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  • フェルスタッペン「ナンバー2でもポイントが必要」 角田裕毅 レッドブルF1評価

    フェルスタッペン「ナンバー2でもポイントが必要」 角田裕毅 レッドブルF1評価

    マックス・フェルスタッペンは、2026年シーズンに向けてレッドブル・レーシングに加入するアイザック・ハジャーについて、F1における自身の明確な序列観を率直に語った。

    2026年シーズンに向けて、レッドブルF1は角田裕毅に代わり、アイザック・ハジャーを昇格させる判断を下した。

    初のシーズンをフェルスタッペンのチームメイトとして迎えるハジャーに対し、4度のワールドチャンピオンは、理想的なF1チーム運営の在り方について妥協のない見解を示している。

    フェルスタッペンはViaplayのインタビューで、2025年にマクラーレンがタイトル争いで代償を払ったのは、ドライバー間に明確なヒエラルキーを築かなかったことにあると指摘した。

    「もし自分がチーム代表なら、常に明確な序列、ナンバー1とナンバー2を設定する。1人で戦える状況なら、よりアグレッシブに攻められる。それがいつも自分の好みだ」

    2025年はランド・ノリスとオスカー・ピアストリが優勝とタイトルを争ったマクラーレンについて、フェルスタッペンはこう続けた。

    「マクラーレンは2人のタイトル候補を抱えていたから、戦略面でチャンスを逃した。もちろん、僕たちもそこから利益を得た。マクラーレンは時に保守的すぎたと思う」

    最終的にフェルスタッペンはノリスからわずか2ポイント差でシーズンを終えたが、タイトル争いが最後まで続いた大きな理由のひとつとして、マクラーレンが明確なリーダーを指名しなかった点を挙げている。

    それでもフェルスタッペンは、ナンバー2ドライバーの役割が決して軽視できないことも強調した。

    「ナンバー2でも、コンストラクターズ選手権のために十分なポイントを獲得しなければならない」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング アイザック・ハジャー

    この発言は、2025年においてレッドブルがほぼフェルスタッペン1人の得点に依存していた状況を踏まえたものだ。

    こうした背景が、ハジャー昇格の理由を説明している。レッドブルのCEOであるオリバー・ミンツラフもこの判断を支持している。

    「アイザックはマックスの隣で走る機会を得た。それはレッドブルにとって完璧に理にかなっている。我々は最高の才能を、最高のポジションに配置する」

    一方、ハジャー自身も幻想は抱いていない。21歳のフランス人ドライバーは、数日前に非常に冷静な姿勢を示していた。

    「もちろん、マックスと同じくらい速くなりたい。でも、レッドブルに来てすぐ彼と同じレベルで戦えると思うのは危険だ。マックスと競える可能性は極めて低い。最初の数か月は自分が遅いと受け入れたほうがいい。そうすれば、自分に集中できるし、彼のテレメトリーデータを分析して、どこでタイムを失っているのかを正確に理解できる」

    ハジャーはフランス国内でも強力な後ろ盾を得ている。Canal+の特集の中で、アラン・プロストがその人格と個性を高く評価した。

    「彼は非常に強い個性を持っている。だから、誰かに似る必要はない。それが全員に好かれるとは限らないが、彼の振る舞い、そしてそこから生まれるパフォーマンスを見るのは本当に興味深い」

    プロストは、F1におけるプレッシャー管理について、個人的にハジャーを支援する意思まで示している。

    「マシンのセッティングについてアドバイスすることは決してない」と4度の世界王者は笑顔で語った。

    「でも、自分が経験してきたこと、プレッシャーの扱い方についてなら、彼のためにやるつもりだ。彼のことが好きだからね」

  • 角田裕毅 F1シート喪失でフォーミュラEがラブコール「日本は重要な市場」

    角田裕毅 F1シート喪失でフォーミュラEがラブコール「日本は重要な市場」

    角田裕毅は「フォーミュラEにとって素晴らしいプロジェクト」シリーズ共同創設者アルベルト・ロンゴが評価

    角田裕毅はF1だけでなく、将来的なキャリアの選択肢としてフォーミュラEとも結び付けて語られている。シリーズはGen4時代を見据えた成長フェーズに入りつつあり、日本人ドライバーである角田裕毅は、その象徴的な存在として注目を集めている。

    角田裕毅は2024年の東京E-Prixを現地で観戦しており、完全電動マシンに対する関心を示していた。日本はフォーミュラEにとって重要な市場であり、母国開催レースが存在する点も含め、シリーズ側にとって魅力的な要素がそろっている。

    フォーミュラE共同創設者のアルベルト・ロンゴは、角田裕毅の価値について次のように語っている。

    「チャンピオンシップのプロモーターとして見れば、間違いなくそうだ。我々にとって日本は重要な市場であり、地元のヒーローがいることは歓迎すべきことだ」

    「彼には素晴らしい才能がある。F1に残るかどうかは別として……フォーミュラEのチームにとって、彼は間違いなく素晴らしいプロジェクトになる」

    一方で、角田裕毅自身は現時点でF1から離れる意向を示していない。2026年シーズンに向けたテストが近づく中、当面の焦点はリザーブドライバーとしての役割を果たしながら、F1シートへの道をつなぎとめることにある。

    フォーミュラEはGen4時代に向けて新たな段階へと進みつつあり、日本市場と結び付きの強い角田裕毅の存在は、将来的にシリーズ側からさらに注目を集める可能性がある。ただし現段階では、彼の主戦場はあくまでF1であり、その挑戦はまだ続いている。

  • 角田裕毅がレッドブルF1で見たフェルスタッペンとGPが最強である理由

    角田裕毅がレッドブルF1で見たフェルスタッペンとGPが最強である理由

    角田裕毅は、レッドブル・レーシングでチームメイトだったマックス・フェルスタッペンとレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼが築いてきた関係性について、その印象的な一面を明かした。

    フェルスタッペンが2016年途中にレッドブルへ昇格して以来、通称GPとして知られるランビアーゼは常に無線の向こうで彼を支えてきた。

    両者は極めて稀なレベルで互いを理解し合い、4度のドライバーズタイトルと71勝を共に積み重ねている。

    2025年にレッドブルの反対側ガレージで過ごした角田裕毅は、フェルスタッペンとランビアーゼの仕事ぶりを間近で観察できたことが、自身の視野を大きく広げたと語る。

    「GPは正直、これまで一緒に仕事をしてきた中でも最も印象的なエンジニアの一人です」と角田裕毅はDAZN Japanに語った。

    「彼のアイデアは信じられないほど素晴らしいです」

    「彼は僕のシャシーも見ていますが、マックスが苦しんでいる時は、どうしてもそちらが最優先になります」

    「僕のエンジニアリングチームもとても有能ですが、経験は少ないので、時々助けが必要でした。ただ、それを常に頼めるわけではありませんでした」

    角田裕毅 レッドブル F1

    フェルスタッペンとランビアーゼの結びつき
    特に角田裕毅が感嘆したのは、両者のコミュニケーションの滑らかさだった。フェルスタッペンが必要とする情報が、簡潔かつ的確に届けられているという。

    「FP1でのGPとマックスのやり取りを聞いていましたが、まったく別次元でした」と角田裕毅は続けた。

    「すべてがどれだけ効率的に回っているかが分かります。あのレベルのコミュニケーションを目指したいと思いました」

    角田裕毅が学んだ重要な教訓は、ためらいが時間の損失につながるという点だ。ミリ秒を争う世界では、エンジニアとの強固な関係が成功に不可欠である。

    「誰かに確認しないといけない状況になると、その時点で一歩遅れてしまいます」と角田裕毅は語った。

  • フェルスタッペンが明かす角田裕毅との差 レッドブルF1で問われた“細部”

    フェルスタッペンが明かす角田裕毅との差 レッドブルF1で問われた“細部”

    マックス・フェルスタッペンは、レッドブルでチームメイトだった角田裕毅との間にあった「小さいが重要なセットアップの違い」について説明した。

    角田裕毅は日本GPを前にレッドブルへ昇格し、フェルスタッペンと22戦と5回のスプリントを共に戦った。しかし、その期間で獲得したポイントは30点にとどまり、フェルスタッペンの385点とは大きな差があった。

    角田裕毅の最高位はアゼルバイジャンGPでの6位。一方フェルスタッペンは8勝を挙げ、夏休み明けの驚異的な追い上げの末、チャンピオンとなったランド・ノリスにわずか2点差まで迫った。

    これまでフェルスタッペンのチームメイトだったピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレス、リアム・ローソンはいずれも、フェルスタッペン仕様のセットアップに適応する難しさについて語ってきた。フェルスタッペンは、コーナー進入での正確さを重視した非常に鋭いフロントノーズを好み、他のドライバーには扱いづらい特性だとされている。

    角田裕毅と共に過ごした時間を振り返り、フェルスタッペンは、セットアップはかなり近づいていたものの、日本人ドライバーは依然としてアンダーステア寄りのクルマを走らせていたと明かした。

    「最終的に、ユウキが来て、やっぱり僕たちのクルマは難しいという話をしていた」とフェルスタッペンはViaplayに語った。

    「(僕のセットアップで)走ろうとはするけど、どのドライバーにもそれぞれのスタイルがあるからね」

    「セットアップの面では、ユウキは常に少しアンダーステア寄りで走っていた。ただ、ある段階になると方向性自体はかなり同じになっていった」

    「特にシーズン後半は、僕たちは非常に多くの場面で同じ哲学で走っていた。ただし、ユウキのクルマは少しだけアンダーステアが多かった」

    「違いは、週末の組み立て方や、エンジニアとの仕事の進め方にもある」

    「本当に細かい部分の話なんだ。アブダビでは、僕自身もフリー走行の段階では完全に満足していたわけじゃなかった。でも、ほんの小さな変更で0.2秒を見つけ出した。0.2秒はこのグリッドではとてつもなく大きい」

  • 角田裕毅のF1復帰に悲観的見解「唯一の希望ホンダとのリンクが断たれた」

    角田裕毅のF1復帰に悲観的見解「唯一の希望ホンダとのリンクが断たれた」

    角田裕毅は、2026年シーズンに向けてレッドブルのレースシートを失い、F1フル参戦から一歩退く立場となった。この決定を受け、スカイスポーツのテッド・クラビッツは、角田裕毅の将来について「気の毒に思う」と語りつつ、再びF1のレースシートに戻る道は極めて険しくなったとの見方を示している。

    レッドブルは、レーシングブルズからアイザック・ハジャーを昇格させ、2026年は角田裕毅に代えて起用することを決断した。これにより、角田裕毅は2026年シーズン、レッドブルおよびレーシングブルズのリザーブドライバーとして登録される。

    レッドブルはこの12か月で3度目となるNo.2ドライバー交代を選択した。角田裕毅は2025年3月、リアム・ローソンとシートを入れ替える形でレッドブルに昇格したが、その前の2024年12月にはローソンがセルジオ・ペレスの後任として起用されていた。

    レッドブルは、2025年開幕2戦でマシン適応に苦しんだローソンに早々に見切りをつけ、再びレーシングブルズへ戻した。そして残る22戦と5回のスプリントイベントを角田裕毅に託し、マックス・フェルスタッペンのドライバーズタイトル獲得を支える役割を期待した。

    しかし、角田裕毅がレッドブルで挙げたポイントは22戦と5スプリントを通じてわずか30点にとどまった。これを受け、ミルトンキーンズのチームはアブダビでの最終戦を前に、2026年はハジャーをレーシングブルズから昇格させる決断を下した。ハジャーにとってはF1グリッドでの2期目となる。

    リザーブ転向がF1復帰の道を閉ざす可能性
    レッドブルは、2025年最終戦ヤス・マリーナを前に、2026年に向けてハジャーが角田裕毅に代わることを正式発表した。角田裕毅は2026年、レッドブルおよびレーシングブルズのリザーブドライバーに就任する。一方、リアム・ローソンは新契約を得て、姉妹チームでアービッド・リンドブラッドとコンビを組むことになった。

    クラビッツは、角田裕毅が2026年にレッドブルのリザーブドライバーという立場を受け入れたことで、F1のフル参戦シートに戻る可能性が事実上断たれたのではないかと危惧している。特に問題視したのは、角田裕毅がホンダとのつながりを「断ち切った」ように見える点だ。ホンダは2026年からレッドブルを離れ、アストンマーティンと組むことが決まっている。

    スカイスポーツのF1ポッドキャストで、クラビッツは次のように語った。

    「残念なのは、角田裕毅について一言触れさせてほしいということだ。良いドライバーで、F1にとって素晴らしいキャラクターで、感じのいい若者だ。でも、彼が再びF1のレースシートに戻れるかどうか、正直分からない。本当に戻ってほしいと思っているが、どうやって可能なのかが見えない」

    「彼はホンダのリザーブドライバーですらない。レッドブルのリザーブドライバーなんだ。つまり、アストンマーティンと何らかの形で復帰を目指すうえで役立ったかもしれないホンダとのリンクを、自ら断ち切ったように見える。だから、レッドブルの枠内に戻る未来も見えない」

    「彼の責任ではなかった」と擁護
    クラビッツは、角田裕毅が置かれた状況そのものが不運だったと強調する。

    「残念なのは、これは彼の責任ではなかったということだ。彼はレッドブルを助けるために、トロ・ロッソ、私がそう呼び続けているが、アルファタウリではなくレーシングブルズから移ってきた」

    「リアムとうまくいかなかったから彼が呼ばれ、チームが望むことはすべてやった。確かにイモラでのクラッシュは痛手で、そこから流れが決定づけられた部分はある」

    「それでも彼は、アブダビではランド・ノリスを芝生側に押し出そうとしたり、牽制したり、鼓舞したりと、できることはすべてやった。その結果、自分自身に5秒ペナルティが科された。それでもだ。だから私は本当に角田裕毅が気の毒だと思っている」

    角田裕毅 F1 ホンダ 本田技研工業

    ホンダ移籍が「命綱」と見られていた理由
    ホンダが2026年からアストンマーティンと組むことは、角田裕毅にとってF1に残るための「命綱」になると広く見られてきた。角田裕毅自身も「チャンスはあると思う」と語っているが、25歳の彼は2026年にどのカテゴリーで走ることになるのか、まだ分かっていない。

    角田裕毅は2021年、当時アルファタウリと呼ばれていたレーシングブルズでF1デビューを果たし、5年間にわたりF1で戦ってきた。ホンダは2017年から彼を支援し、2019年にレッドブル陣営入りする際も重要な役割を果たしてきた。角田裕毅は、ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト出身ドライバーの中でも、最も成功した存在の一人だ。

    将来的には、2027年にアストンマーティンでシートが空く可能性もある。フェルナンド・アロンソとランス・ストロールはいずれも2026年末で契約が切れる予定だからだ。ただし、アストンマーティンは2026年シーズンを通して、ジャック・クロフォードがリザーブドライバーを務めることをすでに確認している。

    角田裕毅が再びF1グリッドに戻るためには、多くの条件が味方する必要がある。報道によれば、ホンダは2026年も角田裕毅をF1に残すための契約案をレッドブルに提示したものの、レッドブル側がこれを拒否したとも言われている。ホンダは引き続き旧型車テスト(Testing of Previous Car/旧型車テスト)向けにエンジン供給を行う予定だ。

    レッドブルは2026年から初めて自社製パワーユニットを使用する。これは2020年にホンダがF1撤退を発表したことを受け、クリスチャン・ホーナーがレッドブル・パワートレインズを設立した結果である。その後、2026年F1レギュレーションを見据え、ホンダはアストンマーティンと新たなパートナーシップを結ぶことになった。

  • 角田裕毅、レッドブルF1離脱を語る「チーム内部で“戦争”が起きていた」

    角田裕毅、レッドブルF1離脱を語る「チーム内部で“戦争”が起きていた」

    角田裕毅は、2025年シーズン限りでF1レギュラードライバーの座を失った背景について、レッドブル内部での混乱が大きく影響していたと明かした。

    2026年はリザーブドライバーとしてチームに残留するものの、本人にとっては事実上、5年目のF1シーズンが区切りとなった。

    「来年レースをしていない実感がまだない」
    「正直、すごくがっかりしました。まだ完全に受け止めきれていないし、来年レースをしていないという実感も正直あまりないです」

    角田裕毅はそう率直な心境を語った。

    2025年シーズン途中、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブルに昇格した角田裕毅は、シーズンを通して33ポイントを獲得したが、結果として2026年のシートを維持することはできなかった。

    フェルスタッペンという存在がもたらす現実
    「マックスがグリッドで最高のドライバーであることは、セカンドドライバーにとっては助けにならない部分もあると思います」

    「彼は常にチャンピオン争いをしている。チームがタイトルを争っているドライバーを優先するのは当然のことです」

    角田裕毅は、フェルスタッペンという絶対的エースと同じチームで戦う難しさを、冷静に受け止めていた。

    ホーナー解任と重なった“内部の戦争”
    角田裕毅がレッドブルのトップチームに合流した時期は、クリスチャン・ホーナーのチーム代表兼CEO解任と重なっていた。

    退任を控えていたヘルムート・マルコも、当時のチーム内が分断されていたことを示唆していたが、角田裕毅自身もその見解に同調する。

    「僕がこのチームに飛び込んだタイミングは、ちょうど内部で“戦争”が起きていた時期だったと思います」

    「それは正直、かなり大変でした」

    25歳のドライバーにとって、環境面の不安定さは決して小さな要素ではなかった。

    角田裕毅 レッドブル F1

    Bスペック車両と厳しい現実
    シーズン中盤まで、角田裕毅はBスペックのRB21を使用し、アップデートは主にフェルスタッペン側に集中していた。

    しかし、ローラン・メキースの就任後、ようやく両者のマシン仕様は揃えられたという。

    それでも、2025年のF1は僅差のフィールドだった。

    「今のF1はグリッドが本当に接戦です。それも助けにはならなかった」

    「僕がQ1で敗退して、彼がQ3でトップ3に入っていると、結果だけを見るとすごく悪く見えてしまう」

    「自分が成し遂げたことを誇りに思う」
    「ギャップをずっと見ていけば、僕が5コンマも4.5コンマも遅れていた記憶は正直ありません」

    「自分がやってきたことは誇りに思っていますし、チームとしても来年は良い方向に進んでいくと思っています」

    レッドブルF1でのレギュラーシートは失ったものの、角田裕毅は自身の歩みを否定していない。
    混乱の只中で戦い抜いた5年間を糧に、2026年は別の立場からチームを支えることになる。

  • 角田裕毅のレッドブルF1離脱にアルボン断言「必ず戻って表彰台を獲得する」

    角田裕毅のレッドブルF1離脱にアルボン断言「必ず戻って表彰台を獲得する」

    角田裕毅が2025年シーズン限りでレッドブル・レーシングのレースシートを失うことが決まった中、元レッドブルの同僚であるアレクサンダー・アルボンが、その将来に強い期待を示した。

    アルボンは、シーズン前に角田裕毅の表彰台獲得を予想していたことを明かしつつ、結果が実現しなかったことを「とても悲しい」と表現。それでも「必ず戻ってきて表彰台を獲得する」と断言し、角田裕毅の復活を信じている姿勢を示している。

    角田裕毅は、2025年F1グリッドの中で唯一、来季に向けてフル参戦シートを失うドライバーとなった。レッドブルはカタールGP後、角田裕毅がチームでフルシーズンを終える前に決別する判断を下した。

    リアム・ローソンのシーズン序盤のつまずきを受け、角田裕毅はテストなしでレッドブルに加入したが、22戦でトップ10フィニッシュは7回にとどまった。ローソンと角田裕毅のペースは比較的近く、ニュージーランド人ドライバーが記録的な期間チームに在籍していたにもかかわらず、その差は大きくなかった。

    アイザック・ハジャーには、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして戦う方法について、すでに多くの助言が与えられている。これまで多くのドライバーが対処に苦しんできた役割だ。

    すでに100回以上のグランプリに出走している角田裕毅について、元レッドブルの同僚であり、現在はウィリアムズに所属するアレックス・アルボンが25歳の日本人ドライバーについて語った。

    アルボンは、角田裕毅がレッドブルを降ろされたのは厳しすぎる判断だったと考えており、さらにシーズン前に抱いていた予想と、角田裕毅の今後のレース人生についても明かした。

    「2025年シーズンに向けた僕のワイルドカード予想は、角田裕毅の表彰台だった」とアルボンはF1公式YouTubeチャンネルで語った。

    「それは実現しなかった。ちょっと悲しいし、実際、彼は来年レースに出ない。だから本当に悲しい」

    「僕はユウキのファンボーイだからね。ユウキは必ず戻ってくるし、彼は表彰台を獲得する」

    「僕も表彰台を取る。そして、みんなでこれを懐かしく振り返ることになるんだ」

    注目すべきは、アルボンがこの予想を立てた時点では、角田裕毅はまだレーシングブルズに所属していたという点だ。

    レッドブルの姉妹チームは、ザントフォールトでハジャーがトップ3フィニッシュを果たしたが、角田裕毅はF1から一歩退き、表彰台未経験レース数ランキングで4番目となっている。

    角田裕毅 レッドブル F1

    角田裕毅にとって、2025年のレッドブルで何がうまくいかなかったのか
    角田裕毅は、得意とする鈴鹿でのレッドブル・デビューを前に自信を見せていた。

    しかし予選では15番手に終わり、オーバーテイクが極めて困難なこのサーキットで、決勝は12位までしか挽回できなかった。

    その後、角田裕毅はフェルスタッペンとの差を完全に埋めることができなかった。多くのセッションで4度の世界王者からコンマ数秒差に迫っていたものの、それ以上近づくことはなかった。

    角田裕毅自身は、当時チーム代表だったクリスチャン・ホーナーの判断が助けにならなかったと考えている。また、イモラの予選でのクラッシュにより、ローラン・メキースが加わるまでフェルスタッペンより古いパーツを使わざるを得なかった。

    これまでフェルスタッペンのチームメイトの多くは予選で大きく引き離されてきたが、角田裕毅の問題はレースペースにあった。

    2025年はグリッド全体が極めて拮抗しており、1周の速さでフェルスタッペンにわずかに劣るだけでも、それがトップ10シュートアウト進出か、Q2、あるいはQ1敗退かの分かれ目になっていた。

    レッドブルとしては、新レギュレーションの下でハジャーがレースウイークエンド全体を通して、よりフェルスタッペンに近づけることを期待している。

    一方、角田裕毅は、グリッドにいない立場でも2026年が2025年と同様に評価を高める一年となることを願うしかない。それは、キャデラックでのカムバックを準備するセルジオ・ペレスの評価を押し上げた形と重なるものになるかもしれない。

  • 角田裕毅、フェルスタッペンと30対385はF1史上最大チームメイト間ポイント差

    角田裕毅、フェルスタッペンと30対385はF1史上最大チームメイト間ポイント差

    2025年F1シーズン、レッドブル・レーシングはマックス・フェルスタッペンの隣に誰を置くべきかという、長年続く問いに改めて直面した。

    その結論としてシーズン途中から起用された角田裕毅は、最終的にフェルスタッペン385点に対し30点という、F1史上最大のチームメイト間ポイント差を記録することになる。この数字は、果たして角田裕毅の実力を正しく反映したものなのだろうか。

    レッドブルのドライバー選考という特異な哲学
    多くのチームは可能な限り最強の2人を揃えようとする。フェラーリが2023年時点で十分に競争力のあるラインアップを持ちながら、ルイス・ハミルトン獲得のためにカルロス・サインツJr.を放出したのは、その典型例だ。

    これに当てはまらない例外が2つある。ひとつはオーナーの息子が長期にわたりシートを保持するアストンマーティン。もうひとつがレッドブルである。彼らは若手育成を最優先し、そのために姉妹チームを所有するという、他に類を見ない戦略を採ってきた。その結果、セバスチャン・ベッテル、そしてフェルスタッペンという歴史的才能を輩出している。

    “呪われた2台目”と続く失敗
    ベッテルの後、ダニエル・リカルドがフェルスタッペンの台頭を前にチームを去って以降、レッドブルは2台目のシートを安定させることができていない。ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、リアム・ローソン、そして角田裕毅。短期間で多くのドライバーが入れ替わった。

    唯一長期間シートを守ったのはセルジオ・ペレスだが、彼はレッドブル育成出身ではなかった。しかも2024年後半には、予選でフェルスタッペンに常に数コンマ遅れる状況が常態化し、チーム得点の大半をフェルスタッペンひとりが稼ぐ構図になっていた。

    2025年、交代の効果はあったのか
    2025年、ペレスをローソン、そして角田裕毅に替えても状況は大きく改善しなかった。角田裕毅の予選一発の速さは、数値上ペレスと大差はなく、シーズン序盤はむしろ差が大きかった。ローソンも未経験サーキットでの2戦のみで降ろされており、比較は難しい。

    さらに角田裕毅はイモラでの高速クラッシュにより、修復の都合で旧仕様パーツを長く使わざるを得なかった。結果としてフェルスタッペンとのラップタイム差は、僅差のフィールドでは致命的なものとなり、フェルスタッペンがフロントロー争いをする一方で、角田裕毅はQ1敗退に沈む場面が増えた。これはシーズン後半、フェラーリ勢など他チーム内でも見られた現象だった。

    チームプレーと数字に残らない役割
    角田裕毅もペレス同様、チームのためにレースを組み立てる役割を担った。予選で後方に沈むことで戦略的な価値を発揮できない週末も多かったが、メキシコやアブダビではフェルスタッペンを助ける形でチームプレーを果たしている。

    それでも最終成績だけを見れば、30点対385点という数字はあまりに厳しい。22戦を共に戦ったチームメイト同士としては、前例のない差だ。

    もし条件が違っていたら
    もし角田裕毅がRB21で開幕から走り、プレシーズンテストにも参加していたら結果は違ったのか。あるいはローソンを継続起用していれば、差は本当にもっと小さかったのか。答えは出ない。

    ただひとつ言えるのは、2025年のレッドブルによる不可解なドライバー交代が、両者の評価を大きく歪めたということだ。皮肉にも、2026年F1シーズンのシートを失ったのはローソンではなく角田裕毅であり、チームが彼に一定の信頼を残していることも示唆されている。

    2025年の数字は忘れるべきか
    角田裕毅にとっても、ローソンにとっても、2025年は実力を正当に示す環境ではなかった。将来、この年の成績表だけを見て彼のキャリアを評価しようとするなら、それは大きな誤解を生むだろう。

    フェルスタッペンの隣という特異なシートで記録された“史上最低得点”は、ドライバー個人の価値を測る指標としては、あまりに不適切だったと言える。

  • 角田裕毅のF1アブダビGPペナルティにシュタイナーが異議「これはレースだ」

    角田裕毅のF1アブダビGPペナルティにシュタイナーが異議「これはレースだ」

    2025年F1最終戦アブダビGPで科された角田裕毅への5秒ペナルティについて、元ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーが異論を唱えた。

    角田裕毅はヤス・マリーナ・サーキットで行われた2025年F1シーズン最終戦において、ランド・ノリスとのポジション争いの中で5秒のタイムペナルティを受けた。

    角田裕毅は防御の際に複数回ラインを変え、結果としてノリスをコース外へ押し出す形となった。ノリスはコース外に出た状態で角田裕毅を追い越したが、「コース外での追い越しおよびアドバンテージ取得」については調査のみでお咎めなしとなった。

    スチュワードは、ノリスには角田裕毅の走行によって他に選択肢がなかったと判断し、ノリスを不問とする一方で、角田裕毅にペナルティを科した。

    シュタイナー「何も起きるべきではなかった」
    この裁定について、ギュンター・シュタイナーはノリスが無罪放免となった点には同意しつつも、角田裕毅への処分には納得していない。

    「本当なら、もうひとつペナルティを出すべきだろう。あのブレーキング中の動きが、アブダビでは急に流行り始めたんだから」と、シュタイナーは『The Red Flags Podcast』で皮肉を込めて語った。

    そのうえで、次のように本音を明かしている。

    「いや、実際には何も起きるべきではなかった。これはレーシングだ。これこそ我々が見たいものだし、観客やファンが望んでいるものだ。スチュワードが目立とうとしてペナルティを出し、注目を集める必要なんてない。これはフェアだったし、これはレーシングだ」

    「角田裕毅は限界ギリギリで走っていたと思うが、ランド・ノリスも同じく限界だった。すべてはうまく収まり、素晴らしいバトルを見せてくれた」

    ペナルティ乱発への強い不満
    シュタイナーは、近年のF1におけるペナルティの多さそのものにも不満を示している。

    「私はずっと言っているが、もしこういうことをすべて禁止してしまったら、一体誰がレースを見に行くんだ?」と疑問を投げかけた。

    「彼らにはそれが分かっていない。なぜなら、スチュワードとして自分たちがスポットライトを浴びたいだけだからだ」

  • 角田裕毅 レッドブルF1昇格の現実語る「想像以上に難しかった」

    角田裕毅 レッドブルF1昇格の現実語る「想像以上に難しかった」

    角田裕毅は、2025年シーズン途中にレーシングブルズからレッドブル・レーシングへ昇格した自身の移籍について、「想像していた以上に難しかった」と認めた。

    角田裕毅は、リアム・ローソンに代わってわずか2戦後に昇格する形でレッドブルに加入したが、RB21の扱いに大きな苦労を強いられた。マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして走る中で、マシンを完全に乗りこなすことはできず、イモラでの激しいクラッシュはシーズン最大の低迷点のひとつとなった。

    結果として、角田裕毅は22戦でわずか30ポイントの獲得にとどまり、レッドブルはコンストラクターズランキング2位争いから脱落し、最終的に3位でシーズンを終えた。角田裕毅自身も2026年のレースシートを失い、来季はテスト兼リザーブドライバーとしてチームに残ることになった。

    「想像していたよりも難しいと感じる部分は、確かにありました」と角田裕毅は、日本のDAZNの取材に対して語った。

    「チームの構造は、レーシングブルズと似ている部分もありますが、まったく違うところもありました。実際の差の大きさには驚きました」

    さらに、その違いについて角田裕毅は冗談交じりにこう続けた。

    「ホテルはすごく良くなりましたね! 大きな違いのひとつは、マシンがうまく機能していないときに、大胆なセットアップ変更をためらわないところです」

    想定以上だったトップチームへの適応の壁
    角田裕毅の言葉からは、チーム規模や体制の違い以上に、トップチーム特有のアプローチへの戸惑いがにじむ。

    表面的には似て見える組織構造の中でも、マシンが機能しない局面での判断や方向転換の速さ、その大胆さは、これまでの環境とは大きく異なっていたことがうかがえる。想定していた移籍像と、実際に直面した現実とのギャップが、2025年シーズンの苦戦につながったことを角田裕毅自身が率直に認めた形だ。