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  • MotoGP オーストラリアGP 予選:マルク・マルケスが通算65回目のポール

    MotoGP オーストラリアGP 予選:マルク・マルケスが通算65回目のポール

    Moto GP 第16戦オーストラリアGPの公式予選が22日、フィリップアイランド・サーキットで行われ、2016年王者のマルク・マルケスが今季7度目、歴代最多となる通算65度目のポールポジションを奪取した。

    マルク・マルケスは、シーズン2戦を残し、年間のポールポジション獲得を争う『ポール・トゥ・ポールズ』と年間予選最速者を決定する『BMW・M・アワード』のタイトルも獲得した。

    気温12度、路面温度19度のハーフウェットのトラックコンディションの中、フリー走行総合1番手のマルク・マルケスは、インターメディエトタイヤからスリックタイヤに履き替えた後、1分30秒台を連発。1分30秒189のトップタイムを記録した。

    2番手にはカル・クラッチローが0.792秒差で続き、第12戦イギリスGP以来、今季2度目の1列目に進出。3番手にはポル・エスパルガロが0.918秒差で続き、2014年5月の第5戦フランスGP以来、最高峰クラスで2度目の1列目に進出。

    アレイシ・エスパルガロは、今季の最高位タイとなる4番手。ジャック・ミラーは、最高峰クラス初めてとなった公式予選2で自己最高位の5番手に進出。ダニロ・ペトルッチが6番手に続き、今季2度目の2列目を獲得した。

    以下、ニッキー・ヘイデン、ステファン・ブラドル、アンドレア・ドビツィオーゾ、エクトル・バルベラ、スコット・レディングの順。

    ホルヘ・ロレンソは12番手。バレンティーノ・ロッシは、5列目15番グリッドから迎える。

  • 【MotoGP】 ホンダ:オーストラリアGP フリー走行 レポート

    【MotoGP】 ホンダ:オーストラリアGP フリー走行 レポート

    MotoGP 日本GPからの連戦となる第16戦オーストラリアGPのフリー走行は、断続的に強い雨が降る厳しいコンディションの中で行われ、カル・クラッチロー(LCR Honda MotoGP)がトップタイムをマークした。3番手にホームGPを迎えて気合満点のジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Mark VDS)、4番手にマルク・マルケス(Repsol Honda Team)、9番手に負傷欠場のダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)の代役として出場のニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)と続き、Honda勢が好調なスタートを切った。

    午前中は、時間を追うごとに雨脚が強くなり、午後のセッションはさらに天候が悪化。40分遅れで開始された。しかし、雨は一時的に小降りになっただけで、再び雨脚が強まったことから赤旗中断となり、そのままセッションはキャンセルとなった。

    この日は、終日の雨と低い気温、加えて風の強い一日となり、選手たちにとっては厳しい走行を強いられた。その中でコースインから着実にタイムを短縮したカル・クラッチローが、キャリア初の初日総合首位に浮上した。今年は雨の第11戦チェコGPで優勝している。この日もウエットコンディションですばらしい走りを披露した。

    3番手には地元ファンの声援を受けるジャック・ミラーで、まずは、ファンの期待に応える走りを披露することになった。午後のセッションはキャンセルとなったが、2日目のフリー走行、予選では、初日の勢いをキープする意気込み。地元ファンの注目が集まっている。

    4番手には2016年シーズンのチャンピオンに輝いたマルク・マルケスで、レインタイヤのフィーリングの確認をしながら慎重に走行した。午前中のセッションは、時間を追うごとに雨量が多くなったことで早めに走行を切り上げて4番手だったが、2日目の予選では3年連続ポールポジションを狙う。

    ダニ・ペドロサの代役として8年ぶりにRepsol Honda Teamから出場したニッキー・ヘイデンは、ポジションの調整などを行いながら周回を重ねて9番手につけた。ペドロサのマシンを自分の好みにしつつ、ミシュランのレインタイヤに慣れる一日となった。

    ティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は15番手だったが、難しいコンディションの中で連続ラップを刻み、レインタイヤのフィーリングをつかむことに成功した。

    難しくフラストレーションのたまる初日のフリー走行だったが、順調にラップを刻んだホンダ勢の2日目のフリー走行と予選の走りに期待される。

    カル・クラッチロー(MotoGP 1番手)
    「今日は残念な一日でした。もちろん天候も残念でしたが、午後のセッションは、ライダーの安全も考えなければならないので仕方ありません。このサーキットは高速で、午前中も視界が非常に悪かったのですが、さらに天候が悪い午後のセッションではリスクを負う理由もありませんでした。僕はつなぎを着ることさえしませんでした。これから明日に向けて集中する必要があります。明日もウエットになりそうなので、今日の午後は走る必要もありませんでした。雨の中をサーキットに来てくれたファンは走行が見られず本当に気の毒です。でも安全を考慮しなければなりません。全員がいい形で週末を過ごさなければなりません。明日の予選と日曜日の決勝が楽しみです」

    ジャック・ミラー(MotoGP 3番手)
    「今日はコンディションが非常に悪い一日でした。それでも応援に来てくれたファンに、まずは感謝したいです。午前中のセッションは、雨のセットアップを進めるという点では悪くありませんでした。しかし、午後は豪雨になりとても危険でした。セッションをキャンセルしたのは正しい判断だったと思います。このようなコンディションでは走れません。みんなのためにも明日の天気がよくなることを願っています。もしフリーと予選がウエットになったら力強い走りをする自信があります。今日はウエットでいいスピードがありました。もし、明日がドライになっても、ウエットだった今日のことはあまり影響ないと思います」

    マルク・マルケス(MotoGP 4番手)
    「今日は一年で最も楽しい一日にはなりませんでした。日本グランプリを終え、ドライセッションでマシンで楽しく走らせられることを願っていましたが、そうはいきませんでした。一日中、雨が降っていました。午前中は数周走りましたが、セッション終盤はコース上に雨水がかなりたまってきたので走行をやめることにしました。午後も雨が降って危険な状態でした。そのため赤旗が振られました。こういう状況でリスクを負う必要が全くなかったので走りませんでした。明日は少しでもコンディションがよくなり、コース上の雨水が減ることを願っています。そして日曜日に向けて仕事を続けられることを願っています」

    ニッキー・ヘイデン(MotoGP 9番手)
    「今日のコンディションは明らかに理想には程遠かったです。でもこのようなことは時々起きます。午前中はマシンの感触はかなりよかったです。結構快適でしたし、雨が強くなり始めたときにちょうどスピードを上げようとがんばっていました。コース上の雨水が多すぎたのでピットに戻りました。残念ながら今日はあまり周回できませんでしたが、マシンの感触はよかったです。午前中の2回目のスティントでは、路面コンディションが悪化していたにも関わらず、ラップタイムを更新できました。かなりポジティブな結果でした。今後どのようなコンディションに仕上がっていくかは様子を見なければなりません。マシンとチームの理解をもっと深めるために、できる限りコースで時間を費やしたいです。引き続きがんばります」

    ティト・ラバト(MotoGP 15番手)
    「今日は天候が悪く、とても難しかったです。FP1はフルウエットでしたが、満足できるペースと感触がつかめたのでよかったです。午後のようなコンディションでは走行は不可能です。残念ながら明日もウエットになりそうですが、今日よりいいコンディションになり、少なくとも走行ができることを願っています。そして決勝レースに向けてはどうなるか様子をみたいです。天候は変わりやすいので、どのような天候になっても素早く対応できるように準備を整えなければなりません。FP2では数周走りましたが、最悪でした。あちこちでスピンして危険でした。転倒しやすかったので赤旗中断、そしてキャンセルは本当に正しかったと思います」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:オーストラリアGP フリー走行 レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:オーストラリアGP フリー走行 レポート

    フィリップアイランドでのオーストラリアGP初日は雨に見舞われ、Movistar Yamaha MotoGPのホルヘ・ロレンソとバレンティーノ・ロッシは第1セッションで19番手と20番手。第2セッションは悪コンディションのため走行は途中でキャンセルされた。

    フィリップアイランドでのGP初日、フリープラクティスは両セッションともウエット・コンディションとなり、各チーム、思うような成果を得られないまま一日を終えた。Movistar Yamaha MotoGPのふたりも第2セッションはほとんど走行することができず、データ収集もままならなかった。

    第1セッション、ロレンソはウエット・タイヤの感触を確かめながら、それに適合するセッティングを追求。コースの所々に大量の水が出ていたため、なかなかペースを上げられないなかで、チームクルーたちはマシンの安定性向上を目指して懸命に作業に取り組んだ。タイヤが暖まらず、グリップ不足もあり、ロレンソは1分45秒651のベストラップで19番手に留まった。

    チームメイトのロッシは序盤、ウエット用のセッティングが決まってほとんどの時間帯で上位をキープ。全11ラップの最終ラップで1分40秒998のベストタイムを記録した。しかし、このとき装着していた超ソフト・コンパウンドのタイヤは10ラップ以上の使用を禁じられているため、第1セッションでのすべての記録がキャンセルされて20番手となった。

    第2セッションはコンディション悪化のためにスタートを遅らせ、路面が乾き始めた現地時間15時45分に再開。ロッシは勇んでピットを離れたが、まもなくコンディションが再び悪化したため赤旗が提示されて中断。その後も回復の見通しが立たなかったため、16時45分、31分の走行時間を残したままセッションを切り上げた。

    これによってロレンソ、ロッシともにラップタイムを更新することができず、それぞれ19番手と20番手でフリープラクティス初日を終了することとなった。

    Monster Yamaha Tech 3、雨のプラクティスで健闘
    Monster Yamaha Tech 3のポル・エスパルガロは、悪天候に苦しみながらも初日総合7番手と健闘した。

    冷たい雨のなかで行われた第1セッションで、ウエット・セッティングのデータを収集しながら7番手を獲得。第2セッションではさらに作業を進めようと意気込んでいたが、コンディション悪化を考慮して走行を取りやめた。明日の午前中に予定されているフリープラクティス第3セッションに照準を合わせている。

    一方、ブラッドリー・スミスは怪我からの回復中。レースの勘を取り戻すために少しでも多く周回を重ねたいところだが、残念ながら悪天候に阻まれてしまった。第1セッションは最後の10分間走行して、ハイスピード・コースとミシュラン製ウエット・タイヤの感触を確認。雨の量が増した第2セッションは、賢明にも走行を取りやめた。リスクを最小限に抑えるため、わずか7ラップだけの走行となったが、明日はセッティング作業を進めるために天気の回復を期待している。

    Movistar Yamaha MotoGP
    ホルヘ・ロレンソ (フリー走行総合19番手/1分45秒651)
    「第1セッションは後方からスタート。少しずつ調子が上がってきていたが、早めにピットに戻って2台目のマシンに乗り換えることにしたんだ。でもそのタイミングがちょっと早すぎたようだ。コースに戻った時にはもう水が大量に出ていたので、1ラップしただけで止めてしまった。このようなコンディションのなかでは、どちらのマシンがいいのかさえわからなかったよ」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合20番手/1分47秒225)
    「非常に難しいコンディションだった。まったくひどい天気で、雨だけじゃなくて寒さにも苦しめられたんだ。そんななかでも午前中のセッションでは20分ほど走行。そのとき僕自身は調子もまずまずで、いい走りができていたと思う。ところが午後になると気温が下がり、コース上の雨の量も増したため、残念ながら走行は不可能だった。マシンのフィーリングに関することは作業が進まなかったので、最初の好感触がそのまま残っている状態。でも明日はまた状況が変わるだろうから、明日を楽しみに待つだけ」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「理想とはほど遠い状況。そう言うだけで精いっぱいだ。路面コンディションは最悪で、ライダーたちにとってはフィーリングを見つけ出すのも難しかった。モトGPマシンをセットアップするには最悪のコンディションと言っていいだろう。それでも我々は、午前中のセッションでいくつかのセッティングを試した。そしてバレンティーノはマシン・バランスに非常に満足していたのだ。ホルヘのほうは不必要なリスクを避け、コースと彼の2台のマシンの感触を確かめるために数ラップだけ走行した。明日は好天を期待したい。プラクティスを長めに行って今日の分を取り戻し、QP2への進出を目指す」

    Monster Yamaha Tech 3
    ポル・エスパルガロ (フリー走行総合7番手/1分42秒465)
    「今日は天気にすっかり翻弄されてしまったが、海に面したフィリップアイランドがそのような特別な場所だということは誰もがわかっていること。とくに第2セッションはコース上の水の量が多過ぎて走行不可能だったけれど、第1セッションは何とか最後まで走り切って、納得のいくパフォーマンスもできた。今日のおもな課題は、このコースの感触を思い出すこと。それはしっかり達成できたし、マシンのフィーリングもとても良かったんだ。もちろんまだ多くの伸びしろが残っていて、タイヤについては超ソフト・コンパウンドのテストがまだ終わっていない。供給量が多くはないので、明日のためにとっておいたほうがいいと判断したためだ。難しい状況のなかでも1日目を10番手以内で終了。トップからもそんなに大きく離されてはいないので、まずまずのスタートと言っていいと思う。明日のフリープラクティス第3セッションも一生懸命、がんばるよ」

    ブラッドリー・スミス(1分19秒008)
    「フィリップアイランドの初日は最高のコンディションとはいかなかった。雨だけじゃなくて気温の低さにも悩まされることになり、こうした厳しいコンディションによって、この世界有数の高速コースは非常に危険な場所にもなってしまう。だからこそ僕らは、安全に走るようにしなければならないと思うんだ。僕は午前中のセッションで数ラップだけ走行。タイミングが悪くて、コースに出たときはコンディションが悪化していたんだけれど、それを考慮しても僕のラップタイムは決して劣っていなかったと思う。午後はさらにひどくなってコース上の水も増加。セッション・スタートが遅らされ、結局は赤旗中断になったわけだけれど、もしそうでなかったとしても、僕は自分の判断で走行を取りやめていただろう。膝の怪我の状態をさらに悪化させるようなリスクやストレスを、わざわざ作り出すようなことはしたくなかったからね。それよりは明日を待ち、また、明後日のために少しでもパワーを残しておきたかったんだ」
    ※ トップタイムの107%以内を記録していないため順位つかず

  • 【MotoGP】 ホンダ:オーストラリアGP プレビュー

    【MotoGP】 ホンダ:オーストラリアGP プレビュー

    MotoGP 日本GPからの連戦となる第16戦オーストラリアGPが、10月21日(金)〜23日(日)の3日間、フィリップアイランド・サーキットで開催される。

    一周4.4kmのフィリップアイランドは、高速コーナーが連続するレイアウトで、シーズンを通して高いアベレージスピードの高速サーキットの一つ。アクセル全開で走る割合が多いので、エンジンの性能差がほとんど出ない。

    また、こうした特徴により、スリップストリームを使い合うことになるため、毎年し烈なバトルが繰り広げられる。今大会も壮絶な優勝争いとなることが予想される。

    前戦日本GPでは、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)がシーズン11回目の表彰台に立ち、シーズン5勝目を獲得。2年ぶり3回目のシーズンタイトルを勝ち取った。今年は第14戦アラゴンGPを終えて8人のウイナーが誕生し、競争の激しいシーズンとなっていた。その厳しい戦いの中で、マルケスは安定したリザルトを残し、アラゴンGPから2連勝を達成。シーズン5回目の優勝で、タイトル獲得を決めた。

    シーズン13回の最多ポールポジションと最多優勝記録を樹立した2014年は、圧倒的な強さをみせて日本GPでタイトル獲得を決めた。今年は、レギュレーションの変更でタイヤがブリヂストンからミシュランに代わり、全メーカー、全選手が一からのスタートとなる波乱含みのシーズンだった。その中でマルケスは、RC213Vが持つパフォーマンスを着実に引き出し、ホンダのホームレースとなる日本GPでタイトルを決めた。

    この優勝でホンダは、最高峰クラスで2年ぶり通算22回目のコンストラクターズタイトルに王手をかけた。また、Repsol Honda Teamもチームタイトルに王手をかけた。

    日本GPはダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)がケガのために欠場。急きょ、青山博一が代役出場して1ポイントを獲得した。今大会は、03年から08年までRepsol Honda Teamに所属し、Honda World Superbike Teamからスーパーバイク世界選手権に参戦するニッキー・ヘイデンが代役として出場する。ホンダ時代には、フィリップアイランドで3回の表彰台に立っているヘイデン。Repsol Honda Teamとしては8年ぶりのオーストラリアGPとなるが、代役出場に闘志をかき立てている。

    これまで苦手としていた日本GPを予選5番手、決勝5位で走ったカル・クラッチロー(LCR Honda)は、得意とするオーストラリアGPに気合を入れている。日本GPでもコースアウトがなければ表彰台争いに加われただけに、その悔しさをフィリップアイランドで晴らす意気込みだ。昨年の大会は予選5番手、決勝7位。今年は12年大会以来の表彰台獲得を目指す。

    MotoGP2年目のジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Mark VDS)は、ホームレースとなるオーストラリアGPに気合を入れている。ルーキーだった昨年は15位という不本意なリザルトだったが、今年はオランダGPの優勝ライダーとしての凱旋。前戦日本GPを転倒でリタイアしてしまっただけに、大好きなサーキットの一つであるフィリップアイランドで今季2度目の表彰台を目指す。チームメートのティト・ラバトは、MotoGPで初めてのオーストラリアGPを迎える。Moto2クラスに参戦していた昨年はケガのため欠場しているので、2年ぶりのオーストラリアGPとなる。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「チャンピオンシップのプレッシャーがなにもない状態でフィリップアイランドへ来られるのは最高の気分です。このサーキットはオースティンやアラゴンと同じように大好きなサーキットの一つです。高速で流れるようなレイアウトで、走っていてとても楽しいです。注意しなければならないのは天候です。この時期は、とても寒くて風も強く、特に最終ストレートではそれを強く感じます。なるべくマシンが安定するようなセットアップを見つけなければなりません。最終戦まで、なるべく多くのレースで勝てるようにがんばりたいと思います。また、コンストラクターとチームのチャンピオンシップのことも考えなければなりません」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合5位)
    「手術のあと、数日間は強い痛みに襲われました。でも今は少しずつよくなってきています。すでに退院して、これから診察を受けることになります。それで回復状況や、いつマシンに戻ることができるかがもっとよく分かると思います。また、タイトルを獲得したマルクとHondaにおめでとうと言いたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合7位)
    「フィリップアイランドでいいレースをすることが目標です。失うものはなにもありません。ほかのみんなも同じ状況です。天候があまりよくなければ今週末は大変なレースになると思います。路面温度も問題になります。天候次第ではどんな展開も起こり得ます。そのためどのようなことにも対処できるように準備しなければなりません。ここまでチーム、そしてHondaとともに、とてもいい仕事をしているので楽しみにしています」

    ジャック・ミラー(MotoGP 総合18位)
    「母国へ向かい、地元ファンの前で走るのをとても楽しみにしています。今年はMotoGP第8戦で優勝したライダーとして戻ることになるため、余計に特別な気持ちです。日本GPは難しいレースになりました。今週はその分を取り戻したいです。フィリップアイランドは大好きです。限界までプッシュできるために、いい状態を見つけられることを願っています。昨年はオープンクラスのマシンでいい走りができたと思います。後半戦に入って厳しい状況が続きましたが、ここからいい方向に転換させたい気持ちです。ホームレースはいつもよりプレッシャーがあります。でも、多くのファンが見に来てくれるというのは、とてもいい気分です。オーストラリアのファンのためにいい走りができることを願っています」

    ティト・ラバト(MotoGP 総合20位)
    「フィリップアイランドが大好きなサーキットの一つなのは僕だけではないと思いますし、楽しみにしています。日本GPは簡単ではありませんでした。しかし、集中力を維持して全力でプッシュしました。ポイント圏内に戻ることができたのは重要なことです。目標はいつもと同じで、すべてのセッションで自信とリズムをつかみ、楽しむことです。2月にはフィリップアイランドでテストしているので、そのときのデータを比較したり検証したいです」

    ニッキー・ヘイデン(MotoGP 総合26位 代役出場2戦目)
    「まず、ダニの幸運を願っています。ダニは、これまでのように強くなって戻ってくるに違いありません。今回の出場は、僕にとってはクレイジーなハードワークですが、チャンスでもあります。Repsol Honda Teamでタイトルを獲得してから10年になります。ファクトリーのHondaとフィリップアイランドで仕事をすることは考えただけでもかなり感動的です。このような機会を与えてくれたこと、そして信頼してくれたことに本当に感謝しています。また、現在のチームとスポンサーにもチャンスを与えてくれたことに感謝しています。これを実現するためにみんなが一生懸命がんばってくれたので、今は飛行機に乗ってフィリップアイランドへ行くことを楽しみにしています。チームのためにいい仕事ができることを願っています。フィリップアイランドでは常に2つのことに気を付けなければなりません。天候とタイヤです。でもこのサーキットは大好きで、とても楽しみです。金曜日の午前中からがんばって前に進みたいと思います」

  • マルク・マルケス、MotoGP世界選手権でチャンピオンを獲得

    マルク・マルケス、MotoGP世界選手権でチャンピオンを獲得

    2016 FIM MotoGP世界選手権シリーズ 第15戦 MOTUL 日本グランプリにおいて、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスがチャンピオンを獲得した。

    マルク・マルケスは、15日(土)の予選で2番手を獲得し、順調な仕上がりで決勝に臨んだ。決勝レースでは、序盤から上位を走行。4ラップ目にトップに躍り出ると、2位以下との距離を徐々に引き離し独走で優勝を飾った。シリーズ戦3戦を残した時点だが、2位とのポイント差により、今シーズンのチャンピオンを決定した。

    マルク・マルケスは、2013年にホンダ・レーシングが運営するHondaのワークスチーム、レプソル・ホンダ・チームからMotoGPクラスに初参戦し、デビューイヤーでチャンピオンを獲得。続く2014年にも連続してタイトルを獲得した。今シーズンのタイトルで、MotoGPクラスでは3度目のチャンピオンとなりました。

    マルク・マルケス
    「とにかく信じられません。レースが始まる前はチャンピオンになれるなんて思ってもいませんでしたし、ここでチャンピオンになることは無理だと話していました。ただ、ロッシ選手がリタイアしてからは、とにかくプッシュしようと頑張りました。ひたすらベストを尽くしていて、残り3ラップのところでピットボードにてロレンソ選手がリタイアしたことを知り、集中することが難しくなり、4コーナーか5コーナーでミスをしてしまいました。今回のタイトル獲得は、昨年は取れなかったことと、Hondaのホームサーキットである茂木で確定したことで、自分にとって特別です。また、チームにとっても、そして今年亡くなった自分の祖母にとっても特別な瞬間だと思います」

    野村欣滋 (株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長)
    「マルク・マルケス選手とチームにとっては、レギュレーションの変更などで苦難の多いシーズンでした。このような過酷なシーズンでチャンピオンを獲得することは、大変な努力とチャレンジの成果です。チームスタッフ、そしてレース活動を支えてくれた多くのスポンサーと、世界中のファンに感謝いたします」

    八郷隆弘 (本田技研工業株式会社 代表取締役社長)
    「Hondaのホームマーケットである日本で、チャンピオンを獲得したマルク・マルケス選手を心から祝福します。今後もHondaは、みなさまと感動を共有できるレース活動を目指し、取り組んでまいります。Honda へのご声援ありがとうございました」

    Marc Marquez 2016 MotoGP Champion関連:MotoGP 日本GP 結果:マルク・マルケスが優勝でタイトル獲得!

  • 【MotoGP】 ヤマハ:日本GP 決勝 レポート&ライダーコメント

    【MotoGP】 ヤマハ:日本GP 決勝 レポート&ライダーコメント

    Movistar Yamaha MotoGPのホルヘ・ロレンソとバレンティーノ・ロッシのトップ争いから始まった日本GP。ところがふたりがともにリタイアする波瀾の展開となった。

    ホルヘ・ロレンソはグリッド3番手から好スタートを切り、バレンティーノ・ロッシを抜いて2番手で第1コーナーへ。続けて第2コーナーではマルク・マルケス(ホンダ)をとらえトップに浮上した。

    バレンティーノ・ロッシとマルク・マルケスがバトルを展開する間に、ホルヘ・ロレンソはアドバンテージを0.6秒まで拡大。しかし後続の2台もレースをあきらめたわけではなく、再び近づくと、3ラップ目にはマルケスがロレンソをとらえてトップに浮上する。2番手に後退したロレンソは、マルケスにぴったりとついて行き、その後方にはロッシが迫る。そして6ラップ目にはロッシがロレンソをパスして2番手に上がったが、その直後に転倒して戦列を離脱した。

    この間にトップを行くマルク・マルケスが着々とリードを広げていたため、ホルヘ・ロレンソは後方から追い上げてくるアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)との距離を意識し、2位確保を目指した。ところが残り5ラップとなったところで転倒、そのままリタイアとなった。

    バレンティーノ・ロッシはポールポジションからスタート後、マルク・マルケスとホルヘ・ロレンソに先行を許してしまう。その後はマルケスとアレイシ・エスパルガロ(スズキ)に挟まれ激しいバトルとなり、オープニングラップを終了した時点で3番手。しかしここから再び追い上げを開始し、5ラップ目にはロレンソをパス。さらにトップを目指してペースを上げていったが、7ラップ目の第10コーナーで転倒した。

    バレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソは、それぞれ196ポイントと182ポイントでランキング2位と3位をキープ。コンストラクターズ・ランキングではヤマハが合計288ポイントとなり、トップから28ポイント差のランキング2位。チーム・ランキングでは、Movistar Yamaha MotoGPが合計378ポイントでランキング2位につけている。

    中須賀克行が11位を獲得
    予選で1分46秒627を記録して16番手スタートとなったYAMALUBE YAMAHA FACTORY RACINGの中須賀克行。そして前日のスタート練習で「かなり手応えがある」と中須賀が語っていたとおり、抜群のスタートを決める。直後の第2コーナー近辺での大渋滞には一歩引く形でクリアすると、オープニングラップを15番手で戻ってくる。その後、ユージン・ラバティ(ドゥカティ)、ジャック・ミラー(ホンダ)、ホルヘ・ロレンソが転倒。こうしたことも手伝い9周目には12番手に浮上した。レース中盤に中須賀は1分47秒台をキープして走行。レース終盤では1分48秒台に落ちたが、単独走行ながらコンスタントに走り続け、最終的には11位という結果で日本GPを終えた。

    エスパルガロがヤマハ勢トップ。スミスもポイントゲットの大健闘
    Monster Yamaha Tech 3のポル・エスパルガロは、同チームで50回目のMotoGPに出場して6位獲得と健闘した。グリッド3列目から好スタートを切り、ストップ&ゴーのコースを順調に駆け抜けながら1周目で1台をパス。ここからさらにリズムよく走行を続け、前方のC・クラッチロー(ホンダ)を追って行った。コンスタントなペースで後続を引き離したエスパルガロは、レース中盤で7番手に浮上すると、終盤でもうひとつ順位を上げて6位でチェッカーを受けた。

    ブラッドリー・スミスは、8月以来のMotoGP出場。右膝の怪我の影響で万全の状態ではなかったが、果敢にもレースを走り切って13位を獲得した。グリッド5列目からスタート後、オープニングラップの混戦のなかで18番手へ後退。しかしすぐにリズムをつかむと、集中力をキープして着実に順位を挽回していった。そしてレース中盤で14番手まで上がり、最終的には13位でゴール。体調を考えれば、予想をはるかに超える好成績となった。

    Movistar Yamaha MotoGP
    ホルヘ・ロレンソ (リタイア)
    「ミスをしてしまい本当に悔しい。タイヤが消耗していた状況で激しくプッシュしすぎてしまった。アラゴンではタイヤ選択が功を奏したが、今回はその逆になってしまった。フロントタイヤのチョイスを間違えたんだ。別のコンパウンドを選んでいれば、もっといい戦いができたのだろうが、残念ながら好感触をつかめないままマルケスから離された。そして最後はドビツィオーゾに追い上げられ、いつも以上にプッシュして僕は転倒してしまった。優勝争いができたはずなので、悔しい気持ちでいっぱい。そして同時に、ランキング2位獲得のチャンスも失ってしまった。マルケスがチャンピオンになったのは、最も安定していたことが理由だと思う。心から祝福するよ」

    バレンティーノ・ロッシ (リタイア)
    「幸い体はまったく問題ない。でもこの結末は本当に残念だ。予選からは絶好調で、今日もパワーもペースも最高だったんだ。スタートはちょっと出遅れてしまい、マルケスとロレンソに先を行かれてしまった。その後はマルケスのほうが僕よりやや速かったので、先にロレンソをパス。そしてマルケスをとらえようと激しくプッシュしたらフロントが切れ込んだ。コーナー進入でワイドに行き過ぎたとか、深く行き過ぎたとか、そういう感覚はまったくなかった。それでも転倒してしまったのだから、僕がミスをしたということなんだ…」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「好成績を期待していただけに残念な結果だ。ホルヘは昨日の転倒があったし、バレンティーノも風邪をひいていて、いずれも体調は万全ではなかったが、決勝ではとても素晴らしい走りを見せてくれた。そしてトップ争いを展開し、マルケスを逃すまいと懸命に攻め続けた。ふたりが転倒してしまったことは本当に残念。マルケスには祝福を贈る」

    YAMALUBE YAMAHA FACTORY RACING
    中須賀克行 (11位)
    「まず、自分のことよりも、ロッシとロレンソが転倒し、タイトルがライバルメーカーにわたってしまったことが、ヤマハのライダーとして、YZR-M1の開発ライダーとして悔しいですし、来年のタイトル奪還に向けて改めて気持ちを引き締めています。このウイークを通して、YZR-M1をどのように自分に合わせていくか、そしてミシュランタイヤに自分をどのように合わせていくかを考えて走りました。今日のウォームアップではセッティンがうまくまとまらなかったのですが、その後にECUを調整したら、いい方向にいきました。ただ、これは自分の未熟な部分ですが、タイヤの空転を防げる時と、それができないときがあり、この辺がMotoGPライダーとの差だと思います。もちろんこれも含め、ライダーとしてもっと自分を高めていきたいと思います。レースではヤマハファン、MotoGPファンの前でプッシュし続ける走りができました。応援していただいたファンの皆さんには感謝しています。次のレースは、全日本最終戦のMFJ-GPです。ここではチャンピオンがかかっていますが、いつも通りに準備を進め、優勝、そしてチャンピオン獲得を目指してがんばりますので、こちらも応援してください」

    尾方宏彰 (チーム監督談)
    「今回は、エンジンなどのハード面ではなく、例えばECUなどの細かい部分での開発作業が主となりました。いつものテストだと、パーツ類のテストはもちろんですが、常にMotoGPチームを基準とし、中須賀選手用にYZR-M1をセットアップすることはほとんどありません。しかし今回は、開発テストを含めながらではありますが、中須賀選手用にYZR-M1をセットアップし、レーシングライダー中須賀選手が望むYZR-M1はどのようなものか、中須賀選手自身が速く走るには何が必要かを知ることができ、とても新鮮であると同時に得るものもたくさんありました。こうした開発を兼ねての参戦なので、結果を求めるものではありませんが、決勝レースでのスタートは抜群で、データ的にはロッシを上回るものでした。これは、間違いなく今後に生かされますし、レースでないと得られない情報でもあります。一方、開発陣としては、全日本ロードレースで5連覇がかかっている中須賀選手が、この日本グランプリを無事に終えることができてホッとしています。最後に、チームと中須賀選手を応援してくださったファンの皆さんに感謝いたします。ありがとうございました」

    Monster Yamaha Tech 3
    ポル・エスパルガロ (6位)
    「タフな戦いだったよ。そのなかで10ポイントを獲得できたことはとても重要だ。でも走り自体は、本来の力を十分に発揮することができず残念に思っている。プラクティスのどのセッションも、あまり気持ちよく走ることができなかったので、厳しいレースになることははじめからわかっていたけどね。スタートはとてもうまくいって、ドゥカティ勢の前に出ることができた。このことが、今日の順位につながるポイントだったと思うんだ。でも上位グループについて行くことはできなかったので、ほとんどの時間帯をひとりで走っていた。そのうちに上位に転倒があり、僕は6位に上がることができたというわけだ。とにかくポイント獲得はうれしいこと。これからは次のオーストラリアに照準を合わせていく。フィリップ・アイランドはとてもエンジョイできるコースで、良い思い出がたくさんあるんだ」

    ブラッドリー・スミス (13位)
    「非常にハードな1日だった。でも努力が報われて、ポイントを獲得できたんだ。この7週間、僕はみんながレースをしているのをただ見ていた。今日はグリッドに並び、自分のいるべき場所でやるべきことができて本当にうれしかったよ。レースを完走できるかさえ分からない状態だったことを考えれば、13位という順位に不満なんかない。実を言うと、レースの長さを忘れてしまっていたんだ。全力で24ラップを走ることがどれだけ大変なことか、しかもそれをミスなしでやりきらなければならないのだから、今の僕には本当に難しいチャレンジだった。チームのみんなには感謝の気持ちでいっぱい。彼らは毎日、懸命に仕事に取り組み、僕のために素晴らしいマシンを用意してくれた。僕はリハビリを受けなければならず、彼らといる時間はいつもより少なかったけれど、僕自身のこともよくケアしてくれたんだ。またそれ以上に、日本滞在中ずっと、いろいろな面で支えてくれたヤマハにも本当に感謝している。今の僕にはどうしても手助けが必要だったからね。彼らはその状況を理解し、とてもよくサポートしてくれたんだ。心から感謝している」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「ファクトリーが2台ともチェッカーを受けられず、マルケスがここでチャンピオンを決めるなんて誰が想像しただろうか。我がチームは、まずポルの健闘を讃えたい。ウイークを通じてベストを尽くし、決勝では6位という好成績を獲得。しかもヤマハ勢トップに立ったのだ。カルには大差をつけられていたので、後続との距離をしっかりコントロールし、チェッカーを受けた。カルとの差はわずか10ポイントだから、残り3戦で何が起きるかわからない。一方のブラッドリーは、本当に素晴らしい仕事を成し遂げた。木曜日にここに到着した時点では、1ラップさえできるかどうかわからないような状態だった。にもかかわらず、すべてのセッションを走り切り、しかも予選15番手を獲得。それだけでも見事だった。そして我々はその時点でもまだ、レースを走り切るのは難しいだろうと考えていた。ところが彼はそれをやりきり、しかも、体調に問題のないライバルよりも前でフィニッシュした。だから彼には感謝の気持ちでいっぱい。次のオーストラリアまでに、彼の膝がもっと良くなってくれることを祈っている。チームのみんなにも感謝。次回に期待している」

    関連:MotoGP 日本GP 結果:マルク・マルケスが優勝でタイトル獲得!

  • 【MotoGP】 ホンダ:日本GP 決勝 ライダーコメント

    【MotoGP】 ホンダ:日本GP 決勝 ライダーコメント

    快晴となった第15戦日本GPは、タイトル王手でホンダのホームグランプリを迎えたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)がシーズン5勝目を挙げて、2年ぶり3度目のチャンピオンを獲得した。

    予選2番手からスタートし、オープニングラップでポジションをキープ。4周目にトップに浮上すると、そのまま後続を振り切って24周のレースを走った。

    MotoGP コメント
    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「レース前はチャンピオンになれるなんて思っていなかったので信じられない気持ちです。正直、今大会は不可能だと思っていました。でも、(バレンティーノ)ロッシが転倒したのを見て、優勝に向けて一生懸命プッシュしようと決めました。全力で走りました。そして残り3周で、(ホルヘ)ロレンソも転倒したことをピットボードで知りました。その後は集中力を維持するのが難しく、同じ周で4、5回コーナーでミスをしてしまいました。今回のタイトル獲得は、転倒が多かった昨年のことを考えると、とても特別です。また、Hondaのホームであるもてぎで獲得できたことも特別です。Hondaは一生懸命がんばってくれました。これまで苦戦してきたこのサーキットでその成果を感じました。僕自身もシーズン中に前進することができました。ミシュランのフロントタイヤをうまく使う方法も学びました。今年は難しい年でしたが最高の年になりました。チームや今年亡くなった祖母のためにもすばらしいことでした。きっと喜んでくれていると思います。今はとにかく勝利を喜び、さらに『マルク・マルケス』スタイルで、残りの3戦に挑みたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 5位)
    「今日はいいポジションでフィニッシュできましたが、レース中盤にミスをしてしまいました。ハードコンパウンドのフロントタイヤは正しい選択だと思っていましたが、レース序盤は速く走るのがとても難しかったです。そのため終盤まで待つことになりましたが、いつものようにうまくいくと信じていました。しかし、ミスしてコースを外れてしまい、その周で8秒か9秒ロスしてしまいました。それでも力強い結果を出すことができました。表彰台争いができるはずだったので少し残念ですが、チームはすばらしい仕事をしてくれました。シーズン後半に向けて重要な結果になりました」

    ティト・ラバト(MotoGP 14位)
    「前の2レースがノーポイントに終わっていたので、今回の14位はとてもうれしいです。自分の限界を理解し、完走しようとがんばりました。MotoGPをさらに学ぶためにも本当に集中しました。もてぎで2ポイント獲得しましたが、僕にとっては簡単なサーキットではありませんでした。この勢いを来週末のオーストラリアまで持っていき、引き続き前進したいです」

    青山博一(MotoGP 15位)
    「昨年のドイツGPに(カレル)アブラハムの代役で出て以来のMotoGPとなりました。今回の仕事は開発ライダーとしてレースを見学すること、そしてタレントカップの指導だったのですが、しっかりとレースの装備を持ってきていました。いつでも参戦できるようにと思っていたのかもしれません。しかし、レースの感覚はすぐには戻らないので、土曜日からの参戦するという状況に最初は戸惑いもありました。久しぶりのレース、それもRepsol Honda Teamで、日本GPというなかなかできない経験の中でプレッシャーもありましたが、完走してポイントを獲得したことにホッとしています。参戦できたことを感謝しています」

    ジャック・ミラー(MotoGP リタイア)
    「ブレーキングが少し遅れ、1コーナーでフロントエンドから流れてしまいました。レースラインを保とうとしましたが速すぎて、フロントから転びました。スコット(レディング)や(ダニロ)ペトルッチ、(アルバロ)バウティスタ、そして(ステファン)ブラドルがいる集団についていこうと一生懸命プッシュしていました。転倒するまでは、いいバトルができたと思います」

    Moto2 コメント
    トーマス・ルティ(Moto2 優勝)
    「今大会は、ポールポジションを獲得できなかったこと以外は、完ぺきでした。決勝レースではフィーリングがよくて快適でした。終盤はヨハン(ザルコ)に追い上げられ、集中力と速さをキープするのが難しかったです。次のレースでは、彼がレース結果よりもチャンピオンシップのことをもっと考えることを願っています。そうすればもっと楽に戦えるからです。とにかく優勝してチームの期待に応えることができてとてもよかったです」

    ヨハン・ザルコ(Moto2 2位)
    「スタートでポジションをいくつか落としてしまいました。いいペースで走ることができなかったのですが、僕はライバルたちとは違うタイヤを使っていたので、周回を重ねるごとによくなっていきました。いくつかミスをしましたが、表彰台に上がることができました。終盤、トム(トーマス・ルティ)に追いつくことを願っていましたが、彼のペースはレース全体を通してとてもよかったので、非常に難しかったです。今回の目標は表彰台獲得で、それを達成できたのでうれしいです。また、アレックス・リンスが今週は苦戦していたのでチャンピオンシップリードを広げることができました」

    フランコ・モルビデリ(Moto2 3位)
    「レース終盤に中上(貴晶)といいバトルができました。何度もオーバーテイクをしました。そして残り数コーナーというところで表彰台を確実にしました。今週はチームがすばらしい仕事をしてくれたのでとてもうれしいです。3連戦の最初のレースとしては、とてもポジティブでした。次はオーストラリアです。また表彰台を狙っていきます」

    中上貴晶(Moto2 4位)
    「序盤いい位置につけることができました。しかし、(トーマス)ルティがペースアップしていたので、遅れないようにがんばりました。3コーナーでラインを外したときに(ヨハン)ザルコが前に出て差ができてしまいました。追いつける距離ではなくて、それからは(フランコ)モルビデリとの3番手争いになりましたが、ここで仕掛けなければ絶対に後悔すると思い、全力でトライしました。競り負けたことが本当に悔しいですが、昨年とは違う自分の走りをみせることができたと思います。次戦からの3戦、全部勝つつもりでがんばります」

    関口太郎(Moto2 22位)
    「テレビで見るGPライダーの進入はすごいと思っていましたが、実際に見るのでは大きな違いがありました。同じタイヤを使っているのに、自分が考えたこともない走りをしていました。自分の未熟さを感じました。この参戦で得たものを、これからのレースに絶対に生かしていくつもりです。参戦することができて本当によかったと思っています」

    Moto3 コメント
    エネア・バスティアニーニ(Moto3 優勝)
    「とても難しいレースでした。ビンダーは常にプッシュしていたし、レース終盤にはさらにプッシュしていました。彼とのギャップを縮めるのは大変でしたが、最後の6周は全力で走りました。そして最終ラップに彼に追いつくことができ、11コーナーで彼をパスすることができ、とてもいい気分でした。ブラッド(ビンダー)がストレートでとても速いことは分かっていましたが、その前の周にコーナー出口で少しはらんでいるのを見ていたので、それを最大限利用しようとしました。彼のスリップストリームを使い、ブレーキングでアタックしました。とてもうれしいです。表彰台はいつだってすばらしいですが、優勝は格別です」

    ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 5位)
    「今回も追い上げのレースができたし、トップ10フィニッシュとなりました。とてもうれしいです。少し疲れてスローダウンしなければならないときもありましたが、マシンの状態はよかったと思います。マシンを安定させるためにフットレストに力を入れなくてはならず、疲れました。結果に満足しています。チャンピオンシップにおいて重要なポイントを獲得できました。ルーキー・オブ・ザ・イヤーのトロフィー獲得に向けてがんばります」

    リビオ・ロイ(Moto3 7位)
    「スタートはそれほど悪くありませんでしたが、転倒を避けるために強くブレーキをかけなければならず、それで5つほどポジションを落しました。僕はソフトリアタイヤを選んだ5人の内の一人です。特にこのタイヤでは序盤に違いを出すことができます。そのため追い上げることができましたが、少なくとも5つのポジションを取り戻すために貴重な時間も使ってしまいました。『もしも』という言葉を使っても意味はありませんが、もしもいいスタートを切って上位のライダーたちについていったらどうなっていただろうかと思います。僕のペースは彼らと同じでした。もしかしたら彼ら以上だったかもしれません。とにかくいいレースでした。常に強さを感じることができました。この結果とレースウイーク全体に満足すべきだと思います。遠征のスタートとしてはよかったです。来週末のオーストラリアが楽しみです」

    岡崎静夏(Moto3 26位)
    「今回の参戦ではスタッフを増やしてもらい、小原監督がメカニックとしてついてくれました。走り出して、すぐに自己ベストに近いタイムを記録することができたのですが、それからは、どんな風にマシンを仕上げていけばいいのかが分かりませんでした。なにを伝えればいいのかということが分からず、自分がどんなマシンを望んでいるのかということも分かっていませんでした。それが本当に悔しいです。でも、それも参戦することができたから気がついたことだし、しっかり考えて、セッティングができるようになりたいです。成長できたら、また挑戦したいと思います」

    尾野弘樹(Moto3 失格)
    「スタートがうまくいって、トップ争いができました。タイヤを温存しながら終盤にプッシュして前に出ようと思いました。序盤は辛くて、そのため、トップ争いができなかったことは心残りですが3位になれたし、初めて表彰台に登れたことは本当にうれしかったです。しかし、レース後、着替えているときに失格を知らされ、いただいたトロフィーを持っていかれてしまいました。自分としては、3位になれた充実感もあります。一体なにが起こったのかという気持ちですが、まだレースは続きます。次戦オーストラリアに向けて気持ちを切り替えたいです」

    関連:【MotoGP】 ホンダ:日本GP 決勝 レポート

  • 【MotoGP】 スズキ:日本GP 決勝 レポート&ライダーコメント

    【MotoGP】 スズキ:日本GP 決勝 レポート&ライダーコメント

    チームスズキエクスターのマーベリック・ビニャーレスは日本GP決勝で、3位表彰台を獲得。チームメイトのアレイシ・エスパルガロは彼にとって今季ベストリザルトとなる4位でフィニッシュした。

    このポジティブなレース結果はスズキにとって、特別な週末を祝う記録となった。なぜならば今から54年前の1962年10月14日、エルンスト・デグナーがスズキRM62を駆って勝利し、スズキにとって最初の世界タイトルを獲得した記念すべき週末でもあるからだ。

    ビニャーレスにとってGP参戦100戦目となる今回のレースは、予選7番手からスタートし、その後は自ら立てたレース戦略を忠実に実行した。今朝のウォームアップセッションでチームがレースに向けて仕上げたマシンのパフォーマンスを最大限に発揮させながら、高いアベレージで走り続けることを第一とし、レース前半はタイヤを温存し、その後チームメイトをパス。最終的に3位表彰台を獲得した。

    非常にポジティブな週末を過ごしていたアレイシにとって、4位という結果は十分な功績と言える。彼のパフォーマンスはセッションごとに、より高いレベルへと進化し、レースは最初から最後まで、このクラスのトップライダーたちの中に割って入り、彼らを上回る走りを見せ、アグレッシブなライディングでゴールまで走り続けた。その結果、アレイシにとって今季ベストリザルトとなった。

    マーベリック・ビニャーレス (予選7番手、決勝3位)
    「この表彰台獲得はとてもハッピーだよ。嬉しい理由というのは二つあって、一つ目は、チームが昨日からマシンに施してくれたセットアップが非常に良いものとなり、昨日よりもはるかに攻めきる走りができるようになったからなんだ。このことというのは、僕たちのポテンシャルがまだまだたくさんの伸びしろがある、ということを意味している。二つ目は、このレースで僕はとても知的なレース戦略を立て、それをしっかりと実行できたという手応えがあるからなんだ。レースは、できればスタートで大きくジャンプアップしたかったけど実際にはそれができなかったんだ。でもそこで焦らず、レース終盤に向けてタイヤをマネージメントできるよう、無理なライディングをしてタイヤを消耗させないように心がけるように切り替えたんだよ。アレイシと良いバトルができたし、最終的に彼をパスし、できればさらに前をキャッチアップして2位をねらいたかったけど、それをするにはアレイシを捕まえるのが遅すぎたかな。でもこの表彰台獲得は、多くのファン、そしてスズキのファクトリーで働く従業員の方々の前でそれが果たせたということで、とてもエモーショナルだよ。日本のファンはいつも本当に全力で応援してくれるから、このレースは毎年とても楽しみにしているし、その応援に結果で応えようといつも思っているんだ。そういう意味で、この3位表彰台は本当に本当に嬉しいよ。ミンナ、ドウモアリガトウ!」

    アレイシ・エスパルガロ (予選6番手、決勝4位)
    「最終的なリザルトにちょっとガッカリだよ。もっと良い結果を期待していたからね。なぜならば、この週末はずっとポジティブなセッションを展開することができていたんだ。我々はとても良い仕事ができているという手応えがずっとあったし、最終的には僕が望んでいたようなマシンに進化させることができたんだ。そしてそれは、今シーズンで初めてのこと。レース序盤は非常に接近したトップグループに加わることができ、最後までそこで走り続けようとトライしたんだけど、最終的には4位でチェッカーだった。とは言え、今季最高位のリザルトだし、僕はこの結果を誇りたいと思っている。次のレースは来週だから、この気持ちを切らさずにしっかりと集中し、ポジティブな状態を維持しながら最終戦までしっかりと戦っていくつもりだよ。」

    河内 健 (テクニカルマネージャー)
    「この日本GPで表彰台獲得できたということは、我々にとって特別な意味を持ちます。なぜならば、このレースはホームGPであり、ファクトリーの仲間、そして多くのファンの前で、我々のパフォーマンスの高さを証明できたからです。昨日までマーベリックはセッティングに関して苦戦を強いられていましたが、今朝のウォームアップセッションでマシンのセットアップに関して抱えていた問題を解決できました。それが良い結果につながりました。アレイシはこの週末、本当に素晴らしい仕事をし、良い結果をチームにもたらしてくれました。最終的に表彰台へたどり着くことはできませんでしたが、この週末ずっと、我々にとってとてもポジティブな時間にしてくれました。チーム全員がとてもハッピーです。我々は次戦フィリップアイランドに向け、さらにマシンを進化させたいと考えています。なぜならば、フィリップアイランドは我々のマシンにとってとても相性の良いコースだからです。シーズン最後までより多くの表彰台獲得を目指し、引き続きトライし続けていきたいと考えています。」

    関連:MotoGP 日本GP 結果:マルク・マルケスが優勝でタイトル獲得!

  • 【MotoGP】 青山博一 「完走してポイントを獲得したことにホッとしている」

    【MotoGP】 青山博一 「完走してポイントを獲得したことにホッとしている」

    青山博一は、MotoGP 日本グランプリの決勝レースで15位入賞を果たした。

    フリー走行で転倒したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)に代わってMotoGP 日本GPの決勝に臨んだ青山博一は、最後列22番グリッドからスタート。1周目で19番手まで順位を上げると、その後は堅実な走りでポジションをキープ。上位陣の転倒などにより、15位でチェッカーを受け、1ポイントを獲得した。

    青山博一(MotoGP 15位)
    「昨年のドイツGPに(カレル)アブラハムの代役で出て以来のMotoGPとなりました。今回の仕事は開発ライダーとしてレースを見学すること、そしてタレントカップの指導だったのですが、しっかりとレースの装備を持ってきていました。いつでも参戦できるようにと思っていたのかもしれません。しかし、レースの感覚はすぐには戻らないので、土曜日からの参戦するという状況に最初は戸惑いもありました。久しぶりのレース、それもRepsol Honda Teamで、日本GPというなかなかできない経験の中でプレッシャーもありましたが、完走してポイントを獲得したことにホッとしています。参戦できたことを感謝しています」

    関連:【MotoGP】 ダニ・ペドロサ、バルセロナでの手術が無事終了

  • 【MotoGP】 ホンダ:日本GP 決勝 レポート

    【MotoGP】 ホンダ:日本GP 決勝 レポート

    MotoGP 日本グランプリの決勝レースが16日(日)、ツインリンクもてぎで行われた。

    MotoGP レポート
    天王山となるこの一戦。フロントロー2番グリッドからスタートしたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、好スタートを決めてトップで1コーナーに飛び込むものの、2コーナーでホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)にかわされ2番手で1周目を終える。

    その後、3周目で前を走るロレンソを抜きトップに立つと、徐々に後続を離し始める。そんな中で7周目にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が転倒し、サーキットにどよめきが起こった。マルケスは、14周目には2番手のロレンソとの差を4秒近くに広げると、独走状態に入る。19周目には、V字コーナーで2番手を走るロレンソが転倒。その後、マルケスは着実な走りでゴールラインへとマシンを進め、チェッカーを受けた。この優勝により残りのレース数と獲得ポイント数の関係で、マルケスが2016年のライダーズチャンピオンを決めた。マルケスが日本GPで年間チャンピオンを決めたのは2014年に続き2年ぶり2度目だが、日本GPでの優勝は初めてとなる。

    また今シーズン、インディペンデントチームの中で4回連続の予選トップタイムを記録したカル・クラッチロー(LCR Honda)は、アレイシ・エスパルガロ(スズキ)とマーベリック・ビニャーレス(スズキ)に先行を許し、1周目を7番手で終えるが、その後に上位陣の転倒もあり5位でチェッカーを受けた。

    3戦ぶりに復帰したジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、予選14番手から決勝に臨んだ。1周目で12番手に順位を上げるものの、その後13番手にポジションを落とし、さらに7周目に転倒リタイアとなった。

    ミラーのチームメートのティト・ラバトは18番グリッドからスタート。1周目で20番手にポジションを落とすも、その後着実に周回を重ね、上位陣の転倒などにより、最終的には14位まで順位を上げ、2ポイントを獲得した。

    フリー走行で転倒したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)に代わって決勝に臨んだ青山博一は、最後列22番グリッドからスタート。1周目で19番手まで順位を上げると、その後は堅実な走りでポジションをキープ。上位陣の転倒などにより、15位でチェッカーを受け、1ポイントを獲得した。

    Moto2 レポート
    晴天の中で始まったMoto2クラス。今季5度目のポールポジションから好スタートを切った、ポイントリーダーのヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)は、オープニングラップでランキング4位につけるトーマス・ルティ(Garage Plus Interwetten)、5位のフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)、6位の中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)に先行される。序盤、ザルコは中上と3番手争いを繰り広げるが、12周目に中上を抜くと、その勢いで2番手を走るモルビデリも抜き、トップを走るルティに迫る。終盤、必死にルティを追うものの及ばず、0.386秒差で、2位表彰台を獲得した。ザルコの追撃を抑えたルティは2年ぶりに日本GPで優勝を果たした。

    一方、ポイントランキングにおいて1ポイント差でザルコを追うアレックス・リンス(Paginas Amarillas HP 40)は、予選結果が振るわず、22番グリッドからスタート。決勝レースでも精彩を欠き、1周目に転倒を喫し、リスタートするものの20位に沈んだ。この結果、ポイントランキングで、ザルコはリンスとの差を21ポイントに広げ、チャンピオンの獲得に一歩前進した。

    第8戦オランダGPでの優勝を受け、地元グランプリでの期待が高かった中上は7番グリッドから好スタートを決め、2周目には3番手につけるが、12周目の3コーナーで膨らんでしまい、ザルコに抜かれて4番手に。終盤にかけて前を走るモルビデリに迫り、最終ラップのV字コーナーでモルビデリを抜くものの、その後90度コーナーで抜き返され、4位フィニッシュで表彰台への登壇はかなわなかった。

    ワイルドカード参戦の関口太郎(Team Taro Plus One)は、30番グリッドからスタートし22位。また同じくワイルドカード参戦の浦本修充(Japan-GP2)は、21位でレースを終えた。

    Moto3 レポート
    Moto3クラスは、7台が転倒リタイアするレースになった。

    まず、スタート直後の2コーナーで、ホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)が転倒。巻き込まれた2台を含め、3台がここでリタイアした。

    その後、レース中盤までは6台がトップグループを形成する激しい戦いとなった。その中から総合首位のブラッド・ビンダー(KTM)、総合3位のエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Moto3)が徐々にリードを広げ、終盤は2台でトップ争いを繰り広げた。最終ラップのヘアピンコーナーまでビンダーがリードし、そのまま優勝するかに見えたが、バスティアニーニが90度コーナーでビンダーのインに飛び込み、0.017秒の僅差で勝利を手にした。

    予選トップタイムでポールポジションを獲得した尾野弘樹(Honda Team Asia)だったが、フリー走行中のペナルティーで降格となり、セカンドロー4番グリッドからのスタートとなった。序盤から先頭集団についていった尾野は、終盤にアンドレア・ミニョ(SKY Racing Team VR46)と激しい3番手争いを繰り広げた。最終的に、ファイナルラップのV字コーナーでミニョが転倒し、そのまま逃げきり3位でフィニッシュラインを通過したが、レース後の車検で最低重量違反による失格となった。

    ワイルドカードで参戦の岡崎静夏(UQ & Teluru Kohara RT)は、34番グリッドからスタート。転倒などのアクシデントもなく周回を重ね、26位となった。この経験を生かし、全日本ロードレースでの活躍が期待される。

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