カテゴリー: トロロッソ

  • トロロッソ・ホンダ:F1オーストラリアGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1オーストラリアGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1オーストラリアGPの予選で、ブレンドン・ハートレーが16番手、ピエール・ガスリーが20番手だった。

    開幕戦オーストラリアGPの2日目、プラクティス3と予選が行われた。午前中、激しく降った雨もプラクティス3開始の午後2時には止んだが、路面はウエットコンディションでセッションがスタート。

    その後徐々にコンディションは回復し、ウエット、インターミディエイト、そして終盤はドライタイヤで走行。ピエール・ガスリーが11番手、ブレンドン・ハートレーが12番手と、ともにインターミディエイトでベストタイムを記録した。

    午後5時からの予選Q1、コンディションは完全にドライとなり、全車ウルトラソフトタイヤでのアタックになった。Q1での1度目のアタックでピエール・ガスリーが16番手、ブレンドン・ハートレーは18番手となり、セッション終盤の2度目のアタックで、ハートレーはタイム更新を果たしたが、Q1突破ラインの15番手にわずか100分の3秒及ばず16番手、ガスリーはアタック中のターン3でコースアウトを喫しタイムアタックできず20番手に終わっている。

    3月25日(日)午後4時10分(日本時間午後2時10分)から決勝レースが行われ、ブレンドン・ハートレーは8列目16番手、ピエール・ガスリーは10列目20番手からスタートし、上位進出を狙う。

    ブレンドン・ハートレー (16番手)
    「「今日は少しフラストレーションの溜まる日だった。0.1秒でもタイムを上げられたら、いくつか上のポジションにつけられたと考えているし、マシンにはそのポテンシャルがあったと思う。最終ラップで小さなエラーがいくつか重なり、わずかな差でQ2進出を逃してしまったのは残念だ。セッションの間にトラックコンディションが好転するのは分かっていたけど、僕たちは他チームに先駆けて走ることを選んだ。不利になる可能性はあったけど、うまくいけば終盤に2周走れる可能性もあった。選択自体は正しかったと思うけど、Q2に進出することはできなかった。ただ、マシンはQ2に進出できるだけのスピードを持っていた。今日のFP3のようにコンディションが変わり続ける状況や、昨日のロングランでもいい走行ができたし、ロングランで僕たちの強さが発揮されると思っている。ここは今シーズンのカレンダーの中でも、特に攻略が難しいトラックだろう。タイヤにとってタフなトラックなので、タイヤマネジメントと優れた戦略が勝敗を分けると思う。僕たちは中団で争っているし、明日の決勝でそこから抜け出すためにはハードに戦う必要がある。ベストを尽くすので見ていてほしい」

    ピエール・ガスリー (20番手)
    「Q1で終わるつもりはなかったし、Q2に進出するポテンシャルはあったので、この結果にはとても落胆している。序盤の走行ではいい走りができていたけど、プッシュしすぎてしまいそこまでだった。最後のラップでプッシュし、ミスをしてしまった。ターン3まではブレンドンと0.2秒差まで迫ることができていたけど、激しい中団の争いではミスは許されない。このトラックはタイヤにとってタフだし、明日はどんなコンディションになるかまだ分からない。決勝ではポジションを上げるためにプッシュするだけだ。このトラックでオーバーテイクすることは難しいので20番手というポジションは理想的ではないけど、ポジションを上げるためにできることは全てする。マシンには間違いなくポテンシャルがあるので、明日は戦うのみだ」

    ジェームス・キー (トロロッソ テクニカルディレクター)
    「中団の争いは激しいと思っていたが、Q2に進出することなく終わってしまったことは残念だ。コンマ数秒の差で結果が大きく変わったし、それは今後行われるレースでも同じだと思う。Q2進出も可能だったが、ピエールは2ラップ目にあったチャンスを逃してしまった。トラックのコンディションが急激に改善していたので、Q1では後半に向けて周回を重ねることが重要だった。しかし、それは叶わかなかった。ブレンドンはまずまずのラップタイムを記録していたが、残念ながらコンマ数秒の差でいい結果を得ることはできなかった。ただ、これも今後の成功に向けたプロセスだと思う。シャシーのデータも検証し、明日に向けて改善できることを考えなくてはならない。パフォーマンスを上げるための努力を続けなければならない。このような接戦では、それが予選でいいポジションを得るために不可欠だ。ここメルボルンでは何が起きるか分からないし、決勝でポイントを獲得するという我々の目標は変わらない。ベストを尽くせるように戦略を練っていく。今年は体制づくりの年なので、確かなレベルでスタートを切り、成長してシーズンを終えるつもりだ。まだ年間21戦の1戦目だし、しかるべきポジションに行くためにやるべきことは数多くある。これはこれから続く道のりの最初の1歩だ」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日は午前中に雨が降り、昼過ぎには上がったものの、14時からのFP3はウエットでのスタートになりました。セッション終了時にはドライタイヤで走行できるまでに路面状況は回復し、ドライでの予選になりました。予選は2台ともにQ1でセッションを終える結果になり残念です。しかし、前からスタートするライバルとの差は僅差ですし、マシンに対するドライバーの感触も悪くないようです。ここアルバートパークサーキットではあらゆることが起こりえますし、チャンスを逃すことのないよう、チームと一緒に万全の準備を進めて決勝に臨みます」

    関連:F1オーストラリアGP 予選結果:ルイス・ハミルトンがポールポジション

  • ブレンドン・ハートレー 「トロロッソ・ホンダの全員が自信を感じている」

    ブレンドン・ハートレー 「トロロッソ・ホンダの全員が自信を感じている」

    今週末に行われている2018年のF1選手権の開幕戦オーストラリアGPは、ホンダF1の歴史のなかで、新たな1ページの始まりを意味する。トロロッソとのパートナーシップが、2018年シーズンの幕開けとともに、本当の意味でスタートすることとなるからだ。

    トロロッソ・ホンダは、メルボルンで初めてレースに挑むことになるが、それは今週末にチームが迎える数多くの“初体験”の一つでしかない。

    ドライバーのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーは、どちらもルーキーで、F1ドライバーとして初めてのシーズンフル参戦を経験することになる。

    ブレンドン・ハートレーにとっては、今週末はより忙しい週末となるかもしれない。タスマン海を越えた先にある、ニュージーランドのパーマストンノースという町で生まれた彼にとって、開幕戦が行われるメルボルンは自身の故郷に最も近く、第二のホームグランプリとも言える大会になるからだ。

    「とにかく、シーズンの開幕戦を迎えられることをすごくワクワクにしている。しかも、メルボルンという、僕の生まれ故郷に最も近い場所でのレースなので、なおさらに楽しみだ」

    「厳密に言えばホームグランプリではないよね。オーストラリアはニュージーランドとは違う国だから(笑)。でも、去年のシーズンオフにニュージーランドに戻ったときには、本当にいろいろな人から『レースを観にいくよ』と言われた」

    「だから、オーストラリア国旗ほどではないにせよ、今週末はスタンドにニュージーランド国旗がはためくのを見られると思っている。僕の友達や家族もレースを観に来てくれるので、僕にとって、とても特別なレースになるね」

    彼の父親は開幕戦の舞台となるアルバート・パークを走った経験もあるドライバーであり、ブレンドン・ハートレーにはもともと、レーサーの血が流れているようだ。彼は自分の父親のことをこんな風に語っている。

    「父は、四輪であればほぼすべてのカテゴリーでレースをしていた。ダートトラックや、アデレード市街地サーキットで行われたオーストラリアGP、さらにはメルボルンで初めて開催されたグランプリにも、フォーミュラ・ホールデン・カーを駆って参戦している。よくマーク・ウェバーと優勝をかけて争っていたらしい。自分が世界耐久選手権に一緒に参戦していたチームメートが父のかつてのライバルだなんて、おもしろいよね(笑)」

    「僕の一番古い記憶は、父がレースしているのをスタンドから見ていた場面だ。4歳上の兄は、僕より早くゴーカートに乗り始めたので、それもよくスタンドから眺めていた。6歳になってからは自分でもレースをするようになり、それ以来、レースが僕のすべてになった」

    「6歳から8歳の間、僕はよく周りに、いつかF1ドライバーになると豪語していたらしい。今になって振り返ると、ニュージーランドのごく普通の家庭に生まれた子供が、よくそんな大それた夢物語を言っていたなと思っているが、どうにかここまでたどり着くことができた」

    「いくつものチャンスをつかんで、ようやくここまで来られたんだと思っている。15歳のときにレッドブルに選ばれて、友達や学校、家族を残してヨーロッパへ旅立った。紆余曲折あったが、ル・マン24時間レースで勝利をつかんだり、いくつかの世界選手権で優勝を果たしたりして、28歳でようやくF1ドライバーへの切符を手にすることができた」

    「数年前だったら、こうしてF1のパドックへまた戻れる日が来るとは、とても想像できなかったかもしれない。でも、いつのときもその瞬間を思い描いていた」

    ブレンドン・ハートレーがF1ドライバーになるまでの道のりは、かなり異例と言えるかもしれない。8年前にはレッドブルからF1へ挑戦するチャンスを与えられながら、シーズン途中でプログラムから外れ、F1のシートを獲得するという夢は叶わなあkった。しかし、若きニュージ―ランド人ドライバーは、その野望を諦めなかった。

    「2009年に、僕はF1のリザーブドライバーだったけど、チームメートのハイメ・アルグエルスアリが代わりにF1のシートを獲得したことがあった。あれが一番のショックな出来事だった。あれだけF1ドライバーの夢に近いポジションにいたにもかかわらず、結果的にそれを逃してしまったわけだからね」

    「その頃、僕はあまりいいレースをできていなかった。精神的にも未熟で、夢を逃してしまった。チャンスを逃して初めて、自分が夢の実現にあと少しのところまで近づいていたことに気づいた」

    「それからはさまざまな面で努力を続け、結果的にドライバーとして大きく成長を果たすことができた。今振り返ると、多くのカテゴリーで経験を積めたこと、そしていくつかの試練を味わえて、本当によかったなと思っている」

    ブレンドン・ハートレーとホンダは、レースに関して、同じスピリットを持っていると言えるだろう。ホンダが長年のブランクを経てF1に復帰した際も、幾多の苦難を経験したが、それでもいつの日か勝利を得るためのチャレンジングスピリットが消えることはない。ホンダが続けてきたダイナモテストやファクトリーでの開発は、ハートレーが成し遂げたル・マン24時間レースでの勝利や、世界耐久選手権でのタイトル獲得のように輝かしいものではないかもしれない。ただ、どちらもF1から離れたところで積み重ねられた努力による結晶であることに変わりはない。

    ホンダとトロロッソとが新たなパートナーシップを結ぶにあたり、ホンダF1の拠点であるHRDさくらとミルトンキーンズも、新しいスタートを迎えることになる。新シーズンの開幕を控え、ブレンドン・ハートレーは、過去の経験から学び、未来の成長に繋げることが大切だと語る。

    「成功のためには、失敗が必要なこともある。僕がF1のシートを逃したときに言われたことだが、これはドライバーだけでなく、チーム、企業にとっても同じだと思っている。誰にでも失敗はある。でも、そこから学び、前を向いて進んでいくことが大事なんだと思っている。僕も、失敗を通して自分自身について学び、それによって、より強くなることができた」

    再びF1のトップ集団に加わることを目指して、これまで3年間にわたって奮闘を続けてきたホンダは、トロロッソと新たにパートナーシップを組み、ウインターテストで好調な滑り出しをみせている。それは、ブレンドン・ハートレーが失敗を経て、多様なレースカテゴリーを経験してついにF1という夢を掴んだ道のりと似ているかもしれない。ハートレーは、この新しいパートナーシップに明るい未来が待っていることを強く信じていると語る。

    「ホンダにはF1での輝かしい歴史がある。いま、僕はその歴史についてより深く知ろうとしているところだ。ホンダはF1の歴史に残るような勝利をいくつも挙げているからね。当時の自分はまだ幼く、よく分かっていなかったけどね(笑)」

    「ここまで、トロロッソ・ホンダは非常に順調なスタートを切ることができている。一カ月半前にトロロッソのファクトリーを訪れた際に感じたことだが、チームの皆が、このパートナーシップについて確かな自信を持っている。トロロッソにとって、エンジンのマニファクチャラーから単独供給を受けること、また、ホンダが持つ豊富なリソースへのアクセスを得ることは、本当にすばらしい機会だ」

    「ホンダとトロロッソのパートナーシップは、互いにとって非常にポジティブなものだ。密に連携を取って動けているし、お互いを思いやって、譲歩すべきところは譲歩している。双方が驚くべき情熱と決意を持ち、日々の仕事に取り組んでいる」

  • トロロッソ・ホンダ、Q1敗退も「ポイント獲得という目標は変わっていない」

    トロロッソ・ホンダ、Q1敗退も「ポイント獲得という目標は変わっていない」

    トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーが、トロロッソ・ホンダの初陣となったF1オーストラリアGPの予選を振り返った。

    トロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが16番手、ピエール・ガスリーが最下位20番手と揃ってQ1で敗退。F1オーストラリアGPで厳しいスタートを切った。しかし、ジェームス・キーは今週末にポイントを獲得するという目標は変わっていないと語る。

    「中団の争いは激しいと思っていたが、Q2に進出することなく終わってしまったことは残念だ。コンマ数秒の差で結果が大きく変わったし、それは今後行われるレースでも同じだと思う」とジェームス・キーはコメント。

    「Q2進出も可能だったが、ピエールは2ラップ目にあったチャンスを逃してしまった。トラックのコンディションが急激に改善していたので、Q1では後半に向けて周回を重ねることが重要だった。しかし、それは叶わかなかった」

    「ブレンドンはまずまずのラップタイムを記録していたが、残念ながらコンマ数秒の差でいい結果を得ることはできなかった。ただ、これも今後の成功に向けたプロセスだと思う」

    「シャシーのデータも検証し、明日に向けて改善できることを考えなくてはならない。パフォーマンスを上げるための努力を続けなければならない。このような接戦では、それが予選でいいポジションを得るために不可欠だ」

    「ここメルボルンでは何が起きるか分からないし、決勝でポイントを獲得するという我々の目標は変わらない。ベストを尽くせるように戦略を練っていく」

    「今年は体制づくりの年なので、確かなレベルでスタートを切り、成長してシーズンを終えるつもりだ。まだ年間21戦の1戦目だし、しかるべきポジションに行くためにやるべきことは数多くある。これはこれから続く道のりの最初の1歩だ」

    関連:F1オーストラリアGP 予選結果:ルイス・ハミルトンがポールポジション

  • トロロッソ・ホンダ:2台揃ってQ1で敗退 / F1オーストラリアGP予選

    トロロッソ・ホンダ:2台揃ってQ1で敗退 / F1オーストラリアGP予選

    トロロッソ・ホンダは、F1オーストラリアGPの予選で2台揃ってQ1で敗退。新生トロロッソ・ホンダの船出は厳しいものとなった。

    3月24日(土)、F1オーストラリアGPの予選が実施された。雨が予報されたメルボルンだったが、コンディションはドライ。全マシンがドライタイヤでタイムアタックを行った。

    トロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが1分24秒532で16番手タイム。Q2進出まで0.018秒届かなかった。ピエール・ガスリーは1分25秒295で最下位タイム。

    他にザウバーのマーカス・エリクソンとシャルル・ルクレール、ウィリアムズのセルゲイ・シロトキンがQ1でノックアウト。今年フル参戦となったアルバート・パーク初体験の4名が全員Q1で姿を消すことになった。

    F1オーストラリアGP 予選Q1 結果F1オーストラリアGP 予選Q1 結果

  • トロロッソ・ホンダ:F1オーストラリアGP 金曜フリー走行レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1オーストラリアGP 金曜フリー走行レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1オーストラリアGP初日のフリー走行で、ブレンドン・ハートレーが16番手タイム、ピエール・ガスリーが17番手タイムだった。

    2018年シーズンの開幕戦、オーストラリアGPが始まった。3月13~18日の間に日本のファンから送られた215の応援メッセージが、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピットに掲げられ、ドライバーやチームスタッフはその声援を後押しに開幕戦を戦う。

    23日にプラクティスが2セッション行われた。気温25度の快晴の下、正午に開始されたプラクティス1では、走り出しのチェックやセットアップの調整などを行い、ピエール・ガスリーが25周を周回。ブレンドン・ハートレーは後半にパワーユニットのセッティング調整を行ったことにより、16周の周回に留った。

    午後4時からのプラクティス2では、ウルトラソフト、スーパーソフト、ソフトの3種類のタイヤでロングランのテストを中心に行い、ハートレーが出走20車中もっとも多い41周、ガスリーもそれに次ぐ39周を周回している。

    両セッションを通して、パワーユニットとしてはサーキット特性に合わせたドライバビリティーやエネルギーマネジメントの調整など予定通りのプログラムを順調にこなして、初日を終えている。

    ブレンドン・ハートレー
    「最初のFP1では多少走行時間を失ってしまったが、その代わりにFP2をいいセッションにすることができた。全てのチームにとってタイヤマネジメントは大きな課題だが、僕たちはロングランとショートランの両方で有益なデータを得ることができた。今のところ中団での争いとなっているが、明日の予選に向けて改善できることはまだあると思う」

    ピエール・ガスリー
    「またマシンに乗り、シーズンを問題なくスタートすることができて、いい気分だ。予選と決勝に向けて、さまざまなテストを行ったが、土日には雨になるかもしれないし、どんな天気になるかはまだ分からない。今日行ったさまざまなテスト結果から、いい面と悪い面の両方を分析し、実際にどうなるか見てみたいと思う。明日は中団での激しい争いになると思うので、全ての力を集結することで、決勝ではよりよいグリッドからスタートできるようにしたい」

    ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフレースエンジニア)
    「非常に生産的な一日でしたし、FP2はとりわけそうでした。多くの周回を走り込み、フルにプログラムを完了させることができました。FP1ではピエールが完全なテストプランを成功裏にカバーすることができましたが、ブレンドンはいくつかオペレーションの問題に見舞われてコース上での時間を失ってしまいました。特にシーズン初戦に新車でサーキットを学ぼうとしている彼にとっては間違いなく理想的ではありませんでした。幸いにも彼はFP2でうまくリカバーすることができました。我々にとって重要なのはタイヤを理解することだと思っています。タイヤのオーバーヒートがかなりひどいようで、特に最終セクターでその症状が出ていたので、そこに取り組んでいかなければなりません。明日の天気予報は良くなさそうなので、予選ではタイヤはそれほど大きな問題にはならないかもしれませんが、今後のためには確実に理解する必要があります。バックグラウンドでは多くのメカニカルテストをカバーし、レースに向けて多くの作業を実施しており、日曜日の準備として今夜詳しく調べていく必要がある非常に多くのデータを収集しています。明日の天候が何をもたらすかも見てみる必要があります」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「いよいよ2018シーズンが始まりました。(私にとっては)10年ぶりの開幕戦ですが、かつてと変わらずオーストラリアのファンが温かい声援を送ってくれる中、チームとしても非常にいい雰囲気で初日を迎えられました。晴天の下で行われた今日のFP1/FP2セッションでは、大きなトラブルもなく、まずまずのスタートを切ることができました。両ドライバーともに初めてのサーキットですので、彼らに少しでも多くトラックを学んでもらうことがチームとしてのターゲットでした。また、PUとしてはこのサーキット特性に合わせたドライバビリティーやエナジーマネジメントなどの調整を行っています。全てのプログラムをおおむね予定通りに消化し、明日に向けていい準備ができたと感じています。明日は気温の低下とともに、雨の予報が出ています。今日とはコンディションが大きく変わるので、FP3の中で再度予選に向けたセッティングを煮詰める必要があります。限られた時間の中で集中してプログラムを進めたいと思います」

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    ・F1オーストラリアGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンが最速タイム
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  • トロロッソ 「タイヤのオーバーヒートに苦戦」 / オーストラリアGP

    トロロッソ 「タイヤのオーバーヒートに苦戦」 / オーストラリアGP

    トロロッソのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、トロロッソ・ホンダのF1オーストラリアGPでの初日の作業を説明した。

    FP1ではブレンドン・ハートレーのマシンにオペレーション上の問題が発生したが、午後には解決させ、両方のセッションでブレンドン・ハートレーが57周を走行して16番手タイム、ピエール・ガスリーが64周を走行して17番手タイムで終えている。

    「非常に生産的な一日でしたし、FP2はとりわけそうでした。多くの周回を走り込み、フルにプログラムを完了させることができました」とジョナサン・エドルズはコメント。

    「FP1ではピエールが完全なテストプランを成功裏にカバーすることができましたが、ブレンドンはいくつかオペレーションの問題に見舞われてコース上での時間を失ってしまいました。特にシーズン初戦に新車でサーキットを学ぼうとしている彼にとっては間違いなく理想的ではありませんでした」

    「幸いにも彼はFP2でうまくリカバーすることができました。我々にとって重要なのはタイヤを理解することだと思っています。タイヤのオーバーヒートがかなりひどいようで、特に最終セクターでその症状が出ていたので、そこに取り組んでいかなければなりません」

    「明日の天気予報は良くなさそうなので、予選ではタイヤはそれほど大きな問題にはならないかもしれませんが、今後のためには確実に理解する必要があります。バックグラウンドでは多くのメカニカルテストをカバーし、レースに向けて多くの作業を実施しており、日曜日の準備として今夜詳しく調べていく必要がある非常に多くのデータを収集しています。明日の天候が何をもたらすかも見てみる必要があります」

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    ・ホンダF1 「パワーユニットは良い準備ができている」 / オーストラリアGP
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  • トロロッソ・ホンダ vs マクラーレン:直接対決がいよいよ実現!

    トロロッソ・ホンダ vs マクラーレン:直接対決がいよいよ実現!

    2018年のF1世界選手権が23日(金)にメルボルンでいよいよ開幕。『トロロッソ・ホンダ vs マクラーレン』の直接対決が実現する。

    マクラーレンは昨シーズン限りにホンダとのパートナーシップを解消して今季からルノーにF1パワーユニットを変更。2018年に先駆け、トロロッソとマクラーレンは事実上、F1エンジンサプライヤーを交換する形となった。

    2015年にF1に復帰したホンダは、マクラーレンと組んだ3年間で辛酸をなめさせられてきた。もちろん、F1でパワーユニット時代がスタートしてから1年遅れてF1に参戦したホンダのF1エンジンは信頼性とパフォーマンスの両面でライバルよりも劣っていた。

    しかし、それだけではなく、ホンダはパートナーであるマクラーレンから屈辱を味わされてきた。2015年のF1日本GPではホンダの関係者が見守るなかでフェルナンド・アロンソから『GP2エンジン』と酷評され、2017年のF1プレシーズンテストでの「エンジンとパワーユニットがクソだ」というアロンソのコメントはAmazonプライムで配信されているドキュメンタリー映像で全世界に配信されている。

    マクラーレンは“シャシー性能は優れている”と繰り返しており、今年に入ってからもホンダからルノーにF1パワーユニットを変更しただけでラップタイムは“1秒速くなる”と豪語。ルノーのエンジニアの方がホンダよりも経験があると体制面まで批判している。

    一方、ホンダの新たなパートナーとなったトロロッソは、ホンダにF1エンジン開発の“自由”を与えるなど、マクラーレンとは異なるリラックスしたパートナーシップを構築。ホンダものびのびと作業ができていると報じられてる。

    F1開幕に先駆けて行われたプレシーズンテストでは、トロロッソ・ホンダとマクラーレンは対照的なテストを実施することになった。昨シーズン後半にエンジン変更が決定し、シャシーに変更を強いられたという点ではトロロッソ・ホンダとマクラーレンの立場は同じ。

    だが、トロロッソ・ホンダがトラブルフリーで8日間で多くの走行距離を稼いだのに対し、マクラーレンは信頼性トラブルが多発して全チームで最少の走行距離で終了。過去3年間のトラブルの原因はマクラーレン側にあったのではないかと指摘されるほど酷い有様だった。

    しかし、あくまでそれはテストでのことであり、信頼性ではトロロッソ・ホンダがリードしたものの、実際にシーズンがスタートすれば、必要とされるのはスピードだ。

    各チームが手の内を隠しているとは言え、マクラーレンはF1バルセロナ合同テストでフェルナンド・アロンソが総合3番手タイムを記録。同じタイヤを装着して出したトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーはアロンソから0.5秒差の総合7番手タイムでテストを終了している。

    また、より重要となるレースシミュレーションでは、フェラーリ、メルセデス、レッドブルの3強チーム以降の実力は拮抗。トロロッソ・ホンダはマクラーレンよりもパフォーマンス面でわずかに劣っていた。中団ではハース、ルノー、フォース・インディアが優れたパフォーマンスを見せており、トロロッソ・ホンダとマクラーレンはポイントを目指したガチンコ対決を演じることになるだろう。

    ドライバーに関しては、マクラーレンは2度のF1ワールドチャンピオンでグリッドのベストドライバーのひとりであるフェルナンド・アロンソと、そのアロンソと遜色ないスピードをみせた元GP2チャンピオンのストフェル・バンドーンを擁する。一方のトロロッソ・ホンダは、元GP2チャンピオンのピエール・ガスリーとWECチャンピオンのブレンドン・ハートレーという肩書としては張り合えるものの、F1フル参戦は初めてとなる事実上のルーキーを起用。マクラーレンの方に分があるのは確かだ。

    自動車メーカー並みのリソースを持ち、ホンダに辛辣な言葉を浴びせ続けてきたマクラーレンはまさに崖っぷちの状況にある。一方、元ミナルディの小規模なリソースでありながらもホンダとの協力体制を強調しているトロロッソ。日本人としてはトロロッソ・ホンダを応援したくなるが、現実はそれほど甘くはないだろう。

    ホンダは今シーズン結果を出せば、タイトルを狙うレッドブルにF1パワーユニットを供給する可能性もある。そのため、シーズン中の開発、結果、各陣営のコメントも注目のシーズンとなる。

    今後のシーズンを占う上での重要な一戦となるF1開幕戦オーストラリアGPは23日(金)にフリー走行、24日(土)に予選、25日(日)の日本時間14時10分から決勝がスタートする。

    2018年 F1オーストラリアGP スケジュール

    3月23日(金) フリー走行1回目 10:00~11:30 (現地時間 12:00~13:30)
      フリー走行2回目 14:00~15:30 (現地時間 16:00~17:30)
    3月24日(土) フリー走行3回目 12:00~13:00 (現地時間 14:00~15:00)
      予選 15:00~16:00 (現地時間 17:00~18:00)
    3月25日(日) 決勝 14:10~ (現地時間 16:10~)
  • トロロッソ・ホンダ:2018 F1オーストラリアGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダ:2018 F1オーストラリアGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダのドライバーを務めるピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー、そして、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1開幕戦オーストラリアGPへの意気込みを語った。

    今年、トロロッソとホンダF1が新たに結成した「レッドブル・トロロッソ・ホンダ(Red Bull Toro Rosso Honda)」。バルセロナでのF1プレシーズンテストでは、ホンダのF1パワーユニットに大きなトラブルは発生せず、多くの周回を走り込んで好調なスタートを切った。

    今年、トロロッソ・ホンダは、昨シーズ後半からドライバーを務めたピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーというルーキーコンビで2018年のF1世界選手権を戦う。

    ホンダF1はチームの運営体制を再構築し、現場のトップとしてF1テクニカルディレクターの職を新設。田辺豊治がその任に就いた。田辺豊治はパワーユニットの運用など技術面について、トロロッソ側のテクニカルディレクターのジェームス・キーと直接連携する。

    ピエール・ガスリー (トロロッソ・ホンダ ドライバー)
    「シーズン開幕戦、そして僕のフル参戦シーズン初レースになるので、オーストラリアへ向かうことにとてもわくわくしている。僕にとって間違いなく特別な週末になりますし、楽しみで仕方ないよ! 数年前、レッドブル・レーシングのリザーブドライバーとして来たことはあるけどが、ついにレースをすることになる。初めてのコースで走るのは、いつだってエキサイティングなものだ。かつてメルボルンを訪れた後、家に帰って両親に『もしなにかが起きてフランスから移住することになったら、オーストラリアへ行くよ』と話したほど、メルボルンが大好きになった。人々は親切で、常に笑顔を絶やさない。天候も最高で街も素晴らしく、とても素敵な国だという印象だった。本当に大好きな場所だ!!」

    ブレンドン・ハートレー (トロロッソ・ホンダ ドライバー)
    「オーストラリアは、僕が年間で最も楽しみにしているレースかもしれない。数か月間待ち望んできたレースがいよいよ始まる開幕戦なので、アドレナリンが出てエキサイトしている。そして、ニュージーランド出身の僕にとって、ここはホームのような気分だ。もちろん、オーストラリアとニュージーランドには大きな違いがあるし、それぞれの国の人と話してみればそれがすぐに分かると思う。でも、ニュージーランドへ帰国した際に、多くの人がオーストラリアへ来るとも言ってくれた。だから、今週末、僕にとっての特別な一戦で、多くのニュージーランド旗が見られることを願っている。仲のいい友達にはオーストラリア人もいる。ニュージーランドとオーストラリアは、特にスポーツ界ではライバル関係にあると思われがちだけど、それぞれ国を離れてヨーロッパにくれば共通点も多く協調してやっているし、人々が思うほどこのライバル関係も悪くないものだ

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「いよいよレッドブル・トロロッソ・ホンダとして新たな船出となる、2018年シーズンが開幕します。チームはこの日のために多くの努力を重ね、限られた時間の中でSTR13を仕立てバルセロナで行われたウインターテストを終了し、シーズン開幕に向けいい準備が出来たと思っています。このポジティブな空気を持ってメルボルンに向かいます。開幕戦が開催されるアルバートパークは、ストレートと90度コーナーが組み合わされたストップアンドゴー型のサーキットで、一部グリップの低い公道も含まれます。パワーユニットにとってはパワーとともにドライバビリティーが求められるトラックですので、プラクティスで双方の最適化を図り、予選とレースに臨みます。私自身、久しぶりのF1開幕戦になります。身の引き締まる思いとともに、いい緊張感に包まれていますが、ここまでの自分たちの努力を信じ、チーム一丸となってレースに挑みます」

    関連:2018年 F1オーストラリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • レッドブル 「ホンダのF1エンジンは今年中にルノーと同じレベルに並ぶ」

    レッドブル 「ホンダのF1エンジンは今年中にルノーと同じレベルに並ぶ」

    レッドブルは、ホンダのF1パワーユニットは2018年のF1シーズン終了までにルノーのパフォーマンスレベルに並ぶ可能性があると考えている。

    今シーズン、姉妹チームのトロロッソはホンダと新たなパートナーシップを開始。プレシーズンテストではトラブルフリーのポジティブなスタートを切っている。

    ホンダのF1パワーユニットの馬力はまだライバルに対して劣っているが、情報源によると今週末のF1オーストラリアGPでのルノーとの差は15馬力程度だとされている。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ホンダが計画しているさらなる開発によって、2018年末までにはレッドブルとホンダのエンジンの差はほとんどなくなるだろうと考えている。

    「ホンダのパッケージは技術的に興味深い」とヘルムート・マルコは Autosport にコメント。

    「エンジンはとても軽量で、今では信頼性もある。彼らは継続的なパフォーマンス向上について話をしている。エンジンは今シーズン終了までにルノーと同等のレベルにあるはずだ」

    レッドブル・レーシングのルノーとの現行契約は今シーズン末で期限を迎える。

    レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、2019年のF1エンジンについて明白な選択肢があると考えている。

    「ルノーとの状況は毎月変化する。だが、我々はそれに慣れている。我々は長い間それについてわかっていた」

    「我々は彼らがやっていることを尊重してきたし、我々にとって最も重要なことは最も競争力のあるパッケージを進めていくことだ」

    「我々はおそらく過去10年で初めて進むべき方向を選べる立場にいる。長年、我々がいなかった立場であり、サプライヤーにも拒否権がある」

    ホンダが2019年にF1エンジンサプライヤーとしてレッドブルを納得させるには何をしなければならないかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「彼らは冬の間に非常に良い基盤を造り上げたと思う」とコメント。

    「我々はトロロッソがそのプロダクトでどのようなパフォーマンスを発揮し、発展してくかを見極めるための最前列を確保している」

    「全てはパフォーマンス次第だ。我々はクルマの後方に最も性能の高いエンジンを搭載することを望んでいる」

    ヘルムート・マルコは、ホンダのこれまでのトロロッソとの仕事とさらなる進展への計画に感銘を受けたと語る。

    「予定されているスペックのステップについてはわかっている」とヘルムート・マルコはコメント。

    「トロロッソとホンダのコラボレーションは非常に良いものだ。ホンダにエンジンがどうあるべきかを伝えるだけではない。契約を締結した直後から、ファエンツア、日本のさくら、そして、ホンダの小さなファクトリーがあるミルトンキーンズとの間で技術者の交流があった。そこで現在のマシンとエンジンのインストレーションが議論され、実際にそれが行われた」

    「このパートナーのようなアプローチは、現在、我々が得ている結果に多大に貢献している」

  • トロロッソ 「ホンダにプレッシャーをかけたくなかった」

    トロロッソ 「ホンダにプレッシャーをかけたくなかった」

    トロロッソは、ホンダがより多くの“自由”を得たことで冬の間に大きな前進を果たしているとの噂を認めた。

    ホンダは、要求と批判の多かったマクラーレンと決別し、新しいパートナーであるトロロッソとのびのびと仕事ができていることで大きな改善に繋がっていると分析されている。

    トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは「我々は彼らに『エンジンで何をやっても構わない』と彼らに伝えている」と Auto Motor und Sport にコメント。

    「『シャシーについて心配しなくていい』とね。重量やサイズが少し多くなることになっても、我々は方法を見つけていくつもりだ。我々は彼らにプレッシャーをかけたくなかった」

    ジェームス・キーは、冬季テストでのホンダのF1パワーユニットの信頼性とドライバビリティは良好だったと語る。

    「ルノーが冬の間に信頼性とドライバビリティをどれくらい向上させたかはわからないが、我々が2017年に使用していたものと大きな差はない」

    「我々が去年話していた差は少し大袈裟だったように思う」