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  • 【MotoGP】 第6戦 イタリアGP:ドヴィツィオーゾが今季初の1番手発進

    【MotoGP】 第6戦 イタリアGP:ドヴィツィオーゾが今季初の1番手発進

    MotoGP 第6戦イタリアGPのフリー走行1が2日(金)、ムジェロ・サーキットで行われ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が今季3度目のトップタイムをマーク。昨年10月の第15戦日本GP以来、今季初めて週末最初のプラクティスを制した。

    気温25度、路面温度38度のドライコンディションの中、アンドレア・ドヴィツィオーゾは、1分47秒394のトップタイムをマーク。

    2番手には0.201秒差でワイルドカード参戦のミケーレ・ピロ(ドゥカティ)、3番手にはマーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ MotoGP)が続いた。

    ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)は6番手。レプソル・ホンダは、マルク・マルケスが9番手、ダニ・ペドロサが13番手。モトクロスでのトレーニング中に負傷したバレンティーノ・ロッシは15ラップを周回して15番手だった。

    2017 MotoGP 第6戦 イタリアGP フリー走行1回目 結果

    Pos. Num. Rider Team Time
    1 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分47秒394
    2 51 ミケーレ・ピロ ドゥカティ・チーム 1分47秒595
    3 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分47秒669
    4 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分47秒674
    5 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分47秒708
    6 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分47秒747
    7 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 1分47秒962
    8 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 1分47秒974
    9 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分47秒980
    10 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 1分48秒194
    11 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分48秒274
    12 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 1分48秒289
    13 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分48秒291
    14 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分48秒394
    15 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分48秒513
    16 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 1分48秒743
    17 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分49秒119
    18 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分49秒123
    19 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分49秒526
    20 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分49秒677
    21 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分49秒679
    22 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 1分49秒754
    23 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分50秒686
    24 50 シルバン・ギュントーリ チーム・スズキ・エクスター 1分49秒996
  • 【MotoGP】 ホンダ:第6戦 イタリアGP プレビュー

    【MotoGP】 ホンダ:第6戦 イタリアGP プレビュー

    MotoGP 第6戦イタリアGPが、6月2日(金)~4日(日)までの3日間、フィレンツェ近郊のムジェロ・サーキットで開催される。イタリアGPは、5月もしくは6月の大会として定着しており、今年は6月上旬での開催となる。

    ムジェロで初めてグランプリが開催されたのは1976年。以降、イモラ、モンツァなど、複数のサーキットでイタリアGPが開催されてきたが、1991年にサーキットの全面改修を受けてからは、ムジェロがイタリアGPの舞台として定着した。

    91年はサンマリノGP、92年はイタリアGP、そして93年は再びサンマリノGPとして開催され、94年以降はイタリアGPの舞台となり、今年で24年連続の開催となり、91年~93年の大会を加えると、27年連続となる。

    ホンダは、93年のサンマリノGP以来、ムジェロでは13勝を挙げている。93年から98年までミック・ドゥーハンが6年連続優勝(イタリアGPとしては5年連続)。以降、アレックス・クリビーレ、ロリス・カピロッシ、アレックス・バロス、バレンティーノ・ロッシがホンダで優勝。そして、Repsol Honda Teamとしてはダニ・ペドロサが10年、マルク・マルケスが14年に優勝している。今年は3年ぶりの優勝を目指しす。

    ムジェロは、一周5.245kmのハイスピードコースで、グランプリが開催されるサーキットでは、オーストラリアのフィリップアイランドに次いでアベレージスピードの高いコース。下り勾配の最終コーナーから約1.1kmのロングストレートで繰り広げられる超高速バトルが最大の見どころで、見ている観客を興奮させる。ムジェロは全体的にパッシングポイントが多く、目まぐるしくポジションを入れ替える競り合いになることがしばしばで、選手からも観客からも評価の高いサーキットになっている。

    この季節のムジェロは、好天の日が多く、2009年のウエットレースを最後に10年から16年まで7年連続で天候に恵まれた。6月に開催された大会では気温が30℃前後まで上昇することも多く、タイヤに厳しい戦いとなる。そのためタイヤの選択がリザルトに影響することも多く、フリー走行、予選でのセットアップが重要になる。

    前戦フランスGPの開幕前には、Repsol Honda Teamで06年にチャンピオンに輝き、昨年からスーパースポーツ世界選手権に参戦していたニッキー・ヘイデンが交通事故に遭い、重体という暗いニュースの中でレースが行われた。その後、世界中のレースファンの願いは届かず、ニッキー・ヘイデンが入院先の病院で亡くなるという悲しいニュースが報告された。

    06年から08年までRepsol Honda Teamでニッキー・ヘイデンとチームメートだったダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、深い悲しみの中で今大会を戦うことになる。今季は5戦を終えて総合2位。ニッキー・ヘイデンの追悼レースとなる今大会は、今季2勝目と4戦連続での表彰台を目指す。

    このサーキットでペドロサは、250cc時代の05年に優勝、MotoGPクラスでは、07年に2位、08年に3位、10年の大会ではポール・トゥ・ウインを達成。12年と13年は2位とコンスタントに表彰台に立ったが、14年から16年までは3年連続の4位と表彰台にあと一歩届かなかった。今年は4年ぶりの表彰台、そして10年以来の優勝が期待される。

    前戦フランスGPで転倒リタイアに終わったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)も、今大会はその雪辱に闘志を燃やしている。マルク・マルケスは、125cc時代の10年にムジェロでグランプリ初優勝を達成した。Moto2クラスでは11年、MotoGPクラスでは14年に優勝。15年は転倒リタイアとなるも、16年は優勝争いを繰り広げて2位。優勝は逃したが、その激しいバトルは、サーキットの観客を喜ばせた。

    ムジェロはコーナリングスピードが要求されるコース。マシンのセットアップが特に重要となるサーキットだけに、初日からセットアップに集中しなければならない。前戦フランスGPの後にはカタルニアGPの開催されるバルセロナでテストを行い、さまざまなセッティングに取り組んだ。その中でも、重要課題となっていたミシュランの新しいフロントタイヤのセットアップが進んだことに手応えを感じているだけに、今季2勝目と3年ぶりの大会制覇が期待される。

    5戦を終えて総合7位のカル・クラッチロー(LCR Honda)が、今季2度目の表彰台と今季初優勝に闘志を燃やしている。今年はシーズン序盤から好調で、第2戦アルゼンチンGPで3位表彰台獲得、第3戦アメリカズGPで4位。第4戦スペインGPでは転倒リタイアも、第5戦フランスGPでは5位と安定した走りをみせている。今年は13年以来となるイタリアGPの表彰台獲得に挑む。

    5戦を終えて総合10位につけるジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、今大会は開幕戦カタールGP、第5戦フランスGPの8位をしのぐ今季ベストリザルトを目指す。昨年の大会はケガを抱え、さらに決勝ではスタート直後の1コーナーで多重クラッシュに巻き込まれる不運でリタイアしている。その雪辱を果たす意気込みだ。

    チームメートのティト・ラバトは、転倒リタイアに終わった第4戦スペインGPを除き、ここまで5戦の内4戦でポイントを獲得した。チームメートで好調な走りをみせるミラーを目標に今大会も戦う。ラバトにとってムジェロは、Moto2時代の14年と15年に優勝している相性のいいサーキット。今大会は今季ベストリザルトを狙う。

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 総合2位)

    「今週のムジェロに向けてとても感傷的な気持ちです。友人であり、チームメートとして3年間戦ったニッキーが亡くなりました。ニッキーは、夢だったMotoGPチャンピオンになるためにすごい努力をしたし、決してあきらめませんでした。2015年、私は腕上がりに苦しみ、開幕戦カタールGPを終えた後、レースを欠場することにしました。そのときにニッキーは、すぐに自分に会いに来てくれました。ニッキーは私の苦しみをすぐに分かってくれたし、ニッキーが手術を受けたドクターを紹介してくれました。彼はとてもすばらしい人でした。今はとても悲しいです。家族のことを思うと、とても辛い気持ちです。先週、モンメロでテストしたときもそうでしたが、ニッキーは我々の心の中にいます。それはムジェロでも同じです。先週のテストでは、改修されたコースで、セットアップにトライしながらミシュランのフロントタイヤのテストに取り組み、いいフィーリングでした。ベースのセットアップがいいことを確認することができました」

    マルク・マルケス (MotoGP 総合4位)

    「先週、モンメロで行うテストの準備をしているときに、ニッキーが亡くなるという信じられないニュースを知らされました。ニッキーはすばらしいライダーで、偉大な人でした。自分がまだ15歳でグランプリを走り始めたころ、MotoGPチャンピオンだったニッキーと一緒にイベントに参加したことがあります。英語が上手ではなかった私のためにニッキーは、スペイン語で話しかけてくれました。とてもおもしろく優しい人で、自分を弟のように接してくれました。昨年のオーストラリアGPでは、一緒にレースを戦い、レース終了後のパーティでは、彼の家族の一員のようにすばらしい時間を過ごしました。ニッキーはレースに対して大きな情熱を持っていました。彼はいつも私たちの心の中にいます。モンメロのテストでは、セットアップに取り組みました。特にムジェロから使用するミシュランのフロントタイヤのテストに多くの時間を割きました。テストしたタイヤは挙動が少なく、フィーリングもよく、ラップタイムも安定していました。自分のライディングスタイルには合っていると思います。全体的によかったし自信につながりました。ムジェロでは自分の走りをヘルプしてくれると思います」

    カル・クラッチロー (MotoGP 総合7位)

    「これまでのところ、まずまずの結果を残せているし、今週の目標はもう一度6位以内でフィニッシュすることです。Honda、そしてチームとはいい仕事ができているし、ムジェロのレースをとても楽しみにしています。ムジェロは自分の中では最も難しく苦手なサーキットの一つですが、2013年に表彰台に立っています。イタリアGPはとてもすばらしい大会です。雰囲気はとてもよくて、イタリアのファンはとても暖かく迎えてくれます」

    ジャック・ミラー (MotoGP 総合10位)

    「ル・マンのレースを終えてすぐに病院に行って検査を受けました。フランスGPのFP4で転倒したときに痛めた右手と右ヒザが痛かったので、骨折などがないことを確認するための検査でした。その後、腫れを軽減するための処置をしながら、今週のイタリアGPに向けてサイクリングやスーパーモタードでトレーニングしました。身体にはなにも問題はなく、すべてが順調でした。イタリアGPの行われるムジェロは特別なサーキットの一つ。ロングストレートは馬力を必要としますが、コース全体としてはフロントの安定性が重要になります。今年はレースをこなすたびにコーナリングとコーナーの切り返しなどで大きなステップを刻んできました。これはムジェロでは大きな効果があると思います。今週の目標はトップ10フィニッシュですが、現実的な目標だと思っています」

    ティト・ラバト (MotoGP 総合17位)

    「ル・マンと先週に行ったバルセロナの2日間のテストの成果で、今週のムジェロではどんな結果を得られるのかがとても楽しみです。改善すべきポイントは分かっているし、それが決勝のリザルトにつながっています。しかし、フリー走行、予選でコンディションが変わったときにしっかり対処しなくてはいけません。フランスGPではそれができませんでした。今年は、いいリズムをつかむまで時間がかかっているので、その部分を改善しなくてはいけません。ムジェロはハイスピードコースで、ライダーやマシンに求められるものはとても高いです。しかし、とても楽しいサーキットです。疲れを感じることもなく、お気に入りのサーキットの一つです」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第6戦 イタリアGP プレビュー

    【MotoGP】 ヤマハ:第6戦 イタリアGP プレビュー

    2週間前のル・マンでヤマハのGP500勝目を達成したMovistar Yamaha MotoGP。今週末は、イタリアはムジェロ・サーキットで第6戦に臨む。

    イタリアのジェルノ・ディ・レズモに本拠地を置くMovistar Yamaha MotoGPは今週末、ムジェロ・サーキットで今季初めてのホーム・グランプリを迎える。前回のフランスGPでは速さをアピールして優勝を果たしたマーベリック・ビニャーレスは、このあと2週連続で行われる第6戦ムジェロと第7戦カタルニアでもランキング・トップをキープする意気込み。

    マーベリック・ビニャーレスは、過去には2012年にMoto3で優勝。2011年には125ccクラスで、2013年にはMoto3でそれぞれ3位を獲得し、3年連続で表彰台に上っている。

    バレンティーノ・ロッシにとっても、今回はホームレースとなる非常に重要な一戦。地元の献身的なファンに、素晴らしいショーを楽しんでもらおうと、いつも以上にモチベーションが上がっている。

    モトクロスのトレーニング中の事故で胸部と腹部を負傷したバレンティーノ・ロッシは、5月26日にリミニにある病院を退院。木曜日にはサーキットでメディカル・チェックを受けて正式に状況が明らかにされる。 ロッシは2002年から2008年まで最高峰クラスで7連勝を成し遂げ、そのほかにも2009年、2014年、2015年で3位を獲得。250ccクラスでは1999年に優勝、1998年に2位。125ccクラスでは1997年に優勝を果たしている。

    チームのホームレースに際し、ふたりはスペシャル・カラーのYZR-M1に乗る。ヘレス大会と同様にカウル下部にオレンジ色のENEOSのロゴが施され、2012年から続いてきたJXTG Nippon Oil & Energy(ENEOSのブランドオーナー)とのパートナーシップを強調する。 ムジェロは1976年に初めてグランプリを開催し、1991年からはグランプリ・カレンダーに定着。トスカーナ地方の美しい景色に囲まれたこのコースは全長5.2km。アップダウンに富み、6つの左コーナーと9つの右コーナー、1,141mのロングストレートから成る。ライダーにもエンジニアにも愛され、また数万もの熱狂的ファンに素晴らしいレースビューを提供する。

    Movistar Yamaha MotoGP

    マーベリック・ビニャーレス
    「ル・マン後に話したチームのハイレベルな仕事への感謝と、嬉しい気持ちは今も変わっていません。ムジェロは路面のグリップがとても良くて、僕らのマシンはこういう場所で力を出すことができるので、その優位性を最大限に生かしていきたいと思っています。チャンピオンシップは激しさを極めていて、ここからの数戦がとくに重要になって来るので、まずはここムジェロで優勝しなければなりません。100%プッシュし、いつものようにベストを尽くし、戦いを挑み続けていきます」

    バレンティーノ・ロッシ
    「モトクロス・バイクでトレーニングをしていて、運悪く転倒してしまいました。お腹と胸に痛みがあって、今もかなりひどい状態なんです。でも幸い日に日に回復してきているので、気持ちも徐々に上向いてきたところです。イタリアGPを力強くスタートするために、できるだけ早く怪我を治したいです。簡単なことではないだろうけど、あと何日かあるので、最後までしっかり治療を続けていきます。そして木曜日にはメディカル・チェックを受けて、そこで出場許可を得る予定です。決勝でレースするために、ベストを尽くすだけです」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「前回のル・マンでは、チームの全員が本当に良い仕事をしてくれました。そして今回は、チームのホーム・グランプリとなるムジェロを迎えます。ここではこれまでに何度も好成績をあげており、今年もまたハイ・パフォーマンスを披露するべく準備を整えているところです。マーベリックはル・マンの優勝のあと好調をキープしています。バレンティーノのほうは先週、モトクロスで転倒するアクシデントがありましたが、順調に回復しています。ホームGP出場を強く希望しており、怪我の状態も日に日に良くなっています」

  • バレンティーノ・ロッシ、モトクロスのトレーニング中に事故

    バレンティーノ・ロッシ、モトクロスのトレーニング中に事故

    MotoGPライダーのバレンティーノ・ロッシがモトクロスのトレーニング中に事故に遭い、病院に搬送された。

    バレンティーノ・ロッシは25日(木)、イタリア・ウルビノにあるCross Club Cavallaraでモトクロスのトレーニグ中に事故に遭い、地元の病院に搬送された。

    診断の結果、バレンティーノ・ロッシは胸部と腹部に軽い外傷を負ったが、幸いにも骨折はなく、深刻な怪我は見つからなかったという。

    現地時間26日(金)の正午にさらなる詳細が発表される。

    今週、MotoGPでタイトルを争ったニッキー・ヘイデンが自転車でのトレーニング中に交通事故で他界。

    バレンティーノ・ロッシは24日、Instagramにニッキー・ヘイデンと一緒に写った写真を投稿。「心に大きな穴が開いていて、言葉を見つけるのが難しい。チャオ、ニッキー」とコメントしている。

  • ニッキー・ヘイデンが死去 … 元MotoGPチャンピオン

    ニッキー・ヘイデンが死去 … 元MotoGPチャンピオン

    元MotoGPチャンピオンのニッキー・ヘイデンが35歳で死去した。

    ニッキー・ヘイデンは、17日(水)の午後、イモラ・サーキットで開催されたスーパーバイク世界選手権 第5戦イタリア・イモラ大会後、イタリアに延滞し、リミニ近郊で自転車トレーニングを実施中に自動車との接触事故に遭い、重度の脳損傷と外傷により、チェゼーナ市内の病院に緊急入院していた。

    ニッキー・ヘイデンは、2005年にレプソル・ホンダからMotoGPクラスに参戦。2006年にチャンピオンを獲得した。

    この2年間はスーパーバイク世界選手権に参戦。昨年のMotoGP アダゴンGPでは負傷したジャック・ミラーの代役としてエストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDSから参戦して15位、またオーストラリアGPでは負傷したダニ・ペドロサの代役としてレプソル・ホンダから参戦し、17位でフィニッシュしていた。

    関連:ニッキー・ヘイデンの軌跡 ~ケンタッキー・キッド~

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスがMotoGP フランスGPで今季3勝目を挙げ、ヤマハのグランプリ通算500勝目を達成した。チームメイトのバレンティーノ・ロッシも見事なレースを展開し、トップに立った時には大歓声が上がったが、最終ラップで転倒して戦列を離れた。

    ビニャーレスはポールポジションから好スタートを切りホールショット。そのあとは一瞬、混戦に飲まれたが、第3コーナーで飛び込みヨハン・ザルコに続く2番手に浮上。これをロッシが3番手で追う展開となった。

    そして6周目にビニャーレスはザルコをパスして、ついにトップに浮上。ここからは一気にペースを上げて後続を引き離しにかかる。まさに完璧なリズムで危なげなくトップをキープしていたが、次はロッシが激しい勢いで追い上げてきた。そして一旦はトップの座を明け渡すこととなったが、ビニャーレスは決してあきらめようとはしなかった。最終ラップでロッシが転倒し、ビニャーレスはトップでチェッカーを受けた。2位に3.134秒差をつけて優勝を果たした。

    ロッシはグリッド2番手から好スタート。始めはマルク・マルケス(ホンダ)の後ろの4番手につけ、間もなくこれをパスして3番手に上がった。そしてチームメイトのビニャーレスとともにトップのザルコを追って行く展開。

    12周目、一時マルケスに差を詰められたが、すぐに対応してペースを上げ、このあとは順調にトップ争いへと近づいていった。そして残り5ラップでザルコをパスして2番手に浮上。3ラップ後にはビニャーレスの背後につき、ついにはトップに躍り出た。この時点で残りは2ラップ。ビニャーレスもあきらめず、チームメイト同士のバトルが続くなかでロッシがわずかなミスを犯し、最終ラップで転倒。ゴールラインを通過することはできなかった。

    ビニャーレスは25ポイントを追加し、合計85ポイントでランキングトップに浮上。ロッシは23ポイントの差をつけられて3位に後退した。チーム・ランキングではMovistar Yamaha Moto GPが合計147ポイントとなり、2位に21ポイント差をつけてトップをキープ。またコンストラクターズ・ランキングでも、ヤマハが2位に13ポイント差、合計108ポイントでトップに立っている。

    ザルコがホームGPで2位を獲得し、歴史に名を刻む

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコが最高のパフォーマンス。ル・マン・サーキットで行われた自身のホーム・グランプリで2位を獲得し、MotoGPで初めての表彰台に上った。ザルコはグリッド3番手、フロントローから飛び出してそのまま6ラップまでレースをリード。その後はトップライダーたちを相手に果敢に競り合い、最終的にビニャーレスに続く2位でチェッカーを受けた。

    ザルコのチームメイトのジョナス・フォルガーも7位獲得と健闘。スタートで出遅れて17番手まで後退したが、ハイペースをキープして少しずつ挽回し、レース終盤ではザルコと同等のラップタイムで好走した。次のイタリアGP、ムジェロもこの勢いで自信を持って臨む。

    次回は2週間後、イタリアはムジェロ・サーキットで開催される。

    Movistar Yamaha MotoGP

    マーベリック・ビニャーレス (優勝)
    「レース序盤はヨハン(ザルコ)について行くのが大変でした。彼は本当に速くて、フルタンクの状態ではとてもかないませんでした。とくにコーナー立ち上がりが素晴らしくて、とにかく速いんです。でも後半になると、彼のタイヤのグリップが少しずつ落ち始め、逆に僕のほうは良くなってきました。そしてラップごとにフィーリングが上がって来たんです。そのあとは最後まで、持てる力をすべて出し尽くして走り切りました。正直に言うと、とってもハッピー。本当にうれしいです! チームの仕事も非常に素晴らしかったし、タイヤも最後までしっかり機能してくれました。次のムジェロもこの調子でいきたいですね」

    バレンティーノ・ロッシ (リタイア)
    「非常に残念な結果です。なぜなら今回は、僕らのチームが今季最高の状態にあったからです。ウエット・コンディションでも好調でしたし、とくに決勝は素晴らしかったのです。僕としては、今日は必ずシーズン最高の結果を出せると思っていました。ペースが速かったので大変でしたが、最後はとても気持ちよく乗れていて、フィーリングも良かったのでアタックを仕掛けました。でも最終ラップの第6コーナーでちょっとミスをして遅れてしまい、マーベリックに抜き返されてしまったんです。大きく離されたわけではなかったし、第4セクションは得意な場所なので、この時点でもう一回チャンスがあると思っていたのですが、突然あんなことになってしまいました。どんな状況だったのか、正直なところまったくわかりません。ふつうならフロントに注意するところですが、今日のはリアからの転倒だったのです。いずれにしても僕がミスをしました。その結果がこれです。ポイントを持ち帰ることができなかったことは本当に残念です。何よりも、目の前にあった勝利を逃したことが悔しい。そしてそれによってランキングトップの座も失いました。それでも、このフランスGPの僕は強かったので、悪くなかったと思っています。これからは次のレースのことを考えます。今日と同じように走ることができれば、必ずいい戦いができると思います」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「ヤマハの1-2-3という、夢のようなシナリオを思い描いていました。しかし残念ながら、それは実現しませんでした。それでもわれわれは依然として、このフランスGPに大いなる誇りを感じることができました。ここまでの長い間の努力と貢献によって、ヤマハはグランプリ通算500勝のマイルストーンを達成することができました。マーベリックはこの緊張感のなかで、集中力と熱意、そしてスピードを持ち続けて見事、優勝を果たしました。バレンティーノもともに表彰台に上っていればもっと良かったのですが、最終ラップのほんのわずかなミスが、そのチャンスを奪ってしまいました。それでも”ヤマハ・ファミリー”にとっては誇るべき一日です。バレンティーノの戦いぶりが、このフランスGPを盛り上げ、決して忘れることのできないものにしたのだと思っています。今日のようなエキサイティングなレースが、今後も展開されることを期待しています。そして残りのシーズンもトップを目指して戦い続けていきます」

    Monster Yamaha Tech3

    ヨハン・ザルコ (2位)
    「素晴らしい結果。喜びを表す言葉はいろいろありますが、今日はとにかく”Great!”ということだけです。ソフト・コンパウンドのタイヤを履いてコンディションは完璧でした。ペースには満足できましたし、レースをリードするのは最高の気分でした。心のなかではカタールのことがフラッシュバックしたこともありましたが、やはり、今日はあのときよりも、すべてにおいて優っていたと思います。7周目でビニャーレスに抜かれたあとは、順調に彼について行くことができました。彼は確かに速かったけれど、それが僕を表彰台まで導いてくれたのだと思います。ロッシもまた、とても強かったです。あの時点では3位でも十分に素晴らしいと思っていましたが、ル・マンはコースがタイトでバトルが難しいので、もしも彼らふたりが争えば、何かが起きるかもしれないという気持ちもあったのです。そしてそれが現実になってしまいました。結果はまさに”Super”。とても楽しい一日でした。観客たちが大歓声をあげ、大きなエネルギーが生まれていました。あの時はあまり感じていませんでしたが、今になれば、彼らが僕をあそこまで引き上げてくれたんだと思います。この瞬間を楽しむべきでしょうね。僕はルーキーで、今の僕にとって最も大切なことは、レースを完走してポイントを集めることです。そして今日は20ポイントを獲得することができました。それはとても素晴らしいことなんです。今を大切にし、一戦一戦をエンジョイします。だからこの2位がランキングでも役に立つとするなら、それを喜んで受け入れますよ」

    ジョナス・フォルガー (7位)
    「最終的には、とてもいい一日になりました。とくにヨハンの2位獲得はとてもうれしいことです。僕は、昨日の予選で苦戦してグリッド5列目。でもペースはそれ以上に良かったこともわかっていました。後方からのスタートだったので、序盤は厳しい状況でした。パスはもちろん、リズムを組み立てていくにも予想以上に時間がかかってしまいました。それでも、ひとたびリズムをつかんだらラップタイムも順調に向上していったんです。今の僕がするべきことは、自分自身を見直して、今回のような後方からのスタートを避けるにはどうしたらいいのかを分析、検討することだと思っています。ウイークの初めから終わりまで、もっと強さをキープしなければなりませんし、決勝序盤のペースも上げなければならないでしょう。そのなかでも今回はポイントを獲得し、良い形でウイークを終えることができたと思っています」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「ついにフランスGPが終わりました。そして、誰もが思っているように、私はとても感動し、同時に少し緊張もしています。それはヨハンも同様でしょう。最終的には、われわれが考えていたよりも、ずっと良い形でレースは進んでいきました。ヨハンはいつものように好スタートを切り、見事なペースで最初の6ラップをリード。これはライダーにとっては最高の気分でしょう。われわれはフロント、リアともにソフト・コンパウンドを選択していたため、正直に言えば、少し不安もあったことを認めなければなりません。それに対して最大のライバルとなるファクトリー・ヤマハは、前後ともミディアムを履いていました。昨日までは雨もあって路面温度が上がらなかったので、今日初めて高温を経験し、とくにレース後半は未知の世界と言ってもいいものでした。だからマーベリックがヨハンをパスしたときは、少しほっとしたんです。そうなればヨハンは、マーベリックのどこが速いのか、タイヤの状態はどうなのか、そして、ついて行けるのか、あるいは逃がすべきなのかをしっかり観察すると思ったからです。レースが三分の二ほど終わったころには4番手との差が開き始めて状況が少し好転しました。バレンティーノは近づいていたものの、表彰台の可能性がラップごとに高くなっていきました。その後、後半で速さを見せたバレンティーノが抜いていきましたが、ヨハンは彼に挑戦しようとはせず、ただひたすら、マシンを無事にゴールまで持ち帰り、初めての表彰台を獲得することだけを考えていたんです。その間にも前方では激しいバトルがあり、不運にもバレンティーノが転倒してしまいました。これでヤマハの表彰台独占の夢はついえてしまいました。しかし500勝は達成され、今晩はそのお祝いとともに、われわれはヨハンの表彰台を喜ぶでしょう。しかしその一方で、やはりバレンティーノのリタイアは非常に惜しまれます。一方のジョナスは、とてもよく頑張ってポジションを挽回しましたが、私としてはやはり少し残念です。レース後半、彼は非常に好調で、ヨハンと同等のペースで走り、そしてときにはそれ以上の速さも見せていました。しかし序盤での遅れが響いてしまいました。このようなことが、これまでにも何度かあったのです。スピードは十分に持っているのですから、今後はこの問題を解決していかなければならないでしょう。とは言えこのふたりと、Monster Yamaha Tech3のスタッフ、そして応援してくれた大勢のファンのおかげで、生涯、忘れえない素晴らしい週末になったことは間違いありません」

    関連:【MotoGP】 第5戦 フランスGP 結果:マーベリック・ビニャーレスが優勝

  • 【MotoGP】 ホンダ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    MotoGP 第5戦フランスGPは青空の広がる絶好のコンディションのもとで行われました。最高気温は21℃。3日間を通じて最も暖かい一日となり、熱戦が繰り広げられた。

    その中でダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、13番グリッドからすばらしい追い上げをみせて3位でフィニッシュ。第3戦アメリカズGPでの3位、前戦スペインGPでの優勝に続き、3戦連続で表彰台に立った。

    フリー走行、予選は、雨が降ったり止んだりの不安定な天候で路面コンディションが安定せず、予選ではQ2進出を逃して13番グリッド。今季ワーストグリッドから決勝に挑んだペドロサは、オープニングラップに7番手に浮上すると、前を走るカル・クラッチロー(LCR Honda)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)らと5番手争いのグループを形成した。

    その後、4番手を走るマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が転倒リタイア。最終ラップには2番手を走るバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が転倒したことで、3番手にポジションを上げた。23台が出場して完走が15台という厳しい戦いとなる中、3戦連続で表彰台を獲得したペドロサは、総合4位から総合2位に浮上した。

    予選4番手から決勝に挑んだクラッチローは、序盤は5番手グループの先頭を走るが、中盤以降は思うようにペースが上がらず、ペドロサ、そしてドヴィツィオーゾに先行を許し、5位でチェッカーを受けた。この結果、総合7位は変わらずも、8位以下にリードを築くことに成功した。

    前日のフリー走行と予選で転倒を喫し、リズムを崩したジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、決勝では本来の走りを取り戻し、今季ベストタイの8位でフィニッシュした。ペドロサ、クラッチローらが形成する5番手争いのグループからはじりじりと遅れたが、後続とのリードを広げて着実に走り切った。これで、今季4度目のトップ10フィニッシュ。ランキングでは総合12位から、目標の一つであるトップ10入りを果たした。

    チームメートのティト・ラバトは、22番グリッドから着実に追い上げて11位。総合19位から17位へとランキングを上げた。

    今大会、予選5番手から序盤にトップグループに加わり、その後、4番手を走行したマルク・マルケスは、中盤以降、1分32秒台へとペースを上げたが、18周目の3コーナーで転倒し、リタイアに終わった。今季2度目のノーポイントに終わったマルケスは、総合3位から4位へとポジションダウン。次戦からの巻き返しに期待される。

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 3位)

    「今日の表彰台はとてもうれしいです。5列目グリッドから追い上げるのはとても難しいと分かっていました。最初のシケインを集団の後方で走るのはかなりプレッシャーがありましたね。転倒せずにアグレッシブに、そして落ち着いて速く走るのはメンタルのトレーニングになりました。いいスタートを切って、1コーナーにうまく入り、すぐにいいリズムをつかみました。いくつかポジションを上げて、途中でカル (クラッチロー)と接触もしました。申し訳ないと思っています。わざとではありません。あのコーナーではドヴィ (アンドレア・ドヴィツィオーゾ)をパスしようとしていました。カルをパスするつもりはなかったのですが、彼が少しミスをし、それでラインが少し空いたのでインに入ったら接触しました。深刻なことが起きなくてよかったです。マルクが転倒してからプッシュしましたが、ヤマハ勢には2秒離されていました。チャタリングを感じ始めていたので、ミスをしないよう落ち着いて走りました。今週末は予選でうまくいかず残念でした。でも、チームとともにいい仕事をしています。マシンの感触も徐々に上がっています。引き続き今後のレースでもがんばります」

    カル・クラッチロー (MotoGP 5位)

    「今日はハードコンパウンドのフロントタイヤを選択したので、マシンの切り返しがとても難しく苦戦しました。そのため中速コーナーで、タイムをかなりロスしました。でも、ブレーキングの感触はとてもよく、トップ5でフィニッシュできてうれしいです。転倒に終わった前回のレースのあとだったので、今日の完走は大事なことでした。今日の目標はトップ6でした。ムジェロでもまたトップ6が目標になります。ムジェロを得意とするライダーがたくさんいます。新しいタイヤが僕にもう少し合うことを願っています」

    ジャック・ミラー (MotoGP 8位)

    「今日はほかのライダーたちが問題を抱えていたこともあり、少しラッキーなレースでした。でもレースでは、どんな状況でも最良の結果が出せるようにしなければなりません。今日は、コーナー出口でマシンを起こすのに苦戦したにもかかわらず、いいレースができました。レースでもランキングでもトップ10に入れてうれしいです。でもまだシーズン序盤なので、やることはたくさんあります。FP4で転倒するまではいいレースウイークでした。これから家へ戻り身体を休め、ムジェロではもっと強くなって戻りたいです」

    ティト・ラバト (MotoGP 11位)

    「予選は、変わりやすい天候にマシンを合わせるのに苦戦し、最悪でした。しかし、決勝は順調だったし、今季ベストリザルトとなりました。今日は落ち着いてレースができました。クリアにいろいろと見られるポジションだったし、たくさん学べました。最後はアプリリアやKTM勢の前に出て、アンドレア・イアンノーネ (スズキ)に近づきました。今週のバルセロナでのテストと、その後のムジェロのレースが楽しみです」

    マルク・マルケス (MotoGP リタイア)

    「あまりいい日ではありませんでした。完走することに集中していたので残念です。昨日からフロントの感触があまり快適ではなく、特に最初のセクターは僕とは相性がよくありませんでした。僕のペースがどのくらいなのかということは分かっていたし、今日のヤマハ勢が強いことも分かっていました。目標は4番手か5番手争いでした。そして最後までいい戦いをすることでした。気をつけていたのですが、なぜか突然フロントから転倒しました。このミスは想定外でしたが、幸い、トップとは27ポイント差です。新しいミシュランのフロントタイヤで、もっと自信が持てるようになることを願っています。一生懸命がんばって取り戻さなければなりませんが、この先のレースで、もっといいレースができることを楽しみにしています」

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  • 【MotoGP】 スズキ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    【MotoGP】 スズキ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    MotoGP フランスGP決勝は、週末の悪天候から一転し、晴天のもとでスタートを切り、チームスズキエクスターのアンドレア・イアンノーネとシルバン・ギントーリは、それぞれ10位、15位と、久しぶりにふたりのライダーが揃ってポイントを獲得。

    17番手グリッドからスタートしたイアンノーネは、マシンのセットアップがうまくまとまらないまま、序盤は苦戦を強いられ、なかなかペースアップできなかったものの、中盤から安定したペースでポジションをひとつずつ上げ、10位でチェッカーを受ける。

    GSX−RRでの初レースとなったギントーリは、母国GPを最大限楽しむと共に、チームに貴重なポイントを与え、またレース経験の長いギントーリのフィードバックは、エンジニアにとって大きな収穫となった。

    アンドレア・イアンノーネ (決勝10位)

    「この週末は本当に厳しい状況で、決勝も苦労したけど、僕らのチームは決して諦めていないし、スタッフみんなが頑張り続けてくれているから、毎レース少しずつ良い方向には向かっているよ。実際昨年のタイムと比較すると、今年の方がタイム自体はよくなっているんだけど、他はそれ以上に良くなっているから、僕らはまだ足りないってことだね。今日は決勝でマシンのフィーリングがパーフェクトではなかったために、限界まで攻めることができなかった。でも今はしっかりポイントを獲得することが大切だから、我慢しながら、なんとか10位で終えることを選択したんだ。特に問題だったのはブレーキングで、うまく減速することができないために、オーバーテイクすることができなかった。あとトラクションにも問題があったね。フルタンクの時は特にコントロールが難しくて、レース序盤は全く自信を持って走れなかったので、チームにデータを見てもらい、次戦ムジェロまでには解決してもらうよ。」

    シルバン・ギントーリ (決勝15位)

    「母国レースでポイントを獲得できたことは嬉しいね。この週末、ドライで走る機会はあまりなかったので、その状況を考えれば、今日は上出来だと言っていいと思う。ル・マンでGSX−RRに乗ることはとても楽しい経験だったし、地元の観客からの熱い声援も受けることができ、僕にとっては素晴らしい週末だった。決勝の目標はトップから1分以内でゴールすることで、その目標もほぼ達成できたし、アンドレアからそれほど遅れたわけでもないので、全体的にはポジティブだったと思っているよ。まだまだやるべき課題はたくさんあるし、自分自身ももっとMotoGPに合わせてライディングを変えなくてはいけないと思っている。でもこのチームと一緒に仕事できたことは最高の経験だし、ル・マンをスズキのMotoGPマシンでレースできたことは、本当に大きな夢が叶ったような気持ちだったよ。」

    河内 健 (テクニカルマネージャー)

    「ヘレスに続き、またしてもとても厳しい週末となってしまいました。我々のマシンは、他車と比較するとセットアップの時間をより必要とするようで、今週末は、金曜、土曜の不安定な天候が悪影響し、ふたりのライダーにベストなマシンをレース前に用意してあげることができませんでした。そんな厳しい状況にありながらも、アンドレアは我慢のレースをしてくれ、貴重なポイントをもたらせてくれましたし、シルバンは初めてのレースで、しかもドライの走行時間が少なかったにも関わらず、ベストなパフォーマンスを見せてくれました。ポイントもしっかり獲得してくれましたし、また彼の走行結果は、今後の開発に大変役立つものでした。我々のマシンにも慣れてくれたので、次のレースではさらに結果が期待できると思います。次のムジェロはアンドレアの得意なコースですし、ここから悪い流れを断ち切って、やり直せるように頑張っていきます。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)

    「この週末、天候に翻弄されたのはどのチームも同じだったとは思いますが、我々のチームはその影響が他チーム以上に大きかったようです。その結果、アンドレアにベストなパッケージを用意でききれず、決勝では彼のポテンシャルを発揮できないまま終わってしまいました。しかし、ウィーク中の天候がもっと安定していれば本来のパフォーマンスをもっと発揮できると信じているので、引き続き前を向いて頑張っていきます。我々の実力はこんなものではないはずなので、きっちりとデータを分析し、少しでも早く、ライダーとマシンのポテンシャルを最大限引き出せるよう努力を続けていきます。シルバンは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれましたが、天候さえ安定していたら、さらに高いパフォーマンスが可能だったと思うので、次戦イタリアGPでは、彼のさらなる活躍に期待したいと思っています。」

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  • 【MotoGP】 ドゥカティ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ドゥカティ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    2017 MotoGP第5戦のフランスGPがルマン・ブガッティ・サーキットで開催され、ドゥカティチームのアンドレア・ドヴィツィオーゾが4位でフィニッシュした。

    土曜日の予選で6番手となったドヴィツィオーゾは、2列目からのスタート。ダニ・ペドロサ(ホンダ)やカル・クラッチロー(ホンダ)と6位争いを展開し、残り2周でクラッチローを攻略して4位でチェッカーを受けた。

    最終ラップでバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)がクラッシュし、ウィナーとなったマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)との差は11秒だった。

    チームメイトのホルヘ・ロレンソは予選16番手、6列目からのスタートとなった。オープニングラップ終了時点で13位にポジションを上げると、その後も確実に順位を上げて18周目には7位につけていた。最終ラップで順位をひとつ上げ、6位でフィニッシュラインを通過した。

    第5戦終了時点のライダーズ・ランキングでは、54ポイントのドヴィツィオーゾが6位、38ポイントのロレンソが8位。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) 4位

    「4位というリザルトは悪くない。ペドロサと表彰台争いができたかもしれないが、今日はこれで十分に満足している。レース中盤から若干ペースを落とさざるを得なかったので、今日の順位はおそらく考えられるベストなリザルトだったと思う。前半にいくつかのポイントで攻めすぎたため、右前腕にかなり疲労が蓄積してしまい、スタートからフィニッシュまで同じペースで走ることができなかった。しかし、終盤のペースはかなり良かったので、無理せずに1分33秒台前半のタイムを刻んで、チェッカーまでクラッチローを抑えることができた」

    ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) 6位

    「グリッド・ポジションとウォームアップの走りからすると、今日の結果はかなりポジティブだったと言うべきだろう。ウィナーとの差は非常に大きいし、セクターによってはタイムロスも大きかったが、それなりに安定したペースで周回できたし、ミスも犯さなかった。今日の6位フィニッシュは、ヘレスの表彰台に次ぐベストリザルトだ。いずれにしても、これからもハードワークを継続しなければならない。火曜日にはスペインのカタロニア・サーキットに遠征して、数日間のテストを実施する。ターゲットはもちろん、マシンの改良と熟成だ」

    関連:【MotoGP】 第5戦 フランスGP 結果:マーベリック・ビニャーレスが優勝

  • 【MotoGP】 第5戦 フランスGP 結果:マーベリック・ビニャーレスが優勝

    【MotoGP】 第5戦 フランスGP 結果:マーベリック・ビニャーレスが優勝

    MotoGP 第5戦 フランスGPの決勝が21日(日)、ルマンのブガッティ・サーキットで行われ、マーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ MotoGP)が優勝した。

    ポールポジションからスタートしたマーベリック・ビニャーレスは、終盤、チームメイトのバレンティーノ・ロッシに一時逆転を許したが、再びリードを奪って優勝。ヤマハの500勝目を達成した。

    2位には地元のルーキー、ヨハン・ザルコ(モンスター・ヤマハ・テック3)が最高峰クラスでの初表彰台。3位には13番グリッドからスタートしたダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が続いた。

    ビニャーレスと優勝を争っていたバレンティーノ・ロッシは、最終ラップで転倒リタイア。マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)もレース中盤に単独で転倒してリタイアを喫した。

    チャンピオンシップは、優勝したマーベリック・ビニャーレスが首位に浮上した。ノーポイントに終わったバレンティーノ・ロッシが3位に後退し、ダニ・ペドロサが2位に浮上した。

    2017 MotoGP 第5戦 フランスGP 決勝 結果

    Pos. Num. Rider Team Gap
    1 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP Lap
    2 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 +3.314
    3 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム +7.717
    4 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム +11.223
    5 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ +13.519
    6 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム +24.002
    7 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 +25.733
    8 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS +32.603
    9 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング +45.784
    10 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター +48.332
    11 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS +50.036
    12 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング +52.661
    13 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング +53.179
    14 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ +55.432
    15 50 シルバン・ギュントーリ チーム・スズキ・エクスター +1’06.878
      46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1Lap
      41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 5Laps
      93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 11Laps
      9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 11Laps
      45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 21Laps
      17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 23Laps
      8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 25Laps
      19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 0Lap