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  • 【MotoGP】 ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP フリー走行レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP フリー走行レポート

    MotoGP アルゼンチンGPのフリー走行は、終日雲の多い天候の中で行われた。天気は週末に向けて下り坂の予報。土曜日は雨になることが予想されるだけにFP1、FP2ともにQ2進出をかけた熱い走りが繰り広げられた。

    最高気温は28℃。昨年の大会は、連日30℃を超える猛暑となったが、今年のフリー走行は、雲の多い天候となったこともあり、過ごしやすい一日となった。

    しかし、アルゼンチンGPの開催されるアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドは、使用頻度の低いサーキットのために初日はグリップが低く、加えて風が強かったこともあり、ライダーたちにとっては難しい一日となった。

    その中で2年連続、3回目のアルゼンチンGP制覇に挑むマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、午前中のセッションでは、汚れた路面に足下をすくわれ転倒を喫し、11番手と出遅れたが、午後のセッションでは一気にタイムを上げて2番手で初日を終えた。土曜日は天候が崩れることが予想されるが、決勝に向けて好グリッドを獲得し、最後の調整に挑む。

    カル・クラッチロー(LCR Honda)は、タイヤのテストを行いながら着実にセットアップを進めた。午前中のセッションでは14番手だったが、午後のセッションでは約1秒タイムを短縮、7番手へとポジションを上げた。15年の大会では3位表彰台を獲得している。今年は2年ぶりの表彰台獲得が期待される。

    ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は13番手。思うような一日にはなりなかった。FP1では、リアタイヤのパンクチャーで時間をロス。FP2ではタイヤテストをしている際に最終コーナー手前の右コーナーでフロントからスリップダウン。その転倒の影響もあり、セッション終盤のアタックでタイムを更新することができず、13番手で初日を終えた。土曜日のフリー走行と予選でポジションアップを狙う。

    1回目の走行で9番手と好調なスタートを切ったジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、午後のセッションでタイムを伸ばせず17番手。ソフトタイヤのパフォーマンスを発揮できず、悔しいセッションとなった。土曜日のフリー走行と予選でトップ10入りを目指す。チームメートのティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)も、ウインターテストのケガがほぼ回復して調子を上げている。初日は19番手だったが、2日目のタイム短縮とポジションアップに挑む。

    MotoGPクラスはトップタイムから1秒差に14台という大接戦。2日目のFP3と予選に注目される。

    マルク・マルケス(MotoGP 2番手)
    「今日はとても満足しています。まだいくつか解決しなければならない問題はありますが、トップとはそれほど離れていません。アルゼンチンはいつもそうですが、序盤は路面がかなり滑りやすく、午前中は少しプッシュしすぎて、ラインを少し外れ転倒してしまいました。そのため、午後のセッションは一生懸命に取り組んで、とてもいいセットアップも見つけました。まだ完全ではありませんが、明日はセクター2を改善し、3コーナーと4コーナーの加速をよくしたいと思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 7番手)
    「今日はなかなかよかったです。最後は十分満足することができました。Honda勢は、エンジンの新しい構造に合わせるセッティングを見つけるのに苦戦していました。今夜データを検証すれば明日はもっとポジティブな日になると思います。今日はタイヤのテストを行いましたが、とてもうまくいったと思います。最後のスティントでは十分速さがありました。でも明日はさらに前進できると思います。それが明日の目標です」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 13番手)
    「今日はあまいいい日にはなりませんでした。FP1ではリアタイヤのパンクチャーでセッションを最後まで有効に活用できませんでした。FP2ではいいスタートが切れました。路面コンディションがいいときに計画していたタイヤのテストも行いました。でも2回目のスティントでタイムを更新していたときに、フロントから転倒してしまいました。初めてハードのフロントタイヤを試している、まだ2周目を走行していたときでした。プッシュしすぎたのかもしれません。転倒のあと、フィーリングが変わり、セッションの最後のタイムアタックは理想的なものにはなりませんでした。こういう日はたまにあるものです。明日もいい天気が続き、前進できることを願っています」

    ジャック・ミラー(MotoGP 17番手)
    「午前中のペースにはかなり満足していました。午後のセッションではトップ10に入れるだろうと思っていました。しかし、セッション終盤にソフトタイヤで走り出したら思ったようにグリップせず、苦労しました。こういうことは時々起きますが、自分にとっては残念な結末になりました。しかし、グリップがよくない状態の中でマシンのフィーリングはとてもよかったです。明日のFP3では再びトップ10に入りたいので、天候が崩れないことを願うばかりです。しかし天気ばかりはどうにもなりません。どんな状況でも全力を尽くします」

    ティト・ラバト(MotoGP 19番手)
    「明日は大きく前進できると思います。19番手ですが、今日の自分のパフォーマンスには満足しています。今年最初のセパンテストでケガした影響で開幕戦カタールGPは十分な体調ではありませんでした。しかし、いまは体調もほぼ完全に戻り、限界まで攻められるようになってきました。今日はラップタイムが安定していましたし、まだまだよくなると思います。今日は難しいコンディションでしたが、ジャック(ミラー)や(ホルヘ)ロレンソ、そして(ヴァレンティーノ)ロッシとそれほど差はなく、自信になりました」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP フリー走行レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP フリー走行レポート

    MotoGP アルゼンチンGPのフリープラクティス初日をMovistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスが、リードした。バレンティーノ・ロッシはフィーリングがつかめず16番手となった。

    明日は雨が予想されていることから、マーベリック・ビニャーレスはQ2へストレートで出場となるトップ10入りに照準を絞りフリープラクティスの第1セッション、第2セッションともにトップタイムをマークした。

    一方、自己通算350回目のグランプリ出場となるバレンティーノ・ロッシは厳しい展開を強いられて16番手に留まった。

    マーベリック・ビニャーレスは昨日の記者会見で予言した通り、セッション開始早々から好調ぶりを発揮し、1分40秒796まで短縮して順位を上げた。第1セッションの後半は、ハードコンパウンドのリアタイヤを装着していつものように5ラップ走行し、何度もタイムを更新。この結果、2番手以下に0.206秒の差をつけ、1分40秒356のベストタイムでトップを獲得した。

    フロント、リアともにハードコンパウンドを装着してスタートした午後からの第2セッションでも引き続き好調な走りで、わずか7ラップで2番手へ浮上した。すべてのライダーがハードタイヤのテストを終了し、ソフトコンパウンドに切り替えると、ビニャーレスは一旦、順位を下げたものの、1分39秒477を記録し、第2セッション、総合ともにトップを獲得して初日を終了した。

    一方のバレンティーノ・ロッシは、ビニャーレスとは異なる作戦でセッションに挑んだ。前半をマシンセッティングに費やし、終盤はでソフトタイヤを装着してタイムアタックを行った。1分41秒311まで短縮して一時は7番手へ上がったが、その後、ライバルたちがペースを上げたため16番手へ後退。

    第2セッションは早々にピットを離れてハードコンパウンドのリアタイヤをテスト。流れるようなコーナーからハードな加速が要求されるコースに合わせ、マシンを仕上げることを目標とした。そして、セッション後半になってから再びタイムアタックを開始。少しずつペースを上げると第1セッションのベストタイムを0.8秒近く更新する1分40秒531を記録したが、順位を上げることはできなかった。

    Monster Yamaha Tech3のジョナス・フォルガーとヨハン・ザルコはフリープラクティス初日から好調ぶりを発揮した。フォルガーは第1セッションで4番手を獲得し、第2セッションでは3番手に0.277秒差と迫る好タイムを記録。この結果、ルーキーでは最速の総合8番手で初日を終えた。一方、チームメイトのザルコは、第1セッションでトップに0.218秒差で3番手を獲得。第2セッションも順調にプッシュを続けたが、ラップタイムではフォルガーに0.183秒遅れて総合12番手となった。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(フリー走行トップ/1分39秒477)
    「気分は上々。走りは絶好調で、僕自身の体調もとてもいいんです。マシンについてはベーシックなセッティングを使用し、1ラップ目からとても気持ちよく乗ることができました。走るたびにどんどん進化していることを感じました。課題もまだあるけれど、すでに素晴らしいスピードが出ているので満足しています。決勝でリアにハードコンパウンドをチョイスすることがあるかどうかは、まだわかりません。現時点で少しホイールスピンが出ているので何とも言えないんです。明日もやることがたくさんあるので、その状況を見てから判断することになりそうです」

    バレンティーノ・ロッシ(フリー走行総合16番手/1分40秒531)
    「カタールの決勝のときのような良いフィーリングをつかみたいと思っているけれど、今のところはプラクティスセッションやテストのときの状態に似ています。コーナーの進入速度をもっと上げたいのに、どうしても順調に行きません。結局、全体では約1秒も遅れてしまっています。そのことよりも、速いライダーが大勢いて、皆がとても接近していることが問題です。だから僕らとしては、まずマシンのフィーリングを向上させ、セッティングをしっかり煮詰めることが重要なんです。あとは明日のフリープラクティス第3セッションがドライになってくれることを祈るばかり。何としてもトップ10に入れるようがんばります!」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「決して外すことのできないハード・リアタイヤでの走行も含め、今日はとてもたくさんの仕事をこなしました。路面コンディションが去年より良くなっていたので、マシンセッティングを予定通りにスタートすることができたことが良かったと思います。マーベリックにはこのコースが合っているようで、速さと安定性をキープして好タイムを記録しました。課題はまだ残っていますが、初日にしてすでに、非常にうまく乗れています。バレンティーノも第1セッション、第2セッションともに懸命に取り組み、マシンのハンドリングがスムースになってきました。このようにハンドリング性能については解決策を見つけることができたが、その結果としてリアのグリップ不足に悩まされることになりました。こうした問題に対応すべく、これからまた作業を続け、明日のフリープラクティス第3 セッションで挽回を狙いたいです。それでも依然として天気の問題が残るが、少なくとも明日の午前中だけでも晴れてくれることを願っています。そうなれば午後からの重要な激戦に備えることができるでしょう」

    Monster Yamaha Tech3
    ジョナス・フォルガー(フリー走行総合8番手/1分40秒157)
    「MotoGPバイクで初めてこのコースを走ったが、その意味ではとても順調だったと思います。路面のグリップ・レベルがあまり高くなかったので、電子制御システムとパワー・デリバリーに十分に注意をはらい、また、タイヤについてもいろいろ試すことがありました。一日を終えて総合8番手。ルーキーではトップということなので、今日の結果には満足しています。第1セクションであまり伸びなかったので、ここは改善の余地が多く残っていると思います。路面がとてもバンピーで、とくに第1コーナーと第2コーナーでは今日も転倒車が多かったので、注意しながら走行します。今晩、データを分析して、もっと速くなる方法を見つけたいです。そして明日、その成果を発揮できるようがんばります!」

    ヨハン・ザルコ(フリー走行総合12番手/1分40秒340)
    「総合的に見て、今日は両セッションとも順調だったので満足しています。仕事が予定通りに運び、一歩ずつコンスタントに前進することができたことが最も重要だと思っています。走行中のリズムも良かったし、マシンのフィーリングも上々。ただひとつだけ、最終コーナーではどうしても遅れてしまうので、明日以降、どうすればここを改善できるか考えなければなりません。第1セッションでのタイムを更新できなかったのは、このセクションだけですが、ここで遅れてしまうせいでトップ10を逃してしまいました。そして、もしも明日、雨が降ってしまったら、QP1を走らなければならないと思うと悔しさが残ります。でも一番大切なのは、安定したペースを保ち、決勝に向けて準備を整えることです」

  • 【MotoGP】 アルゼンチンGP フリー走行2回目:ビニャーレスがトップ

    【MotoGP】 アルゼンチンGP フリー走行2回目:ビニャーレスがトップ

    MotoGP 第2戦 アルゼンチンGPのフリー走行2回目が7日(金)、アウトドロモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行われた。

    気温28度、路面温度42度のドライコンディションの中で行われたフリー走行2回目。トップタイムは午前中に続き、マーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ MotoGP)が記録。1分39秒477を叩き出した。2番手には0.301秒差でマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)、3番手には0.403秒差でカレル・アブラハム(プル&ベア・アスパル・チーム)が続いた。

    ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ・チーム)は13番、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ MotoGP)は16番手。ドゥカティ・チームは、アンドレア・ドヴィツィオーゾが14番手、ホルヘ・ロレンソが18番手で初日のセッションを終えた。

    2017 MotoGP 第2戦 アルゼンチンGP フリー走行2回目 結果

    Pos. Num. Rider Team Time
    1 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分39秒477
    2 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分39秒778
    3 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 1分39秒880
    4 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 1分39秒922
    5 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 1分39秒960
    6 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分40秒120
    7 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 1分40秒124
    8 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 1分40秒157
    9 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分40秒175
    10 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分40秒250
    11 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 1分40秒338
    12 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分40秒340
    13 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分40秒345
    14 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分40秒399
    15 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分40秒431
    16 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分40秒531
    17 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分40秒588
    18 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分40秒599
    19 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分40秒908
    20 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分41秒083
    21 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分41秒632
    22 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分42秒074
    23 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分42秒179
  • 【MotoGP】 アルゼンチンGP:マーベリック・ビニャーレスがトップ発進

    【MotoGP】 アルゼンチンGP:マーベリック・ビニャーレスがトップ発進

    MotoGP 第2戦 アルゼンチンGPのフリー走行1回目が7日(金)、アウトドロモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行われた。

    トップタイムを記録したのは開幕戦カタールGPで優勝を挙げたポイントリーダーのマーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ MotoGP)。1分40秒356を記録し、2戦連続で週末最初のセッションを制した。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは16番手。

    2番手には0.206秒差でダニロ・ペトルッチ(オクト・プラマック・レーシング)、3番手には0.218秒差でヨハン・ザルコ(モンスター・ヤマハ・テック3)が続いた。

    ホンダ勢は、マルク・マルケスが転倒を喫して11番手、ダニ・ペドロサは19番手。ドゥカティ勢はアンドレア・ドヴィツィオーゾが7番手、ホルヘ・ロレンソが15番手だった。

    2017 MotoGP 第2戦 アルゼンチンGP フリー走行1回目 結果

    Pos. Num. Rider Team Time
    1 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分40秒356
    2 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 1分40秒562
    3 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分40秒574
    4 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 1分40秒660
    5 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 1分40秒678
    6 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分40秒701
    7 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分40秒716
    8 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分40秒853
    9 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分40秒867
    10 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 1分40秒936
    11 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分40秒958
    12 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分40秒982
    13 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 1分41秒062
    14 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 1分41秒073
    15 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分41秒128
    16 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分41秒311
    17 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分41秒694
    18 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分41秒703
    19 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分41秒781
    20 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分41秒829
    21 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分41秒867
    22 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分42秒224
    23 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分42秒237
  • 【MotoGP】 ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP プレビュー

    【MotoGP】 ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP プレビュー

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、2週間前に行われたカタールGPで大活躍。ビニャーレスはヤマハで初めてとなるレースで優勝、ロッシも3位に入り揃って表彰台に上った。

    ロサイルサーキットの難しいコンディションのなかで急成長を見せつけたビニャーレスは、週末に迫ったアルゼンチンGPでの初表彰台獲得に挑む。

    チームメイトのロッシは、開幕戦ではグリッド10番手と厳しい状況におかれながら、果敢に追い上げて3位表彰台を獲得しており、今回も引き続き上位を目指す。

    Termas de Rio Hondo Circuitで初めてMotoGPのレースが開催されたのは2014年。中南米で最も近代的で安全なサーキットを目指して2012年に再設計された。全長4.8km、5つの左コーナーと9つの右コーナーを含むさまざまなタイプの高速コーナーと1.076kmの最長ストレートからなる特徴的なコースで、記憶に残るレースが期待される。

    マーベリック・ビニャーレス
    「カタールでは信じられないくらいのすばらしいレースができたので、約2週間ぶりにまたM1に乗れることがとても楽しみです! でも前回が優勝だったので、今度はその成績を獲得し続けていかなければならない厳しいチャレンジが待っています。ライバルたちはとてもレベルが高く、ちょっとプレッシャーも感じますが、それが同時に、より一層のモチベーションを与えてくれるのです。焦らず慎重に、一歩一歩、一戦一戦、しっかり取り組んでいきます」

    バレンティーノ・ロッシ
    「チャンピオンシップは厳しいスタートになりました。冬季テストはずっとがんばってきましたが、レースのウイーク中には、フロント周りを中心にいろいろな変更が必要になったからです。それでも決勝は順調に運んで、最後に表彰台までたどり着けたのは本当にうれしかっですね。次のアルゼンチンは大好きなコースなので、とても楽しみ。去年は路面コンディションに苦しみましが、今年はアスファルトの状態が良くなっていると期待しています。そして、常に前進し、また表彰台に上ることが目標です」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「開幕戦のカタールはすばらしいシーズンのスタートになりました。チャンピオンシップは長い戦いですが、その最初がうまくいくことは非常に重要なのです。とくに、天候により予想外の状況になったなかで、優勝を含むダブル表彰台を獲得できたことは大いに自信になりました。このコースは、路面コンディションとグリップレベルについては難しいところもありますが、ヤマハとの相性は良く、過去には好成績を残してきました。まず、ウイーク初日の金曜日からしっかり手応えをつかみ、アルゼンチンのファンの声援に応えるためにも、チェッカー・フラッグまで全力で戦います」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP プレビュー

    【MotoGP】 ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP プレビュー

    MotoGP 第2戦アルゼンチンGPが、4月7日(金)~9日(日)までの3日間、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの北東約1200kmに位置する、アウトドルモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行わる。当地での開催は今年で4回目。

    テルマス・デ・リオ・オンドは、サンティアゴ・デル・エステロ州の州都サンティアゴ・デル・エステロから約65kmに位置し、温泉が出ることから、アルゼンチン国内ではスパリゾート地として知られている。また、このサーキットからはアンデス山脈の雄大な景色を望むことができる。

    アウトドルモ・テルマス・デ・リオ・オンドが完成したのは2008年。その後、2013年に大幅な改修がされ、同年8月には初の世界選手権となる世界ツーリングカー選手権(WTCC)が開催された。

    14年4月にはロードレース世界選手権が初めて開催され、決勝日は5万2749人(3日間の合計で12万5961人)。2年目は5万234人(同合計で13万360人)。昨年は5万1535人(同合計で13万6969人)と、観客数は着実に増加している。テルマス・デ・リオ・オンドは人口2万5000人の小さな街だが、アルゼンチンGPには毎年大勢のファンが詰めかけ、この国の一大イベントの一つに成長した。

    アウトドルモ・テルマス・デ・リオ・オンドは、ほぼ平坦な土地に作られた一周4.806kmのコースで、メインストレートが1.076kmと長く、中高速コーナーが続くシンプルなレイアウトとなっている。

    過去、アルゼンチンGPは、1961年にブエノスアイレス郊外のアウトドルモ・オスカル・ガルベスで初めて開催され、1999年まで断続的に計10回開催されまた。テルマス・デ・リオ・オンドに舞台を移してから今年で4年目となり、アルゼンチンGPは通算14回目の開催となる。

    昨年の大会は、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、2年ぶり2度目の優勝を果たした。昨年はミシュランタイヤにとって初めて経験するサーキットで、路面コンディションと供給したタイヤがマッチせず、耐久性に問題を抱えた。そこで、レース中盤に新しいタイヤを装着したマシンにチェンジする“フラッグ・トゥ・フラッグ”で決勝レースを行い、RC213Vのパフォーマンスを遺憾なく発揮したマルケスが優勝。タイトルの獲得に向けて大きく弾みをつけるレースだった。

    2連覇を狙う今年の開幕戦カタールGPは難しいコンディションとなり、タイヤ選択をミスしたマルク・マルケスは、表彰台争いに加わるも4位と、悔しい結果に終わった。今大会はその雪辱と、2年連続、3度目のアルゼンチンGP制覇を目指します。

    チームメートのダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)も今季初表彰台、初優勝を目指す。今回のサーキットで、アルゼンチンGPが初開催された14年の大会では、マルケスに続いて2位となり、Repsol Honda Teamが1-2フィニッシュを達成した。15年は右腕の手術のためにアルゼンチンGPを欠場したが、昨年の大会では3位表彰台を獲得。今年は、マルケスとともに3年ぶりのRepsol Honda Teamによる1-2フィニッシュを目指す。

    難しいコンディションとなった開幕戦では、マルケスと同様にペドロサもタイヤ選択がベストではなく、5位でフィニッシュ。ウインターテストの成果を思うように発揮できないレースとなった。今大会はペドロサも、開幕戦カタールGPの雪辱に挑む。

    開幕戦カタールGPで転倒リタイアに終わったカル・クラッチロー(LCR Honda)も、第2戦アルゼンチンGPでの雪辱に闘志を燃やしている。昨シーズンは開幕戦カタールGPで転倒。続くアルゼンチンGPでも転倒リタイアと、厳しいシーズンのスタートを経験した。しかし、今年はRC213Vのセットアップが進み、手応えを持ってシーズンを迎えている。前戦カタールGPでは、不安定な天候の中でタイヤの選択が決まらず転倒リタイアに終わったが、調子がいいだけに、今大会は一気に上位進出を狙う。15年大会は予選4番手から3位になり、Hondaマシンに乗り換えて初の表彰台を獲得した。昨年はシーズン2勝を挙げてトップライダーの仲間入り。今大会の走りに注目が集まる。

    MotoGPクラスへの参戦3年目を迎えるジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)も、得意とするサーキットに気合を入れている。MotoGPデビューとなった15年大会は、予選21番手から12位でチェッカーを受けた。この年は、ファクトリーオプションとオープンカテゴリーの2つのカテゴリーがあり、ミラーはオープンクラスでのトップフィニッシュを果たした。ただ昨年の大会は、レース前半に6番手までポジションを上げるも転倒リタイアという悔しい結果だった。今年は開幕戦カタールGPで8位と絶好のスタート。今大会はそれを上回るリザルトを目指す。

    MotoGPクラスへの参戦2年目を迎えるチームメートのティト・ラバトは、ウインターテストのケガがほぼ完治し、ベストな状態で大会に挑む。開幕戦カタールGPでは体調が完全ではなかったが、それでも15位フィニッシュと健闘。今大会はさらに上位を目指す。昨年の大会ではシーズンベストとなる9位。今年は2年連続でシングルフィニッシュを目指す。なおラバトは、アルゼンチンGPが復活した14年に、Moto2クラスで優勝を経験している。

    マルク・マルケス(MotoGP 4位)
    「カタールでは、表彰台に上がれず難しいグランプリとなりました。しかし、レースウイークを通してかなり前進できました。その努力がアルゼンチンGPで実ることを願っています。テルマス・デ・リオ・オンドのコースは、いつもいい感触ですが、グリップレベルはかなり低いです。そして、タイヤの寿命がとても短いので気をつけなければなりません。タイヤの持ちをよくしながら、マシンのセットアップに取り組みます。全体的によくしていくためにがんばります。アルゼンチンのファンの前で表彰台争いができることを願っています。ファンはとても熱狂的で、彼らの応援は力になります」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 5位)
    「カタールGPは、スタート前に雨が降ったりして、とても奇妙なレースでした。その開幕戦を終えて、気持ちはポジティブです。引き続き全力で取り組み、アルゼンチンで前進することが目標になります。カタールのセットアップと基本的に同じ状態でスタートします。もちろんギアボックスやマッピングのセッティングを合わせながら、金曜日のフリー走行では自分たちの位置を確認したいです。サーキットに行く前に予想を立てることは難しいです。路面コンディションやタイヤの調子を確認する必要がありますからね。でも準備は整っています。早くマシンに乗りたいです。通常、テルマス・デ・リオ・オンドのアスファルトは非常に汚れていて、タイヤに負担がかかります。でもレースウイークを通してよくなっていきます。いい結果が出せるようにベストを尽くします」

    ジャック・ミラー(MotoGP 8位)
    「カタールGPでは、シーズンのいいスタートが切れました。結果には満足しています。次はアルゼンチンです。僕たちのマシンとは相性がいいサーキットなので、さらに前進できることを願っています。ここまでは、コースに出るたびにマシンがどんどんよくなっています。次のアルゼンチンとオースティンの2レースでも、この調子で前進していきたいです。この2つのグランプリは、とても楽しいサーキットです。テルマスはあまり使用されていないサーキットなので、金曜日はコースが少し汚れているかもしれないので気をつけなければいけません。でも、きれいになるのにそれほど時間はかかりません。今週末が楽しみです。アルゼンチンはいつも特別なレースです。とても楽しみです」

    ティト・ラバト(MotoGP 15位)
    「ケガや悪天候の影響があったにもかかわらず、カタールはポイント圏内でフィニッシュできました。昨シーズンよりもウイナーに近づくことができ、満足しています。次のアルゼンチンはとても難しいサーキットですが、マシンの状態はよく、特にフロントタイヤの感触がいいので、週末がとても楽しみです。前年同様に、もしコースが汚れていたら金曜日はそれほど意味を持たないかもしれません。そういうコンディションならば、あまりリスクを負わず、自分のリズムを築き上げるのに集中します。アルゼンチンでさらに大きく、一歩前進する自信があります」

    カル・クラッチロー(MotoGP ノーポイント)
    「カタールGPはとても残念でした。あれから数週間が過ぎ、カタールGPの雪辱に向けてアルゼンチンに出発します。昨年のシーズン序盤はとても苦戦しましたが、それに比べれば今年はマシンがとてもよく仕上がっていて、いいレースができると確信しています。テルマス・デ・リオ・オンドは、好きなサーキットなので楽しみです。昨年はマルクが優勝しました。自分も15年に表彰台に立っています。今年も同様のリザルトを得られるようにがんばります」

  • 【MotoGP】 2018年はタイを加えて19戦に拡大へ

    【MotoGP】 2018年はタイを加えて19戦に拡大へ

    2018年のMotoGPは、タイが加わり、19戦へ拡大させるようだ。

    MotoGPのプロモーターであるドルナスポーツは、ヘルマンティルケが設計したタイのチャーン・インターナショナル・サーキットと3年目のオプションを含めた2年契約を結んだとみられている。

    当初、タイは今年MotoGPを初開催するはずだった。

    しかし、トラックのタイトルスポンサーであるチャーン・ビールを含めた複雑化は、シンハーとドルナとの契約の遅れを引き起こした。

    チャーン・インターナショナル・サーキットは、2014年にオープンし、2015年からスーパーバイク世界選手権を開催している。

    タイは、カレンダーの終盤に組み込まれ、昨年は3連戦で開催されたフライアウェイレースのもてぎ、フィリップ・アイランド、セパンを2つのブロックに分けることになるようだ。

    タイがカレンダー含まれた場合、2018年に初開催が予定されていたフィンランドのキミリンク・サーキットは1シーズン延期されることになる。

    また、カザフスタンで建設中のソコル・サーキットも2018年か2019年にカレンダーに加わることを検討しているとされている。

    ドルナスポーツのカルメロ・エスペラータ代表は、MotoGPが年間20戦を超えることは“決してない”と述べており、フィンランドとカザフタンの両方がカレンダーに加わった場合は、既存の18戦のひとつが外れなければならなくなる。

    現状、2018年に契約が切れるイベントは、ヘレスとレッドブル・リングとなる。

  • 【MotoGP】 ドゥカティ:第1戦 カタールGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ドゥカティ:第1戦 カタールGP 決勝レポート

    2017年のMotoGP世界選手権がいよいよ開幕した。初戦のカタールGPは、3月26日、カクテルライトに照らし出されるロサイル・インターナショナル・サーキットで開催された。

    ドゥカティチームのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、数周にわたってレースをリード。レース後半は、ヴィニャーレス(マーベリック:ヤマハ)と激しいバトルを展開し、最終的にはヴィニャーレスから0.5秒遅れの2位でチェッカーを受けた。

    ドヴィツィオーゾが開幕戦を2位でフィニッシュするのは、これが3年連続3回目である。レースは、天候の影響により45分遅れでスタート、レースラップ数は当初の22周から20周に短縮された。

    ドヴィツィオーゾは2列目からのスタート。6周目までに4番手から2番手にポジションを上げた。さらにラップリーダーのザルコ(ヨハン:ヤマハ)のクラッシュに乗じて首位を奪った。その後、ドヴィツィオーゾはマルケス(マルク:ホンダ)やヴィニャーレスのアタックを退けてトップの座を保っていたが、13周目にヴィニャーレスにオーバーテイクされるも、17周目に再逆転。するとヴィニャーレスもその翌周にドヴィツィオーゾをパスし、そのままチェッカーを受けた。

    このレースがドゥカティでの本格的なデビュー戦となるホルヘ・ロレンソは、タフなレースを強いられた。4列目からのスタートは上々だったが、オープニングラップのターン5で膨らみ、16番手まで順位を落とした。その後のロレンソは、トップグループと遜色ないタイムで周回し、ポジションを回復してレース半ばには9位を走行。しかし、残り6周時点でペースが落ち、11位でレースを終えた。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) 2位
    「リザルトには十分に満足している。今週末はチーム一丸となって良い仕事ができた。今日のコンディションでは、誰もが難しいレースを強いられる。だが、僕らは冷静に対応して、適切なレース・セットアップを確立させることができた。グリッドで戦略を変更して、リアをソフトタイヤに履き替えたのも正解だった。レース終盤はどうにかマーベリック(ヴィニャーレス)を抑えようとしたが、今日はあれ以上のパフォーマンスは無理だった」

    ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) 11位
    「あらゆる意味で、非常に複雑なレースだった。スタートは良かったが、オープニングラップでアウトに膨らんでしまい、大きくポジションを落とした。そのせいで追いかける展開を強いられた。それからのマシンフィールは良く、上位陣と変わらないペースで周回することができたが、終盤はタイヤのグリップが低下し、マシン制御にもかなり体力を消耗させられ、スローダウンするしかない状況だった。そのせいでトップ10フィニッシュを逃した。ドゥカティでのデビュー戦は思いどおりにはならなかったが、今日の結果を前向きにとらえたい。まだシーズンは始まったばかりだ。やるべき仕事は多いが、一つ一つしっかりとこなして行こうと思っている」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第1戦 カタールGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第1戦 カタールGP 決勝レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスが、2017シーズン開幕戦のカタールGPで優勝して見事なヤマハ・デビュー。チームメイトのバレンティーノ・ロッシも3位を獲得し、そろって表彰台に上った。

    昨日は路面にたまった雨の影響ですべてのセッションがキャンセルされ、プラクティスやセッティングのための時間が大幅に短縮。さらに今日も、天候悪化のためスタートが2回も中断されたことから、ウォームアップ・ラップを2周行い路面の感触をつかんだあと、予定より45分遅れて決勝レースが始まった。

    MotoGP初のポールポジションを獲得していたビニャーレスだが、そのアドバンテージを十分に生かすことはできなかった。素早く飛び出して2番手で第1コーナーに進入したものの、混乱のなかで5番手まで後退。そのあと少しずつペースを上げてゆきながらコンディションのフィーリングをつかみ始め、さらにはチームメイトの息づかいまで感じられるようになっていた。

    そして6ラップ目、いよいよ勝負のときを実感したビニャーレス。トップを走行していたヨハン・ザルコが転倒したあと、前を行くアンドレア・イアンノーネ(スズキ)との差を詰め、背後に迫ってプレッシャーをかけると、11周目にイアンノーネがビニャーレスの目の前で転倒。これを巧みに避け、そのまま勢いに乗ってマルク・マルケス(ホンダ)をパスし、さらにトップのアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)を追って行った。

    身体を伏せ、果敢な走りで1.2秒の差を一気に詰めると、14周目にはトップに浮上。ロングストレート・エンドではドビツィオーゾが抜き返すが、ビニャーレスはヤマハYZR-M1の特性である敏捷性をフルに引き出して対抗した。残り5ラップは、ふたりの激しい競り合いとなったが、最終ラップではビニャーレスが自己ベストの1分56秒157を記録してトップでチェッカー。ドビツィオーゾとの差は0.461秒だった。最高峰クラスにおいて、異なるメーカーのマシンで優勝したライダーとしては、マイク・ヘイルウッドに次いで2番目の若さ。

    一方、チームメイトのロッシは予選10番手、グリッド4列目からのスタートを強いられたが、シグナル消灯とともに飛び出し、第1コーナーでの接触もものともせずに7番手へ浮上した。2ラップ目には全車中、最速ラップを記録してダニ・ペドロサ(ホンダ)を追跡。トップグループがリードを広げ始めたと見るや、4周目にはペドロサをパスしてビニャーレスの後ろにつけた。

    その後、ザルコとイアンノーネが転倒したため、ふたつポジションアップ。難しいコンディションのなかで、ロッシは第1コーナー進入で大きくはらんだものの、すぐに修正してビニャーレスとともにマルケスをパス。これでふたりそろって表彰台圏内まで上がってきた。

    ロッシはビニャーレスとドビツィオーゾのトップ争いを見ながらチャンスを窺う。そして残り4ラップでは自己ベストを1分56秒398へ更新して勝負をかけようとするが、タイヤの消耗が激しく、ふたりに襲いかかることができないまま3位でゴール。トップとの差は1.928秒だった。

    ビニャーレスは25ポイントを獲得してランキングトップ。ロッシは16ポイントでランキング3位につけた。またチーム・ランキングでは合計41ポイントでトップ。コンストラクター・ランキングでもヤマハが25ポイントでリードしている。

    Monster Yamaha Tech3 Teamは、シーズン開幕戦のカタールGPで見ごたえあるショーを披露。難しいコンディションのもとで、MotoGPルーキーのヨハン・ザルコがレースをリードして注目を集めた。

    全車がグリッドについたところで雨が降り出したため一旦、中断。スタートを遅らせ、20ラップに減算して決勝が行われた。ザルコは序盤からトップに立つと、果敢に攻め続けてそのまま6ラップにわたってポジションをキープ。しかし第2コーナーで転倒してリタイアとなった。

    一方、チームメイトのジョナス・フォルガーは、オープニングラップで18番手まで後退したものの、懸命の挽回で10位へ浮上してチェッカーを受けた。

    第2戦は2週間後、アルゼンチンで開催される。

    Movistar Yamaha MotoGP

    マーベリック・ビニャーレス (優勝)
    「フィーリングは最高。それを結果に表すことができました! ウイークを通じて、とてもいい仕事ができましたし、テストも順調でした。そしてフリープラクティス第1セッションですでに、十分に好感触をつかんでいたんです。でも決勝は楽ではありませんでした。またしても雨が降り出し、どうすればいいかわからなくて少し混乱。序盤は路面が滑り易くて厳しい状態だったので、無理をせず、冷静にいきたいと考えていました。ペースはとても良かったので、終盤になってからプッシュを開始。前のほうでたくさんの転倒があったので、十分に待ってから攻めたのが良かったのだと思います。トップでゴールラインを通過したときの気分は、ことばでは表現しきれないほど。ヤマハで初めての優勝は、最初のMotoGPウインよりも重たいんです。なぜなら、僕にとってはプレッシャーがより一層、大きかったので。冬季テストでリードし、”やれる!”と思って、こうして実際に結果を残しました。チームの仕事もとても素晴らしかったので、彼らに助けられて、僕はプレッシャーに打ち勝つことができたんです。電子制御システムも順調で、タイヤも最終ラップまでしっかり働いてくれました。実際のところ、第3セクションが勝負所だったと思います。アンドレア(ドビツィオーゾ)はソフト・タイヤの恩恵を受けて常に加速で優っていたし、タイヤの消耗も激しくなかったので、とても手強かったんです。でも第3セクションは僕がウイーク中ずっと好調をキープしていて、最終ラップも最高の走りができました。それが、優勝するための最小限の差につながりました。本当に素晴らしい、本当にハッピーです。次のアルゼンチンでは完璧なスタートを目指したいですね。今日もスタート自体はうまくいきましたが、ちょっとだけラインを外したらザルコと接触。それでマシンを一旦、起こさなければならなくなり、マルケスとドビツィオーゾに抜かれてしまったんです。このような混乱のなかでも集中力をキープできてよかったです。これからもこの姿勢を維持していかなければなりません」

    バレンティーノ・ロッシ (3位)
    「成功の秘密は僕のチーム、そしてヤマハです。僕らは全員が目標に向かって集中し、決してあきらめませんでした。まわりの人たちからのサポートと信頼を、僕はいつも感じています。自分たちのポテンシャルはよくわかっているし、マシンにもチームにも恵まれています。それでも今日は、5位に入れれば十分と言っていました。それどころか表彰台に上ることができたんです。このような形でシーズンをスタートすることができて本当にハッピー。表彰台はいつだってうれしいものだけれど、今回みたいに苦しい経験をしたあとはなおさらですね。気持ちの面でも、また技術的な面でも今日のことは貴重な体験。多くを学ぶことができました」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「なんという展開! なんというシーズンのスタートでしょう! 今日は誰にとってもとても苦しい一日でした。スタートが2回も延期されて待たされたあげく、いよいよスタートとなったときにもコース・コンディションを十分に把握できていませんでした。そのなかでもマーベリックは素晴らしい仕事をし、その成熟ぶりを垣間見せてくれました。あせらず、絶好のタイミングでペースを上げてトップグループに接近。そして最後までドビツィオーゾと激しいバトルを展開して、多くのモータースポーツ・ファンの注目を集めました。ヤマハでの初レースで優勝し、非常に大きな成功をおさめたのです。1月にヤマハに加入して以来の、彼の努力に対するご褒美と言っていいでしょう。バレンティーノもまた、見事でした。スタート直後の第1コーナーでは他車に接触されましたが、後方から懸命に挽回を図ってポジションを上げていきました。レース終盤に向かってタイヤを消耗し過ぎてしまったことは残念。それさえなければ優勝争いに加わることができたでしょう。冬季テストではかなり苦しんでいましたが、彼は決してあきらめず、チームとともに解決策を探し続けました。たゆまぬ努力が、こうして実を結んだのです。開幕戦でダブル表彰台を獲得し、次のレースを楽しみにしています」

    Monster Yamaha Tech3 Team

    ヨハン・ザルコ (リタイヤ)
    「結果はどうあれ、初めてのMotoGPでトップを走れてうれしかったです。昨日はセッションがすべてキャンセルされてしまったので、今日のウォームアップ・セッションがいつもより長かったのも良かったと思います。コース・コンディションは最高ではありませんでしたが、僕自身のフィーリングは良かったし、4番グリッドはトップにとても近くてわくわくしました。でもスタート直前になって2回、雨が降ってきてスケジュールが変更。ようやく始まったときに、僕はとても集中できていて、トップからも大きく離されていなかったから、このチャンスをなんとしてもつかみたいと思ったんです。スタートは得意なので、第1コーナーで何人か抜いてからコンスタントなリズムをつかめました。そしてそのあともプッシュし続けていましたが、6ラップを終えて、ちょっと落ち着こうとしたときに、どうやらレース・ラインを外れてしまったらしいんです。とても悔しいですが、僕らはいつでも限界ぎりぎりで走ってますし、今の僕は、このカテゴリーについて学んでいる段階なので、MotoGPルーキーとしてこのようなミスはレッスンの一部だと思っています。結果は残念ですが、自信にもつながりました。次のアルゼンチンがとても楽しみです」

    ジョナス・フォルガー (10位)
    「初めてのMotoGPレースでトップ10に入ることができてうれしいです! でも、僕はこれからもっともっと、たくさんのことを学ばなければなりません。序盤は雨の影響でコンディションが良くなかったし、待たされたことで少しナーバスにもなっていました。でもレース終盤になると少しずつ良くなってきて、挽回できるようになりました。いずれにしても、僕は今回のことを良い経験にして、次のレースに生かしていかなければなりません。そして僕自身はもちろん、チームとの協力の面でも、より良い環境を作るように努力し、アルゼンチンではウイーク初日からもっと速く、そして予選でも好位置を獲得できるようベストを尽くしますよ。ペースはとても素晴らしいし、それ以外に改善すべきところもわかっているので、自信を持ってアルゼンチンに臨みたいですね。チャレンジを楽しみにしています」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「誰もが待ち望んだシーズンのスタート。われわれはふたりの好成績獲得を確信しながら、自信を持って初戦に臨みました。ヨハン(ザルコ)はオープニングラップで、驚くほどの素早さでマルケスやドビツィオーゾをパス。さらにはファステストラップを記録し、唯一、1分56秒台を切る活躍も見せてくれました。そしてラップごとにコンマ5秒以上のリードを広げていったときには、我々は、GPルーキーの優勝という非現実的な妄想を抱いたほどです。6周でその夢は消えましたが、あのとき彼は、決して限界を超えてプッシュしていたわけではありませんでした。ほんのわずかにラインを外してフロントを滑らせたのです。それを考えると余計に悔しさがこみ上げてきますね。あのままポジションをキープできたかどうかはわかりませんが、間違いなく素晴らしかったですし、彼の自信にもつながりました。2017シーズンはこのようなサプライズがたくさん起こるでしょう。そして彼はきっと強くなってくれるにちがいありません。ジョナス(フォルガー)は、冬季テストが非常に好調だっただけに、少し残念な気持ちです。ライダーたちはあのように長い時間、グリッド上で待たされれば何らかの影響があるでしょう。彼はスタートで出遅れ、そのあともリズムをつかむまでに時間がかかってしまいました。それでも終盤になって挽回し、最後は10位でゴール。これから多くを学ぶことによって、将来はもっとリラックスして走れるようになるでしょう。チームとしては、ふたりが、ともにルーキーであることを忘れてはなりません。彼らは冬季テストを通じて、そして今日のデビュー戦で、我々をわくわくさせるような素晴らしいものを見せてくれました。次のアルゼンチンで、ふたりが力強いパフォーマンスを発揮できるよう期待しています」

    【MotoGP】 カタールGP:ヤマハのマーベリック・ビニャーレスが優勝!
    【MotoGP】 カタールGP:ヤマハのマーベリック・ビニャーレスが優勝!

  • 【MotoGP】 ホンダ:第1戦 カタールGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第1戦 カタールGP 決勝レポート

    2017年シーズンの開幕戦カタールGP決勝は、スタート直前に雨が降ったため、午後9時のスタートが9時45分へと変更になり、周回数も22周から20周へと短縮された。

    スタート時間が遅くなったことで気温と路面温度の低下を考慮し、Repsol Honda Teamの両選手は、フロントに選択していたハードタイヤを、急きょミディアムに変更。それが結果的に戦いを厳しいものにした。

    スタート3番手から開幕勝利が期待されたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、スタート直後からゴールまで、フロントのフィーリングが完全ではなく、最後まで攻める走りができなかった。序盤はトップを走るアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に続いて2番手を走行したが、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に抜かれ4番手へとポジションを落とす。その後は、そのポジションをキープしてチェッカーを受けた。表彰台は逃したが、厳しい戦いの中で4位でフィニッシュ。2年連続4度目のタイトル獲得に向けて、まずまずのスタートとなった。

    チームメートのダニ・ペドロサもフロントタイヤの選択に失敗したことで、スタートからゴールまでペースを抑えることになり、5位でフィニッシュした。カル・クラッチロー(LCR Honda)もタイヤ選択を失敗したことで、2度の転倒を喫しリタイアとなった。

    スタート16番手から決勝に挑んだジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、追い上げのレースで8位フィニッシュ。19番手からスタートした、チームメートのティト・ラバトは15位でフィニッシュし、ともにポイント獲得を果たした。

    マルク・マルケス(MotoGP 4位)
    「今日は厳しい戦いを強いられましたが、4位でフィニッシュすることができ、ポジティブな一日でした。今大会はスタッフ全員がよく働きました。決勝は、フロントにハードを使う予定でしたが、天候が不安定なことと、スタートが遅れたことで、最終的にミディアムを使うことにしました。その理由はクラッシュのリスクを少なくするためでした。しかし、ミディアムを選択したことでフロントタイヤに全神経を使わなければなりませんでした。マシンのフィーリングはよかったのですが、今回のタイヤチョイスはブレーキングに影響しました。とにかく、最後までレースを走りきることに集中し、アルゼンチンに備えることにしました」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 5位)
    「最初から変なレースでした。雨が降ったことでスタート進行が遅れました。それからはレースに集中するために最善を尽くしました。今日はフロントタイヤのフィーリングに苦しみました。フロントが柔らかすぎたからです。そのためプッシュすることができませんでした。同じ問題をHonda勢は抱えることになりました。とにかく、最後までタイヤを持たせるためにペースを抑えなければなりませんでした。いずれにしても今年最初のレースです。次のアルゼンチンではこの問題に取り組み、解決したいです。アルゼンチンではいいレースをしなければいけません」

    ジャック・ミラー(MotoGP 8位)
    「難しい天候とコンディションでしたが、シーズン最初のレースで8位となり、すばらしいスタートを切ることができました。今大会は、初日に転倒し、2日目と3日目も不安定な天候に翻ろうされました。しかし、乗るたびにフィーリングがよくなり、ウインターテストで得た経験を活かすことができました。トップ10にいるというのはモチベーションにつながります。今日はハンドルの位置も変えました。今までのハンドル位置はブレーキングに影響があったので、それを改善することができました。いずれにしてもポジティブな一日でした」

    ティト・ラバト(MotoGP 15位)
    「ウインターテストでケガをし、まだ完治していない状態でポイントを獲得できたので、とてもうれしいです。ロサイルは不安定な天候のレースとなりましたが、シーズンのスタートとしては、ペースもそれほど悪くなかったし、満足しています。アクセルを開けるためには、もっと自信が必要だということも感じました」

    カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)
    「グリッド上でマルク(マルケス)と同じタイヤに交換しました。スタートが遅れたことでミディアムをチョイスしたのですが、柔らかすぎました。完全にタイヤ選択を失敗しました。今日はいい位置からスタートしたのですが、フロントタイヤのオーバーヒートのためバトルに加わることは無理でした。最初の転倒は最終コーナーで、ハンドルが曲がり、タイヤに泥がついていました。その転倒の影響で2度目の転倒をしてしまいました。本当に残念です。昨年もシーズン序盤はこういう感じのレースだったと思いました」

    【MotoGP】 カタールGP:ヤマハのマーベリック・ビニャーレスが優勝!
    【MotoGP】 カタールGP:ヤマハのマーベリック・ビニャーレスが優勝!