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  • F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングが急死

    F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングが急死

    F1レースディレクターを務めてきたチャーリー・ホワイティングが亡くなった。66歳だった。

    FIA(国際自動車連盟)の声明によると、チャーリー・ホワイティングは、オーストラリアGPの週末がスタートする前日に肺塞栓症によって亡くなったという。チャーリー・ホワイティングは3月13日(水))にはアルバートパークのバドックに姿を見せていた。

    FIA会長のジャン・トッドは「チャーリーの死去を知り、非常に深い悲しみを覚えている。チャーリー・ホワイティングは素晴らしいレースディレクターだったし、この素晴らしいスポーツの倫理と精神を具現化するF1の中心的な無類の人物だった」とのコメントを発表。

    「F1はチャーリーという誠実な友人でありカリスマ的な大使を失った。私、FIA、そしてモータースポーツ界全体の想いは、彼の家族、友人、そしてすべてのF11ファンに向けられている」

    チャーリー・ホワイティングは1977年にヘスケスレーシングでF1での仕事を開始し、ブラバムでメカニックとして手腕を発揮。1981年と1983年にネルソン・ピケのドライバーズチャンピオンシップ獲得において重要な役割を果たし、1988年に当時のオーナーであるバーニー・エクレストンが売却するまでチームに残っていた。

    その後、バーニー・エクレストンからの誘いでFIAのテクニカルデリゲートのポジションにつき、1997年からFIAのディレクターおよびセーフティデリゲートを務めていた。

    彼の役割は、グランプリ週末にトラックとマシンの安全性、技術的および手続き上の問題を監督すること、そして、レース自体をスタートさせることを含んでいた。

    チャーリー・ホワイティングは、F1の安全基準の向上を推進することに尽力し、昨年初めにヘイロー導入の原動力となった。

    昨年の講演で、チャーリー・ホワイティングは、ヘイローだけでなく、F1の安全性を高めるための多くの技術的進歩が昨年のベルギーGPでクラッシュしたシャルル・ルクレールを救うことに貢献したと述べた。

    「ヘイローが導入され、それが役割を果たしたことには同意するが、サバイバルセル、側面衝突構造、正面衝突構造、サバイバルセル自体の強度、高いコックピット側、ヘッドレストなど安全性を改善するために行われてきた目に見えないものを忘れてはならない」とチャーリー・ホワイティングはコメント。

    「これらのことはすべて長年にわたって少しずつ行われてきたことであり、それらも結果の一部を演じている」

  • F1 | 2019年のファステストラップポイントの導入をFIAが承認

    F1 | 2019年のファステストラップポイントの導入をFIAが承認

    FIA 世界モータースポーツ評議会は、2019年のF1世界選手権の開幕戦オーストラリアGPからファステストラップを記録したドライバーに1ポイントの“ファステストラップポイント”を付与するというルール変更を承認した。

    今後、レギュレーション変更は、F1コミッションでの電子投票を経て正式に導入が決定される。開幕戦までの時間が迫っていることから、通常とは逆の承認プロセスが採られた。

    この新しい計画は、リバティメディアが実施したファンの調査と研究の結果であり、ショーを盛り上げるためのツールとして考えられている。

    ファステストラップポイントの対象となるのはトップ10でフィニッシュしたドライバーのみとなる。これはレース終盤に周回遅れとなったドライバーが新品タイヤでの“グローリーラン”を敢行するのを防ぐためのルールとなる。

    F1では、世界選手権が発足した初年度となる1950年から1959年までファステストラップタイムを記録したドライバーにポイントが付与されていた。1958年には、フェラーリのマイク・ホーソーンがファステストラップポイントによる1ポイント差でスターリング・モス(ロブ・ウォーカー)を破ってワールドチャンピオンを獲得している。

  • FIA、2019年のF1エントリーリストを正式発表

    FIA、2019年のF1エントリーリストを正式発表

    FIA(国際自動車連盟)は、2019年のF1世界選手権のエントリーリストを正式発表。ザウバーとフォース・インディアのチーム名変更が正式に発表された。

    FIAは昨年12月に公表していた暫定エントリーリストを更新。昨年8月にオーナーシップが変更になったフォース・インディアは、レーシングポイントへのチーム名変更が確定した。

    また、先日の発表通り、ザウバーもアルファロメオ・レーシングにチーム名を変更。シャシー名もアルファロメオ・レーシングに変更され、エントリーを所有している会社はザウバー・モータースポーツとなっている。

    今回のF1エントリーリストの発表により、ザウバーとフォース・インディアの名前がF1グリッドから消えることが決定した。

    また暫定エントリーリストでも公表されていた通り、フェラーリはフィリップ モリス インターナショナルと推進する“Mission Winnow”がチーム名に入り、『Scuderia Ferrari Mission Winnow』として参戦。フィリップ モリスのタイトルスポンサーの代替として機能する。

    ハースF1チームは、エナジードリンク企業のリッチエナジーをタイトルスポンサーに迎えて『Rich Energy Haas F1 Team』として参戦。ウィリアムズは、昨シーズン限りでタイトルスポンサーのマルティーニとの契約が終了し、今季は『Williams Racing』に変更される。

    2019年のF1世界選手権には、ランド・ノリス、ジョージ・ラッセル、アントニオ・ジョビナッツィ、ロバート・クビサ、アレクサンダー・アルボンが新たにグリッドに並ぶ。

    マクラーレンでF1デビューを果たすランド・ノリスは、2014年までマックス・チルトンが使用していた『4』を選択。ウィリアムズでF1デビューを果たすF2チャンピオンのジョージ・ラッセルは『63』を選んだ。

    ザウバーでF1フル参戦を果たすアントニオ・ジョビナッツィは『99』を選択。2017年にパスカル・ウェーレインの代役として2戦に参戦した際は『36』を選択していた。

    2010年以来となるF1復帰を果たすロバート・クビサは『88』を固定ナンバーとして選択した。トロロッソ・ホンダでのF1デビューするアレクサンダー・アルボンは『23』をつけて戦う。

    # Driver’s name Team name chassis engine
    44 Lewis Hamilton Mercedes-AMG Petronas Motorsport Mercedes Mercedes
    77 Valtteri Bottas
    5 Sebastian Vettel Scuderia Ferrari Mission Minnnow Ferrari Ferrari
    16 Charles Leclerc
    33 Max Verstappen Aston Martin Red Bull Racing Red Bull Racing Honda
    10 Pierre Gasly
    3 Daniel Ricciardo Renault F1 Team Renault Renault
    27 Nico Hulkenberg
    8 Romain Grosjean Rich Energy Haas F1 Team Haas Ferrari
    20 Kevin Magnussen
    55 Carlos Sainz Jnr McLaren F1 Team McLaren Renault
    4 Lando Norris
    11 Sergio Perez Mendoza Racing Point F1 Team Racing Point Mercedes
    18 Lance Stroll
    7 Kimi Raikkonen Alfa Romeo Racing Alfa Romeo Racing Ferrari
    99 Antonio Giovinazzi
    26 Daniil Kvyat Red Bull Toro Rosso Honda Scuderia Toro Rosso (STR14) Honda
    23 Alexander Albon
    63 George Russell Williams Racing Williams Mercedes
    88 Robert Kubica
  • FIA | 2019年のF1スーパーライセンスポイントの基準を発表

    FIA | 2019年のF1スーパーライセンスポイントの基準を発表

    FIA(国際自動車連盟)は、F1スーパーライセンス取得に必要なスーパーラインセンスシステムの各カテゴリーの割り当てを変更した。

    F1に参戦するにはスーパーライセンスを取得しなければならない。取得するためには過去3年間でスーパーライセンスポイントを40ポイント点以上獲得しなければならない。

    また、有効な運転免許を持っていること、18歳以上であること、F1のスポーティングレギュレーションに関する知識を有していること、さらには現行あるいは最近のF1マシンで300kmのテスト走行を行うこと、下位フォーミュラに最低でも2年間参戦した経験が必要になる。

    スーパーライセンスポイントが導入された背景には、2014年にはマックス・フェルスタッペンが17歳でトロ・ロッソからF1デビューしたことがある。マックス・フェルスタッペンは、運転免許を持っておらず、ヨーロッパF3選手権を1年戦っただけでのF1へステップアップを果たしていた。

    FIAは毎年スーパーライセンスポイントの基準を見直しているが、今回の変更では、2019年にヨーロッパF3とGP3が統合して新たにスタートするFIA F3選手権を追加。フォーミュラEや世界耐久選手権(WEC)と同じ、チャンピオンには30ポイントが与えられる。ヨーロッパF3選手権の後継となるフォーミュラ・ヨーロピアン・マスターズには25ポイントが与えられる。

    また、日本のスーパーフォーミュラ、SUPER GT、そして、ドイツツーリングカー選手権(DTM)へのポイント割り当てが引き上げられた。近年、海外からのドライバー参戦が増えているスーパーフォーミュラは、チャンピオンに25ポイントを割り当て。また、共通の技術規則“クラス1”を導入し、2019年から交流戦も行われるSUPER GTとDTMは20ポイントに引き上げられた。

    だが、今年まではドライバーは年間2カテゴリーまでポイントを合算することが可能だったが、2019年からは、年間1カテゴリーのみが計上されることが決定。

    今年、スーパーフォーミュラとSUPER GTで2冠を達成した山本尚貴は35ポイントを獲得したが、来年からは2冠を達成したとしても25ポイントしか獲得できないことになる。

    F1 スーパーライセンスポイント

      1st 2nd

    3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th
    FIA Formula 2 40 40 40 30 20 10 8 6 4 3
    Indy Car 40 30 20 10 8 6 4 3 2 1
    FIA Formula 3 30 25 20 10 8 6 4 3 2 1
    FIA Formula E 30 25 20 10 8 6 4 3 2 1
    FIA WEC-LMP1 30 24 20 16 12 10 8 6 4 2
    Formula Regional European Certified by FIA 25 20 15 10 7 5 3 2 1 0
    Formula European Masters 25 20 15 10 7 5 3 2 1 0
    Japanese Super Formula 25
    20
    20
    15
    15
    10
    10
    8
    7
    6
    5
    4
    3 2 1 0
    FIA WEC-LMP2 20 16 12 10 8 6 4 2 0 0
    DTM 20
    15
    16
    12
    12
    10
    10
    7
    7
    5
    5
    3
    3
    2
    2
    1
    1
    0
    0
    Japanese Super GT 20
    15
    16
    12
    12
    10
    10
    7
    7
    5
    5
    3
    3
    2
    2
    1
    1
    0
    0
    Formula Renault Eurocup 18 14 12 10 6 4 3 2 1 0
    FIA F3 Regional
    F3 Regional Asia Cetrifield by FIA
    18
    15
    14
    12
    12
    10
    10
    8
    6
    6
    4
    4
    3
    2
    2
    1
    1
    0
    0
    FIA F3 Regional
    F3 Regional Americas Cetrifield by FIA
    18
    15
    14
    12
    12
    10
    10
    8
    6
    6
    4
    4
    3
    2
    2
    1
    1
    0
    0
    IMSA Prototpe 18
    17
    14 10 8 6 4 2 1 0 0
    FIA WTCC 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
    International Supercars Championship 15
    13
    12
    11
    10
    9
    7
    6
    5
    4
    3 2 1 0 0
    NASCAR Cup 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
    Indy Ligh 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
    National FIA Formula 4 12 10 7 5 3 2 1 0 0 0
    Asian/ELMS Prototype 10 8 6 4 2 0 0 0 0 0
    FIA WEC-LMGT-Pro 10 8 6 4 2 0 0 0 0 0
    FIA WEC-LMGT-Am 10 8 6 4 2 0 0 0 0 0
    IMSA GTLM 10 8 6 4 2 0 0 0 0 0
    Asian Winter Series 10 7 5 3 1 0 0 0 0 0
    National F3 10 7 5 3 1 0 0 0 0 0
    Formula Renault (EuroCup, ALPS, or NEC) 10 7 5 3 1 0 0 0 0 0
    NASCAR National 10 7 5 3 1 0 0 0 0 0
    Formula Mazda 10 7 5 3 1 0 0 0 0 0
    International GT3 Series 6 4 2 0 0 0 0 0 0 0
    CIK-FIA FIA
    Karting World Championships Senior Cat.
    4 3 2 1 0 0 0 0 0 0
    CIK-FIA FIA
    Karting Continental Championships in Senior Cat.
    3 2 1 0 0 0 0 0 0 0
    CIK-FIA FIA
    Karting World Championships in Junior Cat.
    3 2 1 0 0 0 0 0 0 0
    CIK-FIA FIA
    Karting Continental Championships in Junior Cat.
    2 1 0 0 0 0 0 0 0 0
  • FIA表彰式 | ルイス・ハミルトン、2018 F1ワールドチャンピオンを受賞

    FIA表彰式 | ルイス・ハミルトン、2018 F1ワールドチャンピオンを受賞

    2018年のFIA表彰式が12月7日(金)、ロシアのサンクトペテルブルクで行われ、FIA管轄のカテゴリーの上位入賞者にトロフィーが授与された。

    この表彰式は、2011年以降、FIA総会の週で伝統的な閉会式として開催されており、最近ではモナコ、ニューデリー、イスタンブール、ドーハ、ウィーン、パリと各国で執り行われてきた。今年の舞台にはロシアのサンクトペテルブルクが選ばれた。

    2018年のF1世界選手権では、ルイス・ハミルトンが自身5度目となるワールドチャンピオンを獲得。FIAチャンピオンのプレスカンファレンスを体調不良で欠席したハミルトンだが、受賞セレモニーには出席し、F1のCEO兼会長のチェイス・キャリー、FIA会長のジャン・トッドからトロフィーが授与された。

    また、ルイス・ハミルトンは、FIA選手権の永久認定メディアによって投票されるFIA パーソナリティ・オブ・ザ・イヤーにも選出。これまではマックス・フェルスタッペンが3年連続で受賞していた賞となる。

    ルイス・ハミルトンは、コンストラクターズ選手権5連覇を達成したメルセデスのチーム代表トト・ヴォルフとともに檀上に上がった。

    トト・ヴォルフは「今年はこれまでで最もチャレンジングなシーズンであり、我々全員にとって試練の一年だった。チームメンバーの一人一人が腕を磨かなければならなかった」とコメント。

    「我々が両方のタイトルを獲得したという事実はチーム全体の信じられないほどのハードワークの証だ。私はこの成果を非常に誇りに思っており、この選手権に勝つ手助けをしてくれたブリックスワーク、ブラックリー、シュトゥットガルトの全員のためにこのトロフィーを授与することを誇りに持っている」

    「FIA表彰式の素晴らしいことは、多くの異なるモータースポーツのチャンピオンが一堂に会するイベントであることだ。今夜チャンピオンシップトロフィを受け取るために懸命に戦ってきた皆さんを心から祝福したい」

    イベントでは、他のFIA世界選手権のチャンピオンたちにもタイトルが与えられた。

    2019年にウィリアムズでF1デビューするジョージ・ラッセルはFIA F2選手権トロフィー、ジャン・エリック・ベルニュは、初のフォーミュラEタイトルを獲得。WRCではセバスチャン・ベッテルが6連覇。他にもヨハン・クリストファーソン(WRX)、ガブリエル・タルキーニ(WTCR)、ミック・シューマッハ(FIA F3)らトロフィーを受け取った。

    F1世界選手権でルイス・ハミルトンに次ぐ2位と3位でシーズンを終えたフェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンも表彰された。

    Lewis Hamilton - Mercedes AMG F1セバスチャン・ベッテル ジャン・トッド ミック・シューマッハ2018 FIA Champions2018 FIA Prize Giving

  • フェラーリ、FIAの2つ目のセンサー追加による不調を否定

    フェラーリ、FIAの2つ目のセンサー追加による不調を否定

    フェラーリのF1チーム代表マウリツィオ・アリバベーネは、過去数戦での不調が、マシンのバッテリーに設置された新たなFIAのセンダーが原因であるとの報道を否定した。

    序盤はチャンピオンシップをリードする勢いを見せていたフェラーリだが、シンガポールGPとロシアGPではメルセデスのルイス・ハミルトンが2連勝。セバスチャン・ベッテルは2戦とも3位で終えており、ハミルトンとのポイント差は50ポイントまで拡大。チャンピオンシップの可能性は薄れてきている。

    特にシンガポールでのレースは、フェラーリがメルセデスに対してアドバンテージがあると考えられていたため、この結果はサプライズとして受け止められた。

    今シーズン開幕以降、ライバルチームはフェラーリのパワーユニットに疑いの目を向けており、GPSデータからもフェラーリがハイブリッドシステムを通してバッテリーからパワーをデプロイしている区間で大幅なアドバンテージを得ていることが示されていた。

    これを受け、FIAはアゼルバイジャンGPとモナコGPの間にフェラーリのマシンを調査。バッテリーにセンサーを搭載してモニタリングしている。

    フェラーリは、他のパワーユニットメーカーと異なり、バッテリーを1つのユニットではなく2つとして扱っているいるが、FIAはエネルギーのデプロイメントに違法性はないとしている。

    マウリツィオ・アリバベーネは、バッテリーに2つ目のセンサーが追加されていることを認めつつも、それがフェラーリが不調に陥った原因ではないと語った。

    「我々のバッテリーレイアウトは非常に複雑なものであり、FIAから作業の手助けとなるように協力するよう要請され、2つ目のセンサーも追加することに合意した」とマウリツィオ・アリバベーネは RTL にコメント。

    「だが、そのことによりマシンパフォーマンスの変化はない」

    新しいセンサーを追加したことで、直線スピードを失った可能性はあるかと質問されたマウリツィオ・アリバベーネは「直線でdのスピードとは無関係だ」とコメント。

    「シンガポールもロシアも我々の方が速かった。シンガポールでは我々が前にいたし、以前にも言ったように、ロシアではメインのライバルとほとんど変わらなかった」

    一方、マウリツィオ・アリバベーネは、2つ目のセンサーを追加したことがなぜ外部に漏れたのかに疑念を抱いていると語る。

    「2つ目のセンサーについて、公になったことが不思議でならない。言ったように、我々のバッテリーは非常に複雑だが、フェラーリの聡明なプロパティでもある。誰も2つ目のセンサーについて知っている。今後は我々のプロジェクトが全員に知らされることがないよう願っている。深刻な事態になりかねないからね」

  • FIA、F1ロシアGPの予選論争を受けてエンジンペナルティの変更を検討

    FIA、F1ロシアGPの予選論争を受けてエンジンペナルティの変更を検討

    FIA(国際自動車連盟)は、Q2で10台のマシンしか走行せずに論争の的となったF1ロシアGPの予選を受け、パワーユニット交換によるグリッド降格ペナルティの変更を検討している。

    現行レギュレーションでは、15グリッド以上のグリッド降格ペナルティを科せられたドライバーは最後尾からスタートすることになり、複数のドライバーが該当する場合は、ペナルティが発生した順にグリッドの最後に配置される。

    週末前にパワーユニットを交換したドライバーは、フリー走行1回目にピットレーンを出た時点でペナルティが“発生”する。

    このシステムは、昨年、複数のコンポーネントを交換することで、20台のグリッドで60グリッド以上の降格ペナルティという異常な状況が発生したため採用された。

    現在のシステムでは、予選で走行したドライバーにインセンティブが与えられることはないが、一般的にQ1ではドライバーは形式的に走行を行っている。

    F1ロシアGPでは、ペナルティを受けた5名のドライバのうち、3名がQ2に進出したが、タイヤやエンジンのマイレージを無駄にしないために3名全員がQ2で走行を行わなかった。また、ルノーは自由にタイヤを選択できる6列目グリッドが保証されるため、Q2で走行しないことを選択した。

    現在、FIAはペナルティを科せられたドライバーがセッションでフルに参加することを促すために、予選のタイム準備にドライバーを並べることを検討している。

    この変更によって、良いグリッドポジションを獲得するためにフリー走行1回目の開始前にピットレーン出口に早めに並ぶという奇妙な光景もストップさせることになる。実際、F1ロシアGPではグリッド降格を受けるフェルナンド・アロンソに代わって走行を担当したランド・ノリスが20分前からピットレーン出口に並んでいた。

    FIAのF1レースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは「誰もどのようなことが起こるか予見できなかったと思う」とコメント。

    「まったく同じペナルティを科せられる5名のドライバーがいる場合、彼らがどのような順番で並ぶかを確立させなければならない。別の方法もあると思うが、いくつかのチームと話をしている」

    「ピットの出口にクルマが並ぶような滑稽な方法でそのような状況がさらに悪化するのではなく、5名のドライバーがいた場合、彼らの予選順位で後方に並べることになるだろう」

    「それは実際に走行したドライバーにインセンティブを与え、少なくとも彼らはできる限り高いグリッドを獲得しようとするだろう」

    チャーリー・ホワイティングは、それらの計画の投票が行われる可能性は“かなり高い”としているが、「まだ我々が考えていない欠点があるかもしれない。比較的新しいアイデアだ」と付け加えた。

    F1のスポーティングディレクターを務めるザク・ブラウンもF1は「わかりやすく、最高のショーを生み出すルールを目指さなければならない」と同意する。

    また、ザク・ブラウンは、ルイス・ハミルトンが遅いが耐久性の高いウルトラソフトをスタートをするためにQ2でハイパーソフトでの走行の最後にバックオフしたのは“ショーにとって間違いなく良くないこと”だと語った。

    ロス・ブラウンは、最近発表された予選をQ4まで拡大するというアイデアが、F1が常に潜在的な変更を評価する必要性があることの良い例だと述べた。

    「2019年の導入について合意に至ってはいないが、議論の種は捲かれたので、今後それらを成長させていく必要がある」

  • 【WEC】 スパ6時間レース 予選:トヨタ7号車がポールポジション獲得

    【WEC】 スパ6時間レース 予選:トヨタ7号車がポールポジション獲得

    2018/2019シーズンのFIA 世界耐久選手権(WEC)が開幕戦 スパ・フランコルシャン6時間レースの予選が行われ、トヨタ・TS050 HYBRIDの7号車(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)がポールポジションを獲得した。

    予選は2度の赤旗が出る波乱の展開。SMPレーシング/BRエンジニアリングBR1・AERの17号車がコース上にストップ。その後、ドラゴンスピード/BRエンジニアリングBR1・ギブソンのピエトロ・フィッティパルディがオー・ルージュで大クラッシュ。2度目の赤旗中断となった。

    ポールポジションを獲得したのはトヨタ・TS050 HYBRIDの7号車。マイク・コンウエイが1分54秒679、小林可夢偉が1分54秒488を記録し、平均タイム1分54秒583で最速タイムをマークした。

    2番手はトヨタ・TS050 HYBRIDの8号車。フェルナンド・アロンソが最初にアタックして1分55秒143を記録。続いて中嶋一貴が1分54秒781を記録し、0.379秒差となる平均タイム1分54秒962をマークした。

    プライベーターのトップとなる3番手は1.842秒差でレベリオン・レーシング/レベリオンR13・ギブソンの1号車。4番手にもシスターカーの3号車が続いた。

    LMP2クラスはシグナテック・アルピーヌ・マットムートの36号車、GTE Proクラスはフォード・チップ・ガナッシ・チームUK/フォードGTの67号車、GTE Amクラスはデンプシー-プロトン・レーシング/ポルシェ911 RSRの777号車がポールポジションを獲得した。

    WEC 第1戦 スパ6時間 予選 結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 ベストタイム
    1 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1分54秒582
    2 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1分54秒962
    3 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    1分56秒425
    4 3 マティアス・ベシェ
    トーマス・ローレン
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    1分56秒992
    5 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    1分58秒247
    6 4 オリバー・ウェッブ
    ドミニク・クライハマー
    トム・ディルマン
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
    1分58秒697
    7 10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    ピエトロ・フィッティパルディ
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    1分59秒158
      17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    マテヴォス・イサアキャン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
     

    関連:【WEC】 ポール獲得のトヨタ7号車が車両規定違反で予選タイム抹消

  • 【WEC】 トヨタ:開幕戦スパ6時間の初日を順調にスタート

    【WEC】 トヨタ:開幕戦スパ6時間の初日を順調にスタート

    2018年-2019年にかけて戦われるFIA 世界耐久選手権(WEC)の“スーパーシーズン”が5月3日(木)にベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで幕を開け、初日は2度の公式練習走行が行われた。

    TOYOTA GAZOO Racingは、昨年から続く連勝を目指し、新たなシーズン開幕戦の初日をトップタイムという素晴らしい形でスタートした。

    TOYOTA GAZOO Racingは昨年、終盤の3戦を制してシーズンを締めくくり、11月の最終戦以来となるレースの現場に戻ってきました。3日は、晴れ渡ったスパ・フランコルシャンで、2度にわたる90分間の公式練習走行セッションが行われた。

    マイク・コンウェイと小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3名が駆るTS050 HYBRID 7号車が、この日を通しての総合トップタイムとなる1分56秒172をマーク。昨年ここスパで勝利を挙げたセバスチャン・ブエミと中嶋一貴のコンビに、新たにフェルナンド・アロンソが加わった8号車はチームメイトと0.643秒差の2番手につけた。

    この日の総合順位に関しては1周でのベストタイムを記録したものに過ぎず、一日を通してのラップタイムを見る限り、土曜日の決勝レースにおいてこれまでで最多となる10台で争われるLMP1クラスは、予想よりも接戦になるものと思われる。

    新しいシーズンを迎えたWECにおいて、クラス唯一のハイブリッド車両として参戦するTS050 HYBRIDは、1周あたり49%多い燃料と、37.5%多い瞬間燃料流量、そして45kg軽量なガソリンエンジンのライバル勢に立ち向かわなくてはならない。

    WECへの挑戦は、トヨタにとって「もっといいクルマづくり」の一環であり、超高効率のパワートレーンの開発という前例のない挑戦に臨む。今日の公式練習セッションは、ライバル勢とのパフォーマンスを確認する最初の機会となった。

    WECの歴史において、スパが開幕戦の舞台となるのは初めて。これは次戦ル・マン24時間レースへ向けた実戦での準備の機会が、僅か1戦しか無いということを意味する。そのため、TOYOTA GAZOO Racingはこのスパ6時間レースに、ル・マンで使用するのと同じ低ダウンフォース空力仕様のTS050 HYBRIDを2台投入した。

    初日の2回に渡る90分間の公式練習セッションは、土曜日のスパ6時間レースだけでなく、シーズンのハイライトとなるル・マン24時間レースへ向けた重要な最初の走行機会となる。チームは寸分の無駄も許されることなく空力やメカニカルなセットアップ作業をこなし、3種類のタイヤの評価も行った。

    トヨタは冬季オフシーズン中に通算25,000kmを超えるテスト走行をこなしてきたが、スパで走行するのはほぼ1年ぶり。2017年5月末のル・マンへ向けたシェイクダウン以来となる。このため、2台の走行は、その全てが決勝レースへ向けての信頼性及びパフォーマンスの確認において非常に重要なもので、2度目のセッションが赤旗中断で遮られたにもかかわらず、チームはこの日1日で通算133周、931kmを走破した。

    チームは明日の1時間に渡る最終練習走行で更なる車両の熟成を進め、25分間で行われる予選セッションに全力で挑む。

    TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
    公式練習1回目 : 2番手 (1分58秒629), 36周
    公式練習2回目 : 1番手 (1分56秒172), 29周

    TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
    公式練習1回目 : 1番手 (1分58秒392), 35周
    公式練習2回目 : 2番手 (1分56秒815), 33周

    小林可夢偉(7号車):
    スパのような素晴らしいコースで、シーズンのスタートを迎えることが出来て嬉しいです。今日は典型的なレースウィーク初日となりました。我々は幾つかのテストメニューをこなし、バランスなど幾つかの面で改善を進めました。素晴らしいTS050 HYBRIDですが、決勝レースで更なるパフォーマンスを引き出すために、明日も改善を進めていかなくてはなりません。今日は順調なスタートを切ることが出来たので、明日以降も楽しみです。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    世界でも屈指のサーキットのひとつである、ここスパ・フランコルシャンでまたレースができることを嬉しく思います。クルマがまるで生きているかのように感じられました。今日一日、とても良い状況でしたし、車両セッティングは、最初の練習走行から良い方向へ改善できたと思います。クルマはかなり良い状態ですが、まだ改良できます。最高の状態にするために、明日もいくつかのメニューを着実にこなしたいと思います。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    心待ちにしていたシーズン開幕を迎え、再びレースに戻ってくることが出来てとても嬉しく思います。私にとっては、TS050 HYBRIDでスパを走る初めての機会となりましたが、本当に楽しめました。ここスパに向け、テストでこなしてきたことが効を奏し、今日一日で大きな進歩を遂げることが出来ました。TS050 HYBRIDの仕上がりは順調で、今から決勝レースを戦うのが楽しみです。

    中嶋一貴(8号車):
    とても上手くいった一日でした。車両バランスでもう少し改善したい部分がありますが、概ね問題はなく運転を楽しめました。私自身は今日あまり多くの周回は出来ませんでしたが、それも耐久レースの宿命です。もっと運転したかったと思う気持ちがあるのは、車両の調整が上手くいっている証拠でしょう。新しいシーズンのスタートを迎える準備が整ったと思えて、気分が高揚します。明日の予選で新しいライバル勢との戦いをお見せしましょう。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    良い一日でした。晴天のスパを楽しみました。長い冬のオフシーズンを経て、またレースが出来ることを幸せに思います。フェルナンドとの初めての公式セッションは本当に楽しかったです。車両を納得いくレベルに仕上げることが出来たと思います。今日の練習走行で良いデータを得ることが出来たので、明日の方向性も掴めました。全般的にとてもポジティブな1日でした。

    フェルナンド・アロンソ(8号車):
    本日の走行は実りのあるものとなりました。2つのセッションで様々なことを試しましたが、2回の公式練習走行を走り込むにしたがって車両のバランスの改善が進み、フィーリングが非常に良くなりました。TS050 HYBRIDはスパに合っていて、コーナーからの脱出、特にオー・ルージュを駆け上がる時のハイブリッド・ブーストによる加速は最高です。タイヤも終始安定していました。明日も今日と同じように良い日になることを期待しています。

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    【WEC】 トヨタ、2018年型『TS050 HYBRID』を公開

    トヨタは、2018/19シーズンのFIA 世界耐久選手権(WEC)に参戦するLMP1カー『TS050 HYBRID』を公開した。

    今季のWECは“スーパーシーズン”となり、第1戦スパ・フランコルシャン(2018年5月5日)から始まり、2019年の第8戦ル・マン24時間(2019年6月15・16日)が最終戦となる。ル・マン24時間レースは第2戦(2018年6月16・17日)及び第8戦(2019年6月15・16日)、富士6時間レースは第4戦(10月21日)で開催される。

    トヨタは、TMGを本拠にTOYOTA GAZOO Racingとして、2台の改良型「TS050 HYBRID」で参戦する。タイヤはミシュラン製を使用する。

    日本の東富士研究所で開発されたTHS-R(TOYOTA Hybrid System-Racing)は、これまでの四輪回生/力行システムを踏襲しつつ、エンジン、モーター/ジェネレーター、バッテリー等に更なる信頼性向上が図られている。また、この活動で得られた技術は、量産ハイブリッド車やEV車開発へと活かされる。

    ドライバーは、#7号車がマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス、#8号車がセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴に新たにフェルナンド・アロンソを加えた組合せでWEC全戦に出場予定。また、アンソニー・デビッドソンはリザーブドライバーとして引き続きチームに所属する。

    チーム名:TOYOTA GAZOO Racing
    車両:TS050 HYBRID

    No. ドライバー
    7 マイク・コンウェイ(Mike Conway イギリス)
    小林 可夢偉(Kamui Kobayashi 日本)
    ホセ・マリア・ロペス(Jose Maria Lopez アルゼンチン)
    8 セバスチャン・ブエミ(Sebastien Buemi スイス)
    中嶋 一貴(Kazuki Nakajima 日本)
    フェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso スペイン)