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  • レッドブルF1 オスカー・ピアストリ獲得を注視? 契約解除条項の存在が浮上

    レッドブルF1 オスカー・ピアストリ獲得を注視? 契約解除条項の存在が浮上

    マックス・フェルスタッペンの去就を巡る憶測が続くなか、レッドブル・レーシングが将来的な後任候補としてオスカー・ピアストリに注目しているとの報道が浮上した。さらに、ピアストリのマクラーレンとの契約には、一定の条件下で発動できる解除条項が含まれているとされている。

    現在のF1ドライバー市場は大きな動きを見せていないが、その背景にはフェルスタッペンの将来が大きく影響しているとみられている。

    2028年までレッドブルとの契約を結んでいるものの、契約には離脱を可能にする条項が存在するとされており、引退や他チームへの移籍の可能性がたびたび取り沙汰されている。

    ピアストリの契約解除条項に注目
    ドイツの『F1-Insider』のラルフ・バッハによると、ピアストリのマクラーレン契約には2028年までの長期契約が結ばれている一方で、2026年シーズンの夏休み時点でドライバーズランキング5位以内に入っていなければ契約を解除できる条項が盛り込まれているという。

    2026年の夏休みは7月24〜26日のハンガリーGP終了後に始まる。現在のランキングではピアストリは5位につけているが、6位ランド・ノリスとの差はわずか2ポイント。さらに7位のマックス・フェルスタッペンも17ポイント差に迫っており、順位争いは非常に接戦となっている。

    この状況から、もしピアストリがトップ5圏外へ転落した場合、契約解除条項が有効となる可能性があると報じられている。

    レッドブルはフェルスタッペン残留を最優先
    報道によれば、レッドブルは依然としてフェルスタッペンの残留を最優先事項としている。しかしチーム内部では離脱の可能性を完全には否定できず、有力な代替候補としてピアストリの状況を継続的に監視しているという。

    フェルスタッペンについては、夏休み時点でランキング2位以内に入っていなければ、8月から10月にかけて契約解除条項を発動できると考えられている。

    もしフェルスタッペンがレッドブルを離れる決断を下した場合、ピアストリが後任候補として浮上する可能性は十分にあるとの見方が広がっている。

    ノリス優遇疑惑も過去に浮上
    ピアストリの契約には、成績条件以外にも離脱の余地があるとの噂が以前から存在している。

    2025年シーズンには、マクラーレンがタイトル争いにおいてランド・ノリスを優遇しているとの指摘が一部で浮上した。これを受け、一部メディアはピアストリの契約に「チームがノリスを優先していると判断した場合に契約解除を検討できる条項」が存在すると報じていた。

    真偽は明らかになっていないものの、フェルスタッペンの将来が不透明な状況のなかで、レッドブルがピアストリの契約内容やチャンピオンシップ順位を注視していることは確かなようだ。

    現在のところ、フェルスタッペンの離脱もピアストリの移籍も現実化しているわけではない。しかし2026年夏のランキング次第では、ドライバー市場を大きく揺るがす展開へ発展する可能性がある。

  • ホンダF1に痛烈批判「F2へ行くべき」 シュタイナーがアストンマーティン不振を酷評

    ホンダF1に痛烈批判「F2へ行くべき」 シュタイナーがアストンマーティン不振を酷評

    2026年シーズンのアストンマーティンとホンダの苦戦に対し、元ハースF1代表のギュンター・シュタイナーが厳しい言葉を投げかけた。

    シュタイナーは、現在のアストンマーティンのパフォーマンスは「F1の基準に達していない」と断じ、さらにホンダのパワーユニットについても「このままならF2へ行くべきだ」と痛烈に批判している。

    今季のアストンマーティンは、エイドリアン・ニューウェイ加入やフェルナンド・アロンソの存在によって上位争いが期待されていた。しかし実際には、AMR26の競争力不足や信頼性問題に苦しみ、グリッド最後尾に沈むレースも少なくない状況となっている。

    「キャデラックを良く見せている」と酷評
    シュタイナーは『The Red Flags Podcast』に出演し、アストンマーティンの現状について次のように語った。

    「アストンマーティンはキャデラックを良く見せてしまっている。キャデラックはレース終了時に3周遅れだったが、それでもだ」

    「今のアストンマーティンがやっていることは、僕の意見では受け入れられない。もはやF1の基準ではない。圧倒的最下位で、しかも完走すらできないこともある」

    「ローレンス・ストロールも今起きていることを誇りに思ってはいないだろう。しかし最終的な責任は彼にある。チームオーナーなのだから」

    今季のアストンマーティンは、モナコGPでアロンソが初ポイントを獲得したものの、依然としてコンストラクターズ争いの下位に低迷している。

    「ホンダはF2へ行くべき」と過激発言
    さらにシュタイナーは、2026年からアストンマーティンへワークス供給を行っているホンダについても厳しい見方を示した。

    F1のCEOであるステファノ・ドメニカリが介入できるかと問われると、シュタイナーは次のように答えた。

    「ステファノには権限がない。誰が参戦すべきか、どのような成績を残すべきかを決めることはできない」

    「残念ながらF1には降格制度がない。多くのスポーツでは結果を出せなければ降格するものだ」

    そのうえで、現在導入が議論されているADUO(性能均衡措置)にも言及した。

    「ローレンス・ストロールは努力していないわけではない。彼ほど自分の資金をF1につぎ込んでいる人物は多くない」

    「だが彼らにはADUO以上のものが必要だ」

    「ホンダはたくさんのADUO支援を受けることになるだろう。あまりにも悪いからだ。それは確実に助けになる」

    「もしホンダを今の状態のままにしておくなら、F2へ行くべきだ」

    もっとも、これはあくまでシュタイナーらしい挑発的な表現であり、実際にホンダのF1参戦継続が危ぶまれているわけではない。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    アストンマーティンは反攻に向け大型アップデート準備
    一方、アストンマーティン陣営は現状を重く受け止めている。

    バルセロナ・カタルーニャGP後には、チーフトラックサイドオフィサーのマイク・クラックがファンへ謝罪した。

    「サーキットへの行き帰りで、たくさんの緑色のシャツを着たファンを見た。本当に素晴らしかった」

    「しかし僕たちは彼らに喜びを与えることができなかった」

    「高額なチケットを購入してヒーローたちを見に来てくれたファンに対して、まずは申し訳ない気持ちだ。期待に応えるパフォーマンスを見せることができなかった」

    チームは現在、夏以降の反攻に向けて大規模アップデートを準備中とされており、ベルギーGPでの投入が有力視されている。ホンダもパワーユニット改良を進めているとみられるが、シュタイナーの辛辣な評価を覆すためには、結果による証明が必要になりそうだ。

    今回の発言は過激ではあるものの、アストンマーティンとホンダが2026年最大の失望勢力のひとつと見なされている現状を象徴している。ニューウェイ、アロンソ、ホンダという強力な布陣を揃えながら結果につながっていないだけに、今後数戦での巻き返しがチーム全体にとって重要な意味を持つことになる。

  • メルセデスF1 モナコGP再審請求撤回を説明「スポーツの利益にならない」

    メルセデスF1 モナコGP再審請求撤回を説明「スポーツの利益にならない」

    メルセデスF1は、ジョージ・ラッセルへのペナルティを巡って提出していた2026年F1モナコGPの再審請求(ライト・オブ・レビュー)を撤回した理由を説明した。

    チームはFIAおよびFOMとの協議を経て、問題の再検証と改善に取り組む姿勢が示されたことから、「これ以上の追及はチームにもスポーツにも利益をもたらさない」と判断したとしている。

    ガスリーの処分取り消しが再審請求のきっかけに
    モナコGPでのペナルティ問題は、ピエール・ガスリーに科されていたピットレーン速度違反のペナルティが覆されたことで再び注目を集めた。

    FOMは速度違反を判定するための測定距離に77cmの誤差があったことを認め、アルピーヌの再審請求を受理。その結果、ガスリーのタイムペナルティは取り消された。

    ガスリーはレース中にペナルティを消化していなかったため結果修正の対象となったが、他の多くのドライバーはすでにペナルティを消化済みであり、失ったポジションを取り戻すことはできなかった。

    ラッセルは追加ペナルティでポイント圏外へ
    その中で最も大きな影響を受けたのがジョージ・ラッセルだった。

    ラッセルはピットレーン速度違反によるペナルティを受けた後、その消化方法に問題があったとして追加のドライブスルーペナルティを科された。結果的にポイント圏外へ後退し、大きな痛手となった。

    こうした状況を受け、レッドブル・レーシングとマクラーレンがモナコGPの結果に対して異議申し立てを行う中、メルセデスはラッセルへの処分に焦点を当てた再審請求を提出した。

    チーム代表のトト・ヴォルフは当時、成功の可能性は高くないと認めながらも、「ジョージのために行動する必要があった」と説明していた。

    メルセデスが撤回理由を説明
    その後、FIA文書によってメルセデスが再審請求を取り下げたことが確認された。

    メルセデスの広報担当者は声明で次のように説明した。

    「モナコGPでジョージ・ラッセルが受け、消化したペナルティに関するライト・オブ・レビュー申請を撤回したことを確認する」

    さらにチームは、ガスリーのペナルティ取り消しを受けてラッセルのレース結果への影響を検証するため、利用可能なあらゆる選択肢を検討する必要があったと明かした。

    「ガスリーのタイムペナルティが取り消された後、ジョージのピットレーン速度違反ペナルティがレース結果に与えた影響について、利用可能なあらゆる選択肢を検討することが重要だった」

    また、スペインGP週末中に再審請求を提出した理由についても説明した。

    「バルセロナのレースウイーク中にライト・オブ・レビューを申請できる時間は限られており、その権利を確保するために申請を行った」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1 モナコGP

    FIAの改善姿勢を評価
    その後の協議を通じて、FIAとFOMが今回の問題を真剣に受け止めていることが確認できたという。

    「その後のFIAおよびF1との建設的な協議により、モナコGPで発生した特殊な状況を見直し、その原因となった要素に積極的に対処しようとする強い意思が示された」

    そしてメルセデスは、再審請求を続ける必要はないとの結論に達した。

    「こうした明確な姿勢を踏まえ、ライト・オブ・レビュー申請をこれ以上追及することはチームにもスポーツにも利益をもたらさないと判断し、申請を撤回した」

    今回の決定により、ラッセルのモナコGP結果の見直しを求めるメルセデスの法的手続きは終了した。一方で、FIAとFOMは今回の混乱を招いた計測および運用上の問題について引き続き検証を進める見通しとなっている。

  • フェルスタッペンにレーシングブルズ支配株譲渡? レッドブルF1慰留策の噂

    フェルスタッペンにレーシングブルズ支配株譲渡? レッドブルF1慰留策の噂

    マックス・フェルスタッペンの将来を巡る憶測が続く中、レッドブルが前例のない慰留策を検討しているとの噂がF1パドックで浮上している。

    F1ジャーナリストのジョー・サワードによると、レッドブルが姉妹チームであるレーシングブルズの支配的な株式をフェルスタッペンに提供する可能性が取り沙汰されているという。実現性は不透明だが、この噂そのものがレッドブルの危機感を示している。

    レーシングブルズ株式譲渡説の背景
    ジョー・サワードは自身のニュースレター『Business of Motorsport』で、パドック内で語られている説として、レッドブルがフェルスタッペンにレーシングブルズの支配株を提供する可能性があると伝えた。

    レーシングブルズは2006年にミナルディを買収して誕生したチームであり、現在もレッドブルが所有している。しかし近年は、1つの企業が2チームを保有する体制に対して疑問の声も高まっている。

    FIA会長モハメド・ビン・スライエムは複数チーム所有に関する規制強化の可能性を示唆しており、将来的にレッドブルがレーシングブルズの売却を迫られるとの見方もある。

    そのため、一部ではフェルスタッペンへの株式譲渡が解決策になるとの憶測が広がっている。ただしサワード自身は、この案が実現する可能性は高くないとの見方を示している。

    フェルスタッペン残留が最優先課題
    2026年からの新レギュレーション時代に入り、レッドブルはかつての圧倒的な優位性を失っている。

    技術部門や経営陣から重要人物が流出したことに加え、フェルスタッペンの去就も不透明な状況となっている。メルセデス移籍説や引退説まで飛び交う中、チームとしては何としてもエースドライバーを引き留めたい考えだ。

    サワードは、フェルスタッペンが少なくとも2027年末まではレッドブルに残留すると予想している。これは現行契約の終了より1年前にあたる時期であり、その頃には長年コンビを組んできたレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼがマクラーレンへ移籍するとみられている。

    レッドブルはフェルスタッペン側に対し、近年の人材流出によって生じた穴を埋めるため、一流人材の獲得を進める方針を伝えているという。

    現役ドライバーによるチーム所有の現実性
    フェルスタッペンは2015年にトロロッソ(現レーシングブルズ)からF1デビューを果たしており、チームとの縁は深い。

    F1の歴史を振り返れば、ジャック・ブラバムやブルース・マクラーレン、グラハム・ヒルらが自身のチームを所有しながらレースに参戦した例も存在する。しかし、その多くは1960〜70年代の話であり、現代F1ではほぼ前例がない。

    フェルスタッペン自身もGT3レースで自らのチームを運営しているが、現役F1ドライバーが他チームのオーナーとなれば利益相反の問題が生じる可能性もある。

    そのため、レーシングブルズ株式譲渡案よりも、契約解除条項への対応や競争力向上による残留説得の方が現実的との見方が強い。

    夏休み前の決断に注目
    フェルスタッペンのマネジメント陣は、夏休み前までに将来に関する方向性を定める見込みだ。

    契約には解除条項の存在が指摘されているものの、マネージャー陣は「これまでもレッドブルには忠誠を尽くしてきた」と語っており、現時点で即座の離脱を示唆しているわけではない。

    レーシングブルズの株式譲渡という噂は実現性こそ低いかもしれない。しかし、それほどまでにレッドブルがフェルスタッペン残留を重視していることを示す話題であることは間違いない。

    2026年の新時代に苦戦するレッドブルにとって、チーム再建とフェルスタッペンの将来は切り離せない問題となっている。今後数週間の動向が、2027年以降のF1勢力図を左右する大きな鍵となりそうだ。

  • ルイス・ハミルトン 「バスールでさえ僕を疑った瞬間があったはず」

    ルイス・ハミルトン 「バスールでさえ僕を疑った瞬間があったはず」

    ルイス・ハミルトンは、F1バルセロナ・カタルーニャGPでフェラーリ移籍後初勝利を挙げた後、チーム代表フレデリック・バスールへの感謝を改めて語った。

    2025年の苦しいシーズンを経て復活を遂げたハミルトンは、自身だけでなく周囲にも疑念があったことを認めながらも、最後まで支え続けたバスールの存在が復活の大きな要因だったと明かしている。

    「僕は何度でも立ち上がる」 ハミルトンが語る復活への道のり
    ルイス・ハミルトンのモットーは「Still I rise(それでも僕は立ち上がる)」だ。

    バルセロナでの勝利は、その言葉を象徴する結果となった。

    ハミルトンはフランスの放送局Canal+に対し、現在の心境を次のように語った。

    「言葉で説明するのは難しい。感謝の気持ちでいっぱいだし、一緒に働いているチームや人々を本当に誇りに思う」

    「昨年はチームにとっても、僕自身にとっても、公私ともに本当に厳しい一年だった」

    「でも冬の間に自分を立て直すことができた。トレーニングを積み、集中力と精神的な強さを取り戻した。そして周囲のチームや支えてくれる人たちとの体制も再構築した」

    「それによって、どんな時でも決して諦めてはいけないということを改めて思い出した」

    「バスールにも疑念はあったはず」 それでも支え続けたフェラーリ代表
    ハミルトンは、期待された結果を残せなかった2025年シーズンについて率直に振り返った。

    そして、自身をフェラーリへ招いたフレデリック・バスールに対して深い感謝を示した。

    「僕を信じてくれたこと、支えてくれたこと、そしてこのチームへ連れてきてくれたことに対して、フレッド(バスール)には永遠に感謝している」

    「昨年は彼にとっても僕にとっても難しい一年だった。そして彼自身にも、周囲の人たちにも、僕に対する疑念が生まれた瞬間は間違いなくあったと思う」

    「それでも彼は下を向かず、僕を支え続けてくれた」

    ハミルトンによれば、特にシーズン終盤におけるバスールとの対話が復調のきっかけになったという。

    「とりわけシーズン終盤には、彼は本当に僕の話に耳を傾けてくれた。そしてパズルのピースを正しい位置へ動かす手助けをしてくれた。そのおかげで僕は最高の状態を取り戻すことができた」

    「そして僕自身もチームを前へ押し上げたと思っている。ただ、それは工場で懸命に働く素晴らしい人たちがいなければ実現できなかった」

    フェラーリF1の課題は依然としてパワー不足
    バルセロナで勝利を手にしたものの、ハミルトンはフェラーリが依然として課題を抱えていることも認めている。

    特にパワーユニット面では改善の余地があるとの見方を示した。

    「僕はこのチームが成し遂げられることを本当に信じている。今日もそうだったように、まだパワー不足はある」

    「でも僕たちには進むべき方向性があるし、どこへ向かわなければならないかも分かっている」

    「今は一つひとつレンガを積み上げていく段階だ。まだ道のりは長い」

    「学び続け、小さなものであっても前進し続けなければならない」

    「そうすれば、これからもライバルたちにプレッシャーをかけ続けられると本当に信じている」

    バルセロナで待望のフェラーリ初勝利を手にしたハミルトン。2025年の苦闘を経て築かれたバスールとの信頼関係が、スクーデリア復活への大きな原動力となっている。

  • マーク・ウェバーに“マクラーレン出禁”説 ピアストリ陣営とチームの亀裂が再燃か

    マーク・ウェバーに“マクラーレン出禁”説 ピアストリ陣営とチームの亀裂が再燃か

    オスカー・ピアストリのマネージャーを務める元F1ドライバーのマーク・ウェバーが、マクラーレンのホスピタリティ施設への立ち入りを事実上禁じられているとの衝撃的な噂が浮上した。

    発信元はオランダ人ジャーナリストのジャック・マルテンスで、レッドブル移籍説とも絡み、パドック内で新たな注目を集めている。

    ピアストリ陣営の再編とウェバーの役割変化
    2026年シーズン開幕前、ピアストリはマネジメント体制を見直し、ウェバーをビジネス面中心の役割へ移行させた。同時に元F2エンジニアのペドロ・マトスをレース週末のサポート担当として起用している。

    ピアストリ自身は、F1での経験を重ねたことでウェバーへの依存度が以前より低下したと説明している。スペインGPでは自身75回目のF1スタートを迎えており、ドライバーとして着実に成熟している段階だ。

    しかし、この体制変更の背景には単なる業務分担以上の事情が存在する可能性が指摘されている。

    2025年のチームオーダー問題が火種か
    マルテンスによれば、2025年シーズンを通じてマクラーレン内部ではピアストリ側とチーム首脳陣の間に緊張関係が生じていたという。

    当時は複数の戦略判断やチームオーダーがランド・ノリス寄りだったとの見方があり、ピアストリ本人は公の場で「公平に扱われている」と主張していたものの、ウェバーは異なる認識を持っていたとされる。

    その結果、舞台裏でウェバーとマクラーレン首脳陣の間に激しい対立が発生したとの証言が出ている。

    マルテンスは『Paddock Access』ポッドキャストで次のように語った。

    「レッドブルのリスト最上位にいるのはオスカー・ピアストリだ。すでに双方は話をしている」

    「マーク・ウェバーは今でもピアストリのマネージャーだが、最近サーキットで見かけなくなった」

    「私は彼がマクラーレンのホスピタリティに入れない状態だと思っている。マクラーレンはサーキットで彼をピアストリの近くに置きたくないのだろう」

    レッドブル移籍説との関連
    今回の話題が注目を集める最大の理由は、ピアストリのレッドブル移籍説と結び付いているためだ。

    現在、マックス・フェルスタッペンには成績条項による契約解除オプションが存在すると報じられており、将来について様々な憶測が飛び交っている。

    ウェバーはレッドブル・レーシングで長年活躍した経歴を持ち、現在もチームとの関係は深いとみられている。マルテンスは、レッドブルとウェバー陣営の接触が行われていること自体は自然な流れだと指摘した。

    さらに彼は「話し合われているのはフェルスタッペンのチームメイトの座ではなく、フェルスタッペンの後任としての可能性だ」と主張している。

    現時点では裏付けのない噂段階
    ただし、この情報は現時点でマルテンス個人の証言に基づくものであり、客観的な裏付けは示されていない。

    記事によれば、F1 Oversteerはマクラーレンにコメントを求めているが、記事公開時点で公式な回答は得られていない。

    また、ピアストリ自身はこれまで一貫してマクラーレンとの関係に問題はないと説明しており、2026年もタイトル争いを展開している。したがって、「ウェバー出禁説」や「レッドブル移籍交渉」が事実であるかどうかは、今後さらなる証拠や関係者の発言を待つ必要がある。

    現段階では、パドック内で広がる興味深い噂の一つとして受け止めるのが妥当だろう。

  • ホンダF1が声明 「期待した結果ではないが団結して前進する」

    ホンダF1が声明 「期待した結果ではないが団結して前進する」

    ホンダは、アストンマーティンとの2026年F1プロジェクトについて声明を発表し、「期待した結果ではない」と現状を認めた。

    アストンマーティンは開幕から苦戦が続き、スペインGPではフェルナンド・アロンソがパワーユニットトラブルでリタイア。それでもホンダは「団結し、集中力を保ち、前進し続ける」と強調し、今後の巻き返しに向けた姿勢を示した。

    ホンダが現状を率直に認める
    アストンマーティンとホンダは2026年の新レギュレーション導入に合わせて本格的なパートナーシップを開始したが、シーズン序盤から厳しい戦いを強いられている。

    モナコGPではアロンソが今季初ポイントを獲得したものの、AMR26の根本的な課題は依然として解決されていない。空力性能や車体バランス、そしてパワーユニットを含む複数の要素が競争力不足の要因となっている。

    スペインGPではアロンソがパワーユニットトラブルによって母国レースをリタイア。チームの苦境が改めて浮き彫りとなった。

    こうした状況のなか、HRC UKは声明を発表した。

    「アストンマーティンとともに戦うなかで、現在のサーキットでの結果は私たちの期待に達していない」

    ホンダは期待通りの結果を得られていないことを認めながらも、開発への取り組みに揺らぎはないと強調した。

    「私たちの集中力は依然として完全なものだ」

    渡辺康治社長が英国拠点を訪問
    声明によると、HRCおよびHRC UKの社長を務める渡辺康治氏は英国ミルトンキーンズの拠点を訪問し、現場で働くスタッフたちと直接対話を行った。

    ホンダは日本のさくら研究所と英国ミルトンキーンズの拠点が一体となって開発を進めていることを改めて強調している。

    「F1における進歩は新たな発見だけによって生まれるものではない。エンジニアや技術者たちが積み重ねる何千時間もの努力によっても実現される」

    「私たちは日本のさくらと英国ミルトンキーンズを結ぶ一つのグローバルチームだ」

    現場への支援と開発体制への信頼を示すことで、ホンダは苦境のなかでも着実に前進していることをアピールした。

    ホンダ・レーシング 渡辺康治

    巻き返しへ向けて結束を強調
    ホンダは声明の最後で、現在の苦戦にもかかわらず組織全体の結束が揺らいでいないことを強調した。

    「私たちは団結し続け、集中力を保ち、前進し続けている」

    アストンマーティンとホンダは今後投入されるアップデートや、パワーユニット性能調整策として導入が予定されているADUO制度による改善に期待を寄せている。

    ただし、現状のAMR26にはパワーユニットだけでなくシャシーや空力面を含む複数の課題が残されており、一朝一夕で状況が好転するわけではない。

    それでもホンダは、かつてハイブリッド時代初期の苦戦を乗り越え、レッドブル・レーシングとともに世界タイトルを獲得した経験を持つ。今回の声明でも現状を率直に認めながら、長期的な視点で改善を続ける姿勢を鮮明にした。

    開幕から7戦でアストンマーティンは2台合計9回のリタイアを喫しているが、ホンダはなおチームとの結束を強調しており、夏以降の巻き返しに向けて開発を継続していく構えだ。

  • リアム・ローソン レーシングブルズF1の課題を指摘「決勝ペース改善が必要」

    リアム・ローソン レーシングブルズF1の課題を指摘「決勝ペース改善が必要」

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、バルセロナ・カタルーニャGPでのダブル入賞を受け、チームがF1中団グループのトップとしての地位を固めるためには決勝ペースの向上が必要だと語った。

    予選では高い競争力を示しているものの、シーズンを通して安定して結果を残すためには、レースでのパフォーマンス改善が重要な課題だという。

    レーシングブルズは中団トップ争いを継続
    バルセロナ・カタルーニャGPでは、ローソンとアービッド・リンドブラッドの両ドライバーが入賞を果たし、レーシングブルズは再び中団勢の最有力チームのひとつであることを示した。

    ローソンは今季ここまで7戦中5戦でポイントを獲得しており、ドライバーズランキングでは10位につけている。

    2026年から導入された新レギュレーションによって勢力図には変化が生じているが、レーシングブルズは引き続きアルピーヌなどをライバルとする中団トップ争いの中心にいる。

    課題は決勝での競争力向上
    アルピーヌが最近好調な結果を残していることについて問われたローソンは、ライバルの実力を認めつつも、自チームの強みを維持することが重要だと語った。

    「僕たちにとっては良い状況だと思う。シーズンは長いし、まだ多くのレースが残っている」

    「アルピーヌは最近いくつか良いレースをしているし、多くのポイントを獲得している」

    「でも、この流れを維持できればいいと思う。予選では速いマシンを持っていたし、それがシーズン残りのレースでも続いてくれることを期待している」

    さらにローソンは、バルセロナ・カタルーニャGPがチームの実力を測る上で重要な指標になると説明した。

    「バルセロナは通常、そうした判断をする上で良い基準になる。だから僕たちは決勝用のマシンを改善する必要がある」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    オーストリアGPでも好結果を狙う
    ローソンは昨年のレッドブル・リンクで印象的な走りを見せており、来週開催されるオーストリアGPでも再び好成績を目指している。

    レーシングブルズは予選での一発の速さをすでに証明しているが、中団トップの座を確実なものにするためには決勝でのタイヤマネジメントやレースペースの改善が鍵となる。

    アルピーヌとの接戦が続くなか、ローソンが指摘した「決勝で速いマシン」を実現できるかが、今後のコンストラクターズ争いを左右する重要なポイントとなりそうだ。

  • FIA技術責任者が説明 ADUOがICEのみ測定する理由「メーカーが簡素化を望んだ」

    FIA技術責任者が説明 ADUOがICEのみ測定する理由「メーカーが簡素化を望んだ」

    2026年のF1で大きな議論を呼んでいるADUO(性能均衡調整制度)について、FIAシングルシーター技術責任者のニコラス・トンバジスが、その評価方法の背景を明かした。

    現在のADUOは内燃エンジン(ICE)の出力のみを評価対象としており、電気系統の性能は測定に含まれていない。この方針に対しては、2026年型パワーユニットが電動比率を大幅に高めたレギュレーションであることから、パドック内でも議論が続いている。

    ADUOを巡る議論が継続
    本来であればモナコGP前に正式発表される予定だった2026年最初のADUO適用結果だが、バルセロナ・カタルーニャGP終了後もなお正式な公表には至っていない。

    ただしチーム側にはモンテカルロGPの土曜日に非公式な形で配分区分が伝えられており、レッドブル・フォードが基準値となり、メルセデスが2%差、フェラーリが4%差のカテゴリーに分類されたとされている。

    この結果を受け、コンストラクターズ選手権をリードするメルセデスが補正対象となる可能性を巡って、パドックでは大きな議論が巻き起こった。

    なぜICEだけを測定するのか
    こうした論争の中心にあるのが、ADUOが内燃エンジンのみを測定対象としている点だ。

    トンバジスはスペインメディア『SoyMotor』に対し、その経緯を説明した。

    「ADUOが燃焼エンジン部分に焦点を当てている理由は、電気系統こそが本当の戦場になると考えられていたからだ。その分野で競争し、最も優れたメーカーが勝利するべきだという考え方があった」

    さらに2025年末から2026年初頭にかけて行われた議論についても振り返った。

    「ADUOの詳細を決める過程では、副次的なパラメータを含めるかどうかも議論した。例えば吸気マニホールド温度が高ければ出力は下がるが、冷却要求が減るため空力的には有利になる。そうした要素を考慮するべきかどうかも話し合われた」

    「エンジン性能に影響するさまざまなパラメータについて検討したんだ」

    メーカー側は『できるだけ単純に』を要求
    FIAとしては、より多くの要素を組み込んだ複雑な評価方式も検討していたという。

    しかし、その方向性はパワーユニットメーカー側の意向によって変わった。

    「その議論の中でメーカー側は、可能な限りシンプルな仕組みにすることを望んだ」

    「出力だけに集中するべきだという立場だった。我々はそれに対して問題ないと答え、その簡素化の方針を受け入れた」

    トンバジスは、FIAが独自に簡略化したわけではないことを強調した。

    「もっと複雑な方程式を作ることもできた。しかし最終的には、できる限りシンプルな制度にすることが選ばれた」

    現在はトルクセンサーでICE出力を監視
    現在のADUOでは、エンジンとギアボックスの間に設置されたトルクセンサーによって出力を測定している。

    評価対象はあくまで内燃エンジン部分のパワーだが、単純な最大出力値だけで判断しているわけではなく、一定の補正要素も組み込まれている。

    ただし、その根本思想は極めて明確だ。2026年レギュレーションにおいて電気系統は各メーカーの競争領域として残しつつ、ICE性能の大きな格差のみをADUOで調整するという考え方である。

    今回のトンバジスの説明によって、FIA主導でICE限定の評価方式が決まったのではなく、パワーユニットメーカー各社が求めた「シンプルな制度設計」が現在のADUOの土台になっていることが改めて明らかになった。

  • メルセデスF1が危機感 アントネッリ故障で信頼性改善へ徹底調査

    メルセデスF1が危機感 アントネッリ故障で信頼性改善へ徹底調査

    アンドレア・キミ・アントネッリの今季初リタイアを受け、メルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフは、再発防止に向けて徹底的な原因究明を行う考えを明らかにした。バルセロナ・カタルーニャGPで発生したトラブルは、チームにとって今季の信頼性面で新たな課題を浮き彫りにした。

    メルセデスはレース終盤まで2位・3位走行という好結果を手中に収めていたが、アントネッリのリタイアによって大量得点の機会を失った。

    タイトル争いをリードするチームにとって、速さだけでなく信頼性の確保が重要なテーマとなっている。

    アントネッリが終盤に無念のストップ
    バルセロナ・カタルーニャGPでメルセデスは、ルイス・ハミルトンがフェラーリ移籍後初優勝を飾るなか、ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリによる2位・3位フィニッシュが期待されていた。

    しかしレース終盤、アントネッリは60周目にラッセルをオーバーテイクして2番手へ浮上した直後、ターン5出口でマシンが失速。そのままマシンを止め、今季初のリタイアとなった。

    この結果によりアントネッリは大量得点の機会を逃したものの、ドライバーズランキングでは依然として首位を維持。ハミルトンに41ポイント差、ラッセルに50ポイント差をつけている。

    原因は未特定も症状は過去のトラブルと類似
    レース後、トト・ヴォルフは現時点で故障原因を特定できていないと説明した。

    「まだ何が原因だったのかは分かっていない」

    「これまで発生したトラブルの多くはバッテリー関連だったが、それぞれ異なる故障だった。同じ問題が繰り返されていたわけではない」

    「ただし症状はかなり似ている。モントリオールでジョージに起きた時と同じように、マシンが突然シャットダウンしてしまった」

    ヴォルフは今回のリタイアが単発の問題なのか、それともシステム全体に潜む弱点なのかを慎重に見極める必要があるとの認識を示した。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    オーストリアGPへ向け信頼性向上が最優先課題
    2026年シーズンのメルセデスは圧倒的な速さを見せている一方で、モントリオールでのラッセルのトラブルに続き、今回のアントネッリのリタイアによって信頼性面への懸念が浮上した。

    ヴォルフは再発防止を強く誓っている。

    「同じことが二度と起きないよう、徹底的に掘り下げて調査していく」

    次戦オーストリアGPでは、フェラーリで勢いを増すハミルトンに対抗し、メルセデスが再び王者候補としての強さを示せるかが注目される。

    タイトル争いを左右する信頼性
    今回のアントネッリのリタイアは、メルセデスのパフォーマンスそのものを疑問視する内容ではない。しかし、シーズンが進むにつれて信頼性がタイトル争いを左右する重要な要素になることを改めて印象づけた。

    アントネッリはここまで安定した成績でランキング首位を守っているが、今後は1回のノーポイントがチャンピオンシップ全体に大きな影響を与える可能性がある。メルセデスが今回のトラブルから何を学び、どのような対策を講じるのかが、今後の選手権の行方を占う重要なポイントとなりそうだ。