カテゴリー: トロロッソ

  • トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボン「僕は仏教を信奉している」

    トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボン「僕は仏教を信奉している」

    トロロッソ・ホンダのF1ドライバーであるアレクサンダー・アルボンは、自分が仏教を信奉していることを明らかにした。

    アレクサンダー・アルボンは、ロンドンで生まれ、ロンドンで生活しているが、母親はタイ人であり、タイ国籍のドライバーとしてF1に参戦している。

    「タイの多くの人々がF1ドライバーがいることを知らないと思う」とアレクサンダー・アルボンは Formule 1 に冗談交じりにコメント。

    23歳のレクサンダー・アルボンは、タイの主要な宗教である仏教を積極的に信仰していると語る。

    「レース週末のたびに寺院に行っているんだ」とアレクサンダー・アルボンは明かす。

    「ウィンブルドンにできるだけ頻繁に行っている寺院がひとつある。そのセッションは僕にとって平和と幸福の象徴だ」

    「僕たちは歌を歌い、聖水を使用する。その点ではカトリック主義とよく似ていると思う。僕は教理、瞑想、そして、その考え方を信じている」

    「仏教は僕にとって適切だと感じている。平和を与えてくれるし、ストレスの多いレース週末の役に立っている」

  • トロロッソ代表 「ダニール・クビアトは成熟したドライバーになった」

    トロロッソ代表 「ダニール・クビアトは成熟したドライバーになった」

    トロロッソ・ホンダのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは、今年チームに復帰したダニール・クビアトが以前よりも“成熟”した良いドライバーになったと語る。

    2014年にトロロッソでF1デビューを果たし、翌年すぐにレッドブルに昇格したダニール・クビアト。しかし、そこから結果を出すことができず、2016年にトロロッソに降格し、その1年後にはレッドブルのプログラムから完全に外された。

    その後、ダニール・クビアトは1年間フェラーリのシミュレータードライバーを務めあげて今シーズンからトロロッソに復帰。フランツ・トストは、チームとの3度目のスティントを迎えた25歳になったダニーエ・クビアトは、改善されたドライバーになって戻ってきたと語る。

    「現在のダニールははるかに成熟している。彼はかなり技術的な面を理解している」とフランツ・トストはコメント。

    「皆さんが知っているように、昨年、彼はフェラーリでシミュレーターで仕事をしていた。彼はそこで多くのことを学んだと思うし、すべてが良い方向に進んでいる」

    「また、アレックスも非常に良いパフォーマンスを発揮していると言わなければならない。彼はサプライズだと思っている。我々には本当に競争的なドライバーが2人揃っている」

  • ダニール・クビアト 「ホンダのF1エンジンにはかなり満足している」

    ダニール・クビアト 「ホンダのF1エンジンにはかなり満足している」

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、ホンダのF1エンジンにもう少し多くのパワーと直線スピードを求めてはいるものの、信頼性を始めとした全体的なパフォーマンスには満足していると語る。

    F1カナダGPの舞台となるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは、ロングストレートを有したパワーユニットの性能が出るトラックであり、ダニール・クビアトは、ホンダのF1エンジンが成し遂げてきたゲインに関していくつか重要な答えを得られるはずだと述べていた。

    ホンダのF1エンジンについてダニール・クビアトは「いい感じだった。マクラーレンやレーシングポイントと比較してパワーと直線スピードが少し足りないかもしれないことはわかっていた。今後はそのようなパワーや直線スピードを持ちたいとは思うけど、みんながそう認識している。大きな赤字ではないけど、このようなトラックでは非常に重要だ」とコメント。

    「でも、他のトラックではホンダは本当にうまく走っていた。それに正直なところ、とても信頼性が高く、優れたレースペースを与えてくれている。一貫性もあるし、トラブルない。僕たちはかなり満足している」

    「みんなが懸命に頑張っているし、彼らが改善できること、そして、懸命に仕事を続けて行ってくれることはわかっている」

    F1カナダGPでは、メルセデスがアップグレード版エンジンを投入し、レーシングポイントとウィリアムズはその恩恵を受けた。また、ルノー系チームもこれまで信頼性問題によって抑えなければならなったハイパワーを発揮できるようになっている。

    それでもダニール・クビアトは、トロロッソ・ホンダに適していないと考えられているサーキットで10位入賞を果たした。残り5周でマクラーレンのカルロス・サインツをオーバーテイクした3戦連続でポイントを獲得している。

    「クルマでやれる最大限のことができたと思う。何も残っていなかった」とダニール・クビアトはコメント。

    「僕たちとしては本当に完璧な一日だった。クルマからすべてを絞り出すことができたし、最終の数周のカルロスをオーバーテイクして獲得した1ポイントは良い報酬でだ」

    「彼がタイヤに苦しんでいるのはわっていた。彼が非常に早くにピットインしていたのを知っていた。僕たちのタイヤはおそらくもっと良い状態であることはわかっていたし、そのアドバンテージを生かしたかった」

    だが、ダニール・クビアトとは対照的にアレクサンダー・アルボンのレースは、セルジオ・ペレスとアントニオ・ジョビナッツィに挟まれてフロントウイングを壊して緊急ピットインを強いられたことで妥協を強いられた。

    「蹴り出しはうまくいったけど、ターン1への侵入が少し安全すぎたのというのが僕の見解だ」とアレクサンダー・アルボンはコメント。

    「セルジオはインサイドに入る権利を持っていました。アントニオは明らかに僕たち二人を見ていなかった。でも、それはひとつのことに過ぎないし、誰も間違ってはいないと思う。通常、3人の真ん中にいる人がそれを避けてようとしなければならない」

    「その状況に少し立ち往生していまった。レースが本当に妥協を強いられてしまったので残念だった。1周目にピットしなければならず、それからは正直に言ってペースに苦しんでいました。詳しく調べて理由を突き止める必要があるけど、今週末は僕たちにとってそれほど簡単ではなかった」

    アレクサンダー・アルボンは59周目にリタイアをしたが、ダニール・クビアトが1ポイントを獲得したことで、トロロッソ・ホンダはハースを1ポイント上回ってコンストラクターズ選手権7位に浮上している。

  • トロロッソ・ホンダ 「ようやく“完全なパッケージ”を手に入れた」

    トロロッソ・ホンダ 「ようやく“完全なパッケージ”を手に入れた」

    トロロッソのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは、ホンダとの2年目となる今年ようやく“完全なパッケージ”を手に入れることができ、ひとつレベルが上のパフォーマンスを発揮できていると考えている。

    今年から親チームのレッドブル・レーシングもホンダのF1エンジンを搭載。トロロッソの今季マシンSTR14は、レッドブル・テクノロジーズを介してレッドブルの昨年マシンRB14のパーツが多数使用されている。

    前戦モナコGPでは、今季初の2台揃ってQ3進出を果たし、決勝では2017年にスペインGP以来となるダブル入賞を達成した。

    「ここまでのところ、トロロッソは競争力のあるパッケージをまとている」とフランツ・トストはコメント。

    「我々には速く、空力だけでなく、メカニカル的にもうまく機能するクルマがある。そして、パワーユニット面ではホンダという非常に強力なパートナーがいる。我々には2人の競争力と高いスキルをもったドライバーがいある」

    「二人とは本当に良い仕事をしているし、チームも改善している。完全なパッケージであり、現在はかなりいい感じだと言える」

    「我々は空力部門を入れ替えた。品質を向上させるために生産工程も大幅に変更した。また、組み立て作業においても多くの作業方法と工程を変更している。クルマはかなり優れており、全てが結果として現れていると
    思う」

    F1カナダGPでは、ダニール・クビアトが3戦連続の入賞となる10位でフィニッシュ。アレクサンダー・アルボンはオープニングラップの接触でフロントウイングの交換が必要となり、最後尾から追い上げることがほぼ不可能となったことで残り11周でPUをセーブするためにリタイアした。

  • トロロッソ・ホンダ | 2019年 F1カナダGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダ | 2019年 F1カナダGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダは、2019年 第7戦 カナダGPの決勝レースで、ダニール・クビアトが10位、アレクサンダー・アルボンがリタイアでレースを終えた。

    フランツ・トスト(チームプリンシパル)
    「今週末の序盤から我々のパフォーマンスがモナコと同じレベルに達していないことはわかっていた。それにもかかわらず、エンジニアとドライバーはその不足分を補うために本当に良い仕事をしてくれた」

    「10番手と13番手からレースをスタートし、両ドライバーとも比較的良いスタート切った。残念ながら、アレックスはジョビナッツィと接触してフロントウイングを失ってしまいい、新しいものと交換するために早々にピットに入らなければならなかったず、ベースタイヤに交換した。この時点で、アレックスのレースは多かれ少なかれ終わっていた。接触後にあまりに多くのタイムを失っていたので、PUのマイレージを温存するためにリタイアさせた。ダニールは素晴らしいレースを見せ、スタートではペレスに対して非常にうまくポジションを守った。レース終盤に彼はパフォーマンスを向上させ、他車を追い抜いて1ポイントを獲得した。ここで我々に達成できた最大限だったと思っており、今後のレースではもっと強力なパフォーマンスを発揮して2台揃ってポイントフィニッシュできるようにすべてのデータを分析し、カナダで他と比べてどこで失っていたのかを解明しなければならない」

    ジョディ・エギントン(テクニカルディレクター)
    「今日は本当にかなり複雑な気持ちになっている。レース終盤にストロールとサインツとの素晴らしいバトルで1ポイントを獲得したダニー(クビアト)とは良いレースができたが、その一方で、残得寝ながら、アレックスはレーススタート時の接触にとってフロントウイングの交換が必要になり、ミッドフィールドでのバトルに参加する機会は終わってしまい、そこから巻き返せる可能性はなかっ。チーム側はピットストップでスタッフがパフォーマンスを発揮したし、エンジニアはタイヤとレース戦略をきっちり管理した。ここカナダでもマシンについていくつか学ぶことがあった。今は我々のパッケージにもっと適していると予想する今後のレースを楽しみにしている」

    ダニール・クビアト(10位)
    「とても楽しいレースだった。ポイントを獲得できずレースを終えるのはどうしても避けたかったので、11番手でレースを終えたくなかった。レース終盤でサインツといいバトルができた。彼とはよく限界ギリギリのバトルになり、いつも楽しんでいるけど、最終的にオーバーテイクできるのはいい気分だ。決勝ではマシンのポテンシャル全てを引き出すことができたので、結果にとても満足している。次戦では更に多くのポイントが獲得できるよう、これからも最善を尽くして取り組んでいく」

    アレクサンダー・アルボン(リタイア)
    「今日の決勝はとても厳しい一戦になった。スタート直後にフロントウイングのダメージを負った時点で、僕のレースはほとんど終わってしまった。僕がブレーキを踏むタイミングを遅らせていれば、ペレスがインに入り接触を避けられたかもしれないけど、起こってしまったことは仕方ない。正直なところ、その後もあまりペースがよくはなかったので、原因を解明しなければならない。このレースウイークでロングランでの走行に少し苦戦をしたので、原因を見つけ出し改善したいと思う」

    関連:F1カナダGP 結果 | トップのベッテルにペナルティでハミルトンが優勝

  • ホンダF1 特集 | PUエンジニアの一日

    ホンダF1 特集 | PUエンジニアの一日

    ホンダF1のPUエンジニアを務めるクリス・ライト。レースウイークでは、どんな一日を過ごしているのか、慌ただしいスケジュールを説明した。

    5:45 – 起床
    レースウイークの金曜日は、いつも5:45に起きます。出発するのは6:30です。朝食はサーキットでとるので、ホテルで過ごす時間はそんなに長くないんです。身支度を整えたら、サーキットへ向かいます。

    カナダではレンタカーを利用して、自分たちで運転します。僕がハンドルを握りますが、1台に3人くらいで移動することが多いですね。同乗するメンバーは、僕と同じくToro Rossoを担当するPUエンジニアとシステムエンジニアです。

    7:00 – サーキットへ到着
    F1チームには作業禁止時間が設定されているのをご存知ですか?「カーフュー(日本語で“門限”)」と呼ばれるこのルールによって、僕らスタッフはカナダGPの金曜は朝7時より前にサーキットへ入ることを禁止されています。したがって、7時になったらすぐに現場入りできるように、各チームのスタッフはゲートに並んで待つんです。カーフューを破るとチームに迷惑をかけることになるので、みんな時間には気を付けています。

    さまざまなシステムがあり、それらが正しく機能するか、センサーはすべて動くのか、想定通りに物事が進みそうかを朝一番にチェックします。

    僕が働き始めたときにベテランの先輩から「俺のモットーは、“すべてをきちんと確認したら朝食へ”だ」と言われたことがあります。毎回そうやってルーティン化して動くことは大切です。チェックしてすぐに対処する項目がなければ朝食に向かいますが、もし作業が必要になった場合でも、僕らのシェフのデイブは作業後に食事を用意してくれるナイスガイです。

    8:00 – PU起動
    通常、チームは最初の作業としてピットストップ練習を行うので、それに影響がないよう、練習開始までに朝食を終えておきます。そして、いよいよ、PUのファイアアップ(始動)です。問題や注意点に気付くことができるよう、できるだけ早く起動をしておきたいのです。

    このファイアアップが、僕らだけでなく、全員にとって優先事項で、チーム側のスタッフも何かあれば動かなければならないので、エンジンが大丈夫かというのは必要な情報です。

    9:00 – プログラムミーティング
    一日の中では、多くのミーティングが開かれます。その中で最初に話し合うのが、その日のプログラムについてです。ほとんどのエンジニアがインカムを通じて参加しますし、ファクトリーのミッションコントロールルームにも繋ぎます。もちろん、ドライバーにも参加してもらってFP1とFP2で僕らが何をしたいのかを伝えます。金曜のセッションは僕らにとってはテストの場でもあるので、何か新しいものを持ち込む場合にはここで試します。

    このミーティングで走行プランを一通り確認するのが基本です。チームはタイヤや空力などの方にフォーカスしがちなので、PUエンジニアとしては、Hondaがどんなプログラムを実施したいのかをリマインドすることも仕事です。この場で、誰が、いつ、どんなことをする計画なのかを確認できるので、ミーティングの内容を確認できるよう、みんな必ず近くにいるようにしています。

    10:00-11:30 – FP1
    FP1で最初にするのがインストールラップです。マシンは木曜にパーツから組み上げられたばかりなので、まずはピットから出たらタイムを計測せずに1周してガレージへと戻ってきます。ドライバーの手で動かされ、内部の温度も上がっているので、戻ってきたらカウルなどのボディワークを外してすべてが問題ないかをチェックします。

    各種センサーからのデータは問題の発見に役立ちますが、過去にはいくつかの事情により、ボディワークを外してみて初めてオイルがすべてなくなっていることに気付いたこともあったんです。

    このインストールラップ中、僕はインカムをつけてPCのある席に座り、すべてのシステムの動きに集中して問題が起きていないかを確認します。ガレージではチェックできない項目もあり、例えばドライバーがフルスロットルにしたときの動きなどは、実際にやってみるまで問題発生の可能性は否定しきれません。

    毎回、このときが一番緊張します。このラップが終われば、その後は既定の走行に移り、タイム計測をし始めたらエネルギーマネジメントとパフォーマンス面に集中することができます。このとき、システムエンジニアは自分の担当領域をカバーしています。

    11:50 – FP1 振り返り
    FP1終了後には、振り返りのミーティングをして、各スタッフが担当領域について確認します。僕の分野でテストしたことについての結果を報告したり、手を付けられていない部分についてはFP2で引き続き取り組んでほしい旨を話したりします。

    ミーティングが終了したら、データに目を通し、問題がないことを確認して次のセッションで何をするかを決めます。

    12:30 – 昼食
    Hondaのスタッフにはお弁当(英語でもBento Boxと言います)が用意されているので、時間になったらすぐにモーターホームへ行って受け取り、自席で食べながらミーティングの内容を聞いたりデータ作業をしたりします。

    一日中忙しいのですが、セッションがないときだけ少しだけ休憩できます。でも、FP1とFP2の間でも使える時間はすべて活用するので、ランチ中も手は止めません。

    14:00-15:30 – FP2
    FP1は、まだ路面が汚れていて、ドライバーも慣熟走行をしたりするため、予選やレース本番ほどのスピードになることはありません。ですので、多くのテストは行いません。プッシュして走ることもないので、基本的にはPUのセッティングもあまり攻めず保守的なものにします。したがって、FP2にテスト項目を詰め込む傾向があります。

    FP2では、ドライバーが予選に向けた準備をするため、燃料搭載量を少なくして短い周回数のアタックも行いますが、セッションの最後にはほとんどのマシンがロングランに取り組みます。燃料を重めに積んだレースシミュレーションです。タイヤの熱入れや、スタート練習も行います。すべてが順調に機能するか、あらゆる状況で確認しなければなりません。例えば、特別なスタートモードがある場合には、それをスタート練習の際に確認します。

    15:50 – FP2の振り返り
    FP1のときと内容はほぼ同じです。この後には重要なエンジニアリングミーティングがあるのですが、そこで話すべき内容を検討したりすることもあります。

    19:00 エンジニアリングミーティング
    ここでは、ロングランとショートランのデータを見直し、自分たちの強みと弱みがどこにあるのかを分析してFP3で取り組む内容を決めます。このミーティングの間に、必要な際にはエンジン交換も行います。レースによっては金曜エンジンと呼ばれる、シーズン序盤で使用した後に交換されたエンジンを取り外し、レース用のエンジンに取り替えます(ERSはそのままです)。ミーティング中に、エンジン起動もするので、かなりの音量の中で話し合うことになります。

    このエンジニアリングミーティングは、45分間の予定となっていますが、必要に応じて延長することもあります。田辺さんはこうしたミーティングにはすべて参加して内容を把握し、主にPUエンジニアに対して指示を出します。

    19:00-21:00 – 夕食
    モーターホームでの夕食時間はこの2時間となっているので、僕らはエンジニアリングミーティングの後に食べることにしています。いつも美味しいメニューで、日本食中心ですが好きなものを選べるビュッフェ形式なので、とても気に入っています!

    20:00 – PU起動
    夕食前にPUのファイアアップを終えられることはほぼありません。もし19時までに完了したら、相当いいほうです。エンジニアリングミーティングの最中になることが多いのですが、普段はファイアアップが終わるまで僕らも待っています。僕らはこの作業を終えるだけでいいのですが、チームはその後、マシンをFIAのウェイブリッジと呼ばれる重量計測器にかけることが規則で決まっているので、なるべく早く完了させられるように急いでいます。それが終わっても、チームの仕事は山積みなので…。

    20:00 – Hondaミーティング
    金曜の夜には、Hondaスタッフだけでのミーティングを行い、どちらか一方のチームにだけ起きている問題がないか、ある場合にそれは両チームに影響が及ぶのかを確認します。基本的には、ここで気を付けるべき事柄についても話します。

    20:30 – クーリングミーティング
    これがHondaにとっては金曜最後のミーティングですが、チームはまだミーティングがあります。19時45分に予定されていますが、空力担当スタッフはマシンの変更作業をしたり、FIAの対応をしたりと忙しいので、大抵は遅くなります。空力エンジニアが動けるようになったらミーティングが始まり、冷却面について話し合います。事前の予測と比較して金曜のセッションで実際にどうだったかをチームと確認したり、天気予報に合わせて変更が必要かを話し合ったりします。

    23:00 – サーキットを出発
    PUのファイアアップが終わるまでは帰れません。さらに、報告事項があったり細かな作業が発生したりして遅くなることがほとんどです。ただし、ここカナダは24時までにはサーキットを出ないといけません。これも“カーフュー”で定められているんです。

    ここ最近は、チームよりも1時間早く、23時頃にサーキットを出ることもあります。金曜夜の僕はベッドに直行です。誰とも話すことなく、とにかく睡眠が一番です。朝6時前に起きて24時まで、飲食も含めてすべてをサーキットで過ごすので、とても長い一日になります。

  • トロロッソ・ホンダ 「モナコのパフォーマンスレベルに達していなかった」

    トロロッソ・ホンダ 「モナコのパフォーマンスレベルに達していなかった」

    トロロッソ・ホンダのF1チーム代表を務めるフランツ・トスト、テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンがF1カナダGPの決勝レースを振り返った。

    トロロッソ・ホンダは、ダニール・クビアトが10位入賞を果たしたが、アレクサンダー・アルボンはオープニングラップでの接触でフロントウイングを破損させて挽回が不可能だったことでPU(パワーユニット)のマイレージを温存するためにリタイアした。

    「今週末の序盤から我々のパフォーマンスがモナコと同じレベルに達していないことはわかっていた。それにもかかわらず、エンジニアとドライバーはその不足分を補うために本当に良い仕事をしてくれた」とフラント・トストはコメント。

    「10番手と13番手からレースをスタートし、両ドライバーとも比較的良いスタート切った。残念ながら、アレックスはジョビナッツィと接触してフロントウイングを失ってしまいい、新しいものと交換するために早々にピットに入らなければならなかったず、ベースタイヤに交換した」

    「この時点で、アレックスのレースは多かれ少なかれ終わっていた。接触後にあまりに多くのタイムを失っていたので、PUのマイレージを温存するためにリタイアさせた」

    「ダニールは素晴らしいレースを見せ、スタートではペレスに対して非常にうまくポジションを守った。レース終盤に彼はパフォーマンスを向上させ、他車を追い抜いて1ポイントを獲得した。ここで我々に達成できた最大限だったと思っており、今後のレースではもっと強力なパフォーマンスを発揮して2台揃ってポイントフィニッシュできるようにすべてのデータを分析し、カナダで他と比べてどこで失っていたのかを解明しなければならない」

    ジョディ・エギントンは「今日は本当にかなり複雑な気持ちになっている」とコメント。

    レース終盤にストロールとサインツとの素晴らしいバトルで1ポイントを獲得したダニー(クビアト)とは良いレースができたが、その一方で、残得寝ながら、アレックスはレーススタート時の接触にとってフロントウイングの交換が必要になり、ミッドフィールドでのバトルに参加する機会は終わってしまい、そこから巻き返せる可能性はなかった」

    「チーム側はピットストップでスタッフがパフォーマンスを発揮したし、エンジニアはタイヤとレース戦略をきっちり管理した。ここカナダでもマシンについていくつか学ぶことがあった。今は我々のパッケージにもっと適していると予想する今後のレースを楽しみにしている

  • アレクサンダー・アルボン 「スタート直後に僕のレースは終わっていた」

    アレクサンダー・アルボン 「スタート直後に僕のレースは終わっていた」

    トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、F1カナダGPの決勝をリタイアで終えた。

    アレクサンダー・アルボンは、スタート直後のターン1で2台に挟まれる形となってフロントウイングを破損。ピットストップせざるを得ずに大きくポジションを落とし、その後挽回を目指して走り続けしたが、残り11周を残す時点でリタイアとなった。

    「今日の決勝はとても厳しい一戦になった。スタート直後にフロントウイングのダメージを負った時点で、僕のレースはほとんど終わってしまった。僕がブレーキを踏むタイミングを遅らせていれば、ペレスがインに入り接触を避けられたかもしれないけど、起こってしまったことは仕方ない」

    「正直なところ、その後もあまりペースがよくはなかったので、原因を解明しなければならない。このレースウイークでロングランでの走行に少し苦戦をしたので、原因を見つけ出し改善したいと思う」

    関連:F1カナダGP 結果 | トップのベッテルにペナルティでハミルトンが優勝

  • トロロッソ・ホンダ | 2019年 F1カナダGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダ | 2019年 F1カナダGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1カナダGPの予選で、ダニール・クビアトが12番手、アレクサンダー・アルボンが13番手だった。

    ダニール・クビアト(12番手)
    「土曜日はチームにとって堅実なセッションになったと思うし、僕も自分の走行には満足しているので、この結果はそこまで悪いものだとは思っていない。昨日よりマシンは改善されたし、トップ10に入れればよかったけど、余裕を持ってトップ10に入るためにはあとコンマ数秒が足りていなかったと思う」

    「なにかが足りておらず、あともう一歩のペースを掴むことができなかったので、Q3に向けた争いは(最後まで走りきれていたら)非常に僅差になっていたはずだ。明日のレースは長い一戦となるので今日の予選の結果が悪いとは捉えていない。決勝に向けて多くのオプションを準備し、最善を尽くして明日を迎えたいと思う」

    アレクサンダー・アルボン(13番手)
    「今日はQ3進出に非常に近いところにいたと思う。昨日のパフォーマンスを考えるとこのポジションにいることは予想できなかったけど、昨晩の作業で多くの改善を行ったため、今日は争いの中に入っていけた。マシン計量の際にタイヤのボルトを締め直した後に2回目の走行に出なくてはならなかったので、自分たちのタイミングで始められることができず残念だった。クリーンラップを取れなかったことは悔しかったが、面白いサーキットではあるし、決勝でベストが尽くせるよう気を取り直して明日を迎えたいと思う」

    ジョディ・エジンドン(テクニカルディレクター)
    「チャレンジングだった金曜日に続き、スタッフたちはクルマを必要な作動ウインドウに入れるために何が必要かを理解するためにやるべき仕事がたくさんあった。FP3でのパフォーマンスは我々は正しい方向に進んでいることを示していた。その傾向は予選でも続き、2台のクルマが何も問題なくQ1を突破した。残念ながら、Q2で同じステップを踏むことはできず、非常にタイトなセッションでQ3進出を逃してしまった。データを分析し、今後どのように改善できるかを理解する必要がある。それとは対照的に2台のクルマが自由にタイヤを選択できることでレースに向けてより多くの戦略オプションを提供してくれるはずだ。明日に関して、このレースではいくつか興味深い変数を提供できることは我々全員が知っており、非常に接戦になるであろうミッドフィールドのバトルを楽しみにしている」

  • トロロッソ・ホンダ 「ミッドフィールドでのバトルを楽しみにしている」

    トロロッソ・ホンダ 「ミッドフィールドでのバトルを楽しみにしている」

    トロロッソ・ホンダのテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、F1カナダGPの予選を振り返った。

    トロロッソ・ホンダは、ダニール・クビアト、アレクサンダー・アルボンともにQ2セッションで敗退した。

    「チャレンジングだった金曜日に続き、スタッフたちはクルマを必要な作動ウインドウに入れるために何が必要かを理解するためにやるべき仕事がたくさんあった」とジョディ・エジンドンはコメント。

    FP3でのパフォーマンスは我々は正しい方向に進んでいることを示していた。その傾向は予選でも続き、2台のクルマが何も問題なくQ1を突破した」とジョディ・エギントンはコメント。

    「残念ながら、Q2で同じステップを踏むことはできず、非常にタイトなセッションでQ3進出を逃してしまった。データを分析し、今後どのように改善できるかを理解する必要がある」

    「それとは対照的に2台のクルマが自由にタイヤを選択できることでレースに向けてより多くの戦略オプションを提供してくれるはずだ。明日に関して、このレースではいくつか興味深い変数を提供できることは我々全員が知っており、非常に接戦になるであろうミッドフィールドのバトルを楽しみにしている」