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  • トヨタ、新型GR86を世界初公開…SUBARUと切磋琢磨して進化

    トヨタ、新型GR86を世界初公開…SUBARUと切磋琢磨して進化

    トヨタは4月5日(月)、SUBARUとのオンライン合同イベントにて、新型『GR86』を世界初披露した。新型GR86は、GRスープラ、GRヤリスに続く、TOYOTA GAZOO Racingが展開するスポーツカーシリーズ「GR」のグローバルモデル第3弾であり、日本での販売は2021年秋頃を予定している。

    初代86は、「スポーツカーを持つ夢や、走る楽しさをお客様にお届けしたい」という思いから、ドライバーの感覚ひとつで思いのままに取りまわせる「手の内感」や「操る楽しさ」を体感できる「直感ハンドリングFR」をコンセプトに、2012年に誕生した。

    以来、ラリーやワンメイクレース、ジムカーナ、ダートトライアルといった様々な参加型モータースポーツのベース車としてのほか、カスタマイズしてオンリーワンの86を楽しむなど、世界で累計20万台を超える86が、「ドライバーの相棒のようなクルマ」として活躍している。

    今回のSUBARUとTOYOTA GAZOO Racingによる「SUBARU BRZ」「GR86」共同開発の特徴として、クルマのベースを共有しながらも、それぞれの個性を引き出した「異なる走りの味」を持たせることに注力。BRZ開発陣と切磋琢磨しながら、「86ファンに喜んでいただける、86らしい味の進化」を追求した結果、「新型GR86」では「スポーツ性能に特化した、更なる高い次元でのダイレクトで気持ちのいい走り」を実現した。

    これは、2019年9月に合意した「新たな業務資本提携」の中で掲げた「もっといいクルマづくりへ共に取り組む」ことの具体例であり、これまでの自動車業界における協業の形に捉われない、両社にとっての「新たなチャレンジ」でもある。

    トヨタは「今後も、SUBARUとお互いの持つ強みを持ち寄り、更に関係を深めることで、『もっといいクルマづくり』の可能性を追求していきます』と語った。

    GR86の主な特徴
    1.意のままの走りのための「凝縮」と本質を極める「機能美」を追求したデザイン
    外装
    ・ベルトラインから水平に通ったフェンダートップによって、FRらしい車両姿勢を表現。水平に低く通ったアンダーボディとキャビン後部の絞り込みでワイドなスタンスと低重心を表現。
    ・フロントはGRブランド専用の「FUNCTIONAL MATRIX GRILL」を採用し、機能性とエモーショナルさの表現を両立しました。
    室内
    ・水平に構成されたインパネとスイッチなどの操作系を最適配置し、運転に集中できる空間を実現。
    ・メーターは7インチTFTディスプレイを採用。水平対向エンジンのピストンの動きをモチーフにしたオープニングアニメーションは、走行前の高揚感を演出。

    2.86らしさを継承しながら、進化を遂げた新採用2.4L水平対向4気筒エンジン
    「軽量コンパクトかつ低重心なエンジン」という特長はそのままに、2Lから2.4Lへの排気量アップにより動力性能を向上、0-100km/h加速性能を従来型の7.4秒から6.3秒に高めた。あわせてレスポンスを向上させ、高回転域までストレスなく伸びるフィーリングを実現。

    3.「超低重心FRパッケージ」を継承し、キビキビとした走りを進化
    ・パッケージ、サイズは従来型を継承し、ほぼそのままに。全高ならびにヒップポイントを低く抑え、更なる低重心化と回頭性の向上に寄与。86に求められる、キビキビとした走りを更に追求。
    ・ルーフパネルのアルミ材採用などによる更なる低重心化、フェンダーのアルミ材採用やフロントシート、マフラーなどの改良による軽量化にも成功。
    ・街乗りから限界走行まで、どんな速度域でも「走る楽しさ」を感じられるハンドリング性能を目指し、ボディ剛性を向上。ねじり剛性を従来型比約50%向上させることで、操縦安定性能を高めた。

    4.モータースポーツからのフィードバックを生かした空力アイテム
    モータースポーツに参戦する86に搭載される空力アイテムを採用。操舵応答性や操縦安定性を向上させるため、エアアウトレットやサイドシルスポイラーなどを織り込んだ。

    5.安全・安心なカーライフをスポーツカーでも実現
    SUBARUの運転支援システム「アイサイト」を採用(ATのみ)。通常走行における安全サポートから、衝突回避支援や衝突被害の軽減に貢献するプリクラッシュセーフティ技術、万が一事故が起きた際の救護支援、二次衝突の回避支援まで、総合的な安全技術を搭載。

    トヨタ 新型GR86トヨタ GR86

    新型GR 86(日本仕様)の主な諸元(開発目標値)

    全長[mm] 4,265
    全幅[mm] 1,775
    全高[mm] 1,310
    ホイールベース[mm] 2,575
    トレッド前[mm] 1,520
    トレッド後[mm] 1,550
    最低地上高[mm] 130
    車両重量[kg] 1,270
    エンジン 水平対向4気筒
    筒内直接+ポート燃料噴射装置<TOYOTA D-4S>
      内径×行程[mm] 94.0×86.0
      総排気量[L] 2.387
      圧縮比 12.5
    駆動方式 FR
    トランスミッション 6MTまたは6AT
    最高出力[kW(PS)/rpm] 173(235)/7,000
    最大トルク[N・m(kgf・m)/rpm] 250(25.5)/3,700
    最高回転数[rpm] 7,400
    サスペンション フロント マクファーソンストラット式
    リヤ ダブルウィッシュボーン式
    ブレーキ フロント Vディスク
    リヤ Vディスク
    タイヤ(フロント・リヤ) 215/40 R18
    燃料タンク容量[L] 50
  • F1:小林可夢偉 「トヨタのスクールで角田裕毅を指導していた」

    F1:小林可夢偉 「トヨタのスクールで角田裕毅を指導していた」

    元F1ドライバーの小林可夢偉(34歳)が、今年、F1デビューを果たした角田裕毅(20歳)とのエピソードを語った。

    先週末、角田裕毅は7年ぶりの日本人F1ドライバーとしてアルファタウリ・ホンダからF1デビューを果たし、ファイナルラップでランス・ストロール(アストンマーティンF1)をオーバーテイクしてF1バーレーンGPを9位でフィニッシュした。

    この活躍は日本のみならず海外で話題となっており、レッドブルF1の幹部たちは日本人初のF1ワールドチャンピオンも夢ではないと絶賛している。

    小林可夢偉は、鈴鹿での表彰台を含め、2009年から2014年までのF1キャリアで75戦をスタートして125ポイントを獲得。角田裕毅と同じように攻撃的なドライビングスタイルが代名詞だった。

    小林可夢偉はトヨタの契約ドライバー、角田裕毅はホンダの契約ドライバーと、一見すると接点はないように思えるが、角田裕毅は2016年に16歳で限定A級ライセンスを取得して、鈴鹿サーキットレーシングスクールのスカラシップ選考会に進む前、トヨタのスクールであるフォーミュラトヨタ・レーシングスクール(FTRS)門を叩いていたという。

    「彼がホンダのスクールに入る前、彼はトヨタのスクールに来ていて、僕は彼に指導していました」と小林可夢偉は BeyondTheGrid で角田裕毅について語った。

    「彼は14歳か15歳でした…時々彼と話をしました…彼は良い結果を出していくと思いますが、マシンやチームにどのようにフィットし、どのようにうまくマッチするかによっても異なってくると思います」

    ホンダのスカラシップ最終選考会は、現在日本のスーパーフォーミュラを戦う大湯都史樹(主席)と笹原右京(次席)が合格し、角田裕毅は落選してしまうが、校長の中嶋悟の推薦もあり2017年にSRS/コチラレーシングから全日本F4に参戦。2018年にホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)の育成ドライバーに選ばれ、全日本F4でチャンピオンを獲得。

    2019年にはレッドブルのジュニアドライバーとなり、ヨーロッパにわたってFIA-F3に参戦して9位でシーズンを終えた角田裕毅は、2020年にFIA-F2でランキング3位となってF1スーパーライセンスを獲得。2021年にF1デビューを果たすことになった。

    「彼の隣には本当にタフなドライバー(ピエール・ガスリー)がいますしね」と小林可夢偉はコメント。

    「同じマシンで互角に戦うことが重要だと思います。彼はF2では良かったですが、F3を見れば、それほど特別ではなかったので、彼が同じマシンで匹敵できれば、良い未来が待っていると思います」

    小林可夢偉は、今後のF1キャリアでは角田裕毅は浮き沈みを経験することもあると考えており、それを乗り越えるためにも優れたマネージャーが必要になると付け加えた。

    「彼がパフォーマンスを発揮することはできると思いますが、彼には非常に優れたマネージャーが必要です!」と小林可夢偉は語る。

    「将来の契約のためにですかね。確かに彼は良い結果を出すことができると思いますが、いくつかのミスもあるかもしれません。ミスをした場合、チームにそれをうまく説明してくれる誰かが必要です」

    「彼はまだ若く、モータースポーツでの経験があまりないので、彼自身を管理していくれるフィルターの役割を果たしてくれる人が必要ですし、自分の気持ちと自信を管理するのを手伝ってくれる人が必要になってくると思います」

    「彼のスピードに疑いの余地はないですし、いずれ彼は良い結果を出すでしょう。しかし、重要なのは、彼がチームに対するイメージをどのように管理するか、F1で彼の名前をどのようにブランド化するかです。これが最も重要なことだと思います。僕に言えるのはそんなところです」

  • 小林可夢偉 「トヨタがF1にもう1年残っていたら勝っていた」

    小林可夢偉 「トヨタがF1にもう1年残っていたら勝っていた」

    元F1ドライバーの小林可夢偉がトヨタF1時代を振り返り、チームはもう1年F1に残っていればレースに勝っていただろうと語った。

    2002年にF1参戦を開始したトヨタは、2009年末までに13回の表彰台を獲得した。しかし、2009年のF1アブダビGPを最後にトヨタはF1から撤退。前戦F1ブラジルGPで代役としてF1デビューを果たし、翌年のレギュラーシート昇格が期待されていた小林可夢偉はシートを失った。

    トヨタがF1から撤退しようとしていることは知っていたかと質問された小林可夢偉は「いいえ。噂があることは知っていましたが、通常、チームがすぐに辞めることはないですからね。通常はもう1年残ります」と Beyond the Grid Podcast に語った。

    「そういうわけで、それについてあまり心配していなかったので、驚きでしたね。アブダビの後に電話があり、ドイツに会議のために向かいました。てっきり2010年のオファーだと思っていました」

    「しかし、実際の会議はトヨタがF1を撤退するというものだったので、非常にショックを受けました」

    翌シーズン、ペドロ・デ・ラ・ロサはピレリのF1テスト業務の一環としてトヨタが使うはずだったシャシーを使用し、非常に感銘を受けた。

    小林可夢偉は、舞台裏で行われている作業と技術を見て、トヨタがF1に滞在していれば、2010年にレースに勝っていただろうと語った。

    「彼らがどのようなテクノロジーを持っているかを知っていました。正直なところ、もう1年いれば、彼らは勝つと確信していました」と小林可夢偉は語った。

    「エンジンはすでに30~40馬力をアップデートできることを知っていました。それにすでにそのスポードの一定量を引き出すことができていました」

    「彼らはドラッグを減らし、最高速度を上げることができていました。彼らはすでにマシンにブロウン・ディフューザーを持っていましたし、彼らは彼らが持っていたものより技術的にもはるかに進んでいたと思います」

    「2010年に、マニュファクチャラーたちはブロウン・ディフューザーに取り組み始めましたが、トヨタはすでにそれだけでなく、いくつかの追加のものさえ持っていました」

    「テクノロジーに関して、彼らは本当に優れていたので、残念でした」

  • トヨタ:WRC 第2戦 豊田章男チームオーナー コメント

    トヨタ:WRC 第2戦 豊田章男チームオーナー コメント

    豊田 章男(チームオーナー)
    チームのみんな、雪の中のラリーフィンランドおつかれさまでした。

    カッレ、ヨンネ、2位獲得、パワーステージ1位獲得、そして、選手権ポイント首位おめでとう!エルフィン、スコットも5位でポイントを獲得してくれました。その仕事のおかげで、チームとしても首位キープができています。ありがとう!

    今回は我々の地元フィンランドでの戦いでした。雪道のラリーがスウェーデンからフィンランドに移り、1つ増えたホームラリーで、チームは、なんとしても勝ちたいと思っていたはずです。ですので、ラリー直後に、チームから私に送られてきたメールの一言目は 「優勝を逃してすみません」でした
    。
    途中でデイリタイアを喫したセブも、一番悔しいのは自分であるはずなのに、コースオフしてチームに戻ってきた時の一言目は「申し訳ない」だったそうです。
    本当に良いチームと戦えていると思います。チームのみんなに「ありがとう」と、こちらからは返しました。

    改めて言いますが、みんなありがとう!

    今回のラリーは、チームとしては、決してベストコンディションではありませんでした。しかしチームは、起きた事に対して、すぐに優先順位を考えた行動をしてくれました。6位入賞の貴元も含め、こんなコンディションの中でのこの結果には感謝しかありません。

    今シーズンは安全第一に加えて、健康第一も求められます。フィンランドでも3月からロックダウンが始まると聞きました。 健康に留意しながら「もっといいクルマづくり」、そして、「チャンピオン獲得」を目指していきましょう。

    まずは来月のクロアチア戦に向けて、準備を進めてください。5ヶ月後には、もう一度、フィンランドでのホームラリーがあります。8月1日のフィンランドは、またあの場所でチーム全員が笑顔でヤリスを囲むことを願っています。そこには私も、また笑顔で、シャンパンでベタベタになりながら立っていたいと思います。

    ファンの皆さまも健康第一で過ごしながら、引き続きTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの応援をよろしくお願いします。

  • トヨタ:WRC 第2戦アークティック・ラリー・フィンランド デイ3 レポート

    トヨタ:WRC 第2戦アークティック・ラリー・フィンランド デイ3 レポート

    2月28日(日)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦アークティック・ラリー・フィンランドの最終日デイ3が、フィンランド北部ロヴァニエミの南側エリアで行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(ヤリスWRC 69号車)が総合2位で、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合5位で、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)が総合20位でフィニッシュ。20才のロバンペラは史上最年少記録でドライバー選手権のトップに立ち、チームはマニュファクチャラー選手権で首位を守った。

    競技3日目のデイ3は、サービスパークの南側に展開する全長22.47kmの「アイッタヤルヴィ」を、サービスを挟むことなく2回走行する、2本計44.94kmのステージで戦われた。デイ2終了時点で首位と24.1秒差、総合3位のライバルと1.8秒差の総合2位につけたロバンペラは、デイ3オープニングのSS9で2番手タイムを記録。その再走ステージとなる最終のSS10ではベストタイムをマークし、僅差で迫っていた総合3位のライバルを抑えきることに成功。これまでの自己最高位だった昨年のラリー・スウェーデンでの総合3位を上回る、総合2位でフィニッシュした。最終のSS10は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに対し、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されており、ベストタイムで最大ボーナスの5ポイントを獲得したロバンペラは、ドライバー選手権で初めて首位に立った。

    総合5位でデイ3に臨んだエバンスは、10.1秒先行する総合4位のライバルを激しくチャージ。SS9では今大会2回目となるベストタイムを記録し、差を3.6秒に縮めました。しかし、最終のパワーステージでは6番手タイムに留まり、逆転には至らず総合5位でフィニッシュ。エバンスとロバンペラが獲得したポイントにより、チームはマニュファクチャラー選手権首位の座を守った。

    デイ2の最終ステージでデイリタイアとなったオジエは、デイ3で再出走。不利な早い出走順での走行となったが、パワーステージでは5番手タイムを記録し、ボーナスの1ポイントを獲得した。その結果、ドライバー選手権首位の座は失ったが、エバンスと同ポイントで、2位のライバルと4ポイント差の3位につけている。なお、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより、ヤリスWRCで出場の勝田貴元は、最終のパワーステージでひとつ順位を上げ、前戦ラリー・モンテカルロに続き総合6位でフィニッシュ。2戦連続で8ポイントを獲得した。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
    最終日カッレは総合2位を守り、パワーステージを制し、彼自身とチームのために多くのポイントを獲得するなど、今回のラリーでの彼のパフォーマンスは本当に素晴らしいものでした。エルフィンは総合4位を目指して頑張りましたが、惜しくも届きませんでした。両選手権ともに首位をキープしているので満足するべきでしょうが、当然我々はさらに上の結果を狙っていました。今回はチームにとってホームラリーだったので、優勝を期待していました。今回はクルマのセットアップに少し苦労し、ドライバーはラリーを通して完全にはクルマに満足していませんでした。いくつかのステージでは速かったのですが、競争力のないステージもあったので、その理由を分析しなくてはなりません。

    セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)
    全体的に厳しい週末でした。できる限りのことはやりましたが、選手権首位でこのラリーに臨む我々にとって、厳しい戦いになることは最初からわかっていました。それでも一生懸命戦ったのですが、昨日の最終ステージでの小さなミスが大きく響き、戦いから遠ざかることになってしまいました。今日のパワーステージは、我々の出走順を考えるとあまり多くを期待できませんでした。路面には依然多くの雪がありましたが、これ以上は不可能なくらい限界ぎりぎりで走った結果、1ポイントを獲得できたのは良かったです。

    エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)
    最終日は良いスタートを切ることができました。路面のグリップは予想以上に高かったのですが、最初の数コーナー以降は走りのリズムをつかみ、良いタイムが出ました。しかし、その後のパワーステージではベストな走りをできませんでした。フィーリングは良かったのですが、タイムは狙っていたほどは良くありませんでした。正直なところ、このイベントは我々にとってベストなものではなかったと思います。最終結果には失望しています。何度か速く走れた瞬間はありましたが、上位を狙えるほどの安定性はありませんでした。

    カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)
    2位という結果には本当に満足しています。非常に困難な週末でした。とてもハードに攻めていたので適度なスピードを常に保つことはできませんでしたが、最後まで攻めの走りを続けました。パワーステージでは自分の全てを出し切って走り、それが上手くいき多くのポイントを獲得することができました。初めてドライバー選手権をリードする立場となったことを、嬉しく思います。次のイベントには新たな状況で臨むことになりますが、今までのようにペースを守り、コンスタントに走る必要があります。

    アークティック・ラリー・フィンランド デイ3の結果
    1 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) 2h03m49.6s
    2 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) +17.5s
    3 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +19.8s
    4 クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +52.6s
    5 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン(トヨタ ヤリス WRC) +1m01.5s
    6 勝田 貴元/ダニエル・バリット (トヨタ ヤリス WRC) +1m37.8s
    7 オリバー・ソルベルグ/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1m39.0s
    8 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +2m09.0s
    9 ガス・グリーンスミス/エリオット・エドモンドソン (フォード フィエスタ WRC) +3m39.4s
    10 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (フォルクスワーゲン ポロ GTI R5)+6m07.0s
    20 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) +11m06.2s
    (現地時間2月28日16時30分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)

    次回のイベント情報
    WRC次戦は、4月22日から25日にかけて開催される、第3戦「クロアチア・ラリー」です。ヨーロッパのバルカン半島の国、クロアチアは以前から熱心にWRCの誘致を進めていたが、今年初めてWRCとして行われることになった。首都ザグレブにサービスパークを置くこのイベントは、フルターマック(舗装路)ラリーとして開催される。

  • トヨタ:WRC 第2戦アークティック・ラリー・フィンランド デイ2 レポート

    トヨタ:WRC 第2戦アークティック・ラリー・フィンランド デイ2 レポート

    2月27日(土)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦アークティック・ラリー・フィンランドのデイ2が、フィンランド北部ロヴァニエミのサービスパークを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(ヤリスWRC 69号車)が総合2位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合5位につけた。なお、総合6位につけていたセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)は、最後のステージで雪壁に当たりスタック。デイリタイアとなり総合22位に順位を下げた。

    デイ2はロヴァニエミの東側エリアで3本のスノーステージを各2回走行。その合計距離は144.04kmと、全競技区間の半分以上の距離を走行する今大会最長の1日となった。デイ1で総合3位につけたロバンペラは、午前中2本目のSS4で2番手タイムを記録し総合2位にポジションアップ。その後、3番手タイムを2回、ベストタイムを1回マークして、首位と24.1秒差の総合2位で長い1日を終えた。エバンスはSS4でベストタイムを、SS5で2番手タイムを記録するなどいくつかのステージで速さを示し、総合5位の座を堅持。総合4位のライバルとは10.1秒と、タイム差はそれほど大きく開いていないため、最終日でのポジションアップを狙う。デイ1で総合9位につけたオジエは、午前中に3番手タイムを2回記録するなど着実にペースを上げ、SS7終了時点で総合6位に順位を上げていた。しかし、デイ2の最終ステージであるSS8のフィニッシュ直前でクルマの姿勢が乱れ雪壁に激突。スタック状態となりデイリタイアとなった。ただし、クルマに大きなダメージはなく、オジエは最終日のデイ3に再出走してポイント獲得を目指す。なお、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより、ヤリスWRCで出場の勝田貴元は、総合6位争いに加わりながら、総合7位の座を堅持した。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
    今日は非常に調子の良いステージもあれば、そうでもないステージもありました。それでも、カッレは僅差の2位争いをしていますし、最終日は非常に興味深い展開になると思います。明日は彼のドライビングスタイルに合ったステージだと思うので、このまま最後まで順位を守ってくれることを期待しています。エルフィンが順位を上げるのはかなり大変だと思いますが、できるだけ多くのポイントを獲得できればと思います。最後のステージでセブはクルマのリアを雪壁に当て、その反動でフロントが深い雪にはまり脱出することができませんでした。とても残念ですが、明日は再出走を予定しています。

    セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)
    スタートポジションを考えれば、最後のステージの最終コーナーまでは好調だったと思います。今朝は気温が低くタイヤのグリップは悪くなかったので、良いタイムを出すことができました。いい仕事をできていたと思いますが、モータースポーツではすべてのコーナーが重要ですし、最後まで走りきらなければ1日は終わらないのです。本当に残念でなりません。順位を上げるために努力してきたのに、それが全て水の泡になってしまいました。それでも、この先には明るい未来が広がっていると信じています。

    エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)
    今朝最初のステージはスロースタートになってしまいました。慎重になりすぎて、タイムを多く失ったことを悔しく思います。その後は少しアグレッシブに走ったのですが、それは効果がありました。しかし、残念ながら午後最初のステージで再び大きく遅れ、タイヤの摩耗と全体的なフィーリングに悩まされました。もっと上手くタイヤをマネジメントするべきでしたし、そのためにチャンスをものにすることができませんでした。明日はこの調子で頑張り続けなくてはなりません。4位のライバルとの差はそれほど大きくないので、ベストを尽くして戦います。

    カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)
    今朝はクルマのフィーリングがあまり良くありませんでしたが、ステージとステージの間に微調整を加えた結果、好転しました。その後日中のサービスではより大きなセッティング変更を施しましたが、それが上手くいったことで、午後の再走ステージではタイヤをマネジメントすることができ、全てがとても上手くいきました。ただしタイヤ選択はかなり難しく、ちょっとした賭けでした。午後2番目のステージでニュータイヤを装着したのは正しくない判断で、最後のステージではタイムをかなり失いました。明日のデイ3をどのように戦うか、迷いはありません。プッシュし続け、できる限り速く走るだけです。

    アークティック・ラリー・フィンランド デイ2の結果
    1 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) 1h43m32.1s
    2 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) +24.1s
    3 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +25.9s
    4 クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +53.4s
    5 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン(トヨタ ヤリス WRC) +1m03.5s
    6 オリバー・ソルベルグ/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1m26.8s
    7 勝田 貴元/ダニエル・バリット (トヨタ ヤリス WRC) +1m34.4s
    8 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +1m49.3s
    9 ガス・グリーンスミス/エリオット・エドモンドソン (フォード フィエスタ WRC) +3m01.8s
    10 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (フォルクスワーゲン ポロ GTI R5)+4m48.8s
    22 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) +11m04.5s
    (現地時間2月27日21時30分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)

    明日のステージ情報
    競技最終日となる2月28日(日)のデイ3は、サービスパークの南側に展開する全長22.47kmのステージ「アイッタヤルヴィ」を、サービスを挟むことなく2回走行します。そのうち、2回目のSS10は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーチームにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。2本のSSの合計距離は44.94km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は126.17kmとなる。

  • トヨタ:WRC 第2戦アークティック・ラリー・フィンランド デイ1 レポート

    トヨタ:WRC 第2戦アークティック・ラリー・フィンランド デイ1 レポート

    2月26日(金)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦アークティック・ラリー・フィンランドが、フィンランド北部のロヴァニエミで開幕。積雪路で2本のステージが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(ヤリスWRC 69号車)が総合3位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合5位に、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)が総合9位につけた。

    WRC第2戦として当初予定されていたラリー・スウェーデンが新型コロナウイルスの影響により中止となり、代替のスノーイベントとして、アークティック・ラリー・フィンランドがWRCとして初めて開催されることになった。ラリーのサービスパークが置かれるロヴァニエミは北緯66度33分と北極圏の入り口にあり、森林地帯に展開するステージは降り積もった雪によりラリーにとって理想的なスノーコンディションになった。

    金曜日は午前中にシェイクダウンが行われ、午後から競技がスタート。ロヴァニエミから約80km東に離れた森林地帯で、今大会最長のステージとなる全長31.05kmの「サリオヤルヴィ」を2回走行した。午後3時過ぎにスタートした1本目のステージで、ロバンペラは途中まで誰よりも速いペースで走行していたが、ジャンクションでコーナリングラインがワイドに膨らんで雪壁にはまりタイムロス。それでも3番手タイムを記録した。そして、午後6時半過ぎに暗闇の中で始まった2本目のステージでは2番手タイムを刻み、首位と20.4秒差の総合3位で初日を走りきった。

    開幕戦ラリー・モンテカルロで優勝し、ドライバー選手権のリーダーとしてステージに1番手で出走したオジエと、選手権2位につけ2番手で出走したエバンスは、1本目のステージで路面の「雪かき役」を担うことに。軟らかい雪に覆われた路面でタイヤのグリップを十分に得られず、エバンスは2ステージ連続の5番手タイムで総合5位に留まり、オジエはさらに大きく遅れ総合9位で1日を終えた。しかし、出走順がデイ1よりも後方となるデイ2は、全ステージの合計距離の半分以上を占めるため、両選手には挽回のチャンスが十分にある。なお、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより、ヤリスWRCで出場の勝田貴元は、トップと38.8秒差の総合7位につけている。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
    期待していたようなスタートにはなりませんでした。今日は気象条件が我々にとって少し不利に働いてしまったようです。気温が0度を超えると路面の雪がかなり柔らかくなり、そうなると遅いスタート順で幅広くラインが刻まれた道を走る方が、より高いグリップを得られるからです。もし、今日よりも10度くらい低いフィンランド北部の本来あるべき気温だったならば、出走順が早かったとしても、これほどタイムロスしなかったと思います。セブとエルフィンはそのような理由でタイムを失ってしまったのです。カッレは不運にも雪壁に当たってしまいましたが、スピードはかなりありました。明日は、今大会もっとも重要な1日です。新しいステージもあり、通常よりもタイム差がつきやすいと考えられるので、我々にはまだチャンスがあると思っています。

    セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)
    とても困難な1日となり、理想的なスタートをきることができませんでした。今晩は、もう少しトップに近い位置につけたかったというのが本音です。ドライビングについては良いフィーリングでしたが、タイムは良くありませんでした。もし気温が低ければもっと良かったのかもしれませんが、残念ながら今日は今年初めてプラスの気温になってしまい、出走順が1番だった我々の助けにはなりませんでした。路面の雪はとても柔らかく、かなり不利なコンディションでの走行となり、2回目の走行でも状況は好転しませんでした。明日もトライを続け、何ができるのかを確かめたいと思います。

    エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)
    自分にとっては悪いスタートではありませんでした。たしかに出走順は早くベストな条件ではありませんでしたが、1回目のステージはクリーンに走ることができましたし、2回目も暗闇の中でそこそこの走りができたと思います。同じステージの1本目と2本目では、轍が多く刻まれ、滑りやすい雪が散らばるなど路面コンディションが大きく変わっていて、とても大変でした。今日の最大の目標は、明日の出走順を少しでも良くすることでしたが、それをひとまず達成できたので、明日はできる限り順位を上げられるように頑張りたいと思います。

    カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)
    最初のステージはハードに攻め、序盤はとても良かったのですが、ジャンクションでミスをしてラインが膨らみ、雪壁に突っ込んでしまいました。もう少しで走り抜けられたのですが、結局バックで脱出することになりました。2本目のステージは雪の下から未舗装路が露出しているようなコンディションで、強いアンダーステアを感じるなどセットアップが最適でないことは序盤からわかっていました。その結果フロントタイヤが傷み、終盤はとても苦労しました。総合3位につけているとはいえ少し残念なスタートになってしまいましたが、明日までにセットアップを改善して、戦い続けられると信じています。

    アークティック・ラリー・フィンランド デイ1の結果
    1 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) 31m50.7s
    2 クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +16.2s
    3 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) +20.4s
    4 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +29.8s
    5 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ ヤリス WRC) +32.0s
    6 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +34.5s
    7 勝田 貴元/ダニエル・バリット (トヨタ ヤリス WRC) +38.8s
    8オリバー・ソルベルグ/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +45.9s
    9 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) +49.8s
    10 ガス・グリーンスミス/エリオット・エドモンドソン (フォード フィエスタ WRC) +1m05.8s
    (現地時間2月26日21時00分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)

    明日のステージ情報
    競技2日目となる2月27日(土)のデイ2は、サービスパークの東側で3本のスノーステージを、日中のサービスを挟んで各2回走行する。6本のSSの合計距離は144.04kmと3日間で最も長く、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は455.57kmとなる。

  • トヨタ:WRC 第2戦 アークティック・ラリー・フィンランド プレビュー

    トヨタ:WRC 第2戦 アークティック・ラリー・フィンランド プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、2月26日(金)から28日(日)にかけてフィンランド北部で開催される、FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦「アークティック・ラリー・フィンランド」に、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC1号車)、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)の、3台のヤリスWRCで参戦。今回初めてWRCとして開催されるフルスノーイベントで、開幕戦ラリー・モンテカルロに続く総合優勝を目指す。

    これまで、WRCではシリーズ第2戦として「ラリー・スウェーデン」が2月に開催されてきたが、今シーズンは新型コロナウイルスの影響により残念ながら中止となり、その代替として同じくフルスノーイベントである、アークティック・ラリー・フィンランドがWRCの年間カレンダーに組み込まれた。ラリー・フィンランドは例年夏季に、チームのメインファクトリーがあるフィンランド中部ユバスキュラを中心にグラベル(未舗装路)ラリーとして行われているが、アークティック・ラリー・フィンランドは最北部ラップランドの中心都市ロヴァニエミにサービスパークを置く、全く違う地域でのラリーであり、WRCとして開催されるのは今回が初めてとなる。

    ロヴァニエミ周辺は例年積雪が非常に多いため、近年のWRCで問題となることが多い雪不足の心配はほぼなく、完全なウインターコンディションが望める。同エリアでは毎年1月に「アークティック・ラップランド・ラリー」がフィンランド国内ラリー選手権の1戦として開催されており、今大会はその国内選手権と重なるステージもあるが、新たに設けられたステージや進行方向が逆のステージもあり、完全に同じラリーではない。一部のステージは北極(アークティック)圏も走行し、それがこの大会の名の由来となっている。低い気温により路面は全面的に凍結しているが、新雪が多く積もるとそれが走行抵抗になりタイヤのグリップ力も低下するため、ステージの出走順が1番の選手は「雪かき役」を担うことになり不利になる。また、豊富な積雪によって道の両脇には高い雪壁ができ、ラリーカーは時にコーナー外側の雪壁の軟らかい部分に意図的にボディを当てながらコーナリングするなど、フルスノーラリーならではの特殊なドライビングも見られる。タイヤについては、ラリー・スウェーデンと同様トレッド面に大量の金属製スタッド(スパイク)が埋め込まれた、雪道専用のスタッドタイヤを常時装着して走行する。今シーズンよりWRCはピレリが上位カテゴリーにワンメイクタイヤを供給しているが、昨年までのミシュランとは特性が異なるため、その新しいスタッドタイヤに合ったクルマのセットアップが求められる。

    チームはシーズン開幕戦のラリー・モンテカルロでオジエが優勝。エバンスが総合2位に、ロバンペラが総合4位に入るなど理想的なスタートをきり、マニュファクチャラー選手権トップに立った。史上最多となる通算8回目のモンテカルロ優勝でドライバー選手権の首位に立ったオジエは、過去にラリー・スウェーデンで3回優勝経験があり、昨年のスウェーデンでも表彰台争いに加わり総合4位を獲得した。エバンスは昨年のスウェーデンでチーム加入後最初の勝利を手にし、その結果ヤリスWRCは2017年の参戦開始から4年間で3回目のスウェーデン優勝を達成。フルスノーラリーでのパフォーマンスを改めて証明した。また、20才のロバンペラは、WRカーによるWRC参戦2戦目だった昨年のスウェーデンで総合3位に入り、今年は自国開催のスノーラリーで昨年以上の結果を狙う。

    ラリーは26日金曜日の午前中にシェイクダウンが行われ、午後から競技がスタート。今大会最長となる全長31.05kmのステージを2回走行するが、2回目のSS2はナイトステージとなる。27日土曜日は3本のステージをロヴァニエミの「サンタ・スポーツ」でのサービスを挟んで各2回走行、最後の2本のステージは暗闇の中を走る。6本のステージの合計距離は144.04kmと3日間で最長の距離を走る1日になる。最終日の28日日曜日は全長22.47kmのステージを連続で2回走行。2回目のSS10は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。ステージは全部で10本計251.08km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は856.05kmが予定されている。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
    ラリー・モンテカルロでの素晴らしいリザルトで今シーズンのスタートをきりましたが、チームがうまく連携しながらよく機能しているのを見て本当に嬉しかったです。そして今、WRCとして初めて開催されるアークティック・ラリー・フィンランドを楽しみにしています。何年も前から、十分な積雪が保証されるこのイベントがWRCとして開催されたら、きっと素晴らしいものになるだろうと語られてきました。今年そのチャンスが突然訪れ、関係者全員の素晴らしい仕事により、短期間で実現されることになりました。真っ白な雪と太陽の光により、とてもテレビ映えのする素晴らしいラリーになると思います。ラップランドには長くて高速なコーナーが多く、自信を持てないと大幅にタイムを失ってしまうため、クルマの安定性が非常に重要です。我々にとってはホームイベントであり、ヤリスWRCはこのようなコンディションのフィンランドの道で開発されてきたので、いつもより少しプレッシャーがかかると思いますが、我々はそれに対応できると確信しています。

    セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)
    アークティック・ラリー・フィンランドの典型的なウインターコンディションは、我々がここ数年WRCで経験してきたものとは対照的なものになるでしょう。先週、ロヴァニエミの周辺でテストをした時はとても楽しく走ることができました。クルマには満足していますし、準備は整っています。ただし、このようなスノーラリーでは、初日1番手スタートとなる我々は路面コンディションに大きく左右されるため、それがどうなるのかを見守る必要があります。昨年の経験から、このようなコンディションではチームメイトとの接戦が予想されます。エルフィンは非常にモチベーションが高く、ホームイベントとして臨むカッレはそれ以上に気合いが入っているはずです。また、彼らだけでなく他のチームのライバルもそうに違いないでしょう。決して簡単ではないと思いますが、勝利に挑みたいと思います。

    エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)
    ほとんどのドライバーは、このラリーへの出場経験がないはずです。もちろん、昨年のラリー・スウェーデンと同じような結果を目指しますが、状況次第だと思います。ここ数年、路面に氷や雪が少なかったスウェーデンとはコンディションがかなり違うはずです。非常に寒い時に行なわれたテストでは、その点を考慮して作業を進めました。また、新しいピレリのタイヤにクルマのセットアップを最適化する必要もありました。ラリー・モンテカルロの時と同じように、この新しいタイヤに関する経験はありませんが、今回は選択肢がひとつしかないためよりシンプルで、集中して作業に取り組むことができました。全体的にフィーリングは良く、ラリーがとても楽しみです。

    カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)
    ラップランドでのラリーに再び参戦できるのが嬉しいです。昨年、初めて出場した時はヤリスWRCでの初ラリーでした。もちろん、その経験が少しは役に立つと思いますが、未経験のステージや、反対方向に走るステージもあるので、大きなアドバンテージにはならないでしょう。テストでは、タイヤの特性が今まで使ってきたものとは違うため、新しいタイヤに合ったセットアップを見つけることが最大の課題でしたが、フィーリングは良かったです。普段よりも少しプレッシャーを感じますが、特にフィンランドの人々が他のラリーの時以上に僕をフォローしてくれているので、ワクワクする気持ちがプレッシャーに勝っています。

  • トヨタ、2021年のWECに参戦するハイパーカー『GR010 HYBRID』を発表

    トヨタ、2021年のWECに参戦するハイパーカー『GR010 HYBRID』を発表

    トヨタは、2021年シーズンのFIA 世界耐久選手権(WEC)に参戦するル・マン・ハイパーカー「GR010 HYBRID」を発表した。

    ワールドチャンピオン獲得、そしてル・マン3連覇を成し遂げたトヨタは、新たに始まるハイパーカーカテゴリーにおいても、ライバルからタイトルを防衛すべく、昨年のル・マン24時間レースの決勝日に披露した開発中の次世代ハイパーカーと同様、TS050 HYBRIDで磨いてきたレースの為のハイブリッド技術「RACING HYBRID」を搭載したGR010 HYBRIDで参戦する。

    GR010 HYBRIDはLMHレギュレーションに則ったプロトタイプカーで、ドイツ・ケルンのチーム本拠地のエンジニアと、日本の東富士研究所に本拠を置くハイブリッドパワートレーンチームが一体となり開発した。

    GR010 HYBRIDは680PSを生み出す3.5リッターV6ツインターボエンジンで後輪を駆動し、4輪駆動のパフォーマンスを発揮させるべく、アイシンAWとDENSOが共同開発した272PSを生み出すモータージェネレーターユニット(MGU)をフロントアクスルに配置している。

    また、開発中の次世代ハイパーロードカーを彷彿とさせる印象的な外観と、レースと市販車の強いつながりを示すGRの文字をコンセプトとする新しいカラーリングを備えている。

    トヨタは、2019-20年シーズンにおいてル・マン24時間レース優勝、ワールドチャンピオンを獲得したのと同じドライバーラインナップで、参戦開始以来9シーズン目のWECを戦う。新ドライバーチャンピオンである、マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスがGR010 HYBRIDの7号車を、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーが8号車をドライブする。ニック・デ・フリーズも引き続きテスト兼リザーブドライバーとして参加する。

    チームは、新レギュレーションに対応すべく、3日間におよぶGR010 HYBRIDの集中的なテストプログラムを、既に2回実施している。

    レギュレーションに組み込まれたコスト削減の一環として、新しいGR010 HYBRIDはTS050 HYBRIDと比べて162kg重くなり、パワーが32%絞られ、ル・マンのラップタイムは10秒程度遅くなる見込み。車両の寸法は250mm長く、100mm幅が広がり、100mm高くなる。

    トヨタは、WECプロジェクト開始以来、初めてリアのモータージェネレーターユニット(MGU)を廃し、フロントアクスルにのみMGUを配置した状態で参戦する。このためGR010 HYBRIDはスターターモーターを組み込み、リアブレーキは油圧によってのみ作動する必要がある。

    GR010 HYBRIDは最先端のエアロダイナミクスが特徴で、高性能な流体力学ソフトウェアと風洞を使用し最大の効率を生み出すよう開発された。新しいレギュレーションでは、シーズン中に特定の車体パッケージを持ち込むことを禁じており、GR010 HYBRIDは、ダウンフォースが求められるサーキットに於いても、低ドラッグが要求されるサーキットに於いても、同じ仕様で戦う。

    WEC、そしてル・マンのトップカテゴリーに、初めてBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)が導入される。WECシリーズオーガナイザーがエネルギー使用量や車両重量を規定し、各社のハイパーカーの均一なパフォーマンス実現を目指して、レース毎に車両のパフォーマンスをコントロールする。

    これにより、トヨタとスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスやバイコレス、さらにLMP1カーで参戦を表明しているアルピーヌといった競合チームとの接戦が展開されることは確実。3大陸にわたる6レースを通じて開催されるWEC2021年シーズンは、3月19日のセブリング1000マイルを皮切りに、スパ6時間レース(5月1日)、そしてシリーズのハイライトであるル・マン24時間レース(6月12-13日)を迎える。さらに1992年以来となるモンツァ(7月18日)、富士スピードウェイ(9月26日)そしてバーレーン(11月20日)の6時間レースが続く。

    村田久武(TOYOTA GAZOO Racing WEC チーム代表)
    WECにとって、とても面白い時代の幕開けだと思います。新たにハイパーカークラスが生まれ、そこに参戦する新しいマニュファクチャラーと一緒に、多くのファンの方々にレースの興奮と感動を届けられると思っています。GR010 HYBRIDは、TGRにとってTS050 HYBRIDのDNAを受け継ぎ、開発中のGR Super Sport (仮称)の兄弟とも言える重要なクルマであり、お客様が将来ドライブするクルマのプレビューでもあるのです。また、GR010 HYBRIDは私たちの最先端の技術ショーケースであり、これまで耐久レースで磨き続けてきたトヨタのハイブリッド技術、パフォーマンスを最大限に注ぎ込んでいます。WEC参戦を通じて、ハイパーカー技術の理解を深め、「もっといいクルマづくり」に向け人を鍛えます。新しいライバルの参入による厳しい戦いを通じて、我々は更なる高みを目指し挑戦し続けます。応援よろしくお願いします。

    ロブ・ロイペン(チーム・ディレクター)
    東富士とケルンに本拠地を置く我々だけでなくサプライヤー様やパートナー様も含めて、この世界的に困難な状況の中で新型車両を開発することはとてつもない苦難の連続でした。そして我々はこのクルマを世界に発表することを心から嬉しく思っています。ハイパーカーカテゴリーは新しい時代の到来であり、これまでとは異なる考え方とライバルの登場を意味しており、私たちも新しいライバルとの戦いを楽しみにしています。BoPはWECシリーズにとって新しい側面のひとつですが、他のプロジェクトの経験からこのレギュレーションは速く、安定したドライバーと完璧なレース運営、そして理想的なレース戦略を強く求めるものです。これまでの9年間にわたるWEC活動によって我々は多くのことを成し遂げましたが、自己満足には陥っていません。我々は自分達の限界に挑戦し続け、テクノロジーとプロセスの両面を常に改善してきました。だからこそセブリングで行われるGR010 HYBRIDのデビュー戦を前に、残されたテストに集中的に取り組みます。新しい、エキサイティングな時代の到来をファンの皆様にお見せすることを心待ちにしています。

    パスカル・バセロン(テクニカル・ディレクター)
    新レギュレーションは公道走行に関連するWEC技術のショーケースであり、最高レベルの魅力的な競争をもたらすものです。我々は新しいライバルの参加を歓迎し、WECのエキサイティングなレースにおいて、GR010 HYBRIDで競い合うことを楽しみにしています。新規レギュレーションであるLMHでレースが行われるということは、GR010 HYBRIDがこれまでとは異なる発想で、根本的に新しく設計されたことを意味しています。一番大きな違いはハイブリッドシステムの成り立ちです。新型車はフロントにひとつの回生ブレーキを持ち、ブレーキバイワイヤシステムと連携しています。このため我々はWECプロジェクト参入以来、初めてスターターモーターと完全な油圧ブレーキシステムを採用することになりました。レギュレーションではすべてのサーキットで同じボディ形状を用いることが定められているため、新型車は広いスピードレンジにひとつのボディ形状で対応する必要があります。これらはあくまでひとつの例にすぎません。新型車の開発にはこれほど大きな違いがあり、開発においては技術的に興味深い数々の挑戦がありました。我々はこうした新機軸を実際のテストプログラムで検証している最中であり、完成する日を心待ちにしています。

    ジョン・リッチェンス(シャシー開発プロジェクトリーダー)
    GR010 HYBRIDとその前任モデルであるTS050 HYBRIDとの最大の違いは、エアロダイナミクスです。これまでは色々な部位に関してレギュレーションで規定されていましたが、LMHレギュレーションではダウンフォースと空気抵抗に関して一定のパフォーマンスウインドーが設けられています。このためボディ形状やコンセプトによってより自由な発想が可能となりました。それはGR010 HYBRIDを見ていただければ一目瞭然です。こうした原則はパワートレインに関しても適用され、パワーカーブには一定の枠が設けられていますが、設定には自由度が与えられています。我々にとって一番大きなチャレンジは5年にわたり前後にハイブリッドモーターを配置していたのをフロントひとつに変更することでした。また安全基準の変更によるハイブリッドシステムのパッケージング変更も新たな挑戦となりました。さらにGR010 HYBRIDのエンジンはTS050 HYBRIDよりパワフルです。この結果、スタイリングの変化以上にサウンドは大きく変わっています。

    マイク・コンウェイ(GR010 HYBRID #7)
    チーム全員がGR010 HYBRIDで最初のレースに臨むことに興奮しています。まったく新しいレースカーを走らせることはいつも心躍らされることであり、すべての違いに慣れ親しむのは素晴らしい挑戦です。たった数日のテストでこのクルマが素晴らしい出来栄えであり、既に慣れ親しみ始めていることに驚いています。特に将来的にロードカーへつながるレーシングカーの開発に携わることは最高の体験です。チーム全員がこのことを誇りに思い、ファンの皆様に今シーズンのレースをお見せできることを楽しみにしています。新シーズンをチャンピオンとして迎えることも気持ちいいものです。7号車のドライバーは3人ともこの事実にはっぱをかけられています。しかし、ワールドチャンピオンのタイトルを獲得しないということは、それを他の誰かに譲るということです。だからこそ私たちはチャンピオンシップの再獲得、中でも最も重要なレースであるル・マンに勝つことを見据えています。

    小林可夢偉(GR010 HYBRID #7)
    新しいプロジェクトはまさにチャレンジングです。我々は異なるタイプの車両で新しいライバルとひとつの選手権を争います。こうした新しい時代の幕開けは常に楽しみです。GR010 HYBRIDとGR Super Sport(仮称)は大いに気に入っています。ル・マンのパフォーマンスをロードカー開発に注ぎ込むというプロジェクトの一員になることは心躍ります。ドライバーがすべきことと求められることに変わりはありません。我々ドライバーは速く、そしてコンスタントに走ることで勝利を手に入れることができます。BoPを考えるとミスは許されません。個人的にはここ数年の悪運をふり払ってル・マンに勝つことが最大の目標です。7号車のメカニックもエンジニアも全員がル・マンで勝つことを心から望んでいます。

    ホセ・マリア・ロペス(GR010 HYBRID #7)
    このような新型車両を走らせるのは実に楽しいことです。GR010 HYBRIDは我々の新しい相棒であり、最初のテストを全員が心からエンジョイしました。新しいLMHの音やスタイリングにファンの皆さんが心奪われることは間違いありません。ボディのラインはきわめてクールで、V6エンジンは素晴らしいサウンドを奏でます。ドライバーとエンジニアは全員、これまでと異なるクルマの性質、特に重量とハイブリッドシステムの制御の違いに慣れる必要がありました。GR010 HYBRIDはTS050 HYBRIDと同じ精神の持ち主ですが、変更されたレギュレーションに合わせて開発されたことがわかります。我々はまだ新しいことを学んでいる最中です。最初のターゲットはセブリングですが、今年1年を通じて学習と改良を続けていくつもりです。

    セバスチャン・ブエミ(GR010 HYBRID #8)
    私たちはこの新しい時代の到来を長く待ち望んできて、ついにハイパーカーで戦うことになります。これは驚くべきことです。GR010 HYBRIDの完成に心から喜びを感じています。このクルマは素晴らしいルックスを持ち、体感からも素晴らしさがわかります。正直なところ私はこのクルマが、ドライブしてこれほど楽しいものだとは想像していませんでした。もっとGTカー的な乗り味を想像していたのです。しかし我々はLMP1の時代に多くのものを学び、それを改良して新型車に注ぎ込みました。そのためこのクルマはプロトタイプカーならではのフィーリングを持ち、これほど速いクルマを走らせることができることを心から楽しんでいます。我々は最初のレースから勝つために走る準備が整っています。LMP1を受け継ぐことは素晴らしいことですが、我々は同じことをハイパーカーの時代でも築き上げていくつもりです。

    中嶋一貴(GR010 HYBRID #8)
    技術的にもレースに対するアプローチの面でもまったく異なるWECの新時代に参加することはとてもエキサイティングなことです。新しいクルマでレースをすること、ステアリングを握って新しい感覚を得ることは、一人のドライバーとしては特別な体験です。このクルマはスタイルも良く、全開のレーススピードで駆け抜ける姿を観戦するのは壮観に違いありません。今年のシーズンはこれまでのどのシーズンよりも接戦の連続になるでしょう。ハイパーカークラスの誰もが勝利のために限界に挑みます。ドライバーだけでなくファンの皆様にとっても心躍る体験となるでしょう。これまでとは異なるアプローチでレースに臨む必要がありますが、ゴールは常に同じであり、今シーズンのターゲットは明確です。TGRにとって4回目のル・マン優勝を果たしワールドチャンピオンを獲得することです。

    ブレンドン・ハートレー(GR010 HYBRID #8)
    ファンの皆様はGR010 HYBRIDに嬉しい驚きを受けることになると思います。この車はLMP1とロードカーを合わせたようなスタイリングをしているからです。WECのレースは常に新しいテクノロジーの開発の場でした。そして今はさらにロードカーとの関係性は近づいています。GR010 HYBRIDはお客様が体感するであろうことを垣間見せてくれます。ドライビングも最高で、特にハイブリッドシステムがもたらす4WD独特の感覚はドライバーにとって素晴らしい驚きでした。大きな違いは重量の増加とパワー、そしてダウンフォースの低下ですが、それでもTS050 HYBRIDと同等のドライビングの喜びを与えてくれます。我々にとってTGRの歴史であるル・マンとWECでの勝利を重ねることが最高の喜びであり挑戦です。

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  • トヨタ、ハイパーカー車両の名称は『GR010』との報道…1月15日に発表

    トヨタ、ハイパーカー車両の名称は『GR010』との報道…1月15日に発表

    トヨタが、2021年のFIA 世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラス(LMH)に参戦する新型車両の名称は『GR010』になると複数メディアが報道。偽装されていない最初の画像が公開された。

    今年のWECでデビューする予定のこのマシンは、昨年10月に南フランスのポール・リカール・サーキットのテストで撮影されたもの。GR010ハイブリッドの完全なテクニカルパッケージは1月15日(金)に発表される予定となっている。

    『GR』というモデル名の採用は、トヨタの新しい命名方針の始まりを示している。これまでトヨタは1991年のV10エンジンのTS010から2020年マシンのTS050まで『TS』をモデル名に採用していた。

    トヨタ GR010