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  • フェラーリ SF71H : ホイールベース延長&スリム化で進化

    フェラーリ SF71H : ホイールベース延長&スリム化で進化

    フェラーリは、2018年F1マシン『SF71H』を発表。昨年モデルのコンセプトを継続しつつも、ホイールベースを延長し、パッケージをスリム化し、細部に進化を遂げている。

    フェラーリは22日(木)にマラネロで2018年F1マシンの新車発表会を開催。2018年のF1世界選手権を戦う新車はフェラーリの71年の歴史を表す『SF70H』と名付けられた。

    2018年のF1レギュレーションは昨年から大幅な変更はないが、コックピットッ保護デバイス『Halo』、そして、シャークフィン、モンキーシート、Tウイングの廃止により、ルックス的には昨年から大きく変わることになる。

    フェラーリの最高技術責任者を務めるマッティオ・ビノットは、SF71Hを昨年マシンの成功を土台にした進化版だと語る。

    「新車SF71Hは、去年のクルマの進化を表している。すでに良いプロジェクトだった。我々はSF70Hの強みを維持しようとした」とマッティオ・ビノットはコメント。

    昨年、フェラーリは低速のサーキットで強く、ライバルであるメルセデスは高速サーキットで強い傾向にあった。

    「我々が設計したいくつかのコンセプトのなかで、まず強みと言えるものにはアグレッシブさがある。クルマは低速サーキットではパフォーマンスを発揮していた」

    「だが、我々は新しい空力開発に取り組まなければならないこともわかっていた。例えば、高速サーキットで強く、パフォーマンスを発揮できるクルマにしなければならない」

    「従って、その点に関しての空力開発が模索され、シーズン全体で均一なパフォーマンスが発揮できるようにマシンは考えられている」

    フェラーリ SF71H サイドポッドフェラーリ SF71H リアエンド

    マッティオ・ビノットは、SF71Hの特徴として、ホイールベースの延長、サイドポッド周りのボディワークの進化、スリムになったリアエンドのパッケージングをポイントに挙げた。昨年モデルの“攻めた”サイドポッドは他チームも追従しているが、SF71のサイドポッド周りは非常に複雑な構造へと進化している。

    それら3つの全てがフェラーリの空力効率の改善に役立つとマッティオ・ビノットは考えている。

    「何が変わったか? メインの違いはホイールベースが少し長くなっていることだ」とマッティオ・ビノットは続ける。

    「サイドポッド、ラジエーターダクトはさらにアグレッシブになっており、昨年と比較してさらに革新的になっている。そして、チーム全体がクルマを良くするためにリアに多く作業を行った。パッケージングに関してはチーム全体が素晴らしい仕事をしたと思う。非常にタイトだ。ボディを見れば、とてもナローなボディになっている」

    「パフォーマンスに関しては、どれもマシンの空力改善という狙いに寄与している。全体的にドラッグレベルを改善しながらマシン全体の効率を改善しようとしたものだ」

    「ホイールベースを延長ことで空力が改善し、マシン中間部分の要素に自由度が生まれる。マシンの後部に取り組むのは大変な作業だが、リアのエアフローを改善することができた」

    「これらの全ては1つの最終目標を狙った構造的、レイアウトアクションだった。つまりは空力の改善、あるいは少なくともシーズン中の空力パフォーマンスにより多くの道を開くことだ」

    フェラーリ SF71H ノーズフェラーリ SF71H Halo

    「空力に関して、我々は皆がコピーしようとしているラジエーター用インレットのコンセプトを維持しようとした。それと同時に、そこからさらに前進しようと考えた。我々が今日示したものは昨年と同じ要素ではない。そのさらなる発展系だ。強さは確かにあったしい、自分たちをもっと改善したいと考えていた」

    「それらが新車のメインのコンセプトだ。我々は今後のクルマの空力開発のための非常に良いベースだと思っている」

    フェラーリは、2007年のキミ・ライコネンとのドライバーズ選手権、そして、2008年にコンストラクターズ選手権を獲得して以降、チャンピオンシップから遠ざかっており、今季は、5シーズン目を迎えるセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンのペアでタイトル奪取を目指す。

    関連:フェラーリ、2018年F1マシン『SF71H』を発表

  • メルセデス W09 : 正常進化を遂げた“ディーバ”

    メルセデス W09 : 正常進化を遂げた“ディーバ”

    メルセデスは、2018年F1マシン『W09』を発表。昨年、速さを見せながらも気難しい特性をみせた“ディーバ”を進化され、タイトル5連覇を狙う。

    メルセデスF1チームは22日(木)、シルバーストン・サーキットで新車『Mercedes-AMG F1 W09 EQ Power+』を発表。バルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンがシェイクダウンを完了させた。

    メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは「設計されたものが仕上がり、命が吹きこまれるのは常にエキサイティングなことだ」とコメント。

    「境界線をプッシュしようとしているときは、完全にシームレス、またはスムーズに行くものではない。我々は良い冬を過ごした。ドラマはなかったと言っておこう。だが、チームの全員にとって大変な作業だった」

    メルセデスの最高技術責任者を務めるジェームス・アリソンも「激しい冬だった」と語る。

    「プランナーは数千ラインのプランを立て、デザイングループは1日に数百のデザインを作成し、それを作れなければならない。テストと開発グループ、ダイナモを走らせるチームは、マシンがまだ熱いうちに組み立て、社内のあらゆるテストキットに配置できるようにしておかなければならない。それにより、我々はすべてが十分に強く、適切な形をもち、信頼性をもって機能することを確実にすることができる」

    チーフエンジニアを務めるアンディ・カウエルは「我々は謙虚なままで、これまでやってきた基本的な作業をやり続けたいと思っている。我々がやっていることに秘密はない。平凡で素直なエンジニアリング作業だ。フリクションを減らしたり、燃焼効率を向上させるアイデアがあれば、我々は非常に誠実な方法で議論をする。すべてのアイデアの源は、人間の創造性、情熱、そして、熱意だ」

    メルセデス W09のシェイクダウンは、サーキットのチームメンバーだけでなく、ブラックリーおよびブリックワスワースのメンバー、そして、メルセデスの従業員や世界中のファンが見守った。

    メルセデス W09の初走行を担当したバルテリ・ボッタスは「新車の設計と製造にどれくらい多くの時間が費やされたか、人々がそれにどれくらいの努力を注いだかを知ると本当に驚かされる。ドライバーとしてそのマシンをドライブできることは本当に特別な気分だ」とコメント。

    ルイス・ハミルトンも「全てが仕上がっているのを見ると謙遜してしまう」とコメント。「みんなが本当に長い時間、クルマにとても懸命に取り組んできた。とにかく走って、限界を引き出したい。僕はこのクルマを運転できる唯一の二人のドライバーのひとりだ。誇りに感じている。クルマを準備するためにどれくらいの仕事がなされてきたのかを知っているからね」

    メルセデス W09メルセデスAMG F1 W09

    昨季、メルセデスは12勝、15回のポールポジションを獲得する強さをみせたが、チームが“ディーバ”と呼ぶロングホイールベースのW08のバランス特性に苦しんだ。シルバーストンやモンツァのような高速サーキットでは圧倒的な速さを見せる一方で、モナコ、ハンガリー、シンガポールのようなタイトなコーナーのあるトラックでは苦戦を強いられた。

    しかし、今季マシンW09は、昨年と同じデザイン哲学が採用されている。同じDNAを持ち、同じホイールベースを採用し、わずかレーキ角をつけるにとどめた正常進化版“ディーバ”として誕生した。

    トト・ヴォルフは「我々はディーバのいくつかの特性を気に入っている。昨年、W08はグリッドで最速のクルマだったし、最多のポールッポジションを獲得し、大部分のレースで勝利した。なので、我々は困難を克服するだけでなく、クルマにある多くの強みを失ってしまわないように注意した」とコメント。

    ジェームス・アリソンは「昨年のクルマは我々が強かったトラックでさえ、機能させるのが容易ではなかった。週末を通して競争力のある結果を出す方法を見つけることができたが、それは決して簡単なことではなかった。我々はそこに踏み込んだと思っている。エンジニアとして今年のクルマは明白にダイヤルを合わせられるようにドライバーともう少し明確に話ができるものであることを願っている」

    「全体的に見れば、デザインは昨年よりもエリガントになっている。昨年のレギュレーションは完全に新しいものだったし、それらがどの方向に向かうのかあまり確信していなかった。なので、去年のクルマは、特定の部分を動かす必要があると分かった際に細かく適応できる余地を残していた。今年、我々は自分たちの目指すべきことにもう少し自信を持っているし、特定のコンセプトにもっとフルにコミットできるようになった。パッケージングはかなりタイトになっているし、より多くのことを極端に作ることができている」

    メルセデス W09 フロントメルセデス W09 リア

    メルセデスの2018年型F1パワーユニット『M09 E Power+』は、年間使用数が削減された新しいレギュレーションに対応するために大幅なアップデートが施された。

    アンディ・コウエルは「今年のパワーユニットの変更量はかなり大きく、多くの要件によって決定されている。最大のチャレンジはドライバーにつき3基のエンジンと2基のERSシステムでレースをするという挑戦のために耐久性の限界を引き上げることだった。昨年と比較して、今年はハードウェアの寿命に必要な距離は40%増加している。我々はパフォーマンスを失うことなく寿命を延ばすことに集中した」とコメント。

    「また、全体的なマシンパフォーマンスのためにパワーユニットのパッケージングを変更したいと考えた。ブラックリーの同僚と非常に緊密に仕事をして、シャシー、トランスミッション、空力面でベストな総合的な統合を理解しようとしてきた。まだ、ペトロナスとの連携により、燃焼効率とハードウェアの摩耗低減にも取り組んできた」

  • トロロッソ・ホンダ、STR13での初走行は「パーフェクトだった」

    トロロッソ・ホンダ、STR13での初走行は「パーフェクトだった」

    トロ・ロッソは21日(水)、2018年F1マシン『STR13』のシェイクダウンを実施。ホンダの2018年型F1パワーユニット『RA618H』での初走行は“パーフェクト”だったと表現した。

    昨年、ホンダはF1パワーユニットのコンセプトを一新。だが、完成までの時間が短かったことから、ファクトリーでの初始動にも手間取り、プレシーズンテストでは信頼性トラブルが多発。結果的にマクラーレンとのパートナーシップ解消に繋がった。

    今年、ホンダはトロ・ロッソにF1パワーユニットを独占供給。先週14日(水)にはファクトリーで2018年F1マシン『STR13』でホンダの2018年型F1パワーユニット『RA618H』の初始動を完了させており、21日(水)にはトロ・ロッソのファクトリーから45マイル離れたイタリアのミサノ・サーキットでフィルミングデーを利用してシェイクダウンを実施した。

    コンディションはウェットとなったが、2018年のドライバーを務めるピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーの二人がトロロッソ・ホンダ STR13のステアリングを握り、ピレリのプロモーションタイヤで最大100kmに制限されたフィルミングデーの走行をトラブルフリーで終えており、トロ・ロッソは初走行をスムーズに行えたことに満足していると語った。

    「全てがスムーズかつ予定通りに実行されました。我々は何も問題が発生することなくプログラムを終了し、スケジュール通りに全てのプロモーションリクストを完了させることができました。パーフェクトな一日でした」とトロ・ロッソの広報担当は語った。

    公開されたトロロッソ・ホンダ STR13は、昨年とは異なる空力コンセプトを採用。ノーズ形状はワイド&ローとなり、先端には突起がついている。

    トロロッソ・ホンダのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、マシンパフォーマンスを改善するために段階的なアプローチを採っていくと述べ、2018年シーズンを通して昨シーズンに抱えていた“いくつかの問題”を追いかけることになると語る。昨年、トロ・ロッソは、開幕戦オーストラリアGPと第5戦スペインGPでダブル入賞を果たすなど好調なスタートを切ったが、後半戦では相対的なパフォーマンスが低下し、最終戦でルノーに逆転を許してコンストラクターズ選手権7位でシーズンを終えている。

    ジェームス・キーは、2018年にむけてシャシー側にいくつか基本的な変更が必要だとし、それは即時に解消できるものではないと認める。

    「我々はやるべき仕事をやってきたと思う。最終的にすべては相対的なことだ。競争相手が何をしているかはわからないし、競争相手がやっていることを過小評価するのは常に危険だと思っている。なので、必要だと考えているよりもさらに高い目標を立てるものだ。特に新しいレギュレーションでは非常に競争的な状況となっている」とジェームス・キーは RACER にコメント。

    「それに我々は変化も目の当たりにしている。ルノーは昨年の開発で優れた仕事をした。今の彼らはビッグチームであり、過去数年間よりも優れたサポートを受けている。マクラーレンも非常にうまくリカバリーしたし、フォース・インディアも非常に強力なパフォーマンスを発揮している。だから、前進を果たしているときはその全てを考慮する必要がある。だが、そのような人々がどの位置にいるかを正確に伝えるのは非常に難しい」

    「我々が今いるポジションではまだやらなければならない仕事があると思っている。特定の分野では良い成果を挙げているが、我々が取り組んだ2017年マシンのシャシーには満足できない基本的な部分があったのも確かだ」

    「基本的なパフォーマンスステップにおいてより多くの作業が必要だと思っているが、我々はそのための計画を立てており、段階的なアプローチを採っていく。これから長いシーズンになるし、解決しなければならない問題がいくつかあるので、開発面では少し段階的なアプローチを採っていくことになる。だが、我々はそれらの解決にむけて良い進歩を果たしているのも確かだ」

    トロロッソ・ホンダはプレシーズテスト初日となる2月26日(月)にスペイン・バルセロナのカタロニア・サーキットで2018年F1マシン『STR13』を正式公開する。プレス向けのアナウンスによるとトロロッソ・ホンダ STR13のお披露目はチームのガレージ前で現地時間8時10分(日本時間1時10分)から開始。ドライバーを務めるピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーによってアンベイルが行われる。

    トロ・ロッソは、昨季まで「スクーデリア・トロロッソ」として参戦していたが、2018年は親会社のレッドブルの名前を掲げ「レッドブル・トロロッソ・ホンダ(RED BULL TORO ROSSO HONDA)」のチーム名で参戦する。

    関連:【動画】 トロロッソ・ホンダ、STR13のシェイクダウンを実施!

  • フェラーリ SF71H : 主要諸元&スペック

    フェラーリ SF71H : 主要諸元&スペック

    フェラーリの2018年F1マシン『SF71H』と2018年型F1パワーユニット『062 EVO』の主要諸元およびスペックが発表された。

    フェラーリは22日(木)、マラネロで新車発表会を開催。2018年のF1世界選手権を戦うマシン『SF71H』をお披露目した。

    昨年のマシン名はフェラーリの70年の歴史を表して「SF70H」と名付けられたが、今季は単純にそこに1年が追加された。

    2018年のF1レギュレーションは昨年から大幅な変更はないが、コックピットッ保護デバイス『Halo』、そして、シャークフィン、モンキーシート、Tウイングの廃止により、ルックス的には昨年から大きく変わることになる。Haloの追加により、マシンの最低重量は733kgにアップしている。

    フェラーリ SF71Hは、基本的に昨年モデルからの進化版ではあるが、ホイールベースは延長され、リア周りはよりタイトなものに変貌を遂げている。昨年モデルの“攻めた”サイドポッドは他チームも追従しているが、SF71のサイドポッド周りは非常に複雑な構造へと進化している。レッドに塗られ、前面に跳ね馬のロゴがついたHaloにはフェアリングが追加されている。

    昨シーズン後半にエンジンの信頼性トラブルに見い舞われたフェラーリは、今季は「063」ではなく、昨年型「062」をベースにした進化版「062 EVO」となる。今季はエンジンの年間使用数が3基に制限されることから、昨年からパワーを低下させることなく寿命を延ばすことに重点が置かれたようだ。

    フェラーリ SF71H 主要諸元

    シャシー名 SF71H
    モノコック カーボンファイバー/ハニカムコンポジット構造
    ギアボックス フェラーリ 縦置きギアボックス(8速+リバース1速)
    ディファレンシャル 油圧リミテッドスリップディファレンシャル
    トランスミッション セミオートマチック・シーケンシャル電子制御(クイックシフト)
    ブレーキ ブレンボ製 ベンチレーテッド式カーボンファイバーディスクブレーキ(前後) / ブレーキ・バイ・ワイヤ・リアブレーキ
    フロントサスペンション プッシュロッド式トーションスプリング
    リアサスペンション プルロッド式トーションスプリング
    重量 733kg(ドライバー・燃料・冷却水を含む)
    ホイール OZ製 13インチ(前後)

    エンジン

    エンジン名 フェラーリ 062 EVO
    排気量 1,600cc
    最高回転数 15,000rpm
    ターボチャージャー シングルターボ
    燃料最大流量 100kg/h
    燃料容量 105kg
    気筒数・角度 V型6気筒・90度
    口径 80mm
    ストローク 53mm
    バルブ数 24
    燃料噴射方式 直噴(500bar)

    ERS システム

    バッテリー出力 4MJ(1周あたり)
    MGU-K 出力 120kW
    MGU-K 最高回転数 50,000 rpm
    MGU-H 最高回転数 125,000 rpm

    フェラーリ SF71H 画像ギャラリー

    フェラーリ SF71H 画像

    フェラーリ SF71H (フロント)

    フェラーリ SF71H (前面)

    フェラーリ SF71H (サイド)

    フェラーリ SF71H (トップ)

    関連:フェラーリ、2018年F1マシン『SF71H』を発表

  • メルセデス W09 : 主要諸元&スペック

    メルセデス W09 : 主要諸元&スペック

    メルセデスの2018年F1マシン『W09』と2018年型パワーユニット『M09 EQ Power+』の主要諸元およびスペックが発表された。

    メルセデスF1チームは22日(木)、シルバーストン・サーキットで新車『Mercedes-AMG F1 W09 EQ Power+』を発表。バルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンがシェイクダウンを完了させた。

    昨季、メルセデスは12戦、15回のポールポジションする強さをみせたが、チームが“ディーバ”と呼ぶロングホイールベースのW08のバランス特性に苦しんだ。シルバーストンやモンツァのような高速サーキットでは圧倒的な速さを見せる一方で、モナコ、ハンガリー、シンガポールのようなタイトなコーナーのあるトラックでは苦戦を強いられた。

    しかし、今季マシンW09は、昨年モデルと同じホイールベースを採用し、わずかレーキ角をつけるにとどめた正常進化版“ディーバ”として誕生した。

    2014年にF1にV6ターボハイブリッドが導入されて以降、メルセデスは4年間で63勝という圧倒的な強さでドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方のタイトルを4連覇しているメルセデス。今シーズンはパワーユニット面でもさらなる開発を進めているとしており、今年も4度のワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスというコンビは優勝候補の筆頭だ。

    メルセデスAMG F1 W09 主要諸元

    シャーシ名 Mercedes-AMG F1 W09 EQ Power+
    シャシー構造 カーボンファイバー/ハニカムコンポジット複合構造モノコック
    ボディワーク カーボンファイバーコンポジット/エンジンカバー、サイドポッド、フロア、ノーズ、フロントウイング、リアウイング
    コクピット OMPレーシング 6点式セーフティベルト、ハンスシステム
    安全構造 コクピット・サバイバルシェル/耐衝撃構造&進入防止パネル、フロント/サイド/リア インパクトストラクチャー、フロント&リア ロールストラクチャー
    フロントサスペンション カーボンファイバー製ダブルウィッシュボーン/プッシュロッド式トーションスプリング&ロッカー
    リアッスペンション カーボンファイバー製ダブルウィッシュボーン/プルロッド式トーションスプリング&ロッカー
    ホイール OZ製 鍛造マグネシウム
    タイヤ ピレリ
    ブレーキシステム カーボンインダストリー製/カーボンディスク&パッド、リア・ブレーキ・バイ・ワイヤ
    ブレーキキャリパー ブレンボ
    ステアリング パワーアシスト ラック・アンド・ピニオン
    ステアリング・ホイール カーボンファイバー製
    エレクトロニクス FIA(MES) スタンダードECU
    計器 MES
    燃料システム ATL製ケブラー強化ゴムタンク
    潤滑油 ペトロナス Tutela

    トランスミッション

    ギアボックス 8速+リバース、カーボンファイバー製メインケース
    ギアセレクション セミオートマチック・シーケンシャル(油圧式)
    クラッチ カーボンプレート

    サイズ

    全長 5,000mm以上
    全幅 2,000mm
    全高 950mm
    重量 733kg

    パワーユニット仕様

    型式 Mercedes-AMG F1 M09 EQ Power+
    重量 145kg
    構成 内燃エンジン(ICE)、モータージェネレーター・ユニット – キネティック(MGU-K)、モータージェネレーター・ユニット – ヒート(MGU-H)、ターボチャージャー(TC)、エナジーストア(ES)、電子制御(CE)

    内燃エンジン(ICE)

    排気量 1,600cc
    気筒数・角度 V型6気筒・90度
    バルブ数 24
    最高回転数 15,000rpm
    最大燃料流量 100kg/h(10,500rpm以上)
    燃料噴射方式 高圧縮直噴(1つの噴射機/シリンダーあたり最大500バール)
    過給機 同軸単段コンプレッサー、排気タービン
    エキゾーストタービン
    最大回転数
    125,000rpm

    ERS(エネルギー回生システム)

    構成 電気モーター・ジェネレーター・ユニットを介した統合ハイブリッドエネルギー回生
    エナジーストア リチウムイオンバッテリー(最低規定重量の20kg)
    最大エネルギー蓄積量 4MJ
    MGU-K 最高回転数 50,000rpm
    MGU-K 最大出力 120kW(161bhp)
    MGU-K エネルギー回収 2MJ
    MGU-K エネルギー放出 4MJ(フルパワー時で3.3秒)
    MGU-H 回転数 125,000rpm
    MGU-H 最大出力 無制限
    MGU-H 最大エネルギー回生 無制限(1周あたり)
    MGU-H 最大エネルギー放出量 無制限(1周あたり)

    燃料&潤滑油

    燃料 ペトロナス Primax
    潤滑油 ペトロナス Syntium

    機能性流体 ペトロナス Tutela トランスミッション、ハイドロリック、ERS冷却用流体

    メルセデス W08 画像

    メルセデス W09

    メルセデス W09 (フロント)

    メルセデス W09 (正面)

    メルセデス W09 (サイド)

    メルセデス W09 スタジオフォト

  • フェラーリ、2018年F1マシン『SF71H』を発表

    フェラーリ、2018年F1マシン『SF71H』を発表

    フェラーリは、2018年F1マシン『SF71H』を発表した。

    フェラーリは22日(木)、マラネロで2018年F1マシンの発表会を開催。新車の名前は『SF71H』に決定。開発ドライバーを務めるマルク・ジェネが司会を務めた発表会の模様はオンラインでも配信された。

    昨年は開幕戦オーストラリアGPでセバスチャン・ベッテルが優勝し、前半戦をリードしたフェラーリだったが、後半戦はドライバーエラーやマシンの信頼性問題によって失速。メルセデスの連覇を許すことになった。

    フェラーリは、2007年のキミ・ライコネンとのドライバーズ選手権、そして、2008年にコンストラクターズ選手権を獲得して以降、チャンピオンシップから遠ざかっており、今季は、5シーズン目を迎えるセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンのペアでタイトル奪取を目指す。

    2018年のF1レギュレーションでは、2018年のF1レギュレーションでは、コックピット保護デバイス『Halo』の搭載が義務化され、また昨年までシャークフィンとTウイング、モンキーシートが搭載されていたエリアは制限され、その3つのデバイスは事実上廃止となる。

    フェラーリ 2018年 SF71Hフェラーリ SF71H Halo

    昨年末でサンタンデール銀行がスポンサーを離れたことで2018年F1マシン『SF71H』はカラーリングはほぼオールレッドのカラーリングとなり、Haloもレッドにペイントされ、フェアリングも追加されている。

    フェラーリは、この後カタロニア・サーキットに移動し、25日(日)にフィルミングデーを利用してSF71Hのシェイクダウンを実施する。

    フェラーリ SF71H 画像

    フェラーリ SF71Hフェラーリ SF71H (正面)フェラーリ SF71H (フロント)フェラーリ SF71H (サイド)フェラーリ SF71H (トップ)

  • メルセデス、2018年F1マシン『W09』を正式発表

    メルセデス、2018年F1マシン『W09』を正式発表

    メルセデスは、2018年F1マシン『W09』を正式発表した。

    メルセデスは22日(木)、シルバーストン・サーキットで新車『W09』の新車発表会を開催。ドライバーを務めるバルテリ・ボッタスがシェイクダウンを行い、その後、報道陣に正式にお披露目された。正式なマシン名称は『Mercedes-AMG F1 W09 EQ Power+』となる。

    2018年のF1レギュレーションでは、2018年のF1レギュレーションでは、コックピット保護デバイス『Halo』の搭載が義務化され、また昨年までシャークフィンとTウイング、モンキーシートが搭載されていたエリアは制限され、その3つのデバイスは事実上廃止となる。

    メルセデス W09は、昨年から正常進化を遂げたF1マシンのように見えるが、リアには“過激”に絞り込まれている。ノーズは先端に突起のないスリムな形状。Haloにはまだフェアリングは搭載されていないが、サイドミラー周辺にはフェアリングが施され、コックピット周りの空力が意識されている。現状ではバージボードはシンプルだが、今後アップデートが予想される。リアウイングの下部には今年のトレンドアイテム“ギアボックスウイング”も搭載されている。

    メルセデス W09 画像

    「我々はデザイン哲学に真実を保ち、すでに確固とした基盤を構築しようとした。我々はディーバの優れた特性が保たれることを願っている」とメルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフはコメント。

    「我々全員がディーバを気に入っていたが、少し理解しにくいところもあった。クルマを理解し、スピードを維持し、ドライバビリティを向上させることが我々が最も頑張ったエリアだ」

    「レギュレーションは安定しているので、大きな違いはない。最も目に見える変化は空力的なもの、クルマのパッケージがいかにタイトで、ボディワークがいかに凝縮されているかだ」

    発表前にはバルテリ・ボッタスが、フィルミングデーを利用してシェイクダウンを実施。初期トラブルに見舞われ、ガレージを出てすぐにストップし、メカニックによってガレージに戻されたが、その後、無事にラップを完了している。午後にはルイス・ハミルトンが初走行を実施する。

    2014年にF1にV6ターボハイブリッドが導入されて以降、メルセデスは4年間で63勝という圧倒的な強さでドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方のタイトルを4連覇しているメルセデス。昨シーズンはフェラーリからの挑戦を受けたメルセデスだが、最終的には20戦中12勝、15回のポールポジションを獲得している。

    今シーズンはパワーユニット面でもさらなる開発を進めているとしており、今年も4度のワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスというコンビは優勝候補の筆頭だ。

    メルセデス W09 画像

    F1 メルセデスAMG F1 W09メルセデス W09 シェイクダウンメルセデス W09 シェイクダウン02メルセデス W09 シェイクダウン03

  • メルセデスF1、ウェーレインとラッセルをリザーブドライバーに起用

    メルセデスF1、ウェーレインとラッセルをリザーブドライバーに起用

    メルセデスF1チームは、2018年のF1世界選手権でパスカル・ウェーレインとジョージ・ラッセルの2名を公式リザーブドライバーに起用することを発表した。

    昨年までザウバーのレースドライバーを務めていたパスカル・ウェーレインだが、F1でレースシートを獲得することができず、今季は2015年にチャンピオンを獲得したDTM(ドイツツーリングカー選手権)にメルセデスから復帰を果たす。

    当初は契約解消も噂されていたパスカル・ウェーレインだが、メルセデスはF1チームへの関与を継続していくことを明らかにしており、2019年のF1シート復活を目指す。

    パスカル・ウェーレインは、DTMのノリスリンクとミサノがそれぞれF1フランスGPとF1ベルギーGPと日程が重なっており、その週末はジュニアドライバーのジョージ・ラッセルがリザーブドライバーの役割を担うことになる。

    現役GP3チャンピオンのジョージ・ラッセルは、今年ARTグランプリからF2選手権に参戦する。

    昨年、ジョージ・ラッセルはF1ブラジルGPとF1アブダビGPでフォース・インディアから金曜フリー走行に出場。そのままフォース・インディアのリザーブドライバーに就任するとみられていたが、同チームはニコラス・ラティフィを起用していた。

  • マクラーレン、パパイヤオレンジのMCL33の写真がスクープ!?

    マクラーレン、パパイヤオレンジのMCL33の写真がスクープ!?

    マクラーレンの2018年F1マシン『MCL33』とされる画像が流出した。

    マクラーレンは2月23日(金)に新車『MCL33』を発表するが、その準備中の様子がスクープされた。

    トランポから落とされたマシンは風でカバーが外れ、“パパイヤオレンジ”の車体が露わになっている。

    マクラーレンは今年からホンダに代えてルノーのF1パワーユニットを搭載。16日(金)にルノーの2018年型F1エンジン『R.E.18』の初始動に成功している。

    この画像がMCL33であれば2018年F1マシンが正式発表前にスクープされるのはこれで3チーム目。21日(火)にはミサノ・サーキットでシェイクダウンを行ったトロロッソ・ホンダ STR13、22日(木)にはシルバーストンでメルセデス W09の画像がリークされている。

    マクラーレン MCL33 画像マクラーレン MCL33 スクープ画像01マクラーレン MCL33 スクープ画像02

  • F1日本グランプリ、鈴鹿30回記念大会ロゴを発表

    F1日本グランプリ、鈴鹿30回記念大会ロゴを発表

    鈴鹿サーキットは、2018年10月5日(金)~7日(日)に開催する「2018 FIA F1世界選手権シリーズ 第17戦 日本グランプリレース 鈴鹿30回記念大会」の大会ロゴを発表した。

    このロゴは、鈴鹿サーキットと、F1世界選手権を運営する「Formula 1」との連携による特別デザイン。2018年のF1世界選手権から使用される新しいロゴと同じカラーリングでデザインされている。

    鈴鹿サーキットでは1987年の初開催以来、今年で30回目のF1日本グランプリの開催となる。過去29回大会の鈴鹿F1日本グランプリでは、延べ約776万人が来場。

    鈴鹿サーキットは「30回記念大会ならではの企画をお客様に提供すべく準備を進めてまいります」としている。

    ■開催概要
    大会名称:
    2018 FIA F1世界選手権シリーズ 第17戦 日本グランプリレース 鈴鹿30回記念大会
    (英文表記) FIA FORMULA ONE WORLD CHAMPIONSHIP JAPANESE GRAND PRIX SUZUKA 2018

    公認:
    国際自動車連盟(FIA : Federation Internationale de l’Automobile)
    一般社団法人日本自動車連盟(JAF : Japan Automobile Federation)

    主催:

    <プロモーター> 株式会社モビリティランド
    <オーガナイザー> 鈴鹿モータースポーツクラブ(SMSC)

    会場:
    鈴鹿サーキット国際レーシングコース 1周5.807km

    日程:
    2018年10月5日(金)フリー走行、6日(土)フリー走行・公式予選、7日(日)決勝
    ※10月4日(木)、8日(月・祝)はファンイベントを開催