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  • ローラン・メキース レッドブルF1の現状説明「オーストリアから一歩後退した」

    ローラン・メキース レッドブルF1の現状説明「オーストリアから一歩後退した」

    レッドブル・レーシングのローラン・メキース代表は、2026年F1第9戦イギリスGP予選後、チームの競争力が前戦オーストリアGPより低下したことを認めた。マックス・フェルスタッペンは7番手、アイザック・ハジャーは5番手となったが、メルセデスやフェラーリとポールポジションを争える速さは発揮できなかった。

    レッドブル・レーシングはスプリント、予選ともに苦戦を強いられた。フェルスタッペンはスプリントで6位、予選では最高速不足やマシンバランスの問題に悩まされ7番手に終わった。

    一方のハジャーはスプリントで順位を落としたものの、予選では今季自己最高タイの5番手を獲得し存在感を示した。

    オーストリアGPから競争力が低下
    メキースは、わずか1週間前のオーストリアGPと比べてマシンの競争力が低下していることを認め、その原因を探っていると明かした。

    「正直に言えば、オーストリアと比べると一歩後退してしまった。週末の最初から難しい状況だった。このマシンのスイートスポットを見つける方法をまだ学んでいる最中だが、シルバーストンではそれがさらに難しかった」

    フェルスタッペンは最高速不足に苦戦
    メキースは、フェルスタッペンに本来の力を発揮できるマシンを用意できなかったことが予選結果につながったと説明した。特に直線スピード不足が大きな痛手だったという。

    「今日は昨日よりもポールポジションとの差が広がってしまった。そして午後は、マックス側のガレージでさらに厳しい状況になってしまった」

    「彼が望むように攻められるマシンを最後まで与えることができなかった。ストレートでスピードを失っていたし、トップ4チームの差がこれほど小さい状況では、それだけで順位が決まってしまう」

    ハジャーの走りは高く評価
    一方でメキースは、同様の制約を抱えながらも5番グリッドを獲得したハジャーの走りを高く評価した。

    「アイザックは、彼のマシンにも制約があったことを考えれば、とても良い仕事をした」

    「現時点では、我々は3番目に速いチームのようだ。明日の決勝でどこまで改善できるか見ていきたい」

    レッドブル・レーシングはオーストリアGPで上位争いを演じた勢いをシルバーストンへ持ち込めず、セットアップの最適化に苦戦する週末となっている。決勝では改善を図り、フェルスタッペンとハジャーの両名が上位進出を目指す。

    【関連】
    ・フェルスタッペン バッテリー消費の悪循環「こんな状態でレースをする意味がない」

  • ジョージ・ラッセル 直線速度不足に苦戦「アントネッリより6km/h遅い」

    ジョージ・ラッセル 直線速度不足に苦戦「アントネッリより6km/h遅い」

    ジョージ・ラッセルは、2026年F1第9戦イギリスGP予選でチームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリに0.3秒差をつけられた要因として、マシンの直線速度不足を明かした。シルバーストンでは週末を通じてストレートでタイムを失っており、メルセデスも原因究明を続けている。

    ラッセルは予選Q1でルフィールド進入時にタイヤをロックさせてグラベルへ飛び出す場面もあったが、それが予選結果を左右した最大の原因ではないと説明。

    チームメイトやマクラーレン勢と比べて最高速が伸びないことが、週末を通して最大の課題になっているという。

    ストレートで最大6km/hの差
    ラッセルはQ1でのコースオフについて、フロントウイングを修復した後も直線速度不足は改善されなかったと語った。

    「ダメージはなかった。でも週末を通してストレートでかなりタイムを失っている」

    「昨日のQ3ではストレートだけでほぼ0.3秒失っていた。今日の予選でもスピードトラップを見ると、第2セクターではチームメイトより3km/h遅く、第3セクターでは6km/hも遅かった。マクラーレン勢と比べても同じだ」

    メルセデスは原因究明を進めており、当初はブレーキの引きずりを疑っていたものの、現時点では決定的な要因とは断定できていないという。

    「チームは原因を理解しようと懸命に取り組んでいる。今朝は問題を見つけたと思っていて、ブレーキが引きずっているのではないかと考えていた。でも、それが本当の原因かどうかはまだ確信できていない」

    「セッションに入る前から自分だけ不利だと分かっている状況では、すべてがさらに難しくなる」

    ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

    空力抵抗が大きい可能性
    現行F1マシンでは、わずかな不具合がパワーユニットやエネルギーマネジメント全体へ影響を及ぼすケースも少なくない。しかしラッセルは、エネルギー展開(デプロイメント)そのものには問題は見られないとの見方を示した。

    「正直なところ、まだよく分からない」

    「デプロイメント自体は正常に見える。ただストレートのスピードだけが足りない。予選の速度データを見ると、空気抵抗の大きいマシンを走らせているように見える。昨日も今日もスピードトラップの数値は同じ傾向だった」

    ラッセルは、この問題がなければポールポジション獲得までは届かなかったとしても、少なくとも優勝争いには加われたと考えている。

    「ポールを獲れたとは思わない。でも昨日も今日も、もっと上位で争えていたはずだ」

    「Q3最初のアタックでトップに立てていたら、流れや考え方も変わっていただろう。でも今日は終始後手に回ってしまった」

    決勝は表彰台獲得を目標
    予選ではアントネッリがポールポジションを獲得した一方で、ラッセルは0.3秒差の4番手に終わった。週末を通じて続く直線速度不足が解消されないまま決勝を迎えることになるが、ラッセルは最後まで上位進出を諦めていない。

    「明日はベストを尽くして表彰台を目指す」

    まとめ
    ラッセルは、アントネッリとの差を生んでいる最大の要因はストレートスピード不足にあると分析している。メルセデスは原因究明を急いでいるものの、予選までに解決には至らず、決勝では不利な状況から追い上げを目指すことになる。

  • シャルル・ルクレール ハミルトン流を断念「自分のスタイルを貫いた」

    シャルル・ルクレール ハミルトン流を断念「自分のスタイルを貫いた」

    シャルル・ルクレールは、2026年F1第9戦イギリスGP予選で2番手を獲得した後、不振脱出のためにルイス・ハミルトンのドライビングスタイルを取り入れることも検討していたと明かした。しかし最終的には自らのスタイルを維持する道を選び、その判断が予選での好結果につながったと語った。

    フェラーリはシルバーストンで復調の兆しを見せ、ルクレールはポールポジションのキミ・アントネッリに次ぐ2番手を獲得。チームメイトのルイス・ハミルトンを上回り、2戦連続となるフロントロウ獲得を果たした。

    ハミルトンを参考にする選択肢もあった
    ルクレールは、ここ数戦の苦戦を受けて2つの選択肢があったと説明した。

    「僕には2つの選択肢があった。ひとつはドライビングスタイルを変えて、基本的にルイスをコピーすることだった。彼にはすごくうまく機能しているように見えたからね」

    「もうひとつは自分のドライビングスタイルを維持しながら、このクルマに対応する方法を見つけることだった。そして僕はその道を選んだ。今日はそれが報われたし、明日もそうなることを願っている」

    データ分析で突破口を発見
    ルクレールは、予選までに膨大なデータを分析し、自身のドライビングスタイルに合わせたセットアップへ変更したことが改善につながったと明かした。

    「昨日もフィーリングは決して良くなかった。でもたくさんのデータを分析したんだ。少しずつ全体像が見えてきて、なぜ苦戦しているのか、何を変えるべきなのかが理解できるようになった」

    「自分の直感を信じて、自分のドライビングスタイルにクルマを合わせる方向へセットアップを変更した。それが今日は本当にうまくいった。予選ではずっといいフィーリングだった」

    また、最近は思うような速さを発揮できず、ドライビングスタイルを含めてあらゆる要素を見直していたことも明かした。

    「最近は本当にペースがなかった。だからドライビングスタイルも含めて、自分がやっていることすべてを見直さなければならなかった」

    「チームのみんなと本当にいい仕事ができたと思うし、この2番手という結果には満足している。もちろんポールポジションが欲しかったけれど、キミは信じられないラップを決めたし、それに値する走りだった」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)

    戻ってきた自信を決勝につなげたい
    ルクレールは、2番手という結果以上に、久しぶりにマシンとの一体感を取り戻せたことを最大の収穫として挙げた。

    「予選でこれだけいい感触を得られたのは本当に久しぶりだ。でも土曜日が良かったからといって浮かれすぎてはいけない」

    決勝では5回目のポールポジションを獲得したメルセデスのアントネッリが最大のライバルになると予想している。

    「彼らは今朝、本当に強かった。あのペースを維持しているなら、戦うのは簡単ではないと思う」

    「でも今はクルマの感触がずっと良くなっている。そのフィーリングが決勝でも続いてくれれば、奇跡を起こせるかもしれない」

    「もしそうならなくても、この週末で得られた学びは大きな収穫だ。ただ、一番重要なのは決勝で、そこでさらに多くのことを学べるはずだ」

    さらに現在の復調についても慎重な姿勢を崩さなかった。

    「まだ始まりに過ぎない。でも正しい方向へ進むための良い一歩になったと思う」

    今回の予選は、ルクレールにとって単なる2番手以上の意味を持つ結果となった。チームメイトのスタイルを模倣するのではなく、自らの感覚を信じてマシンを適応させる道を選び、長く失っていたフィーリングを取り戻したことが大きな収穫となった。決勝では、その手応えを結果につなげられるかに注目が集まる。

    【関連】
    ・F1イギリスGP 予選 結果・タイムシート:アントネッリがポール獲得

  • 2026年F1イギリスGP 予選:全22人ドライバーコメント

    2026年F1イギリスGP 予選:全22人ドライバーコメント

    2026年F1第9戦イギリスGP予選では、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が今季5回目のポールポジションを獲得し、シャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトン(ともにフェラーリ)が続いてフェラーリ勢とメルセデス勢がフロントロウを独占した。

    予選後、各ドライバーは決勝に向けた手応えや課題を語り、アントネッリはスプリント勝利に続く快走を振り返る一方、フェラーリ勢はレースペースと戦略で逆転を狙う姿勢を示した。

    一方、中団ではレーシングブルズが2台揃ってトップ10入りを果たし、アイザック・ハジャーとアービッド・リンドブラッドが存在感を発揮した。各ドライバーは予選やスプリントで得た収穫をもとに、決勝でのポイント獲得や上位進出への意気込みを語っている。

    1番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「マシンは一日を通して良い感触で、スプリントでも予選でもすべてをうまくまとめることができた。スプリントの序盤は流れに乗るのに苦労したが、ルイス(ハミルトン)に追いついてオーバーテイクモードに入ると、抜ける自信があった。クリーンエアに出てからはギャップを築くペースがあり、そのままマシンを優勝まで持ち帰ることができた。昨日と同じように、予選はフェラーリ勢との大接戦になると分かっていた。実際その通りになった。Q2ではロックアップして少し自信を失ったが、いくつか設定を変更して再び流れを取り戻せた。最後のアタックは非常にきれいなラップで、ポールポジションには十分だった。ここまでは前向きな週末になっているが、明日は長いレースになる。良いスタートを決め、フェラーリ勢を抑えるために懸命に取り組む必要がある。彼らはここシルバーストンで素晴らしいペースを見せているので、彼らに勝つには僕たちがベストを尽くさなければならない」

    2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「スプリントではスタートでいくつか順位を落とし、その後はさらに前へ進むためにいくつかバトルをしなければならなかった。ペースは悪くなかったし、レースに向けて変更したい点についていくつか考えがあるので、それに取り組んで、さらに強くなれればと思っている。予選には満足している。ここ数戦はすべてをまとめるのに苦労していたので、再びフロントロウからスタートできるのは良い気分だ。ここにたどり着くために舞台裏で多くの作業があったので、今日は僕たちにとって前向きな一日だ。まだ始まりに過ぎないが、正しい方向への一歩だ。明日はチームとティフォシを誇らしい気持ちにさせるために全力を尽くす」

    3番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「長い一日だったので、まずここに来てくれたすべてのファンに心から感謝したい。雰囲気は素晴らしく、グランドスタンドからの声援はスプリントでも予選でも本当に力になった。今朝はキミ(アントネッリ)との戦いを本当に楽しみ、2位で良いポイントを持ち帰るために全力を尽くした。予選については、もちろん昨日の再現ができていればもっと嬉しかったが、キミとシャルルが今日さらに伸ばしてくることは予想していた。今回も非常に僅差だったし、2台が上位にいることで明日に向けて選択肢が増えた。利用できるすべての選択肢を検討し、チームにとって可能な限り最高の結果を争うために全力を尽くす」

    4番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日は僕の側では簡単な一日ではなかった。マシンのバランスはかなり強く、快適に感じていたが、ストレートスピードに苦しんでいた。そのためスプリントではマクラーレン勢、フェルスタッペンのレッドブル、そしてシャルル・ルクレールのフェラーリとの戦いになった。4位まで戦って上がることはできたが、僕たちのペースならおそらくトップ3に入り、ルイス(ハミルトン)とキミ(アントネッリ)を追いかけられるだけの強さがあった。予選のQ1では小さなコースオフがあったが、そこから立て直してポール争いに加わることができた。ただ最後のアタックではアウトラップでトラフィックに引っかかり、タイヤを適切なウインドウに入れられなかった。そのためプッシュラップは最初から妥協を強いられ、4番手に甘んじることになった。悔しいが、明日は前進できることは分かっている。そのために全力を尽くし、最前列の争いに加わりたい」

    5番手:アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
    「スプリントについては複雑な気持ちだ。再びスタートで苦しみ、いくつか順位を落としたので、それを取り戻すためにレースを戦わなければならなかった。レースペースは完全には揃っていなかったが、いくつかオーバーテイクを決め、ポイント圏内に戻るところまで近づけた。予選については間違いなく満足している。セッションを通してマシンにとても快適さを感じ、走るたびに改善できた。最後のアタックではすべてを出し切り、少しスライドが多くなりすぎたので、もう少しラップタイムは残っていたと思う。5番手はおそらく達成できる最大限の結果だったので、受け入れる。メルセデスやフェラーリと戦うための純粋なパフォーマンスはまだ足りないが、明日はマクラーレン勢と戦い、しっかりポイントを持ち帰りたい」

    6番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「厳しい予選だったし、現時点では単純にペースからかなり離されている。ストレートでもコーナーでもかなりのタイムを失っているようで、それが僕たちのパッケージ全体の限界を示している。今夜、すべてのセッションのデータを見直して、できるだけ明確な全体像を作るつもりだが、改善が必要なことは分かっているし、ファクトリーと現場の全員が開発プログラムを通じてギャップを縮めるために本当に懸命に働いている。明日のレースに向けては現実的でなければならない。すぐ前のマシンに挑むチャンスはあるかもしれないが、先頭勢と比べると、僕たちの全体的なペースでは最前線で戦うのは難しいだろう。とはいえ、スプリントで3位に入った自分のパフォーマンスには本当に満足している。今の限界を考えれば素晴らしい結果に感じたし、明日のレースを通して利用できるものをすべて最大化し、マシンから最大限を引き出したい」

    7番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「僕にとっては良い予選ではなかった。すべてが少しずつずれているように感じた。スプリントではトップスピードに苦しみ、予選に向けていくつかまずまずの変更を加えたが、セッション全体を通してストレートで遅く、バランスにも問題があった。違いを生むようなものは何も見つかっていないので、そこには問題があるとかなり確信している。今日苦しんだすべてのことを理解するのは難しく、把握すべきことがたくさんある。明日どうなるか見てみよう」

    8番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「今日はより厳しい一日だった。スプリントでは良いスタートを切ったが、バトルが落ち着くと、僕たちにはペースがなかった。午後にはいくつか良いセットアップ変更を行ったが、その恩恵をコース上で十分に見ることはできなかった。マシンは神経質で、特に高速コーナーではそうだったので、グリップとペースが足りなかった。こうした課題があっても、うまく決まれば昨日のように上位争いに戻れることは分かっている。昨日は3番手までわずかコンマ1秒だった。マシンをより適応力のあるものにするために取り組むべき明確な領域があり、チームはそれに懸命に取り組んでいる。メルセデスは今明らかに一歩先にいるが、フェラーリのようなチームは完全に倒せない相手ではないと信じているので、少しずつ削り取り、タイヤを管理し、自分たちに何ができるか見ていきたい」

    9番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「全体として、とてもポジティブな一日だった。このサーキットを走るのはいつだって特別だし、ファンのみんなが信じられないような雰囲気を作ってくれる。今朝のスプリントでは明日のレースに向けて貴重なデータを集めることができたし、セッションの合間にマシンへ施したいくつかの変更のおかげで予選でも一歩前進することができた。Q1は決して簡単ではなかったけれど、その後のセッションに向けてマシンをより良い作動領域に入れることができたのはチーム全体の素晴らしい仕事だった。予選でのラップタイムはどれも非常に似た内容だったけれど、まだ少しタイムを残していた部分もあったので、さらにパフォーマンスを引き出せるポイントを探っていきたい。ここ数戦は競争力のあるマシンを与えてもらっているので、素晴らしい仕事をしてくれているチームには本当に感謝している。焦点は明日のレースに移る。ポイントが懸かっているので、このレベルのパフォーマンスを維持し、良い結果を持ち帰れるよう全力を尽くす」

    10番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「今日の午後のスプリントでポイントを獲得できたことにはかなり満足している。その後の予選ではQ3進出を果たせたことは良かったけれど、本当にギリギリで通過したという感じだった。非常に良かったQ1のタイムから改善できなかったので、セッションを通してなぜマシンのバランスを失ってしまったのか分析する必要がある。チームとしては、明日良いスタートを決めて最大限のポイント獲得を目指すことに集中している。この週末は競争力のあるパッケージがあるので、中団トップ争いを維持できるよう必要な改善を施したい」

    イギリスグランプリ

    11番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「まず最初に、素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝したい。Q1の序盤に小さなギアボックスのトラブルが発生したけれど、チームは素晴らしい仕事でマシンを修復し、コースへ戻ってタイムを記録しQ2へ進出するチャンスを与えてくれた。Q2ではターン6でミスをしてかなりタイムを失ってしまい、それですべてが終わってしまった。それでも今日はQ3進出も可能だったと思っているし、最終的な順位にはかなり満足している。今朝のスプリントは特に大きな出来事はなかった。スタートで少し苦労したので、その点は引き続き改善していきたい。今は明日のレースに集中している。すべてをうまくまとめ、トップ10争いができればと思っている」

    12番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日は難しいスプリントと厳しい予選セッションで、僕たちにとっては大変な一日だった。ここではライバルたちに比べてペースが足りず、一貫して前を行かれてしまっているという現実を突きつけられた形だ。スプリントでは良いスタートを決めて8番手まで上がったが、レーシングブルズ勢とアイザック(ハジャー)が追いついてくると、彼らについていくことができなかった。昨日から多少の進歩はあったように感じるが、それではまだ足りず、もっと大きな前進が必要だ。明日もレーシングブルズとアウディが主なライバルになるだろう。スプリントからいくつか学べたことがあるので、それをレースで生かし、ポイント争いができればと思う。簡単ではないが、ここはいつも長く厳しいレースになり、何が起こるか分からない」

    13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「今日目指していた予選結果ではなかったし、13番手以上のポテンシャルはあったと思っている。Q2ではラップをうまくまとめきれなかったし、最後のアタックでは前のマシンがピットに入ったことでスリップストリームを失い、ストレートで少しタイムを失ってしまった。明日はまた新たなチャンスだ。クリーンなレースを実行できれば、まだ順位を上げられる可能性は十分にある」

    14番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「スプリントでは良いスタートを切り、1周目もうまくいったので満足している。その後は僕たち本来の位置まで後退した。アウディ勢はスタートが悪く、アイザック・ハジャーのレッドブル・レーシングもデプロイメントの問題があったようで先行することができた。でもその後は正直、僕にできることはあまりなかった。アウディ勢が本来のペースを取り戻すと追いつかれてしまった。最初の数周は良かったが、その後は左フロントタイヤに苦しみ始め、それで終わってしまった。予選ではいつも最大限を引き出そうとしているし、今日はそれができたと思う。Q1は非常に接戦だったが、Q2へ進出できたし、ウィリアムズ勢より前に出られたのは前向きだ。現実的には14番手以上は難しかったと思う。それほどマシンは難しかった。高速コーナーが一番の問題ではなく、低速から中速コーナー進入で苦労している。そこを何とか乗り切れるようなセットアップにすると、高速では強いアンダーステアに制限されてしまう。これまでとは違う問題だ。スプリント後にダウンフォースを増やすための作業もしたが、あまり効果はなかったようだ。明日はベストを尽くす。母国のファンの声援はいつも力を与えてくれる」

    15番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「スプリントは特別な内容ではなく、ハースの後ろで詰まり、デプロイメントにも苦しんだ。予選では風が強くなり、僕たちのマシンはその影響を非常に受けやすかったので、とても運転が難しくなり、結果的に競争力を失ってしまった。チームのためにいくつかテスト項目や2台比較も行ってパフォーマンスを探ったが、うまくいかず、依然としてペース不足に苦しんでいる。決勝では新しいフロントウイングとマシンについて引き続き多くを学びたい。明日何ができるか見てみよう。目標は利用できるものをすべて最大限に生かすことだ」

    16番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「今日はほぼ予想していた通りの一日だった。マシンについてさらに理解を深め、異なる方向性を試すため、セットアップを変更してスプリントはピットレーンからスタートした。結果として有意義な走行になり、良い点も悪い点も含めて有益な情報を得ることができた。昨日も今日も15番手と16番手で予選を終えていたので、いくつかのアイデアを試す良い機会だと考えた。他の中団チームは大規模なアップデートを投入している一方で、僕たちのアップデートはバクーまで入らないため、現状では改善できる範囲に限界がある。それまでは実験とデータ収集が中心になる。低速コーナーではまだ苦しんでいるが、高速コーナーはオーストリアやバルセロナより良くなっている。前向きな点としては、おそらく今季で一番マシンの感触が良かった。フロントウイングの効果もあったのかもしれないが、シミュレーターが約束してくれるほどではない。明日は風の影響で誰にとっても簡単なレースにはならないし、信頼性も結果を左右するだろう。僕たちはアルピーヌよりもハースとの戦いになると思っている」

    17番手:エステバン・オコン(ハース)
    「スプリントでは最高のスタートを決めたが、前方との間隔が急激に詰まったため、一度アクセルを緩めなければならなかった。そうでなければもっと多くのポジションを上げられていたはずだ。その後はカルロスとアウディ勢2台を抜き、序盤は激しく戦ったが、最終的にはアウディ勢の方が速く、順位を譲らざるを得なかった。あと1周あればカルロスにも抜かれていただろう。そして予選では、最後のラップで起きたことが本当に悔しい。しかも原因がイエローフラッグで、単独の黄旗の影響を受けたのが僕だけだったというのだからなおさらだ。チームは素晴らしい仕事をして、本当に良いマシンを用意してくれた。スプリント予選やここ3~4戦よりも大きく前進していた。マシンの状態は良く、ライバル勢より前にいて、最後のアタックまではQ2進出圏内だった。しかしそのラップで約コンマ2秒もアクセルを戻さなければならなかった。さらに減速したことでエネルギー回生もうまくできず、出口でもタイムを失った。リアグリップは非常に良く、高速区間もかなり自信を持って走れた。良い感触だっただけに、Q2で残り2セットのタイヤを使ってどこまで行けたのか試したかった」

    18番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「今年の中では良い予選の一つだった。セッションを最大限に生かすことができたし、最後のアタックも良く、これ以上タイムを残していたとは思わない。昨日の予選と今日のスプリントを踏まえてセットアップを改善し、その変更によって予選ではバランスも良くなった。ただ、その変更は明日の決勝でさらに効果を発揮するはずなので、何ができるか楽しみにしている」

    19番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「セッションの合間にチームが施してくれた作業と、特に低速・中速コーナーでのマシンのフィーリング向上を考えると、このような形で一日を終えることになったのは残念だ。スプリントでは良いレースができたし、燃料を多く積んだ状態ではマシンの競争力も増していた。ただ、それでもレーシングブルズと戦えるほどではなかった。それでも明日に向けて少し希望はあるし、順位を上げられればと思う。午後は風が強くなり、予選はさらに難しくなったが、条件は全員同じだった。ベケッツでリアを失い、完全に不意を突かれた。あのコーナーは今のF1マシンなら全開で通過できる場所で、これまで一度もそんな挙動は感じたことがなかった。本当に珍しい出来事だったので、リアが急に流れた原因をデータで分析する必要がある。明日は厳しい位置からのスタートになるが、ベストを尽くしたい。ここはレースをするには本当に楽しいサーキットなので、良いバトルができて最終的にどこまで行けるか楽しみにしている」

    20番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「今朝のスプリントはフェルナンド(アロンソ)との接触後の学習の機会として活用した。あの件については彼にも謝罪したし、幸い彼のレースへの影響は大きくなかった。予選では高速コーナーでのバランスに苦しみ、それを改善するために多くの変更を加えた。しかし、そのうちの一つで何か問題が起き、高速区間でフロントのグリップをまったく得られなくなり、大きくタイムを失ってしまった。それでも明日に向けて良い情報は集まったし、決勝ではかなり競争力を上げ、中団争いに加われることを期待している。レースではいろいろなことが起こるはずなので、チャンスが来た時にその場にいることが重要だ」

    21番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今朝のスプリントではセットアップがうまく決まらなかったが、いくつか変更を加えたことで予選ではより良いウインドウに入れることができた。マシンにはより満足している。まだ目指している位置には程遠いので大きな意味はないが、自分としては良いラップを走れたと思う」

    22番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今回も厳しい予選になった。マシンはここ数戦とまったく同じ状態で、これが今の僕たちの実力だ。ただ、デプロイメントやエネルギーマネジメントには良い点もあったし、今朝のスプリントで示したようにスタートも良かった。全員が改善に向けて懸命に取り組んでいるので、明日のレースで何を学べるか見ていきたい」

  • キミ・アントネッリ F1イギリスGPで圧巻ポール「先頭アタックはストレスだった」

    キミ・アントネッリ F1イギリスGPで圧巻ポール「先頭アタックはストレスだった」

    キミ・アントネッリは、2026年F1第9戦イギリスGP予選で今季5回目のポールポジションを獲得した。しかし、最終アタックではメルセデスの走行順によってQ3最初にタイムアタックを開始することになり、大きなプレッシャーを感じていたことを明かした。

    それでもアントネッリは難しいコンディションを克服し、フェラーリ勢のシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンを抑えてポールを獲得。メルセデスは2026年シーズン開幕から9戦連続でグランプリ予選ポールポジションを守り抜いた。

    Q3最終アタックは「最初に走るのが好きじゃない」
    アントネッリはQ3最後のアタックで最初にコースへ出ることになったことが精神的な負担だったと振り返った。

    「少しストレスを感じていた。最後のアタックで最初に走るのは本当に好きじゃないんだ。でも最後のラップはすごくクリーンにまとめることができたし、すべてがうまく噛み合った」

    また、この日のシルバーストン特有の強風にも苦しめられたという。

    「風がとても難しかった。突風が強くて予測できなかった。でも予選を通して少しずつ改善できたし、最後にポールを持ち帰ることができて本当に満足している」

    Q2ではブレーキの不具合にも直面
    予選は順調だったわけではない。アントネッリはQ2でフロントタイヤのロックアップに加え、ブレーキペダルのトラブルにも見舞われていたことを明かした。

    「今日は特にターン3でフロントをロックしやすかった。Q2最初のランでもフロントをロックしてしまった」

    「さらにブレーキペダルにも少し問題があった。ブレーキを踏み始めたときに最初は反応せず、そのせいでブレーキングが少し遅れてしまった」

    その後、セットアップを調整したことで改善したという。

    「セットアップを少し変更したことでブレーキングへの自信を取り戻すことができた」

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

    マシンは変更せずセッティングを最適化
    スプリント予選ではルイス・ハミルトンにポールを奪われたメルセデスだが、一夜で速さを取り戻した理由について、アントネッリはマシン自体は変更していないと説明した。

    「マシン自体はまったく変えていない」

    「変更したのはデファレンシャルやブレーキマイグレーション、それにドライビングだけだ。それらを調整して、自分が予選を通して改善できるセッティングを見つけることができた」

    決勝はフェラーリ勢との戦いを警戒
    スプリント優勝でランキング首位をさらに広げたアントネッリは、決勝でも優勝候補の筆頭だが、2番手ルクレール、3番手ハミルトンのフェラーリ勢を警戒している。

    「もちろん簡単なレースにはならない。後ろにはフェラーリが2台いるし、彼らは間違いなく協力してくるはずだ」

    「彼らのペースはとてもいい。でもスプリントでは僕たちも強かった。明日も同じペースを維持して、いいレースができればと思っている」

    メルセデスは予選での無敗記録を9戦連続へ伸ばした一方、決勝ではフェラーリ勢が強力なライバルとなる。アントネッリがスプリントに続いてシルバーストンを完全制覇できるかが注目される。

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1にデプロイメント不具合「0.3秒を失った」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1にデプロイメント不具合「0.3秒を失った」

    ルイス・ハミルトンは、2026年F1第9戦イギリスGP予選で3番手を獲得した後、Q3最後のアタックでフェラーリにデプロイメント(エネルギー展開)のトラブルが発生し、約0.3秒を失っていたことを明かした。

    それでも母国GPで表彰台を狙える位置を確保したハミルトンは、決勝ではチームメイトのシャルル・ルクレールとの連携が勝利への鍵になると語った。

    前日のスプリント予選ではポールポジションを獲得したハミルトンだったが、決勝グリッドを決める予選ではキミ・アントネッリとルクレールに続く3番手。シルバーストンで自身10勝目を目指す戦いは、やや苦しいスタートとなった。

    ストレートで0.3秒を失う
    ハミルトンは、Q3最後のアタック自体には満足していたものの、マシンのトラブルがタイムを大きく左右したと説明した。

    「特別にもっとタイムを見つけられたとは思わない」

    「Q3最後のラップはかなり良かった。でもデプロイメントに問題があって、バックストレートで0.3秒くらい失ったんだ。でも最後にはその問題は解決した」

    さらに、この日は前日ほどマシンのバランスが良くなかったことも苦戦の要因だったという。

    「この予選ではクルマにかなり苦しんだ。アンダーステアがずっと強かった。でも、それでも3番手には満足している」

    別の取材では、ブレーキングでも苦労していたことを明かした。

    「昨日はクルマのバランスが本当に良くて、セッションを重ねるごとに速くなっていた。でも今日はブレーキングに苦しんだ。クルマが急に向きを変えたり、タイヤをロックさせたりして、昨日のように自分の思い通りには動いてくれなかった」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    メルセデス撃破へフェラーリの連携を重視
    ハミルトンは、5度目のポールポジションを獲得したアントネッリとメルセデスの速さを高く評価しており、正攻法で勝つのは簡単ではないと認めた。

    「ネガティブになりたいわけじゃないけど、メルセデスは単純に速い」

    「もしスタート直後にキミを抜けなければ、そのまま逃げられてしまうだろう」

    そのうえで、フェラーリ勢が2台そろって上位からスタートすることを強みに挙げた。

    「僕たち2台が前にいるのは間違いなく大きい。キミについていけるかどうかは明日になってみないと分からない。でも戦略を工夫して、チームとして彼らを倒せるよう挑戦したい。全力を尽くすよ」

    10勝目へ望みは残る
    ハミルトンはシルバーストンで前人未到となる10勝目を狙っている。予選ではデプロイメントトラブルとマシンバランスの乱れに見舞われたものの、3番手という好位置は確保した。決勝ではルクレールとの連携や戦略を駆使し、勢いに乗るメルセデス勢に挑むことになる。

    フェラーリは予選で2台を2番手・3番手に並べることに成功した。ハミルトンが明かしたトラブルが決勝で解消されれば、地元シルバーストンで記録更新となる10勝目に向けて、アントネッリ率いるメルセデスにプレッシャーをかける展開が期待される。

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  • クリスチャン・ホーナー 回顧録『Drive』でレッドブルF1の内幕を暴露へ

    クリスチャン・ホーナー 回顧録『Drive』でレッドブルF1の内幕を暴露へ

    クリスチャン・ホーナーが、自身初となる回顧録『Drive』を2026年10月22日に出版することを発表した。レッドブルF1の創設期から約20年以上にわたる歩みや、チーム代表として経験した成功と苦悩、自身の視点から見たF1の舞台裏が綴られる。

    レッドブルF1を率いて8度のドライバーズタイトル、6度のコンストラクターズタイトル、124勝を挙げたホーナーは、退任から約1年を経て、自らの言葉でそのキャリアを振り返る。

    20年以上のレッドブル時代を振り返る
    『Drive』は、レッドブルがジャガーを買収してF1へ参戦した2005年から、ホーナーがチームを率いた約20年間を振り返る内容となる。

    ホーナーは、この本について次のように説明した。

    「F1は究極的には人のビジネスだ」

    「このスポーツはマシンや勝利、チャンピオンシップで語られることが多いが、私の心に最も残っているのは、人々、決断、挑戦、そして道中で出会った素晴らしい個性豊かな人たちだ」

    「この本は、信じられないような20年間の旅と、その道のりを形作ってくれた多くの人々への私なりの振り返りだ」

    レッドブル黄金時代の舞台裏を描く
    ホーナーはF1史上でも最も成功したチーム代表の一人として知られる。

    在任中にはセバスチャン・ベッテル、そしてマックス・フェルスタッペンという2つの黄金時代を築き、レッドブルはドライバーズタイトル8回、コンストラクターズタイトル6回、グランプリ124勝という輝かしい実績を残した。

    出版元のトランスワールドは、本書について「1ポンドで買収されたチームが、世界で最も価値があり知名度の高いスポーツチームの一つへと成長するまでの舞台裏を描く」と紹介している。

    また、チーム代表という立場で直面した極限のプレッシャー、レースごとの心理的な駆け引き、そして勝利をつかむために求められた瞬時の意思決定についても詳しく語られるという。

    退任後初の本格的な発信
    今回の発表は、ホーナーがレッドブルを離れてから約1年の節目で行われた。

    2025年のF1イギリスGPがチーム代表として最後のレースとなり、その後ベルギーGPを前に職を離れることになったことで、レッドブル創設以来続いた長期政権に幕が下りた。

    退任後は公の場への登場を控えてきた一方、F1復帰の可能性はたびたび取り沙汰されている。ただし本人は、復帰するのであれば「適切なプロジェクト」であることが条件との考えを示している。

    さらにホーナーは今年後半にオーストラリアで講演ツアーを予定しているほか、今週末のシルバーストンで開催されるF1イギリスGPにも姿を見せる見込みで、レッドブル退任後初めてグランプリ会場を訪れることになる。

    レッドブル黄金時代の舞台裏や、F1を代表するチーム代表としての意思決定、ライバルたちとの関係などがどこまで赤裸々に語られるのか、『Drive』はF1ファンにとって注目の一冊となりそうだ。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1の限界を実感「0.6秒差は重い」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1の限界を実感「0.6秒差は重い」

    アイザック・ハジャーは、2026年F1第9戦イギリスGP予選で5番手を獲得したものの、ポールポジションとの差を受けて、レッドブル・レーシングが依然としてトップ勢に及んでいない現状を認めた。

    ハジャーは予選でチームメイトのマックス・フェルスタッペンを上回る5番手を記録。自身の走りには満足感を示しながらも、メルセデスやフェラーリとの差は依然として大きいと語った。

    好ラップでもポールとの差は0.6秒
    「昨日はマシンにかなり満足していたし、2日目は自分のドライビングにも一歩前進があった。ミスもほとんどなかった」

    そう振り返ったハジャーは、それでもトップとの差に落胆を隠さなかった。

    「それでも、いいラップをまとめてポールから0.6秒も遅れていると正直つらい。マシン自体はかなり良く感じているだけに、ここからどうやってさらに前に行けばいいのか、今は見えにくい状況だ」

    決勝でも上位3チームが優勢と予想
    ハジャーは、スプリントレースの内容からも勢力図は明確だったと分析。決勝でもメルセデス、フェラーリ、マクラーレンが優位に立つとみている。

    「今日のスプリントを見れば、レースペースの序列ははっきりしていた。メルセデスとフェラーリ、そしてマクラーレン、その次が僕たちだ」

    「もしマクラーレンと戦えるようなら、それだけでも非常にいい結果だと思う」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    フェルスタッペンはマシントラブルに苦戦
    一方、チームメイトのマックス・フェルスタッペンは予選7番手。予選中盤からエンジンの応答異常と最高速不足に見舞われたことを明かした。

    「バランスも良くなかったが、それ以上に理由は分からないけどストレートがものすごく遅かった。他車と比べても明らかだった」

    さらに、最高速不足がバッテリー消費を悪化させ、ラップ後半のパフォーマンス低下につながる悪循環に陥っていたと説明した。

    「ストレートで遅いと全開区間が長くなってバッテリーを余計に消費する。それがどんどん悪循環になってラップ終盤ほど厳しくなる。二重の問題で、本当に痛かった」

    レッドブル・レーシングは、ハジャーが5番手、フェルスタッペンが7番手から決勝を迎える。ハジャーは自身の走りには手応えを感じながらも、トップ争いに加わるにはマシン性能のさらなる向上が必要だとの認識を示している。

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  • ランド・ノリス マクラーレンF1の苦戦認める「ストレートもコーナーも遅い」

    ランド・ノリス マクラーレンF1の苦戦認める「ストレートもコーナーも遅い」

    ランド・ノリスは、F1イギリスGP予選で6番手に終わった後、現在のマクラーレンの競争力に厳しい評価を下した。「言い訳はない」と断言し、MCL40は「十分な速さがない」と認め、空力効率の低さが最大の課題だと指摘した。

    ランド・ノリスは、スプリントで3位表彰台を獲得した一方で、予選ではポールポジションを獲得したキミ・アントネッリから0.766秒差の6番手だった。自身のラップには満足しながらも、それだけでは上位争いができない現状を受け止め、チーム全体の開発スピード向上を求めている。

    「言い訳はない」MCL40の競争力不足を認める
    ノリスは予選後、今回の結果はドライバーではなくマシン性能によるものだと率直に語った。

    「厳しいね。まだまったくペースがない。ポールから0.7秒も遅れているけど、自分のラップは本当に素晴らしかったと思う。すべてのコーナーで改善できたし、マシンから出せるものは全部引き出せたと感じている」

    「つまり単純に遅いんだ。ストレートでも遅いし、コーナーでも遅い。それ以上言えることはない。今のマシンは効率が良くない。そんな状態で昨日スプリントで3位になれたのが信じられないくらいだ」

    さらにノリスは、問題を曖昧にするつもりはないと続けた。

    「言い訳はない。マシンは十分ではないし、それはチーム全員が分かっている。だから、とにかく努力を続けるしかない」

    空力効率の低さがシルバーストンで露呈
    ノリスは、アップグレードやセットアップ変更によって改善した部分はあったものの、根本的な問題は解決していないと説明した。

    「マシンはいくつかの面では改善したと思う。でも理解しなければならないことがある。ストレートでも遅いし、すべてのコーナーでも遅い。マシンの効率がとても悪いんだ。ダウンフォースが足りず、ドラッグ(空気抵抗)が大きすぎる。だから今は本当に厳しい状況なんだ」

    さらに、シルバーストンはその弱点が最も表れやすいコースだと語る。

    「このコースは空力効率が求められるサーキットなんだ。ドラッグの影響を受ける区間が多く、ストレートもたくさんある。高速コーナーでも良くないし、低速コーナーでもタイムを失っている。このサーキットは、本当に良いマシンとそうでないマシンをはっきり示してしまう。そして僕たちは、残念ながら良いマシンではない」

    シルバーストンだけの問題ではない
    シルバーストンはマクラーレンの弱点が目立ちやすいサーキットではあるものの、ノリスは今回だけ特別に悪かったわけではないと説明した。

    「今年は6位より上で終えられたことの方が少ない。このコースは、ストレートが速くてコーナーも速い、効率の良いマシンが有利になるサーキットなんだ」

    「僕たちは両方とも遅い。オーストリアでは1分のコースで0.4秒差だった。ここは1分30秒近いから0.7秒差になるのも当然だ。特別遅くなったわけじゃない。ずっと同じなんだ」

    一方で、マシンのフィーリング自体には改善を感じていたという。

    「今日はクルマの感触は良かったし、前日よりも引き出せたと思う。昨日のラップが特別だったのかもしれないし、今日は他のみんながうまくまとめたということなんだろう」

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    決勝目標は5位「レッドブル勢と戦いたい」
    ノリスは、予選でのパフォーマンスを踏まえ、決勝でも現実的な目標を見据えている。

    「正直、どうなるか分からない。でもスプリントと同じように良いスタートを決めたい。今朝3位で終えられたのは、自分でもどうやって実現できたのか分からないくらいだ。1周あたり0.7秒も遅いマシンなんだから、本当に驚きだった」

    その上で、現時点で狙える順位についても率直に語った。

    「現実的には5位が最高だと思う。目標はレッドブル勢に勝つことだ。フェラーリとメルセデスは0.7秒速いんだから、その相手に勝とうと考えるのは少し無理がある」

    開発スピードを上げなければならない
    ノリスは、ライバルとの差を縮めるには時間が残されていないと危機感を示し、チームに迅速な対応を求めた。

    「チームも時間が味方じゃないことは分かっている。一日中、一週間、一か月とかけて少しずつ理解していく余裕はない」

    「今すぐこのマシンを理解しなければならないし、できるだけ早く、新しいパーツを投入しなければならない。他のどのチームよりも速いペースで開発しなければいけない。それが今の僕たちに求められているレベルなんだ」

    スプリントでは3位表彰台を獲得したマクラーレンだったが、ノリスは現在のMCL40を「十分ではない」と厳しく評価した。空力効率の悪さによってストレート、高速・低速コーナーのすべてでライバルに後れを取っていると分析し、巻き返しにはマシンの理解と開発スピードの大幅な向上が不可欠だとの危機感を示した。

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  • フェルスタッペン バッテリー消費の悪循環「こんな状態でレースをする意味がない」

    フェルスタッペン バッテリー消費の悪循環「こんな状態でレースをする意味がない」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1第9戦イギリスGP予選を7番手で終えた後、レッドブル・レーシングの深刻なパフォーマンス不足に強い不満を示した。特にストレートでのパワー不足を問題視し、「こんな状態でレースをする意味がない」とまで語り、決勝への悲観的な見方を明かした。

    前日のスプリントでも苦戦を強いられたフェルスタッペンは、予選でも状況は改善しなかったという。今季ここまで何度もマシン性能への不満を口にしてきたが、今回はこれまで以上に厳しい表現でチームの現状を語った。

    ストレートで深刻なパワー不足を訴える
    フェルスタッペンは、予選を通じてさまざまなセッティング変更を試したものの、問題は解決しなかったと説明した。

    「まったく前に進まない。以前のような加速をしてくれないんだ」

    「こういうサーキットでは、それが決定的に重要になる。できるだけ大きなパワーが欲しいコースだから、本当に痛い」

    「予選ではいろいろ試したけど、結果はいつも同じだった。明らかな問題があるし、それは明日のレースについても心配している理由だ。正直、こんな状態でレースをしても意味がない」

    この発言は、レッドブル・フォードの内燃機関(ICE)がFIAからグリッド最強と評価された直後というタイミングだけに、実際の走行との大きなギャップを改めて浮き彫りにした。

    バッテリー消費の悪循環も発生
    フェルスタッペンによれば、単純な最高速不足だけではなく、ストレートで失う時間がエネルギーマネジメントにも悪影響を及ぼしているという。

    「昨日のマシンも良くなかったし、今日もその面では改善できなかった。ほとんど同じだった」

    「それに加えて、理由は分からないけど、僕のガレージ側だけストレートでとても遅かった。最初のラップからずっとパワーが足りなかった」

    「ここではストレートを走る時間が長いから、パワーが足りないとバッテリーを余計に消費してしまう。その結果、最終セクターでは15コーナーを立ち上がると、ほとんどパワーが残っていない」

    「だからストレートでどんどんタイムを失っていた。それに加えてマシンバランスも悪く、本当にひどい状態だった」

    フェルスタッペンは、パワー不足が単なる最高速低下ではなく、バッテリー消費を加速させることでラップ全体のパフォーマンス低下につながる悪循環を生んでいると説明した。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    高速コーナーでも競争力不足
    フェルスタッペンは、6位で終えたスプリントでもマシンの弱点が明確だったと振り返った。

    「スプリントでは高速コーナーで完全にやられていた」

    「ジョージ(ラッセル)が後ろにいたけど、高速コーナーではダーティエアの中でも追いつかれていた。それがすべてを物語っている」

    「それだけじゃなく、低速コーナーでも今週末を通してマシンの挙動には満足していない。明らかに何かが噛み合っていない」

    高速域、低速域の両方で競争力を欠いていることに加え、ストレートでのパワー不足まで重なったことで、フェルスタッペンは決勝でも厳しい戦いを覚悟している。レッドブル・レーシングは、FIAのエンジン評価とは対照的な実戦での苦戦という難題に直面しており、その原因究明が急務となっている。

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