タグ: 本田技研工業

  • 【MotoGP】 ホンダ:2018 セパン公式テストレポート

    【MotoGP】 ホンダ:2018 セパン公式テストレポート

    2018年シーズンの幕開けを告げる公式テストが、1月28日(日)から30日(火)までの3日間、マレーシアのセパンで行われた。12月1日から1月31日まではレギュラーライダーのテストが禁止されているが、レースディレクションの定めた公式テストは例外となっており、今年は1月下旬に1回目のテストが行われた。

    2回目の公式テストは、2月中旬に今季から新たにカレンダーに加わったタイのブリーラム(チャーン・インターナショナル・サーキット)、3月上旬には、開幕戦カタールGPに向けて最後の調整となる3回目のテストが、ドーハのロサイルで行われる。

    今季初のテストは、Repsol Honda Teamからマルク・マルケスとダニ・ペドロサ、LCR Hondaからはカル・クラッチローと中上貴晶、そして、Estrella Galicia 0,0 Marc VDSのフランコ・モルビデリとトーマス・ルティの6選手が参加した。

    昨年、シーズン6勝を挙げて2年連続4回目のタイトルを獲得したマルク・マルケスと、2勝を挙げて総合4位となったダニ・ペドロサ、そして総合9位のカル・クラッチローは、引き続きHonda陣営からの参戦となる。

    また、Moto2クラスで8勝を挙げてチャンピオンを獲得したフランコ・モルビデリ、2勝を挙げて総合2位のトーマス・ルティ、イギリスGPで優勝、総合では7位となった中上貴晶らルーキー3人が、新たにHondaチームからMotoGPクラスに参戦することとなった。

    熱帯の国マレーシアは、最高気温が30℃を超える日がほとんどのため、セパンは、シーズンを通して厳しいコンディションとなるサーキット。今年は不安定な天候となったが、おおむね、ドライコンディションで走行することができた。初日はウエットからドライ、2日目は朝方まで降った雨の影響でスタートがやや遅れたが、終日ドライ。最終日となる3日目は青空が広がり、暑さ、路面温度ともに3日間でもっとも厳しいコンディションとなったが、Honda勢の6選手は、それぞれのメニューを着実に消化した。

    今年は、2016年から共通化されたECU(エンジン・コントロール・ユニット)とミシュランへタイヤの1社供給体制となってから3年目のシーズンを迎える。過去2年は、マシン作りに大きな影響を及ぼすこの2つの変更点を確認しながらマシンの開発テスト、調整が続いたが、今年は共通ECUへの対応、タイヤに合わせた車体作りなどが進み、各メーカーともに大きく前進、一段と厳しい戦いとなった。

    その厳しい戦いの中で、3年連続3冠を目指すHondaは、昨年11月に行われた最終戦バレンシアGP後に行われた公式テストのデータをもとに、2018年型RC213Vの開発を続けてきた。今回のテストには2種類のスペックの違うエンジンを投入、今季使用するエンジンの選別テストを最優先に、さまざまなテストに取り組んだ。

    13年に史上最年少記録で世界チャンピオンに輝き、14年にシーズン史上最多優勝記録を更新して2連覇を達成、15年はタイトルを逃すも、16年、17年とタイトルを獲得したマルク・マルケスは、初日は3台の車体を使って2種類のエンジンのテストを行った。2日目以降は2台のマシンに絞り、昨年のシーズン後半から実戦投入されているフェアリングを中心に、公式テストの前に行われた事前テストで青山博一がテストしたプロトタイプのフェアリングを併用しながら、多くのメニューをこなした。

    3日間を通じて順調にテストメニューを消化したマルク・マルケスは、初日に2分00秒290、2日目には1分59秒730、3日目には1分59秒382を記録し、着実にタイムを更新。3日間で194ラップを走り、総合7位で今季初のテストを終了した。今回のテストでは、1度もアタックしなかったというマルク・マルケスだが、最終日には15ラップのロングランを実施。2分00秒台で連続ラップをこなし、2018年型RC213Vのセットアップが順調に進んでいることを感じさせた。

    チームメートのダニ・ペドロサは、3日間合計で170ラップを周回した。Repsol Honda Teamで13年目のシーズンを迎えるダニ・ペドロサは、マルク・マルケス同様、エンジンの選別テストなど、これまでの経験を活かし、2018年型RC213Vのセットアップに集中した。その中でダニ・ペドロサは、初日に1分59秒427のトップタイムをマーク。最終日には1分59秒009で総合2番手のタイムをマークするなど、今季初テストの目標をほぼ達成してみせた。

    昨年は、ウエットコンディションで十分なトラクションを得られず苦戦するレースがあったダニ・ペドロサ。今年はその課題克服にも重点を置き、ウエットコンディションでも積極的にコースインした。

    LCR Hondaに移籍して4年目のシーズンを迎えるカル・クラッチローは、マルク・マルケス、ダニ・ペドロサともにファクトリーサポートを受ける契約選手の一人。今回のテストでは、マルク・マルケス、ダニ・ペドロサ同様に3台のマシンを使い、2018年型RC213Vのセットアップに取り組んだ。

    3日間を通じてエンジンテストに集中したというカル・クラッチローは、3日間で168ラップをこなし、総合3番手で今季初テストを終えた。ウエットからドライになった初日は38ラップと少なめの周回だったが、ドライコンディションとなった2日目、3日目はともに65ラップをこなし、ベストタイムも1分59秒052を記録して自己ベストを更新するなど、順調なスタートとなった。

    MotoGPクラスに今季デビューする3選手も、それぞれのメニューに沿って今季初テストを行った。

    14年の青山博一以来、日本人としては4年ぶりにMotoGPクラスにフル参戦する中上貴晶は、3日間で169ラップを周回。2日目には転倒を喫したが、ルーキー勢ではトップタイムとなる2分00秒071の好タイムで初テストを終えた。

    昨年のスペイン・バレンシアとヘレスのテストでは1台のマシンを使ってのテストだったが、今季の初テストは初めて2台のマシンを使ってのテストとなった。マシンを乗り換えながらのテストを初めて経験した中上貴晶は、ベストタイムはもちろんのこと、3日目最終日にはロングランを行い、2分01秒台で連続ラップするなど、ルーキーとしては上々の内容で初テストを締めくくった。

    昨年のMoto2チャンピオンのフランコ・モルビデリは、3日間で153ラップ。Moto2時代から確実に前進していくタイプのライダーであるフランコ・モルビデリだが、MotoGPマシンに乗ってもそれは変わらず、着実にタイムを更新した。今回のテストでは、2日目に2度の転倒を喫し、左手の指を痛めるなど、テストの進行にややブレーキがかかったが、それでも着実にタイムをアップ。1日目は2分1秒161。2日目は2分0秒662。3日目は2分0秒526とタイムを更新した。総合順位は20番手だったが、次回からのテストでのタイムの短縮と、ポジションアップに大きな期待が膨らむ結果となった。

    昨年、Moto2クラスで総合2位のトーマス・ルティは、今回のテストがMotoGPマシンでの初ライドとなった。トーマス・ルティは昨年の第17戦マレーシアGPの予選で転倒し、左足首を骨折。その影響でマレーシアGPと最終戦バレンシアGPを欠場せざるを得なくなってしまい、そのあとに行われたMotoGPクラスの公式テストとヘレスで行われたプライベートテストにも参加することができなかった。

    この日を待ち望んでいたと言うトーマス・ルティは、MotoGPマシンに慣れることを1番の目標に今回のテストに臨んだ。そのため初日は2分3秒732というタイムだったが、2日目には2分1秒810、3日目は1分1秒126と着実にタイムを短縮。総合順位は25番手だったが、これからの伸びしろを感じさせる充実の初テストとなった。

    次回のテストは2月16日から18日までの3日間、今シーズン初開催となるタイGPの舞台となるチャーン・インターナショナル・サーキットで行われる。

    ダニ・ペドロサ (総合2番手、1分59秒009)
    「3日間を通じて良いテストができました。初日は3台のマシンを使い、車体のセットアップを同じにして仕様のことなるエンジンのテストをしました。最大の狙いはそれぞれ異なる仕様で走行して多くのデータを収集することでした。この日は午前中がウエット、午後になってドライと、この部分でもデータ収集ができました。テストが始まったばかりの初日のフィーリングとしてはとても良くて、トップタイムで終えられたことも良いことでした。2日目は、新しいエンジンを中心にテストを行いました。こうしたテストは、多くの設定で走ることが必要になるのでサスペンションの調整をしながら、タイヤでも多くのテストをこなしました。その結果、ウィリーコントロールなど、とてもポジティブな部分がありました。最終日は、2日目のテストで得たベストな状態にしてロングランに挑み、良いリズムで走ることができました。3日間を通じて、エンジン、空力、サスペンション、タイヤはハードとソフトの両方のテストに取り組み、気持ち良く走ることができただけでなく、多くのデータを得ることができました。今回のテストの成果を他のサーキットでも再現できることを楽しみにしています」

    カル・クラッチロー (総合3番手、1分59秒052)
    「初日の午前中はウエットでしたが、午後はドライになり、最初から気持ちよく走ることができました。とても楽しい時間になりました。この冬のHondaの仕事にはとても満足しています。2日目は午前中路面が濡れていたので走行開始が遅れましたが、本当に多くのテストメニューをこなしました。その中でもユーズドタイヤで走ったときのフィーリングが良く、とても良かったです。最後にアタックしたときは、あまりフィーリングは良くなかったのですが、ラップタイムが良かったので、この部分ではポジティブでした。最終日はタイヤテストもこなせました。ロングランでは10周を終えたころからリアタイヤがグリップが多少落ちたり、フロントタイヤも自分の好みではありませんでしたが、3日間を通じてしっかりテストをこなすことができました。全体的なパフォーマンスには満足しています。最終日のアタックは、走行開始直後にアタックしたのですが、路面があまりいい状態ではありませんでした。それでも3番手タイムをマークできたことはとてもよかったです」

    マルク・マルケス (総合8番手、1分59秒382)
    「忙しい3日間でした。セパンは、シーズンを通して厳しいサーキットの1つですが、加えて初日は冬休み明けの最初の走行ということで、サーキットを走るリズムを取り戻さなくてはいけませんでした。3日間を通じて順調にメニューを消化しました。初日は2種類のエンジンを3台のマシンを使ってテストを行いましたが、2018年型のニューエンジンはよかったです。とてもポジティブなスタートになりました。2日目はエンジンを始め、電気、エアロダイナミクスなど、さまざまなセットアップにトライし、前進することができました。午後のもっとも気温が高いときにベストを出すことができたこともよかったです。新しいフェアリングのテストは、マシンのバランスを見ながらのテストが必要となり、多くの周回を必要とします。改善しなくてはいけない部分もありますが、おおむね、ペースもよく、機能していました。最終日は、もっとも気温が高い午後3時頃に15周のロングランをしました。マシンのフィーリングはとてもいいものでしたが、新しいフェアリングなど、正しい選択をするためにも、ほかのサーキットでしっかり確認したいです。今回はタイムアタックはしませんでした。まだ100%の状態ではありませんが、エンジンに関してはいい仕事ができたと思います。ダニ、カルとは若干異なる方向でテストを進めていました。Hondaにとっては、本当に多くのデータが収集できたと思います」

    中上貴晶 (総合15番手、2分00秒071)
    「今年初めてのテストということで、昨年手術した右腕のうで上がりの状態を確認しながらテストを開始しました。腕の状態は全く問題なく、2台のマシンを使いながら順調にメニューを消化することができました。最終日は2分00秒071というベストタイムをマークすることができました。もうちょっとで1分59秒台だったので、うれしさより悔しい気持ちの方が強かったです。そのあと、20ラップのロングランに挑み、2分1秒台で連続ラップし、その連続ラップの中で0秒台に入れるなど、初めてのテストとしてはまずまずだったと思います。今回のテストでは、2日目に自分のミスで転倒してしまい、チームには申し訳ない気持ちでした。トップから1秒差以内という目標にもちょっと届かなかったことも残念でした。しかし、3日間を通じて、ほぼ予定通りにテストを消化できたことは、とてもよかったと思います。今回のテストは、タイムやアベレージには満足していますが、フィジカル面に課題が残りました。この冬にしっかりトレーニングしてきたのですが、ペースをキープするためには、しっかりトレーニングして体力をつけなければと思います。次は全員が初めて走るタイなので、コース攻略も含め、3日間、しっかり走りたいと思います」

    フランコ・モルビデリ (総合20番手、2分00秒526)
    「今回のテストは、本当に多くのことを学ぶことができました。いろいろな条件でMotoGPマシンに乗ることができました。2日目には2回転び、多くの時間をロスしました。転倒の原因はブレーキングで、MotoGPマシンに慣れていないためのミスでした。最終日は、2日目の転倒の影響で左手の指に痛みがありましたが、鎮痛剤で走り続けました。2日目は転倒であまり多く周回できませんでしたが、最終日はしっかり周回をこなすことができたし、コンディションはあまりよくありませんでしたが、3日間のベストをマークすることができました。チームとのコミュケーションもよく、そういう意味でも今回は成果はありました。次のタイのテストを楽しみにしています」

    トーマス・ルティ (総合25番手、2分01秒126)
    「昨年、バレンシアとヘレスのテストを走れなかったので、今回のテストをとても楽しみにしていました。初日はウエットで始まり、午後はドライになりましたが、初めて走る日としてはとても難しいコンディションでした。それでも1周でも多く周回することが目標でした。2日目も午前中は路面が多少濡れている状態でしたが、午後は完全なドライになり多くの周回をこなすことができました。2日目を終えて1番の課題はフロントのフィーリングをつかむことでした。MotoGPマシンに乗るのもミシュランタイヤも初めてなので学ぶことがたくさんあると感じました。この日は、4コーナーでフロントを失って転倒を経験しましたが、ステップバイステップでタイムを上げることができました。最終日は、ユーズドタイヤでタイヤのスライドの感覚をつかむことに集中しましたが、とても気持ちのいいものでした」

  • セイコーウオッチ、ホンダ NSXとコラボした限定クロノグラフを発売

    セイコーウオッチ、ホンダ NSXとコラボした限定クロノグラフを発売

    セイコーウオッチは、世界初のGPSソーラーウオッチ『セイコー アストロン』のハイグレードシリーズとなるエグゼクティブラインから、ホンダ NSX の世界観とコラボレートした先進のGPSソーラー クロノグラフを数量限定で3月9日(金)より全国で発売。希望小売価格300,000円+税、販売数量は限定1,000本。

    『セイコー アストロン』は、1969年にセイコーが世界に先駆けて発売したクオーツウオッチ『クオーツアストロン』から名を受け継いでいる。

    高い時間精度で世界の人々のライフスタイルを一変させた「クオーツ革命」に継ぐ、時計史の「第二の革命」を起こすべく、2012年9月に誕生した世界初のGPSソーラーウオッチ。

    地球上のどこにいてもGPS衛星からの電波を受信して、緯度・経度・高度を特定し、すばやく現在地の正確な時刻を表示。セイコー独自のリングアンテナや自動時刻修正機能「スマートセンサー」との組み合わせにより、ユーザーはストレスなく正確な時間を得ることができる。昨年、発売5周年を迎えた『セイコー アストロン』は「さらなる進化」をスローガンに、これからも前進を続けている。

    ≪商品の特徴≫
    誰も知らなかった喜びを届けるホンダ NSXのデザインを随所に取り入れた特別なモデル
    サファイアガラス製のベゼルリングと、シャープな面で構成されたケースとブレスレットデザインによる品格ある存在感が特徴のエグゼクティブラインから、走りの喜びをかつてない領域へと拡げるホンダ NSXの世界観とコラボレートしたスペシャル限定モデル。

    ■ ホンダ NSXとは
    ホンダのフラッグシップ、スーパースポーツ「NSX」。1990年、ホンダにしかできない、新たな走りの喜びを提案すべく、NSXは世界第一級の運動性能を持ちながら快適に操れるスーパースポーツとして誕生。それからおよそ四半世紀の時を経て、進化した新型NSXは、かつて経験したことのない走りの喜びをドライバーに提供し、スーパースポーツの新たなる進化の扉を開く。
    HONDA NSX

    ■ デザインポイント
    ・ハニカム柄の立体成型ダイヤル
    ダイヤルは、NSXのフロントグリルをモチーフにしたハニカム柄の立体成型で、その上にはインストルメントパネルと同じアラビア書体を採用したアワーマークがレイアウトされている。

    ・NSXのボディフォルムをイメージしたケース
    優れたエアロダイナミクス性能を発揮する独創的なNSXのボディフォルムをイメージしたケースは、限定モデルならではの立体的な造形美を放つ。

    ・アルミホイールをモチーフにした裏ぶた
    特殊な3次元加工を施した専用鍛造アルミホイールをモチーフにした立体的な裏ぶたのデザインは、NSXのロゴに「Limited Edition」の文字、そしてシリアルナンバーが刻印されている。
    詳細画像1詳細画像2詳細画像3

    ・特別仕様の都市コード表記
    ベゼルの10時位置側面(UTC-5)には、NSXの生産拠点であるアメリカ オハイオ州メアリズビルにあるPMC(Performance Manufacturing Center)にちなんで、メアリズビルを含むコロンバス都市圏のポート・コロンバス国際空港の空港コード(CMH)を刻印している。

    ・「Black and Red」のレザーストラップ
    NSXのレザーシートを含むインテリアと同じ「Black and Red」のコンビネーションカラーのレザーストラップ。
    ※付け替え用強化シリコンストラップつき

    ・りゅうずデザイン
    シーンに応じて乗る人の気持ちが求める走りをダイヤルひとつで実現するNSXの「インテグレーテッド・ダイナミクス・システム」。そのダイヤルデザインをこの限定モデルでりゅうずのモチーフとして採用。レギュラーモデルにはない形状です。
    詳細画像4詳細画像5詳細画像6

    ・アクセル / ブレーキペダルをモチーフにしたボタン
    2時、4時位置にあるストップウオッチボタン(スタート / ストップ、リセット)は、スリット溝を施したデザイン。ドライバーとクルマをつなぐアクセル / ブレーキペダルをモチーフにしており、ストップウオッチを操作しやすいよう機能性も高めている。

    ・NSXの最高速度をあしらったタキメーター目盛り
    アストロンでは初めてサファイアガラス表示板のタキメーター目盛りにルミブライトを採用。ベゼルの2時位置に表記した308はNSX(欧州仕様)の最高速度308kmを表し、他の目盛りとは異なり緑に発光する特別仕様。
    詳細画像7

  • 【MotoGP】 マルク・マルケス 「ホンダの新型エンジンはポジティブ」

    【MotoGP】 マルク・マルケス 「ホンダの新型エンジンはポジティブ」

    レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、ホンダが投入した新型エンジンにポジティブな印象を受けていると語る。

    公式テスト初日に7番手タイムを記録したマルク・マルケスは「ウインターブレイクの後でバイクに乗り始めたときだから、全員が忙しい1日となり、リズムをもう一度見つける必要があった。特にセパンは、要求が厳しいトラックだけど、始まり方がとても満足している」とコメント。

    「異なるエンジンを積んだバイクの仕事をした。1台は昨年型のエンジン。2台は新しいスペックのエンジン。多くのことをアジャストする必要があり、これはノーマルなことだけど、現時点で新しいエンジンは良いようだ。当然、残りの2日間でセットアップを改良して行き、エンジン、電子制御、エアロダイナミックスなどの仕事を継続しなければいけない。まだ1日目。フィーリングとリズムはポジティブだ」

    2日目にも7番手タイムだったマルク・マルケスは「いくつか前進を果たすことができたので満足している。バイクにはとても良いフィーリングがある。特に午後はバイクが整い、最も暑かった時間帯に速いタイムをマークした。エンジンとセットアップの仕事を続け、新しいフェアリングを試した。このようなテストを実施するときには、バイクのバランスを多少調整しなければならない。フェアリングの搭載に慣れ、データを収集するために走り込まなければならない」

    「アジャストが必要なセットアップの改良を続けなければならないけど、ここまでのところ、僕たちのペースには満足している。良い仕事をしていると思う。セッションの最後に新品タイヤを履いたけど、雨が少し降り始めてしまったのは残念だった。無理はしていなかったけど、2コーナーでフロントタイヤを失ってしまった。でも、大事には至らなかったよ」と今年初転倒を喫した2日目を振り返った。

  • トロロッソ・ホンダにとって3基のF1エンジン使用制限は“頭痛の種”

    トロロッソ・ホンダにとって3基のF1エンジン使用制限は“頭痛の種”

    トロロッソ・ホンダにとって、2018年の新しいF1エンジン制限は“頭痛の種”になる可能性がチーム代表のフランツ・トストは認識している。

    2018年からはF1カレンダーが21戦に拡大されるにも関わらず、ドライバーが年間に使用できるF1エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hは3基までとなり、MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアは年間2基に削減される。

    トロ・ロッソが新たにエンジンパートナーとして迎えるホンダは、過去3年間でパワーユニットの信頼性に苦しんできた。

    ホンダが3年間に投入したコンポーネントは、ICE(内燃機関)が56基、ターボチャージャーとMGU-Hが各61基、MGU-Kが48基、エネルギーストアが36基、コントロールエレクトロニクスが39基。(合計301基/144基)。エンジン関連のグリッド降格ペナルティは、F1復帰した2015年に305グリッド、2年目の2016年は140グリッドと半分以下となったが、パワーユニットを一新した2017年は初年度を上回る380グリッド降格ペナルティを科せられている。

    ホンダとの新しいパートナーシップの成功を確信しているフランツ・トストだが、それでも信頼性は問題をはらんでいることを認識していると語る。

    パワーユニットコンポーネントの使用数について質問されたフランツ・トストは「そこは主にホンダが耐久性をどのようにコントロールしていくかによるが、容易でないことは確かだ」と Speed Week にコメント。

    「ユニット数の削減は我々に頭痛の種を与えていくだろう」

    だが、フランツ・トストは、ホンダが信頼性を向上させてくれると楽観的に捉えている。

    「ホンダは素晴らしいインフラを提供している。そこは誰も異論は唱えないだろう」とフランツ・トストは語る。

    「彼らはとてもグレバーであり、技術者のモチベーションも高い。過去の欠点を認め、全員がそれを排除しようとしている」

  • ダカールラリー2018:ホンダのケビン・ベナバイズが2輪部門で総合2位

    ダカールラリー2018:ホンダのケビン・ベナバイズが2輪部門で総合2位

    ダカールラリー2018の最終ステージでホンダのケビン・ベナバイズはコルドバでのゴールラインをトップでフィニッシュ。約9000キロに及んだラリーを総合2位で終えた。

    2018年のダカールラリー最終日となった1月20日、コルドバ北部で競技区間120kmのステージ14が行われた。ルートには点在する渡河セクションがあり、その周囲には多くのラリーファンが詰めかけ、ペルーのリマから走り続けた勇者たちが迎えたこの日を祝福した。

    ダカールの慣例にならい、リバースグリッドスタートとなったこのステージで、Monster Energy Honda Teamのケビン・ベナバイズは、10時33分に84番手でスタート。途中2箇所設けられたウエイポイント(GPSで規定された通過点)を全体トップとなるタイムで通過し、ステージ優勝。また、この走りにより総合2位を確定させた。これまで、ケビン・ベナバイズは2016年に記録した総合4位から記録を伸ばした結果となる。そして、2013年にホンダがダカールに復帰してからの記録としては、2015年のパウロ・ゴンサルヴェスが獲得した総合2位とタイ記録となっている。

    また、今回のラリー直前の負傷により出走を取りやめたパウロ・ゴンザルヴェスの代役としてMonster Energy Honda Teamに加入したイグナシオ・コルネホも、最終ステージで快走を見せた。最終日を総合10位からスタートしたイグナシオ・コルネホ。しかし、総合11位から追い上げるライバルとの時間差がわずかしかなく、トップ10を守るためにこの最終ステージが大切な決戦の場となった。ウエイポイント1でライバルに29秒リードし、ウエイポイント2では3分弱までその差を広げる。そのリードをフィニッシュラインまで守り、総合10位を確定させた。イグナシオ・コルネホはステージ4で7番手タイムを記録したほか、チームライダーのサポートでも連携しながら、常に総合順位を15位以内として二週間を戦ってきた。結果総合でも10位となり、ダカールラリーのシングルフィニッシュ経験者が多いリザルトのなかで、その活躍を見せ、自身の夢を達成した。

    また、MEC TEAMからCRF450 RALLYに乗り参戦した2名のライダー、マーティン・デュプレシ(アルゼンチン)が総合18位、マーク・サミュエルズ(米国)は総合21位でラリーを完走している。

    ケビン・ベナバイズ (ステージ14 1位/総合 2位)
    「すばらしいダカールでした。私は本当に幸せで、とてもいい気分です。とてもタフでした。私たちは最後まで必死で戦いました。私たちにはいつもすばらしい戦略があったし、毎ステージでポディウムに上がり、ある時点では総合トップにもいました。ステージ10で起こったことに関しては残念ですが、私たちはいつも前を向いていなければなりません。十分に達成できる順位だと始めから確信はしていましたが、最終的に私たちは最後のステージで優勝し、総合2位でダカールを終える事ができたのです」

    イグナシオ・コルネホ (ステージ14 9位/総合 10位)
    「私達は戦略的にダカールを戦うためにスタートを切りました。ペルーで始まり、ボリビアで苦しみ、そしてアルゼンチンで取り戻すことができました。ステージを7位~15位ほどで走り、ダカールラリーでトップ10フィニッシュをする。これは数年前から計画していたものです。それが叶いました。Monster Energy Honda Teamとともにそれができたことを本当にうれしく思うと同時に、このチャンスを与えてくれて感謝しています。簡単なレースではありませんでしたが、トラブルなく終えることができました」

    本田太一 (Monster Energy Honda Team ラリー・プロジェクト・リーダー)
    「2018年のダカールラリーがコルドバでフィニッシュを迎えました。ケビン・ベナバイズ選手がファイナルステージで優勝、総合2位を獲得しました。ラリー中、たくさんの応援をいただいたことに感謝します。ありがとうございました。Monster Energy Honda Teamは、ここ、フィニッシュラインまで逆転を狙いチーム一丸となって勝利を目指してきました。残念ながら総合優勝は叶いませんでした。この結果をしっかりと受け止め次に進めたいと思います。
    チームのライダー、ラリーを共に戦ったスタッフ、スポンサーの皆さま、マシン開発やラリー関連を担当して下さったHondaのスタッフにも、改めて御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。ダカールラリーへの挑戦は続きます。引き続きチームへの応援をよろしくお願い申し上げます」

    関連:ダカールラリー2018 結果:カルロス・サインツが2度目の総合優勝!

  • ホンダ、新型インサイトのプロトタイプを世界初披露

    ホンダ、新型インサイトのプロトタイプを世界初披露

    ホンダは、新型ハイブリッドセダン「インサイト(INSIGHT)」のプロトタイプモデルを2018年北米国際自動車ショーで世界初披露した。

    今回、プロトタイプモデルを公開した新型インサイトは、1999年に米国で初のハイブリッドモデルとして発売された初代から数えて3代目となるハイブリッド専用モデル。

    ホンダのセダンラインアップにおいて、2017年に米国での販売台数の記録を更新し販売好調の「CIVIC(シビック)」の上位に位置付けられ、スタイリッシュなセダンスタイルと上質でゆとりのある室内空間を備えた5人乗りセダンとして開発された。

    高効率な1.5Lアトキンソンサイクルエンジンと、革新的な2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド)i-MMD」の組合せにより、力強く上質な走りと高い燃費性能を実現しているう。また、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」も採用している。

    新型インサイトは、米国・インディアナ工場で生産され、2018年夏に米国での発売を予定している。

    2018年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)は、米国・デトロイトで2018年1月14日(日)~1月28日(日)に開催されている。

    ホンダ インサイト

  • ホンダ、新型「アキュラRDX」のプロトタイプを世界初公開

    ホンダ、新型「アキュラRDX」のプロトタイプを世界初公開

    ホンダは、新型「アキュラRDX」のプロトタイプモデルを北米国際自動車ショーで世界初披露した。

    今回プロトタイプモデルを公開した新型RDXは、米国にて2006年に発売した初代から数えて3代目となるエントリープレミアムSUV。新型RDXは、新世代AcuraモデルとしてAcuraブランドの新たな時代の始まりを示すモデルとなる。

    最新のAcuraデザインコンセプトである「Acura Precision Concept(アキュラ プレシジョン コンセプト)」、「Acura Precision Cockpit(アキュラ プレシジョン コックピット)」を全面的に採用した最初のモデルであり、パワートレインには2.0L直噴VTECターボエンジンと、クラス初となる10速オートマチックトランスミッションを採用。四輪駆動力自在制御システムSH-AWDや、新開発の専用プラットフォーム、軽量・高剛性ボディなどとの組合せにより、力強い加速とリニアなハンドリングを実現している。

    新型RDXは、米国の研究開発拠点Honda R&D Americas, Inc.で初めて開発され、米国オハイオ州のイーストリバティ工場で生産し、2018年後半の発売を予定している。

    2018年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)は、米国・デトロイトで2018年1月14日(日)~1月28日(日)に開催されている。

    新型アキュラRDX 01新型アキュラRDX 02新型アキュラRDX 03新型アキュラRDX 04新型アキュラRDX 05新型アキュラRDX 06

  • 【SUPER GT】 ジェンソン・バトン、所属チームはチーム・クニミツに決定

    【SUPER GT】 ジェンソン・バトン、所属チームはチーム・クニミツに決定

    ジェンソン・バトンが、2018年のSUPER GTのGT500クラスにチーム・クニミツ(TEAM KUNIMITSU)から参戦することが決定。山本尚貴とともに#100 TEAM KUNIMITSU NSX-GTを走らせる。

    2009年のF1ワールドチャンピオンであるジェンソン・バトンは、2016年シーズンでF1引退を表明。2017年はインディ500に参戦したフェルナンド・アロンソの代役としてF1モナコGPで1戦限りのF1復帰を果たしていた。

    また、ジェンソン・バトンは昨年8月の鈴鹿1000kmにTEAM MUGENから参戦してSUPER GTデビュー。12月にツインリンクもてぎで開催された「Honda Racing THANKS DAY 2017」のF1トークショーで、2018年は日本でSUPER GTに参戦することを電撃発表していた。

    ホンダは、1月12日(金)に東京オートサロン2018で2018年のSUPER GTの体制発表を実施。ジェンソン・バトンは、2018年のSUPER GTのGT500クラスにチーム・クニミツ(TEAM KUNIMITSU)から参戦することが発表された。山本尚貴とともに#100 TEAM KUNIMITSU NSX-GTを走らせる。

    ホンダ 2018年 SUPER GT 参戦体制

    チーム名 No. ドライバー 年齢 2017年戦績
    AUTOBACS RACING TEAM AGURI
    (オートバックス・レーシング・チーム・アグリ)
    8 野尻 智紀
    (ノジリ・トモキ)
    28 GT500
    9位
    伊沢 拓也
    (イザワ・タクヤ)
    33 GT500
    7位
    TEAM MUGEN
    (チーム・ムゲン)
    16 武藤 英紀
    (ムトウ・ヒデキ)
    35 GT500
    18位
    中嶋 大祐
    (ナカジマ・ダイスケ)
    28
    KEIHIN REAL RACING
    (ケーヒン・リアル・レーシング)
    17 塚越 広大
    (ツカコシ・コウダイ)
    31 GT500
    10位
    小暮 卓史
    (コグレ・タカシ)
    37
    Epson Nakajima Racing
    (エプソン・ナカジマ・レーシング)
    64 Bertrand Baguette
    (ベルトラン・バゲット)
    31 GT500
    11位
    松浦 孝亮
    (マツウラ・コウスケ)
    38
    TEAM KUNIMITSU
    (チーム・クニミツ)
    100 山本 尚貴
    (ヤマモト・ナオキ)
    29 GT500
    7位
    Jenson Button
    (ジェンソン・バトン)
    37 GT500
    第6戦スポット参戦
  • レプソル・ホンダ、アルベルト・プーチをチームマネージャーに起用

    レプソル・ホンダ、アルベルト・プーチをチームマネージャーに起用

    ホンダ・レーシング(HRC)は、レプソル・ホンダ・チームの新しいチーム・マネージャーとしてアルベルト・プーチが選任されたことを発表した。

    アルベルト・プーチは、Hondaマシンでの選手経験が長く、500ccレースでの優勝も果たしており、レース界で最も尊敬されているマネージャーの一人。直近では、HRCアドバイザーとして、アジア・タレント・カップとブリティッシュ・タレント・カップの監督を務めた。

    アルベルト・プーチは2018年1月28日から30日にかけてマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われる今シーズン最初のMotoGPテストから着任する。

    新たに設けられたレプソル・ホンダ・チームのチーム・マネージャーとして、アルベルト・プーチは、桒田哲宏HRC取締役 レース運営室室長の直下に位置づけられる。また、アルベルト・プーチとテクニカル・マネージャーの横山健男がHRCとしてのレース運営全般を担うこととなる。

    桒田哲宏 (HRC取締役 レース運営室室長)
    「アルベルトがレプソル・ホンダ・チームのチーム・マネージャーに就任することをうれしく思います。彼は、まず選手として、後にアドバイザーとして、長年に渡りHRCファミリーの一員として活躍し、さらに、アジア・タレント・カップにも精力的に携わり、若手選手の成長を支援してきました。世界トップレベルのレースで培われた彼の知見、そしてHRCと彼の長きに渡る良好な関係が、MotoGPでの連覇を狙うHRCおよびチームに大いに寄与すると考えています。アルベルトのチーム・マネージャー就任を歓迎するとともに、今後の活躍を期待しています」

    アルベルト・プーチ (レプソル・ホンダ・チーム チーム・マネージャー)
    「この素晴らしい機会を与えていただいたことを、HRCとレプソル・ホンダ・チームに感謝します。私は、最初は選手として、その後に小排気量クラスのマネージャーとして、そして最近では世界で活躍するHondaのアジア人ライダーのコーチとして、25年に渡りHondaとともにキャリアを築いてきました。今回、MotoGPで最も成功しているチームの一つでチーム・マネージャーとしての仕事をする機会を与えられたことを大変光栄に思っています。最善を尽くし、Hondaが目標を達成するための力になりたいと考えています。ライダーとチームがMotoGPで連覇を果たすことができると確信しています」

  • 【スーパーフォーミュラ】 2018年の松下信治と福住仁嶺の参戦が正式発表

    【スーパーフォーミュラ】 2018年の松下信治と福住仁嶺の参戦が正式発表

    ホンダは、2018年の全日本スーパーフォーミュラ選手権にF1への登竜門のひとつと言われるF2で腕を磨いた松下信治と、2017年から「GP3シリーズ」に参戦開始した福住仁嶺の2名が新たに加入することを発表した。

    F2で3シーズンを戦った松下信治はDOCOMO TEAM DANDELION RACINGから参戦。F1へ挑戦するために日本でスーパーフォーミュラでのタイトルを獲得を目指す。

    福住仁嶺はTEAM MUGENから参戦。15号車を走らせ、山本尚貴とチームを組む。福住仁嶺は2018年に並行してArden InternationalからF2への参戦することが発表された。

    ホンダ 2018年 スーパーフォミュラ 参戦体制

    チーム名 No. ドライバー 年齢 2017年戦績
    TEAM MUGEN
    (チーム・ムゲン)
    15 福住 仁嶺
    (フクズミ・ニレイ)
    20 GP3
    3位
    16 山本 尚貴
    (ヤマモト・ナオキ)
    29 SF
    9位
    B-Max Racing team
    (ビーマックス・レーシング・チーム)
    50 TBA – –
    TCS NAKAJIMA RACING
    (ティーシーエス・ナカジマ・レーシング)
    64 Narain Karthikeyan
    (ナレイン・カーティケヤン)
    40 SF
    参戦
    65 伊沢 拓也
    (イザワ・タクヤ)
    33 SF
    13位
    REAL RACING
    (リアル・レーシング)
    TBA 塚越 広大
    (ツカコシ・コウダイ)
    31 SF
    15位
    DOCOMO TEAM DANDELION RACING
    (ドコモ・チーム・ダンディライアン・レーシング)
    TBA 野尻 智紀
    (ノジリ・トモキ)
    28 SF
    17位
    TBA 松下 信治
    (マツシタ・ノブハル)
    24 F2
    6位

    関連:福住仁嶺、2018年はアーデン・インターナショナルからF2に参戦