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  • アルピーヌF1 2031年V8導入案でもルノー製PU復活を否定 CEOが方針明言

    アルピーヌF1 2031年V8導入案でもルノー製PU復活を否定 CEOが方針明言

    アルピーヌF1を擁するルノーは、2031年からF1がV8エンジンへ移行する構想が進むなかでも、自社製パワーユニット(PU)開発を再開する考えはないと明言した。

    FIAは2031年からハイブリッドシステムを簡素化したV8エンジン導入に向けた検討を進めており、一部メーカーのPU供給復帰も取り沙汰されている。しかしルノーは、昨年決定したF1エンジン開発撤退の方針を維持する姿勢を示している。

    ルノーCEOがエンジン復帰を明確に否定
    ルノーのフランソワ・プロボCEOはロイター通信の取材に対し、F1エンジン開発を再開する考えはないと断言した。

    「不確実性によってチームや関係者を混乱させたくない」

    「現時点での方針は明確だ。私はF1用エンジンを開発しない」

    ルノーは2025年にワークスPU開発から撤退を決断。2026年からアルピーヌはメルセデス製PUを搭載するカスタマーチームへ移行している。

    アルピーヌ F1 ルノー V型8気筒

    メルセデスPUが復調のきっかけと評価
    プロボCEOは、自社製PUを手放したことがアルピーヌ復調の重要な要因になったとの認識も示した。

    「私たちはメルセデスのエンジンを使っている。それは優れたエンジンだ」

    「それが今年のチーム復活の明確なきっかけになっている」

    2026年のアルピーヌは、メルセデス製PUへの切り替えによって信頼性やパフォーマンス面で改善を見せており、チームは中団争いで競争力を高めている。

    2031年以降はV8エンジンへの移行案が議論されているものの、少なくとも現時点ではルノーがF1エンジンサプライヤーとして復帰する可能性は低く、アルピーヌはメルセデスとのパートナーシップを軸に戦いを続ける方針だ。

  • セルジオ・ペレス レッドブルF1時代を告白「2台走らせるのは義務だからと言われた」

    セルジオ・ペレス レッドブルF1時代を告白「2台走らせるのは義務だからと言われた」

    セルジオ・ペレスがポッドキャスト『High Performance』に出演し、2021年から2024年まで在籍したレッドブル・レーシングでの経験を赤裸々に語った。

    チーム加入時からマックス・フェルスタッペンを中心とした体制であることを理解していたと明かす一方、「レッドブルでフェルスタッペンのチームメイトを務めることはF1で最も難しい仕事」と語り、歴代チームメイトが苦戦する理由や、自身が経験した精神的な苦しさについても率直に振り返った。

    2026年からキャデラックF1で新たな挑戦を始めたペレスは、レッドブル時代を「素晴らしい4年間だった」と評価しながらも、その舞台裏には想像以上に厳しい現実があったことを明かしている。

    「すべてはフェルスタッペンのため」と説明された
    ペレスは、レッドブル加入前にクリスチャン・ホーナー代表からチームの方針を率直に伝えられたという。

    「クリスチャンと初めて会ったとき、『我々が2台でレースをしているのは義務だからだ。そうでなければ1台だけで走れれば十分なんだ』と言われた。そして『すべてはマックスの周りに築かれている。我々はチャンピオンを獲るために戦っている』と説明された」

    しかし、ペレスはそれを不満には思わなかった。

    「僕は『文句を言うこともできる。でも与えられた環境で最大限の仕事をしよう』と考えた。それが僕にできることだった」

    その結果、自身は十分に役割を果たしたという自負も口にしている。

    「僕はあらゆる面で期待以上の仕事をしたと思っている。そして僕が去ってから、チームは4年間で僕がしてきた仕事を理解したと思う」

    「フェルスタッペンのチームメイトはF1で最も難しい仕事」
    ペレスは、フェルスタッペンと同じチームで戦うことの難しさについても詳しく語った。

    「マックスと戦うだけでも難しい。でもレッドブルで彼のチームメイトになることはF1で最も難しい仕事だ」

    「彼には彼のチーム、彼のエンジニア、彼の環境がある。シニアエンジニアや経験豊富な人材など、最高のリソースはすべてマックスに向かう。それは加入前から理解していたことだった」

    それでもチームは、自身が勝利すれば喜んでくれたという。

    「僕が勝てばチームは喜んでくれた。でもプロジェクト全体はマックスを中心に進められていた」

    「システムがドライバーを壊してしまう」
    ペレスは、自身だけでなく歴代のチームメイトも同じ状況に置かれてきたと指摘した。

    「リアム・ローソンは2レースで終わった。角田裕毅についてもそうだ。彼らは、その仕事がどれほど難しいかを忘れていた」

    さらにピエール・ガスリーやアレクサンダー・アルボンの名前も挙げたうえで、こう続けた。

    「彼らはみんな非常に速く、才能あるドライバーだ。でも、そのシステムが彼らを壊してしまうんだ」

    一方で、それはフェルスタッペンの能力を否定するものではないとも強調した。

    「マックスは純粋なリーダーだ。チームをどの方向へ進めるべきかを理解していて、何が必要なのかも正確に伝えられる。4年間隣で見て、多くを学んだ」

    マックス・フェルスタッペンと角田裕毅(レッドブル・レーシング)

    「最後の数か月は有害だった」
    ペレスは、レッドブル最後のシーズンについて「精神的に非常につらかった」と振り返った。

    「僕は精神的にはかなり強い方だと思っている。それでも最後の数か月は本当に厳しかった。『有害(toxic)』と言っていい環境だった」

    そのため、2025年にF1を離れてサバティカルを取ったことは必要な時間だったという。

    「本当に休養が必要だった。あのタイミングで離れられたことは良かった」

    アップグレードで状況はさらに厳しくなった
    ペレスは、マシン開発によってフェルスタッペンとの差が広がっていったとも明かした。

    「シーズン序盤は勝負できると思った年もあった。でもアップグレードが入るたびに差がどんどん広がっていった」

    「マシンを自然に走らせることができなくなり、限界まで攻めるのではなく、リアが出ないように運転することばかり考えるようになっていた」

    それでも、この経験が自分を成長させたと振り返る。

    「マックスの隣で4年間過ごしたことで、僕は間違いなく以前より速いドライバーになった」

    キャデラックで再び自分を証明したい
    ペレスは、キャデラックF1への加入を決めた理由についても語った。

    フェラーリでのテストを経て、自身の速さが失われていないことを確認できたことが大きかったという。

    「普通のマシンなら、まだ自分は十分に速いことを確認できた」

    「僕は今でも自分がグリッドでも最高レベルのドライバーの一人だと信じている。そして、それをもう一度証明したい」

    ペレスはレッドブル時代を「素晴らしい4年間」と評価しながらも、その裏側ではフェルスタッペンを中心とした体制、歴代チームメイトが直面した難しさ、そして精神的な苦闘があったことを明かした。新天地キャデラックでは、その経験を糧に再び自身の実力を証明することを目指している。

  • レーシングブルズF1 若手育成の極意 パーメインが語る「失敗を許す文化」

    レーシングブルズF1 若手育成の極意 パーメインが語る「失敗を許す文化」

    レーシングブルズF1のアラン・パーメインは、チームがこれまで数多くの若手ドライバーを育て上げてきた背景には、結果だけを求めるのではなく、失敗を受け入れながら成長を支える文化があると語った。

    セバスチャン・ベッテルやダニエル・リカルド、カルロス・サインツJr.、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、そして現在のアイザック・ハジャーやアービッド・リンドブラッドへと続く育成の系譜について、その哲学を明かしている。

    若手育成に「近道」はない
    RacingNews365の独占インタビューで、アラン・パーメインは若手ドライバーを成功へ導く秘訣について、「単純な答えはない」と語った。

    「とても複雑なことだ。重要なのは彼らを支えることだ。彼らは必ずミスをするし、間違いも犯す」

    「F1は信じられないほど難しいカテゴリーだ。F3やF2を経てF1へやって来るが、その前にもF4など多くのステップを踏んできている」

    「どれも小さなステップだが、F1は一気に大きな飛躍になる。だから彼らを支えることが重要なんだ。苦しい時期は必ず訪れる。その時に助け、支え、潰してはいけない」

    パーメインは、若手が最初から完璧である必要はないと強調する。

    「困難があることも、ミスをすることも受け入れる。そして最初から完璧にできないことも受け入れる。ただ助け、支えていくことだ」

    「才能のあるドライバーなら、その経験から学び、同じミスを繰り返さず、毎週少しずつ成長していく」

    アービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    プレッシャーの少ない環境が成長を後押し
    この哲学は長年にわたり成果を上げてきた。セバスチャン・ベッテル、ダニエル・リカルド、カルロス・サインツJr.、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、そして現在のアイザック・ハジャーはいずれもレーシングブルズ(旧トロロッソ/アルファタウリ)で経験を積み、その後もF1でキャリアを築いている。

    彼らに共通するのは、優勝争いをするトップチームほどの重圧を背負うことなく、経験を積み重ねる時間が与えられたことだ。

    30年以上にわたりベネトン、ルノー、ロータス、アルピーヌでキャリアを積み、2024年からレーシングブルズに加わったパーメインは、その環境こそがチーム最大の強みだと説明する。

    「もちろん私はレッドブル・レーシングで働いたことはないが、ここには非常に大きなサポートがあると言える。ルーキーに優しいチームだと言われるなら、それが私たちの提供できるものだ」

    「もうひとつは、ここではプレッシャーが比較的少ないことだ。期待値も違う。トップ4チームならQ3進出が当然で、毎週ポイントを獲得することが求められる」

    「私たちがQ3へ進み、毎週ポイントを獲得できれば素晴らしい結果だ。今は非常に良い流れにある」

    「でもトップチームならQ1敗退は大惨事になる。もちろん私たちにとっても良いことではないが、その程度でドライバーを責め立てることはない」

    失敗を責めず学びにつなげる文化
    パーメインは、ミスを責めるのではなく、その原因を分析して次につなげることが若手育成には欠かせないと語る。

    「何が起きたのか、なぜ起きたのかを分析し、次はチームもドライバーももっと良い仕事ができるようにする」

    「私たちは失敗を責めることはしない。そこから学ぼうとする。おそらく、それが違いなのだろう」

    レーシングブルズは20年以上にわたりF1屈指の育成チームとして数多くの才能を送り出してきた。リンドブラッドも急速な成長を見せており、「失敗を許し、成長を支える」という哲学は、次世代のスターを生み出す原動力であり続けそうだ。

  • F1ベルギーGP 2026年も完売目前 スパに11万5000人動員へ

    F1ベルギーGP 2026年も完売目前 スパに11万5000人動員へ

    F1ベルギーGPが開催されるスパ・フランコルシャンは、2026年も完売目前となっている。現地プロモーターによると、販売中のチケットは残り4000~5000枚のみで、開催期間中は1日あたり約11万5000人の観客が訪れる見込みだ。

    2026年イギリスGPが史上最多の観客動員を記録した直後ではあるものの、主催者は両サーキットを単純比較することはできないと説明。スパならではの地形や自然環境こそが大きな魅力だと強調している。

    ベルギーGPは完売目前
    ベルギーGPのプロモーターを務めるバネッサ・マエスは、チケット販売が最終段階に入っていることを明かした。

    「当局との合意により、11万5000人の観客を受け入れることができます」

    「観客の皆さんがより快適に過ごせるよう、最大収容人数を段階的に引き上げています」

    現在残るチケットは4000~5000枚程度で、来週末の開催までに完売する可能性が高い状況となっている。

    シルバーストンとの比較に意味はない
    この発表は、イギリスGPが金曜日だけで15万人を超える観客を集め、4日間合計では56万4000人以上というF1史上最多の来場者数を記録した直後に行われた。

    しかしマエスは、両サーキットの立地条件が大きく異なることから、単純に観客数を比較することは適切ではないと語った。

    「第二次世界大戦時代の飛行場だったシルバーストンと私たちを比較しても意味はありません」

    「あちらは何千ヘクタールにも及ぶ平坦で開けた土地です。一方、フランコルシャンでは舗装路が丘から丘へと続いています」

    「周囲の多くは森林に囲まれています。それこそが私たちのナショナルサーキットの魅力なのです」

    2031年まで開催継続が決定
    ベルギーGPはF1との新たな契約により、開催ローテーション方式が導入されている。

    スパ・フランコルシャンでは2027年、2029年、2031年にベルギーGPを開催し、2028年、2030年、2032年はバルセロナが開催地となる予定だ。

    2026年もベルギーGPは完売目前となっており、スパ・フランコルシャンが依然として高い人気を誇ることを示している。一方で主催者は、観客動員数ではなく、森と丘陵地帯に囲まれた唯一無二のロケーションこそがスパ最大の魅力であると強調した。

  • アストンマーティンF1 アロンソ「ハンガリーのアップグレードだけでは不十分」

    アストンマーティンF1 アロンソ「ハンガリーのアップグレードだけでは不十分」

    フェルナンド・アロンソは、アストンマーティンF1がハンガリーGPで投入する大型アップグレードについて、ファンの期待が高まる一方で「それだけでは十分ではない」と強調した。今季初の本格的な空力アップデートは重要な一歩だが、それだけで競争力を取り戻せるわけではないとの認識を示している。

    アロンソは、ハンガリーGPで重視するのは順位ではなく、AMR26の弱点を正しく理解し改善できているかどうかだと説明。2027年以降の飛躍につながる技術的な方向性を確認することが最大の目的だと語った。

    ハンガリーGPのアップグレードだけでは十分ではない
    アストンマーティンF1は、2026年シーズンで唯一、本格的な空力アップグレードを投入していないチームだ。コストキャップの制約を踏まえ、小規模な改良を繰り返すのではなく、大規模なアップデートに開発資源を集中させてきた。

    その待望のパッケージはハンガリーGPで投入される予定だが、アロンソは過度な期待を戒めた。

    「ファンは僕たちがレースに勝ち、タイトル争いをすることを望んでいると思う」

    「でも今年は、どんなアップグレードを投入しても、それだけでは十分ではない。必ず次のアップデートが必要になる。だから、チームは昼夜を問わずマシン改善に取り組んでいることを理解してほしい」

    「僕たちは良くなっていくし、いずれレースにも勝てる。でも今年ではない。今回のアップグレードは計画の第一歩であって、最後の一歩ではない」

    アロンソは、ハンガリーGPでの改善を歓迎しつつも、それで開発を終わらせるべきではないと強調した。

    重要なのは弱点を正しく理解できるか
    今季のアストンマーティンは、予選ではトップ勢から約1秒遅れまで後退している。ホンダ製パワーユニットの振動問題は改善されたものの、依然として競争力不足や信頼性の問題を抱えている。

    そのためアロンソは、ハンガリーGPで求めるものは結果そのものではなく、マシン開発の方向性が正しいことを確認することだと説明した。

    「僕にとって重要なのは、ハンガリーでこのマシンの弱点を理解し、それに対処できていると感じられることだ。特に今回投入される最初の空力パッケージが重要になる」

    「今年のマシンにはドライビング中に非常に特有の問題がある。それが改善され、マシンを限界まで攻められるようになれば、来年へ向けて明確な道筋と良い勢いを得られると思う。それが僕にとって一番大切なことだ」

    アロンソは、短期的な順位よりも、将来につながる技術的な進歩を重視している。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    再建計画は当初から長期戦を想定
    アロンソによると、チームはAMR26の競争力不足が判明した段階で、短期間で解決できる問題ではないと認識していたという。

    「それが第7戦になるのか、第12戦になるのか、それともシーズン終盤になるのかは分からなかった。でも『これが今のスタート地点だ。このままでは十分ではない』ということは分かっていた」

    「ダウンフォースも足りないし、パワーも足りない。ギアボックスも経験も足りない。だから徹底的に分析し、体制を立て直し、計画を作る必要があった」

    この考え方が、アストンマーティンF1が大型アップグレードを一度に投入する開発方針につながった。

    今回のハンガリーGPのアップグレードは、アストンマーティンF1にとって再建への重要な第一歩となる。しかしアロンソは、それだけで問題が解決するとは考えておらず、継続的な開発によって初めて将来的な優勝争いにつながるとの考えを示した。

    【関連】
    ・フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1残留は“ハンガリーGP次第”を否定

  • マックス・フェルスタッペン陣営がヘルムート・マルコと極秘会談 去就巡る憶測続く

    マックス・フェルスタッペン陣営がヘルムート・マルコと極秘会談 去就巡る憶測続く

    マックス・フェルスタッペンの去就を巡る憶測が続くなか、父ヨス・フェルスタッペンとマネージャーのレイモンド・フェルミューレンが、元レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士と会談していたことが明らかになった。

    一方で、レッドブル・レーシングはリヤウイング破損問題やFIAとのADUO(追加開発機会)を巡る協議を継続しており、フェルスタッペン自身もチームのファクトリーを訪問するなど、2027年も残留する可能性を示唆する動きも見られている。

    フェルスタッペン陣営がマルコと極秘会談
    オランダ紙『De Telegraaf』のエリック・ファン・ハーレン記者によると、父ヨス・フェルスタッペンとマネージャーのレイモンド・フェルミューレンがアムステルダムでヘルムート・マルコと面会していたという。

    ファン・ハーレン記者は会談について次のように報じている。

    「そこで何が話し合われたのかは分かっていない」

    「フェルスタッペンのF1での将来は大きな注目を集めているが、その点についても現時点では何も明らかになっていない」

    また、フェルスタッペン本人もシルバーストンでチームを公然と批判した後、今週レッドブルのミルトンキーンズ本拠地を訪問したことが伝えられている。

    2027年残留を示唆する動きも
    一方で、フェルスタッペンが2027年もレッドブル・レーシングに所属することを前提としているようにも見える動きがある。

    フェルスタッペンのマネジメント会社は、開催日程がまだ正式決定していないにもかかわらず、2027年F1オーストリアGPの「スペシャル・マックス・フェルスタッペン・グランドスタンド」のチケット販売をすでに開始した。

    これが直ちに契約継続を意味するものではないものの、少なくとも現時点ではレッドブル残留を想定した活動を続けていることがうかがえる。

    レッドブルはリヤウイング問題の調査を継続
    レッドブル・レーシングでは、オーストリアGPとイギリスGPで立て続けに発生したリヤウイングのトラブルについて調査を続けている。

    チーム代表ローラン・メキースは次のように説明した。

    「データを見る限り、リヤウイングが完全に折れたわけではないことは確認できている」

    「オーストリアとは異なる問題だと言えるだけだが、それで状況が良くなるわけではない」

    さらにFIAも、繰り返しトラブルが発生したレッドブルの独創的なリヤウイング設計について詳細な調査を進めていると報じられている。

    ADUOを巡るFIAとの協議も継続
    レッドブル・レーシングは現在、FIAが実施したADUO評価についても協議を続けている。

    現行の評価では、レッドブル・フォード製パワーユニットの内燃機関(ICE)が最も高性能と判定され、追加開発の対象外となっている。

    メキース代表は進展について次のように語った。

    「現在もFIAとデータをやり取りしている」

    「評価方法や考え方の違いについて再び議論することができている。今週もレースウイーク以外で会議を予定しており、双方が同じデータを見ながら検討できる機会になる」

    ローラン・メキース(レッドブル・レーシング)

    ハジャーも同じ課題を認識
    メキース代表は、フェルスタッペンだけがRB22の問題を訴えているとの見方も否定した。

    「アイザック・ハジャーもバランス面で同じ制約を感じている」

    「一方のドライバーがAと言い、もう一方がBと言っている状況ではない。同じ問題を説明している」

    そして笑顔でこう付け加えた。

    「ただ、その表現の仕方が違うだけだ」

    マクラーレン移籍説は依然くすぶる
    フェルスタッペンが最終的にレッドブルを離れる場合、有力候補として引き続きマクラーレンの名前が挙がっている。

    ただし、その実現にはオスカー・ピアストリの契約問題が大きく関係するとみられ、オーストラリア人ドライバーが現契約から離脱する方法を模索しているとの報道も続いている。

    フェルスタッペンの将来を巡る動きは依然として不透明だが、管理チームによるマルコとの会談、レッドブルとの継続的な協議、そして2027年を見据えたマーケティング活動など、残留と移籍の両方をうかがわせる材料が交錯する状況となっている。

  • 角田裕毅 ハース候補後退でF1復帰に黄信号 インディカー転向も視野

    角田裕毅 ハース候補後退でF1復帰に黄信号 インディカー転向も視野

    2027年のF1復帰を目指す角田裕毅だが、その道のりは厳しさを増しているようだ。レッドブルのリザーブドライバーとして活動する角田裕毅陣営は、F1だけでなくインディカーを含む複数カテゴリーを視野に入れて将来を検討していると報じられた。

    有力候補とみられていたハースF1のシート争いでも優先順位が低下したとされており、F1復帰の可能性は不透明さを増している。

    ハースF1加入は「優先候補」ではなくなったと報道
    2025年末にレッドブルのレギュラーシートを失った角田裕毅は、2026年シーズンはチームのリザーブドライバーを務めている。

    本人はF1復帰への強い意欲を公言しており、レッドブルも移籍を妨げる考えはないとされる。しかし、2027年のシート獲得は容易ではない状況だ。

    これまで角田裕毅はハースF1と交渉を行っていると報じられてきた。2027年にはエステバン・オコンがシートを失う可能性があり、その後任候補の一人と目されていた。

    また、ホンダとの関係を離れてでも、トヨタの支援を受けるハースへ移籍する意思があるとも伝えられていた。

    しかし、スペインの『SoyMotor』によると、ハースは現在、ラファエル・カマラ、ジャック・ドゥーハン、平川亮らも候補として検討しており、さらにマクラーレン育成のレオナルド・フォルナローリが有力候補に浮上しているという。

    その結果、角田裕毅はハースにとって「優先候補ではない」と位置づけられたと報じられている。

    角田裕毅

    角田裕毅陣営はインディカー転向も選択肢に
    F1復帰の可能性が狭まるなか、角田裕毅陣営は他カテゴリーへの参戦も検討している。

    報道によれば、その有力候補のひとつがインディカーだ。

    角田裕毅は2025年にホンダのマシンをドライブし、インディカーのレジェンドであるスコット・ディクソンとともに走行した経験があり、アメリカのトップ・オープンホイールカテゴリーとの接点も持っている。

    ハース以外で角田裕毅に現実的なF1シートの候補は多くなく、2027年にF1へ復帰できるかは依然として不透明な状況だ。

    一方で、インディカーへの挑戦は新たなキャリアを築く機会となる可能性もある。新天地で実力を証明し、トップドライバーとして再評価を得る道も、今後の有力な選択肢になりそうだ。

    角田裕毅は依然としてF1復帰を目標に掲げているが、ハースのシート争いは激化しており、その立場は以前より厳しくなっているとみられる。そうした状況を受け、陣営はインディカーを含む複数のカテゴリーを視野に入れ、2027年以降のキャリアを慎重に模索している。

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    ・角田裕毅 エイドリアン・ニューウェイ設計RB17を絶賛「本物のレーシングカー」

  • フェルスタッペン メルセデスF1移籍逃し後悔?シュタイナー「昨年しかなかった」

    フェルスタッペン メルセデスF1移籍逃し後悔?シュタイナー「昨年しかなかった」

    2026年シーズンの移籍市場で最大の注目を集めるマックス・フェルスタッペンについて、元ハースF1代表のギュンター・シュタイナーが「昨年メルセデスへ移籍しなかったことを絶対に後悔している」との見方を示した。

    レッドブルとの関係悪化が再び表面化する中、シュタイナーは「移籍のチャンスは昨年しかなかった」と指摘。一方で最終的にはフェルスタッペンは2028年までレッドブルに残留すると予想している。

    フェルスタッペンは昨年の決断を後悔している?
    2025年シーズン中、クリスチャン・ホーナー体制を巡る混乱を背景に、マックス・フェルスタッペンとメルセデスとの交渉が進められていたことは広く報じられていた。その後、ジョージ・ラッセル自身もメルセデスがフェルスタッペン側と協議していたことを認めている。

    しかし、レッドブルの競争力が回復したことでフェルスタッペンは残留を決断。チームは再びタイトル争いができるマシンを用意し、不満はいったん収束した。

    ところが2026年は再び状況が悪化。レッドブルの競争力低下に加え、首脳陣との関係も悪化しており、契約解除条項の発動が現実味を帯びている。

    こうした状況について、シュタイナーは『The Red Flags Podcast』で次のように語った。

    「彼は絶対に後悔していると思う」

    「あの頃、メルセデスはジョージとの契約交渉を進めていた。その時の代替案がマックスだった」

    「でもマックスは将来がどうなるのか確信を持てず、結局そのチャンスを逃してしまった。移籍するなら、あのタイミングしかなかった」

    「当時なら契約を解除することもできた。しかし彼は残留するよう説得され、新しいレギュレーションを待つことを選んだ。そして今となっては、もう手遅れに見える」

    昨年は契約解除条項も存在していた
    報道によれば、フェルスタッペンには昨年、メルセデス移籍を可能にし得る契約解除条項が2つ存在していたとされる。

    1つは成績に関するパフォーマンス条項、もう1つはヘルムート・マルコの去就に関する条項だった。

    しかし、いずれも発動条件は満たされず、フェルスタッペンはレッドブル残留を選択した。

    現在のメルセデスはジョージ・ラッセルとランキング首位のアンドレア・キミ・アントネッリというラインアップを維持する可能性が高く、新たなシートを確保するのは以前より難しくなっている。

    マックス・フェルスタッペン

    それでもシュタイナーは残留を予想
    一方でシュタイナーは、フェルスタッペンが最終的にはレッドブルを離れないとの見方も示している。

    「彼は残る。それが僕の考えだ」

    「彼はレーサーだ。やるべきことはチームを鼓舞し、もっと良いクルマを作らせることだ。シルバーストンでもパフォーマンス自体は悪くなかった」

    さらに、新天地では現在のような振る舞いが受け入れられるとは限らないとも指摘した。

    「みんな彼が感情を爆発させることを知っている。でもその後は必ず勝とうとする」

    「レッドブルでは長年一緒にやってきたから、周囲は彼の性格も理解している。勝てないことへの失望が原因だと分かっているからだ」

    「結局、彼は勝ちたいだけなんだ。ただ、もしメルセデスへ行って同じような振る舞いをすれば、『それはここでは通用しない』と言われるかもしれない」

    フェルスタッペンの去就は今なおF1最大の話題となっているが、シュタイナーは「昨年が最大のチャンスだった」と見る一方、最終的には現在の契約どおり2028年までレッドブルに残留すると予想している。メルセデスのシートが埋まりつつある現状を踏まえれば、移籍市場の主導権はすでにフェルスタッペン側から各チーム側へ移り始めているのかもしれない。

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    ・レッドブルF1 アイザック・ハジャーに追い風?フェルスタッペン離脱なら主役への道

  • マーク・ウェバー ピアストリのマクラーレンF1離脱説を一蹴「ナンセンス」

    マーク・ウェバー ピアストリのマクラーレンF1離脱説を一蹴「ナンセンス」

    マーク・ウェバーが、オスカー・ピアストリのマクラーレン離脱説を強く否定した。マックス・フェルスタッペンの去就を巡る憶測が続く中、一部ではピアストリが契約解除を検討し、その後任としてフェルスタッペンを獲得するとの報道まで浮上していた。

    しかし、ピアストリのマネージャーを務めるウェバーは、こうした報道を「ナンセンス」と一蹴。マクラーレンは長期的にピアストリとの契約継続を望んでおり、本人もチームでの将来に集中していると強調した。

    フェルスタッペン移籍報道が憶測を加速
    2026年シーズン開幕以来、フェルスタッペンの将来はF1最大の話題のひとつとなっている。

    4度のワールドチャンピオンは2026年の新レギュレーションに不満を抱いていると報じられており、レッドブル・レーシングの低迷もその不満を強めているとみられている。

    そうした中、今週にはピアストリがマクラーレンとの契約解除を検討しており、その空いたシートにフェルスタッペンが加入する可能性があるとの報道が浮上。さらにピアストリ自身にはレッドブル・レーシングやアウディへの移籍説も流れた。

    しかし、イギリスGP週末にピアストリ本人は残留の意思を改めて強調している。

    「僕には契約があるし、チームからも何度も『君に満足している』と言われている。僕もこのチームにとても満足している」

    ウェバー「移籍を望んでいるという話はナンセンス」
    RACERのクリス・メドランドの取材に応じたウェバーは、一連の報道を全面的に否定した。

    「オスカーは今後長期間にわたってマクラーレンと契約している」

    「彼が移籍を望んでいるという話はナンセンスだ」

    さらに、ここ数週間に報じられた数々の移籍報道についても苦言を呈した。

    「彼や他チームに関して、多くの作り話が書かれてきた」

    「マクラーレンは繰り返し彼を長期的に必要としていると表明しているし、オスカーもそのことだけに集中している」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

    ザク・ブラウンも現ラインアップ支持を明言
    マクラーレンCEOのザク・ブラウンも、フェルスタッペン加入説について一貫して否定している。

    ブラウンは以前、「もし3台目のマシンを走らせることができるなら、フェルスタッペンとはすぐに契約する」と冗談交じりに語りつつも、現在のドライバーラインアップには満足していると強調していた。

    「それは噂にすぎない」

    「ランド(ノリス)とオスカーという2人のドライバーに非常に満足している」

    「マックスのような4度のワールドチャンピオンの名前が出れば、誰もが興奮するものだ。しかし、私は現在のドライバーラインアップにとても満足している」

    ピアストリは巻き返しを目指す後半戦へ
    2026年シーズンのピアストリは、前年の勢いを再現できず苦戦が続いている。マクラーレンはレッドブル・レーシング、フェラーリ、メルセデスの後塵を拝する展開となっており、ピアストリはドライバーズランキング6位、82ポイント。チームメイトで前年王者のランド・ノリスに15ポイント差をつけられている。

    前戦イギリスGPでは11位に終わりノーポイント。一方のノリスは4位でフィニッシュした。

    フェルスタッペンを巡る様々な憶測が飛び交う中でも、ウェバー、ブラウン、そしてピアストリ本人はいずれも現行契約を尊重する姿勢を崩していない。現時点ではピアストリがマクラーレンを離れることを裏付ける具体的な根拠はなく、後半戦はベルギーGPのスパ・フランコルシャンから巻き返しを目指すことになる。

  • アストンマーティンF1がニューウェイを信頼 MP4-20をモンスターに変えた開発秘話

    アストンマーティンF1がニューウェイを信頼 MP4-20をモンスターに変えた開発秘話

    2026年シーズンのアストンマーティンF1は、ここまでわずか1ポイントと苦戦が続いている。それでもチーム内部では悲観論よりも、エイドリアン・ニューウェイが主導する開発計画への信頼が揺らぐことはない。

    その理由を語ったのが、チーム広報で元F1ドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサだ。かつてマクラーレンでニューウェイと仕事をした経験を持つ彼は、2005年の名車「MP4-20」が最速マシンへと進化した舞台裏を明かし、アストンマーティンも必ず復活できると確信している理由を説明した。

    「アップデートなし」でも揺るがなかったチーム
    アストンマーティンはAMR26の根本的な改善を優先するため、小規模なアップデートを繰り返すのではなく、大型パッケージをハンガリーGPまで温存してきた。

    その結果、シーズン前半は最後尾付近で苦戦を強いられたが、デ・ラ・ロサによれば、チーム内では当初からその計画が共有されていたという。

    「雰囲気が変わったとは思わない。シーズン開幕からずっと同じだ」

    「僕たちは目標から大きく離れていることを理解していた。そしてチーム全体で計画を立て、その計画に向かって取り組んできた」

    「アップデートを投入しない期間は苦しかった。でもチームの雰囲気は変わらなかった」

    「僕たちは団結し、良い仕事を続けてきた。そして何を、いつ行うのかを全員が理解していた。それが非常に重要だった」

    「簡単な状況ではなかった。こういう時こそ組織は崩れやすい。でも僕たちはまとまり続け、必ず立て直せるという自信を持ち続けてきた」

    ニューウェイは20年前と何も変わっていない
    デ・ラ・ロサは2000年代前半、マクラーレンでテストドライバーを務め、ニューウェイとともにMP4-17D、幻に終わったMP4-18、MP4-19、そしてMP4-20の開発に携わった。

    その経験から、現在のニューウェイも当時と全く変わっていないという。

    「彼は本当に優秀だ。それがエイドリアンなんだ」

    「工場でもそうだし、チーム全員やランス(ストロール)、フェルナンド(アロンソ)と話す時も、何も飾らず率直に話す」

    「だからこそ優れたリーダーなんだ。今のような状況で最も重要なのは、全員が計画を理解していることだからだ」

    「世間は彼のインタビューを見て驚くかもしれない。でも僕たちは驚いていない。チーム全員が同じ情報を共有していたからだ」

    「だからランスもフェルナンドも落ち着いて仕事を続けられている」

    MP4-20を変えた「6度」の発見
    デ・ラ・ロサは、ニューウェイの能力を象徴するエピソードとして、2005年開幕戦オーストラリアGPでの出来事を紹介した。

    当時、金曜フリー走行でMP4-20を走らせていたデ・ラ・ロサに対し、ニューウェイは最も難しいコーナーを尋ねた。

    「彼は『一番ひどいコーナーはどこだ?』と聞いてきた。僕は『ターン1だ。これ以上速く走れない』と答えた」

    「すると彼は『なぜ速く走れない?』と聞いた。僕は『もっと攻めるとアンダーステアが強くなるからだ』と説明した」

    さらにニューウェイは、ステアリングをもっと切れないのかと質問した。

    「僕は『もちろん切れる。でもある角度を超えると急にステアリングが軽くなり、フロントグリップがなくなる』と答えた」

    ニューウェイは、そのステアリング角を実際に再現するよう求めたという。

    「僕がその角度を見せると、彼はメモを取りながらこう言った」

    「『6度以上のステアリング角については風洞データがない。クルマは6度までしか設計されていない。だから君の話は完全に理にかなっている。その領域は未開拓だから改善しよう』」

    マクラーレン MP4-20

    数戦後には最速マシンへ
    ニューウェイは、その問題を解決するため数戦後にフロントウイングを改良した。

    その結果、MP4-20は2005年シーズン最速クラスのマシンへと生まれ変わった。

    「数戦後、彼はフロントウイングを改良した。それがMP4-20の物語だ」

    「僕たちは2005年最速のマシンになった」

    「チャンピオンを獲れなかったのは主に信頼性の問題だった。でも速さは間違いなく一番だった。本当にモンスターだった」

    データだけでは速くならない
    デ・ラ・ロサは、ニューウェイ最大の強みはデータだけに頼らないことだと説明する。

    「彼はドライバーと話し、質問し、フィードバックを書き留め、必ず解決策を持って帰ってくる」

    「彼はデータだけではなく、人間の感覚も信頼している」

    「当たり前に聞こえるかもしれない。でも今のF1はデータ主導の世界だ。ドライバーの話を聞くエンジニアは多いが、エイドリアンほど細部まで掘り下げる人はいない」

    「結局、ドライバーが『なぜこれ以上速く走れないのか』という理由は、センサーやデータだけでは分からないこともある。それを理解できるのが彼なんだ」

    「彼なら必ず立て直せる」
    ハンガリーGPではAMR26の大型アップデートに加え、ADUO制度によるホンダ製パワーユニットの性能向上も投入される見込みとなっている。

    デ・ラ・ロサは、現在の苦境は過去にも経験してきたものであり、ニューウェイなら再び状況を変えられると確信している。

    「彼は何が悪いのか、どの部分に問題があるのか、そしてその理由を正確に見極められる」

    「その能力があるからこそ、チーム全体が『必ず立て直せる』と信じられるんだ」

    「2003年にマクラーレンで一緒に仕事をしていた時も同じだった。エイドリアンと話をすると、『僕たちは正しい方向へ進んでいる』と誰もが確信できた」

    「彼は何をすべきかを理解し、それを実現できる人なんだ。だから僕たちは前へ進み続けるだけだ。特別な秘密なんてないよ」

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