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  • 【MotoGP】 ホンダ:第3戦 アメリカズGP プレビュー

    【MotoGP】 ホンダ:第3戦 アメリカズGP プレビュー

    MotoGP 第2戦アルゼンチンGPから2週間のインターバルを経て、第3戦アメリカズGPが、4月21日(金)~23日(日)の3日間、米国テキサス州・オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催。初開催となった2013年から、今年で5年目を迎える。

    13年には、MotoGPクラスにデビューしたばかりのマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が次々に新記録を樹立し、多くのレースファンの記憶に残る大会となった。

    予選では、MotoGPクラスへのデビュー2戦目にして、初のポールポジション(PP)を獲得。勢いそのままに、決勝では20歳と63日で初優勝を達成し、1982年にホンダから参戦したフレディ・スペンサーの持っていた20歳と196日という最高峰クラス最年少優勝記録を、31年ぶりに塗り替えた。

    最高峰クラスでの初PP記録はそれまで、1982年のスペインGP(ハラマ)でスペンサーが樹立した20歳と153日だったが、その記録をマルケスは20歳と62日でブレイク。翌日の決勝でも同様に記録を塗り替えると、シーズン6勝を挙げてタイトルを獲得する。これもまた、スペンサーが83年に21歳と258日で達成した史上最年少でのタイトル獲得を20歳と266日で達成と、30年ぶりに記録を塗り替えた。

    以来、マルケスにとってCOTAは、最も相性のいいサーキットの一つで、初開催の13年から、4年連続でポール・トゥ・ウインを達成しており、その記録の更新へ期待が膨らむ。

    開幕戦カタールGPは、タイヤの選択ミスにより、トップを走るも終盤はペースが上がらず、4位でフィニッシュする悔しいレースとなった。第2戦アルゼンチンGPは、今年も含め、初開催となった14年から4年連続でPPを獲得していた。しかし今回は、好スタートを切って順調にトップを快走するも、コンディションの悪い路面に足をすくわれて痛恨の転倒。決勝はリタイアに終わった。

    最高峰クラスでの2年連続4度目のタイトルを狙うマルケスにとって、思うように結果を残せないシーズンのスタートとなったが、今大会から、その遅れを取り戻すべく戦う。まずは今季初の表彰台、そして初優勝を目指す。

    チームメートのダニ・ペドロサは、マルケス同様、今季初表彰台、初優勝を目指す戦いとなりる。開幕戦カタールGPでは、タイヤが路面コンディションに合わなかったこともあり、5位と悔しいレースだった。第2戦アルゼンチンGPでは、マルケスと同じ2コーナーで転倒してしまいリタイア。第3戦アメリカズGPは、序盤2戦の遅れを取り戻す戦いになる。

    COTAでは、13年から2年連続で2位表彰台を獲得しているペドロサ。Repsol Honda Teamとしては、2年連続での1-2フィニッシュを果たしている。15年は右腕の持病の手術のため欠場。2年ぶりとなった昨年の大会では、予選8番手から2番手争いのグループに加わるも、1コーナーのブレーキングでバランスを崩して転倒、リタイアとなった。今年は同大会での3年ぶりの表彰台、そしてCOTAの初制覇に挑む。

    LCR Hondaに加入して3年目を迎えるカル・クラッチローは、今大会は2戦連続の表彰台、そして今季初優勝を目指す。アメリカズGPでは、13年に4位、14年はリタイア、そして15年は7位となっている。昨年は予選5番手から決勝に挑んだが、転倒を喫し、16位に終わった。今年はウインターテストから好調さを発揮しており、第2戦アルゼンチンGPではその走りを結果につなげた。今大会の走りにも注目が集まる。

    MotoGPクラスで3年目のシーズンを迎えるジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、開幕戦カタールGPで8位、第2戦アルゼンチンGPでは9位と、2戦連続でトップ10フィニッシュを果たしている。COTAでは、MotoGPクラスにデビューした15年に14位でフィニッシュし、最高峰クラスで初のポイントを獲得。昨年はフリー走行で転倒し、右足首を負傷して決勝をキャンセルする残念な展開となってしまった。2年ぶりの大会となる今年は、COTAでのベストリザルトと、3戦連続のシングルフィニッシュを目指す。

    チームメートのティト・ラバトは、開幕戦カタールGPで15位、第2戦アルゼンチンGPで12位と着実にポイントを獲得している。ラバトは今季、セパン(マレーシア)でのウインターテストで手足を負傷し、テストのメニューを十分に消化できなかった。しかし、カタール、アルゼンチンと徐々に体調が回復しており、今大会は万全の状態で挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合8位)
    「アルゼンチンのレースを終えて、大好きなオースティンのサーキットに行くのを楽しみにしています。もっといい結果を残してオースティンに向かいたかったのですが、とにかく、気持ちを切り替えて今週のレースに挑み、今季初の表彰台を獲得できるように100%でがんばります。オースティンにはすばらしい思い出があります。僕にとってはレースカレンダーの中で、ベストな大会の一つです。このサーキットは、バリエーションに富んだセクションやコーナーが多く、高低差もあります。そしてアメリカンスタイルのイベントも好きです。すべてのファンが、スポーツ、そしてコース上の戦いを楽しんでいます。アメリカズGPに全力で挑みます」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合10位)
    「ヨーロッパに戻り、数日間休めました。トレーニングもこなしました。今はオースティンでマシンに乗るのが待ちきれない気持ちです。アルゼンチンでポイントを獲得できなかったのはとても残念でしたが、そのことは忘れて、今週のレースに集中したいです。序盤の2戦を終えて、自分のマシンをさらに理解できました。今大会は安定性など、全体的にセットアップを改善できるよう取り組みたいです。今週末は、さらに一歩前進できることを願っています。オースティンは、サーキットも街も好きですし、ファンは本当に最高です。いい週末になることを願っています」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合5位)
    「アルゼンチンからの好調さをキープしたいです。アルゼンチンでは、チームがすばらしい仕事をしてくれました。オースティンはアルゼンチンGPの舞台となったテルマスとは全く違うサーキットなので、現時点では、どうなるか予想するのは難しいです。ポジティブな点は、このサーキットではHondaが常にいい結果を残してきたということです。特にマルクは、COTAではすばらしい走りをします。日曜日の目標はトップグループに加わり、そのあと、なにができるかを考えることです。いいペースがあることは分かっています。あとは日曜日にすべてをうまくまとめるだけです。楽しみです」

    ジャック・ミラー(MotoGP 総合7位)
    「カタールは難しい週末でしたが、レースではすべてをまとめることができて、トップ10に入れました。アルゼンチンでも、毎戦トップ10でフィニッシュするという今年の目標を達成できました。しかし、トップとの差が思ったよりできてしまったので、オースティンではこの点に取り組みたいです。テキサスでの週末に向けて、気分は上々です。ここもまたとても楽しいサーキットです。Hondaとの相性がいいので、いい結果を期待しています。とても楽しみです」

    ティト・ラバト(MotoGP 総合19位)
    「昨年、COTAはかなり苦戦したサーキットで、あまりいい思い出はありません。しかし、サーキットのレイアウトはとても好きです。この2戦はポイントを獲得し、マシンの感触もかなりいいので、今週末を楽しみにしています。COTAは難しいサーキットですが、Hondaとの相性はいいです。特に前半セクションはいいと思います。オースティンではいい仕事ができると思います。今週は、ジャックとのギャップを縮めることが目標です」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第3戦 アメリカズGP プレビュー

    【MotoGP】 ヤマハ:第3戦 アメリカズGP プレビュー

    MotoGP 第2戦アルゼンチンGPでは圧倒的な強さで1-2フィニッシュを飾ったMovistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、第3戦アメリカズGP出場のため、Circuit Of The America(COTA)へと向かう。

    ビニャーレスは、ヤマハ加入1年目の最初の2戦で、まったく非の打ちどころのない勝利を挙げ、ランキング・トップの座をキープ。そして今週末は、ハットトリックの達成とともにヤマハにとって通算500回目となるグランプリ優勝を目指す。

    ビニャーレスのここまでの戦いぶりを見ると、そのライディング・スタイルとYZR-M1のスムースさは完璧なハーモニーを奏でている。好調をキープするビニャーレスは第3戦の舞台、COTAでも同様のスピードを楽しもうと、ウイークのスタートを今か今かと待ち望んでいる。アップダウンの激しいこのコースは、2013年にはMoto3で2位、2014年にはMoto2で初優勝を飾るなど、多くの良い思い出が残る場所だ。MotoGPでは昨年、4位を獲得している。

    チームメイトのロッシもまた、シーズンを好調にスタート。ここまでの2戦では、予選結果にかかわらず上位まで追い上げる高い技術と豊富な知識を見せつけた。そしてビニャーレスとともに表彰台獲得率100%を維持し、今後もその継続を目指す。

    第3戦の目標は、ウイーク序盤から最適なマシン・バランスをつかむこと。ここCOTAでは2015年に3位獲得。昨年は苦しい展開を強いられたが、その経験をモチベーションに変えて全能力をアメリカのファンに披露する。

    Circuit Of The Americasは2012年に建設され、2013年からMotoGPを開催。全長5.5km、反時計回りのコースは合計20のコーナー(左:11、右:9)と1.2kmのロング・ストレートからなり、41mの激しい高低差が特徴である。タイト・ヘアピン、上り、下り、そして高速ストレートのコースは、マシン・バランスの精確さが要求される。

    マーベリック・ビニャーレス
    「次はオースティン。僕がMoto2初優勝を果たした場所ですし、いつも調子がいいので、とっても楽しみです。昨年も好成績を獲得できたので、僕のライディング・スタイルに合っているんだと思います。アップダウンの激しいコースは大好きなので、M1がどんな走りをするのか、そして僕がマシンをどんなふうに感じるのか、とても興味があるんです。今週もまた、きっといいレースができると自信を持っています」

    バレンティーノ・ロッシ
    「オースティンは大好きなサーキットです。ここまでの2戦、とても順調ですが、今度こそはフリープラクティスの最初からパフォーマンスを発揮したいと思っています。課題はたくさんありますが、マシンにもチームにも高い信頼を置いているので不安はありません。オースティンは難しいコースですが、僕はとても気に入っています。去年はウォームアップで大幅に前進しながら、決勝ではミスをしてしまったので、今年はあのときの貸しを返してもらわないとですね。サーキットの雰囲気は最高。行くたびに楽しい気分になるんです。グッド・レースを期待しています」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「COTAは素晴らしいサーキット。雰囲気も、ファンのサポートも最高なんです。コースレイアウトが特徴的で、それがこれまでは我々に味方してくれませんでしたが、今回は始めから完璧なアタック・モードで挑んでいきます。そしてヤマハの通算500勝目を目標に、最初のフリープラクティス・セッションで、しっかりとその後の方向性を決めたいと思います。ふたりのライダーはとても好調で、アメリカGPとの相性も良いんです。好成績を目指し、ウイークのスタートを楽しみにしています」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    MotoGP 第2戦アルゼンチンGPの決勝レースは、23台が出場し、完走16台という厳しい戦いになった。

    前日の雨は上がり、ドライコンディションで行われたが、終日、雲の多い天候で最高気温は19℃。タイヤの選択が難しいレースとなった。その中で、予選3番手から好スタートを切ったカル・クラッチロー(LCR Honda)が、オープニングラップ2番手から快調にラップを刻み3位でフィニッシュ。今季初表彰台を獲得した。アルゼンチンGPでは、2015年以来、2度目の表彰台獲得。フリー走行、予選の走りを、見事に結果へつなげた。

    今季初ポールポジション(PP)から好スタートを切り、3周目までトップを快走したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、4周目の2コーナーで痛恨の転倒を喫しリタイア。チームメートのダニ・ペドロサも、予選5番手から4番手を走行していた14周目の2コーナーで転倒し、リタイアに終わった。

    Repsol Honda Teamの両選手がリタイアするのは、2014年のオーストラリアGP以来、3年ぶり。両選手、そしてRepsol Honda Teamにとっては悔しい結果に終わっただけに、次戦アメリカズGPでは巻き返しに挑む。

    予選17番手のジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、2戦連続シングルフィニッシュを達成した。オープニングラップでは14番手ながら、レース後半はスコット・レディング(ドゥカティ)、カレル・アブラハム(ドゥカティ)、ロリス・バズ(ドゥカティ)とし烈な8位争いを繰り広げ、9位でチェッカーを受けた。チームメートのティト・ラバトは、ヘクトール・バルベラ(ドゥカティ)、ポル・エスパルガロ(KTM)、ブラッドリー・スミス(KTM)とバトルを繰り広げ、集団トップの12位でチェッカーを受けた。

    カル・クラッチロー(MotoGP 3位)
    「LCRにとっていい結果を残すことができました。カタールは転倒リタイアに終わっていただけに、正直、3位になれてとてもうれしいです。今日はスタートからレースをうまくコントロールしなければいけませんでした。ダッシュボードに警告灯がついたので、この状況をコントロールできるどうかを見ながらの走行でした。(バレンティーノ)ロッシが私に追い付いてきたのでプッシュしようとしましたが、警告灯が再びついたのでペースを落とし、最後まで走りきろうと決めました。それがベストの選択でした。ロッシが抜いていったあと、彼のマシンは自分のよりグリップしているように見えました。自分のマシンは、まだ完全にセッティングが出ていない状態だったことを考えれば、3位という結果に満足しています。カタールではいいフィーリングでしたし、いい結果を残せると確信していたのでとても残念でした。今日は表彰台に立てたし、チームに感謝しています」

    ジャック・ミラー(MotoGP 9位)
    「レースウイークを通じて、今日が一番いい走りができました。やっと思っているようなスピードに到達することができました。今日はスタートがよくて、速いグループに入ることができました。序盤、フルタンクのときは、あまりスムーズな走りができず、いくつか小さいミスをしてタイムを落としましたが、9位でチェッカーを受けることができました。今週は、ポジティブなポイントがいくつもありましたし、ポイントも獲得できました。今年の目標は常にトップ10に入ることなのでうれしいです。この勢いをキープして次のテキサスに挑みます」

    ティト・ラバト(MotoGP 12位)
    「予選が雨になったので、ドライコンディションになった決勝は厳しいレースになりました。しかし、マシンのフィーリングはよくて、強いリズムで走ることができました。12位争いではいいバトルができたし、4人のライダーによるグループの前でフィニッシュすることができて、とても大きな自信になりました。ライディングスタイルを改善したことで、アクセルワークもよくなりました。いい結果を残すことができたので、次のレースが楽しみです」

    マルク・マルケス(MotoGP リタイア)
    「マシンのフィーリングもライディングもよかったと思います。朝のウォームアップでセットアップを改善しました。とてもいい感触になり、バイクに乗るのがとても楽しくなりました。それだけに今日の転倒は予想できませんでした。小さなミスをしたに違いありません。幸いにもケガはありませんでしたが、すべてがうまくいっていたので、とてもがっかりしました。とにかく、今日のことは忘れ、次のオースティンでのレースのことを考えたいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP リタイア)
    「いいスタートが切れました。(ダニロ)ペトルッチと(ヨハン)ザルコとの戦いでタイムをロスしましたが、彼らをパスしてからプッシュしました。マシンのフィーリングはよかったですし、前の集団とのギャップを埋めようとがんばりました。でも、残念なことに2コーナーで転倒してしまいました。このコーナーはバンプが多く、グリップがオンオフになりやすい状況で、ペースを上げていくと限界が分かりづらいコーナーでした。もちろん、転倒したことは残念ですが、フロントグループに追い付いていけたことには満足しています。このモチベーションをキープして、次のオースティンに挑みます」

  • 【MotoGP】 スズキ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    【MotoGP】 スズキ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    昨日の雨が上がり、ドライコンディションで迎えたMotoGP アルゼンチンGP決勝だったが、アンドレア・イアンノーネは16位、アレックス・リンスは14周でリタイヤと、共にノーポイントで終えた。

    4列目グリッドからスタートしたイアンノーネは、集団の中にのまれる形で1コーナーを通過中、後ろから他車に接触され、転倒こそ免れたものの、大きくポジションダウン。その後ジャンプスタートによるライドスルーペナルティを課せられ、大きく後退することとなる。

    ペナルティ後コースに復帰し、安定したペースで最後まで追い上げを試みるも、ポイント獲得にあと一歩及ばず、レースを終える。

    レースウィークを通し、負傷中の右踵の痛みと闘いながら走行を続けていたリンスは、最後尾から素晴らしいスタートを決め、1周目で15番手まで一気にポジションアップ。6周目にはさらにひとつポジションを上げ、14番手となるも、その翌周に痛恨の転倒を喫する。すぐに再スタートし、一度はレースに戻るも、負傷していた右踵の痛みにより、自らピットインし、リタイヤとなった。

    アンドレア・イアンノーネ (決勝16位)
    「ライドスルーのペナルティは、正直とても厳しい判定だったと思うんだ。ポジションを上げたわけじゃないし、それどころか、スタート直後に他車にぶつけられて大きくポジションダウンした。レースディレクションには、ライドスルーじゃなく、もっと違うペナルティを検討してもらいたかったね。ともかく1コーナーでぶつけられてポジションを落としたところからケチがついた感じだった。ライドスルーをしてコースに戻ってからのペースは悪くなかったし、何もなければ、表彰台には届かなかったとしても、トップ6では間違いなく終われたと思う。カタール、アルゼンチン共に残念な結果が続いているので、気持ちを切り替えて、再スタートするよ。」

    アレックス・リンス (決勝DNF)
    「かなり辛い週末だったよ。怪我の痛みがあることはもちろん予測していたけど、思っていた以上に踵の痛みが酷かったんだ。でもとにかくなんとか決勝を走りたいと思っていたから、3日間頑張った。最後尾からのスタートだったけど、思った以上に冷静でいれて、良いスタートができたと思う。レース中は痛みもそんなに気にならなくて、比較的普通のライディングができたんだけど、ブレーキングのフィーリングがいまいち良くなくて、13コーナーで前をオーバーテイクしようとした時に、フロントが切れ込んで転倒してしまった。転倒自体はたいしたことなかったんだけど、怪我している右踵を強く打ってしまい、そこから痛みが酷くなってしまったために、ピットインしたんだ。次戦オースチンに向けてゆっくり休養し、できる限りの治療をしてアメリカに向かうよ。オースチンは大好きなサーキットだし、怪我も状況も良くなっていくはずだからね。」

    河内 健 (テクニカルマネージャー)
    「決勝は大変残念な結果になりました。朝のウォームアップではアンドレアもまずまずのペースで走れていたので、決勝には期待していたのですが、1コーナーでのアクシデントとジャンプスタートのペナルティにより、結局結果を残すことができませんでした。彼のアクシデント、ペナルティ後のペースは悪くなかっただけに、非常に残念でなりません。アレックスに関しては、今週怪我を推して頑張って走行し、決勝でもポイント獲得圏内のペースだったので、転倒が非常に残念です。怪我が悪化することがなかったことが幸いです。いずれにしても、非常にフラストレーションの溜まるレースでした。次戦オースチンでは、必ず両ライダーが揃って良い結果を残せるよう頑張っていきますので、引き続き応援よろしくお願いします。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「1ポイントも獲得できないままアルゼンチンを去るというのは、本当に受け入れ難い事実です。アレックスは怪我を負いながらも、ライディングを学びながらデータを収集し、決勝では素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたので、レースを完走できなかったことが本当に悔やまれます。彼の努力と頑張りには我々も感銘を受けましたし、必ずこの先の結果に繋がっていくと信じています。アンドレアに関しては、スタート直後の1コーナーで他車に接触されたことと、ジャンプスタートのライドスルーペナルティで、残念ながら期待していた結果を残すことができませんでした。今日のレースのことは忘れ、次に向けて気持ちを切り替えることにします。我々のパッケージはまだまだ進化できると思っていますし、必ず結果を残せる自信もあります。オースチンは我々のマシンにとって相性が良いサーキットとは言い難いですが、ともかくベストを尽くし、ポジティブな状態でヨーロッパに戻っていけるよう、引き続き全力で頑張っていきます。」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    Movistar Yamaha MotoGPはアルゼンチンGPで見事なパフォーマンスで、開幕戦に引き続き今季2度目となるダブル表彰台を獲得した。

    マーベリック・ビニャーレスはグリッド6番手からトップに立ち、他を圧倒し2連勝。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは、激しい追い上げを見せて2位でチェッカーを受け、自己通算350回のグランプリを飾った。

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシが今季2度目のダブル・ポディウムを獲得!

    マーベリック・ビニャーレスはグリッド2列目から絶好のスタートを切って3番手に浮上。前を行くカル・クラッチロー(ホンダ)にプレッシャーをかけながらチャンスをうかがい、3周目の第7コーナーでパス。すると、ほどなくトップ走行中のマルク・マルケス(ホンダ)が転倒し、ビニャーレスがレースをリードすることとなった。

    トップに立って前方がクリアになったビニャーレスは、ペースを上げ、後続を引き離しにかかる。条件がすべて揃い、ミスもなく走行を続けるなかで次第にアドバンテージを築き、2位に2.915秒差をつけてゴールした。ヤマハにとってシーズン初戦と第2戦の連勝は、1990年のウェイン・レイニー以来の快挙であり、500勝へあと一歩とせまる。

    チームメイトのバレンティーノ・ロッシもグリッド7番手から好スタートを切り、第1コーナー進入ではビニャーレスに並んでいった。その立ち上がりで6番手となるも、すぐさまペドロ・ペドロサ(ホンダ)、カレル・アブラハム(ドゥカティ)をパスし、懸命にビニャーレスのテールを追ってゆく。4周目にマルケスが転倒して3番手に上がり、2番手浮上のチャンスとなる。

    ペースを上げ、ついに1分40秒台の壁を破ったロッシはクラッチローの背後に接近。4番手以下はトップ3のペースについて行くことができず、すでに5秒ほどのアドバンテージを築いていたため、ロッシはこのバトルだけに集中することができた。そして絶好のタイミングと場所を選び、残り7周の第5コーナーで慎重に交わすと、その後も1分40秒台前半のハイペースをキープしながらクラッチローを少しずつ引き離し2位でチェッカー。2016年のル・マン以来のヤマハ1-2フィニッシュを実現した。

    この結果、マーベリック・ビニャーレスはランキングトップをキープ。バレンティーノ・ロッシは合計36ポイントで2位につけている。コンストラクターズ・ランキングにおいても、ヤマハは、合計50ポイントでトップ、Movistar Yamaha MotoGPは、合計86ポイントでチーム・ランキング・トップ。また、2位にはMonster Yamaha Tech3 Teamが59ポイント差で追っている。

    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコが5位獲得! ジェナス・フォルガーも6位でゴール

    Monster Yamaha Tech3 Teamのルーキーふたりが、YZR-M1で見事なパフォーマンスをみせた。ヨハン・ザルコはグリッド14番手からスタートすると素早くペースをつかみ、経験豊富なライバルたちを相手に順調にポジションアップ。最終的にルーキー・トップの5位まで浮上してチェッカーを受けた。

    一方、チームメイトのジェナス・フォルガーもザルコに続く6位獲得と健闘。グリッド4列目から好スタートを切り、オープニングラップで8番手まで浮上した。ここから安定したリズムをキープしながらプッシュを続け、残り2ラップでダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)をパスして6位に上がった。

    次回は2週間後、アメリカはテキサス州オースティンのCircuit Of The Americasで開催される。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(優勝)
    「とてもいい仕事ができました。午前中にタイヤを決定し、そのフィーリングが最高だったんです。グリップ・レベルは終始、絶好調で自信を持って走ることができました。ミシュランの仕事ぶりも本当に素晴らしかったです。まるで夢のようです。チームのみんなにお礼を言わなければなりません。すべては彼らの素晴らしい仕事のおかげです。これからもこの調子でがんばります」

    バレンティーノ・ロッシ(2位)
    「メカニックのブレントがグリッド上で僕に言ったんです。”350回目だ。いいレースにしよう”ってね。1ラップ目から最終ラップまでずっと、非常に力強く、とてもいい走りができました。すごくうれしいです! 僕自身、ハードなトレーニングを続けてきて体調がとてもいいので、マシンに乗っていてもフィーリングが良く、最初から最後までしっかりプッシュすることができます。集中力も高くキープできていて、その結果としてカル(クラッチロー)とのバトルを制することができたのだと思います。悔しいことにマーベリックのほうがちょっと速かったんですが、ヤマハの1-2フィニッシュは僕にとってもチームにとっても最高の成果です! ラップタイムを見ればマーベリックのほうが常にちょっと速いのだから、もし僕がもっと早くカルをパスしていたとしても結果は変わらなかったと思います。このコースはいつもトリッキー。過去にもいろいろありました。もともとの凸凹やスリッピーさに加えて昨日は雨も降りました。そんなときは慎重に注意をはらわなければ成りませんし、また運も必要です。僕らにはとてもうまく運びました。マシンも好調に走ってくれたので、貴重なポイントを獲得できました」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「アルゼンチンがますます好きになりました! 今日のレースを、チームとしては大いに誇りに思っていいでしょう。まずマーベリックがまたやってくれた! スタートからゴールまで、しっかりレースをコントロールし、非の打ちどころのない素晴らしい走りを見せていました。彼が完璧なレースを展開したことは、ラップタイム・シートを見れば一目瞭然。ライバルたちに一度として近づくチャンスを与えませんでした。バレンティーノも考え得る限りで最高のパフォーマンス。グリッド後方から果敢に追い上げ、今回もまた、決勝で困難を乗り越える能力を証明しました。彼にとっては厳しいウイークでしたが、そのなかでも決してあきらめず、常に解決策を追求し続けたのです。それがこの結果につながりました。マーベリックの強さを証明し、バレンティーノの350回目のグランプリを成功させ、ヤマハに1-2フィニッシュと499回目の勝利をもたらすことができました」

    Monster Yamaha Tech3 Team
    ヨハン・ザルコ(5位)
    「いい仕事ができたと納得して、ここアルゼンチンを離れることができるのはとても幸せです。14番手からのスタートでしたが、マシンに乗っているときのフィーリングがとても良かったので、そのこと自体は僕にとっては大きな問題ではありませんでした。決勝が始まったらすべての条件がぴったり合った感じで、思い通りに戦い、順調にライバルをパスしていきました。集団のなかではいろいろなアクシデントもあって難しい場面も何度かありましたが、冷静さを失わずにリズムとポジションをキープしながら、行けるところではプッシュするように心掛けました。レース中盤には4番手争いに加わっていたのですが、最終的にはバウティスタのペースについていけませんでした。前回のカタールでは転倒してしまったので、今回こうしてチェッカーを受け、ポイントを獲得できたことはとても重要です。しかも5位という結果は何より素晴らしく、非常に満足しています」

    ジェナス・フォルガー(6位)
    「フィーリングは上々です。MotoGP2戦目で6位を獲得できたことは大きな成果だと思います。実は昨晩、ちょっと気分が悪くて薬を飲んだりしたので、最初は少し不安もありました。でも始まってみれば、いいスタートが切れ、これでカタールでの失敗を克服したことで自信がついたんです。そして最初の2ラップを順調に走行。ところがミスをしてしまい、いくつかポジションを下げることに……。それでもまだ10番手くらいに留まっていたので、まずは懸命に自分のリズムをつかむことに集中。この間、ペトルッチがタイヤを使い過ぎて苦しんでいるのを見て、僕はタイヤが最後までもつように温存を心掛けていたんです。そして彼にいよいよ近づいたときは、自信を持ってしっかりとパスすることができました。今日はヨハンのほうが僕よりちょっと速かったので、彼が僕の目標でした。彼は決勝でいつも速くてペースもいいので、彼に勝つために何が必要なのか、自分自身の分析を続けなければならないと思っています。いずれにしても、僕らは今日のパフォーマンスを喜んでいいと思います。次のテキサスが楽しみです」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「我らが、ふたりのルーキーが素晴らしいレースを見せてくれました。これで気持ちよく、ここアルゼンチンを離れることができます。昨日までずっと天候に翻弄されてきたので、今日のスターティング・グリッドでもまだ、ちょっとナーバスな気持ちが続いていました。カタールでの不運を思い出せば、どんなことも起こり得ると感じていたからです。しかし、そんなことを吹き飛ばすように、ふたりは絶好のスタートを切り、身体を伏せ、いいリズムをつかみました。ヨハン(ザルコ)は非常にアグレッシブに攻めながら、クリーンなパスで、カタールGPの序盤と同じように素早くポジションアップ。YZR-M1にうまく適応しているところを証明し、5位獲得とトップ・ルーキーの座を目指しました。一方のジョナス(フォルガー)もまた、素晴らしい戦いを見せてくれました。彼は昨晩、腹痛をうったえていたため心配していましたが、力強い走りで6位まで挽回。おかげでチーム・ランキングにおいては、われわれがファクトリー・ヤマハに続く2位につけているのです。マーベリックとバレンティーノの1-2フィニッシュを心より祝福します。そして我がチームのルーキーたちに、素晴らしいマシンを学び、ともに戦うチャンスを与えてくれた、辻氏、津谷氏率いるヤマハ発動機のエンジニアたちにお礼を言いたいです。われわれは今日の結果に満足し、ふたりのライダーを祝福し、懸命に働いてくれたチームクルー全員に感謝します。このあと1週間休んでから、次のテキサス州オースティンに向けて準備を始めます」

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    【MotoGP】 アルゼンチンGP 結果:ビニャーレスが開幕2連勝

    MotoGP 第2戦 アルゼンチンGPの決勝レースが9日(日)、アウトドロモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行われた。

    優勝は6番グリッドからスタートしたマーベリック・ビニャーレス。2位にもバレンティーノ・ロッシが続き、モビスター・ヤマハ MotoGPが1-2フィニッシュを達成。3位にはカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)が続いた。

    レプソル・ホンダ・チームは、ポールポジションからスタートしたマルク・マルケス、ダニ・ペドロサともにターン2で転倒し、ダブルリタイアに終わった。

    また、ドゥカティ・チームもアンドレア・ドヴィツィオーゾ、ホルヘ・ロレンソともに転倒してダブルリタイアに終わった。

    2017 MotoGP 第2戦 アルゼンチンGP 結果

    Pos. Num. Rider Team Time
    1 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 41’45.060
    2 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP +2.915
    3 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ +3.754
    4 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム +6.523
    5 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 +15.504
    6 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 +18.241
    7 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング +20.046
    8 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング +25.480
    9 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS +25.665
    10 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム +26.403
    11 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング +26.952
    12 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS +41.875
    13 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング +42.770
    14 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング +43.085
    16 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング +43.452
    16 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター +46.219
      4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 11 Laps
      41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 11 Laps
      26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 12 Laps
      22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 14 Laps
      42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 14 Laps
      93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 21 Laps
      99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 0 Laps
  • 【MotoGP】 ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP 予選レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP 予選レポート

    Movistar Yamaha MotoGPは予選で2・3列目を獲得
    難しいコンディションと路面のグリップ不足が、Movistar Yamaha MotoGPのふたりを苦しめた。マーベリック・ビニャーレスは、6番手を獲得、バレンティーノ・ロッシは7番手を獲得した。

    ビニャーレスは、ほとんどのライダーがピットから出て行くのを待ってスタートする。リア・グリップ不足をものともせず序盤から少しずつペースを上げていった。

    セッションの残り5分、4番手まで上がったところで一旦ピットインに戻り、1分後に復帰後7番手からの挽回を目指し、わずか1周のタイムアタックで1分49秒218を記録しグリッド6番手を獲得した。

    一方のロッシは、QP1へ出場することとなった。1度目の走行後、6番手からポジションアップを図ると1分50秒062で3番手へ浮上したが、これがキャンセルされて9番手へ後退。しかし、第1から第3セクションで自己ベストをマーク。さらに第4セクションでも好走して一気にトップに浮上し2番手となった。

    QP2も同様に、最後尾からスタートしたあと素早く3番手へ浮上。しかし前のセッションですでに使用済みのタイヤではペースが上がらなかったため、ピットに戻りニュータイヤに交換した。セッションの残り5分、8番手でコースに復帰したロッシは再びアタックを開始し、1分49秒台で走行。最後のトライで1分49秒272を記録し、トップから1.760秒差で7番手を獲得した。

    Monster Yamaha Tech3
    フォルガーとザルコが雨の予選を果敢に走り、決勝に向けて準備万端

    Monster Yamaha Tech3のジョナス・フォルガーとヨハン・ザルコは難しいコンディションに立ち向かい、決勝に向けて好位置を確保した。フリープラクティスで総合8番手を獲得したフォルガーは直接QP2へ進出。セッションがスタートするやアタックを開始し、ルーキートップの11番手を獲得した。一方のザルコは、フリープラクティスで総合13番手に留まったためQP1に出場し、終盤で最速タイムを記録して14番手。

    明日の決勝は現地時間16:00にスタートする。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(予選6番手/1分49秒218)
    「それほど悔しくはありません。リアグリップに悩まされましたが、原因はわかりません。ウエットコンディションで、少し変な感じのスライドがあって、ドライのときとはまったく違う感覚なので、これから分析・調査する必要があります。いずれにしても、まだ作業が必要ということです。ウエットコンディションでのM1は初めてなので、セッティングについても課題は多いです。でも、いつもウエットも強いバレンティーノよりも前に出ることができたのだから満足です。2列目は悪くないので、ここから好スタートを切り、優勝を目指します」

    バレンティーノ・ロッシ(予選7番手/1分49秒272)
    「ウエットコンディションで去年のように速く走ることができず、7番手という結果はあまりうれしくはないです。でも3列目からのスタートはそれほどひどいものでもないので、あとは明日のコンディションがどうなるか様子を見ます。希望としてはフルドライかフルウエットのどちらかになってほしいね。課題はまだいろいろあるけれど、今日の走行のなかでまたマシンへの理解が深まり、セッティングも良くなってきています。ニューマシンはコーナー進入の感覚が異なっていて、それはウエットでも同様でした。ウエットコンディションのなかでこそ、わかることもあるし、マシンバランスやセッティングを向上させる良いチャンスにもなります」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「今日は天候に翻弄されてしまいました。午前中のフリープラクティス第3セッションですでに、その影響が出ており、予定していた作業を十分に進めることができませんでした。セッション後半で雨が強くなり、ソフトコンパウンドを試すチャンスを逸しました。これによってバレンティーノはQP1へ進まなければならなくなり、またマーベリックにとってはYZR-M1で初めて経験する難しい予選となりました。昨日までにウエットセッティングに取り組む機会がなかったため、結果的にリアグリップに悩まされることになってしまったというわけです。しかし、彼はそのような状況のなかでも多才ぶりを発揮し、素早く状況に適応。昨日も素晴らしいハイペースを見せ、今日のフリープラクティスでもまた、ウエットコンディションで好タイムを記録しました。今日の2回のセッションのなかでチームとして多くの仕事をこなし、バレンティーノも順調に前進しているので、明日は天候にかかわらず、ふたり揃って活躍してくれると確信しています」

    Monster Yamaha Tech3
    ジョナス・フォルガー(予選11番手/1分49秒825)
    「難しいコンディションでしたが、そのなかでベストを尽くすことができました。今は、明日の決勝が楽しみで仕方がありません。フリープラクティス第4セッションはフルウエットになったが、そのときはサスペンションのセッティングが硬過ぎたので、予選に備えて柔らかめに変更しました。ところがそのあと路面が乾き始め、セッティングを戻す間もなく、そのまま出走することになってしまいました。終盤になって、ニュータイヤに履き替えてフロントの荷重を増やしたけれど、それではまだ足りませんでした。そのような状況でも、決勝ではポイント圏内を狙えるような、まずまずのポジションにつくことができました。ヤマハのマシンがバンピーな路面にしっかり対応してくれるで、昨日と比較しても、また一歩前進できたと思います。明日の午前中のウォームアップセッションで、決勝マシンのペースを確認しなければならないが、今までのところは非常に順調で、明日もきっとうまくいくと信じています」

    ヨハン・ザルコ(予選14番手/1分49秒916)
    「アルゼンチンGPは5列目からのスタートということになったが、自信は失っていないし、明日はきっといいレースができると思っています。フリープラクティス第2セッションでは残念ながら10番手以内に入ることができず、今日の午前中も雨のため、ラップタイムを短縮することができませんでした。それでも仕事自体はとても順調で、マシンに対する信頼度もますます上がっています。いい走りができたと思っているし、YZR-M1をしっかりコントロールすることができたけれど、昨日はトップ10入りを逃してしまいました。タイヤの使い方も含め、良いタイミングで好タイムを記録することができなかったのだと思います。アンラッキーな部分もあってグリッドを上げられなかったことは残念だけれど、今回のことを教訓にします。依然としてヤマハのフィーリングは素晴らしく、気持ちよく乗れているので明日が楽しみです」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP 予選レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP 予選レポート

    MotoGP アルゼンチンGPの予選は、不安定な天候の中で行われた。午前中に行われたFP3はドライからウエットへ、午後のFP4はフルウエット、そして、Q1とQ2はハーフウエットと、目まぐるしくコースコンディションが変化した。

    ライダーにとっては集中力を要求される一日となり、チームにとっては、目まぐるしく変わるコンディションに対応しなければならない、大忙しの一日となった。

    その中でマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、今季初のポールポジション(PP)を獲得。FP3では、セットアップを進めている途中で雨が降り始めたことが影響し、5番手タイムとなったが、FP3終了後の総合タイムでは3番手となり、Q2進出を果たした。

    その後も雨は降り続き、予選前に行われるFP4はフルウエットとなった。マルケスはこのセッションで、今大会初のトップタイムをマーク。続くQ2でもライバルを圧倒する走りで今季初のPPを獲得した。コースコンディションがドライであろうとウエットであろうと、マルケスは安定した速さをみせた。決勝でも不安定な天候が予想されるが、アルゼンチンGPの2連覇と今季初優勝が期待される。

    初日に7番手だったカル・クラッチロー(LCR Honda)は、FP3でセッションのトップタイムをマークし、総合2番手でQ2に進出。ドライコンディションで走行できたセッションの途中まで、順調にセットアップを進めた。そして、フルウエットになったFP4でも好調な走りをみせ、マルケスに続いて2番手タイムをマーク。ハーフウエットのQ2でも快調にラップを刻み、今季初のフロントローを獲得した。開幕戦カタールGPで転倒リタイアとなってしまった雪辱を果たすべく、今大会ではマルケスとともに表彰台を目指す。

    初日で13番手と出遅れたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、2日目のフリー走行と予選で大きく前進し、5番手へとポジションを上げた。FP3では、ダイレクトにQ2へ進出するためにトップ10入りを目指すが、セッションの途中から雨となり、果たせなかった。その結果、Q1からの予選となったが、このセッションでトップタイムをマークし、Q2では5番手タイムをマークして、初日の遅れを一気に取り戻した。難しいセッションで大きく前進したペドロサ。決勝では、今季初となる表彰台に、マルケス、クラッチローとともに挑む。

    ジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、17番グリッドから決勝をスタートすることになった。フルウエットのFP4では5番手タイムをマーク。上り調子をアピールし、その走りがウエットコンディションのQ1でも期待されたが、タイヤの選択がうまくいかず、17番手で予選を終えた。チームメートのティト・ラバトも、難しいコンディションで力を発揮できず20番手。決勝では、ミラーとともに追い上げのレースに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
    「フルウエットになったFP4はとても快適でした。路面コンディションは、多少、スリッピーでしたが、とても楽しく乗ることができました。Q2では、路面コンディションが変わり、ハーフウエット、ハーフドライという中途半端なコンディションとなり、自分のライディングスタイルにとって最適な条件ではありませんでしたが、そういう状況の中でできる限りの走りをして、ポールポジションを獲得することができました。予選ではスリックで行こうかと思いましたが、チーフメカニックのサンティンと話し合って、スリックを使わないことにしたのですが、いい判断だったと思います。明日はフロントローから決勝に挑みます。ドライコンディションになることが予想されますが、どんなコンディションでも表彰台獲得を目指しがんばります」

    カル・クラッチロー(MotoGP 3番手)
    「難しいコンディションでしたが、このコンディションの中でベストな走りができました。セッティングがパーフェクトでなく、ミスもしましたが、もっと速く走れる自信があります。今日のマルクはいい仕事をしました。それはカレル(ドゥカティ)も同じです。今日はフロントローを獲得できてうれしいです。観客も、ドライとウエットのプラクティスを楽しめたと思います。明日の決勝でも、今日のようなパフォーマンスを発揮したいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 5番手)
    「今日は厳しい一日となりました。FP3でタイムを短縮してトップ10に入りたかったのですが、セッション中盤から雨が降り始めて、そのチャンスを逃しました。そのため、ウエットコンディションになったQ1では、Q2進出を賭けて全力を尽くし、5番手までポジションを上げることができました。ウエットコンディションのFP4では、電子制御のセットアップにちょっと戸惑いましたが、最終的にうまくまとまり、それがQ1で活かすことができました。昨日に比べてバイクの状態は格段によくなりました。引き続き、セットアップを進め、決勝では全力を尽くします」

    ジャック・ミラー(MotoGP 17番手)
    「ウエットコンディションでいい走りができていたのに、それを活かすことができませんでした。Q1ではタイヤの選択を間違え多くの時間を無駄にしました。FP4はハードタイヤで走ったのですが、Q1はソフトを試しました。その結果、タイヤが持たず思ったほどタイムを短縮できませんでした。コーナーの進入はよかったのですがスピニングがひどくてタイムにつながりませんでした。本当に残念です。明日の決勝は天候がよくなることを期待します」

    ティト・ラバト(MotoGP 20番手)
    「難しいコンディションでした。そして、ウエットコンディションでは、よいリアのグリップを見つけることができませんでした。今日はセカンドバイクに乗り換えて、そのセットアップにとても満足していましたが、ウエットコンディションに合わせる時間がありませんでした。明日も同じ条件なら、もっとよいセットアップにできると思うし、今日の経験を活かせると思います」

  • 【MotoGP】 スズキ:第2戦 アルゼンチンGP 予選レポート

    【MotoGP】 スズキ:第2戦 アルゼンチンGP 予選レポート

    天気予報通り、朝方から暗い雲に覆われたテルマス・デ・リオ・オンドサーキットだったが、FP4直前に降り出した雨が路面を濡らし、予選はイアンノーネ、リンス共に複雑なトラックコンディションに翻弄されることとなった。

    ドライコンディションだった午前のFP3では、昨日のトップ10ライダーのタイムを更新したライダーはいなく、イアンノーネは10番手タイムのままストレートでQ2進出。

    予選開始と共にウェットタイヤでコースに出たイアンノーネだったが、路面の濡れがさほどではないと判断し、予選中盤過ぎにピットイン。スリックタイヤでピットアウトしたものの、湿った路面にタイヤが機能せず、再度ピットイン。度重なるピットインによるタイムロスのため、タイムアタックのチャンスを逃し、12番手に留まることとなった。

    カタールGP後、トレーニング中に右足踵を骨折し、メディカルチェックを通過して走行に挑んだMotoGPルーキーのリンスにとっては、初のウェットコンディションのうえ、怪我の影響も重なり、かなりの苦境を強いられるも、最後まで全力でセッションを完走。明日の決勝は最後尾からの追い上げを目指す。

    アンドレア・イアンノーネ
    「今日は色々なことが思うようにいかなかった。頑張ろうとプッシュするんだけど、様々な問題のせいで、思い切り攻めることができなかったんだ。特にブレーキング時のフロントの安定性が悪いので、まずはその問題がどこから来ているのかを確認する必要がある。フロントもリアもタイヤが動いている感じがあり、フロントが浮いている状態ではリアのスピンも酷いので、制御系のセットアップの見直しが必要なんじゃないかと思うんだ。でもドライコンディションではこれらの問題は出にくいので、明日の決勝で雨が降らなければ、良いレースができると思っているよ。今日雨が降らなければ試すはずだったアイデアを、明日のウォームアップで試すことができたら、さらにポジティブな要素が増すかもね。」

    アレックス・リンス
    「怪我と天候の影響で、今日のQ1は本当に厳しいセッションだったよ。雨が降り出したFP4で乗った感触は悪くなくて、MotoGPで初めて経験するウェットコンディションだったけど、すぐに馴染むことができたんだ。でもQ1では全く同じフィーリングを得ることができず、タイムを上げることもできなかった。主な問題は立ち上がりでのロスだったけど、正直、怪我の影響も大きかったと思う。明日の決勝では、開幕戦同様、とにかくより多くのことを習得することにするよ。レースが一番の経験値になるからね。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「ふたりともスズキ車での雨の走行経験がほとんどないので、今日はとても難しい状況でしたね。特にアレックスにとっては、MotoGPマシンでウェットコンディションを走ることだけでも大変なのに、さらに怪我も負っているために、本当に厳しかったと思います。アンドレアのQ2に関しては、ホームストレートや、いくつかのコーナーのライン上は乾いていたので、スリックタイヤで走るというギャンブルを試みてみましたが、残念ながらこれは失敗でした。あのままウェットタイヤで走行を続けていれば、セットアップの方向性も見つけられたかも知れませんし、もっとタイムアップできた可能性もあったわけですからね。いずれにしても、ウェットコンディションにおける、ライダーの乗り方に合わせたセットアップを少しでも早く見つける必要がありますね。」

  • 【MotoGP】 アルゼンチンGP 予選:マルク・マルケスがポールポジション

    【MotoGP】 アルゼンチンGP 予選:マルク・マルケスがポールポジション

    MotoGP 第2戦 アルゼンチンGPの予選が8日(土)、アウトドロモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行われた。

    雨は上がったものの、ウェットな路面で行われたアルゼンチンGPの予選セッション。ポールポジションを獲得したのはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)。1分47秒512を記録し、4年連続のポールポジションを獲得した。

    2番手には0.7秒差でカレル・アブラハム(プル&ベア・アスパル・チーム)が続き、自身のベストグリッドを更新し、初のフロントローを獲得。3番手にはカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)が続いた。

    2列目、4番手にはダニロ・ペトルッチ(オクト・プラマック・レーシング)、5番手にはダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ・チーム)、6番手にはマーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ MotoGP)。

    3列目にはバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ MotoGP)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)、ロリス・バス(レアーレ・エスポンソラマ・レーシング)が並ぶ。

    ドゥカティ・チームは、アンドレア・ドヴィツィオーゾが13番手、ホルヘ・ロレンソが16番手だった。

    2017 MotoGP 第2戦 アルゼンチンGP 予選 結果

    Pos. Num. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分47秒512
    2 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 1分48秒275
    3 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 1分48秒278
    4 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 1分48秒908
    5 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分49秒008
    6 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分49秒218
    7 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分49秒272
    8 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分49秒323
    9 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分49秒630
    10 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 1分49秒724
    11 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 1分49秒825
    12 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分50秒725
    13 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分49秒488
    14 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分49秒916
    15 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 1分50秒048
    16 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分50秒310
    17 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分50秒319
    18 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分50秒673
    19 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分50秒676
    20 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分50秒910
    21 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分51秒058
    22 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分51秒100
    23 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分53秒340