カテゴリー: トヨタ

  • 小林可夢偉 Q&A:F1デビューレースを振り返って

    小林可夢偉 Q&A:F1デビューレースを振り返って

    小林可夢偉が、F1ブラジルGPでのデビューレースを振り返った。

    ブラジルでレースを走ると知らされたのはどのくらい前だったのですか? 準備はしっかりできましたか?
    ブラジルで走ると知らされたのは約1週間前にファンイベントのために日本にいた時で、準備時間は数日あった。鈴鹿ではフリー走の準備をするのに2時間もなかったけど、あの時よりは時間がたくさんあったよ。フリー走行が始まった時はかなりしっかり準備ができていると感じたんだけど、それはその前の数日間で、全てを確認すべくチームと一緒に懸命に仕事をした結果だね。あと、鈴鹿での経験がかなり役に立った。今現在のクルマの感触を確かめることができたからね。僕が2月に最後にテストして以来、数多くのことが変わって進化しているんだ。

    レース出走の知らせを聞いたとき、興奮しましたか? それとも不安を感じましたか?
    もちろん興奮したけれど、別に不安はなかったね。レーシングドライバーであれば自分に自信を持たなければならないし、さもなければより多くのミスを犯すことになる。僕は自分に自信を持っているよ。今回の週末が大きな挑戦になることは分かっていた。恐らく僕のこれまでのモータースポーツ生活の中で最大の挑戦だったけど、不安を感じる理由は何もなかった。何かで成功しようとするなら、自信を持たなければならないと信じているし、この週末にはそういう心構えで臨んだんだ。

    どうやってコースを学んだのですか?
    テレビゲームで遊んだことがあるから、基本的なレイアウトは知っていたけど、それはあまり大きな助けにはならなかった。だから基本的に全くゼロの状態から始めたんだ。水曜日にインテルラゴスに到着して最初にやったのは、スクーターに乗ってコースを数周走り、各コーナーについて理解をより深めることだった。でもそれがF1カーに乗ってコースをちゃんと走る事の代わりになるわけじゃないから、実質的には金曜日からコースを学んでいったんだ。短いコースとはいえ、覚えるのが難しいコースだから、何が最善なのかを見いだすために、色々と異なる走行ラインやブレーキングポイントなど、そういった諸々のことを試したよ。

    今回の気象条件は問題になりましたか?
    理想を言えば、タイヤを理解して可能な限り激しく攻めるためにもドライのコースを長時間走りたかったんだけど、あの雨でできなかった。完全にドライの状況でコースがどんな風になるのか、何かガイドラインになるものがあれば、もっと楽だったけどね。とはいえ、ウェットでの我々のペースはかなり良かったよ。

    F1で初めての予選セッションは如何でしたか?
    難しかったね!ドライバー全員にとってあの状況は厳しかったと思う。とにかくコース上に大量の水があって、クルマは何度もアクアプレーニングを起こしていた。2、3人のドライバーがアクシデントに見舞われたけど、あれがどれだけキツい状況だったのかを示しているよね。コース状況に関しては僕もやや気がかりだった。僕の優先事項はとにかくミスを犯さないことだった。でもその上更にとても長い遅延があったから、我々はほぼ3時間にわたり集中力を維持しながら、あの状況にしっかり向き合わなければならなかったんだ。全員にとってキツい状況だったけど、状況が変わりつつある時にチームは適切な判断を下し、お陰で僕は適切なタイミングで適切なタイヤを履いてコースを走ることができた。

    予選は11番手でしたが、満足でしたか?
    最終的には11番手になってしまったけど、初めてのF1での予選セッションにしてはとても良い結果だったので嬉しかった。あのままトップ10入りできていたら完璧な結果だったね。でも初めてのグランプリでそれを実現するのは相当に難しいことだと分かっていたよ。ただし、予選第3セッションに進めなかったということに関しては、やや欲求不満を感じた。というのは、僕は第2セッションの終わりにインターミディエイトタイヤを履いていた際に小さなミスをしてしまったんだ。トップ10入りまで本当にあと少しだったし、あのミスがなければそれができていたと思う。

    初めてのF1グリッドに着くのはどんな感じでしたか?
    子どもの頃からそれが僕の夢だったので、とにかく素晴らしい気分だった。あのグリッドに着き、そして僕のすぐ隣にはフェルナンド・アロンソがいて、タイトル争いのリーダーが僕のグリッドのすぐ後ろにいる、というのはちょっと驚きだったけど、とにかく良い気分だったね。

    レースは全体的に如何でしたか?
    タフなレースだった。でもそれには幾つか理由があった。レース距離が今まで自分が慣れ親しんできたレースより長かったから、身体への負荷がキツかったというのもあるけど、同時にF1に関して自分にとっては新しく経験することがたくさんあったからね。レース中のピットストップやレース中のクルマの挙動の変化、2種類の異なるコンパウンドのタイヤの使いこなしとかね。僕はまだまだ上達していけると思っているけど、今回のレースでは数多くのことを学んだよ。

    ジェンソン・バトンとのバトルは如何でしたか?
    僕はトップ6圏内を走っていたし、ポイント獲得のチャンスがあると分かっていたので、必死に彼を自分の後ろに封じ込めておこうとした。でもそれは簡単じゃなかったね。彼はとても速く、そして僕は暑い天候の下で初めてあのコースを走っていたんだ。言うまでもなく彼はタイトルを賭けて戦っていたから、僕は大きな問題を起こさないよう気をつけていたよ。でも同時に、今回のレースは自分にとって大きなチャンスだったし、できる限り上位でフィニッシュしたかったから、自分の順位を守るべく懸命に戦った。ファンにとってはエキサイティングだったと思うし、自分自身も楽しんだよ。

    トップ10フィニッシュには満足していますか?
    全体的には、困難な状況がいろいろとあっただけに、デビュー戦をフィニッシュできたこと、そしてトップ10入りしたことは嬉しく思っている。ただし、1周目を終えた時点で6位だっただけに、ポイントを獲得できるチャンスが自分にはあった。ある意味、そうならなかったことに関してはややがっかりしている。1回目のピットストップの後、クルマのバランスに苦しんで、タイムをロスしてしまい、ポイント圏内から脱落してしまったんだ。あれは多分、グランプリの走行距離を走ることに関して僕の経験が不足していた結果だろうね。でも、今回の週末は、自分にとって全てが新しいことばかりだったし、最終的にデビュー戦でトップ10入りできたのは良い結果だった。僕はかなり満足しているよ。

    チームの反応は如何でしたか?
    チームは週末全体を通してしっかり僕をサポートしてくれた。この結果と僕のパフォーマンスにはみんなも満足だと思う。僕は他のドライバー相手に何度かバトルして、かなりエキサイティングなレースをした。多分あれがみんなにとっても今回のレースをかなり面白いものにしたはずだね!

    今回の週末でF1がどんなものなのか、更に良く分かりましたか?
    今回の経験は間違いなく楽しかったし、週末を通じて自分はどんどん良くなっていったと思う。もちろん、再びF1でレースできれば素晴らしいけど、それを決めるのは僕ではないよね。何が起こるのかはいずれ分かるし、僕はどんなチャンスに対しても準備を整えておくよ。

  • 小林可夢偉、2010年にトヨタのF1シート獲得の可能性

    小林可夢偉、2010年にトヨタのF1シート獲得の可能性

    トヨタのジョン・ハウエットは、小林可夢偉が2010年にトヨタのレースシートを獲得する可能性があることを明らかにした。

    小林可夢偉は、今週末のF1ブラジルGPで負傷したティモ・グロックに代わりF1デビューを飾った。ティモ・グロックが来週までに回復しなければ、アブダビGPで再びグリッドに並ぶことになる。

    トヨタは日本人ドライバーである小林可夢偉を推していると考えられており、小林可夢偉のシート獲得は11月15日に2010年のチーム予算を決定するトヨタ自動車の役員会と関連があるとされている。

    小林可夢偉は、先週末のブラジルGPでの注目度が賞賛されてはいるが、ジェンソン・バトンを含めた何人かから批判を受けてもいる。

    中嶋一貴の事故について尋ねられたウィリアムズのチーフエンジンアであるロッド・ネルソンは、「小林は彼を横切った」とコメントとしている。

    ジョン・ハウエットは「彼を真剣に検討しなければならないと言わなければならない。しかし、まだペース面で彼は少し遅いので様子を見てみなければならない」

  • トヨタ、ライコネンへのオファーを正式に認める

    トヨタ、ライコネンへのオファーを正式に認める

    トヨタは、2010年のレースドライバーとしてキミ・ライコネンと交渉していることを正式に認めた。

    トヨタのジョン・ハウエットは、ライコネンがトヨタにうまくフィットすると信じている。

    「我々はあまり多くの駆け引きはしない」とジョン・ハウエットは語る。

    「余裕のある条件をテーブルに乗せたし、我々の考えていることは、現在のマーケットにおいて真剣なオファーだ」

    「我々は彼とうまく働けると本気で考えているし、彼に速いクルマを与えられると思っている」

    「ラリー時代もスカンジナビアのドライバーたちとは非常にいい関係を築いてきた。楽しい期間だったし、非常に上手くやってきた。チームとして取り組んでいけるはずだ」

    ライコネンは今シーズン限りでフェラーリとの契約を終了しており、2010年の行き先についてはマクラーレンが有力視されているが、ライコネン自身はすぐに優勝を争えるのであればF1に残ることに興味があると語っている。

  • ヤルノ・トゥルーリのクラッシュ後の振舞いに罰金1万ドル

    ヤルノ・トゥルーリのクラッシュ後の振舞いに罰金1万ドル

    ヤルノ・トゥルーリのF1ブラジルGPでの振舞いに対し、スチュワードは1万ドルの罰金を科した。

    ヤルノ・トゥルーリは、ブラジルGPのオープニングラップにエイドリアン・スーティルと接触。それが原因で両者、そしてフェルナンド・アロンソがリタイアとなった。

    FIAのレーススチュワードは、接触自体はレーシングインシデントとして判断したが、その後トゥルーリの行動を問題視。

    安全な場所に退避するようにとのコースマーシャルの指示を無視し、スーティルに“攻撃的に立ち向った”トゥルーリの振舞いを問題とし、1万ドルの罰金を科した。

    国際映像でもマシンを降りたトゥルーリが、怒り心頭の様子でスーティルに駆け寄り口論するシーンが流れた。

    「スチュワードは、事故の後直ちにトラックから離れるようマーシャルに要求されたに関わらず、それをせずにエイドリアン・スーティルに攻撃的に向かっていったヤルノ・トゥルーリの振る舞いを考慮した」

    「スチュワードは2009年FIA国際スポーティング条項第151項に違反していると考えている」

  • トヨタ:小林可夢偉がデビュー戦でトップ10入り (F1ブラジルGP)

    トヨタ:小林可夢偉がデビュー戦でトップ10入り (F1ブラジルGP)

    トヨタは、F1ブラジルGP決勝レースで、小林可夢偉が10位、ヤルノ・トゥルーリがリタイアだった。

    負傷したティモ・グロックに代わり参戦した小林可夢偉は、序盤にジェンソン・バトンを抑えるなどの健闘をみせ、トップ10入りでF1デビュー戦を飾った。

    2番グリッドからスタートしたヤルノ・トゥルーリは、第5コーナーの入り口で大きく横に押し出され、スピンしながら壁に衝突した。トゥルーリは、そこでリタイアを余儀なくされた。

    小林可夢偉 (10位)
    「厳しいレースだった。初めてのGPなので、F1で初めて経験することばかりで、学びながらの体験だった。体力的には非常に長いレースで、大変だった。完走することが目標だったので、それを達成できて嬉しいが、スタートしてからは、ポイントも狙える良いポジションにいたので、ポイント獲得を逃したのは少し残念だ。最初のスティントでのクルマは好調だったが、タイヤを交換すると、バランスが変わったように感じ、少してこずった。経験を積めば、克服できると思う。このように、今日は初レースであり、今後向上できることはいくつかあるが、今週のパフォーマンスには満足している。サポートをしてくれたチームのみんなに感謝したい」

    ヤルノ・トゥルーリ (リタイア)
    「表彰台を充分狙えたので、今日の出来事には、非常にフラストレーションを感じている。1周目に(キミ・)ライコネンと競っていた(エイドリアン・)スーティルは、第4コーナーを非常にゆっくり走っていた。内側にスーティルがいたので、僕は外側のラインを取ったが、彼は僕をどんどん外に押し出した。結局、僕は芝の上に乗り、クルマをコントロールすることができなくなり、高速で壁にクラッシュした。我々2台ともコーナーを回る充分なスペースがあったと僕は思う」

    山科忠 (TMG会長 兼 チーム代表)
    「とても期待できたGPだったので、ポイントを稼げず残念だ。ヤルノは、日本に続き好成績を収めるチャンスがあったので、1周目で事故に合い、気の毒だった。走行するのは今回が初めてであり、週末の始まりは難しいコンディションの中、かつ可夢偉のクルマが決勝スタート直後にたった1台となった状況で、彼は非常に良い仕事をした。私たちが期待したように、彼は激しいバトルを繰り広げ、ファンの方々に素晴らしい走行をお見せすることができた。特に、ハードであったレース終了直前にも、他のクルマを抜いて見せたのは特に素晴らしく、彼の頑張りを誇りに思う」

    F1ブラジルGP結果:
    F1ブラジルGP:優勝はウェバー、バトンがワールドチャンピオン!

  • トヨタ、キミ・ライコネンと契約金交渉

    トヨタ、キミ・ライコネンと契約金交渉

    トヨタのジョン・ハウエットは、キミ・ライコネン自身はまだトヨタ移籍へ同意してはいないが、ライコネンのマネジメントから契約金の増額について問い合わせがあったことを明かした。

    来シーズンのキミ・ライコネンの移籍先はマクラーレンが有力視されているが、トヨタはライコネンにラブコールを送っている。

    「ライコネンのマネージャーがより多くの契約金について尋ねてきた」とジョン・ハウエットは語る。

    「我々は十分な金額をテーブルに載せていると伝えた」

    またジョン・ハウエットは、まだ最終決定していないが、今週末のブラジルGPでレースデビューを果たすサードドライバーの小林可夢偉に2010年にレギュラーシートを与えることも選択肢の1つであるとしている。

    トヨタは、2010年のドライバー候補としてブラウンGPとの契約が暗礁に乗り上げているとされるジェンソン・バトンにも興味を持っているとされている。

  • トヨタ:小林可夢偉、惜しくも11番手 (F1ブラジルGP予選)

    トヨタ:小林可夢偉、惜しくも11番手 (F1ブラジルGP予選)

    トヨタは、F1ブラジルGP予選で、ヤルノ・トゥルーリが4番手、小林可夢偉は11番手だった。

    ティモ・グロックの代役としてブラジルGPに出場した小林可夢偉が、始めての予選で大健闘をみせた。

    Q2に進出した小林可夢偉は、終盤の絶好のタイミングでインターミディエイントに履き替えたが、11番手で迎えた最後のラップで痛恨のスピン。タイムを更新することができず、惜しくもQ3進出を逃した。

    ヤルノ・トゥルーリ (4番手)
    「非常にハードな予選だった。第1セッションでは、あちこちでハイドロプレーニング現象が起こる、ひどいコンディションだったので、ただクルマをトラック上にキープすることだけを考え、その上で、出来る限り良いラップタイムを出すようにした。とても厳しい予選で、大切なことは集中し続けることだった。とにかくセッションを無事に終えることが大事だったから。予選の第2と第3セッションの状況はずっと良くなり、クルマも好調に走ったので、僕も懸命にプッシュすることができた。適切なタイヤで、速いラップタイムをいくつか出せたので、良い予選となり、セカンドローからのスタートはとても嬉しい。日本GPのように表彰台をまた獲得できたら最高だと思うので、ベストを尽くしたい」

    小林可夢偉 (11番手)
    「F1の予選を初めて体験したが、非常に難しいセッションだった。ラップ毎に、状況が変わり、ハイドロプレーニング現象がよく起きる、とても厳しいコンディションだった。このコースは初めてで、更にこんな悪条件だったため、走行は簡単ではなかったが、クルマの調子は良かった。第2セッションの終盤、最後のラップで、小さなミスをして、トップ10入りを逃したのは残念だった。しかし、全体的には、今日のようなひどいコンディションの中で迎えた初めてのF1の予選で、11位という成績は予想より良く、嬉しく思う。明日のレースが楽しみだ。ポイントを稼げたら最高なので、そのためにベストを尽くしたい」

    パスカル・バセロン (シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー)
    「約3時間にも及ぶ予選は非常にユニークで、これまでF1でこんなことを経験したことがない。チームもドライバーも集中を切らさず、とても混乱した状況の中、非常に良く準備をしてくれた。フロントローを狙っていたが、終わってみれば、結果には満足している。不安定で難しい状況で、ドライバーは2人とも、非常に良い仕事をした。ヤルノは、明日、多くのポイントを稼いでくれそうなポテンシャルを見せ、可夢偉も大変良かった。可夢偉はあと少しというところで、トップ10入りができなかったが、初めてのF1の予選で、特に天候の悪さを考えれば、11位は素晴らしい成績だ。明日の決勝を楽しみにしている。再び天候がカギになりそうなので、面白いレースになるだろう」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「雨と赤旗で何度も中断、延期が繰り返され、今まで経験した事がない、3時間近い大変長い予選となった。しかしこの変わりやすいコンディションの中、ヤルノが素晴らしい走りで、4番手グリッドを確保してくれた。また可夢偉は最終予選進出かと思えたが、最後の最後にかわされて11番となった。しかし、初めてのコース、しかも午前のフリー走行は雨と赤旗でほとんど走れなかったことを考えると、可夢偉は非常によく頑張った。またチームも長時間に及んだ予選の間、一瞬も集中を切らすことなく、両ドライバーを支えてくれた。明日のレースも雨の可能性があり、難しいコンディションが予想されるが、チーム一丸で表彰台を目指す」

    F1ブラジルGP 予選結果:
    F1ブラジルGP 予選:ルーベンス・バリチェロがポールポジション

  • トヨタ:F1ブラジルGP初日

    トヨタ:F1ブラジルGP初日

    トヨタは、F1ブラジルGP初日のフリー走行で、ヤルノ・トゥルーリが6番手、小林可夢偉は13番手だった。

    小林可夢偉 (13番手)
    「今日は初めてF1を走行する週末を迎え、素晴らしい経験をすることができた。また、ブラジルで走行するのも初めてだ。このトラックはドライバーにとって面白く、とてもチャレンジングだ。今日の作業はうまく行った。にわか雨のために完璧な天候ではなく、トラックの表面の状態は不安定だった。セッション中もコンディションが変わったので、セットアップの判断を適切にすることや、各コーナーの特徴を詳しく知るのが難しかった。最後には、良いリズムを見つけ、クルマの競争力を示せたので、良い1日だった。まだまだ出来ることがあるので、エンジニアと一緒に、僕にとって初めての予選に向けて、懸命に準備を続けたい。予選を楽しみにしているし、自信を持って臨みたい」

    ヤルノ・トゥルーリ (6番手)
    「今日は全てうまく行き、通常の金曜日の作業を行った。フリー走行1回目、2回目とも、雨に見舞われ、普通より難しいセッションになり、特に午前中は、グリップが全く感じられなかった。しかし、天候が不安定の中、違うセットアップをいくつか試し、僕たちは正しい方向に進んでいると思う。このトラックではクルマの調子は極めて良く、大きな問題はなかったので、残りの週もこの調子を維持できればと願う。前戦の鈴鹿で好成績を収めたので、モチベーションがあがっていて、その調子を維持できると思う」

    ディーター・ガス (レース&テスト・チーフ・エンジニア)
    「終日、難しいコンディションにも関わらず、私たちは良いスタートを切ることができた。両セッションでのにわか雨は理想的とは言えないが、それでも、やりたかった多くの作業をこなすことができた。ただ、少しだけ、天候に合わせてプログラムを変えなければならなかった。2種類のコンパウンドのタイヤは、ほぼ期待どおりで、とても良い感触だ。また、スーパーソフトタイヤのほうが、予想したよりもロングラン走行で少し良いことがわかった。特に、難しいコンディションのことを考慮すれば、可夢偉が初めて走るコースで、彼の今日のパフォーマンスは、素晴らしかった。今日の彼の走行は、喜ばしい限りだ。いつものように、注意深く、データを見て、残りの週末に、クルマの性能を最大に引き出せるように、適切にセットアップをしなければならない」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「時折、雨が降る難しいコンディションだったが、トラブルも無く順調にプログラムを進めることが出来た。また可夢偉は初めて走るコースながら、きっちりと、与えられた役割を果してくれた。ヤルノはベテランらしくコーナーの続く難しいセクター2のベストタイムをマークするなどクルマのセットアップをリードしてくれた。ティモが走れないのは残念だが、その分をカバーするつもりで、しっかりと予選の準備を進める」

    F1ブラジルGP初日 結果&タイム
    ・F1ブラジルGP フリー走行2回目:フェルナンド・アロンソがトップタイム
    ・F1ブラジルGP フリー走行1回目:マーク・ウェバーがトップタイム

  • 小林可夢偉 Q&A:ブラジルGPでのF1デビューについて

    小林可夢偉 Q&A:ブラジルGPでのF1デビューについて

    少なくとも日本よりはクルマに乗ることへの予告はありましたね。うずうずしていますか?
    一週間以上あったので、確かに準備をするのに時間は十分にありました。準備する時間が十分になかった前回の鈴鹿よりは良いですね。今週レースをするために本当に多くの作業をしました。

    鈴鹿の金曜日より今週へ向けて準備ができていると感じていますか?
    もちろんそうです。22周だけだったので少なかったけど、前回は本当に良い経験だったと思います。でも、今週はその経験によって何点か改善できると思うし、もっとうまく作業できると思います。完全にゼロからのスタートではないのは、僕にとっては良いことですね。

    シミュレーションやビデオゲームでこのサーキットをドライブしましたか?
    ビデオゲームでは経験したかもしれないけど、僕にとってはあまり役に立ちません。右か左かは覚えることはできるけど、クルマは完全に違いますしね。実際にはゼロからスタートしなければなりません。経験はないですし、マイレージを増やしてだんだんと改善させなければなりません。そう認識しています。現時点では天候によって路面コンディションは不安定です。難しい週末になるだろうけど、ベストを尽くすつもりです。

    前回ドライでF1カーをドライブしたのはいつですか?
    2月だったと思います。でも、クルマには多くのアップデートが施されて位rので、かなり大きな違いがあります。

    週末への期待はなんですか?フィニッシュすることですか?
    ポイントを獲れれば、とても良いと思います。ジャンカルロ、リウッツィ、グロージャンがシーズン中盤にクルマに乗って、実際に困難だったことを考えると、初レースでポイントを獲るのは難しいことだとわかっています。でも、今回は僕にとって本当に良いステップですし、チームのために本当に良い仕事ができればと思っています。

    今週末を来年のためのショーケースとして捉えていますか?
    あまり来年については考えていません。今回のチャンスだけを考えているし、僕のパフォーマンスを示すために今回のチャンスを使いたいです。それが僕の目標です。現時点では来年について考えたくはありません。

    しかし、今年のGP2はあなたにとってかなり難しい戦いだったので、あなたに何が出来るか示すチャンスではありませんか?
    そうですね。シーズン後半は難しかったです。序盤は問題なかったのですが、シーズン後半は厳しかったです。今はそれを忘れて、F1で良い経験をするために新しい気持ちでスタートしなければなりません。テストドライバーとして2年間過ごしているので、ゼロからよりは良いアドバンテージがあると思います。だから、今週末は良いパフォーマンスを示さなければなりません。

    今週末は反時計回りのトラックですが、首にどれくらい厳しくなると思いますか?
    わかりません。みんな厳しいだろうと言いますが、経験したことはないんで。ヘレスにも高速の左コーナーがあるので、特別なことはないと思います。かなり多くのF1テストをしているし、1日で120〜130周したこともありますので、それを2〜3日やっても首には問題はありませんでした。問題ではないと確信しています。

    予選やピットストップといったF1の試練についてはどうですか?
    そうですね。P1ですべてを学べることを期待しているし、P2はもっとセットアップ作業に使えると思います。あまり時間はないですし、天気予報も少し不安定なので、難しくなるでしょう。出来る限りたくさんトラックとクルマを学びたいです。

    あなたにとって今回はモーターレーシングの最大の挑戦ですか?
    そうですね。人生で最大の挑戦かもしれません。

    心配ですか?それとも興奮していますか?
    心配はしていないし、かなり興奮しています。自信を持つことが本当に重要だと思うので、今週末は良い仕事をするために本当に自信をもってスタートしたいですね。心配していたら、ミスをしてしまうかもしれません。自信を持っていたいし、なにかを学ぶ必要があるなら、重要なポイントは学びたいです。すべては自信から来ると思っているし、今週末のために自信を持ち続けています。

    ウェットとドライではどちらがいいですか?
    オプションタイヤとプライムタイヤを経験したことはないので、ドライコンディションは僕にとって本当に新しいことです。それが僕にとって大きな違いですね。現時点で言うのは難しいですが、天候が安定していれば最初のセッションは問題ないと思います。

  • トヨタ、ウィリアムズとのエンジン供給契約を打ち切り

    トヨタ、ウィリアムズとのエンジン供給契約を打ち切り

    トヨタは、ウィリアムズF1チームと、2009年F1シーズン終了時でのエンジン供給契約の打ち切りに合意した。

    2007年に始まったエンジン供給契約は、今年初めに延長されたが、ウィリアムズF1チームの要請を受け、両者の合意の下、契約の打ち切りに至った。

    山科忠 (TMG会長)
    「ウィリアムズF1チームとの協業はうまく進み、この提携により、お互いに利益を享受することができた。ウィリアムズの、別の可能性を探したいという申し出を重んじた。ウィリアムズの益々のご発展を祈ります」

    パートナーシップ契約の開始以来、トヨタのエンジンは、AT&Tウィリアムズ3回、パナソニック・トヨタ・レーシング7回、計10回の表彰台獲得に貢献した。

    関連:ウィリアムズ、トヨタとのエンジン契約終了を発表