10でベストタイムを、SS14ではセカンドベストタイムを記録し、総合9位で1日を終えた。

    競技4日目、ラリー最終日となる6月10日(日)のデイ4は、アルゲーロのサービスパークの北側エリアで2本のステージを各2回走行する。そのうち、SS18の再走ステージであるSS20「サッサリ~アルジェンティエラ」は、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。 4本のSSの合計距離は42.04km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は172.27kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今日、ヤリ-マーティとエサペッカはとても素晴らしい戦いを続けていたので、最終ステージの後ヤリ-マーティのクルマにトラブルが起きてしまい、本当に残念に思います。何が起こったのかを正確に調べている段階ですが、ステージを走り終えたあたりでバッテリーの電圧が落ちたようです。エサペッカは素晴らしい走りをしていたので、もし明日表彰台に上がったら、それは素晴らしい結果といえます。ヤリ-マティには明日の再出走を期待していますし、オットと共にポイント獲得のチャンスは十分にあると思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    このような結果になってしまいましたが、それでも全体としては良い1日でした。SSだけを見れば、とても上手く走れていたと思います。路面が荒れている所では注意深く走り、スムーズな所ではハードに攻めました。エサペッカのタイムはとても良く、差がどんどんと縮まっていったので、最後のステージは全力で攻めましたが、フィニッシュ近くでオルタネーターの警告が表示され、その後ロードセクションでバッテリーの電圧が下がってしまいました。今回は絶対に表彰台に上がりたいと思っていたので本当に悔しいですが、明日も諦めずに戦い続け、できるだけ多くのポイントを獲得したいと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    昨日はとても悔しい1日となってしまったので、再出走は自分にとって非常に意味があることでした。今日は日中のサービスでクルマにいくつか変更を施し、午後はとても気分良く走ることができました。クルマはほぼ完璧で、良いリズムで走れたと思います。本当はあともうひとつ順位を上げたかったのですが、残念ながら最後のステージでなぜかパンクを喫し、差が少し開いてしまったため明日の挽回はやや難しい状況になりました。それでも最後まで諦めるつもりはありません。ひとつ上の順位を目指し、明日も全力でアタックします。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    とても楽しい1日でした。ヤリ-マティとの戦いは素晴らしく、あるステージでは私の方が速く、次のステージでは彼のほうが速く走るなど、午前も午後も良いバトルが続いていました。それだけに、ヤリ-マティのクルマに問題が起きる形で戦いが終わってしまったのは残念です。午後はクルマのフィーリングがとても良かったので、大きな自信を感じて走ることができました。ただし、自分たちよりも順位が上の選手とも、下の選手とも大きな差がついているので、明日はもうハードに攻める必要はありません。

    ラリー・イタリア サルディニア デイ3の結果
    1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) 3h02m16.9s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +3.9s
    3 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +54.2s
    4 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2m01.8s
    5 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +2m03.9s
    6 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +3m13.6s
    7 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +10m41.4s
    8 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +10m48.3s
    9 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +12m27.4s
    10 マルティン・プロコップ/ヤン・トマネク(フォード フィエスタ RS WRC) +13m02.1s

  • 【WRC】 トヨタ:第7戦 ラリー・イタリア・サルディニア 2日目レポート

    【WRC】 トヨタ:第7戦 ラリー・イタリア・サルディニア 2日目レポート

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦ラリー・イタリア サルディニアのデイ2が6月8日(金)にサルディニア島アルゲーロを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 7号車)が総合3位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)が総合4位につけた。なお、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)は、SS9で冷却系にダメージを負い走行を中止した。

    ラリー・イタリア サルディニアのデイ2は、アルゲーロの北東エリアで8本のSSが行なわれた。断続的に朝まで降った雨により、午前中はウェットとドライが入り混じった複雑な路面コンディションとなった。また、午後は一時的な降雨で一部路面が泥濘化。タイヤのグリップ力を得にくい、非常に滑りやすいコンディションでの走行となった。1日を通してミスのない走行を続けたラトバラは、デイ2最後のSS9でベストタイムを記録し、総合3位に順位を上げた。また、SS2でスローパンクチャーを喫したラッピは、午後のステージで2本のセカンドベストタイムを刻み、ラトバラと4.4秒差の総合4位でデイ2を終えた。なお、タナックは午前中のSS4でベストタイムを記録し、今シーズンの開幕戦から続く全ラリーでのSSベストタイム獲得記録を更新した。SS8を走り終えた時点でタナックは総合3位につけていたが、SS9でジャンプの着地の際冷却系にダメージを負い走行を中止。チームはクルマを精査し、ラリー2規定に基づきデイ3での再出走が可能か否かを判断する。

    競技3日目となる6月9日(土)のデイ3は、アルゲーロのサービスパークを中心に7本のSSが行われる。アルゲーロの東側エリアで午前中に3本のSSを走行し、午後はイッティリでのショートSSを挟み、午前中に走った3本のSSを再走する。SS12およびその再走ステージであるSS16「モンテ・レルノ」はビッグジャンプで知られる、ラリー・イタリア サルディニアの名物ステージ。7本のSSの合計距離は146.14km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は629.53kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    オットのクルマに何が起こったのか、まだ正確には分かりません。明日再出走できるかどうかを判断するため、チームは現在クルマを調べています。選手権争いのためオットは今回のラリーで良い結果を残そうとしていたので、本当に残念です。とにかく、今日は非常に難しい1日でした。我々はラリー・アルゼンチンの前にサルディニアでテストを行ないましたが、その時は完全なドライコンディションでした。しかし今日の路面は正反対で、多くの泥によってグリップ力があまり得られない状況でした。そのような路面でクルマがどう動くのか情報が不足していたこともあり、今朝のセットアップはベストとはいえないものでした。しかし、午後のステージに入り路面が乾いていくと、ヤリ-マティとエサペッカは共にスピードアップを果たしました。彼らはどちらも上位につけていますので、明日はきっと良い戦いをしてくれるでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    とてもポジティブな1日でした。今朝の2本目のSSは少し慎重に走り過ぎたと思いますが、その後リズムをつかみスピードを上げることができました。トゥーラのステージを2回目に走った時は、大量の雨と泥でまるでウェールズのような滑りやすい路面コンディションでした。ステージの終盤に大きく遅れてしまいましたが、その後コンディションは良くなり、自信を持って攻められるようになった結果、SS9ではベストタイムを出すことができました。エサペッカとのタイム差は少ないので、明日はきっと接戦になるでしょう。明日は私のお気に入りのステージを走りますが、何よりも大切なのはミスをしないことです。その上でスピードを高めていくことができれば、きっと良いポジションを得られるはずです。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    本日最後のSS9でジャンプの着地の際、クルマにダメージを負い止まらざるを得ませんでした。SS9のコースは昨日のシェイクダウンと午前中のSSでも走行していたので今回が4回目の走行でした。常に同じアプローチで走っていたので、一体何が起こったのか説明することが難しく、自分でも本当に驚いています。 非常に厳しい状況ですし、大きな後退だと感じています。正直なところクルマのフィーリングは完璧ではありませんでしたが、それでも特に大きな問題なく走っていましたし、トップ争いもしていたので、このような問題によってデイ2からリタイアすることになり本当に残念です。タイトル争いはかなり厳しくなりましたが、残りのラリーをすべて勝つつもりでこれからも戦い続けます。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    今朝はとても難しい状況でした。クルマのフィーリングは良かったのですが、最初のSSでスローパンクチャーを喫してしまいました。搭載していたスペアタイヤはハードコンパウンドだったため、雨によって滑りやすくなった路面には合いませんでした。午後の最初のステージは雨と泥で信じられないようなコンディションでしたが、良い走りができタイムを挽回することができました。その後路面が乾いていったのでクルマのセットアップを少し変えて最後のSSに臨み、トップに迫るタイムを記録することができました。明日に向けてさらにグリップが得られるようにクルマを調整し、表彰台を目指して戦います。

    ラリー・イタリア サルディニア デイ2の結果
    1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) 1h35m56.9s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +18.9s
    3 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +37.2s
    4 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +41.6s
    5 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +58.3s
    6 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m01.5s
    7 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +1m26.0s
    8 ステファン・ルフェーブル/ギャバン・モロー (シトロエン C3 R5) +4m02.9s
    9 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +4m16.9s
    10 ニコラス・シアミン/ティボー・デ・ラ・ヘイ(ヒュンダイ i20 R5) +5m20.7s
    19 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +10m15.1s

  • 【WEC】 トヨタ:2018年 第2戦 ル・マン24時間レース プレビュー

    【WEC】 トヨタ:2018年 第2戦 ル・マン24時間レース プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは、6月16日(土)から17日(日)に迫った、FIA世界耐久選手権(WEC)の2018-2019スーパーシーズンのハイライト、第2戦ル・マン24時間レースの優勝を目指して臨む。

    エンジンとハイブリッド・システムで合計最大1,000馬力の出力を誇る2台のTS050 HYBRIDが、86回目を迎え、世界三大レースとも言われる伝統と格式のモータースポーツイベントに挑む。

    TS050 HYBRID 7号車は小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3名がドライブ。8号車は中嶋一貴とセバスチャン・ブエミにル・マン24時間は初レースとなるフェルナンド・アロンソを加えた3名の布陣で総合優勝を目指す。

    シーズン開幕戦のスパ6時間レースで1-2フィニッシュを飾り、チームはトヨタにとって20回目となるル・マンへの挑戦で、勝利を争える手応えを得た。スパを戦い、ル・マンに臨むTS050 HYBRIDでは、総計25,000km以上にも及んだ冬季オフシーズンテストにおいて、信頼性の向上と突発アクシデントに対応出来るチーム力を作り上げるテストが続けられてきた。

    こと速さという面において、TOYOTA GAZOO Racingがトップクラスの実力を有することは、ここ数年のル・マン24時間レースで証明出来た。それでも2016年は、首位を独走しながら、残り2周というところで発生したトラブルにより、ほぼ手中にしかけていた勝利を逃した。昨年2017年は、コースレコードを大きく更新する圧倒的な速さでポールポジションを獲得したが、優勝を掴むことが出来なかった。そして今年、これまで何度も勝利を阻まれてきた最大目標のル・マンに再び挑む。

    トヨタのル・マンへ挑戦によって、レース用に開発されたハイブリッド・システムの改良が続けられ、2018年仕様のTS050 HYBRIDは、参戦を再開した2012年当時に比べ、35%もの燃費改善が図られている。この結果、2018年仕様のTS050 HYBRIDは35.1kgの燃料タンクで、1周13.626kmのル・マン・サルト・サーキットを11周することが出来るまでに至ってる。

    ライバルのノン・ハイブリッドLMP1車両は、TS050 HYBRIDに対し、45kg軽い車重とより大きな燃料タンク容量(現時点で具体的な数値が公表されていません)が許されており、より高いパワーを発生することが出来るが、一方でピットストップ回数は多くなり、10周毎のピットインになるものと予想される。

    性能調整が導入された新たなLMP1規則下で行われた第1戦スパでトヨタがライバルに2周差をつけて勝利を飾ったのは、ピット時間の短さも貢献した。一方、先日のル・マン・テストデーでのレベリオン・レーシングのラップタイムは、昨年までのLMP1車両よりも4秒以上も速くなっており、ノン・ハイブリッド勢のタイムは、大きく向上している。このようなライバル勢の向上により、今年のル・マン24時間レースは接戦になることが予想される。

    サルト・サーキットも安全性の観点から、若干の変更が加えられた。1周の長さは、公式に3メートル短くなった。昨年、小林がポールポジション獲得でコースレコードを更新した3分14秒791というタイムは、13.629kmのレイアウトでマークされ、永久に破られることのない記録となった。そして、1999年にトヨタTS020でマーティン・ブランドルが13.605kmのコースでマークし、その後レイアウト変更まで誰にも破られなかったレコードタイムと共に、ル・マンの歴史に刻まれることとなった。

    2018年仕様のTS050 HYBRIDは、6月3日(日)にサルト・サーキットのフルコースで実施された公式テストデーにおいて、合計2,752kmを走破。この日のファステストラップも記録した。テストデーで示した信頼性とパフォーマンスを本番でも発揮できるように全力を尽くす。

    ル・マンウィークを通しての総走行時間は合計約35時間にも達し、耐久レースに挑戦する真の精神力が試されることになる。走行セッションは6月13日(水)、4時間の公式練習走行で幕を開け、その後、日の入りが遅い夏の欧州で、夜のとばりが降りる午後10時から、2時間の予選が始まる。

    予選は翌14日(木)、更に2回の2時間にわたるセッション(現地時間の午後7時と午後10時開始)でも続けられる。決勝レースのスターティンググリッドはこの3回の予選セッション中最速ラップタイムで決定される。TOYOTA GAZOO Racingはまず、ル・マンで4度目のポールポジションを目指しての戦いに挑む。

    15日(金)はサーキットでの走行が行われず、ル・マンの旧市街でドライバーズパレードが行われる。ファンにとっては決勝レース前にドライバー達と間近に触れ合える楽しみな時間。そして、16日(土)現地時間午前9時からの45分間のウォームアップ走行を経て、同午後3時に24時間に及ぶ長いレースのスタートが切られる。

    村田久武 (TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表)
    いよいよル・マン24時間レースを迎え、身が引き締まる思いです。ここ数年間のレースを思い返し、『これまでの借りを返す』と言う強い思いで臨みます。一昨年、昨年と最後まで志を果たせずレースを終えることになってしまいましたが、今年こそ24時間をしっかり走りきるために、あらゆる緊急事態に備えて徹底的に訓練を重ねて参りました。過去に何度も経験したように、このレースは様々な突発のアクシデントに襲われます。不測の事態が発生した時こそチームの総合力で克服しなければなりません。準備は整ったと信じています。何があっても決して諦めず、表彰台の真ん中に立つために全力を尽くします。ファンの皆様の記憶に残るレースをご覧いただけるよう頑張ります。

    小林可夢偉(7号車)
    素晴らしいル・マンのコースでレースが出来るのは、最高の気分です。長い歴史を持つこの偉大なイベントの雰囲気は、他のどのレースとも比べることが出来ない格別なものがあります。昨年、私はル・マンの予選でそれまでの最速ラップの記録を塗り替えましたが、それは何の意味も持ちません。もちろん、最速ラップという結果は誇りですが、決勝レースでこそ結果を出したいと思っています。未勝利のル・マンで、今回こそその大目標を達成したいと思っています。全力を尽くして24時間後のゴールを目指します。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    待ちに待ったル・マンがもうすぐ始まります。不本意に終わった昨年のル・マンからこのレースウィークを迎えるために準備し、待ち続けてきました。ル・マンではあらゆる事態に備えて的確な対応をする必要があり、我々は出来得る限りの努力をしてきたと信じています。我々は、昨年よりも強くなって戻って来たと確信しているので、レースウィークを迎えるのが待ちきれません。ル・マンが持つ独特な雰囲気の中でドライブするのは本当に最高ですし、年に一度しか体験出来ないことです。ファンの皆さんもいつも熱狂的で、間違いなく忘れられない一週間になるでしょう。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    ここまでの12か月にわたる頑張りは、全てル・マンレースウィークのためと言えます。冬季のテストで重ねた努力、払ってきた犠牲は、このレースで目標通りの最高のパフォーマンスを発揮するためです。今年最大のレースを迎えるにあたって、全精力を集中します。初参戦の昨年のル・マンは感動的でした。あの雰囲気を再び味わえるのを待ちきれません。多くのプロトタイプカーと実力あるトップドライバーが参戦してくることもあり、素晴らしいレースになることを期待しています。私にとって忘れられないレースのひとつになるでしょう。

    中嶋一貴(8号車)
    多忙な一週間になりますし、レースは毎年過酷です。予測が難しい中で、ひとつだけ明らかなのは、テストデーでの結果を見る限り、僅差での激戦になるだろうということです。我々がすべきことは分かっています。万全の準備を整え、決勝レースではいかなるミスも、故障やトラブルも無いように戦うということです。目標はいつものレースと同じです。常に冷静を保ち、ゴールを目指し戦い続けるだけです。目標達成のチャンスは絶対あると信じており、何としても実現する覚悟です。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    ル・マンは本当に壮大で、大観衆と熱狂に包まれるこの一大イベントに参戦できることに心から幸せを感じています。偉大な伝統的をもつこのレースの全ての瞬間を楽しむつもりです。開幕戦スパとテストデーの内容と結果は、決勝レースへ向けて大いに勇気づけられるものでしたが、戦前の期待と裏腹に、これまで目標を達成することが出来ませんでした。それだけに、気負い過ぎることなく決勝レースに臨むつもりです。様々な突発事態が発生し、決して思い通りのレースにならないことはよく分かっていますが、その過酷さを乗り越えるための出来る限りの努力をし続けて来ました。後はレースを待つだけです。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    待ち望んできたレースを迎える万全の準備が出来ました。このレースのためにチームと共に全力を尽くしてきました。私にとって初のル・マン24時間レースへ向けての、ここまでのスタッフの頑張りに感銘を受けました。この強い団結力を持つチームに加われたことを嬉しく思います。長く憧れていたサーキットで行われるこの大イベントでレースを戦えることが実現し感無量です。24時間の決勝レースへ向けた一週間は、自分の胸に深く刻まれるものになるでしょう。私にとって初めてのル・マンは単にレースを戦うことだけではなく、レース前のイベントや、現地での盛り上がり、ファンの皆様とのふれあいなども含めて素晴らしい経験になるものと思っています。それこそがル・マンの魅力だと思います。

  • 【WRC】 トヨタ:第7戦 ラリー・イタリア サルディニア 初日レポート

    【WRC】 トヨタ:第7戦 ラリー・イタリア サルディニア 初日レポート

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第7戦ラリー・イタリア サルディニアが6月7日(木)に開幕。デイ1としてサルディニア島アルゲーロ近郊でスーパーSSが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合6位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が総合8位に、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)が総合10位につけ、ヤリスWRCは全3台が堅実なスタートをきった。

    地中海に浮かぶサルディニア島を戦いの舞台とするラリー・イタリア サルディニアは、7日(木)の午前中にアルゲーロ近郊の全長3.51kmのグラベル(未舗装路)コースでシェイクダウンが行なわれ、ラトバラがトップタイムを記録。タナックとラッピ、そしてヒュンダイのティエリー・ヌービルの3選手が3番手タイムを分け合った。その後、イッティリで夜6時から始まったスーパーSSで競技がスタート。3名のドライバー全員が大きなミスなく全長2kmのショートステージを走りきり、順調に初日を終えた。

    競技2日目となる5月8日(金)のデイ2は、アルゲーロのサービスパークを中心に、北東方面で4本のステージを各2回走行。SS2と、その再走ステージとなるSS6「トゥ-ラ」はデイ2最長となる全長22.12kmのステージで、路面はかなり荒れている。8本のSSの合計距離は124.18km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は522.74kmとなる。

    トム・フォウラー(チーフ・エンジニア)
    朝のシェイクダウンはポジティブな内容でした。我々の3人のドライバーは皆良いタイムを記録し、クルマのセットアップに満足していました。シェイクダウンで自信を得られたのは彼らにとって非常に意味があることで、明日の朝から始まる本格的なSSをきっと楽しみにしているはずです。今週末はサルディニア島らしい良い天気になると思われますが、シェイクダウンでは雨が降り、明日の朝はどうやら湿った路面を走ることになりそうです。シェイクダウンでは湿った路面に適した、やや軟らかめの足まわりセッティングを試すことができましたが、同時にドライ路面用のセットアップでも走り、すべてがうまく機能していることを確認しました。明日の朝は最新の気象情報を基に、クルマのセットアップを決めることになるでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    今晩のスーパーSSは、予想よりもやや難しいコーナーが少しありましたが、特に問題なく走り終えることができました。私はここサルディニアをこれまで何度も訪れ、いつもラリーを楽しんでいます。シェイクダウンは雨に見舞われましたが、私の記憶では過去10年間雨は降っていなかったと思います。通常このラリーは出走順が大きく影響し、早い出走順の選手は不利になります。しかし、もし大雨により明日の朝路面が濡れていたとしたら、私が得られるはずのアドバンテージはなくなるでしょう。クルマはとても速く、良いフィーリングを感じているので準備は万全です。目標はミスのない走りをすることで、もしそれを実現できればきっと良い結果を得ることができるでしょう。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    スーパーSSでは少しアンダーステアを感じましたが、明日からの本格的なSSとはかなり違うコースなので、クルマは良いパッケージに仕上がっていると思います。シェイクダウンでのフィーリングはとても良く、すべてが正常に機能しているかをチェックし、少しだけファインチューニングを施すに留まりました。通常サルディニアはWRCでもっとも暑いラリーのひとつですが、今年は珍しく雨が降るなど現時点で例年と状況がやや違います。ただし、それは私にとってはポジティブな材料です。明日も路面が湿っていることを期待していますし、そうなればきっと大きな助けになるでしょう。選手権争いを考えると、このラリーで良い結果を残すことが私たちにとってとても重要です。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    最初のSSはかなりアグレッシブに攻めました。通常、私はあまりスーパーSSが得意ではないのですが、少しドライビングスタイルを変えて臨みました。それがうまく行ったかどうかは分かりませんが、ラリーは明日から本当の戦いが始まります。私自身としては、シェイクダウンは本当に満足できる内容でした。とても気持ちよく自信を持ってドライブすることができ、前戦ポルトガルからの良い流れが続いていると感じてます。私はこのラリーをとても気に入っていますので、昨年よりも最低でもひとつ上の順位でフィニッシュし、表彰台に上がることを今回の目標に置いています。

    ラリー・イタリア サルディニア デイ1の結果
    1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) 2m02.7s
    2 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +0.1s
    3 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +0.7s
    4 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +0.9s
    5 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.6s
    6 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1.7s
    7 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +1.8s
    8 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +1.9s
    9 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +1.9s
    10 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +2.5s

  • 【WEC】 トヨタ 「フェルナンド・アロンソの起用はリスクだった」

    【WEC】 トヨタ 「フェルナンド・アロンソの起用はリスクだった」

    トヨタは、今季のFIA 世界耐久選手権(WEC)で耐久レースでの経験がないフェルナンド・アロンソと契約することを“リスク”だったと語る。

    世界3大レースでの“3冠”を目標に掲げるフェルナンド・アロンソは、2度のル・マン24時間レースを含む、2018/2019年にまたがるWECの“スーパーシーズン”にトヨタからフル参戦する。

    セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴とともにトヨタ TS050・HYBRIDの8号車を走らせるフェルナンド・アロンソは、WECデビュー戦となったスパ・フランコルシャン6時間レースで優勝。先週末のル・マン24時間レースの公式テストではトップタイムを記録している。

    しかし、トヨタ WECチームのチームディレクターを務めるロブ・ルーペンは、豊富なモータースポーツ経験があるとはいえ、耐久レースに関しては1月のデイトナ24時間レースを戦っただけのフェルナンド・アロンソをドライバーに起用することはリスクだったと語る。

    「我々は少しリスクを冒した」とロブ・ルーペンは Autosport にコメント。

    「そうだね、彼は2度のワールドチャンピオンだ。だが、彼は耐久レースではルーキーだ。トラフィックに対処しなければならない。ここではほぼ同じレベルの20台がのクルマがいるわけではない。巨大が違いがある。彼はそれを判断しなければならない」

    「スパで我々は本当に良い瞬間を目にした。ある時点で彼はブランシモンの進入でGTEの後ろについていたが、彼はそれを完璧にこなした。本当に優れたものだったし、彼ならそれができるとチームに自信を与えるものだった」

    フェルナンド・アロンソは、トヨタとの仕事を開始して以降、チームへの融合と耐久レースのメンタリティへの対応に関してチームに感銘を与えている。

    「彼はチームに溶け込み、それによって状況はかなり楽なものになった」とトヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンはコメント。

    「スタッフはすでにお互いを知っている。かなりスムーズだ。彼が状況をスムーズなものにした。彼はピュアなモチベーションを持ってやってきたし、それが物事を円滑にしている」

    また、ロブ・ルーペンは、逆にフェルナンド・アロンソの加入は、ル・マン24時間レース初勝利を目標に掲げるトヨタのスタッフに良い影響を与えていると語る。

    「後から考えれば、非常に良い動きだった」とロブ・ルーペンはコメント。

    「フェルナンドはチームに多くのものを与えたと思う。彼の経験もその一部だが、特に彼の人格がそうだ。彼は100%プロフェッショナルであり、おおらかで、オープンだ」

    「それはエンジニアやメカニックに追加のモチベーションと後押しを与えている。我々は彼と一緒にレースをすることを選んだことにとても満足している」

    「彼も同じような気持ちであることを願っている。私が観察し、聞いた限りでは、彼はチーム内で良いフィーリングを持っているようだ。それは重要なことだ」

    「最初の瞬間からフェルナンドと仕事ができることは本当に喜びだった」

  • 【ル・マン24時間レース】 トヨタ:公式テストデー レポート

    【ル・マン24時間レース】 トヨタ:公式テストデー レポート

    TOYOTA GAZOO Racingは、2週間後に控えた2018年のル・マン24時間レース本戦へ向けた公式テストデーから好発進。決勝レースへ向けた最終的な準備となるテストデーを充実した内容で終了し、全体トップタイムを刻んだ。

    FIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦スパ6時間レースで1-2フィニッシュを果たしてから1か月、チームは再び戦いの舞台に戻って来た。公式テストが行われたこの日、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 8号車を駆るフェルナンド・アロンソが、3分19秒066というトップタイムをマークした。

    0.614秒差の2番手にはレベリオン3号車がつけ、TS050 HYBRID 7号車は3番手タイム。2台のTS050 HYBRIDは、何度かのセーフティカーや赤旗中断があったものの、公式テストデーでトータル202周、2,752kmを大きなトラブルなく走破した。

    この公式テストデーは参加チームにとって、レースウィーク前にサルト・サーキットのフルコース(13.626km)を走ることが出来る、非常に重要な機会。2台のTS050 HYBRIDは、空力仕様やサスペンション、ハイブリッド制御関係のセットアップなどを含めた多くのテストをこなした。ル・マン24時間レースの舞台となるサルト・サーキットは、通常公道として利用されている箇所を多く含み、このコースに適するタイヤを選択するため、グリップや摩耗に関する様々な評価が行われた。

    ドライバーにとっても、昨年のレース以来1年ぶりに走るコースを再確認する機会でもある。テスト及びリザーブドライバーとして登録されているアンソニー・デビッドソンも、レースウィーク中、レギュラードライバーが走行出来なくなったときに代わりに出場するために、必要とされる周回を完了した。

    8号車のフェルナンド・アロンソにとっては、シミュレータなどで事前準備はしてきたが、実際にTS050 HYBRIDでル・マンのフルコースを走行するのは初めての機会となる。アロンソは午前中のセッション序盤から8号車をドライブし、合計40週、545kmを走破した。

    多くのチームは、この後の5日(火)に、コースの一部に含まれるブガッティ・サーキットでのテストのためにそのまま居残りになる。そしてル・マンウィークの走行は、13日(水)の練習走行及び第1予選セッションで幕を開ける。

    小林可夢偉(7号車)
    上出来の一日でした。本番のコースでのドライビングを確認し、リズムも掴めて、今日の内容にはとても満足しています。テストデーは、まだ本番の独特に雰囲気ではありませんが、それでもル・マンにまた来られたことは嬉しいです。世界でも最高のサーキットのひとつであるここル・マンを走るのはいつでも格別の体験です。レースウィークが始まるのが本当に楽しみです。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    待ち焦がれていたル・マンのコースに戻ってこられて嬉しいです。TS050 HYBRIDはとても力強く感じられましたし、昨年までの弱点を全て克服し、レース本戦には完璧な状態で臨めるはずです。24時間レースへ向け順調なスタートを切ることが出来たので、後はとにかく2週間後の決勝レースが楽しみです。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    テストは上々でしたし、何よりここに戻ってこられて本当に嬉しいです。私にとって2度目のル・マン24時間レースですが、まだまだ私はルーキーですし、それだけにまたル・マンを走れるのが本当に素晴らしいです。午前中の走行時に赤旗が出されたことで私の走行時間は若干削られることになりましたが、それでも午後に3スティントも走れたのは良かったです。今日の内容には満足していますし、このまま決勝レースまで全てが上手く行くことを望んでいます。

    中嶋一貴(8号車)
    ル・マンで再びTS050 HYBIRDをドライブ出来て、本当に興奮しました。午前中はコースコンディションが思いのほか良く、車両の感触も最高でした。午後の私が走った時間の大半は、セーフティカーに遮られてしまいました。とはいえ、決勝レースでセーフティカーには何度も遭遇しますし、そういう意味では有意義な準備が出来たと言えるでしょう。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    大きなトラブル無く、多くの周回をこなすことが出来、とても順調な一日でした。私個人としては、コースに出たタイミングが悪く、あまり充分な距離を走ることは出来ませんでした。完璧な車両に仕上げるためには、もう少しデータの分析と準備作業が必要と思っています。来週からのレースウィークで、全てをチェックし、セットアップを徹底的に詰めて決勝レースに臨みます。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    チームに取ってもとても良い一日になったと思います。2週間後に控えた偉大なレースを前に、上々の内容でテストを行うことが出来ました。出だしからTS050 HYBRIDは素晴らしい感触で、テストは順調に進みました。私自身は、サーキットになじむため、十分な周回を重ねることも出来ました。ここまでにシミュレータや過去のオンボードビデオで体験を重ねましたが、実際にコースを走るのはとても新鮮です。とても有意義な一日になりましたし、十分楽しみました。

    関連:【ル・マン24時間】 テストデー:フェルナンド・アロンソが最速タイム

  • 【WRC】 トヨタ:第7戦 ラリー・イタリア・サルディニア プレビュー

    【WRC】 トヨタ:第7戦 ラリー・イタリア・サルディニア プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、6月7日(木)から10日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦ラリー・イタリア・サルディニアに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(#9号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。

    ラリー・イタリア・サルディニアは、地中海に浮かぶイタリアのサルディニア島を舞台とするグラベル(未舗装路)ラリー。サービスパークは島北西部の都市アルゲーロに置かれ、島の北側の広い範囲でSS(スペシャルステージ)が行なわれる。サルディニアのSSは、全体的に硬い地盤を軟らかい砂状のグラベルが覆う路面が多く、出走順によって路面コンディションは大きく変わる。早い出走順の選手は滑りやすい砂状のグラベルによってタイヤのグリップを十分に得られないが、ラリーカーが何台か走行すると砂状のグラベルが掃け、下方から硬い地盤が現れるためグリップは高まる。また、木々や岩がコースサイドに迫るSSも多く、道幅が全体的に狭いことから、他のグラベルラリー以上にミスのない正確なドライビングが求められる。クルマに関しては、気温がかなり上昇するためエンジンや足まわりの温度管理が重要な要素となる。

    ラリーは6月7日(木)の夕方に、アルゲーロ近郊イッティリで全長2kmのスーパーSSが行なわれ競技がスタート。そして翌日8日(金)からサービスパークの北東方面でデイ2として本格的なグラベルSSが始まり、4本のステージを各2回走行する8本のSSが行なわれる。9日(土)のデイ3は、サービスパークの東側エリアでイッティリの短距離SSを含む7本のSSが、最終日となる10日(日)のデイ4はサービスパークの北側エリアで4本のSSが行なわれる。なお、最終ステージのSS20は、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。4日間で20本のSSが行なわれ、その合計距離は313.46km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1386.38kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    サルディニアでの好成績に自信をもっています。ラリー・アルゼンチンの前にサルディニアで行なったテストも上手くいきました。アルゼンチンやサルディニアの道は、我々のクルマとも非常に相性が良いと思います。実際、ここ数戦でのパフォーマンスはとてもポジティブでしたし、全チームスタッフがなおも全力で改善作業を続けています。昨年のサルディニアは、なかなか良いリザルトでしたし、また、オットは優勝していますので、ドライバー皆、気持ちよく自信をもってこのラリーを走ってくれるはずです。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #7号車)
    サルディニアのラリーをいつも楽しんでいます。初めてサルディニア島のラリーに出場したのは2003年で、WRCが行われる前のラリー・コスタ・スメラルダ時代でした。路面はとても硬質な地盤の上に軟らかい砂の層があり、先頭走者としてSSを走る際は非常に滑りやすい路面に苦労します。また、道幅は狭いのですが、正しいラインを通ればかなり速く走ることができます。前戦ラリー・ポルトガルでは2日間ミスをすることなく走り、自信を深めることができました。ヤリスWRCの運転をとても楽しむことができているので、ポジティブな気持ちでサルディニアに臨むことができます。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    昨年WRC初優勝を果たしたサルディニアは、私にとって特別なラリーです。今回も最上位のリザルトを期待していますし、きっと選手権の鍵を握る1戦となるでしょう。前戦ポルトガルは望んでいた結果にならなかったので、今回はできるだけ多くのポイントを得ることが重要です。ラリーに向けて可能な限りしっかり準備をするつもりですし、チームも本当に一生懸命仕事を進めています。クルマはアルゼンチンで非常に速く、ポルトガルでも良いフィーリングでした。パフォーマンスには心底満足していますので、その速さを結果に結びつけ、良い形でシーズンの前半戦を締めくくりたいと思います。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
    昨年は6本のSSでベストタイムを記録するなど、私たちには速さがありました。それだけでなく、良い結果を残すこともできたので、今回のサルディニアをとても楽しみにしています。去年のサルディニア以降私は多くを学びましたし、クルマも大幅に進化しました。ここ数戦はとてもリラックスして走ることができており、ハードに攻める自信もつきました。現在私は選手権ランキング5位につけているので、金曜日のデイ2は早い出走順でSSを走ることになります。サルディニアは出走順の影響がとても大きいラリーですが、前戦ポルトガルでは最後の2日間で早い出走順を経験したので、それほど心配をしていません。

  • 【WRC】 トヨタ:ラッピが総合5位でフィニッシュ / ラリー・ポルトガル

    【WRC】 トヨタ:ラッピが総合5位でフィニッシュ / ラリー・ポルトガル

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第6戦 ラリー・ポルトガルの最終日となる競技4日目デイ4がポルトガル北部マトジニョスを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合5位で、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が総合24位でフィニッシュした。

    ラリー最終日のデイ4は、サービスパークが置かれるポルトガル北部マトジニョスの東側エリアで5本のSSが行なわれた。

    デイ3で総合4位のダニ・ソルド選手と5.8秒差の総合5位につけていたエサペッカ・ラッピは、最初のSS16でベストタイムを記録し、4位に浮上した。続くSS17では3番手タイムでソルド選手に逆転を許したが、SS18と19では連続で2番手タイムを記録し、ふたたび総合4位に。更に上位5位までのタイムを記録した選手にボーナスポイントが与えられるパワーステージのSS20ではベストタイムを刻み、総合3位のテーム・スニネン選手に7.4秒差まで迫った。しかし、逆転にはならず、総合4位でフィニッシュした。ところが、ラリー終了後、金曜日デイ2の市街地ステージで違反があったとして10秒のペナルティを課せられ、最終的に総合5位でラリーを終えた。なお、ラッピは総合5位に入って得た10ポイントと、ボーナスの5ポイントによりドライバーズ選手権5位に浮上した。一方、サスペンションの破損によるデイ2でのリタイア後、ラリー2規定に基づきデイ3で再出走を果たしたラトバラは、SS18で今大会3本目となるベストタイムを記録。デイ3終了時点での総合31位から、総合24位にポジションを挽回した。

    WRC次戦は、6月7日から10日にかけてイタリアのサルディニア島で開催されるシリーズ第7戦「ラリー・イタリア サルディニア」。島の北西部アルゲーロを中心とするコースはグラベル(未舗装路)で、砂状のグラベル路面や、石や岩が露出する荒れた路面などポルトガルと似た特徴を持つ。ただしサルディニアのステージは全般的に道幅が狭く高速で、コースサイドには木が迫るためポルトガル以上に注意深いドライビングが求められる。また、気温もかなり上昇するためクルマにとっては非常にタフな1戦となる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    ポジティブにラリー・ポルトガルを締めくくる事ができて嬉しく思います。もちろん、金曜日はチーム全員にとって残念なスタートになってしまいましたが、その後ヤリ-マティは復活し、デイ3からの2日間をミスなく走りきりました。エサペッカはポディウム争いに加わり、テーム・スニネン選手との戦いは実に素晴らしかったと思います。ふたりの若きフィンランド人による激しいバトルは本当に見応えがありました。結果的に競り勝つことはできませんでしたが、パワーステージを制して5ポイントを獲得するなど、2日間に渡るエサペッカの懸命の努力は報われたと言えるでしょう。我々は今回のラリーから多くを学び、次回はさらに力強い戦いをしたいと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    SSベストタイムを記録するなど、今日も良い1日でした。最後のファフェのパワーステージではボーナスポイントを獲得するため全力で臨み、これ以上は無理だと思えるほど良い走りができました。しかし、私はWRカー(ワールドラリーカー)の中でもっとも早い出走順となり、路面を覆う滑りやすいルーズグラベルの影響を大きく受けてしまいました。それでも自信を取り戻せたことを嬉しく思います。金曜日には問題が起きてしまいましたが、その後の2日間はミスなく走ることができました。また、今日のステージは以前よりも難易度が増しており、次戦サルディニアに向けてクルマのセットアップを学ぶことができたのは収穫です。おかげで、とても前向きな気持ちで次戦に臨むことができます。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    昨日と同じように、今日も最初から最後まで全開で走り続けましたが、最後までスニネン選手に追いつくことはできませんでした。本当にタフな戦いでしたが、彼はポディウムフィニッシュに相応しい素晴らしい走りをしたと思います。私自身としては、パワーステージで5ポイントを獲得したことを素直に喜びたいと思います。今シーズンは6 戦中3戦でパワーステージを制し、それによって貴重な15ポイントを獲得しています。今週末は、ミスをしないという自分の目標を達成できたのでとても満足しています。

    ラリー・ポルトガル デイ4の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 3h49m46.6s
    2 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +40.0s
    3 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +47.3s
    4 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m00.9s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m04.7s
    6 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +3m33.5s
    7 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +5m23.0s
    8 ポントゥス・ティディマンド/ヨナス・アンダーソン(シュコダ ファビア R5)+14m10.8s
    9 ルカス・ピエニアゼック/プシェミスワフ・マズール(シュコダ ファビア R5)+16m17.3s
    10 ステファン・ルフェーブル/ギャバン・モロー (シトロエン C3 R5) +16m34.3s
    25 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +48m.50.3s
    R オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC)

  • 【WEC】 小林可夢偉、フェルナンド・アロンソを優遇したトヨタに不満?

    【WEC】 小林可夢偉、フェルナンド・アロンソを優遇したトヨタに不満?

    小林可夢偉は、スパ6時間レースでフェルナンド・アロンソが駆る8号車を勝たせるようにチームオーダーを発令したトヨタに不満を爆発させたとスペインのメディアが報じている。

    マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスのトヨタ・TS050 HYBIRD 7号車は、予選でトップタイムを記録していたものの、燃料流量計について予選前に申告していたものと異なるシリアルナンバーの部品が使用するというミスでペナルティを科せられ、1周遅れでピットレーンからスタート。

    だが、そこから7号車は猛烈な追い上げをみせ、残り1時間ほどで出されたセーフティカーにより、8号車との差は僅か6秒まで縮まっていた。

    最後のピットストップでは、2台の差は約1分だったが、マイク・コンウェイの7号車はノーズセクションを交換したことで、フェルナンド・アロンソの8号車と比較して10秒長くかかった。

    トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンは、レース前に最後のピットストップ後は2台のTS050 HYBIRDにレースを許可しないことで6名のドライバーと合意していたとし、最後のピットストップでノーズを交換したのは空力的な不一致があったためだと説明したが、レースでは7号車の方が8号車よりも速かったと認めている。

    「ラップタイムでは0.1~2秒ほどではあるが、7号車の方がわずかに速かった。だが、ポジションを凍結する計画だったので、それによって何かが変わったわけではない」とパスカル・バセロンは語っている。

    最終的にトヨタはスパ6時間レースで8号車が優勝、7号車が2位に続いて1-2フィニッシュを達成。しかし、その表彰台セレモニーの場に小林可夢偉の姿はなかった。

    FIA 世界耐久選手権の競技規約では、上位3位のドライバーは表彰台セレモニーの参加が義務づけられており、FIAは“表彰台に出席しないことはオーガナイザーにとって失礼にあたる”とし、小林可夢偉には1500ユーロ(約20万円)の罰金と2ポイントのペナルティポイントを科している。

    小林可夢偉は「レースエンジニアと問題について議論していたため、時間通りに到着できず、待合室に着いたときには表彰式はすでに始まって、日本の国家が流れていた」と説明。

    またTOYOTA GAZOO Racingの広報担当は「可夢偉は数分後に表彰台に到着した。我々のガレージはピットレーンまで2分ほどかかる。表彰式はすでに始まっており、参加は許可されなかった」と述べている。

    この小林可夢偉が語っていた“問題”とは、8号車を勝たせるというトヨタのチームオーダーへの不満だったと報じられている。

    フェルナンド・アロンソのWEC参戦が決定した際、WECはF1アメリカGPと日程が重なっていた富士6時間レースを10月14日(日)に移動。それによって、小林可夢偉が参戦するSUPER GT 第7戦オートポリスと日程が重なることになり、最終的にSUPER GT側が日程を動かせいて衝突を避けるという事態に発展した。

    当時、脇坂寿一はこの経緯について「WECとスーパーGT共に出場する、小林可夢偉と中嶋一貴はどうすんねん!って事になり、可夢偉もえらい怒ってました」と語っている。

    小林可夢偉にとって、F1ワールドチャンピオンとはいえ、フェルナンド・アロンソを優遇する流れは面白くはないだろう。

    次戦は、3冠達成を目指すフェルナンド・アロンソがWECを決めたレースとなるル・マン24時間レースとなる。

    レース後、小林可夢偉は「上位争いに復帰するのには本当に苦労しました。予選後の裁定の後、ここまで戻るまでに、全員が本当に頑張ったと思います」とコメント。

    「今日の我々のTS050 HYBRIDはとても速かったですし、それはル・マン24時間レースへ向けては、良い仕上がりにつながると思います。もちろん勝ちたかったので2位という結果は残念ですが、チームに取っては良いスタートになりました。明日からル・マンへ向けた準備が始まります」

    今年のWECはハイブリッド車となるトヨタが、他のLMP1勢を寄せつけない速さをみせているが、ル・マン24時間レースではトヨタ勢同士の意地をかけた戦いが見られることになるだろう。

  • 【WRC】 トヨタ:ラッピが総合5位を堅持 / ラリー・ポルトガル

    【WRC】 トヨタ:ラッピが総合5位を堅持 / ラリー・ポルトガル

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第6戦 ラリー・ポルトガルの競技3日目デイ3が5月19日(土)にポルトガル北部マトジニョスを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合5位の座を堅持した。また、前日クルマを石に当てサスペンションを破損して走行不能となったヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は、サービスでクルマを修復して再出走。デイ2終了時点での総合62位から、31位に順位を上げた。

    ラリー・ポルトガルのデイ3は、サービスパークが置かれるマトジニョスの東側に広がるカブレイラ山脈で6本のSSが行われた。デイ2で総合5位につけたラッピは、最初のSS10とSS12で3番手タイムを記録。午後は荒れた路面コンディションのステージで攻めた走りを続け、総合4位の選手と激しい順位争いを展開したが、ポジションアップはならず、デイ2と変わらぬ総合5位で1日を終えた。一方、デイ2でクルマを岩に当てサスペンションを破損したラトバラは、サービスでメカニックにより完全な状態に修復されたヤリスWRCでラリー2規定に基づき再出走。SS10とSS14でベストタイムを記録し、さらに3本のトップ3タイムを記録するなど本来の速さを発揮し、順位を大幅に挽回した。

    競技4日目最終日となる5月20日(日)のデイ4は、マトジニョスのサービスパークを中心に、東側エリアで5本のSSが行われる。そのうち、SS17とその再走ステージであるSS20「ファフェ」は、ビッグジャンプでその名を知られる、大勢の観客が集まる名物ステージ。また、SS20はトップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。5本のSSの合計距離は51.53km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は276.66kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    我々にとってポジティブな1日でした。ヤリ-マティの素晴らしい活躍を我々は本当に嬉しく思います。2本のベストタイムを記録し、1日を通して非常に速かったと思います。明日のパワーステージは、彼にとって重要なターゲットになるでしょう。一方、エサペッカは安定した走りで上位の選手と接戦を展開しました。ミスをすることなく1日中攻め続けましたが、明日のステージは距離が短く11秒差を縮めることは容易ではありません。しかしまだ勝負は終わっていませんので、きっと彼は明日も攻め続けるでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    今日の結果には本当に満足しています。SSベストタイムを2回記録し、自分に速さがある事が分かりました。ただし、まだ少しマージンは残しています。特に今日の午後は路面が非常に荒れているところもあり、ミスなく走ることが重要なテーマでしたので、クルマを壊さないようにかなり用心して走りました。クルマはとても速く、スピードと自信の両方を得ることができました。すべての必要な要素が揃ったと思いますので、あとはそれを最後まで保つ必要があります。明日も、今日と同じように戦いたいと思います。競争力を保ち、引き続きミスのない走りをし、もちろんパワーステージでは全力でアタックしてポイント獲得を狙います。次戦のサルディニアに向けて、自信をさらに深めることが私の計画です。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    とても良い1日だったと思います。クルマのフォーリングは素晴らしく、本当にハードに攻めました。1日を通してこれほど激しく攻め続けたことはありません。特に今日の午後は自分の力をすべて出し切ったので、非常に楽しく感じられました。自分よりも上の順位の選手達は素晴らしい仕事をしたと思います。彼らとのタイム差をなかなか縮めることができませんでしたが、自分自身の運転と、これだけ長い時間限界スピードで走り続けることができたことに満足しています。午後のステージでは路面コンディションの変化を想定しハードタイヤで走りましたが、あまり効果はありませんでした。しかし、5位の座は維持することができました。明日の最終日に向けて差は大きく開いていますが、引き続きプレッシャーをかけ続けるつもりです。

    ラリー・ポルトガル デイ3の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 3h16m30.0s
    2 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +39.8s
    3 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +57.2s
    4 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +1m01.9s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m13.0s
    6 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +3m14.1s
    7 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +4m53.1s
    8 ポントゥス・ティディマンド/ヨナス・アンダーソン(シュコダ ファビア R5)+12m52.7s
    9 ルカス・ピエニアゼック/プシェミスワフ・マズール(シュコダ ファビア R5)+14m12.1s
    10 ステファン・ルフェーブル/ギャバン・モロー (シトロエン C3 R5) +15m00.4s
    31 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +48m.54.2s
    R オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC)