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  • 【MotoGP】 ホンダ:第4戦 スペインGP フリー走行レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第4戦 スペインGP フリー走行レポート

    ヨーロッパラウンド初戦となったMotoGP 第4戦スペインGPのフリー走行は、ホンダ勢が好調なスタートを切った。

    ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が今季初のトップタイムを記録し、2番手にジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)、3番手にカル・クラッチロー(LCR Honda)が入り、ホンダ勢がトップ3を独占した。

    ダニ・ペドロサは、ウエットコンディションでの走行となった午前、ドライコンディションになった午後と、ともにトップタイムをマーク。同大会での3年ぶりの表彰台と、最高峰クラスにおいて3度目となるスペインGP制覇に向けて好スタートを切った。この日は、セットアップの異なる2台のマシンでさまざまなことにトライし、決勝に向けての準備を進めた。土曜日のフリー走行、そして予選では、決勝に向けてタイヤテストに集中する予定だ。

    ジャック・ミラーは2番手につけ、フリー走行においての今季ベストリザルトを獲得した。ミラーは、午前のウエットコンディションで3番手、午後のドライコンディションでは2番手に入り、ヨーロッパラウンドに入ってからも好調さをキープ。開幕から4戦連続のトップ10フィニッシュはもちろんのこと、今季ベストグリッド、そしてレースでのベストリザルトに向けて絶好のスタートを切った。

    3番手に入ったのがカル・クラッチローで、ウエットコンディション、そしてドライコンディションと、さまざまなセットアップにトライしながら好タイムをマーク。土曜日の予選、そして日曜日の決勝に向けて好調ぶりをアピールした。今年は第2戦アルゼンチンGPで3位表彰台を獲得。第3戦アメリカズGPでも4位入賞を果たしており、好調なシーズンのスタートを切ってヨーロッパラウンドを迎えた。ヘレスではこれまで表彰台に立ったことはないが、今季2回目の表彰台と今季初優勝に向けて、手応えある一日となった。

    この日は、午前中は厚い雲が空を覆い、断続的に雨が降った。そして午後になると青空が広がり、ドライコンディションに。ホンダ勢は、ウエットでもドライでも好調な走りを見せた。

    前戦アメリカズGPで今季初優勝を達成し、2年連続4回目のタイトル獲得に向けて上り調子のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は14番手に。好調なスタートを切ったホンダ勢の中ではやや出遅れた印象だが、土曜日、日曜日と天候が回復することが見込まれるため、決勝に向けてのセットアップに集中した。土曜日のフリー走行、予選ではトップタイム争いに加わることは確実で、3戦連続のポールポジション獲得と、今季2勝目が期待される。

    ホームグランプリに闘志を燃やすティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、難しいコンディションの中で着実にセットアップを進めて17番手。2日目のフリー走行と予選では、タイムの短縮とポジションアップに挑む。

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 1番手)

    「とてもいい一日でした。今日はウエットでもドライでもいろいろなことが試せたし、とてもポジティブでした。午後のセッション序盤は、まだウエットパッチが残っていましたが、なるべく早いタイミングで速いペースを刻むのが重要だと感じたので、走り始めから積極的にペースを上げていきました。今日は2つの異なるセットアップにトライしたので、明日はタイヤの選択に集中します。明日は気温も路面温度も上がるはずなので、マシンのフィーリングを改善していきたいです」

    ジャック・ミラー(MotoGP 2番手)

    「ウエットコンディションだった午前中はとてもフィーリングがよく、3番手に入れて、とてもうれしかったです。午後のセッション序盤は、ウエットパッチが残っていたので難しいコンディションでした。セッション終盤にかけて完全にドライになり、2番手タイムをマークすることができました。今日のベストタイムは1分39秒964ですが、このタイムはヘレスでの自己ベストなので、とても満足しています。ベストタイムを出した周回だけでなくアベレージもよく、とても快適でした。特にフロントエンドのフィーリングがとてもよかったので、限界を見極めながら走ることができました。日曜日の決勝に向けて、すばらしいスタートとなりました」

    カル・クラッチロー(MotoGP 3番手)

    「とてもいい一日でした。そしてHondaがトップ3を独占したのもすばらしいことです。マルクは残念な結果でしたが、いいペースで走っていました。今日はHondaのために、本当にいろいろなことを試して、とてもポジティブな一日でした。ラップタイムやリザルトを気にせずテストに集中したので、明日は大きく前進できると確信しています。明日も引き続きセットアップに集中しますが、とても楽しみです」

    マルク・マルケス(MotoGP 14番手)

    「今日は決勝レースに向けて集中しました。確かにポジションはよくありませんが、ポジティブなポイントをいくつも得ることができました。午後のセッションでは、大きく異なる2つのセットアップにトライしました。前後ともに同じタイヤで走行を続けたので、タイムアタックは行いませんでした。その結果、多くの部分で前進することができました。明日も引き続き、日曜日の決勝に向けていい状態を見つけるために全力を尽くします」

    ティト・ラバト(MotoGP 17番手)

    ティト・ラバト 「午前中のウエットコンディションではあまりフィーリングがよくなく、自信を持って走れなかったので、電子制御を中心にセットアップに努めました。その結果、かなり状態がよくなりました。午後のセッションは、序盤はウエットパッチが残っている状態でしたが、全体的にペースが速くて驚きました。こういう状態でプッシュするのは意味がないので、落ち着いて走行し、セットアップに集中しました。いくつかいいポイントを見つけたので、明日のセッションではさらに前進したいと思います」

  • 【MotoGP】 第4戦 スペインGP:ダニ・ペドロサが初日総合トップ

    【MotoGP】 第4戦 スペインGP:ダニ・ペドロサが初日総合トップ

    MotoGP 第4戦スペインGPのフリー走行2が5日(金)、ヘレス・サーキットで行われ、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ・チーム)が週末2度目、今季2度目のトップタイムをマーク。昨年9月の第14戦アラゴンGP以来、今季初めて初日総合1番手に進出した。

    気温22度。路面温度33度のドライコンディションの中、ダニ・ペドロサは1分39秒420をマーク。2番手には0.544秒差でジャック・ミラー(エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS)、3番手にはカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)が続いた。

    チーム・ドゥカティはホルヘ・ロレンソが4番手、アンドレア・ドヴィツィオーゾが8番手。モビスター・ヤマハ MotoGPは、マーベリック・ビニャーレスが6番手、バレンティーノ・ロッシは12番手。マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は14番手。

    フリー走行1で21番手の津田拓也は、19ラップを周回して19番手だった。

    2017 MotoGP 第4戦 スペインGP フリー走行2回目 結果

    Pos. Num. Rider Team Time
    1 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分39秒420
    2 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分39秒964
    3 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 1分40秒045
    4 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分40秒291
    5 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 1分40秒378
    6 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分40秒379
    7 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 1分40秒392
    8 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分40秒428
    9 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分40秒479
    10 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分40秒573
    11 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 1分40秒639
    12 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分40秒698
    13 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 1分40秒773
    14 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分40秒915
    15 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分41秒019
    16 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分41秒165
    17 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分41秒165
    18 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分41秒432
    19 12 津田拓也 チーム・スズキ・エクスター 1分41秒887
    20 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分41秒905
    21 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 1分41秒909
    22 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分42秒515
    23 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分42秒630
  • 【MotoGP】 第4戦 スペインGP:ダニ・ペドロサが1年ぶりのトップ発進

    【MotoGP】 第4戦 スペインGP:ダニ・ペドロサが1年ぶりのトップ発進

    MotoGP 第4戦スペインGPのフリー走行1が5日(金)、ヘレス・サーキットで行われ、総合6位のダニ・ペドロサが昨年9月の第14戦アラゴンGP以来のトップタイムをマーク。昨年5月の第5戦フランスGP以来、今季初となる週末最初のセッションを制した。

    気温17度、路面温度17度のウェットコンディションの中、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ・チーム)は1分51秒648を記録。2番手には0.002秒差でカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、3番手にはジャック・ミラー(エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS)が続いた。

    4番手はアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)、5番手にマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)。

    ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ・チーム)は9番手、モビスター・ヤマハ MotoGPはマーベリック・ビニャーレスが10番手、ポイントリーダーのバレンティーノ・ロッシが16番手だった。

    負傷欠場するアレックス・リンスの代役として招集されたスズキのテストライダー、津田拓也は最多の19ラップを周回して21番手だった。

    2017 MotoGP 第4戦 スペインGP フリー走行1回目 結果

    Pos. Num. Rider Team Time
    1 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分51秒648
    2 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 1分51秒650
    3 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分51秒807
    4 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分51秒830
    5 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分51秒962
    6 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 1分52秒249
    7 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分52秒350
    8 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 1分52秒353
    9 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分52秒359
    10 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分52秒555
    11 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 1分52秒684
    12 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分52秒834
    13 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分52秒917
    14 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分53秒102
    15 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分53秒204
    16 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分53秒263
    17 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分53秒375
    18 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分53秒752
    19 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分53秒885
    20 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 1分54秒087
    21 12 津田拓也 チーム・スズキ・エクスター 1分54秒316
      8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング  
      17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム  
  • 【MotoGP】ホンダ:第4戦 スペインGP プレビュー

    【MotoGP】ホンダ:第4戦 スペインGP プレビュー

    MotoGP 第4戦スペインGPが、5月5日(金)から7日(日)までの3日間、イベリア半島の南西部に位置するヘレス・サーキットで開催される。同サーキットは一周4.423km。バラエティーに富んだ大小13のコーナーのすべてがパッシングポイントと言っても過言ではなく、今年も厳しい戦いが予想される。

    ヘレスは、1987年に初めてグランプリが開催された。以来、スペインGPの舞台として定着した。同地で開催されるのは今年で30回目となる(88年はハラマで開催)。

    ヘレスのあるアンダルシア地方は、一年を通じて温暖な気候で、今年もMoto2クラスとMoto3クラスのウインターテストが行われた。MotoGPクラスの公式テストは行われなかったが、各チームともにデータは豊富で、初日からレベルの高い走りが繰り広げられる。

    ホンダは、これまでヘレスで通算20勝を達成している。2012年はケーシー・ストーナー、13年はダニ・ペドロサ、14年はマルク・マルケスと、Repsol Honda Teamが3年連続で優勝しただけでなく、3年連続でRepsol Honda Teamの両選手が表彰台に立った。さらに、15年、16年も表彰台に登壇。06年から11年連続でRepsol Honda Teamの選手は表彰台に立ち、連続表彰台記録を更新した。しかし、過去2年は優勝がなく、今年は3年ぶりのスペインGP制覇と同大会で通算21度目の優勝を目指す。

    3戦を終えて総合3位のマルク・マルケスは、スペインGPでは、MotoGPクラスにデビューした13年から表彰台に立ち続けてきた。13年は2位、14年に優勝、15年2位、16年3位と、11年のMoto2クラス時代の2位を含めて5年連続で表彰台に立ってきた。今年は14年以来の優勝と前戦アメリカズGPからの今季2勝目に挑み。

    チームメートのダニ・ペドロサも、前戦アメリカズGPで3位になり、今季初表彰台を獲得した。そしてヘレスは、ペドロサが最も得意とするサーキットの一つ。06年に最高峰クラスにデビューしてから13年まで9年連続で表彰台に立って来た。しかし、15年は腕の手術のために同大会を欠場し、16年は4位と、表彰台から遠ざかっている。今年は、地元ファンの前で3年ぶりの表彰台と優勝を目指す。

    カル・クラッチロー(LCR Honda)は、3戦を終えて総合5位。今年は順調なシーズンスタートとなった。昨年は、序盤の3戦を終えてノーポイントというリザルトで、ヨーロッパラウンドを迎えた。今年は、第2戦アルゼンチンGPで3位表彰台、第3戦アメリカズGPで4位になり、さらにモチベーションを高めている。スペインGPでは、今季2度目の表彰台と今季初優勝が期待される。

    3年目のシーズンを迎えるジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、開幕から3戦連続でトップ10フィニッシュを果たし、大きな成長を感じさせている。チームメートのティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)も3戦連続でポイント獲得している。今年はウインターテストでケガをした影響があり、序盤は厳しい走りを強いられたが、ホームGPを迎え、今季ベストを目指す。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合3位)

    「序盤3戦の遠征を終えてスペインに戻ることができてうれしいです。地元ファン、そしてファンクラブの前でレースをするのはいつだって特別なことです。へレスは最も難しく、トリッキーなサーキットの一つです。しかし、チーム全体が一生懸命に仕事に取り組み、さらにマシンのセットアップをよくするためにがんばってきました。前戦アメリカズGPで優勝したことで、チーム全体のモチベーションを高まっています。このサーキットは『古い学校』のような感じがします。とても短くて、狭くて、急加速と力強いブレーキングが必要です。マシンをうまく切り返さなければなりませんが、ブレーキング時の安定性も必要になり、それがラップタイムに影響します。このサーキットはライバルたちもとても強いのですが、金曜日からいい走りができれば、いいレースになると思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合5位)

    「ヨーロッパラウンドの最初のレースになります。スペインということで、これまでに比べたら自宅からも少し近くなるので楽しみです。1年前はあまりいいレースはできませんでしたが、このサーキットは走っていて楽しいです。ここ数戦はポジティブな結果を出せているので、へレスでもいい仕事ができると思っています。希望を高く持って挑みます。アルゼンチンGPの3位をさらに上回れるように、LCR Honda Teamと一緒にがんばります」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合6位)

    「へレスはとても好きなサーキットです。さまざまな要素がすべて入っています。タイトなコーナー、高速コーナー、切り返し、ウイリー・エリアなどです。一番の思い出は2006年のMotoGPデビューの年に表彰台に上がったことです。今大会はオースティンからの勢いを維持して、マシンのセットアップを引き続き進めたいです。特に速いリズムをキープして、ラップタイムを上げていきたいです。なにを改善しなければならないのか、どうセットアップしていけばいいのかということが分かってきました。へレスでまた一歩前進できることが楽しみです。僕のファンクラブも来てくれます。彼らとすべてのファンのためにいい週末にしたいです」

    ジャック・ミラー(MotoGP 総合10位)

    「カタールとアルゼンチン、そしてアメリカのシーズン序盤3戦は、いいレースができました。それだけにヨーロッパラウンドが始まるのが楽しみです。へレスは好きなサーキットです。ここもまたHonda RC213Vと相性がいいサーキットだと思うので、レースウイークに向けて気持ちはポジティブです。序盤3戦の遠征とウインターテストで学んだことを今週末のへレスで生かしたいです。3戦連続でトップ10フィニッシュを達成できたのはとてもいいことです。ヨーロッパではもっといい結果を出したいです」

    ティト・ラバト(MotoGP 総合18位)

    「今シーズンは、セパンのテストで転倒してケガをして少し出遅れましたが、開幕からの3戦、ポイント圏内でフィニッシュできてとてもうれしいです。ここまでのレースには満足しています。チームはみんないい仕事をしてくれて、周回するごとに快適さが増しています。今週はホームレースのスペインです。少しプレッシャーはありますが、母国ファンの前でいいパフォーマンスをしたいです。ホームGPということで忙しいと思いますが、集中力を維持して、これまでと同様に取り組みたいです。そしてレースではチームメートのジャックとのギャップを縮めたいです」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第4戦 スペインGP プレビュー

    【MotoGP】 ヤマハ:第4戦 スペインGP プレビュー

    MotoGP 第3戦アメリカズGPを終え、Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビジャーレスは、ヨーロッパのスペイン(ヘレス・サーキット)へやってきた。

    バレンティーノ・ロッシはチームメイトのマーベリック・ビジャーレスに6ポイント差をつけてランキングトップに立ち、今回はさらにアドバンテージを拡大しようと意気込んでいる。昨年は圧倒的な強さを見せつけてトップでチェッカーを受け、スペインGPでの自己通算9回目の優勝を果たした。

    最高峰クラスでは2001年、2002年、2003年、2005年、2007年、2009年、2016年の合計7回。このほかに1997年には125㏄クラスで、1999年には250㏄クラスでそれぞれ勝利を飾っている。

    一方のマーベリック・ビジャーレスは、前回のアメリカズGPではリタイア。ホームレースを迎える今回は、その雪辱を果たしたいところ。開幕戦から3戦連続で見事な速さを披露し、それが大きな自信となっている。昨年はMotoGPで6位を獲得。2013年にはMoto3で優勝を果たしている。

    Movistar Yamaha MotoGPのふたりは今回、スペシャル・カラーのYZR-M1を走らせる。2012年から続いてきたヤマハとJXTGエネルギー(ENEOS)とのパートナーシップを強調し、同社のチームへの貢献に感謝するためのもので、昨年のマレーシアGPでバレンティーノ・ロッシのマシンに採用したものと近いオレンジのENEOSデザインがカウル下部に配置される。

    ヘレス・サーキットは1987年、建設のちょうど1年後に最初のグランプリを開催。以来、MotoGP最大の観客動員数を誇るサーキットのひとつとして知られ、毎年、シーズン初のヨーロッパラウンドの舞台となってきた。全長4.4km、5つの左コーナー、8つの右コーナー、607mのストレートからなるサーキットは、自然の円形劇場のように全体を見渡せる美しいレイアウト。この時期は好天に恵まれることが多いため、サーキットに足を運ぶファンも増えて観客席は常に満員になっている。

    バレンティーノ・ロッシ

    「チャンピオンシップをリードしてヘレスを迎えられるとは思っていませんでした。冬季テストからのいくつかの問題について、ようやく解決策が見えてきたのです。そのおかげですばらしいレースができるようになりました。それでもまだ完璧というわけではなく、改善すべきことがたくさん残っています。だからこそ今回のヘレスはとても重要。ヨーロッパラウンドの初戦であり、僕の大好きなサーキットのひとつですからね。前回のオースティンでは最初のフリープラクティスから好調だったので、今回も同様の展開を目指します。マシンのことがよくわかってきたので、これからは、探していたものを見つけ出すことができるはずです」

    マーベリック・ビジャーレス

    「オースティンは悔しい結果になりましたが、怪我がなくて幸いでした。それに、どのコースへ行っても勝利を目指して戦えるだけのポテンシャルがあることがわかってうれしかったし、そのことが今回のモチベーションにもつながっています。ヘレスとヤマハは相性が良く、いつも非常に速いので、今回もオースティンやその前のサーキットと同じように力強い走りができると確信しています。気持ちを集中し、セッティングを十分に煮詰め、フラッグが降られるまでプッシュし続けます。僕は、いつも以上にやる気で挑みます」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)

    「ついにヨーロッパに戻ってきました。いつも多くの観客が応援してくれるここヘレスは、何とも言えない特別の雰囲気があり、我々にとって非常に居心地の良い場所です。チームは好調で、ライダーもクルーも自信を持って臨んでおり、精神面でとても安定しています。ヤマハはヘレスで過去に多くの好成績を残していて、過去2年は連勝。今年はマーベリックを迎え、バレンティーノとともに早くも戦闘態勢を整えており、ここまでの好調ぶりからもよいレースをしてくれるはず。今からウイークのスタートが楽しみです」

  • 【MotoGP】 スズキ、負傷したリンスの代役に津田拓也を起用

    【MotoGP】 スズキ、負傷したリンスの代役に津田拓也を起用

    スズキは、MotoGP 第3戦 アメリカズGPのフリー走行3で転倒したアレックス・リンスの代役として来週末の次戦スペインGPにテストライダーの津田拓也が参戦することを決定した。

    スズキのファクトリーチームは、第4戦スペインGPと決勝レース翌日のオフィシャルテストに負傷代役として津田拓也を招集。津田拓也は、昨年11月末にリンスの負傷代役として、ヘレス・サーキットで実施したプライベートテストに参加していた。

    アレックス・リンスは27日、第3戦アメリカズGPのフリー走行3で今季2度目の転倒を喫した際に脱臼骨折した左手首橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)の脱臼骨折を、帰国直後から入院したバルセロナ市内の大学病院で2枚のチタン製プレートを使用して固定する手術を受け、無事に成功。

    手術前の精密検査では、左手首の尺骨神経も損傷していることが見つかったが、手術の必要はなく、2週間後に改めて検査を受けることになった。リハビリは10日後から。復帰の時期は、現時点では未定だが、医師団は全治6週間から8週間と診断。

    手術を終えたリンスは、「チャビエル・ミル医師から手術は大変上手く行ったと説明してくれた。土曜の転倒直後から僕をケアしてくれた全ての人たちに感謝したい。ソーシャルメディアを通じたメッセージには本当に励まされ、特にチームのみんなは本当に親切に対応してくれた。これらは僕にエネルギーを与えてくれ、リハビリを早く始め、1日も早くレースに復帰したい」と、感謝の言葉を述べ、リハビリへの意欲を語った。

  • 【MotoGP】 ホンダ:第3戦 アメリカズGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第3戦 アメリカズGP 決勝レポート

    MotoGP 第3戦アメリカズGPの決勝は、終日、青空が広がる絶好のコンディションとなり、今季2回目のポールポジションから好スタートを切ったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、快調にラップを重ねて優勝した。

    オープニングラップは、チームメートのダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)に続いて2番手。そこからペドロサをピタリとマークする形で2番手を走行したマルケスは、9周目にペドロサをかわしてトップに浮上。

    14周目、15周目には、このレースでただひとり2分04秒台に入って後続を突き放し、初開催の2013年から5年連続でポール・トゥ・ウインを達成した。

    今季初優勝を果たしたマルク・マルケスは、チャンピオンシップでも総合8位から3位に浮上。第2戦アルゼンチンGPのノーポイントをばん回し、チャンピオン争いに見事復帰した。

    予選4番手からレース前半をリードしたダニ・ペドロサは、9周目にマルケスにトップを譲ったが、その後も2番手をキープ。しかし、フロントタイヤの消耗で終盤はペースを上げられず、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)にかわされて3位でフィニッシュ。この3位で総合10位から総合6位へとランキングを上げた。

    Repsol Honda Teamとしては、アメリカズGPで3年ぶりの1-2フィニッシュは果たせなかったが、今季初めて両選手が表彰台に立ち、Hondaファンを喜ばせた。

    その後方では、ヨハン・ザルコ(ヤマハ)とし烈な4番手争いを繰り広げたカル・クラッチロー(LCR Honda)が、予選9番手からすばらしい追い上げのレースで4位。2戦連続の表彰台は果たせなかったものの、総合5位をキープした。レース前半はロッシとザルコを追撃。後半はザルコとの一騎打ちとなり、ラスト2周で4番手に浮上すると、ザルコの追撃を振り切ってチェッカーを受けた。

    今季ベストの12番グリッドから決勝に挑んだジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)とし烈な9番手争いを繰り広げて10位でフィニッシュ。開幕から3戦連続でトップ10フィニッシュを達成した。ロレンソとの戦いに敗れはしたが、安定した走りは大きな成長を感じさせた。チームメートのティト・ラバトも今季ベストグリッドの16番手から13位でフィニッシュ。開幕から3戦連続でポイント獲得を果たした。

    マルク・マルケス (MotoGP 優勝)

    「今大会は非常に大事なレースでした。転倒したアルゼンチンのあとだったので、最高の形でカムバックすることがとても重要でした。今回の結果はとてもうれしいです。優勝はしましたが、昨日より気温が高くなり難しいレースでした。スタート5分前にチーフメカニックにハードタイヤを使おうと言いました。ミディアムタイヤだとフロントタイヤをかなりプッシュすると思ったからです。ハードを選択したことで序盤は限界を把握しようと思いました。金曜日にあまりこのタイヤを試していなかったからです。ダニ(Repsol Honda Team)の後ろにいましたが、彼が少し苦戦しているのが分かり、と同時にバレンティーノ(ヤマハ)が追い上げてきていたので、そろそろアタックするころだと思いました。そして勝つことができました。チャンピオンシップに戻ってくることができてとてもうれしいです」

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 3位)

    「今日は前進できたのでうれしいです。レースウイークとしては、全体的にポジティブでした。ここ数戦でいくつか改善してきました。その結果、プラクティスでの走りがよくなりました。予選は思ったほどではありませんでしたが、今日はいいスタートを切って、1コーナーにトップで入ることができました。ここ最近こういうことがなかったのですが、数周に渡りレースをリードすることもできました。最後はフロントタイヤのマネジメントが難しかったです。タイヤの右側が消耗していたので、バレンティーノにパスされるのを防ぐことはできませんでした。アルゼンチンで転倒したため、フロントから転倒することは避けたいと思っていました。とにかくフィニッシュしようと努力しました」

    カル・クラッチロー (MotoGP 4位)

    「いいレースでした。週末に掛けてチームはすばらしい仕事をしてくれたので、今日は自信を持ってレースに挑むことができました。もちろん、表彰台に立てなかったのはとても残念ですが、4位という結果には満足しています。表彰台争いに加われなかった要因の1つは、ザルコ(ヤマハ)をパスするのに時間がかかりすぎたことでした。今日は、とても快適に走ることができました。前戦アルゼンチンGPで3位。今大会は4位。2戦連続でいいレースができて、気持ちよくヨーロッパラウンドに挑むことができます。とても楽しみです」

    ジャック・ミラー (MotoGP 10位)

    「今日はスタートからいいスピードがありました。ただオーバーテイクがとても難しく、なかなか前に出ることができませんでした。その理由は低速コーナーでタイムをかなり落としてしまったからです。そのため、その遅れをブレーキングゾーンで取り戻すのは簡単なことではありませんでした。唯一できることはロレンソ(ドゥカティ)がミスをすることを願うことでした。そしてレース終盤ではフロントの感触がなくなってきました。最後まで抜けず残念でしたが、今回もいい結果でした。トップ10でフィニッシュしてポイントも獲得しました。そして多くのことを学ぶことができました」

    ティト・ラバト (MotoGP 13位)

    「今回の結果はうれしいです。序盤、少しゆっくり走ったことで多くのことを理解することができました。そして、レース終盤は徐々にペースを上げることができました。今日は普通のコンディションだったし、そういうコンディションで、上位のライダーたちに近付くことができたのは自信になりました。最初の3戦でポイントを獲得しました。とてもいいスタートです。そして次のホームレースのへレスへ向けていい後押しになりました」

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  • 【MotoGP】 ドゥカティ:第3戦 アメリカズGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ドゥカティ:第3戦 アメリカズGP 決勝レポート

    MotoGP第3戦のアメリカGPが、テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催され、ドゥカティチームのアンドレア・ドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソは、それぞれ6位と9位でこのラウンドを終えた。

    ドヴィツィオーゾは予選7番手、3列目からのスタートとなった。オープニングラップ終了時点で8位、その後、チームメイトを含めて二人をオーバーテイクして6位にポジションを上げた。ドヴィツィオーゾは、ゴールまでこの順位を維持してチェッカーを受けた。

    ロレンソは予選6番手。ドヴィツィオーゾよりひとつ前の2列目から スタートした。オープニングラップ終了時点ではグリッドと同じ順位をキープしていたが、2周目にドヴィツィオーゾにパスされた。18周目まで7位を走行していたものの、終盤にイアンノーネ(アンドレア:スズキ)とペトルッチ(ダニーロ:プラマック・ドゥカティ)にかわされ、9位でゴールラインを通過した。

    第3戦終了時点で、ドヴィツィオーゾは30ポイントを獲得してライダーズ・ランキング4位。ロレンソは12ポイントで13位につけている。

    2017年シーズン最初のヨーロッパ・ラウンドとなる第4戦スペインGPは、5月5日〜7日にヘレス・サーキットで開催される。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) 6位

    「厳しい週末だった。レースを含めて、一度も期待したペースで走れなかった。自分自身の期待が高かっただけに悔やまれる。いずれにしても、マシンの限界を引き上げて、どのサーキットでもライバルと互角に走れるようになるには、やるべき仕事が山積していることが再確認された。」

    ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) 9位

    「フリー走行や予選のパフォーマンスからすれば、今日は予想以上に走れた気がする。当然だが、目標はもっと高いので、この順位では到底満足できないが、このレースでわずかでも前進できたという実感はある。フロントタイヤにグレイニングが発生して、ドヴィツィオーゾについて行けなくなるまでは、まずまず想定どおりのレースだった。タイヤトラブルさえなかったら、ドヴィツィオーゾの次にフィニッシュできていたはずだ。終盤にはこの問題が更に悪化して、イアンノーネやペトルッチにオーバーテイクされて、順位を2つ落とすことになった。」

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  • 【MotoGP】 ヤマハ:第3戦 アメリカズGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第3戦 アメリカズGP 決勝レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシはアメリカズGPで開幕以来、3戦連続で表彰台を獲得。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは好調をキープして意気揚々と臨んだが、2周目に転倒して早々に戦列を離れることとなった。

    フロントローから好スタートを切ったロッシは、ダニ・・ペドロサ、マルク・マルケス(いずれもホンダ)に続く3番手で第1コーナーを通過。その後、数ラップは、ふたりを逃がさないように距離を測りながら慎重に走行を続けた。

    5周目には第1コーナーでややはらみ、さらに第4コーナーではヨハン・ザルコと接触してコースを外れてしまったが、すぐに立て直して3番手をキープしたままコースに復帰。

    前方でトップの2台が競り合う間に、バレンティーノ・ロッシは少しずつ差を詰めてゆく。そして残り5ラップでペドロサのテールに追いつくと、さらに注意深く様子を窺ったあと、その2ラップ後の最終コーナーでついに2番手に浮上。その後もペースを緩めることなく全力でゴールを目指し、トップから3.069秒差の2位でチェッカー。序盤のコースアウトによって0.3秒のペナルティを課せられていたが、3位のペドロサにそれ以上の差をつけたため2位獲得が決定した。

    ロッシのチームメイトのマーベリック・ビニャーレスは、グリッド2番手から好スタートを切ったが、22台が集中して飛び込んだ第1コーナーで5番手に後退。すぐさまJ・ロレンソ(ドゥカティ)をパスして4番手に上がり、ロッシのテールを追って行った。しかし1ラップ後の第16コーナーで転倒。幸い怪我はなかったが、レースを続けることはできなかった。

    この結果、ロッシはシリーズポイントを合計56に伸ばしてランキングトップに浮上。ビニャーレスが6ポイント差で2位につけている。またコンストラクターズ・ランキングではヤマハが16ポイントのマージンをもってトップをキープ。Movistar Yamaha MotoGPも41ポイント差をつけてチーム・ランキングでトップを守っている。

    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコが、YZR-M1で3戦目のMotoGPレースで5位を獲得。グリッド2列目の真ん中から好スタートを切って前へ出ると、順調にリズムをつかんで、経験豊富なライダーたちを追って行った。5位でチェッカーを受けたザルコは、ライダー・ランキングで7位に浮上した。一方、チームメイトのジョナス・フォルガーはコンスタントに走り切って11位。次回、第4戦スペインGPではトップ10入りを目指す。

    チームはこのあと大西洋を越えてヨーロッパ大陸へ。第4戦は2週間後、スペインのヘレス・サーキットで開催される。

    Movistar Yamaha MotoGP

    バレンティーノ・ロッシ (2位)
    「僕もチームも、今日の結果には驚いています。冬季テストから第1戦、第2戦とニューマシンに手間取ってきたので、マシン・セッティングを理解し、乗りこなすまでにはもっと時間が必要だと思っていました。ところが今、マシンがとても良く走ってくれるようになったんです。とくに決勝で、タイヤを消耗したあとも絶好調が続きました。その結果、トップから大きく離されずにゴールできたし、このコースで最高の成績を獲得することができました。とってもうれしいですね! ”ビニャーレス・アウト”のサインボードを見たときに、”僕がランキングトップだ”という気持ちが湧いてきました。しかも僕は好調で、前を行くダニ(ペドロサ)のほうが苦しそうだったので、”あと4ポイントが重要だ”と自分に言い聞かせ、結果はその通りになったんです。僕としては、ペナルティは正しくないと思っています。僕らはああするしかありませんでした。さもなければ非常に危険な場所でふたり一緒にクラッシュしていました。レース・ダイレクションの決定を尊重しますが、ミスをしたのはザルコのほうではないでしょうか」

    マーベリック・ビニャーレス (DNF)
    「奇妙なクラッシュだったんです。僕はウォームアップでも、これまでとまったく同じように走っていたのに転倒してしまいました。フロントタイヤに何かが起きたのだろうと思っていますが、いずれにしても、僕らには十分な強さと速さがあると思っています。必ず次も、いい戦いができると確信しているので、今日のことは忘れて、ヘレスではもっと速く、もっと強く、もっとコンスタントに走れるようがんばります」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「バレンティーノは素晴らしい走りで2位を獲得。好スタートから絶好のポジションにつけ、トップ2を追いながら終始、上位争いを展開しました。ザルコと接触したときにはコースを外れるほかに方法はなく、すぐにコースに復帰すると身体を伏せて全力で走りきり、0.3秒のペナルティも克服して最終的に2位を獲得しました。マーベリックは残念ながら、早々に戦線離脱してしまいました。彼のここまでの好調ぶりを考えれば、間違いなく勝利を目指すことができたはずです。すでにデータを確認しましたが、とくに問題は見つからず、金曜日以来と何も変わったところはありませんでした。フロントが予兆もなく失われ、彼はどうすることもできませんでした。それまでは何も問題なく、マシンを信頼し、自信を持って乗れていただけに非常に残念です。今日のことは忘れ、ポジティブに受け止めます。次のスペインでは、必ずまた好調を取り戻せると確信しています」

    Monster Yamaha Tech3 Team

    ヨハン・ザルコ (5位)
    「5位獲得はとてもうれしいです。最初の第1コーナー進入が非常に激しく、あそこでいいポジションにつけるのは難しかったんだけれど、マシンが絶好調で僕もよく乗れていたので、第3コーナーからアタックを開始しました。すると素早く何台か抜いて5位へ浮上。そのあとは何とかトップグループについて行こうと、懸命にプッシュしてバレンティーノの後ろの位置をキープしました。この経験は非常に素晴らしく、とくに第3コーナーでは僕のほうがスピードがあったので、ときにはかなり近くまで迫ることもできたんです。確かにタイト過ぎたかもしれないけれど、結果的に何事も起こらず、バレンティーノは2位を獲得することができて本当に良かったです。彼について行くことで、いろいろ学ぶことができると思っています。でも僕は決して、彼に悪さをしようとしたわけではないんです。だからふたりとも無事で安心しました。このあとはベストを尽くして走り続け、終盤ではクラッチローとバトルになったが、彼のほうがわずかに速く追いつけませんでした。それでも僕にとって5位は素晴らしい結果。表彰台も遠くはないと思います」

    ジョナス・フォルガー (11位)
    「非常に厳しいレースでした。ベストを尽くしたつもりだけれど、正直に言えば少しがっかりです。でもどんなときでも、そのなかに何か得られるものがあって、今日もトップとの差を18秒まで縮めることができたし、6位のドビツィオーゾに6秒差まで近づけたことは収穫のひとつだと思います。その一方で、ミスもありました。とくに燃料が減ってマシンが軽くなってきたときに、前回のようにすぐにそれに慣れることができませんでした。それでいくつかポジションを下げてしまったんです。これからいろいろ分析し、改善・前進する方法を探っていきます。今回も多くを学ぶことができたけれど、プラクティスでもっとうまくマシンをセットアップし、決勝ではもっと力強さを発揮しなければいけないと思います。これまでの3戦で毎回、ポイントを獲得できていることはうれしいです。でも一定のポジションに到達したら、目標をもっと高くして、また一歩前へ進んでいかなければなりません。今の状況、今の実力は自分でわかっていて、プラクティスでもっと効果的な仕事ができれば、6位は確実です。今は次のヘレスに気持ちを集中し、さらにポジションアップを狙っていきたいです」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「Monster Yamaha Tech3として高く評価できる結果です。よろこびを胸に、我々はこれからヨーロッパへ帰ります。ヨハン・ザルコは今回もまた素晴らしいレースを展開し、第1コーナーでの遅れを取り戻してポジションを上げていきました。オープニングラップ終了時点で5位につけ、さらにバレンティーノとの差を縮めていきました。それからレースの3分の2近くもバレンティーノについて行ったんです。これはまさに驚くべきことだが、どんなに強かったとしても、彼がルーキーであることを忘れてはいけません。彼自身、何度かミスをしたと話していて、燃料が減ったときの対処方法を理解していかなければなりません。これはラーニング・プロセスのひとつであり、ある意味では我々の計画より先に進んでいると考えていいでしょう。今日の5位は、前回のアルゼンチンよりもずっと大きな意味を持っています。なぜなら、我々の前では誰ひとり転倒しなかったし、ヨハンはどんどん速さを増しています。これは彼とそのチームが協力して成し遂げたことです。 一方のジョナスもまた、いい戦いぶりを見せてくれました。しかし現時点では、レース序盤でヨハンほどの攻撃性を見ることはできません。ジョナスはときに、ヨハンと同ペース、あるいは、より速いペースで走ることができるが、それがいつも続くわけではないようです。いずれにしても、今日も貴重なポイントを獲得することができたし、ランキングでも8位につけて、ヨハンの7位に続いています。ふたりは6位のドビツィオーゾに僅差で迫っているし、おかげでチームとしてはサテライト勢トップの3位につけています。ヨハン、ジョナス、そしてチームクルーたちが最初の3戦で成し遂げた仕事を誇りに思います。これからヨーロッパへ戻り、次回ヘレスではまたエキサイティングなショーをお見せしたいと思っています」

    関連:【MotoGP】 第3戦 アメリカズGP:マルク・マルケスが5年連続で優勝

  • 【MotoGP】 スズキ:第3戦 アメリカズGP 決勝レポート

    【MotoGP】 スズキ:第3戦 アメリカズGP 決勝レポート

    MotoGP 2017年シーズン開幕3戦目のアメリカズGPは、11番手グリッドから決勝をスタートしたイアンノーネが、中盤から激しい追い上げを見せ、7位でゴール。チームスズキエクスターに、待ちに待った初ポイントをもたらせた。

    1日中低い雲に覆われ、気温が上がらなかった昨日からは打って変わり、決勝日は朝から快晴。セットアップの変更により、朝のウォームアップの感触は良く、決勝への期待を繋ぐ。

    決勝序盤はレースペースをうまくキープできず、予選グリッドポジション近辺で数台とバトルを続けたイアンノーネだったが、中盤以降からは大きくペースアップし、トップ5に並ぶラップタイムを安定して刻みながら、果敢な走りを見せた。

    アンドレア・イアンノーネ (決勝7位)

    「決勝序盤にペースを上げられなかったことは、今後に向けての改善すべき問題点だったけど、とにかく今日は、やっと自分らしい走りができたことを喜ぶべきだろうね。スタートから5周目くらいまでペースを上げることができず、そこで6—7秒ロスしてしまったために、7位までポジションアップするのが精一杯だったよ。でも久しぶりに攻めの走りができた。次のスペインGP後にはテストも予定していて、いくつか新しいパーツも試すことになっている。レースウィークにできることは限られているので、このテストをうまく活用して、次のステップに進みたいね。」

    河内 健 (テクニカルマネージャー)

    「私たちにとっては、非常にバッドラックな週末でした。アレックスはフリー走行での転倒により怪我を負ってしまい、決勝を欠場せざるを得なくなってしまいましたし、アンドレアも今週末は数回転倒を喫してしまったせいで、なかなかマシンのセッティングをまとめることができませんでした。しかしそんな不完全な中でも、アンドレアは決勝で我慢しながら、パーフェクトな仕事をしてくれました。これが私たちチームにとってのアンドレアからの初めてのポイントなので、やっとシーズンが始まったという感じです。これからレース毎にさらにマシンを良くしていって、早くパーフェクトな状態でアンドレアにレースをしてもらい、一戦でも早く、また表彰台に戻りたいと思っています。今後とも応援よろしくお願いします。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)

    「今日はポジティブな結果だったと言っていいでしょう。決勝序盤は、アンドレアがうまくペースを掴めず、苦戦していたようだったのですが、中盤からは大きくペースアップし、素晴らしい追い上げを見せてくれました。カタール、アルゼンチンと、開幕から2戦はどちらも転倒によってノーポイントで終わっていたので、ライダーもチームも、とにかく今回は必ず完走することを絶対目標にしていましたし、今日の結果により、今後の流れが大きく変わっていくと信じています。今週が我々にとっての本当のスタートだと思い、これから始まるヨーロッパラウンドに向け、このオーバーシーズの3戦の経験をしっかり繋げていくようにしたいと思っています」

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