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  • ティモ・グロック、F1スペインGPを振り返る

    ティモ・グロック、F1スペインGPを振り返る

    ティモ・グロックが、F1スペインGPを振り返った。トヨタは、開幕戦からの連続記録が途切れ、優位性が失われたようにも見えたが、グロックはトヨタの巻き返しに信頼を寄せる。

    スペインGPの週末を総括してもらえますか?
    一筋縄ではいかない週末で、最後は本当に期待外れとなってしまった。我々はスペインGPにもっと多くのことを期待していたから、10位という結果は予想を遥かに下回るものだった。今回のレース中の我々のパフォーマンスは、明らかにシーズン序盤の我々が示した高い基準に達していなかった。しかし、我々はここから先の各レースに対応すべく全力で仕事を進めている。

    チームがスペインに持ち込んだアップデートパッケージについては如何ですか?
    ケルンにいるみんなは、幾つものアップグレードをクルマに施すため、信じられないくらい一生懸命に仕事をしてくれた。僕は彼らのそうした多大な努力に感謝している。こうした作業にどれ程の手数がかかっているのかを目の当たりにすると、チームのみんなの献身的に仕事に打ち込む姿勢を本当にありがたいと実感できるんだ。今回は機械的な部分と空力部分でのアップデートがあり、金曜日にこれらをテストした。テストが禁止されている今年は例年とは少し状況が違い、新しいパーツは金曜日に試さなければならない。元々金曜日はセットアップとタイヤと戦略のチェックで忙しいんだけどね。最終的に、空力のアップデートパッケージは使わないことにしたものの、機械部分の新パーツの幾つかは実際に使用した。

    トヨタと比較して、他チームが一歩前進してしまったのでは、という不安を感じていますか?
    スペインではやや優位性を失ったように見えたが、でもチームはクルマを開発するために本当に懸命に仕事をしているし、近い将来に更なるアップグレードもある。昨年は、シーズンが進むと共に継続的に改善を続け、最終戦は我々が一番競争力を発揮できたレースの1つとなった。このことは、シーズン中に他チームとのギャップを縮めていく能力が我々にあることを証明している。もちろんこれは挑戦と言えるし、時には予想通りに物事が結果に繋がらないこともある。でも我々は、クルマのあらゆる部分の開発を続けていかなければならないことを自覚している。他チームも同じことをしているわけだからね。我々にはそれを実行する決意と潜在能力が備わっている。

    予選でトップ6入りを果たした後、状況は良さそうに見えたのですが、レースでは何が起こったのでしょう?
    我々はかなり攻撃的な戦略を採り、3列目からスタートして間違いなくポイントが獲れるだろうと考えていたが、残念なことに、スタートが思うようにいかなかった。マシンが適切にグリッドから走り出すことができず、このため僕は幾つか順位を失い、その後ターン2で大混乱が起こった。ヤルノがこれに巻き込まれ、彼はニコ(ロズベルグ)に芝生へ押し出されてしまった。その後、僕は第1スティントの間ずっとニコの後ろに捕まってしまった。本当ならもっと速く走れたものだが、追い越しを仕掛けられるくらいの距離まで彼に近づくことができなかった。僕が採っていた戦略を考えると、これが僕のレースでのチャンスに大きなダメージを与えてしまったと言える。

    レース中の追い越しは可能でしたか?
    追い越しはとても難しかった。ニコのスリップストリームに入る度に、僕のクルマのタイヤのグリップが失われ、このためどうしても彼に十分に近づけなかった。レースの終盤にかけて、僕はルイス(ハミルトン)にプレッシャーをかけ続けていたが、この時も同じ状況だった。僕は彼よりも速かったのだが、追い越しはとにかく本当に難しかった。そうした状況にいたのは僕だけじゃなかった。レースの最後のフェリペ(マッサ)が絡んだ状況を除けば、レース中の追い越しは多くなかった。

    モナコに向けて、抱負はいかがですか?
    もちろん一番の目標はポイント圏内に戻ること、そして願わくは再び表彰台目指して戦うことだ。個人的には、特に変わったことのない週末になるといいと思っている。ここまでピットレーンからのスタートが2度あり、また、天候に関して幾つか問題もあった。これは、興味深いシーズンのスタートを切ったと言ってもいいだろうね。

    モナコはあなたにとって特別なレースですか?
    モナコは本当に気に入っているけれど、でも一番鮮烈に記憶に残っていることを思い出すと、ちょっと複雑な気持ちになるんだ。2006年にGP2に参戦するためヨーロッパに戻って来た頃、僕はベストなクルマに乗れず、シーズンのスタートは厳しいものになった。モナコでは17番手からスタートして4位まで順位を上げ、僕にとって状況がようやくかなり好転して来たように見えた。ところがギアボックスに問題が生じ、リタイヤしなければならなかった。あれは本当にどん底の瞬間だったし、当時は本当に自分がF1に戻れるのかどうか、真剣に自問していた。でも、嬉しいことに、その時のパフォーマンスが評価され、同じくGP2に参戦している“iSport”からドライブのオファーが届いたんだ。彼らのチームから参戦した初戦で僕は2位を獲得し、そして全てが変わった。キャリアの転機になった瞬間がモナコだったんだ。

  • フェラーリ、2010年のF1撤退を示唆

    フェラーリ、2010年のF1撤退を示唆

    フェラーリは、論争となっている予算キャップ制に反対し、F1からの撤退を警告した。

    すでに、トヨタ、BMWザウバー、レッドブルが2010年のF1に参加しない意を唱えているが、F1で最も歴史の長いフェラーリもボイコットの姿勢を示した。いずれは他のFOTAメンバーもこれに従うとされている。

    FIAが設定した5月29日の提出期限までに2010年のF1世界選手権に正式に申請するのは、ブラウンGP、ウィリアムズ、フォース・インディアのみとみられている。

    フェラーリは、12日(火)に取締役会を開き、声明を発表。「フェラーリは、FIAの示す新規約に反対し、2010年ワールドチャンピオンシップにマシンを参戦させないことを発表する」と述べた。

    他チームとは異なり、2008年コンストラクターズチャンピオンのフェラーリは、予算制限のアイデアに基本的に反対しているが、最も混乱を引き起こしているのは来年の「2段階」の規約部分である。

    また、マクラーレンの“ライゲート”の調査のために開催されたFIA会議において、予算制限案を通過させるという例外的な方法も不満の一因であるとされている。

    フェラーリは「全チームに同じ規約、規約の安定性、系統的かつ漸進的なコスト削減に対するFOTAの努力の継続、管理などが将来の優先事項である」としている。

    「これら欠くことのできない原則が尊重されないのであれば、もしくは2010年向けに採用された規則が変更されないのであれば、フェラーリは来年のF1世界選手権に加わる意思はない」

    関連:
    キミ・ライコネン 「フェラーリのいないF1は想像できない」 - 2009年5月14日
    フェリペ・マッサ 「フェラーリはF1を離れてもフェラーリ」 - 2009年5月14日
    フェラーリ、F1撤退宣言へのファンの支持に感謝 - 2009年5月14日
    F1 2010年 レギュレーション

  • ニコ・ロズベルグ、他チームとの交渉を開始

    ニコ・ロズベルグ、他チームとの交渉を開始

    ニコ・ロズベルグは、すでに2010年の彼の選択肢を考えていることを認めた。

    2006年にウィリアムズでF1キャリアをスタートしたロズベルグだが、フランク・ウィリアムズは、2007年シーズン終了後の2月に、マクラーレンがルイス・ハミルトンのチームメイトとしてロズベルグとサインするために“堂々とした規模”のオファーをしてきたことを認めている。

    しかし、ロズベルグはウィリアムズとの契約を2年間延長した。そして、契約は今シーズン末で満了する。

    ロズベルグは今年初め、ウィリアムズに残留するか、他に移籍するかの決定において2009年のチームの状態が重要になると語っており、少なくとも2010年には“レースに勝てるクルマ”に乗りたいと考えている。

    「今、それを考えている。来年、どんな可能性があるか頭の中でイメージを構築しようとしている」

    ロズベルグは、ウィリアムズが居心地のよいチームであることを認めるが、レースに勝てるクルマに乗りたいとも主張する。

    「このチームが本当に心地よいのは事実だ。彼らは僕をサポートしてくれているし、僕たちは一緒に成長している。だから、ここでのフィーリングは素晴らしいものだ。一緒にマシンを開発することは素晴らしいし、残留できるなら最高だと思う」

    「今、レースに勝てるクルマを持っていれば素晴らしいけど、F1では2つのチームだけが勝てるマシンを持っている」

    「だから、忍耐強くなければならない。遅かれ早かれ、それに値するものが得られるのであれば、来年は僕のキャリアにとって重要になるだろう」

    「長期的な解決策を見つけたい。正しい決定が重要になる」

    ロズベルグは、今年のウィリアムズの進歩に励まされたと語り、ヨーロッパの開幕戦であるスペインGPでの彼のスピートは、残りのシーズンの良い前兆であると考えている。

    「開発については、他のチームと間違いなく競争できているし、僕たちの場所を維持するチャンスがあり、もう少し良くなるかもしれないので、今回のトラックのでポジションはとても励みになった。だから、問題はないよ」

    「良いプラットフォームだ。彼らは再びこのポジションにいるために開発において素晴らしい仕事をした。だから、OKだよ」

    「冬の間、彼らは良いクルマを作れることを証明した。彼らは最初の数レースを通して、うまく発展した。だから、様子を見てみるつもりだ」

    そう語るロズベルグだが、すでに来年の選択肢について他チームとの交渉は始めているとみられている。

    ウィリアムズは、有望なシーズンのスタートを迎えたが、ロズベルグは現在5レースを終えた時点で4.5ポイントに終わっている。

  • フェラーリ取締役会、F1での将来を審議

    フェラーリ取締役会、F1での将来を審議

    フェラーリは、フェラーリの取締役会が12日にF1での将来を審議する予定であることを発表した。

    2010年からの予算キャップ導入を提案するFIAとF1チームの緊張関係が高まるなか、フェラーリは月曜日に声明を発表。フェラーリの取締役会において、現在の状況と将来のF1への関与を分析する予定であることを明らかにした。

    フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーロモ会長は、予算キャップの導入がF1にダメージを与えると考えており、FIAのマックス・モズレー会長と激しく対立している。

    マックス・モズレーは今月始め、1950年からF1に参加している唯一のチームであるフェラーリがいなくても、F1は存続するだろうと語っている。

    関連:F1 2010年 レギュレーション

  • ウィリアムズ、2010年のF1エントリー提出の意向

    ウィリアムズ、2010年のF1エントリー提出の意向

    フランク・ウィリアムズは、ウィリアムズが2010年のF1世界選手権への参加をボイコットするという脅迫には加わっていないことを認めた。

    FIAが導入しようとしている4,000万ポンドの予算キャップに対し、トヨタとレッドブルはすでにF1不参戦を警告しており、その他のビックチームもFOTAの次の会議の結果に従うとみられている。

    しかし、ウィリアムズ、ブラウンGP、フォース・インディアのようなF1がコアビジネスである小さなチームにとっては、その動きに賛同することは、存続のためにあまりにリスクが大きい。

    2010年のチームエントリーの最終期限について聞かれたフランク・ウィリアムズは「我々はレースをする。それ以外に何ができる」と語っている。

    関連:F1 2010年 レギュレーション

  • ステファノ・ドメニカリ、フェラーリ代表の辞任も考慮

    ステファノ・ドメニカリ、フェラーリ代表の辞任も考慮

    フェラーリのチーム代表を務めるステファノ・ドメニカリは、チームが危機から脱することができるのであれば、フェラーリのチーム代表を退くことも考慮することを明らかにした。

    スペインGPでマシンのパフォーマンスは改善されたフェラーリだが、再び信頼性と戦略的なミスを犯し、チーム体制の弱さを露呈させた。

    ステファノ・ドメニカリは、必要に応じては、チーム代表の辞任も考えていることを認めた。

    「私に問題があるとは思っていない。しかし、必要であれば地位を譲るつもりだ」

    F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンは、バルセロナでフェラーリの新しいチーム代表に問題があると考えていることを漏らしている。

    「ジャン・トッドが去り、トッドが来る前の状況に戻ったような感じだ」

  • スーパーアグリ、F1復帰を否定

    スーパーアグリ、F1復帰を否定

    スーパーアグリの元共同オーナーである秋田史は、スーパーアグリがF1復帰するとの噂を否定した。

    FIAが、2010年からF1に4,000万ポンドの予算キャップを導入することを発表したのを受け、スーパーアグリの元チーム代表である鈴木亜久里は「体力的に可能であれば、F1に戻りたい」とコメントしていた。

    しかし、秋田は適切な予算キャップが導入されたとしても、スーパーアグリ復活に必要な資金を集めることは不可能だろうと語る。

    「まったくチャンスではない。たとえ世界的な財政危機とそれによる日本経済への影響がなかったとしても、我々にその余裕はなかっただろう」

    「我々は継続するリソースがなくて、すでに一度撤退している。たとえ我々が6,000万ポンド持っていたとしても、再びゼロからスタートしなければならない」

    秋田はまた、前出の鈴木亜久里の引用も真実ではないと語る。

    「それらの新聞報道がどこから出てきたのはわからない。亜久里は復帰するチャンスがないとも言っていた」

  • レッドブルも2010年のF1不参戦を示唆

    レッドブルも2010年のF1不参戦を示唆

    トヨタとBMWザウバーに続き、レッドブルも2010年から導入される予算キャップに反対。F1撤退の可能性を示唆した。

    FIAが提案した予算キャップでは、受け入れたチームと受け入れないチームとで2つのテクニカルレギュレーションが存在することになり、トヨタとBMWザウバーはすでにこのルールが強制されるのであれば、2010年のF1にエントリーしないとの態度を表明している。

    レッドブルもこの「2段階」のF1になりかねない予算キャップを非難。2010年のエントリーを提出しない可能性を示唆した。

    レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツは、「現時点での条件では、来年チームを参戦させるわけにはいかない」と語る。

    「現在のチームで残るのは、2〜3チームくらいだろう」

    関連:F1 2010年 レギュレーション

  • フェリペ・マッサ 「燃料ミスは給油マシンの問題」

    フェリペ・マッサ 「燃料ミスは給油マシンの問題」

    フェリペ・マッサは、スペインGPでの燃料ミスは、計算が問題だったのではなく、給油マシンに問題があったと語る。そして、すでに今季のチャンピオンシップ獲得の可能性がなくなったと考えていることを明らかにした。

    スタートで3番手に順位をあげたマッサは、ピットストップでマーク・ウェバーに抜かされはしたが、抜きにくいバルセロナでベッテルを抑えて4位でフィニッシュできる可能性があった。

    しかし、最後のピットストップを終えたマッサにはレースを走り切るだけの燃料が入っていなかった。燃料をセーブして走行せざるを得なかったマッサは、ベッテルを先に行かせ、最終ラップでは、直前まで12秒以上のギャップがあったフェルナンド・アロンソにオーバーテイクされた。

    レースを終えたマッサは、それがチームの計算ミスではなく、給油マシンに問題があったことを明らかにした。

    「計算に問題はなかった。機械に問題があったんだ。でも、その問題が人間の問題ないのか、機械がなのかはわからない。何が問題かを分析する必要がある。とてもイライラしたよ」

    「レースを戦っているのに、後退しなければならなかったんだ。最後の走行ではすでに燃料をセーブしていたけど、十分ではなかった。だから、実際に後退して、ベッテルを行かせなければならなかった。アロンソにもポジションを奪われ、ニックにもほぼ奪われかけていた。かなりイライラしていたよ」

    ジェンソン・バトンが5レースで4勝を挙げているのに対し、これまで3ポイントしか獲得できていないマッサは、すでにチャンピオン争いの可能性はなくなったと考えていることを明らかにした。

    「チャンピオンシップ? いいや、それはないね」とマッサは語る。

    「僕たちは現実的にならなければならない。5レースを終えて、彼らは4勝している」

    「たとえ僕たちが大幅に改善して、コンマ3〜4秒彼らの前にいったとしても、彼らはポイントを獲るだろう。だから、忘れてくれ」

  • F1スペインGP決勝 (ドライバーコメント)

    F1スペインGP決勝 (ドライバーコメント)

    FORMULA 1 GRAN PREMIO DE ESPANA TELEFONICA 2009

    1位 ジェンソン・バトン (ブラウンGP)
    「ここでは3ストップ戦略の方が速いと考えていたし、昨日のQ3では、その燃料だった。ポールから良いスタートをしたけど、ルーベンスが完全な好スタートを切っていて、彼を抑えることができなかった。リードを失ってしまい、ロズベルグの後ろを捕えられるように、2ストップ戦略に変更する決断をした。最初のピットストップのあと、マシンは燃料搭載量によりとても重く感じたけど、戦略をうまく働かせるために、最後の2つのスティントは本当にハードに働いた。勝てたことは少し予想外だけど、もっと多く成功を続けたい。今日、ルーベンスが優勝できなかったのは残念し、彼は僕が金曜日に直面した問題を克服するのを週末ずっと助けてくれた。彼の番はきっと来るよ。チーム内は素晴らしいフィーリングだし、こんなに素晴らしいクルマを作ってくれた彼らを誇りに思う。ブラックリーのファクトリーのみんな、そしてノベルト・ハウグとメルセデス・ベンツ ハイパフォーマンス・エンジンズに本当に感謝している。彼らは困難な時もチームをサポートしてくれたし、彼らなしでは達成できなかっただろう」

    2位 ルーベンス・バリチェロ (ブラウンGP)
    「レース序盤は本当に良かったし、素晴らしいスタートを切って、セバスチャンとジェンソンをオーバーテイクして、ターン1とセーフティカーピリオドでレースをリードできた。最初のスティントでのマシンのフィーリングは本当に良かったし、最初のピットストップでニコの前でトラックに戻ることができ、レースはうまくっていた。ジェンソンが戦略が変えたときはかなり驚いたし、戦略を働かせるために全力で行かなければならないことがわかった。でも、3つ目のタイヤセットに苦労して、ジェンソンの前に居続けられるラップタイムを得ることができなかった。今日は、ジェンソンとチームにとっては良い結果だけど、こんな素晴らしい週末のあとでレースに勝てないなんてがっかりだ。でも、僕はポジティブな男だし、僕の優勝がすぐにやってくると確信している」

    3位 マーク・ウェバー (レッドブル)
    「再び表彰台に立つことができて嬉しい。チームにはおもしろい心理的な変化がある。昨年度はポイント獲得だけでも満足だったのに、今では毎回表彰台が欲しいんだ!仕事はすごくハードだ。深夜にまで及ぶ作業で連続で、チームのメンバーも疲れ切っている。今日はセバスチャンの方が渋滞のトラブルが多かったが、チームのおかげでぼくたちはフィニッシュまでこぎ着け大量得点を果たすことができた。素晴らしい結果だ。とても長い第2スティントだったが、クルマに関しては第1スティントよりも満足していた。最後の10周はタイヤがほとんどダメになっていたけどね。フィリペの方が1ラップ長くなることが分かっていたし、彼のドライビングがぼくのレースのカギを握っていたので、第2スティントを長く取ることを計画した。マッサから開放される必用があったので、第2スティントがカギだった。自分のドライビングにはとても満足できたし、クルマも素晴らしかった。モナコは今回のレースよりも接戦になると思うが、クルマへの厳しい試練であるこのサーキットでのパフォーマンスを考えると、トルコやシルバーストンといったレースは期待できると思う。レッドブルもルノーも最高の仕事をしてくれた」

    4位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
    「ぼくのスタートはベストではなかった。第1コーナーまでにはルーベンス(バリチェロ)がトップ、ぼくは4位になっていた。ここでポジションをいくつか落としたこと、特にマッサに抜かれたのが痛かった。その後は、レースのほとんど最後まで彼の後ろから抜け出すことができなかった。マッサはミスを犯さずとても良い仕事をしていたので、彼を抜くのは不可能だった。今日はクルマも速かったので表彰台でフィニッシュできなかったのは残念だった。しかし、チームにとっては大量得点となったので、良いリザルトだったと思う」

    5位 フェルナンド・アロンソ (ルノー)
    「僕たちにとっては素晴らしいレースだった。スタート前はあまり楽観的ではなかったし、シミュレーションでは9位か10位でフィニッシュすることになっていた。でも、良いスタートを切って、1コーナーのあとで6位まで順位を上げた。クルマはレース中本当にうまく働いていたし、ファイナルラップでマッサをオーバーテイクすることができた。ファンにとっても面白いレースだったね」

    6位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
    「最終的にスコアボードには間に合ったけど、最終ステージで2つ順位を落としたのは本当に残念だ。ブラウンのペースに匹敵できないことはわかっていたけど、なんとかレッドブルの追い抜くことができた。燃料の問題がなければ、ベッテルとアロンソの前にいることができたはずだ。レースの最後の部分は、苦痛だった。すでにハードタイヤに苦戦していたし、できるかぎり燃料をセーブしながら、ベッテルの前に留まらなければならなかった。そのあと、チームはフィニッシュしたいなら、ベッテルを前に行かせて、スローダウンするよう伝えてきた。もう一度ピットストップしていたら、ポイント県外でフィニッシュしていただろう。今日、ソフトタイヤでのクルマのペースはかなり良かったし、たとえまだコンマ数秒不足しているとしても、少なくとも上位を争う場所に戻れたと思う」

    7位 ニック・ハイドフェルド (BMWザウバー)
    「タフなレースだったけど、良いレースだったと思う。誕生日プレゼントとしてポイントを望んでいたけど、13位からのスタートだったので、正直なところ今回はあまり考えていなかった。4つポジションをあげたスタートが決定的だった。1コーナーで後ろからヒットされたけど、幸運にもマシンはダメージを負わなかった。レース後半にキミ・ライコネンからポジションを守るのは簡単ではなかったし、その戦いにより遅くなってしまい、上位に近づくことができなかった。ピットクルーは素晴らしい仕事をしてくれて、2回目のピットストップでニコ・ロズベルグの前に出ることができた。僕たちにとっては素晴らしい結果だし、レースペースは、新しい空力パッケージがはっきりと改善したことを証明した。残りのシーズンのためには良いニュースだ」

    8位 ニコ・ロズベルグ (ウィリアムズ)
    「今日は5位になれると本気で考えていたけど、物事はうまくいかなかった。最初の数ラップはとても良かったけど、10周目くらいから、マシンのリアに問題を抱え始めた。週末ずっとあったものだ。不可解な何かによって、バランスに影響してしまい、酷いオーバーステアの原因になった。奇妙なことに、そのあと再び大丈夫になった。今回はレースを通して多くのことが起こって、あまりプッシュできなかったし、本当に苦痛だった。1ポイントでも持ち帰れたことはポジティブなことだし、モナコでは良いクルマを持ち込めるだろうから、良い結果を得るチャンスがあると思っている」

    9位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
    「トップ勢と比較してダウンフォースが足りず、苦戦を強いられた。多重クラッシュ中にカーボンファイバーの残骸を踏んでしまったので、タイヤに問題がないかずっと気がかりだった。精神的にもタフで長いレースだったし、マシンをコースにとどめておくだけでもひと苦労だった。特に第2スティント終盤は、タイヤが完全に終わってしまい、まるで氷の上を走っているかのような場面もあった。最終スティントでは、プライムタイヤ(ハードタイヤ)を履いたが、この時もほとんどグリップが感じられなかった。最初から最後まで全力で戦った結果が9位では、週末を通じてハードワークを続けてくれたスタッフに報いることができない。次戦モナコは高速コーナーがないので、今回よりもいいレースができると期待したい。もう気持ちの切り換えはできている」

    10位 ティモ・グロック (トヨタ)
    「タフなレースだった。うまくスタートができなかった。ヤルノも同様だったが、うまくスタートできなかった理由を分析しなければならない。ヤルノの後ろにつき、第1コーナーを迎えたが、彼がスピンするのが見えた。この事故を通り抜けると、(ニコ・)ロズベルグが前にいたが、スリップストリームに入れるほど、彼に充分近づくことができなかった。近づいた際には、タイヤの性能が落ち、追いつくことができなかった。前を誰も走っていないときでも、クルマがシックリこない部分も感じたので、何が原因かチェックし、次のレースは、もっと強くなって戻ってきたい」

    11位 ロバート・クビサ (BMWザウバー)
    「スタートでクラッチに問題があって、いくつか順位を下げてしまった。でも、それは非常に難しいレースのはじまりにすぎなかった。セーフティカー・ピリオドのあと、クルマのグリップがまったく無くなった。プッシュできなかったし、まったくプッシュすることができなかったし、マシンは至るところでスライドしていた。何が起こったのか本当に理解できない。昨日のQ3までは全てがうまくいっていたし、マシンのパフォーマンスは良かった。でも、今日はなにもできなかった。何が起こったのか分析しなければならない」

    12位 ネルソン・ピケJr. (ルノー)
    「レースのスタートで事故に巻き込まれなくて幸運だった。クルマのパフォーマンスは期待はずれだったし、バランスも良くなかった。まだ完全なアップデートではないので、次のレースでいくらか改善できると期待している」

    13位 中嶋一貴 (ウィリアムズ)
    「再び難しいレースになってしまいました。最初のラップの事故に巻き込まれてしまって、居場所を見つけることができなくて、フロントウイングにダメージを負ってしまった。セーフティカーが入ったので、あまり多くタイムは失わなかったけど、僕のレースはそこで終わってしまいました。レースペースはかなり良かったし、フィジケラの前に出ることができたけど、期待はずれな週末に終わってしまいました」

    14位 ジャンカルロ・フィジケラ (フォース・インディア)
    「ヤルノが僕の前でスピンして、1コーナーはかなり汚れていたし、サーキットには多くのデブリがあった。ダメージを拾っていないか少し心配だったけど、最終的にトラブルはなかった。何も拾わなかったけど、僕たちはセーフティカー中にタイヤを変えて、戦略を変更する決断をした。最終的には良い選択だったね。序盤はクルマがかなり重かったし、ペースを保とうとしていた。簡単ではなかったけど、そのあとクルマはだんだん良くなって、最後の10周で僕はサーキットの最も速い一人だった。残念ながら、最後のピットストップで燃料補給に問題があって、もう一度余分なピットストップをしなければならなくて、中嶋の前で戻るというチャンスを台無しにしてしまった。全体的にマシンバランスとグリップは良かったので、今後のレースの励みになったよ」

    –位 キミ・ライコネン (フェラーリ)
    「ポイントフィニッシュできたと思うので、とても不満だ。残念ながら、アクセルのコントロールに関連するするハイドロリックの問題が生じてしまい、リタイアしなければならなかった。スタートでなんとか2〜3順位を上げることができたけど、そのあと、ハイドフェルドのBMWの後ろになってしまった。彼のクルマの方が良かった。でも、僕たちは信頼性の問題を解決しなければならない。シーズンの最初の部分でも起こったけど、前進するためには、エラーを避けなければならない。でも、チームが未知に迷っていると言っているのではない。過去2年で4つのうち3つのワールドタイトルを獲得した人々は変わっていない」

    –位 ヘイキ・コバライネン (マクラーレン)
    「今日は運に見放されていたと思う。とにかく厳しい週末だった。マシンパフォーマンスは期待どおりではなく、それが重荷になった気がする。だが、冬にバルセロナでマシンをテストした時と比べれば、マシンは格段に良くなっている。その事実を忘れてはならないし、いずれはジェンソン(バトン)ら上位陣とバトルができると思っている。今日の結果で意気消沈することはない。すでに目標はモナコに切り換えている。次回は今まで以上にハードにファイトしたい」

    –位 ヤルノ・トゥルーリ (トヨタ)
    「戦略がうまく行き、高ポイントが挙げられると思っていたので、すごくがっかりしている。あいにく、レースはあまり長い時間、続かなかった。エンジンの力をうまく引き出すことができず良いスタートが切れなくて、少し後退してしまった。(フェルナンド・)アロンソと(ニコ・)ロズベルグのすぐ後ろについて第1コーナーに入った。コースを外れたロズベルグが、次のコーナーで、自分のすぐ横につく格好で、サーキットに戻ってきた。あっという間に戻ってきた彼を、自分は避けなければならなかった。ハンドルを切ってサーキットから外れたが、草の上でクルマがコントロールできなかったので、スピンし、誰かが自分にぶつかった。でも、過ぎたことを言っても仕方がなく、いい結果を期待し、次のレースに集中したい」

    –位 セバスチャン・ブルデー (トロ・ロッソ)
    「前方で全てがスローダウンしているのに気付いたけど、チームメイトのマシンのリアを飛び越えるまで、ブレーキの時間すらなかったし、転倒するだろうなと思った。何が起こったかはわからないけど、トゥルーリがスピンして、トラックに戻ってくるのが見えた。とてもフラストレーションを感じている」

    –位 セバスチャン・ブエミ (トロ・ロッソ)
    「本当に何が起こったかわからない。あまり良いスタートができたなくて、ライコネンとコナライネンが1コーナーの前で僕をオーバーテイクしていくのがわかった。そのあと、2コーナーの出口でトゥルーリがスピンして、彼を避けるためにブレーキをしなかればならなかった。チームメイトが、僕がスローダウンしているのを見ていなくて、僕を避けることができなかった。彼のマシンは僕のマシンを飛び越えていって、彼のタイヤが僕の頭を越えていくのが見えたよ」

    –位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
    「スタートは良かったけど、ターン3でアクセルを踏んだときに、クルマが僕の方に飛んでくるのが見えた。ヤルノがコーナーの内側でスピンして、ちょうど僕の前にきて、どうすることもできなかった。一瞬のことだったし、僕のマシンはダメージを負ってしまい、すぐにストップしなければならなかった。怪我はしていないし、ただ完走できなかったことが残念だ。レースのあとに事故をよく見てみるつもりだけど、スタートで起こり得る事故の1つだったよ」