カテゴリー: トヨタ

  • WEC 開幕戦シルバーストン4時間 予選 | トヨタ 7号車が3年連続PP獲得

    WEC 開幕戦シルバーストン4時間 予選 | トヨタ 7号車が3年連続PP獲得

    FIA 世界耐久選手権(WEC)開幕戦シルバーストン4時間レースの予選が行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 7号車が3年連続となるポールポジションを獲得。8号車が2番手で続き、TOYOTA GAZOO Racingはシーズン開幕の4時間レースを、最前列グリッドに並んでスタートすることになった。

    暖かな気候のもと、正午過ぎから行われた予選では、マイク・コンウェイと小林可夢偉がアタックしたTS050 HYBRID 7号車が、2人の平均タイムでトップにつけ、2019-2020年シーズン開幕戦でポールポジション、及びボーナスの1ポイントを獲得、選手権をリードすることになった。

    また、後半のアタックを担当した小林可夢偉は、1分35秒992のタイムをマークし、これまでのシルバーストンにおけるLMP1クラスのコースレコードを大きく塗り替えた。

    7号車のポールポジション獲得は、前日の公式練習2回目終盤でモノコックにダメージを負い、チームメカニックによる夜を徹したシャシー交換作業の末に達成されたもので、決して順調ではなかった。

    中嶋一貴とセバスチャン・ブエミがアタックした8号車は僅差で2番手につけ、これによりTOYOTA GAZOO Racingの2台が最前列グリッドを獲得した。8号車の3人目のドライバー、ブレンドン・ハートレーは予選には出走しなかったが、明日の決勝レースでのTOYOTA GAZOO Racingデビュー戦に臨む。

    2台のTS050 HYBRIDの差は0.3秒。そして、同じLMP1クラスのライバルであるレベリオン・レーシングの1号車はポールポジションの7号車と僅か0.545秒差だった。昨年のシルバーストン戦では、ノン・ハイブリッド勢最上位とポールポジションとの差は2秒以上あったが、今年のライバル勢は大きく性能を上げ、決勝レースも接戦が予想される。

    2019-2020年のWECシーズン、全8戦の開幕戦となるシルバーストン4時間レースは、明日9月1日(日)の正午にスタートを切る。そして、世界選手権の長い戦いは、2020年6月14日に、ル・マン24時間レースのチェッカーフラッグが振られるまで続く。

    TS050 HYBRID 7号車
    (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
    公式練習3回目 : 4番手 (1分37秒981), 30周
    公式予選 : 1番手 (平均1分36秒015)

    小林可夢偉(7号車):
    まず夜を徹したハードワークで車両を修復してくれたチームに感謝します。昨日の公式練習2回目で僅かな接触があり、それ自体は大きなダメージではなかったのですが、縁石を乗り越える際に車体にダメージを追ってしまいました。昨晩のチームの素晴らしい仕事に、本当に感謝しています。予選ラップはとても上手く走れ、パフォーマンスを最大限に引きことが出来ました。TS050 HYBRIDの感触は本当に素晴らしく、ロングランのペースも良いので明日の決勝レースでも自信があります。レースで何が起こるかは誰にもわかりませんが、ベストを尽くします。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    ポールポジションを獲得出来、とても嬉しいです。満足のいくアタックラップでしたが、13コーナーで僅かにタイムロスしました。しかしながら、ポールポジション獲得には充分なタイムでした。レベリオンがどこまで迫ってきているのか分かりませんでしたが、彼らは特にセクター2と3で速く、明日の決勝レースは接戦になるでしょう。新たなコースレコードを記録した可夢偉と、夜を徹して全く新しい車両へ仕上げてくれたチームには明日の決勝レースで報いたいと思います。

    TS050 HYBRID 8号車
    (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー)
    公式練習3回目 : 1番手 (1分37秒014), 31周
    公式予選 : 2番手 (平均1分36秒315)

    中嶋一貴(8号車):
    チームにとって良い予選でした。非常に良いラップタイムを刻んだ7号車のクルーにはおめでとうと言いたいです。明日の決勝に向け、走行データから足りない点を分析し、改善します。今日の予選が早い時間から始まったので、明日の決勝レースまで24時間近くあります。勝利を目指し、出来る限りの準備をしていきます。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    チームとして予選1-2フィニッシュとなり、良かったです。また、ポールポジションを獲得した7号車を祝福します。自分のアタックには満足していますが、7号車はさらに速かったです。今は気持ちを切り替え、明日のレースでは、7号車と、さらに速さを増したレベリオンとの戦いに集中します。

    WEC 第1戦 シルバーストン4時間レース 公式予選結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 平均タイム トップとの差
    1 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1:36.015
    2 8 セバスチャン・ブエミ
    中嶋一貴
    ブレンドン・ハートレー
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1:36.315 0.300
    3 1 ブルーノ・セナ
    グスタボ・メネゼス
    ノルマン・ナト
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    1:36.560 0.545
    4 3 ナタナエル・ベルトン
    ピポ・デラーニ
    ロイック・デュバル
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    1:37.024 1.009
    5 6 マイク・シンプソン
    オリバー・ジャービス
    ガイ・スミス
    チームLNT/
    ジネッタG60-LT-P1・AER
    1:37.220 1.205
    6 5 チャーリー・ロバートソン
    ベン・ハンリー
    イゴール・オルトツェフ
    チームLNT/
    ジネッタG60-LT-P1・AER
    1:37.464 1.449
  • WEC | トヨタ 開幕戦シルバーストン4時間 公式練習初日レポート

    WEC | トヨタ 開幕戦シルバーストン4時間 公式練習初日レポート

    TOYOTA GAZOO Racing
    新たなシーズン初日を1-2で終える

    2019-2010年 FIA 世界耐久選手権(WEC)がイギリス・シルバーストンサーキットで開幕。初日は4時間レースへ向けた公式練習1回目と2回目が行われ、ディフェンディング・チャンピオンとして臨むTOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDがトップ2を占めた。

    シーズン開幕戦の初日、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスと共にTS050 HYBRID 7号車を駆る小林可夢偉が、午後の公式練習2回目序盤にマークした1分36秒847がトップタイム。セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーの8号車が0.826秒差の2番手につけた。

    7号車から1.029秒遅れとなるノン・ハイブリッドのライバル勢最速のタイムをマークしたのはレベリオン1号車。修正されたEoT(技術の均等化)により、TS050 HYBRIDは最低99kg重い重量で、1周あたり50%多く燃料使用可能なライバルたちと戦うことになる。

    シーズン開幕戦の最初のセッションでは、レベリオンの1号車がトップタイムをマークした。これは、2度のル・マン勝利を飾ったTS050 HYBRIDにとって、最後のシーズンは予選でのポールポジション争いや決勝での優勝争いが更にエキサイティングなものとなることを示している。

    日曜日の決勝レースへ向けた準備のため、チームはハイダウンフォース空力仕様のTS050 HYBRIDを、高速コーナーで知られるシルバーストン・サーキットに適応させるべく、セッティングに注力した。

    チームのエンジニアは様々な空力セッティングを試すと共に、新たに舗装され、グリップ向上により全体的にラップタイムが向上した路面におけるミシュランタイヤのデータを収集しながら、ハイブリッド・ブーストやエネルギー回生の適合を進めた。

    全てのチームは、明日土曜日の午前中の更なる1時間の公式練習を行った後に、新世代WECのグリッドを決める予選に臨み、9月1日(日)正午、4時間レースへのスタートを切る。

    TS050 HYBRID 7号車
    (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
    公式練習1回目 : 3番手 (1分39秒431), 39周
    公式練習2回目 : 1番手 (1分36秒847), 31周

    小林可夢偉(7号車):
    今日は順調にセッティングを進めました。TS050 HYBRIDの感触も良かったですが、我々は常に更なる改良を目指し、可能な限りの準備を進めています。今日は周回を重ねることにバランスも改善されました。ペースには満足しており予選が楽しみです。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    母国イギリスのファンの前で再び走ることが出来て嬉しいです。再舗装されたコースはスムーズでグリップも高く、良いレースが出来そうです。今日のタイムは接近していますし、予選も面白いことになるでしょう。私自身も楽しみですし、ファンの皆様にもこのショーを楽しんでもらえることを望んでいます。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    今日は上手く行きました。TS050 HYBRIDで再びレースの現場に戻れたことが嬉しいです。LMP1クラスでの戦いはより厳しいものになり、良いバトルが出来ると思います。我々もTS050 HYBRIDのパフォーマンスを最大限引き出すべく努力を続けて、決勝に臨む必要があるでしょう。今季を戦う新型パッケージであまりテストが出来ていないので、特に空力面で調整が必要です。

    TS050 HYBRID 8号車
    (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー)
    公式練習1回目 : 2番手 (1分39秒280), 46周
    公式練習2回目 : 2番手 (1分37秒673), 43周

    中嶋一貴(8号車):
    今日は天候がよく、安定したサーキットコンディションにより良い1日になりました。 車の仕上がりには満足しています。 ロングランのペースは良いですが、走行データをさらに調べる必要があります。全体として、シーズン初日に満足しています。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    新しく舗装されたサーキットで良い走行ができました。路面グリップが高かったです。 シルバーストンに戻り、多くの周回を重ねることができました。 シルバーストンでTS050 HYBRIDで走るのはこれが最後となるので、できる限り楽しんでいます。また日曜の決勝レースは激しい戦いになると思いますので、明日の予選は前方のグリッドからスタートできるようにプッシュします。

    ブレンドン・ハートレー(8号車):
    今日はスムーズに走行できました。 テスト内容は非常に多かったですが、大きな問題なく、とても快適に走行できました。まだ慣れるべきことがいくつかありますが、TS050 HYBRIDには適応してきているので、チームとの初戦を楽しみにしています。

    WEC 第1戦 シルバーストン4時間レース 公式練習1回目結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 ベストタイム
    1 1 ブルーノ・セナ
    グスタボ・メネゼス
    ノルマン・ナト
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    37 1:38.860
    2 8 セバスチャン・ブエミ
    中嶋一貴
    ブレンドン・ハートレー
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    46 1:39.280
    3 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    39 1:39.431
    4 3 ナタナエル・ベルトン
    ピポ・デラーニ
    ロイック・デュバル
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    35 1:39.718
    5 6 マイク・シンプソン
    オリバー・ジャービス
    ガイ・スミス
    チームLNT/
    ジネッタG60-LT-P1・AER
    27 1:40.618
    6 5 チャーリー・ロバートソン
    ベン・ハンリー
    イゴール・オルトツェフ
    チームLNT/
    ジネッタG60-LT-P1・AER
    3
    WEC 第1戦 シルバーストン4時間レース 公式練習2回目結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 ベストタイム
    1 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    31 1:36.847
    2 8 セバスチャン・ブエミ
    中嶋一貴
    ブレンドン・ハートレー
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    43 1:37.673
    3 1 ブルーノ・セナ
    グスタボ・メネゼス
    ノルマン・ナト
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    38 1:37.876
    4 3 ナタナエル・ベルトン
    ピポ・デラーニ
    ロイック・デュバル
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    40 1:38.687
    5 5 チャーリー・ロバートソン
    ベン・ハンリー
    イゴール・オルトツェフ
    チームLNT/
    ジネッタG60-LT-P1・AER
    17 1:39.600
    6 6 マイク・シンプソン
    オリバー・ジャービス
    ガイ・スミス
    チームLNT/
    ジネッタG60-LT-P1・AER
    39 1:39.894
  • トヨタとスズキ、資本提携に関する合意書を締結

    トヨタとスズキ、資本提携に関する合意書を締結

    トヨタとスズキは、自動運転分野を含めた新たなフィールドでの協力を進めていくために、両社の長期的な提携関係の構築・推進を目指すべく、資本提携に関する合意書を締結したことを発表した。

    トヨタとスズキは8月28日(木)に連名で以下のプレスリリースを発表。資本提携に関する合意書を締結したことを発表した。

    1.資本提携の目的
    両社は、2016年10月12日に業務提携に向けた検討を開始して以降、具体的内容の検討を続け、本年3月20日、トヨタが持つ強みである電動化技術とスズキが持つ強みである小型車技術を持ち寄り、商品補完を進めることに加え、商品の共同開発や生産領域での協業等に取り組むため、具体的な検討に着手することを公表しました。

    一方、自動車産業は今、環境に関わる規制強化に加え、異業種からの新規参入、モビリティビジネスの多様化など、これまでにない大きな変革期を迎えています。両社は、それぞれが得意とする技術・商品や既存の事業基盤の強化だけではなく、今まで通り競争者であり続けつつも、新たなフィールドでの協力関係を構築して深化させることにより、自動車産業を取り巻く新たな課題を克服することによって、持続的成長を実現していきたいと考えています。

    具体的には、この変革期に共に挑むべく、両社は、自動運転分野を含めた新たなフィールドでの協力を進めていくために、両社の長期的な提携関係の構築・推進を目指します。

    今回の合意書締結は、両社が真摯かつ丁寧に協議を行った成果を確認および表明するものであり、新たなフィールドにおける両社の今後の提携関係の構築・推進につながるものであると考えています。

    2.本提携の内容
    両社は、両社の長期的な提携関係の構築・推進のために、本提携に基づき、以下の内容で、相互に株式を取得する予定です。

    トヨタは、スズキが実施する第三者割当による自己株式の処分により、スズキの普通株式24,000,000株(2019年3月31日現在のスズキの発行済株式総数(自己株式を除く。)に対する所有割合4.94%(小数点第二位未満は四捨五入)、総額960億円)を取得する予定です。

    また、スズキは、市場買付により480億円相当のトヨタ株式を取得する予定です。

    これらの株式取得は、海外の競争当局の承認が得られ次第実施する予定です。

  • WEC | トヨタ 2019-2020年開幕戦 シルバーストン4時間 プレビュー

    WEC | トヨタ 2019-2020年開幕戦 シルバーストン4時間 プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing タイトル防衛に向け開幕戦シルバーストンに挑む
    TOYOTA GAZOO Racingは、シリーズチャンピオンとしてタイトル防衛を目指し、FIA世界耐久選手権(WEC)2019-2020年シーズンを戦う。この週末、イギリスで行われるシルバーストン4時間レースを皮切りに長いシーズンが始まる。

    ル・マン24時間レース2連覇を含む全8戦中7勝という強さを見せた2018-2019年スーパーシーズンを終え、TOYOTA GAZOO Racingは、歴史に名を刻んだTS050 HYBRIDにとって最後となるシーズンを迎える。

    今シーズンは、このシルバーストンを皮切りに、2020年6月13~14日の最終戦ル・マン24時間レースまで、4大陸を巡る全8戦で行われる。

    TS050 HYBRIDにとって4シーズン目、そしてラストシーズンとなる今季の開幕戦は、新たに改良が施され、先月のスペイン・バルセロナで行われたプロローグテストで披露された、ハイダウンフォース空力仕様のデビュー戦となる。

    母国レースとなるマイク・コンウェイの駆るTS050 HYBRID 7号車は、昨年と同じ小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスとのトリオでドライブ。そして8号車は、世界チャンピオンとなったセバスチャン・ブエミと中嶋一貴のコンビに、新たにブレンドン・ハートレーが加わりました。ハートレーにとっては、このシルバーストン戦がTOYOTA GAZOO Racingでの初レースとなる。

    シルバーストンは昨シーズン、TOYOTA GAZOO Racingが唯一勝利を挙げられなかったサーキット。チームは1-2でチェッカーを受けたが、縁石への乗り上げでダメージを負った車体下部がレース後の車検の車体剛性検査で不適合と判定され、2台共に失格となった。残念な結果となった昨年の雪辱を果たすべく、チームは英国伝統のサーキットに挑む。チームは2014年と2017年に、同コースでの6時間レースを制している。

    今年のシルバーストン戦は、WEC新時代の幕開けとして、新たに4時間レースとして開催される。トップクラスの車両は、1周5.901kmのサーキットを、4時間で約800km走ると予想される。そしてこの大会の勝者には、1905年に始まり、タツィオ・ヌヴォラーリやスターリング・モス、グラハム・ヒルといったレジェンドドライバー達が勝ち取ってきた伝統のRAC(英国王立自動車クラブ)ツーリストトロフィーが授与される。

    今季、2台のTS050 HYBRIDは、レベリオンとジネッタによるLMP1ノン・ハイブリッド車両からの挑戦を受ける。このライバル勢は改訂されたレギュレーションにより更なる速さを得ることとなり、最高峰クラスにおいて、より接近したバトルが期待される。開幕戦シルバーストンでは、TS050 HYBRIDの最低重量はノンターボのレベリオンよりも94kg、ターボエンジンのジネッタより85kg重く、また、レベリオンは61%、ジネッタは50%、TS050 HYBRIDよりも多くの燃料を給油1回あたり使用することが許される。

    ファンにとって初お目見えとなるWEC 2019-2020年シーズンは、30日(金)に行われる2度の90分間の練習走行セッションで開始される。翌31日(土)の練習走行と予選を経て、9月1日(日)の正午に4時間レースのスタートが切られる。

    またこの週末は、ドイツ・ケルンに本拠地を置くトヨタモータースポーツ有限会社(TMG)の社長職を8月に村田 久武より引き継いだ引地 勝義にとって、初めてのWEC戦となる。村田は今後もTOYOTA GAZOO Racing WECチームの代表及びGAZOO Racing Companyの領域長としてチームを牽引する。

    村田久武(TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表)
    TS050 HYBRIDに相応しい、有終の美を飾るための新たなシーズンが開幕します。ファンの皆様のため、エキサイティングなレースを求め、TOYOTA GAZOO RacingはACOと共に努力を続けてきました。新LMP1レギュレーションにより、シルバーストン開幕戦は接戦の厳しいレースになると思います。トラブルを出さない事が今まで以上に重要になるので、昨シーズンのル・マン最終戦を終えてからの短期間の間に、チーム一丸となってそこに集中し、この週末のために努力を重ねてきました。トラブルなく走り切り、優勝を目指します。簡単なレースになるとは思っていませんが、我々にとって新たな挑戦となる、今シーズンへの準備は万端です。

    小林可夢偉(7号車)
    新たなシーズンへ向けた準備は整っていると思います。我々のTS050 HYBRIDはプロローグテストで多くの周回をこなし、良いパフォーマンスを示せました。ライバルのノン・ハイブリッドLMP1勢の競争力は正確にはわかりませんが、接近戦になると予想していますし、我々にとっても新たな挑戦となるでしょう。もちろん我々は世界チャンピオン及びル・マンでの勝利を目指して戦います。そのために開幕戦のシルバーストンで良いスタートが切れることを全員が望んでいます。自信はあります。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    シルバーストンは私にとって特別な場所です。単に母国レースというだけでなく、コース上に高速で流れるようなコーナーが数多くあり最高です。このコースで速いラップタイムを刻めた時は素晴らしい気分です。本当に楽しいコースですが、速度差のある車両の処理は難しく、的確なタイミングを見極める必要があります。いつも大観衆が迎えてくれて、私の家族や友人も応援に来てくれます。それだけに母国での勝利を熱望しています。何度か惜しいところまではいっているので、今年こそはそれを叶えたいと思っています。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    シルバーストンで新たなシーズンの開幕を迎えるのが待ちきれません。チームは毎年進化を遂げていると思いますし、それはもちろん7号車においても間違いありません。チームクルーの信頼関係はとても強固なもので、メカニックやエンジニアとも同様です。マイクと可夢偉は本当に速いチームメイトですし、お互いにとても仲の良い友人でもあります。今季はこれまでにないほど力強いシーズンへ向けた準備が整ったと感じています。シルバーストンで勝利を挙げて最高のスタートが切れることを願っています。

    中嶋一貴(8号車)
    昨シーズンは毎レース、チームメイトとの接近戦を繰り広げ、私のキャリアの中でも最もタフなシーズンでした。今季も同じような厳しいシーズンになると予想しています。世界チャンピオンになれたことは本当に誇らしく思いますし、セバスチャン、ブレンドンと共に、今季もその座を守るべく戦います。我々全員がシルバーストンで良いシーズンスタートを切りたいと思っていますが、7号車が速いことはもちろんよく分かっていますし、ノン・ハイブリッドLMP1のライバル達も速さを増してくるはずなので、簡単にはいかないでしょう。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    世界チャンピオンとして新たなシーズンを迎えるのは最高の気分です。我々は昨年、多くの勝利を成し遂げました。そして今は、新しいシーズンの開幕戦であるシルバーストンを勝利で飾ることに集中しています。今季のLMP1のライバル達はレギュレーションの変更により更に強敵となりそうですし、接近戦が予想されます。それだけに我々も日曜日のレースを好結果で終えるために準備を整えていかなくてはなりません。

    ブレンドン・ハートレー(8号車)
    最高のレースカーであるTS050 HYBRIDの最後となるシーズンに、私の名前が車両に書かれたのを見て気分が高まっています。再びレースで戦えるのが楽しみです。私自身は、2018年のF1シーズンが終わってから多くのレースには出ていませんが、テストやシミュレータ作業など非常に忙しい日々を過ごし、感覚を保ってきました。WECでの速度差のある車両の処理のリズムなどを体で覚え直す必要はありますが、準備は出来ていますし、シルバーストンでのスタートが待ちきれません。

  • WRC | トヨタ、2017年のWRC復帰以来初の1-2-3フィニッシュを達成

    WRC | トヨタ、2017年のWRC復帰以来初の1-2-3フィニッシュを達成

    タナックがラリー・ドイチェランド三連覇を達成
    ミークは総合2位、ラトバラは総合3位で表彰台を独占

    2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリー・ドイチェランドの競技最終日デイ4が8月25日(日)にドイツ西南部のボスタルジーを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が優勝。クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合2位で、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合3位でフィニッシュし、ヤリスWRCは初めて1-2-3フィニッシュを飾った。

    最終日のデイ4は、サービスパークの北側、モーゼル河畔に広がるブドウ畑で2本のステージを各2回走行。4本のSSの合計距離は79.50kmだった。デイ3で首位タナックを筆頭に1-2-3体制を築いた3人のドライバーは、道幅が狭くツイスティなコーナーが連続するブドウ畑のステージを堅実に走行。4本のステージを問題なく走り切り、2017年のWRC復帰以来初となる1-2-3フィニッシュを達成した。タナックはラリー・ドイチェランド三連覇を飾り、今シーズン5勝目。ドライバー選手権首位の座を守り、2位の選手に対するリードを33ポイントに拡大した。また、ミークがチーム加入後初めて表彰台に立ち2位となった結果、チームは最大のマニュファクチャラーポイントを獲得。マニュファクチャラー選手権2位の座を維持し、トップのチームとの差を8ポイントに縮めた。なお、単一のマニュファクチャラーが表彰台を独占したのは、2015年のラリー・ドイチェランド以来4年ぶりだった。優勝した前戦フィンランドはチームにとってホームイベントだが、ドイツもまたヤリスWRCのエンジン開発を手がけるTMG(トヨタモータースポーツGmbH)の所在地であり、2戦連続でホームイベントに錦を飾った。

    TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムにより、今回初めてヤリスWRCでWRCに出場した勝田貴元/ダニエル・バリット組(17号車)は、最終日も安定した走りでヤリスWRCをフィニッシュに導き、初出場のラリー・ドイチェランドを総合10位で走破した。

    豊田 章男(チーム総代表)
    TOYOTA GAZOO Racing WRTの6人が揃ってドイツの表彰台に立ちました。最高の光景です! 本当はその真横に立って、ベトベトになりながらその光景の一部になりたかった…。でも、今日は最高の気分です! そして、勝田貴元がヤリスでWRCを走りきりました。これも私が見たいと願ってきた光景でした。ただ、本当に見たい光景は、TOYOTA GAZOO Racing WRTのウェアを着た彼が表彰台に立つ姿です。でも、今日は最高の気分です! 私をこんな気分にさせてくれたドライバー、コ・ドライバー達、トミ マキネン、チームメンバー、そして一緒に喜んでいただいたファンの皆さま。本当にありがとうございました。オィットとマルティン、2連勝、そしてヤリスWRCのエンジンの故郷ドイツでも勝ってくれて本当にありがとう! クリスとヤリ-マティはラリー中のインタビューで「チームのために走る! 走り切ってマニュファクチャラーポイントを獲る!」と言い続けてくれていました。「誰よりも速く走りたい」という、ドライバーなら当たり前の気持ちをコントロールし、チームのために走ってくれていたこと、心から感謝しています。本当に良いチームです。残り4戦、このチームで、このまま走りきりましょう! そして、もっと“最高の光景”をファンの皆さまに見てもらえるように引き続き頑張りましょう! ファンの皆さまも、応援よろしくお願いいたします。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    3台のヤリスWRCが1-2-3フィニッシュを飾り、信じられないような気分です。過去にも似たような状況になりかけたことはありましたが、ついに実現しました。今日は、本当に心が躍りました。この週末、我々のクルマが速かったことは確かですが、ドライバーも本当に速く、ここドイツの困難な舗装路で最高の仕事をしてくれました。舗装路でのテスト走行は非常に限られていましたが、それでもこのような素晴らしい結果を手にすることができました。それは、チームワークと共同作業の成果だといえます。今日は、チーム全員を本当に誇らしく思います。

    オィット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    チームにとって最高の結果が得られたので、今晩は盛大に祝勝会が開かれるでしょうし、ドイツのTMGを訪れる明日もきっとそうなるでしょう。今シーズンはまだ4戦残っているので、集中力を保ち続けベストを尽くして戦わなければなりません。選手権争いは依然緊迫しており、決して簡単ではないことを今週末改めて実感しました。我々は常に最速だったわけではありませんが、ライバルよりも安定していたことが勝利に繋がりました。昨日が戦いの山場であり、今日は確実に1-2-3フィニッシュするために走りました。
    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    1-2-3フィニッシュを達成し、これ以上望むべくもない完璧なリザルトになりました。クルマはパーフェクトで、問題も何も起こらず本当に良い週末でした。いくつかのステージはあまり上手く走れませんでしたが、その次のステージで挽回することができました。今朝最初のステージは少し慎重に走り過ぎましたが、もっと攻めて走った方が良いと気づき、その後は順調でした。フィンランドに続き表彰台に立つことができて、本当に嬉しく思います。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    今シーズンは少なくとも4〜5回、恐らく6回は表彰台に立てていたはずでしたが、トラブルや自分のミスで実現せず、ようやく表彰台フィニッシュを飾ることができました。表彰台に立ち、多くのポイントをトヨタにもたらし、1-2-3フィニッシュを飾るなど特別な週末になりました。チームが最大ポイントを獲得できたのは、マニュファクチャラー選手権にとって非常に重要です。週末を通してヤリスWRCのフィーリングは素晴らしく、自信を持って走ることができましたし、とてもリラックスした状態で高いスピードを維持できました。

    ラリー・ドイチェランド デイ4の結果
    1 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) 3h15m29.8s
    2 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +20.8s
    3 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +36.0s
    4 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +58.5s
    5 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m16.6s
    6 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m46.2s
    7 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +1m56.3s
    8 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +2m02.2s
    9 ガス・グリーンスミス/エリオット・エドモンドソン (フォード フィエスタWRC) +6m22.2s
    10 勝田 貴元/ダニエル・バリット (トヨタ ヤリスWRC) +8m19.2s

    次回のイベント情報
    WRC次戦は、9月12日(木)から15日(日)にかけて開催されるラリー・トルコ。トルコは昨年久しぶりにWRCのカレンダーに復帰し、地中海のリゾート、マルマリスに開催地を移した。ステージは路面に大きな石が転がる非常に荒れたグラベルで、日中は気温もかなり上昇する。そのため、昨年はWRC全戦の中でもっともクルマに厳しいサバイバルラリーとなったが、タナックが優勝し、ラトバラが2位でフィニッシュした。

  • 【速報】 トヨタ、WRCラリー・ドイチェランドで1-2-3表彰台を独占!

    【速報】 トヨタ、WRCラリー・ドイチェランドで1-2-3表彰台を独占!

    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第10戦 ラリー・ドイチェランドの競技最終日が8月25日(日)に行われ、トヨタのオット・タナックが今シーズン5勝目を挙げた。2位にはクリス・ミーク、3位はヤリ-マティ・ラトバラが入り、トヨタが表彰台を独占した。

    トヨタがWRCの表彰台を独占したのは復帰後初。86年のコートジボワール、93年のサファリに続く3回目となる。

    競技最終日となる8月25日(日)のデイ4は、サービスパークの北側、モーゼル河畔に広がるブドウ畑内のステージを各2回走行。そのうちSS17の再走ステージとなるSS19「ダオンタール2」は、トップ5タイムを記録したドライバーおよびコ・ドライバーに対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定された。4本のSSの合計距離は79.50km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は286.52km。

    最終パワーステージでオット・タナックは危なげないドライビングで8番手タイムでフィニッシュし、自身にとって通算11回目となる勝利を手にいた。クリス・ミークにとっては今季初、ヤル-マティ・ラトバラにとっては前戦フィンランドに続く今季2度目の表彰台となった。

    TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムにより、今回初めてヤリスWRCでWRCに出場した勝田貴元/ダニエル・バリット組(17号車)は10位完走。WRCのトップカテゴリーでは2006年の新井敏弘以来のドライバーズポイント獲得となった。

    WRCラリー・ドイチェランド 暫定結果
    1. オット・タナック(トヨタ・ヤリスWRC) 3:15:29.8
    2. クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC) +20.8
    3. ヤリ-マティ・トバラ(トヨタ・ヤリスWRC) +36.0
    4. ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC) +46.6
    5. ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) +58.5
    6. エサペッカ・ラッピ(シトロエンC3 WRC) +1:42.2
    7. アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC) +1:46.2
    8. セバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC) +1:56.3
    9. ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC) +6:22.2
    10. 勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) +8:19.2

  • WRC | トヨタ 第10戦 ラリー・ドイチェランド デイ3レポート

    WRC | トヨタ 第10戦 ラリー・ドイチェランド デイ3レポート

    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第10戦 ラリー・ドイチェランドの競技3日目デイ3が8月24日(土)にドイツ西南部のボスタルジーを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が首位を守った。また、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)はタナックと32.4秒差の総合2位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は総合3位に順位を上げ、トップ3をヤリスWRCが占めた。

    今大会最長のデイ3は、前半ザールラント州の2本のカントリーステージを各2回走り、その後バウムホールダー軍事演習場内で2本のステージを各2回走行。8本のSSの合計距離は157.92kmだった。デイ2で首位を守り総合2位のライバルに2.8秒差をつけたタナックは、オープニングのSS8でその差を1.5秒に縮められたが、SS9でベストタイムを記録し差を6.7秒に拡大。その後、SS12まで激しい首位争いが続いた。しかし、今大会最長となる全長41.17kmのSS13「パンツァープラッテ1」でベストタイムを記したタナックのリードは一気に拡大。首位の座を確かなものとした。また、SS13では、総合4位につけライバルと表彰台争いを続けていたミークが総合2位に、総合5位につけていたラトバラが総合3位に順位を上げた。その後ラトバラはSS14で、ミークはSS15でベストタイムを記録。チームの全選手がヤリスWRCから速さを引き出し、非常に良い形でデイ3を締めくくりった。

    TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムにより、今回初めてヤリスWRCでWRCに出場した勝田貴元/ダニエル・バリット組(17号車)は、デイ3も全てのステージを堅実に走破。SS14ではタイヤのエアー抜けに見舞われたが、落ち着いて対処し総合10位に順位を上げてデイ3を終えた。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    チーム全体にとって素晴らしい1日となりました。軍事施設内のステージは非常に重要でしたが、我々の全ドライバーは称賛に値する仕事をしました。特に、パンツァープラッテでは何も問題がなく、クルマも非常に速かったと思います。3台とも非常に良い順位につけていますし、選手権争いにとっても有利な展開です。とはいえ、明日も難しいブドウ畑のステージが続くので、最後まで気を引き締めて臨まなければなりません。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    今朝は本当に限界近くまで攻めましたが、ミスをせずクリーンな走りをすることも忘れはしませんでした。午後のバウムホールダーのステージは今年非常にトリッキーだったので、特に2走目は順位を守ることだけを考えて走りました。ステージはとても荒れていて、石が多く転がっていたので、それを全て避けるのに苦労しました。大変なプレッシャーを感じましたが、ベストを尽くし何とかクリアしました。チームとしては、戦況を上手くコントロールできていると思います。明日は全員が力を合わせて戦えば、最後までこの順位を保ち続けることができると信じています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    全体的にとても良い1日でした。今朝はブレーキングのことを気にし過ぎて少しフラストレーションが溜まりましたが、2本目のステージを走り終えた後トミから電話がかかってきて「落ち着いてリラックスして走りなさい。慌てる必要はないし、ただ運転に集中すれば良い方向に向かうから」とアドバイスされました。その後状況は少しずつ良くなり、担当エンジニアのタービのお陰もあってクルマのグリップレベルが上がり、午後はとても良いフィーリングで走れました。今、何よりも重要なのは、チームに最大ポイントをもたらせるように集中することです。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    今朝のステージはあまり良く知らなかったので、少し不安でした。それだけに、最初のステージを走り終えて総合3位のライバルと3秒差だったので安心しました。午後のパンツァープラッテは、状況が一気に変わる可能性がありましたが、良いペースで走ることができました。今晩のクルマの仕上がりは特に素晴らしく、パンツァープラッテの2回目の走行に向けてもセットアップをまったく変えませんでした。路面は少しクリーンになっていたので、1走目よりもさらにタイヤのグリップに自信を持って走れました。チームにとっては完璧な展開ですが、明日のステージは日曜日としては比較的長いので、この順位を守るため最後まで戦い続けなければなりません。

    ラリー・ドイチェランド デイ3の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) 2h27m21.9s
    2 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +32.4s
    3 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +41.8s
    4 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m10.8s
    5 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1m35.2s
    6 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m37.3s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +1m43.1s
    8 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +2m09.7s
    9 ガス・グリーンスミス/エリオット・エドモンドソン (フォード フィエスタWRC) +6m02.6s
    10 勝田 貴元/ダニエル・バリット (トヨタ ヤリスWRC) +6m57.4s

    明日のステージ情報
    競技最終日となる8月25日(日)のデイ4は、サービスパークの北側、モーゼル河畔に広がるブドウ畑内のステージを各2回走行する。そのうちSS17の再走ステージとなるSS19「ダオンタール2」は、トップ5タイムを記録したドライバーおよびコ・ドライバーに対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。4本のSSの合計距離は79.50km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は286.52kmとなる。

    注目のステージ
    SS17/19 ダオンタール 全長11.69km

    マルティン・ヤルヴェオヤ(ヤリスWRC 8号車 コ・ドライバー)
    パワーステージに指定された「ダオンタール」は、全長11.69kmと短いステージですが、挑戦し甲斐があります。ブドウ畑内の狭路はヘアピンコーナーが続き非常にツイスティですが、それだけでなく、幅が広いメインロードも途中で走るためリズム変化への対応が求められます。

  • WRC | トヨタ 第10戦 ラリー・ドイチェランド デイ2レポート

    WRC | トヨタ 第10戦 ラリー・ドイチェランド デイ2レポート

    タナックが4本のSSベストタイムで首位を堅持
    ミークは総合4位、ラトバラは総合5位につける

    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリー・ドイチェランドの競技2日目デイ2が8月23日(金)にドイツ西南部のボスタルジーを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が首位を堅持。クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)は総合4位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は総合5位につけた。

    ラリー・ドイチェランドのデイ2は、日中のサービスを挟んで3本のステージを各2回走行。その合計距離は101.42kmだった。前日夜のSS1でベストタイムを記録し首位に立ったタナックは、デイ2オープニングのSS2で総合2位に順位を落としたが、続くSS3でベストタイムを刻み首位に復帰。その後もSS4、SS6、SS7と計4本のベストタイムを記録し、激しい総合1位争いの末に、2位のライバルと2.8秒差で首位を堅持した。

    ミークとラトバラは、非常に安定した走りを続け、上位争いを展開した。午後のSS5ではミークが2番手タイムを刻むなどペースを上げ、総合3位の選手と3.5秒差の総合4位で1日を終えた。また、ラトバラもミークと2.2秒差の総合5位につけ、両選手ともに表彰台を狙える位置につけている。

    TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムにより、今回初めてヤリスWRCでWRCに出場した勝田貴元/ダニエル・バリット組(17号車)は、未知なるステージ、慣れないクルマでの難しい挑戦ながら、安定した走りを続け総合11位でデイ2を走破した。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    ラリーはまだ序盤ですが、ここまでのところ非常に順調です。オットの走りはとても素晴らしかったと思いますが、総合2位の選手も非常に速く、僅差の首位争いが終日続きました。このような状況においてミスは絶対に許されませんが、オットはとても上手くコントロールしています。クリスとヤリ-マティが表彰台を狙える位置につけているのもまた、喜ぶべきことです。彼らは自信を持ち、リラックスしているように見えます。明日はとても長い1日で、難易度が高いバウムホールダーのステージも走行します。レッキの時点で、道の表面には滑りやすい砂や砂利がこれまで以上に多く広がっていたようなので、非常にトリッキーな路面コンディションでの厳しい戦いになるでしょう。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    今日は、予想通り皆がとてもハードに攻めたので、タイム差がつきにくく大接戦でしたが、とても良い1日でした。私は、こういった緊張感のある戦いがとても好きです。午前中は、最初のコーナーからあまりリズムが良くなかったのですが、走りながら改善を続けたところ、よりスムーズで精度の高いドライビングになっていきました。そして午後は、クリーンな走りでステージを重ねることができました。無茶な走りはしませんでしたが、それでも非常にハードに限界近くまで攻め続けました。明日はきっとタフな1日になると思いますが、引き続き全力で走り続ける必要があります。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    概ね満足できる1日でした。朝から走りのフィーリングは良かったのですが、時々減速のタイミングが遅くなり、コーナーの出口でスピードが伸びないことがあるので改善の必要性を感じました。午後はクルマに調整を施したところ、かなり良い走りができました。ただミッテルモーゼルの2回目の走行は、満足できるパフォーマンスでかなり自信が高まったのですが、最後のステージでは少し攻め過ぎてしまいました。明日はいくつか良いステージがあり、特にパンツァープラッテのステージは過去10年と逆向きに走行するので、とても楽しみです。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    3秒差で表彰台を狙える位置で1日を終えることができて、とても嬉しく思います。朝は何度かステージから少しはみ出しましたが、まずまずでした。午後は、ブドウ畑のステージでは好調でしたが、最後の環状ステージでは上手く噛み合わず、午前中と同じように大きくタイムを失ってしまいました。まだ先は長く、今日は序盤に過ぎません。明日こそが重要な1日ですし、特に午後のパンツァープラッテのステージはレッキの段階で既に非常に荒れていました。良いリズムを失わず、状況を見ながら走る必要があります。

    ラリー・ドイチェランド デイ2の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) 59m12.4s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +2.8s
    3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +22.1s
    4 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +25.6s
    5 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +27.8s
    6アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +40.0s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +52.9s
    8 ガス・グリーンスミス/エリオット・エドモンドソン (フォード フィエスタWRC) +1m05.5s
    9 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m15.1s
    10 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +2m58.5s

    明日のステージ情報
    競技3日目となる8月24日(土)のデイ2は、サービスパークの東側から南側にかけてのエリアで4本のステージを各2回走行する。デイの前半はザールラント州の2本のステージを各2回走り、その後日中のサービスを経て、後半はバウムホールダー軍事演習場内で「アリーナ・パンツァープラッテ」および「パンツァープラッテ」のステージを各2回走行する。8本のSSの合計距離は157.92kmと4日間で最長。リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は505.19kmとなる。

    注目のステージ
    SS13/15 パンツァープラッテ 全長41.17km

    マルティン・ヤルヴェオヤ(ヤリスWRC 8号車 コ・ドライバー)
    「パンツァープラッテ」は、今大会最長かつもっとも難しいステージです。今年は、過去数年と逆向きに走行するステージ設定になっています。舗装路面のコンディションは一定ではなく、スムーズな路面もあれば、非常に荒れた路面もあり、リズムも頻繁に変化します。

  • WRC | トヨタ 第10戦 ラリー・ドイチェランド デイ1レポート

    WRC | トヨタ 第10戦 ラリー・ドイチェランド デイ1レポート

    ラリー・ドイチェランドがスタート 昨年優勝のタナックが総合1位に立つ
    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第10戦ラリー・ドイチェランドが8月22日(木)に開幕。ドイツ西南部のザンクト・ヴェンデル・ランドでSS1が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合5位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合6位につけた。

    ラリーのスタートに先立ち、選手達はサービスパークが置かれるボスタルジーから東に約15km離れたザンクト・ヴェンデルで、シェイクダウンを行なった。全長5.2kmのシェイクダウンは、SS1「ザンクト・ヴェンデル・ランド」と完全に同じ道を走るため、選手達にとっては本番に向けて非常に有意義な練習走行になった。

    シェイクダウンで2番手タイムを記録したタナックは、夜7時過ぎからスタートしたSS1ではベストタイムを記録。ミークは1.4秒差の5番手タイム、ラトバラは1.6秒差の6番手タイムと、順調に最初のステージを走破。上位ドライバーのタイム差は少なく、接戦のオープニングステージとなった。また、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムに参加中の勝田貴元/ダニエル・バリット組(17号車)は、今回初めてヤリスWRCでWRCに参戦。勝田にとってラリー・ドイチェランドは初めて出場するラリーだったが、首位タナックと5秒差の総合11位で初日を終えた。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今夜最初のステージを、本番前にシェイクダウンで何度も走行するなど、今日はラリードライバーにとって普通ではない1日でした。SS1でベストタイムを記録したオットにとっては、とても良いスタートとなりました。しかし、ここドイツでは普通のことですが、1日を通して全ドライバーのタイムに大きな差はありませんでした。通常このラリーでは天気の予想が非常に難しいのですが、今のところ安定しておりドライコンディションのままだと思われるので、きっと例年以上に僅差のタフな戦いになるでしょう。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    同じ道を何度も繰り返し走り、まるでサーキットでレースをしているようでした。それでも、明日以降に走るSSと共通点が多いステージだったので、フィーリングを掴む良い機会になりました。シェイクダウンは最初の走行から順調だったので、さらにより良いフィーリングを掴むため、ほんの少し調整を加えただけで済みましたし、今晩のSS1では良い走りができました。明日の朝は、先頭走者としてクリーンな路面を走れるので少し有利だと思いますし、そのアドバンテージを活かすつもりです。通常、ドイツではタイム差がつきにくいので、スタート直後からハードに攻める必要があります。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    グラベルのラリーがしばらく続いた後、ターマックステージを走る時は、常にいろいろな調整が必要です。しかし、今朝のシェイクダウンで最初の2回の走行は、非常に良いフィーリングでした。その後、リヤデフのセッティングを少し変更したのですが、あまり良いフィーリングではなく、今晩最初のステージに向けてセッティングを元に戻しました。SS1はかなり気をつけて走り、タイムも悪くありませんでした。前戦フィンランドに続く良い結果を期待していますし、もし今回もトップ3でフィニッシュできれば完璧です。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    シェイクダウンと最初のステージで同じ道を走るのは、ユニークな試みだと思いました。以前に走ったことがない道だったので、シェイクダウンの最後まで走行を続け、本番である夜のステージに向けてリズムを体に覚え込ませようとしました。クルマのフィーリングは非常に良く、タイム差も僅かでした。自分はドイツでいつも速かったと思いますし、ここまでのところ舗装路でのヤリスWRCのドライビングをエンジョイしているので、明日以降が楽しみです。ミスなくラリーを戦うことができれば、きっと充分なポイントを獲得できるでしょう。

    ラリー・ドイチェランド デイ1の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) 2m39.4s
    2 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +0.8s
    3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +0.9s
    4 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1.0s
    5 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +1.4s
    6 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +1.6s
    7 テーム・スニネン/ヤルモ・レーティネン (フォード フィエスタ WRC) +1.9s
    8 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +1.9s
    9 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2.5s
    10 ガス・グリーンスミス/エリオット・エドモンドソン (フォード フィエスタWRC) +3.0s

    明日のステージ情報
    競技2日目となる8月23日(金)のデイ2は、サービスパークの西側で3本のステージを各2回走行する。SS2/5「シュタイン・ウント・ヴァイン」と、SS3/6「ミッテルモーゼル」は、モーゼル河畔に広がるブドウ畑の狭くツイスティな道が中心のステージ。また、SS4/7「ヴァーデン・ヴァイスキルヘン」は、開けた農場内の道を走行する環状ステージ。6本のSSの合計距離は101.42km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は403.8kmとなる。

    注目のステージ
    SS3/6 ミッテルモーゼル 全長22.00km

    マルティン・ヤルヴェオヤ(ヤリスWRC 8号車 コ・ドライバー)
    「ミッテルモーゼル」は、ブドウ畑の中を走る、ラリー・ドイチェランドの定番ステージです。ブドウ畑内の道はヘアピンコーナーが続きますが、それだけでなく非常にハイスピードなセクションもあります。また、ステージの最後には森の中の道も走るなど、頻繁にリズムが変化するのが特徴です。

  • フェルナンド・アロンソ、トヨタとダカール・ラリー参戦に向けて始動

    フェルナンド・アロンソ、トヨタとダカール・ラリー参戦に向けて始動

    フェルナンド・アロンソは、ダカールラリー2020参戦にむけてトヨタと準備を開始。今後数か月に渡り協力を続け、ダカールラリー2020参戦予定のハイラックスで一連の走行テストを行っていく。

    自身の比類なきモータースポーツキャリアをさらに広げるための新たなチャレンジとして、フェルナンド・アロンソは今後5か月間、TOYOTA GAZOO Racingのダカールラリーチームと連携し、過酷なラリーレイドに慣れるため、ヨーロッパ、アフリカ、中東でハイラックスでの走行トレーニングプログラムを実施していく。

    ル・マン24時間レースで2度優勝し、FIA世界耐久選手権(WEC)の現チャンピオンであり、F1の世界チャンピオンを2度獲得、またデイトナ24時間レースでも優勝したフェルナド・アロンソは、モータースポーツの中でも最も過酷なカテゴリーの一つであるダカールラリーに挑むためのオフロードドライビングスキルの向上を図る。

    8月20日から23日にかけてアフリカ南部の砂漠でテストを続け、9月13日から14日に開催される南アフリカのクロスカントリーシリーズ第5戦、2019ハリスミス400ラリーにて初の実戦に臨む。尚、極端に勝負には拘らず、実戦を通じてのテストを行うことが目的となる。

    トヨタ車はダカールラリーでワークスチームだけでなくプライベーターからも長年愛用されており、今年初めに行われたダカールラリー2019では4輪部門の合計エントリー数の4分の1以上を占めた。また、カタール出身の前オリンピック選手であり、ラリーレイドの伝説的存在でもあるナッサー・アルーアティヤが駆ったハイラックスがTOYOTA GAZOO Racingに初のダカールラリー総合優勝をもたらした。

    1978年に始まったダカールラリーは、南米に開催地が移り10年の素晴らしい時を過ごした。そして、2020年はサウジアラビアに開催地が移り、新たな開幕を迎える。

    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racingと一緒に、また新たな冒険を続けられることを本当に楽しみにしています。2017年11月にトヨタのクルマを初めて運転して以来、2018-2019 WECスーパーシーズンでル・マン24時間レース2連覇、チームチャンピオンの獲得、更にチームメイトのセバスチャンと一貴と共にドライバーズタイトルを獲得することができました。今年初めにオフロードラリーの体験をして、ラリーカーに長く乗っていたい気持ちが残りました。サーキットレースとは全く異なることは分かっていましたが、前回のハイラックスでの走行テストは非常に有意義な経験でした。走行を重ねるごとに自信を持てるようになり、改善することができました。今後数か月間の走行トレーニングで、ハイラックスのことをさらに知り、チームと協力していけることを本当に楽しみにしています。私は様々なモータースポーツのカテゴリーで、常に新しい挑戦に挑んでいきたいと思っていて、今はそれを叶えてくれる素晴らしいチームにいると思っています。

    グリン・ホール(チーム代表)
    今年3月、ダカールラリーで優勝したハイラックスでフェルナンドと南アフリカでの2日間の走行テストを行いました。チームとフェルナンドにとって貴重な経験となりました。フェルナンドは、テストの間、十分に楽しんだだけでなく、ハンドルを握るたび、車に順応し、自らの走行を改善していきました。これはフェルナンドが前回のテストに対して、準備万端で臨み、またラリーに必要なことを吸収していった結果の現れです。ラリーレイドはフェルナンドにとって新しく、彼がこの挑戦に臨めるスキルと精神力を持っていると確信しており、また、ダカールラリー2019で総合優勝した我々は、フェルナンドと協力し、今後数か月に渡るラリーという競争の中での自信も築いていくことができると強く思っています。