カテゴリー: トヨタ

  • ヤルノ・トゥルーリ、チームのミスで無駄なピットイン

    ヤルノ・トゥルーリ、チームのミスで無駄なピットイン

    トヨタのヤルノ・トゥルーリは、チームのコミュニケーションミスによる無駄なピットインにより、8位1ポイントに終わった。

    順調にいけば6位入賞のポジションを走行していたヤルノ・トゥルーリだったが、ティモ・グロックの接触により、チームのコミニュケーションが混乱。チームはトゥルーリに間違った指示をあたえ、余計なピットインを実施。結局、トゥルーリは8位でフィニッシュ。より多くのポイントを獲得するチャンスを逃した。

    ヤルノ・トゥルーリ (8位)
    「「我々は更に1ポイントを獲得したけれど、もっとポイントを獲得することができるはずだった。今日のレースは楽ではなかったけれど、すべてが順調に運び、6位入賞に向かって進んでいたんだ。そこにコミュニケーションエラーが発生し、チームは誤って私にピットに入るように指示を出してしまった。これらのことが起こったために、今日は貴重な2ポイントを手に入れることが出来なかった。それまでは厳しい週末だったけれど、我々は強い結果に向かっていたんだ。これが戦いというものなのだが、今日は、車のパッケージの最大のポテンシャルを出し切って、自分に出来る限りの最善を尽くし、可能な限りウェバーから離れないようにしていたんだ。我々は接戦しているグループの中にいる。今の勢いを維持し続けるためには、引き続き進化を押し進めていかなければならないだろう。」

  • トヨタ:スペインGP予選 トゥルーリは8番手

    トヨタ:スペインGP予選 トゥルーリは8番手

    トヨタは、F1 スペインGP予選で、ヤルノ・トゥルーリが8番手、ティモ・グロックが14番手だった。

    順当にQ2に進出したトヨタ。ヤルノ・トゥルーリはQ3進出を決めたが、ティモ・グロックは、タイムは第1セッションより向上したものの14番手となり、Q3進出はならなかった。

    ヤルノ・トゥルーリは8番手に入り、明日の決勝は4列目からレースへと臨む。

    ヤルノ・トゥルーリ (8位)
    「今日の予選は厳しいものとなった。風が車のバランスにかなり影響してしまい、予選を左右した。残念ながら、今日のようなコンディションに我々はそれほど強くないんだ。何とかトップ10に入ることはできたが、今日の予選の経過には満足していない。予選第3セッションで4列目を獲得できたのは良かったが、明日の決勝は非常に難しいレースになるかもしれない。 現在、我々の周りには僅差で多くのチームが連なっているが、シーズンは長く厳しいので、すべてのレースでポイントを獲得していくために、我々はベストを尽くさなければならない。」

    ティモ・グロック (14位)
    「明確な目標はトップ10に入ることだったけれど、結果を出せなかった。第1セッションはそれほど悪くはなかったのだけれど、第2セッションは計画通りに行かなかった。 第2セッションの2回目の走行で、ミスは全然なかったのに、どういうわけかタイムを出せなかった。そして、ヤルノにも2回目の走行で同じことが起こったようだ。アウトラップでは良い感じに走行できていたので、説明ができないんだ。しかし、ターン1、2、3を通り過ぎるときに車がより滑っているように感じて、タイムが出なかった。 14番手からのスタートは難しいけれど、バーレーンでは13番手からスタートして9位で終えることができたので、明日のレースで順位を上げるのは可能だと思っているよ。」

    パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
    「バルセロナは、冬季テストの大半を実施しているサーキットだ。しかし、ここにレースで来るときは、コースコンディションが非常に変化するので、我々は今まで殆どのシーズンですべての作業をやり直さなければならない。昨日、我々は他のチームの多くと同じようにセットアップの方向性の大部分を再検討しなければならなかった。我々は他チームに引けをとらない作業はできたといえる。最終的な予選結果は悪くはなかったけれど、残念ながら良くもなかったからだ。ヤルノは、頑張って4列目を獲得してくれた。ティモのスタートは好調だったのだが、第2セッションの2回目の走行で他のドライバーがタイムを伸ばしている中、残念ながら彼はタイムをそれほど伸ばせなかった。現在、明日の決勝において気になっているのは、各車が異なる燃料レベルにあると思うので、それぞれいつピットストップするかということだ。タイヤに関することだけは予想通りだろうと思うが、明日の決勝レースにおいて、どれがメイン・タイヤになるのかを知るのは難しいことではない。 我々は良い結果を出すために、今まで以上に努力をしていく。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「強風の中で行われた予選は、予想通り今まで以上の僅差の戦いとなった。ティモは第2予選の2度目のアタックでアンダーステアが強くなりタイムを更新できず最終予選に残れず、残念だ。一方ヤルノは昨日同様車のバランスに苦しみながらも上手くタイムをまとめて8番グリッドを確保してくれた。ティモにはレースに向けてベストなストラテジーを準備して是非ポイント争いに絡めるようにしたい。また予選タイムは非常に接近しており、ヤルノには上位入賞のチャンスもあると思える。チーム全員で戦い好結果を目指したい」

  • トヨタ:スペインGP初日 トゥルーリは14番手

    トヨタ:スペインGP初日 トゥルーリは14番手

    トヨタは、F1第4戦スペインGPのフリー走行で、ヤルノ・トゥルーリが14番手、ティモ・グロックが20番手だった。

    公式練習初日は好天に恵まれ、ドライコンディションの下で始まった。ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックは共に車のセットアップに奮闘する一日となった。公式練習第1回目はヤルノ・トゥルーリが15周をこなし14番手、ティモ・グロックが20周で11番手のタイムを刻んだ。

    その後、2時間半のインターバルを経て午後2時から開始された公式練習第2回目は、ヤルノ・トゥルーリが34周をこなし14番手、ティモ・グロックが40周をこなし20番手でセッションを終えた。今夜は収集したデータをもとに、明日の公式練習3回目と予選、日曜日の決勝へ向けて、体制を整える。

    ヤルノ・トゥルーリ
    フリー走行1回目 14番手 1分23秒141
    フリー走行2回目 14番手 1分23秒224
    「今日は少し骨の折れる一日だった。サーキットは風が強かったため、車のセットアップが難しかったんだ。データを検討して、明日どこが改善できるかを理解しなくてはならない。ここで先週行ったテストは悪天候で中断してしまったが、全体的には期待が持てる結果だったから、我々は前進していけると確信している。今年に入ってからの成績は、我々の車に競争力があることを示しているし、ほとんどのチームと同じように、我々はここに新しいパッケージを持ってきている。今は、良い結果を得るために、週末を通して皆でいい仕事をしていかなければならないと思っている。」

    ティモ・グロック
    フリー走行1回目 11番手 1分23秒002
    フリー走行2回目 20番手 1分23秒883
    「今日はとても厳しい一日になった。先週のテストで、車は調子が良かったんだけれど、今日はコースの感じが完全に異なっていて、全体的にグリップ力が不足していた。状況は皆にとって同じだけれど、正しいバランスを見つけるために、ラストランで変更を加えるまで一日の大半を費やした。そのおかげで改善はしたけれど、今は、明日の予選と明後日の決勝に向けて、然るべき方向を見つけるために作業しなければならない。」

    ディーター・ガス レース&テスト チーフエンジニア
    「今日は厳しい一日だった。我々は、正しいバランスを見つけるために奮闘した。先週ここでテストした後だったから、それは残念なことだった。コンディションは先週から変化していて、先週よりもグリップが足りない。これから今日のデータと先週のデータを検討して、明日に向け改良をしなければならない。しかしながら、今日のタイムシートが示すほどに状況が悪いとは思っていない。良い参考になる他のチームの車が周りに何台かいるので、車のパフォーマンスに関してはそれほど心配していない。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「欧州ラウンドの初戦であるスペインGPは各チーム懸命にアップデートを行ってくるので厳しい戦いになることは予想していたが、初日はまさにその通りになってしまった。新しい空力パッケージを持ち込み、セッティングを進めたが、うまくバランスをとることができずに終わってしまった。しかしメカニカルなものも含めてヤルノ、ティモ両ドライバーで色々試した結果、データはしっかり取れた。これをしっかり活かしてよいセッティングを見つけ、明日の予選では2台そろって上位を目指したい。」

  • トヨタ、新しいパッケージに自信

    トヨタ、新しいパッケージに自信

    開幕3戦で力強いペースをみせたトヨタ TF108。トヨタF1チームでシャシー部門のシニア・ゼネラル・マネージャーを務めるパスカル・バセロンはスペインGPで投入する新しいパッケージに自信を見せた。

    我々はシーズンのスタートに満足している。そして、マレーシアとバーレーンでヤルノが獲得したポイントは、シーズン前の我々の期待を立証した。それだけではなく、ヤルノとティモはシーズン最初から競争力のあるラップタイムを出している。そのため、我々はとても前向きな気持ちでヨーロッパに戻っている。

    再びヨーロッパでレースをするのはとても嬉しく、またバルセロナは、車が実際にどれくらい競争力があるか試すのにとてもいい場所だから、今週末はとても興味深いものになるだろう。

    我々は、スペイングランプリで新しい空力パッケージを使用する。 これは大きな改良で、最も重要な空力ディバイスをすべて改善できた。 先週、バルセロナで新しいパッケージをテストしたところ、我々の期待に沿った結果となったので、性能は確実にあがっている。今シーズンはここまでのところ、我々は強いパフォーマンスを築いているので、両方の車でポイントを獲得することを願っている。

  • ティモ・グロック、「ポイント獲得に挑みたい」

    ティモ・グロック、「ポイント獲得に挑みたい」

    ティモ・グロックは、第3戦バーレーンGPでポイントには届かなかったものの、9位でフィニッシュ。今シーズン、トヨタでの初完走を果たした。スペインGPでのポイント獲得を目指す。

    バーレーンでの成績には自信が持てたし、もしギアボックスのわずかな問題がなかったらポイントを獲得することができたであろう。トップ10以内でレースを戦い終えることが出来て良かった。今シーズンが始まってから、我々は向上していると思う。そして、自分も良い結果を出し続けていければよいと思っている。

    バーレーンの予選で第3セッションに進めなかったのはとても残念だったから、今週末は、まず第3セッションに進むことが目標だ。そしてレースでポイント獲得に挑みたい。

    先週の2日間のテストは、非常に良いものとなった。新しい空力パッケージを導入した車は調子が良かったから、今回も期待できる。他チームがスリックタイヤを使用していたり、燃料レベルも異なっていたため、テストで判断するのはいつも難しいのだけれど、我々は良いステップを踏んだと思う。今週末は良いレースになる気がするよ。

  • トゥルーリ、「現状に満足はしていない」

    トゥルーリ、「現状に満足はしていない」

    ヤルノ・トゥルーリは、マレーシアGPで4位、バーレーンで6位入賞を果たす活躍を見せ、トヨタ TF108のポテンシャルを証明した。スペインGPでもトップ6を狙う。

    シーズンのスタートは自分にとって喜ばしいものになった。 新しい車は競争力があり、チームのみんなが本当に良い仕事をしてくれたおかげで、それに見合った結果を手に入れることができた。しかし、我々がこのポジションを維持し、トップ3のチームとの差を縮めるために、もっと頑張らなくてはいけないことは分かっているから、現状に満足はしていない。

    先週バルセロナで行った新しいパッケージのテストはうまくいったので、今週末の調子は良いと思う。しかしながら戦いは熾烈だから、どんなミスも許されない。我々が、現在第2集団をリードしていることは立証できたと思うから、スペインでは10位以内で予選を通過して、決勝でポイントを獲得できるはずだ。再びトップ6を争うことができれば素晴らしいが、現在、我々がトップチームと全く同じレベルにいるというわけではないので、どういう展開になるかを見守っていきたい。

  • トヨタ:バルセロナテスト3日目 トゥルーリが参加

    トヨタ:バルセロナテスト3日目 トゥルーリが参加

    トヨタは、4日間を予定するバルセロナでのテストの3日目を行った。

    3日目は、ヤルノ・トゥルーリがティモ・グロックから引き継いでテストを行った。明日は雨が予測されるため、トヨタはできるだけドライコンディションのコースでテストするためにプログラムを修正した。ヤルノ・トゥルーリは、来週のスペイングランプリのためのセットアップとあわせてTF108の新しい空力パーツの作業に一日の大半を費やした。また、ランチの前にギアボックスコントロールの問題で中断はあったものの、ダンパーとサスペンションの作業も実施した。

    トゥルーリは89周を走行し、タイムは10番手の1分20秒867だった。

    明日のテスト最終日もヤルノがテストを担当する予定だ。

    ヤルノ・トゥルーリ
    「今朝、我々のテストは快調に始まって、非常にいいラップタイムを何度か刻むことができた。ところが残念なことに、午前の終わりに問題が起きてしばらく中断しなければならなくなってしまい、そのおかげで思っていたよりも困難な一日になってしまった。 我々がランチを終えて作業に戻ると非常に風が強くなっていて、コースが埃だらけになっていた。そのためにデータを正しく比較するのが困難だった。 けれども、我々の車のセットアップは良いものに仕上がってきているから、あまり気にはしていない。来週レースでここに戻ってくる時までには、コースの状態は完全に異なっているだろうしね。」

    ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー
    「今日は、この3日間のテストの中ではかなり大変な日だった。 明日のサーキットの天候は雨が予想されているから、我々は、予定していた全てのプログラムを実施しようと思っていた。しかしながら、ランチタイムの前にギアボックスコントロールの問題が発生して時間を少しロスしてしまった。 そして、午後に新しいタイヤで走行しているときに数回赤信号を出してしまった。 それでも、我々は可能な限りの作業を行った。今日は非常に強い風が吹いていたが、コースコンディションは来週のグランプリまでには変化しているはずなので、ヤルノはグランプリのために異なるセットアップの評価を行った。また、彼は空力性能の作業とあわせてダンパーおよびサスペンションの作業をしたので、いくつかの役立つデータを集めることができた。」

  • トヨタ:バルセロナテスト2日目 グロックがドライブ

    トヨタ:バルセロナテスト2日目 グロックがドライブ

    トヨタは、4日間を予定するバルセロナでのテストの2日目を行った。

    2日目もティモ・グロックがTF108のステアリングを握り、テストを行った。グロックは、引き続きスペイングランプリのためのセットアップに時間を費やし、あわせてそれに伴うダンパーとサスペンションの作業を行った。午後遅くには、2009年にF1に導入される予定のブリヂストンのスリックタイヤを試した。

    ティモ・グロックは、112周を走行し、8番手タイムとなる1分20秒870を記録した。

    明日も来週のレース準備のためのテストは引き続き行われ、ヤルノ・トゥルーリがテストを引き継ぐ予定。

    ティモ・グロック
    「この2日間のテストは、とても有意義なものだったね。我々は、スペイングランプリのためのセットアップ作業を続けて行い、様々なシステム用のデータを集めるのに午前を費やしたんだ。我々は正しい方向に進んでいるから、準備してきたことが来週のレースで役に立ってくれること願っているよ。一日の終わりに、来年導入される新しいスリックタイヤを試したんだ。いくつかの重要なデータを集めることができたが、更に研究する必要がある。けれど今は、目の前の状況に焦点をあてていて、特に来週このサーキットで行われるレースに集中している。我々がここで行った作業のおかげで、来週に向けて万端の準備を整えることができるだろう。」

    ゲルト・プファイファー テスト・チーム・マネージャー
    「今日は、様々な異なった要素を組み合わせたプログラムでとても忙しかった。午前中は、スペイングランプリのためのセットアップ作業を引き続き行い、それにあわせてダンパーとサスペンションを含む他のパーツのテストを幾つか行った。ランチの後もそれらの作業を続けて行い、午後遅くに2009年に導入されるスリックタイヤのテストを行った。全体的に見て、計画していたすべての作業を行うことができ、役に立つデータを集めることができた。」

  • トヨタ:バルセロナテスト初日 ティモ・グロックが担当

    トヨタ:バルセロナテスト初日 ティモ・グロックが担当

    トヨタは14日、スペインのカタルニア・サーキットでテストを開始した。

    初日は、ティモ・グロックがTF108のステアリングを握りテストを実施。4月27日にこのサーキットで行われるスペインGPの準備を開始した。

    ティモ・グロックは、今年最初のヨーロッパでのレースのために大きくアップデートを行うTF108の空力性能のテストに集中し、あわせてそれに伴うセットアップやその他のシステムに関する作業を行った。

    午前中はスピンしコースオフを喫したティモだが、93周を走行し、8番手となる1分22秒590を記録した。

    明日もティモ・グロックがテストを続ける予定。

    ティモ・グロック
    「今日はチームとメカニックがいい仕事をしてくれたおかげで、とても実りのある一日だった。チームのみんなで、我々が得た数々の新しいデータの解析に集中し、正しい方向を見つけようとした。私は朝、小さなミスを一つしてしまい、スピンをしてしまったのだけれど、そんなに時間をロスしないで済んだ。午後には多くの検討すべきデータを集めたから、今度はそのデータをもとに微調整をしなければならない。今日集めたすべてのデータから、今夜中に正しい方向を見つけることができることができるだろう。タイムシートにはまだ結果として表れていないだろうけど、今までのところ我々の仕事には満足している。」

    ゲルト・プファイファー テスト・チーム・マネージャー
    「我々の今週の主な目的は、10日先に迫ったスペイングランプリの準備をすることだ。我々はレースのための車のセットアップとともに、TF108の空力パッケージの改良に集中する予定だ。今日午後は風が強く、ロングランでの詳細を比較するのは難しかったが、ティモは新しいパーツでテストをし、有益なデータを収集することが出来た。今日はしっかり作業を行ったので、全体的に見て、とても実のある一日だった。」

  • ティモ・グロック、「見通しは明るい」

    ティモ・グロック、「見通しは明るい」

    バーレーンGPの週末はいかがでしたか?
    「オーストラリアとマレーシアでは色々あった後に、しっかりレース距離を走破できたのはプラスだった。ポイント圏内でフィニッシュできていればもっと嬉しかっただろうけどね。予選は容易ではなく、第2セッションではクルマのハンドリングがその前まで程良くないと感じた。多分風の影響だろう。予選第3セッションに進めなかったのはがっかりだったが、でもレースでは力強い走りができた。かなり順位を上げることができたし、今の我々のパフォーマンスのレベルを目の当たりにできたのは励みになる。ヤルノは今回も素晴らしいレースをしたし、今シーズンの自分たちがどれほど競争力があるのかを確認できたのはチームにとっても素晴らしいことだ」

    パナソニック・トヨタ・レーシングでの初の選手権ポイント獲得まで、あなたはあとどの位まで迫っていたのでしょう?
    「かなり近い位置にいた。最後のピットストップの際にはニコ・ロズベルグを追い抜いて8位になれるだけの速さを持っていたからね。残念ながらギアボックスの制御系に問題が生じてしまい、そのせいで予備モードに切り替えなければならなかった。あのトラブルがなければ、8位になれたと思うよ」

    2月のテストでバーレーンのコースを経験していたことはアドバンテージになりましたか?
    「サクヒールではGP2でもレースしているし、もちろん2004年には金曜日のフリー走行でも走っている。だから私にはある程度今回のサーキットでの経験があったわけだが、2月のテストではいい感触を得ていたし、TF108で走った経験のあるバーレーンに来れたのは良かったね。テストではレースのシミュレーションをしたので、ある程度のデータがあった。とは言え、どのチームも金曜日の終わりには十分なスピードを確保して速かったけどね。また、風の変化の影響で毎日コース状況がバラバラだったから、それに対応しなければならなかった」

    F1に復帰してこれで3戦を終えたわけですが、しっかり落ち着けていますか?
    「とても楽しんでいるよ。他のカテゴリーのレースとそれほど大きく異なるわけじゃないけど、でもGP2やチャンプカーと比べると、スケジュールがとにかくタイトだということに気づく。もちろん移動も多いし、空港も頻繁に利用することになる。でもそれこそがF1ドライバーの生活だ。飛行機恐怖症だったらこんなことはできないよね!」

    他のシリーズと比べて、F1のテストの量も大きな違いでしょうか?
    「それは間違いないね。GP2ではテストが限られているし、チャンプカーとF3でもそれは同じだ。だからそういった選手権と比べると仕事は多い。テストでは膨大な量の情報を収集するが、自分のクルマのセットアップを正しい方向に進めるためには、その情報の使い方を理解しなければならない。ヤルノは経験豊富だからテストで彼のやり方を見ているのは興味深いよ。彼の仕事ぶりを見ていると、彼はとにかく自分がやるべきことをしっかり心得ているんだ。彼はとてもプロ意識が高く、私は多くのことを学んでいる」

    つまり、クルマの開発について以前より遥かに多くのことを考えているわけですね?
    「24時間ずっとそのことが頭の中にあるというのは不思議な感じだ。それに、自分にできるのは、とにかく改善目指して努力することだけだからね。膨大な開発作業が進行中とはいえ、進歩するのは容易なことじゃない。小さなミスを犯して間違った方向に進んでしまうと、時間を失うことになる。F1は他のシリーズよりもっと複雑で、チームの規模はGP2より遥かに大きい。それにクルマは空力的要素が占める部分が大きいしね。例えば風の向きや強さが変わると、それが大きく影響する。また、溝付きタイヤはスリックの場合と比べて別のアプローチが必要になる。従ってやるべきことは多いが、でも私は常に開発を続けているし、ここまでの進み具合にはとても満足している」

    ヨーロッパラウンドがスタートする前にバルセロナテストがありますが、これは楽しみですか?
    「そうだね。今回は重要な1週間になるだろう。シーズン前のバルセロナテストでは、タイヤを上手く機能させるのに四苦八苦して、かなり難しい状況だった。あの時は気温がとても低かったが、今回のテストではそうした状況にはならないだろう。ヤルノの方がクルマに対していい感触を得ていて、シーズン前のテストの最終日には最速ラップを記録している。テストではやるべきことが数多くある。幾つか新しい空力パーツを試すことになっているが、これは今シーズン初めての新しい空力パッケージだ。チーム全体が、トップ3チームとの差を縮めるべく決意を固めている」

    チーム内の雰囲気はいかがですか?
    「みんなマレーシアでのポイント獲得をとても喜んでいたが、ヤルノはバーレーンでも再び好成績を収めて、その流れを維持してくれた。私の方もレース終盤にギアボックスの問題はあったものの、力強いレースができた。メルボルンでは予選第3セッションに2台そろって進出できたが、あの時点でそういった好結果がどれほどみんなのやる気を高めるのかは確認できていた。そしてマレーシアとバーレーンでは自分たちのクルマが本当に競争力が高いことを示すことができたし、とにかくチームのみんなが精一杯プッシュしているのが誰の目にもはっきりと分かると思う。マクラーレンとフェラーリとBMWの後ろの集団は僅差になっているが、今の所、我々はその中でもトップに位置しているように思える。トップ3チームはそれほど先を行っているわけではなく、レッドブルとウィリアムズと我々の差もほんの僅かだ。今はチーム全体が本当に一生懸命仕事をしていて、今後に向けてみんなが明るい見通しを持っている」