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  • 【WRC】 トヨタ、荒れた路面で2台がダメージ / ラリー・ポルトガル

    【WRC】 トヨタ、荒れた路面で2台がダメージ / ラリー・ポルトガル

    2018年 FIA 世界ラリー選手権 (WRC)第6戦 ラリー・ポルトガルの競技2日目デイ2が5月18日(金)にポルトガル北部マトジニョスを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合5位につけた。一方、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)は、午前中のSS(スペシャルステージ)でクルマにダメージを受け走行不可能となりリタイアとなった。ただし、ラトバラの7号車についてはサービスパークでクルマを修復し、明日のデイ3では再出走を予定している。

    ラリー・ポルトガルのデイ2は、サービスパークが置かれるマトジニョスの北側、スペイン国境に近いエリアを中心に競技が行われた。デイ1のSS1でトップタイムを記録しトップに立ったタナックは、リードをさらに拡げるべくSS2に臨んだが、高速左コーナーの途中にいくつか転がっていた岩にクルマが当たりラジエーターを破損。その結果エンジンにもダメージが及び、完全リタイアすることになった。ラトバラはSS3でやはりクルマが岩に当たりサスペンションを破損して走行不能になったが、チームはその後サービスでクルマを修復。ラリー2規定に基づき、明日のデイ3で再出走する予定となっている。

    ラッピは午前中のステージでグリップ不足に悩み総合11位となったが、日中のサービスでクルマのセットアップを改善した結果、午後の再走ステージではスピードアップに成功。ダンパーに軽微なトラブルが発生するも堅実な走行を続け、岩が転がる非常に荒れた路面で多くの選手が深刻なトラブルに見舞われる中、総合5位にポジションを上げた。

    競技3日目となる5月19日(土)のデイ3は、マトジニョスのサービスパークを中心に、東側に広がるカブレイラ山脈で6本のSSが行われる。3本のステージを日中のサービスをはさみ午前と午後で各2回走行するスケジュールで、そのうちSS12とその再走ステージであるSS15「アマランテ」は今大会最長となる全長37.6kmのロングステージ。6本のSSの合計距離は154.64km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は601.60kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今日の結果は、ラリーが、そしてモータースポーツがいかに苛酷になり得るかを示すものです。ある日は物事が非常に上手く進んだとしても、またある日は本当に厳しい状況に追い込まれます。今日は、我々にとって良き日ではありませんでしたが、それでもポジティブであり続けることが重要です。オットは極めて順調に見え、とても力強く感じられていただけに、我々はこれまで経験したことがないほど大きな失望を感じました。でも、彼は次のサルディニアで必ずや活躍してくれるはずです。ヤリ-マティの件についても、皆とても残念に思っています。今回、彼は本当にミスなく走ろうとしていたことを私は知っていました。チームは素晴らしい仕事で、明日再出走できるようにクルマを修復しました。ヤリ-マティが明日、速さを見せてくれることを期待しています。エサペッカは午前中少し苦戦していましたが、午後は調子が上がりました。午後のステージは誰にとっても非常に困難な路面コンディションでしたが、彼は荒れたステージでよく頑張ったと思います。明日の出走順は決して容易ではありませんが、いくらかポイントを獲得するチャンスはあると思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    最初のSSは少し慎重に走り過ぎたので、次のSSでは最初から攻めて行きました。5km程走ったところの左、右と連続するコーナーの途中にペースノートにも記していた岩があり、それを意図的に乗り越えたのですが、途端に右フロントサスペンションが壊れ、止まらざるを得ませんでした。チームは一生懸命クルマを修復してくれたので、明日も戦い続けることができそうです。私としてはラリーを続けることに高いモチベーションを感じています。クルマのフィーリングはとても良く、運転を楽しんでいるので、今すぐにでもドライブしたい気分です。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    今朝は本当に残念な事が起きてしまいました。最初のSSを走り出してすぐに、多くの岩が転がっている路面に遭遇しました。一体どこから出てきたのか分かりませんが、ひとつやふたつではなく、4つか5つぐらい岩があり避けることができませんでした。その結果、ラジエーターに岩が当たってダメージを受け、エンジンに問題が生じたためすぐに停止したのですが、このラリーでの修復は不可能な状態でした。我々にとっては、かなり大きな痛手です。今回は良いポジションで戦いに臨む事ができ、前戦アルゼンチンと同様とても良いフィーリングをクルマに感じてした。選手権争いにとっては大きなマイナスですが、本当にすべてが終わるまではチャンスがあるので、これからも戦い続けます。我々にはパフォーマンスがあるので、次戦サルディニアでは優勝争いに加わることが目標です。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    午前中はあまり自信を持って走ることができず、ベストな状態ではありませんでした。クルマ自体は良かったのですが、横方向のグリップが十分に感じられず、思うように攻めることができなかったのです。午後のステージは、自分のこれまでのキャリアの中でもっとも荒れた路面コンディションで、非常に多くの岩が転がっていました。しかし、日中のサービスでクルマに多くの変更を施したところ、それが奏功し午後の最初のSSではすぐにその効果が出ました。その後ダンパーに小さな問題が起こり、それをいなしながら最後まで走りましたが、それでもタイムは思ったよりも悪くありませんでした。ですから、明日は順位をさらに上げられるように頑張りたいと思います。

    ラリー・ポルトガル デイ2の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 1h37m30.7s
    2 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +17.7s
    3 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +24.3s
    4 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +34.4s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +45.8s
    6 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +48.3s
    7 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +1m18.7s
    8 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +2m27.3s
    9 ガス・グリーンスミス/クレイグ・パリー (フォード フィエスタ R5) +6m57.1s
    10 ルカス・ピエニアゼック/プシェミスワフ・マズール(シュコダ ファビア R5)+7m31.4s
    62 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +48m.48.1s
    R オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC)

  • 【WRC】 トヨタのオット・タナックが首位発進 / ラリー・ポルトガル

    【WRC】 トヨタのオット・タナックが首位発進 / ラリー・ポルトガル

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第6戦 ラリー・ポルトガルが5月17日(木)に開幕。デイ1としてポルトガル北部のロウサダでスーパーSSが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)が総合10位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が総合13位につけ、ヤリスWRCは全3台が順調なスタートを切った。

    今季ヨーロッパ初のグラベル(未舗装路)イベントとなるラリー・ポルトガルは、17日(木)の午前中に全長4.6kmのコースでシェイクダウンが行なわれ、ラトバラがトップタイムを記録した。シェイクダウンでは3名のドライバー全員がクルマのセットアップに良いフィーリングを感じ、事前のテストで決めたセットアップをほとんど変更することなく走行を終えた。その後、19時過ぎからロウサダのラリークロスコースでSS1として2台同時走行のスーパーSSが行われた。グラベルとターマック(舗装路)が入り混じる全長3.36kmのコースで、大勢の観客が見守る中タナックがベストタイムを記録。幸先の良いスタートを切った。

    競技2日目となる5月18日(金)のデイ2は、マトジニョスのサービスパークを中心に、8本のSSが行われる。そのうちSS2、3、4と、その再走ステージとなるSS5、6、7はスペイン国境に近い北部のグラベルロードが舞台となる。また、1日の終わりにはポルトの中心部で2本の市街地SSが行なわれます。8本のSSの合計距離は148.66km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は612.64kmとなる。

    トム・フォウラー(チーフ・エンジニア)
    今朝のシェイクダウンは充実した内容でした。クルマのペースはとても良く、信頼性に関する問題は何も起こらずすべてが予定通りに進みました。3人のドライバーは連続して走行し、サービスパークに戻って来た時にはデータのチェックのみを行ないました。ラリー直前のテストは非常に上手く行き、ドライバーたちはクルマのセットアップにとても自信を持っていました。そして、シェイクダウンでも変わらぬ良いフィーリングが得られたようです。ラリー・ポルトガルは、前戦ラリー・アルゼンチンとやや異なる部分もありますが、クルマのセットアップに関してはかなり似ています。ですから、ほんの僅かな変更を施すことで、アルゼンチンで示した良いパフォーマンスを再現することが可能だと思っています。また、このラリーは比較的クルマに優しい1戦だと私は考えています。チーム全員がこのラリーに自信を持っていますし、準備は万全です。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    セレモニアルスタートの段階で既に大勢の観客の姿が見えましたが、スーパーSSはまるで満席のスタジアムのようで、サッカーの試合会場にいるような雰囲気でした。ポルトガルでのラリー人気の高さを改めて感じました。スーパーSSでは最後のヘアピンで少しタイムロスをしてしまいました。何が起こったのか後で調べますが、気にはしてはいません。とても前向きな気持ちでラリーのスタートをきることができました。クルマのフィーリングは最高です。シェイクダウンではセッティングを変えることなく3回連続で走り、ファステストタイムを記録。セットアップの正しさを確信しました。自分としては、このラリーが今シーズンのターニングポイントとなることを願っています。そのためにミスのない走りをし、そしてスピードを示したいと思っています。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    ラリーのスタートに相応しい素晴らしいスーパーSSでした。全力でステージに臨み、そしてベストタイムを記録することができました。ポルトガルのステージは大勢の観客が集まるので、いつも特別な気分になります。道の両サイドは観客で埋め尽くされ、とにかくすごい盛り上がりです。朝のシェイクダウンではクルマ全体がきちんと機能していることを確認し、良いフィーリングで走ることができました。準備は万端、きっと面白い戦いになるでしょう。我々にとって最大のチャレンジは明日のデイ2です。ステージは多くの滑りやすいルーズグラベルで覆われていると予想され、我々は3番手スタートとなりますが、土曜日のデイ3で良い出走順を得るためにベストを尽くして戦います。そして、もしそれが上手く行けばデイ3以降はさらにハードに攻めることが可能になるでしょう。ポルトガルのステージは非常に高速で流れるようなコーナーが多く、我々のクルマに合っているコースだと思いますので、自信を持って戦いたいと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    スーパーSSでは、大勢の観客の前を走り最高の気分でした。今朝のシェイクダウンは非常に上手く行きました。クルマのセットアップにはとても満足しており、何も変更しませんでした。順位は7位でしたがトップタイムの選手とはたった1秒差だったので、自分にとってはこれまでのところベストなシェイクダウンになりました。ポルトガルは去年初めてWRカー(ワールドラリーカー)で出場したラリーで、今回は2度目の挑戦となりますので、去年よりもさらにハードに攻めてより良いリザルトを残したいと思います。

    ラリー・ポルトガル デイ1の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 2m34.3s
    2 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +0.4s
    3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +0.4s
    4 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +1.4s
    5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.4s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.5s
    7 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +1.6s
    8 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.6s
    9 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +1.7s
    10 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1.8s
    13 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +3.9s

  • 【WRC】 トヨタ:第6戦 ラリー・ポルトガル プレビュー

    【WRC】 トヨタ:第6戦 ラリー・ポルトガル プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、5月17日(木)から20日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦ラリー・ポルトガルに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(9号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。

    ラリー・ポルトガルは、ヨーロッパで行われる2018年シーズン最初のグラベル(未舗装路)ラリー。

    ラリーの舞台となるのはポルトガル北部で、大都市ポルトの西北に位置するマトジニョスにサービスパークが置かれる。SS(スペシャルステージ)の路面は全体的に軟らかく、道の表面は「ルーズグラベル」と呼ばれる、目の細かな砂利によって覆われている。出走順が早い選手はルーズグラベルの上を走ることになるため、タイヤが本来のグリップ性能を発揮できずタイムロスを避けることができない。やがて、数台のクルマが走行するとルーズグラベルは徐々に掃けていき、その下から比較的硬質な路面が露出するためグリップ性能が高まる。しかし、多くのマシンが走行すると深い轍(わだち)が刻まれ、地中に埋まっていた岩盤や石が掘り起こされるため、同じステージを2回目に走行する際にはパンクの危険性が高まる。

    ラリーは5月17日(木)の夕方に、ポルトガル王国発祥の地とされる古都ギマランイスでのセレモニアルスタートで開幕し、その後デイ1としてラリークロスサーキットでスーパーSS「ロウサダ」が行なわれ競技がスタート。翌日18日(金)からスペイン国境に近いサービスパークの北側エリアでデイ2として本格的なグラベルSSが始まる。3本のステージを午前と午後で各2回走行し、1日の最後にはポルト中心部で2本の市街地SSが行なわれる。 19日(土)のデイ3はサービスパークの東側カブレイラ山脈周辺で6本のSSが、最終日となる20日(日)のデイ4はサービスパークの東側で5本のSSが行なわれる。SS17とその再走ステージであるSS20「ファフェ」はビッグジャンプで知られ、毎年大勢の観客が集まる名物ステージ。また、SS20はトップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。4日間で20本のSSが行なわれ、その合計距離は358.19km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1583.08kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    アルゼンチンでの勝利により、チームは大きな自信に満ち溢れており、ラリー・ポルトガルをとても楽しみにしています。また、先週行なった事前テストも非常に上手く行き、万事順調だと思います。ポルトガルとアルゼンチンの路面コンディションは非常に似ているため、ポルトガルでも力強いパフォーマンスを発揮する自信があります。過去に私はドライバーとしてポルトガルで2回勝っていますが、ここはあまり石や岩が多くないコースのため比較的簡単で、少なくともそれほどトリッキーではないラリーだといえます。アルゼンチンもポルトガルも高速なラリーではありますが、アルゼンチンほどはドライビングの正確さが求められませんし、ポルトガルの方がより走りを楽しむことができるはずです。従って、通常であればそれほど難しいラリーではないのですが、優勝を目指して戦う以上、他のラリーと同様、挑戦しがいのある1戦となります。今回もきっと良いラリーになるだろうと私は確信しています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    私の戦いは序盤に終わってしまいましたが、それでもラリー・アルゼンティーナはポジティブな1戦でした。クルマの仕上がりは本当に素晴らしく、リタイアするまでは私自身にもスピードがありましたので、大きな自信を持ってラリー・ポルトガルに臨むことができます。我々のクルマはポルトガルでも強さを発揮する自信があります。路面がスムーズで、流れるようなコーナーがより多くあるという違いはありますが、ラリー・ポルトガルのコースは、ラリー・アルゼンティーナと非常に良く似ています。ですから、我々のクルマがポルトガルのコースに合わないようなことはあまり考えられません。先週、事前テストをポルトガルで2日間行ない、その内容にはとても満足しています。テストドライバーであるユホ・ハンニネンと一緒にテストをし、クルマにファインチューンを施したところ、非常に良いフィーリングを得ることができました。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    良いフィーリングでポルトガルを迎えることができそうです。クルマはきっと力強いパフォーマンスを示してくれるはずです。先週の事前テストではさらなる改善と、性能向上に注力しましたが、すべてがとても良好でした。ラリー・ポルトガルは私のお気に入りのラリーのひとつで、あの素晴らしい雰囲気を味わうことをいつも楽しみにしています。また、私にとっては2009年にWRCデビューを飾った思い出深いラリーでもあります。アルゼンチンと同様のパフォーマンスを発揮することが目標ですが、状況を見ながら戦いを進めていくつもりです。デイ2の金曜日は、出走順の関係で我々にとって厳しい1日となることが予想されます。自分たちよりも前に2台が走るので、その走行ライン上を走ることになるでしょうが、とにかくポルトガルは路面のルーズグラベル処理がタイムに大きな影響を及ぼすラリーです。また、選手権争いに関してもポルトガルは重要な1戦となります。アルゼンチンでは上位とのポイント差を少し縮めることができたので、ポルトガルでもそれを目標に置いて戦います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    ポルトガルは私が昨年初めてWRカー(ワールドラリーカー)をドライブしたラリーなので、ポルトガル以降のイベントは経験差による不利が少なくなるのではと期待しています。シーズンの序盤浮き沈みが大きかったのは事実ですが、それでもいくつかのラリーでは自分でも驚くほどの速さがありました。ポジティブな要素が多くありましたので、ネガティブな出来事から多くを学び、それをシーズン後半に改善の糧として活かしたいと思います。今後はWRカーでの出場経験があるラリーが続き、特にポルトガルは基本的に去年と同じ道を走るので、自分にとってはチャンスです。アルゼンチンでもクルマのセットアップに関してはかなり満足していましたが、事前テストではさらなる改善をヤリスWRCに施すことができました。ラリー本番ではラリー・アルゼンティーナの時とは違い、最初のステージから全開で行ける自信があります。

  • ニュルブルクリンク24時レース:トヨタ、SP-Proクラス1位・総合96位

    ニュルブルクリンク24時レース:トヨタ、SP-Proクラス1位・総合96位

    TOYOTA GAZOO Racingは、2018年5月10日(木)から13日(日)にかけてドイツ、ニュルブルクリンクで開催された第46回ニュルブルクリンク24時間耐久レースにLEXUS LC(56号車 : 土屋 武士/松井 孝允/蒲生 尚弥/中山 雄一)で参戦し、SP-Proクラス1位、総合96位で完走した。

    10日(木)、11日(金)に行われた予選の結果、LEXUS LCは8分34秒591を記録し、総合32位で決勝を迎えた。出走台数147台となった決勝レースは、現地時間12日(土)15時30分にスタートし、松井選手がスタートドライバーを担当。

    スタート直後に他車との接触があり、車両へのダメージが心配されたが、緊急ピットインするまでには至らず、ルーティーンのピットインで処置を実施。その後も、パワートレーン・ブレーキ・タイヤ・電気系等のトラブルが発生したが、そのたびにドライバー、メカニック、エンジニアが迅速かつ確実に対応し、クルマを再びコースに送り出した。

    13日(日)早朝6時30分以降は、大きなトラブルなく周回を重ねていき、徐々に順位を上げていった。そして、15時30分にチェッカーフラッグが振られ、LEXUS LCは、総合96位、SP-Proクラス1位で無事完走を果たした。

    今年のニュルは、初参戦のLEXUS LCには多くの試練を与えてきた。本戦までの開発テストでは発生しなかった、また想定しなかった数々のトラブルにも見舞われた。しかし、ニュルの活動の目的をチーム全員が理解し、「絶対にあきらめないこと」、「1LAPでも1メートルでも長くクルマを走らせる」という思いで、トラブルのたびにクルマをコースに戻した。

    TOYOTA GAZOO Racingは「この頑張りで得られた経験、知見、思いを「もっといいクルマづくり」に必ず繋げていきます」と語った。

    友山 茂樹 (GAZOO Racing Company President)
    何度も予定外のピットインを強いられながら、何とか24時間を走り切りって完走できたことを感謝します。ドライバー、メカニック、エンジニア、サポートスタッフがそれぞれの役割を果たし、最後の最後まであきらめずにクルマを走らせようと努力した結果だと思います。この活動を支えてくださったサプライヤー企業およびパートナー企業の皆さま、応援してくださった多くのファンの方々に心から感謝します。ここニュルブルクリンクで得られた知見や、鍛えた技術は、GRブランドの各モデルに採用されていくばかりでなく、今後トヨタ自動車が投入する市販車の数々に、必ずや活かしていきます。トヨタの「もっといいクルマづくり」と、それを支える「人づくり(人材育成)」に終わりはありません。そのためにも、これからもニュルへの挑戦を続けていきます。

  • 【WEC】 トヨタ 「最終スティントは2台が争わないことで合意していた」

    【WEC】 トヨタ 「最終スティントは2台が争わないことで合意していた」

    トヨタは、FIA 世界耐久選手権(WEC)の開幕戦スパ6時間レースで、最後のピットストップ後には2台によるバトルは許可しないことをレース前に決めていたと述べた。

    レースが残り1時間を切った時点で、トヨタ・TS050 HYBIRDの8号車をドライブしていたフェルナンド・アロンソはマイク・コンウェイがドライブする7号車に対し、約1分の差をつけていたが、残り1時間ほどで出されたセーフティカーにより、瞬く間にその差は僅か6秒まで縮められることとなった。

    フェルナンド・アロンソとマイク・コンウェイは、残り25分で最後の給油のみのピットへ向かった。その後も2台は僅差で走行を続けたが、リスクを犯すことなく、トヨタは開幕戦とスパ6時間レースを1-2フィニッシュで飾った。

    トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンは、レース前に最後のピットストップ後は2台のTS050 HYBIRDにレースを許可しないことで6名のドライバーと合意していたと述べた。

    「最後のピットストップまでレースができることで合意していた。実際、2台は最後のピットストップで揃ってコースに復帰した」とパスカル・バセロンは Autosport にコメント。

    「我々はドライバーに最終ラップで多くの緊張を生むことは望んでいないので、最後のピットストップまでしかレースができないと伝えていた」

    マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスのトヨタ・TS050 HYBIRD 8号車は、予選でトップタイムを記録していたものの、燃料流量計について予選前に申告していたものと異なるシリアルナンバーの部品が使用するというミスでペナルティを科せられ、1周遅れでピットレーンからスタートしたものの、最終的に7号車から1.444秒差でフィニッシュしている。

    最後のピットストップでは、2台の差は約1分だったが、マイク・コンウェイの7号車はノーズセクションを交換したことで、フェルナンド・アロンソの8号車と比較して10秒長くかかった。

    「ポジションを凍結する計画だったので、それによって何かが変わったわけではない」とパスカル・バセロンはコメント。

    また、パスカル・バセロンは、スパ6時間レースでは7号車の方が8号車よりも速かったと認めた。

    「ラップタイムでは0.1~2秒ほどではあるが、7号車の方がわずかに速かった」

    ドライバーのマイク・コンウェイも「7号車の方が明らかに速かった」と述べ、最後のピットストップでノーズを交換したのは空力的な不一致があったためだと説明した。

  • 【WEC】 トヨタ:波乱の開幕戦スパ6時間を1-2で制しル・マン24時間へ

    【WEC】 トヨタ:波乱の開幕戦スパ6時間を1-2で制しル・マン24時間へ

    TOYOTA GAZOO Racingは、FIA 世界耐久選手権(WEC)018年/2019年のスーパーシーズンの開幕戦となるスパ・フランコルシャン6時間レースで、1-2フィニッシュを飾った。

    TS050 HYBRID 8号車の中嶋一貴とセバスチャン・ブエミにとっては、2年連続となる勝利であり、新加入のフェルナンド・アロンソにとっては国際F3000シリーズ以来、18年ぶりでのスパでの勝利となった。

    小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの7号車は、予選時のミスにより1周遅れでのスタートを課せられたにもかかわらず、最終的には優勝した8号車に1.444秒差の2位でフィニッシュ。TOYOTA GAZOO Racingは開幕戦での1-2フィニッシュを果たした。

    この結果、トヨタはこれまで戦ってきたWECシリーズ49戦での通算17勝目を挙げると共に、昨年から引き続いての4勝目、そしてスパに於いての3勝目を挙げることとなった。TOYOTA GAZOO Racingはチーム及びドライバーズでの選手権争いをリードし、6月16日から17日にかけて行われる次戦ル・マン24時間レースに臨む。

    晴天の下で6時間のスタートが切られた決勝レースは、8号車の第一スティントを担当し、ポールポジションからスタートを切ったセバスタン・ブエミが、後続からのプレッシャーをものともせずに首位をキープ。その間に1周遅れの最後尾スタートを課せられた7号車のマイク・コンウェイも猛追を見せ、最初のピットを出た時点で6位までポジションを取り戻していた。この時点で、首位のセバスチャン・ブエミは2番手に約30秒以上の差を付けていたが、スタートから1時間経過後に出されたセーフティカーにより、このリードは、ほぼ帳消しとなってしまった。

    その約30分後、7号車はマイク・コンウェイから小林可夢偉へ、8号車はセバスチャン・ブエミからフェルナンド・アロンソへとドライバー交代。WECで初めての決勝レース走行を開始したアロンソにとっての最初の仕事は、ケメル・ストレートでGTクラス車両をかわしながら、後続に迫るライバル勢から首位の座を堅持することだった。

    フェルナンド・アロンソは、着実に走行を重ね、約1分20秒のリードを築き、次の中嶋一貴へとつないた。アロンソから8号車を託された中嶋は、シートベルトの調整のため再ピットを強いられ、ピットアウト後には1コーナーで思わぬスピンを喫し、その際後続との差を失ってしまった。

    一方、コース上で目覚ましい追い上げを見せていた7号車は、3時間を過ぎた時点で見事中2位まで浮上。ホセ・マリア・ロペスが小林可夢偉からドライバー交代する時には、首位を行く8号車に対し1分ほどの差までその差を縮めていた。

    レースが残り1時間を切った時点で、8号車のフェルナンド・アロンソはマイク・コンウェイがドライブする7号車に対し、約1分の差をつけていたが、残り1時間ほどで出されたセーフティカーにより、瞬く間にその差は僅か6秒まで縮められることとなった。

    フェルナンド・アロンソとマイク・コンウェイは、残り25分で最後の給油のみのピットへ向かった。その後も2台は僅差で走行を続けたが、リスクを犯すことなく、総距離で1,100kmを越えるレースを最後まで全開で駆け抜けチェッカーを受け、TOYOTA GAZOO Racingは新たなシーズンの開幕戦となったスパ6時間レースを1-2フィニッシュで飾った。

    TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
    決勝: 2位、 163周、ピットストップ 8回、スターティンググリッド:ピットスタート、最速ラップ(1分57秒442)

    TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
    決勝: 1位、 163周、ピットストップ 9回、スターティンググリッド:1番手、最速ラップ(1分57秒805)

    村田久武 (TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表)
    WEC第1戦スパの決勝でお見せ出来た内容にはとても満足しています。昨日の予選でのミスを挽回するためにチーム全員が頑張りました。皆の必死の努力を本当に誇りに思います。サーキットにご来場頂いた多くのファンの皆様やケルンのTMGから駆けつけてくれた社員からの暖かい応援のおかげで今日のスタッフの士気は最高でした。今日のレースを皆様に楽しんで頂ければ本当に嬉しく思います。新しいシーズンスタートに際し、素晴らしい結果になりましたが、最大の目標であるル・マン優勝に対しては、ほんの小さな成果でしかありません。ライバル勢も同じかもしれませんが、我々にも改善、改良すべき部分が多く見つかりました。ル・マンでの厳しい戦いに向けて明日からまた全力を尽くします。

    小林可夢偉(7号車)
    上位争いに復帰するのには本当に苦労しました。予選後の裁定の後、ここまで戻るまでに、全員が本当に頑張ったと思います。今日の我々のTS050 HYBRIDはとても速かったですし、それはル・マン24時間レースへ向けては、良い仕上がりにつながると思います。もちろん勝ちたかったので2位という結果は残念ですが、チームに取っては良いスタートになりました。明日からル・マンへ向けた準備が始まります。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    厳しいピットスタートでしたが、自分たちがやるべきことは分かっていました。何度かのセーフティカーやフルコースイエローにも助けられ、ライバルのLMP1カーとの順位争いに復帰することが出来ました。可夢偉とホセは今日も素晴らしい働きをしてくれました。勝てなかったのは残念ですが、1-2フィニッシュはチームにとって完璧な結果です。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    チームに取って素晴らしい結果となり満足しています。最後尾からのスタートはとても厳しかったですが、全力で最後に勝利を争えるところまで復帰出来、7号車のポテンシャルは示せたと思います。今日はバトルを楽しめました。個人的には、ようやくこの素晴らしいサーキットでレースを戦え、貴重な経験が出来ました。

    中嶋一貴(8号車)
    シーズン初戦で優勝することができて本当に嬉しいです。私の最初のスティントでは、様々なアクシデントが起こり、セーフティカーが入ったことでリードを失い、なかなか厳しい状況でした。前半は、ミスをしてしまう場面もありましたが、慌てずに、そこから自分のリズムを取り戻すことが出来ました。3スティント目はタイヤの摩耗もあって辛い状況でしたが何とか自分がすべき仕事は出来たかと思います。今後も今回のようなレースが続くと思いますので、しっかりと準備に取り組みたいと思います。何はともあれ、素晴らしいシーズンのスタートとなりました。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    とても素晴らしいシーズンのスタートが切れました。自分と一貴にとってフェルナンドと初めて一緒に戦うとても大切なレースでした。6時間の間に起こった何度かのセーフティカー導入によってリードが失われていった最終盤は見ていられないほどでした。結果的に僅差で優勝出来、チームのこれまでの頑張りに対しては感謝しきれないほどです。ただ、最大目標のル・マンに対しては序章でしかなく、これで気を抜くことなく集中していきます。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    チームとして最高の「優勝」という結果を残すことが出来て嬉しい限りです。冬の間の走行テストと共に、トヨタの東富士研究所とTMGでは全力で開発を続けてくれました。その努力に報いるためにも何としてもレースで結果を残したいと思っていました。私にとって最初の世界耐久選手権(WEC)レースで優勝できたのは例えようもなく嬉しく思います。共に戦ったセバスチャンと一貴には本当に感謝したいと思います。

    関連:【WEC】 スパ6時間レース 結果:アロンソ8号車優勝でトヨタが1-2!

  • TOYOTA GAZOO Racing:ニュルブルクリンク24時間耐久レースに挑む

    TOYOTA GAZOO Racing:ニュルブルクリンク24時間耐久レースに挑む

    TOYOTA GAZOO Racingは、2018年5月10日(木)から13日(日)にかけてドイツ、ニュルブルクリンクで開催される第46回ニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦する。なお、決勝の様子は、スポーツテレビ局「J SPORTS」及び、TOYOTA GAZOO Racing公式サイト内のYouTube Liveで配信される。

    ニュルブルクリンク24時間耐久レースは、1周25km、高低差300m、約200のコーナーを持つコースを24時間走り続けるという過酷なレース。

    「人を鍛え、クルマを鍛える」ことを目的に2007年から継続参戦しており、TOYOTA GAZOO Racingの活動の原点となる。

    この過酷な環境下で鍛えられたトヨタ社員が今後車両開発の場で「もっといいクルマづくり」を体現。更に、参戦車両となる「LEXUS LC」に将来の市販車に活かすための先行技術を投入し鍛える。

    昨年は、「LEXUS RC」1台参戦で、一昨年のリタイアの雪辱を果たすべくチーム一丸となり完走、SP-3Tクラス2位という結果を残した。

    本年は新規車両のLEXUS LCでの参戦となるが、昨年末から国内で走行テストを重ね、クルマとドライバーの声を聴きながら、課題の潰し込みを実施してきた。走行ペースが上がる分、車両にかかる負荷も増大するが、24時間走り続けることを目標に、24時間本戦に挑む。

    ■2018年ニュルブルクリンク24時間耐久レース 参戦体制
    チーム: TOYOTA GAZOO Racing
    ゼッケン: 56
    クラス: SP-Pro
    車名: LEXUS LC
     エンジン:2UR-GSE改
     駆動方式:後輪駆動
     タイヤ:ブリヂストン
    ドライバー:
     土屋武士
     松井孝允
     蒲生尚弥
     中山雄一
    チーフメカニック: 関谷利之
    エンジニアリーダー: 緒方和良

    ■土屋武士:チーフドライバー
    国内でテストを重ね、ニュルブルクリンクでも前哨戦2レースをトラブルなく走りきり、ここまでは順調に来ていますが、一方、走る度にニュルはそんなに甘くないということも痛感しています。
    まだまだ課題はたくさんありますが、一つ一つ課題をクリアしていく度に、どんどんクルマが自分たちのフィーリングに馴染んできました。本戦の24時間レースでも、もっともっとクルマと分かり合えるように、たくさん会話をしていきたいと思います。
    24時間本戦に向けて、しっかりと準備を整え、みんなで心ひとつに頑張ります。

    ■関谷利之:チーフメカニック (トヨタ自動車社員)
    国内でもテストを重ねてニュルにやってきましたが、ニュルで安全に走行するには、すべての面でクルマが 良くなければ通用しません。
    新規車両のLCでの参戦は、やはり厳しいですが、ニュルを走ることで、少しずつ改善を実感しています。
    しっかりクルマの訴えとドライバーの声を聴いて、もっと良いクルマにしていきます。
    ニュル本戦では、もっと沢山の事が起きると思いますが、まだまだ伸びしろがあります。残り限られた時間ですが、必ず課題は克服できると信じ、本戦までクルマも人ももっと鍛えて、自信を持ってスタートします。
    応援よろしくお願いします。

    ■緒方和良:エンジニアリーダー (トヨタ自動車社員)
    実際にニュルを走行すると、思いがけないトラブルも起きましたが、柔軟に対応しつつ、メカニック、エンジニアとも全力を尽くしてきました。クルマの性能が、日々進歩していることを実感しています。
    24時間本戦を必ず完走すべく、全力を尽くしていきます。

    ニュルブルクリンク24時間耐久レースの決勝レースは、全国のケーブルテレビ、BS放送で視聴可能なスポーツテレビ局「J SPORTS」で放送される。更に、TOYOTA GAZOO Racing公式サイト内にて、YouTube LiveでJ SPORTS番組の同時配信に、公式映像を交えたオリジナル映像を加えた約25時間のフルタイム配信を行う。

    ■J SPORTS番組
    出演者:
    (実況)中島秀之、サッシャ
    (解説)道上龍、吉田寿博、飯田章、服部尚貴、田中哲也
    (レポーター)脇阪寿一、井澤エイミー
    放送時間:
    【part1 START】5/12(土) 22:00~5/13(日) 5:00
    【part2 FINISH】5/13(日) 17:00~23:30
    放送チャンネル:J SPORTS 3

    ■YouTube Live配信
    配信内容:J SPORTS番組の同時配信に加え、公式映像や脇阪寿一氏による現地レポート等を配信予定。
    配信時間:日本時間5/12(土) 22:00~5/13(日) 23:30

  • 【WEC】 小林可夢偉 「正直に厳し過ぎとしか言えないペナルティ」

    【WEC】 小林可夢偉 「正直に厳し過ぎとしか言えないペナルティ」

    小林可夢偉は、FIA 世界耐久選手権(WEC)でポールポジションを獲得した後、車両規定違反で予選タイム抹消というペナルティは“厳し過ぎるとしか言えない”としつつも、“事務作業もしっかりしないと勝てない事を改め痛感した”と語った。

    トヨタ・TS050 HYBRIDの7号車は、マイク・コンウエイが1分54秒679、小林可夢偉が1分54秒488を記録し、平均タイム1分54秒583でポールポジションを獲得した。

    しかし、予選後の車検で、7号車の燃料流量計について、予選前に申告していたものと異なるシリアルナンバーの部品が使用されていたことが発覚。予選タイム抹消および1周遅れでのピットスタートとの通達がなされた。

    「WEC開幕戦、しっかり冬の間の準備のおかげ予選1位で明日に向けて好調な出だしかと思った矢先に。。 違反切符が届きました」と小林可夢偉はInstagramでコメント。

    「どうやら、FIAから配布される燃料流量計を予選前に申告しないといけないらしく、申告する時に計器に書いてあるシリアル番号を間違えてパソコンに打ち込んでしまい失格となりました」

    「速さに何も影響無いと言えど、違反は違反。 速い車、強い車を作るだけじゃ無く、事務作業もしっかりしないと勝てない事を改め痛感した日でした」

    「明日は上記の違反ペナルティーの結果ピットレーンスタートとなるのですが、ピットレーンスタートと言う事でまず、フォーメーションラップに参加出来ない結果1周遅れからの最後尾スタートになります」

    「正直に厳し過ぎとしか言えないペナルティですが、1周遅れであろうと優勝狙ってひたすら闘志燃やして明日は6時間駆け抜けます!」

    関連:【WEC】 ポール獲得のトヨタ7号車が車両規定違反で予選タイム抹消

  • 【WEC】 トヨタ:開幕戦スパ 予選レポート…アロンソ8号車がポール昇格

    【WEC】 トヨタ:開幕戦スパ 予選レポート…アロンソ8号車がポール昇格

    FIA世界耐久選手権(WEC) 2018/2019年のスーパーシーズン開幕戦となるスパ6時間レースの予選で、TOYOTA GAZOO Racingは7号車ポールポジションと8号車が2番手グリッド獲得。

    しかし、予選後の車検で7号車に予選タイム抹消および1周遅れでのピットスタートとの通達がなされ、8号車がポールポジションからスタートすることとなった。

    予定より5分遅れで開始されたLMPクラスの予選で、TOYOTA GAZOO Racingはマイク・コンウェイとフェルナンド・アロンソが最初のアタックを担当し、まずタイミングシートの1-2につけた。

    しかし、2人目のアタッカーである小林可夢偉と中嶋一貴は、他車のクラッシュの影響で40分ほどの赤旗中断を余儀なくされる。だが、小林可夢偉と中嶋一貴は集中力を途切れさせることなく、セッション再開後に好タイムをマーク。小林可夢偉が全体ベストのタイムを叩き出したことにより、2名の平均タイム1分54秒583をマークし、8号車を平均で0.379秒上回り、7号車がポールポジションを獲得。

    フェルナンド・アロンソにとって初めてのWECでの予選セッションは、中嶋一貴と共に8号車のアタックを担当し、平均で2番手タイム。2台のTS050 HYBRIDが最前列グリッドに並んで決勝レースのスタートを切ることとになると思われた。

    しかし、予選後の車検で7号車の燃料流量計について、予選前に申告していたものと異なるシリアルナンバーの部品が使用されていたことが発覚。7号車の予選タイム抹消されてピットスタートとなることで、明日の決勝レースは、中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ組のTS050 HYBRID 8号車がポールポジションからスタートを切ることとなった。

    TOYOTA GAZOO Racingがポールポジションからスタートを切るのは15度目。最前列グリッドから、昨年から続く4戦連続、通算はで17度目となる優勝を目指す。

    明日、土曜日の決勝レースではもちろん勝利が目標。明日は現地時間午後1時半(日本時間午後8時半)に6時間で争われる決勝レースのスタートが切られる。

    ドライバーコメント ※7号車の予選タイム抹消以前

    小林可夢偉(7号車)
    まずは冬のオフシーズンの間のチーム全員の頑張りに感謝します。彼らは今日もとても良い仕事をしてくれましたし、マイクも素晴らしいアタックタイムを刻んでくれました。昨年とは状況が変わっても、我々は更に強くなり、それを本日の予選でお見せすることが出来ました。今は、最も重要な明日の決勝レース向けて集中しています。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    私と可夢偉とで、素晴らしい予選タイムを刻むことが出来ました。TS050 HYBRIDは予選アタックの時もとても良いフィーリングで、それが好タイムに繋がりました。ポールポジションでポイントを獲得出来たことと、明日最前列からスタートを切れるのは素晴らしい気分です。チームメイトと常に刺激し合いながらレースに臨む中、今日は予選で1-2を獲得出来ました。明日の決勝もこの調子を維持して、優勝を目指したいと思います。

    中嶋一貴(8号車)
    自分のアタック前に赤旗による長い中断があったので、集中力を維持するのが大変でした。アタック前半での小さなミスが悔やまれるところです。車両のバランスはまずまずでしたが、明日の決勝に向けては、もう少し改善したい部分があります。特にタイヤを痛めずに長い距離を走り続けられるようにクルマを仕上げる必要があります。明日の決勝は長いですが、今日の予選結果はチームにとっては幸先よいシーズンのスタートになったのではないでしょうか。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    まずまずの予選で、アタックを楽しむことが出来ました。今日のWECの予選を経験出来でとても良かったです。自分自身は、セクター2の前半をもう少し上手くまとめられれば、もっと良いタイムを出せたかと思いますが、一貴の方はとても上手に予選アタックしてくれました。ともあれ、予選1-2の結果は、チームにとっても最高の予選と言えるのではないでしょうか。明日の決勝は6時間の長丁場ですが、しっかり上位フィニッシュを目指します。

  • 【WEC】 ポール獲得のトヨタ7号車が車両規定違反で予選タイム抹消

    【WEC】 ポール獲得のトヨタ7号車が車両規定違反で予選タイム抹消

    5月4日(金)にベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで行われたFIA 世界選手権(WEC) 開幕戦スパ6時間レースの予選において、ポールポジションを獲得した小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス組のトヨタ・TS050 HYBRID 7号車について、予選タイム抹消および1周遅れでのピットスタートとの通達がなされた。

    予選ではマイク・コンウェイと小林可夢偉がアタックを担当したトヨタ・TS050 HYBRID 7号車が、平均タイム1分54秒583でポールポジションを獲得していた。

    しかし、予選後の車検で、7号車の燃料流量計について、予選前に申告していたものと異なるシリアルナンバーの部品が使用されていたことが発覚。

    実際に使用されていた部品も、公式に校正、認証されたもので性能には一切の影響を及すことはなかったが、トヨタは「このミスに関する裁定を全面的に受け入れます。このようなミスが二度と起こらないよう、作業手順の徹底的な見直しを行います」と語った。

    7号車がピットスタートとなることで、明日の決勝レースは、中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ組のトヨタ・TS050 HYBRID 8号車がポールポジションからスタートを切ることとなった。