タグ: 角田裕毅

  • 角田裕毅、ピエール・ガスリーとの“別れのF1ヘルメット交換”に胸熱

    角田裕毅、ピエール・ガスリーとの“別れのF1ヘルメット交換”に胸熱

    2025年F1アブダビGP後、角田裕毅とピエール・ガスリーがレース後に交わした“別れのヘルメット交換”が、ファンの心を強く揺さぶった。グリッドで最も親しい存在として知られる二人が静かにヘルメットを交換する姿は、角田裕毅が2026年にリザーブドライバーへ移行する節目の瞬間を象徴するものとなった。

    日曜日のグランプリは、角田裕毅にとってレギュラードライバーとして戦う最後の舞台。しばらくの間グリッドで「22番」を見る最後の機会となった。

    週末でもっとも心温まる瞬間のひとつはレース後に訪れた。角田裕毅がグリッド上でピエール・ガスリーとの深い友情を示す“儀式”であるヘルメット交換を行う場面で、思わず目頭が熱くなった人も多かっただろう。


    角田裕毅は、チームメイトであるマックス・フェルスタッペンともヘルメットを交換した。

    さらに日曜日には俳優のジェイソン・ステイサムとモデルのエミリー・ラタコウスキーも角田裕毅を訪れ、ふさわしい送り出しを行った。誰が一番“スターに圧倒されていた”のか判別できないほどの光景だった。

    来季はリザーブドライバーとして活動する角田裕毅は引き続きパドックに姿を見せる予定で、すでにその活躍が楽しみになっている。

    角田裕毅とマックス・フェルスタッペン角田裕毅とジェイソン・ステイサム

  • 角田裕毅の防戦にノリス側が怒りの無線「レッドブルF1流の妨害行為だ」

    角田裕毅の防戦にノリス側が怒りの無線「レッドブルF1流の妨害行為だ」

    2025年F1アブダビGPで、ランド・ノリスのレースエンジニアを務めるウィル・ジョセフが、角田裕毅の防戦を「典型的なレッドブルの“妨害行為”」と表現していたことが分かった。

    23周目、ピットを終えたノリスが未ピットの角田裕毅に追いついた場面が、このタイトル決定戦最大級の緊張点となった。レッドブルは角田に対し、チームメイトであるマックス・フェルスタッペンのライバルが接近中だと警告。

    角田裕毅はターン5〜6の間で複数回ラインを変えて強く防御し、ノリスは一時的にコース外へ押し出される形となった。

    ノリスが前に出た直後、ジョセフは無線で「角田の件はこっちで対応している。今のは典型的なレッドブルのshithousing(妨害行為)だ」と伝え、チームは即座に対応に動いていた。

    5秒ペナルティに角田は激怒 ノリス側は“被害”を強調
    この攻防についてスチュワードは審議を行い、角田裕毅に対して「複数回の進路変更」による5秒ペナルティを科した。発表はインシデント発生の約10分後で、角田はチェッカー後に「stupid」と無線で不満をあらわにした。

    一方、ノリス側には「角田にはペナルティが出た」とジョセフから伝えられたものの、ノリス自身も調査対象となり“無罪放免”となっていた事実は無線では触れられていなかった。

    角田裕毅とランド・ノリスの攻防

    ザク・ブラウン「やりすぎだった」も、意図的挑発は否定
    マクラーレンのザク・ブラウンCEOは、角田裕毅の動きについて“越えてはいけないラインを超えていた”としつつ、レッドブルが意図的にノリスへペナルティを誘発させようとしたとは考えていないと述べた。

    「(接触があれば)我々はポジションを戻せる差はなかった。もしペナルティになっていたら5秒だっただろうから、かなり危なかった」とブラウン。

    「ノリスがラインを越えたという意味ではなく、状況が状況だけに角田はやりすぎた。でも彼がクルマを運転しているのであって、チームが彼のステアリングを握っているわけではない」

    最終的にはタイトル争いに影響する重大局面ながら、裁定はノリスに不利とはならず、シーズン最終戦の緊張を象徴する一幕となった。

  • 角田裕毅 F1アブダビGPでのノリス攻防を語る「あと1周耐えられると思った」

    角田裕毅 F1アブダビGPでのノリス攻防を語る「あと1周耐えられると思った」

    角田裕毅は、2025年F1アブダビGPでランド・ノリスとの攻防により物議を醸す展開となり、最終的に5秒ペナルティを科された。決勝ではチームの指示に従い、ノリスの前でできる限り時間を稼ぐ役割を担っていたが、その防御が問題視される結果となった。

    角田裕毅は1回目のピットストップ後にノリスを抑える任務を受け、無線では「分かってる」と強い口調で返答。だが、最終セクションでスローにする形ではなく、バックストレートでブロックを試みたことで接触寸前の攻防となり、ノリスは四輪すべてがコース外に出た状態で前に出た。

    スチュワードはこの防御を危険と判断し、角田に5秒ペナルティが下された。

    角田裕毅の説明:ペナルティへの疑問と防御判断
    「そこで何が起きたのかは振り返らないといけないと思います。なぜペナルティが適用されたのか、何となく理由は分かります。ただ、本当に5秒ペナルティに値するのかどうかは、しっかり見直す必要があると思います。僕のレースに大きな影響を与えましたので」

    チーム無線の緊張感について問われると、角田裕毅は当時の心境をこう説明する。

    「ずっと無線でフィードバックが入ってきて、ストレスが伝わってきました。だから『分かってる、話した通りにやるよ。できる限り守るよ』と返したんです。簡単に彼を行かせるメリットはありませんので、分かっていることは分かっていますし、できる限りやるつもりでした。ただ、彼が戻ってくるスピードが速すぎました」

    なぜバックストレートで勝負したのか
    角田裕毅は、なぜ最終セクションではなくストレートでブロックを試みたのかについても語った。

    「考えはしたんですが、彼はまだかなり遠くにいました。たしかターン9で抜かれたんだと思います。ギャップはコンマ8〜9秒くらいあって、ラップあたりコンマ5秒縮めてきていましたので、“あと1周は耐えられる”と思っていました。でも、彼はターン1から5までを完璧にまとめて差を詰めてきました。とても上手く走っていましたし、僕が後ろに留まったとしても大きな違いはなかったと思います」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    「とても厳しい」5秒ペナルティと自身のペースへの手応え
    角田裕毅は今回の裁定を「とても厳しい」と評価し、レッドブルでの最後のレースとしては残念な終わり方になったと語った。

    「問題があったとは思っていないです。ただ、今の僕はなぜか遅く感じていて、理由は分からないんですが、去年のような感覚があります。振り返ると、運という言葉はあまり使いたくないんですが、シーズン後半は本当に運がありませんでした。自分のコントロール外の出来事が多かったです。ただ、その中でも何度も速さを示せたのは良かったと思います」

    最後に角田裕毅は、自分の走りについてこう振り返った。

    「去年の最終戦でも2つ目のペナルティは少し厳しいと思いました。でも、全力を尽くしました。それだけです」

  • 角田裕毅 レッドブルF1に感謝「来年もいるので完全な別れではない」

    角田裕毅 レッドブルF1に感謝「来年もいるので完全な別れではない」

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、2025年F1最終戦アブダビGP決勝を14位で終えた。

    今季最終戦はチームメイトのマックス・フェルスタッペンが優勝し、角田裕毅は“援護役”として戦略的な役割を担った一方、ランド・ノリスとの攻防で5秒ペナルティを受ける厳しい展開となった。

    10番グリッドからスタートした角田裕毅は、フェルスタッペンのタイトル争いをサポートするために異なる戦略を選択。序盤はロングスティントで走行し、ノリスのピット後に“抑え役”としてコース上で立ちはだかった。しかし接触こそなかったものの、ノリスをコース外に追いやった裁定により5秒のペナルティを受け、ポイント獲得はならなかった。

    角田裕毅はレース後、シーズン最終戦を次のように振り返った。

    「今日は本当に全力でポイントを取りに行きましたし、可能性もあったと思いますが、ペナルティがついて難しくなりました」

    「僕たちは違う戦略を選びましたし、ランドとのバトルまではすごくいい流れで走れていました。彼を抑えようとしましたが、ランドはとても速かったですし、結果的にフラストレーションの残るペナルティになりました」

    「2回目のスティントに入ってからは追い抜くのが本当に大変でした。今年一年を振り返っても、あと少しの運が味方してくれれば結果が変わった場面も多かったですが、これもレースですね」

    角田裕毅 レッドブル F1

    角田裕毅は、今季チャンピオンを獲得したランド・ノリス、そして優勝したフェルスタッペンにも敬意を示した。

    「ランド、おめでとうございます。今年ずっと素晴らしい走りでしたし、今日もしっかりタイトルを決めるレース運びでした」

    「そしてマックスも優勝おめでとうございます。シーズンを通して本当にすごい走りでした。彼がやっていること、あれだけ限界まで引き出す姿勢は、本当に彼がベストドライバーであることを証明していますし、そのメンタリティも含めてとても刺激になります」

    最後に角田裕毅は、レッドブルでの最終戦に際してチームへの感謝を述べた。

    「この一年、エンジニア、メカニック、チームの皆さんに感謝しています。本当にありがとうございました。来年もチームにはいますので、これで完全なお別れではありません」

    2026年、角田裕毅はレッドブル・レーシングおよびレーシングブルズのテスト兼リザーブドライバーとしてチームに残る。

  • ランド・ノリス 角田裕毅との攻防を回想「数センチずれていたら終わっていた」

    ランド・ノリス 角田裕毅との攻防を回想「数センチずれていたら終わっていた」

    2025年F1アブダビGPで3位に入り、初のワールドチャンピオンを獲得したランド・ノリスは、決勝レース中に起きた角田裕毅(レッドブル)との緊張感あふれる場面を振り返った。

    ノリスはトラフィックの中を抜けながらタイトルに必要な3位を確保していったが、レース中に最も神経を使った一幕の一つとして、角田裕毅が前方にいると気づいた瞬間を挙げた。

    ノリスは中盤にハードタイヤへ交換。しかしリードを広げたい場面で、前方には1ストップを引っ張る角田裕毅が立ちはだかった。

    角田裕毅はハードスタートのロングスティントで順位を守っており、ノリスよりもタイヤが古い状態。それでも、角田はノリスが接近すると「自分の仕事は分かっている」とレッドブルへ通信し、数周にわたってトップ争いの行方を左右する役割を果たす姿勢を示した。

    ノリスにとっては、タイトルの重圧の中での極めて重要な局面。DRS圏内に入りながらも、角田裕毅はバッテリーを巧みに利用してストレートで抵抗。ノリスは数周にわたりペースを上げられず、フェルスタッペンやピアストリの戦略に影響する可能性もあった。

    そして24周目、勝負の瞬間が訪れる。バックストレートでノリスが再び角田裕毅を襲うと、角田はわずかに寄せて応戦。ノリスはコース外へ逃れながら突破する形となり、このオーバーテイクはスチュワードによって審議対象となったが、ノリス側に不利な判断は下されなかった。一方、角田は後に進路変更による5秒ペナルティを受けることになる。

    この攻防を抜けたことで、ノリスはようやく自分のレースに集中できる状態へ戻った。その後はタイヤ管理とペースを安定させ、最終的に3位でフィニッシュ。激しい角田とのバトルは、ノリスにとって“タイトルを決めた重要な局面”のひとつとなった。

    ランド・ノリス 角田裕毅 アブダビグランプリ

    角田裕毅との攻防について「レース中にも何度か『あ、次は角田だ』と思った場面があった」とノリスは語った。

    「角田が僕を抑えようとして、ルイス相手にペレスがやったみたいなことを仕掛けてくる可能性があると分かっていた。チームの予測でもそういう展開があると見ていた。だから素早く対処しなければならなかった」

    「かなり際どかった。ほんの数センチずれていたら──終わっていたかもしれない。そう思うと怖いよ」

    さらに、終盤の周回ではリスクを避けるため、走り方を大きく変えていたことも明かした。

    「残り3周、4周になると、縁石を踏まないようにしたんだ。ちょっとした衝撃で車の部品が外れたら終わりだから。『最終ラップでファステストラップを取りにいくべきかな?』って少し思ったけど──いや、リスクを取る価値はないと判断した。いろいろ考えながら走った」

    「思い切ったオーバーテイクをしなければならない場面もあったし、攻めるべき瞬間もあった。でも今日勝ったからチャンピオンになれたわけじゃない。今年1年の安定性、そして特に最後の4か月の素晴らしいレースの積み重ねでタイトルを獲ったんだ」

    ノリスは「今日は簡単にもなり得たし、もっと難しくもなり得た」と述べつつ、「ただの1レース」として冷静な姿勢を保ったことが結果につながったと語った。

  • 角田裕毅のF1王者援護失敗 セルジオ・ペレスが“君には厳しすぎた”ミームに反応

    角田裕毅のF1王者援護失敗 セルジオ・ペレスが“君には厳しすぎた”ミームに反応

    2025年F1アブダビGP決勝で起きたランド・ノリスと角田裕毅の攻防は、マックス・フェルスタッペンのタイトル争いにも影響したとして大きな議論を呼んだ。そんな中、かつてフェルスタッペンの王座獲得を後押ししたセルジオ・ペレスが、この出来事に関する“ある投稿”へ反応し話題となっている。

    決勝23周目、ノリスはターン5〜6の間で角田裕毅をオーバーテイクしたが、この際のコース外走行によるアドバンテージ取得の疑いで調査対象に。

    一方の角田裕毅も複数回のライン変更が問題視され、両者とも審議対象となったが、最終的に角田裕毅のみ5秒ペナルティが科され、ノリスはお咎めなしという結論に至った。この裁定にはSNS上で多数の反応が寄せられた。

    レッドブル時代、2021年アブダビでフェルスタッペンの逆転タイトルを支える歴史的ディフェンスを見せたペレスに対し、「この場面で必要だったのは“あのペレス”ではなかったか」といった声も上がる中、当のペレス自身もSNSでこの話題に加わった。

    彼が反応したのは、映画『アベンジャーズ』シリーズの“サノス”にペレスの顔を合成し、彼の名言「Perhaps I treated you too harshly(たぶん、君に厳しすぎたんだ)」を重ねたミーム画像。ペレスはこれを引用し、短く「Perhaps(笑)」と投稿。これが大きな拡散を呼び、18万件以上の「いいね」を記録している。

    セルジオ・ペレス 角田裕毅

    ■2021年にセルジオ・ペレスがやったこと
    セルジオ・ペレスにとってレッドブルでの最初のシーズンは決して楽ではなかった。しかしフェルスタッペンは、アブダビGPで自身がタイトルを獲得したあと、チームメイトの助けがなければ自分は王者になれなかったと語った。

    それはよくある“チームメイトへのお世辞”ではなく、アブダビでペレスがルイス・ハミルトンを抑えた 2周 に対する非常に具体的な称賛だった。もしこの2周がなければ、レースのあの物議を醸した結末は起きなかった可能性すらある。

    「チェコがいなければ、僕はここに座っていないと思う。彼がいなければ彼ら(メルセデス)はセーフティカーでピットできていたしね」とフェルスタッペンは語った。

    「だからチェコは本当に素晴らしい走りをしてくれた」

    しかしペレスの介入が重要だったのは、ハミルトンとフェルスタッペンの差を約8秒奪ったことだけではない。レースの流れに大きな影響を与えた点だ。

    もしハミルトンがペレスの後ろで時間を失わず、順調にフェルスタッペンとの差を広げていたら、36周目のVSCで“安いピット”を行えた可能性が高かった。

    ヤス・マリーナでの安全車下のピットロスは約14秒だが、実際にはその時点でフェルスタッペンとの差は7秒弱だった。

    「そのタイミングでの防御は本当に重要だった」とペレス。

    「ルイスはレースをコントロールしていて、VSCのウインドウを完全に持っていた。彼は何でもできた。でも僕はすごく古いタイヤだった。それでもうまくいって、マックスとチームを助けられて嬉しい」

    ハミルトンがVSCで止まっていたら、レースの残りは全く違った展開になっていた可能性が高い。

    クリスチャン・ホーナー代表も当時、ヘルメットを脱いだペレスを称賛していた。

    「ルイスを抑えてマックスを引き寄せた。今日の勝利にチェコが大きく貢献した。まさに“全開で行く”男だ」

    現在ペレスは2026年のF1復帰が決定しており、新規参戦チームのキャデラックF1でバルテリ・ボッタスとともに新シーズンを戦う予定だ。

    セルジオ・ペレス

    ■ 2025年に角田裕毅ができなかったこと
    オスカー・ピアストリもハードでロングランを行っていたため、角田裕毅がそのピアストリのタイトル争いに影響を与えるチャンスはなかった。しかし、もう一人のマクラーレンを妨害するチャンスは明確に存在した──角田裕毅が走り続けたことで、ランド・ノリスが22周目に新品タイヤで戻ってきたとき、角田裕毅が3番手を走っていたからだ。

    レッドブルは角田裕毅に「捕まったら出来ることは全部やれ」と伝え、角田裕毅は「分かってる、任せて」と返した。

    しかしノリスはすぐに角田裕毅を抜き去った。角田裕毅が前でラインを変えたため、ノリスはロングストレート内側のラインをまたいで避ける必要があったにもかかわらず、である。

    角田裕毅は、変則的なライン変更で得た5秒ペナルティは「非常に厳しい」と主張し、The Race の質問に対して「ただスリップストリームを切ろうとしただけ」と語った。FIA のガイドライン上、後続との距離が十分であれば許容される動きだ。

    しかし今回は、スチュワードは角田裕毅が「複数回の方向転換を行い、その結果#4(ノリス)が接触回避のためにコース外へ行かざるを得なかった」と判断した。

    角田裕毅自身は、「うまくいってもあと1周しか抑えられなかった」とし、マクラーレンが迫る中でレッドブルの無線が「パパパパパパパパ」と繰り返され、注意を削いだと感じていたという。

    「彼らのストレスは感じたけど、『見て、分かってる。話したとおりやるから、できる限り守るよ』と思っていた。簡単に前に出すメリットなんてないし、とにかく最善を尽くした。でもノリスはすごい勢いで来て、一気に抜いていっただけだ」と角田裕毅は語った。

    角田裕毅がフェルスタッペンとレッドブルのためにその瞬間にできた最善の仕事は、ランド・ノリスの背後にいたシャルル・ルクレールにノリスへ追いつく、あるいは抜くチャンスを与えることだった。ルクレールは角田裕毅に追いつくノリスのわずか1.6秒後方にいた。

    ただしそのためには、角田裕毅はさらに危険なほどの防御を行う必要があり、仮にルクレールがノリスを抜けたとしても、ノリスがそのままフィニッシュまで留まる可能性は低かっただろう。

    だが、ペレスがこれを見て“物足りなさ”を感じたのは理解しやすい。

  • レッドブルF1代表 角田裕毅の“チームへの献身”称賛「決して諦めなかった」

    レッドブルF1代表 角田裕毅の“チームへの献身”称賛「決して諦めなかった」

    2025年F1アブダビGP決勝後、レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、最終戦を14位で終えた角田裕毅について「今日も昨日もチームのために戦い続けてくれた」と述べ、その貢献を強調した。

    タイトル最終決戦の舞台となったヤス・マリーナで、レッドブルはマックス・フェルスタッペンが圧巻の走りで今季8勝目を挙げたが、角田裕毅は“チームゲーム”に徹し、ランド・ノリスを抑えてフェルスタッペンのタイトル獲得を後押しする役割を担った。

    しかしその防御はペナルティを招き、最終順位は14位に終わった。

    メキースはそれでも角田裕毅の姿勢を「シーズンを通して決して諦めなかった」と讃えた。

    レッドブル:フェルスタッペンは独走勝利、角田裕毅は“最終任務”に徹する
    フェルスタッペンはスタートから危なげなくリードを築き、1ストップでフィニッシュする支配的なレースを展開。必要なら“無料の2回目ストップ”を行える余裕すらある圧倒的ペースだった。

    一方の角田裕毅は、最後のレースでフェルスタッペンを援護すべく、ピットアウトしたランド・ノリスを抑える役割を担当。しかしその防御でノリスをコース外へ押し出したと判断され、5秒ペナルティが科された。

    ローラン・メキース代表:角田裕毅に「決して諦めなかった」と最大級の称賛
    「“まずはランドとマクラーレンにおめでとうと言いたい。今年は本当に僅差の戦いで、我々も最後まで素晴らしい戦いを見せられた。今日の支配的なレースは予想外だったが、チームとマックスの努力のおかげで実現できた」

    「そして、角田には感謝の言葉しかない。彼は昨夜と同様に今日もチームのために戦ってくれたし、今季も決して諦めることなく走り続けてくれた。彼の姿勢には心から敬意を表したい」

    「シーズン後半の逆転劇は本当に誇りだ。キャンパスの全員、現場の全員が信じられない努力をしてくれた。我々は最後の一周まで“レッドブルのレーシングスピリット”を示すことができた。」

  • 角田裕毅 F1アブダビGP決勝14位「またよく分からないペナルティ…」

    角田裕毅 F1アブダビGP決勝14位「またよく分からないペナルティ…」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1アブダビGP決勝でチームのために全力を尽くしながらも、惜しくもポイント圏外でレースを終えた。

    フェルスタッペンのタイトルを後押しする役割を担った一方で、レース中のペナルティやマシン特性に苦しみ、最後まで難しい展開が続いた。

    レッドブルでの最終戦を終えた角田裕毅は、これまでのチームでの時間を振り返り、メカニックへの深い感謝を語った。不運続きのシーズン後半だったとしながらも、「全てを出し切った」と胸を張った。

    チームのために全力を尽くしたと思いますが、今の率直なお気持ちを聞かせてください。

    そうですね、少なくともポイントを取りたかったんですけど、またよく分からないペナルティを受けてしまって…。まあ、正直いつものことかなと思います。でも、とにかく全力は尽くしました。

    すごく抜きにくかったですし、最初はペースがあったんですけど、どういうわけかタイヤがすぐにオーバーヒートして、本当に大変でした。レース中ずっと苦しんでいました。とにかく、そんな感じです。

    レッドブルで過ごした時間を振り返って、どんな思いがありますか。

    メカニックたちと過ごした時間は本当に楽しかったです。彼らからのサポートは驚くほど素晴らしかったですし、時にはFP3から予選の間に大幅なセットアップ変更をお願いすることもあって、嫌われていた時期もあったかもしれません。

    でも昨日ふと思ったんですけど、僕のおかげでみんなすごく鍛えられたと思いますし、すごくシャープになったはずです。きっと感謝してくれていると思います。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) アブダビグランプリ

    あなたはずっと全力を尽くしてきました。その点について、どのように感じていますか。

    まあ、そうですね。今年は特に後半を振り返ると、とにかく「運」という言葉しか出てこないです。正直その言葉を使うのは好きじゃないんですけど、本当に痛感しました。

    毎セッション、毎レース週末で何かしら起きていましたし、今週もピットレーンでのインシデントで自分の意思とは関係なく古いフロアに戻さないといけなかった。レース中もまた微妙なペナルティがありましたし…。本当に一度もスムーズなレースがありませんでした。

    それでも全力を尽くしましたし、自分ができることは示せたと思います。

  • 角田裕毅 F1アブダビGP決勝後コメント「チームに感謝、最大限で戦えた」

    角田裕毅 F1アブダビGP決勝後コメント「チームに感謝、最大限で戦えた」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、ひとまずラストレースとなる2025年F1アブダビGP決勝を14位で終えた。

    10番グリッドの角田裕毅は、チャンピオンの可能性が残されたマックス・フェルスタッペンを援護するためにハードタイヤでスタート。序盤のロングスティントでランド・ノリスを抑える“壁役”としてノリスにプレッシャーを与えた。

    DRS列を形成するなど役割を果たしたが、進路変更のペナルティ(5秒)も受け、最終結果は14位だった。

    今年で5年間にわたって戦ってきたF1シートを失い、来季はレッドブルのリザーブドライバーを務めることが決定している角田裕毅。レッドブル・レーシング昇格後は思うようにいかなかったシーズンだったが、一緒に戦ったチームに感謝の意を述べた。

    「最後にポイントを取りたかったです」と角田裕毅はコメント。

    「ぺナルティもあり、オーバーヒートもあり、思うようにいきませんでしたが、シーズンを通して一緒に戦ってくれたチーム、特にメカニックに感謝したいです」

    「毎回何かあったし、今回もピットでの接触もありました。特に後半は運がなかったと思うこともありましたが、精一杯、最大限で戦うことができました」

    「この1年間の応援、ありがとうございました」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) アブダビグランプリ

  • F1アブダビGP決勝 展開:マックス・フェルスタッペンが優勝 角田裕毅は14位

    F1アブダビGP決勝 展開:マックス・フェルスタッペンが優勝 角田裕毅は14位

    2025年F1アブダビGPは、ランド・ノリス、マックス・フェルスタッペン、オスカー・ピアストリの3人がタイトルを争う歴史的な最終決戦となった。フェルスタッペンが予選で主導権を握る一方、ノリスは12ポイントのリードを抱えて決勝に臨み、58周の攻防で王座が決まる緊張感に満ちた展開となった。日没後のヤス・マリーナに照明が灯るなか、各ドライバーのタイヤ選択や戦略が、運命を左右する鍵となった。

    レース序盤からピアストリがハードタイヤで驚異のオーバーテイクを見せ、ノリスは背後のルクレールとアロンソの圧力を受け続けた。中盤以降はフェルスタッペン、ピアストリ、ノリスの戦略が分岐し、角田裕毅の防衛走行やスチュワードの判定も絡んで状況はさらに混迷。終盤のピット戦略とトラフィック処理が勝敗を大きく左右するなか、ノリスは必要なポジションを守り抜き、ついにF1史に名を刻んだ。

    タイトル決戦の幕開けと序盤の攻防
    23戦にわたるアクション満載のシーズンと数々の波乱を経て、すべてはこの瞬間に収束した。2025年F1ドライバーズ選手権をかけて3人のドライバーが争い、残る58周でタイトルがノリス、フェルスタッペン、ピアストリの誰に渡るのかが決まることになった。

    ノリスはフェルスタッペンに12ポイント、さらにピアストリに4ポイントの差をつけて週末を迎えたが、ポールポジションを奪って主導権を握ったのはレッドブルのフェルスタッペンだった。予選でマクラーレンの2台を退けたのだ。

    これにより決勝日は何とも魅力的な展開が待ち受け、午後の時間が進むにつれて緊張と興奮、そして期待が高まっていった。日が沈み、ヤス・マリーナ・サーキットのフラッドライトが灯り、極めて重要なレーススタートの瞬間が近づく。

    グリッドにマシンが並び、ワンストップが予想されていた中で、大半のドライバーがミディアムタイヤでスタートすることが明らかになった。ピアストリ、角田、アントネッリ、ストロールはハード、ハミルトン、アルボン、ヒュルケンベルグはソフトを選択した。

    いくつかの緊張の瞬間を経て、ついにシグナルがブラックアウト。フェルスタッペンは力強いスタートを切り、ノリスとピアストリの前でポールポジションを守った。4番手5番手ではルクレールとアロンソが激しく争い、ラッセルは6番手に後退した。

    ラップ半ば、ピアストリは今季の中でも屈指のオーバーテイクを決めた。チームメイトであるノリスの外側からターン9で大胆に仕掛け、ハードタイヤを履いていながら成し遂げたのだ。マクラーレンのピットウォールの心拍数は確実に跳ね上がったに違いない。

    ノリスは依然としてタイトル獲得に必要な位置とポイントをキープしていたが、背後にはルクレールとアロンソが迫っていた。4周目、ルクレールはDRSを使ってターン9で仕掛けたが、あと一歩届かなかった。

    ラッセルはスタートで大量のホイールスピンを喫し苦戦、“ブレーキペダルが長い”と報告したが、それでもターン6/7のシケインでアロンソを抜き返して5番手を奪い返した。その後方では、ボルトレトが7番手を守り、ハジャー、オコンが続き、角田がトップ10を締めていた。

    中盤:戦略の分岐とペナルティの応酬
    一方で、コラピントはスタート手順違反で審議対象となり、またハミルトンとアルボン、アントネッリとストロールもミッドフィールドでの戦いについて調査対象となった。後者はコース外走行とアドバンテージ獲得に関するものだった。

    「今は良いペースだ、マックス。このまま行けるかもしれない。だから状況をしっかり管理してくれ」──レースリーダーのフェルスタッペンにはこんな無線が送られた。この直後、ヒュルケンベルグが最初のピットインを行い、ソフトからハードに交換した。

    2025年アブダビGP:ポールシッターのフェルスタッペンがレーススタートでノリスの前に留まる。

    レースが2桁周回に到達すると、ピアストリはエンジニアから「フェルスタッペンを追ってほしい。そうすればノリスにクリーンエアを与えられる」と急かされる。ノリスにもその無線は伝えられており、ルクレールとの1秒差のDRS圏から危うく抜け出す状況だった。

    この時点で、ガスリーとヒュルケンベルグのインシデントは調査され“不問”となり、ローソンとベアマンは不規則なドライビングの疑いでスチュワードにより調査対象となった。ニュージーランド人のローソンには後に5秒ペナルティが科された。

    続いてラッセル、ハジャー、ベアマンがピットインし、ミディアムからハードへ交換。フェラーリとマクラーレンはルクレールとノリスをすぐに呼ぶべきか? マクラーレンのメカニックは一度ピットレーンに出てきたものの、その後ガレージへ戻った。

    「ルクレールとの差を広げ続けて。選択肢が増える」──次のノリスへの無線だ。そして16周目終わり、ノリスがピットイン。ルクレールとアロンソもこれに続いた。重要なのは、ノリスがラッセルの前でコースに戻れたことだった。しかし、前には多くの未ピット車両が待ち構えていた。

    フェルスタッペンとピアストリは(より耐久性の高いタイヤを履くピアストリは当然として)そのまま走行を続け、両者の差は2秒弱だった。「オスカー、プランAは可能だと思うか?」との無線に、ピアストリは「今のところできると思う」と応えた。

    トップ2が前進する一方で、ノリスは未ピットのマシンを次々と攻略しなければならなかった。アントネッリ、ストロール、ローソンに果敢に挑み、クリアエアを取り戻していった。少し後方では、ルクレールがラッセルとの戦いでブレーキング中の動きで調査対象となったが、両者はノリスのようにトラフィックを切り裂こうとしていた。

    次にノリスの前に立ちはだかるのは、レッドブルを離脱する角田だった。「1周以内にノリスがDRS圏に入る予想だ。来たら出来る限り抑えてくれ」とチームから角田へ無線が飛ぶ。「分かってる。任せてくれ」と角田は応じた。

    23周目、ノリスがDRS圏に入り、角田はターン6/7へ向かうストレートでノリスをほぼ芝生に押し出す勢いで抵抗した。しかしノリスは落ち着いてブレーキングし、オーバーテイクを成功させ、タイトルへ大きく前進した。

    しかし直後、さらなる緊張が走る。スチュワードが角田の“ノリスをコース外へ押し出した疑い”、そして“ノリスがコース外走行でアドバンテージを得た疑い”を調査すると発表したのだ。

    その1周後、レースリーダーのフェルスタッペンがピットインし、ミディアムをハードへ交換。これによりピアストリがトップに立った。ノリスは続く周回でファステストラップを並べ、ルクレールとの差を2秒に増やした。

    スチュワードの判断はすぐに下り、角田にはウィービングのため5秒ペナルティ、ノリスのオーバーテイクについては“不問”。これはノリスのタイトル争いにとって大きな追い風となった。

    「ペナルティ?! なんのペナルティだよ、兄弟?!」角田は無線でこう叫んだ。その一方で、ルクレールとラッセルの先ほどのターン9での争いも“不問”とされた。

    33周を終えた時点で、未だピットインしていないピアストリがフェルスタッペンに11秒差でトップを走行し、さらに5秒差でノリス、ルクレール、ラッセル、ストロール(こちらも未ピット)、アロンソ、ボルトレト、オコン、ヒュルケンベルグと続き、ヒュルケンベルグの背後にはベアマンがポイント圏内を争っていた。

    ウィリアムズ勢は静かなレースとなり、サインツとアルボンが12、13番手。早めに止まったハジャー、アルピーヌ勢のガスリーとコラピント、2ストップに移行したハミルトン、ペナルティを受けた角田、ローソン、アントネッリが続いた。

    「リアが少し悪化してきた」とピアストリが無線で伝える頃、フェルスタッペンとの差は6秒まで縮まり、ノリスとルクレールも急速に接近してきた。

    終盤:タイトルの行方と運命のチェッカー
    40周目、ピアストリが前を走る中で、ルクレールは2度目のピットストップを行いミディアムに交換。これをカバーするように、ノリスも次の周にピットインし、ハードを装着した。後方では、アルボンがピットでのスピード違反で5秒ペナルティを受けた。

    その直後、フェルスタッペンはピアストリのDRS圏に入り、バックストレートで難なく追い抜いた。その数コーナー後、ピアストリはついにピットインし、残り周回に向けてミディアムを装着した。

    ピアストリには「フェルスタッペンを追え」と無線が飛んだが、時すでに遅く、差は24秒。ピアストリは残り周回でその半分程度を削ったものの、トップ2は既に確定的だった。焦点は再びノリスへと戻る。

    序盤にルクレールから受けていたプレッシャーをしのぎ切ったノリスは、より快適な差を築いており、両者の間には5秒以上の差が広がっていた。つまりノリスがやるべきことは、この状況を最後まで維持することだけだった。

    そしてノリスはその役目を見事に果たした。フェルスタッペンがシーズン最後の勝利を飾った15秒あまり後、ノリスは3位でチェッカーを受け、必要なポイントを獲得。ついにF1史に自身の名を刻んだ。

    ルクレールは4位でトップ3を追い、ラッセル、アロンソが続いた。後方ではオコンがハミルトンを激しいバトルの末にかわして7位に入り、ヒュルケンベルグが9位、ストロールが最終ポイントを獲得した。ストロールはサインツに対する不規則なドライビングでペナルティを受けていたが、それでもポイント圏に残った。

    ボルトレトは11位で惜しくもポイントを逃し、ベアマンは終盤ストロールとのバトルで複数回の進路変更を行ったとしてペナルティを受け、9位から12位に後退した。サインツは13位、角田はペナルティもあり14位に終わった。

    アルボンはノリス、ルクレール、ハミルトン、ヒュルケンベルグと同じく2ストップを選んだが、結局アントネッリの後ろ16位でフィニッシュ。レーシングブルズ勢は困難なレースとなり、2026年にレッドブルへ昇格するハジャーとローソンが17位、18位に沈んだ。

    ガスリーは複数回のトラックリミット超過で5秒ペナルティを受けたが、大勢に影響はなく、チームメイトのコラピントにラップ遅れをつけ19位で完走。アルピーヌにとっては忘れたい1年の締めくくりとなった。

    2025年のレースを終え、ドライバーたちが最後のピットへ戻る中、ひときわ輝いていた男がいた──ノリスだ。彼はメインストレートでドーナツターンを披露し、マシンの上に登って観客の歓声を浴び、長い旅路の成果を噛みしめていた。

    「うわ…しばらく泣いてなかったのに」とノリスは語った。「泣くとは思わなかったけど、泣いた。長い旅だった。まず僕のチームのみんな、マクラーレンのみんな、両親に大きな感謝を伝えたい…泣いてないよ! 母さん、父さん、僕を最初から支えてくれた。

    本当に最高の気分だよ。マックスがどんな気持ちだったのか、少しだけ分かった気がする。そしてマックスとオスカー、今季ずっと僕の2人の最大のライバルにおめでとうを言いたい。彼らとレースするのは本当に楽しかったし、たくさん学んだ。長い1年だったけど、僕たちはやり遂げた。本当にみんなを誇りに思う。」

    F1ドライバーとチームは冬の休暇を挟み、2026年シーズンに向けて1月26〜30日にカタルーニャ・サーキットで行われるプライベートテストで再始動する。