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  • SUPER GT:ARTA MUGEN NSX-GTがポール・トゥ・ウィン

    SUPER GT:ARTA MUGEN NSX-GTがポール・トゥ・ウィン

    2023年 SUPER GT 第5戦の決勝レースが8月27日(日)に鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスはポールポジションからスタートしたNo.16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)が実質のトップを譲らず優勝。GT300クラスは、No.18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/小出峻)が今季2勝目を挙げた。

    中盤戦となる第5戦は、気温30度を超える炎天下の鈴鹿サーキットで行われた。序盤の路面温度は50度にも達し、途中3回のFCY(フルコースイエロー)が宣言される厳しい戦いとなった。

    ポールポジションからスタートしたNo.16 ARTA MUGEN NSX-GTの大津弘樹は序盤から着実にリードを広げていき、5周終了時点で2位を走るNo.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)に約3秒の差をつけた。この時点での3番手は予選3位のNo.17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)だった。

    一方、後方ではポイントリーダーとしてサクセスウェイトがリミット目前の98kgのNo.3 Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)は6周目に、予選7位のNo.8 ARTA MUGEN NSX-GT(野尻智紀/大湯都史樹)が8周目に最初のピットインを行う作戦で上位進出を目論んだ。だが、3号車は思うように周回ペースが上がらず大きく順位を落とした。また8号車は最後のスティントで37号車との接触により車体にダメージを負い、その影響でコースアウトを喫し、さらには修復のためピットに戻ったため、両者のこの試みは結果を結びつくことは無かった。

    トップの16号車は11周目に入ったところで、GT300車両にアクシデントが発生したとみるや、この日最初のFCYが宣言される寸前にピットレーンに飛び込み、最初の給油作業とタイヤ交換を行なってコースに復帰した。この時点で6番手のNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)も同様の作戦をとったものの、こちらはピット入り口閉鎖に間に合っていなかったとの判定を受け、60秒のペナルティストップによって大きく順位を落とした。

    一方、16号車は大胆な策は見事に成功。これで全車が最初のピット作業を終えた時点で、16号車は2番手に30秒もの差をつけることに成功する。その後も16号車は安定したペースで周回を重ね、44周目に2度目の給油と福住仁嶺へドライバー交代を行なって、実質のトップを守ったままコースに復帰する。

    これに対し2位の23号車は18周目と42周目にピット作業を行い、2度目の作業の際にドライバー交代を行なって16号車を上回るペースで追い上げを図ったが、最初のピット作業でつけられた差はあまりにも大きく、最後まで16号車のテールを捉えるには至らなかった。

    対して最初のピット作業を27周目まで引っ張った17号車だが、早めのピット作業で上位進出を目論んだ3号車に3周にわたって行く手を阻まれ、ペースを上げられない間に15周目に最初のピット作業を行なったNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)の先行を許してしまった。

    結局、レースはNo.16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)が2番手に10秒045の差をつけて77周を走り切り、ポール・トゥ・ウインを達成。福住は通算5勝目、大津は嬉しいSUPER GT初優勝を手にした。さらに今季からARTAの一員になった16号車としても初優勝。ARTAとHonda NSX-GTに今季初、何よりもHondaのホームコース鈴鹿サーキットで、NSX-GTが勝つのは2018年第3戦以来(8号車NSX-GT)で、来季からCIVIC TYPE-R GTにベース車両が変更されるとあって、鈴鹿ラストレースを最良の形で締めくくることができた。

    2、3位はNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)とNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)で、2台のTOYOTA GR Supra GT500が入ることになった。

    なお、2番手でゴールした23号車だが、レース後の車検でスキッドブロック(最低地上高を確保するパーツ)が規定以上に削れていたため、違反と判定されて失格となってしまった。これでNissan Z GT500勢の最上位、5位にはNo.1 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が入った。

    なお、ポイントリーダーとして鈴鹿入りしたNo.3 Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)は結局13位、ランキング2位のNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)も11位と共にノーポイントだった。このためドライバーズランキングのトップ2は変動なし。そして今回優勝したNo.16 ARTA MUGEN NSX-GTの福住/大津組が3位に浮上している。

    ■GT500
    No.16 ARTA MUGEN NSX-GT
    福住 仁嶺
    「大津(弘樹)さんが話してくれたんで、あまり僕が話すことはないのかもしれないですけど(笑)、まずは大津さん、僕、チームみんなでいいクルマに仕上げることができて、昨日の予選がトップだったっていうこともあって、一番前からスタートすることができたということも大きな勝因だったかなと思います。そのあとの大津さんの素晴らしい走りとチームワークで、僕が乗った頃には、15秒ほどのギャップがあったので、落ち着いて走ることができましたし、僕自身も約年ぶりくらいの優勝…だったかな? 確か。あれ? 去年、優勝しましたっけ!? (2022年第2戦優勝)ハーフポイントですよね!? あ、勝ってますね。完全に忘れてましたけど(苦笑)。今回、セーフティカーも出なかったってところも僕たちにすごく風が吹いていたなと思うし、ほんとにまずは16号車の(スタッフの)皆さん、大津さんに『初優勝、おめでとう』と言いたいです。シーズンも今回が折り返しのところだと思うんですけど、そのタイミングで一度優勝することができて、(シリーズ)ランキングとしても、3位、4位、5位あたりまでやっと戻ってくることができましたし、本来、僕らの持っていたポテンシャルっていうのは、その辺の順位ではあると思うので、今回のような、何事もなくいいレース…安定したレースというか、サーキット(コース)上でも何も大きなアクシデントがなかったっていうのもありますけど、全員がかなりフェアなレースができていたと思うし、今後のレースも、まだまだ僕らもチャンピオンを獲れる可能性は十分にあるということなので、(サクセスウェイトが)重い中で…僕はGT500クラスに上がってから…8号車時代から、いつも後半戦に(ランキングが)上がってくるようなシーズンしか過ごしたことがなくて。この段階で、この(サクセス)ウェイトで走れるっていうのも、なんとなく僕としてはなんか自信にもなってるし、いいことだと思います。次のレースは厳しいかもしれないですけど、(サクセスウェイトが)重たい中でどういうふうなパフォーマンスが出せるのか、次のレースまでそんなに時間はないと思うので難しいレースだと思うんですけど、大津選手とチームのみんなとともに、チャンピオン目指して、ここから這い上がりたいなと思います」

    大津 弘樹
    「SUPER GTに2018年にGT300クラスから参戦して、これまで2位、3位はあったものの勝つことができなかったんです。昨年までの3年間もGT500クラスに参戦して、ダンロップタイヤで伊沢(拓也)選手とともにナカジマレーシング(Modulo Nakajima Racing)で走っていて、2位はあったんですが、なかなか上位に絡むことがないレースが続いていました。今年、チームを移籍して、序盤こそ、もういろんなトラブル…ペナルティだったり、噛み合わないことがあったんですけど、今回ようやくみんなの意識…勝ちとか自分たちがミスしないっていうことにも全集中して臨めたからこその結果だと思いますし、今日は全員がノーミスで走り切れたことを、うれしく思います。自分のスティントは、スタート直後、ちょっと(タイヤの)ウォームアップが悪いかなというのを予測していたんですけど、1周目はなんとか押さえ切れて、2周目以降はタイヤに熱が入ったら、2番手の23号車に対してギャップをどんどん築けるようになっていったので、調子も良かったです。そのままのペースを維持しようとしていたところにFCYが入って、そのタイミングで(FCYが)入るかも、っていうときに、もう”セク4”(セクター4:130Rの200m手前からフィニッシュライン)に入っていたので、そのまま”BOX”の指示を経て(ピットに)入りました。絶妙のタイミングで入りましたし、ピットから出たあとは、ギャップもすごい…マージンはあったんですけど、タイヤ交換と燃料を入れたときに、燃料が想定よりも全然入ってなかったということで……。ギャップを築いていたんですが、『燃費走行をしないと持たない』って2周分以上稼がないとゴールできないっていうことだったので。マージンもありましたし、ずっと燃費走行して、その“貯金”を切り崩しながら、残り12秒くらい? 14秒くらい縮められたところで福住(仁嶺)選手に交代しました。自分のスティントとしては、できることはできたかなと思うので、それが結果に繋がって良かったです。(今季)前半戦を落としてしまった(結果が出せなかった)のも、これからさらに尻上がりに…上り調子になるための準備…まぁ今年発足したチームでもあるし、それぞれのミスはしょうがなかった部分もあるし、ミスが出尽くしたかなと思うんで……。もちろんミスはつきものなのでなんとも言えないんですけど、優勝したし、前回も3位と、どんどん良くなってる。調子、精度をさらに上げていって、シリーズタイトルを争うための戦い方っていうのもまた変わってくると思うので、そういうところを意識して、後半戦に挑みたいと思います」

    ■GT300
    No.18 UPGARAGE NSX GT3
    小林 崇志
    「昨日の予選は調子良かったんですけれども、Q2はトラブルで出走できなくて16番手スタートになってしまい、僕自身落ち込みました。前回のスーパーフォーミュラ(第7戦)で小林可夢偉選手が「お腹いっぱい」という無線を飛ばしていたんですけど、本当に同じ気持ちで「もう、いいよ」というくらい「なんで、こんな大事なところで!?」って思っていたんですけど、今日、しっかりチームががんばってリカバリーしてくれました。作戦的にもFCYの良いタイミングでピットに入れましたし、ピット作業で87号車をパスすることができたので、昨日はクルマ的なトラブルがあったんですけど、逆に今日は完璧な仕事をチームがしてくれたので、本当にそこは嬉しいですし、感謝しています。僕のスティントは16番手スタートで、昨日出走していないニュータイヤということもあってペースがいいことは分かっていましたので、できるだけペースを上げて、前に追いついて、抜いていこうと思っていました。長いレースということもあって5周目にピットに入るクルマも多かったので、割とクリアな状態でペース良く走れていました。ただ、20周目ぐらいにタイヤに異常を感じて、もう少し走る予定ではあったんですけど、急遽、小出(峻)選手に代わることになり、結果的には良かったのかなと。その後も小出選手がタイヤをもたせて、最後まで(クルマを)運んでくれたので、本当に良かったなと、今はホッとしているという感じですね。開幕戦で優勝してからここ(第5戦)までノーポイントなんですが、スピードも足らなかったですし、トラブルもかなり多くなってしまった。開幕戦はいろんなラッキーもあって、今日もラッキーなんですけど、そういうなかでなかなか第2戦以降サクセスウェイトを積んだ状態でスピードを出せなかった、トラブルも起きたというところで、やっぱりチャンピオンシップを争ううえでは、今回「表彰台はマスト」という状態で、逆に今回、表彰台を獲れないと結構キツイなと思っていました。そういうなかで、昨日もトラブルがあったのでまだ万全ではないんですけど、今日はしっかりとチームが完璧な仕事をしてくれて、メカニックも頑張ってくれたので、そのなかで優勝という結果をチームにもたらすことができたので本当に良かったと思っています。メカニックも喜んでいると思います。ただ、残り3戦でランキングトップを維持しようと思うと……次は100kgのウェイトを載せることにはなるんですけど、そのなかでもポイントを獲っていかないといけないなとは思っています。今回の予選でのトラブルとか含めて、まだまだ課題はたくさんあるので、今回の優勝は優勝でとても嬉しいんですけど、チャンピオンを獲るためにはまだまだやることがたくさんあるのかなと僕個人は感じています。今回優勝したなかで改善点もたくさんあったと思うので、またそこをチームとしっかり話し合って、残りの3戦、しっかりと着実にポイントを獲って、最終戦のもてぎが終わった時にチャンピオンを獲れるようにがんばりたいなと思います」

    小出 峻
    「今日のレースはひとことで言うと“シンドかった”、本当にそれだけですね。昨日の予選はマシントラブルで走れなくて後方からのスタートということで、根拠はないんですけど、なんとなく開幕戦のようなレースができるんじゃないかなと思っていました。レース運びとしては小林(崇志)選手がしっかりいいペースで走って、順位を上げて僕にバトンをわたしてくれました。そこからロングスティントが予想されたので、タイヤもある程度もたせつつ走っていたところ、途中でFCYが入って……130Rで56号車が止まったのがちょうど見えたので、そのタイミングで“絶対にピットに入ろう”と思っていました。そこでちょうどいいタイミングでFCYが出て、その時のピット作業でチームがすごくいい仕事をしてくれて順位をトップまで上げることができました。そこから自分としては87号車の松浦(孝亮)選手との戦いでもあったし、自分自身との戦いでもあって、タイヤをしっかりもたせてチェッカーまで運ぶという、その仕事をしっかり完遂することができて、自分としてはホッとしています。まずは今回のこの優勝を喜びたいですし、これでランキングトップにもなって、次回からサクセスウェイトが100kg載るということで、もちろん今まで以上に厳しい戦いがここから始まるんだろうなとは思っています。でも60kgから100kgになったからとか、そんなのは関係なくて、常にその1試合1試合で自分のできること、チームのできることを最大限やれば、結果はあとからついてくると僕は思うので、今までどおり……もちろん今までもチームもいろいろとやってくれて、自分たちもやった結果、富士だとか鈴鹿だとかでリタイアということにはなったんですけど、これ以降もやることは変わらないと思うので、しっかりとやって、最後、もてぎが終わった時に笑えるようにがんばりたいと思います」

  • SUPER GT:ARTA MUGEN NSX-GTが新体制で初ポールポジション

    SUPER GT:ARTA MUGEN NSX-GTが新体制で初ポールポジション

    2023年 SUPER GT 第5戦の公式予選が8月26日(土)に鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスはNo.16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)の福住が新体制での16号車でポールポジションを獲得。GT300クラスは、No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)の山内英輝がGT300クラス最多記録を更新する14回目の予選1位を手にした。

    GT500クラスの予選Q1はサポートレースの遅れもあって、10分遅れとなった午後3時53分より開始。走行時間は10分間で行われた。午前の公式練習と同様に、陽射しが強く照りつけ、開始直前の気温は32度、路面温度は51度にも達した。

    まずはNo.1 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴)、No.17 Astemo NSX-GT(塚越広大)、No.36 au TOM’S GR Supra(宮田莉朋)、No.37 Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京)、No.38 ZENT CERUMO GR Supra(石浦宏明)、No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛)の6台が走行を開始。残り7分を切ったあたりから残りのチームも徐々にコースに出ていき、最後にNo.3 Niterra MOTUL Z(千代勝正)が残り5分でようやくピットを離れた。

    そして残り1分を切ったあたりから熾烈なタイムアタック合戦が展開され、ウォームアップ2周から1分47秒176を記録した17号車がまずはトップに。そして、なんと38号車もまったくの同タイムで2番手(規定により先に記録した車両が上位となる)につける。

    No.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生)がこれを上回る1分46秒509でトップに立つ。だがトップ争いはここで終わらない。No.8 ARTA MUGEN NSX-GT (野尻智紀)が1分46秒399で23号車を上回ると、その直後にNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(平手晃平)も1分46秒399とトップ2が、またも同じタイムを叩き出したのだ。このままQ1は終了し、8号車がトップとなり、以下24号車、23号車、No.64 Modulo NSX-GT(太田格之進)、No.16 ARTA MUGEN NSX-GT(大津弘樹)、17号車がQ2に駒を進めることに。

    TOYOTA GR Supra GT500勢で唯一のQ2進出を果たしたのは38号車で、石浦はこれが鈴鹿の予選ラストアタックになる立川祐路にバトンを渡すことができた。No.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴)も8番手でQ1をクリア。ただし、先週末のスーパーフォーミュラ第7戦でクラッシュに遭い、この日まで負ったケガの経過観察中の牧野任祐がドクターストップのためにQ2を走ることができず。このため現時点で獲得し得る最良の予選8位を確保した。

    GT500クラスのQ2は、午後4時31分にコースオープン。ピットに収まったままの100号車を除く7台がポールポジションを懸けて、10分間の勝負に挑む。

    まず動いたのは64号車(伊沢拓也)で、残り7分30秒を切ってからコースイン。これを皮切りに残り6台も続々とピットを離れ、残り5分30秒で8号車(大湯都史樹)がコースインした。夕刻に入って気温、路面温度ともに下がり始めており、残り時間が少なくなればなるだけタイムが出やすいと思われるという環境であり、チェッカーフラッグを受けるまで逆転に次ぐ逆転のポールポジション争いとなった。

    最初にアタックを決めたのは、23号車(ロニー・クインタレッリ)で1分46秒422のトップタイムをマーク。直後に8号車も1分46秒577の2番手タイムを記録したが、デグナーコーナーの2つ目立ち上がりで大きくコースを飛び出したため、このタイムはQ2後に走路外走行と判定されて抹消となってしまう。17号車(塚越)は1分46秒659で、実質3番手につけた。

    そして最後にNo.16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺)が1分46秒385を叩き出し、一気にトップに躍り出た。この結果、No.16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)が今季初、16号車がARTAの一員となって初ポールポジションだ。また福住にとっては通算4度目の獲得となった。さらに今季限りのHonda NSX-GTにとっても、これがホームコース鈴鹿でのラストSUPER GT。それに華を添えるポールポジションであり、鈴鹿での有終の美(優勝)に一歩近づいた。

    予選2、3位はNo.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)、No.17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)。同4位はNo.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/太田格之進)という結果となった。 』

    また、今季いっぱいで現役を退くことを発表した立川祐路の渾身の鈴鹿ラストアタックで1分47秒253を記録、No.38 ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)は予選5位で、立川はここから鈴鹿ラストレースに臨むこととなった。

    ■GT500
    No.16 ARTA MUGEN NSX-GT
    福住仁嶺
    「僕自身で言うと、2年前に8号車で走っている時以来、もう2年ぐらいポールポジションを獲っていません。まあ、何度か獲れそうな瞬間もある時に限って、自分の些細なミスで獲れなかったとか、どうしても走りでまとめきれない部分もあったんです。ですが、今シーズンから、チームメイトが大津(弘樹)選手に変わって、チームの体制も大きく変わって、ポテンシャルがある程度ある中で、なかなか結果を残せなくて……。ちょっと笑い事じゃないんですけど、4戦中3回もペナルティも喰らっちゃってる状況です。もう、みんなして、ほんとに今、悔しい気持ちでいっぱいだし、少しでもいいところを僕も見せたいなっていうのも今回はすごくありました。その中で、チームみんなが良いクルマに仕上げてくれて、走りとしても悪くなかったですし、大津さんにもすごく褒められたんで、すごくうれしいです。明日のレースもちょっとわかんないですけど、がんばります。その決勝ですが、一番前でスタートできるっていうのは、一番優勝に近い(こと)かなと思います。レースでカギになるのは……ペナルティを喰らわないことですかね(笑)」

    大津弘樹
    「今シーズン、チームを移籍して、初めてこういった、しっかりとしたポールポジションという結果を得られたことは、本当にうれしく思っています。僕たちのポテンシャルっていうのは、開幕前からすごく感じていたものですが、なかなかうまくかみ合わなくて、ずっとここまで来ていたんですが、前戦からようやくその歯車が噛み始めたなっていうのをとても実感していて、それが今回の予選にも繋がったのかなと思います。予選自体は、僕のQ1は正直あんまりうまくいかなくて、“ギリギリ突破”という形だったんです。Q2に向けて、結構マシンバランスとかも変えなきゃという中で、チームと(福住)仁嶺選手といろいろ話し合いながら決めたことがかなり前進して、福住選手の素晴らしいアタックに繋がったのかなと思っていて。ほんとに、彼のドライビングはとても素晴らしくて…。というのは、 F4(FCクラス:2014年)の時から……まずスクールが同期(2013年の鈴鹿サーキットレーシングスクール)だったので、その時から一緒に切磋琢磨しながらここまで来ているんです。だから常に感じていることが、ドライビングが上手だなっていうとこなんです(笑)。Q2でポール(ポジションを)獲るっていうことは信じていましたし、それが形になってうれしく思います。(今シーズンは)ここまでちゃんとうまく行ったときも、何かしら絶対ミスがあったので、(ドライバーの)僕たちも含めて、チームももう一度気持ちを引き締め直して、ミスなくレースを終えられれば結果はついてくるんじゃないかと思います。周り(ライバル)もいますが、まずは自分たちの力を最大限出すことが一番じゃないかと思いますので、そこに集中していきたいと思っています」

    ■GT300
    No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT
    井口卓人
    「ポールポジションを獲れて、すごく嬉しいです。午前中の公式練習の走り出しから山内(英輝)選手が異常なタイムで、後ろに大きなギャップをつけるくらいのタイム差があって、かなり余裕に見えたとは思うんですが、決勝のロングランの想定だったり、そのギャップが(自分の担当する)Q1に対して緊張感が増してしまって、すごく緊張した状態で走りました(苦笑)。そんななかでもうまくまとめることもできましたし、トップで山内選手につなぐことができたのでホッとしているのと同時に、Q2の山内選手の走りはやっぱり異常な速さで、“こんなすげぇ人と組めてありがたいな”と思っています」

    山内英輝
    「(GT300通算最多ポールポジションの)記録を更新(単独となる14回)できたことを本当に心から嬉しく思います。チームのみんなや井口(卓人)選手、(タイヤサプライヤーの)ダンロップさんはじめ、みんなの協力なしでは獲れるものではないと思いますし、心からの感謝の気持ちでいっぱいです。ちょっと話は長くなりますが、かつて(全日本F3選手権Nクラスで)チャンピオンを獲ってからレースができない期間が2年あって、そこから復帰して、このパッケージ(61号車)を手に入れてからの記録(達成)で、僕自身、非常に苦い経験をした過去があってのこの記録なので本当に嬉しいです。みんなの協力があるなかでこのカタチを作れて、そのみんなと記録を出せたことを心から嬉しく思いまし、本当にみんなの声援や力があったから達成できたことだと思うので、感謝の言葉しか出てこないです。ありがとうございました」

  • SUPER GT:波乱が連続するレースでNiterra MOTUL Zが見事優勝

    SUPER GT:波乱が連続するレースでNiterra MOTUL Zが見事優勝

    2023年 SUPER GT第4戦の決勝レースが8月6日(日)に富士スピードウェイで行われ、雨が降ったり止んだり、さらにアクシデントによる中断もあった中、GT500クラスは、No.3 Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)が終盤にトップに立つとそのまま逃げ切って優勝を飾った。GT300クラスは予選3位のNo.11 GAINER TANAX GT-R(富田竜一郎/石川京侍/塩津佑介)が勝利を決めた。

    決勝レースのスタート前に降った雨により、レースはセーフティカー先導で幕を開けた。その後も目まぐるしく変わる天候とアクシデントによる中断もあり何度もトップが入れ替わる波乱の戦いとなった。

    そうした中、序盤から目覚ましい速さを見せたのがNo.3 Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)だ。予選4位からスタートした3号車の千代は、追い越しが可能となった3周目に一気に2位に浮上すると、4周目には早くもポールポジションスタートの24号車を捉えてトップに躍り出る。その後天候の回復により後続車が次々にスリック(ドライ路面用)タイヤに交換する中、15周目までコースに留まった3号車は一時4位まで後退した。

    だが、GT300車両の火災により一時中断となったレースが再開されるタイミングで、また雨が強く降る。ここで安全のためレインタイヤへの変更が許された。最初のスタートでも注目されたが、3号車が履くミシュランタイヤは雨での速さに定評がある。このリスタート後は72周目に3位、74周目には一気にトップを奪いかえすと、その後は後続に全く付け入る隙を与えず、最後は2位に45秒244もの大差をつけて100周を走りきり、今季初優勝を挙げた。

    2、3位はレース終盤にこちらも目覚ましい追い上げを見せた2台のHonda NSX-GT 、No.16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)とNo.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)だった。だがレース後、この2台にピットイン時の作業違反があったことが判明して、レース結果に40秒が加算となる。これで2位はNo.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/太田格之進)に、16号車は3位に。100号車は6位に順位を下げた。またTOYOTA GR Supra GT500勢では、第2戦富士の勝者、No.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)が奮闘。予選15位と最後尾スタートなからしぶとい追い上げを見せ、GR Supra勢の最上位となる5番手でゴール。100号車のペナルティもあって4位に繰り上がった。

    GT300クラスは、ポールポジションのNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)が雨のスタートで出遅れ、No.11 GAINER TANAX GT-R(富田竜一郎/石川京侍/塩津佑介)が一時トップに立つ。その後に路面が乾いてからは、4号車が再びトップに立ち、レースをリード。だが4号車は終盤、ドライタイヤに替えた直後に痛恨のコースアウト。対して11号車の富田は、レインタイヤで走る上位を相次いで抜いていき、劇的な勝利を挙げた。2位は前戦優勝のNo.7 Studie BMW M4(荒聖治/柳田真孝)。そして3位はNo.6 DOBOT Audi R8 LMS(片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン/神晴也)で、嬉しい初表彰台だった。

    GT500
    No.3 Niterra MOTUL Z
    千代勝正
    「雨でのスタートでしたが、今回もミシュランのウエットタイヤが素晴らしくて自信を持って行けました。途中、天気の変化が読めない中で(路面が)ドライでのレースは厳しい展開でしたが、最後もウエットになり、高星選手がしっかり(トップを守って)走ってくれました。それにチームの戦略も良く、皆ががんばった結果です。前戦鈴鹿はいろいろありましたが、今回は文句を言われない優勝ができてうれしいです」

    高星明誠
    「僕らの使うミシュランタイヤの得意とする、雨に強いところを存分に活かす走りをしてライバルを圧倒できたので、素直に嬉しく感じます。2度目の再スタートがドライだったらどうかは分かりませんが、それでも昨日の予選も良かったですし、そういう意味ではドライでもウエットでもどちらでもパフォーマンスは出せたし、まあ雨になって楽にはなったとは思いますね(笑)」

    GT300
    No.11 GAINER TANAX GT-R
    富田竜一郎
    「スタートからいろいろと波乱があって、非常に難しいレースでした。その中で(石川)京侍君が良いドライブをしてくれました。(自分が担当した後半も)チームがドンピシャのタイミングでドライタイヤへの変更を決断してくれたので、最後数周でトップを抜くことができて優勝できたのが本当に嬉しいです」

    石川京侍
    「(決勝スタートは)ウエットタイヤを履いての出だしは良かったのですが、すぐに抜き返されてしまって。でもトップ2について行けたので、このまま行ったらなんとかなるだろうと思いました。今回、富田さんが凄く乗れているんで(後半は)行ってくれると思っていました」

  • SUPER GT:リアライズコーポレーション ADVAN Zがポールポジション獲得

    SUPER GT:リアライズコーポレーション ADVAN Zがポールポジション獲得

    2023年 SUPER GT 第4戦の公式予選が8月5日(土)に富士スピードウェイで行われ、GT500クラスではNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)の佐々木が見事な走りでポールポジションを獲得。GT300クラスはNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)の谷口が6年ぶりのGT300クラス予選1位となった。両チームは、明日8月6日の決勝レースを各クラスの最前列からスタートする。

    気温30度を超える暑さの中、GT500クラスの予選Q1は午後3時20分から10分間で行われた。今回もトップから1秒以内に13台がひしめく接戦となったが、まずは午前の公式練習から好調なNo.16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺)がここでも1分27秒858を叩き出してトップ通過を果たす。2番手には1分27秒935でNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(平手晃平)。3番手はNo.8 ARTA MUGEN NSX-GT(野尻智紀)が1分28秒025で続いた。今季で引退を表明した立川祐路の最多ポールポジション記録更新に繋げるため、是が非でもQ2に進出したいNo.38 ZENT CERUMO GR Supraは、石浦宏明が1分28秒273の5番手タイムを叩き出し、TOYOTA GR Supra GT500勢で唯一のQ2進出を果たした。

    予選Q2においてもARTA勢が速さを見せ、No.16 ARTA MUGEN NSX-GT(大津弘樹)が1分27秒813、No.8 ARTA MUGEN NSX-GT(大湯都史樹)が1分27秒852の好タイムをマーク。ついにARTA勢の予選ワン・ツーが達成されるかと思われた。だが、最後にNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹)が1分27秒763を叩き出して、ポールポジションを奪った。24号車は前戦、第3戦鈴鹿の予選でトップタイムだったが、予選後の車検で思わぬ違反事項が判明して痛恨のノータイム。その雪辱を果たすポールポジションとなった。16号車、8号車は予選2、3位から決勝での逆襲を狙う。またトヨタのホームコースである富士での最後の予選に挑んだ38号車の立川は1分28秒326の7位となった。明日の決勝では大挙駆けつけるであろうファンの応援に応える走りを見せてくれるはずだ。

    GT300クラスのQ1は前戦のチームランキングによりA/Bの2組に別けられて行われ、 A組ではNo.11 GAINER TANAX GT-R(富田竜一郎)が、B組はNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(片岡龍也)がトップとなる。両組の上位8台、計16台で競ったQ2では、今日午前の公式練習、Q1A組でもトップタイムだった4号車の谷口が圧巻の走りを見せ、1分36秒395のトップタイムを記録。谷口にとって2017年以来の通算6回目のポールポジションを獲得した。

    ■GT500
    No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z
    佐々木 大樹
    「ここ1年半くらいで僕の1番ダメなアタックで、まさかポールポジションが獲れるとは思ってはいませんでした。でもチームが本当に良いクルマを用意してくれ、ヨコハマさんも良いタイヤを用意してくれた結果です。このタイヤは決勝レースを見据えたものなので、ロングランにも自信があります。この週末はチームも必勝体制で臨んでいるので、(速さが結果に繋がらなかった前戦の)鈴鹿の分もお返しできればと思います。クルマも速いし、明日(決勝)はドライでも良いし、雨の予報もありますが、ヨコハマさんの雨用タイヤがテストで進化していることを確認しているので、雨でもやってやろうと言う気持ちがあります。24号車の走りを楽しみにしてください」

    ■GT300
    No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG
    谷口 信輝
    「6年ぶりですか、忘れていました(笑)。走り終わってから(このインタビューのために)スタッフが「走れ!走れ!」と急かすから、アタックよりも疲れましたね(笑)。明日(決勝)も勝ちたいと思いますが、お願いだから雨は降らないでほしいね。でも第2戦の富士も(マシンを壊すまでは)良い感じでしたので、今回も片岡とチームと力を合わせてがんばりたいと思います」

    予選結果
    ■GT500
    1.No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z – 1分27秒763
    2.No.16 ARTA MUGEN NSX-GT – 1分27秒813
    3.No.8 ARTA MUGEN NSX-GT – 1分27秒852
    4.No.3 Niterra MOTUL Z – 1分28秒114
    5.No.17 Astemo NSX-GT – 1分28秒226
    6.No.100 STANLEY NSX-GT – 1分28秒295
    7.No.38 ZENT CERUMO GR Supra – 1分28秒326
    8.No.64 Modulo NSX-GT – 1分28秒667
    9.No.19 WedsSport ADVAN GR Supra – 1分28秒608
    10.No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra – 1分28秒708
    11.No.14 ENEOS X PRIME GR Supra – 1分28秒764
    12.No.37 Deloitte TOM’S GR Supra – 1分28秒802
    13.No.23 MOTUL AUTECH Z – 1分28秒842
    14.No.1 MARELLI IMPUL Z – 1分29秒238
    15.No.36 au TOM’S GR Supra – 1分29秒436

    ■GT300
    1.No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG – 1分36秒395
    2.No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT – 1分36秒705
    3.No.31 apr LC500h GT – 1分36秒775
    4.No.11 GAINER TANAX GT-R – 1分36秒854
    5.No.88 JLOC ランボルギーニ GT3 – 1分36秒882
    6.No.6 DOBOT Audi R8 LMS – 1分36秒982
    7.No.20 シェイドレーシング GR86 GT – 1分36秒983
    8.No.10 PONOS GAINER GT-R – 1分37秒037
    9.No.50 ANEST IWATA Racing RC F GT3 – 1分37秒070
    10.No.87 Bamboo Airways ランボルギーニ GT3 – 1分37秒078
    11.No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R – 1分37秒342
    12.No.25 HOPPY Schatz GR Supra GT – 1分37秒475
    13.No.96 K-tunes RC F GT3 – 1分37秒525
    14.No.65 LEON PYRAMID AMG – 1分37秒577
    15.No.60 Syntium LMcorsa GR Supra GT – 1分37秒655
    16.No.360 RUNUP RIVAUX GT-R – 1分37秒907
    17.No.7 Studie BMW M4 – 1分38秒035
    18.No.244 HACHI-ICHI GR Supra GT – 1分37秒926
    19.No.5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号 – 1分38秒058
    20.No.30 apr GR86 GT – 1分37秒984
    21.No.18 UPGARAGE NSX GT3 – 1分38秒067
    22.No.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT – 1分38秒273
    23.No.2 muta Racing GR86 GT – 1分38秒198
    24.No.9 PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG – 1分38秒390
    25.No.48 植毛ケーズフロンティア GT-R – 1分38秒366
    26.No.27 Yogibo NSX GT3 – 1分38秒754
    27.No.22 アールキューズ AMG GT3 – 1分39秒886

  • 立川祐路、SUPER GTドライバーを2023年シーズンを最後に引退

    立川祐路、SUPER GTドライバーを2023年シーズンを最後に引退

    トヨタは、SUPER GT GT500クラスのドライバーとして長きにわたりTGR TEAM ZENT CERUMOで活躍してきた立川祐路の今季限りでの引退を発表した。

    立川祐路は、国内のトップドライバーとして長年参戦を続けてきたが、これもファンの皆様の応援があったからこそと実感しており、引退する前にできるだけ多くの皆様に直接感謝の意を伝えたいと切望していることから、あえてシーズン中盤のこの時期に引退表明の実施を決定した。

    参戦中のSUPER GTの次戦、第4戦富士にて、本件に関する記者会見を行う。また、第4戦を含む今季の残り5戦のSUPER GTの各会場においてトークショーを開催し、各地のファンの皆様へ感謝を直接お伝えするとともに、過去の参戦車両、レーシングギアやトロフィーの展示などを行い、これまでの功績をファンの皆様と共に振り返る場を用意する。

    立川祐路は、1991年にレーシングカートを本格的に始めると、フォーミュラカーレースでステップアップを重ね、1994年にはフランスに渡り、フォーミュラ・ルノー・キャンパス・カップに参戦してシリーズ4位(2勝)。帰国後、1995年にはフォーミュラ・トヨタ西日本シリーズ に参戦して1位(3勝)を獲得。また同年から全日本F3選手権にも参戦し、1997年にはシリーズ2位を獲得。1997年~2009年(2005年を除く)には、現在のSUPER FORMULAの前身であるフォーミュラ・ニッポンに参戦し、優秀な成績を残した。

    一方で、ツーリングカーやGTカーレース活動も始め、現在のSUPER GTの前身である全日本GT選手権(JGTC)には1996年に日産フェアレディZで初参戦。1999年にはTOYOTA TEAM CERUMOのドライバーとして同シリーズに参戦を開始し、現在まで25年間にわたり、一貫してTEAM CERUMOのドライバーとして参戦を続けてきた。この間、2001年にはau CERUMO SUPRA(竹内宏典、立川祐路組)、2005年にはZENT CERUMO SUPRA(立川祐路、高木虎之介組)、2013年にはZENT CERUMO SC430(立川祐路、平手晃平組)で3度のドライバーチャンピオンに輝いており、GT500クラスの優勝回数も19回を数え、国内のトップドライバーとして輝かしい戦績を収めてきた。また、GT500クラスのポールポジション獲得数24回は、現在も歴代最多記録となっている。

    更に、トヨタのGT500車両の開発にも携わり、開発ドライバーとして歴代のSupra、LEXUS SC430、LEXUS RC F、LEXUS LC500、GR SupraのGT500車両開発に貢献してきた。フォーミュラカーのレーシングドライバーとしての活動は2009年を最後に終了したが、現在はSUPER FORMULAに参戦しているP.MU/CERUMO・INGINGのチーム監督として活動している。

    立川祐路
    「今シーズン限りでSUPER GTのドライバーを引退することをご報告させていただきます。まずは応援してくれている多くの方々に感謝します。どんな時も応援、そして力になっていただきありがとうございました。ここまでトヨタ、TCD(TRD)、セルモ、ZENT、ブリヂストンをはじめとする多くの仲間、家族に支えられてやってくることができました。そして最後まで自分の気持ちを尊重していただきありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。そしてSUPER GTという素晴らしい舞台をいつも提供してくれているGTA、この舞台で戦ってこられたことが自分にとっての財産です。シーズン中に発表というかたちをとらせていただきましたが、応援してくれる方々にしっかり最後の走りを見ていただきたいとの思いでこのタイミングにさせていただきました。残りのレースを全力で戦いますので、最後まで応援よろしくお願いします」

    高橋智也(GAZOO Racing Company プレジデント)
    「トヨタは1994年に開始された前身の全日本GT選手権含め、国内のモータースポーツ活動の主力レースのひとつとして、SUPER GTに参戦してきました。立川選手は1999年から現在までセルモチームのGT500ドライバーとして、3度のシリーズチャンピオンを獲得するなど、素晴らしい成績を残してくれました。また、長きにわたり、スープラや、SC430、LC500等、歴代のGT500車両開発にも携わっていただき、常に優勝争いができる速さを持ったクルマづくりに貢献いただきました。トヨタを代表するドライバーとして参戦を続け、トヨタのモータースポーツ活動を支え、育て続けてくださったことは、本当に大変だったと思いますし、その功績には感謝しかありません。立川選手を支え、一緒に頑張ってくださったご家族の皆様にも心から感謝の意を表します。長い間、GT500での活躍、本当にありがとうございました。とはいえ、まだシーズンは続きますので、最後まで一緒に頑張りましょう」

    記者会見のお知らせ
    ・日時:2023年8月4日(金)13:00~14:00
    ・場所:富士スピードウェイ(ピットビル2F)

    レース戦績(1999年以降の全日本GT選手権、SUPER GTのみ記載)
    1999年:全日本GT選手権・GT500クラスシリーズ14位(#38 FK/マッシモセルモスープラ)
    2000年:全日本GT選手権・GT500クラスシリーズ5位、1勝(#38 FK/マッシモセルモスープラ)
    2001年:全日本GT選手権・GT500クラスシリーズチャンピオン(#38 auセルモスープラ)
    2002年:全日本GT選手権・GT500クラスシリーズ3位、2勝(#1 auセルモスープラ)
    2003年:全日本GT選手権・GT500クラスシリーズ9位(#38 auセルモスープラ)
    2004年:全日本GT選手権・GT500クラスシリーズ5位、1勝(#38 auセルモスープラ)
    2005年:SUPER GT・GT500クラスシリーズチャンピオン、3勝(#38 ZENTセルモスープラ)
    2006年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ5位、1勝(#38 ZENTセルモSC)
    2007年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ7位、1勝(#38 ZENT CERUMO SC430)
    2008年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ2位、1勝(#38 ZENT CERUMO SC430)
    2009年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ10位、1勝(#38 ZENT CERUMO SC430)
    2010年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ9位(#38 ZENT CERUMO SC430)
    2011年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ6位、1勝(#38 ZENT CERUMO SC430)
    2012年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ2位、2勝(#38 ZENT CERUMO SC430)
    2013年:SUPER GT・GT500クラスシリーズチャンピオン、1勝(#38 ZENT CERUMO SC430)
    2014年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ8位、1勝(#1 ZENT CERUMO SC430)
    2015年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ4位(#38 ZENT CERUMO RC F)
    2016年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ6位、1勝(#38 ZENT CERUMO RC F)
    2017年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ4位、1勝(#38 ZENT CERUMO LC500)
    2018年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ4位(#38 ZENT CERUMO LC500)
    2019年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ4位、1勝(#38 ZENT CERUMO LC500)
    2020年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ10位(#38 ZENT GR Supra)
    2021年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ12位(#38 ZENT CERUMO GR Supra)
    2022年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ13位(#38 ZENT CERUMO GR Supra)

  • ホンダ、2024年投入のSUPER GT車両「CIVIC TYPE R-GT」でテスト開始

    ホンダ、2024年投入のSUPER GT車両「CIVIC TYPE R-GT」でテスト開始

    ホンダ・レーシング(HRC)は、2024年シーズンSUPER GTシリーズGT500クラスに参戦予定の「CIVIC TYPE R-GT(シビック タイプアール ジーティー)」の初となる走行テストを7月25日~26日に岡山国際サーキットにて実施する。

    CIVIC TYPE R-GTは、究極のピュアスポーツ性能を追求し、圧倒的な速さと美しさを目指した「CIVIC TYPE R」をベースとし、HRCが国内最高峰カテゴリーで勝利するための高い空力性能と、その究極の走りを表現するデザインの両立を目指し開発したレース専用車両。

    また、レース参戦を通じて開発、研鑽を行ってきたレース専用の2.0L直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載している。

    渡辺康治(HRC 代表取締役社長)
    「CIVIC TYPE R-GTの初走行を迎えられることを大変うれしく思います。CIVIC TYPE R-GTは、HRCが国内外レースへの挑戦を通じて培ってきた、空力やエンジンなどの技術、知恵を結集したレーシングマシンです。2024年シーズンからこのマシンで、国内最高峰カテゴリーの1つであるSUPER GT GT500クラスに参戦し、勝利にこだわり、初年度からチャンピオン獲得を目指してまいりますので、これからのCIVIC TYPE R-GTの走りにどうぞご期待ください」

    ホンダ 2024年 SUPER GT 「CIVIC TYPE R-GT」ホンダ 2024年 SUPER GT 「CIVIC TYPE R-GT」ホンダ 2024年 SUPER GT 「CIVIC TYPE R-GT」ホンダ 2024年 SUPER GT 「CIVIC TYPE R-GT」ホンダ 2024年 SUPER GT 「CIVIC TYPE R-GT」

  • SUPER GTで大クラッシュの松田次生が退院 「第4戦を楽しみにしている」

    SUPER GTで大クラッシュの松田次生が退院 「第4戦を楽しみにしている」

    2023年 SUPER GT 第3戦鈴鹿の決勝レースで大クラッシュに見舞われた松田次生が、退院したことを報告した。

    6月4日(日)に開催されたレースで、23号車 MOTUL AUTECH Z を駆る松田次生は、5番手を走行していた58周目にシケインの進入でクラッシュ。マシンは大破してレースは赤旗終了となり、松田次生はドクターヘリで病院に搬送された。

    怪我の詳しい状況は明らかにされていないが、6月7日(水)にはICU(集中治療室)を出て、一般病棟に移り、リハビリを進めていくことが報告されていた。

    NISMOは7月19日(水)にソーシャルメディアで松田次生が無事に退院したことを報告。松田次生からのメッセージ動画を投稿。第4戦富士(8月5日・6日)にむけてリハビリとトレーニングを続けていくと語った。

  • SUPER GTで大クラッシュの松田次生 「辛いリハビリに向き合っていく」

    SUPER GTで大クラッシュの松田次生 「辛いリハビリに向き合っていく」

    2023年 SUPER GT 第3戦鈴鹿の決勝レースで大クラッシュに見舞われた松田次生が、現在の容態についてSNSを通じでメッセージを発信した。

    6月4日(日)に開催されたレースで、MOTUL AUTECH Zを駆る松田次男は、5番手を走行していた58周目にシケインの進入でクラッシュ。マシンは大破し、レースは赤旗終了となった。

    車両は原型をとどめないほどのダメージを受け、松田次生はドクターヘリで病院に搬送。その時点で意識があることが伝えられていた。

    怪我の詳しい状況は明らかにされていないが、松田次生は6月7日(水)にICU(集中治療室)を出て、一般病棟に移ったことを報告。今後リハビリを進めていくと述べた。

    「本日、ICUから病棟に移り、メッセージをお届けする事ができるようになりました」と6月7日に松田次生は投稿。

    「この度は、多大なるご心配をおかけしてしまい申し訳ありません。今は、1日も早く元気になり、また皆さまに走る姿を見ていただけるよう、リハビリに励みます。今後とも、ご声援くださいますよう、宜しくお願い致します」

    翌6日(木)には「ファンの皆様、ドライバーの皆様、チーム、レース関係者の皆様の、温かいお言葉に、感謝しております」と松田次生は投稿。

    「これほど沢山の方々が自分の事を心配してくれている!と、涙が止まりません出ました」

    「ニスモチームの皆様、医療機関の皆様、色々と、ご対応本当に、感謝しています。ありがとうございます」

    「今は、辛いリハビリにしっかりと向き合い、元気な姿をお見せできるよう頑張ります」

    「全ての皆さまに、返信をする事が出来ませんが、この場をお借りして、感謝の気持ちを伝えさせてください」

    「皆様、本当にありがとうございます」

  • SUPER GT:松田次生の大クラッシュで赤旗終了 暫定でWedsSportが優勝

    SUPER GT:松田次生の大クラッシュで赤旗終了 暫定でWedsSportが優勝

    2023年SUPER GT第3戦の決勝レースが、6月4日(日)に鈴鹿サーキットで行われた。終盤に大きなアクシデントがあったため、決勝レースは58周をもって終了となった。これによりGT500クラスはNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)が優勝(6月4日時点での暫定結果)。GT300クラスはNo.7 Studie BMW M4(荒聖治/柳田真孝)が、昨年の第3戦鈴鹿以来の勝利を挙げた。

    スタートでトップに立ったのはポールポジションのNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)の坪井、2番手はNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)の国本、3番手はNo.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)と上位陣は予選順位通りで1周目を終える。最後尾スタートとなったNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)はNo.38 ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)を抜いて14番手になって戻ってくる。7周目のシケインではNo.1 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)がアウトから100号車を抜いて3位に浮上した。

    その間も36号車はトップを快走していたが、8周目に入ったところでGT300車両のリアタイヤが外れて、NISSINブレーキヘアピンでストップするアクシデントが発生。このためFCY(フルコースイエロー)が宣言され、全車がペース落として追い抜き禁止に。さらに次の周でセーフティカーが導入されて、いったん全車がメインストレートでクラス別に隊列組み直しとなる。これで36号車が築き上げたリードは失われてしまった。

    13周目にレースが再開されると、36号車は再び後続との差を広げにかかるが、29周目に最初のピット作業とドライバー交代を行ってコースに戻った際に、26周目に最初の作業を終えていた19号車、19周目に終えていた1号車の先行を許してしまった。さらにアウトラップで23号車も36号車をオーバーテイク。これにより全車が最初のピット作業を終えた時点で36号車は4番手に後退した。

    これで19号車がトップに浮上。追うのは2台のZで2、3番手の1号車と23号車となった。

    その後は19号車と1号車の間隔が徐々に詰まり、いよいよトップを賭けたバトルかと思われた。だが、1号車は42周目に2度目のピット作業を行い、ここでバゲットから平峰一貴に交代した。

    トップの19号車と23号車は46周目に2度目のピット作業を行う。これにより36号車は、再びトップに戻った。その36号車も、48周目に2度目のピットへ。ここで29周目から36号車は19号車と1号車そして23号車の前でピットアウト。直後の1コーナーではタイヤがまだ温まらないため、19号車の先行を許したが、タイヤのグリップが十分になってからは猛然と19号車の阪口晴南を追い上げにかかり、一時6秒以上あった差は、規定周回の75%となる57周目には2秒強まで縮まった。

    ところがトップ集団が58周を終え、59周目に入ったところ、それまで4位につけていた23号車が並走する2台のGT300車両を抜こうとした時に接触。23号車は姿勢を乱して、タイヤバリアにクラッシュするアクシデントが発生した。これにより、セーフティカーが導入され、さらに赤旗も提示されてレース一時中断となった。

    ドライブしていた松田次生は救出され、幸いにも大きな負傷はなかったが精密検査のために病院へ搬送された。また、このアクシデントでタイヤバリアやガードレールなどコース設備も破損。修復には時間が掛かり、このままでは競技の安全が損なわれるため、これをもってレースは終了となされた。

    決勝レースは58周終了時点の順位で暫定結果となり、GT500クラスは2度目のピットストップをまだ行っていなかったNo.3 Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)が優勝とされた。だが暫定結果に対して10チームから抗議が出され、大会審査委員会はこの抗議を正当と認めた。これにより改めてGT500クラス暫定結果が出され、2度のピットイン義務を行っていない3号車には60秒加算のペナルティが課されて4位に下がった。

    これで優勝はNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)となった。2位はNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)、3位はNo.1 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)。Honda NSX-GT勢では4位にNo.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)が入った。

    なお3号車のNDDP RACINGは、この改定の暫定結果に大会審査委員会に異議を申し立てたが却下された。この抗議裁定に対し、同チームは控訴を行う意思を表明。このため、このGT500クラスの競技結果は控訴結果が確定するまで留保されることになった。

  • SUPER GT:au TOM’S GR Supraの坪井がGT500初ポールポジション

    SUPER GT:au TOM’S GR Supraの坪井がGT500初ポールポジション

    2023年 SUPER GT 第3戦の公式予選が6月3日(土)に鈴鹿サーキットで行われた。GT500クラスはNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)の坪井が、GT500クラスでは初となるポールポジション(予選1位)を獲得。GT300クラスは、No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)も山内英輝がGT300クラス最多タイとなる予選1位を手にした。2チームは、明日6月4日の決勝レースを各クラスの最前列からスタートする。

    ■Q1ではWedsSport ADVAN GR Supraが今季初のトップタイムを記録
    前日の豪雨が嘘のように晴れ上がった、この日の鈴鹿サーキット。GT500クラスの予選Q1は、FIA-F4選手権第3戦の進行が長引いたため、当初の予定より20分遅れの午後3時58分より10分間で行われた。

    今回もアウトラップに続いて何周目にアタックに入るかの判断がチームによって分かれた。まずはNo.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也)がウォームアップ2周でアタックに入り、1分45秒441と午前の公式練習におけるトップタイムをいきなり上回ってきた。続いてウォームアップ1周でアタックに入ったNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹)が1分44秒443とこの日最初の1分44秒台を記録し、この時点でのトップに立つ。

    No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛)はウォームアップ2周で1分44秒881とこちらも1分44秒台に入ってきた。開幕戦優勝のNo.23 MOTUL AUTECH Z(ロニー・クインタレッリ)はウォームアップ1周でアタックに入ったが、タイムは1分45秒347にとどまる。

    そしてセッション終盤に入ったところで24号車と同じヨコハマタイヤを履くNo.19 WedsSport ADVAN GR Supraの阪口晴南が1分44秒366を叩き出し、24号車を上回る。続いてウォームアップ3周でアタックを行ったNo.17 Astemo NSX-GT(塚越広大)は1分44秒663、No.16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺)は1分44秒876、第2戦優勝のNo.36 au TOM’S GR Supra(宮田莉朋)もウォームアップ3周で1分44秒966を記録した。

    その結果、19号車がQ1トップを決め、24号車が2番手となる。17号車が3番手、16号車が4番手、39号車が5番手、36号車が6番手とここまでが1分44秒台のタイムを記録。終わってみればトップから1秒以内に9台が入るという接戦となった。

    そうした中、開幕戦優勝のNo.23 MOTUL AUTECH Z(ロニー・クインタレッリ)は8番手にコンマ1秒及ばず、惜しくもQ1敗退となったほか、唯一のダンロップタイヤユーザーである64号車も10番手で予選を終えた。

    ■Q2は結果的にGR Supraがワン・ツーも、決勝はNSX-GTとZも2列目につける
    これにより予選Q2は装着するタイヤがブリヂストンとヨコハマの2つとなって、それぞれのタイムアタックへのアプローチに特性の差が見て取れた。コースオープン直後から2、3周のウォームアップ走行を行ってアタックに入ったブリヂストン勢に対し、ヨコハマの19号車と24号車は残り5分を切ったところでようやくコースイン。ウォームアップ1周でアタックするという作戦に出た。

    まずはウォームアップ2周でアタックに入った39号車の中山雄一が1分44秒924をマーク。続いて16号車の大津弘樹と17号車の松下信治がウォームアップ3周でアタックに入り、それぞれ1分44秒945、1分45秒275を記録する。No.100 STANLEY NSX-GTの山本尚貴はウォームアップ3周で1分44秒763、36号車の坪井翔もウォームアップ3周でこれを上回って1分44秒585を記録。これに対しウォームアップ1周でアタックに入った19号車の国本は1分44秒679と僅かに坪井に及ばなかった。

    しかし終了寸前にアタックに入った24号車の平手がウォームアップ1周で1分44秒320を叩き出し、一気にトップに躍り出た。だが、24号車はQ2後の車検で車体に違反があったと判定され、予選の全タイムが抹消となってしまった。

    この結果、前戦の勝者であるNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)がポールポジションを獲得。坪井にとってGT500クラスで初となる予選1位となった(GT300クラスでは2回を記録)。予選2位にはNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)が入り、TOYOTA GR Supra GT500がワン・ツーと、スターティンググリッドの最前列を独占することに。同3位はNo.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)で、Hondaのホームコースである鈴鹿で、2018年第3戦以来のNSX-GT優勝を目指す。Nissan Z GT500勢ではNo.1 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が同4位で、自身の鈴鹿連勝そしてNISSANの鈴鹿6連勝に挑むことになった。