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  • トヨタ:2016 WEC 第7戦 富士6時間レース プレビュー

    トヨタ:2016 WEC 第7戦 富士6時間レース プレビュー

    トヨタはこの週末、2台のTS050 HYBRIDをもってホームコースの富士スピードウェイでFIA世界耐久選手権(WEC)第7戦富士6時間レースに参戦する。

    2016年シーズン第7戦の舞台、富士スピードウェイは、トヨタ・ハイブリッド・システム・レーシング(THS-R)の開発拠点であるトヨタ自動車東富士技術研究所から僅かな距離に位置するTOYOTA GAZOO Racingのホームコースだ。

    TOYOTA GAZOO Racingは前戦、米国テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)6時間レースで僅差のトップ争いを展開した結果、3位表彰台を獲得したが、ホームコースの富士スピードウェイでは表彰台の中央を目指す。

    小林可夢偉とステファン・サラザン、マイク・コンウェイの3名がドライブするTS050 HYBRID #6号車は、COTA6時間レースでライバル勢と三つ巴の優勝争いを展開。富士6時間レースでは僅差で争っているドライバーズランキング2位の座奪還に向けて全力で戦うと意気盛んだ。

    今季不運が続いている#5号車の中嶋一貴とアンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミの3名だが、2012〜14年に打ち立てた3勝の記録を更新すべく万全の準備に怠りない。

    TOYOTA GAZOO Racingにとって、富士スピードウェイは2012年から2014年まで3年連続優勝を飾るなど、WECの中で最も好成績を残してきたコースだ。今季これまでの6戦中4回の表彰台フィニッシュを果たしているTOYOTA GAZOO Racingにとって、この週末、表彰台の頂点獲得こそが最大の目標になる。

    富士スピードウェイは、現行のWECシリーズを初めて開催したのは2012年だが、スポーツカーレースにおいては、長い歴史を持っている。初の1000kmレースは1967年。この霊峰富士山の麓に位置するコースで、トヨタ2000GTやトヨタ7といった伝説的な名車が多くの勝利を重ねてきた。

    東京都心からおよそ110kmの富士スピードウェイは、1965年にオープン。当初はオーバルコースのような傾斜のきついバンクの第1コーナーを持つレイアウトだったが、その後改修されてバンクは廃止、一周の距離も70年代中盤までに以前の3分の2ほどとなった。

    現在のレイアウトで最も特徴的なのは、WECが開催されるコースの中で、ル・マンのユーノディエールに次ぐ長さを誇る、1.475kmのロングストレート。一方、コースの後半セクターは曲がりくねったテクニカルレイアウトとなっており、長いストレートとの組み合わせは、エンジニアやドライバー達にとって、セットアップの最良の妥協点を探し出す困難な課題となる。

    レースウィークは14日(金)、90分間の公式練習走行が午前と午後1回ずつ、計2回行われ、15日(土)は午前中1時間の公式練習に続き、LM P1クラスは午後2時30分から20分間の予選が行われて決勝のスターティンググリッドが決定される。16日(日)午前11時に決勝レースのスタートが切られ、午後5時に6時間にわたるレースのチェッカーを迎える。

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racingチーム代表)
    富士スピードウェイでのレースは、ホームイベントであり、チームにとってはシーズンの中でも非常に重要な一戦です。熱心な日本のファンの皆様とお会いできることは素晴らしいことであり、トヨタに対して多くの応援を頂けることを有難く思います。第5戦メキシコ、第6戦COTAでは性能を向上させたTS050 HYBRIDの超ハイダウンフォースパッケージの競争力をお見せすることが出来ました。今週末の富士でも再び接戦のレースをご覧頂けるものと思っています。また、富士では、TS050 HYBRIDのパワートレーンの開発と供給を行っている東富士研究所のスタッフから特別なサポートを受けることが出来ます。TOYOTA GAZOO Racingチームとして総力を挙げ、これまで以上の力強いレースをお見せするべく、チームの士気は高まっています。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #5号車)
    ホームコースに戻って来るのはいつでも嬉しいものです。例年、多くのファンの皆様が応援に来てくれますし、最高の雰囲気です。我々は再び上位争いをすべくハードワークを続けます。タイトル争いの面で考えると、我々は何も失うものはありません。全力でレースを戦い、日本のファンの皆様の前で表彰台に上れるようにベストを尽くします。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #5号車)
    富士のレースを本当に楽しみにしています。コース自体も好きですし、トヨタのホームレースということには特別な思いがあります。毎年多くのファンの方々にご来場頂けるので、皆様の応援に応えるためにも力強い走りをお見せしたいと思っています。そして今度こそ我々の#5号車に運が向いて来ることを願っています。日本のファンの皆様の前で再び表彰台を獲得出来れば最高です。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #5号車)
    富士で再びレースが戦えることを嬉しく思います。我々にとってのホームレースですし、過去4戦で3勝しています。また勝利を目指して戦えるチャンスが来ることを祈っています。力強い走りをご覧頂けると思っていますし、今回こそ幸運に恵まれるよう願っています。トヨタ関係者の方々やファンの皆様と共に、素晴らしい雰囲気の中でレースが戦えることを楽しみにしています。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #6号車)
    このレースは、自身にとってはトヨタのワークスドライバーとしての日本での初レースになり、素晴らしい経験になると思っています。富士スピードウェイでは今年、既にスーパーフォーミュラでレースを戦っていますが、LM P1車両で初めて富士を走るのを楽しみにしています。ライバルとは僅差の戦いをしていることで、モチベーションは高く、もちろん、ホームレースですので全力で好結果を狙います。

    ステファン・サラザン (TS050 HYBRID #6号車)
    ここまでの2戦、TS050 HYBRID #6号車での戦いはとても良い結果となり、特に前戦オースティンでは勝利まであと僅かのところでした。それだけに富士での目標は明確で、再び力強い走りによって勝利を目指して戦うことだけです。ホームレースであり、たくさんの応援も頂く中で、富士ではいつも勝つためにレースに臨んでいます。コースレイアウトもオースティン以上に我々の車両に向いているので、良いレースが戦えると確信しています。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #6号車)
    日本のファンの皆様はとても素晴らしいく、富士は私にとって大好きなレースのひとつです。トヨタのドライバーとして日本でレースを戦うというのは素晴らしいことです。この週末に向けても我々は気力が充実しています。車両は第4戦ニュルブルクリンクから大きな進化を遂げ、富士でも更なる進化をお見せ出来ると思っています。ここ2戦は、連続表彰台フィニッシュと好調ですし、富士の決勝レースにおいても、それを再現したいと思っています。

  • 中野信治、マノーからWEC富士6時間レースに参戦

    中野信治、マノーからWEC富士6時間レースに参戦

    中野信治が、WEC富士6時間レースにマノーから参戦することが決定した。

    中野信治は、トー・グレイブス、そして、ウィリアムズの開発ドライバーを務めるアレックス・リンとともにLMP2クラスで#45 オレカ05を走らせる。

    「嬉しいご報告です。来月富士で開催される世界耐久選手権(WEC JAPAN)への参戦が決定致しました」と中野信治は自身のTwitterで報告。

    「チームはイギリスのMANOR。今回も初めてのチーム、初めてのマシンでぶっつけ本番のドライブです」

    「こうして再び世界の舞台に立てるのは本当に幸せなこと。応援宜しくです」

    WEC 第7戦 富士6時間レースは、10月16日(日)に富士スピードウェイで行われる。

  • アレックス・リン、マノーから富士6時間レースでWECデビュー

    アレックス・リン、マノーから富士6時間レースでWECデビュー

    ウィリアムズの開発ドライバーを務めるアレックス・リンが、10月のWEC富士6時間レースにマノーから参戦する。

    アレックス・リンは、中野信治、トー・グレイブスとともにLMP2クラスで#45 オレカ05を走らせる。

    今年、DAMSから2年目のGP2シリーズに参戦しているアレックス・リンは、2014年にGP3タイトルを獲得した後、開発ドライバーとしてウィリアムズに加入。すでに数回F1でテストを経験している。

    フェリペ・マッサの引退によって空席となるウィリアムズのF1シートの候補にも挙げられているアレックス・リンだが、ウィリアムズは同じく開発ドライバーを務めるランス・ストロールを起用すると噂されている。

    アレックス・リンは、昨年11月にバーレーンで行われたテストでトヨタ TS040ハイブリッドで走行を経験している。

    関連:中野信治、マノーからWEC富士6時間レースに参戦

  • 【WEC 富士6時間】 トヨタ TS050ハイブリッドが成田空港に到着

    【WEC 富士6時間】 トヨタ TS050ハイブリッドが成田空港に到着

    10月16日に富士スピードウェイで開始される2016 FIA 世界耐久選手権 第7戦 富士6時間レースにむけて、トヨタの2台のTS050ハイブリッドが成田空港に到着した。

    2台のTS050 ハイブリッドは25日(日)、アトラス航空の貨物チャーター便で成田空港に到着した。

    到着したTS050 HYBRIDはカードに一時保管され、決戦の地・富士スピードウェイへと向かう。

    WEC トヨタ

  • ポルシェ:WEC 第6戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間 レポート

    ポルシェ:WEC 第6戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間 レポート

    ポルシェのワークスドライバー、ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウェバー(オーストラリア)組が駆る919ハイブリッドは、真夏を思わせる陽気のテキサス州オースティンで行われた世界耐久選手権2016シリーズ第6戦において勝利した。

    3番グリッドからスタートした現チャンピオンチームであるこの3名は、7月のニュルブルクリンク戦から3戦連続での優勝を果たしたことになる。

    もう1台の919ハイブリッドをドライブした今年のル・マン ウィナー、ロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)組は、5番グリッドから4位入賞し、ドライバーズ選手権では引き続きリードを保っている。

    気温35度というドライバーとメカニックに過酷なコンディションのもと、現地時間の午後5時にレースはスタートした。太陽が沈み気温が下がるにつれて、919ハイブリッドはその実力を発揮する。素晴らしいピット戦略にも助けられ、レースが中盤に差し掛かるころ、ベルンハルト/ハートレー/ウェバーは後続に差をつけてトップに立った。

    今回の勝利は2014年にデビューした919ハイブリッドにとって12勝目となり、そのうち7勝がベルンハルト/ハートレー/ウェバー組によるものとなる。ポルシェはマニュファクチュアラー部門で238ポイントを獲得し、アウディ(同185)、トヨタ(同137)をリードしている。ドライバー部門ではデュマ/ジャニ/リーブ組が37.5ポイント差でトップに立ち、続くアウディのトリオをリードしている。

    カーナンバー1のレース展開
    マーク・ウェバーはスタート直後に3位から2位に上がるが、少ししてアウディの2台に先行を許す。28周後に3番手のままピットインしたウェバーはブレンドン・ハートレーに代わる。4位でコースに戻ったハートレーはトヨタのアンソニー・デビッドソンとのバトルを制し、3位のポジションを取り戻した。続いてティモ・ベルンハルトが58周目にコースに入ったが、フルコースイエロー(FCY)が提示されたため76周目にピットに呼び戻され、短いスティントを終えた。再び919ハイブリッドに乗り込んだウェバーの2度目のスティントもFCYにより僅か18周で終了し、95周目でステアリングを託されたハートレーは3位で走行を続ける。カーナンバー8のアウディのピットストップが長引いたことにより、ハートレーは2位に浮上。122周目、このレース3度目のFCYは、カーナンバー1のポルシェにとって最高のタイミングとなり、ベルンハルトはトップでコースインする。133周目にはカーナンバー7のアウディのクラッシュにより、FCYが掲出された。ベルンハルトはウェバーへ代わるが、165周目のピットインでそれまでと同様にタイヤ交換を行った後、ベルンハルトがコースに戻りトップでチェッカーを受けた。

    カーナンバー2のレース展開
    ロマン・デュマはスタートからほどなくしてトヨタのマイク・コンウェイを抜き4位になる。しかし4周目、もう一台のトヨタに乗るセバスチャン・ブエミにパスされ再び5位に戻った。28周目にコースインしたニール・ジャニが35周目にデビッドソンを攻略する。57周目、919ハイブリッドに乗り込んだマーク・リーブは4位で走行を続けるが、76周目のFCYでピットに呼び戻され、デュマと交代する。その後のFCYの最中である94周目にデュマはジャニへと代わるが、スローパンクチャーのため112周目に想定外のピットストップを行う。コックピットに留まったジャニはアウディのトラブルにより4位に浮上し、134ラップを終えた時点でリーブへ、162ラップ後にデュマへと繋ぐ。デュマはこの日2度目のスローパンクチャーにみまわれたため、レース終了12分前にタイヤ交換のためにピットへ戻るが、4位をキープしたままフィニッシュした。

    レース後のコメント
    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「週末が始まって以来、高い気温が我々に厳しい事は分かっていました。それでも状況をうまくマネージメントして勝つことが出来ました。残り3戦で2つのタイトルを連覇するという目標も現実味を帯びてきました。間もなく日本に向かいますが、我々に有利な涼しい気候に期待しています。今はテキサスに来ているクルー、そしてヴァイザッハにいるスタッフ全員にありがとうと伝えたいです。チャンピオンシップ獲得に向けて、また一つ階段を上がったと思うと、とても良い気分です。富士でのレースに向けて労を惜しまずに準備を進めます」

    アンドレア・ザイドル (チーム監督)
    「クルー全員による素晴らしい努力に感謝し、勝利を祝福します。レース序盤の路面温度が高かった頃、アウディよりペースは劣っていました。ミスを犯さなかったドライバー、素早いピット作業、完璧な戦略と信頼性の高いテクノロジーといった全ての要素が組み合わさって、優勝することが出来ました。厳しいレースだったのは間違いありません。カーナンバー2は早い段階でフロントのダウンフォースを失い、優勝するチャンスが無くなりましたが、ポイントを獲得し2つのタイトル連覇という最大の目標に近づく事が出来ました。次戦までの3週間を残り3レースの準備に充てたいと思います」

    ポルシェ919ハイブリッド(カーナンバー1)のドライバーのコメント
    ティモ・ベルンハルト(35歳、ドイツ)
    「3連勝を飾れて嬉しい限りです。シーズン序盤は我々にとって厳しいレースが続きましたが、今日もミスやトラブルがなくフィニッシュまで走り切りました。始めのスティントは日が沈む頃だったので視界も悪く難しかったのですが、レースが進み涼しくなるにつれ我々のペースは良くなって行きました。アウディとギャップを詰めたところで出たFCYのタイミングが私たちのピットインと重なったのもラッキーでした」

    ブレンドン・ハートレー(26歳、ニュージーランド)
    「レースは順調そのものでした。スタートの高い気温でアウディが有利なのは明らかでしたが、あきらめずに戦い勝つことが出来ました。暗くなってからのペースは互角だったと言えます。FCY時の戦略が上手く行きました」

    マーク・ウェバー(40歳、オーストラリア)
    「フェアなバトルが繰り広げられたタフなレースでした。ティモとブレンドンは見事な走りを見せてくれました。スタートしてすぐに良いリズムを掴みました。中盤まで状況が変わることはなく、2台のアウディが速いペースでトップを走り続けたのは驚く事ではありません。我々はクリーンなレースでチャンスを待ち、しかるべき時が来たらプッシュしなければいけない事も分かっていました。しかしアウディにトラブルが起き、FCYにも助けられました。暑い中、クルーはピットストップで素晴らしい仕事をしてくれました」

    ポルシェ919ハイブリッド(カーナンバー2)のドライバーのコメント
    ロマン・デュマ(38歳、フランス)
    「スタートを担当した最初のスティントでは気温が高く、スリックタイヤでウェットを走っているような感覚でした。次のスティントではトラフィックに阻まれました。全体では2度のスローパンクチャーと1度のノーズカウル交換でレースを失いました。ポイントを獲得したと言う意味ではポルシェにとって良いレースでしたが、私たちの車両にとってはそうとは言えません。ル・マンでは幸運にも助けられて勝利した分を支払っているのかも知れませんね。でも、そんな状況もこれで終わるでしょう」

    ニール・ジャニ(32歳、スイス)
    「最初のスティントでトヨタとバトルを楽しみ、オーバーテイクも出来ました。しかし様々なカテゴリーのレースが行われ違う種類のラバーが残っていたため、グリップに悩まされました。いくつかの場面ではドライブすることさえも難しく、アンダーステアは厳しいものでした。理由は分かりませんが、フロントのダウンフォースを失っていたのです。ノーズカウルを交換した後、幾らかは良くなりました。私はスローパンクチャーで時間をロスするなど、全くツキがないレースでした」

    マルク・リーブ(36歳、ドイツ)
    「最初のスティントではアンダーステアで時間を失いました。フロントカウルを代えたおかげでラバーをピックアップせずに済んだ次のスティントはアンダーステアも消えて、だいぶ良くなりました。ユーズドとニューを混ぜて履いたスティントでも919ハイブリッドは素晴らしい走りを見せてくれました。今日は我々の日ではありませんでしたが、919ハイブリッドは高温下でもその高い信頼性を証明しました。
    始めのスティントは日が落ち始めた頃だったので、コックピットの温度も問題ありませんでした」

  • アウディ:WEC 第6戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間 レポート

    アウディ:WEC 第6戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間 レポート

    Audi R18は、FIA世界耐久選手権(WEC)のシーズン後半戦に入った第6戦において、素晴らしいパフォーマンスを発揮したにもかかわらず、惜しくも2位にとどまった。

    レース開始から5時間が経った頃、7号車は周回遅れのマシンにぶつけられガードレールに衝突、タイムロス。その後7号車に代わりトップを快走していたゼッケン8号車も幾度かの不運に見舞われ、猛烈な追い上げを見せたものの2位でレースを終えた。

    今大会でアウディは、圧倒的優位な展開でレースに臨んだ。アウディスポーツ チームヨーストはすべてのプラクティスセッションでトップタイムを叩き出しただけでなく、予選ではポールポジションと2番手を獲得した。その強さはレースでも発揮された。気温36℃にも達した猛暑の中、2台のAudi R18は3位以下に1分近くの大差を付ける快走を続けていた。レース序盤は、ゼッケン7号車のマルセル・ファスラーと、彼からステアリングを受け継いだアンドレ・ロッテラーがトップを走り、その後は8号車を駆るルーカス・ディ・グラッシがトップを走行していました。

    その後、ロイック・デュバルがディ・グラッシからマシンを受け継ぐと、彼はファステストラップを記録する快走を見せた。しかし、99周目に電気系トラブルに見舞われたデュバルは50秒のタイムロスを喫し、さらにドリンク供給システムが作動不良を起こしたため、予定より早いピットインを余儀なくされた。そのピットインの直後、コースにフルコース イエローコーションが出されたため、それまでに獲得していた大きなアドバンテージは消失、ライバル達との距離が縮まってした。さらにレース開始後5時間が経った頃、ルーカス・ディ・グラッシがルーティンのピット作業を終えてコースに戻ったものの、ドアが閉まりきっていなかったために再度ピットイン。コースに戻ったのちの猛追を経て、トップにわずか23秒差にまで迫った時点でチェッカーフラッグが振られ2位となった。

    8号車がトラブルに見舞われた時点では、7号車も優勝圏内にいた。ブノワ・トレルイエは、8号車と僅か19秒差の2番手を快走。しかし、スピンした周回遅れのGTマシンにぶつけられ、トレルイエはコースアウトを喫してした。ピットに戻りダメージを修復するまでに6ラップを失い、ファスラー / ロッテラー / トレルイエ組は、不本意極まりない6位でゴールした。

    アウディモータースポーツ代表のDr. ヴォルフガング・ウルリッヒは「僅か6時間の間に、信じられないほどの不運に見舞われてしまった。ドライバーは全員、非の打ち所のないパフォーマンスを発揮し、Audi R18を存分に活躍させていた。レース前の全セッションで最速タイムを記録し、レースでは誰よりも速く走行していた。今大会では1-2フィニッシュに手が届いていただけに、1台が2位入賞というだけでは、喜ぶことは難しい」と述べた。

    現時点で、アウディはマニュファクチャラー選手権の2番手に位置し、チャンピオン獲得に意欲を燃やしている。ドライバー選手権では、今大会でディ グラッシ / デュバル / ジャービス組が順位をひとつ上げ2番手に浮上した。どちらのタイトル争いも、4週間後に開催の富士スピードウェイを含む残り3戦で行われる。

  • トヨタ:6号車が2戦連続の表彰台 / WEC 第6戦 COTA6時間

    トヨタ:6号車が2戦連続の表彰台 / WEC 第6戦 COTA6時間

    9月17日(土)にFIA世界耐久選手権(WEC)第6戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)6時間レースの決勝が行われた。最後まで3メーカーが首位を争った接近戦の中、TOYOTA GAZOO Racingは2戦連続の表彰台フィニッシュを果たした。

    TS050 HYBRID #6号車は3位でチェッカーを受け、今季4度目の表彰台を獲得した。6時間を戦って最終的にトップと僅か26秒差という、LM P1-Hクラスを戦う3メーカーによるエキサイティングな首位争いが最後まで繰り広げられた。

    #5号車はまたも不運に見舞われるレースとなってしまった。度重なる些細な不具合に見舞われ、表彰台争いからは脱落することとなり、5位でレースを終えた。

    まだ日差しも強く、気温が35度を超える猛暑の中、午後5時にスタートが切られた。6番手グリッドだった#5号車は、最初のスティントを担当したセバスチャン・ブエミが4位へ順位を上げた。

    #6号車はマイク・コンウェイが最初のスティントを担当し、最初のピットストップ時は6位で小林可夢偉へとドライバー交代を行った。

    ほぼ同じタイミングでピットインした#5号車は、素晴らしいピット作業によって、アンソニー・デビッドソンが3位へ浮上。しかし、90分後にターボチャージャー周りのトラブルが発生し、#5号車は6位へと後退を余儀なくされてしまった。

    レースが折り返しを過ぎ、コースは闇に包まれる中、#5号車は更に中嶋一貴のドライブ中にダメージを負った車両前部の交換、更にブエミのスティントでも左リアタイヤのパンクに見舞われるなど、予定外のピットインを強いられることとなってしまった。

    一方で#6号車はハイペースで前を行くポルシェを猛追して行った。コンウェイが4位へポジションを上げると、ステアリングを引き継いだ小林がアウディ勢との接近戦を展開。残り約2時間の時点で3位へとポジションを上げて見せた。

    激しく首位を争っていた#7号車アウディがクラッシュを喫したことで、#6号車は2位へとポジションを上げ、最後の1時間はLM P1-Hクラスを戦う3メーカーによる三つ巴の勝負となった。

    #6号車の最後のスティントはステファン・サラザンが小林から引き継いだが、僅差で争う#8号車アウディはタイヤ無交換作戦を取ったため、#6号車は3位へ後退。新しいタイヤを装着し優位に立つサラザンは、数秒前を走る#8号車アウディ、そしてそこから大きく離れていない首位を追うべく猛プッシュを開始した。

    サラザンは周回毎に差を詰めて行ったが、惜しくも届かず、2位の#8号車アウディに2秒455差、首位の#1号車ポルシェに26秒096差の3位でチェッカーを受けた。

    TOYOTA GAZOO Racingは着実な手応えと共に、10月16日(日)に行われるホームレース、富士6時間へと向かう。舞台となる富士スピードウェイはトヨタハイブリッド・システム・レーシング(THS-R)の開発拠点であるトヨタ自動車東富士研究所からわずかな距離に位置する。TOYOTA GAZOO Racingはホームコースとも言える地で今季初勝利と2台揃っての表彰台を目指す。

    TS050 HYBRID #5号車(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    決勝: 5位、184周、ピットストップ8回、スターティンググリッド:6番手、最速ラップ:1分48秒482

    TS050 HYBRID #6号車(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    決勝: 3位、186周、ピットストップ7回、スターティンググリッド:4番手、最速ラップ:1分48秒544

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racing代表)
    ここオースティンでも力強い走りが出来た事をとても嬉しく思います。この週末も決勝に向けて集中して準備した結果、ことが上手く作用し、ポルシェやアウディとレースの最後まで素晴らしい戦いをすることが出来ました。またこの猛暑の環境下でのチームメンバーによる確実な仕事を誇らしく思います。素早いピット作業や戦略などが結果に繋がりました。この結果を我々のホームレースである次戦WEC富士への弾みとし、日本のファンの皆様や関係者の方々に喜んで頂けるレースをしたいと思います。

    中嶋一貴
    難しいレースでした。幾つも小さな問題が襲いかかってきて、とても全てを解決できる状況ではありませんでした。今シーズンは不運が続きますが、止まっているわけにはいきません。次の富士は我々のホームレースですから、とにかく前を向いて頑張ります。

    アンソニー・デビッドソン
    上手くいかないレースが続きます。我々の#5号車は。不運を拾って歩いてるみたいです。車両に発生した問題によって本来の実力が発揮出来ませんでしたが、レースが進むにつれて更に悪くなっていきました。そんな状況でとにかく頑張るしかなく、ベストを尽くした結果が5位でした。残念と言うしかありません。

    セバスチャン・ブエミ
    #6号車は素晴らしいレースをした結果として表彰台を獲得し、心から祝福を伝えたい。一方、我々は厳しいレースでした。最初のピットストップのあと3位まで上がれて喜んだのもつかの間、技術的な問題によって上位浮上を諦めざるを得ませんでした。思うようなレースが出来ない状況が続きますが、何とかしてこの状況を変えていきます。

    小林可夢偉
    今日のパフォーマンスには満足しています。我々は、アウディとポルシェと僅差で戦い、エキサイティングなレースとなりました。素晴らしいピット作業をしてくれたメカニックに感謝し、3位表彰台へと導いてくれたチーム全員にお礼を言いたいと思います。誰もが完璧に、ひとつのミスも無く仕事をこなしてくれました。

    ステファン・サラザン
    最高のレースでした。可夢偉、マイク、それに私も含めて良い仕事が出来たと思います。チームもTS050 HYBRIDを素晴らしく仕上げてくれました。我々のペースはレースを通してずっと良く、さらにレース終盤は、信じられないほど快調でした。とにかく今日は本当に競争力があったと思います。今週末のアウディは本当に速かったので、3秒差はまずまずといえるでしょう。次のレースはトヨタのホームレース。頑張ります。

    マイク・コンウェイ
    再び、今シーズン4度目となる表彰台に上がれて幸せです。我々のTS050 HYBRIDは、レース半ばにして、素晴らしい速さを見せ、今日のレースで手応えを感じていました。ステファンと可夢偉も素晴らしい仕事をしてくれて、メカニックも厳しい条件の中で、本当に頑張ってくれました。

  • トヨタ:予選を4番手と6番手で終える / WEC 第6戦 COTA6時間

    トヨタ:予選を4番手と6番手で終える / WEC 第6戦 COTA6時間

    FIA世界耐久選手権(WEC)第6戦 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースの公式予選が終了し、TOYOTA GAZOO Racingはグリッド4番手、6番手から明日の決勝レースに臨むことになった。

    ドライバー選手権で2位につける3人が乗るTS050 HYBRID #6号車が4番手、#5号車が6番手グリッドとなった。

    公式予選は現地時間の午後6時15分から20分間行われたが、この時間でも気温は33℃、路面温度は42℃のまま。ドライバーが乗るコクピットは、さらに高温となるが、トップアスリートの彼らは渾身の力でタイムアタックを繰り返した。

    まず#6号車は、マイク・コンウェイが最初のアタックを行い、1分46秒953の4番手タイムをマークした。#5号車は中嶋一貴が1分47秒077を記録、#6号車の直後につけた。コンウェイからステアリングを譲り受けた小林可夢偉は、コース上の混雑に苦しみながらも1分47秒484の好タイムを叩き出して、2人の平均タイムは1分47秒218となった。

    #6号車に比べ、#5号車は不運に見舞われた。中嶋から替わったセバスチャン・ブエミが第9コーナーでの4輪コースはみ出しによる規則違反で2周にわたってタイムを抹消。ブエミはもう1周のアタックを望むも、無念の時間切れ。結果的に2人の平均タイムは1分48秒584で6番手に沈んだ。

    4輪コースアウトは、予選においては常に最大の注意事項で、ブエミと同様にポルシェ#2号車も違反に問われてタイムを伸ばせず、そのため#6号車がグリッド4番手につけることになった。ポールポジションのアウディ#7号車とは1秒468差だった。

    TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、シーズンを通して公式予選よりも決勝レースで力を発揮して来たが、この流れはここオースティンでも変わることがない。現地時間の明日17日(土)午後5時(日本時間18日(日)午前7時)にスタートを切る6時間の決勝レースでも力強い走りを見せてくれることだろう。

    TS050 HYBRID #5号車(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    公式練習第3回目: 5番手 (1分46秒883), 30周
    公式予選 6番手 (平均1分48秒584)

    TS050 HYBRID #6号車(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    公式練習第3回目: 6番手 (1分47秒347), 26周
    公式予選 4番手 (平均1分47秒218)

    中嶋一貴
    難しい予選でした。朝の公式練習3回目と比べるとコースコンディションが良くなかったので、限界まで攻められませんでした。セッション毎にコースコンディションが変わるのでアタックは容易ではありません。とはいえ、6番手グリッドは決勝レースをスタートする位置としては悪くありません。決勝レースに向けて更に詳細に準備し、TS050 HYBRIDから最大のパフォーマンスを引き出す必要があります。

    セバスチャン・ブエミ
    ベストラップが抹消されてしまったのは残念です。最初のタイム抹消は無線でも聞かされておらず、その事実を知りませんでした。最後のアタックは完全に私のミスで、ワイドに行きすぎでコースをはみ出してしまいました。チームに申し訳なく思います。午前中の公式練習3回目と比べると予選セッションでは感触が良くなかったので、明日へ向けて更なる作業を続けます。

    小林可夢偉
    暑さで大変なセッションでしたし、路面温度も激しく変わりました。4番手グリッドを獲得出来たというのは明日の決勝レースへ向けて良い結果ですし、満足しています。我々の目標は1点でも多くのポイントを獲得することです。我々はいつも決勝レースで予選よりも強さを見せられるので、明日が楽しみです。

    マイク・コンウェイ
    ライバルのコースオフなどにも助けられましたが、4番手という予選結果には満足しています。私の最初のアタックラップは残念ながらコース上の混雑に引っかかってしまいました。路面温度から考えると最初のアタックがベストになると思われましたが、それでも2度目のアタックで良いタイムを出せましたし、可夢偉が最後に素晴らしいラップタイムをマークしてくれたので、結果的には良かったです。

  • トヨタ:WEC 第6戦 COTA6時間 公式練習レポート

    トヨタ:WEC 第6戦 COTA6時間 公式練習レポート

    テキサス州オースティンの近郊に位置するCOTA(Circuit of The Americas)で幕を開けたFIA世界耐久選手権(WEC)第6戦COTA6時間レース。初日は1時間半ずつの2回の公式練習走行が行われ、TS050 HYBRID #5号車が1分48秒134のタイムで5番手、#6号車は1分49秒369で6番手だった。#5号車のタイムはトップタイムを記録したアウディ#8号車から0秒899遅れだった。

    肋骨の負傷で第5戦メキシコ6時間レースを欠場したアンソニー・デビッドソンは、このCOTA 6時間レースから戦線に復帰した。本日の公式練習1回目を走行した後、まったく体調に問題がないことを確認したデビッドソンは、明日からの2日間をフル参戦することになる。

    COTAのコースは1周5.513km。コーナーの多いコースの特徴からTS050 HYBRIDはニュルブルクリンク、メキシコ同様に超ハイダウンフォースの空力仕様で走行した。しかし、前2戦のコースとは特性が全く異なるCOTAを攻めるには様々な調整が必要とされ、空力はもとよりサスペンション・セットアップや合計1,000馬力にも達するエンジン+ハイブリッドのパワートレーンに対しても最適調整が求められる。

    オースティンの最大の課題は日中34℃にも上昇する気温。冷却系の見直し、タイヤの性能と耐久性のチェック、更には狭いコクピットに閉じ込められるドライバーの冷却などが公式練習走行中に検討された。午後8時、すっかり闇の落ちた中で行われた公式練習2回目も思ったほど気温は下がらず、日中の公式練習1回目に引き続いて熱対策が検討事項の中心になった。

    午後9時半、公式練習2回目が終わって初日が終了したが、TS050 HYBRIDの2台は合計143ラップ、788kmを走破、貴重なデータを取得した。明日、金曜日(9月16日)は現地時間、午前10時30分(日本時間17日午前0時30分)から1時間の公式練習3回目が行われ、午後6時15分(17日午前8時15分)から20分間の予定で公式予選が行われる。TOYOTA GAZOO Racingの2台は予選の重要性を認識しながらも、目標は土曜日に行われる決勝レースでの安定した速さを目指す。明日の公式予選も決勝レースに向けての戦いになる。

    TS050 HYBRID #5号車(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    公式練習第1回目: 6番手 (1分49秒709), 29周
    公式練習第2回目: 5番手 (1分48秒134), 41周

    TS050 HYBRID #6号車(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    公式練習第1回目: 5番手 (1分49秒361), 35周
    公式練習第2回目: 6番手 (1分49秒369), 38周

    中嶋一貴
    ナイトセッションでロングランを担当しましたが、上手く行きました。もう少し改善が必要ですが、今日の終わりには満足行くレベルに仕上がりました。セッション中、車両バランスの幾つかの変更を行い、セバスチャンが最後にアタックを試しました。後は全力で戦うだけです。

    アンソニー・デビッドソン
    コックピットに戻ることが出来て嬉しいです。周回を重ねていっても体調は万全で、残りの週末も問題なく戦えそうです。ナイトセッションとなった公式練習第2回目は順調で、TS050 HYBRIDのバランスも公式練習第1回目の時よりも改善されました。明日も作業を続け、どこまで行けるか楽しみです。

    セバスチャン・ブエミ
    順調な一日でした。私自身はナイトセッションでそれほど多くの周回が出来たわけではありませんでしたが、TS050 HYBRIDの感触はとても良かったです。更なるタイム向上へ向けプッシュを続ける必要はありますが、まずまずの位置にいると思います。私のベストラップはコンマ9秒ほど遅れを取っていますが、ややタイムをロスしたところもありますし、最も重要な決勝レースでは充分戦えると思っています。

    小林可夢偉
    初めてLM P1-Hで走るオースティンはトラブルも無く、順調に始まりました。セッティングを目指し上手く行きましたが、レースへ向けてのバランス確保は、さらに進めなくてはなりません。上位とは僅差ですし、レースでは期待出来ます。あくまで土曜日の決勝を見据えています。

    ステファン・サラザン
    本当に暑い一日でした。走っている間はまだ良かったのですが、ピットで停止している間は風が入ってこないので信じられないような暑さでした。コース上が混み合い、その混雑の中を走ることになったため、余計なリスクは負わないようにしましたが、それでも興味深い一日でした。我々は決勝レースの行われる土曜日に最速の車両を仕上げるためのセットアップに専念しました。明日は更にどこまでパフォーマンスを上げられるかです。

    マイク・コンウェイ
    今日の午後と夜間走行では、可夢偉に多めに走ってもらいました。着実な作業でバランスの改善を進め、上手く行ったと思います。#5号車が最後にとても良いタイムをマークしたので、彼らが何を見出したのか興味深いです。TS050 HYBRIDは充分に速いと感じています。明日、そして土曜日の決勝レースでどこまでやれるか楽しみです。

  • アウディ 「フォーミュラEへのワークス参戦はWEC活動に影響しない」

    アウディ 「フォーミュラEへのワークス参戦はWEC活動に影響しない」

    アウディは、2017/18シーズンにフォーミュラEにワークス参戦するが、それがWECプログラムに影響することはないと語る。

    アウディは今月、Abtチームとのパートナーシップを強化し、2017/18シーズンからフォーミュラEにフルワークス参戦することを発表した。

    アウディ モータースポーツのヴォルフガング・ウルリッヒ代表は、フォーミュラE参戦がWECのLMP1部門の意思決定プロセスに影響を及ぼすことはないと語る。

    「フォーミュラEは、完全に異なるレベルであり、追加のプログラムとして計画されている」とヴォルフガング・ウルリッヒはコメント。

    「来シーズンの我々のプログラムは、フォーミュラEに参入するという決定から完全に切り離されている」

    ヴォルフガング・ウルリッヒは、例のスケジュール通り、アウディは秋に2017年のモータースポーツ活動を決定すると説明。同じフォルクスワーゲン・グループのポルシェと戦っているアウディだが、新たなP1レギュレーションが導入される2018年以降まで計画していると語る。

    「2018年マシンのコンセプト作業がスタートしているのは確かだが、続けるかどうかという決定はまだなされていない」

    ポルシェは、昨年8月に3年間レースプログラムを延長し、2018年末までWECのLMP1参戦をコミットしている。

    トヨタは、2017年までの参戦を表明しているが、それ以降も継続する方向で動いている。

    トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンは、WECへのコミットメントは“終わりの日付はない”と述べている。

    関連:アウディ、フォーミュラEにワークス参戦