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  • 角田裕毅 F1トルコGPプロモーションでハンデ・バラドゥンと5年ぶり再会

    角田裕毅 F1トルコGPプロモーションでハンデ・バラドゥンと5年ぶり再会

    角田裕毅(レッドブル)は、F1トルコGPのプロモーション走行のためイスタンブールを訪問し、トルコ代表バレーボール選手のハンデ・バラドゥンと再会した。両者はイスタンブール・パークで顔を合わせ、2021年以来となる交流が実現した。

    今回の訪問は、2027年からのF1トルコGP開催復帰を見据えたプロモーションの一環であり、街中でのデモ走行や文化的演出を通じて、トルコにおけるF1熱の再燃を印象づけるものとなった。

    イスタンブールで再び交差した2人のストーリー
    角田裕毅は、オラクル・レッドブルのF1マシンとともにイスタンブールを訪れ、ハイダルパシャ港や乙女の塔など市内の名所を巡った。2021年のF1開催時には移動が限られていたが、今回は街をより深く体験する機会を得た。

    「再びイスタンブールに来られて本当にうれしい。前回はあまり観光できなかったけど、今回は街を見て回ることもできたし、食事も楽しめた。イスタンブール・パークは素晴らしいサーキットで、ここで走るのはとても楽しい」と角田裕毅は語った。

    角田裕毅 F1 トルコGP

    ハンデ・バラドゥンも5年ぶりの再会を歓迎
    ハンデ・バラドゥンもまた、角田裕毅との再会とF1マシン体験に強い印象を受けた様子だ。

    「マシンを間近で見て、実際にステアリングを握ることができてとても興奮した。2021年にもここで会っているので、またこうして再会できてうれしい。レッドブルの一員として、このチームがトルコに来てくれたことを誇りに思うし、来年のレースを楽しみにしている」と語った。

    F1復帰へ向けた象徴的プロモーション
    今回のプロモーションでは、市内各地でデモ走行が行われ、F1の存在感を改めて印象づけた。イベントの最後には、マシンの安全を願うトルコの伝統的な風習として、水をかけて送り出す場面も見られた。

    さらに、トルコ政府は2027年から5年間にわたりF1を開催する計画を正式に発表しており、今回のイベントはその復帰を象徴する重要な一歩となった。イスタンブール・パークが再びカレンダーに戻ることで、同国のモータースポーツ熱はさらに高まることが期待されている。

  • レッドブルF1 フェラーリ型“マカレナ”リアウイング投入も設計思想に明確な差

    レッドブルF1 フェラーリ型“マカレナ”リアウイング投入も設計思想に明確な差

    レッドブル・レーシングは、シルバーストンで実施したフィルミングデーで大幅に改良されたRB22を披露した。車体全体に空力変更が施され、その中でも最も注目を集めたのが、フェラーリの革新的な「マカレナ」ウイング構想に対するレッドブル独自の解釈だ。

    ただし、レッドブルの設計はフェラーリほど攻撃的ではない。完全回転に近い構造を採用するSF-26に対し、RB22は既存の中央アクチュエーターを生かした保守的な構成を選び、開発スピードと機械的な簡素化を優先している。

    RB22に施された全体的な空力変更
    レッドブルは、シルバーストンでのフィルミングデーで大きく変更されたRB22を公開した。変更は車体の全長にわたり、フェラーリの革新的な「マカレナ」ウイング構想に対するチーム独自の解釈を示すものとなっている。

    ミルトンキーンズを拠点とするチームの最新仕様では、フロントウイングのエンドプレートに新たなウイングレットが装着されたほか、サイドポッドの形状も大きく変化した。

    改良されたボディワークは、サイドポッド上面をリアホイール方向へ伸ばす異なる後方ランプ形状を備えており、マシンの空力思想そのものに変化を加えている。

    しかし、最も目を引く変更はリアウイングにある。レッドブルは、フェラーリの画期的な設計に対する自らの解釈として、完全に回転するシステムを導入した。

    フラップは反転するように回転し、凹面を下向き、凸面を上向きに配置する。これにより、ダウンフォースではなく揚力を発生させる航空機の翼に近い構成を再現する。

    フェラーリより保守的なレッドブルの構造
    コンセプト自体はフェラーリの革新的な「マカレナ」ウイングを反映しているが、レッドブルの実装はより保守的なエンジニアリングアプローチを示している。

    レッドブルは主要な回転機構として中央の垂直アクチュエーターを残し、フラップとエンドプレートの接続部だけを変更した。フラップの回転軸に対して直線状の延長部を追加することで、逆方向の回転を可能にしている。

    この設計により、フェラーリのより野心的なシステムほど複雑にすることなく、反転回転を実現している。SF-26のウイングがエンドプレート内に隠された2基のアクチュエーターによって200度を超える完全回転を実現するのに対し、レッドブルの解決策は一方向に約110〜120度の動きにとどまる。


    開発スピードを優先したレッドブルの狙い
    この戦略的な違いは、レッドブルが機械的な複雑さを抑え、開発期間を短縮することを重視していることを示している。中央アクチュエーターを維持し、回転角を制限することで、大規模な構造補強やエンドプレート側のピボット機構の全面的な再設計を回避した。

    対照的に、フェラーリのアプローチにはより広範な設計と検証プログラムが必要になっている。単一の中央アクチュエーターを廃止し、エンドプレート内に隠された2基のユニットに置き換える作業は、多くのエンジニアリングリソースと開発時間を要したことは間違いない。

    レッドブルの思想は、最大限の空力ポテンシャルよりも迅速な実装を優先するものだ。ただし、部分的な回転だけでフェラーリのフルレンジシステムがもたらす効果に匹敵できるかどうかは、依然として疑問が残る。

    中央アクチュエーターを残したことで、フェラーリの設計が排除している追加のドラッグや乱流が避けられない点も、レッドブル仕様の課題となる。

    同じ発想でもマシンごとに答えは異なる
    両チームの異なるアプローチは、あるマシン向けに開発された空力コンセプトが、別のマシンにそのまま適用できるわけではないことも示している。レッドブルとフェラーリでは、マシン全体の設計思想が根本的に異なるためだ。

    チーム間でコンセプトが波及していることから、回転式リアウイングの発想は今後グリッド全体に広がっていく可能性が高い。マクラーレンも、将来的な開発で独自の「マカレナ」ウイング解釈を導入すると見られている。

    Source: RacingNews365

  • ホンダF1に逆風?2026年F1レギュレーション修正で不利拡大の可能性

    ホンダF1に逆風?2026年F1レギュレーション修正で不利拡大の可能性

    2026年F1レギュレーションに対する不満を受け、FIAはマイアミGPからエネルギーマネジメントに関する重要な修正を導入する。スーパークリッピング時間の短縮や回生レートの引き上げなど、これまで問題視されてきた“奇妙な減速”や速度差の是正を狙った措置だ。

    しかし、この変更はすべてのメーカーにとって同じ意味を持つわけではない。特にパワーユニット性能に依存する回生領域では差が顕在化する可能性があり、ホンダにとってはむしろ不利が拡大するとの見方も出ている。

    マイアミで導入される主な変更点
    スーパークリッピング(エネルギー回収)時間は1周あたり2〜4秒に短縮され、ピーク回生レートは250kWから350kWへと引き上げられる。また、バッテリー上限は8MJから7MJへ引き下げられた。

    これらの変更は、これまで問題視されてきたリフト・アンド・コーストの頻発や、速度差の拡大といった課題の軽減を目的としている。

    ホンダにとっての懸念点
    一方で、この「350kW回生」という変更がすべてのメーカーにとって有利とは限らない。

    ベテランジャーナリストのマーク・ヒューズは、Motor Sport Magazineのポッドキャストで次のように指摘している。

    「すべてはリアアクスルの逆トルク低減に関係していて、それが回生の速さを決める。だからホンダにとっては、さらに不利になる可能性がある」

    新レギュレーションではMGU-Hが廃止されており、回生とエネルギー制御の負担はMGU-Kに集中している。これにより、ターボラグ補填や出力制御も同時に担う必要がある。

    その中で、内燃エンジン(ICE)の性能が重要な鍵となる。

    ICE性能差が生む影響
    現在、ホンダのICEはメルセデス勢と比較して出力面で劣ると見られている。

    出力が低いエンジンは、回生に使えるエネルギーも限られる。その結果、350kWという高い回生レートに到達するまでに時間がかかる、あるいは維持できない可能性がある。

    つまり、同じバッテリー量を充電するために、より長いスーパークリッピング時間が必要となる可能性がある。

    これは本来「短縮」を狙った規則変更の意図と逆行する。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    勢力図への影響とメルセデス優位の可能性
    この変更は、結果として各メーカーに異なる影響を与える。

    メルセデスのように高出力ICEを持つ陣営は、350kWで効率的に回生できるため、短時間でバッテリーを充填できる。一方でホンダや、トルクに余裕のないメーカーは同じ恩恵を受けられない可能性がある。

    つまり、今回の調整は“中立的な修正”ではなく、勢力図を動かす要因になり得る。

    それでも一定の改善は期待される
    ただし、すべての変更が偏った影響をもたらすわけではない。

    バッテリー容量の削減(8MJ→7MJ)や、エネルギー展開制御の見直しは、メーカーを問わずリフト・アンド・コーストの減少に寄与する見込みだ。

    また、ブースト制限の調整も、鈴鹿でのオリバー・ベアマンのクラッシュのような危険な速度差の抑制を狙ったものだ。

    結果として、今回の規則変更は一定の改善をもたらしつつも、その中核である「回生レート引き上げ」は、チーム間の格差を広げる可能性を孕んでいる。実際の影響は、マイアミでの走行を経て初めて明らかになることになる。

  • F1マシンを走らせた12人の女性 ドリアーヌ・ピンがメルセデスで歴史的一歩

    F1マシンを走らせた12人の女性 ドリアーヌ・ピンがメルセデスで歴史的一歩

    F1アカデミー王者のドリアーヌ・ピンが、シルバーストンでメルセデスF1マシンを初テストし、F1史に新たな名前を刻んだ。ピンはメルセデスのF1マシンを走らせた初の女性であり、F1アカデミー王者としても初の到達点となった。

    F1の歴史では、これまで5人の女性がグランプリにエントリーし、そのうち決勝に進出したのは2人だけだ。黎明期のマリア・テレーザ・デ・フィリッピスから、現代のテストドライバー、そしてピンまで、F1マシンを走らせた女性たちの歩みは、数字以上に大きな意味を持っている。

    マリア・テレーザ・デ・フィリッピス
    マリア・テレーザ・デ・フィリッピスは、F1レースに出場した最初の女性だった。モータースポーツへの道は、兄弟が「彼女には速く走れない」と賭けたことに端を発し、その競争心はキャリアを通じて示されることになった。

    22歳で地元のヒルクライムに出場し、2位で競技デビューを果たした。その走りはやがてマセラティの目に留まり、1954年のイタリア・スポーツカー選手権でランキング2位となったあと、ワークスドライバーとして契約した。

    1958年モナコGPにエントリーしたデ・フィリッピスは、31人のエントリー中、予選通過に必要なタイムを出せず、5.8秒差で決勝進出を逃した。5度の世界王者ファン・マヌエル・ファンジオとは友情を築き、ファンジオは彼女に「君は速すぎる。リスクを取りすぎている」と語ったとされている。

    その3戦後、ベルギーGPで初めて決勝に進出し、10位でフィニッシュした。続くポルトガルGPとイタリアGPにも出走したが、いずれもエンジントラブルでリタイアした。

    翌年のモナコGPで予選落ちし、さらに同僚ドライバーの死を受けて、デ・フィリッピスはレースから退いた。1979年にモータースポーツ界へ戻り、元F1グランプリドライバー国際クラブに参加。1997年には副会長に就任した。2016年、89歳で亡くなった。

    マリア・テレーザ・デ・フィリッピス

    レラ・ロンバルディ
    デ・フィリッピスから15年後、レラ・ロンバルディが次にF1へ挑んだ女性となった。家族が営む精肉店の配達用バンを運転したことがレースへの情熱につながり、フォーミュラ・モンツァ、イタリアF3、フォーミュラ5000を経てステップアップした。

    1974年イギリスGPでは予選通過を逃したが、1975年南アフリカGPで復帰。ただし燃料システムの問題でリタイアした。スペインGPでは6位に入り、F1でポイントを獲得した最初で、現時点では唯一の女性となった。

    ロンバルディは女性ドライバーとして最多のグランプリ出場記録を持ち、その後も世界選手権で10戦に出場。ドイツGPでは7位フィニッシュも記録した。

    F1以外では耐久レースで成功を収め、ル・マンでのクラス表彰台、ペルグーサ6時間、バレルンガ、ムジェロでの勝利を挙げた。引退後はロンバルディ・オートスポーツを設立。乳がんとの闘病の末、1992年に50歳で亡くなった。

    レラ・ロンバルディ

    ディビナ・ガリカ
    ディビナ・ガリカは、F1とオリンピックの両方に出場したわずか8人のうちの1人だ。ダウンヒルスキーで英国代表として4度の冬季オリンピックに出場し、1968年と1972年にはチームキャプテンも務めた。

    セレブリティ・オートレースで2位に入ったことをきっかけにモータースポーツへ転向し、F2まで進んだあと、1976年イギリスGPの予選通過を目指した。このレースは、エントリーリストに複数の女性ドライバーが名を連ねた唯一のF1週末であり、ガリカとロンバルディがともに参加した。

    その後、ガリカはアルゼンチンGPとブラジルGPでも予選通過を試みたが、いずれも成功しなかった。

    F1 ディビナ・ガリカ

    デジレ・ウィルソン
    デジレ・ウィルソンは、F1マシンによるレースで勝利した唯一の女性として、モータースポーツ史に独自の位置を占めている。1980年の英国オーロラF1選手権で勝利を挙げた。ただし、このシリーズは世界選手権ではなかった。

    南アフリカ出身のウィルソンは、1980年イギリスGPの予選通過を試みたが、わずかに届かなかった。その後、1981年の非選手権レースである南アフリカGPに出場し、これが最後のF1登場となった。

    その後はスポーツカーやIMSA GT選手権で国際的に幅広く活動し、インディアナポリス500にも3度予選通過を試みた。

    ジョバンナ・アマティ
    ジョバンナ・アマティは、グランプリにエントリーした最後の女性だ。18歳のとき、裕福な両親から身代金を奪おうとしたギャングに誘拐されるという劇的な経験をした。

    その経験を乗り越えたアマティはレーシングスクールに通い、1981年のフォーミュラ・アバルトで本格的にレースを開始。シングルシーターの階段を上り、1986年にはイタリアF3で勝利を挙げた。

    1991年にベネトンでテストを行い、翌年にはブラバムのレースシートを獲得した。南アフリカGP、メキシコGP、ブラジルGPで予選通過を試みたが成功せず、シートは若手のデイモン・ヒルに渡った。ヒルもその年の8戦中6戦で予選通過を逃している。

    アマティはF1後もレースを続け、1993年にはポルシェ・スーパーカップの女子欧州選手権で優勝。フェラーリ・チャレンジや1998年のセブリング12時間にも参戦した。

    F1 ジョバンナ・アマティ

    キャサリン・レッグ
    キャサリン・レッグは、バレルンガでミナルディのF1マシンをテストし、短いながらF1マシンのステアリングを握った。最初の走行では2周後にスピンしたが、翌日には再びコースに戻り、27周を走破した。

    英国出身のレッグは、その後もっともよく知られる女性レーサーの1人となった。米国で名を上げ、インディカーでポイントを獲得し、2023年と2024年にはインディアナポリス500の予選を通過。女性ドライバーによる最速予選記録も保持している。

    F1 キャサリン・レッグ

    マリア・デ・ヴィロタ
    マリア・デ・ヴィロタが初めてF1マシンを走らせたのは2011年だった。ポール・リカール・サーキットでルノーR29を300km走行し、翌年にはマルシャのテストドライバーに起用された。

    2012年の直線テスト中、スペイン出身のデ・ヴィロタはダックスフォード飛行場で重大事故に遭い、右目を失った。

    デ・ヴィロタは2013年、34歳で亡くなった。10代のころに彼女から指導を受けたカルロス・サインツJr.は、敬意を込めてヘルメット後部に星を描いている。

    スージー・ヴォルフ
    DTMで6シーズンを過ごしたスージー・ヴォルフは、2012年にウィリアムズの開発兼テストドライバーに就任した。2年後、母国イギリスGPのフリー走行1回目に出走し、女性として20年以上ぶりにF1公式セッションへ参加した。

    その後、ドイツGPでもウィリアムズから出走し、2015年には役割が強化され、スペインGPとイギリスGPのフリー走行1回目にも参加した。シーズン終了後にレースから引退し、女性のモータースポーツ参加拡大を目的とした「Dare to be Different」を共同設立した。

    2018年から2022年まではベンチュリ・レーシングでフォーミュラE初の女性チーム代表を務めた。2023年にはF1 ACADEMYのマネージングディレクターに就任し、全F1チームと各チームのカラーリングを同シリーズのグリッドに導入するうえで重要な役割を果たした。

    F1 スージー・ヴォルフ

    シモーナ・デ・シルベストロ
    インディカーで実績を築いたシモーナ・デ・シルベストロは、2014年にザウバーの提携ドライバーとなった。フィオラノで行われた初のF1テストでは、C31のステアリングを握り112周を走行した。

    スイス系イタリア人のデ・シルベストロは、その後インディカーに復帰し、フォーミュラEやスーパーカー選手権にも参戦した。近年はウインタースポーツにも活動の幅を広げ、2026年冬季オリンピックではモノボブに出場している。

    タチアナ・カルデロン
    タチアナ・カルデロンは、ジュニアのシングルシーターカテゴリーで新たな道を切り開いてきた。英国F3インターナショナルシリーズで表彰台に立った最初の女性となり、FIAヨーロッパF3選手権でラップリードを記録した最初の女性にもなった。

    GP3参戦後、コロンビア出身のカルデロンはザウバーの開発ドライバーに起用され、翌年にはテストドライバーへ昇格した。2018年にはエルマノス・ロドリゲス・サーキットでC37を走らせ、1か月後には2013年型C32で2日間のテストを実施した。

    2019年にはアルファロメオへ名称変更したチームに残留し、FIA F2を走った最初の女性となった。その後はスーパーフォーミュラ、世界耐久選手権、インディカー、IMSAスポーツカー選手権など幅広いカテゴリーで戦っている。

    F1 タチアナ・カルデロン

    ジェシカ・ホーキンス
    アストンマーティンは2021年、Wシリーズ2年目のシーズンを迎えていたジェシカ・ホーキンスをドライバーアンバサダーに起用した。ホーキンスは2022年にマイアミで初表彰台を獲得している。

    2023年にはハンガロリンクでAMR21をテストし、26周を走行した。役割はさらに広がり、現在はアストンマーティンのF1 ACADEMY責任者も務めている。モータースポーツ以外ではスタントドライバーとしても活動し、ジェームズ・ボンド映画『ノー・タイム・トゥ・ダイ』にも参加した。

    ドリアーヌ・ピン
    このリストに新たに加わったのがドリアーヌ・ピンだ。ピンはGTレースで頭角を現し、2022年フェラーリ・チャレンジ・ヨーロッパのトロフェオ・ピレリ・プロで9勝、10回のポールポジションを記録してタイトルを獲得した。

    その後、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズと世界耐久選手権へ進み、2023年には女性として初めてWECレベレーション・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

    シングルシーターへの転向後、フランス出身のピンは2024年F1 ACADEMYシーズンでメルセデス代表に選ばれた。デビューシーズンをランキング2位で終え、2年目には4勝を挙げて2025年の王者となった。

    今年、メルセデス・ジュニア・プログラムを卒業したピンは、チームの開発ドライバーへ昇格した。そして先週金曜日、シルバーストンで2021年型W12を76周走行し、メルセデスF1マシンを走らせた最初の女性となった。

    今季のピンは、デュケーヌ・チームからヨーロピアン・ル・マン・シリーズに参戦し、開幕戦で表彰台を獲得している。さらにル・マン24時間レースにも出場し、プジョーのハイパーカーチームで開発ドライバーも務めている。

    F1 ドリアーヌ・ピン

    数字以上に重いF1での“走行実績”
    F1の世界選手権に女性がエントリーした例は極めて限られ、決勝をスタートした女性はデ・フィリッピスとロンバルディの2人だけにとどまる。一方で、テストや公式セッションを通じてF1マシンを走らせた女性たちは、時代ごとの制約のなかで確かな足跡を残してきた。

    ピンのメルセデステストは、単なる記念走行ではなく、F1アカデミーからF1マシンへつながるルートが現実に存在することを示す出来事でもある。過去の先駆者たちが残した足跡の先に、現代の女性ドライバーがどこまで進めるのか。ピンの一歩は、その問いを改めてF1に投げかけている。

  • オスカー・ピアストリ F1予選の変化を説明「想定外のデータを見る必要がある」

    オスカー・ピアストリ F1予選の変化を説明「想定外のデータを見る必要がある」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、2026年F1レギュレーションによって予選のアプローチが大きく変化したことを明かし、従来とはまったく異なる準備とドライビングが求められている現状を説明した。

    新世代マシンでは、単純に限界まで攻めるのではなく、エネルギーマネジメントを前提とした走りが必要となっており、結果として“全開で走ること”が最速につながらないケースが増えている。

    この状況はドライバーにとってもファンにとっても従来のF1とは異なる感覚をもたらしている。

    予選は“感覚”から“データ主導”へ
    ピアストリは、新レギュレーションへの適応について、これまでにない形での分析が求められていると説明する。

    「かなりエネルギーを使っていると思う。主に、これまで見てこなかったような予想外の領域を見ているからだ」

    「予選ラップを始めるときに、どのタイミングでフルスロットルにするべきかを探っている。これまでそんなことを気にする必要はなかった。どのコーナーでどうアクセルを踏み直すか、そのコーナーの速度によってバッテリーやパワーユニットの挙動が変わる。そういった、今までやる必要のなかったことをすべて理解しようとしている」

    従来であればブレーキングやライン取りといった“ドライバーの感覚”が中心だったが、現在はエネルギーの使い方がラップタイムの大半を左右している。

    「探すべきものが直感的ではない。ここで少し遅らせてブレーキを踏むといった、普通のドライバーの調整とは違う。クルマを限界まで持っていき、タイヤの感触を感じるようなものではなく、反応がすぐに返ってくるわけでもない」

    「すべてを試行錯誤で確かめなければならない。本当に正しくできているのかを理解するためにね。かなり大変だし、多くのエネルギーを使っているが、現時点ではそれがラップタイムの大部分を占めている」

    オスカー・ピアストリ マクラーレン F1

    “全開で走れない予選”への不満と現実
    ピアストリは、本来のように限界まで攻める予選を望みつつも、現状ではこの新しいアプローチを受け入れるしかないと認める。

    エネルギー回収とデプロイの最適化が重要となることで、ドライバーは意図的にアクセルを戻したり、異なる区間でエネルギーを使う必要があり、その結果として一見遅く見える走りが最速となるケースもある。

    この特性は、従来の「一発の限界アタック」というF1予選の魅力を損なっているとの指摘も多い。

    マイアミでの調整が転機になる可能性
    こうした状況を受け、FIAはマイアミGPからエネルギー回収量の上限を8メガジュールから7メガジュールに引き下げる調整を導入する。

    これによりマシン自体の最高速度は低下するものの、リフト・アンド・コーストやスーパークラッピングの必要性が軽減され、より自然に限界を攻められる予選へと近づくことが期待されている。

    「これらの調整によって、そういったことにそこまで集中しなくてもよくなるといいね」とピアストリは語った。

    新レギュレーション下での予選は、ドライバーの“感覚”から“戦略とデータ”へと軸足を移している。マイアミでの変更が、そのバランスをどこまで取り戻せるかが注目される。

  • アストンマーティン・ホンダF1苦戦でもアロンソ動じず「できる限り助ける」

    アストンマーティン・ホンダF1苦戦でもアロンソ動じず「できる限り助ける」

    アストンマーティン・ホンダF1は、2026年シーズン序盤から結果、信頼性、パワー面で課題を抱え、厳しいスタートを強いられている。ワークス体制初年度として注目を集めるなか、そのパフォーマンスには依然として不透明感が残る。

    その状況でもフェルナンド・アロンソは動じる様子を見せず、エイドリアン・ニューウェイの懸念を否定。「できる限り助ける」と語り、苦境のなかでもチームとともに歩む姿勢を明確にした。

    ニューウェイの懸念を一蹴
    アストンマーティンのエイドリアン・ニューウェイは、ホンダ製パワーユニットに起因するシャシーの振動によって、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールが厳しい状況にある可能性を示唆していた。

    しかし、この見方について問われたアロンソは、RacingNews365を含むメディアに対して否定的な見解を示した。

    「君たちが思っているほど厳しくはない」

    「理想的ではないということだ。僕たちはみんな勝ちたい。今年は22人のドライバーがいる。そのうち1人が勝ち、21人は難しく厳しい精神状態になる。僕にとっては3位でフィニッシュしようが、5位でフィニッシュしようが、17位でフィニッシュしようが、あまり大きな違いはない」

    勝利以外は同じ痛み
    アロンソは、自身のキャリアを振り返りながら、現在の状況を冷静に受け止めていると語った。

    「僕は幸運にも、そして恵まれたことに、F1でさまざまな時代を生き、ドライブを楽しむことができた。そして最終的には、キャリアの半分で競争力のあるマシンに乗ることができ、このカテゴリーで100回以上の表彰台を達成することができた」

    「だから今、さっき言ったように、1位ではないどの順位でフィニッシュしても、僕にとっては同じ痛みであり、同じ苦しみだ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    プロジェクト初年度を支える覚悟
    アストンマーティンとホンダの協業初年度は理想的なスタートとはなっていないが、アロンソはこの状況を受け入れ、前向きに取り組む姿勢を示した。

    「もちろん、僕たちは今チームとともにこの旅の中にいる。理想的なスタートではないが、これはアストンマーティンとホンダのコラボレーションの1年目だ。この時期を乗り越えなければならないし、僕はできる限り助ける準備ができている」

    開幕前の期待とは対照的に、アストンマーティンとホンダの船出は厳しいものとなっている。それでもアロンソの発言は、長期プロジェクトにおける現実的な受け止め方と、チームへの強いコミットメントを示すものだった。

  • レッドブルF1とエクソンモービル 3年で100配合以上検証 2026年e燃料の全貌

    レッドブルF1とエクソンモービル 3年で100配合以上検証 2026年e燃料の全貌

    2026年F1レギュレーションに向け、レッドブルとエクソンモービルが共同開発してきた新たな合成燃料(e燃料)の全貌が明らかになった。3年にわたる開発期間で100種類以上の配合を検証し、パフォーマンスと持続可能性の両立を狙った燃料が完成している。

    電動化比率の増加とカーボンニュートラル化を柱とする新時代において、燃料は単なる消耗品ではなく“パフォーマンスの鍵”そのものへと進化している。

    レッドブルの競争力の裏には、見えない燃料開発の最前線があった。

    2026年F1は“完全合成燃料”へ
    2026年のF1では、パワーユニットが電動と内燃機関で50対50の出力配分へと大きく変化する。それに伴い、燃料も大きな転換点を迎える。

    FIAは新たに「高度持続可能成分(Advanced Sustainable Components)」の使用を義務付け、都市廃棄物や非食用バイオマスといった原料から生成される合成燃料の使用を求めている。これにより、従来の化石燃料は完全に排除されることになる。

    エクソンモービルのモータースポーツ技術責任者マティ・アレマイェフは次のように説明している。

    「2026年のFIAレギュレーションでは、都市廃棄物や第二世代の非食用バイオマスといった、食料と競合しない原料から作られる燃料が求められている」

    「我々の燃料には原油由来の成分は一切含まれていない」

    “エンジンに合わせる燃料”という発想
    今回の開発で特徴的なのは、燃料をエンジンに最適化するアプローチだ。

    従来のF1でも燃料とエンジンの協調は重要だったが、電動化が進んだ2026年仕様ではその重要性がさらに高まっている。

    「新しいパワーユニットは電動エネルギーへの依存度が高くなっている。その進化に合わせて燃料配合も進化させ、最大限のパフォーマンスを引き出せるようにした」

    分子レベルで構成を設計できる合成燃料では、性能・燃焼特性・信頼性を狙って調整できる余地が広がっている。これは従来のガソリンにはなかった領域だ。

    100以上の配合と75人の開発チーム
    この燃料開発は極めて大規模なプロジェクトだった。

    エクソンモービルはレッドブルの拠点ミルトンキーンズに専用ラボを設置し、FIAがコンセプトルールを発表した段階から開発を本格化させた。

    「我々は3年間で100以上の配合を評価し、75人の専門家チームで最終仕様にたどり着いた」

    使用できる分子の種類がFIAによって厳格に制限される中で、性能と信頼性の最適解を見つける必要があった。選択肢が少ないほど、設計の難易度はむしろ上がる。

    その制約こそが、新たな技術革新を生んだ側面もある。

    レッドブルF1とエクソンモービル 3年で100配合以上検証 2026年e燃料の全貌

    レッドブルとエクソンモービルの密接な連携
    両者の協力体制も、この開発を支えた重要な要素だ。

    2017年からパートナー関係にある両者は、2026年に向けた開発プロセスのすべての段階で密接に連携してきた。

    「我々はエンジン設計の最適化とパフォーマンス向上のため、常にチームと対話を続けてきた」

    燃料は単体で完成するものではなく、パワーユニットとの“セット開発”によって初めて最大性能を発揮する。この思想が、レッドブルの強さの一因となっている。

    FIA認証と“ネットゼロ2030”への対応
    2026年の燃料は性能だけでなく、環境性能も厳しく管理される。

    FIAは燃料の製造プロセスに対して外部認証を義務付け、ライフサイクル全体での温室効果ガス削減を求めている。

    「我々はこれらのレギュレーション変更を完全に把握し、3年以上前から準備してきた」

    「その結果、2026年仕様の燃料はすでに昨年の段階で完全認証を取得している」

    F1は2030年までのネットゼロ達成を掲げており、今回のe燃料はその中核技術のひとつと位置付けられている。

    燃料開発が勝敗を分ける時代へ
    2026年F1では、パワーユニットの構造変化によりエンジン単体の差だけでなく、エネルギーマネジメント全体の完成度が勝敗を左右する。

    その中で燃料は、出力・効率・信頼性すべてに影響を与える“見えない武器”となる。

    今回明らかになったレッドブルとエクソンモービルの開発プロセスは、2026年シーズンにおける勢力図を占ううえで重要なヒントとなる。

    電動化と持続可能性という制約の中で、どこまでパフォーマンスを引き出せるか。F1は新たな技術競争のフェーズに突入している。

  • マクラーレンF1 ランビアーゼの新役職を説明「長期起用を想定」

    マクラーレンF1 ランビアーゼの新役職を説明「長期起用を想定」

    マクラーレンは、2028年までに加入することが決まっているジャンピエロ・ランビアーゼについて、チーム内で長期的に重要な役割を担う存在になるとの見通しを示した。ザク・ブラウンは、ランビアーゼがレース運営部門で大きな役割を果たすとともに、将来にわたってチームに貢献できる人物だと評価している。

    マックス・フェルスタッペンのレースエンジニアとして知られるランビアーゼは、将来的にマクラーレンの「ヘッド・オブ・レーシング」に就任する予定だ。

    ブラウンはその起用について、現在アンドレア・ステラが担っている広範な業務の一部を引き継ぐ狙いがあると説明し、同時にレッドブルの再建にも時間がかかるとの見方を示した。

    ランビアーゼの役割はステラの負担軽減
    マクラーレンCEOのザク・ブラウンは、ジャンピエロ・ランビアーゼの加入について強い期待を口にした。

    「GPが我々に加わることを非常に楽しみにしている」とブラウンは語った。

    「CEOとしての私の仕事は、将来に向けて安定性と見通しを確保することだ。我々には成長の余地を持った非常に才能ある人材がたくさんいると思っている」

    ブラウンは、アンドレア・ステラが現在チーム内で極めて多くの役割を担っていることを強調した。

    「レース運営の面では、実際のところアンドレアは3つの仕事をしている。我々は時々、彼が2つの仕事をしていると話すが、実際には3つだ。彼はチーム代表であり、レースチームを率いていて、さらにテクニカルディレクター的な立場でも大きな役割を果たしている」

    「アンドレアはそれらをまとめる接着剤のような存在だ。今では多くのチームでCEOとチーム代表がいて、チーム代表の役割自体も進化している」

    「これらのチームは非常に大きい。そうした役割すべてで優れた存在になろうとするなら、アンドレアは2つの仕事をこなす能力は十分にあると思うが、3つを担わせるのは負担が大きい」

    そのうえでブラウンは、ランビアーゼがその部分で大きな役割を果たすと説明した。

    「だからこそ、GPはそこに入ってきて大きな役割を果たすことになると思う。そして私の仕事は、常にその先を見据え、このスポーツの中で誰が役割を担い、成長していけるかを見極めることだ」

    「GPの経験と年齢を考えれば、彼はマクラーレンで長くやっていける人材であり、成長していける人物だと思っている」

    ブラウンはレッドブル軽視を否定
    ブラウンは一方で、ランビアーゼの離脱がレッドブルの衰退を示すものだと単純に見るべきではないとも語った。ここ数年でレッドブルからはクリスチャン・ホーナー、エイドリアン・ニューウェイ、ロブ・マーシャル、ジョナサン・ウィートリーらが去っているが、それでも簡単に見限るべきではないという立場だ。

    「レッドブルを見限るのは非常に愚かなことだと思う」とブラウンは述べた。

    「同時に、アウディも非常にいい仕事をしていると思う。だから他のチームがすぐにグリッドを上がってくると考えないのも愚かなことだと思う」

    「状況は時間とともに広がるのではなく、むしろ収束していくはずだ。そしてこのスポーツがどれほど早く変化するか、また人やチームがどれほど早く競争力を持ち、時には失うかも我々は見てきた」

    ブラウンは、現在のレッドブルには立て直しの局面があるとの認識も示した。

    「彼らは少しリセットをしなければならない状況だと思う。多くの人材を失った。クリスチャン、ウィートリー、いずれはGP、ニューウェイ、ダン・ファローズもそうだ」

    「彼らのピットウォールの大半は変わった。私はローレン・メキースを高く評価しているし、とてもいい仕事をしていると思う。彼は技術的な理解があり、若く、失った人材を補い、チームを再構築していかなければならない立場にある。そして彼ならそれができると私は確信している」

    「マクラーレンも同じように、非常に大きな才能を持ちながら、それを解き放つ必要があった。おそらくレッドブルも同じだ。彼らはそれほど昔ではない時期まで圧倒的だった。だから内部には多くの才能がある。ただ、それをもう一度正しい方向に向け直す必要があるのだと思う」

    マクラーレンが見据える長期体制
    今回の発言から見えてくるのは、マクラーレンがランビアーゼを単なる補強ではなく、将来の体制づくりを支える中核人材として迎え入れようとしていることだ。ブラウンは、ステラに集中している役割を整理しながら、長期的な安定性を確保する狙いを明確に打ち出した。

    一方で、ブラウンはレッドブルについても依然として高く評価しており、人材流出だけで直ちに競争力低下と結びつける見方には慎重だった。ランビアーゼの移籍はマクラーレンにとって将来への布石であると同時に、レッドブルにとっては再編の過程を象徴する動きとして受け止められそうだ。

  • 2026年F1マイアミGP フリー走行&スプリント予選をFODで無料配信

    2026年F1マイアミGP フリー走行&スプリント予選をFODで無料配信

    2026年F1第4戦マイアミGPのフリー走行およびスプリント予選が、FODで無料配信されることが決定した。対象には第5戦カナダGP、第6戦モナコGPも含まれており、日本国内のファンにとって注目の配信となる。

    2026年シーズンは開幕から接戦が続いており、日本GPでは過去最多となる31万人を動員するなど、F1人気は大きな盛り上がりを見せている。なかでもメルセデスのルーキー、キミ・アントネッリが連勝を達成するなど、新世代の台頭が注目を集めている。

    マイアミGPを中心に注目3戦を無料配信
    今回無料配信の対象となるのは、第4戦マイアミGP、第5戦カナダGP、第6戦モナコGPの3ラウンド。いずれもフリー走行とスプリント予選が対象となり、週末序盤の重要なセッションを無料で視聴できる。

    マイアミGPの配信対象セッションのスケジュールは以下の通り。

    ■ 5月2日 フリー走行1回目:01:00〜02:30
    ■ 5月2日 スプリント予選:05:30〜06:14

    実況にはサッシャ、解説には浜島裕英、山本雅史、中野信治が出演し、FOD限定の日本語コメンタリーでレースウィークを伝える。スプリントフォーマットが採用されるマイアミGPでは、金曜から結果に直結する走行が行われるため、序盤から見逃せない展開が期待される。

    全セッション視聴には専用プランも用意
    予選や決勝レースを含め、すべてのセッションを視聴したい場合は「FOD F1プラン」への加入が必要となる。このプランでは2026年シーズン全24戦の全セッションを、日本語実況・解説付きでライブおよび見逃し配信で楽しむことができる。

    さらに、4月27日から5月11日までの期間限定で「FOD初回200円春のGWキャンペーン」も実施されている。FODプレミアムに新規入会した場合、最初の1ヶ月間を200円(税込)で利用できるため、この機会にF1視聴環境を整えることもできる。

  • 「アントネッリはセナではない」元F1ドライバーが“ロッシ型”と評価

    「アントネッリはセナではない」元F1ドライバーが“ロッシ型”と評価

    メルセデスのルーキー、キミ・アントネッリに対する評価を巡り、元F1ドライバーのデビッド・クルサードが独自の見解を示した。アントネッリをアイルトン・セナになぞらえる声がある中で、クルサードはそれを明確に否定している。

    2026年シーズン序盤からタイトル争いに加わり、中国GPと日本GPで連勝を挙げたアントネッリは、史上最年少で選手権首位に立つなど強烈なインパクトを残している。その急成長ぶりが過去の偉大なドライバーとの比較を生んでいるが、評価の軸は必ずしも一致していない。

    セナではなくロッシに近いとクルサード
    デビッド・クルサードはポッドキャスト「Up To Speed」でこう語った。

    「彼はアイルトン・セナというより、むしろバレンティーノ・ロッシに近いと思う」

    「MotoGPを見ない人のために言えば、ロッシは世代を象徴する存在だった。ただ今でも少年のような雰囲気を持っている。今はGTでレースをしていて、ル・マンのようなレースにも出ている」

    「二輪から四輪へと転向したが、それでも“ピーターパン”のような存在に見える。だからキミ・アントネッリも、自分の世代におけるピーターパンのような存在になる可能性があると思う」

    アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    バクストンは“ロッシ像”に異論
    これに対し、共同司会を務めるウィル・バクストンは異なる視点を示した。

    「でもロッシはパンクだった。パンクロックそのものだった。坊主頭にピアス、圧倒的な存在感があった」

    「トップに上り詰める前から、ジュニア時代からずっとあのエネルギーと個性を持っていた。キミはバレンティーノよりずっとシャイだ」

    「キミがチャンピオンシップに対して強く発言する姿は想像しにくい。一方でロッシには常に予測不能な部分があって、それが人々を惹きつけた。だからこそ愛された。彼はとてもユニークでカリスマ的だった」

    「キミにカリスマがないと言っているわけではない。とても魅力的だ。ただ、まったく異なるタイプの個性だと思う」

    “才能の型”をどう捉えるかが評価の分岐点
    アントネッリの評価が分かれる背景には、「速さ」だけでなく「キャラクター」や「存在感」をどう捉えるかという違いがある。

    クルサードは“長く愛される存在”としての資質をロッシに重ねたのに対し、バクストンはロッシの持つ強烈な個性とカリスマ性を重視し、アントネッリとは異なると指摘した。

    いずれにせよ、アントネッリがすでに比較対象としてセナやロッシの名前を引き合いに出される存在になっていること自体が、その異例のスタートとインパクトの大きさを物語っている。