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  • 角田裕毅 F1アメリカGPの勝者に選出「レースペースは見事だった」

    角田裕毅 F1アメリカGPの勝者に選出「レースペースは見事だった」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)が、F1公式サイトの「勝者と敗者(Winners and Losers)」企画で“勝者”の一人に選出された。アメリカGPではスプリントと決勝の両方で見事な追い上げを見せ、レースペースの強さが高く評価されている。

    スプリントでは11ポジションを上げて7位に入り、決勝でも6つ順位を上げて再び7位フィニッシュ。近3戦で合計16ポイントを獲得し、レッドブル移籍後に確かな進歩を示したとして称賛を集めた。

    マックス・フェルスタッペンがオースティンで圧巻の週末パフォーマンスを披露し、ドライバーズ選手権でマクラーレンのオスカー・ピアストリとランド・ノリスを追い詰め続けた。しかし、オランダ人ドライバーとレッドブルにとってシーズン残り5戦に向けて期待が高まる一方で、多くのライバルたちは気分を一新するためメキシコへ逃げ出したい気持ちかもしれない。ここではローレンス・バレットがF1アメリカGPの勝者と敗者を振り返る。

    勝者:マックス・フェルスタッペン
    マックス・フェルスタッペンはいままさに人生最高の状態にある。グランプリでの勝利は、スプリントでのポールポジションからの見事な勝利に続くものであり、過去5戦で獲得可能な133ポイント中119ポイントを記録した。

    6戦前のハンガリーではレース勝者から72秒遅れでフィニッシュしていた28歳のフェルスタッペンだが、わずか4戦で選手権首位のピアストリとの差を104ポイントから40ポイントにまで縮めた。残りは5戦で、そのうち2戦はスプリント開催だ。

    彼の通算122回目の表彰台は、4度の王者セバスチャン・ベッテルに並び歴代3位となった。また、今季5回目の連続表彰台であり、開幕からの14戦で5回しか表彰台に上がれなかった頃と比べても勢いは明白だ。

    フェルスタッペンは勢いに乗っており、直近4戦で3勝を挙げている。チャンピオンシップはまさに「再び勝負の時」だ。

    マックス・フェルスタッペン アメリカGP F1フェルスタッペンはオースティンでの圧巻の走りでタイトル争いの差をさらに縮めた。

    敗者:オスカー・ピアストリ
    選手権リーダーのオスカー・ピアストリにとって、オースティンでの週末は全体的に苦戦だった。マクラーレンのチームメイトであるノリスに対して終始わずかに遅れを取り、ライバルのフェルスタッペンにはまったく歯が立たなかった。

    スプリントではニコ・ヒュルケンベルグに接触されノリスを巻き込みながらリタイア。グランプリでは6番グリッドから5位に終わった。

    その結果、ピアストリはノリスとフェルスタッペンの両者にリードを削られ、3戦連続で表彰台なし(その間の獲得ポイントはわずか22)となった。

    「僕のメンタリティは変わっていないし、今後も変わることはないよ。毎週末ベストを尽くせば、結果は自然とついてくる」とピアストリは語った。

    とはいえ、彼が厳しい状況に立たされているのは間違いない。

    勝者:ランド・ノリス
    ランド・ノリスにとっても理想的な週末ではなかった。特にスプリントのターン1でリタイアしたことは痛手だった。

    それでも、グランプリではシャルル・ルクレールにスタートで先行された後、見事に巻き返して2位を獲得。ピアストリとの差を8ポイント縮め、選手権差を14ポイントに詰めた。

    4戦連続でピアストリの前でフィニッシュしており、今季15回目の表彰台(2025年シーズン最多)はチームメイトへのプレッシャーを一層強めている。

    ランド・ノリス アメリカGP F1ノリスはオースティンで2位を獲得し、チームメイトのピアストリとの差を縮めた。

    敗者:ウィリアムズ
    ウィリアムズはスプリントでは最高の瞬間を迎えた。カルロス・サインツがチーム史上最高のスプリント結果となる3位を獲得し、アレクサンダー・アルボンも6位でダブル入賞を果たした。

    しかし、日曜は悪夢だった。サインツはキミ・アントネッリと接触して大きくダメージを負い、8番手を走行中にリタイア。さらにメキシコでは5グリッド降格ペナルティを科されることとなった。

    アルボンは1周目でスピンしポイント圏外へ。夏休み前のハンガリー以来初めて、グランプリでノーポイントに終わった。

    勝者:フェラーリ
    フェラーリはオーストリア以来となる好成績をオースティンで記録した。スプリントで4位と5位、グランプリでは表彰台と4位という結果を残した。

    グランプリではシャルル・ルクレールが主導権を握り、ソフトタイヤでスタート。3番グリッドからスタートし、チェッカーでは3位を守り切った。

    これは6戦ぶりの表彰台であり、チームメイトのルイス・ハミルトンも今季加入後最高の4位フィニッシュを達成。シルバーストン以来となる好結果で、フェラーリ加入後最も競争力を見せた週末だったと言える。

    この大量ポイント獲得により、コンストラクターズ選手権での2位争いが再燃。メルセデスとの差はわずか7ポイントに縮まった。

    シャルル・ルクレール アメリカGP F1ルクレールはフェラーリに表彰台をもたらした。

    敗者:キミ・アントネッリ
    スプリントではスタート直後の遅れを挽回し、最終ラップで8位に入り1ポイントを獲得した。

    しかしグランプリでは、サインツにスピンさせられる不運に見舞われた。スピンする前はメルセデスのチームメイト、ジョージ・ラッセルの後ろで7番手を走っていたが、これで3戦連続ポイント獲得の流れが途絶えた。

    それでも、速さの片鱗を見せただけに、悔しい結果となった。

    勝者:ニコ・ヒュルケンベルグ
    スプリントでは“ヒーローからゼロへ”と明暗を分けたヒュルケンベルグ。予選で4番手につけたが、1周目の接触で13位に沈んだ。

    グランプリではQ3入りをわずかに逃したものの、11番手スタートから堅実な走りを見せ、サインツとアントネッリの接触の隙を突いて最終的に8位フィニッシュ。

    オースティンでは2年連続の8位で、シルバーストン以来のポイント獲得となった。これでドライバーズ選手権では9位に浮上した。

    ニコ・ヒュルケンベルグ アメリカGP F1スプリントでの失望から一転、ヒュルケンベルグはグランプリでポイントを獲得。

    敗者:レーシングブルズ
    レーシングブルズのリアム・ローソンとアイザック・ハジャーは、COTAでマシンの速さを感じていたが、アメリカを去る時には手ぶらとなった。

    ハジャーは予選でクラッシュを喫して後方スタートを強いられ、レースでは挽回できず。ローソンは12番手スタートから11位まで上げたが、あと一歩でポイントに届かず。2戦連続のノーポイントに終わった。

    勝者:オリバー・ベアマン
    今季最も印象的なレースのひとつだった。ハースのオリバー・ベアマンは、スプリントでトラックリミット違反により10秒ペナルティを受け、獲得目前だったポイントを逃したが、気持ちを切り替えた。

    2回目の予選でもトップ10入りを果たし、今回はそれをP9で見事にフィニッシュへと結びつけた。角田裕毅とのバトルで一時スピンしたが、それでも2戦連続ポイント獲得を確実にした。

    角田裕毅 アメリカGP F1角田裕毅との接触もあったが、ベアマンは9位で連続入賞を達成。

    敗者:アルピーヌ
    オースティンの週末を通じて、アルピーヌはここ最近よりはやや競争力を見せた場面もあった。ピエール・ガスリーはスプリントで13番手、グランプリ予選で14番手に入った。

    しかし、レースではライバル勢に太刀打ちできず、6戦連続のノーポイントとなった。これでチームの年間ポイントは20のまま。次点のハースとは28ポイント差がついている。

    勝者:角田裕毅
    角田裕毅はスプリント、グランプリともに予選でQ3進出を逃したが、レースペースは見事だった。

    スプリントでは11ポジションを上げて7位。グランプリでも6つ順位を上げて再び7位フィニッシュ。直近3戦で16ポイントを獲得しており、開幕16戦での12ポイントを大きく上回る成果を挙げた。

    この上向きの流れは、来季もレッドブルに関わるシートを維持するうえで明るい材料となるだろう。

  • 角田裕毅 2レース連続入賞もレッドブルF1代表が発破「まだ十分ではない」

    角田裕毅 2レース連続入賞もレッドブルF1代表が発破「まだ十分ではない」

    角田裕毅の復調が注目を集める一方で、フランスでは、アイザック・ハジャーへの批判が強まり、関係者たちは冷静さを呼びかけている。その中でレッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、メキシコGPを前に角田の重要性を強調しながらも、「まだ十分ではない」と厳しい言葉で発破をかけた。

    ハジャーは、2026年に角田裕毅の後任候補とされているが、オースティンでは予選でクラッシュを喫し、決勝でも下位に沈むなど苦しい週末を過ごした。

    一方の角田裕毅は、今季最も堅実なパフォーマンスを見せ、チームに貴重なポイントをもたらした。

    それでも21歳のフランス人ドライバーであるハジャーは、自身の昇格について公の場で発言を続けており、「レッドブルは2026年を待たずに自分を昇格させるべきだ」とまで語っている。

    フランスの識者「ハジャーは黙って働け」
    ベテランジャーナリストのジャン=リュック・ロワは、RMC Sportに対して「彼には“何も言うな!働いて結果を出せ”と言った」と明かした。「彼は自分自身を絡ませてしまっている」と語り、過剰な発言が逆効果になっていると警告した。

    「我々は彼を追い詰めたり、最初のミスのように叩いたりするつもりはない。シーズン序盤、フォーメーションラップで雨の中に飛び出してしまったときのようなことだ。これは彼にとって2度目のミスだ。私の意見では、3度目は必要ない。これが彼に与えるアドバイスだ」とロワは語った。

    さらに「過去7〜8戦では、彼はリアム・ローソンの後ろにいる。同じマシンを使っているのに、うまくいっていない。彼は話すのをやめて、頭を下げて働くべきだ」とも述べた。

    一方でロワは角田裕毅を高く評価した。「角田裕毅は走り始めている。彼は素晴らしいグランプリを過ごし、戦う姿勢を見せた。もし自分がアイザックの立場なら、黙って働くだろう」と語った。

    メキース「角田裕毅のポイントが必要だ」
    ローラン・メキースは、角田裕毅がシーズン終盤においてレッドブル・レーシングに欠かせない存在であると強調した。

    「裕毅には果たすべき役割がある。まず第一に、コンストラクターズ選手権ではまだ多くのものが懸かっている」とメキースは語った。「もちろん我々はもはや世界タイトルを争っているわけではないが、その後ろの順位を争っている。だから我々には裕毅のポイントが必要なんだ」

    「第二に、裕毅が速ければ速いほど、2台のマシンでテスト作業を分担できる。だから速い裕毅がいることは重要なんだ」とも述べ、今週末メキシコGPでマックス・フェルスタッペンの代わりにアービッド・リンドブラッドがフリー走行1回目を走ることにも言及した。

    「進歩は見える だがまだ十分ではない」
    メキースは、オースティンでの角田裕毅とフェルスタッペンの差が52秒、つまり1周あたりほぼ1秒であったことを認めつつも、進歩は確実に見られると語った。

    「我々は常にさらなるものを求めている。“これで十分だ”とは言わない。君が言う通り、差はあった」と彼は述べた。

    「“これで良かった”なんて言わない。誰もそうは感じていないし、裕毅もそうではない。ただ言えるのは、彼がここ2戦続けてポイントを獲得しているということだ」

    「裕毅は2度の非常に良いスタートと、非常に良いオープニングラップを見せた。これは、彼がこれまで今年見せてきたものに比べて進歩だ。これで十分か?いや、そう言えば嘘になるし、裕毅も僕が“これで十分だ”と言ったら喜ばないだろう」とメキースは締めくくった。

    角田裕毅 レッドブル F1

    角田裕毅の安定感と、ハジャーへの“沈黙の教訓”
    角田裕毅はアメリカGPで2戦連続の入賞を果たし、スタートや序盤の動きで明確な進歩を見せた。メキースの発言からは、チームが彼に求めているのが単なる補助的役割ではなく、コンストラクターズ順位争いと開発作業の双方を担う「中核的存在」であることが読み取れる。

    一方、ハジャーは結果よりも発言が注目される状態に陥っている。フランスのメディアが彼に「沈黙と努力」を求めるのは、期待の高さの裏返しだが、現状ではローソンに遅れをとり、評価を下げつつある。

    今週末のメキシコGPではルーキーのリンドブラッドがフリー走行1回目に登場するが、レッドブル陣営の信頼を確実に集めているのは、安定してポイントを持ち帰る角田裕毅だ。
    “まだ十分ではない”というメキースの言葉は、叱咤であると同時に、さらなる成長への期待の表れでもある。

  • F1アメリカGP 決勝 統計まとめ:フェルスタッペン圧勝の裏に隠れた数字

    F1アメリカGP 決勝 統計まとめ:フェルスタッペン圧勝の裏に隠れた数字

    2025年F1アメリカGPは、スプリント優勝、ポールポジション、そして決勝での圧倒的勝利と、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が週末を完全制覇する形で幕を閉じた。まさに理想的な数字が並ぶが、その裏では多くの注目すべきデータや記録が生まれている。

    日曜のCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)での決勝を通して見えてきたのは、チャンピオンシップ争いの変化や、チームごとの勢いの明暗だ。ここでは、その興味深い統計をまとめて紹介する。

    ■ フェルスタッペンはアメリカで7回のグランプリ優勝を達成した史上初のドライバーとなった(オースティンで4勝、マイアミで2勝、ラスベガスで1勝)。

    ■ フェルスタッペンは過去5戦で獲得可能な133ポイント中、119ポイントを獲得した。

    ■ わずか6戦前のハンガリーGPでは、フェルスタッペンは優勝者から1分12秒遅れでフィニッシュしていた。

    ■ フェルスタッペンのチャンピオンシップでのポイント差は40点。わずか4戦前にはその差が104点だった。

    ■ 今季のグランプリでは、これで5戦連続してポールポジションからの優勝となり、その間の294周のうち281周を勝者がリードしている。

    ■ フェルスタッペンのキャリア通算表彰台回数は122回となり、セバスチャン・ベッテルと並んで歴代3位となった。

    ■ フェルスタッペンは5戦連続で表彰台を獲得。今季最初の14戦ではわずか5回しか表彰台に上っていなかった。

    ■ マクラーレンのランド・ノリスはP2でフィニッシュし、今季15回目の表彰台。これは今シーズン最多の記録である。

    ■ ノリスはチームメイトのオスカー・ピアストリとの差を14ポイントに縮めた。

    ■ フェラーリのシャルル・ルクレール(P3)は、これで1年間レース勝利から遠ざかっている(最後の勝利は2024年のオースティン)。

    ■ フェラーリにとっては、6戦ぶりの表彰台となった。

    ■ ルクレールは今季まだ未勝利のドライバーの中でランキング最上位(5位)に位置している。

    F1 アメリカGP 決勝 シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)ルクレールとフェラーリにとっては好結果の午後となったが、2025年初勝利はお預けとなった。

    ■ ルイス・ハミルトンはフェラーリでP4フィニッシュ。これで19戦連続で表彰台を逃し、チームの新記録を樹立した。

    ■ ハミルトンがグランプリで4位に入るのは今季4回目。

    ■ ハミルトンはこれまでF1シーズンで5回以上の表彰台を逃したことがないが、2025年はまだ0回。

    ■ ピアストリはP5でフィニッシュし、直近3戦で表彰台なし(この間に22ポイントを獲得)。

    ■ メルセデスのジョージ・ラッセルはP6でゴール。これは2024年大会でピットレーンスタートから同順位を得た時と同じ結果。

    ■ レッドブルの角田裕毅はP7でフィニッシュし、COTAでの自己最高位を更新した。

    ■ 角田は直近3戦で16ポイントを獲得(今季前半16戦では12ポイントにとどまっていた)。

    ■ キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグはP8でフィニッシュ。これはシルバーストンでの表彰台以来のポイント獲得となった。

    ■ ヒュルケンベルグはドライバーズ選手権で9位に浮上し、自己シーズン最高位に並んだ。

    ■ ヒュルケンベルグはオースティンで2年連続8位フィニッシュ。

    ■ ザウバーにとっても、ヒュルケンベルグが在籍していた2013年以来のCOTA最高リザルト(当時は6位)。

    F1 アメリカGP 決勝 ニコ・ヒュルケンベルグスプリントでの失望を経て、ニコ・ヒュルケンベルグは決勝でポイントを挽回した。

    ■ P9でフィニッシュしたオリバー・ベアマンにより、ハースは母国レースで2年連続のポイント獲得を果たした。

    ■ ベアマンは今季2戦連続で9位フィニッシュ。

    ■ アストンマーティンのフェルナンド・アロンソはP10でゴールし、今季8回目のポイント獲得。

    ■ レーシングブルズはリアム・ローソンのP11が最高位で、2戦連続のノーポイント(5戦連続入賞の後)。

    ■ メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリ(P13)は、今季3回目のファステストラップを記録した。

    ■ ウィリアムズのカルロス・サインツJr.は決勝唯一のリタイア。前日のスプリントでは3位を獲得していた。

    ■ チームメイトのアレクサンダー・アルボンはP15でフィニッシュ。ウィリアムズにとってはハンガリー以来のノーポイントレースとなった。

  • F1アメリカGP 予選 統計まとめ:フェルスタッペンがセナ超えの47回目ポール

    F1アメリカGP 予選 統計まとめ:フェルスタッペンがセナ超えの47回目ポール

    マックス・フェルスタッペンはスプリントのポールポジションに続き、決勝でもポールを獲得し、オースティンで“2連続”を達成した。オランダ人ドライバーは見事な差をつけてフィールドを打ち負かし、ランド・ノリスがグリッド2番手を確保した。一方、チャンピオンシップリーダーのオスカー・ピアストリは6番手にとどまり、決勝で巻き返しを図る必要がある状況となった。ここでは、COTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で行われた予選の主なデータとトリビアを紹介する。

    ■ フェルスタッペンは今回のレッドブルでの47回目のポールポジションを獲得し、アイルトン・セナがマクラーレンで記録した46回を上回った。これにより、ドライバーとチームの組み合わせによる通算ポール数では、フェラーリ時代のミハエル・シューマッハ(58回)とメルセデス時代のルイス・ハミルトン(78回)に次ぐ3位につけている。

    ■ フェルスタッペンは今季7回目のポールを獲得。これは他のどのドライバーよりも2回多い記録となる。また、オースティンでのグランプリポールは2回目であり、2019年にホンダとの提携が始まって以来、レッドブルとして通算50回目のポールポジションとなった。

    ■ フェルスタッペンはこれまでポールスタートの46レース中35勝を挙げている。ただし、過去3回のアメリカGPではポールシッターが一度も表彰台に上っていない。

    ■ ノリスは2番手となり、フロントローはスプリントと同じ顔ぶれとなった。なお、ここCOTAでは直近7レースのうち5レースで、2番手スタートのドライバーが1周目をリードしている。

    ■ シャルル・ルクレールは3番手で、これはハンガリーGPでポールを獲得して以来の最高スタート位置。

    ■ ジョージ・ラッセルは4番手で、オースティンでの自己ベストスタートに並んだ。

    ■ 元チームメイトのルイス・ハミルトンは5番手。オースティンには通算13回出場しており、そのうち12回でトップ5に入っている。

    ■ ピアストリは6番手にとどまり、COTAでトップ4からスタートしたことはこれまで一度もない。

    ■ オーストラリア人のピアストリは直近3戦のうち2戦でトップ3グリッドを逃している。

    F1 アメリカGP 予選 マックス・フェルスタッペンフェルスタッペンはオースティンで0.3秒近い差をつけてポールを獲得した。

    ■ アンドレア・キミ・アントネッリは7番手で、今季これでラッセルに対して予選で17対2と下回る結果となった。

    ■ オリバー・ベアマンは8番手に入り、これはハースにとってオースティンでの過去最高位スタート記録に並ぶ。

    ■ カルロス・サインツJr.は9番手で、これでオースティンでは6戦連続のQ3進出となった。

    ■ フェルナンド・アロンソは10番手で、今季10回目のQ3進出を果たした。

    ■ スプリントでは4番手につけていたニコ・ヒュルケンベルグだが、グランプリ予選では11番手にとどまった。これは今季3回目の11番手であり、グランプリでまだ一度もトップ10スタートを果たしていない。

    ■ リアム・ローソンは12番手で、レーシングブルズとしては直近7戦のうち2回目のQ3進出逃し(もう一度はモンツァ)となった。

    ■ 角田裕毅は13番手で、これで2戦連続の13番グリッドスタートとなった。

    F1 アメリカGP 予選 オスカー・ピアストリピアストリは苦戦し、決勝では6番手スタートにとどまった。

    ■ ピエール・ガスリーは4戦ぶりにチームメイトを予選で上回った。

    ■ フランコ・コラピントは15番手で、これは5戦前のハンガリー以来の自己最高スタート。

    ■ ガブリエル・ボルトレトは2戦連続でQ1敗退を喫し、16番手に終わった。

    ■ エステバン・オコンはスプリント予選(SQ1)と決勝予選(Q1)の両方で敗退し、17番手となった。

    ■ ランス・ストロールは今季13回目のQ1敗退で、全ドライバー中最多。

    ■ アレクサンダー・アルボンはオースティンで3年連続のQ1敗退。

    ■ アイザック・ハジャーはQ1序盤でクラッシュし、今季2回目のQ1敗退となった。

  • 角田裕毅 レッドブルF1代表が“役割”指示「2対2で戦うために奮起が必要」

    角田裕毅 レッドブルF1代表が“役割”指示「2対2で戦うために奮起が必要」

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、角田裕毅がマックス・フェルスタッペンのドライバーズタイトル争いで重要な役割を果たせると考えている。

    フェルスタッペンは直近4戦で3勝を挙げ、マクラーレン勢とのタイトル争いに再び名乗りを上げた。現在、ランキング首位のオスカー・ピアストリとは40ポイント差。4戦前までは104ポイント差があったことを考えると、その追い上げは著しい。

    一方で、今季のフェルスタッペンは事実上“片腕”で戦ってきた。チームメイトの角田裕毅が十分にそのペースに迫れず、開発や戦略の面で支援しきれない場面が続いたためだ。

    ローラン・メキースはこの点について、角田裕毅のパフォーマンス向上がコンストラクターズ選手権でも重要になると指摘した。

    「裕毅には役割があると思う」とローラン・メキースはRacingNews365などに語った。

    「コンストラクターズ選手権では勝利争いこそないが、2位争いは続いている。だからこそ我々は裕毅の“応答”を必要としている。裕毅が速くなればなるほど、テスト項目をクルマごとに分けることができるんだ」

    「この週末も、片方のマシンでAを試し、もう一方でBを試している。裕毅が速いことはチーム全体にとって非常に重要なんだ」

    マクラーレンのピアストリとランド・ノリスはシーズンを通して互角の戦いを続けており、もしレッドブルが2台体制で戦えなければ、戦略面で不利になる可能性がある。

    「スポーツ面でも戦略面でも、裕毅がスピードを取り戻せば、2対2の戦いが可能になる」とローラン・メキースは続けた。

    角田裕毅は近戦で予選では苦戦しているものの、決勝では上位入賞を重ねており、直近3戦中2戦でトップ7入りを果たしている。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    角田裕毅の復調が鍵を握る
    ローラン・メキースの発言からは、角田裕毅が単なるサポートドライバーとしてではなく、チームの競争力を支える重要な一員として期待されていることが読み取れる。フェルスタッペンがマクラーレン勢とタイトルを争う今、レッドブルが「2対2の構図」を築けるかどうかは、角田裕毅の速さと安定感にかかっている。

  • F1:角田裕毅 NBAレイカーズ開幕戦に登場 八村塁からユニフォーム贈呈

    F1:角田裕毅 NBAレイカーズ開幕戦に登場 八村塁からユニフォーム贈呈

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、ロサンゼルス・レイカーズのNBAシーズン開幕戦に特別ゲストとして招かれ、同じく世界で活躍する日本人アスリートの八村塁からレイカーズのユニフォームをプレゼントされた。

    先週末のF1アメリカGPでスプリントと決勝の両方で7位入賞を果たした角田裕毅は、その後ロサンゼルスへ移動。

    レイカーズは本拠地クリプト・ドットコム・アリーナで、ゴールデンステイト・ウォリアーズを迎えてシーズン初戦を迎えている。

    試合前、角田は八村と再会。背番号28のユニフォームを手渡され、ロサンゼルスのハンドサインを掲げて記念撮影に応じた。

    八村塁は3Pで9得点も レイカーズは開幕戦黒星
    試合はウォリアーズが119対109で勝利。八村塁は2年連続で開幕戦の先発メンバーに名を連ね、35分24秒の出場で9得点、4リバウンド、3アシストを記録した。シュートはすべて3ポイントシュートによる得点で、6本中3本成功、成功率は50%だった。レイカーズは次戦、24日(日本時間25日)にミネソタ・ティンバーウルブズを迎え、今季初勝利を狙う。

  • 角田裕毅はミック・シューマッハより劣る? 叔父ラルフがF1現役勢を批判

    角田裕毅はミック・シューマッハより劣る? 叔父ラルフがF1現役勢を批判

    元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、甥であるミック・シューマッハのF1復帰が遠のいている現状に強い不満を示し、現役ドライバー3人──角田裕毅(レッドブル・レーシング)、リアム・ローソン(レーシングブルズ)、フランコ・コラピント(アルピーヌ)──を「ミックよりも明らかに劣る」と名指しで批判した。

    ミック・シューマッハは2022年限りでハースF1チームを離脱後、2023年はメルセデスのリザーブドライバーを務め、アルピーヌのWECプログラムにも関わってきた。

    最近では2025年にインディカーでテストを実施し高評価を得たものの、2026年のF1シート争いでは名前が挙がっていない。

    ラルフ・シューマッハはポッドキャスト番組『Backstage Boxengasse』の中でこう語った。

    「正直に言えば、あのテストのやり方は冗談のようだった。午前と午後ではル・キャステレの路面コンディションが2〜3秒速いほど違う。午前にジャック(・ドゥーハン)が走り、午後にミックが走った。公平な比較ではない」

    「でも、今のF1ドライバーたちのキャリアを見れば、ミックは確実に角田より上だと思う」

    「フランツ・トストも今なら同意すると思う。リアム・ローソンもそうだし、フランコ・コラピントも悪くないスタートを切ったが、今のところ伸び悩んでいる。3人ともミックより明らかに劣っている」

    「もちろん、また“叔父だからそう言うんだ”と言われるだろうけど、チーム代表たちは彼を起用しなかったことで間違いを犯したと思う」

    ミック・シューマッハのF1キャリアと評価
    ミック・シューマッハは2021年にハースからF1デビューし、翌2022年にはオーストリアGPで6位入賞を果たすなど成長を見せた。しかし、当時のチーム代表ギュンター・シュタイナーは頻発するクラッシュやメディア報道を問題視し、2023年にはニコ・ヒュルケンベルグを起用。ミックはシートを失った。

    その後、メルセデスやアルピーヌのサポートを受けながらも、F1復帰への扉は開かれていない。2026年のグリッドもすでに多くのシートが確定しており、現実的な復帰の見込みはほとんどない。

    角田裕毅と比較されたミック・シューマッハ

    ラルフの“怒り”が映すシューマッハ家の現実
    ラルフ・シューマッハの発言は、甥を擁護する親族の立場による感情的なものと捉えられる一方で、F1における“実力主義の限界”をも映し出している。

    角田裕毅、ローソン、コラピントはいずれも現役ドライバーとして育成プログラムの支援を受けており、政治的にも強固な立場を築いている。対してミックは“シューマッハ家の名前”を背負いながらも、スポンサー支援やチーム内での後ろ盾を欠いており、結果的に居場所を失った。

    また、ラルフが角田裕毅を比較対象に挙げたことは、レッドブル体制への不満の表れでもある。彼の発言は、かつての「シューマッハの血統」が持っていた影響力が今では通用しないことを示唆しており、時代の移り変わりを象徴するコメントとも言える。

    2026年の現実:F1シートは飽和状態
    2026年シーズンのF1グリッドは、すでにフェラーリ、マクラーレン、ウィリアムズ、アストンマーティン、レッドブル勢などのラインアップが確定。
    残る空席はメルセデスとレーシングブルズ、そしてアルピーヌの1枠のみだが、いずれも若手育成や契約中のドライバーを優先しており、ミックが再びF1に戻る可能性は極めて低い。

    ラルフの発言は、ミックへの情と苛立ちが入り混じったものだが、F1の構造的な変化──政治、資金、ブランド──が“血統”すら凌駕する時代の現実を物語っている。

    Source: F1 Oversteer

  • F1アメリカGP 決勝:トップ10ドライバーコメント

    F1アメリカGP 決勝:トップ10ドライバーコメント

    2025年F1アメリカGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。10月19日(日)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで2025年のF1世界選手権 第19戦 アメリカグランプリの決勝レースが行われた。

    レッドブルのマックス・フェルスタッペンがスタートを制して今季5勝目。ランド・ノリス(マクラーレン)との攻防を背に独走を築き、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がソフトスタートを活かして表彰台復帰の3位。フェラーリ移籍後のルイス・ハミルトンは4位で堅実にポイントを積み、オスカー・ピアストリは苦戦の中で5位完走にまとめた。

    メルセデス勢はジョージ・ラッセルが6位。角田裕毅(レッドブル)はスタートと1周目で躍進し、2レース連続ポイントの7位と上位争いへ弾み。中団ではニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)が8位、オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)が接触の影響を受けつつ9位、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が10位でポイントを確保した。

    1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「完璧な週末だったし、今日はスタートが鍵だったと思う。ペースは“マジック”というほどではなかったけど、第1スティントで良いスタートを切れた。シャルルが僕とランドの間に入ってくれたのも助けになった。ランドがクリーンエアを得るととても速かったけど、僕たちはできる限りのことをやって、タイヤが少しオーバーヒートしても最善の方法でマネジメントしようとした。この結果こそ、シーズン終盤までタイトルを戦うために必要なパフォーマンスだ。チームは本当に素晴らしい仕事をしているし、僕は楽しんでいる。すべての人にとってエキサイティングな状況だよ。クルマのパフォーマンスも良くなっているし、この勢いを維持しなければならない。ポイントを最大化できたので、これからもこうした完璧な週末を続けたい。また勝てて本当にうれしい」

    2位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「今日は面白いレースだったし、シャルルとのバトルも良かった。ただ、彼を抜くまでに少し時間がかかってしまって、その結果として2位に落ち着くことになった。厳しいレースだったけど、戦略は良かったし最終的にはうまくいったと思う。今は完全にメキシコに集中して、できる限りの仕事をするだけだ」

    3位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今週末の結果には満足している。FP1で問題があって出遅れたところから、スプリント予選とスプリントで前進し、しっかりした予選をして、集中して取り組んだ結果として表彰台を得ることができた。今日はよりアグレッシブな戦略だったので、スタートでポジションを上げるのが目標だった。ソフトタイヤでグリッドに着いた唯一のクルマとしてリスクはあったけど、最終的には報われた。チームは良い仕事をしてくれたし、この勢いを維持してシーズン終盤までプッシュしていく」

    4位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「全体的に見て生産的な日曜だった。今日はチームとして強い結果を得られたし、良いポイントを稼げた。第1スティントでは手応えが良くて、3位争いにも加われていたけど、ピットストップの後は上位3台との差を詰めるのが難しくなった。週末全体としてポジティブだったと思う。チームとして進歩していることを確認できたし、SF-25にはまだ引き出せるポテンシャルがある。週末を通して素晴らしいエネルギーをくれたファンのみんなに感謝したい」

    5位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「少し難しいレースだった。昨日と同じようにペースに苦しんだ。1つポジションを上げられたのは良かったけど、そこからはなかなか前に進めなかった。望んでいた週末ではなかったけど、分析して来週には立て直したい」

    角田裕毅 F1 アメリカグランプリ

    6位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「レース前から、1コーナーを出た位置がそのまま最終結果になるだろうと思っていた。デグラデーションが少なく、上位勢のペースも似通っていたからね。まさにその通りの展開になってしまった。残念ながら僕たちは1コーナーでポジションを落とした。スタート自体は良かったけど、ランドの後ろで行き場を失い、その間にルイスとオスカーが外側から抜いていった。そこからは孤独なレースで6位だった。今はすぐにメキシコへ向かう。オースティンとは全く異なるサーキットで、標高も高く独特のチャレンジがある。今日より良いレースをして、コンストラクターズ2位争いで巻き返したい」

    7位:角田裕毅(レッドブル)
    「今日はスタートがすごく良くて、1周目もまた上手くまとめられました。最初の数周のペースも良くて、たくさんのクルマをオーバーテイクできたので楽しかったです。2レースともポイントを取れたので、全体的にポジティブな週末だったと思います。今日のペースも悪くはなかったですが、第2スティントではもう少しうまくできたかもしれません。これからの数戦でもポイントを取り続けること、そして特にショートランの改善に集中する必要があります。そこが今の課題なので、メキシコ以降に向けてしっかり取り組んでいきたいです」

    8位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「ポイントでレースを終えられて本当にうれしい。週末を通してFP1からずっと良いペースを見せていた。スプリントでは不運な形で実力を示せなかったけど、今日はその分やり返すことができた。レースはクリーンで、全てがうまくまとまった。チーム全体がこの結果にふさわしい働きをしてくれた。次はメキシコだ!」

    9位:オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    「今週末の前に“スプリントで8位、決勝で9位”と聞かされていたら、間違いなく満足していたと思う。表面的には良い週末だったし、チームに良いポイントをもたらすことができた。ただ、もっと上を狙えたのも事実だ。角田との件については、とても危険でレギュレーションの精神に反していると感じた。クラッシュは避けられたけど、2つポジションを失ってしまった。今日の方が速さがあっただけに残念だし、悔しい」

    10位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「10番手スタートで10位フィニッシュだから、最終的には1ポイントだけ持ち帰る形になった。正直、それ以上を争うペースはなかった。予選のほうがレースよりも少し競争力があったように感じる。特に刺激的な一日ではなかったけど、いくつかの戦略を検討した結果、標準的な1ストップに落ち着いた。次のメキシコで再びポイントを狙う」

  • 角田裕毅、レッドブルF1で「賭け」の対象に?ヘルムート・マルコが発言

    角田裕毅、レッドブルF1で「賭け」の対象に?ヘルムート・マルコが発言

    レッドブルのドライバーのうち、来季の契約がまだ決まっていない2人のうちの1人である角田裕毅が、賭けの中心にいる。ヘルムート・マルコ博士がそう冗談めかして語った。

    マルコはF1アメリカGP後、「マックス・フェルスタッペンと角田裕毅の差をどう縮めるか」と問われると、「マックスをクルマから降ろせばいい」と冗談交じりに答えた。だがその裏では、角田裕毅の最近のパフォーマンスに対して明確な評価を示している。

    ご存じのとおり、マルコはレッドブルとレーシングブルズの両チームで、どのドライバーがF1世界選手権に出走するかを決める立場にある。現時点で2026年に確定しているのは、マックス・フェルスタッペンとスター新人のアイザック・ハジャーの2名だ。フェルスタッペンは来季も明らかにレッドブルのシートを維持することになるが、ハジャーについてはまだどのチームで走るのかが決まっていないとマルコ自身が語っており、角田裕毅のシートに疑問符がついている。

    アメリカGPでフェルスタッペンとレッドブルが勝利した後、マルコはフェルスタッペンのタイトル獲得の可能性について問われ、「リスクを楽しみたいなら、そうだね(フェルスタッペンに賭けるべきだ)」と答えた。

    81歳のオーストリア人であるマルコは、自身も賭けをしているのかと問われると「いくつか賭けをしているよ」と明かし、「誰に?」という質問に対しては「ユウキに」と答えた。

    なお、マルコが角田裕毅の何に対して賭けているのか、その具体的な内容については明らかにされていない。

    角田裕毅 F1 レッドブル・レーシング

    日本人ドライバーの角田裕毅は、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで7位でチェッカーフラッグを受け、今季の獲得ポイントを28点に伸ばした。マルコはそのパフォーマンスを評価している。

    「そうだね。間違いなく彼のベストレースだ。クリアエア(前に車がいない状態)ではコンペティティブなラップタイムを刻んでいた」と語った。

    マルコのトーンに変化 角田裕毅への評価が上昇
    マルコは以前、来季2026年のマックス・フェルスタッペンのチームメイトを決定するのは「メキシコGP後」と明言していたが、オースティンでの角田の好走とアイザック・ハジャーの不調を受けて、最新のコメントではその口調をややトーンダウンさせた。

    「今はそれが最優先事項ではない」とマルコは独『Sky』に語り、「基本的にはそのタイミングを考えているが、実際に決断できるかどうかは様子を見よう」と慎重な姿勢を見せた。
    フェルスタッペンの勝利を祝う場面でも、角田の隣で談笑するマルコの姿が見られ、両者の関係性が良好であることをうかがわせた。

    レッドブルはメキシコGP後に残りのドライバー体制を発表する見通しであり、マルコも「今年はメキシコの後に腰を据えて検討する」と繰り返した。

    フェルスタッペンが角田裕毅に対してレース終盤で56秒もの差をつけたことを指摘され、その差を縮める方法はあるかと問われると、マルコはただ一言「そうだね、マックスをクルマから降ろせばいい」と答えた。

    メキースの効果で角田裕毅の調子も上向き?
    ローラン・メキースがレッドブル・レーシングのチーム代表として初めて姿を見せて以来、マックス・フェルスタッペンの調子が再び上向き、タイトル争いに復帰しただけでなく、角田裕毅にも目に見える──とはいえやや控えめながらも──好影響が表れている。

    角田裕毅の調子の上昇は、レッドブルにとってまさに絶好のタイミングだった。現在、レッドブルはコンストラクターズ選手権2位を争うフェラーリとメルセデスとの三つ巴の戦いの渦中にある。

    Source: GP BLOG

  • 「ターン15は角田裕毅に非がある」 F1アメリカGPベアマン接触にバトン見解

    「ターン15は角田裕毅に非がある」 F1アメリカGPベアマン接触にバトン見解

    元F1世界王者でスカイスポーツF1の解説者を務めるジェンソン・バトンが、2025年F1アメリカGP決勝で発生した角田裕毅(レッドブル・レーシング)とオリバー・ベアマン(ハースF1チーム)の接触未遂について分析した。

    バトンはターン15での攻防を「角田裕毅に非がある」と評しながらも、彼のレース全体の戦いぶりについては一定の評価も示した。

    ターン15の攻防──「リアクション・ムーブ」に見えた防御
    問題となったのはレース終盤、7位を巡るバトルだった。

    ベアマンは34周目、角田裕毅のイン側にマシンを差し込み、オーバーテイクを試みた。しかし直後にスピンを喫し、ポジションを失った。

    スカイスポーツF1の解説中でバトンは、その瞬間をこう分析した。

    「彼(角田裕毅)はオリー(ベアマン)の動きをミラーで見ながら反応していた。左に寄りすぎて芝生に乗りかけて、慌てて戻っていた。完全に後ろの動きに反応していた」

    「しかもあのコーナーでは非常に早くブレーキを踏んでいた。それも後続にとって危険だ」と続け、角田裕毅のライン変更を“リアクション・ムーブ(reactive move)”とみなした。

    F1では高速域のブレーキングゾーンで進路を変える行為が禁止されており、FIAは過去にも同様の動きに対して厳しく警告を出している。バトンはこの点を強調し、事故に至らなかったのは「運が良かっただけ」と警鐘を鳴らした。


    角田裕毅のスタートを評価「ターン1では完璧な攻め」
    ただしバトンは、角田裕毅のレース全体を否定したわけではない。特にスタート直後のターン1で見せた積極的な走りを高く評価した。

    「スタートでブレーキを遅らせて多くのポジションを稼いだ。あれは素晴らしい動きだったし、合法的な攻め方だ。問題はベアマンとのあのシーンだけだ」とコメント。

    彼の見解は、ドライバーとしてのリスクマネジメントと攻撃的な防御の“線引き”を明確に示すものとなった。

    【動画】 角田裕毅 F1アメリカGP決勝スタートでローソンを“意地”のブロック

    オリバー・ベアマン「危険な動きだった」
    この一件について、当事者のオリバー・ベアマンはレース後に角田裕毅を厳しく批判した。

    「僕にとって彼の動きは不公平だった。ルールにも、レースの精神にも反している。あのスピード域でブレーキング中に動くのは本当に危険だ」とスカイスポーツF1に語った。

    「2周にわたって彼と戦っていた。僕の方が速かったし、ターン12でも13でも15でもインを狙ったけど、彼は僕の動きに反応してラインを変えていた。最終的にスピンを喫したけど、大クラッシュにならなかったのは幸運だった」

    さらにベアマンは、「彼は週末を通して苛立っていたように見えた」と付け加え、角田裕毅のドライビングを“感情的だった”と評した。

    角田裕毅「ルール違反ではない。僕はコントロールしていた」
    角田裕毅はベアマンの批判に反論した。

    「ブレーキング中に動いたとは思っていない」と語り、行為そのものを否定。

    「彼がスピンしたのは残念だけど、いいバトルをしていた。あれで終わってしまったのは不運だっただけだ」と述べた。

    そして印象的な一言が続く。

    「僕は彼のF1チームメイトじゃない。トップ10を目指して戦っているだけだと思う」

    この発言には、「同じチーム同士のように遠慮する必要はない」という明確な姿勢が表れている。角田裕毅はあくまで“正当なバトル”の一環として自らの動きを正当化した。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)とオリバー・ベアマン(ハースF1チーム)

    強気の防御か、危険な反応か──評価が分かれた攻防
    今回の一件は、F1における防御の境界線を改めて浮き彫りにした。

    ブレーキング中のライン変更は禁止されているが、ドライバーによっては「わずかな修正」「ターン進入の姿勢変更」と捉える場合もあり、解釈に幅がある。

    ベアマンはそれを“危険な動き”と受け取り、角田裕毅は“正当な防御”と主張。バトンは両者の間で「反応した事実はあった」と指摘した。

    この三者三様の視点が示すのは、F1における“フェアバトル”の定義がいかに繊細であるかという点だ。わずか数メートルの判断が、レース後の議論を巻き起こす。

    今後への影響──角田裕毅の評価とメキシコGPへの注目
    角田裕毅は今季、レーシングブルズからレッドブル・レーシングへ昇格して以降、チームメイトのマックス・フェルスタッペンと比べられる厳しい立場に置かれている。
    しかし、夏休み明け以降は5戦中3戦で入賞を果たしており、安定感を取り戻しつつある。

    今回の騒動は彼の攻撃的なドライビングスタイルを改めて浮き彫りにしたが、同時に“抜かせない強さ”を示した一幕でもある。

    ベアマンの批判、バトンの分析、角田裕毅の反論──それぞれの視点が交錯したアメリカGPのバトルは、次戦メキシコGPでも再び注目の的となりそうだ。