タグ: 角田裕毅

  • レッドブル代表メキース、角田裕毅のF1復帰に含み「再びチャンスは来る」

    レッドブル代表メキース、角田裕毅のF1復帰に含み「再びチャンスは来る」

    角田裕毅は、レッドブルから外されたことで2026年F1グリッドでレースシートを得る機会を逃した。レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、来季のシートを失った角田裕毅が将来的にF1グリッドへ復帰できると信じていると語った。

    ミルトンキーンズを拠点とするレッドブルは12月初旬、2026年にマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてアイザック・ハジャーを起用することを発表した。また、姉妹チームのレーシングブルズでは、リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドがシートを務める。

    この決定により角田裕毅は来季のレースシートを失うことになったが、テスト兼リザーブドライバーとしてレッドブルに残留する。

    この判断に至った理由について、メキースはRacingNews365を含むメディアに次のように語った。

    「非常に難しい決断だった。レッドブルのセカンドシートは簡単なものではない」

    「我々のマシンは運転が難しい。そしてもちろん、角田裕毅をサポートするためにできる限りのことはすべて試してきた」

    「しかし、ある時点で、今後数年を見据えたうえで難しい決断を下さなければならなかった」

    角田裕毅は今季途中、苦戦していたリアム・ローソンに代わって開幕2戦後に昇格したが、シーズンを通して調子を上げきれなかった。

    メキースは、この急激な入れ替わりこそがF1の変化の速さを示しており、角田裕毅が再びコックピットに戻る可能性も同様に開けていると強調した。

    「彼には、またチャンスが巡ってくると願っているし、そうなると思っている」とメキースは述べた。「来年は我々のリザーブドライバーになる。何が起きるかは分からない」

    「我々は過去にも、かなり素早いドライバー判断をしてきたことで知られている。ひとつ思い出すのは、2024年シーズン終盤、角田裕毅はとても良い走りをしていた」

    「その時、リアムがレッドブル・レーシングに昇格することになり、彼にとっては受け止めるのが非常に難しかった。冬を迎えるにあたり、いつか自分にチャンスが来るのかどうか分からない状況だった」

    「しかし彼は戻ってきて、当時のチームとともに『すべてを最大化する』『星を狙う』という目標を掲げた」

    「そして3戦後、彼はレッドブルのマシンをドライブしていた。だから、将来に何が待っているかは分からない。ここにいる全員、そしてその外にいる人たちも、挫折を経験してきたはずだ。時には厳しい挫折もある」

    「これは彼にとっての挫折だ。しかし、彼には再びチャンスをつかめるだけのものが、まだ十分にあると私は確信している」

    角田裕毅のケースが示すレッドブルの流動性
    メキースの発言が示しているのは、角田裕毅の評価が完全に終わったわけではないという点だ。レッドブルは過去にも短期間で状況を一変させる判断を下してきたチームであり、リザーブという立場は単なる待機役にとどまらない。

    角田裕毅自身が2024年末に経験したように、評価とチャンスは短期間で大きく変わる可能性がある。2026年にレースシートを失った事実は重いが、メキースの言葉は、彼のF1キャリアがまだ完全には閉ざされていないことを明確に示している。

  • 角田裕毅 レッドブルF1決定の舞台裏「直前で話が変わった」

    角田裕毅 レッドブルF1決定の舞台裏「直前で話が変わった」

    角田裕毅は、2026年シーズンに向けてレッドブルが自身を起用しないと決めた判断について、直前になって変更された可能性があり、完全に不意を突かれたと明かした。

    レッドブル・レーシングで22戦に出走した角田裕毅は、パフォーマンスやレースペースを巡ってチーム内で評価が揺れ動いていた。ヘルムート・マルコの見解では安定性に欠けるとされ、その結果、後任にはアイザック・ハジャーが選ばれた。

    さらに角田裕毅は、レーシングブルズへの復帰も叶わなかった。リアム・ローソンがシートを維持し、F2からはアービッド・リンドブラッドが昇格したためだ。ただし角田裕毅は、2026年もレッドブル陣営に残り、両チームの公式リザーブドライバーを務めることになる。

    そうした中で角田裕毅は、日本のDAZNの取材に対し、本来は2026年も起用されるはずだったと明かし、次のように語った。

    「その知らせは、以前聞いていた話とは違っていたので、正直驚きました」

    さらに、決定の経緯についても踏み込んでいる。

    「カタールGPのレース後、僕に伝えられる少し前になって、判断が変更されたと聞いています」

    これは事実なのか、それともシーズン終盤まで角田裕毅のモチベーションを保つための対応だったのか。その点については、近いうちにローラン・メキースが答えることになるかもしれない。

    一方で25歳の角田裕毅は、シーズン途中でレッドブルの環境に加わることの難しさについても振り返り、マックス・フェルスタッペンのチームとのパフォーマンス差は、外から見えるほど大きくはなかったと説明した。

    「僕のエンジニアチームはとても有能ですが、経験は十分とは言えず、時には助けが必要でした。ただ、それを常に求められる状況ではありませんでした」

    角田裕毅は、ジャンピエロ・ランビアーゼについても高く評価している。

    「これまで一緒に仕事をしてきた中でも、最も印象的なエンジニアのひとりです」

    そのうえで、フェルスタッペンとランビアーゼの関係性について、次のように語った。

    「彼は僕のシャシーも見ていますが、マックスが苦しんでいる時は、当然そちらが最優先になります。僕が走っていなかったFP1で、GPとマックスのやり取りを聞いていましたが、まったく別次元でした」

    「すべてがどれだけ効率的に機能しているかが分かります。僕もあのレベルのコミュニケーションに到達したかった。何かを確認するのに誰かを挟まなければならない時点で、もう遅れを取ってしまいます」

    レギュラーシートを失ったものの、角田裕毅は2026年の役割が、単なるリザーブやファクトリーでのシミュレーター作業にとどまらない可能性を強く示唆した。

    「来年は、シミュレーターとリザーブの仕事だけに限定されない可能性があります」

    さらに、詳細は明かさなかったものの、次のように続けている。

    「いくつかのシナリオについて話は聞いています」

    角田裕毅はまた、2025年シーズンを通じて、極めて競争の激しいグリッドの中で大きく成長できたとも語った。

    「マックスとの差がコンマ2〜3秒でも、グリッドでは5〜7番手の差になることがあります。その状況では、自分を証明するのは簡単ではありません」

    「それでも、今年は本当に多くのことを学びました。ドライビング面でも、人としても、大きく成長できたと思っています」

    角田裕毅は、2026年に向けたトレーニングを始める前に、まずは休養を取る予定だという。そして、F1のシートを失った悔しさはありながらも、前向きな姿勢を強調した。

    「僕はまだ25歳で、人生はこれからです。これは始まりに過ぎません」

  • 角田裕毅 レッドブルF1でマルコ続投なら「まだ終わっていなかった」可能性

    角田裕毅 レッドブルF1でマルコ続投なら「まだ終わっていなかった」可能性

    角田裕毅は、カタールGP後にアブダビGPがレッドブル・レーシングのドライバーとして最後のレースになると伝えられていた。シーズン最終戦でマックス・フェルスタッペンをどのように、どれだけ助けようとも、その決定が覆ることはなかった。

    そこに「誰が」「なぜ」「どうして」といった説明は存在せず、ただ一方的に「角田は外れ、アイザック・ハジャーが入る」という結論だけが示された。

    角田裕毅はレースシートを失った
    レッドブルおよびレーシングブルズは、シーズン最終戦を前に角田裕毅、アイザック・ハジャー、リアム・ローソン、アービッド・リンドブラッドの4人に対して決定を通達した。

    2026年シーズンに向けて、ハジャーはマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブルに昇格。リアム・ローソンはレーシングブルズのシートを維持し、リンドブラッドはF2からF1へステップアップする。

    その一方で、最大の敗者となったのが角田裕毅だった。

    開幕戦はレーシングブルズで迎え、第3戦からレッドブルに昇格したものの、2026年F1開幕時点ではリザーブドライバーという立場に追い込まれた。

    フェルスタッペンという“世代の才能”との比較
    公平に見れば、角田裕毅は自らの手を尽くし、フェルスタッペンの隣のシートを目指して戦った。しかし、立ちはだかったのは「世代を代表する才能」と評されるマックス・フェルスタッペンだった。

    その結果、F1 2025年シーズンは、フェルスタッペンがタイトルに2ポイント届かず、角田裕毅はフルタイムドライバーの中で下位に沈む形で終わった。

    マルコは「まだ終わっていない」と語る
    それでも、レッドブルでの角田裕毅の物語は終わっていないと、ヘルムート・マルコは語っていた。

    2026年シーズンに向けて、角田裕毅はレッドブルおよびレーシングブルズのリザーブドライバーとして契約を結んだ。4台体制のリザーブという立場は、将来的な復帰の可能性を残すものでもある。

    今季限りでレッドブルを去るマルコは、アブダビでPlanetF1.comを含む認定メディアに対し、次のように語った。

    「彼は非常に失望していたので、説明は難しかった」

    「しかし、4台分のリザーブドライバーとしてファミリーに残るべきだと説明した。それは常にチャンスを意味する」

    「それに、レーシングブルズはジュニアドライバーのためのチームだ。彼にとっては6年目になり、その点が合わなくなっていた」

    マルコ退任で影響力は低下か
    ただし、このマルコの見解が今後どこまで影響力を持つかは不透明だ。マルコ自身もF1 2025年シーズン終了とともにレッドブルを去る予定であり、チームは新たな体制へと移行しつつある。

    角田裕毅にとって、2026年は厳しい立場からの再出発となる。しかし、完全な終幕ではなく、リザーブという形で可能性だけは残されたシーズンになる。

  • ランド・ノリス、F1シート喪失の角田裕毅に敬意「誠実で強いドライバー」

    ランド・ノリス、F1シート喪失の角田裕毅に敬意「誠実で強いドライバー」

    ランド・ノリスは、2025年F1アブダビGPで3位に入り、自身初となるワールドチャンピオンの座を獲得した。決勝後、ノリスはタイトル争いの中で激しく競り合った角田裕毅について言及し、その存在の大きさとレース中の影響を振り返った。

    決勝レース中、ノリスはトラフィックの中を抜けながら、タイトルに必要なポジションを守る戦いを強いられた。その中で最も印象に残った局面のひとつが、前方に角田裕毅の姿を捉えた瞬間だったという。

    レース後、アブダビGPでの角田裕毅との攻防を振り返ッタノリスは「彼が僕の一日を難しいものにしてくるだろうことは分かっていた。彼は自分の仕事をしただけだ」と語った。

    「ユウキのことは大好きだ。彼は本当にクールで、面白くて、いちばん誠実な人間のひとりだと思う」

    角田裕毅は、今シーズン限りでレッドブル・レーシングにレースシートを失い、2026年はリザーブドライバーに降格となった。

    「来年F1にいないのは残念だよ。彼はとても強いドライバーだからね」

    「それに、オフトラックのドライバーズパレードでも、彼はいつも真っ先に僕のところに来て『おめでとう』と言ってくれたり、声をかけてくれたりする。そういうところも含めて、本当に残念だと思う」

    その激闘を経たからこそ、ノリスの口から語られた角田裕毅への言葉には、ライバルとして、そして人としての率直な敬意が込められていた。

  • 角田裕毅「フェルスタッペンが最も優れたF1ドライバーなのは否定できない」

    角田裕毅「フェルスタッペンが最も優れたF1ドライバーなのは否定できない」

    2025年の最終戦アブダビGPを終えた角田裕毅が、チームメイトとして戦ったマックス・フェルスタッペンについて率直な評価を語り、「最も優れたドライバーであることは否定できない」と明かした。

    今季、角田裕毅はレッドブル・レーシングに昇格し、4度のF1王者と同じマシンで激しいシーズンを戦い抜いた。

    来季はテスト兼リザーブドライバーとしてレッドブルに残る角田裕毅だが、トップレベルの環境で得た経験は大きいとし、極めて競争の激しい2025年のF1フィールドの中で自身がどれだけ成長できたのかを実感したシーズンだったと振り返っている。

    ヘルメット交換で交わしたメッセージ
    アブダビGPの週末、角田裕毅とマックス・フェルスタッペンはヘルメット交換を行い、互いにメッセージを書き込んだ。ヘルメット交換はF1パドックで長く続く敬意の証として知られている。

    フェルスタッペンは角田裕毅のヘルメットに「ありがとうユウキ」と記した。

    角田裕毅はフェルスタッペンに「一緒に走れてめちゃくちゃ楽しかったよ。いい思い出ばっかりだし、いろいろ教えてくれてありがとう」と書き込んだ。

    角田裕毅 マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    角田裕毅のフェルスタッペン評
    角田裕毅は、2026年にF1シートを失う悔しさを抱えながらも、レッドブルでの経験が自身にもたらした成長を強調した。

    「彼がグリッドで最も優れたドライバーだということは否定できないです」

    「一方で、このレベルからかなり早く追いつくことができたのは嬉しかったです。特に今年のような、F1史上でも最も僅差と言われる非常にタイトなフィールドの中では、それを実感しました」

  • 角田裕毅とマックス・フェルスタッペン 2026年前に別れのF1ヘルメット交換

    角田裕毅とマックス・フェルスタッペン 2026年前に別れのF1ヘルメット交換

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2026年シーズンを前にリザーブドライバーへと役割を移すことになり、マックス・フェルスタッペンと別れを象徴するヘルメット交換を行った。

    レッドブルは2026年、新体制としてフェルスタッペンとアイザック・ハジャーを起用。レーシングブルズはリアム・ローソンとルーキーのアービッド・リンドブラッドを走らせるため、角田裕毅はF1の新レギュレーション初年度をリザーブとして迎える。

    フェルスタッペンと角田裕毅は、サイン入りクラッシュヘルメットを互いに贈り合い、別れのメッセージとともにSNSに写真を投稿した。キャプションには「Arigato Yuki-san」と添えられていた。

    2025年シーズンの苦戦が決断に影響
    角田裕毅は2025年シーズン序盤、リアム・ローソンに代わって第3戦からレッドブルのRB21をドライブしたが、期待されたパフォーマンスには届かなかったと評価された。記事は「ローソンよりは確かに上だったが、6度のコンストラクターズチャンピオンであるレッドブルが求めるレベルには届かなかった」と記している。

    レッドブルの“セカンドシート問題”は継続
    レッドブルの2台目のシートは、ダニエル・リカルドが2018年末に離脱して以降、一貫して安定しない状況が続いてきた。ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、そして最終的にはセルジオ・ペレスも十分な成果を残せず、チームは複数年にわたり解決策を模索している。

    角田裕毅とマックス・フェルスタッペン角田裕毅 レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 レッドブルF1代表が処遇に言及「リザーブを昇格させた例は多い」

    角田裕毅 レッドブルF1代表が処遇に言及「リザーブを昇格させた例は多い」

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、アブダビGP金曜日の会見で2025年シーズンの巻き返し、タイトル決戦への心構え、そして2026年へ向けたドライバー体制について多岐にわたり語った。

    なかでも大きく扱われたのが、角田裕毅の評価と将来への見解、そしてフェルスタッペンの新しいチームメイトとなるアイザック・ハジャーへの期待だった。

    メキースは、今季のレッドブルを象徴する「歴史的な大逆転」がどのようにして実現したのかについても言及し、そこには「2,000人が決して諦めなかった事実」があったと強調した。

    「ユウキは再びチャンスを得る」 角田裕毅への評価と今後
    2026年のレースシートから離れることが決まった角田裕毅について、メキースは何度も「難しい決断だった」と口にした。

    「レッドブルのセカンドシートは簡単ではない。我々はユウキを支えるためにできる限りのことをしてきた。しかし、将来の数年をどう見通すかという点で、難しい判断を下さなければならなかった」

    それでも、メキースは角田の将来に対して悲観的ではなく、むしろ希望を込めて語った。

    「彼には再びチャンスがあると思っている。来年はリザーブドライバーだし、レッドブルが迅速にドライバーを昇格させた例は何度もある。彼が2024年末に非常に強かったこともよく覚えている」

    「誰にでも挫折はある。しかし、ユウキにはまた機会が訪れると信じている」

    2026年のチームメイト、アイザック・ハジャーへの期待
    フェルスタッペンの新チームメイトとして2026年に昇格するアイザック・ハジャーについても、メキースは大きな熱量をもって語った。

    「彼は信じられないシーズンを過ごした。スタート地点からして素晴らしかったし、そこからさらに進化し続けている。3戦前にはできなかったことを、今は自然にこなしている」

    レッドブルが求めているのは“天性の速さ”だけではない。

    「これは到達点ではなくスタートだ。2年目、3年目、4年目と、さらに成長し、我々を驚かせ続けると期待している」

    レッドブルがハジャーに早期の昇格判断を下した背景には、「伸び続けるドライバーであること」が明確に存在している。

    「世界はさらに凄いマックスを発見した」 今年のフェルスタッペン像
    今季のフェルスタッペンについて問われると、メキースは即座に「世界はさらに異次元のマックスを知ることになった」と語った。

    「今年、世界は“さらに extraordinary なマックス”を発見したと思う。4度目のタイトル獲得後にもかかわらず、ここまでの巻き返しを引っ張ってきた。リラックスしながら、正しい精神でこの挑戦に向き合っている」

    フェルスタッペンのシーズン外での姿勢にも触れた。

    「彼が自由な週末にGTレースを楽しみ、新しい父親として時間を過ごしている姿を見て、我々の心をつかんだ人も多いはずだ」

    仮にタイトルを逃しても、この“巻き返しの規模”は確実に歴史に刻まれる、とメキースは断言する。

    角田裕毅について語ったローラン・メキース(レッドブル・レーシング代表)

    大逆転を支える“2,000人”の努力
    フェルスタッペンを語るとき、メキースは必ず「チーム全体」の存在を忘れない。

    「この歴史的な巻き返しは、ミルトンキーンズの2,000人のスタッフによるものだ。どれだけ厳しい前半戦でも、誰も諦めなかった」

    レッドブルは2025年序盤に苦戦し、2026年開発とのトレードオフにも直面したが、それでも開発を止めなかった理由をこう語る。

    「答えを求めていた。2026年は新レギュレーションだが、クルマを速くするために使うツールも分析も本質は変わらない。だから2025年型で何が足りなかったかを理解したかった」

    その積み重ねが、「後半戦のパフォーマンス解放」につながったという。

    フェルスタッペンの“ミスをしない男”としての強さ
    ザク・ブラウンが冗談で「ホラー映画の悪役のように何度でも戻ってくる」と表現したフェルスタッペンについて、メキースは笑いながらこう語った。

    「彼は本当にミスをしない男だ。スタートも、タイヤマネジメントも、オーバーテイクも外さない」

    こうした特性が、2,000人の努力とシンクロし、チーム全体の士気を押し上げたと締めくくった。

  • 角田裕毅、レッドブル退団のマルコに感謝「僕のF1キャリアを支えてくれた」

    角田裕毅、レッドブル退団のマルコに感謝「僕のF1キャリアを支えてくれた」

    角田裕毅が、2025年末をもってレッドブルF1のモータースポーツアドバイザー職を退くヘルムート・マルコに向け、心のこもった感謝のメッセージを発信した。

    F1デビューから現在に至るまで7年間、レッドブルの支援のもとでキャリアを築いてきた角田裕毅にとって、マルコは“F1への扉を開いた人物”であり、その存在は極めて大きい。

    角田裕毅がレッドブル・ジュニアプログラムに加入したのは2019年。当時からマルコは彼の才能を高く評価し、レーシングブルズでのレース経験を積ませながら、トップチーム昇格への道筋を描いてきた。

    角田裕毅はF1で100戦以上を走り、2025年の日本GPからついにレッドブル・レーシングのレースドライバーとしてステアリングを握った。ジュニア出身者としてチーム10人目のドライバーという節目も刻んでいる。

    そのキャリア形成の背後には常にマルコの後押しがあった。来季はリザーブドライバーに降格する角田裕毅だが、厳しさの中にも強い信頼を持って育成し続けるのがマルコのスタイルで、角田裕毅もその支えによってF1での地位を築いてきた。

    今回の退任発表を受け、角田裕毅は敬意と感謝を込めて次のように語った。

    「ヘルムートさん、これまでレッドブル・ファミリーに迎えてくださり、そして僕のF1キャリアを支えてくださって本当にありがとうございました。心から感謝しています」

    レッドブルはマルコの退任を正式発表しており、彼が率いてきたレッドブル・ジュニアプログラムは20年以上で20人のF1ドライバーを輩出した。その中には、レッドブルで8度のワールドタイトルを獲得したマックス・フェルスタッペンやセバスチャン・ベッテルも名を連ねる。

    数多くのトップドライバーを見抜き、F1へ送り出してきた人物がチームを去る節目に、角田裕毅が寄せた言葉は、単なる別れではなく、7年間の歩みと深い敬意を映し出すものとなった。

  • 角田裕毅 F1アブダビGP防衛走行にブランドルが厳評「酔っ払いの船乗り」

    角田裕毅 F1アブダビGP防衛走行にブランドルが厳評「酔っ払いの船乗り」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1アブダビGP決勝でタイトル争いに影響を及ぼした防衛走行について、マーティン・ブランドルから「酔っ払いの船乗りのように」と表現される辛辣な評価を受けた。

    レース中、マックス・フェルスタッペンとランド・ノリスのタイトル決戦に関わる場面で角田裕毅が見せた動きが、大きな議論を呼んでいる。

    ハードタイヤでのロングラン戦略と“分かっている”無線
    角田裕毅はハードタイヤでスタートし、ノリスのレースに影響を与える目的で第1スティントを長く引っ張る戦略を担当した。

    無線では「分かっている」と意思を示しながら走行したが、ノリスは比較的容易に角田裕毅をオーバーテイクした。さらに角田裕毅は最終セクターでバックアップを行わず、ロングストレートでの防衛に出た。

    ここで角田裕毅は激しく方向転換し、ノリスをコース外に押し出す形となった。この結果、スチュワードは角田裕毅に5秒ペナルティを科し、ノリスがコース外に出てオーバーテイクした件は「角田裕毅の動きが原因」と判断して不問となった。

    ブランドル「無線は威圧的で、動きは規則違反」
    Sky Sports のレース後コラムでブランドルは、角田裕毅の防衛行為に強い不快感を示した。

    ブランドルはまず、角田裕毅が与えられた役割が明確だったと述べた。

    「2台目のレッドブルである角田裕毅は、ノリスがピットストップを終えた後に必ず追い抜かなければならない状況を利用するため、非常に長いハードタイヤのスティントを任されていた」

    さらにブランドルは、チーム無線の内容が問題だったと指摘した。

    「多少のチーム戦略プレーなら構わないが、『分かっているだろう』という無線は威圧的で、さらにノリスとルクレールの差1.4秒を伝えるのも同様だった」

    ブランドルはバックアップすべきだった具体的なセクションまで提示した。

    「角田は次の周のターン12からターン5まででノリスをバックアップするべきだった。それは容易かつ非常に効果的だったはずだ」

    しかし実際にはその選択は取られなかった。

    「代わりに彼はバックストレートで“酔っ払いの船乗りのように”ふらつく動きを選び、規則に違反した。結果としてノリスはダーティなエリア、つまりコース外を通ってオーバーテイクすることになった」

    ノリスの“オフトラック”は不問に ブランドルは裁定を評価
    角田裕毅は5秒ペナルティを受けたが、ノリスは順位を維持したままレースを続けた。

    ブランドルはその裁定を評価している。

    「ノリスはポジションを返すことはできなかった。ルクレールがすでに角田を抜いていたからだ。スチュワードは理性的な判断を下したと思う」

  • レッドブルF1代表 角田裕毅のランド・ノリスへの“不正行為”を否定

    レッドブルF1代表 角田裕毅のランド・ノリスへの“不正行為”を否定

    レッドブルのローラン・メキース代表は、F1アブダビGPで発生した角田裕毅とランド・ノリスの激しいバトルについて「不正行為は一切なかった」と述べ、角田やチームの行動を擁護した。

    タイトル決定戦となったアブダビGPで、ノリスは3位フィニッシュによりマックス・フェルスタッペンに2ポイント差で初のワールドチャンピオンを獲得。レース中盤、1回目のピットストップを終えたノリスがまだピットに入っていない角田裕毅に迫り、フェルスタッペンのために角田が全力で防戦する場面があった。

    角田裕毅は「僕に任せて」と応じ、激しい攻防へ
    角田裕毅はハードタイヤでスタートし未ピットの状態。チームからは「ノリスを抑える」指示が出され、角田自身も「任せてくれ」と応じた。

    ノリスがDRSを開いて6〜7コーナーへ飛び込んだ際、角田裕毅は可能な限り外側へと押し出し、バリアぎりぎりまでノリスを追い込む激しいディフェンスを展開。ノリスは踏みとどまってポジションを奪取し、これが最終的にはタイトルを決定づける重要なオーバーテイクとなった。

    角田にはこの動きで5秒加算ペナルティが科されたが、メキース代表は「不正は一切なかった」と主張した。

    メキース「限界ギリギリだがクリーン。我々は競争を尊重している」
    メキース代表はレース後、次のように語った。

    「それを“ギリギリ”と呼ぶかどうかは分からないが、激しくもフェアでクリーンな戦いだった。これが我々のレースのやり方だ」

    「すべてを限界までプッシュするが、競争相手へのリスペクトは失わない。限界、時にはその一歩先まで攻めることはあるが、スポーツとしての公平性は常に守っている」

    「スポーツは巨人たちの戦いだ。我々はその戦いの中に強い誇りを持っているし、ライバルたちを尊敬している」

    角田裕毅について語ったローラン・メキース(レッドブルF1チーム代表)

    ノリスの“コース外オーバーテイク”無罰にメキースは驚き
    ノリスは角田裕毅に押し出される形でコース外のペイント上を走りながらオーバーテイクを完了したため、審議対象となった。しかしスチュワードは「角田の動きによってやむを得なかった」と判断し、罰則なしとした。

    この裁定について、メキース代表は率直に驚きを示した。

    「ノリスにペナルティが出なかったのは驚きだった。こういう状況での判断はスチュワードにとって世界で最も難しい仕事だが、我々としては意外だった」

    「ただし、最終的にチャンピオンシップの結果には影響しなかった。だからこそ我々は勝利を喜び、ランドにはタイトル獲得の祝福を送る」