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  • 【MotoGP】 ホンダ:マレーシアGP フリー走行 レポート

    【MotoGP】 ホンダ:マレーシアGP フリー走行 レポート

    MotoGP 第17戦マレーシアGPのフリー走行は、日本GPでタイトルを獲得し、オーストラリアGPで歴代1位となる65度目のポールポジション(PP)を獲得したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)がトップタイムで初日を終えた。

    午前中は青空が広がる絶好のコンディション。気温も32℃まで上昇し、熱帯の国マレーシアならではのコンディションとなった。

    しかし、このセッションでトップタイムをマークしたマルク・マルケスは、マレーシア入りした日から体調が優れず、この走行で脱水症状となったことから午後のセッションをキャンセル。予選、決勝に備えて休養をとることした。

    前戦オーストラリアGPで今季2勝目を挙げたカル・クラッチロー(LCR Honda)は、午前中のセッションでタイヤを交換しないでテストメニューに取り組んで13番手。午後のセッションでタイムとポジションを上げる予定だったが、ウエットからドライへと変化していく難しいコンディションとなり、タイムを更新することができなかった。2日目の3回目フリー走行でQ2進出を目指す。

    前戦オーストラリアGPで予選5番手、決勝10位と調子を上げているジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は16番手だった。ハーフウエットという微妙なコンディションとなった午後のセッションでは、終盤にスリックタイヤを入れて、このセッションのトップタイムをマーク、気持ちよく初日を締めくくった。2日目のフリー走行、予選での走りに注目だ。

    チームメートのティト・ラバトは19番手。ここ数戦はRC213Vを攻略するためのライディングに取り組んできた。そして初日のフリー走行では、その手応えをつかむことに成功した。2日目のフリー走行、予選では、さらなる攻略に務める。

    日本GPのフリー走行で右鎖骨を骨折し欠場しているダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)の代役として出場の青山博一は、ドライコンディションとなった1回目の走行では20番手だったが、微妙なコンディションとなった午後のセッションでは10番手とまずまずの走りをみせた。日本GPでの代役出場は土曜日からの走行となり、リズムをつかむのに苦労したが、今大会はリラックスした表情で初日を終えた。

    マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
    「ここ2日間、胃腸炎になっていて、今朝は体調があまりよくありませんでした。体調は100%ではありませんでしたが、コースに出て走ることができました。しかし、セッション終了後は、気分が悪くなりました。胃腸炎で脱水症状になったためでした。そのため、午後のセッションは、路面コンディションがよくなかったので走らないことにしました。明日は前進できるようにがんばります。土曜日と、特に日曜日に向けて体力をセーブしたいので、今日は走らなくて正解たっだと思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 13番手)
    「トップ3に入るペースがあったと思うのですが、今日はトップ10にも入ることができませんでした。午前中はタイヤを変えずに走りました。これはHondaと話し合って、あるテストをしていたからです。午後はウエットになりました。プッシュできるかどうかを見るためにスリックタイヤでコースに出ましたが、十分に乾いていませんでした。明日の午前中もウエットになりそうなのでQ2へそのまま進むのは難しいかも知れません。明日どうなるか様子を見たいです。引き続き、マシンを改善できるようにチームと話し合い、予選に挑みたいです」

    ジャック・ミラー(MotoGP 16番手)
    「セッションでは、路面がベストコンディションのときにスリックタイヤを使うことができました。ラッキーでした。どんなコンディションでもコースに出て仕事をしなければいけません。タイムシートのトップに自分の名前を見るのはうれしいことです。また路面が新しいため、濡れているのか乾いているのかが分かりづらく、注意深く走らなければなりませんでした。新しい路面は前ほど早くは乾かない感じがします。しかし、バンプがなくなったので、とてもスムーズです。午前中のドライコンディションもかなり快適でしたが、最後のアタックの最終コーナーで転倒してしまいました。最終コーナーはこれまでとかなり違って逆バンクになっているので転倒してしまったのだと思います。午前中のポテンシャルは16番手よりもっとよかったと思うので残念です」

    ティト・ラバト(MotoGP 19番手)
    「FP1では安定した走りができました。とてもいい仕事ができたと思います。新しい路面のパフォーマンスを確認しました。午後はウエットとなり、あまりいい感触ではありませんでしたが、最後にスリックタイヤで自己ベストタイムを出すことができました。また、新しい路面がどのように乾いていくかを把握することができました。ここ2レースは、自分のライディングにかなり取り組んできました。そして今日は正しい方向へ進んでいる感じがしたのでドライとなることを願っています。今日は本当に大きな違いを感じることができました。もし天気がよくなればもっと前進できると思います」

    青山博一(MotoGP 20番手)
    「思っていたようなコンディションにはならず、残念でした。午前中は2台のマシンを使って違うセットアップを試しました。午後は雨になったのですが、新しいアスファルトは、濡れているかどうかの見極めができず、攻めきれませんでした。しかし、インターミディエイトを初めて試せたし、ソフトとミディアムの両方のタイヤも試すことができました。路面が変更された最終コーナーは、これまでより、しっかり減速していかないとラインをキープできないようです。行きすぎると大回りになるので難しいです。今まで以上に勝負所になると思うし、しっかりつめていきたいです。決勝ではトップ10を目標にしているので、その目標に向けてセットアップをつめていきたいです」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:マレーシアGP フリー走行 レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:マレーシアGP フリー走行 レポート

    MotoGP マレーシアGPがセパン・インターナショナル・サーキットでスタート。雨が降ったり止んだりの難しいコンディションの中、フリープラクティス1・2が行われた。

    Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソは、両セッションのほとんどをベースセッティングのチェックに費やすとともに、新しい舗装路面の感触を確かめながら走行。それぞれ総合5番手と10番手とした。

    午前中は好天に恵まれ、第1セッションはサーキットに残っていた水たまりが少しずつ乾いてゆくなか、ロッシはセッション序盤から上位をキープしラップタイムを2分01秒611まで更新して5番手を獲得。トップとの差は0.401秒だった。

    第1セッションの後、激しい雨に見舞われたため、第2セッションはまたも、ウエットから徐々にドライへ変化してゆく状況となった。ロッシは第1セッション同様、開始早々にペースを上げて3ラップ目には2番手としたが、その後は決勝を視野に、あらゆる状況に備えるためにウエット用のセッティング作業に集中。セッション終盤にドライ・ラインが出現したが、スリックタイヤに履き替えなかったため、ラップタイムを更新はならなかった。第2セッションのベストタイムは2分13秒416で13番手に留まったが、他のライダーたちもペースを上げることができず、総合5位で初日を終えた。

    一方のロレンソは、第1セッションではセッティングを進めながらも、序盤でリズムをつかみ順調にペースアップして2番手へ。その後、2分02秒013のタイムで終盤まで5番手につけていたが、ライバルたちがペースを上げたため、トップからは0.803秒差の10番手へ後退した。

    なんとか順位を上げたいロレンソは、第2セッションがスタートするや早々にピットアウト。すぐに3番手へ浮上し、多くの時間帯でそのポジションをキープした。セッション終盤に入ると、ライバルたちがタイムアップし先行を許したが、10ラップ後、一旦ピットに戻ったものの、ロッシと同様、スリックタイヤを試すことなく終了して16番手。総合では10番手で初日を終えた。

    スミスが14番手、エスパルガロが17番手で初日を終了
    前回のオーストラリアGPでは、右ひざの怪我が完治していない状態で8位と健闘したブラッドリー・スミス。マレーシアGPの初日も好調な走りを披露した。新しい路面で初走行となった第1セッションでは3番手に1秒弱と迫り健闘。自信を持って臨んだ第2セッションはウエットになってしまったが、セッティングを続けながらペースを上げてゆき、終盤でタイムを更新して4番手に浮上した。総合順位では、第1セッションのタイムにより14番手。明日は決勝グリッドの好位置獲得を目指す。
    チームメイトのポル・エスパルガロは、難しいコンディションに翻弄されて総合17番手。第1セッションでは主にセッティングに集中しながら16ラップを走行し、その最終ラップでベストを記録した。第2セッションはウエットでのデータを生かして果敢に攻め、9ラップ目で自己ベストを更新。しかしそのあとピットに戻り、早々に走行を終了した。明日のフリープラクティス第3セッションにドライを期待し、ペースとスピードを上げトップ10入りを目指す。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ(フリー走行総合5番手/2分01秒611)
    「午前中はほぼドライと言ってもいいような状態だったんだけれど、いくつか水たまりが残っていたので、よけいに難しくなってしまった。とても危険なので、集中力をキープして慎重に走らなければならなかった。明日以降はもっとはっきりしたコンディション、つまり完全なドライか完全なウエットになってくれることを願うばかり。路面の第一印象は悪くなかったけれど、今日たくさん雨が降ってしまったので、しっかり乾くまでには時間がかかりそうだ」

    ホルヘ・ロレンソ(フリー走行総合10番手/2分02秒013)
    「ドライとウエットが入り混じった難しいコンディション。第1セッションで新しい舗装路面を初めて走り、グリップ感はなかなか良かったと思う。最後の走行のときに最もハードなタイヤを履いていたため、ラップタイムを上げることができなかったことは残念だった。第2セッションはウエットで始まり、あまり良いところがないまま終わってしまった。少しずつ乾いてきたけれど、終盤はもう走行を取りやめた。このようなコンディションのなかで結果を出すのは簡単ではないね」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「初日は順調だった。新しい路面とサーキットに施された修正箇所を初めてテストし、バレンティーノもホルヘも、そのグリップ感には好印象のようだ。今、最も気になることは、やはり天候ということになるだろう。前回のフィリップアイランドは雨のあと急速に乾いてくれたけれど、新しい路面はそういうわけにはいかないからね。今日は運悪くこのような天気になってしまい、第1セッションも決して完全なドライではなかったためセッティングが思うように進まなかった。しかし、このような変わりやすい状況のなかでも、とにかく走ることが大切なのだ。なぜなら、明日も明後日も同じような天気になるかもしれないのだから。明日がドライでもウエットでも、今日のデータをもとに準備をするだけだ」

    Monster Yamaha Tech 3
    ブラッドリー・スミス(フリー走行総合14番手/2分02秒484)
    「今日は総合的に順調だった。午前中は非常にフィーリングが良くて、フロントタイヤについてはミディアムとハードの両方を試すことができた。ハードは、今シーズンは一度も履いたことがなかったものなんだけれど、とても気持ちよく一定の距離を走りきることができたので良かった。リアについては、決勝を想定してレース距離をフルに走りたかったので一度も履き替えなかったけれど、今日のように天気が変わりやすいときには、あまり良い作戦ではなかったようだ。でも僕はもともと、金曜日から一周の記録を目指すよりも、決勝用のセッティング作業に専念するほうが好き。だから明日、晴れることに期待するよ。午後はとても難しいコンディションになってしまった。正直なところ、これだけひどく濡れた路面を何周も走るのはリスクが高いと思ったので、少し様子を見てから終盤でコースインした。明日以降も同じようなコンディションになる可能性があるので、少しでも走って確認しておくことは重要だからね。明日はどのような状況になっても、フリープラクティス第3セッションでトップ10に入りQ2へ進みたい」

    ポル・エスパルガロ(フリー走行総合17番手/2分02秒732)
    「天候と路面コンディションにすっかり翻弄され、自分たちの状態を判断することさえ難しかった。その意味では、まったく走らなかったのと同じような感じだ。午前中は路面がとても汚れていて、水たまりもいくつか残っていたので、マシンの状態やライバルたちとの違いについて評価のしようもなかった。新しい路面は、ドライならよくグリップしてくれそうだったが、しっかり乾くまでには時間が必要だった。いずれにしても、路面が汚れた状態でのセッティングは難しい。問題はタイヤなのか、セッティングなのか、あるいは路面のせいなのかがはっきりわからないからね。そして午後のセッションは、ウエットでもドライでもなく、その中間あたりという感じだったので、走行を取りやめることにした。明日はラップタイムを短縮してQ2に進みたいので、なんとか晴れてほしい。今日の午前中は、終盤でタイヤ・チョイスを間違えてしまい思うようにタイムを更新することができなかった。これも天気の影響と言えるけれど、とにかく明日は、ベストを尽くし良いグリッドを狙うよ」

  • 【MotoGP】 ホンダ:2016 第17戦 マレーシアGP プレビュー

    【MotoGP】 ホンダ:2016 第17戦 マレーシアGP プレビュー

    MotoGP 第17戦マレーシアGPが、10月28日(金)〜30日(日)の3日間、クアラルンプール郊外のセパン・サーキットで開催される。

    マレーシアGPは、1991年にシャーアラムでスタートした。その後、ジョホールへと舞台を移し、99年からはクアラルンプール国際空港に近い、セパンで開催されるようになった。マレーシアGPは今年で26度目、セパンでは18度目の開催となる。

    セパンは一周5.543km。2本の長いストレートとバラエティーに富んだコーナーが組み合わさったレイアウトで、MotoGPマシンのテストに適していることから、ウインターテストの舞台として定着した。マレーシアは熱帯地方であり気候が安定しているため、一年中走行することができる。今年は2月上旬に公式テストが行われた。

    チームや選手にとって、セパンはシーズンを通して最もデータが豊富なサーキットと言える。ECU(エンジン・コントロール・ユニット)の共通ソフトウエアの採用とブリヂストンからミシュランへのタイヤ変更が行われた今年は、シーズン最初のテストがセパンで開催されている。テストから8カ月。選手たちにとって、マシンのセットアップなどがどう進化したのか確かめられる大会となる。

    前戦オーストラリアで今季7度目、歴代1位となる65度目のポールポジション(PP)を獲得したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)。決勝でもトップを快走しながら、時間を追うごとに冷えていく路面でのブレーキングミスで転倒を喫した。今大会ではシーズン6勝目に挑む。

    すでに3連戦最初の大会となった第15戦日本GPで最高峰クラス3度目のタイトルを獲得したマルク・マルケス。オーストラリアGPではチャンピオンらしい走りを存分にみせてくれたものの、結果につなげらなかった。今大会では2年ぶりのPP獲得と大会制覇を目指ます。

    マルク・マルケスはオーストラリアGPの後にインドネシアで行われたイベントに参加。大勢のファンにチャンピオン獲得の報告をした。今大会ではマレーシアのファンに、チャンピオンの走りを見てもらうことになる。

    チームメートのダニ・ペドロサは、日本GPのフリー走行で右鎖骨を負傷して今大会も欠場。代役として青山博一が出場する。日本GPでは土曜日のFP3から代役出場し、厳しい条件の中で15位フィニッシュ。Repsol Honda Teamにとって貴重な1ポイントを獲得した。

    大会開幕前の10月25日に35歳の誕生日を迎えた青山博一は、250ccクラス時代の2007年と09年に優勝。08年には2位になり、表彰台に立っている。また、MotoGPでは10年に7位という成績を残している。Repsol Honda Teamにとって、セパンはウインターテストでもしっかり走り込んでいるサーキット。青山博一は今大会でもペドロサの代役をしっかりこなし、チームタイトル獲得に向けてポイントを重ねる意気込み。今季2度目の代役出場に注目だ。

    前戦オーストラリアGPで今季2勝目を挙げたカル・クラッチロー(LCR Honda)は、シーズン3勝目と今季5度目の表彰台獲得を狙う。フィリップアイランドとは違い、これまでセパンではあまりよい成績を残していない。しかし、シーズン後半戦に入ってから安定した走りとリザルトを残しているだけに、今大会でも活躍が期待される。16戦を終えて総合6位で、欠場しているペドロサとのポイント差は14点。総合4位も視野に入ってきた。

    オーストラリアで行われた前戦で10位だったジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、マレーシアGPに向けて気合いを入れている。シーズン後半戦はケガのために思うような結果を残せなかったが、ホームグランプリの前戦オーストラリアGPでは予選5番手。決勝では7番手争いの大集団で走り、10位でフィニッシュ。完全復調を感じさせた。今大会も引き続き上位フィニッシュを目指す。

    チームメートのティト・ラバトは、得意とするマレーシアGPを楽しみにしている。今大会は、ウインターテストからの自身の成長を知る絶好のチャンス。今季ベストを狙う。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「オーストラリアはすばらしいレースにしようとがんばりました。うまくはいきませんでしたが、いつも前向きに考えています。今回もたくさんのことを学ぶことができました。今後同じような状況になったときには注意深く走ります。しかし、フィーリングがよくて、走行を楽しんでいるときには、自身をコントロールするのはとても難しいことです。しかし、前回はいい教訓になりました。 今いるセパンは2月に毎回テストをするところで、よく知っています。ウインターテストでは、まだマシンのセットアップの方向性に苦戦していました。さらにテスト後に、路面が完全に再舗装されました。そのため今週末はどんな状態なのかを見たいと思います。どれだけ路面がスムーズになったのか、どれだけ速く走れるのか、改修されたコースに関してはとても興味があります」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合6位)
    「マレーシアGPがとても楽しみです。モーターサイクル産業と僕たちのスポンサーにおいてもとても大事な場所です。MotoGPとLCR Hondaのファンに会えるのがとても楽しみです。過去のリザルトからは、このサーキットではあまり戦闘的になれないかもしれませんが、最近のペースはとてもいいので、ここでもいい仕事ができることを願っています。シーズン序盤に新しいアスファルトでテストをしています。今週末、自分の力を試すのが楽しみです」

    ジャック・ミラー(MotoGP 総合18位)
    「今年初めのウインターテストはケガのために走行していませんが、大きな不利益にはならないと思います。なぜなら路面が新しくなっているからです。路面がかなりバンピーになっていたので新しいアスファルトになりうれしいです。どのように変わったのか見るのが楽しみですが、いずれにしても早く攻略しなけばいけません。フィリップアイランドはいいレースでした。今回もエキサイティングなバトルをして、さらにいい結果が出せることを願っています」

    ティト・ラバト(MotoGP 総合20位)
    「マレーシアの天気がオーストラリアよりもよくなることを願っています。新しい路面を攻略し、いくつかのコーナーがどのように変わったのかを理解するために、ドライコンディションでしっかり走る必要があります。2月にセパンでMotoGPマシンをテストしました。新しいアスファルトのセットアップのためにどれだけのインフォメーションを使えるかを把握しなければなりません。このマシンでどうすれば速く走れるのか早く理解し、一歩前進できるようにがんばります」

    青山博一(MotoGP 総合27位)
    「再びRepsol Honda Teamから走るチャンスをいただきとてもうれしく思っています。日本GPでは土曜日の午前中のFP3からスタートとなり、マシンに合わせ、リズムをつかむのが少し難しかったです。今回は最初からいいフィーリングをつかんでうまくいくことを願っています。だれもがダニ(ペドロサ)の一日も早い復帰を願っていますが、彼が回復するまでHonda、そしてRepsol Honda Teamのためにベストを尽くします。今週の火曜日は僕の35歳の誕生日でした。大好きな国の一つであるマレーシアで祝えてもらい、うれしいです。セパンサーキットでのレースが楽しみにしています」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:2016 第17戦 マレーシアGP プレビュー

    【MotoGP】 ヤマハ:2016 第17戦 マレーシアGP プレビュー

    MotoGP 第16戦オーストラリアGPでは厳しい状況のなかで大健闘したMovistar Yamaha MotoGP。バレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソは、そのままマレーシアへ移動し、セパン・インターナショナル・サーキットで開催される第17戦に臨む。

    前回はグリッド後方から怒涛の追い上げを見せて2位を獲得したバレンティーン・ロッシは、セパン・サーキットは非常に相性の良いコースのひとつで、最高峰クラスにおいては2001年、2003年、2004年、2006年、2008年、2010年と合計6回の最多優勝回数を誇る。このほかに2002年、2005年、2014年に2位、2009年と2015年は3位をそれぞれ獲得している。

    一方のホルヘ・ロレンソも、セパン・サーキットでの走行を心からエンジョイしていると話しており、新しい舗装路面と彼のスムースなライディングが相乗効果となって、セパン・サーキットでの最高峰クラスでの初優勝のチャンスを狙っている。2012年と2015年は2位、2010年、2013年、2014年は3位で合計5回の表彰台を獲得した。

    セパン・インターナショナル・サーキットは1999年にグランプリを初開催し、以来、毎年開催を続けてきた。全長5.5kmのコースに低速から高速まで様々なタイプのコーナー(5つの左コーナーと10の右コーナー)が混在し、それらを、最長920mのものを含めて、2本あるストレートがつなぐ。気温、湿度ともに非常に高く、また決勝の周回数がグランプリ・カレンダーのなかでも最多となるため、ライダーにとっても厳しいコース。マシン・セッティングには精確さが要求され、それによってエキサイティングなレースが展開される。

    バレンティーノ・ロッシ
    「セパンは好きなコースのひとつ。大のお気に入りなんだけど、それと同時に、いつも天候に悩まされて難しいレースになってしまうところでもあるんだ。いつも暑い場所なので、滞在中は飲み物や食べ物にも気をつけなければならない。体力的にもとても厳しいところだけれど、今年の僕は絶好調だ。先週のフィリップアイランドはいろいろ大変だったけれど、最後にいいレースができたので満足。マレーシアではプラクティス初日から調子を上げ、日曜日の決勝ではまた表彰台に上りたい」

    ホルヘ・ロレンソ
    「フィリップアイランドは予想外の結果になった。気温が非常に低く、タイヤをなかなか温められなかったことがおもな原因で、あのような難しいコンディションのなかでは、思い通りに走ることができないんだ。セパンはまったく違ったタイプのコース。ここでは何度もテストを行っているためコース・レイアウトを知り尽くしているが、今シーズンはちょっと変化もあった。アスファルトが新しくなっているので、シーズン開幕前とは状況が変わっているだろう。今回はタイヤの温度を気にする必要がないので、また表彰台を目指していくよ」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「フライアウェイ3連戦の最終戦、マレーシアへ向かう。セパンはヤマハと相性が良く、今回もいいレースが期待できる。コースは路面が新たに舗装されたのでタイヤの消耗は気になるところだけれど、凸凹がなくなったことはライダーたちも歓迎している。最終コーナーは逆バンクになった特別な場所。しかも多くのオーバーテイクが試みられるため、ミスもおかしやすくなる。好天を期待しているが、暑さのなかでは身体的コンディションも重要なポイントのひとつになるだろう。ここ2戦、厳しい戦いが続いたので、残りの2戦は優勝を狙っていきたい。2016シーズンを最高の形で締めくくることが我々の目標だ」

  • 【MotoGP】 青山博一、ダニ・ペドロサの代役でマレーシアGPに参戦

    【MotoGP】 青山博一、ダニ・ペドロサの代役でマレーシアGPに参戦

    青山博一が、負傷したダニ・ペドロサに代わって、MotoGP 第17戦 マレーシアGPにRepsol Honda Teamから参戦することになった。

    ダニ・ペドロサは、日本GPのフリー走行で転倒して右鎖骨を骨折。母国スペインで手術を受け、回復に努めている。

    前戦オーストラリアGPではニッキー・ヘイデンが代役を務めたが、参戦しているスーパーバイク選手権の最終戦とマレーシアGPの日程が重なった。

    青山博一は、日本GPで代役を務めて15位入賞を果たしている。

    青山博一
    「再びRepsol Honda Teamから走るチャンスをいただきとてもうれしく思っています。日本GPでは土曜日の午前中のFP3からスタートとなり、マシンに合わせ、リズムをつかむのが少し難しかったです。今回は最初からいいフィーリングをつかんでうまくいくことを願っています。だれもがダニ(ペドロサ)の一日も早い復帰を願っていますが、彼が回復するまでHonda、そしてRepsol Honda Teamのためにベストを尽くします。今週の火曜日は僕の35歳の誕生日でした。大好きな国の一つであるマレーシアで祝えてもらい、うれしいです。セパンサーキットでのレースが楽しみにしています」

  • 【MotoGP】 ホンダ:オーストラリアGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:オーストラリアGP 決勝レポート

    MotoGP 第16戦オーストラリアGPは、今季7度目のポールポジション(PP)を獲得したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、オープニングラップにトップに浮上すると、1分29秒台の好タイムで周回を重ね、あっという間に後続を引き離した。

    前戦日本GPでチャンピオンを決め、すべてのプレッシャーから解放されたことを感じさせる伸び伸びとした走りで、6周目には2番手グループに早くも約3秒のリードを築き、今季6勝目に大きく前進した。

    しかし、11周目の4コーナーのブレーキングでミス、痛恨の転倒を喫し、リタイアとなった。

    代わって2番手を走っていたカル・クラッチロー(LCR Honda)がトップに浮上。その時点で3番手グループに約2秒のリードを築いていたクラッチローは、それからもペースを緩めず、2番手に浮上したバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に4.218秒差をつけて今季2勝目を挙げた。予選を2番手で終えたときにタイヤ選択でミスをしなければPPを獲得できたと自信をみせていた。決勝でもマルケスが転倒しなくても優勝争いができたと思うと好調さをアピール。悪天候に悩まされた今大会だが、3日間を通して安定した速さをみせたクラッチローが勝利を手にした。

    クラッチローの優勝でホンダは、最高峰クラスで2年ぶり22回目のコンストラクターズタイトル獲得に大きく前進。次戦マレーシアGPでホンダ勢が2位以上でフィニッシュすれば自力でタイトル獲得となる。

    負傷欠場のダニ・ペドロサの代役として出場したニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)は、ジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)、スコット・レディング、ダニロ・ペトルッチのドゥカティ勢、ブラッドリー・スミス(ヤマハ)らとし烈な7番手争いを繰り広げるが、25周目の4コーナーで転倒。再スタートを切って17位でフィニッシュした。ミラーは10位、ティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は16位でチェッカーを受けている。

    カル・クラッチロー(MotoGP 優勝)
    「優勝することができて本当にうれしいです。ウイークを通して、不安定で厳しいコンディションでしたが、冷静にマシンのセットアップに取り組み、いい仕事ができました。いいレースができると確信していましたが、今週はドライコンディションでほとんど走れなかったにも関わらず、過去のデータと比べても今年が一番よくて、不思議な気持ちでした。とにかくチームがいい仕事をしてくれたことに感謝したいです。そして、全力でサポートしてくれるHondaに感謝しています。今日は2人の女性、妻のルーシーと長女のウィローがいないのが残念です。次のマレーシアには来ることになっているので会えるのを楽しみにしています」

    ジャック・ミラー(MotoGP 10位)
    「今日のようなバトルを、ヘビーなバトルと言うのだと思います。だれがインサイドに入ってくるのか全く分からないので何度もヒヤッとすることがありました。ドゥーハンコーナーを時速330?で入るのは少しクレイジーでしたが、だれが一番遅くブレーキングをするかという戦いでした。今日は多くのことを学べました。重要なことはポイントを獲得できたことです。またホームのファンにも僕の全力の走りを見てもらえたと思います。予選5番手だったので、もっといい結果が出せたと思いますが、最終ラップに少し失敗してしまいました。今日は今週一度も使っていないハードフロントタイヤでレースをしました。でも問題はリアタイヤでした。何度か危ない瞬間がありました。コーナー進入でリアが流れ、はらんでしまいました。でもトップ10に入ることができてうれしいです」

    ティト・ラバト(MotoGP 16位)
    「今日のレースはとても難しく、フラストレーションがたまりました。しかし、いい走りをして完走し、データの収集と経験を積むことができたのでよかったです。でも僕にとってはシーズンで最も難しいレースの一つになりました。天候は全く味方してくれませんでした。そのため自信を持って走れるまでに時間がかかりました。マシンやミシュランタイヤがどのようなパフォーマンスをするかもよく理解できないままレースをスタートしました。引き続き学んで、最後の2レースでもっと戦闘的になれるようにがんばります」

    ニッキー・ヘイデン(MotoGP 17位)
    「コンディションが非常に変わりやすく、とても難しい週末でしたが、ウォームアップでやっとドライコンディションで数周走行することができました。しかし、序盤はなかなかリズムをつかめませんでした。7番手争いの集団にいましたが、とても楽しかったです。集団の中で一番タイヤの状態がよかったように感じていたので、バトルに勝てると思ったのですが、ホンダヘアピンで、ジャック(ミラー)にノックダウンさせられました。でも、これがレースというものです。実際に彼のことは見ていません。彼が来たときにはもうなにもできませんでした。予選では7番グリッドを獲得しましたが、金曜日の午前中までマシンに乗ったことがなかったことを考えればとてもいい結果だと思います。なによりも週末を楽しむことができました。Repsol Honda Teamに戻り、このマシンに再び乗ることができてとてもうれしかったです。最高の気分でした。まずまずの仕事ができたと思いますが、できればいい結果でフィニッシュしたかったです」

    マルク・マルケス(MotoGP リタイア)
    「まず最初に、転倒したことをチームに謝らなければいけません。今日はなにもかもが完ぺきでした。それを結果につなげられず本当に残念でした。もしチャンピオンシップがかかっていたなら、リスクを冒さず、全く違うレースになっていたと思います。今日はリードをしっかりキープしていました。しかし、ハードブレーキングポイントの4コーナーで深く入りすぎてしまい、通常ならワイドラインでリスクを回避するのですが、今日は同じポイントからコーナーに入っていきました。今日は完全に自分のミスです。いつもならブレーキングはもっと慎重です。今日はリスクの大きい走りをしてしまいました。すでにタイトルを獲得しているのですが、一つでも多く勝ちたいと思っています。次のマレーシアに気持ちを切り替えなくてはいけません。優勝したカル(クラッチロー)におめでとうと言いたいです」

    関連:MotoGP オーストラリアGP 結果:カル・クラッチローが今季2勝目

  • 【MotoGP】 ヤマハ:オーストラリアGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:オーストラリアGP 決勝レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソが、フィリップアイランド・サーキットで激しいチャージ。

    バレンティーノ・ロッシは予選15番手から前方集団を次々に抜き去り2位表彰台を獲得する異次元の走り。ホルヘ・ロレンソはグリッド12番手から6位まで挽回した。

    グリッド5列目から好スタートを切ったロッシは、オープニングラップで13番手。続いてS・レディング(ドゥカティ)とM・ビニャーレス(スズキ)をパスし、さらにポジションアップを狙ってN・ヘイデン(ホンダ)を追って行った。3ラップ目、ロレンソをとらえて7番手に上がると、次はロレンソとふたり揃ってD・ペトルッチ(ドゥカティ)の前へ。

    ロッシは少しずつ前との差を詰め始め、A・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)とポル・エスパルガロにコンマ4秒差まで接近。ここで1分29秒795の暫定ファステストラップを記録し、1ラップ後にはふたりを交わして4番手に。その後も手を緩めることなくプッシュを続け、ついにはA・エスパルガロ(スズキ)までの0.4秒を縮めて3番手へ浮上した。それから間もなくトップを走行していたM・マルケス(ホンダ)が転倒したため、ロッシは自動的に2番手へ。

    ここからはロッシとC・クラッチロー(ホンダ)の優勝争い。しかしこのときすでに、2秒以上の差が開いていた。ロッシはレース序盤でフロントのソフト・コンパウンドの優位性を使い果たしており、ブレーキングのミスも出たことから、プッシュしたい気持ちを抑えて2位獲得に集中。最終的にはトップから4.218秒差でチェッカーを受けた。

    エスパルガロが5位獲得!スミスも果敢な走りで8位!
    Monster Yamaha Tech3のポル・エスパルガロが、ミシュラン・オーストラリア・モーターサイクル・グランプリで5位獲得の大健闘。エスパルガロはフロントロウから好スタートを切ってトップに浮上。まもなく2番手に後退したが、トップのM・マルケスに食らいついて5ラップ目までこのポジションをキープした。その後2台に抜かれ、12ラップ目には6番手に後退したが、懸命にハイペースをキープして後続のホルヘ・ロレンソを引き離していった。レース後半はコンスタントに走りきり、A・エスパルガロの転倒離脱もあって5位でゴール。難しいレースを好成績で締めくくり、早くも来週のマレーシアGPに照準を合わせている。

    一方、Monster Yamaha Tech3から通算100回目のグランプリに出場したブラッドリー・スミス。膝の怪我が完治しておらず完璧な状態ではなかったが、果敢に走り切って8位でチェッカーを受けた。グリッド14番手からスタートして序盤は様子を見ながら慎重な走り。ひとたびリズムをつかむと着実にペースを上げ、レースの三分の一ほどまでに4台をパスして14番手へ復帰した。その後も少しもひるむことなくプッシュを続け、ついには7台の大集団による7位争いに加わって大奮闘。最終ラップには一気にふたつ順位を上げ、8位を獲得した。
    一方のロレンソは、グリッド12番手から好スタートを切り序盤で9番手まで挽回。ロッシとビニャーレスの追い上げを予期し、早めにS・ブラドル(アプリリア)とJ・ミラー(ホンダ)をパスして7番手に浮上した。しかし、その1ラップ後にはロッシとビニャーレスに先行を許し、その後はふたりのペースについて行くことができなかった。

    前方でマルケスが転倒したあと、レース後半は6番手を単独走行。タイヤの熱をコントロールしながら、着実にチェッカーを目指した。
    2位を獲得したロッシは、シリーズポイントを合計216に伸ばしてランキング2位をキープ。ロレンソはロッシに24ポイント差の合計192ポイントで3位につけている。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ(2位)
    「今朝からペースが良くて、天気も良くて、少しずつ調子が戻って来たんだ。レース序盤、とくに1ラップ目はすごく面白くて、カル(クラッチロー)について行こうとしたけど速すぎてついて行けなった。そのあと10ラップくらいはバトルをエンジョイ。その時もまたカルがターゲットなんだけれど、僕は朝の好調ぶりからして、きっと抜けると思っていたんだ。そのうちにマルケスが転倒したので、これは勝てるかもしれないと思ってトライ。でも残念ながらカルが速すぎて追いつくことはできなかった。彼はフィリップアイランドでいつも速いんだ。このコースをとても良く理解しているんだね。僕のほうは後半がとても苦しくて、どうすることもできなかったよ。もてぎではミスをしてしまったし、昨日も最悪だった。それを埋め合わせるために今日の2位がどうしても必要だったと思っている。チームにとってもヤマハにとっても良い結果になって良かった。カルには”おめでとう”を! そして素晴らしい仕事をしてくれたチームのみんなに”ありがとう”」

    ホルヘ・ロレンソ(6位)
    「気温はウォームアップのときと同じ。だから僕のパフォーマンスもほぼ同じで1分30秒4だった。でもリア・グリップが大幅にダウンし、序盤からどうにもならないような状態だったんだ。グリップが落ちてしまうと途端に苦しくなり、マシンの問題も2倍、3倍と大きくなってしまう。次のマレーシアでは寒さに悩まされることはないし、路面が新しいからグリップの問題もないだろう。次こそ好成績を狙うよ」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「午前中のウォームアップのなかで、今日はチャンスがあると直感。セッション序盤からバレンティーノが好感触をつかんでいたため、マシンには変更を加えないことにした。あとはタイヤと、グリッド5列目スタートという問題が残っていたが、バレンティーノはそのふたつとも見事に克服したのだ! ここまで非常に厳しい状況が続いていただけに、最後に2位という好結果を達成して、ようやく気持ちが解放された。ホルヘもまた、グリッド12番手から懸命に挽回。本人は6位に満足していないだろうが、ウイークのなかで経験したいくつもの困難を乗り越え、本当によく頑張ってくれたと思う。バレンティーノとホルヘに最強のマシンを提供するためにベストを尽くしたチームのみんなを心から祝福し、感謝する。彼らのおかげで最悪の土曜日を返上することができた」

    Monster Yamaha Tech3
    ポル・エスパルガロ(5位)
    「持っているすべてのカードを切った。そして気持ちよくフィリップアイランドを発つことができる。スタートがとてもうまくいってトップに立ち、ミスも1度もなかった。さらにはスムースなブレーキングを心がけ、不要なリスクを遠ざけた。しかしそれでも、ファクトリー・マシンが僕を抜いていったときのことを思い出すと、ちょっと悔しい気持ちになるんだ。僕は彼らと勝負したかったけれど、残念ながらそうはならなかった。もちろん僕らはベストを尽くしたし、チームのみんなは、僕らが最初に一緒に仕事をしたときとまったく同じやり方を続けている。のこりわずかになってしまったけれど、僕は彼らの仕事ぶりが大好きだ。今回は天候に恵まれず、ドライ・コンディションでの走行が少ししかできなかったが、むしろそれが僕らにとっては幸運だったのだと思う。だからこそ何台かのファクトリー・マシンを抑えることができたのだろうが、そうだとしても、今日の結果には満足したい。そして次のマレーシアでも好成績を目指していくよ」

    ブラッドリー・スミス(8位)
    「素晴らしい成績を獲得することができた。とくに最後の数ラップは本当に苦しかったけれど、幸運にも絶好のチャンスを見つけて前へ出ることができたんだ。スタートはあまりアグレッシブに行くことができず自分自身にがっかり。もちろん怪我の影響があって、どうするべきかを考え過ぎたし、タイヤを暖めることに慎重になり過ぎていた。でも一旦、リズムをつかんでからは、決して楽ではなかったけれども、どんどん前に近づいていくことができたんだ。彼らの後ろに迫ってからも冷静さを失わず、タイヤの温存を意識し続けた。だって最後の3ラップのために不可欠なものだからね。そして終盤になって何台かパスし、最終ラップではいよいよフルアタック。グリップが残っていたからこそペトルッチとミラーをパスすることができた。テック3チームの仕事ぶりに感謝。とくに昨日の転倒のあとは大変だったし、全体を通してもドライ・コンディションが少なくて苦労したけれど、僕のために素晴らしいマシンを仕上げてくれた。ここまではすべてが計画通りに進んでいる。日本、オーストラリアと順調に良くなってきているので、次のマレーシアにも期待したい」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「厳しい戦いになることは始めからわかっていたし、実際にそのとおりになった。ポルの好スタートはいつものことだが、今日はそれがより一層鮮明で、彼がレースをリードする姿を見てとても感動した。残念ながらマルクに抜かれてしまって1ラップを持ちこたえることができなかったけれど、ポルはその後もペースを緩めず懸命について行った。もちろん、マルクのペースに敵わないことは明らかだったし、やがて後続が追いついてきて激しいバトルに飲み込まれた。そのなかでいくつかポジションを下げることとなったが、ライバルたちはリズムが良く、おそらく装備も上だったと思う。このように難しい展開のなかでもラップタイムは安定しており、いい戦い方ができたことを誇りに思っている。一方のブラッドリーも本当に素晴らしかった。わずか10日前までは、彼がチームに合流できるかどうかさえわからなかったのだ。レース序盤は、マシンの状態と自分のコンディションを確認するために慎重にスタート。そのあとミッションに取り掛かり、すでに5秒近くも前へ行っていた集団との差を詰め始めた。1周につきコンマ5秒も縮めていく走りはまさに圧巻。最終ラップを10番手で迎え、最終的に8位でチェッカーを受けることになった。我々の期待をはるかに超える好成績。彼のハードワークと、懸命さと、ネバー・ギブアップの精神に祝福を贈る。悪天候と難しい路面コンディションに翻弄された今大会で、5位と8位という好成績を獲得できたことは本当に素晴らしいと思う。次のマレーシアでもこの再現を目指したい」

    関連:MotoGP オーストラリアGP 結果:カル・クラッチローが今季2勝目

  • MotoGP オーストラリアGP 結果:カル・クラッチローが今季2勝目

    MotoGP オーストラリアGP 結果:カル・クラッチローが今季2勝目

    MotoGP 第16戦オーストラリアGPの決勝レースが23日(日)、フィリップアイランド・サーキットで行われ、カル・クラッチローが独走で優勝。第11戦チェコGPに続き、キャリア2勝目を挙げ、総合6位に浮上した。

    気温12度、路面33度のドライコンディションの中、2番グリッドのカル・クラッチローは、1ラップ目に4番手に後退したが、10ラップ目に1番手。1分29秒後半、1分30秒前半のペースを刻んで、トップでチェッカーを受けた。

    2位には4.218秒差でバレンティーノ・ロッシが入り、今季9度目の表彰台を獲得。3位には5.309秒差でマーベリック・ビニャーレス入り、2戦連続4度目の表彰台を獲得した。

    ウォームアップ走行で週末3度目、今季33度目の最速タイムを記録したポールポジションのマルク・マルケスは、1番手走行中の10ラップ目に最高峰クラスで自己最多タイとなる15度目の転倒、今季初の転倒リタイアを喫した。

    チャンピオンシップは、総合2位のバレンティーノ・ロッシが20ポイントを加算して、総合3位のホルヘ・ロレンソに14ポイント差から24ポイント差のアドバンテージを広げた。

    次戦マレーシアGPは、セパン・インターナショナル・サーキットで28日に開幕、30日に決勝レースが行われる。

    2016 MotoGP 第16戦 オーストラリアGP 結果

    Pos. Num. Rider Team Bike Time/Gap
    1 35 Cal CRUTCHLOW LCR Honda Honda 40’48.543
    2 46 Valentino ROSSI Movistar Yamaha MotoGP Yamaha +4.218
    3 25 Maverick VINALES Team SUZUKI ECSTAR Suzuki +5.309
    4 4 Andrea DOVIZIOSO Ducati Team Ducati +9.157
    5 44 Pol ESPARGARO Monster Yamaha Tech 3 Yamaha +14.299
    6 99 Jorge LORENZO Movistar Yamaha MotoGP Yamaha +20.125
    7 45 Scott REDDING OCTO Pramac Yakhnich Ducati +28.369
    8 38 Bradley SMITH Monster Yamaha Tech 3 Yamaha +28.781
    9 9 Danilo PETRUCCI OCTO Pramac Yakhnich Ducati +28.792
    10 43 Jack MILLER Estrella Galicia 0,0 Marc VDS Honda +28.815
    11 6 Stefan BRADL Aprilia Racing Team Gresini Aprilia +31.809
    12 19 Alvaro BAUTISTA Aprilia Racing Team Gresini Aprilia +47.734
    13 68 Yonny HERNANDEZ Pull & Bear Aspar Team Ducati +47.749
    14 50 Eugene LAVERTY Pull & Bear Aspar Team Ducati +54.311
    15 7 Mike JONES Avintia Racing Ducati +55.875
    16 53 Tito RABAT Estrella Galicia 0,0 Marc VDS Honda +1’06.395
    17 69 Nicky HAYDEN Repsol Honda Team Honda +1’22.604
    Not Classified
    8 Hector BARBERA Ducati Team Ducati 3 Laps
    41 Aleix ESPARGARO Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 5 Laps
    93 Marc MARQUEZ Repsol Honda Team Honda 18 Laps
    76 Loris BAZ Avintia Racing Ducati 0 Lap
  • 【MotoGP】 ホンダ:オーストラリアGP 予選レポート

    【MotoGP】 ホンダ:オーストラリアGP 予選レポート

    雨と風、そして寒さ。シーズンを通じて、最も難しく厳しいコンディションとなったオーストラリアGPの予選は、フリー走行で総合トップに浮上したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、2戦ぶり今季7度目のポールポジション(PP)を獲得した。

    午前中のフリー走行(FP3)は、断続的に小雨が降り続ける難しいコンディション。

    その難しいセッションで、インターミディエイトタイヤを履いてトップタイムをマークしたマルク・マルケスだが、予選前に行われるフリー走行「FP4」では、目まぐるしく変わるコンディションの中で、ウエットコンディションでマークしたタイムにもかかわらず2番手という快走を見せ、ライバルを圧倒した。

    そして迎えた予選「Q2」では、前後インターミディエイトでコースインしたが、すぐにピットに戻り、前後ともスリックタイヤにチェンジしてアタックを開始。それが功を奏し、今季7度目のPPを獲得した。

    フリー走行、予選と、路面コンディションが大きく変化する2日間だったが、ドライでもウエットでも速く、そして予選では路面コンディションを見極める判断の早さでライバルを圧倒し、2番手に0.792秒の大差をつけることに成功した。

    これで通算65回目のPP獲得となり、史上最多記録を更新。先週の日本GPでタイトル獲得を決めて、余計なプレッシャーのないマルク・マルケス、決勝では今季6勝目を目指す。

    2番手は初日のフリー走行でトップタイムをマークしたカル・クラッチロー(LCR Honda)で、今季2度目のフロントローを獲得した。FP3では、コンディションに翻ろうされ、タイムアタックするタイミングを逃して15番手。そのため、総合11番手以下による「Q1」からの予選となったが、このセッションでトップタイムをマークして「Q2」へ進出。しかし、このQ2ではタイヤ選択に迷ったことでアタックのタイミングが遅れ、悔しそうだった。決勝では、今季4度目の表彰台、そして今季2勝目に挑む。

    ホームGPを迎えたオーストラリア出身のジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、すばらしい走りをみせた。FP3では、不安定な天候の中でも積極的な走りで総合2番手。ダイレクトに「Q2」進出を果たすと、セッション終盤には3番手まで浮上して地元ファンを喜ばせた。最終的に5番グリッドとなったが、自己ベストグリッドから今季2度目の表彰台を目指す。

    負傷欠場しているダニ・ペドロサの代役として出場のニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)は、FP3で総合8番手につけると、FP4ではトップタイムをマーク。そして、インターミディエイトからスリックタイヤへとチェンジすることになる予選では7番グリッドを獲得した。Estrella Galicia 0,0 Marc VDSからミラーの代役として出場した第14戦アラゴンGP以来、今季2度目の代役出場となったが、8年ぶりとなるRepsol Honda Teamからの出場に気合満点。決勝の走りに注目が集まる。

    ティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、午前中のフリー走行で転倒を喫し、リズムを崩して21番グリッド。決勝では追い上げのレースに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
    「ポールポジションに加えて、スリックタイヤで5周走ることができました。明日に向けて前進できることが分かったのでうれしく思っています。リアとコーナー進入時のグリップ力を高めることができそうです。FP4のウエットではとても快適でした。今週末は正しい方向へ進んでいます。この状態をキープしなければなりません。明日の決勝レースで使うタイヤはまだ決まっていません。だれがライバルになるのかも、どのようなレースになるかも分かりません。そのときの状況に合わせて、ベストを尽くしたいです。Moto2クラスの予選セッションで転倒し、メルボルンの病院へメディカルチェックに向かった弟のアレックスの幸運を祈っています。深刻でないことを願っています」

    カル・クラッチロー(MotoGP 2番手)
    「今日の結果は少し残念です。もう少しうまく走っていれば、ポールポジションを獲得できたと思います。通常はスリックタイヤを最初に使うのですが、直感に従うべきでした。Q1を終えてスリックタイヤで走ろうとしたのですが、その後、考えを変えました。それが間違いでした。マルクはすばらしいラップタイムを出しました。今週はずっとトリッキーなコンディション。Q1を走ることになり、結果的にコースのコンディションを長く経験することになりました。チームはいい仕事をしてくれました。明日が楽しみです。ファンにとって、いいレースになることを願っています」

    ジャック・ミラー(MotoGP 5番手)
    「いいスターティングポジションを獲得しましたが、完全に満足しているわけではありません。最終コーナーの出口で縁石に乗り上げなければ、もっといいタイムを出せたと思います。そこに水たまりがあって、かなりホイールスピンしてタイムをロスしました。でも、ホームGPの感触はいいです。いつもよりかなり前からのスタートになりました。天気はいつも予測不可能ですが、どのようなコンディションでも準備はできています。楽しみです」

    ニッキー・ヘイデン(MotoGP 7番手)
    「今日もまたコンディションが変わりやすい日になりました。可能性を見極めるために違うタイヤをテストしました。FP4はあまり役に立ちませんでしたが、自分の名前がトップにいるのを見られたのはよかったですし、楽しめました。Q2ではインターミディエイトでスタートしました。その後スリックに変えましたが、時間がなかったのでリアしか変えられませんでした。7番手はいいポジションだと思います。明日のウォームアップはドライで周回できることを願っています。そしてデータを収集して、決勝レースに向けて前進したいです。天気を除き、すべてがうまくいっています。チームのためにもいい仕事ができることを願っています。そして、オーストラリアで僕を代役に選んでくれた期待に応えたいです」

    ティト・ラバト(MotoGP 21番手)
    「とても難しいコンディションの週末になりました。そのため、午前中のFP3ではかなり速いスピードで転倒してしまいました。このサーキットでは、ウエットとドライのコンディションを瞬間的にスイッチするのは簡単ではありませんでした。予選では全力でプッシュしようとしましたが、うまくいきませんでした。今は決勝レースへ向けて全力を尽くすだけです」

    関連:MotoGP オーストラリアGP 予選:マルク・マルケスが通算65回目のポール

  • 【MotoGP】 ヤマハ:オーストラリアGP 予選レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:オーストラリアGP 予選レポート

    フリープラクティス初日は雨に見舞われたフィリップアイランド。2日目の今日も天候の変化が激しく、予選セッションは予想外の展開となった。

    MovistarYamahaMotoGPのホルヘ・ロレンソとバレンティーノ・ロッシは、フリープラクティス第3セッションでともにトップ10入りを逃し、QP2進出を目指してQP1に臨んだ。

    ホルヘ・ロレンソは、他のライダーたちがピットアウトするのを待ってスタートし、2ラップ目には早くも2番手へ浮上。全体のペースが上がってくると3番手へ後退し、残り6分でタイヤ交換を行った。コース復帰時点で6番手まで順位を下げていたが、すぐさま1分41秒593を記録して5番手、さらに激しいプッシュで上を目指し、1分40秒452へタイムを更新して2番手を獲得した。

    これでQP2に進出したホルヘ・ロレンソ。貴重なドライ・コンディションを有効に使うために序盤から果敢に攻めていった。そして1ラップ目に1分40秒350を記録し、さらに1分37秒833へ更新したが、ライバルたちもペースを上げたため11番手へ後退した。7分半を残してピットイン。もう一度コースに戻って1分36秒840を記録するも12番手に留まった。

    一方のバレンティーノ・ロッシは、QP1の最初のアタックで3番手に浮上。2ラップ目はタイムを更新するも順位は変わらず。3ラップ目には1分41秒368を記録し、ロレンソを抜いて2番手に浮上した。続けてもう1ラップ走行したあと、ピットに戻って素早くリアタイヤを交換。しかし残り時間があとわずかとなっており、1ラップだけ走行したものの順位を挽回できなかった。

    エスパルガロがフロントロー獲得!
    MonsterYamahaTech3のポル・エスパルガロが予選3番手を獲得。ミシュラン・オーストラリア・グランプリ決勝をフロントローからスタートすることとなった。

    昨日は悪天候の影響でフリープラクティス第2セッションが短縮されたため、今日の午前中のセッションが1時間延長された。その中盤ではまたも雨に見舞われたが、エスパルガロはペースを緩めることなく4番手を獲得。これでQP2へ進出し、上位を目指してタイムアタックに臨んだ。セッション中盤でスリック・タイヤに履き替えると、最終ラップで自己ベストを更新。激しい接近戦のなかで3番手に浮上し、2014年のル・マン以来、最高峰クラスで2回目のフロントローを獲得した。明日の決勝ではこの好ポジションを生かし、トップ・サテライトを狙う。

    一方のブラッドリー・スミスは、Tech3チームから100回目の出場となるグランプリをグリッド5列目からスタートする。

    フリープラクティス第3セッションでは、変わりやすいコンディションに翻弄され16番手。第4セッションでは9番手に入り、QP1に進出した。セッションがスタートするやペースを上げ、3ラップ目にはレイン・タイヤで好タイムを記録して2番手に浮上。しかし終盤になってタイヤを交換したあと、さらにラップタイムを上げようとプッシュしたところで転倒してしまった。幸い大きなダメージはなく、負傷している右膝にも影響はなかった。

    MovistarYamahaMotoGP
    ホルヘ・ロレンソ(予選12番手/1分36秒840)
    「QP2に進出できたのはラッキーだった。QP1では路面コンディションが整う前からタイヤをスリックに替えていた選手が何人かいて、そのおかげで僕が2番手に上がることができたんだ。でも、いくらステップアップのために必要だとは言っても、このような難しいコンディションのなかでスリックを履くのは最悪のシナリオだと思うよ。今回はまったく天候に恵まれない。激しい雨、やがて止んだと思ったら強風が吹いて寒くなった。こうした厳しい状況の中で速く走るのは難しい」

    バレンティーノ・ロッシ(予選15番手/1分41秒368)
    「コンディションが変化し続け、今日は一日中、まったくいいところがなかった。このようなコンディションは誰にとっても難しく、ウエットでもドライでもフィーリングがつかめない。昨日の午前中は好調にスタートすることができたのに、今日はいろいろ問題もあって、結局、グリッドはかなり後ろになってしまった。明日も気温が低ければタイヤがなかなか温まらず苦しい展開になるだろう。だから何としても晴れてほしいんだ。もちろんグリッド5列目というのも大きな問題。優勝を目指すなら、それは不可能に近い。でも速ささえあれば好レースを展開できるはず。それが僕らの今回の目標」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「本当にひどいコンディションだ。コース状況が刻々と変わるので、タイヤが暖まらずグリップ・レベルを上げることができない。だから転倒車が出てしまうのだ。ホルヘはQP1で健闘して、次へのステップアップに必要な順位をゲット。QP2で路面が乾いていくときに、うまくフィーリングをつかめなかったことは残念だった。バレンティーノもQP1は悪くなかったが、ドライ・ラインに適応しようとタイヤ・コンビネーションを変更したときに、時間を使い果たしてしまった。明日は完全なドライか、完全なウエットを望む」

    MonsterYamahaTech3
    ポル・エスパルガロ(予選3番手/1分31秒107)
    「予選結果にはとても満足しているし、もちろんすごくうれしいよ。でも同時に、僕がフロントローからスタートすると思うと、ちょっと不思議な気持ち! 今週は天気に恵まれず本当に大変だったけれど、フィリップアイランドではこのようなことがあるということを予測しておかなければいけないんだと思う。予選中は運良く雨が止んだのでタイムを上げていくことができた。空を見上げればまだ暗くて、今にもまた降り出しそうだったので、あそこでスリックを履くのは確かにリスキーだ。でも終わってみれば、僕らは絶好のタイミングで絶好の選択をしたということ。そしてフロントローを獲得することができたんだ。もちろん、これがそのまま決勝での5位獲得につながるというわけじゃないし、厳しい戦いになることはわかっているけれど、今日の成果として、僕にとってもチームにとっても、そしてスポンサーにとっても素晴らしいこと。今日はいい仕事ができたので、明日もドライ・コンディションに期待したい。ドライではほんの数ラップしか走っていないから、ウォームアップ・セッションが延長されて良かったと思う。今日はとにかく上出来。決勝を楽しみにしているよ」

    ブラッドリー・スミス(予選14番手/1分41秒129)
    「今日も天気が悪くてリスクは高かったが、チームがいい仕事をしてくれたし、僕自身もベストを尽くしたつもり。フリープラクティス第4セッションとQP1の序盤は、ウエット・コンディションに好感触。QP1の終盤ではインターミディエイトが適していると判断して賭けに出たんだ。でも残り時間が少なくなっていたし、アドレナリンのせいもあってプッシュし過ぎてしまった。そして不運にも第8コーナーで転倒してしまったんだ。怪我がなくて良かったけれど、このようなミスをしてしまったことは非常に残念。でもQP2へ進むチャンスがあると思って賭けたのだから、そのこと自体は後悔していないよ。グリッドでは速いライダーたちに囲まれ、彼らはスタートでどんどん前へ行くと思うので、それに何とかついて行けるようがんばりたい。今回はドライ・コンディションでの走行がとても少なかっただけに明日は難しいレースになるだろう。あと24時間で、できるだけしっかりと準備を整えていきたい。ベスト・セッティングを目指し、フロントローを獲得したチームメイトのデータも参考にしたい」

    関連:MotoGP オーストラリアGP 予選:マルク・マルケスが通算65回目のポール