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  • MotoGPイギリスGP決勝 ラウル・フェルナンデス独走V 小椋藍は今季初転倒

    MotoGPイギリスGP決勝 ラウル・フェルナンデス独走V 小椋藍は今季初転倒

    2026年MotoGP第12戦イギリスGPの決勝が8月9日、シルバーストン・サーキットで行われ、ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)が今季初優勝を飾った。

    フェルナンデスはスタートでホールショットを奪うと、そのまま一度も首位を譲らず独走。ランキング首位のホルヘ・マルティン(アプリリア・ファクトリー)に2.5秒差をつけてチェッカーを受けた。3位にはマルコ・ベッツェッキが入り、アプリリア勢が表彰台を独占した。

    フェルナンデスがスプリントの失敗から雪辱
    前日のスプリントでミスを喫していたフェルナンデスは、決勝で完璧なレースを披露した。

    フロントロウからスタートしたマルティンと小椋藍(トラックハウス・アプリリア)は、ターン1でリヤのライドハイトデバイスが解除されず、ともにワイドに膨らんだ。その隙を逃さなかったフェルナンデスがホールショットを奪い、序盤から一気にリードを広げた。

    レース中盤には、マルティンとベッツェッキのアプリリア・ファクトリー勢に対して4秒以上のアドバンテージを構築。前日のスプリントではソフトタイヤの大幅な性能低下が勝負を左右したが、決勝では全ライダーがリヤにミディアム、フロントにハードを選択した。

    序盤からハイペースで逃げたことで、終盤のタイヤ消耗が懸念されたフェルナンデスだったが、最後まで危なげなくギャップをコントロール。マルティンに2.5秒のリードを残してフィニッシュし、スプリントでの失敗を最高の形で挽回した。

    この結果、シルバーストンのMotoGPクラスでは12大会連続で異なるグランプリウイナーが誕生することになった。

    アプリリアが表彰台独占
    2位には前日のスプリントを制したマルティンが入った。スタート直後のロスから挽回したものの、先行するフェルナンデスには届かなかった。

    3位争いではベッツェッキがグレシーニ・ドゥカティのアレックス・マルケスから終盤に激しいプレッシャーを受けたが、最後までポジションを守り切った。

    これにより、優勝したフェルナンデス、2位マルティン、3位ベッツェッキと、アプリリアRS-GP26がトップ3を独占。ファクトリーとサテライトを合わせたアプリリア勢にとって圧倒的な結果となった。

    4位はアレックス・マルケス、5位はペドロ・アコスタ(レッドブルKTM)、6位はファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ)が続いた。

    マルク・マルケスはタイヤを管理して7位
    現MotoGP王者マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ)は7位でレースを終えた。

    スプリントではタイヤの性能低下に苦しみ、終盤に9位まで後退していたマルケス。決勝ではその教訓を踏まえたように、積極的に前を攻めるよりもリヤタイヤのマネジメントを重視する走りを見せた。

    ブラッド・ビンダー(レッドブルKTM)が8位、ルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)が9位。ルーキーのディオゴ・モレイラ(プロ・ホンダLCR)が10位に入り、ホンダ勢2台がトップ10に入った。

    小椋藍は7番手走行中に今季初の決勝転倒
    前日のスプリントで2位表彰台を獲得していた小椋藍は、決勝では無念のリタイアとなった。

    小椋はフロントロウ3番手からスタートしたものの、ターン1でリヤのライドハイトデバイスが解除されず、マルティンとともにラインを外してポジションを落とした。

    その後は7番手まで挽回してレースを進めていたが、中盤に単独転倒。これが小椋にとって2026年シーズンの決勝レースで初めての転倒となり、ポイント獲得はならなかった。

    転倒相次ぐ決勝 バニャイアもリタイア
    オープニングラップではジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)とアレックス・リンス(モンスター・ヤマハ)が接触し、両者が転倒した。このインシデントについてFIMスチュワードは追加措置を科さない判断を下した。

    その後もエネア・バスティアニーニ、イケル・レクオーナ、カル・クラッチロー、フランチェスコ・バニャイア、小椋がそれぞれ転倒。完走は16台となった。

    タイトル争いをリードするマルティンは2位で着実にポイントを積み重ねた一方、ドゥカティ・レノボはマルク・マルケスが7位、バニャイアがリタイアと厳しいイギリスGPとなった。

    シルバーストンではフェルナンデスがスタートからフィニッシュまで主導権を握り、アプリリア勢が表彰台を独占。前日に表彰台を獲得した小椋にとっては悔しい結末となった。MotoGPの次戦は8月末に開催されるアラゴンGPとなる。


    2026年MotoGP第12戦イギリスGP 決勝結果
    1位 ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)
    2位 ホルヘ・マルティン(アプリリア)
    3位 マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)
    4位 アレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ)
    5位 ペドロ・アコスタ(KTM)
    6位 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ)
    7位 マルク・マルケス(ドゥカティ)
    8位 ブラッド・ビンダー(KTM)
    9位 ルカ・マリーニ(ホンダ)
    10位 ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ)
    11位 フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ)
    12位 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
    13位 ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ)
    14位 ポル・エスパルガロ(KTMテック3)
    15位 トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ)
    16位 アウグスト・フェルナンデス(ヤマハ・ファクトリー・レーシング)
    リタイア 小椋藍(トラックハウス・アプリリア)
    リタイア フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)
    リタイア カル・クラッチロー(LCRホンダ)
    リタイア イケル・レクオナ(グレシーニ・ドゥカティ)
    リタイア エネア・バスティアニーニ(KTMテック3)
    リタイア アレックス・リンス(ヤマハ)
    リタイア ジョアン・ミル(ホンダ)

  • MotoGPイギリスGP:ホルヘ・マルティンがスプリント制覇 小椋藍2位

    MotoGPイギリスGP:ホルヘ・マルティンがスプリント制覇 小椋藍2位

    ホルヘ・マルティン(アプリリア)が、2026年MotoGP第12戦イギリスGPのスプリントでポール・トゥ・ウインを飾った。10周のレースを一度も首位から譲らず、今季3勝目となるスプリント勝利を挙げた。

    2位には小椋藍(トラックハウス・アプリリア)が入り、マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)が3位。アプリリア勢が表彰台を独占する一方、ドゥカティ勢は苦戦し、アレックス・マルケス(グレシーニ)の4位が最上位となった。

    マルティンがポールから全周回をリード
    今季2度目のポールポジションを獲得したマルティンは、スタートでホールショットを奪うと、そのままレースを支配した。

    序盤は小椋藍が背後につけ、さらにVR46のファビオ・ディ・ジャンアントニオも上位争いに加わった。2周目にはディ・ジャンアントニオがファームで小椋藍のインを狙ったものの、ラインを外してしまい、小椋藍が2番手を守った。

    この攻防によってマルティンは0.5秒以上のリードを築くことに成功。その後も徐々に差を広げ、終盤まで一度もプレッシャーを受けることなくチェッカーを受けた。

    最終的に小椋藍との差は1.5秒。新しいエアロパッケージを投入したアプリリアで、2024年MotoGP王者のマルティンが今季3度目、通算19度目となるスプリント勝利を手にした。

    小椋藍が2位 アプリリア勢が表彰台独占
    小椋藍はスタート直後から2番手をキープ。ディ・ジャンアントニオから一度は仕掛けられたものの、落ち着いてポジションを守り、最後までマルティンに次ぐ2位を走り切った。

    3位には、負傷からの回復途上にあるベッツェッキが入った。ベッツェッキは6周目、マゴッツへの進入でマルク・マルケスのインに大胆に飛び込み4番手へ浮上。その後、コプスでディ・ジャンアントニオも攻略し、表彰台圏内へと進出した。

    これにより、マルティン、小椋藍、ベッツェッキというアプリリア勢がトップ3を独占。ファクトリーとトラックハウスを合わせたアプリリア陣営にとって、圧倒的なスプリントとなった。

    ドゥカティ勢が苦戦 マルク・マルケスは9位
    対照的に苦しいレースとなったのがドゥカティ勢だった。

    ブランド最上位はアレックス・マルケスの4位だったが、3位ベッツェッキからは約3秒遅れ。終盤にディ・ジャンアントニオを抜いて順位を上げたものの、表彰台争いに加わることはできなかった。

    さらに厳しかったのがマルク・マルケスだ。レース後半にリアグリップが大幅に低下し、次々とポジションを失った。

    ベッツェッキに抜かれた後、ペドロ・アコスタ(KTM)、ジョアン・ミル(ホンダ)、フランコ・モルビデリ(VR46)にも先行を許し、最終的にはポイント獲得圏ぎりぎりの9位。10位との差はわずか0.027秒だった。

    ディ・ジャンアントニオも序盤には表彰台を争っていたものの、終盤に後退した。

    マルティンがランキング首位を拡大 小椋藍と17ポイント差
    今回のスプリント勝利によって、マルティンはMotoGPライダーズランキングでのリードを拡大した。

    ランキング2位の小椋藍との差は17ポイント。3位ベッツェッキは首位から27ポイント差、4位マルク・マルケスは29ポイント差、5位ディ・ジャンアントニオは31ポイント差となった。

    小椋藍にとっても、タイトル争いでマルティンとの差が広がったとはいえ、2位表彰台で重要なポイントを獲得。シーズン後半戦に向けてランキング2位を維持している。

    転倒者も相次ぐシルバーストンのスプリント
    10周で争われたスプリントでは転倒も相次いだ。

    小椋藍のチームメイトであるラウル・フェルナンデスはフロントロウからスタートしたものの、オープニングラップで6番手まで後退し、レース中盤を前にクラッシュした。

    グレシーニで代役参戦しているイケル・レクオナは1周目の終盤にトップ10圏内から転倒。このインシデントはFIMスチュワードによる審議対象となったが、追加措置なしと判断された。

    地元イギリスのカル・クラッチローも序盤に転倒。一度はレースに復帰したものの、その後ピットに戻ってリタイアとなった。

    予選でレコードタイムを記録してポールポジションを獲得したマルティンは、その速さをスプリントでも結果につなげた。小椋藍とベッツェッキも表彰台に入り、シルバーストンではアプリリアの高い競争力が鮮明になった。

    MotoGP イギリスGP スプリント

    2026年MotoGPイギリスGP スプリント結果
    1位 ホルヘ・マルティン(アプリリア) 19分49秒066
    2位 小椋藍(トラックハウス・アプリリア) +1.530秒
    3位 マルコ・ベッツェッキ(アプリリア) +3.974秒
    4位 アレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ) +6.956秒
    5位 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ) +8.651秒
    6位 ペドロ・アコスタ(レッドブルKTM) +10.745秒
    7位 ジョアン・ミル(ホンダHRC) +10.826秒
    8位 フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ) +12.539秒
    9位 マルク・マルケス(ドゥカティ) +13.965秒
    10位 ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ) +13.992秒
    11位 ブラッド・ビンダー(レッドブルKTM) +14.142秒
    12位 ルカ・マリーニ(ホンダHRC) +14.344秒
    13位 ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ) +14.540秒
    14位 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ) +15.213秒
    15位 エネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3) +16.892秒
    16位 アレックス・リンス(ヤマハ) +20.194秒
    17位 フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ) +23.722秒
    18位 ポル・エスパルガロ(レッドブルKTMテック3) +24.380秒
    19位 アウグスト・フェルナンデス(ヤマハ) +27.593秒
    20位 トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ) +34.332秒
    DNF ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)
    DNF カル・クラッチロー(LCRホンダ)
    DNF イケル・レクオナ(グレシーニ・ドゥカティ)

    マルティンはポールから完璧なレースを展開し、小椋藍を抑えて今季3度目のスプリント勝利。アプリリア勢が歴史的な表彰台独占を達成する一方、ドゥカティ勢はマルク・マルケスが9位、バニャイアが17位に終わるなど明暗が大きく分かれた。

  • MotoGPイギリスGP:ホルヘ・マルティンがレコードでPP 小椋藍3番手

    MotoGPイギリスGP:ホルヘ・マルティンがレコードでPP 小椋藍3番手

    2026年MotoGP第12戦イギリスGPの公式予選が8月8日(土)、シルバーストン・サーキットで行われ、ポイントリーダーのホルヘ・マルティン(アプリリア)がコースレコードを更新してポールポジションを獲得した。

    マルティンは1分56秒160を記録。ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)がわずか0.021秒差の2番手に続き、小椋藍(トラックハウス・アプリリア)が3番手に入り、アプリリア勢がフロントロウを独占した。

    マルティンが最終アタックで逆転 コースレコード更新
    金曜日にはファクトリー・アプリリアのマルコ・ベッツェッキがコースレコードを更新し、シルバーストンでのアプリリア勢の速さを印象づけていた。

    しかし、その記録は土曜日の予選Q2でさらに塗り替えられた。

    15分間のQ2はアレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ)が1分56秒868で最初の基準タイムを記録。その後、マルク・マルケス(ドゥカティ)がターン2で危うい場面を切り抜けながら1分56秒527をマークし、トップに浮上した。

    残り3分になるとベッツェッキが1分56秒456までタイムを縮めたが、ラウル・フェルナンデスが1分56秒181を叩き出してコースレコードを更新。初のポールポジション獲得に大きく近づいた。

    その直後には小椋藍も好タイムを記録して上位につけたが、最後にマルティンがすべてを上回った。最終アタックで1分56秒160を記録し、フェルナンデスを0.021秒差で逆転。今季2度目、MotoGP通算22回目のポールポジションを獲得した。

    小椋藍が3番手 アプリリアがフロントロウ独占
    小椋藍もトラックハウス・アプリリアのRS-GPで速さを発揮し、トップから0.189秒差の3番手を獲得。マルティン、フェルナンデス、小椋藍というアプリリア勢によるトップ3独占が実現した。

    シルバーストンでは金曜日からアプリリア勢が高い競争力を示しており、予選でもその勢力図は変わらなかった。ファクトリーとサテライトを合わせた3台がフロントロウを占め、イギリスGPでのアプリリアの強さを改めて証明する結果となった。

    マルティンは直近の数戦で苦戦していたものの、シーズン序盤に使用していたセットアップへ戻したことでRS-GPへの自信を取り戻しており、その手応えをポールポジションという結果につなげた。

    ポイントランキングではマルティンが小椋藍を14ポイントリードしており、タイトル争いの上でも重要なポールポジションとなった。

    ドゥカティ最上位はディ・ジャンアントニオ マルケス6番手
    ドゥカティ勢の最上位はファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)の4番手で、トップとの差は0.255秒。負傷を抱えながら走行しているベッツェッキが5番手に入り、マルク・マルケスは6番手にとどまった。

    マルク・マルケスはQ2序盤、ファーム・カーブで大きく足を出す危うい場面がありながらも、その後は弟アレックス・マルケスを上回って暫定トップに立った。しかし、終盤のアタックではマルティンやフェルナンデスのタイムを脅かすペースを最後までまとめ切れず、2列目最後尾からスタートすることになった。

    事前に有力候補のひとりと見られていたアレックス・マルケスは7番手。Q1から勝ち上がったフランコ・モルビデリ(VR46)が8番手に続いた。

    KTM勢ではペドロ・アコスタが最上位の9番手。グレシーニで代役参戦しているイケル・レクオナはQ1を突破して10番手に入り、存在感を示した。

    ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ)が11番手、ジョアン・ミル(ホンダ)が12番手でQ2を終えた。

    バニャイアは今季ワースト16番手
    Q1ではモルビデリとレクオナがQ2進出枠を獲得した一方、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)はわずか0.050秒届かず13番手となった。

    ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ)が14番手、ルカ・マリーニ(ホンダ)が15番手。フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)は1分57秒891にとどまり、今季ワーストとなる16番手に沈んだ。

    バニャイアはドゥカティ勢で唯一Q2進出を逃しており、苦戦が続くシルバーストンでスプリントと決勝に向けて大きな課題を残した。

    17番手はアレックス・リンス(ヤマハ)、18番手はブラッド・ビンダー(KTM)、19番手はエネア・バスティアニーニ(KTMテック3)。カル・クラッチロー(LCRホンダ)が20番手、ポル・エスパルガロ(KTMテック3)が21番手となった。

    22番手はトプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ)、23番手はアウグスト・フェルナンデス(ヤマハ・ファクトリー・レーシング)となった。

    MotoGP イギリスGP 予選 小椋藍

    2026年MotoGP第12戦イギリスGP 予選結果
    1番手 ホルヘ・マルティン(アプリリア) 1分56秒160
    2番手 ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア) +0.021秒
    3番手 小椋藍(トラックハウス・アプリリア) +0.189秒
    4番手 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ) +0.255秒
    5番手 マルコ・ベッツェッキ(アプリリア) +0.296秒
    6番手 マルク・マルケス(ドゥカティ) +0.367秒
    7番手 アレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ) +0.379秒
    8番手 フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ) +0.729秒
    9番手 ペドロ・アコスタ(KTM) +0.772秒
    10番手 イケル・レクオナ(グレシーニ・ドゥカティ) +1.162秒
    11番手 ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ) +1.334秒
    12番手 ジョアン・ミル(ホンダ) +1.883秒
    13番手 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ) 1分57秒433
    14番手 ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ) 1分57秒596
    15番手 ルカ・マリーニ(ホンダ) 1分57秒877
    16番手 フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ) 1分57秒891
    17番手 アレックス・リンス(ヤマハ) 1分57秒940
    18番手 ブラッド・ビンダー(KTM) 1分58秒081
    19番手 エネア・バスティアニーニ(KTMテック3) 1分58秒120
    20番手 カル・クラッチロー(LCRホンダ) 1分58秒140
    21番手 ポル・エスパルガロ(KTMテック3) 1分58秒414
    22番手 トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ) 1分58秒590
    23番手 アウグスト・フェルナンデス(ヤマハ・ファクトリー・レーシング) 1分58秒842

    ポイントリーダーのマルティンがレコード更新のポールポジションを獲得し、フェルナンデスと小椋藍が続いてアプリリア勢がトップ3を独占したイギリスGP予選。一方、王者マルク・マルケスは6番手、バニャイアは16番手に沈み、シルバーストンで明暗が大きく分かれる結果となった。

  • F1アメリカGPでMotoGPデモ走行実現へ リバティ・メディアが共演を計画

    F1アメリカGPでMotoGPデモ走行実現へ リバティ・メディアが共演を計画

    F1とMotoGPが、2026年のF1アメリカGPで同じ舞台に立つ可能性が高まっている。報道によると、リバティ・メディアはサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)でMotoGPのデモ走行を実施する計画を進めているという。

    MotoGPは世界最高峰の二輪ロードレース選手権であり、F1は四輪モータースポーツの頂点に位置づけられるシリーズだ。

    2017年からF1の商業権を保有するリバティ・メディアは、Netflixのドキュメンタリー『Drive to Survive』をはじめ、Apple TVやIMAX、LEGOとの提携などを通じてF1の人気拡大を牽引してきた。

    2025年にはMotoGPの商業権も取得したが、その際にはMotoGP関係者から「F1と同じ手法をそのまま持ち込むべきではない」との声も上がっていた。

    COTAでMotoGPマシンのデモ走行を計画
    Motorsport.comによると、10月に開催されるF1アメリカGPの週末に、MotoGPマシンによるデモンストレーション走行を実施する案について具体的な協議が進められている。

    会場となるCOTAでは、MotoGPマシンが数周にわたってデモ走行を行い、F1ファンが世界最高峰の二輪レースを間近で体感できる機会を提供することが狙いだ。

    ただし、この週末はMotoGPがオーストラリアGPを開催しているため、現役MotoGPライダーの参加は予定されていない。また、走行に使用されるのも実戦用マシンではなく、ショーバイクになる見込みだ。

    将来的な併催レースの予定はなし
    リバティ・メディアはF1とMotoGP双方のプロモーション強化を模索しているが、現時点では両シリーズによる合同グランプリを開催する計画はないという。

    それでも、世界最高峰の四輪と二輪が同じF1開催週末に姿を見せる今回の取り組みは、両カテゴリーのファン層を広げる新たな試みとして注目を集めそうだ。

  • 中上貴晶 MotoGP日本GPにワイルドカード参戦「開発成果をレースで証明したい」

    中上貴晶 MotoGP日本GPにワイルドカード参戦「開発成果をレースで証明したい」

    ホンダ・レーシング(HRC)は7月22日、2026年MotoGP第16戦日本グランプリ(10月4日決勝/モビリティリゾートもてぎ)に、HRC開発ライダーの中上貴晶がワイルドカードで参戦すると発表した。

    2025年からHRCの開発ライダーを務める中上貴晶は、現在MotoGPマシンの開発を担当しており、今回の日本GPでは実戦環境でテストの成果を確認する重要な機会となる。

    千葉県出身の中上貴晶は、全日本ロードレース選手権GP125クラスでタイトルを獲得した後、ロードレース世界選手権へ進出。Moto2では2勝を挙げ、2018年にMotoGPクラスへ昇格した。2018年から2024年まで7シーズン連続でMotoGPにフル参戦し、2025年からはHRC開発ライダーとしてホンダのマシン開発に携わっている。

    中上貴晶は母国グランプリへの参戦決定について、次のように喜びを語った。

    「日本グランプリにワイルドカードライダーとして参戦できることを大変うれしく思います。現在はHRC開発ライダーとしてホンダのMotoGPマシンの開発に取り組んでおり、このレースはテストで積み重ねてきた成果を実戦の中で評価できる貴重な機会になります」

    「母国グランプリで日本のファンの皆さんの前を走れることは、私にとって特別なことです。週末を通してできる限り多くの有益なデータを収集し、ホンダMotoGPマシンの競争力向上に貢献したいと思います」

    中上貴晶にとって、日本GPでのワイルドカード参戦は、開発ライダーとして磨き上げてきたホンダの最新パッケージを実戦で検証する重要な役割を担うレースとなる。

  • MotoGP:ファビオ・クアルタラロ 2027年にホンダ移籍が正式決定

    MotoGP:ファビオ・クアルタラロ 2027年にホンダ移籍が正式決定

    ホンダ・レーシング(HRC)は、2027年シーズンからファビオ・クアルタラロがファクトリーチームに加入することを正式発表した。契約期間は2027年から2028年までの2年間で、ヤマハとの8年間にわたるパートナーシップに終止符を打つことになる。

    クアルタラロは2021年にヤマハへ2015年のホルヘ・ロレンソ以来となるMotoGPライダー王座をもたらしたが、2022年以降は優勝から遠ざかっていた。2027年から始まる850cc時代を前に、新たな挑戦としてホンダ移籍を決断した。

    ホンダは2024年の低迷から着実に戦闘力を回復させており、2026年シーズンにはコンセッションランクをDからCへ引き上げている。新レギュレーション導入を迎える2027年に向け、世界王者の獲得でプロジェクトをさらに強化する。

    HRCは声明で次のように発表した。

    「ホンダ・レーシング・コーポレーション(HRC)は、ファビオ・クアルタラロと2027年および2028年のMotoGP世界選手権に向けた契約を締結したことを発表します」

    「クアルタラロは2027年から始まる850cc時代に、ホンダHRCファクトリーチームから参戦します。2019年に最高峰クラスへデビューし、ルーキーイヤーには第4戦でポールポジションを獲得。シーズンを通じて6回のポールポジションと7回の表彰台を記録しました」

    「2021年にはMotoGP世界王者に輝き、翌2022年はランキング2位を獲得しました。これまで最高峰クラスで11勝、32回の表彰台、21回のポールポジションを記録しています」

    ダビド・アロンソ HRC(ホンダ・レーシング)

    またHRCは同時に、Moto2で活躍する20歳のダビド・アロンソと複数年契約を締結したことも発表した。

    アロンソは2024年Moto3王者で、2026年はMoto2ランキング4位につける有望株。2027年シーズン終了後のバレンシア公式テストでホンダMotoGPマシンを初ドライブする予定となっている。

    現時点ではアロンソの所属チームは発表されておらず、ファクトリーチームではクアルタラロのチームメイトを新加入のアロンソと、2026年MotoGPルーキーのディオゴ・モレイラが争う見通しだ。

  • MotoGPドイツGP マルク・マルケスがザクセンリンク10勝目 小椋藍2位表彰台

    MotoGPドイツGP マルク・マルケスがザクセンリンク10勝目 小椋藍2位表彰台

    2026年MotoGP第11戦ドイツGP決勝が7月12日にザクセンリンクで開催され、ドゥカティ・レノボのマルク・マルケスが優勝を飾った。スプリントに続く週末完全制覇を達成するとともに、最高峰クラスで同一サーキット10勝目を記録し、ジャコモ・アゴスチーニが保持していた最多記録に並んだ。

    小椋藍(トラックハウス・アプリリア)は力強いレース運びで2位表彰台を獲得。タイトルリーダーのホルヘ・マルティンが5位に終わったことで、小椋はサマーブレイクを前に選手権2位へ浮上した。

    マルク・マルケスが歴史的な10勝目
    マルク・マルケスはポールポジションからスタートすると、終始レースをコントロール。ライバル勢が相次いで脱落する中でも安定したペースを維持し、2位の小椋に1.996秒差をつけてチェッカーフラッグを受けた。

    これにより、ザクセンリンクでの最高峰クラス通算10勝目を達成。ジャコモ・アゴスチーニが持つ同一サーキット最多勝記録に肩を並べる歴史的な勝利となった。

    小椋藍が2位でランキング2番手へ
    小椋は序盤から安定した走りを披露し、終盤まで2位を堅持。トラックハウス・アプリリアに今季を代表する好結果をもたらした。

    チームメートのラウル・フェルナンデスも3位に入り、トラックハウス・アプリリアはダブル表彰台を獲得。4位にはレッドブルKTMのペドロ・アコスタが続いた。

    ランキング首位のホルヘ・マルティンは5位でフィニッシュ。終盤はフランチェスコ・バニャイアの追撃を受けながらもポジションを守り切った。

    アレックス・マルケスら有力勢が転倒
    スプリント2位だったアレックス・マルケスは、兄マルクに続く2番手を走行していた10周目、最終コーナーで転倒してリタイア。2003年ドイツGPを制したセテ・ジベルナウ仕様の特別カラーリングで臨んだレースだったが、惜しくも表彰台を逃した。

    ファビオ・ディ・ジャンアントニオもウォームアップでのクラッシュから最新仕様のドゥカティ製エアロパッケージを装着して決勝に臨んだものの、5番手走行中だった4周目に再び転倒した。

    このほかジョアン・ミル、カル・クラッチローも転倒リタイア。マーベリック・ビニャーレスは終盤にマシントラブルでリタイアとなった。

    約10万人が見守る中でサマーブレイクへ
    決勝は全ライダーがフロントにハード、リアにミディアムタイヤを選択し、約10万人の観客が詰めかけたザクセンリンクで30周にわたって争われた。

    今回の結果により、小椋は世界選手権でホルヘ・マルティンに次ぐランキング2位へ浮上。タイトル争いは新たな局面を迎えてサマーブレイクに入る。

    次戦となるイギリスGPは8月7~9日にシルバーストンで開催される予定で、予選中のクラッシュで鎖骨を骨折したマルコ・ベッツェッキの復帰が期待されている。

    MotoGP ドイツGP

    2026 MotoGP第11戦 ドイツGP 決勝結果
    1位 マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ)30周
    2位 小椋藍(トラックハウス・アプリリア)+1.996秒
    3位 ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)+5.104秒
    4位 ペドロ・アコスタ(レッドブルKTM)+7.684秒
    5位 ホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)+11.372秒
    6位 フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ)+11.495秒
    7位 ファビオ・クアルタラロ(モンスター・ヤマハ)+17.560秒
    8位 ルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)+18.683秒
    9位 エネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)+19.140秒
    10位 ブラッド・ビンダー(レッドブルKTM)+22.137秒
    11位 ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ/ルーキー)+22.280秒
    12位 ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ)+26.154秒
    13位 フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ)+30.910秒
    14位 アレックス・リンス(モンスター・ヤマハ)+31.511秒
    15位 トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ/ルーキー)+38.122秒
    リタイア マーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTMテック3)
    リタイア カル・クラッチロー(LCRホンダ)
    リタイア アレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ)
    リタイア ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)
    リタイア ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ)

    マルク・マルケスはザクセンリンクで史上最多タイとなる10勝目を挙げ、改めてこのコースでの圧倒的な強さを示した。一方、小椋藍は今季最高レベルの走りで2位表彰台を獲得し、世界選手権ランキングでも2位へ浮上。サマーブレイク後のタイトル争いで存在感をさらに高める結果となった。

  • マルク・マルケス ドイツGPスプリント制覇 MotoGP史上最多19勝を達成

    マルク・マルケス ドイツGPスプリント制覇 MotoGP史上最多19勝を達成

    マルク・マルケス(ドゥカティ)が7月11日に行われた2026年MotoGP第11戦ドイツGPスプリントで優勝し、MotoGPスプリント史上最多となる通算19勝目を記録した。ポールポジションからスタートしたマルケスは15周を首位で走り切り、今季4勝目を飾った。

    2位には弟アレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ)、3位にはファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ)が入り、ドゥカティ勢が表彰台を独占した。

    マルク・マルケスが史上最多19回目のスプリント優勝
    ザクセンリンクで今季9回目のポールポジションを獲得したマルク・マルケスは、MotoGPで新たに導入された広いグリッド間隔による最初のスタートでわずかに出遅れながらも、首位を守った。

    アレックス・マルケスが2番手につけ、トラックハウス・アプリリアの小椋藍が3番手へ浮上。一方、2番グリッドのディ・ジャンアントニオはターン2で4番手まで後退した。

    しかしディ・ジャンアントニオはオープニングラップの終盤で小椋を抜き返し、再び3番手へ浮上。以後はマルク・マルケス、アレックス・マルケスとの3台による接近戦となった。

    レース中盤までは上位8台が一列につながる展開となったが、次第にドゥカティ勢の3台が小椋のアプリリアを引き離していった。

    アレックス・マルケスは序盤にターン12で何度か仕掛ける姿勢を見せたものの、マルク・マルケスは冷静にラインを守り、一度も首位を譲らなかった。

    終盤には一度離されたディ・ジャンアントニオがアレックス・マルケスに再接近したが、逆転には至らなかった。マルク・マルケスが0.368秒差でチェッカーを受け、トップ3はわずか0.813秒差に収まった。

    小椋藍が4位 バニャイアは11番手から7位
    小椋藍は序盤に3番手を走行したものの、ディ・ジャンアントニオに抜き返されると表彰台争いから徐々に後退。それでもトラックハウス・アプリリア勢最上位となる4位でフィニッシュした。

    チームメートのラウル・フェルナンデスは、予選で受けた圧迫衝撃による痛みを抱えながら5位を獲得。ホルヘ・マルティンはファクトリー・アプリリアで6位に入った。

    フランチェスコ・バニャイアは11番グリッドから追い上げて7位。ペドロ・アコスタが8位、ファビオ・クアルタラロが9位に入り、スプリントのポイント圏内を完走した。

    ディオゴ・モレイラは10位で、ルカ・マリーニが0.127秒差の11位。ブラッド・ビンダーが12位、ジャック・ミラーが13位、エネア・バスティアニーニが14位、ジョアン・ミルが15位となった。

    アレックス・リンスは他の全ライダーがソフトのリアタイヤを選択する中、唯一ミディアムを装着して16位。トプラク・ラズガットリオグルが17位、カル・クラッチローが18位、マーベリック・ビニャーレスが19位で完走した。

    フランコ・モルビデリは7周目に転倒し、唯一のリタイアとなった。

    マルコ・ベッツェッキは鎖骨骨折で欠場
    予選で激しく転倒したマルコ・ベッツェッキは、ずれを伴う鎖骨骨折と診断され、スプリントを欠場した。ベッツェッキは日曜日の午前中に手術を受ける予定となっている。

    ホルヘ・マルティンはチームメート不在の中で6位に入り、選手権首位を維持した。

    マルク・マルケス MotoGP

    2026 MotoGP第11戦ドイツGP スプリント結果
    1位 マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ)15周
    2位 アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・ドゥカティ)+0.368秒
    3位 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46)+0.813秒
    4位 小椋藍(トラックハウス・アプリリア)+3.019秒
    5位 ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)+5.454秒
    6位 ホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)+6.155秒
    7位 フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ)+7.751秒
    8位 ペドロ・アコスタ(レッドブルKTM)+8.968秒
    9位 ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハ)+10.855秒
    10位 ディオゴ・モレイラ(プロ・ホンダLCR)+13.279秒
    11位 ルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)+13.406秒
    12位 ブラッド・ビンダー(レッドブルKTM)+14.111秒
    13位 ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ)+15.007秒
    14位 エネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)+15.398秒
    15位 ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)+17.977秒
    16位 アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハ)+18.137秒
    17位 トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ)+22.622秒
    18位 カル・クラッチロー(カストロール・ホンダLCR)+22.929秒
    19位 マーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTMテック3)+31.185秒
    リタイア フランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46)

    マルク・マルケスはスタートから最後まで首位を守り、MotoGPスプリント史上最多となる通算19勝目を達成した。弟アレックス・マルケスとディ・ジャンアントニオも表彰台に入り、ドゥカティ勢がザクセンリンクのスプリントで圧倒的な強さを示した。

  • マーベリック・ビニャーレス MotoGP引退示唆 KTMから「契約は無効」と通告

    マーベリック・ビニャーレス MotoGP引退示唆 KTMから「契約は無効」と通告

    MotoGPで通算10勝を挙げるマーベリック・ビニャーレスが、自身の将来について衝撃的な発言を行った。KTMとの2027年契約を巡るトラブルを明かしたうえで、「この世界には燃え尽きた」「もう続けないと思う」と語り、MotoGP引退の可能性を示唆した。

    ビニャーレスは、KTMから送られた契約書に署名したにもかかわらず、後に「無効」と告げられた経緯を告白。交渉はすでに終了したと明かし、チームへの不信感とともに現在の率直な心境を語った。

    KTMとの契約交渉は完全終了
    ドイツGPが開催されるザクセンリンクで取材に応じたビニャーレスは、KTMとの交渉がすでに終わったことを明かした。

    昨年、このサーキットで負った肩の負傷から完全回復を目指すなか、2027年の去就についても大きな転機を迎えている。

    ビニャーレスは以前、KTMファクトリーチーム昇格の可能性を示唆していた。しかし、KTMは2027年のファクトリーライダーとしてアレックス・マルケスとファビオ・ディ・ジャンアントニオを起用すると発表。これにより昇格の道は閉ざされた。

    Tech3 KTMのシートはまだ正式決定していないものの、ルカ・マリーニが1席を獲得し、残る1席はセナ・アギウスまたはマヌエル・ゴンサレスが争うとみられている。

    ビニャーレスは交渉状況について次のように語った。

    「もう話し合いはしていない。先週が最後だったと思う。それ以降は何も話していない」

    「契約書に署名したのに無効と言われた」
    ビニャーレスは、KTMとの間で起きた契約トラブルの詳細も明かした。

    事の発端は5月のカタルーニャGP後だったという。

    「モンメロの後、ディ・ジャンアントニオが僕の代わりにファクトリーチームへ行くと知った。実際にはメディアで知ったんだ」

    「その後、ムジェロに着いた時にKTMからメールで契約書が送られてきた」

    「僕は署名した。内容は決して良い条件ではなかった。それでもレースを続けたかった」

    「KTMのエンジニアたちを本当に信頼している。だから自分にとって不利な契約でも署名したんだ」

    しかし、その約2週間後に状況は一変したという。

    「2週間後になって『これはまったく有効ではない契約だ』と言われた」

    「そんなことをされたら何を期待できる? 正直、ここにはいたくない。あれは彼らの対応として真剣なものではなかった」

    マーベリック・ビニャーレス MotoGP

    「MotoGPには燃え尽きた」 引退も示唆
    契約問題を受け、ビニャーレスはMotoGPへの情熱そのものが薄れていることを率直に認めた。

    「バイクレースでは自分にできることはすべてやったと思う」

    「良いチャンスがあるかどうかも分からないし、今は探してもいない。今欲しいのは長い休暇だけだ」

    さらに、鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦したジャック・ミラーの姿にも触れ、MotoGP以外での活動に興味を示した。

    「レースは大好きだし、モトクロスも好きだ。将来は違うレースにも挑戦してみたい」

    「ジャックが鈴鹿8耐を走っているのを見て、本当に楽しそうだと思った。ああいうことをやってみたい」

    そして最後に、自身の将来について次のように語った。

    「今の僕は、この世界に燃え尽きてしまった。だから、もう続けないと思う」

    今後の焦点
    ビニャーレスの発言は、単なる契約交渉の決裂を超え、MotoGPからの引退を現実的な選択肢として示した点で大きな衝撃を与えている。

    一方で、2027年のサテライトチームにはまだ空席が残されており、本人も完全に現役続行を否定したわけではない。今後、新たなオファーが届くのか、それとも鈴鹿8耐など別カテゴリーへの転向を選ぶのか、その決断に注目が集まる。

  • ドゥカティ売却報道 フォルクスワーゲンは否定せず MotoGPへの影響は?

    ドゥカティ売却報道 フォルクスワーゲンは否定せず MotoGPへの影響は?

    ドゥカティの将来について、親会社であるフォルクスワーゲン・グループが売却を検討しているとの報道が浮上した。ただし現時点で売却が決定した事実はなく、MotoGP参戦やレース活動に直ちに影響が及ぶ可能性は低いとみられている。

    フォルクスワーゲンは噂を全面否定することは避けつつも、現在グループ全体で大規模な事業改革を進めていることを説明した。声明ではドゥカティの名前こそ挙げられなかったが、今後の事業再編の可能性を完全には否定しなかった。

    フォルクスワーゲンが売却報道を否定せず
    売却の噂が広がるきっかけとなったのは、フォルクスワーゲンがグループ全体の事業見直しを進めているとの報道だった。

    米メディア『RideApart』に対して同社の広報担当者は、社内の機密文書や内部検討についてコメントすることはできないとした上で、現在の自動車業界を取り巻く環境が大きく変化していると説明した。

    広報担当者は「現在のビジネスモデルは、ドイツで開発し、欧州で生産して世界へ輸出するという形だが、これはすべてのブランドで機能しなくなっている」と述べ、グループ全体の変革が必要との認識を示した。

    背景にあるのは自動車業界全体の構造変化
    声明では、近年の関税強化や競争激化、市場の停滞や縮小などにより、グループ全体が年間で数百億ユーロ規模の負担を受けていると説明している。

    そのため、フォルクスワーゲンは競争力向上に向けてコスト管理や投資の厳格化を進める方針で、ブランドや子会社を含めた組織全体の効率化を目指している。

    さらに、技術開発や新技術の統合、商品ラインアップの最適化、意思決定プロセスの簡素化などを柱とする将来計画を策定しており、監査役会での審議を経て実行段階へ移行する予定だとしている。

    ドゥカティ MotoGP

    MotoGP活動への影響は現時点では限定的
    現時点でドゥカティはMotoGPで圧倒的な成功を収めているブランドであり、2022年以降は最高峰クラスのタイトルを独占。近年は空力開発でもカテゴリーをリードし、多くのトップライダーが加入を希望する存在となっている。

    こうした競争力やブランド価値を考えれば、仮に売却が現実になったとしても、MotoGP活動が直ちに縮小される可能性は低いとの見方が強い。また、売却が実施される場合には、世界的なブランド力を持つドゥカティに対して多くの企業が関心を示す可能性もある。

    現時点ではフォルクスワーゲンがドゥカティ売却を決定した事実はなく、同社も噂を否定も肯定もしていない。今後のグループ再編の行方が、ドゥカティの将来にどのような影響を及ぼすか注目される。

    Source: crash.net