カテゴリー: トロロッソ

  • F1特集 | F1チームが組織的に行う“合法的”な無線スパイ行為

    F1特集 | F1チームが組織的に行う“合法的”な無線スパイ行為

    アルファタウリのチームマネージャーを務めるグラハム・ワトソンが、F1チームがレース週末にどのようにライバルの無線傍受を行っているかを語った。

    2007年の“スパイゲート”事件以来、F1は様々な種類の研究や盗聴、スパイ行為に敏感になっている。F1を襲った最大のスキャンダルであるこの事件では、フェラーリが、元従業員のナイジェル・ステップニーが重要なテクニカルデータをマクラーレンのエンジニアであるマイク・コフランに渡したと主張。

    FIAによるヒアリングの結果、マクラーレンは不法な手段でフェラーリから情報を入手してアドバンテージを得たとして、コンストラクターズランキングから除外され、1億ドルという記録的な罰金を科された。

    グラハム・ワトソンは、1996年にF1での開始して以降、ベネトンやブラウンGPなど様々なチームに関与してきた。2014年以来、彼はレッドブルの姉妹チームであるトロロッソ、今季からはアルファタウリとなるチームのチームマネージャーとして働いている。グラハム・ワトソンの役割はチーム内のすべてのプロセスを知り、ライバルの無線をいかに最適に聞くかという仕事も含まれる。

    「我々はファクトリーに運用部隊を設けています」とF1の無線スパイ行為についてグラハム・ワトソンは Motorsport-Total.com に語る。

    「また、我々はずべての無線チャンネルを聞く人をレーストラックに配置しています。レースの週末にのみ合計12人のスタッフにこのタスクに割り当てています」

    それでは“スパイ行為”はどのように機能させているのか?

    「通常、我々は各スタッフに2つまたは3つのチームを割り当て、彼らはそのキーワードに注意を払っています。当然ながら、多くの無関係なコミュニケーションもあります。したがって、彼らはキーワードを聞いて作業を続けます」

    F1チームは、F1マネジメントから公式にフィードされる無線を聞くことができるため、それはかなり合法的な行為だ。

    「全チームには、他のすべてのチームの話を聞く機会があります」とグラハム・ワトソンは語る。

    ただし、これは週末のレースの場合のみであり、バルセロナでの冬季テストではそのような選択肢はない。2020年のプレシーズンテストからスクリーンなどを使用してF1マシンをライバルチームやメディア、ファンから隠すことを禁止となり、F1チームはより簡単にライバルの動向を観察できるようになる。

    一方、レース中はライバルのピット無線はさらに重要になる。当然のことながら、他チームの戦略はトロロッソにとって特に興味深いものとなる。基本的には、ライバルが何をしているかの概要を取得することだ。直接のライバルの動向は、上位を走っているトップチームよりもはるかに重要となる。

    「もちろん、レース自体では、彼らがいつピットインするのか、もしくはマシンに問題があるかを聞きたい。タイヤやブレーキ、燃料を節約しているかどうかをね」とグラハム・ワトソンは説明する。

    「直接の争っているチームにより集中したいことは想像できると思います。通常、メルセデスがレースをリードしていることはトロロッソには影響を与えません。しかし、レーシング・ポイント、ハース、またはルノーが何をするのかは重要になってきます」

    過去には、まったく異なる方法が使用されていた。52歳のグラハム・ワハソンは、ライバルのラジオに直接アクセスしていたかもしれない。だが、現在、チーム無線は暗号化されているためそれは不可能だ。

    「我々は無線にデジタルシステムを使用しています。各チームには独自の暗号化されたラジオがあります。したがって、公式チャンネルがないと実際に何も聞こえないはずです」

    グラハム・ワトソンは、チームの無線全体を無修正で聞くことができれば“絶対”に役立つだろう認める。特にパワーバランスがまだ明らかになっていないシーズンの序盤はそうだ。

    「特に役立つでしょうね。なぜなら、速いラップでは、燃料の使用量を言うのは常に難しいからです」

    ちなみに、1983年にトールマンで最初に無線が使用された。ジョニー・チェコットがハンドルを握り、最初はレーストラックではなく、グッドウッドでのショーイベントで新しい技術をテストした。

    その後、1990年代には実際に無線通信はスパイされていたとグラハム・ワトソンは回想する。

    「そうですね! 100%そうだっただと思います! 人々は他のチャンネルに入り込んで、他チームに耳を傾けようとしていました。そうでうね、実際にそれは行われていました」とグラハム・ワトソンは語った。

  • F1 | トロロッソからアルファタウリへの改名はファンには概ね不評

    F1 | トロロッソからアルファタウリへの改名はファンには概ね不評

    トロロッソは、2月14日(金)から新しいF1チーム名であるアルファタウリを名乗ることになるが、ファンからの反応は概ね不評だ。

    2006年にミナルディを買収してスクーデリア・トロロッソとしてF1に参戦を開始したレッドブルのジュニアチームは、2020年からはレッドブルの衣料ブランドであるアルファタウリを宣伝するためにチーム名を『スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ(Scuderia Alpha Tauri Honda)』に変更する。

    トロロッソは、レッドブルのジュニアチームとしてF1で若手ドライバーを育成してシニアチームに送り込む役割を担い、セバスチャン・ベッテル、ダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペンといったF1でのグランプリウィナーを輩出。

    2008年のF1イタリアGPでセバスチャン・ベッテルが優勝して、シニアチームよりも先に勝利をもたらし、2018年にはホンダの再生に大きく貢献するなど、イタリア気質の雰囲気をもったチームは、トップチームではなくともファンから愛されてきた。

    トロロッソは、ソーシャルメシアで2月14日からアルファタウリを名乗ることは発表。しかし、ファンからの反応は賛否がわかれている。

    チーム名変更を歓迎する声もあるが、ファンからのコメントには「ノー!どうして?」「お願いだからトロロッソのままでいてくれ」「トロロッソは永遠」など、トロロッソの継続を望むこと声が多数占めており、「alpha touur……..」と発音のしにくさを指摘する声も。

    だが、トロロッソは「名前は変わるけど、我々はまだ同じチームです」とコメントするなどファンをなだめている。

    アルファタウリは、2月14日(金)の夕方にオーストリア・ザルツブルグにあるレッドブのハンガー7で2020年の新車発表イベントを実施。ドライバーを務めるピエール・ガスリーとダニール・クビアトはすでに新車でのシート合わせを完了させている。

  • F1 | トロロッソ、アルファタウリのF1チームロゴを初公開

    F1 | トロロッソ、アルファタウリのF1チームロゴを初公開

    トロロッソは、F1チームの名称をアルファタウリへと変更することにチームとして正式に言及。チームロゴを初公開するとともに、2月14日の発表時から新しいF1チーム名で活動することを明らかにした。

    2006年からスクーデリア・トロロッソとしてF1に参戦を開始したレッドブルのジュニアチームは、2020年からはレッドブルの衣料ブランドであるアルファタウリを宣伝するためにチーム名を『スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ(Scuderia Alpha Tauri Honda)』に変更する。

    すでにFIAが公表したF1エントリーリストやホンダのモータースポーツ活動計画、チーム関係者のインタビューなどでは2020年のF1世界選手権からアルファタウリとして参戦することは公になっていたが、レッドブルとトロロッソの公式サイトやソーシャルメディアにアルファタウリの名前が掲載されたことは一度もなかった。

    しかし、トロロッソは1月31日(金)にソーシャルメディアにGoogleの検索画面で「いつトロロッソはアルファタウリに変わる?」という入力する動画を公開。2月14日にチーム名を変更するとともに、スクーデリア・アルファタウリとしてのロゴを初公開した。

    アルファタウリは、2月14日(金)の夕方にオーストリア・ザルツブルグにあるレッドブのハンガー7で2020年の新車発表イベントを実施。ドライバーを務めるピエール・ガスリーとダニール・クビアトはすでに新車でのシート合わせを完了させている。

  • F1 | レッドブル、ピエール・ガスリーのトロロッソでの復活劇を称賛

    F1 | レッドブル、ピエール・ガスリーのトロロッソでの復活劇を称賛

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ピエール・ガスリーには再びレッドブルで優勝し、F1で“偉大なドライバー”になるために必要なものが備わっていると語る。

    ピエール・ガスリーは、2019年にレッドブル・ホンダのF1ドライバーとしてシーズンを開始したが、前半戦で期待された結果を残すことができず、夏休み後にトロロッソ・ホンダに降格させられた。

    トロロッソ・ホンダに戻ったピエール・ガスリーは、9戦で5回の入賞を達成。F1ブラジルGPではF1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンを抑えてF1初表彰台となる2位フィニッシュを果たしている。

    「信じられないような開花だった」とヘルムート・マルコは Motorsport-Total に語った。

    「心理状態というものがいかに重要かを見ることができた。そうなることを期待していたと言えば、完全に嘘になるだろう」

    「ダニール・クビアト(2016年にレッドブルからトロロッソに降格)とは対照的に、ガスリーは再び立ち上がった。彼と我々にとってホッとすることだった」

    「彼はレッドブルでの6ヶ月から教訓を学んだと思う。将来、彼は素晴らしい男になることができると思う。」

    レッドブルは、ピエール・ガスリーをトロロッソに戻したのは、プレッシャーを軽減し、自信を取り戻すために必要だと感じたからだと常に説明している。

    「“降格”という言葉とは戦わなければならない」とヘルムート・マルコは述べた。

    「我々はF1について話をしている。何千人のドライバーがF1に入るという夢を持って働いているのか?

    「そして今、トップを争っているF1チームから中盤でドライブするチームに移った。彼はまだお金を稼いでおり、最高峰クラスにいる」

    「これは新しい機会の始まりであり、降格ではないと言いいたい」

    ピエール・ガスリーはトロロッソに戻った時点でそれを理解していたのかと質問されたヘルムート・マルコは「最初の瞬間はそのようには見えなかったが、今では違って見える。そして、これは信じられない現象だ」

    「ピエールはトロロッソに乗り込み、すぐに我々が契約したガスリーになった。

    「彼がそのような形でトロロッソですべての力を発揮できるようになった唯一の理由は、トロロッソの方が運転しやすく、必然的にプレッシャーが低いことだった」

    「しかし、責任の一部はピエールにもあると思う。彼はレッドブルに来て、自分をマックス・フェルスタッペンと比較することだけを見ていた。フィールド全体の他の誰ことも見ていなかった」

    「彼はマックスの方がより速く、自分のやり方がゆっくりと機能するものであることを認めるべきだった。だが、彼はテクニックと他のすべての分野で欠点を見つけようとしてしまった。だが、残念ながらそれは完全に間違っていた」

    ピエール・ガスリーは、新生アルファタウリのドライバーとして2020年のF1世界選手権に挑む。

  • F1 | ピエール・ガスリー 「でたらめなことを言う奴等を黙らせたかった」

    F1 | ピエール・ガスリー 「でたらめなことを言う奴等を黙らせたかった」

    ピエール・ガスリーは、レッドブルからトロロッソに降格した後に自分を突き動かした原動力について語った。

    ピエール・ガスリーは、2019年のF1世界選手権をダニエル・リカルドの後任として選ばれ、レッドブル・ホンダのF1ドライバーとしてスタートしたが、期待された成績を残すことができず、わずか12レース後にジュニアチームのトロロッソに戻ることになった。

    この降格でピエール・ガスリーのドライビング能力が疑われたが、自分のことを疑う人たちを黙らせたいという気持ちをモチベーションしたとガスリーは語る。

    「今では基本的にあの9戦は自分の長所、スピード、スキルを示すために手に入れたものだと思っている」とピエール・ガスリーは語った。

    「もちろん、僕はシングルシーターをスタートして以来、ずっと競争力があった。でも、あの6か月は誰もが『彼に才能はあるのか?』『彼にスピードはあるのか?』『彼は運転の仕方を忘れてしまったのか?』『彼はブレーキのかけ方をわすれてしまったのか?』『今の彼はどれくらいうまくハンドルを回すことができるのか?』と疑問視していた。

    「2~3週間で忘れるわけがない。僕にとってはそれが重要だったし、人々は情報を持っていなかったり、部分的な情報、もしくはまったく知りもしないででたらめなことを話していた」

    「だから、僕にとっては自分の110%を与えることが本当に重要だった。あの9戦で自分が絶好調であり、でたらめなことをいう奴等を黙らせるスピードを示さなければならなかった」

    ピエール・ガスリーのF1キャリアはレッドブルに委ねられているが、F1ブラジルGPでの2位表彰台のようなパフォーマンスによって主張し、コントロールできることはあった。

    「それが僕が教え込まれてきた方法だし、そうやって育ってきた。人生で自分が望むすべてのために闘わなければならなかった」とピエール・ガスリーは語る。

    「誰もこれを僕に与えてくれたことはなかったし、当たり前だと思ったことは一度もなかった。毎回、1年後も続けられるかどうかはわからなかったからね」

    「将来、それらのシートを獲得できるかどうかわからなあkった。その人に結果を出したり、しっかりとパフォーマンスを発揮できなければ、すべては実現しない。常にそういうメンタリティでやってきた」

    「だから、とにかく自分自身に集中する必要があった。最終的に物事を実現するのは自分だからね」

    「それで今回の交代劇があった。僕としては大丈夫だと感じていたし、不公平な状況だった。これから、それが正しいやり方ではなかったことを全員に証明できるかは基本的には自分次第だ」

    ピエール・ガスリーは、2020年のF1世界選手権にトロロッソから名前を変えるアルファタウリのドライバーとして挑む。

  • レッドブルF1 「トロロッソに降格した際のクビアトの精神状態は壊れていた」

    レッドブルF1 「トロロッソに降格した際のクビアトの精神状態は壊れていた」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ダニール・クビアトがトロロッソの降格した際には精神状態が“完全に壊れていた”と語る。

    レッドブルの育成プログラムで育った2014年にトロロッソでF1デビューを果たしたダニール・クビアトは、セバスチャン・ベッテルのフェラーリ移籍に伴って2015年にレッドブルに昇格。

    2016年も引き続きレッドブルで開幕戦を迎えたが、序盤戦にベッテルとのクラッシュが続き、レッドブルはマックス・フェルスタッペンに代えてクビアトをトロロッソに降格させた。

    トロロッソでのダニール・クビアトはスタンプを抜け出すことができず、2017年シーズン途中にピエール・ガスリーと代わる形でF1シートを喪失。レッドブルのプログラムからも外された。

    2019年にはピエール・ガスリーがかつてのダニール・クビアトと同じようにレッドブルからトロロッソへの降格を経験したが、ガスリーはF1ブラジルGPで2位表彰台を獲得するなど、パフォーマンスを取り戻した。

    ヘルムート・マルコは、トロロッソの降格したダニール・クビアトの精神状態は“壊れていた”と語る。

    「そのような瞬間は心理状態がいかに重要かを理解するものだ」とヘルムート・マルコは続ける。

    「ガスリーにあのような復活を期待していたと言えば嘘になるだろう。だが、完全に壊れてしまったクビアトとは異なり、ガスリーは開花した。それは彼自身、そして、我々にとっても幸運だった」

    「ピエールはレッドブルに戻り、すぐに我々がレッドブルに昇格させたときと同じガスリーになった。彼は教訓を学び、レッドブルでの半年間から正しい結論を下した。将来、彼は多くのことを達成できると思っている」

    2018年をフェラーリF1チームのシミュレータードライバーとして過ごしたダニール・クビアトは2019年にトロロッソ・ホンダでF1復帰。F1ドイツGPで3位表彰台を獲得した。

    ダニール・クビアトが、将来レッドブルに復帰することを期待できるかと質問されたヘルムート・マルコは「はい、そうだと思う。彼はまだ一貫性を追加する必要があるが、彼はアブダビで非常に強力なレースを戦った」とコメント。

    「ホッケンハイムの表彰台も素晴らしかったが、ラップタイムと彼がどのようにタイヤを働かせたかについて話せば、アブダビが彼のシーズンのベストレースだった」

    ダニール・クビアトは、F1でレッドブルへの昇格とトロロッソへの降格を経験したチームメイトのピエール・ガスリーにとって自分は“生きた手本”だと語る。

    「このチームを経験したほぼ全員が非常に才能があるドライバーだと思う」とダニール・クビアトはコメント。

    「タイミング的に不運だった人もいる。レッドブル・レーシングでの僕のようにね。チーム内はベストなタイミングではなかった。レッドブルで彼に何が起こったのかについてあまりピエールと話したいとは思わない。それは正しくはないだろう」

    「でも、今はもちろんすべてが大丈夫だ。彼はレッドブルでの時間は短かったが、彼の前にはレッドブルから落とされてもすべてが可能だということを示す良いお手本がいる。彼らが僕たち二人に2度目のチャンスを与えてくれたのは良いことだと思う」

    ダニール・クビアトは、現在、レッドブルにとってF1のためのオプションが限られていることが、彼らのシートを維持するための助けになったと感じている。

    「タイミングがうまくいくときもあれば、タイミングが合わないときもある」とダニール・クビアトは続ける。

    「最終的には、辛抱強く仕事をして、適切なタイミングに適切な場所にいることが重要だ。現在の状況や過去の状況について深く考えたくはない。とにかくそれが起こったことだからね。起こりえなかったかもしれないけど、それは起こった。僕はかなりハッピーだ」

    「もちろん、僕はいつもレッドブルに感謝している。彼らは僕にとても厳しかったけど、それは僕にとってとても良いことでもあった。感謝していることはたくさんある。関係が強くなり続けていくことを願っている」

    ドライバーズ選手権ではルノーF1チームのニコ・ヒュルケンベルグと同点の37ポイントを獲得し、最高成績で上回り13位で終えた。

    「正直、とても満足している」とダニール・クビアトはコメント。

    「はっきりとF1でのベストシーズンのひとつだったと言える。とてもハッピーだ。思い通りに進んだレースもあれば、そうではないレースもあった。でも、これが僕たちミッドフィールドの仕事だ。非常にタイトで、小さなミスを犯せば、チャンスが失われる可能性がある。でも、それが僕たち全員が知っているスポーツの一部だ。今年はF1での過去数年よりも良いドライバーだったと思う」

    トロロッソは、チーム新記録となる85ポイントを獲得してコンストタクラーズ選手権を6位でフィニッシュ。ダニール・クビアトも、アルファタウリになる前のトロロッソとしての最後のシーズズをベストなシーズンにできたと考えている。

    「トロロッソにとって非常に力強い一年だったのは確かだ。たぶんチーム史上最高の年だったと言えるかもしれない」とダニール・クビアトは語る。

    「その一員になれたこと、そして、今年のチーム内の雰囲気は素晴らしかった。チームは常にとても良いパフォーマスを発揮していたと思う。シーズン開幕からかなり一貫してポイント圏内にいたし、常にチャンスを非常にうまく生かしていた。戦略にとってそこになかったポイントでさえ時々獲得することができたのは非常に重要だった。来年にむけた良い後押しになると思う」

  • F1 | フランツ・トスト 「冬季テストからアルボンをレッドブルに勧めた」

    F1 | フランツ・トスト 「冬季テストからアルボンをレッドブルに勧めた」

    アルファタウリのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは、プレシーズンテストの段階からレッドブルにアレクサンダー・アルボンの起用を勧めていたと明かす。

    2月のシェイクダウンテストで初めてトロロッソでF1マシンを走らせたアレクサンダー・アルボンは、序盤戦こそクラッシュすることがあったが、すぐにフランツ・トストに感銘を与えた。

    一方、ピエール・ガスリーが期待された成績を残せていなかったレッドブルは、8月にアレクサンダー・アルボンを昇格させることを決定。現在、トロロッソからアルファタウリに名前を変えたチームで代表を務めるフランツ・トストはアルボンの才能をすぐに確信していたと RACER に語った。

    「彼はバルセロナでのテストが初めてのF1マシンでのテストだったが、本当にうまくやっていた。彼はそこでポテンシャルを示していた」とフランツ・トストは語る。

    「バルセロナで私は彼がシーズンの若手ドライバーのなかでサプライズになると言っていた。アレックスは最初から素晴らしいパフォーマンスを発揮していた」

    「彼はオーストラリアでは簡単なレースとはいかずポイントを獲得できなかったが、バーレーンでは第2戦で9位でフィニッシュして2ポイントを獲得した。さらにレッドブルは彼を観察し、その後、ドライバーを交代することを決断した」

    メディアに対してだけでなく、レッドブルにも直接フィードバックを与えていたかと質問されたフランツ・トストは「もちろん、イエスだ」とコメント。

    「我々たちは常に、ヘルムート(マルコ)、クリスチャン(ホーナー)と一緒にさまざまなドライバーについて話し合っている。バルセロナでのテスト中、最初から彼は本当に良いパフォーマンスを見せていると言っていた」

    2020年もレッドブル・ホンダでマックス・フェルスタッペンとチームを組むアレクサンダー・アルボンはまだ表彰台を獲得できていないが、フランツ・トストはレッドブルが時間を与え、あまりチームメイトに集中しないように促す必要があると語る。

    「彼はセカンドシーズンだが、ドライバーがF1を理解するまで最低3シーズンかかると私はいつも言っている」とフランツ・トストは語る。

    「マックス・フェルスタッペンのようなドライバーが一緒にいるのは非常にポジティブだ。なぜなら、タイムを稼げる場所と失う場所を確認できるからだ」

    「だが、その一方で、彼が非常に速く、匹敵できない場合、かなりのイライラする可能性もある。アレックスは自分自身に集中し、学ぶべきだ。そのあと自分のやり方でやっていけばいい」

  • レッドブルF1 「ガスリーのトロロッソ降格は彼にも責任がある」

    レッドブルF1 「ガスリーのトロロッソ降格は彼にも責任がある」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、昨年のレッドブル・ホンダでの成績不振に対して“一部の責任”を負うに値すると語る。

    今年、レッドブル・ホンダのドライバーとしてシーズンをスタートしたピエール・ガスリーだったが、前半戦に期待された成績を残すことができず、夏休み後にトロロッソ・ホンダに降格させられた。

    ピエール・ガスリーはトロロッソの降格に不満を表明。「いくつかの約束は守られなかった」と語っていた。

    しかし、ヘルムート・マルコは「ピエールは一部の責任を負うべきだと思う」とコメント。

    「彼はレッドブルに行き、彼の前にたたひとつのゴールを目にした。フェルスタッペンというね」

    「彼は序盤からまだマックスの方が早いことを受け入れ、段階的に彼に近づこうとすればよかった。だが、彼はスタイルを変え、別の方法でそのギャップを縮めようとし、何かを変え、激しく攻撃しようとした。そして、それが完全な失敗につながった」

    「だが、トロロッソに復帰した彼は素晴らしかった」

    実際、ヘルムート・マルコは、数年前のダニール・クビアトよりも、ピエール・ガスリーの方がレッドブルからトロロッソへの降格にはるかにうまく対処したと考えている。

    「そのような瞬間は心理状態がいかに重要かを理解するものだ」とヘルムート・マルコは続ける。

    「彼(ガスリー)にあのような復活を期待していたと言えば、嘘になるだろう。だが、完全に壊れてしまったクビアトとは異なり、ガスリーは開花した。それは彼自身、そして、我々にとっても幸運だった」

    「ピエールはレッドブルに戻り、すぐに我々がレッドブルに昇格させたときと同じガスリーになった」

    「彼は教訓を学び、レッドブルでの半年間から正しい結論を下した。将来、彼は多くのことを達成できると思っている」

    ヘルムート・マルコは、ピエール・ガスリーがレッドブルに見限られた、あるいは“降格させられた”との見方を否定した。

    「我々はF1について話をしている。何千人ものドライバーがここで居場所を獲得することを夢見ていることを知っているだろうか?」とヘルムート・マルコはコメント。

    「彼はまだ多くのお金を稼いでおり、まだ世界で最高のチャンピオンシップにいる。これは格下げではなく、チャンスであり、新しい機会だ」

    ヘルムート・マルコは、トロロッソでのピエール・ガスリーに満足しているが、2016年にレッドブルから降格したダニール・クビアトについては同じことは当てはまらないかもしれない。

    ダニール・クビアトが、将来レッドブルに復帰することを期待できるかと質問されたヘルムート・マルコは「はい、そうだと思う」とコメント。

    「彼はまだ一貫性を追加する必要があるが、彼はアブダビで非常に強力なレースを戦った」

    「ホッケンハイムの表彰台も素晴らしかったが、ラップタイムと彼がどのようにタイヤを働かせたかについて話せば、アブダビが彼のシーズンのベストレースだった」

  • F1 | ピエール・ガスリー 「2019年はまるでハリウッド映画のようだった」

    F1 | ピエール・ガスリー 「2019年はまるでハリウッド映画のようだった」

    ピエール・ガスリーは、レッドブルからトロロッソへの降格を経験した2019年のF1世界選手権は“ハリウッド映画”のように感じたと語る。

    前年にトロロッソで有望なデビューシーズンを終えたピエール・ガスリーは、2019年にレッドブルに昇格したが、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに匹敵する結果を残すことができず、夏休み中にトロロッソへの降格を言い渡された。

    しかし、トロロッソで復調したピエール・ガスリーは、ブラジルGPでF1初表彰台を獲得。後半戦はトロロッソのチームメイトであるダニール・クビアトを大きく上回った。
    また、ピエール・ガスリーは、F1ベルギーGPで親友のアントワーニ・ユベールの死と向き合わなければならなかった。

    ピエール・ガスリーは、2019年のF1世界選手権を「まるでハリウッド映画のようだった」と振り返る。

    「どのように始まったのか、いつ始まったのか、最初の6か月間で起こったことなど、すべてがリアルであると想像さえできなかった」
    「交代後にトロロッソに戻ったときにはあまりリアルに感じられなかった」

    「シーズンにわたって『こんなこと起こりえない。リアルではない』と感じる瞬間がたくさんあった」

    ピエール・ガスリーは、アントワーヌ・ユベールの死がどん底で、F1ブラジルGPでの2位がハイライトだったと語る。

    「ジェットコースターのような一年だった。あらゆる感​​情を経験した」とピエール・ガスリーは語る。

    「アンソニーが亡くなったときスパは人生で最も悲い瞬間の1つだった。すでに僕はトロロッソに戻って難しい週末だった」

    「それからブラジルがあった。おそらく僕の人生で、僕のキャリアの中で最高の瞬間だった」

    「私は一年を通して感情に多くのアップダウンがあった。それらの様々な感情、様々な時間を経験しながら、本気で仕事をして、プッシュし続けることができたのは素晴らしいことだった。『OK、プッシュし続ければ、どこかの時点で物事は正しい順序で落ちてくる』とわかっていた」

    ピエール・ガスリーは、F1ブラジルGPでの表彰台で自分のことを疑う人たちを黙られることができたとは考えていないと語る。

    「仕事が報われるのを見るのは良いことだったし、素晴らしかった。トロロッソに戻った後、表彰台がひとつ多くても少なくても、自分という人間を変えることはない」

    「僕はまだ同じ人間だ。まだ同じように仕事をしていて、同じように物事に取り組んでいる。でも、このような困難な時期を経ても、自分が望むパフォーマンスに達するまで常に仕事を続けていることを示せたのは素晴らしいことだ」

  • ダニール・クビアト 「ホンダのF1エンジンに不利な点はほとんどない」

    ダニール・クビアト 「ホンダのF1エンジンに不利な点はほとんどない」

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが、ホンダのF1エンジンでの初シーズンを振り返り、ライバルに対して不利な点はほとんど感じなかったと語る。

    昨年、トロロッソでF1復帰を果たしたダニール・クビアトはチームのことは既によく知っていたが、完全に新しいホンダのF1エンジンに適応しなければならなかった。

    ダニール・クビアトは、トロロッソはレッドブルのパートナーシップからも恩恵を受けているとし、「それが大位に役に立った」と語る。

    「ホンダは可能な限り最高のプロダクトを開発しようという意欲が非常に高い。彼らはそれをとてもうまくやっているし、絶えず改善している」

    ダニール・クビアトは、ホンダのF1エンジンがライバルとのギャップを“大幅”に縮めたと考えている。

    ホンダは、F1エンジンに抱かれていたイメージを大きく向上させることになった。2015年にマクラーレンのフェルナンド・アロンソに『GP2エンジン』とコケにされたF1エンジンは、レッドブルとマックス・フェルスタッペンによって3勝を挙げた。

    ダニール・クビアトも雨で波乱の展開となったF1ドイツGPで3位表彰台を獲得している。

    「来年、トップとのギャップを完全に快勝できるかどうか見てみよう。そうなれば素晴らしいね。でも、すでにディスアドバンテージは非常に小さい」と語るダニール・クビアトは、ホンダのF1エンジンはあとは予選パフォーマンスを向上させるだけだと語る。

    「そこも改善されるだろう。ホンダは間違いなく正しい軌道に乗っている」

    2020年、ダニール・クビアトは、アルファラウリに名前を変えるチームで再びホンダのF1エンジンで戦う。