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  • 【MotoGP】 マルク・マルケスがタイトル2連覇…ホンダは3冠達成

    【MotoGP】 マルク・マルケスがタイトル2連覇…ホンダは3冠達成

    2017 FIM ロードレース世界選手権の最終戦バレンシアGP(11月12日決勝、スペイン バレンシアサーキット)において、レプソル・ホンダ・チーム(Repsol Honda Team)のマルク・マルケスがチャンピオンを獲得し2連覇を達成。同時にチームのタイトルも獲得し、前戦で獲得したコンストラクターズタイトルと合わせ、三冠を達成した。

    マルク・マルケスは、11日(土)の予選でシーズン8度目となるポールポジションを獲得し、順調な仕上がりで決勝に臨んだ。

    決勝レースでも序盤から上位を走行しつつ、ライバルとのポイント差を考慮した堅実な走りを展開。3位でフィニッシュし、チャンピオンの座に輝いた。レースではチームメートのダニ・ペドロサが優勝し、チームタイトルの獲得に華を添えた。

    マルク・マルケスは、2013年にHondaワークスチームのレプソル・ホンダ・チームからMotoGPクラスに初参戦すると、デビューイヤーでチャンピオンを獲得し最年少記録を更新した。翌年も開幕戦からの10連勝を含む13勝を挙げ、2年連続でチャンピオンを獲得。今回は、史上最年少でMotoGPクラスにおける通算4度目のチャンピオンとなる快挙を成し遂げた。また、Hondaも昨年に引き続き2年連続のコンストラクターズタイトルを獲得。さらに、レプソル・ホンダ・チームもタイトルを獲得したことで、3年ぶりの三冠達成となった。

    マルク・マルケス

    「このバレンシアで勝って4度目のチャンピオンタイトルを獲得するため、序盤からレースをコントロールしようとしてプッシュしましたが、ザルコ選手を抜いた後の第1コーナーでミスをしてしまいました。このミスの後、彼と競うことにリスクを感じたので、確実にフィニッシュを目指す走りに切り替えたら、ドビツィオーゾ選手がリタイアし、チャンピオンを獲得したと知りました。今季の前半戦は、肉体的にも、精神的にも本当にタフなものでした。最初の何戦かは楽しんで走ることができませんでしたが、チームの努力のおかげで走りをエンジョイできるようになりました。今日のレースは本当に信じられません。パルクフェルメに来て初めてチャンピオンになれたと気づいたくらいでした」

    八郷隆弘 (本田技研工業株式会社 代表取締役社長)

    「一年を通して、チャレンジし続けながらも、安定した走りで、2年連続チャンピオンを獲得したマルケス選手を心から祝福します。またコンストラクターズタイトル、チームタイトルを加えた3つのタイトルを獲得できたことを大変うれしく思います。チームおよび関係者、スポンサーの皆さま、そしてファンの皆さまに心より感謝申し上げます。今後も、二輪の最高峰レースであるMotoGPでの勝利を目指し、新たなチャレンジを続けてまいりますので、引き続きご声援をよろしくお願いします」

    野村欣滋 (株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長)

    「今シーズンは各メーカーの進化が大きく、またコースごとにコンディションの変化も激しい非常にタフなシーズンでした。そのような状況で、マルケス選手は着実に勝利を重ね、チャンピオンを獲得することができました。また、チームのメンバーとHRCメンバー全員の素晴らしい働きにより、三冠まで達成できたことは、HRCの代表として、レースに携わってくれた全員を誇りに思うとともに、その努力とチャレンジに感謝いたします。加えて、Hondaのレース活動を支えてくれた、多くのスポンサーとファンの皆さまに御礼申し上げます」

    関連:【MotoGP】 マルク・マルケスが2017年のチャンピオンを獲得!

  • ホンダ、MotoGPなど2018年の二輪モータースポーツ活動計画を発表

    ホンダ、MotoGPなど2018年の二輪モータースポーツ活動計画を発表

    ホンダは現地時間11月6日(月)、イタリア・ミラノで開催されたEICMA2017(ミラノショー)で、2018年の二輪モータースポーツ活動における世界選手権の参戦体制について、以下の通り発表を行った。

    ホンダは2018年シーズンも各カテゴリーの二輪世界選手権シリーズおよび「ダカールラリー2018」に参戦する。「FIMロードレース世界選手権シリーズ MotoGPクラス」では、日本人として4年ぶりのフル参戦となる中上貴晶をはじめ、フランコ・モルビデリ、トーマス・ルティの3選手を迎え、新たなチャレンジをしていく。ホンダは世界選手権のすべてのカテゴリーにおいて、タイトル獲得を目指す。

    ホンダにとってレース活動は原動力であり、世界最高峰のレースに参戦することで技術と人を磨き、そこで培われたレーシングスピリットや技術は、多くの製品に活かされている。ホンダはこれからも、さまざまな製品、サービス、そしてレース活動を通じ、コーポレートスローガン「The Power of Dreams」のもと、お客様とともに、夢を実現していく。

    2018年二輪世界選手権におけるHondaレース参戦体制

    1.FIMロードレース世界選手権シリーズ(MotoGP)
    <MotoGPクラス>
    2018年シーズンのMotoGPクラスには、ホンダのワークスチーム「Repsol Honda Team」から、現在ポイントランキング1位のマルク・マルケスと、MotoGPクラス13年目となるダニ・ペドロサの2名が2018年型のワークスマシンRC213Vで参戦する。また、「LCR Honda Castrol」のカル・クラッチロー、「LCR Honda IDEMITSU」の中上貴晶、そして「Estrella Galicia 0,0 Marc VDS」のフランコ・モルビデリ、トーマス・ルティの4名もRC213Vを駆って参戦、ライダーズ、コンストラクターズ、チームの3冠獲得を目指す。

    <Moto3クラス>
    2017年シーズン、2年ぶりにライダーズとコンストラクターズのダブルタイトルを獲得したMoto3クラスには、2018年型のHondaワークスマシンNSF250RWを13台投入。7チーム体制で臨み、2017年に続く、ライダーズ、コンストラクターズのタイトル連覇に挑む。

    2.FIMトライアル世界選手権シリーズ(WCT)
    ライダーズタイトル11連覇を達成したWCTには、ホンダのワークスチーム「Repsol Honda Team」から、11年連続チャンピオンのトニー・ボウと、WCT参戦23年目の藤波貴久の2選手が、ワークスマシンCOTA4RTで参戦。ボウはタイトル連覇の記録更新を狙う。

    3.FIMモトクロス世界選手権シリーズ(MXGP)
    <MXGP:450ccクラス>
    MXGPクラスには、ワークスチーム「Team HRC」から、2017年シーズンランキング5位のティム・ガイザーが参戦。また、MX2ランキング8位のブライアン・ボジャーズが新たに参戦。2018年型のワークスマシンCRF450RWを駆りタイトル奪還を目指す。

    <MX2:250ccクラス>
    MX2クラスには、2017年シーズンに同クラス13位のカルバン・ブランドレンが「Team HRC」からワークスマシンCRF250Rで参戦し、タイトル獲得を目指す。

    4.AMAスーパークロス世界選手権シリーズ(450SX)
    <450SX:450ccクラス>
    450SXクラスには、ホンダのワークスチーム「Team Honda HRC」からケン・ロクスンと、コール・シーリーが2018年型CRF450Rで参戦し、タイトル獲得を目指す。

    5.FIMスーパーバイク世界選手権シリーズ(WSB)
    ホンダのヨーロッパ地域統括会社である(株)ホンダ・モーター・ヨーロッパ・リミテッド(Honda Motor Europe Ltd.)が支援する「Red Bull Honda World Superbike Team」から、現在もWSBに参戦中のレオン・キャミアがCBR1000RR SP2で参戦し、タイトル獲得を目指す。

    ●ダカールラリー2018
    ダカールラリー参戦6年目となるホンダのワークスチーム「Monster Energy Honda Team」は、ダカールラリー参戦8年目のエースライダー、ホアン・バレダ、参戦10年目のパウロ・ゴンサルヴェス、そしてケビン・ベナバイズ、マイケル・メッジ、リッキー・ブラベックの総勢5名が、2018年型のワークスマシンCRF450 RALLYでタイトル獲得を目指す。

  • ホンダ、「モースポフェス in 九州」の参加概要を発表

    ホンダ、「モースポフェス in 九州」の参加概要を発表

    ホンダは、2017年11月19日(日)、熊本県のHSR九州にて開催される「モースポフェス in 九州」にて、レーシングマシンなどの展示や、Hondaライダー・ドライバーによるデモンストレーション走行などを行う。

    「モースポフェス in 九州」は、“モータースポーツの力で地域に活力を”の想いを込め、自動車関連各企業、団体が垣根を超えて、さまざまなモータースポーツの魅力をお伝えするとともに、クルマを運転する楽しさやクルマへの憧れ・夢を育んでいただけるイベントで、今回が初めての開催となる。

    なお、当日は、今年5月に米国にて開催された第101回イインディ500で優勝した佐藤琢磨が来場し、トークショーなどのイベントに参加するほか、インディ500優勝マシンの展示も行う。また、2017年の参戦車両であるSUPER GTのARTA NSX-GTのデモンストレーション走行と、全日本スーパーフォーミュラ選手権のTEAM MUGEN ピエール・ガスリーの参戦マシンの展示も行う。

    さらに、ちびっこバイク体験やASIMOふあふあ、McLaren-Honda MP4-31コックピット体験など、幅広い層のお客様にお楽しみいただけるプログラムを用意している。

    【主なイベント参加者(予定)】
    □二輪ライダー
    <MFJ全日本ロードレース選手権> 高橋 巧
    <MFJ全日本モトクロス選手権> 田中 雅己
    <MFJ全日本トライアル選手権> 小川 友幸
    <トライアルデモンストレーター> 小林 直樹
     
    □四輪チーム監督 鈴木 亜久里
    □四輪ドライバー 
    <インディカー・シリーズ> 佐藤 琢磨
    <SUPER GT(GT500クラス)> 野尻 智紀
     中嶋 大祐
     塚越 広大
     ベルトラン・バゲット
     伊沢 拓也

    【イベント概要】
    ■名称 モースポフェス in 九州 / MOTOR SPORTS FESTIVAL in KYUSHU
    ■主催 モースポフェス in 九州 実行委員会
    (トヨタ自動車株式会社、本田技研工業株式会社)
    ■後援(予定含む) 一般社団法人日本自動車連盟(JAF) / 株式会社日本レースプロモーション(JRP) / 株式会社GTアソシエイション(GTA) / 一般社団法人九州観光推進機構 / 熊本県 / 大津町 / 西原村
    ■会場 HSR九州
    〒869-1231 熊本県菊池郡大津町平川1500
    ■開催日 2017年11月19日(日) ※雨天決行
    ■時間 9:00~17:00(予定)
    ■入場/駐車料金 無料
    ■公式サイト http://msp-f.com
    ■お問い合わせ先 モースポフェス in 九州 事務局 Mail: info@msp-f.com

  • ホンダ 「MotoGPやインディカーと同じようにF1で成功を収めたい」

    ホンダ 「MotoGPやインディカーと同じようにF1で成功を収めたい」

    ホンダは、MotoGPやインディカーと同じようにF1で成功することを究極の目標に掲げている。

    F1は世界で最大の人気を誇るモータースポーツであり、ホンダの動向にも大きな注目が集まっている。ホンダはF1以外にも様々なモータースポーツカテゴリーに参戦しているが、昨今のF1におけるホンダの苦戦は、他のカテゴリーでの成功が霞んでしまうことにもつながりかねない。

    ホンダのモータースポーツ部長である山本雅史は「確かに、F1以外のレースでの成功が霞んでしまうかもしれません。でも、多くの人がF1で戦うHondaを見て、話題にしてくれていますし、それがメディアなどへの露出につながっていることも事実です。確かに、現時点ではHonda F1に関するニュースで前向きなものはあまり多くありませんが、すべてのお客様とよりよいコミニュケーションを取るという点では意味があると思っています。もちろん、もっともっとよくしていかなくてはなりませんが」とHonda Racing F1のサイトでコメント。

    山本雅史はF1以外のカテゴリーにも携わり、ホンダは二輪・四輪ともに大きな成果を挙げている。

    「Hondaは世界最大の二輪車メーカーですから、マルク・マルケスがタイトル連覇を果たしたMotoGPをはじめ、WSB(スーパーバイク世界選手権)やAMAスーパークロス(米国)といったカテゴリーはとても重要です。さらには、トライアル世界選手権で11連覇という偉業を成し遂げた、トニー・ボウというライダーもいますし、二輪カテゴリーでも多岐に渡るレース活動をしているんです」

    「Hondaを魅力的なブランドであると思ってもらえることが大切なので、さまざまなカテゴリーを通じて二輪車ユーザーの皆さまへアピールをしていかなければなりません。Moto2クラスでのワンメイクエンジン供給なんていうこともやっているんですよ」

    「四輪カテゴリーでは、SUPER GT、スーパーフォーミュラ、インディカー、WTCC(世界ツーリングカー選手権)に参戦しています。Hondaは日本の会社ですから、国内のファンの皆さんへHondaのメッセージをお届けするためにも、国内シリーズへの参戦はとても重要です」

    「今季タイトル争いをしているSUPER GTとWTCCは、市販車ベースのマシンで戦うカテゴリーなので、お客さまは実際に売られているHondaのクルマがレースをする姿を見ることができます。これはフォーミュラカーのレースと大きく異なる点ですね。もちろん、フォーミュラでもHondaは長い歴史があり、参戦する意義は大きいと考えていますし、エンジニアとドライバーの能力を磨く実験室という意味合いもあります」

    今年、日本でスーパーフォーミュラに参戦したピエール・ガスリーは「スーパーフォーミュラは、Hondaとトヨタによる激しい戦いの舞台です。Hondaは大企業ですばらしい施設を持っていますが、なによりもエキサイティングなのは、働くみんなが情熱を持って取り組んでいるのを感じられる点です」とコメント。

    「彼らのモチベーションはとても高く、トップに立ちたいと本気で考えています。そういう大きな目標を持つ人々と仕事ができるのはうれしいことです」

    ピエール・ガスリーが「ダウンフォースについてはF1に最も近いマシン」と語るスーパーフォーミュラ。そこでマニュファクチャラーとともに働く経験が、彼のキャリアの中でも大きな成長につながったようだ。

    また、日本のファンについても質問されたピエール・ガスリーは「すごく熱狂的なんですよ!」と笑顔で語る

    「日本のファンはみんな本当に情熱的で、Hondaには特に大きな声援を送ってくれます。日本に来るまでこんなに人気だとは知りませんでした。どのレースウイークでも、人々の熱気を感じることができるんです」

    日本のファンから人気を集めるドライバーといえば、ジェンソン・バトンがいる。彼は、8月に行われた鈴鹿1000㎞でSUPER GTに初参戦。2009年のF1チャンピオンからしても厳しいレースだったそうだが、その経験をさらに深めたいと感じているようだ。

    「SUPER GTは僕にとってとても特別なカテゴリーでした。ここ数年ずっと注目してきましたし、3メーカーによる戦いが大好きなんです。マシンの見た目が違うので忘れがちですが、モノコックなど主要部品は共通化されています」とジェンソン・バトンは語る。

    「その中で、Hondaだけが、ミッドシップエンジンを採用しています。車両規定が同じDTM(ドイツツーリングカー選手権)のメルセデスやBMW、アウディはみんなフロントエンジンですし、日本でも日産とトヨタは同様です。だから、Hondaは適合させるためにかなりの労力を割かなければなりませんでしたし、ミッドシップが有利だとしてハンディウエイトも科せられています。でも、マシンは速くて、まるで“ビースト(野獣)”のようです」

    「Hondaチームと働いたのもいい経験になりました。参戦するのは5台ですが、ミーティングにはみんなが集まって情報を共有し、議論するんです。そして、3つのメーカーがしのぎを削って争う姿は最高ですね。ドイツのDTMのように大人気で、日本ではF1とほぼ同じくらい重要度の高いレースになっていると思います。だから、その一員になれたのは本当によかったです」

    過去3年間、マクラーレン・ホンダのドライバーとしても活動してきたバトンは、どちらもさくらに拠点を置くF1プログラムとSUPER GTチームには、共通点が多くあると語る。

    「F1以外で参戦してみたいと思うカテゴリーは少ないのですが、SUPER GTは間違いなくその一つです。マシンだけでなく、メーカーの力の入れ具合も魅力ですし、ファンの作り出す雰囲気がすばらしいのも理由です」

    「富士スピードウェイや鈴鹿で開催されるレースには、10万人ものファンが集まります。それ以外のレースでも各地から観客がやって来るんです。新幹線に乗れば移動は容易なので、どの大会にも多くのファンが訪れます」

    2017年、スーパーフォーミュラでは惜しくもタイトルを逃し、SUPER GTはホンダ勢が2勝を挙げて最終戦を控えている。その一方で、国際格式のレースで今季最大の成果と言えるのが、佐藤琢磨によるインディ500の優勝だ。

    「信じられないほどの結果を残しました」と佐藤琢磨はインディ500を振り返る。

    HondaエンジンユーザーのAndretti Autosportでインディ500を制覇した佐藤琢磨。フェルナンド・アロンソもチームメートとして参戦した。

    「インディ500は、勝つのが一番難しいレースかもしれません。理由はたくさんありますが、とにかくすべてが完璧に進まなければ成し得ないことなんです」

    「長いレースですが、間違いなく人生で最高の瞬間でした。インディ500の優勝で夢がかないました。参戦するだれもが勝利を夢見るレースですから」

    佐藤琢磨のレースキャリアは、ホンダが設立した「鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS)」から始まった。SRSは数々のトップドライバーを輩出しており、Hondaヤングドライバーズプログラム傘下の、松下信治(F2)や福住仁嶺(GP3)も同スクールの出身。佐藤琢磨のレース界で成功したいという熱意はF1だけにとどまらず、ついには日本のモータースポーツ史上最大の栄誉とも言える成果を手にした。

    山本雅史は「琢磨選手のケースは、我々にとっていいお手本です。苦しんだ時期もありましたが、勝利によって状況が一変しました」と評している。

    「私たちも、F1で同じことをしたいと思っています。2018年はトロ・ロッソとともに技術開発を続けていき、究極の目標は、MotoGPやインディカーと同じようにF1で成功することなんです」

  • 【MotoGP】 ホンダ、2年連続コンストラクターズタイトルを獲得

    【MotoGP】 ホンダ、2年連続コンストラクターズタイトルを獲得

    ホンダは、2017 FIM MotoGP世界選手権のMotoGPクラスにおいて、コンストラクターズタイトルを獲得した。

    10月29日(日)、マレーシアで開催された同世界選手権シリーズ第17戦のマレーシアGPで、レプソル・ホンダ・チーム(Repsol Honda Team)のマルク・マルケスが4位に入り、コンストラクターズ2位とのポイント差により、最終戦バレンシアGPを待たず、2年連続コンストラクターズタイトルを獲得した。

    コンストラクターズタイトルは、毎戦、各メーカーのマシンを駆る最上位のライダーが獲得したポイントと同ポイントがメーカーごとに与えられ、その合計によって競われる。今シーズンのタイトル獲得には、ワークスマシン「RC213V」を駆る、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケス、ダニ・ペドロサと、エルシーアール・ホンダ(LCR Honda)のカル・クラッチローの3選手のポイントが反映され、ホンダのタイトル獲得に貢献した。

    ホンダの最高峰クラスでの同タイトル獲得数は、1966年に500cc・4ストロークエンジンのRC181で初めて獲得して以来、通算で23回となった。

    【2017年MotoGPクラス コンストラクターズタイトル獲得ポイント】
    ※第17戦終了時
    1位 Honda 332ポイント
    2位 Ducati 303ポイント
    3位 Yamaha 301ポイント
    4位 Suzuki 87ポイント
    5位 Aprilia 64ポイント
    6位 KTM 64ポイント

    〇Honda が、ロードレース世界選手権において、全クラスで獲得したコンストラクターズタイトルは、合計で67タイトルになった。
    500ccクラス/MotoGP 23回
    350ccクラス 6回
    250ccクラス 19回
    125ccクラス/Moto3 17回
    50ccクラス 2回

  • 「ホンダを搭載するトロ・ロッソが理解できない」とヴィルヌーヴ

    「ホンダを搭載するトロ・ロッソが理解できない」とヴィルヌーヴ

    トロ・ロッソは、近い将来、ホンダのF1エンジンを搭載するという決断の代償を払うことになると元F1チャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは考えている。

    トロ・ロッソは、マクラーレンとのパートナーシップを解消するホンダと2018年から3年契約を結び、ワークスチームになる。だが、マクラーレンは契約の一環としてホンダから年間1億ドルを受け取っていたとされているが、トロ・ロッソはホンダから資金注入を受けないとされている。

    たださい、ホンダは無料でエンジンを供給するため、トロ・ロッソには実質的に財政的な利益を得ることになる。

    しかし、2000年からで2003年までBARでホンダのF1プログラムの一員だったジャック・ヴィルヌーヴは、2015年以降のマクラーレンの境遇を考えれば、トロ・ロッソは無料でエンジンの供給を受けたとしてもそれを上回る代償を払うことになると主張する。

    「トロ・ロッソが理解できない」とジャック・ヴィルヌーヴは Autosport にコメント。

    「彼らはこの3年間で何が起こってきたかを見てきたはずだ」

    「OK、口座にはより多くの資金がある。だが、最後尾を走るためのものか? 遅く走るためにお金を得たとしても、2年後には代償を払うことになる」

    「チームが遅いペイドライバーを起用しようとするのと同じだ。2年後、彼らは死んでしまうだろう」

    「注意しなければならない。マクラーレンは、マクラーレンだから生き延びた。今、話をしているのはトロ・ロッソだ」

    「大きなギャンブルだ。他の誰かがエンジンを作り、ホンダがそれに名前を付けない限りはね。私はそれは可能だと思う」

    だが、ホンダにはライバルメーカーにエンジンを組み立てさせてバッチをつける意向はなく、現在の仕様を進化させた2018年仕様のパワーユニットの開発に専念している。

    マクラーレンとの3年間のパートナーシップが解消に至った根本的な理由は信頼性とパフォーマンス不足だった。だが、ホンダは、今年から得たゲインによって、2018年にはパフォーマンスが上向くことを期待している。

    しかし、ホンダが状況を好転させることができるかと質問されたジャック・ヴィルヌーヴは「なぜ? 彼らにそれができることを示唆する何かを見たことがあるか?」とコメント。

    「彼らには新しいエンジンが必要だ。プロジェクト全体が間違って始まった」

    「完全に変更する必要がある。トロ・ロッソのような小さなチームなら、さらに難しくなるだろう」

    ホンダは2008年にF1から撤退したが、第3期となる当時のV8エンジンもメルセデスより70馬力劣ると言われていた。

    そして、撤退から5年が経った2013年にホンダはF1復帰を発表して2015年から参戦。だが、ライバルメーカーは2014年に導入された現行のV6ターボ・パワーユニットの開発を2010年からスタートしていた。いわば、基本となる技術力がすでに劣った状態で、開発で3年、実戦で1年の遅れがある。

  • トロロッソ・ホンダ誕生:FIA公式記者会見

    トロロッソ・ホンダ誕生:FIA公式記者会見

    ホンダとスクーデリア・トロ・ロッソのパートナーシップが発表され、2018年から『トロ・ロッソ ホンダ』が誕生することになった。

    ホンダは15日(金)のF1シンガポールGPのフリー走行1回目終了後、今シーズン限りでマクラーレンとのパートナーシップを解消し、2018年からトロ・ロッソを“ワークスチーム”とした1チームへの供給体制をとっていくことを正式発表した。

    金曜日に予定されていたFIA公式記者会見は、当初、第一部でザック・ブラウン(マクラーレン)、シリル・アビデブール(ルノー)、オットマー・サフナウアー(フォース・インディア)、第2部には長谷川祐介(ホノダ)、フランツ・トスト(トロ・ロッソ)、クリスチャン・ホーナー(レッドブル)の参加が予定されていた。

    しかし、会見の直前にFIAが出席者と会見の順番の変更を発表。第一部には本田技研工業のブランド・コミュニケーション本部長の森山克英、モータースポーツ部長の山本雅史、そして、トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストが参加。『トロロッソ・ホンダ』の誕生記者会見となった。

    森山さん、今日、マクラーレンとの離別およびトロ・ロッソとの提携が発表されました。ホンダの代表として、この件についてコメントしてもらえますか?
    ホンダのモータースポーツを統括しており、ホンダの代表としてここに出席させていただいている森山です。まず質問にお答えする前に、今回短期間で交渉をまとめるにあたりご協力をいただいたFIAおよびリバティメディアに感謝するとともに、このような場を与えてくれたことに感謝を申し上げたい。マクラーレンとは、高い志を掲げてパートナーシップを始めたが、目標に到達する前にこうして関係を終えることは非常に残念だ。また、その非常に大きな理由として我々のPUが目標としていたパフォーマンスに到達できなかったことがあることは非常に残念に思っている。
    ただ、来年からトロ・ロッソという、有能な若手ドライバーを多く輩出してきた経験豊富で勢いのあるチームと、新たなスタートを切れることはとても光栄に感じている。また、ホンダ F1にとって新たなの幕開けになると思うし、今から来年の開幕を心待ちにしている。

    森山さん、ここ数ヶ月、ホンダの役員会議で撤退を検討しているという噂が出ていたが、それは本当か?また、なぜ最終的にホンダはF1に残ることを選択したのか。
    ホンダにとってF1は、非常に特別なものだ。創業者の本田宗一郎が参戦を夢に描いていたところから始まり、50年以上もの関わりを持っている。いまやホンダにとってF1は大きな企業文化であり、DNAである。確かに、今は非常に厳しいタイミングにあり、社内でも厳しい議論があったことは事実だ。誰もが現状で満足しているわけではなく、その苦境をどう脱するかと言うことについて議論したと言うのが事実で、状況を改善するためにどうするかということを議論してきた。よって、撤退と言うことは一言も出ていない。このような苦境にチャレンジして乗り越えることこそホンダのチャレンジングスピリットであると思っているし、ここで、しっかりチャレンジングスピリットを発揮することが大切なことで、来年のトップ3に加われるところまでのレベルを達成することが我々にとっての目標だ。

    山本さん、あなたが実際にマクラーレンやトロ・ロッソとの交渉を行っていた人だと思うが、どのようなことが実際に起こっていたのかを教えて欲しい。
    今シーズン、信頼性とパフォーマンスの改善が目標に届かないなか、シーズン当初から、マクラーレンからはパートナーシップの解消の話が出ていた。ただ、ホンダとしては関係継続を望んでいたが、最終的にはマクラーレンと来年一緒にレースができないことは残念に思っている。ただ、皆さんもご存知の通り、イタリアGP前後から時期的に厳しい状況になって言ったのは事実で、その前後から今回の話が急速に進んだ。ご存知の方も多いかも知れないが、昨年のUS GP以降、レッドブルのヘルムート・マルコ氏とコミュニケーションを取る機会があり、日本でレッドブルカラーのピエール・ガスリー選手がやスーパーフォーミュラに参加してくれている。そのような関係でマルコ氏とグランプリの際に時折彼と話す機会があり、イタリアGPの前後でトロ・ロッソの話をいただいた。トストさんは日本に滞在したこともあり、日本の歴史を理解してくれていると思っており、トロ・ロッソも若手のいいチームであることを認識していて、今後トストさんのチームと一緒に仕事をすることを楽しみにしている。

    山本さん、ホンダはここまでの3年間非常に厳しい時期を送っているが、トロ・ロッソとなら成功できると思うのはどのような背景からか。
    これからトロ・ロッソとは時間のない中、パートナーシップとしてはいい関係を築けると感じている。一つは、トロ・ロッソはF1に対して非常にピュアで、ホンダのレーシングスピリットに似ていると思っている。時間のない中、互いにコミュニケーションを良くして、来年に向けた準備を進めていきたい。

    山本さん、ここまでの3年間で、ホンダとしてF1で何を学んだと思うか?
    私は昨年4月からこの仕事をしているが、F1を通じて最も思うことが、世界トップレベルのカテゴリーであることで、チームと関係を構築していくことが国内のレースと比べて非常に難しいと感じている。特にマニュファクチャラーとしては、最先端のテクノロジーの部分が非常に難しい、ホンダとして参戦が1年遅れたことで後れを取っているというところで、いま必死で挽回しようとしている。そういったところではテクノロジーも非常に高度で難しいということを感じている。

    山本さん、ホンダは過去3年のF1で成功を収めていないが、どうして次の3年で成功が出来るという自信があるのか?
    自信があると言うことではなく、話し合いの中で、トストさんとは、先ほど言ったようにモータースポーツに対する姿勢がホンダと非常に近いというところがあり、そういった関係で今回レギュレーション変更前の2020年までという契約を勧めた。

    森山さん、ホンダはトロ・ロッソをパートナーとして、今後3年を戦うことになるわけだが、日本の他メーカーがF1に参戦してもらうために、F1は何をしなければいけないと思うか?
    今、日本ではF1はTVの地上波で放送されていない。衛星放送を通じて有料で見られるという環境なので、そこが一番大きなところだと思う。ホンダとしてもプロモーション活動を強化しながら、しっかりとお客様にリーチしなくてはいけないと思っている。

    山本さん、マクラーレン・アプライド・テクノロジーズがF1チームに対してハイブリッドの一部の技術の提供を行ってきたと思うが、その関係は継続するのか?
    マクラーレン・アプライド・テクノロジーズとは関係が継続する。ただ、現在、ホンダとしてほとんどのパーツを自前で作れるようにしようと動いているので、関係は少し続くが、いずれは自前でできるようにしようと思っている。

    森山さん、ホンダの社長は、かつての位置に戻るためにはもっとリスクをとらなければいけないといっていた。それがF1で抱えているホンダの問題の一つだと思うか?
    そんなことはないと思っている。今回のマクラーレンとのコラボレーションは、参戦前の空白期間があって、そのときの遅れを取り戻すことに非常に時間がかかったというのが正直な認識だ。その中で、その遅れを一気に取り戻そうということで、かなり大掛かりに資源を投入したと言うところはあるので、リスクという部分で言えば、かなりF1に投入していると言える。実際に、すばやいキャッチアップはできていると思っているが、さらに努力が必要だと思っている。

    ホンダが多額の資金をマクラーレンに投資していたと言うことはよく知られていることだ。この資金はトロ・ロッソに行くことになるのか?
    色々なネットニュースを見ているが、トロ・ロッソとは非常にいい関係を構築できると思っている。多額のお金を払っているとか、そういうことはない。

    山本さん、ホンダはトロ・ロッソを買収するという噂があったが、将来的にそのようなことは起こりうるのか?
    私もネットニュースを見て初めて知って驚いたが、ホンダの中でそのようなことを議論したことはないし、検討していることも全くない。トロ・ロッソとは非常にいい関係にあり、彼らの強いところと我々の強いところをうまくコラボレーションして、来年良いスタートが切れるように、いま努力しているところだ。楽しみにしている。

    山本さん、2019年にレッドブルにPUを供給するのか?
    まずは2018年にトロ・ロッソと精一杯やりきることを大前提にしている。そういう機会があればいいかなとは思っているが、今はトラック上でベストなパフォーマンスを出すことに集中している。

    山本さん、過去ではホンダのF1は常に技術の実験室だった。だが、2000年代にはマーケティング的な色合いが強くなった。いまのホンダにとっては、マーケティングとエンジニアリング、どちらなのか。
    ホンダという会社は、モータースポーツがDNAなので、モータースポーツのウェイトや、製品のウェイトというよりかは、それぞれの部署がそれぞれの役割をレーシングスピリット感覚で仕事をしているというのがホンダだと思っている。その意味では、どこにウェイトをおいているというより、常にチャレンジする目標値を達成するために従業員一人ひとりが力を合わせてやっている。

  • ホンダF1 「マクラーレンの企業規模では変化への適応が難しい」

    ホンダF1 「マクラーレンの企業規模では変化への適応が難しい」

    本田技研工業のモータースポーツ部長の山本雅史が、ホンダのF1活動継続、マクラーレンとのパートナーシップ解消、そして、トロ・ロッソとの新たな3年契約について語った。

    F1シンガポールGPの週末、マクラーレンとホンダが3年間のパートナーシップにピリオドを打ち、2018年からホンダはトロ・ロッソへF1パワーユニット供給し、マクラーレンはルノーからF1パワーユニットの供給を受けることが発表された。

    トロ・ロッソとの新たなワークス体制は、これまでと違ったアプローチになるようだ。山本雅史はマクラーレンとトロ・ロッソというチームを料理に例えて説明した。

    山本雅史は「マクラーレンと組んでみて分かりましたが、企業の規模が大きいと、とてもシステマチックになります。もちろん、それが大きな強みであることは間違いないのですが、同時に変化に適応していくことは難しくなります」とHonda Racing F1の公式サイトでコメント。

    「その点、トロ・ロッソはまだ成長途上にある企業です。同じゴールを目指して一緒に歩んでいける関係であることが重要です。いいコミュニケーションをとりながら仕事ができることを、本当に楽しみにしています」

    「例として、両チームを別々の料理として比較すると、マクラーレンは非常に洗練されたフランス料理だとしましょう」

    「トロロッソは、新しい食材を加えることができるような自家製の美味しいシチューのようなものです。我々はそれをすることに興奮しています」

    マクラーレンとパートナーシップを解消することになったホンダだが、F1撤退は決して考えていなかったと山本雅史は語る。

    「モータースポーツは、ホンダのすべてであり、我々のDNAの一部なんです」とコメント。

    「1948年の創業以来、F1はホンダにとっての夢であり、その言葉通り、1964年にF1参戦を叶えました。レースは、力を示して技術的な挑戦をする場であり、途中で投げ出すという考えは、ホンダのフィロソフィにはありません。進化と成長を示すためにここにいるわけで、非常に重要な場です」

    厳しい戦いを強いられた3年間を経てマクラーレンとの提携終了が決まり、それに変わってトロ・ロッソへの供給が決まった。この交渉はイタリアGPでまとまったが、山本雅史はそれをまとめるために奔走したと語る。

    「マクラーレン・ホンダのモットーは“ワン・チーム”であり、パフォーマンス向上のためにともに努力してきました。しかし、我々はプレシーズンテストの時点で望んだような結果が出せなかった。これによって、シーズン序盤から想定していたパワーが出せず、マクラーレンの期待にも届きませんでした」

    「もちろん、ホンダはマクラーレンとの関係継続を望んでいましたが、それに足るだけのパフォーマンスや信頼性の目標をクリアできませんでした。これがお互いの関係性に関係を来し、その結果として残念ながら離別を選ぶことにつながりました。F1の世界では結果を出すことが重要なので、本当に悔しいですが、こういったこともやむを得ないと考えています」

    今シーズンのアブダビGPでマクラーレンへの供給は終了するが、ホンダにはF1プロジェクトを成功させようという強い意志がある。2021年から新エンジンレギュレーションが導入されるが、それまでまだ時間は多くあるので、今季から導入したパワーユニットのコンセプトを熟成していけるはずだ。

    「現行レギュレーションは2020年まで有効で、まだ3年あるわけですから、技術的な進化を見せていきたいと思っています。ホンダのポテンシャルをしっかりと示したいです。世界中へ我々の進化を見てもらい、ホンダがどうやって成功に至るのかを示すことが大切です」

    新たなパートナーとなるトロ・ロッソは、若いチームであり、ホンダも参入3年目とパワーユニットサプライヤーとしては新参メーカーだ。双方が、ともに成長することに強い情熱を抱いている。山本雅史も、こうした方向性の一致が有益であり、トロ・ロッソ・ホンダの2018年へ向けた準備はスムーズに進むと考えている。

    「まず、(チーム代表である)トストさんは日本について造詣が深く、文化を理解しているので、いいコミュニケーションが取れています。また、トロ・ロッソは若いチームで成長の最中にあり、ホンダにとっては、似たようなメンタリティー、アプローチでともに戦えるということも大きいです。考え方の近いチーム同士、一緒に前進できると思います」

    「トロ・ロッソとホンダは来季に向けて早急に準備を始めていきます。また、(シンガポールGPを含む)2017年の残り7戦はマクラーレンとともに戦うわけなので、ここでいいパフォーマンスを見せるとともに、彼らともしっかりコミュニケーションをとっていかなければなりません」

  • ホンダF1 「トロ・ロッソと一緒に成長できる」

    ホンダF1 「トロ・ロッソと一緒に成長できる」

    本田技研工業のモータースポーツ部長を務める山本雅史は、ホンダは新しいパートナーとなるトロ・ロッソと一緒に成長できると考えている。

    マクラーレン・ホンダは、3年間のパートナーシップで期待していた結果を出すことができず、ホンダはマクラーレンとのパートナーシップ解消を渋々受け入れた。

    だが、ホンダはF1を継続することは決定。最終的にホンダの価値を証明するためにトロ・ロッソを新たなパートナーに選んだ。

    「もちろん、ホンダはマクラーレンとの関係継続を望んでいましたが、それに足るだけのパフォーマンスや信頼性の目標をクリアできませんでした」と山本雅史はコメント。

    「これがお互いの関係性に関係を来し、その結果として残念ながら離別を選ぶことにつながりました。F1の世界では結果を出すことが重要なので、本当に悔しいですが、こういったこともやむを得ないと考えています」

    「現行レギュレーションは2020年まで有効で、まだ3年あるわけですから、技術的な進化を見せていきたいと思っています」

    「ホンダのポテンシャルをしっかりと示したいです。世界中へ我々の進化を見てもらい、ホンダがどうやって成功に至るのかを示すことが大切です」

    山本雅史は、ホンダとトロ・ロッソは互いに成長することを切望しており、今後にむけて同じ立場にいると考えている。

    「まず、(チーム代表である)トストさんは日本について造詣が深く、文化を理解しているので、いいコミュニケーションが取れています」

    「また、トロ・ロッソは若いチームで成長の最中にあり、ホンダにとっては、似たようなメンタリティー、アプローチでともに戦えるということも大きいです。考え方の近いチーム同士、一緒に前進できると思います」

    「トロ・ロッソとホンダは来季に向けて早急に準備を始めていきます。

    「また、2017年の残り7戦はマクラーレンとともに戦うわけなので、ここでいいパフォーマンスを見せるとともに、彼らともしっかりコミュニケーションをとっていかなければなりません」

    関連:
    ・ホンダ、トロ・ロッソへのF1パワーユニット供給を正式発表
    ・マクラーレンとホンダ、パートナーシップ解消を正式発表

  • ホンダF1 「2018年の目標はトロ・ロッソとトップ3を争うこと」

    ホンダF1 「2018年の目標はトロ・ロッソとトップ3を争うこと」

    ホンダとトロ・ロッソのパートナーシップが発表され、2018年から『トロ・ロッソ ホンダ』が誕生することになった。

    ホンダは15日(金)、今シーズン限りでマクラーレンとのパートナーシップを解消し、2018年からトロ・ロッソを“ワークスチーム”とした1チームへの供給体制をとっていくことを発表した。

    F1シンガポールGPの金曜フリー走行後に行われた記者会見には、本田技研工業のブランド・コミュニケーション本部長の森山克英、モータースポーツ部長の山本雅史、そして、トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストが揃って出席した。

    マクラーレンとのパートナーシップ解消について森山克英は「マクラーレンに関してですが、我々がプロジェクト開始時に設定した目標を達成することなくパートナーシップを終了しなければならないことは非常に残念です。また、我々のパフォーマンス目標に到達できなかったことも残念ですし、それは多くの関係に影響を及ぼしました」と語った。

    森山克英はホンダとしてF1撤退は考えてはいなかったと語り、トロ・ロッソとの新たなパートナーシップで2018年にトップ3を争うことを目標に掲げた。

    「非常にエネルギーがあり、将来のスタートを育ててきた歴史のあるトロ・ロッソとの新たなパートナーシップをスタートできることを嬉しく思います。ホンダF1にとって新たな章の始まりだと思っていますし、来年のメルボルンでの開幕戦をすでに楽しみにしています」

    「ホンダにとって、F1は創業者の本田宗一郎の夢とともに始まり、我々にはすでに50年の歴史があります。当社にとって、F1はDNAであるだけでなく、非常に重要な文化でもあります。我々は非常に厳しい状況に陥ってしましたし、現役員、とりわけ取締役会が誰も満足していなかったのは事実です。現在の不満によって多くの議論が行われてきたことは事実ですし、プロジェクトを社内で議論し、状況をどのように改善させるかを話し合ってきました」

    「F1撤退は決して我々の選択肢ではありませんでした。この厳しい挑戦を乗り越え、F1の最前線での戦いに戻ることが我々の目標です。我々のスピリット、ホンダのスピリットは来年戻ってくるでしょう。我々の目標はグリッドの上位でトップ3を争うことです」

    また、マクラーレンおよびトロ・ロッソとの交渉について山本雅史が説明した。

    「我々は目標を達成することに苦労していましたし、シーズン序盤から関係を解消することについてマクラーレンと話し合っていたことは事実です」と山本雅史は述べた。

    「ホンダは常にマクラーレンとともに良い結果に向けて継続したいと考えていました。したがって、我々にとって残念なことだと言わなけばなりません。ですが、皆さんもご存じの通り、結果は素晴らしいものではありませんでしたし、イタリアグランプリ以降、我々の考えは変わり始めました」

    「皆さんもご存じの通り、昨年のUSグランプリから我々は日本のスーパーフォーミュラで一緒に働いていますし、去年アメリカでヘルムート(マルコ)氏と会ってから、日本のスーパーフォーミュラでレースをするレッドブルのピエール・ガスリーに関して会話をしてきました。そのため、昨年からスーパーフォーミュラについてヘルムート氏と話しをする機会が多くありましたし、イタリアグランプリ後、ヘルムート氏は実際にトロ・ロッソに言及していました。実際、フランツ・トストは日本に住んでいたことがあり、日本のことを良く知っています。トロ・ロッソは非常に若いチームですし、多くの共通点があると思います。トスト氏と働くことを本当に楽しみにしています」

    「来シーズンの開幕まであまり時間はありませんが、ホンダとトロ・ロッソはとても良いシーズン、とても良い関係を築いていけると感じています。トロ・ロッソはピュアなレーシングチームだと思います。トロ・ロッソのスピリットは、ホンダのスピリットと非常に似ていますし、短い時間のなかで来年にむけてスムーズに仕事をして、成功を収められると信じています」

    「昨年4月にこのプロジェクトに参加し、言われているようにF1が本当にトップレベルのチャンピオンシップであることを認識しました。我々がやっている国内の選手権とはかなり異なるものでした。良い関係を保ち、全ての人を満足させることは非常に困難です。自動車メーカーとして、F1の技術は非常に高いと認識していますし、1年後に参戦したことで新しい技術に追いつくという点で苦労してきました」

    「今後3年間に自信があるわけではありませんが、トスト氏とホンダの方針、トロ・ロッソとホンダの方針を比較すると非常に良く似ており、レギュレーションが変わるまでの今後3年間で、調和して仕事をし、前進していけると思っています」

    トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは、ホンダのようにトップ3を目標に掲げることはなかったが、現実的に中団争いで演じられると確信していると述べた。

    「我々トロ・ロッソは、ホンダのような素晴らしいパートナーと仕事をすることを非常に誇りに思い、嬉しく思っています。我々には非常に成功に満ちた未来があると確信しています」とフランツ・トストはコメント。

    「4年前の10月の鈴鹿グランプリの前にホンダのファクトリーを訪問しました。彼らは素晴らしいインフラを有しており、彼らはその間に新しいパワーユニットについて多くのことを学んだと思います」

    「今後3年という短い期間ではありますが、ホンダは劇的にパフォーマンスを改善させると確信しています。彼らは今シーズンすでに本当に優れたアップグレードを施してます。残念ながら、マクラーレンは我々にとても近づいていますしね。ホンダが近い将来、今後3年で大きな前進を果たすと確信してますし、先ほども言いましたが、このような素晴らしいパートナーと仕事をしてけることを嬉しく思います。ホンダとトロ・ロッソは成功したシーズンを過ごせると思っていますし、来年を楽しみにしています」

    2018年からトロ・ロッソはホンダのワークスパートナーとなる。しかし、フランツ・トストはトロ・ロッソをビッグチームと比較することはできないと語る。

    「トロ・ロッソは、フェラーリやメルセデスではありません。我々のインフラは異なります。ですが、我々の可能性のなかで最善の仕事をしていくと約束することができます。成功を決めるのは資金だけではありません。トロ・ロッソは効率的に仕事をしていきます。それが我々のスローガンであり、パッケージの最大限を引き出してきます。将来は示されています」

    「その後、もちろん必要であれば、より人員を増やし、インフラも増強していくかもしれません。ホンダが望む成功を収めるために必要なことは何でもやっていきます。ただ、インフラの詳細について話をするには時期尚早です」

    「ですが、我々はミッドフィールド、もしくはミッドフィールドの上位を争えるポジションにいると確信しています」

    ギアボックスについてマクラーレンから供給を受けるとも報じられてきたが、フランツ・トストは、ギアボックスはトロ・ロッソで製造していくことを明らかにし、またドライバーについてもホンダの要望を検討していくと述べた。

    「ギアボックスは前年と同じようにトロ・ロッソが作ります」とフランツ・トストはコメント。

    「来年のドライバーに関しては、レッドブルと一緒に決定していきますし、もちろん、我々のパートナーからの要望も考慮していきます」

    ホンダは、マクラーレンとのパートナーシップにおいて、パワーユニット供給だけでなく、財政的な支援も行ってきたとされている。

    しかし、トロ・ロッソとのパートナーシップは対等なものであり、財政的な支援をしていくことはないと山本雅史は述べた。

    「トロ・ロッソとの関係は非常に友好的なものであり、対等なものです。そのようなことは計画していませんし、立場を維持するために大きな予算を支払うことは考えていません」

    また、一部で報じられたトロ・ロッソの買収については「当社ではそのようなことは議論していませんし、将来の可能性についても議論していません」と否定。

    「とにかく、トロ・ロッソとの関係は非常に良いものですし、我々の理想、ゴールは、両社の強みを生かして、素晴らしいパフォーマンスをもたらしていくことです。50-50の関係です」

    今週、ルノーが2018年限りでレッドブルへのエンジン供給を終了すると報じられた。その場合、ホンダが2019年のエンジンサプライヤーになると報じられている。

    その件について質問された山本雅史は「現在の我々の目標は2018年、そして、トロ・ロッソに完全に集中することですし、チームとして最高のパフォーマンスを達成しるためにベストを尽くしていきます」とコメント。

    「ですが、将来的にエンジンを供給する機会があれば、そうしない理由はありません。ただ、現時点ではコース上でのパフォーマンスが我々のメインのゴールであり、そこに焦点を置いています」

    関連:
    ・ホンダ、トロ・ロッソへのF1パワーユニット供給を正式発表
    ・マクラーレンとホンダ、パートナーシップ解消を正式発表