タグ: F1

  • 【動画】 2026年F1イギリスGP スプリント ハイライト

    【動画】 2026年F1イギリスGP スプリント ハイライト

    2026年F1イギリスGP スプリントのハイライト動画。17周で争われたスプリントは、キミ・アントネッリ(メルセデス)が8周目にルイス・ハミルトン(フェラーリ)を逆転し、今季初のスプリント優勝を飾った。

    ハミルトンが2位、ランド・ノリス(マクラーレン)が3位に入り、ジョージ・ラッセル、シャルル・ルクレール、マックス・フェルスタッペン、オスカー・ピアストリ、リアム・ローソンまでがポイントを獲得した。

    ポールポジションからスタートしたハミルトンは好スタートを決め、1コーナーでアントネッリを抑えて首位をキープ。後方ではノリスが抜群の蹴り出しで一時2番手まで浮上する一方、3番手スタートのフェルスタッペンは順位を落とし、オープニングラップから激しいポジション争いが繰り広げられた。さらに1周目にはセルジオ・ペレスとフェルナンド・アロンソが接触し、アロンソがスピン。ペレスには後に接触の責任で10秒タイムペナルティが科された。

    レース序盤はハミルトンがクリーンエアを生かしてリードを築いたが、アントネッリは1秒前後の差を保ちながら追走。その後方ではノリス、ラッセル、ルクレール、フェルスタッペンが激しい3位争いを繰り広げたため、先頭の2台は後続を大きく引き離し、優勝争いは実質的にハミルトンとアントネッリの一騎打ちとなった。

    勝負が決したのは8周目だった。ハミルトンは防御のためにバッテリーを使い続けていたのに対し、アントネッリはエネルギーを温存。ウェリントン・ストレートでプレッシャーをかけると、ハンガー・ストレートでオーバーテイクモードを使用してハミルトンを豪快にパスしトップへ浮上した。2026年マシンで重要性を増したエネルギーマネジメントの差が、勝敗を分ける決定的なシーンとなった。

    トップに立ったアントネッリは、その後は安定したペースでレースをコントロール。ハミルトンは懸命に食らいついたものの差を縮めることはできず、アントネッリが2.745秒差をつけてチェッカーを受けた。ノリスはラッセルの追撃を振り切って3位表彰台を獲得し、ラッセルが4位、ルクレールが5位、フェルスタッペンが6位でフィニッシュ。終盤にはローソンがアイザック・ハジャーとの激しい攻防を制して8位を守り切り、最後のポイントを獲得した。今季初めて22台全車が完走したスプリントとなった。

    【関連】
    ・F1イギリスGP スプリント 結果・タイムシート

  • セルジオ・ペレス アロンソとの接触を説明「追い風でブレーキをロック」

    セルジオ・ペレス アロンソとの接触を説明「追い風でブレーキをロック」

    セルジオ・ペレスは、F1イギリスGPスプリントでフェルナンド・アロンソと接触した原因について、ターン3で強い追い風の影響を受けてブレーキングを誤ったためだと説明した。

    キャデラックのペレスはこの接触で10秒ペナルティを科され、フロントウイング交換も余儀なくされた。一方、スピンを喫したアロンソはマシンに大きなダメージはなく、レースを続行して20位でフィニッシュした。

    ターン3で発生した唯一の接触事故
    F1イギリスGPのスプリントで唯一大きなアクシデントとなったのが、セルジオ・ペレスとフェルナンド・アロンソの接触だった。

    スタート直後、ペレスはターン3でアロンソへのオーバーテイクを試みたが、ブレーキングでタイヤをロック。そのままアロンソのマシンに接触し、アロンソはスピンを喫した。

    このインシデントについて審議したスチュワードは、ペレスに責任があると判断し、10秒のタイムペナルティを科した。

    ペレス「追い風でブレーキをロックした」
    ペレスはレース後、事故の原因としてターン3の強い追い風を挙げた。

    「ターン3でフェルナンドを抜こうとしていた。あそこはかなり強い追い風が吹いていて、ブレーキを踏んだ瞬間にタイヤをロックさせてしまい、少し接触してしまった」

    ペレスは、このミスによって自身のレースも大きく損なわれたと振り返った。

    「フェルナンドは数秒失っただけだったけど、僕はフロントウイングを壊してしまった。ピットインして交換しなければならなかったし、そのうえ10秒ペナルティも受けた」

    アロンソはダメージなくレースを続行
    一方のアロンソはスピンこそ喫したものの、アストンマーティンのマシンに大きな損傷はなく、そのままレースを続行した。

    アロンソは20台中唯一ソフトタイヤでスタートする戦略を選択しており、スピン後も最後まで走り切った。最終的には、フロントウイング交換を行ったペレスを上回る20位でフィニッシュした。

    アストンマーティンは依然として後方グループで苦戦しているが、現状ではキャデラックとの争いが続いており、チームはモナコGPでアロンソが獲得した1ポイントを足掛かりに巻き返しを目指している。

  • ステファノ・ドメニカリ シルバーストンでのF1イギリスGP「永久開催」に前向き

    ステファノ・ドメニカリ シルバーストンでのF1イギリスGP「永久開催」に前向き

    F1の最高経営責任者(CEO)であるステファノ・ドメニカリは、イギリスGPの開催地シルバーストンについて、2034年までの現行契約を超えて開催を継続する意向を示した。「永遠に開催する」という構想についても協議に応じる姿勢を明らかにしている。

    現在、シルバーストンは2024年に締結した10年契約により、2034年までF1イギリスGPの開催が保証されている。しかしドメニカリは、さらに長期的な関係構築に前向きな考えを示した。

    シルバーストンは「永遠にカレンダーにあるべき」
    英紙『Daily Mail』の取材で、「シルバーストンを永遠に開催し続ける契約を結ぶ考えはあるか」と問われたドメニカリは、その可能性を否定しなかった。

    「もちろん、その話し合いには応じる用意がある」

    「必要なのは、腰を据えて双方にとって適切な条件を見つけることだけだ。シルバーストンはF1カレンダーにふさわしいサーキットだ」

    「ここは永遠に開催されるべき場所だ」

    この発言は、F1が世界各地へ開催地を拡大する一方で、歴史あるグランプリの価値も重視していることを改めて示すものとなった。

    英国で代替できるサーキットは存在しない
    ドメニカリは、現時点でイギリス国内にシルバーストンの代わりを務められるサーキットは存在しないとの認識も示した。

    「イギリスには、ブランドハッチでもドニントンでも、現在のF1を開催するために必要な収容能力を持つ場所はない」

    「F1はそれほど大きなイベントになっている」

    F1人気の拡大に伴い、施設規模や観客受け入れ能力が開催地選定の重要な条件になっていることを強調した。

    56万人超が来場予定 歴史だけではなく進化も評価
    今週末のF1イギリスGPには、4日間で過去最多となる約56万5,000人が来場し、決勝日だけでも約17万5,000人が訪れる見込みとなっている。

    ドメニカリは、これだけの観客を受け入れる運営体制についても高く評価した。

    「これだけ多くの人が来場する中で、物流面の問題を最小限に抑える素晴らしい仕事をしている。これはうれしい悩みだ」

    さらに、シルバーストンが伝統に甘んじることなく進化を続けている点を称賛した。

    「歴史に頼るだけではいけない。しかし彼らはここ数年、ファンに最高の体験を提供する必要性をしっかり理解し、それを実践してきた」

    「モータースポーツへの情熱を最も強く感じられる場所の一つだ」

    「どこの国の人であっても、ここに来れば鳥肌が立つはずだ」

    F1は近年、新たな開催地の開拓を積極的に進める一方で、シルバーストンやモンツァ、モナコといった伝統あるグランプリの価値も重視する姿勢を示している。ドメニカリの発言は、シルバーストンが2034年以降もF1カレンダーに残る可能性を強く示唆するものとなった。

  • フェラーリF1代表 ヴォルフ発言に反論「レッドブルは天才 フェラーリは不正扱い」

    フェラーリF1代表 ヴォルフ発言に反論「レッドブルは天才 フェラーリは不正扱い」

    フェラーリのフレデリック・バスール代表が、マシン開発を巡るメルセデス代表トト・ヴォルフの発言に反論した。相次ぐアップデート投入について「そのうち資金が尽きるだろう」と皮肉られたことに対し、「フェラーリが開発すれば不正扱いされる」と不満をあらわにしている。

    2026年のフェラーリは積極的なアップデートを続けており、シルバーストンでも新パーツを投入。

    母国戦のルイス・ハミルトンがFP1最速、さらにスプリント予選でポールポジションを獲得したことで、再びフェラーリの開発戦略が話題となっている。

    メルセデス代表の皮肉に「不正扱い」と反発
    オーストリアGP後、メルセデス代表のトト・ヴォルフは、フェラーリが短期間に数多くのアップデートを投入していることについて、「そのうち資金が尽きるだろう」とコメントした。

    これは年間2億1500万ドルのコストキャップ(予算上限)を念頭に置いた発言であり、フェラーリの積極的な開発姿勢を皮肉ったものと受け止められた。

    これに対し、バスール代表はシルバーストンで報道陣に対し、次のように反論した。

    「トト、それもメルセデスからそういう発言が出たのは、かなり皮肉だと思った」

    「レッドブルやメルセデスが開発すれば『天才』と言われる。でもフェラーリが開発すると『不正』になる。この話は少し落ち着くべきだ」

    「私たちはレッドブルや他のチーム以上に多くのパーツを持ち込んでいるわけではない。冗談だったのかもしれないが……」

    さらに、「ヴォルフはフェラーリが不正をしていると言いたかったのか」と問われると、バスール代表は次のように答えた。

    「もし我々がコストキャップを超えていると言いたいのであれば、それはそういう方向の話になる」

    トト・ヴォルフ(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

    今季は大型アップデートを継続投入
    フェラーリは今季、マイアミで大型アップデートを投入した後、モナコではサーキット特性に合わせた仕様変更を実施。スペインでは8項目に及ぶ改良パッケージを投入し、ハミルトンの今季初優勝につなげた。

    さらにオーストリアでは4項目のアップデートと、ADUO制度に基づく初のパワーユニット性能向上版を導入。決勝ではハミルトン5位、シャルル・ルクレール8位に終わったものの、シルバーストンでは新たなアップデートを持ち込み、FP1最速とスプリント予選ポールという好スタートを切っている。

    「アップデートだけで速くなるわけではない」
    シルバーストンの公式記者会見では、フェラーリの開発について質問が相次ぎ、バスール代表は次第に苛立ちを見せた。

    ヴォルフ本人と話したかと問われると、「その話はしない方がいいと思う」とだけ答えた。

    さらに、ライバル勢がフェラーリを話題にすることはチームへの評価だと思うかとの質問には、冷静さの必要性を強調した。

    「もちろんそういう面はある。でもオーストリアの後のコメントも忘れてはいけない」

    「バルセロナでは我々がトップだと言われた。オーストリアではまったく駄目だと言われた。そしてFP1が終わっただけで、他チームの燃料搭載量も分からない段階なのに、『アップデートは魔法だ』と言われる」

    「もう少し落ち着くべきだ」

    さらに、マシン性能はアップデートだけでは決まらないと説明した。

    「我々はまだマシン開発の初期段階にいる。セットアップやタイヤマネジメントには、アップデート以上に大きな改善余地が残っている」

    「アップデート自体は機能していても、セットアップを間違えれば競争力を失うこともある。だからこそ冷静でいることが大切なんだ」

    フェラーリの積極的な開発は今季の大きな話題となっており、ライバル勢からも注目を集めている。バスール代表は、開発の成果を過度に予算や不正と結び付ける見方に強く反発し、マシンの競争力はアップデートだけで決まるものではなく、セットアップやタイヤマネジメントを含めた総合力で決まると強調した。シルバーストンで好スタートを切ったフェラーリが、その実力を週末を通じて証明できるかにも注目が集まる。

  • キミ・アントネッリ F1イギリスGPでスプリント初優勝 ハミルトンを逆転

    キミ・アントネッリ F1イギリスGPでスプリント初優勝 ハミルトンを逆転

    2026年F1第9戦イギリスGPのスプリントは、17周にわたる激しい攻防の末、キミ・アントネッリ(メルセデス)が優勝を飾った。

    ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(フェラーリ)は序盤をリードしたものの、メルセデスの優れたレースペースの前に逆転を許して2位。ランド・ノリス(マクラーレン)は6番手から3位まで追い上げ、表彰台を獲得した。

    シルバーストンには15万人を超える観客が詰めかけ、母国優勝を目指すハミルトンへ大声援を送った。しかし、勝敗を分けたのは2026年マシンの重要な武器となっているエネルギーマネジメントだった。アントネッリが冷静にチャンスを待ち、メルセデスの強力なレースペースを生かして今季初のスプリント勝利を手にした。

    ハミルトンが好スタートもノリスが一時2番手へ
    ポールポジションのハミルトンは好スタートを決め、1コーナーでアントネッリを抑えて首位をキープした。

    その背後ではマクラーレン勢が抜群の蹴り出しを見せ、ノリスは一時2番手まで浮上。アントネッリはバッテリーを回復させるとすぐに順位を奪い返し、さらにラッセルやフェルスタッペンも加わる激しい順位争いが展開された。

    一方、フェルスタッペンはスタートで大きくポジションを落とし、3番手から7番手まで後退。オープニングラップではフェルナンド・アロンソとセルジオ・ペレスが接触し、アロンソがスピンを喫した。ペレスはフロントウイング交換を余儀なくされ、その後この接触の責任を問われ10秒タイムペナルティを科された。

    先頭2台だけが別次元のペース
    序盤、ハミルトンはクリーンエアを生かしてリードを築き、4周目にはアントネッリとの差を1秒以上に広げることに成功した。

    しかし、その後方ではノリス、ラッセル、フェルスタッペン、シャルル・ルクレールによる激しい3位争いが続き、互いにバトルを繰り返したことでペースは上がらない。

    その間にハミルトンとアントネッリは後続との差を6~7秒まで広げ、事実上優勝争いはこの2台だけの一騎打ちとなった。

    勝負を決めたエネルギーマネジメント
    5周目以降になるとアントネッリは一気にハミルトンとの差を縮め始める。

    ハミルトンはターン6までの区間でメルセデスの速さを警戒し、防御のためにバッテリーを積極的に使用。一方のアントネッリはエネルギーを温存しながらプレッシャーをかけ続けた。

    そして8周目、ウェリントン・ストレートで揺さぶりをかけたアントネッリに対し、ハミルトンは再びバッテリーを消費して防御。その結果、ハンガー・ストレートではエネルギー残量の差が決定的となり、アントネッリはオーバーテイクモードを使用して鮮やかにトップを奪取した。

    2026年レギュレーションで重要性が増したエネルギーマネジメントの差が、勝敗を分ける象徴的なオーバーテイクとなった。

    3位争いは最後まで白熱
    トップに立ったアントネッリがリードを広げる一方で、3位以下では最後まで接近戦が続いた。

    ラッセルはフェルスタッペンを攻略するもすぐに抜き返され、その争いにルクレールも加わる三つ巴のバトルとなる。11周目にはルクレールがフェルスタッペンを抜いて5位へ浮上し、ノリスはその間に3位を確保した。

    終盤にはラッセルがノリスへ迫ったものの、ノリスは冷静にポジションを守り切ってチェッカーを受けた。

    後方ではリアム・ローソンがガスリーを攻略して8位へ浮上。終盤はソフトタイヤの摩耗に苦しみながらも、追い上げるアイザック・ハジャーを抑え続けた。16周目にはストウで激しい攻防となり、ローソンのディフェンスはブレーキング中の進路変更として審議対象となったが、0.7秒差で最後のポイントを守り抜いた。

    アントネッリが完勝 ハミルトンは母国2位
    トップに立ったアントネッリはその後も安定したペースで周回を重ね、一時ハミルトンが差を縮める場面はあったものの危なげないレース運びを披露。最終的には2.745秒差を築いてチェッカーを受け、今季初のスプリント優勝を飾った。

    ハミルトンは母国ファンの期待に応える走りを見せたものの、メルセデスのレースペースには及ばず2位。それでもフェラーリの競争力を十分に示す結果となった。

    ノリスは6番手スタートから3位表彰台を獲得。ラッセルが4位、ルクレールが5位、フェルスタッペンはスタートの失敗が響いて6位、ピアストリが7位、ローソンが8位でポイントを獲得した。ルーキーのアービッド・リンドブラッドは10位でフィニッシュし、今季初めて22台全車が完走したレースとなった。

    F1 イギリスグランプリ スプリント アンドレア・キミ・アントネッリ

    アントネッリ「チャンスが来ると分かっていた」
    優勝したアントネッリは、ハミルトンとの攻防を振り返り、勝負どころを見極めていたと明かした。

    「ルイスとの最初の10周は本当に楽しかった。お互い限界までプッシュしていた」

    「オーバーテイクモードが使えるようになった時、『チャンスが来た』と思った。ストウで持っているものをすべて使って抜きにいった」

    さらにライバルへの警戒も口にした。

    「気を緩めるわけにはいかない。ルイスとフェラーリは素晴らしい仕事をしているし、レッドブルとマクラーレンも迫ってきている。ジョージもとても速い。だから僕たちはさらにレベルを上げ続けなければならない」

    ハミルトン「すべてを出し切った」
    2位のハミルトンは、母国の大観衆へ感謝するとともに、メルセデスの速さを認めた。

    「ここに来てくれたみんな、本当にありがとう。観客は最高だった」

    「今日は風が強くて、メルセデスを抑え続けるのは本当に難しかった。僕はできる限りプッシュしたし、本当にすべてを出し切った」

    逆転を許した場面については次のように語っている。

    「彼らはターン6までが特に速かったから、そこでブーストを使わなければならなかった。アントネッリがオーバーテイクモードを使えるようになった時点で、もう抑え切れないと分かっていた」

    ノリス「明日も同じ走りをしたい」
    6番手から3位まで追い上げたノリスは、スタートとレースペースに手応えを感じていた。

    「とても良いスプリントだった。本当に満足している。ペースも良かったし、1周目もうまく決まった」

    「明日もまた同じようなレースができればいいね」

    一方で終盤は燃料セーブを指示されたことでラッセルに接近を許し、チームラジオでは「どうしていつもうまくいかないんだ?」と不満を漏らす場面もあった。

    アントネッリが制した今回のスプリントは、メルセデスの優れたレースペースとエネルギーマネジメントの強さを印象付ける一戦となった。一方でフェラーリもハミルトンを中心に優勝を争える速さを示し、マクラーレンもロングラン性能の高さを証明。決勝ではメルセデス、フェラーリ、マクラーレン、レッドブル・レーシングによる激しい優勝争いが期待される。

    【関連】
    ・F1イギリスGP スプリント 結果・タイムシート

  • F1イギリスGP スプリント 結果・タイムシート:アントネッリ優勝

    F1イギリスGP スプリント 結果・タイムシート:アントネッリ優勝

    2026年F1イギリスGP スプリントの結果・タイムシート。7月4日(土)にシルバーストン・サーキットで2026年のF1世界選手権 第9戦 イギリスグランプリのスプリントレースが行われた。

    優勝はアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)。2位にルイス・ハミルトン(フェラーリ)、3位にランド・ノリス(マクラーレン)が続いた。アストンマーティン・ホンダはフェルナンド・アロンソが20位、ランス・ストロールが21位だった。

    ■ アントネッリが逆転でスプリント初優勝
    スプリントは2番グリッドのキミ・アントネッリが終盤にルイス・ハミルトンをオーバーテイクし、そのままリードを広げて優勝。今季ランキング首位のアントネッリが、メルセデスに今季のスプリント勝利をもたらした。

    ■ ハミルトンは序盤を支配も終盤に屈する
    ポールポジションのルイス・ハミルトンは好スタートを決めてレースをリード。序盤には1秒以上のリードを築いたが、バッテリー使用の影響もあり8周目にアントネッリの先行を許し、母国でのスプリント勝利にはあと一歩届かなかった。

    ■ ノリスが激しい攻防を制して3位表彰台
    ランド・ノリスはスタート直後から激しい順位争いを展開。ジョージ・ラッセルやマックス・フェルスタッペンとのバトルを制し、最終的に3位を獲得してマクラーレンに表彰台をもたらした。

    ■ ラッセル フェルスタッペン ルクレールが接戦
    4位争いではラッセル、フェルスタッペン、シャルル・ルクレールが周回ごとに順位を争う激戦を展開。終盤にはルクレールがフェルスタッペンを攻略し、ラッセル4位、ルクレール5位、フェルスタッペン6位でチェッカーを受けた。

    ■ ピアストリとローソンがポイント獲得
    オスカー・ピアストリはスタートで順位を落としたものの7位でフィニッシュ。リアム・ローソンはソフトタイヤ戦略で終盤まで8位を守り切り、最後のポイントを獲得した。一方、アイザック・ハジャーは猛追したものの届かなかった。

    ■ ローソンの防御に審議
    終盤、ハジャーがローソンに仕掛けた際、ローソンがブレーキング中にラインを変更したとして記録係に記録された。フィニッシュ時点では8位だったが、レース後の審議結果が注目された。

    ■ スタート直後は各所で激しい順位争い
    オープニングラップではハミルトンが首位を守る一方、ノリス、ラッセル、フェルスタッペンが目まぐるしく順位を入れ替えた。マクラーレン勢は好スタートを決めたものの、その後はメルセデス勢やフェルスタッペンとの攻防で順位を落とした。

    ■ ペレスに10秒加算 アロンソは接触でスピン
    セルジオ・ペレスはフェルナンド・アロンソとの接触でフロントウイングを破損しピットイン。その後、この接触の責任を問われ10秒タイムペナルティを科された。アロンソはターン3でスピンを喫し、大きく順位を落とした。

    ■ レーシングブルズは中団トップ維持
    レーシングブルズはローソンとアービッド・リンドブラッドがポイント圏を争う位置を維持。最終的にローソンが8位入賞を果たし、中団勢の中では今回も存在感を示した。

    F1イギリスGP スプリント 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム GAP INT POS PIT
    1 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス ― ― ↑ 1 0
    2 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ +2.745 +2.745 ↓ 1 0
    3 4 ランド・ノリス マクラーレン +9.783 +7.038 ↑ 3 0
    4 63 ジョージ・ラッセル メルセデス +10.639 +0.856 ↑ 1 0
    5 16 シャルル・ルクレール フェラーリ +12.620 +1.981 ↓ 1 0
    6 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル +16.550 +3.930 ↓ 3 0
    7 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン +17.551 +1.001 - 0 0
    8 30 リアム・ローソン レーシングブルズ +30.233 +12.682 ↑ 1 0
    9 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ +30.953 +0.720 ↓ 1 0
    10 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ +35.110 +4.157 - 0 0
    11 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ +40.273 +5.163 - 0 0
    12 43 フランコ・コラピント アルピーヌ +41.026 +0.753 ↑ 2 0
    13 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ +41.680 +0.654 - 0 0
    14 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ +42.499 +0.819 ↓ 2 0
    15 87 オリバー・ベアマン ハース +45.784 +3.285 ↑ 1 0
    16 31 エステバン・オコン ハース +49.810 +4.026 ↑ 1 0
    17 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ +50.379 +0.569 ↓ 2 0
    18 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ +50.757 +0.378 ↑ 4 0
    19 77 バルテリ・ボッタス キャデラック +75.117 +24.360 - 0 0
    20 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン +91.872 +16.755 - 0 0
    21 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1L +28.424 - 0 1
    22 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1L +11.289 ↓ 4 1

    【レポート】
    ・キミ・アントネッリ F1イギリスGPでスプリント初優勝 ハミルトンを逆転

  • F1イギリスGP初日 ピレリ総括「ソフトも有力な選択肢」

    F1イギリスGP初日 ピレリ総括「ソフトも有力な選択肢」

    ルイス・ハミルトンがF1イギリスGPのスプリント予選でポールポジションを獲得し、母国ファンを大いに沸かせた。フェラーリのハミルトンは唯一のフリー走行に続いてスプリント予選でも最速タイムを記録し、好調な週末のスタートを切った。

    ピレリは初日のタイヤ挙動について「事前の想定どおり」と評価。ソフトタイヤも十分に競争力を示しており、土曜日のスプリントではタイヤ選択が見どころのひとつになりそうだ。

    ハミルトンが母国シルバーストンでスプリントPP
    ルイス・ハミルトンは1分28秒376を記録し、メルセデスのキミ・アントネッリを0.011秒差で抑えてスプリントポールを獲得した。3番手にはマックス・フェルスタッペンが続いた。

    ハミルトンはこの日、唯一のフリー走行でもトップタイムを記録しており、C1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)の3種類すべてで最速タイムをマークする圧倒的な速さを見せた。

    予選は規定どおりタイヤを使用
    スプリント予選ではレギュレーションに従い、SQ1ではミディアムタイヤ1セット目、SQ2ではミディアムタイヤ2セット目、SQ3ではソフトタイヤを使用した。

    SQ3へ進出した10人のドライバーは全員がソフトタイヤで3周のアタックランを実施し、最後のタイムアタックに臨んだ。

    フリー走行でもフェラーリが好調
    ハミルトンはフリー走行でも1分29秒260を記録してトップタイムをマークした。

    このセッションではまずハードタイヤで合計21周を3回のランに分けて走行し、セッション終盤には再びC1タイヤで周回を重ねた。

    2番手はキミ・アントネッリ、3番手はフェラーリのシャルル・ルクレールだった。

    イギリスグランプリ タイヤ

    ピレリ「タイヤの挙動は想定どおり」
    ピレリのモータースポーツディレクター、ダリオ・マラフスキは、初日のタイヤパフォーマンスについて次のように総括した。

    「シルバーストンでの週末は、タイヤに関しては事前の予想どおりのスタートとなった。一方で、地元ファンにとってはイギリス人ドライバーがスプリントポールを獲得するという嬉しいサプライズになった」

    「唯一のフリー走行前半では、シルバーストンでは初使用となるC1タイヤの特性を各チームが確認した。C2とC3については主にパフォーマンスランで使用され、週末に向けた有益なデータを収集できた」

    ソフトタイヤも有力候補に浮上
    マラフスキは、タイヤの摩耗と性能差についても説明した。

    「今日の2つのセッションでは、デグラデーションは想定どおりだった。燃料搭載量が同じ条件で比較した場合、ミディアムとソフトの初期性能差は約0.4秒で、シミュレーションより約0.1秒小さい値となった」

    「現時点ではソフトタイヤも十分に競争力があり、特にグリッド後方からスタートするドライバーにとっては、スプリントで有力な選択肢になる可能性がある。どのコンパウンドが実際に使われるのか注目している」

    初日の走行では気温は約25℃、路面温度はフリー走行中に42℃まで上昇した。土曜日と決勝日の日曜日も同様のコンディションが予想されており、各チームはタイヤマネジメントを含めた戦略面でも重要な判断を迫られることになりそうだ。

  • フェラーリF1 イギリスGPで優勝争いなるか ハミルトン躍進の理由を分析

    フェラーリF1 イギリスGPで優勝争いなるか ハミルトン躍進の理由を分析

    フェラーリは本当にシルバーストンで優勝を狙えるだけの速さを手に入れたのか。F1イギリスGP初日はルイス・ハミルトンがスプリント予選でポールポジションを獲得し、大方の予想を覆す結果となった。

    開幕前にはメルセデス有利と見られていた週末だが、実際にはフェラーリが低速コーナーで際立った速さを見せ、ハミルトンが全セッション最速を記録。各チームの勢力図は想定以上に接近しており、決勝でも激しい優勝争いが期待される。

    フェラーリが予想外の速さを発揮した理由
    シルバーストンは高速コーナーが多く、フェラーリにとっては苦戦が予想されていたサーキットだった。チーム自身も週末前には厳しい戦いになると見込んでおり、ハミルトンもスプリント予選後に「フロントロウを争えるとは本当に思っていなかった」と驚きを隠さなかった。

    しかし、唯一のフリー走行が始まると状況は一変した。特にハミルトンは序盤から抜群のペースを披露し、フェラーリは今年強みとしている低速コーナーでライバルを圧倒。レッドブルに約0.3秒、メルセデスに約0.4秒、マクラーレンには0.5秒以上のアドバンテージを築いた。

    高速コーナーではメルセデスにわずかに及ばなかったものの差は最小限に抑えられた。その結果、今季課題となっていたストレートスピード不足をコーナリング性能で補い、総合的な競争力を大きく引き上げることに成功している。

    イギリスグランプリ 理想ラップ分析

    最大のライバルはメルセデスのアントネッリ
    ハミルトンはスプリントをポールポジションから迎えるが、最も警戒すべき存在はキミ・アントネッリだ。

    アントネッリはハミルトンからわずか0.011秒差の2番手。さらに各区間でベストタイムをまとめた理想的なラップでは、ポールポジションに相当するタイムを記録していたことがデータから判明している。

    オーストリアGPではジョージ・ラッセルに敗れたものの、シルバーストンでは本来の速さを取り戻した印象が強く、スプリントでも優勝候補の一角となる。

    本命視されたメルセデスは明暗
    木曜日のパドックでは、高速コーナー主体のシルバーストンはメルセデス向きと考えられ、本命視する声が多かった。

    実際、その評価はアントネッリについては当てはまった。しかしラッセルは終始リズムをつかめず、5番手に終わった。

    ラッセルは「今年ずっとこんな感じだ。常に後手に回っている」と振り返り、「なぜこれほど差がついたのか理解しなければならない。少し奇妙だ」と首をかしげた。

    データ上では改善できれば3番手も狙えたものの、アントネッリとの差は約0.35秒と大きく、理想的なラップを比較すると順位は6番手まで下がる計算だった。

    イギリスグランプリ カーパフォーマンス

    ルクレールは依然として苦戦が続く
    シャルル・ルクレールは4番手を獲得したものの、ハミルトンとの差は依然として大きかった。

    今季のフェラーリは昨年とはマシン特性が変化しており、ルクレールは十分なフィーリングを得られず、本来の予選での一発の速さを引き出せていない。

    それでもフェラーリ全体の競争力向上には手応えを感じており、「これほど前との差が小さいとは思っていなかった。チームとして大きな前進だ」と評価している。シャシーとパワーユニットの両面で改善が進んでいることも、自信につながっているようだ。

    レッドブルは優勝候補に迫れるか
    レッドブルはフリー走行では存在感が薄かったものの、スプリント予選ではマックス・フェルスタッペンが着実にタイムを伸ばし、トップから約0.3秒差の3番手を獲得した。

    フェルスタッペンは「コーナリングもデプロイメントも、まだ改善すべき点がある」と語り、さらなるパフォーマンス向上の余地があると説明した。

    本人は前方を追うよりも後続を警戒すると話しているが、勝負強さを考えればハミルトンやアントネッリにプレッシャーをかける存在になる可能性は十分ある。

    イギリスグランプリ スプリント最速戦略

    マクラーレンは苦しいスタート
    マクラーレンは初日、想定より厳しい展開となった。

    ランド・ノリスはスプリント予選序盤にフロントブレーキダクトを損傷し、本来のパフォーマンスを発揮できなかった。最終アタック前には修復が完了し、「まったく別のクルマになった」と改善を実感したものの、感触をつかめたのは最後のラップだけだったため、本来ならさらにタイムを縮められたと振り返っている。

    ノリスはレッドブルとは十分戦えると見ている一方、現時点ではフェラーリとメルセデスを相手に優勝争いを演じるのは難しいとの見方を示している。

    フェラーリが流れを変える週末になるのか
    シルバーストン初日は、フェラーリが事前予想を覆す速さを披露した一日となった。ハミルトンのポールポジションは偶然ではなく、マシン全体の性能向上を裏付ける内容だった。一方でアントネッリ率いるメルセデス、追い上げを狙うフェルスタッペン、巻き返しを狙うマクラーレンも僅差につけており、スプリント、そして決勝ともに優勝争いは最後まで目が離せない展開となりそうだ。

  • 2026年F1イギリスGP 限定リバリー&スペシャルヘルメット総まとめ

    2026年F1イギリスGP 限定リバリー&スペシャルヘルメット総まとめ

    F1イギリスGPでは、各チームやドライバーがホームレースや特別な節目を祝うため、多数のスペシャルリバリーや限定ヘルメット、特別仕様のレーシングスーツを用意した。

    ホームレースならではの歴史や伝統を反映したものから、ドライバー個人の歩みや文化的背景を表現したものまで、多彩なデザインがシルバーストンを彩る。

    ■ マクラーレン
    ホームレースを迎えるマクラーレンは、数週間前に迎えたF1通算1000戦出場に続き、シルバーストンでもスペシャルリバリーを投入した。今回のデザインは1966年にデビューしたチーム初のF1マシン「マクラーレンM2B」に着想を得たもので、通常のパパイヤカラーに代わり、ホワイトを基調とし、ノーズにはブリティッシュ・レーシング・グリーンを採用した。

    1968年以前は参戦国ごとにマシンカラーが定められており、イギリス車はブリティッシュ・レーシング・グリーンを使用していた。その歴史への敬意を現代風に表現したデザインとなっている。

    ランド・ノリスとオスカー・ピアストリはホワイト基調の特別レーシングスーツを着用し、背中には創設者ブルース・マクラーレンの名前が刺繍されている。リバリーとレーシングスーツはファンからも高い評価を受けており、週末を通して大きな注目を集めそうだ。

    ■ アービッド・リンドブラッド
    レーシングブルズのルーキー、アービッド・リンドブラッドは、自身初となる母国GPを記念したスペシャルヘルメットを披露した。英国系インド人アーティストのナビンダー・ナングラとの共同制作によるもので、3歳でモータースポーツを始めた頃から、今季オーストラリアGPでF1デビュー戦入賞を果たすまでの歩みが、手描きイラストで描かれている。

    ヘルメット上部には「Dream Big」「My Path, My Way」という言葉がグラフィティ風に描かれ、下部にはイギリス、インド、スウェーデンの国旗を配置し、自身のルーツも表現した。

    デザインを担当したナングラは制作について「完成まで何度も会話やメッセージ、電話を重ね、本当に共同作業だった。特別な瞬間だからこそ妥協したくなかった」と語る。

    ナングラ自身もディスレクシア(読字障害)とインド系という背景を持ち、リンドブラッドとの共通点を感じていたという。あえて利き手ではない手でイラストを描くことで、子どものような自由な線を残し、より本物らしい温かみのある作品を目指した。

    ナングラは「これはF1ではパンクなデザインだ。次世代に新しい可能性を示したい」と説明している。

    過去3戦連続でポイントを獲得している18歳は、この特別なヘルメットとともに母国GPでさらなる好結果を狙う。

    ■ ルイス・ハミルトン
    ルイス・ハミルトンにとってシルバーストンは単なるホームレースではない。ここで歴代最多となる9勝を挙げており、自身にとって特別なサーキットである。

    フェラーリ加入後は、マクラーレンやメルセデス時代を象徴した黄色いヘルメットを再び使用しているが、チームの赤いキャップとの組み合わせが難しいと感じていたという。そのため今週末はヘルメットだけでなく、グローブ、レーシングシューズ、キャップにも黄色を取り入れ、自身のレーシングキャリアを象徴するカラーをより広く採用した。

    シルバーストンのスタンドにも、多くの黄色いキャップが並ぶことになりそうだ。

    ■ ウィリアムズ
    ホームレースを迎えるウィリアムズも、特別仕様のデザインを投入する。FW48のノーズやシャシー側面にはユニオンジャックをイメージした輝くカラーを追加し、アレクサンダー・アルボンとカルロス・サインツJr.も同様のデザインを採用したレーシングスーツを着用する。

    さらに、ガレージの装飾やチームウェアもこの週末限定仕様となっている。


    ■ カルロス・サインツJr.
    サインツJr.はチームの特別リバリーとレーシングスーツに加え、新しいヘルメットデザインも初披露した。シルバーストンは2022年に自身初優勝を飾った思い出の地であり、その特別な舞台を選んで新デザインを公開した。

    発表映像は映画『007』を思わせる演出となっており、赤を基調に新しい「55」ロゴを配置。それでもヘルメット上部にはおなじみの「チリ(唐辛子)」のデザインが残されている。


    ■ キャデラック
    アメリカのチームであるキャデラックにとって、今年のイギリスGPは7月4日のアメリカ独立記念日と重なる特別な週末となる。さらに2026年はアメリカ建国250周年でもあり、それを祝うスペシャルリバリーを投入した。

    通常のブラックとホワイトに代わり、赤・白・青を基調とした星条旗デザインを全面に採用。ガレージやドライバーのヘルメットも同じテーマで統一され、トミー・ヒルフィガーとの限定チームウェアやグッズも販売される。


    ■ バルテリ・ボッタス
    バルテリ・ボッタスもチームの特別仕様に合わせ、パートナーのティファニー・クロムウェルがデザインした限定ヘルメットを使用する。

    アメリカ国旗の星条旗を大胆に配置し、国鳥であるハクトウワシも描かれている。また、有名な「Route 66」を、自身のカーナンバーにちなんだ「Route 77」へ変更する遊び心も盛り込まれた。ボッタスらしくラメもふんだんに取り入れられている。


    ■ ランス・ストロール
    ランス・ストロールもホームレースに合わせたスペシャルヘルメットを披露する。アストンマーティンのスポンサーであるマアデンとの共同制作で、テーマは「パティナ」。銅や青銅などの表面に自然に形成される保護膜をモチーフに、原材料が高度なテクノロジーへと進化していく過程を表現している。

    デザインはモナコGPで使用したアストンマーティンの特別リバリーにも通じるもので、ブリティッシュ・レーシング・グリーンとの組み合わせによって、シルバーストンの太陽の下でひときわ映えるデザインとなっている。


    ■ オスカー・ピアストリ
    ピアストリはイギリスGPの3日間すべてで異なるヘルメットを着用する。

    金曜日はJ・デムスキーによる作品で、視力検査のアムスラー格子を思わせる線の歪みを取り入れた未来的なデザイン。土曜日はニック・トムによる赤や紫を基調としたサーマルグラデーション風の作品を使用する。

    そして決勝日の日曜日はデビッド・ノットによるデザインを着用。赤、オレンジ、黄色、青、紫の大胆な曲線が流れるように描かれ、動きのある夕焼けを思わせる仕上がりとなっている。


    ■ オリー・ベアマン
    ハースのオリー・ベアマンも母国GPを記念したスペシャルヘルメットを披露した。金曜日朝にファンステージで公開されたデザインは、ユニオンジャックとレーシングストライプを組み合わせたものとなっている。

    頭頂部には自身のマスコットキャラクター「Obbie the Bear(オビー・ザ・ベア)」が描かれ、アーティストのデビッド・ジョンソンと共同制作された。このキャラクターはイギリスGP限定グッズにも採用されており、ベアマンにとってホームレースのラッキーチャームとなることを期待したい。

  • 2026年F1イギリスGP スプリント予選:全22人ドライバーコメント

    2026年F1イギリスGP スプリント予選:全22人ドライバーコメント

    2026年F1イギリスGPのスプリント予選では、フェラーリのルイス・ハミルトンが母国シルバーストンでポールポジションを獲得した。

    ハミルトンは今季ここまで苦戦が予想されていた高速サーキットでライバルを抑え、フェラーリの進歩とホームファンの後押しを実感したと語った。2番手のキミ・アントネッリは0.011秒差で惜しくもポールを逃した悔しさを口にしながらも、スプリント優勝へ意欲を示した。

    1番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「大好きなこのサーキットに戻ってきて、ここでスプリントのポールポジションを獲得できたことは本当に特別な気持ちだ。今日ここまで素晴らしい仕事をしてくれたチームのみんな、そしてスタンドのファンのみんなに心から感謝している。みんなの応援は本当に最高だった。キミ(アントネッリ)との差を見ると、あの100分の1秒はファンのみんなのエネルギーが与えてくれたものだと思いたいね。ここまで競争力を発揮できるとは予想していなかったので、現場とファクトリーの全員が一歩ずつ改善を積み重ねてくれた成果だ。舞台裏で続けられている努力のおかげで、僕たちは確実に前進している。ロングランのペースも良さそうだったが、明日はトップ勢の差が非常に小さいので、本当に厳しい戦いになるだろう」

    2番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「スプリント予選は本当に僅差だったし、これほどわずかな差でポールを逃したのは悔しい。SQ1ではマシンに完全には自信を持てなかったが、SQ2ではまるで別物のように感触が良くなった。バランスが自分に合ってきてリズムを取り戻し、本来の速さを示すことができた。SQ3のラップ自体は良かったが、ルイスが素晴らしい仕事をした。彼におめでとうと言いたい。セッションを通して前進できたことは前向きに受け止めているし、今は明日に集中している。フェラーリをはじめライバル勢が大きく進歩していることは明らかなので、厳しい戦いになるだろう。でもそういう挑戦こそ僕たちは楽しんでいる。スプリント優勝を争うチャンスはあるし、そのために全力を尽くす。強いレースを戦うために必要なものは揃っているので、結果を最大化できるよう全力を尽くす」

    3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「スプリント予選は接戦だった。特にSQ3の結果はそうだったね。今日はこのコースでコーナリングに少し苦戦したし、エネルギーデプロイメントについても解決しようとしていた。でも予選結果としては良い位置につけられたので、明日は良いペースを見つけられることを期待している。少しずつ近づいてきているが、まだ自分たちが望むレベルには達していない。明日は良い戦いができることを願っている」

    4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「Q3に入る時点ではかなり自信があったが、すべてのラップでマシンを限界まで引き出すための最後の少しが足りなかった。このようなコースで今日見せたような競争力を発揮できるとは予想していなかったので、それはポジティブだ。明日のスプリントで何ができるか見て、その後は予選に集中したい」

    5番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「これまでの予選では最後の局面で一段階パフォーマンスを引き上げることができていたが、今日は残念ながらそれができなかった。3番手まではそれほど遠くなかったが、キミ(アントネッリ)やルイス(ハミルトン)と比べるとまだ少しペースが足りなかったので、どこを改善できるのか理解する必要がある。マシンの感触自体はそれほど悪くなく、バランスもまずまずだったが、肝心な場面でラップタイムが足りなかった。紙の上ではここはフェラーリにとって最も得意なサーキットではないと思っていたので、彼らの速さには少し驚いた。明らかに大きく前進しているし、一日を通して競争力があった。最初のセッションから彼らが優位に立っていたので、その差を縮めて明日戦えるよう夜のうちにしっかり作業したい」

    6番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「スプリント予選は残念な一日になった。SQ1でトラブルが起きてしまい、マシンの感触が完全に変わってしまった。チームはSQ3の直前までに修復してくれたが、最終ラップで本来の性能を感じ取れた時にはもう遅かった。本当ならもっと攻められたと思うので、自分たちの本当の速さを見せられなかったのは残念だ。スピードがあることは分かっているし、レースまでに改善できる点を理解したい。ランドスタンドやシルバーストン全体のファンの応援は本当に素晴らしく、大きな力になっている。周囲のマシンとは十分戦えると思っている。厳しい戦いになるだろうが、何が起こるか分からない。ホームファンの前でより良い一日を過ごし、良いレースを見せられるよう全力を尽くす」

    7番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「7番手はほぼ予想どおりの結果だった。スプリント予選に入る前から最前列争いは難しいと分かっていたし、プラクティス後にマシンへ小さな改善を加えたものの、トップとの差を縮めるには十分ではなかった。残念だけど、自分としてはやるべきことはやり切り、マシンから引き出せるものはすべて引き出せたと思う。ただ、根本的なペースが足りなかった。難しい一日だったが、落胆はしていない。前のグループとは僅差だったので、そこは前向きな材料だ。今夜すべてを分析し、最適化できる点を見つけて、明日の予選ではもっと良い結果を目指して全力で戦いたい」

    8番手:アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
    「本当に僅差だった。トップ4の最後という結果には少しがっかりしている。マシンにはもっと速さがあったと思うし、3番手を逃したような気分だ。最後のラップは十分に速くなかったので、どこでうまくいかなかったのか見直したい。ラップの入りが良くなかったことは分かっていて、それで少しタイムを失ったが、それ以外にも分析したい点がいくつかある。3番手までコンマ1秒しか離れていないので、自分が近い位置にいることは分かっている。ただ、それだけに悔しさも大きい。今日の自分の走り全体には満足しているし、あと少し整理できればもっと上を狙えると思う」

    9番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「マシンは一日を通して本当に良いフィーリングだったし、ほとんど何も変更していないので、明日に向けて良い位置からスタートできる。今日は気温がそれほど高くなかったので、アタックラップまでにタイヤへ十分な熱を入れつつ、入れ過ぎないようにする必要があった。これまでのサーキットとはかなり違う条件だったが、チームは今日とても良い仕事をしてくれた。もちろん明日はポイント獲得を目指して戦い、その後の予選でも良い結果を狙いたい」

    10番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「2台そろってSQ3へ進出できたのは素晴らしいチームの結果だ。僕の側ではSQ1でデプロイメントの問題がいくつか発生して簡単な一日ではなかったが、チームがSQ2までにしっかり修正してくれた。SQ3最後のアタックではあまり競争力があるとは感じられなかったので、なぜそうなったのかチームと確認したい。必要なグリップを得るのに苦労した。今は明日に集中している。僕たちにとってスプリントは日曜日の決勝へ向けて貴重なデータを集める重要な機会になると思うし、その後の予選ではトップチームとの差をもう少し縮められればと思っている」

    イギリスグランプリ スプリント予選

    11番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「11番手は僕たちが望んでいる順位ではないが、現時点の実力を反映した結果だと思う。トップ10にはあと一歩届かなかった。今日に関しては11番手という結果はかなり前向きだ。というのも、FP1は本当に難しいセッションだったからだ。スプリント予選ではマシンのフィーリングがまったく違い、かなり正常になっていたので、その理由を理解する必要がある。予選でのラップは良かったし、マシンの感触も良く、自信を持って走ることができた。レーシングブルズはまたしても速さを見せているので、僕たちもレベルアップして彼らとの戦いを続けなければならない。まだ週末は始まったばかりだし、明日に向けて改善できることはあると思っている。もっと良くできるアイデアもあるので、それを実行して良い土曜日にしたい」

    12番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「堅実な金曜日だったと思う。今日はSQ3争いまであと少しというところまで近づくことができたし、それは励みになる結果で、僕たちが前進していることを証明している。もちろんまだ週末は始まったばかりなので、改善できる部分は残っている。まずはスプリントを戦い、その後の予選でどこまでやれるか見てみたい」

    13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「全体としてはクリーンなスプリント予選だったが、今日はすべてを最大限に引き出せたとは思っていない。今朝より風が強く、突風も吹いていて、それが僕たちには他チーム以上に影響したように感じた。また、ランプランも少し異なるアプローチを取っていたので、一晩かけてすべてを見直し、明日の予選に向けて改善できる点を確認したい」

    14番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「スプリント予選の結果には少しがっかりしているし、今日の早い時間帯のマシンの感触を考えれば、もっと良い結果を期待していた。スタートは良かったが、パッケージの性能を最大限に引き出すにはまだ改善が必要だと分かっていた。改善を目指していくつか変更を加えたが、それがうまく機能せず、マシンはかえって予測しづらくなってしまった。スプリント週末では、常に競争セッションの中で試行錯誤しなければならない。シルバーストンには高速コーナーが多いが、そこで自信を持って走れるだけの安定した状態を作れなかった。今夜は変更すべき点を理解し、より良い状態とフィーリングを取り戻すために多くの作業が必要だ。スプリントではできる限り多くのデータを集め、予選までに改善したい」

    15番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「新しいフロントウイングによって今週末は少し前進できた。ただ、期待していたほど大きな進歩ではなかった。それでも新しいウイングはうまく機能していて、ハースの2台を上回ることができた。不運なことに、まだトップ10争いのペースはないが、僕たちは努力を続ける。今日のラップは今シーズンでも最高のラップのひとつだったと思う。すべてをまとめることができたので、それを前向きな材料として週末の残りに臨みたい」

    16番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「これでシルバーストンの金曜日、プラクティスとスプリント予選が終わった。SQ2最後のランでは少し苦戦したが、今日はこれが精いっぱいだった。新しいフロントウイングは前進になっていて、その差によって今日はハース勢の前に出ることができたので、明日のスプリントではさらに期待している。まだマシンを理想的なウインドウに入れるのは簡単ではなく、弱点も変わっていないが、小さな前進は続けられている」

    17番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「残念だ。すべてがうまくいっていれば突破できたと思う。でもアタックラップをバッテリー残量が少ない状態で始めてしまった。たった10%の不足だったが、このサーキットではそれだけで十分に大きな差になる。不運だった。今はSQ1突破を懸けてウィリアムズと争っている状況で、数か月前の自分たちとは違う。それだけ大きな改善が必要だということだ。新しいリヤウイングを持ち込んだが、期待どおり機能している。ただ、ライバルたちはさらに多くのアップデートを投入してきている。それが今の状況だ。夏休み前には大規模アップデートは予定していないので、今後数戦は厳しい戦いになると思う。残念だが、これが現実だ」

    18番手:エステバン・オコン(ハース)
    「難しいセッションだった。FP1の段階から全体的にペース不足を感じていたし、スプリント予選では順位という意味でさらに厳しくなった。現時点でどこでタイムを失っているのか正確に判断するのは難しいが、これが今の僕たちのパフォーマンスだ。だからこそ努力を続けなければならない。チーム全員が今週末も全力で取り組んでいるし、マシンから最大限を引き出したい。明日はさらに改善して、ポイント争いに近づけることを願っている」

    19番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「今日は難しい一日だった。今は自分たちができることを最大限に引き出すことへ集中している。FP1から予選終了までの間に良い前進を果たすことができた。風の影響もあってマシンバランスはよりニュートラルになり、エステバン(オコン)にもかなり近づくことができた。でも最後はターン4でトラフィックに引っかかり、エネルギーデプロイメントにも問題があった。今日SQ2進出は難しかったと思うが、良かったのは確実に前進していることだ。明日のスプリントでさらに走り込み、前へ進めることを楽しみにしている」

    20番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「一発の速さでは、まだアストンマーティンと中団勢の間にいる。このマシンではここを少し違う走らせ方をする必要があるが、思っていたより良かったし、シルバーストンは昔から本当に素晴らしいサーキットだ。明日のスプリントがどうなるか見てみよう。前戦オーストリアでは2周しか走れなかったので、持ち込んだアップグレードについてもっと良い評価ができることを期待している」

    21番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今日の結果は驚きではなかったし、プラクティスが1回しかない中ですべてを最適化するのは難しかった。それでもスプリント予選のラップには満足しているし、チームとして良い仕事ができたと思う。ただ、僕たちが目指している位置からはまだかなり遠い。明日のスプリントで何ができるか見てみよう」

    22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「シルバーストンもまた厳しい週末になりそうだ。自分たちでコントロールできることに集中するしかないが、アップグレードが投入されるまで辛抱強く待たなければならないことも分かっている。サーキットでも、そしてAMRTCでも、全員が懸命に努力を続けている」