カテゴリー: トヨタ

  • トヨタ、公式サイトが改ざん被害

    トヨタ、公式サイトが改ざん被害

    トヨタは、同社の公式サイトが不正アクセスを受け、改ざんされていたことを明らかにした。改ざんされたコンテンツにアクセスした場合、不正プログラムが実行される状態にあり、閲覧者にウイルスチェックを呼び掛けている。

    改ざんされた可能性があるのは6月5日午後6時26分〜14日午後9時47分の間。この間にニュース系コンテンツを閲覧した場合、不正プログラムが自動的に実行される状態になっていたという。

    原因は第三者による不正アクセスだが、どのような経路で侵入を受けたか、1週間以上の間改ざんに気付かなかったのはなぜかなど、詳細については調査中という。今のところ顧客の情報流出といった被害は確認されていない。

    トヨタでは、ウイルス対策ソフトを最新の状態にアップデートし、感染の確認と駆除を行うよう推奨している。

  • トヨタ、ル・マン24時間レースへと準備万端

    トヨタ、ル・マン24時間レースへと準備万端

    トヨタは、FIA世界耐久選手権(WEC)のハイライトとして来週6月22日、23日の両日、フランス・サルト・サーキットで行われる、第90回「ル・マン24時間レース」へと出場準備を整えた。

    昨年、ル・マン24時間レースへTS030 HYBRIDをデビューさせたトヨタ・レーシングは、今年も#7にアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴、#8にアンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、ステファン・サラザンという布陣の2台体制で臨む。

    WEC前戦のスパ6時間レースでは#7のみ2013年仕様の参戦となったが、ル・マン24時間レースでは、2台共に2013年仕様のTS030 HYBRIDとなる。

    先週、6月9日に行われたル・マン公式テストデーを含む、7回のテストを経て、2013年仕様のTS030 HYBRIDは、信頼性とパフォーマンスの確かな向上を示した。

    ル・マンへ向けた準備プログラムには、成功裏に終えた耐久テストも含まれ、TS030 HYBRIDとチームは、30時間以上にわたる連続走行への手応えを得た。

    トヨタ・レーシングの挑戦で要となるトヨタ・ハイブリッド・システム・レーシング(THS-R)は、ル・マン24時間レースの場合、レースコースに7か所指定されたハイブリッド回生区間でブレーキにより得られたエネルギーをキャパシタに蓄電し、加速時に自動的に300馬力に値するパワーを付加する。

    先週日曜日に行われたル・マン公式テストデーでは、今週末へ向けた、TS030 HYBRIDとパワートレインのさらなる熟成と、タイヤの評価などを行い、多忙な一日となった。

    昨年、TS030 HYBRIDの#7は、#8が遅い車による接触に巻き込まれ激しくクラッシュする中、エンジンの不調に見舞われるまでの6時間にわたり、スリリングな首位争いへのバトルを展開した。

    今年のル・マン24時間レースは、トヨタ・レーシングにとっては2回目の参戦となるが、トヨタにとっては15回目の出場となる伝統的なレースでもあり、1992年、1994年、そして1999年に2位入賞を果たしている。

    トヨタ・レーシングにとっては、準優勝からさらなる高みへの挑戦となるが、それは24時間レースで表彰台の頂上を目指すことにほかならない。

    木下美明 チーム代表:
    我々は、ル・マン24時間レースをとても楽しみにしている。昨年のル・マンは、我々にとってTS030 HYBRIDでの初めての戦いであり、いくつかの困難に直面することは予想していた。今年は準備も整い、上手く行くことを期待している。昨年のル・マンで首位争いを展開し、WECで3勝を挙げられたことでも、成功への手応えを感じている。そして、我々の夢は、この伝統のレースで表彰台の頂上に立つことだ。我々は、とても強力なアウディというライバルに立ち向かう以上、確信は持つのは難しいが、出来ることは全てやったし、勝つために100%の力を出し切るつもりだ。長い1週間になるし、様々なことが起こるだろうが、この挑戦のための準備は整った。

    アレックス・ブルツ #7:
    例年同様、今年もル・マンにやって来ると興奮する。これは本当に私が好きなレースで、既にテストの時点で酔わせてくれるほど、ここに戻って来られて嬉しい。ル・マンは、輝かしい歴史と伝統的スタイルのモータースポーツ、それにハイブリッドシステムやクルマの空力といった先進技術が絶妙に渾然一体となっている。そこで勝ち、表彰台の頂上に上るのは格別な感覚だし、もう一度味わいたいと思う。だから私は戻って来るのだ。去年は我々にとって最初のレースで、本当に難しかった。出来る限り備えはしたが、例え一時的にトップを走っても、本当の意味で戦い通す事は出来なかった。今回は冬をまたいで集中プログラムを実施したし、ライバルも同じように改良してきたようだが、私はこの挑戦を楽しみにしている。

    ニコラス・ラピエール #7:
    ここに戻って来られてとても興奮している。チームは昨年よりもずっと準備が整っているのと同時に、すごく頼もしい。今年の最初の2レースで少し残念な部分もあったが、ここでは、特に戦績において進歩を見せられると思う。昨年よりもチームの準備は出来ているし、チームの誰もがより経験を積んでいるわけだから、良くなっているはずだ。ル・マンはとても特別なレースで、WECのシーズン中最も重要なレースだ。フランス人ドライバーとして大切だと思うのは、フランスで開催されるレースということではなく、誰にとっても世界で最も有名なレースのひとつだからだ。これまで少しばかりツキに見放され、私自身がここで表彰台の頂上に立ったことはまだないが、昨年はレースをリードする気分を味わえたので、今年こそラッキーで行きたい。

    中嶋一貴 #7:
    私にとって2回目のル・マン24時間は非常に楽しみだ。昨年のことがまだつい昨日のように思える。1年経つのは本当に早いし、とても忙しい1年だった。昨年のル・マン以降はとても良いシーズンだったし、富士では、優勝チームの一人として楽しめた。更に、フォーミュラ・ニッポンのチャンピオンも獲得出来たのが良い記憶だ。昨年と比べると、準備はすごく出来ていると思うが、さらに、もう少し速さが欲しいし、レースに勝つための運も必要だと思う。個人的には、昨年の経験のお蔭でずっとリラックスしている。昨年は初めての経験で、その特別な雰囲気が印象的だった。ル・マンのコースは超高速でたくさんのドラマが生まれるが、昨年多くを学んだことで今年は心構えも出来ている。

    アンソニー・デビッドソン #8:
    ル・マンに戻って来られて興奮しているし、昨年よりはずっと良い結果が出せることを期待している。12ヶ月前にル・マンにやって来て以来、いろんなことが起こった。チームは多くを学び、成熟したし、私自身もあのアクシデントの後のリハビリを完了した。あの記憶よりももっと素晴らしいことを成し遂げるつもりだし、体調は万全だ。チームには絶対の信頼を置いているし、チ−ムメイトはとても速い。過去の何ヶ月か、短期間集中プログラムをこなし、昨年からいかに進歩したかをテストデーでも見せることが出来て嬉しい。いくつかの試練が待ち構えていることも承知しているが、準備は出来ている。我々は出来うる最善の仕事をして、最良の結果を出すべく、プッシュし続ける。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    私にとって2回目のル・マン24時間レースであり、昨年の経験から、とても多くの事を学んだ。既に特別なコースであることは分かっていたが、初めてレースを戦ったことでさらに深く知ることが出来た。昨年、我々の#8はル・マンで初めてシェイクダウンを行ったが、理想的とは言えなかった。今回は、はるかに良い状況であり、全力で挑戦出来ることを願っている。もちろん、最も大事なことは、チェッカーフラッグを受けることだが、それすら過酷なレースでは容易なことではない。最終的に、我々は、トップでチェッカーフラッグを目指したいが、その前に、着実な積み重ねへと多くの仕事をこなすことが必要だ。チームは挑戦に何が必要かを知っており、とても信頼して良い仕事が出来る。しかし、ル・マンはル・マンであり、24時間はとても長い。

    ステファン・サラザン #8:
    私の夢はル・マン、そこでの勝利だ。レースは厳しく、このイベントへと万全の態勢を整え、毎年レースを待ちわびることが私の人生でもある。何回も表彰台に上がり、多くのリードをものにしたが、残念ながら未だに勝利を手にしていない。今年こそはと期待している。とても厳しい24時間にわたるレースだが、我々はテストプログラムとトレーニングプログラムのお蔭で準備は整った。ル・マンのコースは、ほとんどが公道を使用するとてもユニークなものだ。木々は近くに迫り、多くの逸話を残してきた。そして、我々は、通常のサーキットとの違いを感じている。私はこの雰囲気が好きで、このコースの1メートル1メートルを知り尽くしている。ということで、スタートが待ちきれない。

    6月19日(水)フリー走行(現地時間16:00−20:00)の後、予選1回目(22:00−00:00)、翌20日(木)の2回の予選(19:00−21:00、22:00−00:00)によって決勝レースのスターティンググリッドが決定。22日(土)の15:00に24時間レースのスタートが切られる。

  • トヨタ、ル・マン24時間レースの公式テストで順調にセットアップ

    トヨタ、ル・マン24時間レースの公式テストで順調にセットアップ

    トヨタは、ル・マン24時間レース90周年記念大会(6月22-23日)に先立ち、6月9日(日)フランスのサルト・サーキットで行われた公式テストを、有意義に終えた。

    2013年仕様のTS030 HYBRID 2台は、レースウィーク前に全コースで準備とセットアップが出来る、唯一のチャンスに参加した。

    FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦となる、シーズン中最長のル・マン24時間レースを前に、2台が80周以上を走り込むロングランテストに専念した。

    TS030 HYBRID #7のアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴は、長いストレートとシケインとコーナーがユニークに組み合わされた13.629Kmのコースで、TS030 HYBRIDの微調整と何種類かの空力セットアップを行った。

    TS030 HYBRID #8のアンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、ステファン・サラザンは、朝の雨によるとても滑りやすい路面コンディションの中で、集中的にタイヤ評価を行い、テストプログラムを完遂した。

    両車ともトヨタ・ハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)の最適化を行った。このシステムは、コースに規定された7か所のブレーキ回生区間でスーパーキャパシタに蓄電し、自動的に300馬力の加速アシストをするものである。

    夜通し降り続いた強い雨のために、非常に滑りやすいコース状況でTS030 HYBRID #7のアレックス・ブルツと#8のステファン・サラザンがセッションをスタート。#7が中嶋一貴とニコラス・ラピエール、#8もセバスチャン・ブエミからアンソニー・デビッドソンへとドライブを引き継いだ昼の休憩まで、雨は降り続いた。

    午後のセッション半ばには雨も上がり、コースはドライコンディションへと変わり始め、ミシュランのインターミディエイトタイヤを装着することで急速にラップタイムは向上していった。

    #7はニコラス・ラピエール、中嶋一貴、アレックス・ブルツと順調にドライブを続け、#8もアンソニー・デビッドソン、ステファン・サラザン、セバスチャン・ブエミ、そして、再びアンソニー・デビッドソンへと交代を重ねて午後のセッションを終えた。

    木下美明 チーム代表:
    我々は、12か月前に初参戦したル・マン24時間レースから、さらに強いチームと、さらに強いTS030 HYBRIDを手に入れた。今日の我々の目標は、テストの時間を最大限に有効活用することであり、それを達成出来た。天候のために、今日我々が望んでいた全てを消化することは出来なかったが、それは、どのチームも同じだ。チームは良く働き、TS030 HYBRIDは頼もしく走った。これは昨年からの進化を示すものである。しかし、あと数日間で改善のためにやらねばならないこともある。我々はすでに何日も夜を徹し、全力で働いて来たが、最後の詰めに差し掛かっている。

    TS030 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴)
    午前:4番手(39周)、最速ラップ3分49秒349:首位と3.072秒差
    午後:6番手(43周)、最速ラップ3分29秒593:首位と7.010秒差

    アレックス・ブルツ #7:
    面白くて忙しい1日だった。ウェット路面を喜ぶ者はいないが、サーキットに戻って来られるのは嬉しいことだ。天候はどうしようもないが、それはどのチームも同じだ。それでもまだ有意義だったのは、ウェットとインターミディエイトタイヤの、それぞれの条件下でのセットアップをいくつか試せたことだ。コースが乾いた時のTS030 HYBRIDのバランスも良かったが、スリックタイヤではどうしてもクリアラップが取れなかった。ラップタイムが全てではないが、やはりもう少し良いタイムを出せるようにしたい。

    ニコラス・ラピエール #7:
    空力とセッティングの面で得るものは多かった。大雨から小雨、それから完全にドライになる前の半乾き路面まで、全ての条件をこなすこととなったが、これは、我々にとって、どのタイヤをどの条件で使うかを知るために役立った。とはいえ、テストすべきことが非常に多かったので、出来れば完全なドライセッションでも走りたかった。他のチームが何をテストしているのか分からないので、今自分達がどのあたりにいるのかを正確に知るのは難しい。TS030 HYBRIDの信頼性は高く、レースに向けてデータ分析をしなければならない。

    中嶋一貴 #7:
    ウェット路面でスタートしたが、最後は少し乾いたコンディション走行となり、色々な条件での走行を体験出来た。レースウィークに向けては良い経験が出来たと思う。というのも、雨天では水しぶきで本当に視界が悪いからだ。また、何度も先行車に阻まれたが、これがル・マンだし、それが普通なのだと思っている。この先行車というものは、常に考えなければいけないポイントで、うまく捌かなければならない。ル・マンに戻って来られたことは嬉しいが、天気だけは自分の望んだものではなかった。

    TS030 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ)
    午前:5番手(40周)、最速ラップ3分50秒903:首位と4.626秒差
    午後:4番手(45周)、最速ラップ3分27秒581:首位と4.998秒差

    アンソニー・デビッドソン #8:
    ル・マンのコースを再び走れたのは嬉しいが、ずっと変わり続ける天候でのセッションは、とても難しいものだった。雨の中でセットアップ作業を続け、非常に良いバランスを見つけた。このような、本当にトリッキーな条件下でのラップタイムとしては満足いくものだ。午後遅くの再走行時には数周のドライ路面走行が出来、車両バランスを更に良くするアイデアを見つけるべく走った。ラップタイムは今日の優先課題ではなく、最も大切なのは2週間後に我々がどこにいるか、様子を見極めることだ。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    最後はドライ走行が出来たが、望んでいたようにはならなかった。しかし、少なくとも着実に多くの周回を重ねられたことで、我々皆が、またル・マンに慣れることが出来た。路面のコンディション、先行車と、あらゆるものが完璧なラップを阻むことになったが、レースで勝つためには、まだまだいくつか改良しなければならない。レースウィークが始まる前に、1,150km以上を走って膨大なデータを得たので、チームは明日からも忙しい日々になるだろう。

    ステファン・サラザン #8:
    とても良い1日だったし、TS030 HYBRIDも非常に頼もしかった。ウェットとドライで走行を重ね、我々のプログラムは完了した。今のところ全てうまく行っており、多くの周回を重ねることが出来た。今朝、ウェット路面で走行を開始した時は、車両バランスにあまり満足していなかったが、ドライになって大幅に好転した。こうしてトヨタ・レーシングと共にここにいることがとても嬉しい。私自身はいつでもレースを走れる準備が出来ている。

  • トヨタ TS030ハイブリッド (2013)

    トヨタ TS030ハイブリッド (2013)

    TS030 HYBRID
    トヨタが2013年FIA世界耐久選手権に参戦するマシン「TS030 HYBRID」。

    TS030 HYBRIDのパワートレインには、トヨタ自動車 東富士研究所のモータースポーツ部で開発され、2012年型から更に改良が加えられたトヨタ・ハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)が搭載。独創的なスーパー・キャパシタを使用するハイブリッド・システムは300馬力を発生し、3.4リットル自然吸気V8ガソリンエンジンが発生する530馬力をアシストする。

    技術規則が大きく変更される2014年シーズンを前に、2013年シーズン用に更なるパワー、効率、制御レベルと信頼性の向上を図った。

    TS030 HYBRIDのシャシーも、信頼性と保守性/整備性の向上に主眼を置くと共に、更なるパフォーマンスの向上をはかり、2013年シーズン用として設計された。改良型モノコックを含む進化した空力パッケージは、2013年のレギュレーション変更によりワークスLMP1カーに課せられた最低車両重量15kg増の影響を最小限に抑え、かつ、パフォーマンスの向上を可能としている。

    TOYOTA TS030 HYBRID スペック (2013)

    名称 TS030 HYBRID
    タイプ ル・マン・プロトタイプ (LMP1)
    ボディーワーク カーボンファイバーコンポジット
    フロントガラス ポリカーボネート
    ギヤボックス 横置きシーケンシャル6速ギヤボックス
    ギヤボックスケーシング アルミニウム
    ドライブシャフト CV式三叉プランジジョイント・
    ドライブシャフト
    クラッチ マルチディスク
    ディファレンシャル ヴィスカス機械ロック式ディファレンシャル
    サスペンション プッシュロッド式
    独立懸架ダブルウイッシュボーン(前/後)
    スプリング トーションバー
    アンチロールバー 前/後
    ステアリング 油圧式パワーステアリング
    ブレーキ 2系統油圧式ブレーキ・システム
    アケボノ製モノブロック軽量合金キャリパー
    (前/後)
    ブレーキ・ディスク カーボン製ベンチレーテッド・ディスク(前/後)
    ホイール マグネシウム鍛造ホイール
    フロントホイール 14.5 x 18 inch
    リアホイール 14.5 x 18 inch
    タイヤ ミシュラン・ラジアル
    フロントタイヤ・サイズ 36/71-18
    リアタイヤ・サイズ 37/71-18
    シートベルト タカタ
    全長 4650mm
    全幅 2000mm
    全高 1030mm
    燃料タンク容量 73リッター
    パワートレイン TOYOTA HYBRID System – Racing
    (THS-R)
    エンジン 90° V8 自然吸気エンジン
    燃料 ガソリン
    エンジン排気量 3400cc
    バルブ数 4
    エア・リストリクター 1 x 43.3mm
    キャパシタ 日清紡ホールディングス
    後輪ハイブリッド・
    モータージェネレータ
    デンソー
    最高出力 530PS(エンジン)+300PS(モーター)
    車両重量 915kg以上

    TS030 リア TS030 フロント

  • トヨタ、F1復帰を否定

    トヨタ、F1復帰を否定

    トヨタは、F1に復帰するためにエンジンを開発しているとの噂を否定した。

    16日(木)、ホンダが2015年からF1に復帰することを正式発表。ライバル企業であるトヨタの動向に注目が集まっている。

    一部報道では、トヨタが今後数年以内にF1復帰を検討しているとされているが、トヨタ・モータースポーツは、その噂は真実ではないと述べた。

    「F1に復帰する予定はありません。ここではトヨタのF1に関する作業は行われていません」

    「ただし、もちろん多くのF1チームが、独自の開発をするために我々の施設を利用しています」

    トヨタはF1復帰には取り組んでいないが、ケルンの本部ではWECに参戦しているTS030ハイブリッドが開発されている。

    また、トヨタがF1から撤退するわずか2年前に完成した最先端の風洞は、複数のF1チームが利用している。フェラーリもそのひとつであり、2011年と2012年の相関問題のあと、マラネロの風洞を再建しているため、ケルンの風洞でF138を開発している。

    関連:ホンダ、F1復帰を正式発表!マクラーレン・ホンダ復活!

  • 中嶋一貴、ホンダF1復帰に「トヨタドライバーが言うことではないですが」

    中嶋一貴、ホンダF1復帰に「トヨタドライバーが言うことではないですが」

    中嶋一貴が、ホンダのF1復帰について自身のブログで触れた。

    中嶋一貴は、2007年最終戦ブラジルGPでウィリアムズからF1デビュー。翌年から2009年までフル参戦した。

    「発表のタイミングが突然だったので知り合いに聞くまで全く知りませんでした」と中嶋一貴はホンダF1復帰についてコメント。

    「さすがにホンダのF1復帰ともなればやっぱりメディアの露出もあるだろうなと思ってニュースを見ていたら、報道ステーションでの尺の長さと内容に良い意味でびっくり。夕方から作ったんでは絶対に出来ないだろう内容で、報道のウラがかいまみれるような。笑」

    「世の中的にも何となく上向きになっていきそうな空気の中での、このニュースはすごく明るい話題だと思いますし、文字通り株を上げたんじゃないでしょうか」

    「地上波放送もなくなってしまったF1にもう一度注目を引き戻すチャンスだと思うので、ぜひ頑張ってもらいたいと思います!」

    「日本ではレース=F1という認識がほとんど(最近の学生年代はそのF1さえも知らないらしいですが。)なので、やっぱりF1が人目につかないと困るんです笑」

    「また最近では若いドライバーの現実的な目標がどうしても国内にしか向かない環境になってしまっていたので、やるからにはぜひ若いドライバーに夢を与えられるような育成環境作りをしっかりと作り上げてもらいたいと思います」

    「ま、こんなことはトヨタのドライバーである僕が言うことではないかも知れませんけど笑」

    「国内でもレースをしている人間としてF1が全てだとは思いませんが、でも日本というお国柄、どうしても日本人選手が世界で活躍することが最もその競技を盛り上げる近道なので・・・ドライバーも、そしてエンジニアも含めて若い人たちが目標を高く持てて、頑張ればそれを叶えていけるような環境になっていけば未来も明るいと思うんですが!」

    関連:ホンダ、F1復帰を正式発表!マクラーレン・ホンダ復活!

  • レクサス、新型ISを発表

    レクサス、新型ISを発表

    レクサスは、IS350、IS250をフルモデルチェンジするとともに、新たにハイブリッドモデルIS300hを追加し、全国のレクサス店を通じて5月16日に発売した。価格は420万円〜595万円(税込)。

    新型ISは、「真の“走る楽しさ”の体現」を開発のキーワードとし、ISのDNAとも言える「気持ちよい走り」と「スポーティなデザイン」をさらなる高みへと飛躍させた。

    レクサスハイブリッドラインアップを完成させる一台であるIS300hは、レクサスのアイデンティティ「先進性」の具現化を目指し、スポーツセダンに不可欠な高い動力性能と快適性の両立に加え、クラストップレベル*2の環境性能(JC08モード走行燃費23.2km/L、CO2排出量:100g/km)を達成した。

    さらに新型ISは、新生産技術を採用してボディ剛性を向上させたほか、新型リヤサスペンションや8-Speed SPDSを採用し、ドライバーの意のままに操ることができる優れた操縦性・走行安定性を実現した。

    加えてスポーティバージョン“F SPORT”では、新工法を用いた専用スポーツシートや、レクサス LFA*5の意匠・機構を受け継ぐ可動式メーターなどを採用。さらにIS350“F SPORT”では、GSにも採用されたレクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム(LDH)を採用し、これまでにない走りの楽しさを体験することを可能にした。

    デザインは、レクサスのデザインアイコン「スピンドルグリル」を起点として力強さとスポーティさを表現したエクステリア、操作性に配慮したインテリアにより、ISならではのスポーツ性を予感させるスタイリングとした。

  • トヨタ、ル・マンまでに性能調整の規約変更を求める

    トヨタ、ル・マンまでに性能調整の規約変更を求める

    トヨタは、ル・マン24時間レースまでにエンジン規約が変更されない限り、アウディに挑戦することはできないと考えている。

    トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンは、スパ後のチーム分析で、現在の性能調整(Balance of Performance )が、アウディのターボディーゼルに有利に働いていることを示したと述べた。

    「状況には満足していない。なぜなら、我々は彼らと戦うことができないからだ」とパスカル・バセロンはコメント。

    「実際のところ、ル・マンでの我々のチャンスは非常に小さい」

    パスカル・バセロンのコメントは、トヨタがスパ戦には票したプレスリリースの楽観的な文面とは対照的だ。

    パスカル・バセロンは、WEC世界耐久選手権のレギュレーションを定めたACOとFIAに対し、ル・マン24時間までにBoPを調整するよう訴えた。

    「我々は、BoPを進化させる必要があると考えている。そのためのプロセスが存在し、進行している。それによってどうなるかを見定めなければならない」

    「ACOとFIAがBoPを適切にすることがどれくらい難しいかについて過小評価していないが、彼らがBoPを正そうとしていると信じている」

    パスカル・バセロンは、最新のアウディR18 e-tronクワトロが、トヨタTS030ハイブリッドに対し70〜80馬力のアドバンテージがあると見積もっている。

    ACOのスポーツマネージャーを務めるバンサン・ボメニルは「プロセスは進行中だ。我々は常にデータを解析している。これ以上のことは語せないが、それはすべてのクラスに当てはまる」とコメント。

    これに対し、アウディスポーツのヴォルフガング・ウルリッヒ代表は、スパの結果は、変化が必要であるという十分な証拠にはならないと主張した。

    「新車なしで開幕戦に来て、2戦目に新車を一台持ち込み、半分しかレースを戦っていないチームが、どうやってBoPの変更を求めることができるんだい?」とヴォルフガング・ウルリッヒはコメント。

    「トヨタの新車は、少なくとも我々のル・マン仕様に匹敵していた」

    トヨタは、ターボディーゼルエンジンに対するエアリストリクター径が3%減らされたが、燃料タンクがそのままとされた冬の段階で大きなミスを犯したと考えている。

    「昨年の間違いは、パワーにだけ集中し、燃費を置き去りにしてしまったことだ。我々が2つのうち1つをオープンなままにしておけば、ディーゼル技術はそれを利用することができる」

    パスカル・バセロンは、アウディが燃費の優位性をパワーに回したのではないかと主張する。

    「昨年、アウディは我々よりも3〜4周多く走っていた。今年は2周少ない」

    また、パスカル・バセロンは、スパで2013年仕様のTS030が予選よりもレースの方が競争力があるように見えたのは、アウディが特にロングテール仕様車が、実際の実力を出していなかったためだと主張する。

    「レースの方がよく見えたが、それはアウディのエンジンセッティングに関連があるはずだ」

    アウディは、エンジンパワーを絞ってレースを戦っていたのかと質問されたパスカル・バセロンは「その通りだ。それははっきりと結論が出ている」と述べた。

  • トヨタ 「ル・マンではアウディに挑戦できる」

    トヨタ 「ル・マンではアウディに挑戦できる」

    トヨタは、スパ6時間レースでの2013年仕様のTS030ハイブリッドのパフォマンスは、来月のル・マン24時間レースでアウディに挑戦できることを証明したと考えている。

    スパ6時間レースでレースデビューを果たした2013年仕様のTS030ハイブリッドは、一時トップを走行し、ドライブトレーンの問題でリタイアするまでロングテール仕様のアウディ R18 e-tron クワトロの前を走っていた。

    開幕戦シルバーストンを2012年仕様車で戦ったトヨタは、スパで優勝を争えると楽観視していた。

    中嶋一貴、アレックス・ヴルツと2013年仕様車を走らせたニコラス・ラピエールは「勝利のために戦っていたので、最終結果にはとても失望している」とコメント。

    「ポジティブなのは、クルマのペースが予選で良くなっていたことだ。たとえ彼らよりも少し遅かったとしても、間近だったと思う」

    「僕たちがル・マンのパッケージを使っていたことを考えれば、挽回できている」

    だが、ニコラス・ラピエールは、トヨタはまだロングテール&ハイダウンフォース仕様で走ったアウディ R18 e-tron クワトロよりも遅いと認める。

    「#3よりもちょっと遅かったと思う。彼らはコーナーの立ち上がりで苦労していたが、彼らの方が明らかに速い」

    2013年仕様のTS030ハイブリッドは、ハイブリッドシステムのトラブルで4時間でリタイア。エネルギー回生が作動不良に陥り、リヤブレーキのオーバーヒートに繋がった。

    ハイダウンフォース仕様の2012年仕様車は、アウディの3台に次ぐ4位でフィニッシュした。

    関連:トヨタ、2013年仕様車にハイブリッドのトラブルでリタイア (WEC第2戦)

  • トヨタ、2013年仕様車にハイブリッドのトラブルでリタイア (WEC第2戦)

    トヨタ、2013年仕様車にハイブリッドのトラブルでリタイア (WEC第2戦)

    トヨタは、FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦スパ6時間レースで善戦したが、あと僅かで表彰台を逃した。

    アンソニー・デビッドソン、ステファン・サラザン、セバスチャン・ブエミがドライブした2012年仕様の#8 TS030 HYBRIDは力強い走りで4位に入ったが、アレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴が組んだ2013年仕様の#7 TS030 HYBRIDは、デビューレースとなったスパ6時間レースでトップ争いを繰り返した後、無念のリタイアを喫した。

    レースの半分を消化した直後、#7のトヨタ・ハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)のエネルギー回生が作動不良に陥り、リヤブレーキのオーバーヒートに繋がった。TS030 HYBRIDは協調回生ブレーキシステムと通常のハイドロリックブレーキを併用する設計となっているが、今回ばかりは#7はリタイアを余儀なくされてしまった。

    レース序盤、ラピエールの#7が4位、ブエミの#8が5位につけたが、すぐに両者とも高い戦闘力を披露した。ラピエールはしばらくの間、アウディとの間で勝利を予感させる接近戦を演じ、ブエミは力強い走りを見せた。その後、素晴らしい走りを見せたラピエールは#7を中嶋に、ブエミは#8をサラザンに託した。

    レース中盤、アウディとはタイヤ戦略、燃料ストラテジーが異なる作戦を取りながらもトヨタ・レーシングは好結果を期待出来る走りを披露した。しかし、ラピエールからステアリングを受け取って間もなく、中嶋は#7号車をピットに滑り込ませた。そして残念ながらリタイアとなった。
    理由はハイブリッドシステムのトラブルだった。トラブルの原因はこれから詳しく解明しなければならない。

    一方、#8はブエミが最後のスティントを担当し、最後まで表彰台を目指して戦いを続けた。そして、周回遅れを追い抜く際に接触して性能が低下したにもかかわらず、4位でレースを終えた。

    次戦、FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦は、6月22日(土)、23日(日)の両日に行われるル・マン24時間レースとなるが、その前に、公式テストが6月9日(日)にサルト・サーキットで行われる。

    TS030 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴)
    決勝レース:リタイア、最速ラップ:2分1秒847

    ニコラス・ラピエール #7:
    勝つために戦っていただけに、この結果にはとても失望している。我々はライバルよりも少し遅いとはいえ、僅差で戦えると思っていた。今日、肯定的といえることは、公式予選よりも優れたペースで戦えたことで、ル・マン仕様のパッケージに手応えを得られたことだ。ル・マンで戦うためにも、起こってしまったことを理解する必要がある。

    中嶋一貴 #7:
    決勝レースでのパフォーマンスは、公式予選後に予想した以上の戦闘力だった。問題に直面するまでは、アウディと対等に戦えていた。最初のスティントは上手く行ったが、2回目のスティントでは渋滞に阻まれ、少し困難だった。そしてル・マンを前にして、24時間レースではなくて今日のレースで問題が起きてしまった。原因を究明し、再発を防ぐことを願っている。ル・マンへと集中している。

    TS030 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ)
    決勝レース:4位、167周(トップと1周差)、ピットストップ7回、
    最速ラップ:2分2秒052

    アンソニー・デビッドソン #8:
    我々が走らせていたのが2012年仕様だということを考えれば、期待以上の結果が得られたと思う。私のスティントでは絶好調でバランスは非常に良かった。タイヤのグリップも十分だった。ベストを尽くし、ベストな成績が得られたと思う。#7のリタイアは本当に残念だ。#7がリタイアしたのは私が走っていた時で、ブエミとドライバー交代するためにピットに入ってガレージの中に#7を見付けて驚いた。これが今日最大の落胆だったといえる。

    ステファン・サラザン #8:
    難しいレースだった。アウディには追いつけなかった。理由は我々のTS030 HYBRIDが2012年モデルでハイ・ダウンフォース仕様だったせいだ。スパのコースにはダウンフォースが少々大きすぎた。我々は精一杯の仕事をし、チームもベストを尽くした。結果は4位だったけれど、我々は表彰台を目指して激しいレースを展開、僅かなところで表彰台を逃した。#7は気の毒な結果となったが、チームはこのリタイアから多くを学び、ル・マンにはより強くなって挑戦するだろう。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    我々のTS030 HYBRIDは2012年モデルのハイ・ダウンフォース仕様。このスパのコースには最適とはいえなかったが、それでも表彰台を狙って猛烈にプッシュした。遅い車を抜くときにコースを外れてタイヤバリアに接触した。おかげでボディにかなりダメージを被り、最後のスティントの走りに影響が出てしまった。

    木下美明 チーム代表:
    我々は#7と共に首位争いへと真剣勝負を挑み、とてもエキサイティングなバトルだった。それだけにリタイアには失望している。我々は、いま原因を究明中であり、これは根本的な原因に対処するために、まずやらねばならないことである。#8のドライバーも2012年仕様車で表彰台を目指して頑張ったが、結果は4位フィニッシュに甘んじてしまった。我々はチームの総力を結集してル・マンでより良い成果へと挑戦する。アウディチームは、今日も素晴らしい成果を残したことを祝福したい。そして、ドライバーたちは健闘し、素晴らしいショーを見せてくれた。大事なことはイベントとして大いに盛り上がり、大観衆と共にWECを代表する素晴らしい雰囲気に包まれたことだ。