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  • MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP 初日レポート

    MotoGP 第16戦日本GPのフリー走行は、不安定な天候の中で行われ、MotoGPクラスは、午前中のFP1がドライ、午後のFP2がウエットコンディションとなり、カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が2番手、タイトル王手で今大会を迎えたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が4番手で初日を終えた。

    朝方、青空が広がったツインリンクもてぎだが、次第に雲が空を覆い、正午から午後に掛けて雨になった。そのためFP2でタイムアップを果たせたライダーはおらず、MotoGPクラスは、FP1のタイムが初日の総合順位となった。

    トップタイムはアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)で、1秒差に9台というセッションとなった。その中でクラッチローは、前後ソフトタイヤでスタートし、セッション終盤にリアにミディアムを入れて2番手タイムをマークした。ウエットコンディションになったFP2は、リスクを避けるために走行を回避し、2日目のフリー走行、予選に挑むことになった。

    タイトルに王手をかけているマルケスは、フロントにソフト、リアにミディアムでスタート。午後の天候が不安定なことから、セッション終盤にフロントにミディアム、リアにソフトを入れてベストタイムを刻み4番手で初日を終えた。マルケスも、ウエットコンディションになった午後の走行は、ピットで待機。路面が完全に乾くのを待ったが、ドライコンディションにならなかったことから、走行しないままFP2を終えた。

    以下、Honda勢は、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が11番手。微妙なコンディションとなった午後のFP2ではトップタイムをマーク。2日目のフリー走行、予選に向けて上り調子をアピールした。

    ホームGPを迎えた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、フロントにソフト、リアにミディアムを入れて走行に挑み13番手。微妙なコンディションとなったFP2は、セッション終盤に3ラップ。路面を確認して走行を終えた。

    フランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、FP1で転倒を喫し20番手。チームメートのトーマス・ルティは25番手。2日目のフリー走行と予選でポジションアップに挑む。

    カル・クラッチロー(MotoGP 2番手)
    「今日はとてもよい一日でした。FP1にはとても満足しています。状況を分析する必要がありましたが、トラックコンディションはそれほど悪くなく、タイムもコンペティティブでした。もう少し改善が必要なセクターはありますが、全体としては満足しています。天気予報では土日はドライになりそうなので、午後はリスクのほうが大きいと思い、FP2ではコースに出ませんでした。チームやHRCとともに今夜も作業を続けます。明日の予選が楽しみです」

    マルク・マルケス(MotoGP 4番手)
    「午前中はドライで感覚がよかったので、ウエットとドライの入り混じったコンディションとなった午後は、走行しないことを選択しました。もちろんそのような状況も得意です。FP1では、しっかりと戦えると感じられたので、いい方向性で乗ることができたと思います。そのため、自分たちの状況を早い段階で把握することができ、このウイークはドヴィが速そうだということも分かりました。いずれにしても、それは関係なく自分たちのいつも通りのメンタリティーをキープして、作業を進めていこうと思います。細かい部分についていえば、加速やブレーキングの安定性など調整が必要なことが多いですが、まだまだよくできる部分が残っています」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 11番手)
    「今日は、序盤に少し苦戦して、マシンのセットアップを調整しなくてはなりませんでした。準備を終えて午後を迎えたのですが、雨のために、FP2開始前にコンディションが悪化してしまいました。ミックスコンディションで走行することに意味があるのか確信が持てなかったのですが、最終的にはなんとか感覚を少し改善することができたので、ポジティブにとらえています。最後の数ラップはスリックタイヤで走ることができたので、明日もし雨が降った場合に備えることもできたと思います」

    中上貴晶(MotoGP 13番手)
    「MotoGPで初めてのもてぎなので、映像やデータを確認して勉強しました。でも、Moto2で走っていたときとは、全く違うサーキットのように感じました。複合コーナーではハンドリングが重要だと気づき、旋回性を上げることに取り組みました。FP3は、予選並の激しい走行になると思いますが、しっかりセットを詰めて、早く見極めてタイムアップしたいと思います。初日から、こんなにたくさんの人に注目され、応援してもらえるのは初めてです。しっかりと、その期待に応えたいと思っています」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 20番手)
    「朝はウェットコンディションのためにいい感覚を得ることができませんでした。そして、トリッキーな一日でした。午前中は問題があって転倒してしまい、午後にはウエットで感覚が得られませんでした。その後、スリックタイヤが使えるようなコンディションになりましたが、時間がありませんでした」

    トーマス・ルティ(MotoGP 25番手)
    「今日はフラストレーションのたまる一日でした。朝はもう少しいい結果を期待していました。感じたことは、このコースをMotoGPバイクで走るのがいかに難しいかが分かったということです。また、ミスも多く、このため、よりよいリズムをつかむためにミディアムタイヤを使い続け、ソフトタイヤを使うことができませんでした。FP2直前のウエットコンディションで状況が難しくなってしまいましたが、セッションの終盤にはトラックが乾いてきてスリックで出ることができました。明日はドライコンディションでレースに向けたセットアップができることを願っています」

  • MotoGP | ヤマハ 第16戦 日本GP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ 第16戦 日本GP 初日レポート

    MotoGP 日本GPのフリープラクティス初日、Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは午前、午後の両セッションでドライ・コンディションとウエット・コンディションを経験し、ベース・セッティングの向上に取り組み、総合順位でそれぞれ5番手と9番手を獲得した。

    昨年はウイークを通して雨に見舞われたため、ビニャーレスにとってドライコンディションは初めての経験。午前中の第1セッションではツインリンクもてぎの感触を思い出すところからはじめ、少しずつ着実に前進していった。

    ハードブレーキングが必要となるコースの特徴を考慮して時間をかけカーボンブレーキ・ディスクを暖めてから、残り15分で徐々にペースアップ。終盤で2番手に上がってからリアタイヤをソフトコンパウンドに履き替えると、最後のトライでさらに1分45秒640へと更新してトップから0.282秒差の5番手を獲得した。

    第2セッションはウエットコンディションとなったが、ビニャーレスは早々にコースに飛び出して予定通りにセッティング作業をこなしていった。ラップタイムでは1分54秒133を記録して終盤まで上位をキープ。しかし路面が乾き始めると他のライダーたちもペースを上げたため、最終的にはトップから5.997秒差の15番手に後退した。総合順位では第1セッションのタイムが採用されて5番手となっている。

    チームメイトのロッシはフリープラクティス第2セッションの序盤で2番手につけたあと、タイヤスペックを含めた様々なセッティングオプションのテストに専念。その後、作業のほとんどを終えてからタイムアタックを開始した。そして最終ラップで1分46秒329を記録。トップから0.971秒差の9位を獲得した。

    午後になると予想通りコンディションが悪化し、第2セッションでは誰ひとりラップタイムを更新することができなかった。ロッシはウエットコンディションでのフィーリングをつかむために、ひたすらマシンバランスの向上に取り組み、ラップタイムではトップから5.942秒差の1分54秒078に留まった。しかし総合順位では9番手をキープした。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコがヤマハ勢トップの総合3番手
    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコはフリープラクティス初日、午前中の第1セッションでハイペースをキープし3番手を獲得。第2セッションはウエットからスタートし、ほとんどの時間帯でトップをキープしたが、終盤になると路面が乾きスリックタイヤに交換すると、トップから0.125秒差の5番手で終了した。

    チームメイトのハフィス・シャーリンはYZR-M1でツインリンクもてぎを初走行。天候の変化もあり難しい状況だったが、第2セッションではフィーリングが向上して6番手獲得と健闘した。

    ワイルドカード参戦の中須賀、初日総合15番手
    日本GPに出場するのは今年で連続7回目となる中須賀克行。今年のチームはYAMALUBE YAMAHA FACTORY RACINGで、マシンはYZR-M1。ゼッケンは89で、これは中須賀の誕生日である8月9日から用いられたもの。さらにチームクルーは日ごろマシン開発に携わるメンバーで気心は知れている。

    走り出しのFP1では、開始早々にトップ10入りする好タイムをマークするが、時間経過とともに他ライダーのペースが上がり、最終的に1分46秒872がベストタイムとなり15番手。FP1から決勝まで雨が降り続いた昨年のデータとは比較はできないが、一昨年まで遡ると、2016年のFP1では1分48秒058で18番手だった。

    FP2は、FP1後に降った雨の影響で路面がウエットとなっため出走を見合わせていたが、路面コンディションが回復したため、決勝に向けてのスタート練習を目的に走行時間終了直前にスリックタイヤを装着してコースイン。これで、FP2のポジションは12番手となったが、総合成績は15番手で初日を終えた。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合5番手/1分45秒640)
    「順調な一日でした。それどころか非常すばらしかったと思っています。というのも前回のタイGPでの好調の原因が、タイヤではなくてセッティング変更にあったことを確認できたからです。タイヤのほうはタイGPのときとまったく違っているのに、依然として上位につけることができたので、本当にうれしい気持ちになりました。とはいえ、改善すべきところはまだ残っています。セッティングについては今の方向性を維持しながら、さらに改良に努めていきたいと思います。午後はおもにウエットタイヤのテストを行いました。昨年はこれにかなり苦戦したのですが、今年はウエットでもマシンが好調に走ってくれていて、マシンのバランスはドライでもウエットでも昨年よりよくなっているようです。また、私たちは今日、乳がんと闘う人たちへのサポートの一環として、ピンクのシャツを着用しました。このような活動を通して少しでも患者さんたちの支えになれるなればと思います」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合9番手/1分46秒329)
    「コンディションが変わりやすかったので、今日のプラクティスについて評価するのは簡単ではありません。午前中は幸いドライコンディションに恵まれましたが、いろいろと試しておきたいこともあったので、十分にペースを上げることができませんでした。その一方で、マーベリックやザルコは走りもペースも非常に好調だったので、ヤマハにとってはよいことだと思います。午後はハーフ&ハーフのコンディションになったため難しかったのですが、明日のためにトライしておかなければならないことがありました。明日はマシンをモディファイする予定ですが、それによってペースが上がるかどうか、またユーズドタイヤでもペースを維持できるかどうか確かめたいと思っています。一日の最後にはウエアを着替え、大切なイベントに臨みました。マーベリックと私は記者会見でピンクのシャツを着用したのですが、これは、乳がんへの意識を高めるためにMovistarが取り組んでいるサポートの一環です」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「今日はマーベリックが初めからハイペースで走ってくれたので、タイGPで使用したベースセッティングがここでも有効であることを確認することができました。バレンティーノは第1セッションで期待したようなスタートができませんでしたが、周回を重ねるにつれてどんどんよくなっていきました。ふたりとも、午後のウエットコンディションには好感触をつかんでいるようですし、ドライでのラップタイムを越えることはないとわかっていたので、プレッシャーを感じることなくマシンバランスの追求に専念することができました。明日はまた一歩前進し、決勝に向けてしっかり準備を整えるためにもドライコンディションを期待しています。特にタイヤの比較がまだ完了していないので、その部分にもう少し力を入れることになるでしょう」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (フリー走行総合3番手/1分46秒483)
    「ウイーク初日は好調に運び、満足しています。ドライコンディションでは開始早々からハイペースで走ることができたので、落ち着いて多くの仕事をこなすことができました。午後になると雨が降ったりして難しいコンディションになったので、午前中のうちにタイムを上げておくことができてよかったです。フルウエットまではいきませんでしたが、所々に水たまりができている状態。両方のコンディションでレインタイヤとスリックタイヤを試すことができ、どちらもうまくマシンをコントロールできたので自信を持って臨めます。明日も速さを維持して予選で上位を目指したいと思っています」

    ハフィス・シャーリン (フリー走行総合24番手/1分47秒726)
    「ドライコンディションの間にあまり多くの周回を走ることができませんでしたが、マシンのフィーリングは上々で満足できました。第1セッションは終盤でブレーキに少し問題が出たため、走行を取りやめました。第2セッションは絶好調だったのですが、ドライの時間帯を十分に利用することができなかったのは残念です。全体的にはとても順調なので、明日はもっとタイムを短縮できるでしょう」

    YAMALUBE YAMAHA FACTORY RACING
    中須賀克行 (フリー走行総合15番手/1分46秒872)
    「日本GPは、今年で連続7回目の出場です。ツインリンクもてぎに来るまでは、もうそろそろ緊張はしないだろうと思っていましたが、FP1直前は例年どおりに緊張して、走り出してそれが解けました。年に一度、世界最速ライダーたちが集まる日本GPは緊張に値するものだし、ここに自分が出場できることはとても誇りに思います。今大会は、これも例年どおりにテスト項目があるのですが、レギュレーションで手を加えられるところが限られているので、数年前のようなハードスケジュールではありません。FP1ではリズムも良かったし、テスト項目も順調にこなせました。FP2は路面が乾ききっていなかったので、チームと相して走ることを辞めました。ただ最後に路面が回復方向だったので、スタート練習のために出走。例年よりもしっかりと走れているので、明日はさらにいい走りをしていきます」

    船沿広通監督 (技術本部MS開発室 モトGPグループ主査)
    「走り出しとなるFP1では、これまで中須賀克行選手とともにこれまでテストしてきたパーツ類やセッティングなどを実践で確認するという作業でした。現在のレギュレーションではエンジンに手を加えることができないので、必然的に車体と制御に絞られてきますが、今大会で何か新しいパーツを試すのではなく、基本的にはこれまでやってきたことの確認作業が中心です。FP2は路面が乾ききっていなかったので、ここでリスクを背負う必要性はまったくなかったので、走行をキャンセルしました。セッション終盤で中須賀選手がコースインしましたが、コンディションが回復しつつあり、スタートの練習をしたいという本人の希望によるものです」

  • MotoGP 日本GP 初日 | アンドレア・ドヴィツィオーゾが総合1番手タイム

    MotoGP 日本GP 初日 | アンドレア・ドヴィツィオーゾが総合1番手タイム

    MotoGP 第16戦 日本GPが10月19日(金)にツインリンクもてぎで開幕。2回のフリー走行が行われ、ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾが初日の総合トップタイムを記録した。

    フリー走行1回目はドライで行われたが、午後のセッションはウェットとなり、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、マーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)は走行を見送った。

    フリー走行1回目は、気温19度、路面温度27度のドライコンディションでスタート。アンドレア・ドヴィツウォーゾが1分45秒358を記録し、結果的にこのタイムが初日の総合1番手タイムとなった。2番手には0.105秒差でカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、3番手には0.125秒差でヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)が続いた。

    マルク・マルケスは、0.140秒差の4番手。マーベリック・ビニャーレス、アンドレア・イアンノーネ、アルバロ・バウティスタ、ジャック・ミラー、バレンティーノ・ロッシ、アレイシ・エスパルガロがトップ10入り。

    中上貴晶は、1.498秒差の13番手。ワイルドカード参戦の中須賀克行は15番手だった。また、左手を負傷していたドゥカティのホルヘ・ロレンソは、1ラップを完了する前に走行終了し、残りの週末の欠場を決断した。

    フリー走行2回目は、気温17度、路面温度18度のハーフウェットコンディションでスタート。のダニ・ペドロサがこのセッションのトップタイムとなる1分48秒136をマーク。0.499秒差でスコット・レディングが2番手、ダニロ・ペトルッチが0.803秒差の3番手に続いた。

    2018年 MotoGP 第16戦 日本GP 初日総合タイム

    順位 No. Rider Team Time
    1 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分45秒358
    2 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分45秒463
    3 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分45秒483
    4 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分45秒498
    5 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分45秒640
    6 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分46秒030
    7 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分46秒210
    8 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分46秒265
    9 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分46秒329
    10 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分46秒526
    11 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分46秒568
    12 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分46秒854
    13 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分46秒856
    14 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分46秒859
    15 89 中須賀克行 ヤマルーブ・ヤマハ・ファクトリー・レーシング 1分46秒872
    16 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分46秒998
    17 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分47秒054
    18 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分47秒137
    19 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分47秒187
    20 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分47秒428
    21 50 シルバン・ギュントーリ チーム・スズキ・エクスター 1分47秒537
    22 81 ジョルディ・トーレス レアーレ・アビンティア・レーシング 1分47秒665
    23 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分47秒716
    24 55 ハフィス・シャーリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分47秒726
    25 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分47秒833
  • MotoGP | ホルヘ・ロレンソ、怪我が回復せず日本GPの欠場を決断

    MotoGP | ホルヘ・ロレンソ、怪我が回復せず日本GPの欠場を決断

    ドゥカティ・チームのホルヘ・ロレンソは、MotoGP 第16戦 日本GPを欠場することを決断した。

    ホルヘ・ロレンソは、前戦タイGPのフリー走行2回目で転倒を喫して、左手首と右足首を負傷。2日目以降のセッションを欠場し、左手首の橈骨(とうこつ)にひびが入っており、日本GPにむけて治療とリハビリを行っていた。

    ホルヘ・ロレンソは、日本GPのフリー走行1回目でコースに出たが、1ラップを完了する前にピットボックスに戻ることを決断。残りの週末を欠場することを明らかにした。

    ドゥカティ・コルセのスポーティングディレクターを務めるパオロ・チャバッティは「彼の週末は終わってしまったようです。2週間の休息で体調が良くなりましたが、ここ数日間でトレーニングを強化したところ、痛みを抱えていました。改めて検査を受け、骨折が回復していないことを確認しました」とコメント。

    「もてぎは、怪我を抱えている状態で臨むには最適なトラックではありません。決断を下しますが、痛みを抱えている状態で走るのは賢くありません」

  • MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP プレビュー

    ロードレース世界選手権のMotoGP 第16戦日本GPが、10月19日(金)~21日(日)の3日間、栃木県・ツインリンクもてぎで開催される。

    ツインリンクもてぎでは、1999年に初めて日本GPが開催された。2000年から03年までの4年間は、鈴鹿サーキットで日本GP、ツインリンクもてぎではパシフィックGPとして開催されたが、04年からはツインリンクもてぎだけの開催となり、日本GPの舞台として定着した。

    日本GPが秋の開催になったのは2010年からで、シーズン終盤のタイトル決定の一戦として、カレンダーに定着した。今年も日本GPは5年連続で3連戦の初戦の舞台となり、オーストラリアGP、マレーシアGPと続く。

    過去の日本GPでは、14年の大会でマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、2年連続チャンピオンを決め、Hondaとしては初めてホームグランプリでのタイトル獲得を達成、ファンも関係者も歓喜に沸く大会となった。翌15年は、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が優勝したが、その時点で、チャンピオン争いに加わっていたマルケスのタイトルの可能性が消滅するという、悔しさも残る結果になった。その雪辱に闘志を燃やすことになった16年は、再び日本GPがタイトル決定の舞台となり、マルケスはシーズン5勝目を挙げて2年ぶりにタイトル獲得を果たした。

    そして昨年は、マルケスは総合首位で日本GPを迎え、総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)とし烈な優勝争いを繰り広げて2位。続くオーストラリアGP、マレーシアGPの連戦に挑み、最終戦決着となったバレンシアGPでは、見事、2年連続、最高峰クラスで4度目のタイトルを獲得した。

    マルケスは、13年には史上最年少記録で最高峰クラス初のポールポジション(PP)、優勝、タイトルを獲得。14年にHondaはシーズン最多PP記録と最多優勝記録を達成した。16年の日本GPのタイトル決定時は、15戦を終えてシーズン最多タイ記録となる8人のウイナー(シーズン終了時には9人)が誕生する激戦となったが、5勝を含む11度の表彰台獲得を果たしてチャンピオン獲得。最終戦決着となった昨シーズンは、6勝12回の表彰台で2年連続4度目の最高峰クラスチャンピオンに輝いた。

    今年は15戦を終えて7勝12回の表彰台を獲得。第16戦日本GPをタイトル王手で迎えた。タイトルの可能性を残すのは、総合2位で77ポイント差のドヴィツィオーゾ、総合3位で99ポイント差のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)。今大会を終えて75ポイント以上の差をつければ、マルケスのタイトルが決まる。これまで日本GPで2度タイトルを決めているマルケスが、日本GP3度目となるチャンピオン決定に挑む。

    総合6位のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、ツインリンクもてぎで今季3度目の表彰台獲得に闘志を燃やしている。これまでクラッチローは、ツインリンクもてぎでは、あまりいい結果を残せなかったが、ウエットコンディションとなった15年に6位、ドライコンディションで行われた16年は5位と着実に苦手意識を克服している。ウエットコンディションとなった昨年は転倒リタイアに終わったが、今年は優勝争いに加わる意気込みだ。

    後半戦に入って着実に調子を上げているペドロサが、今季初の表彰台獲得に挑む。ツインリンクもてぎを得意とするペドロサは、MotoGPクラスでは11年、12年、そして15年と過去3度の優勝を達成している。激しい雨の中で行われた昨年の大会は、タイヤのパフォーマンスをうまく引き出せず、リタイアとなった。今シーズンを最後に引退を表明しているペドロサ。最後となる日本GPで最高のレースを見せる意気込みだ。

    シーズン後半に入って着実に調子を上げているフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、第4戦スペインGPの9位をしのぐベストリザルトに挑む。前戦タイGPは、タイヤのパフォーマンスをうまく引き出せず14位と、フリー走行、予選の走りを再現できなかった。15戦を終えて総合15位。ルーキー勢トップのモルビデリに注目だ。

    ホームグランプリを迎える中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、開幕を前に来季の継続参戦が発表された。レースに集中できる環境ができた中上は、地元ファンの前で今季最高のモチベーションで挑む。目標はトップ10フィニッシュと今季ベストリザルト。昨年の大会は、Moto2クラスに出場、PPを獲得し決勝6位と日本のファンの声援に応えた。今年も日本のレースファンの期待に応える意気込みだ。

    トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、得意とするツインリンクもてぎで今季初ポイント獲得に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「Hondaのホームレースで最初のタイトル決定戦となりました。このレースは僕たちのファクトリーにとって、とても重要なレースになります。もちろんHondaで働く人たち、そして、ホームのファンの前で最高の結果を残したいと思いますが、もてぎはストップアンドゴーサーキットで、力強い加速が勝敗のカギを握ります。もしドゥカティとの戦いになったときには、その部分に一生懸命取り組み、少し改善しなければなりません。もしくは集中力を維持して、落ち着いて、できる限りその状況に対応できるようにがんばらなければなりません。重要なことはどこかの時点で最終的な目標を達成することです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合6位)
    「もてぎはカレンダーの中で最も重要なレースの一つです。なぜならHondaとHRCのホームレースだからです。そのため僕たちはいい結果を本当に残したいと思っています。タイではもっといい結果を出したかったです。でも同時にインディペンデントチームライダーズチャンピオンシップでリードできたことはうれしいことでした。もてぎはブリーラムよりも僕のライディングスタイルに合っているので、目標はトップ5です。できれば表彰台に上がりたいです。トップグループでのバトルはとても厳しいと思います。どうなるかは様子を見たいです。日本の観客はいつものように最高だと思います。日曜日にすばらしいショーを見せるためにベストを尽くします。また、タカ(中上)のホームレースでもあります。彼が家族やファンのためにいいレースができることを願っています」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合11位)
    「もてぎは楽しいサーキットで、これまでいい結果をたくさん残してきました。でもたいへんな時期もありました。だから様子を見なければなりませんが、もちろん今年はうまくいくことを願っています。ここ数戦のように、マシンのセットアップで前進し続けられることを願っています。日本のファンはいつも歓迎してくれます。サポートされている気持ちになります。もてぎで走ることを楽しみにしています」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 総合15位)
    「タイは難しいレースでしたが、今週末のHondaのホームレースではもっと戦闘的になれることを願っています。いい仕事をして、このパッケージの力を最大限発揮できるようにがんばります」

    中上貴晶(MotoGP 総合20位)
    「タイGPは思っていたような結果は残せませんでしたが、今回は僕のホームグランプリなので、いい結果を残したいです。僕にとっては、とても忙しいグランプリになりますが、RC213Vでもてぎを走るのを楽しみにしています。ベストを尽くして、今年のベストリザルトを出せることを願っています」

    トーマス・ルティ(MotoGP 総合25位)
    「日本での一番の目標は今シーズン初のポイント獲得です。日本はとても好きな場所で、ツインリンクもてぎではたくさんのいい思い出があります。Hondaにとって大きなレースなので、力強い走りができることを願っています。3連戦の最初のレースで、ポジティブな結果でスタートできることを願っています」

  • MotoGP | ヤマハ 第16戦 日本GP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ 第16戦 日本GP プレビュー

    Movistar Yamaha MotoGPはフライ・アウェイのトリプル・ヘッダーをヤマハのホーム、ツインリンクもてぎからスタートする。

    日本のファンとの再会を楽しみにしているバレンティーノ・ロッシ。第15戦終了時点でランキング3位をキープし、2位を22ポイント差で追っている。前回のブリラムでは惜しくも表彰台を逃したが、好調をそのままに、今回もトップ争いを目指す。

    もてぎでは多くの好成績を残しており、最高峰クラスでは2001年と2008年に優勝、2000年、2002年、2003年、2004年、2006年、2009年、2015年に2位、2010年と2014年に3位を獲得している。

    チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは前回、表彰台を獲得。この活躍もありランキング4位につけて日本GPを迎えることとなった。グランプリ参戦を開始した2011年以降、2012年と2013年にMoto3で2位、2014年にMoto2で2位、2016年にはMotoGPで3位を獲得して合計4回、表彰台に上っている。今年はその頂点を目指し、25ポイントを獲得してランキング3位との26ポイント差を縮めたい。

    ツインリンクもてぎは1997年、マシンテストを目的に建設された。全長4.8kmのコースには6つの左コーナーと8つの右コーナーが設けられ、様々なハードブレーキングと加速が何度も繰り返される。1999年に初めてJapanese Grand PrixとしてMotoGPを開催し、1年後にはPacific Grand Prixの名称で大観衆を集めた。2004年には鈴鹿サーキットに代わってMotoGPカレンダーに加えられ、再び日本GPを開催。以来、シーズン終盤の重要な一戦として位置づけられ、ここで数々のドラマが繰り広げられてきた。

    初開催されたタイGPで5位獲得と健闘したヨハン・ザルコは今週末、強い期待を胸にツインリンクもてぎへ向かう。アジア/オセアニア・ラウンド3連戦の初戦で、ライバルのC・クラッチローとD・ペトルッチを抑えてトップ・サテライトに返り咲くことが目標だ。

    Monster Yamaha Tech3 Teamのチームメイト、ハフィス・シャーリンにもミッションがある。前回のタイで12位を獲得し、ここもてぎで自己通算16回目のグランプリに挑むシャーリンは、今回もまたポイントゲットを目指す。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ
    「タイGPのあと一度、イタリアへ戻り、自宅で1週間ほど過ごしました。そのなかでトレーニングを行って、このあとの3連戦に備えてきました。日本では何度も好成績を残してきたので、ここへ来るのはとてもいい気分です。コースとの相性もよく非常に気に入っています。でも昨年はずっと雨ばかりで、まさに悪夢のようでしたから、今年はドライコンディションを期待したいですね。私たちチームは、この日本GPのことだけではなく、ここからの3連戦をどう戦うかということを考えています。前回の好調が本物ならば、次の3戦もきっといいレースができるでしょう」

    マーベリック・ビニャーレス
    「ブリラムのレースのあとで思ったことは、このようなレースこそが本来の私たちなのだということでした。私たちは本来、いるべき場所に戻ってきたのです。チームの努力のおかげでマシンのセッティング変更が成功してフィーリングが向上。いくつかの変更が、ようやく実を結んだのだと感じました。タイではコーナー進入とコーナー途中でハイスピードを維持することができ、それが強みになりました。タイヤも重要な助けになってくれました。その他、荷重配分の変更もかなり役に立っていたと思います。その意味で、今回のもてぎでは、前回の好調の理由がタイヤだったのか、それとも設定変更だったのかをはっきりさせたいと考えています。もてぎはヤマハのホームグランプリで、私たちにとっても特別な場所です。いつも私たちをサポートしてくれるすばらしいファンの前で、いいパフォーマンスを見せたいと思います。とても楽しみです」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「もてぎはヤマハ・チームのホーム・レースのようなもの。ここでのレースはいつでも特別な気持ちで迎えます。このトリプル・ヘッダーはシーズンが終盤に近付いていることを意味しているので、100%気持ちを集中していかなければなりません。ここからの数週間はライダーにとってもクルーたちにとっても非常に厳しいものになりますが、バレンティーノもマーベリックも体調は良い状態にあるので、アジアとオセアニアのファンにエキサイティングなレースをお見せすることができると確信しています。もてぎのストップ&ゴーの特徴はヤマハの得意とするところではありませんが、ふたりはこのコースに良い印象を持っています。金曜日のフリープラクティスが楽しみです」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ
    「もてぎはとてもいいコースです。2011年の125ccクラス、2015年のタイトル獲得、昨年のポールポジションなど、良い思い出もいろいろ残っています。もっとも、昨年のポールポジションのことは、ときどき忘れてしまうのです。昨年はウイーク中ずっと雨だったので、今回もしも好天に恵まれれば、私にとってはヤマハで初めてのドライ・コンディションということになるのですが、いずれにしても、きっと好成績を挙げられると信じています。前回のタイGPのようにトップに近づけるかどうかわかりませんが、もちろんそこを目指して戦いますし、もう一度、トップ5に入ることができればとても素晴らしいと思います。そしてトップ・サテライトが最大の目標です。ヤマハ、ホンダ、スズキといったビッグ・メーカーの母国で行われるレースは、コースもパドックも雰囲気が最高です。ここで速さをアピールしたいと思います」

    ハフィス・シャーリン
    「もてぎは大好きなコースなので、とても楽しみです。いいレースをしたいと思っています。また15位以内に入り、ベスト・ルーキーを獲得できるよう頑張ります。チームと私は、いつも一緒にハードワークに取り組んできて、今では非常に近い関係になっています。チームは私のスタイルを把握し、私もマシンの特性を前より理解できるようになりました。もてぎに到着するや、すぐさまフリープラクティスの準備ができているようにしたいと思っています。決勝で好スタートを切ってポイント圏内を目指すためには、予選でいいポジションを獲得しなければなりません。何度か後方からのスタートを経験し、序盤でトップに近づくことがとても難しかったので、今回こそは予選位置を前へ進め、中盤あたりにつけてスタートしたいと思います。今季2度目となるトップ10を目指し、ポイント獲得を最大の目標にして、その上でできるだけトップに近づきたいと思います」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「タイGPを終えて、アジア・ラウンドの2戦目、日本のもてぎツインリンクへやって来ました。MotoGPに参戦する3つのトップ・メーカーの地元ということで、日本でのレースはパドックの全員にとって非常に重要なものです。ここには歴史がありますし、多くのサプライヤーが携わっている特別な大会なのでプレッシャーも大きいですが、それだけに非常によくオーガナイズされた素晴らしい大会であることは間違いありません。我々のふたりのライダーはこのコースを気に入っており、ヤマハはいつも強さを発揮してきました。1年のなかでもこの時期は天候変化が激しいようですが、晴れて暖かい日はとてもすてきな場所です。ヨハンとハフィスが前回のタイと同じような好調ぶりを見せてくれることを期待しています」

  • ホンダ:F1日本GP 現場レポート

    ホンダ:F1日本GP 現場レポート

    ホンダにとってホームグランプリとなる日本GP。30回目の記念大会となった今回は、前週のロシアGPからの連戦となった。ドライバー2人とトロロッソのチーム代表フランツ・トストは、火曜(10/2)の到着直後からホンダのファクトリーを訪問。ホンダ F1の拠点であるHRD Sakuraや、量産車の開発拠点である栃木研究所、鈴鹿製作所など、木曜までの2日半で計5拠点を訪れた。非常に忙しい日程になったものの、多くのホンダの従業員らから熱烈な歓迎と声援を受けるかたちとなった。

    ホームレースとなるホンダのメンバーはもちろん、トロロッソチームのスタッフと2人のドライバーも、この特別なグランプリに強い意欲を示し、チーム一丸となって鈴鹿での戦いに挑んだ。

    ホンダは、前戦ロシアGPで投入し、いくつかの課題が見えてきた新仕様のパワーユニット(PU)を、さらなる調整を進めた上で日本GPに投入。ロシアGP初日のフリー走行後、PUの調整にすぐさま取り掛かったかたちだが、ロシアGPと日本GPは連続週で開催されるため、インターバルはわずか1週間しかない。

    「ロシアで入れて、初日走らせて下ろしましたが、これはある程度想定していたことです。ドライバビリティなど、トラックサイドでやるべきチューニング項目が多岐にわたるということが実際に走らせてみて分かり、このまま走らせるより、以前のスペックの方が(ロシアGPでの)パフォーマンスは、ドライバビリティ含め向上できるという判断でした。問題が出たわけではないのですが、最後の詰めを完全にはやり切れない部分があったので、すぐにHRD SakuraとHRD MKでテストに取り掛かり、短い時間で効果的に調整ができました」とホンダ F1副テクニカルディレクターの本橋正充は語る。

    実際に走らせてみないと分からないこと、PU調整の難しさを具体的に聞いてみると「やはりF1ですから、セッティングもギリギリを狙って行ったりすると、そこから少し外れただけで、想定外とはいかないまでもドライバーから違和感などのインプレッションが出ます。どの辺が一番パフォーマンスを発揮できるのかという最終の詰めは、トラックで実際にドライバーとともに確認すべき項目なので、そこはちゃんとやらないとレースでは使えません。また、一例ですが、オシレーション(共振)について、ある程度想定内でしたが、思ったより少し大きかったなというのもありました。また、キャリブレーションもまだ詰めが必要でした。キャリブレーションとは、一言でいえばより燃焼を安定させて維持するように調整することです。シフト時などPUは相当な過渡的な動きをするので、そういうところでの燃焼の安定性などを図るチューニングが必要になります」と本橋は説明してくれた。

    日本GP初日から、ブレンドン・ハートレーは順調に走行を続けたが、ピエール・ガスリーはいくつかのトラブルに見舞われ、満足に走行することはできなかった。しかし、予選では2人は最高のパフォーマンスを発揮し、6番手と7番手というチーム全体としては今季最高の結果を獲得した。

    鈴鹿サーキットは、単なるパワーサーキットではなく、マシン全体の性能が現れる難しいコースだ。昨年まで、ホンダにとっても地元とはいえ得意なコースとは言えなかった。

    「昨年までと違うのは、今年になって信頼性が上がって、PU自体の懐が広くなったというのか、使用領域が広くなったというのか、それによりいろいろなトライができたり、セッティングの幅が広がったりという面があるので、そういう意味でもだいぶ向上はしていると思います。とはいえ鈴鹿はやはり難度の高いコースです。長いストレートもあり、S字とかデグナーとか、ほんの少しスロットルを戻すところもあって、それに応じたエネルギーマネージメントやドライバビリティには気を使います。燃費も厳しいコースなので、それも含めて調整し、(ドライバーにとって必要なときに)きちんとトルクを出して上げるというのは特に気を使うところですね。予選については、ロシアで新仕様の効果が確認でき、車体もよくなってきていたので、Q3にはいけるという気持ちはありましたが、コンディションの変化が難しい予選でしたから、ドライバーやチームがいい仕事をしてくれた結果ですし、PUも短い時間でSakuraとMKでテストや調整をやってくれた成果だと思います」と本橋は予選後に語った。

    迎えた決勝レース。序盤、ポジションを守り、好ペースで走行したガスリーだったが、結果的にタイヤ交換のタイミングが悪く、タイヤ戦略とタイヤの状態がマッチせずにペースを上げられず、惜しくも入賞を逃すこととなった。

    予選に続き、好結果が期待されたレースは残念な結果に終わったが、シーズン終盤の残り4戦に向け、トロロッソ・ホンダは、チーム一丸となって全力を尽くす。

  • チャーリー・ホワイティング、マックス・フェルスタッペンの発言に憤慨

    チャーリー・ホワイティング、マックス・フェルスタッペンの発言に憤慨

    F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティヌは、F1日本GPでバルテリ・ボッタスがシケインをカットしていたとし、“次は自分もシケインをカットする”と発言したマックス・フェルスタッペンを“愚かだ”と一刀両断した。

    バルテリ・ボッタスは、F1日本GPの最終盤にマックス・フェルスタッペンからプレッシャーを受けていた際に最終シケインでロックアップして人工芝にはみ出た。

    マックス・フェルスタッペンは、オープニングラップで同じコーナーで飛び出し、コースに復帰した際にキミ・ライコネンと接触して5秒ペナルティを受けていた。

    バルテリ・ボッタスは、マックス・フェルスタッペンの前でコースに復帰して2位でフィニッシュ。レース後、フェルスタッペンは「ライコネンでの事故で5秒ペナルティを受けるなら、次はボッタスのコースをカットするよ」と Sky Sport F1 のカメラに語っていた。

    レース後にマックス・フェルスタッペンのコメントについて質問されたチャーリー・ホワイティングは「そんなことを言うのは愚かでしかない」とコメント。

    「バルテリがロックアップしてミスをしたのはかなり明らかだった。我々はミニセクタータイムを見たし、彼は0.5秒失っていたし、マックスと0.5差まで落ちた」

    「彼は脅かされていたわけではない。コーナーをカットしたわけではないし、シケインをカットして前に留まったわけではない。ただのミスだった」

    スチュワードは、オープニングラップでのマックス・フェルスタッペンのキミ・ライコネンとの事故は安全ではない方法でコースに復帰したと判断しており、チャーリー・ホワイティングも“明らか”にペナルティに値する行為だったと語った。

    「安全に復帰することが求められている。キミはそこにいて、コース外に押し出された。スチュワードの判断はかなり簡単なものだったと思う」とチャーリー・ホワイティングはコメント。

    「シケインをカットしていたと思うし、彼は前に留まることに苦労していただろう。彼が前に留まっていれば、我々は彼にポジションを戻すように求めなければならなかったかもしれない。そうでなければ、彼はそのペースを認めていただろう」

  • ピエール・ガスリー 「鈴鹿ではベッテルよりも応援が多かった!」

    ピエール・ガスリー 「鈴鹿ではベッテルよりも応援が多かった!」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、鈴鹿サーキットでセバスチャン・ベッテルよりも多くの応援を受けたのは特別な気分だったとし、だからこそ、日本のファンに結果を届けられなかったことに失望していると語った。

    鈴鹿サーキットにおける30回目の記念大会となる今年の日本GPではホンダがタイトルスポンサーを務め「2018 FIA F1世界選手権シリーズ 第17戦 Honda日本グランプリレース」の名称で開催された。

    サーキットには、ホンダがパワーユニットを供給するトロロッソのチームウェアに身を包んだファンが大勢訪れ、グランドスタンドは異例とも入れるトロロッソのチームカラーの青に染まった。動員数も3日間で16万5000人を記録し、6年ぶりに前年の来場者数を上回った。

    ホンダは、ホームレースとなる鈴鹿サーキットでのF1日本GPにむけて、アップグレード版“スペック3”パワーユニットを投入。予選では、ブレンドン・ハートレーが6番手、ピエール・ガスリーが7番手に入る好パフォーマンスを見せたが、決勝ではピエール・ガスリーが11位、ブレンドン・ハートレーが13位とポイント獲得はならなかった。

    ピエール・ガスリーは、日本に到着したときからファンから素晴らしいサポートを受けたと振り返る。

    「本当にスペシャルだった」とピエール・ガスリーはコメント。

    「観客がセバスチャン・ベッテルより多くの応援をしてくれるなんてかなり独特な気分だったよ」

    「グリッドでは本当にスペシャルな気分だったし、トロロッソのキャップ、トロロッソのTシャルを来た人がたくさんいた」

    「木曜日に到着してから本当にスペシャルな週末だったし、人々からあらゆるサポートを感じることができた」

    「だからそこ、全てを正しく進めることが本当に重要だったし、最終リザルトには本当に失望している。僕たちは最高の仕事ができたとは思っていないからね」

    「昨日(予選)は素晴らしかったけど、今日(決勝)はもっとうまくやれたはずだ。週末の初め、シーズン序盤から僕たちが受けていた全てのサポートを考えて、失望している」

  • ブレンドン・ハートレー 「スタートが鈴鹿でのポイント獲得を犠牲にした」

    ブレンドン・ハートレー 「スタートが鈴鹿でのポイント獲得を犠牲にした」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1日本GPでスタートをうまく決められなかったことが、ホンダのホームレースでポイント獲得のチャンスを犠牲した悔しさをにじませた。

    ブレンドン・ハートレーは、複雑な気象条件のなかで行われたF1日本GPの予選でキャリアベストとなる6番グリッドを獲得。2019年のトロロッソ・ホンダ残留にむけて戦い続けるハートレーは、鈴鹿で大量ポイントを獲得してシーズンを大きく前進させることを目指していた。

    しかし、ブレンドン・ハートレーは、スタートで多くのホイールスピンによって出遅れ、オープニングラップで10番手まで後退。その後はタイヤのオーバーヒートによってペースに苦しみ、最終的に13位でフィニッシュしている。

    「トロロッソの全員にとって残念な一日だった」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「僕たちは2台が6番手と7番手からスタートしたけど、2台ともポイント圏外でフィニッシュした」

    「僕に関しては、スタートの蹴り出して本当にトラクションがかからなかったし、ホイールスピンが酷かった。結果的に最初の5~6周でタイヤが激しくオーバーヒートしてしまった。本当にトラクションには手を焼いていた」

    「ターン2までにすでに3~4つ順位を失っていたと思う。スタートでの手順が悪すぎたとは感じていないし、何が起こったのかエンジニアとチェックする必要がある。リアタイヤがかなりオーバーヒートしていたし、かなりセンシティブだったので、第1スティント全体に本当に影響してしまった」

    「スティントの最後にはタイヤがレンジに戻って、ラップタイムは少し競争力を持ち始めた」

    ブレンドン・ハートレーは、第1スティントをもっと引き延ばせたかもしれないと感じているが、ピットストップ後にウィリアムズの2台の背後に引っかかり、集団を追い抜いていかなければならなかった。

    ウィリアムズの2台を攻略したハートレーだが、その後、トラクションの問題が再発し、ザウバーのマーカス・エリクソンに引っかかったことでさらに準備を上げるのは難しいと感じたと述べた。

    「もう少し長くステイアウトできたかもしれないけど、ピットインしたときにウィリアムズの2台の後ろで復帰することになってしまった」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「ランス・ストロールを抜くのに何周もかかってしまった。シロトキンはうまくオーバーテイクできたけど、その後、マーカス・エリクソンに引っかかってしまった」

    「僕の方がだいぶペースは良かったけど、トラクションの問題によってオーバーテイクすることができなかったし、最後はブリスターの問題に苦しみだした。他のクルマも同じ問題を抱えて、大きな苦しみを経験していたと思う」

    「僕たちはシーズンを通してタイヤにかなり優れていたけど、今回のレースは真逆だった。最初は第1スティントでの僕のクルマのリアアスクル、その後、第2スティントでは2台ともブリスターが発生した」

    「だから、そうだね、何をするべきかは少しは理解できているし、何が起こったのかは正確い理解することができる。でも、あのような有望な予選の後にどちらのクルマもポイントを獲得できなかったことに失望しているのは明らかだ」