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  • 角田裕毅 クリスチャン・ホーナーの冷遇はホンダのF1撤退への恨み?

    角田裕毅 クリスチャン・ホーナーの冷遇はホンダのF1撤退への恨み?

    角田裕毅が、今後レッドブル・レーシングへ移籍する可能性は限りなくゼロに近いと言われている。その元凶とされるのがチーム代表のクリスチャン・ホーナーの存在だが、ホンダと角田裕毅との関係を考えれば、それは致し方ないことなのかもしれない。

    今年、F1参戦4年目を迎えた角田裕毅は、昨年のレッドブルRB19のコンポーネントを土台にしたVCARB 01で5レースでポイントを獲得。

    予選でも決勝でも経験豊富なチームメイトのダニエル・リカルドを余裕で凌駕し、予選ではレッドブルのセルジオ・ペレスと同じ6回のQ3進出を果たすパフォーマンスを披露している。

    しかし、レッドブル・レーシングは、公には角田裕毅を候補として名前を上げているものの、今季で満了するセルジオ・ペレスとの契約を来季も延長することが濃厚だと考えられている。

    F1ファンの目から見ても、角田裕毅がレッドブル・レーシングの候補に上げられないのは奇妙だ。角田はホンダドライバーであるだけでなく、プログラムの外部から獲得したセルジオ・ペレスとは異なり、レッドブルが育成してきたドライバーでもある。

    さらに角田裕毅は、パフォーマンスだけでなく、これまでレッドブル上層部が課題として挙げていた無線での暴言を含めた精神面でも成熟期に入っている。

    それでも、クリスチャン・ホーナーは、角田裕毅を真のレッドブル・レーシングのドライバー候補として考えてはいない。

    2021年のF1メキシコGPでは、セルジオ・ペレスが迫ってたため、進路を譲るためにコース外に出たが、乱気流に入ってしまったペレスはコースアウト。後続のマックス・フェルスタッペンは、埃が舞ったのを見て、二人が事故を起こしたと勘違いしてバックオフ。

    クリスチャン・ホーナーはレッドブルのドライバーが『Tsunoda’d(ツノダされた』という造語を使って批判。日本のファンから人種差別的だと非難され、ホーナーが角田裕毅を嫌悪しているという印象がついた。

    さらに今年のグリッドで“お気に入り”とされるダニエル・リカルドのグリッドには激励に向かっても、角田裕毅には声をかけない様子もその印象に拍車をかけた。

    ホンダが撤退しなければレッドブルは自社エンジン開発という決断はしなかった
    だが、クリスチャン・ホーナーが日本人を嫌いなのは事実かもしれない。彼はホンダの撤退に翻弄された。

    マクラーレンとのパートナーシップが決裂したホンダのF1エンジンを救ったのはレッドブルだった。2018年にトロロッソに採用し、エンジン交換によるグリッドペナルティを気にせずに自由に開発された。

    そして、2019年からはレッドブル・レーシングでもホンダのF1エンジンを採用して、ホンダに表彰台と勝利をもたらした。

    だが、タイトル獲得の可能性が見えてきた2020年10月にホンダは2021年限りでのF1撤退を発表した。

    その結果、レッドブルはエンジンがなくなり、2022年以降もホンダにエンジン供給を継続してくれるよう頼み込み、F1には2022年以降に1年前倒しでエンジン開発を凍結するよう交渉。さらに他社からのエンジン供給が望めないことから過去最大規模の投資をしてレッドブル・パワートレインズを設立して、自社製エンジンを開発する決断を下した。

    しかし、その矢先、ホンダは態度を変え、2022年11月に2026年シーズンの新PU規定での製造メーカーに登録。さらに2023年5月には2026シーズンにパワーユニットサプライヤーとしてF1復帰し、アストンマーティンとワークスパートナーシップを締結することを発表した。自社エンジンの開発を進めていることから、電気部分だけの供給を望んだレッドブルのオファーを拒否したとも報じられている。

    クリスチャン・ホーナーからすれば、ホンダが2026年にF1に戻ってくることが分かっていれば、レッドブルはわざわざ大規模な投資をして自社製F1エンジンの開発という賭けに出なくてもよかったはずだ。「フェラーリ以外でシャシーとエンジンを一つ屋根の下で製造する唯一のチームにある」というクリスチャン・ホーナーの発言は恨み節にさえ聞こえた。

    角田裕毅に話を戻すと、ホンダとのセットでレッドブルの育成プログラムに加入したのだから、いくら実力があろと、ホンダとの関係が切れれば、関係もそこまでだろう。将来的にホンダのエンジンを搭載したライバルチームに移籍することがわかって起用するメリットはない。同じくホンダ繋がりの岩佐歩夢については、今年スーパーフォーミュラでタイトルを獲れなければ、それを理由にプログラムを外される可能性もある。

    逆にホンダがF1から撤退せず、レッドブルと一緒に2026年の新レギュレーションにむけて開発を進めていれば、今の角田裕毅の実力があれば、レッドブル・レーシングのシートは確保できていたはずだ。

    したがって、2026年に角田裕毅がレッドブルやRBのシートを失うことは容易に想像できる。もし、角田裕毅が2025年にレッドブル外のチームに移籍できたとしたら、契約で縛りつけて2026年に路頭に迷わせなかったことに感謝してもいいかもしれない。

  • 2024年F1モナコGP:WINNERS & LOSERS

    2024年F1モナコGP:WINNERS & LOSERS

    2024年のF1世界選手権 第8戦モナコGPでは、地元出身のシャルル・ルクレールにとって3度目の挑戦が幸運をもたらした。ポールポジションから、1周目から完全にレースを支配し、地元で初勝利を挙げた。

    しかし、フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールとともにマリーナに飛び込み、夜通しパーティーを楽しむことで祝杯をあげた一方で、他のドライバーたちは早くモナコを離れ、モンテカルロでの出来事を忘れたいと待ちきれない様子だった。Formula1.comのローレンス・バレットが勝者と敗者を選出した。

    勝者:シャルル・ルクレール
    シャルル・ルクレールは、スタート・フィニッシュ・ストレートをバスで走り、カジノ・スクエアに向かう坂道を登って学校に通っていた頃から、モナコ市街での勝利を夢見てきた。そしてついに、それを実現させた。

    26歳のルクレールは、93年ぶりにモナコグランプリを制したモナコ人ドライバーとなった。2022年のオーストリアグランプリ以来の勝利であり、39戦連続で表彰台のトップを逃していた彼にとって、待望の勝利となった。

    ルクレールはこれまでF2でもF1でもモナコで表彰台に上がったことがなく、またポールポジションからスタートした過去12回のレースではいずれも勝利を収めることができなかった。

    通算6度目の優勝でジル・ヴィルヌーヴと肩を並べることになった。また、今年ここまでの8レースで5度目の表彰台獲得となり、ドライバーズ選手権ではマックス・フェルスタッペンに31ポイント差の2位という好成績を収めている。

    2024年 F1モナコGP シャルル・ルクレールシャルル・ルクレールはモナコで非常に感動的な勝利を収めた。

    敗者:セルジオ・ペレス
    セルジオ・ペレスにとって素晴らしい週末ではなかった。メキシコ人ドライバーは、モナコで2年連続でQ1敗退を喫して後手に回った。また、Q3に進出できなかったのも2戦連続だった。

    ペレスのグランプリは、ケビン・マグヌッセンが乗るハースとの衝突に巻き込まれてわずか数秒しか続かなかった。レッドブルのドライバーはバリアに激しく衝突し、その後ニコ・ヒュルケンベルグのもう1台のハースに追突した。

    ダメージは大きく、今季初のリタイアとノーポイントによってドライバーズランキング5位に転落し、レッドブル・レーシングは現在コンストラクターズランキングでフェラーリにわずか24ポイント差に迫られている。

    2024年 F1モナコGP セルジオ・ペレスレッドブルは、この1周目のクラッシュで高額な修理代を支払うことになるだろう。

    勝者:オスカー・ピアストリ
    オスカー・ピアストリにとってキャリアで最も素晴らしい週末のひとつとなった。オーストラリア人ドライバーは、キャリア2度目のフロントローからスタートを切った。

    スタートでカルロス・サインツと接触し、フロアとサイドポッドにダメージを負ったピアストリは、レースの大半でレースリーダーのルクレールにプレッシャーをかけ、その後後退して、カルロス・サインツJr.からの終盤の攻撃をかわした。

    2位という結果は、ピアストリにとってキャリア最高の成績(昨年はカタールで2位)に並び、マクラーレンにとってはルイス・ハミルトンが2008年に優勝して以来のモナコでの最高成績となった。

    2024年 F1モナコGP オスカー・ピアストリオスカー・ピアストリはモナコで2位となり、今シーズン初の表彰台を獲得した。

    敗者:ハースF1チーム
    期待に満ちた週末は、ハースF1チームにとっては惨めな結果に終わった。予選後、改良型リアウイング、特にDRSに不備があることが判明し、失格となった。

    レース参加は許可されたが、ニコ・ヒュルケンベルグとケビン・マグヌッセンの参加は数秒間しか続かなかった。マグヌッセンがペレスと接触し、ペレスがコントロールを失ってヒュルケンベルグに突っ込んだ。

    その結果、ダブルDNF(今シーズン初のリタイア)となり、多額の修理代が請求されることになった。修理代はコストキャップから支払われるため、彼らの開発やスペアパーツの割り当てに悪影響を及ぼす可能性がある。

    勝者:カルロス・サインツJr.
    カルロス・サインツJr.は、1周目の第1コーナーで2位争いをしていたピアストリと接触し、パンクチャーを起こして止まるという事態に見舞われ、今シーズン初のリタイアに直面した。

    しかし、マグヌッセン、ペレス、ヒュルケンベルグの事故による赤旗により、彼はピットレーンまで戻ることができただけでなく、セーフティカーライン2(この場合はピットレーン出口)を通過したドライバーの順番でグリッドが決定されたことで、リスタート時に3位を奪還することができた。

    その後、彼は力強い走りを披露し、ランド・ノリスからのプレッシャーを吸収しながら、終盤にはピアストリにもプレッシャーをかけ、余裕を持って3位でフィニッシュした。これはモナコでのキャリア3度目の表彰台であり、3戦連続5位入賞の後に迎えた今シーズン4度目の表彰台となった。

    2024年 F1モナコGP カルロス・サインツJr.カルロス・サインツJr.は日曜日に3位に入り、フェラーリがダブル表彰台を獲得した。

    敗者:アストンマーティン
    アストンマーティンは2戦連続で苦しい週末を過ごすこととなった。フェルナンド・アロンソは2戦連続でQ1敗退となり、予選16位。一方、ランス・ストロールは予選14位とわずかに上回った。

    ハースの2台が失格となったことで、アロンソとストロールの順位は上がったが、グリーンカーにとってはほとんど影響がなかった。アロンソはペースをコントロールし、ストロールが順位を落とさずにピットインできるギャップを築いた。しかし、ストロールは7周後にパンクチャーに見舞われ、ポイント獲得の可能性が絶たれた。一方、アロンソは11位でフィニッシュした。

    2度のワールドチャンピオンであるアロンソは、今年開催されたすべてのレースでポイントを獲得していたが、このレースではノーポイントに終わった。一方、アストンマーティンはコンストラクターズ選手権で52ポイント差の5位となった。

    勝者:角田裕毅
    角田裕毅は、モナコグランプリの週末を通して成熟した、落ち着いた、そして決意に満ちたパフォーマンスで、今シーズンの素晴らしい活躍を継続した。

    再びRBのチームメイトであるダニエル・リカルドを予選で上回った角田裕毅は、過去7レース中6度目のトップ10スタートを確保した。

    その後、角田裕毅は日曜日にそれを8位につなげた。これは角田にとってモナコでの初のポイント獲得であり、過去6レース中5回目のポイント獲得であり、2ドライバーズランキングのトップ10の地位を維持するのに貢献した。

    2024年 F1モナコGP 角田裕毅角田裕毅はモナコでさらなる好成績を収めた。

    敗者:ザウバー
    ピットストップでのミスが相次いだザウバーだが、モナコでは今季3番目に速い、つまり最もクリーンなピットストップを3回行ったことで、少しは笑顔を見せた。

    しかし、パフォーマンス面では、今年最悪の週末となったザウバーにとって、それが唯一の明るい材料だった。予選では、バルテリ・ボッタスが今年最悪の19位、チームメイトの周冠宇が今年5回目となる最下位となり、最後尾に沈んだ。

    この悲惨な予選の結果、ポイント獲得の戦線から事実上脱落することになった。ボッタスは13位、周は16位でチェッカーフラッグを受けた。2024年現在、まだ一度もポイントを獲得していないドライバーは3人いるが(もう1人はウィリアムズのローガン・サージェント)、そのうちの2人がこの2人だ。

    2024年 F1モナコGP ザウバーF1チームザウバーは今シーズンまだポイントを獲得していない唯一のチームとなった。

    勝者:アレクサンダー・アルボン
    ウィリアムズの重量オーバーのマシンは、他の高速コースの会場ほどモナコの低速と狭いコーナーでは彼らに大きなペナルティを与えなかった。そしてアレクサンダー・アルボンはこれを最大限に生かし、チームにとって今年初のQ3進出、そして2016年以来のモナコでの初進出を果たした。

    その後、アルボンはミスなく力強いレースを展開し、グリッド9位から2ポイントを獲得し、ウィリアムズにとって今シーズン初の得点となった。

    これにより、彼らはコンストラクターズ選手権でアルピーヌとザウバーを上回り、ライバルであるハースとは5ポイント差の8位に浮上した。

    敗者:エステバン・オコン
    チームメイトと衝突することはF1では大罪である。マイアミではオープニングラップのほぼ全編をホイール・トゥ・ホイールでレースし、経営陣の血圧を上昇させた後、モナコでも再び接近しすぎて、今回は悲惨な結果に終わった。

    エステバン・オコンはモナコのトンネルへの進入でピエール・ガスリーのイン側に突っ込み、両者は接触してオコンの車を高く空中に浮かせた。

    オコンは自分のミスだったと認めたが、アルピーヌの上層部は彼に激怒しているようだ。スチュワードは事故の責任を彼に負わせ、次戦カナダGPで5グリッド降格のペナルティを科した。

    勝者:ピエール・ガスリー
    ガスリーは、レースのオープニングラップでオコン(2人はそれぞれ10位と11位を走っていた)に激突した際に当然ながら腹を立てたが、生き残って戦い続け、最終的にレース全体を通してポジションを守り、今年初のポイントを獲得した。

    それは、ガスリーが今シーズン2度目となるオコンの予選結果を上回るタイムを記録した週末、彼とチームが今シーズン初めてQ3に進出した後のことだった。

    ガスリーが2025年のシートをめぐって、知る限り3つのチームと交渉を続けている中、このような確かなパフォーマンスはまさに彼に必要なものだった。

  • 角田裕毅 RBでダニエル・リカルドに圧勝もレッドブルF1では構想外

    角田裕毅 RBでダニエル・リカルドに圧勝もレッドブルF1では構想外

    角田裕毅のレッドブル・ファミリー内でのF1での将来は、RBでの印象的なパフォーマンスを受けて話題となっている。

    レッドブルの若手ドライバー育成プログラムが長年かけて獲得してきたもの、それは厳しい評判だ。ヘルムート・マルコの要求はシンプルだ。セカンドチームで結果を残せば、レッドブルのメインチームで活躍するチャンスが与えられる。

    すぐに実力を証明できなければ、脱落し、次の候補者がその座に就くことになる。ピエール・ガスリー(2019年中頃)とアレックス・アルボン(2020年末)に聞いてみればわかるだろう。セバスチャン・ベッテルとマックス・フェルスタッペンに7つの世界選手権タイトルをもたらし、ダニエル・リカルドとガスリーの2人のグランプリウィナーを生み出したこのプロセスは、非の打ちどころがない。

    しかし、2020年の終わり頃には人材プールが枯渇し、アルボンがフェルスタッペンに遅れを取っていたため、チームはマーク・ウェバー以来初めて外部ドライバーとして、2021年に加入したフェルスタッペンの忠実なナンバー2であるセルジオ・ペレスを起用することを選択した。

    それと同時に、角田裕毅はグランプリレースでチャンスを与えられ、いくつかの障害を乗り越えながらも、2024年はグリッド上で最も一貫性があり、最も速く、洗練されたパッケージのひとつとしてシーズンをスタートさせた。

    6番手、あるいは5番手の速さを争うマシンで、角田裕毅は最初の8レースで18ポイントを獲得している。一方、RB、ハース、ウィリアムズ、アルピーヌ、ザウバーの他の9人のドライバーは、合計で16ポイントしか獲得していない。

    角田裕毅のパフォーマンスのレベルを考えると、他の時代であればレッドブルのシニアチームでチャンスが与えられていたはずだが、それが実現する可能性はほとんどない。

    角田裕毅はレッドブルの選択肢に入っていない
    ダニエル・リカルドが2023年半ばに当時アルファタウリだったチームに復帰するとすぐに、彼と角田の両方がレッドブルの2つ目のコックピットを獲得する可能性のある争奪戦になることは明らかだった。

    端的に言えば、両者とも、相手に負ければレッドブル入りは絶望的となり、おそらくキャリアも終わりとなることを知っていた。リカルドはミッドフィールドに埋もれ、角田裕毅はこれまでの8レース中5レースでポイントを獲得している。

    F1の競争状態を考慮すると、角田裕毅が表彰台や多くのポイント獲得に挑むことはないだろうが、週末ごとにパッケージから最大限の力を引き出すことで、角田はマルコのドアをノックし続けている。

    2015年と2019年の両シーズンとも、レッドブルは必要に迫れれtトロロッソでさらに1シーズン経験を積ませる必要があると判断したドライバーをトップチームに昇格させた。ダニール・クビアトはフェルスタッペン、ピエール・ガスリーはアルボンにそれぞれポジションを奪われた。

    ガスリーとアルボンは2人とも、2年間でそれなりの結果を残して昇格したが、エリートチームのプレッシャーに耐える準備ができていたとは言い難い。

    角田裕毅

    角田裕毅は、今シーズン、チームプレーを男り、ケビン・マグヌッセンを攻撃するためにリカルドを追い越すように指示されたにもかかわらず、バーレーンでリカルドに衝突しそうになったことで、当然の批判を浴びた。

    これはレッドブルが求める気質ではなく、角田裕毅にとっては大きな汚点となったが、それ以来、彼はチームリーダーとしてレッドブルを牽引し、マルコに見過ごされるようなことがあれば自らを売り込む立場にいる。

    しかし、角田裕毅がレッドブルのシートを得るチャンスを得たことはおそらく一度もなかった。

    角田裕毅は2021年をバーレーンでのデビュー戦でポイントを獲得して華々しくスタートさせたが、その後は調子を崩し、トレーニングへの怠慢な姿勢や暴言を吐く無線メッセージが問題となった。

    レッドブルにとって、若手ドライバーのオフトラックでのアプローチはオントラックでのスピードと同じくらい重要だが、角田裕毅はその二つを両立させることができなかった。

    その年のメキシコシティでは、レッドブルのボスであるクリスチャン・ホーナーが、予選でレッドブル両車が無実な角田裕毅に遭遇し、ラップタイムを失った後、「we got Tsunoda’d(我々は角田にやられた)」とさえ主張した。

    それは、たとえホーナーがその週末の後半に発言を撤回したとしても、チームに所属するドライバーの将来を見据えることができるチーム代表の発言と言えるだろうか。

    角田裕毅はどこへ?
    賢明な投資家は、角田裕毅が2026年にホンダと提携する際にアストンマーティンに乗り換えるだろうと予想している。

    唯一の問題は、フェルナンド・アロンソがアストンマーティンと2年契約を結んでおり、ランス・ストールが望む限りシートを保持することになるということだ。

    他のチームで言えば、角田裕毅がフェラーリ、メルセデス、マクラーレンのシートを獲得することはないだろう。現在のRBの序列からすると、アルピーヌ、ハース、ウィリアムズ、ザウバーへの移籍は下位になる。

    ザウバーがアウディに変身するにつれ、特にカルロス・サインツがオファーをぐずぐず引き延ばし続けるのであれば、それは選択肢になるかもしれない。

    当面は、ドライバー市場における角田の居場所は2025年以降に開けるように思える。そのシーズンに向けては、今のチームにとどまり、目立ったパフォーマンスを発揮し続け、他の選択肢が何か開けるか様子を見るのが最善だろう。

  • 角田裕毅 「RBは下位グループを抜けてアストンマーティンF1に照準」

    角田裕毅 「RBは下位グループを抜けてアストンマーティンF1に照準」

    角田裕毅は、RBがF1の「下位5チーム」から抜け出したことでアストンマーティンに戦いを挑むことができると感じている。

    角田裕毅は、ここ数戦でRB・F1チームが、ハース、ウィリアムズ、アルピーヌ、ザウバーから頭一つ抜け出したと語った シーズン開幕当初は、F1には2つの明確なクラスがあり、レッドブル、フェラーリ、マクラーレン、メルセデス、アストンマーティンがグリッドの半分以上を占めていた。

    しかし、RBは力強いパフォーマンスと開発によるペースの向上により、過去3戦で好成績を収めることができた。

    マイアミでは、チームメイトのダニエル・リカルドが序盤の苦戦を挽回し、スプリントレースで4位入賞を果たした。一方、角田は10番手グリッドから7位まで追い上げたレースで1ポイントを獲得し、グランプリでにさらに6ポイントを獲得した。

    RBが後続チームから抜け出し始めているかどうかについて尋ねられた角田裕毅は「そう思います。ほんの少しですけどね」と角田裕毅はメディア取材で語った。

    「明らかにここ数戦の成績を見ると、僕たちトップ5チーム、下位4チームから、ある意味で少し抜け出していると思います」

    RBにはさらなる開発が控えている
    角田裕毅は今シーズンの開幕から好調を維持しており、ドライバーズランキングでランス・ストロール(アストンマーティン)を上回っている。

    過去3ラウンドで印象的な成績を収める前でさえ、角田裕毅は5ラウンドを終えてストロールにわずか2ポイント差で迫っていた。現在、彼はアストンマーティンのドライバーを19対11でリードし、10位に余裕を持って座っている。

    RBがさらに差を縮めるにつれ、角田裕毅は現在14ポイント差でトップのフェルナンド・アロンソに挑むチャンスが巡ってくるかもしれない。

    「我々はある意味で個性的なチームです」と角田裕毅は、RBが他のチームと比べてどの位置にいるかを考慮して述べた。

    「アストンマーティンにも徐々に追いつき始めています。だから、良い状態になると思うし、良いリズムで自分たちのやっていることをプッシュし続けていくつもりです」
    「これからのレースで多くの開発が行われると思います。その開発やアップグレードによって、コンマ数秒のタイムアップが実現し、アストンマーティンに追いつくことができるかもしれません」

  • 角田裕毅 アウディF1がサインツの代替として獲得を検討との報道

    角田裕毅 アウディF1がサインツの代替として獲得を検討との報道

    アウディF1は、カルロス・サインツJr.がウィリアムズと交渉を続けている中、角田裕毅を獲得することを検討していると報じられている。

    角田裕毅は今シーズンの開幕8戦で目立った活躍を見せ、5レースでポイントを獲得し、より名声の高いチームメイトのダニエル・リカルドを凌駕している。

    角田裕毅は、レッドブル・レーシングへの昇格が究極の野望だと率直に語っているが、レッドブルはその提案に魅力を感じていない。

    角田裕毅は、レッドブルでのポジションが確保できない場合は退団する用意があると認めている。また、彼には求めるチームが現れる可能性も高い。

    角田裕毅は、2025年にザウバーに移籍するニコ・ヒュルケンベルグを失うハースF1チームと関係があるとされているが、角田はザウバーでヒュルケンベルグとパートナーを組むことになるかもしれない。

    記者のジョー・サワードによると、アウディは新しいレギュレーションが導入された際にF1に参入する準備として、ヒュルケンベルグのチームメイト候補の評価を行っているという。

    サインツはアウディから魅力的なオファーを受けているとみられるが、フェラーリ退団後の行き先を思案する中でウィリアムズとの交渉も行っている。

    ウィリアムズはチャンピオンシップで7位に上り詰めた時の偉業を再現するのに苦労しているものの、より強力なチームになるための基盤を整えつつある。

    ウィリアムズのF1チーム代表のジェームズ・ボウルズは、2026年にスタートダッシュを切るべく、オーナーのドリルトン・キャピタルにチームの老朽化した施設の近代化を迫っている。

    角田裕毅 アウディF1角田裕毅のザウバー/アウディ移籍の鍵を握るカルロス・サインツJr.の動向

    一方、ジェームス・ボウルズは、デザイン界の第一人者エイドリアン・ニューウェイにウィリアムズへの復帰を打診しており、3度のレース優勝経験を持つサインツとのダブル獲得をを狙っている可能性がある。

    アルピーヌF1チームからの離脱が避けられないことから、エステバン・オコンがサインツのアウディの代替としてオダーを受けるのではないかと噂さているが、オコン本人は移籍に難色を示しているという。

    その代わりに、オコンはハースF1チームへの移籍の可能性について話し合いを行っており、そうなればハースは初めてレース優勝経験のあるドライバーを起用することになる。

    オコンの現在のアルピーヌチームメイトであるピエール・ガスリーが、エンストンを拠点とするチームとの契約更新に動いているため、角田裕毅がアウディの次のターゲットになる可能性がある。

    サインツとオコンの両名がアウディに厳しい態度を示すことで、バルテリ・ボッタスまたは周冠宇の残留の可能性が高まるだろうが、それはありそうにないと考えられている。

    角田裕毅 ザウバー/アウディエステバン・オコンも角田裕毅のアウディ移籍のきっかけになる可能性

    モナコでのパドックでの噂によると、アウディは角田裕毅の素晴らしい活躍に「感銘を受け」ており、レッドブルの躊躇につけ込む可能性があるという。

    レッドブルは9月まで角田裕毅の契約を延長するオプションを持っていると報じられており、RBのCEOであるピーター・バイエルは、チームとしては角田の残留を望んでいる意向を表明している。

    しかし、角田が退団すれば、レッドブルが誇るセカンドチームに2025年の2つの枠を埋めるのに十分なオプションが3つあるというジレンマは解消される。

    角田裕毅の活躍により、彼は外せない存在となったが、チームメイトのダニエル・リカルドは、コース上での問題にもかかわらず、RBの成長に貢献したことを称賛されている。

    しかし、角田裕毅が自らの意志で撤退を決断すれば、レッドブルはリザーブドライバーのリアム・ローソンを昇格させ、このニュージーランド人を失うことを完全に回避できることになる。

    ローソンは昨シーズン、リカルドが中手骨骨折で欠場した際にアルファタウリの代役を務め、シンガポールで9位という当時の最高成績を収めた。

    一方、サインツがウィリアムズに移籍し、現職のアレックス・アルボンとともに強力なラインナップが完成すれば、アンドレア・キミ・アントネッリのメルセデスへの昇格はほぼ確実となるだろう。

    メルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフは、マックス・フェルスタッペンへのアプローチを続ける中で、来シーズンフェラーリに移籍するルイス・ハミルトンの後任を誰にするかを急ぐ必要はないと断言している。

    しかし、フェルスタッペンがタイトルを争うレッドブルから、今シーズン表彰台に上がれていないメルセデスに移籍するのは見込みが薄いため、アントネッリはジョージ・ラッセルと共に参戦することになるだろう。

    そして、サインツがザウバー/アウディではなくウィリアムズを選んだことは、ボッタスの将来に影響を及ぼす可能性がある。このフィンランド人ドライバーは元チームと活発な話し合いを行っていることが知られている。

    元メルセデスのドライバーは先月、F1を続けるために「いくつかの選択肢」があり、アルピーヌでオコンの後任を目指す可能性もあると明かしている。

    一方、オリバー・ベアマンはFP1を戦ったハースチームからプレマF2チームのチームメイトであるアントネッリと同じくF1デビューを果たす可能性が高いと考えられている。

  • 角田裕毅 RBより下位F1チームへの移籍を考えなければならない理由

    角田裕毅 RBより下位F1チームへの移籍を考えなければならない理由

    角田裕毅は、日本人ドライバーがF1世界チャンピオンになるという夢を叶えたいのであれば、レッドブル組織を離れざるを得ないかもしれない。ホンダが育てた有望な才能である角田は、2021年にアルファタウリ(現RB)でF1デビューを果たした。それ以来、この日本人ドライバーは一貫して称賛に値するパフォーマンスを発揮し、チーム無線のやり取りでも大幅な改善を見せている。しかし、レッドブルの将来の計画にはこの24歳のドライバーは含まれていないようだ。

    レッドブルが2023年に角田裕毅のパートナーとしてニック・デ・フリースと契約したとき、多くの人が元フォーミュラEおよびフォーミュラ2チャンピオンがアルファタウリで圧倒的な強さを見せると予想していた。しかし、角田裕毅は期待を上回り、チームメイトを上回るパフォーマンスを見せてパドック全体を驚かせた。そして今シーズン、経験豊富な8回のレース優勝者であるダニエル・リカルドをも上回ったことは注目に値する。

    今シーズンの角田裕毅のトラック上でのパフォーマンスは、彼の並外れたスピードと成熟度の証しだ。しかし、この24歳のドライバーが来シーズン、レッドブルでセルジオ・ペレスの後任になる可能性は低いようだ。したがって、モータースポーツの頂点でのキャリアを救うために、角田はレッドブル組織との関係を断つ時期が来ているのかもしれない。

    ホンダとレッドブルの提携が、角田裕毅の2021年のF1参入を後押ししたことは間違いない。24歳のドライバーは、RBに多額の資金援助をしていると報じられているホンダの支援を受けていると考えられている。しかし、ホンダが2026年にアストンマーティンに移行するため、レッドブルは姉妹チームに角田を留めておく真の動機がなくなるだろう。

    レッドブル・レーシングは、マックス・フェルスタッペンの横に並ぶ角田裕毅の昇格に興味を示さなかった。さらに、レッドブルにはリアム・ローソンなど、フルタイムのシートを確保する機会を待っている有望な才能が他にもいる。したがって、今後の数シーズンで角田裕毅がレッドブルから移籍し、レッドブルのジュニアドライバーが起用されるのも不思議ではない。

    以前、角田裕毅が2026年にアストンマーティンのシートを争っているという噂があった。しかし、フェルナンド・アロンソがシルバーストーンを拠点とするチームとの契約を更新したことで、状況は複雑化した。その結果、角田がF1でのキャリアを守るためにハースに移籍する意向があるという噂が浮上した。角田自身も、レッドブルから保証が得られなければライバルチームへの移籍を検討する用意があると認めている。

    現状、RBはコンストラクターズ選手権で6位につけており、レッドブルとアストンマーティン以外で移籍の可能性があるハース、ウィリアムズ、アルピーヌ、ザウバー/アウディは戦闘力はRBに及んでいない。レギュレーションが変わらず、各チームが新世代マシンの開発にシフトすることから、2025年も状況はそこまで大きく変わることはないだろう。

    2025年も角田裕毅がRBに残留する可能性は高い。だが、ホンダがアストンマーティンに移行する2026年に角田裕毅は突然レッドブルから切られ、F1グリッドに居場所を失うことになる可能性がある。

    したがって、ハースのような小規模チームへの移籍は角田裕毅にとって前進を意味するものではないだろう。だが、それは角田にF1に留まり、グリッドの残りの人たちに自分のスキルを披露する機会を与えるだろう。レッドブルから距離を置くことは、角田がグリッドの最前線で競争する道を開くことになるかもしれない。

  • 角田裕毅 F1モナコGPの公式F1パワーランキングで3位にランクイン

    角田裕毅 F1モナコGPの公式F1パワーランキングで3位にランクイン

    Formula1.comが2024年F1第8戦モナコGP版のパワーランキングを発表。角田裕毅(RB)が3位にランクイン。総合でも6位を維持した。

    シャルル・ルクレールは、モナコグランプリの週末を通して圧倒的なパフォーマンスを見せ、地元で大成功を収めました。しかし、モナコ公国で他に印象に残ったドライバーは誰か?

    F1パワーランキングは、Formula1.comの5人の審査員がグランプリ終了後に各ドライバーを評価し、週末を通してのパフォーマンスに応じて10点満点で採点。専門家のスコアを平均してレーススコアを作成し、そのスコアは総合パワーランキングのリーダーボードでシーズンを通して集計される。

    1.シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
    前述の通り、ルクレールはモナコでのレース初日のプラクティスからチェッカーフラッグが振られるまで完璧な走りを披露し、ホームコースでの過去の不運を振り払って3度目のポールポジションから念願の勝利を手に入れた。審査員たちはこれに感銘を受け、ルクレールに満点をつけた。

    2.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    ピアストリはモンテカルロの市街地コースで安定したパフォーマンスを披露し、ルクレールを最後まで追い詰めた。ピアストリは、マイアミグランプリでのレース中盤のセーフティカー導入やエミリア・ロマーニャグランプリでの予選でのトラフィックによるトラブルによって最終的な勝利のチャンスを逃していたが、これにより、マクラーレンのガレージにふさわしい結果をもたらした。

    3.角田裕毅(RB・フォーミュラワン・チーム)
    今シーズン、これまで開催されたほぼすべてのレースで印象的な走りを見せてきた角田裕毅は、モナコグランプリでもその才能を遺憾なく発揮した。予選では再びRBをリードしてQ3に進出し、決勝でも貴重なポイントを獲得。他チームからの関心が報じられる中、レッドブル首脳陣に考える材料を与えた。

    4.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・レーシング)
    アルボンは先週末のモナコで、ウィリアムズにとって今シーズン初のトップ10進出となる予選で、リスクとリターンのバランスを見事に保ち、その予選での好位置を生かして、グローブチームに2024年最初のポイント獲得をもたらした。

    5.カルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)
    ルクレールが地元で輝いた一方、フェラーリのチームメイトであるカルロス・サインツにとっては比較的静かな週末となった。サインツは、金曜日のプラクティス1回目から自信が持てないと認めている。それでも、スペイン人ドライバーは表彰台に上り、スクーデリアにとってまたも2台揃っての好成績を祝うことができた。

    6.ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム)
    このリストの上部にいる角田とアルボンと同様に、ガスリーはQ2で素晴らしいラップを刻み、Q3に進出し、アルピーヌにモナコで切望されていたトップ10のスタートポジションをもたらした。オープニングラップでチームメイトと劇的な接触があったものの、最終的にはエステバン・オコンが謝罪したにもかかわらず、ガスリーはダメージを受けたマシンで、当然の結果とも言えるポイントフィニッシュを果たした。

    7.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    マックス・フェルスタッペンとレッドブルは、モンテカルロでの金曜プラクティスから調子が上がらなかった。3.337キロメートルのコース周辺の段差や縁石にRB20が強く嫌悪感を示したのだ。結局、6位という結果はダメージを最小限に抑えることができたが、ドライバーとチームは次回のカナダでのレースではもっと良い結果を期待している。

    8.ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)
    今シーズン、メルセデスはプラクティスの序盤で速さを見せつけたが、予選では後退した。予選では、7度の世界チャンピオンであるもう1台のシルバーアローのルイス・ハミルトンを上回り、レースでもラッセルがチームの努力を先導した。

    9.ランド・ノリス(マクラーレン)
    マイアミでF1初優勝を果たし、一躍注目の的となったノリスは、イモラでもレース優勝者のフェルスタッペンを最後まで追い詰める走りを見せ、再びファンの心を熱くさせた。対照的に、モナコでは地味なレース展開となった。予選ではルクレール、チームメイトのピアストリ、サインツに次ぐ4位に終わり、表彰台獲得のチャンスが遠のいた。

    10.ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)
    ハミルトンはモナコでの最初のプラクティスで最速タイムを記録し、この有名なトラックで4回目の優勝を狙う可能性があると、一時は期待を集めた。しかし、週末が進むにつれ、フェラーリとマクラーレンのドライバーが速すぎ、ラッセルもチームメイトとの戦いで優位に立ったため、それは叶わなかった。

    惜しくも圏外
    ニコ・ヒュルケンベルグは、ハースのチームメイトであるケビン・マグヌッセンとセルジオ・ペレスが揉み合いになり、最終的にペレスのマシンがヒュルケンベルグに接触するという混乱に巻き込まれた。 ヒュルケンベルグは、RBのダニエル・リカルドとともに、惜しくも予選Q2で姿を消した。リカルドは堅実な走りを見せたものの、目立った活躍はできなかった。

    2024年のF1世界選手権 モナコグランプリ

  • 角田裕毅 F1モナコGPの後続を抑える戦略は「いい気分ではなかった」

    角田裕毅 F1モナコGPの後続を抑える戦略は「いい気分ではなかった」

    角田裕毅はF1モナコGPで「かなり多くのことを管理していた」と明かし、レースの大半でプレッシャーにさらされたことは「いい気分ではなかった」と認めた。

    モンテカルロでの78周のレースで角田裕毅は8位でフィニッシュし、自身とRBチームの両方にとって貴重なポイントを獲得した。

    角田裕毅は、最後の3周までは退屈なレースだったと認めたが、その3周で全開で攻めることができ、後方のアルボンとの差を広げることができた。

    「とても長いレースでした。戦略、計画をある程度尊重しなければなりませんでした。ライバルに付け入る隙を与えたくありませんでした」と角田裕毅は説明した。

    「タイヤとペースを管理していました。最後の3周は全開で走れると聞いていたので楽しめました。それまでは欲張りすぎないように微調整していました。そしてタイヤも管理していました」

    角田裕毅は、RBチームがレース前に、彼の有望なスタート位置を守るために、直接のライバルに追い抜かれないようにペースを落とすことを決定したと明かした。

    ドライバーとして限界までプッシュできないのはどんな気分かと尋ねられた角田裕毅は、いい気分ではないが、自分の将来にとっては最良の結果だと答えた。

    「かなり管理していました。後ろの車を確認するために、時にはかなりスピードを落とさなければなりませんでした」と彼は付け加えた。

    「例えば、ランス・ストロールはピットストップをしないとか、セーフティカーが入っても誰にもオーバーカットやアンダーカットされないようにしていました」

    「ペースを本当にコントロールしなければなりませんでした。ドライバーとしては、これからペースが上がることが分かっているので、当然イライラしました。でも、チームの言うことに従えてよかったです」

    「モナコは追い越しが非常に難しいコースです。後ろのドライバーからプレッシャーをかけられたくはありません」

    「プレッシャーはドライバーに何かを与える。どんなドライバーでもね。いい気分じゃないです。後ろに車がいて追い越そうとしているときはなおさらです」

    「僕たちはすでにそのことについて話し合いたし、こうなることはわかっていました。彼らの言う通りに成功できて嬉しいです」

    角田裕毅 F1

    角田裕毅はまた、レース序盤の赤旗により戦略が無効となり、行動が制限され、トップ10内で変化がなかったことを受けて、モナコサーキットについての考えも語った。

    「誰もが知っているように、予選は本当に重要なセッションなので、我々は予選に向けて特別な興奮を保っています」と角田裕毅は認めた。

    「おそらく通常のレースよりも予選の価値が高く、最終的にトップ10に入ることができました」

    「もちろん、レースは追い抜くのが難しく、観客にとってはそれほどエキサイティングではないかもしれないが、これがモナコなのだと思っています」

    「そして、それが予選が他のトラックと比べて特別な理由です」

  • 角田裕毅 F1公式ゲーム『F1 24』で下から5番目の低評価

    角田裕毅 F1公式ゲーム『F1 24』で下から5番目の低評価

    角田裕毅は、F1公式ゲーム『F1 24』で下から5番目の低評価となっている。

    今季、ビザ・キャッシュアップRBで5回のポイントフィニッシュを果たしている角田裕毅だが、総合評価81点。バルテリ・ボッタス(ザウバー)と同点であり、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、周冠宇(ザウバー)、ローガン・サージェント(ウィリアムズ)を上回っているが、下から5番目の低評価だ。

    4項目のスコアでも、Experience(経験)が72点、Racecraft(レース技術)が74点、Awareness(意識)が77点、Pace(ペース)が86点と、ペース以外はすべて80点以下で、チームメイトのダニエル・リカルドと比較してもペース以外はすべて低評価となっている。

    一方、3度のワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンは、公式F1ゲームでこれまで以上に高い評価を得ている。総合評価で100点満点中96点を獲得しており、19人のライバルの誰よりも4点高い。フェルナンド・アロンソは92点で2番目に優れたドライバーと評価されており、90点台のスコアを獲得したドライバーは他にいない。

    マックス・フェルスタッペンは昨年初め、『F1 24』のパブリッシャーであるEA Sportsのアンバサダーに就任。ローンチシーズン中のアップデートで96点という高得点を獲得したことはあるが、新作ゲームのローンチでこれほどの高得点を獲得したのは今回が初めてとなる。

    ローガン・サージェントを除く全ドライバーのスコアは80点以上。サージェントは70点。これは彼がデビューした昨年より1点低く、F1 22で周冠宇が同点を獲得して以来の最低点となる。

    F1 24 ドライバー評価

    Driver Overall Experience Racecraft Awareness Pace
    マックス・フェルスタッペン 96 85 98 94 96
    フェルナンド・アロンソ 92 99 94 81 91
    カルロス・サインツJr. 89 85 93 89 88
    シャルル・ルクレール 89 78 91 90 89
    ランド・ノリス 89 78 89 85 90
    ルイス・ハミルトン 89 97 90 92 87
    ジョージ・ラッセル 87 78 87 84 88
    セルジオ・ペレス 87 91 93 79 85
    アレクサンダー・アルボン 85 77 83 79 87
    オスカー・ピアストリ 84 62 85 81 86
    ピエール・ガスリー 84 79 85 78 85
    エステバン・オコン 83 79 83 80 83
    ダニエル・リカルド 82 89 81 85 82
    ニコ・ヒュルケンベルグ 82 85 82 85 81
    バルテリ・ボッタス 81 88 72 97 83
    角田裕毅 81 72 74 77 86
    ケビン・マグヌッセン 80 82 75 79 82
    ランス・ストロール 80 80 83 79 79
    周冠宇 80 68 78 82 83
    ローガン・サージェント 70 62 68 75 72
  • 角田裕毅 「F1に留まるためにはポイントを獲得し続けることが重要」

    角田裕毅 「F1に留まるためにはポイントを獲得し続けることが重要」

    角田裕毅は、F1モナコGPでの初のポイントを獲得したことに感激しており、将来のF1グリッド獲得に向けて、自分の安定感が増していることを示していると語った。

    スタートで8番手につけた角田は、タイヤを温存しながら終始ペースをコントロールし、そのままの順位でチェッカーを受けた。プッシュできなかった悔しさをにじませながらも、冷静さを失わず、最終的には満足のいく結果を残した。

    レース後、角田裕毅は「またポイントを獲得できて良かったです」と語った。「ポイントに値するレースだったと思う。ある意味で微調整のようなもので、自分と戦略のバランスが少し取っていました。僕自身はプッシュしたかったですが、戦略としてはプッシュしたくなかった」

    「できるだけ冷静でいようと努力しました。結局、最後の数周は楽しめましたし、モナコで初めてポイントを獲得できたので、間違いなく幸せな一日でした」

    角田裕毅はまだ2025年の計画を確定させておらず、RBもドライバーラインナップをまだ決めていないチームの一つだ。そのため、24歳の角田は、これまで5回のレース週末でポイントを獲得しているが、来年もレースに残りたいという意向をパドックに示す上で、彼の一貫性がどれほど重要かと尋ねられた。

    「ええ、もちろんです」と角田裕毅は答えた。「ポイントを獲得し続けることは非常に重要です。また、チームは僕にFP1ですぐに自信を持たせてくれていると思いますし、FP1からすでに良いペースがありました」

    「そういったことは、自信を持ち、自分のやるべきことに集中するのに役立つと思います。どのレースでも、僕たちは非常に安定しています。それが僕たち全員が望んでいることであり、僕たちはただ自分たちのやっていることをプッシュし続けるだけです」

    角田裕毅 F1

    一方、ガレージの反対側では、ダニエル・リカルドがレース序盤にアストンマーティンのフェルナンド・アロンソとランス・ストロールのコンビに敗れ、グランプリの大半を彼らの後ろを追って過ごしたが、結局、当初のスタート位置である12位でその日を終えた。

    「難しかった。ポイント圏内で予選を通過できなければ、間違いなく実現は難しい」とリカルドは認めた。「最初のスタートは、今年数少ない非常に良いスタートのひとつだったと思うけど、実際には、あまり望んでいなかったポジションに自分を置いてしまった!」

    「僕はかなり勢いがあったし、ピエール・ガスリーの後ろに少しスペースがあったと思う。僕は少し左に行った。そして、明らかにターン1で狭くなっていたので、そこから抜け出さなければならなかった。そうしたら、ストロールがイン側でもっと勢いを増して、最初の1コーナーで僕を追い抜いたんだ」

    「2回目は、記憶が確かなら、彼がイン側を横切った。(赤旗中にリタイアした)エステバン・オコンがいなかったため、彼のスタートは少し良かった。彼が横切ったことで、アロンソに外側にいくらかスペースができたと思う」

    「レース中ずっと2台のアストンを見ることになったけど、それは驚くことではない。ここはそういうところだからね。レース中はクりーンエアで2周走ったので少しプッシュできた。楽しかったよ」

    「残りは…アロンソが何かを生み出そうとしているところがあったから、それは少し楽しかったけど、70周ほどはちょっと苦しかったね」

    「確かに自分が望んでいたモナコではなかったけど、気を取り直してまた挑戦するつもりだ。モントリオールは良いコースだし、楽しいから、これまでよりも少しいい結果が出るように努力するつもりだ」

    ダニエル・リカルドは、10年前にF1初勝利を挙げたレースであるカナダGPをすでに楽しみにしているが、チームメイトと比べて一貫性が欠けていることにフラストレーションを感じていることも認めた。

    「角田の活躍でチームがポイントを獲得するのを見るのは良い面がたくさんあると思うけど、個人的なフラストレーションや失望もある。なぜなら、明らかにそれは可能だったし、裕毅はここ数戦でポイントを獲得しているからね」と34歳のリカルドは付け加えた。

    「そこで自分を奮い立たせ、コンスタントに発揮できていないものを見つけるつもりだ。僕がそれを見せるとき、それは明らかにそこにあると感じている。でも、そうだね、毎週末でないと意味がない。モントリオールでは、それを取り戻せるように頑張るよ」