タグ: 2018年のF1世界選手権

  • シャルル・ルクレール、ギアボックス交換で5グリッド降格

    シャルル・ルクレール、ギアボックス交換で5グリッド降格

    ザウバーのシャルル・ルクレールは、ギアボックス交換により、F1オーストリアGPの決勝レースで5グリッド降格ペナルティを科せられることになった。

    F1オーストリアGPのフリー走行3回目の終了間際にシャルル・ルクレールはマシントラブルでコース上でストップ。ルクレールは10番手タイムでセッションを終えていた。

    シャルル・ルクレールのマシンは新品のギアボックスを搭載することが必要となり、6戦連続使用のレギュレーションに違反したため、5グリッド降格ペナルティを科せられることになった。

    ザウバーのチーム代表フレデリック・バスールは、チームは予選までにギアボックス交換の作業を終えられることを期待していると語っている。

    レッドブルのマックス・フェルスタッペンもフリー走行3回目にストップしているが、クルマの故障についての正確な原因はわかっていない。

  • F1オーストリアGP フリー走行3回目:セバスチャン・ベッテルが最速

    F1オーストリアGP フリー走行3回目:セバスチャン・ベッテルが最速

    2018年のF1世界選手権 第9戦 オーストリアGPのフリー走行3回目が6月30日(土)にレッドブル・リンクで行われ、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がコースレコードを更新するタイムを記録してタイムシートのトップに立った。

    前日は雲に覆われて涼しいコンディションとなったが、土曜日もそれほど変わらず曇り空。気温21.5℃、路面温度32.4℃のドライコンディションで現地時間の12時に60分間のセッションが行われた。

    初日のフリー走行から黄色い大型の縁石が問題となっていたが、この日も多くのドライバーが縁石に取り上げてマシンにダメージを負うシーンが見られた。

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、新しい空力パッケージのフロントウイングのエンドプレートを破損させて旧型に戻す事態に。マクラーレンのストフェル・バンドーンもフロントウイングを壊している。フェラーリのキミ・ライコネンもマシンにダメージを負った。

    セッション後半にはセバスチャン・ベッテルがウルトラソフトで1分04秒159を記録。昨年のポールポジションタイムを上回り、コースレーコードを更新。続いてバルテリ・ボッタスも1分04秒204を記録して昨年のポールタイムを上回った。

    残り10分の時点でレッドブルのマックス・フェルスタッペンがコース上でストップ。電気系のトラブルのようだ。終了間際にはシャルル・ルクレールがエンジン系の問題を訴えてコース上にマシンを止めている。

    トップタイムを記録したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。コースレコードをさらに更新し、1分04秒070を記録。2番手には0.029秒というわずかな差でメルセデスのルイス・ハミルトン、3番手にはバルテリ・ボッタスが続いた。

    “ベスト・オブ・ザ・レスト”の位置はハースがキープ。ロマン・グロージャンが中団チームでは唯一となる1分4秒台のタイムをマークして7番手。チームメイトのケビン・マグヌッセンも8番手に続いてる。

    トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが新スペックのパワーユニットと新しい空力パッケージを搭載して前日からタイムを更新して12番手タイム、ブレンドン・ハートレーは17番手だった。

    F1オーストリアGP 予選は、この後22時(現地時間15時)からスタートする。

    2018年 第9戦 F1オーストリアGP フリー走行3回目

    順位 No ドライバー チーム ベストタイム GAP 周回
    1 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1分04秒070   22
    2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1分04秒099 0.029 24
    3 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1分04秒204 0.134 24
    4 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1分04秒470 0.400 22
    5 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分04秒791 0.721 14
    6 3 ダニエル・リカルド レッドブル 1分04秒891 0.821 18
    7 8 ロマン・グロージャン ハース 1分04秒916 0.846 17
    8 20 ケビン・マグヌッセン ハース 1分05秒013 0.943 16
    9 55 カルロス・サインツ ルノー 1分05秒086 1.016 22
    10 16 シャルル・ルクレール ザウバー 1分05秒219 1.149 25
    11 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1分05秒228 1.158 19
    12 10 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ 1分05秒264 1.194 25
    13 31 エステバン・オコン フォース・インディア 1分05秒444 1.374 21
    14 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン 1分05秒448 1.378 18
    15 11 セルジオ・ペレス フォース・インディア 1分05秒502 1.432 24
    16 9 マーカス・エリクソン ザウバー 1分05秒699 1.629 27
    17 28 ブレンドン・ハートレー トロロッソ・ホンダ 1分05秒705 1.635 23
    18 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン 1分05秒837 1.767 16
    19 18 ランス・ストロール ウィリアムズ 1分06秒029 1.959 23
    20 35 セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ 1分06秒318 2.248 22
  • F1 オーストリアGP 金曜フリー走行:トップ10ドライバーコメント

    F1 オーストリアGP 金曜フリー走行:トップ10ドライバーコメント

    2018年のF1世界選手権 第9戦 オーストリアGPのフリーが6月29日(金)にレッドブル・リンクで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が両方のセッションでトップタイムをマークした。

    前戦でエンジン、今週末は大幅な空力アップデートを投入したメルセデスは、ルイス・ハミルトンが初日の総合トップタイムとなる1分04秒579をソフトタイヤで記録。バルテリ・ボッタスも2番手に続き、初日から1-2体制で優位にセッションを進めた。

    3番手には0.236秒差でフェラーリのセバスチャン・ベッテル、4番手には0.452秒差でレッドブルのダニエル・リカルド、以下、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、キミ・ライコネン(フェラーリ)というトップ6。初日の“ベスト・オブ・ザ・レスト”となる7番手タイムを記録したのはロマン・グロージャン(ハース)、ケビン・マグヌッセンも8番手に続き、ハースが中団をリードした。トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーがハースに次ぐ9番手タイムを記録した。

    1番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
    「これまでのところは良い一日だった。まったく問題のないかなりストレートな一日だった。オーストリアには多くのコーナーはない。とても速いトラックだし、全てのタイヤがとても近い。硬い方のタイヤの方が僕には適しているように思う。アップグレードを確認できたのは素晴らしいことだ。ファクトリーのスタッフは質の高いコンポーネントをもたらすためにとても懸命に仕事をしてくれた。特定のコーナーでクルマの感触は良くなっているし、すでにそこは先週からの前進だ。FP1でガレージを出てすぐにクルマは良くなっていると感じたし、FP2のスタートでもそうだった。午後のセッションは少しだけ悪化したので、報告会で理由を理解していきたい。でも、全体的にクルマの感触はいいし、その部分を修正できると確信している。より一層最大化できるようにプッシュし続けていく」

    2番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
    「良い週末のスタートが切れた。今日は新しいアップデートを試したし、最初の感触としてはうまく機能している。チームはアップデートを届けるために本当に良い仕事をしてくれた。チームの全員がそのために本当に一生懸命に仕事をしてくれた。まさに期待通りに機能していたし、舞台裏で行われた全てのハードワークのおかげだ。今日は今日にクルマのリアエンドが本当に安定していた。去年は左リアタイヤを重大なブリスターができたいたし、日曜日に暖かくなれば、再び問題になる可能性がある。なので、今日リアが安定していると感じられたのは良いことだ。でも、まだクルマから最大限を引き出すためにはもう少し作業をしなければならない。このトラックでの予選は本当にエキサイティングだ。多くのコーナーがあるわけではないので、フロントローを獲得するにはそれらひとつひとつを攻略する必要がある」

    3番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
    「僕たちは常にクルマを改善することができるけど、今日は満足している。クルマはかなり良かったし、明日何ができるか見ていくつもりだ。このトラックでは縁石が幾分“アグレッシブ”なのは確かだけど、今日はまったく問題なかったし、明日やレースでも問題にならないことを願っている。多くの周回を重ねることができたのは良いことだし、通常、僕たちは土曜日に良い進歩を果たすことができるので、明日と日曜日にむけて十分な準備ができるはずだ」

    4番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)
    「かなり楽しかったね。ここはクイックラップだけど、その1分と少しがずっと楽しい。ショートラップなのでタイムもとても接近するしね。午前中の方が午後よりも少し強力だったと思うし、まだもう少しタイムを見い出せる。セッションの間にいくつかのことを変更したけど、2つのセットアップの間で満足できる中間点を見つけられると思う。午前中ははウルトラよりもソフトタイヤの方が感触が良かったし、午後はウルトラソフトよりもスーパーソフトの方が良いタイムだった。ルイスがソフトで最速タイムを刻んだこともわかっている。驚きだけど、タイヤは全てがかなり近いので、明日の予選でみんながどんな戦略を採ってくるのか本当に興味深くなりそうだ。ずっと縁石について聞かれる。実際、午前中に縁石でフロントウイングに少しダメージを負った。でも、縁石があるのはいいことだ。そこを離れて走れるかどうかは僕たちの問題だし、少なくとも、それがコースリミットだからね。近代サーキットにはウォールがなくてあまりリミットがない場所もあるし、これが悪い選択肢だとは思わないし、少なくともインパクトはある。明日の予選でみんながどの戦略で来るのか本当に興味深い」

    5番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
    「今日はちょっと平均的な一日だった。FP2でフロアに少しダメージを負ってしまってセッションの大部分をそのまま走ったので理想的ではなかった。たぶん、大きいソーセージ型の縁石ではなく、内側の縁石で起きたバイブレーションによるものだと思う。それによってクルマの感触が損なわれていたので、薄っぺらい一日になってしまった。コーナーでスピードが少し欠けている気がするので、セットアップに取り組む必要がある。ストレートで遅れるのはわかっていることなので、自分たちにできる部分でそこを補う必要がある。バランスがあまり正しくないと感じていたせいもあると思う。現時点ではあまり満足できていないので、今晩データを調べてみるつもりだ。3つ目のDRSゾーンの追加はレースデーで僕たちの助けになるはずだ。望んでいるクルマに仕上げられれば、楽しめるはずだ。クルマのフィーリングが良くなれば、タイヤは機能すると思うし、全てがもう少し楽になる。縁石はかなり攻撃的だけど、それはここ数年同じなのでサプライズではないし、全員にとって同じことなので、うまく避ける必要がある。もちろん、それでフロントウイングにダメージを負う可能性もあるけど、そこがウォールだったら衝突しているので、離れて走るだけだ」

    6番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)
    「ノーマルな金曜セッションだった。もちろん、他のレースと同じように明日にむけて正しいセットアップを見つけるためにいくつかやらなければならない作業はある。他チームと比較して自分たちのパフォーマンスを判断するのは難しい。他が何をやっているかはわからないからね。でも、全体的にそれほど悪くはない。明日、どの位置にいるか見てみよう」

    7番手:ロマン・グロージャン (ハース)
    「かなり良い一日だった。かなりクールなトラックだ。ここに来るのはいつも本当に楽しい。山間部にあるレイアウトがダウ式だし、雰囲気も素晴らしい。雨が降らなかったのも良いことだ。マイレージを稼げるので晴れていた方が好ましいし、ファンにとっても僕たちにとっても全員にとって良いことだ。クルマはとてもうまく機能しているし、自分たちの位置には満足している。バランスはかなり良い。もう少しやらなければならない作業はあるけど、全体的にいい感じだ。満足しているけど、さらに速くするためにいくつか変更できるだろう。明日の予選を楽しみにしている」

    8番手:ケビン・マグヌッセン (ハース)
    「いい感じだと思う。テストという点では良い一日だったし、計画していたことを完了させることができた。クルマは期待通りにうまく機能している。ここまでは順調だ。明日もやるだけだ。トラックは去年と同じだ。もちろん、クルマは少し異なっているけど、多くのレースで良かったし、ここでも良さそうだ。明日はすべてを仕上げて、レースで良いポジションを得るために良い予選をする必要がある。日曜日にポイントを獲得できることを期待している」

    9番手:ピエール・ガスリー (トロロッソ・ホンダ)
    「シュピールベルクでの初日はポジティブなものとなった。両セッションでトップ10入りできたし、マシンの手応えも良好だ。この勢いを明日の予選でもキープしたいね! でも、初日の速さを結果に繋げることができなかったフランスGPのようにならないようにしたいと思っているので、着実にマシンの改善を続けていく。ここは一周が短く、ほかのマシンとの差もわずかだからね。P2では少し車体にダメージを負ってしまったけど、メカニックたちがすばらしい仕事をしてくれ、セッションが終わる前にトラックに戻ることができた。明日の予選ではもっといいパフォーマンスを発揮するべく、今夜はチームと共に作業を続けていく」

    10番手:ストフェル・バンドーン (マクラーレン)
    「今日はかなり忙しい一日だった。午前中は新しいパーツとアイデアを評価することに費やした。つまり、焦点は一貫して周回数を重ねて、クリーンな良いデータを得ることだった。午後はクルマでよりリズムを掴むことができたし、あまり適切なバランスを得ることはできなかったけど、タイムはそれほど悪くなかった。僕たちはまだ懸命に作業する必要がある。これまで見てきたように、僕たちは金曜日にそれなりの競争力があっても、土曜日に順位を落とすことがあるからね。最も重要なことはセッション中に学ぶことだけど、僕たちが競争力でどの位置にいるかを言うのはまだ早すぎる・・・」

  • トロロッソ・ホンダ:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1オーストリアGP初日のフリー走行ピエール・ガスリーがP1で10番手、P2ではトラブルが発生するも9番手で終了。ブレンドン・ハートレーは順調に周回を重ねてセッティングを進め、P2は17番手だった。

    2018年のF1世界選手権 第9戦オーストリアGPの初日フリー走行が、レッドブル・リンクで行われた。当日は、朝方まで降り続いていた雨が上がったものの雲は厚く、気温もあまり上がらないコンディションの中で、P1とP2が行われた。

    午前11時、気温19℃、ドライコンディションで迎えたP1で、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー、ブレンドン・ハートレーはともにスーパーソフトタイヤを装着して走行。パワーユニットやマシンのセッティングのプログラムを順調に消化した。パワーユニットとしては、サーキットの特性に合わせたセットアップを進める一方で、エアロのアップデートを投入したブレンドンの車体側の調整も進めた。このセッションで、ガスリーは1分06秒394で10番手、ハートレーは全マシン中最も多い45周を走行し、1分06秒871で19番手につけた。

    P2は、気温21℃、路面温度27℃、降水確率60%というコンディションの中、午後3時からスタート。このセッションでもスーパーソフトタイヤで走行した2人は開始早々からべストタイムを更新し、ガスリーが1分05秒758、ハートレーが1分06秒332をマークする。セッション中盤にはウルトラソフトタイヤでのアタックシミュレーションを行ったが、アタックラップでガスリー車のシャシーにトラブルが起こり、最終コーナーでコースオフしたため、マシンをストップ。チームはマシンをピットに戻し、修復作業を行った。迅速なチームの対応により、ガスリーはセッション残り20分を切った時点で再びコースインし、走行を続けることができた。ハートレーはウルトラソフトタイヤでタイムアップを果たすことはできなかったが、ロングランのプログラムを順調に消化。プラクティス2はガスリーが9番手、ハートレーが17番手で終了した。

    F1オーストリアGPの2日目は、30日(土)の正午(日本時間日午後7時)よりP3、午後3時(日本時間午後10時)より予選が行われる。

    ピエール・ガスリー (9番手)
    「シュピールベルクでの初日はポジティブなものとなりました。両セッションでトップ10入りできましたし、マシンの手応えも良好です。この勢いを明日の予選でもキープしたいです! ですが、初日の速さを結果に繋げることができなかったフランスGPのようにならないようにしたいと思っていますので、着実にマシンの改善を続けていきます。ここは一周が短く、ほかのマシンとの差もわずかですしね。P2では少し車体にダメージを負ってしまったのですが、メカニックたちがすばらしい仕事をしてくれ、セッションが終わる前にトラックに戻ることができました。明日の予選ではもっといいパフォーマンスを発揮するべく、今夜はチームと共に作業を続けます」

    ブレンドン・ハートレー (17番手)
    「オーストリアでの初日は、特に大きなトラブルなく終えることができました。ほかのマシンに比べ、少しペースが劣っているので、今夜はそこの改善に取り組みます。マシンのバランスにはまだ満足できていません。理想とするかたちに持っていくために、今夜は多くの作業をこなさなくてはならないでしょう。解決策を見つけ、明日はもっと強いペースを見せられると思います」

    ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフ・エンジニア)
    「レッドブルにとってのホームレースとなるオーストリアGPは、我々にとって特別なイベントです。その初日を迎えるにあたり、天候も含めてさまざまなディスカッションを行ってきました。当初は、両セッションで雨の可能性があると思っていたのですが、結果的にどちらもドライで走行を行うことができました。ここは一周が短いため、ドライバーにとってもチームにとってもあまり休む暇がなく、非常に忙しいサーキットと言えるでしょう。テクニカルなレイアウトでもあるので、ドライバーは少しでも多くの周回数をこなすことが重要です。今大会から、ブレンドンのマシンに新しいエアロパーツを導入しています。P1では、ブレンドン車はCFDの結果などのデータを元に、エアロ・コンフィギュレーションのさまざまな選択肢の中から最適なものを探す作業を行いました。現状では、我々が期待していた通りにパーツが機能しているので、P3からピエール車にもこのエアロパーツを導入する予定でいます。ピエールは、メカニカル面でのセットアップとタイヤの動きの確認を行い、P2に向けての方向性を決めました。このトラックはいくつかの急カーブが設定されており、マシンにとってはタフなサーキットです。そのため、ドライバーが限界までプッシュすれば、車体がダメージを負ってしまうこともあります。それが顕著に表れたのが、P2の終盤でピエール車のトラック・ロッドに不具合が発生したことです。ピエールはほぼ走行を終えており、前方を走行する2台のフォース・インディア勢に近づいているところでした。前のマシンから流れてきた風がフロントに直撃し、縁石にぶつかってしまったのです。これによりトラック・ロッドに不具合が発生してしまいました。幸いにもメカニックたちがすばらしい仕事をしてくれ、セッション終盤にロングランを行うことができました。そのため、ピエールの走行プランは一通り完了しています。ウルトラソフトを履いての走行を完了していないことを考えると、彼は速いペースを見せていたので、明日の予選に向けても期待が持てそうです。今夜は、ブレンドンが理想とするマシンのバランスを見つけるために作業を行います」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「ここレッドブル・リンクはコーナーが少なく全長が短いトラックで、ストレートと低速コーナーが組み合わされたレイアウトです。今日はそのトラック特性にセッティングを合わせつつ、できるだけ多くの周回数を重ね、データを集めることにフォーカスしました。午後にガスリー選手がトラブルにより走行時間を多少失いましたが、心配された雨も降らず、おおむね順調な一日だったと思います。なお、ガスリー選手については金曜日用のパワーユニットを搭載しているため、今晩、フランスGPの決勝で使用したパワーユニットに交換する予定です。明日は予選に向けてさらにセッティングを煮詰め、いいスターティンググリッドを獲得できるよう準備を進めます」

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    ・F1オーストリアGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
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  • マクラーレン:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    マクラーレン:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    マクラーレンは、F1オーストリアGPの金曜フリー走行でストフェル・バンドーンが10番手タイム、フェルナンド・アロンソが19番手タイムだった。

    ストフェル・バンドーン (10番手)
    「今日はかなり忙しい一日だった。午前中は新しいパーツとアイデアを評価することに費やした。つまり、焦点は一貫して周回数を重ねて、クリーンな良いデータを得ることだった」

    「午後はクルマでよりリズムを掴むことができたし、あまり適切なバランスを得ることはできなかったけど、タイムはそれほど悪くなかった。僕たちはまだ懸命に作業する必要がある。これまで見てきたように、僕たちは金曜日にそれなりの競争力があっても、土曜日に順位を落とすことがあるからね。最も重要なことはセッション中に学ぶことだけど、僕たちが競争力でどの位置にいるかを言うのはまだ早すぎる・・・」

    フェルナンド・アロンソ (19番手)
    「今日はクルマで多くのアイテム、特に空力パーツをテストしたのでかなり激しい一日だった。プログラムは消化できたので、これからデータを分析して、もう少しパフォーマンスを見つけるために明日クルマにベストなパーツを搭載する必要がある。DRSゾーンの追加は良いステップだ。特にミドルセクターでは先行マシンに近づくのは難しいので、DRSゾーンはグループについていくのに役立つ。レースでより多くのオーバーテイクを提供してくれることを期待している。今日は雨を予想していたけど降らなかった。明日も雨の予報なので、予測できない天候になった場合にあらゆるチャンスを最大限に生かせるように準備しておく必要がある」

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  • フェラーリ:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    フェラーリ:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    フェラーリは、F1オーストリアGPの金曜フリー走行でセバスチャン・ベッテルが3番手タイム、キミ・ライコネンが6番手タイムだった。

    セバスチャン・ベッテル (3番手)
    「僕たちは常にクルマを改善することができるけど、今日は満足している。クルマはかなり良かったし、明日何ができるか見ていくつもりだ。このトラックでは縁石が幾分“アグレッシブ”なのは確かだけど、今日はまったく問題なかったし、明日やレースでも問題にならないことを願っている」

    「多くの周回を重ねることができたのは良いことだし、通常、僕たちは土曜日に良い進歩を果たすことができるので、明日と日曜日にむけて十分な準備ができるはずだ」

    キミ・ライコネン (6番手)
    「ノーマルな金曜セッションだった。もちろん、他のレースと同じように明日にむけて正しいセットアップを見つけるためにいくつかやらなければならない作業はある。他チームと比較して自分たちのパフォーマンスを判断するのは難しい。他が何をやっているかはわからないからね。でも、全体的にそれほど悪くはない。明日、どの位置にいるか見てみよう」

    関連:
    ・F1オーストリアGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
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  • メルセデス:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    メルセデス:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    メルセデスは、F1オーストリアGPの金曜フリー走行でルイス・ハミルトンがトップタイム、バルテリ・ボッタスが2番手タイムだった。

    ルイス・ハミルトン (1番手)
    「これまでのところは良い一日だった。まったく問題のないかなりストレートな一日だった。オーストリアには多くのコーナーはない。とても速いトラックだし、全てのタイヤがとても近い。硬い方のタイヤの方が僕には適しているように思う」

    「アップグレードを確認できたのは素晴らしいことだ。ファクトリーのスタッフは質の高いコンポーネントをもたらすためにとても懸命に仕事をしてくれた。特定のコーナーでクルマの感触は良くなっているし、すでにそこは先週からの前進だ。FP1でガレージを出てすぐにクルマは良くなっていると感じたし、FP2のスタートでもそうだった。午後のセッションは少しだけ悪化したので、報告会で理由を理解していきたい。でも、全体的にクルマの感触はいいし、その部分を修正できると確信している。より一層最大化できるようにプッシュし続けていく」

    バルテリ・ボッタス (2番手)
    「良い週末のスタートが切れた。今日は新しいアップデートを試したし、最初の感触としてはうまく機能している。チームはアップデートを届けるために本当に良い仕事をしてくれた。チームの全員がそのために本当に一生懸命に仕事をしてくれた。まさに期待通りに機能していたし、舞台裏で行われた全てのハードワークのおかげだ。今日は今日にクルマのリアエンドが本当に安定していた。去年は左リアタイヤを重大なブリスターができたいたし、日曜日に暖かくなれば、再び問題になる可能性がある。なので、今日リアが安定していると感じられたのは良いことだ。でも、まだクルマから最大限を引き出すためにはもう少し作業をしなければならない。このトラックでの予選は本当にエキサイティングだ。多くのコーナーがあるわけではないので、フロントローを獲得するにはそれらひとつひとつを攻略する必要がある」

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  • レッドブル:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    レッドブル:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    レッドブルは、F1オーストリアGPの金曜フリー走行でダニエル・リカルドが4番手タイム、マックス・フェルスタッペンが5番手タイムだった。

    ダニエル・リカルド (4番手)
    「かなり楽しかったね。ここはクイックラップだけど、その1分と少しがずっと楽しい。ショートラップなのでタイムもとても接近するしね。午前中の方が午後よりも少し強力だったと思うし、まだもう少しタイムを見い出せる」

    「セッションの間にいくつかのことを変更したけど、2つのセットアップの間で満足できる中間点を見つけられると思う。午前中ははウルトラよりもソフトタイヤの方が感触が良かったし、午後はウルトラソフトよりもスーパーソフトの方が良いタイムだった。ルイスがソフトで最速タイムを刻んだこともわかっている。驚きだけど、タイヤは全てがかなり近いので、明日の予選でみんながどんな戦略を採ってくるのか本当に興味深くなりそうだ。ずっと縁石について聞かれる。実際、午前中に縁石でフロントウイングに少しダメージを負った。でも、縁石があるのはいいことだ。そこを離れて走れるかどうかは僕たちの問題だし、少なくとも、それがコースリミットだからね。近代サーキットにはウォールがなくてあまりリミットがない場所もあるし、これが悪い選択肢だとは思わないし、少なくともインパクトはある。明日の予選でみんながどの戦略で来るのか本当に興味深い」

    マックス・フェルスタッペン (5番手)
    「今日はちょっと平均的な一日だった。FP2でフロアに少しダメージを負ってしまってセッションの大部分をそのまま走ったので理想的ではなかった。たぶん、大きいソーセージ型の縁石ではなく、内側の縁石で起きたバイブレーションによるものだと思う。それによってクルマの感触が損なわれていたので、薄っぺらい一日になってしまった。コーナーでスピードが少し欠けている気がするので、セットアップに取り組む必要がある。ストレートで遅れるのはわかっていることなので、自分たちにできる部分でそこを補う必要がある。バランスがあまり正しくないと感じていたせいもあると思う。現時点ではあまり満足できていないので、今晩データを調べてみるつもりだ。3つ目のDRSゾーンの追加はレースデーで僕たちの助けになるはずだ。望んでいるクルマに仕上げられれば、楽しめるはずだ。クルマのフィーリングが良くなれば、タイヤは機能すると思うし、全てがもう少し楽になる。縁石はかなり攻撃的だけど、それはここ数年同じなのでサプライズではないし、全員にとって同じことなので、うまく避ける必要がある。もちろん、それでフロントウイングにダメージを負う可能性もあるけど、そこがウォールだったら衝突しているので、離れて走るだけだ」

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  • ハースF1チーム:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    ハースF1チーム:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    ハースF1チームは、F1オーストリアGPの金曜フリー走行でロマン・グロージャンが7番手タイム、ケビン・マグヌッセンが8番手タイムだった。

    ロマン・グロージャン (7番手)
    「かなり良い一日だった。かなりクールなトラックだ。ここに来るのはいつも本当に楽しい。山間部にあるレイアウトがダウ式だし、雰囲気も素晴らしい。雨が降らなかったのも良いことだ。マイレージを稼げるので晴れていた方が好ましいし、ファンにとっても僕たちにとっても全員にとって良いことだ」

    「クルマはとてもうまく機能しているし、自分たちの位置には満足している。バランスはかなり良い。もう少しやらなければならない作業はあるけど、全体的にいい感じだ。満足しているけど、さらに速くするためにいくつか変更できるだろう。明日の予選を楽しみにしている」

    ケビン・マグヌッセン (8番手)
    「いい感じだと思う。テストという点では良い一日だったし、計画していたことを完了させることができた。クルマは期待通りにうまく機能している。ここまでは順調だ。明日もやるだけだ。トラックは去年と同じだ。もちろん、クルマは少し異なっているけど、多くのレースで良かったし、ここでも良さそうだ。明日はすべてを仕上げて、レースで良いポジションを得るために良い予選をする必要がある。日曜日にポイントを獲得できることを期待している」

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  • フォース・インディア:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    フォース・インディア:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    フォース・インディアは、F1オーストリアGPの金曜フリー走行でエステバン・オコンが13番手タイム、セルジオ・ペレスが18番手タイムだった。

    エステバン・オコン (13番手)
    「今日は雨が降ると思っていたけど、2回ともドライのセッションになってかなり安堵している。多くの周回数を走り込むことができたし、プログラムに沿って作業を進めていった。テストアイテムを試し、セットアップを改善し、タイヤを理解するなど、全てがかなりノーマルだった」

    「午前中は8番手でペースは堅実だったけど、2回目のプラクティスは少しチャレンジングだった。まだクルマのベストなバランスを見つけられていないので、明日にむけて改善する必要がある」

    セルジオ・ペレス (18番手)
    「今日は僕たち本来のスピードをあまり示せなかったと思う。特に2回目のプラクティスでは赤旗の影響を受けてしまった。セッションはプラン通りに進んだけど、まだクルマのバランスを快適に感じていない。そこは予選までに改善するためにデータ上で何を見つけられるか今夜取り組んでいく必要がある部分だ。この短いトラックではコンマ数秒を見い出すことができれば大きな違いになる。もちろん、明日はもっと暑くなると思うし、気温が高くなるとまたクルマのバランスに影響する。それを片づけるためにも最終プラクティスではやらなければならない仕事はたくさんある」

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