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  • 2018年 第2回 F1バルセロナ合同テスト 1日目:ドライバーコメント

    2018年 第2回 F1バルセロナ合同テスト 1日目:ドライバーコメント

    2018年のF1世界選手権の第2回 F1バルセロナ合同テストが3月6日(火)にバルセロナのカタロニア・サーキットで初日を迎え、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトップタイムをマーク。トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが5番手タイムを記録した。

    先週とは異なり、今週のF1プレシーズンテストは暖かい気候でスタート。しかし、午後は風が強まり、多くのドライバーがタイムを更新することなくセッションを終えた。

    トップタイムはフェラーリのセバスチャン・ベッテルが記録。以降、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とトップ3チームがタイムシートの上位に並んだ。

    トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーがトップから0.557秒差の5番手タイムを記録。ホンダのF1パワーユニットに問題は発生しなかったが、ブレーキシステムのトラブルによって午後に走行できず54周で走行を終えている。また、マクラーレンは3度の故障に見舞われて全チームで最初の38周で初日を終えている。

    1番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
    「良い作業日だったと思う。風によってコンディションはずっと理想的ではなかったけど、それでも僕たちはプログラムをなんとか完了することができた」

    2番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
    「今日のコンディションは先週に比べてはるかに良かったし、それについては僕たち全員が本当に満足している。今日は多くの貴重なデータを得ることができた。午前中はミディアムでロングランに集中し、異なるメカニカルセットアップを試した。このような天候ではタイヤも本当に機能してきているし、管理しなければならない問題がいくつかあった。だから、先週よりもタイヤでのチャレンジはいくつかあったけど、少なくともウオームアップはできている。新車についてもっと多くのことを発見していって、異なるセッティングにどう反応するかを学んでいくつもりだ。80周以上できたし、レース距離以上なので、本当に良いマイレージが稼げたね。このクルマはとても信頼性が高いし、クルマを走らせることを本当に楽しんでいる。明日も楽しみにしている」

    3番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
    「今日は良い一日だった。多くの周回を走れたし、とにかくマイレージを稼ぐことが重要だ。終盤にバッテリーに小さな問題が発生して交換しなければならず、少し時間を取られたけど、その後はすべて問題なかった。クルマの感触はいい。もちろん、みんながライバルに比べて僕たちどの位置と考えているかを知りたがるのはわかるけど、正直、オーストラリアに行くまで教えるのは不可能だ。他のみんなが何をやっているかはわからないからね。昨年に比べてこのマシンのどこが改善されているかという点についても、路面が新しくなっていて走り方が変わっているし、タイヤも新しいので、特定のエリアを挙げるのは難しい。それに、最初の一週間は気温などの面が良くなったので、まだすべてを発見している段階だ。でも、速くなっている実感はあるよ!」

    4番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
    「良い一日だった。必要なことはすべてできたし、クルマで十分なマイレージを稼ぐことができたので生産的だった。今日の僕たちにとって最大のチャレンジはこの新しい路面でタイヤを適切に機能させることだった。ミディアムタイヤを機能させるのは難しい。ソフトタイヤの方がウオームアップはいいけど、デグラデーションに苦労した。でも、僕たちは常に学んでいる。この段階で言えることはほとんどないけど、全体として2回目のテストは良いスタートが切れたと思う。僕たちはまだ主に情報を収集しているところなので、セットアップの調整にはあまり取り組んでいない。今後数日でロングランや短い予選スタイルの走行をすれば、クルマのポジションについてもっといいアイデアを得られるだろう」

    5番手:ピエール・ガスリー (トロロッソ・ホンダ)
    「今日はパフォーマンス面では、とてもいいテスト結果になったと思う。午後にブレーキシステムに小さな問題が発生してしまい、予想よりも修復に時間がかかってしまったため、思ったよりも周回数を走ることができなかったのが残念だ。でも、それもテストの一環だと思っているよ! 今のところ、上手く進んでいる。マシンも調子がいいし、先週に比べて段々と仕上がってきているので、僕たちはチームとして正しい方向に進んでいると思う」

    6番手:ケビン・マグヌッセン (ハース)
    「良い一日だった。僕たちは多くの周回を重ねることができた。システムチェックうあインストレーションラップ、空力走行あけではなく、クルマで本格的な作業を開始している。初めてのまともな一日だったと言えるし、天候も少し暖かくなって、シーズンに近いものになっていると思う。まだかなりやることはあるけど、近づいてきてはいる。一日を終えて満足しているし、ポジティブに感じている」

    7番手:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)
    「午前中の自分の走行について話すことはあまりない。49周を走り込んだけど、最初の走行でシャシーにいくつかトラブルがあった。大袈裟なことではないし、少なくとも彼らはかなり迅速に解決していた。明日の午後はそれなりの走行ができることを願っている」

    8番手:カルロス・サインツ (ルノー)
    「午後に多くのラップを走り込めたし、風があってかなりトリッキーだったけど、クルアの理解はうまく進められたと思う。ただ、セットアップに関してはまだ初期段階だ。先週と比較して今日は初めてまともな走行ができたからね。個人的にクルマのの感触は良いし、それなりの周回数を重ねることができたは素晴らしいことだ。明日の午前中にクルマの異なるエリアに関してクルーと作業するのを楽しみにしている。さらに改善できると確信している」

    9番手:セルゲイ・シロトキン (ウィリアムズ)
    「今日は暖かい気温だったけど、コンディションはトリッキーだった。素晴らしい一日のように見えたけど、テスト的にはそれほど簡単ではなかった。午前中はいくつか小さな問題があったし理想的ではなかったけど、それでも先週より良かったのは間違いないし、そこから学ぶことができた。データも得られているし、明日の作業に役立つはずだ。今日は理想的ではなかったけど、仕方のないことだ」

    10番手:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
    「良い走行日だった。いくつか異なるタイヤコンパウンドを試して、新車についてかなり理解を深めることができた。メルボルンまでに僕がクルマに乗れるのはあと一日しかないけど、今日はクルマとセットアップの両方で現状についてかなりの自信を得ることができた。自分たちが望んでいる位置までにはまだ多くの作業が残っているけど、メルボルンに到着する頃には良い状態に仕上がっていることを期待している。全員が異なるプログラムに取り組んでいるし、燃料量も違うので、他のチームと比較して自分たちがどうかを言うのは難しいけど、今年について興奮している。とても面白くなるだろうね。ピレリのコンパウンドはかなりアグレッシブだし、それによって戦略の選択肢がかなり増えているはずだ。それによってエキサイティングなレースになるといいね」

    11番手:マーカス・エリクソン (ザウバー)
    「全体的に僕たちにとってポジティブな一日だった。多くの周回数を走る込むことができたし、先週に比べて天候もより典型的だった。僕たちはクルマの理解を続けているし、ポテンシャルも見えてきている。まだやるべ作業はたくさんあるけど、正しい方向に進んでいる。3日目にクルマに戻るのを楽しみにしている」

    12番手:ストフェル・バンドーン (マクラーレン)
    「今日は走行が中断された問題のせいでチャレンジングだった。コース上で何度か止まってしまったし、問題が起きる度に明日に向けてしっかりと準備できるように取り組んできた。このようなトラブルは特に深刻というわけではないけど、修復するには比較的長い時間がかかるものなので、予定していたほどは走れなかった。午後のコンディションは風によってかなりトリッキーだったし、それほど典型的な走行ではなかった。明日は問題が解決されてもっと生産的な一日を過ごせることを願っている」

    13番手:ランス・ストロール (ウィリアムズ)
    「クルマでいくらかマイレージを稼げたのは良かった。ようやく今年初めてレース距離を走れたし、そこはポジティブだった。全体的なフィーリングやグリップレベルに関しては昨年に比べて前進を果たしていると思う。他と比較して自分たちがどの位置にいるかはわからないけど、昨年のマシンに比べて感触が良くなっているのは確かだ。今のところはとてもいい感じだし、とにかくもっと多くの走行時間、予選シミュレーションやレースシミュレーションに取り組む必要がある。プログラムを終えてメルボルンに向かう頃には好位置につけられると思っている。また全ての部分をもう少し改善できるはずだ。まだこのマシンに試していないことがたくさんある。F1マシンでは多くのセットアップがあるし、すべてを片づけるには2週間かかる。まだやれることはあると思うし、今日はレースシミュレーションをやっていたので、少ない燃料で走っていた先週と比較することはできない。まだ学ばなければならないことはたくさんあるけど、レースシミュレーションに関してはいい位置につけていると思う。でも、バルセロナのこのスムーズな路面ではタイヤのグレイニングがあまりないし、理想的なコンディションではないので、オーストラリアでは非常に異なったもになると思う」

    関連:【動画】 第2回 F1バルセロナ合同テスト1日目 ダイジェスト

  • トロロッソ・ホンダ:第2回 F1バルセロナ合同テスト 1日目レポート

    トロロッソ・ホンダ:第2回 F1バルセロナ合同テスト 1日目レポート

    トロロッソ・ホンダは、第2回テストの初日にピエール・ガスリーが走行を担当。しかし、午後に起きたトラブル修復に時間を費やし、54周走行にとどまった。

    スペイン・バルセロナでの第2回プレシーズンテストが開始。初日は好天に恵まれ、正午過ぎには18℃まで気温が上がるなど、好コンディションで幕を開けた。トロロッソ・ホンダは、午前9時から午後1時までのテスト前半で、ピエール・ガスリーが53周を走行。前週の第1回テストの順調な流れをそのままに、精力的にテストプログラムをこなした。

    しかし、昼休みを挟んだあとの午後のセッション、コースへ出たガスリーが1周してピットへ戻ると、車体のトラブル対応に予想以上の時間を費やし、再びコースインすることはできなかった。結局、このあとは走行できず、テスト初日はトータル54周の走行で終了している。

    ピエール・ガスリー
    「今日はパフォーマンス面では、とてもいいテスト結果になったと思う。午後にブレーキシステムに小さな問題が発生してしまい、予想よりも修復に時間がかかってしまったため、思ったよりも周回数を走ることができなかったのが残念だ。でも、それもテストの一環だと思っているよ! 今のところ、上手く進んでいる。マシンも調子がいいし、先週に比べて段々と仕上がってきているので、僕たちはチームとして正しい方向に進んでいると思う」

    ジェームス・キー (トロロッソ テクニカルディレクター)
    「先週よりも実戦に近いコンディションでテストができたので、午前中は実りある時間を過ごせまた。先週学んだことをもとにセットアップも色々と変えて試し、ピエールもマシンに満足してくれている。エンジニアたちが頑張り、テストの間の短い時間の中で解析を行って、よりよい方向性を見出してくれた。また、空力面の作業として、さらなる測定を行ったほか、温度の高い状況下でのシャシーセットアップの進捗やタイヤ性能の初期分析を行うことができた。残念ながら、午後にブレーキに問題が発生してしまい、その原因をつかんで解決するのに時間がかかってしまった。ブレーキのような重要な部位についてはどんな小さな問題でも万全の対策が必要であり、やむを得ないことだったと思っている。ただ、それによって午後の走行時間がほとんど取れませんでしたので、今日は夜を徹して明日のテストへ向けて修復・改善に急ぐ。テスト項目もまだまだある中で貴重な走行時間を失うことになってしまい、ドライバーとホンダには申し訳なく思っている。残りのテストへ向けて最善を尽くし、明日からの3日間を有効活用していきたいと思う」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のテスト2初日は、朝からバルセロナらしい晴天で気温も上昇しました。寒かった先週と比較すると大きく異なり、レースに近いコンディションでテストを行うことができました。このテスト2からは、より実際のレースを意識したプログラムを計画しています。チームは多くの種類のタイヤを使い、それぞれの特性に合わせたセッティングを試し、PUとしてもそれらの状況下で適切なセッティングの熟成を進めます。今日は午後に車体側の問題が見つかり、マシンを長く止めることになりました。走行時間を失ったことは残念ですが、このような事象を発見することもテストの目的の一つです。その点では有意義だったと思います。明日以降ノートラブルでプログラムを消化できるよう、チームと準備を進めます」

  • 【動画】 第2回 F1バルセロナ合同テスト1日目 ダイジェスト

    【動画】 第2回 F1バルセロナ合同テスト1日目 ダイジェスト

    2018年のF1世界選手権のシーズン開幕前最後のプレシーズンテストが3月6日(火)にバルセロナのカタロニア・サーキットでスタート。初日はセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトップタイムを記録。トロロッソ・ホンダは5番手タイムにつけた。

    先週の1回目のテストは悪天候に見舞われたが、今週は良好なコンディションでセッションはスタート。各チームが開幕戦オーストラリアGPにむけて最後の調整を開始した。

    順調な滑り出しを見せたのがフェラーリ、メルセデス、レッドブル・レーシングのトップ3チーム。多くの周回数を重ねて約0.25秒差以内の僅差のラップタイムを記録した。

    フェラーリはセバスチャン・ベッテルが171周を走行してミディアムタイヤで1分20秒362をマーク。

    メルセデスは二人のドライバー走行が合わせて177周を走行し、バルテリ・ボッタスがソフトタイヤでトップから0.2秒差につけた。

    レッドブル・レーシングは、バッテリーのトラブルでコース上でストップするトラブルはあったものの、マックス・フェルスタッペンが130周を走行してトップから0.253秒差となる1分20秒649をミディアムタイヤで記録。

    一方、トロロッソ・ホンダとマクラーレンはトラブルに見舞われる一日となった。

    先週のテストではほぼノートラブルで全チーム最多の229周を走破していたトロロッソ・ホンダは、この日ブレーキシステムにトラブルが発生。午後にまったく走行することができる54周の走行に留まった。しかし、ホンダのF1パワーユニットにトラブルは見られず、タイム的には0.557秒差とパフォーマンス的にも有望な初日となった。

    マクラーレンは出だしからトラブルが発生。午前中にはバッテリーの問題、午後にはハイドロリック系の問題に見舞われて全チームで最少となる38周の走行に留まった。マシンには焦げ跡が確認されており、冷却系にも問題を抱えているようだ。過去3年間、ホンダF1に信頼性トラブルの責任を向けていたマクラーレンだが、早くもマクラーレン自身に疑いの目が向けられ始めている。

    トロロッソが「ホンダとドライバーに申し訳ない」とコメントしているのに対し、マクラーレンは「騒ぐほどの問題ではない」と強気であり、チームの姿勢も対照的だ。

    関連:F1バルセロナテスト1日目 結果:セバスチャン・ベッテルがトップタイム

  • トロロッソ、ブレーキシステムに問題 「ホンダとドライバーに申し訳ない」

    トロロッソ、ブレーキシステムに問題 「ホンダとドライバーに申し訳ない」

    トロロッソ・ホンダは、F1バルセロナ合同テスト初日にブレーキシステムにトラブルが発生。テクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは「ドライバーとホンダに申し訳ない」と述べた。

    3月6日(火)に第2回目のF1プレシーズンテストがバルセロナのカタロニア・サーキットでスタート。快晴のコンディションのなかトロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーがテストを担当。午前中の時点では53周を走行し、全体の4番手タイムで昼休みを迎えた。

    しかし、午後にブレーキシステムにトラブルが発生。1周の確認ラップしかできず、合計54周で走行を終えることになった。

    トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは「残念ながら、午後にブレーキに問題が発生してしまい、その原因をつかんで解決するのに時間がかかってしまった」と説明。

    「ブレーキのような重要な部位についてはどんな小さな問題でも万全の対策が必要であり、やむを得ないことだったと思っている。ただ、それによって午後の走行時間がほとんど取れなかったので、今日は夜を徹して明日のテストへ向けて修復・改善に急ぐ」

    「テスト項目もまだまだある中で貴重な走行時間を失うことになってしまい、ドライバーとホンダには申し訳なく思っています。残りのテストへ向けて最善を尽くし、明日からの3日間を有効活用していきたいと思う」

    だが、走行を担当し、ソフトタイヤでトップから0.557秒差の5番手タイムを記録したピエール・ガスリーは、トロロッソ・ホンダのマシンの改善に手応えを感じていると語る。

    「今日はパフォーマンス面では、とてもいいテスト結果になったと思う」とピエール・ガスリーはコメント。

    「午後にブレーキシステムに小さな問題が発生してしまい、予想よりも修復に時間がかかってしまったため、思ったよりも周回数を走ることができなかったのが残念だ。でも、それもテストの一環だと思っている!」

    「今のところ、上手く進んでいる。マシンも調子がいいし、先週に比べて段々と仕上がってきているので、僕たちはチームとして正しい方向に進んでいると思う」

    ホンダのテクニカルディレクターを務める田辺豊治は今日は午後に車体側の問題が見つかり、マシンを長く止めることになりました。走行時間を失ったことは残念ですが、このような事象を発見することもテストの目的の一つです。その点では有意義だったと思います。明日以降ノートラブルでプログラムを消化できるよう、チームと準備を進めます」と述べ、チームとしての一体感を示した。

    トロロッソ・ホンダは、テスト2日目はブレンドン・ハートレーがステアリングを握る。

    関連:F1バルセロナテスト1日目 結果:セバスチャン・ベッテルがトップタイム

  • F1バルセロナテスト1日目 結果:セバスチャン・ベッテルがトップタイム

    F1バルセロナテスト1日目 結果:セバスチャン・ベッテルがトップタイム

    2018年のF1世界選手権の第2回 F1バルセロナ合同テストが6日(火)にバルセロナのカタロニア・サーキットで初日を迎え、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトップタイムをマーク。トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが5番手タイムを記録した。

    前週とは打って変わり、好天に恵まれたカタロニア・サーキット。開幕戦F1オーストラリアGP前の最後の4日間のプレシーズンテストがスタートした。

    初日のトップタイムを記録したのはセバスチャン・ベッテル。ドライバーでは最多となる171周を走り込み、午前中にミディアムタイヤで1分20秒362をマークした。

    2番手タイムはバルテリ・ボッタスが記録。午前中に86周を走行してソフトタイヤで1分20秒563を記録。午後からメルセデスはルイス・ハミルトンにドライバーを交代して91周を走行して4番手タイムを記録。メルセデスはチームとして最多の177周を走り込んだ。

    3番手タイムはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。トップから0.253秒差となる1分20秒649をミディアムタイヤで記録。午後にコース上でストップするトラブルがあったものの、130周を走り込んだ。

    トロロッソ・ホンダはピエールガスリーがソフトタイヤで5番手タイムをマーク。トップ3に次ぐ“ベスト・オブ・ザ・レスト”の位置につけた。午後に1周しか走行していないが、ホンダのF1パワーユニットのトラブルではなく、ブレーキシステムのトラブルだった。午後からはブレンドン・ハートレーが走行するとされており、レーシングスーツにも着替えていたが、結局走行することはなかった。

    トロロッソは「残念ながら、午後にブレーキシステムの問題に見舞われてしまい、修復に思ってよりも時間がかかり、54周に制限されてしまいました」と報告している。

    6番手タイムのケビン・マグヌッセン(ハース)は96周を走行。ソフトタイヤで1分21秒298をマークした。

    ルノーは午前中にニコ・ヒュルケンベルグが48周を走行してミディアムタイヤで7番手タイム、午後にカルロス・サインツが91周を走行してソフトタイヤで8番手タイムをマーク。合計で139周を走行した。

    ウィリアムズは、セルゲイ・シロトキンが午前中に42周、ランス・ストロールが午後に82周を走行。9番手と13番手タイムでセッションを終えている。

    フォース・インディアはセルジオ・ペレスが93周を走行。10番手タイムを記録した。午前からタイムを更新したのはセルジオ・ペレス以降と午後から走行したドライバーだけとなった。

    ザウバーはマーカス・エリクソンが120周を走行。この日、100周超えを果たした3名のドライバーのうちの一人となった。

    マクラーレンにとっては困難なスタートとなった。午前中、インスタレーションラップ後にピットレーンでストップ。4周を走行した時点でコース上に再び電気系のトラブルでストップしてこの日最初の赤旗の原因に。午後には走行を再開したものの、38周を走行した時点でターン3で再びストップ。ストフェル・バンドーンは2度の赤旗の原因となり、この日最初の走行距離で12番手タイムで初日を終えた。

    2018年 F1バルセロナ合同テスト 1日目 結果

    順位 ドライバー チーム ベストタイム タイヤ 周回
    1 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1分20秒396   171
    2 バルテリ・ボッタス メルセデス 1分20秒596 +0.200 86
    3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分20秒649 +0.253 130
    4 ルイス・ハミルトン メルセデス 1分20秒596 +0.412 91
    5 ピエール・ガスリー トロ・ロッソ 1分20秒973 +0.577 54
    6 ケビン・マグヌッセン ハース 1分21秒298 +0.902 96
    7 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1分21秒432 +1.036 48
    8 カルロス・サインツ ルノー 1分21秒455 +1.059 91
    9 セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ 1分21秒588 +1.192 42
    10 セルジオ・ペレス フォース・インディア 1分21秒643 +1.247 3
    11 マーカス・エリクソン ザウバー 1分21秒706 +1.310 120
    12 ストフェル・バンドーン マクラーレン 1分21秒943 +1.550 38
    13 ランス・ストロール ウィリアムズ 1分22秒937 +2.541 86

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー

  • F1バルセロナテスト1日目:セバスチャン・ベッテルが午前のトップタイム

    F1バルセロナテスト1日目:セバスチャン・ベッテルが午前のトップタイム

    2018年のF1世界選手権のシーズン開幕前最後のプレシーズンテストが6日(火)にバルセロナのカタロニア・サーキットでスタート。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が午前中のトップタイムを記録。トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが4番手につけている。

    先週の第1回目の合同テストは悪天候に見舞われたが、第2回目となる今週のバルセロナは快晴。正午の気温は16℃、路面温度は33℃まで上昇している。

    先週のプレシーズンテストは、新車のチェックと信頼性に焦点が置かれたが、開幕前の最後の4日間となる今回のテストではパフォーマンスのための走行が行われる。

    午前中のトップタイムを記録したのはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。86周を走行したベッテルはソフトタイヤで1分20秒396をマーク。

    2番手には86周を走行したバルテリ・ボッタス(メルセデス)が同じくソフトタイヤで0.2秒差で続き、3番手にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンがミディアムタイヤでトップから0.253秒差となる1分20秒649をマークしている。

    4番手タイムを記録したのはトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー。先週、ホンダのF1パワーユニットで全チームで最多となる走行距離を走破したものの、ラップタイムは話題になっていなかったトロロッソ・ホンダだが、この日はトップ3チームに続くタイムで序盤をスタート。53周を走行してソウトタイヤでトップから0.577秒差の1分20秒973を記録している。

    5番手にはケビン・マグヌッセン(ハース)、6番手にはニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、7番手にはセルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)、8番手にはマーカス・エリクソン(ザウバー)が続いている。

    9番手のセルジオ・ペレスはセッション序盤にスピンを喫して赤旗の原因となったが、修復にはそこまで時間はかからず、コースに復帰している。

    この日、最悪なスタートを切ったのは今年ホンダからルノーのF1パワーユニットに変更したマクラーレン。ストフェル・バンドーンがMCL33でテストを開始したが、開始直後にピットレーンでストップ。その後1時間の作業を経てコースに復帰したが、ストレートの立ち上がりでストップして赤旗が提示された。マクラーレンによると原因は「パワーがシャットダウンし、クルマのデータが失われた」だったが、その後3時間近くガレージで過ごし、お昼休み前にようやくコース復帰。7周で午前中のセッションを終えてる。

    2018年 F1バルセロナ合同テスト 1日目 午前

    順位 ドライバー チーム ベストタイム タイヤ 周回
    1 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1分20秒396   86
    2 バルテリ・ボッタス メルセデス 1分20秒596 +0.200 86
    3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分20秒649 +0.253 85
    4 ピエール・ガスリー トロ・ロッソ 1分20秒973 +0.577 53
    5 ケビン・マグヌッセン ハース 1分21秒298 +0.902 46
    6 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1分21秒432 +1.036 48
    7 セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ 1分21秒588 +1.192 42
    8 セルジオ・ペレス フォース・インディア 1分21秒936 +1.530 56
    9 マーカス・エリクソン ザウバー 1分22秒194 +1.798 37
    10 ストフェル・バンドーン マクラーレン 1分24秒733 +4.377 7

    トロロッソ・ホンダ ピエール・ガスリー

  • 「マクラーレンはホンダとの決別を早まった」と元F1エンジニア

    「マクラーレンはホンダとの決別を早まった」と元F1エンジニア

    マクラーレンは、ホンダと決別する決断を早まったかもしれないと長年F1エンジニアを務めてきたホアン・ヴィラデルプラットは考えている。

    トロロッソと新しいスタートを切ったホンダは、先週のF1バルセロナ合同テストで全チーム最多となる324周を走破。ドライバーを務めるブレンドン・ハートレーは、マクラーレンの決断は“間違い”だったかもしれないと語っている。

    かつてF1でマクラーレン、フェラーリ、ベネトンなどで25年にわたってエンジニアを務めてきたホアン・ヴィラデルプラットも、マクラーレンがホンダを切ったことを疑問に思っていると語る。

    マクラーレンについてホアン・ヴィラデルプラットは「去年も懸念していたが、まだそれは変わっていない」と Marca にコメント。

    「早まって引き起こされた変化だと思うし、彼らはすべてのアドバンテージを失うことになる。カスタマーには常に限界がある。特にルノーと組んでいるときはね。ルノーは彼らにとても近づいている。フランスのプライドが、マクラーレンを倒そうと彼らを突き動かしていると思う」

    「マクラーレンは空力的に非常に開発されたクルマだと思うが、シーズンが進めば、ルノーが前に出るかもしれない。彼らに野心がなければ、パリで多くの資金を投資するようなことはしない」

    だが、ホアン・ヴィラデルプラットは、マクラーレンとフェルナンド・アロンソは、現実的にトップ3チームの後ろの4位の座を狙えるだろうと語る。

    「フェルナンドが表彰台に立つのは間違いないだろう。彼はレースに勝ち、困難な状況をアドバンテージに変える才能があるからね」

    「だが、それ以上はとても難しいと思う。マクラーレンは再び勝てるチームであることを示さなければならない。長年、彼らは勝利のないチームとして過ごしてきたし、新しく入った多くの人々は勝っていない。それは決定的な瞬間にチームを緊張させ、間違った判断に繋がる」

    ホアン・ヴィラデルプラットは、信頼性を向上させたホンダのF1エンジンによって、トロロッソがサプライズを巻き起こすかもしれないと語る。

    「トロロッソがルノーやマクラーレンと争うことを除外するつもりはない。彼らがホンダと完璧にフィットしているし、それを機能させたがっていることを私は知っている」

    「2019年にホンダのエンジンを搭載するであろうレッドブルは、エンジンを開発するために彼らを助けている。シーズンを通して彼らは改善するだろうし、シーズン後半には大きな進化を遂げるだろう」

    「誰かがそれを導くことができれば、ホンダのポテンシャルは巨大であり、技術もある」

  • トロロッソ 「ホンダF1のワークスパートナーという“大きな責任”がある」

    トロロッソ 「ホンダF1のワークスパートナーという“大きな責任”がある」

    トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、新たにエンジン契約を結んだホンダが進歩できるようにワークスパートナーとして手助けするという“大きな責任”をもって仕事に挑んでいると語る。

    昨年、マクラーレンがホンダとのパートナーシップを解消したことで、今年からトロロッソはルノーからホンダにF1パワーユニットを変更。トロロッソの13年の歴史で初めて“ワークスチーム”としてホンダからF1エンジンの独占供給を受ける。

    トロロッソの新車『STR13』は、ホンダのF1パワーユニットに合わせてギアボックスとリアエンドのデザインを一新。ルノーとは異なり、ターボを分割するホンダのF1パワーユニットによて異なるパッケージグが要求された。その変更作業にとって比較的小規模なトロロッソは、忙しい冬の期間を過ごした。

    先週バルセロナで開始されたF1プレシーズンテストでは、新生“トロロッソ・ホンダ”は素晴らしいスタートを切り、大きなエンジントラブルに見舞われることなく、全チームで最多の324周を走行してF1パドックを驚かせた。

    「ホンダのF1エンジンのインストレーションで我々が気づいたのは、ルノーのものとは基本的に異なるということだった。そこには全く共通性がない」とジェームス・キーはコメント。

    「ギアボックスの内部はレッドブル・テクノロジーと共通だが、それらは共同で設計されている。例えば、オイルシステムは我々のものであり、メインケースは完全に我々のものだ。電子システムやコントロールシステムもそうだ。完全にトロロッソ製だ。互角性に完全な違いがあるので、異なるエンジンを搭載するにはその方法を採らなければならない」

    「シャシーのデザインは明らかに異なるものになっているし、ギアボックスも違う。それは全て我々が手掛けたものだ」

    「もう一つはそれがワークス契約だということだ。本格的な協力体制だ。全てのダイナモテスト、R&Dリグテスト、いくつかのエリアの共同開発、共同設計作業などがある。来年の設計作業もすでに進行している。その全てが我々のパートナーシップでは非常にユニークなことだ」

    「実際、そのすべては責任が重い。我々はそれを楽しみにしていたし、ポジティブなプレッシャーだ。だが、ホンダが一緒に仕事をするチームと進歩するために必要なレベルに引き上げるのは大きな責任だ。共通性は確かに少ない」

    ホンダとのワークス契約はトロロッソに追加のリソースをもたらしたが、それと同時にカスタマーだった今までとは異なり、かつて経験したことのないほど作業負担は増えたとジェームス・キーは語る。

    「夢見ていたいろいろなことがいっぺんに玄関に届けられるようなものだ。『何てことだ!やることが山盛りだ!』という気分だ」とジェームス・キーは語る。

    「シャシー面ではエンジンに関連した特定のシステムのリグテストを11月に開始した。12月にはダイナモでギアボックスをテストを実施し、それ以降はまずはミルトンキーンズで、それから日本でも同様のテストを続けている。そのため、ギアボックスは日本とミルトンキーンズの両方にある」

    「冷却システムなどのテストにも取り組んできた。そういった部分ではプレッシャーはある。過去に経験はないが、同時に素晴らしい機会でもある。チームにはこれまでより多くのパーツをどんどん製造し、イタリアだけでなくヨーロッパ、日本までを含めてエンジニアリングサポートをしなければというプレッシャーがかかっている」

    「作業量は大幅に増えたが、全てに正当な理由があるし、ホンダにはそのような観点を見通すためにチームとの緊密な関係が必要だ。例えば、ギアボックスはエンジンサプライヤーにとって極めて重要だ」

    昨年9月に契約が発表されてからホンダと仕事をしてきたジェームス・キーは、トロロッソ・ホンダが初のF1プレシーズンテストでスムーズなスタートを切ったことに驚かないと語る。

    「去年の状況を見れば驚くかもしれないが、しばらく彼らと仕事をしてきた我々としては驚きではない」とコメント。

    「彼らが有している施設、何が何でも成功させなければならないという必死の決意を見れば、もう私にとっては驚きではない」

    「もちろん、コースに出てみるまで決してどうなるかはわからなかった。だが、大きな問題はまったくなかったと言わなければならない。小さなストップがあったがどれも我々側のものだった」

    「彼らとの作業は非常にスムーズだった。我々は非常に一体となっている。彼らは非常に開放的であり、全ての会議に出席しているので、我々全員が何が進行しているかを把握しているし、我々はすべてを最適化するために協力している。これまでのところは非常にスムーズだし、それが続いていくと確信している」

  • ブレンドン・ハートレー 「トロロッソ・ホンダはサプライズを巻き起こす」

    ブレンドン・ハートレー 「トロロッソ・ホンダはサプライズを巻き起こす」

    ブレンドン・ハートレーは、ホンダと新たなF1エンジンパートナーとして提携したトロロッソが、2018年にサプライズを巻き起こすことになると感じていると語る。

    トロロッソは、昨シーズン末にルノーとのパートナーシップを解消し、3年間の悲惨なシーズンの後にマクラーレンとの提携を切られたホンダと新たなスタートを切ることを決断した。

    F1に復帰して以来、ホンダのF1パワーユニットはパフォーマンスと信頼性が不足しており、グリッドで最も非力なエンジンであることが証明されてきた。しかし、先週のF1バルセロナ合同テストではホンダの2018年F1パワーユニット『RA618H』を搭載したトロロッソ STR13は、全チームで最多となる324周を走行。早くも批判家たちを驚かせた。

    1回目の公式テストを終えたブレンドン・ハートレーは、トロロッソ・ホンダのパッケージにかなりの自信を感じていると語る。

    「トロロッソとホンダのこの新しいパートナーシップについては、本当に楽観的だし、ポジティブに感じている」とブレンドン・ハートレーは Crash.net にコメント。

    「全員が本当に懸命に仕事をしている。僕たちはシーズン中に改善していくと思う。ちょっとしたサプライズを巻き起こせると期待している」

    「多くの人々がホンダとの新しいパートナーシップについて書いてきた。でも、僕たちはそういった人たちを驚かせることができると信じている。このチームの人たち、そして、ホンダがいかに懸命に仕事をしているのか僕はわかっている。シーズンを本当に楽しみにしている」

    2度のWECチャンピオンであるブレンドン・ハートレーは、昨年の最終4戦でトロロッソとともにF1を戦ったが、ルノーのF1パワーユニットの信頼性トラブルもありノーポイントでシーズンを終えた。

    だが、トロロッソ・ホンダからフル参戦する2018年のF1世界選手権ではF1初ポイントの獲得のみならず、表彰台さえも目標として見据えていると語る。

    「自分自身、自分の目標、どのようなパフォーマンスを発揮したいかはわかっている。でも、数値化するのは難しい。チームスポーツだし、個人スポーツではないしね。トロロッソでは400人以上がその目標に向かって仕事をしている」

    「僕とピエールはクルマに乗るパズルの最後のピースにすぎない。でも、チームは本当に努力している。達成したいと思っている個人的なゴールや目標はあるし、達成して初めてそれはわかるとだろうね」

  • トロロッソ・ホンダ:ジェームス・キー(テクニカルディレクター) Q&A

    トロロッソ・ホンダ:ジェームス・キー(テクニカルディレクター) Q&A

    トロロッソ・ホンダのチーム代表を務めるフランツ・トストが、2018年のF1プレシーズンテストを前に、トロロッソ・ホンダSTR13の設計、そして、新しいパートナーであるホンダとの作業について語った。

    STR13のプロジェクトにはどのようなアプローチをとりましたか?
    いくつか課題はあったが、本質的にどれもトロロッソにとって馴染のないことではなかった。最も明らかなことはエンジンパートナーの変更だ。

    空力面にもいくつか小さなレギュレーション変更があり、サスペンションなどにも変更があった。それらは全てその分野へのアプローチに影響を与えた。基本的には把握しているレギュレーションへの対応だった。それは1年毎の通常のプロセスとほぼ同じだった。最も見た目で新しく、話題になっているエレメントのひとつはドライバーの頭部を保護するHaloだ。ベースにするための前年の参考データがないので新鮮なチャレンジだった。したがって、シャシーにどのように統合していくかはゼロからのスタートとなった。構造的な完全性とシャシーへの取り付けのための非常に厳しい要件はかなりのチャレンジだった。Haloがそのように見える理由のひとつは、話題にもなっていたが、信じられないほどの強度と膨大な負荷に耐えなければならないからだ。必ずしも美しい構成要素を持つことにはならない。少し素のものになるだろう。スタイリングというよりも、非常に構造的なアイテムだ。Haloは非常に厳しいメカニカルおよび構造的な統合要件に沿って設計されている。Haloに適用される負荷テストは本当に巨大なものだったし、大きなチャレンジだった。

    エンジン以外のクルマの残りの部分については、我々が把握している去年の長所を洗練させたり、弱点を排除しつつ、新しいシャシーレギュレーションの初年度から学んだ教訓を適用していくというという流れだった。なので、2018年マシンはいくつかのエリアで進化している。だが、クルマのリアやサスペンションの仕組みは多くの部分を完全に再設計している。そこは2017年に強くなかった部分だ。だが、我々はそれらの懸念を特定し、2018年マシンではそこに対処している。

    空力面ではいくつかのエリアで2017年とかなり異なっている部分もあれば、改善させている部分もある。空力は現時点でまだ多くの作業が進行中のエリアだ。昨年の序盤は我々にとってはOKだったが、シーズン終了までに実際に望んでいたレベルにいは発展しなかった。空力開発のいくつかは昨年の進化だが、完全に新しいものもあるし、そのプロセスは2018年も進行していくことになる。またシャシーレギュレーション内に見い出せることはたくさんある。シーズン中盤には、序盤と比較してかなり見た目という点で異なるクルマになっているだろう。現時点では空力開発が大きな焦点だ。

    では、最大の変化であるエンジンについてお聞かせください。
    近年、我々は数回のエンジン変更を経験しているので、そこへの対処は我々が得意としていることだ。タイミングは望んでいるものよりも遅かったが、クルマに適応させることは大きな問題ではなかった。長年にわたって、我々はチーム内で柔軟性をもたせる方法をうまく学んできた。シャシーへのエンジンのインストレーションは全般的に問題なかった。より正常なタイムスケジュールで実施できたなら、いくつか異なる決定を下したのは確かだ。だが、クルマの構造に基本的な変更はないし、インストレーション自体は非常に整頓されている。ホンダは非常にコンパクトで作業しやすいパワーユニットを生産している。最初にCADデータを入手して、彼らと技術的な議論を開始した際、そこは歓迎すべき発見だった。それはリアサスペンションのインターナルにいくつかをよりうまく設置できるようにギアボックスを再設計できることも意味していたし、インストレーション自体にいくつか利点があった。そこはポジティブなことだ。ホンダとの作業という点では、もちろん、新しい経験だ。個人的には数年前にホンダと仕事をしていたが、ヨーロッパを拠点としない新しいエンジンパートナーを抱えることは新しい経験であり、急に訪問してCADスクリーン上で会話をするようなことはできない。コミュニケーションをはるかに構造化した形式にしなければならない。我々には対処しなければならない大きな時差があるし、そこは注意深く考慮する必要がある部分だ。このパートナーシップのもうひとつ重要な側面は“ワークス”契約だということだ。我々にとって素晴らしい機会であり、ホンダにとってもこのパワーユニット時代で新しい異なるチームと仕事をする良い機会だ。エンジンを設置して、それに伴う詳細について大量に議論をするだけではなかった。ソフトウェア、エレクトロニクス、さらにはガレージのレイアウトやエンジン自体のオペレーション、冷却システムまで至っている。それによってエンジンパートナーとより親しくなることができたし、本当に良い影響を及ぼしてる。