タグ: 国際自動車連盟

  • 【F1】 FIA、HaloのサプライヤーとしてCP Tech社を承認

    【F1】 FIA、HaloのサプライヤーとしてCP Tech社を承認

    FIA(国際自動車連盟)は、2018年のF1世界選手権で導入されるコックピット保護デバイス『Halo』の最初のサプライヤーを承認した。

    オランダのNedschroefグループが所有する『CP Tech』は、FIAから第一号としてHaloを製造することを承認された。CP Techは、同社の製造するHaloが「FIA規格で規定された厳格な要件を達成した」と述べた。

    CP Techのマネージングディレクターを務めるトーマス・ケーシーは、同社の有する“チタンと追加素材の複雑な機械加工の専門知識”によって選ばれたし、「モータースポーツ事業における25年以上の経験を誇りに思うことができる輝かしいプロジェクトだ」と付け加えた。

    Haloは、225kphまでのインパクトスピードでドライバーをデブリやホイールなど逸らすように設計されている。2011年から開発が進められ、すでに最初のサンプルがチームに提供されている。

    Haloは、フォーミュラ2でも今シーズンから必須となり、フォーミュラEでも2018/19シーズンから導入が予定されている。FIAは最終的に2020年までに大部分のオープンホイールの選手権にHaloの導入を目指している。

    Haloは、3社がFIAから生産する権利を与えられることになり、チームは3社から調達先を決定し、入荷数を決定。価格は201万円~とされている。

    関連:【動画】 2018年F1マシンの主な変更点

  • FIA会長 「F1のコスト削減は予算キャップだけに頼ってはいけない」

    FIA会長 「F1のコスト削減は予算キャップだけに頼ってはいけない」

    FIA会長のジャン・トッドは、F1はコスト削減の答えとして予算キャップだけに頼ってはいけない語る。

    F1の新オーナーであるリバティメディアは、将来の重要な変更としてチームの支出を制限することを挙げている。

    しかし、ジャン・トッドは、F1をより安価にする他のレギュレーションと組み合わせなければ、予算キャップのコンセプトは失敗する可能性があると語る。

    「我々はしばらくの間、コスト管理/コスト上限について話し合ってきた。それは良い動きであると信じている。だが、それは組み合わせでなければならないと思う」

    「我々は実際のコストにいくつら影響を与えるレギュレーションを作る必要がある。予算キャップを作りますと言うだけでは、うまくいかないと思う。これまで、どんな試みもうまくいかなかった」

    「それを達成するためにはより洗練されたものに合意得る必要がある」

    F1のコマーシャル責任者は、予算キャップの詳細を煮詰めるためにこの冬にF1チームと個別に議論することになっている。

    しかし、F1チームはコストについて何らかのことを実施する必要があることを認識しているが、コスト上限を定めることが有効かどうかについては懐疑的である。

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、それを取り締まる方法に確信を持っておらず、それが過去に予算キャップの導入に失敗した理由のひとつだと考えている。

    クリスチャン・ホーナーもジャン・トッドと同じく、予算キャップ自体はあまり精査の対象にならない場合は、コストを制限するために他のルールを整えることが不可欠だと語る。

    「私はそれほど予算キャップのファンではない。全員の企業構造は異なっており、どのように取り締まることができるかについて懐疑的だからだ」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    「上流のコストドライバーに対処できるように完全に協力しなければならない。なぜなら、コストはレギュレーションによって発生するかただ。レギュレーションが我々が費やす金額を決定する」

    「なので、根本的な原因に対処しなければならない。そうすれば、予算に上限を設けることにそれほど敏感ではなくなる」

    「キャップに全力を注いだ場合、ダムに圧力がかかりすぎる」

  • 【F1】 ステアリング/サスペンション・システムによる車高変化を規制

    【F1】 ステアリング/サスペンション・システムによる車高変化を規制

    FIA(国際自動車連盟)は、F1チームがステアリングと連動した巧妙なフロントサスペンションによって空力的なアドバンテージを得ることを規制する動きに出た。

    先週、F1のレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、2017年にコーナリング時にフロントの車高を下げて、空力的な利益を得て、グリップ力を向上させるためにサスペンションとステアリングを設計していたチームがいたとする技術指南をF1チームに送った。

    チャーリー・ホワイティングは、ステアリングを最大限に回した状態で車高が変化するのは正常だとしつつも、今後はその範囲を5mm以内に定めると通達。2018年F1マシンのシステムはそれを順守している証拠を提出しなければならなくなった。

    この問題は11月21日にロンドンで開催されたFIAテクニカルレギュレーション会議でチームのテクニカルディレクターと詳細が議論された。会議では、サスペンションがどこまで空力に影響することが許容されるかについての相反する見解があったという。

    報道関係者によると、レッドブルは現在のレギュレーション下でサスペンション開発の自由を保つことを望んだが、フェラーリは制限を厳しくすることに合意したという。また、メルセデスはFIAが規定するソフトウェアとハードウェアを使用してのアクティブサスペンションは許可されるべきだとの見解を示したという。

    その会議から3週間が経過し、すでにF1チームが2018年F1マシンの設計を進めているこの段階で技術指南が贈られた。

    チャーリー・ホワイティングは、技術指南のなかで「シーズン中に数チームがクルマの前方の車高を変更しようと企てサスペンションとステアリングシステムを設計していることが明らかになった」と述べた。

    「ステアリングホイールがロックからロックまで動いた際にはある程度の変化は避けられないが、いくつかのシステムの影響は偶発的な車高の変化の域を超えていたと考えられる。また、我々はその非偶発的な車高の変化がクルマの空力パフォーマンスに影響を及ぼす感応性が高いと考えている」

    チャーリー・ホワイティングは、空力への影響に関する重要なF1テクニカルレギュレーションの解釈として24年前の国際控訴裁判所の判例を引用した。

    レギュレーションのあるセクションでは「クルマの空力特性を変化させる手段として、ドライバーの動作を利用したマシンシステム、デバイス、手順は禁止される」と記されており、FIAは自身のスタンスを正当化するためにそれらの判例を引用したと思われる。

    チャリー・ホワイティングは「そのようなステアリングシステムは、サスペンションシステムと同様に扱われるべきである。つまり、テクニカルレギュレーション第3.8条が順守されているかを評価する際には1993年のICAの判例が適用されるべきだというのが我々の見解だ」と述べた。

    「ステリングホールが、ロックからロックまで動いたときのフロント車高の変化はすべて偶発的なものでなければならない。したがって、我々はいかなる影響も偶発的であることを我々に納得させるためにステアリングがクルマのフロント車高にどのような影響を与えているかを示す全ての関連文章の提出を求めていく。我々はステアリングホイールがロックからロックに動かされた際、車高は5.0mm以上は変化するものではないと考えている」

    今後、F1チームは、リクスを冒して2018年の設計を継続していくか、新しい解釈に基づいてクルマを設計していくかの決断を迫られることになる。

    あるチームのインサイダーは「いずれにしろ取り締まることはできないと考えており、チームはそれを無視するだろう」と Autospor にコメント。

    「それはFIAの“見解であり、実際の“法律”ではない。何も変わらないだろう」

  • 【WRC】 フォード、世界ラリー選手権に復帰!

    【WRC】 フォード、世界ラリー選手権に復帰!

    WRCにブルーオーバルのロゴが戻ってくる。FIA(国際自動車連盟)は2018年の世界ラリー選手権(WRC)に登録されたマニュファクチャラーのリストを発表。フォードがWRCに復帰することになった。

    フォードは2012年にWRCから撤退。それ以降は5シーズンにわたって、プライベーターのMスポーツに車両と技術提供を行ってきた。

    FIAは22日(金)、2018年のWRCのエントリーリストを発表。フォードがマニュファクチャラーとして復帰し、Mスポーツは『M-Sport Ford World Rally Team』として参戦することになった。

    この変更により、今年のチャンピオンシップを制したMスポーツは、フォードからの技術サポートが強化され、フィエスタ WRカーの開発を継続できることになった。

    フォードの追加のコミットメントは、セバスチャン・オジェの2018年のチーム残留への重要な要求の一部だったとみられている。

    フォードの復帰以外に2018年のWRCエントリーにサプライズはなく、Hyundai Shell Mobis World Rally Team、Toyota Gazoo Racing WRT、Citroen Total Abu Dhabi WRTと3チームは同じチーム名で参戦する。

  • 【F1】 FIA、『フリー走行限定』スーパーライセンスの基準を厳格化

    【F1】 FIA、『フリー走行限定』スーパーライセンスの基準を厳格化

    FIA(国際自動車連盟)は、2018年のF1世界選手権にむけてF1スーパーライセンスのルールを変更。フリープラクティスセッションに参加できるドライバーの基準を厳しくした。

    これまで、FIAがシングルシーターの経験に基づいた十分な能力があると判断した場合、ドライバーは『フリー走行限定』のスーパーライセンスの資格を得るために“代表的なF1マシン”で2日間で300kmを走破し、スポーティングレギュレーションに関する質問に答えるだけでよかった。

    その後、実際にドライバーがライセンスを申請する際には、競技規則についてチームから適切な説明を受けていることを証明するだけだった。

    しかし、2018年からはフリー走行限定のスーパーライセンスの基準が厳格化される。ドライバーはF2選手権で6戦以上レースをするか、過去3年間で25点のスーパーライセンスポイントを獲得しなければならなくなる。その後、ドライバーが再申請する際には、F2でフルシーズンを戦った経験があるか、過去3年間で25点のスーパーライセンスポイントを獲得したことを証明する必要がある。

    また、これまでの2日間で300kmのF1マシンでの走行、ルールの知識、そして、FIA国際スポーティングコードの付録L第5条“シングルシーター・フォーミュラカーで優れた能力を実証しなければならない”というFIAの判断に関する要件も引き続き必要となる。

    2017年にF1フリー走行に出走したドライバーで新たなルールを適用した場合、アルフォンソ・セリスはライセンスを得られないことになる。トロ・ロッソからフリー走行に出走したショーン・ゲラエルは、25点のスーパーライセンスポイントは獲得できていないが、F2でフルシーズンを戦っているため発給資格は満たしている。

    2018年からホンダはトロ・ロッソにF1パワーユニットを供給するため、ホンダの育成ドライバーがフリー走行に出走する可能性もあるが、現状でフリー走行限定スーパーライセンスの資格を満たしているのは、F2にフル参戦し、ハンガリーテストでザウバーのF1マシンで300km以上を走り込んだ松下信治のみとなっている。

    福住仁嶺は21点、牧野任祐は11点とスーパーライセンスポイントが足りず、F1マシンでの走行経験もない。そのため、F2選手権に6戦以上参戦し、F1マシンで300kmのテスト走行を行う必要がある。

    2018年、松下信治は日本に戻ってスーパーフォーミュラに参戦し、福住仁嶺と牧野任祐はF2選手権に参戦するとみられている。

    今年9月、FIAはスーパーライセンス資格制度を変更し、F2とインディカーのドライバーにはより多くのポイントを与え、WEC、フォーミュラE、ヨーロッパF3のポイントは下げることを承認している。

    FIAは、マックス・フェルスタッペンが17歳でトロ・ロッソからF1デビューして以降、F1スーパーライセンスの発行基準を改善することに努めている。

  • FIA会長ジャン・トッド 「メルセデスとフェラーリの信頼性は高すぎる」

    FIA会長ジャン・トッド 「メルセデスとフェラーリの信頼性は高すぎる」

    FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長は、フェラーリとメルセデスは信頼性が高すぎるという持論を展開。F1の上位チームが多額の予選をつぎ込んでいることに直接関連しているためであり、F1にとって良い状況ではないと考えている。

    2017年のF1世界選手権でもメルセデスが圧勝。メルセデス W08は優れた信頼性を見せ、ルイス・ハミルトンは全20戦でポイント獲得という記録を打ち立てて、自身4度目となるF1ワールドチャンピオンを獲得した。

    「メルセデスは常に最速というわけではなかったが、ルイスは20戦のすべてでポイントを獲得した。クルマの信頼性が高すぎる」とジャン・トッドはコメント。

    フェラーリがシーズン後半にメルセデスとのタイトル争いから脱乱したのは信頼性の欠如のためだと考えられているが、ジャン・トッドはフェラーリでさえ信頼性は高すぎると主張する。

    「フェラーリも印象的だった。自分が言ったことを曲げるつもりはない。フェラーリとメルセデスは信頼性が高すぎた。それには多くのコストが費やされている。テスト、シミュレーターなど、あまりに多くのコストがかけられている」

    「良いスポーツのためにその全てを必要としているわけではない。実際はその逆だ」

    また、ジャン・トッドは、FIA、F1新オーナーのリバティメディア、そして、F1チームとの間で進められている将来の2021年以降のエンジンレギュレーションに関する議論についての考えを述べた。

    「現在のエンジンはあまりに高価であり、あまりに複雑で、あまりに静かだ」とジャン・トッドは認める。

    「だが、我々はそれらを土台にすることはできる。現在、我々は既存のエンジンを進化させることについてマニュファクチャラーと話をしている。そのプロセスはまだ終わったわけではない」

  • カルメン・ホルダのFIA WiMC選任へのバッシングに擁護の声

    カルメン・ホルダのFIA WiMC選任へのバッシングに擁護の声

    スペインのモータースポーツ関係者は、FIAの要職に就いたことで猛反発を受けているカルメン・ホルダを擁護している。

    ルノーF1のアンバサダーを務め、女性だけのF1シリーズの設立を提唱しているカルメン・ホルダがFIA Women in Motorsport Commissionに任命したことに女性レーサーたちは猛反発している。

    インディカー・レーサーのピッパ・マンは「個人的にそのような信念を持っている人がレースにおける女性の目的を追求するための委員会に任命されたことは、信じられないほどの失望であり、まさにFIAの後退を意味すると思います」と非難の声をあげている。

    だが、バレンシア・サーキットの責任者を務めるゴンザロ・ゴーベールは「このような魔女狩りはカルメンにとって不当なものだ」と Marca にコメント。

    「彼女は友人であり、私は彼女に同意している。だが、コミションへの彼女の任命はうまく説明されていないと思う。議長はミッシェル・ムートンのままだ」

    「少なくとも彼女が議論のためにそこにいるのは良い動きだと思う」

    GP3に参戦した3シーズンで一度もトップ20圏内に入ることができなかったにも関わらず、カルメン・ホルダがロータスとルノーでF1開発ドライバーに就任しただけでも批判は起こっていたが、彼女が女性だけの独自シリーズを支持していることでさらなる批判を受けている。

    「排他的でも義務的でもない女性フォーミュラがなぜだめなのか?」とゴンザロ・ゴーベールは続ける。

    「このアイデアは女性がレースをするより多くの機会を作り出し、新しいドライバーの模範となり、スポンサーからより多くの資金を得る機会を作り出すものだ」

    「カルメンはソーシャルメディアで炎上している。彼女は世界で最高ではないが、最悪でもない。彼女が言っていることのひとつとして、彼女はベストではないのにF1テストドライバーに到達したが、ベストではないのにF1に到達した多くの男性がいるものがある」

    関連:カルメン・ホルダのFIA WiMCへの選任に女性レーサーが猛反発

  • カルメン・ホルダのFIA WiMCへの選任に女性レーサーが猛反発

    カルメン・ホルダのFIA WiMCへの選任に女性レーサーが猛反発

    カルメン・ホルダをFIA(国際自動車連盟)がWomen in Motorsport Commissionに任命したことに女性レーサーが猛反発している。

    GP3に参戦した3シーズンで一度もトップ20圏内に入ることができなかったカルメン・ホルダが2015年にロータス(現ルノー)の開発ドライバーに就任した際も冷ややかな目が向けられていたが、今回FIA Women in Motorsport Commissionに就任したことで女性ドライバーから猛反発を受けている。

    最近、カルメン・ホルダは、女性は男性とは同等に競争することはできないため、F1スタイルの独自の選手権で競争すべきだと発言して物議を醸していた。また、先月にはロンドンに拠点に置く企業が女性ドライバーによる6レースのシリーズの立ち上げを計画していると報じられている。

    そんな中でのカルメン・ホルダのFIA Women in Motorsport Commissionへの選任に、インディカー・レーサーのピッパ・マン、2015年のブリティッシュGT4チャンピオンのジェイミー・チャドウィック、GP3レーサーのタチアナ・カルデロンが懸念を表明した。

    2017年のインディ500で女性で初めて230mphをマークしているピッパ・マンは、IMSAスポーツカー選手権のGTDクラスでタイトルを獲得したクリスティーナ・ニールセン、同じくGTDで勝利を挙げたキャサリン・レッグ、フォーミュラV8 3.5で表彰台を獲得したタリアナ・カルデロンなど、女性ドライバーでも男性と同等に戦っているドライバーがいると主張する。

    「女性がレースで活躍しているという現在の状況に反し、参戦したどのカテゴリーでも目立った結果を残しておらず、女性レーサーとして我々が戦えないと考え、発言しているレーサーがFIA Women in Motorsport Commissionの代表に任命されたことに心から落胆しています」とピッパ・マンは Autosport にコメント。

    「個人的にそのような信念を持っている人がレースにおける女性の目的を追求するための委員会に任命されたことは、信じられないほどの失望であり、まさにFIAの後退を意味すると思います」

    タチアナ・カルデロンは、カルメン・ホルダのニュースによって、平等な機会を望む女性レーサーは“団結”していくことになると考えている。

    「全員にとってちょっとしたサプライズでした。特に現在、大きなシリーズでレースをしている女性の大部分が彼女の見解に反対していますからね」とカルデロンはコメント。

    「私たちは間違いなく最高レベルで競争することができますし、女性の選手権はまったく必要ないものです」

    「私たちが必要としているのは、Dare to be differentがやっていることや、カートを始めとしてモータースポーツのあらゆる分野における女性の参加を促進するためにミシェル・ムートンとFIA Women in Motorsportがやっていることです。女性がトップに進めるチャンスを増やせるようにより多くの少女がカートを始める必要があります」

    「性別に関わらず、それはかなり難しいことですが、男の子が90人いて、女の子が10人の場合、そのチャンスは非常に狭められてしまいます」

    「彼女の見解には反対ですし、この発表は残りの女性ドライバーとエンジニアのコミニティの団結を強めるだけです。我々は女性だけでなく、最高のなかのトップを目指して戦っていくつもりです」

    ピッパ・マンは、元世界ラリー選手権のスターであるミシェル・ムートンが議長を務めるコミッションでのカルメン・ホルダの立場が、女性に対するFIAの見解を反映できるのかどうかを懸念していると述べた。

    「最も懸念しているのは、この任命がモータースポーツで争っている女性アスリートに対するFIAの信念を真に代表するものなかということです」とピッパ・マンは語る。

    「私はミシェル・ムートンのラリーでの構成と全体的なビジョンの両方を最大限にリスペクトしています。不当な圧力のようなものは想像することはできませんし、この任命を進めるためにミシェルには影響力があるはずです」

    ミシェル・ムートンは、カルメン・ホルダの選任に対する直接的なコメントは拒否したが、FIA委員会はモータースポーツにおける女性の“完全参加”をコミットしたままだと述べた。

    「FIA Women in Motorsport Commissionの目標と価値は、2009年の設立以来代わっていません。我々はモータースポーツのあらゆる分野への女性の完全参加を強く奨励し、サポートし、促進し続けています」とミシェル・ムートンは述べた。

    「コミッションの豊かさは、経験を積み、視点を共有する30名のメンバーかから来ています」

    「2018年から我々のEuropean Young Women ProgrammeはD2BDと提携し、我々のコミッションのアンバサダーであるスージー(ヴォルフ)によって推進されます」

    「我々はFIA Women Drivers’ Academyにも取り組んでおり、8歳から20歳までの少女と女性までをカバーする幅広いプロジェクトがあります。FIAはモータースポーツにおける女性を完全にサポートすることを示しています」

    元ウィリアムズのF1テストドライバーであり、Dare to be differentを立ち上げたスージー・ヴォルフは、モータースポーツは女性が平等なチャンスを持った活動であると強調した。

    「モータースポーツは、乗馬やセーリングと並んで女性と男性が一緒に競争できる3つのスポーツのひとつです」とスージー・ヴォルフはコメント。

    「それぞれにおいて、器具や動物が大きく関わっています。力や筋肉量だけではありません」

    「モータースポーツで最も成功する女性を目にしたければ、単に才能の予備軍を増やすことが重要なのではありません。より多くの少女や女性がスポーツに参加するよう影響を与え、トップに立つための最善のサポートを提供することです」

    「Dare to be differentは、FIA Women in Motorsport Commissionと密接に協力しています。ミシェルと私は同じ目標を共有し、長期的に正しい方法で変化を生み出していくことにコミットしています」

    今年、BRDCブリティッシュF3でシングルシーターに転向したジェイミー・チャドウィックは、カルメン・ホルダに“敵対心はない”が、彼女のFIAでの役割が性別別の競争を促進するのであれば“残念だ”と述べた。

    「基準を下げるだけだと思っていますし、ベストな日には自分が男性と平等に競争できることはわかっています」とジェイミー・チャドウィックはコメント。

    「お金と才能を持った適切な女性が現れれば、彼女たちはF1に進むことができるでしょう」

    関連:スージー・ヴォルフ、女性のためのモータースポーツキャンペーンを開始

  • FIA表彰式: ルイス・ハミルトン、2017 F1ワールドチャンピオンを受賞

    FIA表彰式: ルイス・ハミルトン、2017 F1ワールドチャンピオンを受賞

    FIA表彰式が8日(金)、フランス・パリのヴェルサイユ宮殿で行われ、FIA管轄のカテゴリーの上位入賞者にトロフィーが授与された。

    この表彰式は、2011年以降、FIA総会の週で伝統的な閉会式として開催されており、最近ではモナコ、ニューデリー、イスタンブール、ドーハ、ウィーンと各国で執り行われてきた。今年の舞台にはフランス・パリのヴェルサイユ宮殿が選ばれた。

    2017年のF1世界選手権では、ルイス・ハミルトンが自身4度目となるワールドチャンピオンを獲得。3期目の再選を果たしたFIA会長からトロフィーが授与された。コンストラクターズ選手権ではメルセデスが4連覇を達成した。

    ルイス・ハミルトンは「僕たちは一緒にもっと多くのチャンピオンシップに勝っていきたい」とコメント。

    「この4回目のワールドチャンピオンを獲得するのに10年かかった。ミハエル・シューマッハの7回に並びたいという願望は今のところまだない。ファンジオに並ぶことができたかなり素晴らしいだろうね。少なくもあと数年ここにいることを考えれば、それが僕の目標だ。少なくともそれを獲得できるように頑張りたい」

    ドライバーズ選手権2位のセバスチャン・ベッテル、3位のバルテリ・ボッタスにもF1のチェイス・キャリー会長からトロフィーが手渡された。Personality of the Yearにはマックス・フェルスタッペンが3年連続で選ばれた。

    ベストルーキーには2018年にアルファロメオ・ザウバーでのF1デビューが決定しているシャルル・ルクレール、またイギリスF4のレースで大クラシュに見舞われ、両足切断という大怪我を負いながらもモータースポーツ活動を続けるビリー・モンガーには特別賞が与えられた。

    今回のGALAにはWECのドライバー選手権2位となった中嶋一貴をはじめとするトヨタのドライバー陣も参加。他にもF2、F3、WRC、フォーミュラEの上位入賞ドライバー&チームが受賞のために一堂に会し、盛大なセレモニーでシーズン終了を祝った。

    FIA Awards: Championship Prizes handed out in Paris

  • ジャン・トッド、FIA会長に再選(3期目)

    ジャン・トッド、FIA会長に再選(3期目)

    F1の統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は8日、ジャン・トッドが会長に再選し、3期目の任期を務めることを発表した。在任期間は2021年までとなる。

    2009年にマックス・モズレーの後任として9代目のFIA会長に就任したジャン・トッド(71歳)は、会長選で対立候補が不在で満場一致で当選が可決された。FIAの規則では4期目の就任は禁止されており、これが会長としての最後の任期となる。

    ジャン・トッドは「このような世界中のサポートを得られたことを大変うれしく思う。FIAのメンバークラブ全員のサポートに感謝したい」とコメント。

    「これはFIAが私の指導の下で進めてきた方向性のバリデーション(妥当性確認)だと思っており、我々が過去8年間にわたって追求してきたプログラムを継続する励みになる」

    「モータースポーツには常にレギュレーターが必要であり、公正なプレーが求めらる。倫理観と独立した審判員、これはFIAが果たすべき重要な役割であり、将来的にこれからも継続していく」

    FIAは、ジャン・トッドの最終任期の公約として“イノベーション(技術革新)”“アドボカシー(地球環境問題)”“モビリティとスポーツクラブの強力なネットワークの開発”を3本柱に掲げた。

    「FIAが改善を続け、モビリティとモータースポーツの発展におけるリーダーとして、世界で公正な立場をとり続けていくにはイノベーションが不可欠だ」とッジャン・トッドは述べた。

    「これを奨励ために、我々はFIAイノベーション基金の設立を提案する。我々のクラブは各国における最大のコンシューマー団体であり、彼らの8000万人のロードユーザーメンバーがFIAを世界最大のコンシューマー団体のひとつにしている」

    ジャン・トッドは、世界中の交通安全を推進していくだけでなく、モビリティの改善も重要な焦点に挙げている。

    「これは重要だ。将来のモビリティはエキサイティングなものだが、多くの課題もある。それを形作っていくことが我々の義務だ」

    「我々は、自律走行車両の導入、モビリティのコスト増大、先進国における新しいテクノロジーの開発などにより、全ての主要都市における渋滞の増加に対処しなければならない」
    「我々は、全ての人が受け入れられる成果を確実にするために、これらの開発の方向性に影響を与えていく必要がある」

    「私の野心は、我々の連盟が可能な限りベストであり続けるために努力を続けていくことだ。より強く、スマートで、より安全、プロフェッショナルで、世界的に尊敬されるものであってほしい」

    ジャン・トッドの最後の任期の初年度となる2018年には、F1マシンへのコックピット保護デバイス『Halo』の導入という史上最大級の変化を迎えることになる。また、2021年には新しいF1エンジンレギュレーションの導入が予定されており、FIAとリバティメディアが提案したシンプルな構造で、より大きなエンジンノイズを発生する安価なエンジンはマニュファクチャラーから大きな反発を受けている。また、シャン・トッドが会長に就任して以降提唱してきたコストキャップの実現にむけた動きも進められている。

    F1会長のチェイス・キャリーは、ジャン・トッドの再選を歓迎するコメントを発表。F1の変革には、FIAとの良好な関係が不可欠だと述べた。

    「ジャンがFIA会長に再選を果たした事ことを、F1全員を代表して心から祝福する。現在、我々は協力して仕事をしており、彼のリーダーシップと一貫性を高く評価している。今後数カ月、数年間にわたって、建設的かつ有益な関係を築ける事を楽しみにしている」