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  • 南アフリカ大統領がF1視察へ キャラミ復活へ招致活動が本格化

    南アフリカ大統領がF1視察へ キャラミ復活へ招致活動が本格化

    南アフリカによるF1アフリカ開催復活への動きが強まっている。シリル・ラマポーザ大統領が今年後半にF1グランプリを直接訪問する予定で、1993年以来となるキャラミでのF1開催復活に向けたロビー活動が本格化している。

    スポーツ相のゲイトン・マッケンジーは、この訪問が単なる表敬ではなく、F1を南アフリカへ戻すための公式キャンペーンの一環だと説明した。

    「シリル・ラマポーザ大統領閣下は、今年後半に私とともにF1グランプリに参加することに同意した」とマッケンジーはAfrica Businessに語った。

    「これは社交目的ではなく、実務訪問だ」

    「大統領の訪問によって、我々は視察し、関係者と協議し、我々の主張を強化することができる」

    南アフリカは現在、F1のアフリカ復帰を巡り、ルワンダやモロッコと開催候補地争いを繰り広げているとされる。そのなかでもキャラミは有力候補と見られており、歴史ある同サーキットをFIAグレード1基準へアップグレードする計画には、すでにFIAの承認が与えられている。

    F1のステファノ・ドメニカリCEOは最近、複数のアフリカ候補地との協議が続いていると認めた一方で、短期的に契約がまとまる可能性は高くないとの見方も示している。

    それでもマッケンジーは、アフリカでF1を開催する意義を強調した。

    「アフリカの若いモータースポーツファンの世代全体が、自分たちの裏庭でF1レースを見たことがない」

    「我々はそれを変えるつもりだ」

  • FIA F1複数チーム所有問題を調査 レッドブル/レーシングブルズ体制に波紋

    FIA F1複数チーム所有問題を調査 レッドブル/レーシングブルズ体制に波紋

    FIA(国際自動車連盟)がF1における“複数チーム所有問題”の調査に着手した。発端となっているのは、レッドブルが長年維持してきた2チーム体制、そしてメルセデスがアルピーヌ株式取得に関心を示しているとされる新たな動きだ。

    FIA会長のモハメド・ビン・スライエムは、複数チーム所有について「スポーツの公平性」を損なう可能性があるとして、現在FIA内部で法的・倫理的観点から検証を進めていることを認めた。

    今回の問題は、F1の将来的なガバナンスやレギュレーション投票権にも関わるテーマとして、パドック内で急速に注目を集めている。

    レッドブル体制が再び議論の中心に
    長年にわたり、レッドブルはレッドブル・レーシングとレーシングブルズの2チームを保有してきた。しかし、その“独立性”については以前から疑問視されていた。

    特に昨年、クリスチャン・ホーナーの解任後に、レーシングブルズ代表だったローラン・メキースが即座にレッドブルへ昇格したことで、両チーム間の人材共有や運営関係に再び注目が集まった。

    こうした状況について、マクラーレンCEOのザク・ブラウンは以前から強く批判してきた。

    「現代の主要スポーツのほとんどでは共同所有は禁止されている」

    「スポーツの公平性を損なう重大なリスクがある」

    ブラウンは以前からそう主張しており、F1でも複数チーム所有を禁止すべきだという立場を鮮明にしている。

    メルセデスのアルピーヌ株取得観測が火種に
    今回、この問題が再燃した背景には、アルピーヌ株式取得を巡る動きがある。

    アルピーヌ株の24%を保有するOtro Capitalは、2023年に約2億ユーロで株式を取得したが、現在は約8億ユーロ規模の価値になっているとみられている。

    この株式には、メルセデスが関心を示していると報じられており、さらに元レッドブル代表のクリスチャン・ホーナーも取得に興味を持っているとされる。

    もしメルセデスがアルピーヌ株を保有する形になれば、F1の競争構造やレギュレーション投票への影響が問題視される可能性がある。

    レッドブル・レーシングとビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    FIA会長「スポーツ精神を失えば支持は消える」
    モハメド・ビン・スライエムは、複数チーム所有について個人的には否定的な見解を示した。

    「2チームを所有することについては、“正しい理由”である限り理解できる部分もある」

    「だが、その“正しい理由”とは何なのか?」

    「他人に取得させたくないから保有するのか、あるいはレギュレーション投票で影響力を持つためなのか。そうであれば問題だ」

    さらにFIAが現在調査を進めていることを認めた。

    「我々はこの問題を調査している。非常に複雑な領域だからだ」

    「可能なのか? 許されるのか? それは正しいことなのか? 我々のスタッフに検討を進めさせている」

    そして最後には、スポーツ性を最重視する姿勢を強調した。

    「スポーツ精神を失えば、人々の支持も失われる」

    「だから私は、この仕組みを100%支持しているわけではない」

    F1の政治構造そのものを揺るがす議論へ
    この問題は単なる“株式保有”の話では終わらない可能性がある。

    現在のF1では、レギュレーション変更や商業面の意思決定において、各チームの政治力が極めて重要になっている。

    その中で、複数チームに影響力を持つオーナーが存在することは、公平性や投票バランスに直接影響を及ぼしかねない。

    2026年F1レギュレーションや将来的なエンジン規則を巡って政治的対立が激化する中、FIAがこの問題に正式に踏み込んだ意味は小さくない。

    レッドブル体制を巡る議論だけでなく、今後は“チーム所有のあり方”そのものがF1の新たな争点になっていきそうだ。

  • アストンマーティンF1 ニューウェイ“代表降板説” ウィートリー加入の噂拡大

    アストンマーティンF1 ニューウェイ“代表降板説” ウィートリー加入の噂拡大

    アストンマーティンF1は、2026年シーズン開幕から苦戦が続く中で、再び組織再編の噂に包まれている。今回浮上しているのは、チーム代表を務めるエイドリアン・ニューウェイの役割変更、そしてジョナサン・ウィートリー加入説だ。

    2025年末にアストンマーティンは大規模な経営体制変更を実施し、アンディ・コーウェルを最高戦略責任者へ異動。その後任として、2024年にレッドブルから加入したエイドリアン・ニューウェイがチーム代表に就任した。

    しかし、2026年型マシンとホンダ製パワーユニットのパッケージは開幕直後から深刻な課題を抱え、マイアミGPまで両ドライバーが決勝を完走できない状況が続いた。チーム内部では“技術部門への専念”を求める声も出ているとされ、パドックでは新たな体制変更の噂が加速している。

    ジョナサン・ウィートリー加入説が再燃
    マイアミGPのパドックで特に話題となったのが、元アウディF1チーム代表ジョナサン・ウィートリーの去就だった。

    『Up to Speed』ポッドキャストに出演したジョリー・シャープは、現地で聞いた情報として次のように語っている。

    「ウィートリーについての話題がかなり増えている」

    「彼がアストンマーティンの新チーム代表として発表されることになると思う」

    さらに共同司会のウィル・バクストンから“いつ頃なのか”と問われると、シャープはこう続けた。

    「もっと早い段階になると思う。彼らはその発表を本当に急いでいる」

    ウィートリーは2026年開幕前にアウディ離脱が発表されたが、理由は“個人的事情”としか説明されていない。それ以降、公の場で詳細を語っておらず、その動向には注目が集まっていた。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ニューウェイに集中させたい“本来の役割”
    今回の噂が現実味を帯びている背景には、アストンマーティンの2026年プロジェクトそのものがある。

    エイドリアン・ニューウェイは本来、“マネージング・テクニカル・パートナー”として加入した人物であり、最大の使命は2026年レギュレーション下で勝てるマシンを設計することだった。

    しかし現在はチーム代表として、メディア対応、組織管理、レース運営まで担っている。現場では「ニューウェイを純粋に技術開発へ戻すべき」という見方が以前から存在していた。

    特にホンダ製パワーユニットとの統合作業や、空力コンセプト修正、フロア開発など、アストンマーティンは現在も大規模な軌道修正を続けている段階にある。

    そのため、レッドブル時代にマックス・フェルスタッペン黄金期を支えたジョナサン・ウィートリーのような“レース運営型チーム代表”を配置し、ニューウェイを完全に技術へ集中させる構図は、F1関係者の間でも非常に理にかなったシナリオとして受け止められている。

    アストンマーティン内部では悲観一色ではない
    一方で、チーム内部の雰囲気は外部から見えるほど悲観的ではないという。

    シャープはポッドキャスト内で、アストンマーティン内部について次のようにも説明している。

    「彼らはシーズン前から何が起きるか理解していた」

    「どんな改善でも大きな前進だと受け止めている」

    さらに、シーズン後半の“Q2進出”をひとつの現実的な目標として考えているとの話も紹介された。

    2026年のアストンマーティンは、タイトル争いではなく“基礎再建”のフェーズにある。その中で、エイドリアン・ニューウェイ体制をどのように再構築するかは、ホンダとの長期プロジェクト全体を左右する重要テーマになりつつある。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1で母国凱旋ラン「完璧な一日だった」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1で母国凱旋ラン「完璧な一日だった」

    アイザック・ハジャー(レッドブル)は、2026年グランプリ・ド・フランス・ヒストリックで2011年型F1マシン「RB7」をドライブし、母国フランスのファンを熱狂させた。

    舞台となったのはポール・リカール・サーキット。レッドブルが同イベントで大規模なショーランを実施するのは今回が初めてで、ハジャーにとってはレッドブル・レーシングのドライバーとして初めて迎える“母国凱旋”となった。会場には2万5000人の観客が詰めかけ、V8エンジンの轟音とともにRB7がフランスの伝統コースを駆け抜けた。

    ポール・リカールで実現した“凱旋ラン”
    ハジャーは、ローラン・メキースとともにイベントに参加。2021年にフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパで勝利を収めた思い出の地へ戻り、デモランを披露した。

    5.8kmのグランプリコースを走行したハジャーは、グランドスタンドのファンへ手を振りながら周回。RB7の自然吸気V8サウンドは、観客の歓声とともにル・キャステレの空気を揺らした。

    さらにイベント後半では、エステバン・オコンとともに「Fast and Famous」セグメントにも参加。異なる時代のF1マシンが競演する特別デモで、ミストラル・ストレートではフランス人ドライバー同士のランデブーが実現した。

    アラン・プロストらレジェンドと共演
    この日は4度のF1ワールドチャンピオンであるアラン・プロストをはじめ、ジャン・アレジ、フィリップ・アリオー、ルネ・アルヌーら、フランスF1史を彩ったレジェンドたちも参加した。

    ハジャーは幼少期から憧れていたプロストの後方を走行する場面もあり、現代F1ドライバーとして歴史的イベントの中心を担った。

    イベント終盤には、「Historic F1 race」のスタートを告げるフランス国旗“トリコロール”を振る役目も任され、母国イベントの主役として一日を締めくくった。

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    アイザック・ハジャー「完璧な一日だった」
    「ここに来られて完璧な一日だった。フランスでのホームグランプリのような感覚で、たくさんのファンのサポートを感じることができた」

    「コース上でもパドックでも本当に楽しかった。RB7のV8サウンドは象徴的だし、このサーキットではマシンがすごく軽快に感じられて、とても気持ち良く走れた」

    「雰囲気は信じられないほど素晴らしかった。ファンとの距離も近くて、特別な瞬間を共有できた。ここへ来るとF4時代に勝った記憶も蘇るし、ポール・リカールをF1マシンで走れたのは“すべてが繋がった瞬間”だった」

    ローラン・メキース「フランスの情熱を感じた」
    ローラン・メキースは、今回のイベントがレッドブルにとって特別な意味を持っていたと語った。

    「今日は本当に素晴らしいイベントだった。オラクル・レッドブル・レーシングとして、この形でグランプリ・ド・フランス・ヒストリックに参加するのは初めてで、とても特別な機会になった」

    「アイザックの人気は圧倒的だった。フランスのファンがモータースポーツとアイザックに向ける情熱は、本当に特別なものだった」

    「異なる時代のマシンとともに走ることで、彼にとっても素晴らしい午後になった。我々のヘリテージチームとショーラン・プログラムはレッドブルならではの活動だ。グランプリを現地で体験できない人たちへF1の空気を届けることが目的であり、今日はまさにそれが実現した」

  • F1マイアミGPパワーランキング:アントネッリ首位 コラピント高評価

    F1マイアミGPパワーランキング:アントネッリ首位 コラピント高評価

    キミ・アントネッリ(メルセデス)が、2026年F1第4戦マイアミGPの公式パワーランキングでトップ評価を獲得した。アントネッリはポールポジションからグランプリを制し、選手権リードをさらに拡大した。

    F1公式サイトが発表した最新ランキングでは、ランド・ノリス(マクラーレン)、フランコ・コラピント(アルピーヌ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)らも高評価を獲得。特にコラピントは、スプリント予選から決勝まで安定してトップ10圏内を維持し、週末の主役級パフォーマンスを披露した。

    一方で、キャデラックF1のセルジオ・ペレスや、苦戦が続くアストンマーティンのフェルナンド・アロンソも評価対象となった。マイアミGPでは各チームのアップデート効果も注目され、2026年F1勢力図の変化を印象づける週末となった。

    1.キミ・アントネッリ(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ) / マイアミグランプリ
    昨年のマイアミGPで自身初のスプリント・ポールポジションを獲得したアントネッリは、フロリダへの2度目の訪問でさらに成功を収めた。難しいスタートとトラックリミット超過によるタイムペナルティによりスプリントは6位に終わったが、メイン予選とグランプリでは誰も彼を止めることができなかった。若きイタリア人は見事にポール・トゥ・ウィンを達成し、選手権リードを広げた。

    2.ランド・ノリス(マクラーレン) / マイアミグランプリ
    ランド・ノリスは、マクラーレンが多数のアップデートを投入して前進を見せるなか、スプリントのポールポジションと勝利でマイアミの週末をスタートした。予選はそこまで強力ではなく4番グリッドにとどまったが、イギリス人ドライバーはうまく2位まで順位を上げ、チェッカーフラッグが振られる前にアントネッリにプレッシャーをかけた。

    3.フランコ・コラピント(アルピーヌF1チーム) / マイアミグランプリ
    フランコ・コラピントは、F1マイアミGP週末のスターの一人だった。母国アルゼンチンでの華々しいF1デモ走行を終えたばかりの彼は、再び活力を得たように見え、スプリント予選、スプリント、予選、グランプリのすべてでトップ10入りを果たした。いずれの機会でも、より経験豊富なアルピーヌのチームメイト、ピエール・ガスリーの前からスタートした。

    4.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) / マイアミグランプリ
    マクラーレンと同様、レッドブルもマイアミ・インターナショナル・オートドロームで確かな進歩を見せたように見え、マックス・フェルスタッペンはアップグレードされたRB22でより快適に、そして競争力を持って走っていた。彼は週末を通じて先頭争いに加わっており、グランプリのオープニングラップでスピンがなければ、勝利候補になっていたかもしれない。

    5.セルジオ・ペレス(キャデラックF1) / マイアミグランプリ
    キャデラックはデビューF1シーズンで初の大型アップグレードをマイアミに投入し、初期の兆候は有望だった。特にセルジオ・ペレスの手にかかると、その効果は目立った。スプリントではアレクサンダー・アルボンのウィリアムズとランス・ストロールのアストンマーティンを上回り、グランプリでも再びアストンマーティン勢の間に割って入った。これにより、F1の最新チームはもはや最後尾で切り離された存在ではなくなった。

    6.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ・レーシング) / マイアミグランプリ
    ウィリアムズは、2025年のチーム選手権5位チームとして、オーストラリア、中国、日本でわずか2ポイントにとどまった厳しい開幕3戦を払拭したい思いでフロリダへ向かった。しかし、カルロス・サインツはマイアミで機を逃さない走りを見せて9位に入り、その合計を倍増させた。堅実なアップデートを生かし、周囲の混乱を避け切った。

    7.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) / マイアミグランプリ
    オスカー・ピアストリは2025年のマイアミGPで3連勝の流れを締めくくったが、今回はチームメイトのノリスを支える形に甘んじた。オーストラリア人ドライバーはスプリントで2位、グランプリで3位に入ったが、日曜のレース終了時点でマクラーレンの2台の間にはほぼ25秒の差があった。

    8.シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) / マイアミグランプリ
    シャルル・ルクレールは、フェラーリの挑戦を週末を通じて自信を持って牽引し、マイアミの最終ラップを表彰台争いの位置で迎えた。しかし、スピンを喫したうえ、複数回にわたってコース外に出てアドバンテージを得たとしてペナルティを科された。「ミスはすべて自分にある」と彼はその後に悔やんだ。「それで3位か4位を失った。おそらく4位だったと思うが、3位もまだ目の前にあった」

    9.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) / マイアミグランプリ
    フェルナンド・アロンソは、アストンマーティン・ホンダが2026年シーズン序盤に苦戦するなか、経験と闘志のすべてを使っている。マイアミ・インターナショナル・オートドロームでは、2度のワールドチャンピオンがいつものように粘り強い走りを見せ、スプリントとグランプリで15位まで戦い抜いた。新たな提携に、トンネルの先に光があり、より良い時期が訪れるという希望を与えた。

    10.オリバー・ベアマン(ハースF1チーム) / マイアミグランプリ
    ハースF1チームは2026年シーズンをオーストラリア、中国、日本での連続入賞でスタートしたが、マイアミではさらに中団に沈んだ。それがサーキット特性によるものなのか、あるいは各チームのアップデートの影響によるものなのかは別として、オリー・ベアマンもエステバン・オコンもチームのポイントを積み増すことはできなかった。それでもベアマンは11位であと一歩まで迫り、チーム内の争いでは引き続き先行した。

    トップ10圏外
    マイアミのパワーランキングでトップ10のすぐ外に位置したのは、ガスリーとアルボンだった。前者はグランプリでポイントを争っていたが、レーシングブルズのリアム・ローソンに接触されてリタイアに追い込まれ、後者は最後の1ポイントを獲得した。

    マイアミグランプリ 2026年のF1世界選手権

  • メルセデスF1内部でアロンソ熱望 ハミルトン後任候補で圧倒的支持

    メルセデスF1内部でアロンソ熱望 ハミルトン後任候補で圧倒的支持

    ルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍が決まった際、メルセデス内部では後任候補をめぐり、フェルナンド・アロンソを望む声が圧倒的だったという。

    現在はキミ・アントネッリが開幕から歴史的な活躍を見せ、メルセデスの選択は成功した形になっている。しかし、当時のファクトリー内では経験豊富なアロンソを求める空気が強かったことを、元メルセデスのエンジニアであるホセマ・ガランが明かした。

    ハミルトン移籍後の全体会議で起きた“挙手”
    ガランはポッドキャスト『Minimo Comun Multipla』で、ハミルトンがフェラーリ移籍を告げた直後に開かれたメルセデスの全体会議を振り返った。

    「ひとつ話をしよう。ハミルトンが『フェラーリに行く』と言った日だ。すでにいろいろな街でX上に噂が流れていた。そして突然、全体会議が開かれて、全員がそこにいた」

    「そこにトトが来た。彼は本当にショーマンだ。何が起きたのか、どう知らされたのかを説明した。でもその後で、『今、我々は後任について考えている』と言った」

    トト・ヴォルフはキミ・アントネッリを高く評価しつつ、契約のないドライバーのリストを示し、社員に意見を求めたという。

    「セルジオ・ペレス。誰も手を挙げなかった。キミ・アントネッリでも何も起きなかった。沈黙と居心地の悪さがあった」

    「カルロス・サインツになると、少し手が挙がった。部屋の5%くらいだったと思う。とても控えめな挙手だった」

    最後に出たアロンソの名前で空気が一変
    最も大きな反応を引き出したのは、最後に名前が出たフェルナンド・アロンソだった。

    「そして最後に取っておいた。最後にフェルナンド・アロンソと言った。すると、全員が手を挙げた。すごい瞬間だった」

    「しかも我々は何年もアロンソを批判してきた。彼はいつも我々の表彰台を奪っていた。この男は本当に厄介だ、と」

    「イギリスにいると、アロンソへの批判や冗談を常に耳にする。『君はアロンソが好きなんだろう? でも彼はそんなに良くない』といった具合だ。なのに突然、工場全体がそれまでの言葉を飲み込み、アロンソを見たいと手を挙げた」

    ガランはさらに、メルセデスのエンジン部門が2007年にマクラーレンへエンジンを供給していたことにも触れ、長く在籍するスタッフにとっては特別な意味を持つ瞬間だったと語った。

    結果的にアントネッリ起用は成功
    当時、アロンソ待望論が強かったとしても、現在の結果を見ればメルセデスがキミ・アントネッリを選んだ判断は成功している。

    アントネッリは開幕4戦で3勝を挙げ、すべてのレースで表彰台を獲得。F1史上最年少の選手権リーダーとなり、メルセデスの新時代を象徴する存在になりつつある。

    経験と実績を持つアロンソは、ハミルトン後任として理にかなった選択肢だった。しかしメルセデスは即戦力よりも未来を選び、その決断は想定以上の速さで成果に変わっている。

  • ローレンス・ストロールにF1関係者から敬遠論「一緒に働きたくない人は多い」

    ローレンス・ストロールにF1関係者から敬遠論「一緒に働きたくない人は多い」

    アストンマーティンF1のオーナーであるローレンス・ストロールに対し、F1パドック内で「一緒に働きたくない」と感じている関係者が少なくないと報じられている。

    ローレンス・ストロールは、ランス・ストロールをF1へ導いた後、フォースインディアを買収してレーシングポイントへ再編。その後、2022年からアストンマーティンとして新たなワークスプロジェクトを推進してきた。

    しかし2026年シーズン、チームは深刻な低迷に直面している。

    アストンマーティンF1の苦境で再燃した“ストロール批判”
    2026年のアストンマーティンは、ホンダ製パワーユニットの振動問題やパワー不足に苦しみ、コンストラクターズランキング最下位争いに沈んでいる。

    フェルナンド・アロンソとランス・ストロールは依然としてノーポイント。エイドリアン・ニューウェイ、エンリコ・カルディレ、そして新たに加入予定のジョナサン・ウィートリーなど大型補強を進めながらも、チームは結果を残せていない。

    そうした状況の中で、ローレンス・ストロールのリーダーシップや性格面への疑問も改めて取り沙汰されている。

    スペインのF1コメンテーターであるアントニオ・ロバトは『SoyMotor』に対し、パドック内でのストロール評について次のように語った。

    「私はローレンス・ストロール本人を知らない。ただ、彼については多くの話を聞いている」

    「F1には、ローレンス・ストロールと一緒に働きたがらない人がたくさんいる。彼がどんな性格なのかを知っているからだ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    ホンダとの関係にも厳しい視線
    ロバトはさらに、現在のアストンマーティンの危機について、ホンダ側だけではなくチーム側にも責任があると指摘した。

    「彼が今どのように振る舞っているのか、経営陣とどんなやり取りをしているのかは分からない」

    「ホンダとどんな会話をしているのかも知らない。ただ、ホンダが大きな問題を引き起こしたのは明らかだ」

    「だが、ホンダが準備していたエンジン開発を十分に監視してこなかったアストンマーティン側にも、絶対的な責任がある」

    “待つ力”を欠いているとの見方
    元ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーも、ローレンス・ストロールには成功まで待ち続ける“忍耐”が欠けていると指摘している。

    その象徴として挙げられているのが、エイドリアン・ニューウェイの役割変更だ。加入から半年も経たない段階で、ニューウェイはチーム代表的な立場から技術部門寄りへ再配置され、ジョナサン・ウィートリーが新たなチーム運営の中心になるとみられている。

    もっとも、アストンマーティンのF1プロジェクトは元々、短期間で成功できる計画ではなかった。だが2026年の開幕失敗によって、チームはさらに厳しい立場へ追い込まれている。

    特に2027年以降の巻き返しを見据える中で、ローレンス・ストロールのマネジメント手法と組織運営は、今後さらに大きな注目を集めることになりそうだ。

  • マーク・ウェバー F1にフェルスタッペン必要論「彼は全員を引き上げている」

    マーク・ウェバー F1にフェルスタッペン必要論「彼は全員を引き上げている」

    マーク・ウェバーは、マックス・フェルスタッペンがF1を去ることはスポーツ全体にとって大きな損失になると語り、F1、リバティ・メディア、そして各チームもその重要性を理解しているはずだと強調した。

    2026年F1シーズンは、新レギュレーションへの不満を背景にフェルスタッペンの将来が大きな話題となっている。フェルスタッペンはレッドブルと2028年末まで契約しているものの、契約には複数の離脱条項が含まれているとされ、成績次第では今季終了後に離脱できる可能性も取り沙汰されている。

    フェルスタッペンの存在はF1全体に不可欠
    ウェバーはRacingNews365に対し、フェルスタッペンのような存在はF1に必要不可欠だと語った。

    「当然、レッドブルはマックスに残ってほしいと思っている。それは簡単に予想できることだ」

    「スポーツ全体を見れば、彼のような人物、フェルスタッペンのようなキャラクターこそ、このスポーツに必要な存在だ」

    「我々にはこういう人間が必要だ。人々はマックス・フェルスタッペンを見るためにテレビをつける。リバティもそれを分かっている。チームも分かっている。彼は重要な存在だ」

    さらにウェバーは、フェルスタッペンが他のドライバーたちのレベルを押し上げていると指摘した。

    「マックスをF1に留めることは本当に重要だ。彼はグリッド上のすべてのドライバーを引き上げている。それこそがF1だ。常にレベルを引き上げられ続けなければならない」

    「ラファエル・ナダルとロジャー・フェデラーの関係のようなものだ。ラファがいなければロジャーは成長し続けられたか? 逆も同じだ。眠れない夜を与えるライバルが必要で、フェルスタッペンは長年それをやってきた」

    2026年F1規則への不満は消えていない
    フェルスタッペンは、2026年F1レギュレーションの電力依存型パワーユニットに強い不満を抱いている。F1とFIAはマイアミGP前にエネルギー運用ルールの修正を実施したが、本人の評価は変わらなかった。

    フェルスタッペンは、コーナーで速く走るほどストレートで不利になる現在の特性について「罰を受けているようだ」と不満を口にしている。

    一方で、マイアミGPではレッドブルが7つのアップグレードを投入。フェルスタッペンは扱いやすさが改善されたRB22で予選2番手を獲得し、決勝でも今季ベストとなる5位を記録した。

    しかし、根本的な懸念は解消されていない。

    「僕のクルマは少し良く走るようになったけど、レギュレーションについて前に言ったことは今も同じだ」

    「まだ、速く走るために場所によって少し遅く走らなければならない。僕が見たい形ではない」

    「コーナーを速く抜ければ、その次のストレートで遅くなる。そういうものではないはずだ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    夏休み時点の順位が鍵に
    フェルスタッペンは現在ランキング7位で、2位との差は54ポイント。報道では、夏休み時点でランキング2位圏外だった場合、8月から10月の間に契約解除条項を行使できるとされている。

    そのため、レッドブルだけでなくF1全体が今後の規則調整や競争力改善に注目している状況だ。

    ウェバーは、フェルスタッペンがもしモチベーション低下を感じるなら、自ら将来を決める権利があるとも認めている。

    「彼にとって刺激が減ってきているなら、彼には選択する権利がある」

    「彼には途方もない実績がある。毎年結果を出し続けてきた。それが彼に選択肢を与えている」

    レッドブルは後継候補も模索
    レッドブルはフェルスタッペン残留を望みながらも、万が一に備えた動きも進めている。

    候補として再び名前が挙がっているのがオスカー・ピアストリだ。マクラーレンは2025年3月に2028年までの契約延長を発表したが、その契約にも離脱条項が含まれているとされる。

    さらにカルロス・サインツの名前も浮上しているが、レッドブル首脳陣はリアム・ローソンのような内部昇格を望んでいるとも報じられている。

    フェルスタッペンの将来は、単なるドライバー移籍市場の話題にとどまらず、2026年F1レギュレーションの評価、そしてF1というスポーツの魅力そのものに直結するテーマとなっている。

  • ジョージ・ラッセルにF1界から辛辣批判 アントネッリに敗北後の“最悪の言い訳”

    ジョージ・ラッセルにF1界から辛辣批判 アントネッリに敗北後の“最悪の言い訳”

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1マイアミGPで再びチームメイトのキミ・アントネッリに後れを取った。

    開幕戦オーストラリアGPを制したラッセルだったが、その後は勢いを失い、アントネッリは直近3連勝を達成。ランキングでも20ポイント差を築き、メルセデス内の主導権は完全にイタリア人ルーキー側へ傾きつつある。

    マイアミGPで際立ったアントネッリとの差
    マイアミGP週末、ラッセルは終始アントネッリの後塵を拝した。

    予選では約0.4秒差をつけられ、決勝でもトップ争いから完全に脱落。チェッカー時にはアントネッリから43秒遅れの4位に終わった。

    ラッセル自身はレース後、「マイアミのような低グリップ路面は自分のドライビングスタイルに合わない」と説明したが、この発言が元F1ドライバーのロバート・ドーンボスから厳しく批判された。

    「それは最悪のコメントだ」
    ドーンボスは『The Pit Talk Podcast』で、ラッセルのコメントについて次のように語った。

    「正直、この週末のラッセルは“見えなかった”」

    「そして唯一目立ったのは、“こういうサーキットは自分のスタイルに合わない”というコメントだった」

    「これは最悪の発言だ。低グリップ路面が苦手? ならシンガポールやバクー、ラスベガスでも同じことになるという話だ」

    ドーンボスは、タイトルを狙うドライバーが“苦手コース”を理由にパフォーマンス不足を説明すること自体が問題だと指摘した。

    「彼は『バランスを見つけられなかった。でも必ず立て直す』と言うべきだった」

    「今のアントネッリは彼を完全に打ち負かしている」

    ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

    ラッセルに求められる“王者の姿勢”
    元インディカードライバーのジェームズ・ヒンクリフも、ラッセルが“言い訳”を使うべきではないと指摘している。

    同じメルセデスW17を駆るアントネッリが結果を出している以上、問題はマシンではなく適応力にあるという見方だ。

    2025年にオスカー・ピアストリがタイトル争いで苦戦した際にも、“低グリップ路面への適応不足”が弱点として挙げられていた。カルン・チャンドックは、ラッセルにも同じ傾向があると分析している。

    アントネッリは現在、ポールポジション獲得と3連勝という勢いに乗っている。

    ラッセルにとって重要なのは、“苦手”を受け入れることではなく、そこを克服していく姿勢を示せるかどうかだ。今の流れが続けば、メルセデス内で“ナンバー1”の序列が完全に逆転する可能性も現実味を帯びてくる。

  • アストンマーティン・ホンダF1 カナダGPにアップデート投入へ「次の段階に進む」

    アストンマーティン・ホンダF1 カナダGPにアップデート投入へ「次の段階に進む」

    アストンマーティンは2026年シーズン序盤の苦戦から立て直しを図るなか、F1カナダGPに向けて新たなアップデートを投入する構えを見せている。

    一方で、フェルナンド・アロンソは「本格的なパフォーマンス改善は第12戦か第14戦になる」と慎重な見方を示しており、チーム内でも現状認識に温度差が見え始めている。

    マイク・クラックはカナダGPでの前進を示唆
    マイク・クラックはスペイン紙『Marca』に対し、次戦カナダGPでの改善に期待を寄せた。

    「我々はカナダに行くのを本当に楽しみにしている」

    「もちろん、チームにとって重要なレースだし、我々のパートナーシップにとっても重要なレースだ」

    クラックはそう語り、ホンダとの協力体制にも言及した。

    「我々はアップグレードを投入する予定だし、これまでより良い結果を目指す」

    この発言は、アロンソやランス・ストロールが示していた“夏休み前までは大規模アップデートは来ない”という見通しとはやや異なる内容となっている。

    空力ではなく“扱いやすさ”改善の可能性
    スペイン紙『Marca』は、カナダGPで投入される変更は大規模な空力アップデートではなく、信頼性やドライバビリティ、あるいはパワーユニット関連の改良である可能性が高いと分析している。

    実際、アストンマーティンは今季序盤から深刻な振動問題に苦しんできた。

    ホンダと共同で進めた対策によって状況は改善されつつあり、最近ではドライバーの不快感も大幅に軽減されたとされる。

    クラックもその進歩を強調した。

    「ここ数週間、数か月で我々が成し遂げた進歩を見れば、特に信頼性、振動低減、ハンドリング改善の面で非常に大きな前進があった」

    「現時点でも、かなり大きな改善はすでに見えていると思う」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    アストンマーティンが重視する“理解を深める作業”
    現在のアストンマーティンは、単純な新パーツ投入よりも“現状パッケージの理解”を優先しているようにも見える。

    クラックは、シーズン序盤の混乱を振り返りつつ、対応速度には自信を示した。

    「シーズン開幕時、我々には多くの問題があった。本当に異常なレベルの問題だった」

    「しかし、それらを解決したスピードは本当に素晴らしかったと思っている」

    その一方で、トップ勢との差は依然として大きいことも認めている。

    「我々にはまだ埋めなければならない大きなギャップがある」

    そして現在の重点について、次のように説明した。

    「重要なのは、戦略と計画を明確にすることだ」

    「我々の仕事は、今持っているものを最大限に活かすことにある」

    「ここまで集めたデータから学ぶべきことは非常に多い。そしてチーム全体のモチベーションを維持しながら、次の段階を待つことが重要なんだ」

    ホンダとの“次の段階”へ向かうカナダGP
    今回のクラックの発言から見えてくるのは、アストンマーティンが“劇的進化”ではなく、“問題を一つずつ潰しながら基盤を整える段階”に入っているという現実だ。

    マイアミGPでは振動問題の改善が確認され、ドライバビリティ面でも前進があったとされる。だが、純粋な競争力という意味では、依然として上位との差は大きい。

    そのなかで迎えるカナダGPは、ホンダとの協力体制がどこまで成果を生み始めているのかを測る重要な週末になりそうだ。