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  • 【WEC】 ポルシェ:第4戦 ニュルブルクリンク6時間 決勝レポート

    【WEC】 ポルシェ:第4戦 ニュルブルクリンク6時間 決勝レポート

    ポルシェの919ハイブリッドはル・マン24時間で3連勝を果たした後、ニュルブルクリンクで行われたWEC第4戦においても見事3年連続で優勝した。ティモ・ベルンハルト、ブレンドン・ハートレーは2015年、2016年に続いて表彰台の一番高い場所に昇り、今シーズンからトリオを組むアール・バンバーにとって、ここアイフェルでの優勝は初めての経験でとなった。ポルシェLMP1チームは今シーズン2勝目を飾ったが、ポルシェ919ハイブリッドによる勝利数は2014年のデビューから数えて15回となった。

    同じく919ハイブリッドを駆る現ワールドチャンピオンのニール・ジャニ、アンドレ・ロッテラー、ニック・タンディは長きに渡りレースをリードしましたが、2位でチェッカーを受けた。ポルシェ919ハイブリッドによるワン・ツーフィニッシュは2015年の上海戦以来、5度目となる。

    朝に小雨が降ったが、ドライコンディションで行われたWECの第4戦(全9戦)での勝利により、ポルシェのマニュファクチュアラー部門ポイントは154となり39.5ポイント差でトヨタをリードしている。ドライバー部門のランキングでは、バンバー/ベルンハルト/ハートレーが108ポイントでトップに立ち、2位のトヨタTS050ハイブリッド8号車トリオに30点差をつけている。ジャニ/ロッテラー/タンディは46ポイントでランキング4位に浮上した。

    FIA WECの次戦は夏季休暇を挟んで、9月3日にメキシコシティで開催される。

    カーナンバー#1のレース展開:

    3番グリッドからレースをスタートしたアンドレ・ロッテラーは序盤、カーナンバー#7のトヨタTS050ハイブリッドとカーナンバー#2のポルシェ919ハイブリッドに続く3位で走行。この上位3台のギャップはレース開始から24周、約46分間に渡り1秒以内という僅差だった。31ラップを終えて給油およびタイヤ交換のためにピットインしたロッテラーは、ニール・ジャニへ交代する。コースに復帰した際、ジャニはカーナンバー#7トヨタの後ろとなる2番手だったが、35周目にトラフィックに邪魔されチームメイトのカーナンバー#2に先行を許し3位に下がる。46周目、2台の919ハイブリッドはトヨタをかわして、ワン・ツー体制に入る。64周後にピットに入ったジャニは給油のみを済ませて、引き続き2位で走行する。

    ジャニは68周目にハートレーをパスして、トップに立つ。97周後、ステアリングはニック・タンディに託される。123周目にカーナンバー#67のフォードGTをパスする際、タンディは軽く接触してしまうが、幸いにも両車ともダメージは無く走行を続ける。130周を終えてピットインしたタンディは給油後、2位でコースに復帰する。135周目にチームメイトを抜いて首位に立ったタンディは163周後に再びロッテラーへ繋ぐ。ロッテラーが最終ピットストップで給油を行う間にシリーズポイントで首位に立つチームメイトが先行したため、カーナンバー#1の919ハイブリッドは2位でレースを終えた。

    カーナンバー#2のレース展開:

    カーナンバー#8のトヨタにトラブルが発生したため、追加のフォーメーションラップが行われたレースで、ティモ・ベルンハルトはカーナンバー#7のトヨタとチームメイトのカーナンバー#1に挟まれた2番手からスタートした。32周を終えた後にベルンハルトは、2位のままブレンドン・ハートレーに代わる。給油およびタイヤ交換を行った919ハイブリッドでコースに出たハートレーは、ジャニのすぐ後ろとなる3番手につけるが、35周目にチームメイトをパスして2位に浮上する。

    ハートレーは43周目、ついにカーナンバー#7のトヨタを攻略してトップに立ち65周後に給油を行う。2スティント目に入ったこともありパフォーマンスが僅かに落ちたハートレーは68周目にジャニに先行を許して2位に後退する。99周目、2位を保持したままアール・バンバーへドライバー交代を行う。このピットストップでリヤウイングに付着したタイヤカスを取り除いたため、通常よりも4秒程度時間を擁したが、バンバーは見事なペースでタイムロスを取り戻すだけにとどまらず、111周目にはカーナンバー#1の919ハイブリッドを捉えてトップに躍り出る。131周目にピットで給油を行った後もバンバーはトップを維持するが、目の前でスピンしたLMP2クラスのマシンを避ける隙にチームメイトに逆転される。164周目、ベルンハルトは、919ハイブリッドのコックピットに戻る。素早い給油を済ませた197周目にはトップの座を取り戻し、204周目にチェッカーフラッグを受けたベルンハルトは、自身とポルシェとにとってのホームレースを優勝で飾った。

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)

    「ここアイフェルにおける3連勝、そしてル・マン24時間での勝利からわずか4週間に得た919ハイブリッドにとって通算15勝目を達成できたなんて、信じられません。これでマニュファクチュアラーとドライバー両部門のタイトルを防衛するという我々の目標に、また一歩近づきました。できるだけ多くのポイントを獲得して、タイトル争いをより優位に進められるのは大事です。私にとってなによりも重要なのは、チームが夏休みに入ることで数か月に渡る激務から解放されリフレッシュできることです。メキシコではまた目標に向かって戦います」

    アンドレア・ザイドル (チーム監督)

    「今日の様なレース展開は理想的と言えるでしょう。919ハイブリッドは2台とも優勝に値するパフォーマンスを発揮しました。両車は準備も万端だったし、レースでも完璧だった。6人のドライバーは最高のパフォーマンスに加えて、素晴らしいチームプレーも演じてくれました。幾度かボディに付着したタイヤカスが問題を引き起こしましたが、それもピットストップで取り除いた後はパフォーマンスを取り戻すことができました。数回起きたチームメイト同士でのオーバーテイクにおいても、ドライバー達はいつも見事な動きを見せました。新しいハイダウンフォースエアロキットを、ここまで仕上げてくれた全ての人に感謝しています。このエアロキットが、ワン・ツーフィニッシュを可能にしました。レース結果は2つのチャンピオンシップ争いには理想的で、両タイトルの防衛がポルシェにとって重要なのです」

    ニール・ジャニ (ポルシェ919ハイブリッド カーナンバー1)

    「担当したスティントでトラフィックに阻まれた際、ブレントンに抜かれ2位に落ちました。チームメイト相手にリスクを冒したくなかったので、過度なディフェンスも避けました。その後もトラフィックには恵まれませんでしたが、激しいながらもクリーンなバトルをトヨタとブレントンに仕掛けるまでにペースを取り戻しました。トップに立ってからは僅かにタイヤの劣化がありましたが、順位をキープできました」

    アンドレ・ロッテラー (ポルシェ919ハイブリッド カーナンバー1)

    「良いスタートを切ってレーシングラインを走っていましたが、第1コーナーでティモが前に出ました。最初のスティントでは小林可夢偉、ティモと私はほぼ同じ速さで、楽しくトラフィックの中を走ることができました。919ハイブリッドは2台とも力強く、何回かリードを入れ替えるなどポルシェにとって良い日でした。我々が勝つチャンスもありましたが、チームのためチャンピオンシップ争いを念頭に戦いました」

    ニック・タンディ (ポルシェ919ハイブリッド カーナンバー1)

    「しっかりと担当スティントをこなして、トップでアンドレにつなぐことができました。ニュルブルクリンクのコースではトラフィックの処理が難しいので、いつも以上にタフなレースでした。ダブルスティントでは体力も消耗しました。タイヤゴムのカスによりパフォーマンスが低下するということも分かりました」

    アール・バンバー (ポルシェ919ハイブリッド カーナンバー2)

    「リスクを負わずに安定したペースでスティントを担当できました。チームが素晴らしい準備をしてくれたおかげで、919ハイブリッドはレース中ずっと良いバランスでした。目の前でスピンしたLMP2の車を避ける必要が起きましたが、それがレース中唯一のドラマでした。日曜午後のドライブを楽しみました」

    ティモ・ベルンハルト (ポルシェ919ハイブリッド カーナンバー2)

    「スタートも決まり、しばらくの間、可夢偉とロッテラーの3人で戦いました。トラフィックがそれぞれに優位な状況を作り出しましたが、それ以外の場面で3台のスピードは同等だったと言ってよいでしょう。始めの1時間、誰一人として余計なリスクを負うことなくバトルしました。ホームレースでワン・ツーフィニッシュという結果を得て、ポルシェにとって素晴らしい1日となりました。最初から最後まで接戦で、どちらのポルシェにも勝つチャンスがありました」

    ブレンドン・ハートレー (ポルシェ919ハイブリッド カーナンバー2)

    「ティモから引き継いだ最初のスティントでは良い仕事ができました。チームメイトのすぐ後ろでコースに戻り、数周後にはトップに立てました。クルマのフィーリングも良くトヨタとのギャップも築く事ができました。スティントが中盤に差し掛かる頃、フロントに着いたタイヤカスによりパフォーマンスを失いましたが、その後はまたバランスを取り戻しました」

  • 【WEC】 トヨタ:第4戦 ニュルブルクリンク6時間 予選レポート

    【WEC】 トヨタ:第4戦 ニュルブルクリンク6時間 予選レポート

    WEC第4戦ニュルブルクリンク6時間の予選が行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID #7号車が、小林可夢偉とホセ・マリア・ロペスのタイムアタックでポールポジションを獲得。中嶋一貴とアンソニー・デビッドソンがタイムアタックした#8号車は共にLMP2車両に阻まれる不運もあり4番手に留まり、明日の決勝レースに臨む。

    7月15日(土)、曇り空に覆われた前日の公式練習とは打って変わり、快晴のもとでWEC第4戦ニュルブルクリンク6時間レースの公式予選が行われた。

    その結果、ホセ・マリア・ロペスと小林可夢偉がタイムアタックを担当したTS050 HYBRID #7号車が2人の平均タイム1分38秒118でポールポジションを獲得した。予選時の気温は16度。路面温度も25度と低めだったが、ミシュランタイヤは十分なグリップを発揮して、トヨタにとって鬼門といえるニュルブルクリンク6時間レースで初勝利に向けて期待を持たせる結果となった。TS050 HYBRID #8号車の予選タイムアタックは中嶋一貴とアンソニー・デビッドソンが担当、2人の平均タイムは1分38秒703で4番手グリッドを獲得した。

    ポールポジションを獲得した#7号車はまずロペスがタイムアタック。彼にとっては初めてとなる予選タイムアタックにもかかわらず、1分38秒083のベストタイムを記録して小林にステアリングを託した。前戦ル・マン24時間でコースレコードを更新する速さでポールポジションを獲得した小林も好タイムをマーク。2台の平均タイムで昨年のポールポジション・タイムを1秒326上回り、2番手のポルシェ#2号車に0.154秒差を付けて今年3度目のポールポジションを獲得した。

    TS050 HYBRID #8号車は最初にタイムアタックした中嶋が、コーナー立ち上がりでタイヤを暖めるべく蛇行運転していたLMP2車両とあわや接触かという場面に遭遇。中嶋は寸前でそれをかわしたために事なきを得たが、#8号車は大きくタイムロス。更にデビッドソンもトラフィックに阻まれ満足のいくタイムを記録出来ず、4番手グリッドに甘んじた。

    TS050 HYBRID #7号車がポールポジションを獲得した結果、マニュファクチャラーズ選手権ポイント1点を追加、ポルシェとの差を23.5点に縮めた。ドライバーズ選手権ポイントでは#8号車がポルシェ#2号車に17点差と追っており、その差を縮めることを喫緊の目標に決勝レースに臨む。

    決勝レースは7月16日(日)、午後1時(日本時間午後8時)に6時間のスタートが切られる。

    TS050 HYBRID #7号車:(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
    公式練習第3回目: 1番手 (1分38秒969), 26周
    公式予選: 1番手 (平均1分38秒118)

    TS050 HYBRID #8号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
    公式練習第3回目: 2番手 (1分39秒396), 29周
    公式予選: 4番手 (平均1分38秒703)

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    予選はこの週末のほんの一部でしかありませんが、ポールポジションを獲得出来たこの瞬間を喜びたいと思いますし、ポールポジションによる1ポイント獲得でチームに貢献出来たのは良かったです。若干苦戦した金曜日の後、午前中の公式練習走行でも改良を続けました。ホセが本当に素晴らしいラップタイムを刻んでくれましたし、チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれました。これはチームワークによる結果です。後は決勝レースに集中します。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7号車)

    金曜日の公式練習走行の後、更なる向上が必要だったのですが、チーム全員が全力でセットアップ改善に挑んだ結果、予選では充分な速さを見せることが出来ました。公式練習3回目からチームが予選と決勝レースへ向けて良い仕事をしてくれてポテンシャルを示せましたし、可夢偉も最高のアタックをしてくれました。私にとって初めて担当したWECの予選タイムアタックでポールポジションを獲得することが出来て最高の気分ですし、決勝レースが待ち切れません。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    厳しい予選でしたが、クラッシュしなかったのは不幸中の幸いです。大クラッシュになりかねない出来事でした。チームメイトの#7号車が素晴らしい走りでポールポジションを獲得したことを祝福します。ここニュルブルクリンクにおけるTS050 HYBRIDの速さは示せましたし、決勝レースでも強さを見せて、選手権争いのためにも多くのポイントを獲得出来ればと思っています。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    不満の残る予選となってしまいました。TS050 HYBRIDの感触はとても良かったのでポジションアップを狙っていたのですが、1コーナーでピットアウトして来たLMP2車両に阻まれてしまいました。もし、あの場面が無かったとしても、恐らくポールポジションには届いていなかったとは思いますが、それでももう少し良いタイムはマーク出来ていたと思います。我々のTS050 HYBRIDは決勝レースに向けて良い仕上がりだと思いますので、明日が楽しみです。

    WEC第4戦ニュルブルクリンク6時間 予選結果

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 平均タイム
    1 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing
    トヨタ TS050 HYBRID
    1:38.118
    1 2 ティモ・ベルンハルト
    アール・バンバー
    ブレンドン・ハートレー
    ポルシェLMPチーム
    ポルシェ919ハイブリッド
    1:38.272
    3 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ニック・タンディ
    ポルシェLMPチーム
    ポルシェ919ハイブリッド
    1:38.278
    4 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    アンソニー・デビッドソン
    TOYOTA GAZOO Racing
    トヨタ TS050 HYBRID
    1:38.703

    関連:【WEC】 ニュルブルクリンク6時間 予選:トヨタ 7号車がポールポジション

  • 【WEC】 ニュルブルクリンク6時間 予選:トヨタ 7号車がポールポジション

    【WEC】 ニュルブルクリンク6時間 予選:トヨタ 7号車がポールポジション

    2017年FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦ニュルブルクリンク6時間レースの予選が15日(土)に行われ、トヨタ 7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉.ホセ-マリア・ロペス)がポールポジションを獲得した。

    トヨタ 7号車はホセ・マリア・ロペスが1分38秒083、小林可夢偉が1分38秒153を記録。平均1分38秒118で、2番手のポルシェ 2号車(ティモ・ベルンハルト/アール・バンバー/ブレンドン・ハートレー)に0.154秒差でポールポジションを獲得した。

    3番手にはポルシェ 1号車(ニール・ジャニ/アンドレ・ロッテラー/ニック・タンディ)、4番手にはトヨタ 8号車(セバスチャン・ブエミ/アンソニー・デビッドソン/中嶋一貴)が続いた。

    LMP2クラスはG-DRIVE レーシングの26号車(1分45秒001)、GTE ProクラスはポルシェGTチーム 92号車(1分54秒007)、GTE Amクラスはアストンマーチン・レーシング 98号車(1分56秒721)がポールポジションを獲得した。

    WEC 2017年 第4戦 ニュルブルクリンク6時間レース 予選結果:LMPクラス

    順位 No. クラス チーム名/車名 ドライバー 平均
    1 7 LMP1 TOYOTA GAZOO Racing
    トヨタ TS050 HYBRID
    マイク・コンウェイ
    小林 可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    1’38.118
    2 2 LMP1 ポルシェ LMP チーム
    ポルシェ 919 Hybrid
    ティモ・ベルンハルト
    アール・バンバー
    ブレンドン・ハートレー
    1’38.272
    3 1 LMP1 ポルシェ LMP チーム
    ポルシェ 919 Hybrid
    ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ニック・タンディ
    1’38.278
    4 8 LMP1 TOYOTA GAZOO Racing
    トヨタ TS050 HYBRID
    セバスチャン・ブエミ
    アンソニー・デビッドソン
    中嶋 一貴
    1’38.703
    5 26 LMP2 G-DRIVE レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    ロマン・ルシノフ
    ピエール・ティリエ
    ベン・ハンリー
    1’45.001
    6 38 LMP2 ジャッキー・チェン DC レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    ホー・ピン・タン
    オリバー・ジャービス
    トーマス・ローラン
    1’45.197
    7 31 LMP2 ヴァイヨン・レベリオン
    オレカ 07 – ギブソン
    ブルーノ・セナ
    ジュリアン・キャナル
    フィリップ・アルバカーキ
    1’45.649
    8 13 LMP2 ヴァイヨン・レベリオン
    オレカ 07 – ギブソン
    マティアス・ベシェ
    デビッド・ハイネマイヤー・ハンソン
    ルイス・フェリペ・デラーニ
    1’45.690
    9 35 LMP2 シグナテック・アルピーヌ・マットムート
    アルピーヌ A470 – ギブソン
    ピエール・ラギュ
    アンドレ・ネグラオ
    ネルソン・パンチアティシ
    1’45.777
    10 25 LMP2 CEFC マノー TRS レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    リカルド・ゴンザレス
    シモン・トリュンマー
    ヴィタリー・ペトロフ
    1’45.861
    11 36 LMP2 シグナテック・アルピーヌ・マットムート
    アルピーヌ A470 – ギブソン
    ニコラス・ラピエール
    グスタボ・メネゼス
    マシュー・ラオ
    1’45.940
    12 37 LMP2 ジャッキー・チェン DC レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    デビッド・チェン
    アレックス・ブランドル
    トリスタン・ゴメンディ
    1’46.690
    13 28 LMP2 TDS レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    フランソワ・ペロード
    マシュー・バシビーレ
    エマニュエル・コラール
    1’46.714
    14 24 LMP2 CEFC マノー TRS レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    トー・グレイブス
    ジョナサン・ハーシー
    ロベルト・メルヒ
    1’47.325
    15 4 LMP1 バイコレス レーシングチーム
    ENSO CLM P1/01 – Nismo
    オリバー・ウェッブ
    ドミニク・クライハマー
    マルコ・ボナノミ
    1’47.485
    16 34 LMP2 トックウィズ・モータースポーツ
    リジェ JSP217 – ギブソン
    ナイジェル・ムーア
    フィリプ・ハンソン
    1’48.104

    WEC 2017年 第4戦 ニュルブルクリンク6時間レース 予選結果:LMGTEクラス

    順位 No. クラス チーム名/車名 ドライバー 平均
    1 92 GTE Pro ポルシェ GT チーム
    ポルシェ 911 RSR
    マイケル・クリステンセン
    ケヴィン・エストル
    1’54.007
    2 95 GTE Pro アストンマーチン・レーシング
    アストンマーチン ヴァンテージ
    ニッキー・ティーム
    マルコ・ソーレンセン
    1’54.352
    3 91 GTE Pro ポルシェ GT チーム
    ポルシェ 911 RSR
    リヒャルト・リエツ
    フレデリック・マコヴィッキィ
    1’54.518
    4 66 GTE Pro フォード チップ・ガナッシ チームUK
    フォード GT
    ステファン・ミュッケ
    オリヴィエ・プラ
    1’54.694
    5 71 GTE Pro AFコルセ
    フェラーリ 488 GTE
    ダビデ・リゴン
    トニ・ヴァイランダー
    1’54.757
    6 67 GTE Pro フォード チップ・ガナッシ チームUK
    フォード GT
    アンディ・プリオール
    ハリー・ティンクネル
    1’54.807
    7 51 GTE Pro AFコルセ
    フェラーリ 488 GTE
    ジェームス・カラド
    アレッサンドロ・ピエール-グイディ
    1’55.037
    8 97 GTE Pro アストンマーチン・レーシング
    アストンマーチン ヴァンテージ
    ダレン・ターナー
    ジョニー・アダム
    ダニエル・セラ
    1’55.382
    9 98 GTE Am アストンマーチン・レーシング
    アストンマーチン V8 ヴァンテージ
    ポール・ダラ・ラナ
    ペドロ・ラミー
    マティアス・ラウダ
    1’56.721
    10 77 GTE Am デンプシー プロトン レーシング
    ポルシェ 911 RSR (991)
    クリスチャン・リエド
    マッテオ・カイローリ
    マービン・ディエンスト
    1’57.129
    11 54 GTE Am スピリット オブ レース
    フェラーリ 488 GTE
    トーマス・フローア
    フランチェスコ・カステラッチ
    ミゲル・モリーナ
    1’57.958
    12 86 GTE Am ガルフ レーシング UK
    ポルシェ 911 RSR (991)
    マイケル・ウィンライト
    ベンジャミン・バーカー
    ニコラス・フォスター
    1’58.027
    13 61 GTE Am クリアウォーター レーシング
    フェラーリ 488 GTE
    モク-ウェン・サン
    マシュー・グリフィン
    澤 圭太
    1’58.335
  • 【WEC】 トヨタ:第4戦 ニュルブルクリンク6時間 公式練習初日レポート

    【WEC】 トヨタ:第4戦 ニュルブルクリンク6時間 公式練習初日レポート

    ル・マン24時間レースから1ヶ月、FIA世界耐久選手権(WEC)は第4戦ニュルブルクリンク6時間を迎え、舞台をドイツ・アイフェル山中に移した。

    公式練習初日の7月14日(金)は、雨こそ降らなかったものの変わりやすい天候で、気温は約18℃。異常に暑かったル・マンと比べると過ごしやすいセッションの始まりとなった。

    TOYOTA GAZOO Racingは、このレースからWEC選手権ポイント争いへと体制を立て直した。まず、3台のTS050 HYBRIDを投入したスパ6時間、ル・マン24時間の2レースを終えて、2台での参戦体制に戻した。また、1周5.137kmのニュルブルクリンクGPレイアウトコースは直線が短くコーナーが多いため、TS050 HYBRIDの空力仕様も明らかに有利な開幕戦シルバーストン、第2戦スパで投入したハイ・ダウンフォース仕様とした。ライバルのポルシェ陣営も今季初めてハイ・ダウンフォース仕様を持ち込んでおり、レースはハイ・ダウンフォース仕様同士の一騎打ちになる。

    ドライバー・ラインナップも開幕戦シルバーストンと同じ顔ぶれに戻した。TS050 HYBRID #8号車にはセバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン、中嶋一貴が乗り、TS050 HYBRID #7号車にはマイク・コンウェイ、小林可夢偉と共にホセ・マリア・ロペスが組む。ロペスはシルバーストンのアクシデントからスパを休み、スパでのTS050 HYBRID #7号車はコンウェイと小林が2人で戦った。ル・マンではアクシデントの後遺症も癒えたロペスが復帰したが、3台目のTS050 HYBRID #9号車で国本雄資、ニコラス・ラピエールと組み、TS050 HYBRID#7号車には2016年までTOYOTA GAZOO Racingのフル参戦ドライバーとして活躍したステファン・サラザンが加わったのは記憶に新しい。

    WECも4戦目になるとTS050 HYBRIDは多くのテストや実戦で十分に走り込んでおり、金曜日の公式練習初日からレースに向けてのセットアップを中心に行われた。公式練習は午前11時35分からと午後4時15分から、それぞれ1時間半ずつ行われ、TOYOTA GAZOO Racingはポルシェと100分の1秒を争う走りを展開した。午前中のセッションはTS050 HYBRID#8号車が2番手、TS050 HYBRID#7号車が4番手、午後のセッションではそれぞれ3番手、4番手の順位だった。午後のセッションでは途中軽い雨が降ったが、2台のTS050 HYBRIDは予定されたプログラムを全てこなし、合計138周、708kmを走破した。

    WEC第4戦を迎える時点でTS050 HYBRIDは2勝を挙げ、マニュファクチャラー・ポイントではポルシェを24.5点差で追っている。WEC(ル・マン以外)では1レースあたり2台で最大44ポイントを獲得可能であり、今シーズン残りの6戦で最大264点獲得を狙いシリーズチャンピオンを目指す。ただ、ここニュルブルクリンクのレースではTOYOTA GAZOO Racingはこれまで苦戦を続けており、2015年に記録した5位が最高位。今年のレースではその記録を更新すべく、チーム一丸となってレースに臨む。

    7月15日(土)は午前9時45分から1時間の公式練習3回目が行われ、午後3時25分から20分間LMPクラスの公式予選が行われる。

    TS050 HYBRID #7号車:(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
    公式練習第1回目: 4番手 (1分41秒979), 32周
    公式練習第2回目: 4番手 (1分41秒656), 36周

    TS050 HYBRID #8号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
    公式練習第1回目: 2番手 (1分41秒816), 32周
    公式練習第2回目: 3番手 (1分39秒773), 38周

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    TS050 HYBRIDをドライブするのは楽しいので、再びコクピットに戻れて最高の気分です。今日はグリップが得られず、納得のいく一日にはなりませんでした。明日はどうなるかやってみるしかないですが、路面が向上していくことで我々の助けになってくれればと思っています。我々は決勝レースへ向けた正しいセッティングを見出すべく、あらゆることを試すつもりです。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    公式練習1回目ではポルシェとの差は非常に小さかったように見えたのですが、公式練習2回目では彼らがやや抜け出したようで、我々はいくつかの改善が必要です。今日得られたデータを今夜中に解析し、ラップタイムの改善を図らなくてはなりません。我々の目標はレースで競争力のあるセットアップを見出すことです。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7号車)

    マイク、可夢偉と共にTS050 HYBRIDでのレースに戻ることが出来て嬉しいです。LMP1-Hカーでここを走るのは本当に楽しいです。今日一日で進歩を遂げることは出来ましたが、更にセットアップを詰める必要があります。戦いは更に熾烈になるでしょうし、プッシュを続けるだけです。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    TS050 HYBRIDのバランスとコースのコンディションに苦しめられ、満足行く一日にはなりませんでした。しかし、ル・マンのあと再びTS050 HYBRIDをドライブ出来て興奮していますし、ポルシェとの競争力がどれくらいなのかを見るのは興味深いです。彼らは今日非常に好調に見えましたが、我々の目標はあくまでも決勝レースであり、チャンピオンシップ争いのために1点でも多くのポイントを稼ぐことです。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    公式練習1回目は好調に思えたのですが、午後の公式練習2回目ではやや差を付けられてしまいました。決勝レースでの周回ペースを更に良くするための努力が必要です。ニュルブルクリンクは我々の車両に最も適したコースというわけでは無いと言うことは分かっていますが、可能な限り多くのポイントを獲得すべく全力でプッシュします。決勝レースは長いですし、まだチャンスはあると信じています。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    TS050 HYBRIDのバランスを取るのに苦しんだ一日でした。それでも我々はベストを尽くし、チームのドライバー全員が多くの周回をこなしました。私自身は良い準備が出来たと思っていますが、まだまだやるべきことはあります。今夜セットアップを詰める作業を続け、再び上位争いが出来ればと思っています。

    WEC第4戦ニュルブルクリンク6時間 公式練習2回目結果

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 ベストタイム
    1 2 ティモ・ベルンハルト
    アール・バンバー
    ブレンドン・ハートレー
    ポルシェLMPチーム
    ポルシェ919ハイブリッド
    39 1:38.663
    2 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ニック・タンディ
    ポルシェLMPチーム
    ポルシェ919ハイブリッド
    40 1:39.629
    3 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    アンソニー・デビッドソン
    TOYOTA GAZOO Racing
    トヨタ TS050 HYBRID
    38 1:39.773
    4 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing
    トヨタ TS050 HYBRID
    36 1:41.656
  • ポルシェ、WECを撤退してF1に参戦?

    ポルシェ、WECを撤退してF1に参戦?

    ポルシェが、WECを撤退してF1に参戦する可能性が報じられている。

    ポルシェは、今月5日(水)に2021年以降のF1エンジンのレギュレーションを検討する会議“パワーユニット ワーキンググループ”にアストンマーティン、コスワースといったメーカーとともに参加している。

    Auto Motor und Sport は、ポルシェが今後2週間でF1に復帰するべきかどうかを決断すると報道。一方、WECへの今後については不確かであると伝えた。

    報道によると、ポルシェは、コンストラクターズとしてF1に参戦する意向はないものの、同じドイツのメーカーであるメルセデスの成功を目指し、ブランドへの影響を確実とするために適切なチームと勝利できるパートナーシップを検討しているという。

    ポルシェは、今年のル・マン24時間レースで、3年連続、通算19回目の総合優勝を果たしているが、トヨタが自滅したこともあり、競争力に完全には納得していないとされている。

    ポルシェは、1961年にF1に参戦。翌年には804でダン・ガーニーが勝利を挙げた。1980年代にはマクラーレンのパートナーとしてTAGのブランドを掲げたエンジンを1987年まで供給。1984年から1985年にはニキ・ラウダ、アラン・プロストによってドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを獲得。翌1986年もアラン・プロストがドライバーズタイトル獲得を獲得している。1991年にフットワークにエンジン供給する形でF1復帰するが、予選通過も難しい状況に陥り、フットワークはシーズン後半にコスワークにエンジンを変更。ポルシェはF1を去った。

  • 【WEC】 トヨタ:WEC 第4戦 ニュルブルクリンク6時間 プレビュー

    【WEC】 トヨタ:WEC 第4戦 ニュルブルクリンク6時間 プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingはこの週末、2017年FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦ニュルブルクリンク6時間レースを戦うべく、ドイツ・アイフェルの森へと赴く。

    残念な結果と共に幕を閉じた、ル・マン24時間レースから約1か月、チームは再びポルシェとのWECシリーズチャンピオン争いに挑む。現時点での選手権争いはマニュファクチャラー、ドライバー共に僅差であり、目標はもちろん、再び表彰台の中央に立つことだ。

    マニュファクチャラー選手権では、トヨタは首位ポルシェと32.5ポイント差、ドライバー選手権では開幕戦と第2戦を制したTS050 HYBRID #8号車の中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンの3人が17ポイント差の2位で首位ポルシェ#2号車のブレンドン・ハートレー、アール・バンバー、ティモ・ベルンハルトを追っている。

    #7号車はル・マン24時間レース前のドライバーラインナップへと復帰。小林可夢偉とマイク・コンウェイのコンビに、ホセ・マリア・ロペスが加わる3名で残りのシーズンを戦う。ル・マン24時間レースでは、ロペスが#9号車をドライブし、代わりに#7号車にはステファン・サラザンが加わっていた。

    現行のWECシリーズにニュルブルクリンクが加わってからの過去2年間、トヨタは最高位が5位と満足のいく結果を残せていない。チーム本拠地のあるケルンからわずか90kmに位置し、ホームレースと言えるニュルブルクリンクで、3年目の開催となる今年の目標はもちろん、2台揃っての表彰台である。

    ニュルブルクリンク・サーキットのグランプリレイアウト(1周5.137km)は、かつてF1も行われた主に中低速コーナーで構成された非常にテクニカルなコースで、長いストレートや高速コーナーが特徴的な前戦ル・マンとは対照的なコースと言える。

    そのため、TOYOTA GAZOO Racingは最高速よりもコーナーでのグリップ確保を狙って、ハイ・ダウンフォース仕様のTS050 HYBRIDでニュルブルクリンクに挑む。これは今シーズン使用の許された2種類の空力パッケージのうちのひとつであり、開幕戦シルバーストンと第2戦スパを制している。

    レースウィークは14日(金)に90分間、2回の公式練習走行で幕を開け、15日(土)の予選でスターティンググリッドを決定。16日(日)午後1時に、6時間、およそ1000kmに渡る決勝レースのスタートが切られる。

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racing代表)

    ル・マン24時間レースを終えてから数週間を経て、あの失望から立ち直り、ニュルブルクリンクから始まる今後の6時間レース6戦へと向けた準備に集中しています。ル・マンのレースウィーク中、そしてレース後も多大な応援を頂いたファンの皆様に感謝すると共に、ニュルブルクリンクでエキサイティングなレースをお見せすべく、全力を尽くしています。このレースではポルシェが初めてハイ・ダウンフォース仕様を持ち込んで来ますので、非常に興味深い週末になるでしょうし、成り行きの予想は出来ません。我々の目標は明確です。出来る限り多くのポイントを獲得し、両世界選手権タイトル争いにおいて有利な位置に付けることです。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    ニュルブルクリンクは素晴らしいサーキットですし、チームにとっては本拠地から近いという意味でも重要なレースなので、ル・マンのあと、再び力強い戦いが出来ることをチームの全員が望んでいます。チームの従業員や関係者が数多くサーキットへ来て応援してくれるでしょう。彼らが全力で我々をサポートしてくれていることは分かっていますので、日曜日は良い結果で終えて、皆で祝いたいと思っています。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    ニュルブルクリンクで再びレースに戻れるのを楽しみにしています。ハイ・ダウンフォース仕様のTS050 HYBRIDは開幕からの2戦で本当に速かったので、良いレースが出来ると思っています。#7号車は今季これまでのところ運に恵まれていませんが、速さは示せていますし、再び首位を争い、チームのタイトル獲得のためにも重要なポイントを獲得したいと思っています。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7号車)

    再びマイク、可夢偉と共にレースを戦えるのは嬉しいです。彼らと共に初めての表彰台に上りたいと思っています。私自身はWECを一歩一歩学んでいる最中ですが、その進歩には非常に満足しており、ニュルブルクリンクで再びレースを戦うのが待ち切れません。LMP1-H車両でニュルを走るのは初めてなので、どんな体験なのか楽しみです。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    ニュルブルクリンクは良く知っていますし、レースを楽しみにしています。チームのこれからの目標であるタイトル争いにおいて、ポイント獲得の良いチャンスだと思いますし、セバスチャン、アンソニーと私も、ドライバーズチャンピオン争いで、まだ充分良い位置に付けていますので、少しでも良い位置でフィニッシュしたいと思っています。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    我々はやる気に満ちており、レースへの準備も出来ています。ニュルブルクリンクは素晴らしいサーキットで、私自身キャリアの早いうちからとても良く知っています。簡単なコースではありませんし、天候も重要な要素となります。正直なところ、過去2年我々はニュルブルクリンクで良い結果を出せたとは言えませんが、その流れを断ち切るべく全力で臨みます。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    ル・マンが終わった今、我々の目標は間違いなく世界チャンピオン獲得です。ル・マンの結果により、僅かにライバルの先行を許してしまいましたが、まだシーズンは6戦も残っているのでチャンスはあるはずですし、我々のTS050 HYBRIDの速さは証明済みです。ニュルブルクリンクはル・マンと比べるととても狭く、トリッキーなレイアウトですが、とても楽しめるコースです。長い伝統を持つコースで、その雰囲気も、熱狂的なファンも素晴らしいです。

  • 【WEC】 第2戦 スパ・フランコルシャン6時間:ポルシェ 決勝レポート

    【WEC】 第2戦 スパ・フランコルシャン6時間:ポルシェ 決勝レポート

    ポルシェは、ル・マン24時間の前哨戦で3位と4位を獲得した。2台の919ハイブリッドは、スパ・フランコルシャン6時間レースにおいて、トラブルに見舞われながらもレースを戦い抜いた。

    アール・バンバー(ニュージーランド)/ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)組は、スローパンクチャーによるタイムロスにもかかわらず3位に輝いた。

    ポールポジションからスタートした現世界チャンピオンのニール・ジャニ(スイス)/アンドレ・ロッテラー(ドイツ)/ニック・タンディ(イギリス)組は、レースを中断する2回の「フルコースイエロー」の不運に見舞われながらも4位でゴールした。ハートレーは総合最速ラップを打ち立てて919ハイブリッドの潜在力を示して一矢を報いたが、トヨタが1、2フィニッシュを飾りました。

    ポルシェは、シルバーストンの開幕戦同様に再びル・マンのエアロダイナミクス仕様で参戦した。ローダウンフォースはタイヤの磨耗の原因となる。トヨタは2種類のエアロ仕様で出場し、ル・マン仕様の1台は2台のポルシェより遅れてゴールした。

    スタート時は晴天だった。レース終盤には雨が予想されていたが、ほぼドライコンディションでのレースとなった。主催者発表によると3日間の観客は61,000人だった。FIA世界耐久選手権(WEC)全9戦中2戦を終了し、ポルシェは現在マニュファクチュラーズランキング2位。ドライバーズランキングでは2位と3位に入っている。

    1号車のレース展開

    暖かい晴天(20℃)の下でロッテラーはポールポジションからスタート。10周目終盤にはトヨタ7号車がバスストップシケインでアウトサイドから首位に立つ。2周後にはラ・スルス入口でトヨタ8号車に抜かれ3位に後退する。21周目にはポルシェ2号車に抜かれる。22周目にタンディがロッテラーと交代し、5位で再開する。29周目にタンディがトヨタ9号車を抜き4位に浮上する。40周目にタイヤ未交換のチームメイトを追い抜き、47周目にタンディは燃料補給のためにピットイン。ドライバーチェンジンでピットストップ中のトヨタ8号車を抜いて2位に立つ。64周目にトヨタ8号車がタンディを抜き3位に後退する。71周目に1号車は再び燃料補給し、タンディはジャニに引き継ぐ。94周を過ぎて燃料補給の直後に「フルコースイエロー」が発生。ジャニは3位を維持するが、116周目のピットイン直前にポルシェ2号車によって抜かれる。4位のまま4本のタイヤを交換して、ロッテラーが引き継ぐ。彼は173周の142周目と165周目に給油を行った。

    2号車のレース運び

    5番手からスタートしたハートレーは、セカンドローからスタートしたトヨタ9号車がグリーンライトの後にラ・スルスでブレーキングをミスしたことに乗じて順位を1つ上げる。21周目で3位のポルシェ1号車を抜き、24周目に燃料補給でピットインするまで先にピットインしたトヨタを抑えて首位に立つ。ハートレーは3位を維持し、39周目の最終コーナーで抜かれて1号車のすぐ後ろに付ける。49周目にフルサービスを受けるためピットインし、バンバーが4位でコースインするが、3位に1秒差まで迫った55周目、右リアのスローパンクで早めのピットインを余儀なくされる。チームは該当タイヤのみを交換して燃料を補給する。バンバーは2時間のあいだ4位で走行する。79周目にバンバーに代わったベルンハルトがレース残り半分強の時点で4位を維持する。チームは95周目の「フルコースイエロー」中に2台の919ハイブリッドの燃料を補給。ベルンハルトは116周目にポルシェ1号車を追い抜いて3位に浮上。119周で4本のタイヤを交換してベルンハルトが再びハートレーへと引き継ぐ。122周目に最速レースラップを打ち立てて、127周目にトヨタ7号車を追い抜く。ハートレーは、ピットストップする直前のラップにLMP2と接触する。143周で燃料補給して新しいノーズセクションに交換。再びコースに戻ったハートレーは残り1時間の時点で3位のトヨタ7号車の背後に付く。167周後の最終ピットストップで給油のみを行いラストスパートを仕掛けたハートレーは、3位でゴールした。

    GTE-Proクラスではニュー911 RSR(91号車)が5位と6位でレースを終えた。リヒャルト・リーツ(オーストリア)/フレデリック・マコヴィエッキ(フランス)組は、土曜日のトラブルフリーでのレース展開と迅速なピットストップの後、わずかな差でチームメイトを破った。それから1分も経たずにケヴィン・エストル(フランス)/ミカエル・クリステンセン(デンマーク)組が同じく911 RSR(92号車)でフィニッシュした。

    GTE-Amクラスでは、ポルシェ911 RSR(モデルイヤー2015)をドライブするプライベートチームのデンプシー・プロトン・レーシングが表彰台を獲得した。2人のドイツ人、クリスティアン・リードとマービン・ディエンストに加え、ポルシェの若いプロドライバー、マッテオ・カイローリ(イタリア)が激しい走りを見せ、2位でフィニッシュした。他方、イギリス人のマイケル・ウェインライトとベン・バーカー、およびオーストラリア人のニコラス・フォスターによるガルフ・レーシング・チームは、クラッシュ後にリタイアを余儀なくされた。

    レース後のコメント

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)「私達はポールポジションからスタートし、最速レースラップを打ち立てて表彰台を飾りましたが、残念ながら2台ともにというわけにはいきませんでした。しかし、最初の2戦にローダウンフォース仕様で出場するという戦略決定は正しかったと考えています。来週の30時間にわたる最終テストを心待ちにしています。マニュファクチュアラー選手権はわずか数ポイント差なので、自信をもってル・マンに挑みます」

    アンドレアス・ザイドル (チーム監督)
    「レース優勝を飾ったトヨタの皆さん、おめでとうございます。ポルシェの2台の車は、テクニカルトラブルなくゴールし、選手権ポイントを稼ぐことができました。スパのレースでは明らかに私達の最高のパフォーマンスを出し切ってはいません。2014年以来、毎年ここでポールポジションを獲得しましたが、優勝はしていません。ローダウンフォースのエアロ仕様の車両によって、ハイダウンフォース仕様のトヨタのスピードに対抗することはできませんでした。なぜならタイヤの磨耗が激しかったからです。しかしローダウンフォース仕様の3台目のトヨタを凌ぐことはできました。パンクによるピットインでロスタイムが発生しましたが、性能は確かでした。来週アラゴンで耐久テストを行いル・マンに備えます」

    ニール・ジャニ (ポルシェ919ハイブリッド1号車)
    「ペースはほぼ期待どおりでした。1台のトヨタを凌ぐことができましたが、他の2台には届きませんでした。フルコースイエローによる2回のタイムロスという不運もありました。レースを取り戻す唯一のチャンスが雨でした」

    アンドレ・ロッテラー (ポルシェ919ハイブリッド1号車)
    「すばらしいスタートを切ることができました。トヨタが追い上げてきたときは驚きました。まさかラ・スルスのブレーキングで抜かれるとは思いませんでした。スティントの前半は好調でしたが、その後タイヤの磨耗が激しくペースを保つことができませんでした。最初のスティントの終盤にかけて、状況は改善しましたがムラがありました。最初のピットストップで戦略を変更し、終盤に雨が降る可能性があったので、タイヤ無交換でダブルスティントを走行する必要はないと判断しました。最終スティントは霧雨にもかかわらず好調でした。トヨタは強敵ですが必ず挽回します」

    ニック・タンディ (ポルシェ919ハイブリッド1号車)
    「セカンドドライバーとしては標準的なスティントでした。終盤に巻き返すはずだったタイヤ戦略が少し外れ、雨はほとんど降りませんでした」

    アール・バンバー (ポルシェ919ハイブリッド2号車)
    「私のスティントは好調でした。トヨタの8号車を追走しましたが残念ながらスローパンクチャーに見舞われました。その後は再び好調で前走車との差を少し縮めましたが40秒の差を取り戻すことはかないませんでした」

    ティモ・ベルンハルト(ポルシェ919ハイブリッド2号車)
    「パンクの後にアールを引き継いでロスを取り戻そうと努めました。差は縮まってニールの前に出ました。フルコースイエローを利用しましたがトヨタも同様でした。最終的にブレンドンが見事なラストスパートを掛けましたが、今日はこれ以上の結果を出すことはできませんでした」

    ブレンドン・ハートレー(ポルシェ919ハイブリッド2号車)
    「スタートからトヨタが速く、ダブルスティントを予定していました。温暖な気候で車のバランスは前日までとは異なりましたが最初のスティントの終盤に追い上げてピットストップ直前にアンドレを抜きました。1号車は戦略を変えましたが僕達はトヨタ8号車への接近を続けました。アールがパンクに見舞われて戦略がうまくいかなかったことは残念でした。終盤はチームのすばらしい仕事のおかげで見事なゴールができました。上段ではなくても表彰台に登ることができたのでル・マンへの自信となりました」

    フランク=シュテッフェン・バリサー博士 (モータースポーツ部門責任者)
    「GTE-Proクラスはとても期待外れな結果に終わりました。明らかにフェラーリとフォードについていくことができませんでした。私たちのチームは完璧な仕事をしてくれましたが、前との差が大きすぎました。GTE-Amクラスでは、デンプシー・プロトン・レーシングが予選ポジションを守り、2位でフィニッシュしました。ポルシェの若いプロドライバー、マッテオ・カイローリは、レースのたびに経験とプロ意識を身につけており、今後の成長が非常に楽しみです」

    リヒャルト・リーツ(911 RSR #91)
    「6時間のタフなレースを、なんとか耐え抜きました。できることはすべてやり、まったくミスも犯さず、善戦しました。これから結果を分析し、もっと強くなってル・マンに戻ってきたいと思います」

    フレデリック・マコヴィエッキ(911 RSR #91)
    「レースではベストを尽くしましたが、今日のフォードとフェラーリは次元が違いました。なぜこうなったのか、よく調べてみる必要があります」

    ケヴィン・エストル(911 RSR #92)
    「私たちにとって、困難なレースでした。ライバルに比べて、単純にスピードが欠けていたのです。911 RSRはスムーズに動き、戦略もまさっており、メカニックもミスを犯さず、すばやいピットストップができたことは、確実なのですが」

    ミカエル・クリステンセン(911 RSR #92)
    「ポルシェGTチームにとって、楽な日ではありませんでした。今日はタイヤのマネージメントが特に難しく、コーションフェーズも我々にとってアンラッキーなタイミングになりました」

    マッテオ・カイローリ(911 RSR #77)
    「これがクリスとマービンと一緒に戦った、私にとって2回目のWECです。表彰台の2段目に立つことができ、本当にいい気分です。シルバーストンで3位、スパでは2位。ル・マンでの目標は、言うまでもありません」

  • 【WEC】 ポルシェ、トヨタ TS050ハイブリッドの合法性に異議

    【WEC】 ポルシェ、トヨタ TS050ハイブリッドの合法性に異議

    ポルシェは、トヨタのLMP1マシン“TS050”の合法性に異議を唱えたが、トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンは“120%”合法だと退けた。

    ポルシェは、トヨタ TS050ハイブリッドのリアエンドの合法性について問い合わせた。だが、パスカル・バセロンは「疑いのあるアイテムは1つもないと思っている」とパスカル・バセロンは Autosport にコメント。

    「我々のクルマは完全に合法だ。議論の余地はない」

    パスカル・バセロンは、トヨタは昨年の6月からホモロゲーションプロセスのなかでルールメーカーであるFIAとWECプロモーターのフランス西部自動車クラブと空力コンセプトについて議論しながら進めてきたと説明した。

    「それ以降、我々は3~4回のミーティングを重ね、我々がやって来たことを段階的に示してきた。ホモロゲーションの最終期限が来てもFIAとACOにサプライズはなかった」

    「我々は現時点ですでに来年のコンセプトの合法性について議論している」

    パスカル・バセロンは、TS050のどの部分について問い合わせがあったのか“検討もつかない”と主張する。

    「もっと多くのことを知りたければ、ポルシェに聞かなければならないだろう」とパスカル・バセロンはコメント。

    「このようなことが起きるときは、我々が良い仕事をしているということであり、通常は良いニュースだ」

    ポリシェは規約上の説明を求めたことを認めたが、さらなるコメントは避けた。

    パスカル・バセロンは、ポルシェの主張がダブルディフューザーを採用するTS050に周チュしているとの見方を否定した。

    トヨタはそのようなソリューションを採用しているが、規約の範囲内だと指摘した。

    WEC 第2戦 スパ・フランコルシャン6時間レースでは、トヨタ8号車が開幕2連勝を達成。7号車も2位に続い、1-2フィニッシュを達成している。

  • 【WEC】 トヨタがワン・ツー完全勝利 / スパ・フランコルシャン6時間

    【WEC】 トヨタがワン・ツー完全勝利 / スパ・フランコルシャン6時間

    5月6日(土)、FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦スパ・フランコルシャン6時間の決勝レースが行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDが接戦を制し、1-2フィニッシュを飾った。

    TOYOTA GAZOO Racingにとって今年のスパ6時間レースは、幸運と不運が混在したレースとも言える内容だった。結果は、TS050 HYBRID #8号車が優勝、#7号車が2位に入り、TOYOTA GAZOO Racingにとって上出来のレースと言うことも出来た。

    しかし、#8号車と#7号車は、フルコース・イエローのタイミングが少しずれていれば、その順位が入れ替わっていたかもしれなかった。3台目の#9号車は5位でゴールした。

    レース序盤はポールポジションのライバル車がリード、セバスチャン・ブエミの#8号車とマイク・コンウェイの#7号車がそれに続き、プレッシャーをかけ続けた。そして早くも10周目、#7号車がライバルを抜いて首位に立ち、その3周後には#8号車も2位に上がった。

    ニコラス・ラピエールのドライブする#9号車はスタート直後の第1コーナーでポールポジションのライバル車の内側に飛び込んだが、止まり切れずにコースを外れ、大回りしてレースに復帰した。その後ラピエールは猛烈な追い上げでポジションを挽回、2スティントを走り切って48周目に国本雄資にバトンタッチした時には、5位に返り咲いていた。ドライブを引き継いだ国本にとればTS050 HYBRIDによるレースは初めて。加えて初めてのスパに手こずりながらも、周回を重ねるにつれてペースを上げる走りを見せ、チーム関係者の安堵を誘った。

    序盤のトップグループの戦いは熾烈を極めたが、レースが半分を消化した午後5時半、小林可夢偉の駆る#7号車が2位以下に大きく差をつけて首位を快走。28秒遅れてアンソニー・デビッドソンの#8号車、さらに22秒遅れてライバルの#1号車が続いた。#7号車は公式練習から好調にセッティングが決まり、ホセ・マリア・ロペスが抜けた2人のドライバーでの戦いとなったものの、小林もコンウェイも疲労の色も見せず快調にトップをひた走った。

    しかし、レースはその後に他車のクラッシュから提示された2度のフルコース・イエローで劇的な変化を見せた。その影響を受けたのは#7号車だった。#7号車はイエローコーションが出る前に2度ともピットストップを済ませており、イエローコーションが出てからピットインをした#8号車を初めとするライバル達に対し1分にも達する大きなタイムロスを被ることとなってしまった。

    その結果、レース終盤になって#8号車がトップを独走することになり、#7号車は後方でライバルと激しい2位争いを展開。しかし、その後小林の駆る#7号車は競り合いを制して2位に上がり、#8号車を猛追した。そして、最終ラップ、#7号車は、1秒9差まで#8号車を追い詰めた。

    #8号車にとれば幸運の、#7号車にとれば不運のフルコース・イエローであった。しかし、TOYOTA GAZOO Racingとしては2014年のWEC上海戦以来の1、2位獲得。2012年にWECに参戦し始めて以来13度目の勝利となった。#9号車の国本は、周回遅れをかわすのに苦労したが、サラザンとラピエールから多くを学びながら目標の完走を果たし、5位に駆け込んだ。

    次戦、6月17日(土)~18日(日)に開催されるWEC第3戦ル・マン24時間レースは、TOYOTA GAZOO Racingにとって様々な思いが募る伝統のレースだ。6月4日(日)の公式テストデーを経て、優勝を目指したル・マン24時間レースに挑む。

    TS050 HYBRID #7号車(小林可夢偉、マイク・コンウェイ)
    決勝: 2位、173周、ピットストップ7回、スターティンググリッド:2番手、最速ラップ(1分57秒722)

    TS050 HYBRID #8号車(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
    決勝: 1位、173周、ピットストップ7回、スターティンググリッド:4番手、最速ラップ(1分58秒039)

    TS050 HYBRID #9号車(ステファン・サラザン、国本雄資、ニコラス・ラピエール)
    決勝: 5位、171周、ピットストップ7回、スターティンググリッド:3番手、最速ラップ(1分58秒020)

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racing代表)

    ドラマチックで劇的なレースでした。今日のレースはファンの皆様にもご堪能頂けたでしょうか。ライバルとの幾度もの激闘の末に勝ち取った勝利をとても嬉しく思っています。フルコース・イエローで二度もリードを失った#7号車にとっては、大変残念な内容でした。耐久レースではしばしば起こることですが、マイク、可夢偉と#7号車のスタッフには失望感が残る結果だったかもしれません。#7号車は間違いなく今日の最速車両であり、全くミスの無い戦いでもありました。対して、#8号車は、運も味方につけて素晴らしい結果を上げてくれました。決してあきらめない彼らの姿勢がこの成果をもたらしたものと思っています。また、ロー・ダウンフォース仕様の#9号車からはル・マンに向けて様々なデータを得ることが出来、技術的な視点からも重要な成果が得られたレースでした。次戦ル・マン24時間レースは、我々にとって最大の目標であり、レースまでは限られた時間となりますが最後の仕上げに全力を尽くしていきます。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    我々のTS050 HYBRIDは、間違いなく今日の最速のクルマで、これで勝てなかったのは運がなかっただけのことです。全力で追い上げ、レースの最後にはセバスチャンの直後まで追いつきましたが、チームの1-2体制でファイナルラップを迎えることを優先し、リスキーな追い上げは止めました。チームにとっては最大のポイントを獲得出来、最高の結果となったと思います。特にここは我々にとってのホームコースのひとつであり、チーム全員の努力による素晴らしい結果になりました。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    我々にとっては期待通りに行かなかった内容でしたが、チームとしては最高の結果になりました。チームが本当に素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、我々のTS050 HYBRIDは週末を通して絶好調でした。私が担当した最初のスティントはとても良いペースで、首位に立ったあと、更に後続とのリードを広げることも出来ましたが、ニ度のフルコース・イエローの出たタイミングが我々にとっては不運でした。このレースではたまにこういうことがあります。とはいえ自信の持てる週末でしたし、この勢いを保ってル・マンに臨みたいと思います。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    我々にとっては厳しいレースであったはずでしたが、正直なところ複雑な気分です。表彰台の中央に立てたのは嬉しいですが、#7号車は本当に不運でした。最終的にチームにとって最高の結果となりましたし、昨年、不運続きだった我々にも、今年は運が向いて来たのだと感じています。最高の結果と共に、良い気分でル・マンに向かうことが出来ます。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    今日の我々のTS050 HYBRIDは、3台の中では最速とは言えず、本来は#7号車こそが勝利を得るに値する車両だったと思います。彼らはフルコース・イエローで大量リードを失いました。我々はそれほど良いペースではなかったにもかからわず、それでも勝てたというのは良い兆候と思うべきなのかもしれません。昨年我々はここで、レースをリードしながらもトラブルに見舞われました。今年は我々に運が回って来たのでしょうか。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    今日は、幸運の恩恵に預かったのかもしれません。二度にわたるフルコース・イエローで好機を捉え、約1分のリードを奪い、#7号車の前に出ることが出来ました。この週末、我々が苦戦したのに対し、マイクと可夢偉の#7号車は最初から本当に速く、勝利に値するのは彼らだったはずでした。最終的に1-2フィニッシュはチームにとっては最高の結果となり、ル・マンへ向けても良い流れが出来ました。

    ステファン・サラザン (TS050 HYBRID #9号車)

    我々はロー・ダウンフォース空力仕様の車両でレースに挑みましたが、タイヤの摩耗が思いのほか酷く、レースは苦しみました。しかし、私自身は全力でプッシュを続け、良いペースで走ることが出来、久しぶりのレースを楽しみました。WECの初レースとなった雄資にとっては、経験を積むことこそが重要で、そのためにも完走が目標でした。全体的に見れば悪くない週末と言え、ロー・ダウンフォース仕様のTS050 HYBRIDも良い素性を持ち、ル・マンへ向けて大きなポテンシャルを秘めていることも分かりました。

    国本雄資 (TS050 HYBRID #9号車)

    WECでの初レース、そして初めてのスパに臨み、たくさんのことを学びました。多くの周回をこなしたことで、遅いクルマを追い越す手法やタイヤマネージメントなどについても貴重な経験を積むことが出来ました。順位は今日の一番の目標ではありません。今回はル・マンへ向けた準備という重要なステップであり、その意味ではとても満足しています。

    ニコラス・ラピエール (TS050 HYBRID #9号車)

    チームにとって最高の結果で、素晴らしい一日になりました。残念ながら我々のTS050 HYBRIDはル・マン仕様の車両でこのコースに対してはダウンフォースがやや低かったため、タイヤの摩耗が激しく、上位を争うことは出来ませんでした。とはいえル・マンへ向けて多くを学び、最も重要な完走を果たせたので、その意味ではまずまずの週末でした。

  • 【WEC】 第2戦スパ 結果:トヨタが8号車の2連勝&1-2フィニッシュ!

    【WEC】 第2戦スパ 結果:トヨタが8号車の2連勝&1-2フィニッシュ!

    2017年 WEC 第2戦 スパ・フランコルシャン6時間レースの決勝が6日(土)に行われた。

    優勝はトヨタ8号車(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)が開幕2連勝、2位にもトヨタ7号車(小林可夢偉、マイク・コンウェイ)が続き、トヨタが1-2フィニッシュを達成した。

    3位にはポルシェ2号車(アール・バンバー/ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー)が続いた。

    4位は4位にはポルシェ1号車(ニール・ジャニ/アンドレ・ロッテラー/ニック・タンディ)。トヨタ9号車(ステファン・サラザン、国本雄資、ニコラス・ラピエール)は、オープニングラップでのニコラス・ラピエールのコースオフが響き、5位でレースを終えた。

    LMP2クラスはG-Drive Drive_Racingの26号車、GTE PROクラスはAF Corceの71号車、GTE AmクラスはAston Martin Racingの98号車が優勝した。