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  • 【WEC】 ポルシェ、他を圧倒する1-2フィニッシュ / 第5戦 メキシコ6時間

    【WEC】 ポルシェ、他を圧倒する1-2フィニッシュ / 第5戦 メキシコ6時間

    ポルシェのLMP1チームは、エルマノス・ロドリゲス・サーキット(メキシコシティ)で開催されたFIA世界耐久選手権(WEC)第5戦において、ポルシェ919ハイブリッドで他を圧倒する1-2フィニッシュを飾り、タイトル防衛に大きな前進を成し遂げた。

    優勝したのはル・マン覇者のアール・バンバー(ニュージーランド)/ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)組、2位はニール・ジャニ(スイス)/アンドレ・ロッテラー(ドイツ)/ニック・タンディ(英国)組だった。

    天気予報に反してドライコンディションが維持された白熱の6時間レースは、公正なレースによる結果が得られた。2台のポルシェ919ハイブリッドは終始、トヨタとの差を保ち、ブレンドン・ハートレーがファステストラップを打ち立てた。

    2014年シーズンの開幕以来、ポルシェ919ハイブリッドは30のレースに出場し、17回のポールポジション、6回の1-2フィニッシュを含む16回のレース優勝、10回のファステストラップを達成している。チームは2017年に、マニュファクチャラーズとドライバーズの両世界選手権でタイトル3連覇を目指している。

    マニュファクチャラーズ世界選手権において、第5戦が終了した現在、ポルシェは198ポイント、トヨタは141.5ポイントを獲得している。ドラバーズランキングでは、アール・バンバー/ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー(134ポイント)がトヨタとの差を41ポイントに広げている。ニール・ジャニ/アンドレ・ロッテラー/ニック・タンディは3位(64ポイント)。

    2週間後の9月16日には、FIA世界耐久選手権(WEC)第6戦がテキサス州オースティン(米国)のサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催される。

    1号車のレース運び
    2番手からスタートしたニック・タンディはポルシェ2号車のすぐ後に続き、40周で燃料補給、80周の後にアンドレ・ロッテラーに交代。ニック・タンディのピットレーン速度違反でストップ・アンド・ゴーペナルティを受けたアンドレ・ロッテラーは91周目で約20秒を失い、首位の2号車との差が広がる。120周で燃料補給し、160周の後にニール・ジャニに引き継ぐ。ニール・ジャニはピットレーンでトヨタ8号車をオーバーテイク。フルコースイエローを利用して181周で再度燃料補給とタイヤ交換を行い、190周目にトヨタ7号車もオーバーテイク。200周の後に2回目のフルコースイエローを利用して燃料を補給。終盤に予想された雨もなく、237周でニール・ジャニは少量の燃料補給のためにピットストップして3周後に2位でゴールした。

    2号車のレース運び
    ブレンドン・ハートレーはポールポジションから堅実に首位に立って3周目に1分25秒730のファステストラップを記録。39周で燃料補給し、79周の後にアール・バンバーに交代。アール・バンバーは119周で燃料補給と故障した燃費制御用フューエルフローメータの交換を行う。レース中盤の121周で1台目のトヨタを、136周で2台目のトヨタをオーバーテイク。159周でティモ・ベルンハルトに引き継ぎ、ティモ・ベルンハルトは182周でフルコースイエローを利用して燃料補給とタイヤ交換を行う。199周の後の2回目のフルコースイエローで、チームは早めのピットストップと燃料補給を決意。ティモ・ベルンハルトは30秒の大差をつけて首位を維持し、238周で少量の燃料を補給して240周で見事な優勝を飾った。

    フリッツ・エンツィンガー (LM P1担当副社長)
    「919ハイブリッドは圧倒的な力を見せて、フリープラクティスと予選はトップタイムを、今日は1-2フィニッシュを飾りました。このプロトタイプの見事な性能とチームのすばらしい活躍を目のあたりにしました。ここにいるチーム、ヴァイザッハの開発センター、そしてポルシェAGの皆さんに感謝します」

    アンドレアス・ザイドル (チーム監督)
    「ここいるチーム、そしてヴァイザッハのワークショップの皆と、すばらしい1-2フィニッシュを祝福したいと思います。ニュルブルクリンクのレースの後にバルセロナでハードなテストを行い、数週間にわたってポルシェ919をさらに改善しました。サーキットの温度変化のために今日は適切なタイミングで正しいタイヤを選択することが非常に重要になりました。ミシュランと一緒に、それを見事に成し遂げることができました。6名のドライバーにも感謝します。速いペースと果敢なオーバーテイクが求められたにもかかわらず2台の車はともに無傷で戻りました。気持ちを緩めず、明日からはオースティンで開催される次のレースの準備を始めます」

    ニール・ジャニ (ポルシェ919ハイブリッド1号車)
    「ポルシェにとってはこれ以上を望めないほどの最高の結果です。意外なことに今日のトヨタにはわずかなチャンスもありませんでした。トラフィックもかなりハードで注意が必要でした」

    アンドレ・ロッテラー (ポルシェ919ハイブリッド1号車)
    「ポルシェにとって輝かしい結果となりました。セカンドドライバーとして担当したダブルスティントも好調でした。あいにく、ニックがピットレーンを少し速く走りすぎて、ストップ・アンド・ゴーペナルティを受けました。それ以外はリズムに乗って車も順調に走りました」

    ニック・タンディ (ポルシェ919ハイブリッド1号車)
    「序盤のダブルスティントは順調でした。2台が協力してチームで首位を守りました。また、同時のピットインを避けるため燃料を節約してピットストップをずらしました。ピットレーンの速度違反以外は全てが順調でした」

    アール・バンバー (ポルシェ919ハイブリッド2号車)
    「すばらしい週末になりました。チームが最高の車を用意してくれたおかげでレースはスムーズに運びました。ポルシェ2台の接戦も期待していたので1号車のペナルティは残念でした。セカンドドライバーとしてダブルスティントは非常に順調でした」

    ティモ・ベルンハルト (ポルシェ919ハイブリッド2号車)
    「今日はポルシェLM P1チームにとってすばらしい1日です。良い週末になりました。919は一貫して速く、戦略も適切で見どころ満載のレースだったと思います。終盤は差も広がってコントロールは容易でした。喜びでいっぱいです。皆と大いに盛り上がりたいと思います」

    ブレンドン・ハートレー (ポルシェ919ハイブリッド2号車)
    「ポルシェ チームにとって最高の週末になりました。最初のセッションからスピードがあり、決勝でも絶好調でした。2台のポルシェはすぐにトヨタを引き離しました。予想を超えたペースでした。トラフィックがかなり危険なタイミングもあったので、その点では過酷なサーキットでした。公道コースのような最後のセクションは、ミスせずにゴールするために注意を要しました。アールとティモのドライビングも見事でした。我々はレース全体をコントロールして過剰な危険を冒す必要はありませんでした。メキシコは大成功だったので残りのレースが楽しみです」

    また911 RSRでGTE-Proクラスに参戦するポルシェワークスチームはリヒャルト・リーツ(オーストリア)/フレデリック・マコヴィエッキ(フランス)組が3位に、ミカエル・クリステンセン(デンマーク)/ケヴィン・エストル(フランス)が5位でチェッカーを受けた。この結果により、リヒャルト・リーツ/フレデリック・マコヴィエッキ組はGTE-Proクラスのドライバーズ選手権で2位に浮上した。

    またGTE-Amクラスにおいて、ポルシェ ヤングプロフェッショナルのマッテオ・カイローリ(イタリア)がステアリングを握るカスタマーチームのデンプシー・プロトン・レーシングが前戦のニュルブルクリンクに続いて今シーズン2勝目を挙げている。もう一台のカスタマーチームのガルフレーシングは同クラス3位に入賞し、今シーズン初めて表彰台に昇っている。

  • 【WEC】 トヨタ、無念の3位表彰台 / 第5戦 メキシコ6時間

    【WEC】 トヨタ、無念の3位表彰台 / 第5戦 メキシコ6時間

    WEC第5戦メキシコ6時間の決勝レースで、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは苦戦。2台共にノートラブルで6時間を走り切ったが、#8号車が3位表彰台、#7号車が4位という結果に終わった。

    FIA世界耐久選手権(WEC)は、メキシコシティで開催された第5戦メキシコ6時間レースでシーズン折り返し点を迎えた。TOYOTA GAZOO Racingは、シーズン開幕から順調に好成績を記録して来たが、第3戦ル・マンで勝利を逃し、その後のニュルブルクリンクでも苦しいレースを経験した。

    第5戦のメキシコでもコースの特徴から厳しいレースになることは予想され、予選では、2台のポルシェに最前列を奪われ、2台のTS050 HYBRIDはグリッド2列目からのスタートすることとなった。

    レースは正午にスタートしたが、予想された雨はレース終了近くに僅かにコースを湿らしただけで、ほとんどドライコンディションでのレースになった。

    スタートは#7号車をマイク・コンウェイが、#8号車をセバスチャン・ブエミが担当。しかし、2台ともポルシェのペースにはついて行けなかった。理由はTS050 HYBRIDのダウンフォース不足。メキシコシティは標高2285mの高地にあり気圧が低い。それに対応すべく最大限のダウンフォースを付けてきたが、それでも十分とはいえなかった。ダウンフォースが不足すればタイヤが理想的な働きをしない。ペースが上がらなかったのはそのせいといえた。

    最初のスティントは#7号車が#8号車をリードしたが、スタートから90分を過ぎたところでブエミがコンウェイを交わして3位に。しかし、その後ブエミの#8号車はLMP2カーに接触され、あわやという場面もあった。

    その後2台のTS050 HYBRIDは#7号車をホセ・マリア・ロペス、#8号車を中嶋一貴が引き継いだ。2台は燃料補給のピットストップで順位を入れ替えながらの走行。しかし、ダウンフォース不足でタイヤのグリップ性能が十分に発揮出来なかったこともあり、ほとんど磨耗が確認出来なかった。その結果、両車は2スティント無交換でレースを戦ったが、#7号車は3スティント無交換で走破する場面もあった。

    最後のスティントに向けて#7号車は小林可夢偉に、#8号車はアンソニー・デビッドソンにドライバー交替を行ったが、そこで珍しいハプニングが起こった。近くの野球場から飛んで来たボールがコースに転がり、そのボールを取り除くためにフルコース・イエローが出された。

    レース終了まで30分となった頃、僅かに雨が落ちて来たが、ウエットタイヤに交換するほどの雨ではなく、レースは何事もなかったように続けられた。TOYOTA GAZOO Racingでは、この最後のスティントでチームオーダーを行使した。2台のTS050 HYBRIDは#7号車、#8号車の順位で走行していたが、ドライバーズ選手権で上位にあるドライバーが乗る#8号車を#7号車の前でゴールさせるべく、順位を入れ替えた。その結果、#8号車は3位に入り、デビッドソン/ブエミ/中嶋は15点を追加、ドライバーズ選手権ポイント合計93点とし、41点差でトップのポルシェ#2号車を追うこととなった。今シーズンの残り4戦はTS050 HYBRIDにとって得意なコース。逆転を狙う。

    ニュルブルクリンク、メキシコと苦しい2戦を戦ったTOYOTA GAZOO Racingは、2週間後に迫ったオースティン戦では本来のパフォーマンスを取り戻し、表彰台の中央を狙う。気温は非常に高く、路面温度も高くなるオースティンは、TS050 HYBRIDには適したコースといえる。9月16日(土)WECを戦う各チームは、再びオースティンに集まり、TOYOTA GAZOO Racingはポルシェと真っ向対決を展開する。

    TS050 HYBRID #8号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
    決勝: 3位、 239周、ピットストップ 6回、スターティンググリッド:4番手、最速ラップ(1分26秒445)

    TS050 HYBRID #7号車:(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
    決勝: 4位、 239周、ピットストップ 6回、スターティンググリッド:3番手、最速ラップ(1分26秒240)

    村田久武 (TOYOTA GAZOO Racing 代表)

    非常に残念なレースとなってしまいました。我々はここメキシコへ勝利を目指してやって来て、両チャンピオンシップでのポイント差を詰めるチャンスだと考えていましたが、ポルシェに敵いませんでした。 彼らの勝利を祝福します。 ドライバーを含めたチームは今週末、全員が全力でレースに挑んでくれましたが、望んでいた結果にはなりませんでした。気持ちを切り替えて次のレースに備えます。夢である世界チャンピオン獲得へ向け決して諦めることなく、次戦こそは勝利を争えるよう努力を続けます。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    ベストを尽くしましたが、残念ながら今日はポルシェにプレッシャーをかけることが出来ませんでした。我々はTS050 HYBRIDがこのコースに最適ではないことは分かっていました。次戦は必ず勝利を争えるよう、全力を集中して臨みます。表彰台を逃したのは残念ですが、これもレースですし、次戦オースティンに向けて士気は高まっています。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    可能な限りハードにプッシュして前の2台を追いましたが、今日は満足の行くレースになりませんでした。最後までベストを尽くし、僅かな可能性に望みをかけましたが、残念ながら雨は降らず、ポルシェもクリーンなレースでした。次戦こそはもっと力強いレースを戦えるようにプッシュして行きます。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7号車)

    予選ではとても良いパフォーマンスを発揮出来たので、今日の決勝レースでも高い競争力を期待していましたが、狙い通りのペースで走ることは出来ませんでした。我々はベストを尽くし、クリーンなレースを戦いました。可夢偉、マイクと共に走った今日のパフォーマンスには満足しています。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    我々全員にとって厳しいレースとなってしまいましたが、少なくともノートラブルで完走し、表彰台に上れたことは良しとしなくてはならないでしょう。我々#8号車にとっては、第2戦スパ以来の表彰台であり、その点では良かったです。全体的に厳しいものとなったレースウィークですが、全力を尽くしました。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    厳しいレースでした。公式練習が終わった時点で難しいレースになることは予想していましたが、首位を争えるスピードはありませんでした。自分自身については3スティント、3時間以上に渡って走れたことに満足しています。信頼性も高かったですし、走りもスムースでした。ただ、速さが足りませんでした。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    我々にとって非常に厳しいレースになってしまいました。ダウンフォースが足りなかったように感じられました。ストレートでは速かったのですが、コーナーでは遅く、特にツィスティなセクター2では顕著でした。個人的にも車両のバランスで苦しみ、公式練習の時とは異なっているように感じました。3位表彰台というのは現在の我々にとって全力を尽くした結果です。

    WEC 第5戦 メキシコ6時間 結果

    順位 No. ドライバー チーム/車種
    1 2 ティモ・ベルンハルト
    アール・バンバー
    ブレンドン・ハートレー
    ポルシェLMPチーム/
    ポルシェ919ハイブリッド
    2 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ニック・タンディ
    ポルシェLMPチーム/
    ポルシェ919ハイブリッド
    3 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    アンソニー・デビッドソン
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    4 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
  • 【WEC】 トヨタ:WEC 第5戦 メキシコ6時間 予選レポート

    【WEC】 トヨタ:WEC 第5戦 メキシコ6時間 予選レポート

    9月2日(土)の午後6時15分、LMP1・LMP2クラスの予選が大勢の観客の見守る中で予定を5分繰り上げて始まった。雨が来る予報があったからだが、実際にはセッションの終盤に僅かにコースの一部が濡れた程度で、各カテゴリーで烈しいグリッド争いが展開された。

    TOYOTA GAZOO Racingは#7号車、#8号車の2台のTS050 HYBRIDを走らせ、#7号車が#8号車を抑えて3番手グリッドを獲得し、#8号車は4番手に甘んじた。

    最初にアタックに出たのは#8号車の中嶋一貴。セクター1で最速タイムを記録したが、その後のセクターで僅かに遅れ、タイムを伸ばすことが出来なかった。その後も諦めず2度目のアタックを試みるも、すでにタイヤのパフォーマンスが低下しており、満足するタイムは得られなかった。

    中嶋からタイムアタックを引き継いだセバスチャン・ブエミは、中嶋とは異なるコンパウンドのタイヤでタイムアップの可能性に賭けるも、その戦略も実を結ばなかった。1分25秒の壁を破れず、結局4番手のグリッドに甘んじることになった。

    一方、#7号車は今シーズンすでにポールポジションを3度獲得しているマイク・コンウェイが自信を持ってタイムアタック、2番手のタイムを記録したところでホセ・マリア・ロペスにステアリングを託した。ロペスも最初のアタックでポルシェ#1号車に継ぐタイムを記録、2度目のアタックに賭けたが、LMP2のマシンに行く手を阻まれてタイムを伸ばすことが出来なかった。その結果、グリッド最前列は2台のポルシェに独占され、2台のTS050 HYBRIDはグリッド2列目から明日の決勝レースをスタートすることとなった。

    決勝レースは9月3日(日)の現地時間正午にスタートを切る。不安定な天候が続くこの週末、レース当日には雨の予報を出ており、チームの柔軟な対応と万全な準備が結果を左右する。現在マニュファクチャラーズ選手権ではポルシェに40.5点差を付けられており、タイトル獲得にはこのメキシコ6時間レースで勝利を挙げて次に繋げることが重要だ。その目標に向かってTOYOTA GAZOO Racingは全力で戦う。

    TS050 HYBRID #7号車:(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
    公式練習第2回目: 3番手 (1分26秒681), 41周
    公式練習第3回目: 3番手 (1分26秒069), 30周
    公式予選: 3番手 (平均1分24秒802)

    TS050 HYBRID #8号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
    公式練習第2回目: 4番手 (1分27秒320), 45周
    公式練習第3回目: 1番手 (1分25秒789), 29周
    公式予選: 4番手 (平均1分25秒378)

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)
    私自身の予選アタックラップにはとても満足しています。各セクターで僅かに遅れはしましたが、最前列グリッド獲得には充分な速さでした。チームは素晴らしい仕事をしてくれました。公式練習3回目の後に施したいくつかのセッティング変更が効を奏しました。TS050 HYBRIDの感触は良かったです。レースでは何が起こるか分からないですし、特に天候の変化に気を配ってレースを戦う必要があります。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7号車)
    我々は公式練習中にやや苦しみ、ポルシェが速かったこともあって、予選のラップタイムは我々が予想していたものよりも若干速いものでした。チームの素晴らしい努力の甲斐あって、ポールポジションには届かなかったものの僅差にまで迫ることが出来ました。残念だったのは私の最後のアタックラップの時にLMP2カーがミラーを見ずにペースダウンしたためタイムをロスしました。更なるタイムアップが可能だったはずで、それが無ければ恐らく最前列グリッドを獲得出来ていたでしょう。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)
    最初のアタックでミスをしてしまい、また、タイヤもベストな状態でのアタックが出来ませんでした。残念な予選になってしまいました。明日の決勝レースについては、天候がどうなるのかを見極める必要がありますが、全力を尽くして、タイトル争いのために1点でも多くのポイントを獲得すべく戦います。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)
    他のLMP1カー3台は同じ仕様のタイヤを装着していましたが、我々はちょっと違うものを試しました。ただ、予選アタックの時のコンディションには合いませんでした。今日は望んだ結果にはなりませんでしたが、決勝レースは長いので、戦い続けます。予選はレースウィークのほんの一部に過ぎません。我々の目的は日曜日の決勝レースです。

    WEC 第5戦 メキシコ6時間 予選結果

    順位 No. ドライバー チーム/車種 タイム
    1 2 ティモ・ベルンハルト
    アール・バンバー
    ブレンドン・ハートレー
    ポルシェLMPチーム//
    ポルシェ919ハイブリッド
    1:24.562
    2 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ニック・タンディ
    ポルシェLMPチーム/
    ポルシェ919ハイブリッド
    1:24.710
    3 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1:24.802
    4 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    アンソニー・デビッドソン
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1:25.378
  • トヨタ、10月にWEC撤退か継続かを決断

    トヨタ、10月にWEC撤退か継続かを決断

    トヨタは、10月にFIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1での活動を継続していくか否かを決定する。

    今年7月、ライバルのポルシェは今シーズン末でLMP1での活動から撤退することを発表。

    トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンはまだ計画にコミットするにはまだ時期尚早だと述べた。

    「我々にはさらに情報が必要だし、そのあとで決定してくつもりだ。10月まで決定することはないだろう」とパスカル・バセロンはコメント。

    「カレンダーがどうなるか、新しいコンペティターが来るのか、レギュレーションがどうなるのかを理解する必要がある」

    バスカル・バセロンは、2018年もWECを継続するかどうかは、2020年からのLMP1規約によると説明した。

    「我々が残留する場合、それは2020年との関連になる」とパスカル・バセロンは述べた。

    2020年の新しいLMP1規約では、ゼロエミッション走行とプラグイン・ハイブリッド技術が導入される予定となっている。

    パスカル・バセロンは、WECが“技術タンクを空にしない”ことが重要だとし、トヨタは今週末のメキシコラウンドで発表する将来についての発表で情報を“吸収する”つもりだと述べた。

    トヨタは、2018年までWEC参戦をコミットしているが、パスカル・バセロンは、7月にポルシェ撤退の噂が広まった際に、ファクトリーのライバルがいることが必要であり、見直さなければならないと述べていた。

    バスカル・バセロンは、TS050ハイブリッドの2018年版の作業は継続していると強調したが、ル・マン24時間で3台目のクルマを走らせることは考えにくいと認めた。

    「現時点でそのようなオプションは考えていない」

  • 【WEC】 トヨタ:WEC 第5戦 メキシコ6時間 公式練習初日レポート

    【WEC】 トヨタ:WEC 第5戦 メキシコ6時間 公式練習初日レポート

    前戦ニュルブルクリンク6時間レースから1ヶ月半の夏休みを挟んで、FIA WEC(FIA世界耐久選手権)第5戦は大西洋を渡ったメキシコで恒例の6時間レースとして幕を開けた。しかし、1週間前にアメリカ・テキサス州を襲った台風“ハーベイ”の影響でメキシコにも低気圧が居座り、レースの週末を控えて連日の悪天候。公式練習走行初日となった金曜日も、エルマノス・ロドリゲス・サーキットは朝から雨が降り注いだ。

    午後5時20分から行われた1回目の公式練習走行は、コースが完全に濡れた状態でスタート。雨こそ落ちていなかったものの、2台のTS050 HYBRIDはミシュラン・ウエットタイヤを装着しての走行になった。セッションが進むにつれてコースは乾き始め、使用タイヤもインターミディエイトからドライへと変更になったが、コースが完全に乾いたのは最後の30分だけ。セッティングに費やす時間も限られており、チームは空力デバイスのアジャスト、スリックタイヤの評価に注力した。

    しかし、TS050 HYBRID #7号車、#8号車共に週末に予想される雨天レースに備え、ウェットコンディションでのハイブリッド・エネルギーのリカバリー、ターボのブースト調整など、細かい作業は行えた。ただ、他のレースと違って初日の公式練習走行は1回だけ。それぞれのドライバーも十分に走り込むことが出来たとは言えなかった。

    コースが乾いてからドライ・タイヤでの走行が始まるとラップタイムは急激に短縮されたが、まだTS050 HYBRIDの全性能を引き出すまでには至らず、この日のベストタイムも昨年のポールポジション・タイムから2秒遅かった。明日の土曜日は、2回の公式練習走行が行われ、その後、午後6時20分から公式予選が行われる。

    TS050 HYBRID #7号車:(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
    公式練習第1回目: 3番手 (1分28秒029), 35周

    TS050 HYBRID #8号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
    公式練習第1回目: 4番手 (1分29秒131), 44周

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    変わりゆくコンディションの中での1セッションを終えただけなので、状況を語るのは難しいです。コース上の混雑もあり、我々はまだクリアラップでのアタックは出来ていません。いつもは金曜日に行っている車両バランスに関する作業をこれから進めていき、明日は更なるパフォーマンス向上を目指します。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    ウェットコンディションを含む、この週末に向けてのあらゆるコンディションでの準備が出来ました。時間が限られていたので、まだ改良すべきポイントはあります。まずまずのスタートが切れたと思いますが、まだ幾つかの領域でやるべきことがあり、それによってラップタイムは向上していくはずです。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7号車)

    今日は、この週末予想される天候へ向けて3タイプのタイヤ全てを試すことが出来たので良かったです。我々の走行ペースは悪くないと思いますが、まだレースウィークは始まったばかりですし、ここからどこまで改良出来るかが重要です。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    コンディションがめまぐるしく変わる中で、全てのタイヤを試すことが出来ました。ドライブの難しい状況で、ドライコンディションでのラップタイムに関してはまだ改良の余地があります。とはいえTS050 HYBRIDの感触は良いので、更なるパフォーマンスを引き出すべく作業を続けます。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    ウェットからドライまで全てのコンディションを経験することが出来ました。1セッションしか無い金曜日だったので、いつものように充分なデータを得られていません。これからTS050 HYBRIDを最善の状況にすべく準備をする必要があり、明日は忙しい一日になるでしょう。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    ニュルブルクリンクの後の長い休暇を終えて、レースの現場に戻れたことを喜んでいますし、私自身にとっては初めて走るこのサーキットへの準備も出来ました。TS050 HYBRIDの感触は良いですし、良いリズムで走れていると思います。まだまだやるべきことは多いですが、バランスには満足しています。

    WEC 第5戦 メキシコ6時間 公式練習初日

    順位 No. ドライバー チーム/車種 周回 タイム
    1 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ニック・タンディ
    ポルシェLMPチーム/
    ポルシェ919ハイブリッド
    46 1:27.026
    2 2 ティモ・ベルンハルト
    アール・バンバー
    ブレンドン・ハートレー
    ポルシェLMPチーム//
    ポルシェ919ハイブリッド
    44 1:27.675
    3 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    35 1:28.029
    4 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    アンソニー・デビッドソン
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    44 1:29.131
  • 【WEC】 トヨタ:WEC 第5戦 メキシコ6時間 プレビュー

    【WEC】 トヨタ:WEC 第5戦 メキシコ6時間 プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは2017年FIA世界耐久選手権(WEC)の後半戦初戦となる、第5戦メキシコ6時間レースを戦うべく、大西洋を渡る。

    今シーズンのWECでは全9戦中4戦が終了しており、TOYOTA GAZOO Racingはライバルであるポルシェとマニュファクチャラーズチャンピオン争いを続けている。メキシコラウンドを迎える時点で、TOYOTA GAZOO Racingは39.5ポイント差の2位。1レースあたり1チーム2台が獲得出来る最大ポイントは44ポイントのため、まだまだ充分に世界選手権獲得圏内と言える。

    小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3名がドライブするTS050 HYBRID #7号車は、これまで4戦中3戦でポールポジションを獲得しており、今シーズン初勝利を目指してメキシコ戦に臨む。

    中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンの3名がドライブするTS050 HYBRID #8号車は第1戦シルバーストンと第2戦スパの2戦で勝利。ドライバーズチャンピオンシップでポルシェ#2号車に30ポイント差の2位につけている。

    レースの舞台となるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスは、標高2,285mの高地に位置し、シリーズ中で最も空気の薄いサーキットのひとつとして知られており、ダウンフォースの確保も重要となる。そのため、チームは7月中旬に行われた前戦ニュルブルクリンク6時間同様、ハイ・ダウンフォース仕様のTS050 HYBRIDで勝利へと臨む。

    首都メキシコシティに位置する1周4.304kmのコースは2016年に25年振りのWECカレンダー復帰を果たした。TOYOTA GAZOO Racingは昨年、#6号車が公式練習中のアクシデントによるモノコック交換という困難を乗り越え、表彰台を獲得した。

    今年のメキシコ大会は、チーム代表に村田久武が就任して最初のレースとなると共に、欧州から離れる遠征戦初戦となる。アメリカ、日本、中国、バーレーンと続く遠征戦へ向け弾みをつけるためにも、2台のTS050 HYBRIDの活躍に期待がかかる。

    村田久武 (TOYOTA GAZOO Racing 代表)

    メキシコのレースを楽しみにしています。私にとってチーム代表として初めてのレースとなるので、好結果を残したいと思っています。東富士(研究所)とケルン(TMG)のスタッフは前戦ニュルブルクリンク以来、ハードワークでこのメキシコ戦、そしてその後の遠征戦へ向けTS050 HYBRIDの準備を進めて来ました。このシリーズ後半戦のサーキットは我々の車両が得意とするコースであり、ドライバーズ、マニュファクチャラーズの両選手権争い制覇はまだ十分可能です。それだけに重要なのは、全てのレースで出来る限り多くのポイントを獲得することであり、メキシコでの我々の目標は明確です。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    WECシーズンの長い夏休みを経て、再びレースに戻れるのは嬉しいです。メキシコは後半戦のスタートなので、良いパフォーマンスを示すことが重要ですし、マニュファクチャラーズ選手権争いのためにも多くのポイント獲得が必要です。TS050 HYBRIDはニュルブルクリンクの時よりも速さを増していると思っており、上位争いが出来るはずです。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    昨年のメキシコ戦は本当に楽しかったです。狭く、曲がりくねったコースで、コース上は混雑し、追い抜きは困難です。しかし、流れるようなコーナーは最高です。また、とても熱狂的なファンと再び会うのも楽しみにしています。スタジアムセクションを埋め尽くす観客を見るのは素晴らしい経験でした。今大会も間違いなくポルシェとの接近戦になるでしょうが、トップに立てればと思っています。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7号車)

    ニュルブルクリンクでのポールポジションと表彰台獲得の後、次のメキシコ戦を待ち望んでいました。昨年のメキシコでの戦い振りを考えれば、コースは我々のTS050 HYBRIDに向いていると思いますし、本当に楽しみです。ラテンアメリカ圏でのレースであり、母国アルゼンチンからもそう遠くないので、多くの熱狂的なファンに会えるでしょうし、彼らの前でレースを戦う雰囲気は大好きです。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    昨年のレースで初めてメキシコを訪れましたが、レースの後もリラックスした時間を過ごし、あの国の雰囲気を本当に楽しむことが出来ました。訪れるのに良い国というだけでなく、コースもとても面白いです。我々はまだドライバーズ、マニュファクチャラーズの両選手権タイトルを争っていますので、完璧なレースを戦い、2台揃っての表彰台獲得を目指します。そのためにも、可能な限りハードにプッシュして行きます。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    メキシコのコースは好みなので、再び走るのが楽しみです。ストレートはとても長く、良い追い抜きポイントです。スタジアムセクションはこのサーキットの特徴のひとつで、グランドスタンドを埋め尽くしたファンの前で走るのは最高の気分です。ル・マンとニュルブルクリンクの後、メキシコで再び勝利争いが出来ることを切望しています。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    今シーズン残りのレースを通して優勝争いが出来ると思っていますが、まずはメキシコです。私自身は昨年、肋骨の負傷によりメキシコでのレースを欠場したため、初めて走るコースとなります。昨年もTS050 HYBRIDが速さを見せたサーキットなので、今年は更に強さを見せられると思っています。上位を争い、選手権制覇のために、可能な限り多くのポイントを獲得出来ることを期待しています。

  • トヨタ、ポルシェのWEC撤退に「ポルシェがいないのは悲しい」

    トヨタ、ポルシェのWEC撤退に「ポルシェがいないのは悲しい」

    ポルシェのWEC撤退発表を受け、ライバルであるトヨタがチームの公式Twitterでコメントを発表した。

    28日(金)、ポルシェは今シーズン限りでFIA 世界耐久選手権のLMP1クラスから撤退することを発表。2019/2020シーズンからフォーミュラEに参戦することを発表した。

    ポルシェの撤退により、LMP1クラスに参戦する自動車メーカーはトヨタ1社となる。

    トヨタは「2018年にポルシェがLMP1でレースをしないのは悲しい。我々は2014年以降、ポルシェチームと多くの激しいレースを戦ってきたことを名誉に思う」とコメント。

    「2017シーズンはまだ終わっていない。我々は残り5レースでバトルを続けていく。歴史に残るような素晴らしいレースをしよう!」

    関連:ポルシェ、WEC撤退を正式発表…フォーミュラEに参戦

  • ポルシェ、WEC撤退を正式発表…フォーミュラEに参戦

    ポルシェ、WEC撤退を正式発表…フォーミュラEに参戦

    ポルシェは、今シーズン限りでWEC(FIA 世界耐久選手権)のLMP1クラスでの活動から撤退し、フォーミュラEに参戦することを発表した。

    ポルシェは、2014年にWECのLMP1クラスに復帰。2018年まで参戦をコミットしていたが、1年前倒しで撤退することを決定。ポルシェは、2019/20シーズンからフォーミュラEに参戦する。

    ポルシェは、今週2018年限りでDTMから撤退し、フォーミュラEへの参戦を表明したメルセデスと同じタイミングでの参戦することになる。

    ポルシェの研究開発担当役員を務めるミヒャエル・シュタイナーフォーミュラEへ参戦し、成功を収めることは、我々が開発中のミッションEの論理的な成果といえます。独自に開発したテクノロジー採用の自由度が増しているフォーミュラEは非常に魅力的なカテゴリーです」とコメント。

    ポルシェはこれまでにない革新的なドライブコンセプトに取り組んでいます。我々は極限のレベルで争われるフォーミュラEを、環境性能、効率性そして持続可能性を前進させるための最良の競争の場として捉えています」

    フォーミュラEと合わせて、ポルシェはGTカテゴリーでの活動を活発化させていく。

    「多様なマニュファクチュアラーが参戦し、高いクオリティのシリーズを運営するWECとIMSAは、我々の労力を911RSRに集中することを決意させました。ナンバーワンになるという目標を達成するには、投資が必要です」

    ポルシェのLMP1代表を務めるフリッツ・エンツィンガーは「何もないところからル・マンに向けてチームを作ることは大きなチャレンジでした」とコメント。

    「この数年間で、私たちは信じられないほどの成功を収める優れたチームへと成長しました。これは我々が前へ進むための基礎となります。私はフォーミュラEでも高いレベルで戦えることを確信しています。モチベーションは高く、新しいチャレンジに興奮しています」

    フォーミュラEのCEOを務めるアレハンロド・アガグは、ポルシェの決定はフォーミュラEにとって巨大な瞬間だと述べた。

    「このプロジェクトを開始した5年前に誰かにポルシェのようなブランドとのパートナーシップを発表することになると言われても信じなかっただろう」とアレハンロド・アガグはコメント。

    「フォーミュラEにあらゆるレースと遺産を代表するポルシェのような名前があることは一般の認識を変える我々の探求の変曲点だ」

    ポルシェは911 RSRによるGTカテゴリーに注力し、ル・マン24時間およびWECとアメリカのIMSAウェザーテックスポーツカーチャンピオンシップ、その他の耐久レースにおけるGTカテゴリーへの参戦は継続する。

    昨年のアウディの撤退に続くポルシェの決定により、LMP1クラスには自動車メーカーはトヨタしか残らなくなる。トヨタは、2018年までWECへの参戦をコミットしているが、それはポルシェがこのシリーズを継続することが前提条件だて述べている。

    2014年よりLMP1クラスにポルシェ 919ハイブリッドで参戦し、2015年、2016年、2017年のル・マン24時間レースにおいて3連覇をして19勝目を達成していた。

  • ポルシェ、WEC撤退を検討 … 7月中に決断

    ポルシェ、WEC撤退を検討 … 7月中に決断

    ポルシェは、今月末までにWECのLMP1クラスでの将来を決断することを明かした。

    ポルシェ撤退の噂は、フォーミュラEのモナコおよびベルリンで同社の関係者が目撃されたことで加速。また、今月5日(水)には2021年以降のF1エンジンのレギュレーションを検討する会議“パワーユニット ワーキンググループ”にメーカーとして参加しており、F1参戦も噂されている。

    この件についてポルシェのLMP1代表を務めるフリッツ・エンツィンガーは「7月末までに決断を下すつもりだ」と実際にWEC撤退を検討していることを認めた。

    だが、フリッツ・エンツィンガーはそれ以上は語ろうとせず、週末のWEC 第4戦 ニュルブルクリンクに集中しているとした。

    2015年8月、ポルシェは当初の2014年から2016年までの3年間のレースプログラムを延長。理論的には2018年末までLMP1でのレースにコミットしている。

    ライバルであるトヨタは2019年までWECへの参戦をコミットしているが、ポルシェが撤退することになった場合、そのプランがどうなるかは不明だと述べている。

    「現時点で我々がわかっている状況では、我々のマネジメントは来年までコミットしている」とトヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンはコメント。

    パスカル・バセロンは、2016年末のアウディに続いてポルシェが撤退することになれば“問題”だと認める。

    「状況が変わったとき、我々の戦略を見直すことになる。だが具体化されていないことについてこれ以上述べることはできない」

    「我々のポジションがどうなるかはわからない。だが、我々には競争相手が必要なのは確かだ」

    パルカル・バセロンは、先月のル・マン24時間レースの週に2020年の新レギュレーションが発表された際、新たなメーカーがLMP1クラスに参戦することを期待していると述べていた。

    関連:ポルシェ、WECを撤退してF1に参戦?

  • 【WEC】 トヨタ、7号車の失速の原因を特定…マシンに大きな損傷

    【WEC】 トヨタ、7号車の失速の原因を特定…マシンに大きな損傷

    トヨタは、WEC 第4戦 ニュルブルクリンク6時間での#7号車のボディワークを分析し、レース中に空力パフォーマンスに予想外の変化を引き起こし問題を特定した。

    ポールポジションからスタートしたトヨタ #7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉.ホセ-マリア・ロペス)は、小林可夢偉がスタートドライバーを務めて序盤リードを保ったが、レース中盤にパフォーマンスを失い、ポルシェの2台にかわされた。

    レース中、トヨタはそれが空力バランスが移動による問題であることを特定していた。

    レース後の調査により、7号車はアンダーフロアに大きな損傷を確認。また、リアウイングには穴が開いており、それによってレース中にメインプレートにクラックが入ったとしている。

    トヨタは、アンダーフロアのダメージは縁石を乗り越えた際、リアウイングの損傷はデブリがリアウイングのメインプレートの最先端にぶつかったことが原因だと考えている。

    ニュルブルクリンク6時間レースで、トヨタ #7号車は優勝したポルシェ#1号車から1分4秒768遅れの3位でレースを終え、チームにとっては初めてのニュルブルクリンクでの表彰台入賞と、貴重な選手権ポイントを獲得。

    レース序盤に燃料ポンプのトラブルに見舞われていた最後尾の29位へと後退したトヨタ #8号車も問題を解決してコンスタントな走行を続け、上位へと猛追し、5周遅れながら4位でゴールした。

    関連:【WEC】 トヨタ:第4戦 ニュルブルクリンク6時間 決勝レポート