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  • トヨタ、2013年シーズンを3位表彰台でスタート (WEC開幕戦)

    トヨタ、2013年シーズンを3位表彰台でスタート (WEC開幕戦)

    トヨタは、2013年FIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦シルバーストン 6時間レースで3位に入賞した。

    トヨタ・レーシングはシルバーストンに2012年型TS030 HYBRIDを持ち込み、アンソニー・デビッドソン、ステファン・サラザン、セバスチャン・ブエミが乗る#8が3位に入賞。トヨタ・レーシングにとっては、2012年のデビュー以来、7戦で5度目の表彰台獲得を果たした。

    アレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール組の#7はポールポジションからスタートしたが4位でレースを終えた。

    土曜日に不順な天候のもとで行われた予選でポールポジションと2番手となった、 2台のTS030 HYBRIDはグリッド最前列からスタート、ブルツとデビッドソンが序盤数周をリードした。しかし、トヨタが選択したミシュランタイヤのコンパウンドが路面温度に適さず、間もなく2台のアウディにポジションを奪われ、#8が3位、#7が4位へと後退した。

    レースの3分の1を過ぎ、#7はブルツからラピエールに、#8はデビッドソンからサラザンに交替。その直後から雨が降り始め、ラピエールはすぐにインターミディエイトタイヤに変更した。しかし、雨はすぐに上がり、ラピエールは再びスリックタイヤに交換しなければならなかった。

    レースの半分を消化した頃に、#8のサラザンがブエミにステアリングを渡し、その30分後に#7はラピエールからブルツに交替、ブルツは残りのレースを一人で走り切った。

    #8はレースが残り1時間ほどになった時に最後のドライバー交替を行い、代わったデビッドソンが力強い走りで走行を続け、3位でチェッカーフラッグを受けた。ブルツの#7は4位でフィニッシュした。

    FIA WEC第2戦は、5月4日(土)にベルギーで行われるスパ・フランコルシャン 6時間レース。この伝統のサーキットはトヨタ・レーシングの本拠地があるドイツ・ケルンから僅か120kmの距離にある。

    TS030 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール)
    決勝レース:4位、196周(トップと1周差)、ピットストップ9回、
    最速ラップ:1分43秒741

    アレックス・ブルツ #7:
    難しいレースだった。最初のスティントでは低すぎる路面温度のためにタイヤがたちまち駄目になった。その結果、タイヤ交換なしで2スティントを走ることが出来ず、タイヤ交換に時間を奪われ、走行ペースと作戦に影響が出た。その後は可能な限りの走りに徹したが、アウディに対抗する走りは出来ず、表彰台を逃した。次戦スパで好結果を出すために、ケルンに戻ってハードワークが必要だ。

    ニコラス・ラピエール #7:
    非常に厳しいレースだった。コースが少し濡れて来たとき、タイヤ選択をミスしてしまった。インターミディエイトタイヤを選択したが、すぐにコースが乾きだしてタイヤは性能を発揮出来なかった。このミスがなければ恐らく我々が3位を獲得、#8が4位となっていただろうが、いずれにせよトヨタ・レーシングとしては3位、4位の順位は変わらなかったと思う。次戦のスパでは2013年型TS030 HYBRIDを投入するが、アウディと真っ向勝負の出来るペースで走る事が出来ると期待している。

    TS030 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ)
    決勝レース:3位、196周(トップと1周差)、ピットストップ7回、
    最速ラップ:1分43秒196

    アンソニー・デビッドソン #8:
    タフなレースで、キャリアの中でも最もきつい表彰台獲得のひとつだった。タイヤの適温域を外れた低い路面温度のためにタイヤはグレイニング(ささくれ)が酷く、フロントタイヤのグリップが得られなかった。最初のスティントでは#7のブルツと同様に丁寧な走りに徹したが、それでもタイヤ1セットでのダブルスティント走破は無理だった。レースの終盤に向けて2台は異なるコンパウンドのタイヤを採用したが、更なる路面温度の変化が我々に味方した。その結果、我々はスピードを取り戻したが、十分ではなかった。

    ステファン・サラザン #8:
    速く走れないときにはフラストレーションが溜まるものだ。しかし、とにかく表彰台に上がることが出来た。私にとってはトヨタ・レーシングで初めての表彰台で、嬉しいことに変わりはない。今日ドライブした2012年仕様のTS030 HYBRIDでは十分なペースは得られなかったが、とにかくプッシュした。今日得られたすべての情報を分析し、改良を進め、次戦スパではアウディを打ち負かしたい。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    今日、我々はベストを尽くしたが、優勝争いに絡むことは出来なかった。しかし、表彰台に上がることが出来たので最悪の状況からは逃れた。2012年型TS030 HYBRIDでのレースと考えれば、まずまずのシーズン開幕と言える。アウディの新型車の性能が向上していることは想定されていたし、周知の事実だったので、我々が最速では無いことも分かっていたが、それにしても学ぶことは多かった。しかし、我々は立ち止まることなく、次のレースに向けて最善を尽くしたい。

    チーム代表 木下美明:
    非常に厳しいレースだった。もし、土曜日の予選がドライだったら話は違っていたはずだが、天候はすべてのチームに平等だ。ここシルバーストンに持ち込んだのは2012年型TS030 HYBRIDだが、もちろん優勝を狙っていた。それだけに無念の思いはある。優勝したアウディには賛辞を送りたい。彼等の冬の間の大きな進歩が、今日の勝利に繋がったのだと思う。もちろん我々の2013年型TS030 HYBRIDも更なる性能向上がなされており、次のスパのレースでは良い戦いが出来ると信じている。これからの2週間、スパでの表彰台を目指して猛烈に働く。

  • WEC 世界耐久選手権 2013 放送日程

    WEC 世界耐久選手権 2013 放送日程

    2013年シーズンのWEC(世界耐久選手権)は、J SPORTSが全戦放送する。

    FIA世界耐久選手権(WEC:World Endurance Championship)は、6時間以上の耐久レースが全8戦行われ、規定車両はル・マン・プロトタイプとGT耐久レーシングカー。LMP1クラスではアウディとトヨタのハイブリッドマシン対決が注目。さらに2013年はGTEプロクラスのチームであるAFコルセから、小林可夢偉がフェラーリ458 GTEをドライブすることが決定。

    第3戦はF1モナコグランプリ、インディー500と並び世界三大レースといわれる「ル・マン24時間レース」、さらに、第6戦には富士スピードウェイにて開催される「富士6時間レース」もラインナップされている。

    J SPORTSでは、第1戦シルバーストン6時間レース、第2戦スパ・フランコルシャン6時間レース、第3戦ル・マン24時間レース、第6戦富士6時間レースを生放送。

    注目の開幕戦シルバーストン6時間レースは、4月14日の19:45 〜 26:30にJ SPORTS3で生放送される。

    FIA 世界耐久選手権 放送スケジュール

    放送日時

    番組名 チャンネル
    4月14日(日)
    19:45〜26:30
    FIA 世界耐久選手権 2013 第1戦
    シルバーストン6時間レース(イギリス)
    J SPORTS3 LIVE
    4月16日(火)
    15:00〜21:30
    FIA 世界耐久選手権 2013 第1戦
    シルバーストン6時間レース(イギリス)
    J SPORTS3
    4月26日(金)
    16:00〜22:30
    FIA 世界耐久選手権 2013 第1戦
    シルバーストン6時間レース(イギリス)
    J SPORTS3
    5月04日(土)
    21:15〜28:00
    FIA 世界耐久選手権 2013 第2戦
    スパ・フランコルシャン6時間レース(ベルギー)
    J SPORTS3 LIVE
    5月09日(木)
    16:00〜23:00
    FIA 世界耐久選手権 2013 第2戦
    スパ・フランコルシャン6時間レース(ベルギー)
    J SPORTS1
    5月10日(金)
    14:00〜21:00
    FIA 世界耐久選手権 2013 第2戦
    スパ・フランコルシャン6時間レース(ベルギー)
    J SPORTS3
    6月22日 (土)
    21:30〜30:00
    FIA 世界耐久選手権 2013 第3戦【スタート】
    ル・マン24時間レース(フランス)
    J SPORTS3 LIVE
    6月23日 (日)
    16:30〜23:25
    FIA 世界耐久選手権 2013 第3戦【ゴール】
    ル・マン24時間レース(フランス)
    J SPORTS3 LIVE

    関連:2013年 WEC 世界耐久選手権 レース日程

  • トヨタ、最前列グリッドを独占 (WEC 第1戦 予選)

    トヨタ、最前列グリッドを独占 (WEC 第1戦 予選)

    トヨタ・レーシングは2013年FIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦シルバーストン6時間レースの予選で、ポールポジション、2番手と最前列を独占、幸先の良いスタートを切った。

    TS030 HYBRID #7のアレックス・ブルツとニコラス・ラピエール組は、トヨタ・レーシングが2012年にWECに参戦して以来、実に4度目のポールポジション獲得。アンソニー・デビッドソン、ステファン・サラザン、セバスチャン・ブエミの乗る#8が予選2番手を獲得した。

    今年から採用された新しい予選システムでは、各車二人のドライバーが最低2周のアタックを行なわなければならない。そしてグリッド順位はそれぞれのドライバーの最速2周タイムの平均値を合計して決められる。

    コンディションが目まぐるしく変わる中、TS030 HYBRID #7はニコラス・ラピエールがインターミディエイトタイヤでスタートした後、アレックス・ブルツへ交替すると同時にスリックタイヤに変更、この作戦が実を結んだ。

    予選セッションは開始直前に降った雨でコースは濡れた状態だったにもかかわらず、走行ラインはたちまち乾き始め、スリックタイヤを選択したアレックス・ブルツはTS030 HYBRID #7の平均タイムを上げることに成功、ベストタイムを記録した。

    TS030 HYBRID #8のアンソニー・デビッドソンはインターミディエイトタイヤでスタート、ステアリングを渡したセバスチャン・ブエミはそのままのタイヤで2番手グリッドを獲得した。予選セッションは2人のドライバーが走るために、ステファン・サラザンは出走しなかった。

    今日の結果は、トヨタにとってFIA世界選手権レースに於ける、2009年のF1バーレーンGP以来初の予選での最前列グリッド独占となった。

    決勝レースは明日14日(日)の正午(日本時間20時)にスタートする。

    TS030 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール)
    公式練習第3回目:3番手(1分49秒754)26周
    予選:1番手(平均1分48秒021)

    アレックス・ブルツ #7:
    新しい予選方式は不順な天候のためにその良さが発揮されなかった。予選は雨で始まりドライコンディションで終了するという、不安定な状態だった。最初のスティントではニコラス・ラピエールが素晴らしい仕事をしてくれ、引き継いだ私がスリックタイヤに履き替えて満足できるタイムを記録できた。ポールポジション獲得は最高だ。

    ニコラス・ラピエール #7:
    難コンディションのシルバーストンでポールポジションを獲得出来、最高のシーズン開幕になった。すべての作戦が上手く働いた。ポールポジションはすべてではないが、最高タイムを記録出来たということは我々にとって重要で、明日のレースに向けて自信が持てた。レースは激しい争いになるはずで、最前列グリッドからのスタートが重要になる。最高の気分だ。

    TS030 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ)
    公式練習第3回目:4番手(1分51秒639)23周
    予選:2番手(平均1分49秒995)

    アンソニー・デビッドソン #8:
    荒れたコンディションで難しい予選だったが、楽しかった。インターミディエイトタイヤでのスタートは良い判断で、余裕を持ってプッシュ出来た。ドライバー交替をした後も我々はインターミディエイトタイヤのままで行くことを選択した。#7はスリックタイヤに変更したが、その方が正しい判断だったようだ。我々は十分なアドバンテージがあったので安全策をとったが、最前列からの決勝スタートは選手権を考える上でも最高といる。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    最高の予選だった。アウディを打ち破ったのは嬉しい。耐久レースの結果には予選は余り大きな意味を持たないが、最前列からのスタートは素晴らしい気分だ。コースが濡れた状態から乾いて行く状況だったので、タイヤ選択が難しかった。そこでチームとしてタイヤに関して作戦を変え、我々はインターミディエイトタイヤのまま、#7は途中でスリックタイヤに変えた。結果的にインターミディエイトタイヤはベストチョイスだとはいえなかったが、グリッド1、2番手を獲得出来たことは非常に重要だ。

  • トヨタ:WEC開幕戦シルバーストン 公式練習初日

    トヨタ:WEC開幕戦シルバーストン 公式練習初日

    2013年FIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦シルバーストン6時間レースを迎えたトヨタ・レーシングは、雨に見舞われ絶えず変化する路面状況の中で、初日2回の練習走行を終えた。

    2012年の6戦中3勝という波に乗り、チームは2台の2012年仕様のTS030 HYBRIDをイギリスに持ち込んだ。このレースでは、アレックス・ブルツとニコラス・ラピエールはが7号車を受け持ち、アンソニー・デビッドソン、ステファン・サラザン、セバスチャン・ブエミの3名が8号車のステアリングを握る。

    雨にたたられた最初のセッションでは、2台のドライバーがミシュランのウエット及びインターミディエイトタイヤを試すことができた。このセッションでは2台のTS030 HYBRIDは3番手(7号車)と4番手(8号車)につけている。

    8号車のドライバーは、もちろん全員がシーズン前の集中テスト走行を経ているものの、昨年のルマン24時間レース以来、今日が初めての本戦モードでのセッション復帰となった。

    雨は一旦上がり、ほんの少々スリックタイヤの評価時間も持てたが、第2セッションでは再び雨が降り始めた。このように非常に限られたドライでの走行のため、最終的に3番手(7号車)と6番手(8号車)という、週末に想定されていたものとは異なる結果となった。

    明日は、1時間の最後の練習走行(9:00-10:00:日本時間17:00〜18:00)に続き、午後には予選(12:40-13:00:日本時間20:40-21:00)を実施。各車2名のドライバーの最速タイムの合計でスタート順位が決まる。決勝レースのスタートは14日(日)の正午(日本時間20:00)に切られる。

    TS030 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール)
    公式練習第1回目:3番手(1分56秒549)33周
    公式練習第2回目:3番手(1分43秒843)29周

    アレックス・ブルツ #7:
    変わりやすいコンディションはベストとは言えないが、条件は皆同じだ。まだ興味深い日だったと言えるし、我々はいくつかの確認も行うことができた。予報では週末に向け天候が回復するとのことなので、今のところは状況を見定めたい。今、一番の関心時はドライの数周でどれだけ稼げるか、ということだ。データを分析し、パッケージの最大化を図りたい。

    ニコラス・ラピエール #7:
    面白いセッションだった。我々にとっては大事なドライタイヤでの周回ができた。我々はウエット、インター、ドライといった違うタイヤを試した。今はデータをしっかり読み込み、正しい選択ができるようにしなければならない。我々はいろんなセットアップを試し、車両の一番良い所を引き出せるようにきちんと報告することが最重要である。できれば明日はドライ路面になって状況を見極めたい。

    TS030 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ)
    公式練習第1回目:4番手(1分56秒650)33周
    公式練習第2回目:6番手(1分45秒520)27周

    アンソニー・デビッドソン #8:
    今日のような変化の激しい条件下では、車の最適バランスを見つけるのが非常に難しかった。第2セッションで、私はインターミディエイトタイヤをほんの1周だけ使ったがすぐに路面が乾き始め、スリックに向いてきているとわかった。そのためすぐにスリックに履き替えたので、のタイヤ比較ができたことは幸だったといえる。しかし、明日はもう少し「速さ」を引き出したい。

    ステファン・サラザン #8:
    またこうしてトヨタ・レーシングに戻ってこられて非常に嬉しい。天候はベストとは言えなかったのが残念だが、これはどのチームも同じだから仕方がないことだ。ウエットのタイヤは非常に良い動きで、すごく良いクルマに仕上がっていると感じた。同様にインターミディエイトタイヤも良いバランスで攻めることができたので、ラップタイムはかなり良かった。我々は現時点ではセットアップを研究して、週末の残りはクルマにこれを最大限活かしたい。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    今日はドライバー3人とも練習走行をすることができたので良かった。8号車のドライバーとして帰って来ることが出来た、ライバルと戦えることは最高だ。ただ、今日はコンディションが絶え間なく変化し、それに対応するのが精一杯だった。練習セッションはコースが乾いたと思ったらまたすぐに雨が来て、理想的なセットアップを得ることが出来なかった。しかし、残りの週末は天候も回復、我々は期待通りのセットアップを手に入れることが出来ると信じている。

  • 【動画】 小林可夢偉:WEC開幕インタビュー

    【動画】 小林可夢偉:WEC開幕インタビュー

    AFコルセのドライバーとなった小林可夢偉が、WEC開幕戦シルバーストン6時間レースへの意気込みを語った。

    今年、スクーデリア・フェラーリと契約し、アジア史上初のフェラーリ・ワークスドライバーとしてAFコルセからWEC世界耐久選手権のGTレースに参戦することが決定している小林可夢偉。

    2013年 WEC開幕戦シルバーストン6時間レースを目前に控え、フィオラノでフェラーリ 458 GT2をテストした小林可夢偉とジャンカルロ・フィジケラが、クルマの印象とシーズンへの意気込みを語った。

    小林可夢偉&ジャンカルロ・フィジケラ:WEC開幕インタビュー

  • トヨタ:WEC 2013年 シルバーストン6時間レース プレビュー

    トヨタ:WEC 2013年 シルバーストン6時間レース プレビュー

    トヨタ・レーシングは、2013年FIA世界耐久選手権(WEC)のシーズン開幕戦シルバーストン6時間レースに出場する。2012年シーズン終盤の好調を維持して臨む。

    トヨタ・レーシングは昨年、WECにシリーズ全8戦中6戦に出場。そのうちの5戦が1台でのエントリーだったにもかかわらず、終盤の2戦を含む3勝を挙げた。

    また、シルバーストンにおいては、昨年のレースでLMP1クラスのコースレコードをマークしていることもあり、11月30日のバーレーン戦まで全8戦で戦われる今季シーズンの開幕戦には、自信を持って臨む。

    シルバーストンへは2012年仕様の2台のTS030 HYBRIDが持ち込まれ、2013年型車両は来月行われる第2戦スパ6時間レースでデビュー予定。現在も、ドイツ・ケルンのトヨタ・モータースポーツ有限会社(TMG)での開発が続けられている。

    シルバーストン6時間レースでは、アレックス・ブルツとニコラス・ラピエールが#7をドライブ。中嶋一貴は昨年チャンピオンを獲得し、タイトル防衛を目指すスーパーフォーミュラ(旧フォーミュラ・ニッポン)が同じ週末に日本で開催されるため、今大会は欠場する。アンソニー・デビッドソンとステファン・サラザン、そしてセバスチャン・ブエミの3名が#8を駆り、昨年6月のル・マン24時間レース以来となるTS030 HYBRIDでの耐久レースに出場する。

    トヨタ・レーシングは今季も独自のスーパーキャパシタ技術を用いたハイブリッド・パワートレインを採用する。このスーパーキャパシタの急速充放電技術により、加速時に300馬力のブーストが加えられるが、それが昨年の勝利への鍵となった。

    シルバーストンのレースウィークは、12日(金)の2度にわたる90分間の練習走行(12:25〜13:55と16:25〜17:55/日本時間20:25〜21:55、0:25〜1:55)で始まり、13日(土)は朝1時間の練習走行(9:00〜10:00/日本時間17:00〜18:00)を経て12:40(日本時間20:40)から20分間の予選が行われる。この予選では、各車2名のドライバーの最速ラップタイムの合計でスターティンググリッドが決定する。6時間で戦われる決勝レースは14日(日)正午(日本時間20:00)にスタートが切られる。

    木下美明 チーム代表:
    トヨタ・レーシングにとって初めてのWECフルシーズン参戦を前に、興奮を抑えきれない。昨年は我々にとって、耐久レースの世界へ復帰できた素晴らしいシーズンとなり、その結果にはとても満足している。しかし、もちろん我々は更に高い目標を目指しており、2013年シーズンはアウディのような強力なライバルと戦い、世界チャンピオンを獲得するための真の挑戦となる。2012年仕様のTS030 HYBRIDは、昨年その強さを証明しており、この週末も上位争いができると確信している。好結果を挙げて、完璧なシーズンのスタートを切りたい。

    #7 アレックス・ブルツ:
    好感触だった何度かの冬期テストの後、ついにレースシーズンを迎えられるのはとても嬉しい。ドライバーとしてテストを行うのはもちろん良いのだが、レースの緊張感に勝るものはなく、レースを戦うのが待ちきれない。昨年はシリーズ終盤の2レースを優勝という好結果で締めくくることが出来、その勢いのままシルバーストンでも勝利を目指す。もちろん、強力なライバルもおり、簡単なことではないが、一刻も早くレースウィークのリズムを取り戻し、最大のパフォーマンスを発揮したい。

    #7 ニコラス・ラピエール:
    トヨタ・レーシングの一員として世界タイトルに挑む2年目のシーズンのスタートを切ることとなり、開幕戦を前にして本当に興奮している。昨年は表彰台の頂点に3度も上がることが出来、本当に素晴らしいシーズンだったが、目標は更なる高みにある。今季は強力なチームメイトの#8が共に参戦することで、2台のアウディとのバトルは更にエキサイティングなものになるだろう。昨年も僅差のレースが繰り広げられたが、TS030 HYBRIDがもう一台増えることで、ファンにとっても更に素晴らしいスペクタクルをお見せできると思う。

    #8 アンソニー・デビッドソン:
    トヨタ・レーシングで再びレースを戦うのが待ちきれない。本当に長かった。テストは順調に進み、個人的にも長いブランクから再びレースに戻れたことを喜んでいる。母国のファンの前でレースを戦うのは2010年以来のことだが、やはり特別だ。2010年には勝利を挙げているが、もちろん今回もその再現を狙っており、最高の形でシーズンスタートを飾りたい。厳しい戦いになると思うが、我々には強力なTS030 HYBRIDがあり、今シーズンへ向けて期待が高まっている。

    #8 ステファン・サラザン:
    アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミと共に#8でWECのレースを再び戦うこととなり、本当に嬉しい。オフシーズン中、我々はテストプログラムを順調にこなし、シーズン開幕戦へ向けた準備は整ったと感じている。TS030 HYBRIDは昨年のル・マン24時間レースで初めてドライブしたときから印象的であったが、更に改良が進んでおり、その進化を早くレースの現場で試してみたい。TS030 HYBRIDでレースを戦ってからもう10ヶ月も経ってしまったというのが信じられないが、その間も私は他のカテゴリーで多くのレースを戦っており、レースの勘は鈍っていない。再び上位での戦いができるのが楽しみだ。

    #8 セバスチャン・ブエミ:
    シルバーストンは私にとって耐久レースの経験を積むために本当に良いチャンスであり、楽しみにしている。ル・マン24時間レースはとても楽しかったので、再びトヨタ・レーシングと共にレースを戦えるのを待ち望んでいた。オフシーズンテストで感覚を取り戻し、今週末のレースへ向けての準備は完全に整った。また、チームも多くの点で進化しており、来るシーズンへ向けさらに強力になっていることを実感している。

  • アウディ:WEC 2013年 シルバーストン6時間レース プレビュー

    アウディ:WEC 2013年 シルバーストン6時間レース プレビュー

    アウディは、2013年FIA世界耐久選手権(WEC)のシーズン開幕戦シルバーストン6時間レースに出場する。

    昨年8月、アウディはシルバーストンで優勝を勝ち取ると同時に、FIA世界耐久選手権 (WEC) のチャンピオンを獲得。今年4月14日に開催される歴史あるシルバーストンでの6時間レースは、さらに進化したAudi R18 e-tron quattro hybridによる、年間チャンピオン防衛シーズンの第一歩となる。

    シルバーストンでのレースは2013年度のWEC開幕戦だが、アウディスポーツ チームヨーストにとっては今年2回目のスポーツカーレースとなる。

    去る3月、アウディはセブリング12時間耐久レースに出場し、1-2フィニッシュを達成。そしてWEC開幕以降、Audi R18 e-tron quattro hybridは、トヨタが擁する2台のハイブリッドカーの挑戦を受けて立つことになる。2台のAudi R18 e-tron quattro hybridは、現チャンピオンのマルセル・ファスラー / アンドレ・ロッテラー / ブノワ・トレルイエ(スイス/ドイツ/フランス)組と、ロイック・デュバル / トム・クリステンセン / アラン・マクニッシュ(フランス/デンマーク/イギリス)組がドライブする。

    昨年、全長5.891kmのシルバーストンに集まったレースファンは、最後の最後まで息つく暇もない激しいバトルを目の当たりにした。昨年のレースでアウディは、6時間で14回も入れ替わる激しいトップ争いを制し、2位に55.675秒の差をつけ、シーズン4回目の優勝を果たした。

    そして今年は開幕戦となるため、英国のレースファンは、世界耐久選手権の新しい側面をいち早く体験することになる。Audi R18 e-tron quattro hybridは多くの改良が加えられた新バージョンとなり、今回のシルバーストンで、ヨーロッパでの初レースを迎える。マシンに加えられた革新的な進化によって、エアロダイナミクスがより高効率化され、ハイブリッドシステムは一層の性能向上と同時に超軽量技術をより多く取り入れた。また、ルーフに取り付けた2台のカメラからなる新型ドライバーアシスタンス システムが、コクピットからの前方視界を向上させている。

    車輌の研究開発が進む一方で、技術規則の変更により、レースカーのパフォーマンスに厳しい制限が加えられることとなった。エアリストリクター径を小型化されたことで、今年のAudi R18 e-tron quattro hybridに搭載される3.7L V6 TDIエンジンは、昨年比で約15kW (20hp) 減の、360kw (490hp) しか発揮出来なくなってた。

    また、競技規則にもいくつかの変更が行われた。まず、予選タイムの計算法が変わる。これまでは、1人のドライバーのタイムで予選結果が出されてたが、今年からは、2人のドライバーが最低2周ずつのタイムアタックを行い、各ドライバーの上位2つのタイム(合計4つのタイム)の平均値にてスターティンググリッドが決定される。また、マニュファクチャラーズ チャンピオンシップにおいては、2013年から全8戦すべての結果が反映されることになった。昨年のように一部のレースを計算から除外することがなくなったため、すべてのレースで好結果を出さねばならず、より一層マシンの信頼性が重要となる。

    イギリスのレースファン達は、レースに関する知識がとても豊富なだけでなく、贔屓のブランドを長く熱心に応援し続けるという特長で知られている。この特長は、英国におけるアウディの成長ぶりからも見て取れる。アウディは過去10年の間に、英国市場での販売台数をおよそ2倍に成長させた。2012年度だけで7.2%も成長している。販売実績12万3,640台に達した英国市場は、アウディにとって今やドイツに続き、ヨーロッパで2番目に大きな市場となっている。

    Dr. ヴォルフガング・ウルリッヒ (アウディモータースポーツ代表)
    「アウディのタイトル防衛シーズンは、ヨーロッパのモータースポーツ発祥の地、イギリスから始まることになりました。昨年のシルバーストンのレースでアウディのハイブリッド テクノロジーは、非常にスリリングなレースを制して優勝を勝ち取り、同時にシーズン半ばにしてFIA世界耐久選手権のマニュファクチャラーズ タイトルを手に入れました。3月のセブリング12時間レースで優勝を飾った後、私達はライバルのトヨタのマシンとの最初の闘いを心待ちにしていました」

    ラルフ・ユットナー (アウディスポーツ チームヨースト テクニカルディレクター)
    「WECシーズン開幕は4月半ばですが、私達は今シーズンに向けての準備を、かなり前から行って来ました。幾度も公式テストに参加し、セブリング12時間レースでは大きな成功を収めました。そしてこれからは、着実にひとつひとつの成果を積み上げなければなりません。今年の世界チャンピオン獲得への道は、開幕から強力なライバルを迎えることになり、去年と同様に厳しいものとなりそうです。しかし、私達はその闘いをとても楽しみにしています」

  • 小林可夢偉、AFコルセ 71号車でWECに挑む

    小林可夢偉、AFコルセ 71号車でWECに挑む

    小林可夢偉は、AFコルセの71号車 フェラーリF458イタリアで2013年のWEC開幕戦に挑む。

    2013年 WEC世界耐久選手権 開幕戦シルバーストン6時間レースの最新版エントリーリストを発表。AFコルセは、LMGTE ProクラスにフェラーリF458イタリアをエントリー。小林可夢偉は、トニ・バイランダーとともに71号車を走らせる。

    AFコルセのもう1台、51号車はジャンカルロ・フィジケラ、ジャンマリア・ブルーニが走らせる。

    2013年、LMP1クラスに2台体制で挑むトヨタは、7号車をアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、8号車をアンソニー・デビッドソン、ステファン・サラザン、セバスチャン・ブエミをドライブ。中嶋一貴は、スーパーフォーミュラ(旧フォーミュラ・ニッポン)開幕戦と日程がバッティングしているため不参加となる。

    シルバーストン6時間耐久レースは、4月14日に決勝レースが行われる。

    関連:WEC 世界耐久選手権 放送日程

  • 小林可夢偉、フェラーリからWECへの参戦が決定

    小林可夢偉、フェラーリからWECへの参戦が決定

    小林可夢偉は、2013年にフェラーリからWEC(世界耐久選手権)に参戦することを発表した。

    フェラーリのF1ワークスチーム、スクーデリア・フェラーリは伝統ある“跳馬”史上初めてのアジア人ドライバーとして小林可夢偉の加入を発表した。

    ザウバーのシートを喪失した小林可夢偉は、2013年のF1シート獲得を断念。2月中旬にWEC(世界耐久選手権)に参戦するフェラーリのファクトリーチームであるAFコルセでフェラーリ 458をテストしていた。

    小林可夢偉のフェラーリドライバーとしてのデビューレースは、4月14日にイギリス・シルバーストンで行われるシルバーストン6時間耐久レースとなり、GTEプロクラスにAFコルセから参戦する。

    小林可夢偉
    「今日こうして新しい立場を発表できることがうれしいです。フェラーリファミリーに迎え入れて頂いたことを大変光栄に思います。GTマシンを使った耐久レースに参戦するのは初めてになります。AFコルセと仕事をするのをすごく楽しみにしていますし、チームメイトと一緒にチャンピオンを狙うことができると思います。これから始まる僕のキャリアの新しいチャプターに全力を尽くしますし、ファンのみなさまからの応援をよろしくお願いいたします。このチャンスを下さったスクーデリア・フェラーリに感謝すると同時に。最後になりますが、今日この日、震災から2年目を迎えた日本のすべてのみなさまのために今シーズンの新しい挑戦を捧げたいと思います」

    小林可夢偉 フェラーリ

  • ブルーノ・セナ、2013年のWEC以外のレース参戦も視野

    ブルーノ・セナ、2013年のWEC以外のレース参戦も視野

    ブルーノ・セナは、アストンマーチンでのWEC参戦に加えて2013年にさらに多くのレースに参戦することを望んでいる。

    ウィリアムズのF1シートをブルーノ・セナは、2月にアストンマーチンと契約。ル・マン24時間レースを含む2013年のWEC(世界耐久選手権)でアストンマーチン ヴァンテージ GTEsを走らせることが決定している。

    2013年のWECは8戦が予定されているが、ブルーノ・セナは“怠惰”になることを避けたいと考えており、特にアメリカでさらなる参戦を求めていると述べた。

    「限界を広げて、ドライビング活動とポートフォリオを拡大させたい」とブルーノ・セナは AUTOSPORT にコメント。

    「月に一度だけのレースではちょっと怠惰だし、もう少し多くの機会を探している」

    「僕たちはアメリカに目を向けている。何戦かしたいね」

    ブルーノ・セナは、スポーツカーへ転向した一番のモチベーションは勝つことだが、GTEプロクラスの水準を過小評価してはいないと述べた。

    「僕はF1外に行くことを無視するドライバーではない」

    「GTEクラスは非常にコンペティティブだし、ドライバーのレベルも非常に高い。なので、このチャンスにとても興奮した」

    「チャンピオンになるのは物凄いことだし、僕が成し遂げていないことだ」

    「レースに勝ち、チャンピオンシップに勝ち、長く素晴らしいキャリアを過ごすこと、それが僕のゴールだ」