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  • トヨタ、新型TS050でのシーズン開幕へと確かな手応え / WEC

    トヨタ、新型TS050でのシーズン開幕へと確かな手応え / WEC

    3月25日(金)、26日(土)の両日、南仏ポールリカール・サーキットで2016年のFIA世界耐久選手権(WEC)開幕を前にした合同テストが実施された。

    TOYOTA GAZOO Racingは、新型TS050 HYBRIDで初めての公開テストに参加。新シーズンへ向けての第一歩を踏み出した。

    2日間にわたって行われた今回の合同テストには、WECに参戦する全てのチームが参加し、29台で走行が行われた。

    2日続けて天候にも恵まれたサーキットは観客へ無料で開放され、シリーズ開幕を待ちわびる数千人のWECファンが、2016年仕様の新型車両を一目見ようと集まった。

    TOYOTA GAZOO Racingは、昨年のル・マン24時間終了後から開発を行い、今年に入ってからポルティマオ(ポルトガル)、アラゴン(スペイン)などで行った合計4回のテストから得たデータを基に車両のセットアップを進めるため、TS050 HYBRIDの#5号車 1台を合同テストに持ち込み、6人のドライバー全員で2日間のテストをこなした。

    25日(金)には、#5号車のドライバーであるアンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴が、日中の2つのセッションを使ってル・マン24時間レースを照準に開発されたローダウンフォース仕様でテストを行い、夜間のセッションでは空力パッケージが変更され、ハイダウンフォース仕様で検証も行われた。

    26日(土)は、#6号車のドライバーであるステファン・サラザン、マイク・コンウェイ、小林可夢偉の3名がハイダウンフォース仕様のTS050 HYBRIDでテストを受け継ぎ、セッティングを熟成した。

    今回のテストで得られた、それぞれの空力パッケージについての貴重なデータは、ドイツ・ケルンにあるチームに持ち帰って解析され、TS050 HYBRIDの更なる開発が進められる。

    4月17日(日)にイギリスのシルバーストン・サーキットで行われる開幕戦シルバーストン6時間レースまでに、確認せねばならない多くの作業をこなし、特にタイヤの特性やFIAの規定に沿った様々な測定システムの作動確認などのために、チームは忙しい2日間を過ごした。

    今回の合同テストにおいて記録されたタイムは、必ずしも相対的なパフォーマンスを表したものではなく各チーム独自のテストプログラムをこなした結果である。チームは多くのラップタイムやスティント毎の詳細なデータを分析してシーズン開幕戦に備えることになる。

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racingチーム代表)
    今回、ポールリカールに集まって頂いた多くのファンの皆様の前でTS050 HYBRIDを披露出来たことを嬉しく思います。また我々のTS050 HYBRIDをコース上でライバルと共に初めて一緒に走ることが出来たということに満足しています。本テストはシーズン開幕へ向けた重要なマイルストーンであり、これまでハードワークで準備してくれた全てのチームスタッフに感謝しています。この合同テストにおいて、異なる空力パッケージを試し、シーズン開幕へ向けた準備を計画通り進めることが出来ました。この2日間のテストの内容については満足しており、特にチームの力強いスピリットを目の当たりに出来たことを喜んでいます。開幕戦シルバーストンへと、我々はさらに作業を続け、可能な限り良い位置でシーズンのスタートを切ることが出来る様、全力を尽くします。

    TOYOTA TS050

  • サム・バード、フェラーリと契約してAFコルセからWECに参戦

    サム・バード、フェラーリと契約してAFコルセからWECに参戦

    サム・バートは、フェラーリと契約し、今年のWECにAFコルセから参戦することになった。

    サム・バード(28歳)は、2015年にG-Drive/OAK リジェで2015年WECのLMP2タイトルを獲得。フェラーリのワークスチームとの契約に至った。

    サム・バードは、ダビデ・リゴンとAFコルセのフェラーリ 488 GTE の71号車を走らせる。

    「フェラーリのファクトリーチームに加入できたことを嬉しく思う」とサム・・バードはコメント。

    「少年の頃、僕はフェラーリの跳ね馬を見ていたし、それがモータースポーツのシンボルだと思っていた。関与できることにワクワクしている」

    サム・バードは、DSバージンでのフォーミュラE参戦も継続する。

  • エイドリアン・ニューウェイ、LMP1への関心を認める

    エイドリアン・ニューウェイ、LMP1への関心を認める

    エイドリアン・ニューウェイは、世界耐久選手権のLMP1カテゴリーが魅力的なオプションだが、今のところはレッドブルに完全にコミットしていると述べた。

    F1界を代表するデザイナのエイドリアン・ニューウェイだが、現在のF1のデザイン規制に幻滅しており、最近はスポーツカーレースを含めた様々なプロジェクトへの参画が噂されている。

    今年、エイドリアン・ニューウェイは、シルバーストン6時間レースでポルシェのピットを訪れたが、それは友好的な訪問にすぎないと述べていた。

    将来、LMP1プロジェクトに取り組むことを検討するかどうか質問されたエイドリアン・ニューウェイは「将来、それは面白いかもしれないね」とコメント。

    「実際、LMP1は本当に興味深い。F1がやっているよりもシャシー面での技術的な自由がはるかに多い」

    「その点では魅力的だ。将来で言えば、イエスかもしれないが、今ではない」

    エイドリアン・ニューウェイは、スポーツカーのデザインにおいてすでに成功を味わっている。彼がデザインしたマーチGTPは、北アメリカのIMSA GTP選手権で優勝している。

    F1キャリアをレッドブルで終えたいと思っているかと質問されたエイドリアン・ニューウェイは「絶対にないとは言えないが、私はレッドブルとの仕事を楽しんでいる」と述べた。

    「ほぼスタートからそこにいたし、ジャガーの灰を成功を収めるチームにまで持っていったことを誇りに思っている」

  • ポルシェ、2016シーズンの919ハイブリッドのドライバー6名が決定

    ポルシェ、2016シーズンの919ハイブリッドのドライバー6名が決定

    ポルシェは、919ハイブリッドで参戦する2016年のFIA世界耐久選手権(WEC)のレギュラードライバーがティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー/マーク・ウェバー組、ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リープ組となることを発表。2組のトリオの組み合わせは3年連続となる。

    またポルシェは、コストの効率化のためVWグループの姉妹会社であるアウディとともに2016年のWECおよびル・マン24時間に今年度の3台ではなく2台体制で参戦することに合意した。

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「勝者に変化の必要はないという言葉の通りです。両方のトリオは素晴らしいパフォーマンスをトラックで見せています。彼らはLMP1プログラムが始まった時から同じ時間を過ごし、919ハイブリッドの開発にも多大な貢献をしています。我々はトップドライバーである6名の誇りに思い2016年のWECおよびル・マン24時間で共に戦えることを嬉しく思います」

    アンドレア・ザイドル (チーム監督)
    「ドライバーとも話していましたが、私たちはお互いを信頼しあい、心を許せるチームとして順調に進化しています。ドライバーたちの活躍を抜きにして、ポルシェは2015シーズンにおいてこれほどの成績を残すことはできませんでした。チームワークという観点では、最終戦でベルンハルト/ハートレー/ウェバー組がドライバーズタイトルを獲得するため、デュマ/ジャニ/リープ組が挙げた勝利が思い浮かびます。これによりWECでチャンピオンになるためには2組の強力なトリオが必要だということを改めて証明しました。今後も、チームを継続および強化していきます」。

    WECのトップカテゴリーに復帰して2シーズン目でポルシェ ワークスチームは、栄光あるル・マン24時間でのワン・ツー・フィニッシュおよび1986年以来のマニュファクチュアラーズタイトルを獲得した。

    ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組は、4つの6時間レース(ニュルブルクリンク、オースティン、富士、上海)で優勝、166ポイントでドライバーズタイトルを獲得しました。919ハイブリッドは全8戦すべての予選でポールポジションおよび2番グリッドを得ている。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組は5回、デュマ/ジャニ/リープ組は3回ポールポジションからスタートを切った。

    史上まれにみる複雑な919ハイブリッドは、これまで存在したレーシングカーの単なる模倣ではなくアイデアの集合体として生まれてきた。ハイブリッドシステムは、市販車でも採用されているターボエンジンによるライトサイジングから生まれた2リッターの直噴4気筒エンジンと、前輪のブレーキおよび排気熱による回生エネルギーを貯蔵するため最先端リチウムイオンバッテリーから成っている。

    WECにおいても特徴的な排気熱を利用した回生システムは、加速時にもエネルギーを発電し、919ハイブリッドはシステム全体でおよそ1,000PSを発生。これらの技術はミッションEの800Vテクノロジーなど、すでにロードゴーイングスポーツカーの開発にも活用されている。

  • マーク・ウェバー 「ポルシェとチャンピオンになれたことを誇りに思う」

    マーク・ウェバー 「ポルシェとチャンピオンになれたことを誇りに思う」

    マーク・ウェバーは、2015年 FIA世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスのドライバー世界チャンピオンを獲得した。

    F1を引退し、2014年にポルシェに加入したマーク・ウェバー。2年目となる今年、ティモ・ベルンハルト、ブレンドン・ハートレーとともにポルシェ919ハイブリッド No. 17を走らせて念願のドライバー世界チャンピオンを獲得した。

    最終戦バーレーンを5位でフィニッシュし、チャンピオンを決めたマーク・ウェバーは「今日は、チームの資質が明らかになった日だった」とコメント。

    「今シーズン、何日かは物事が非常にスムーズに行ったこともあったけど、僕たちは冷徹なまでの正確さによって勝利を挙げてきた。今日は、必死で戦わなければならなかった。メカニック達とドライバー達がスピリットを見せつけた」

    「メカニック達には感謝しきれない。クルマをガレージに入れたピットストップには、言いようもないほどのストレスを感じた。そんなプレッシャーの中で、僕たちが世界チャンピオンになれたのは驚くべきことだ」

    「ティモとブレンドン、そしてポルシェと共に世界チャンピオンになれたことを非常に誇りに思う。これは、1986年のデレック・ベル以来だ。チームにとって、素晴らしい日になった」

  • 【WEC】 ポルシェ、LMP1ドライバータイトルを獲得

    【WEC】 ポルシェ、LMP1ドライバータイトルを獲得

    ポルシェは、バーレーンで開催されたFIA世界耐久選手権(WEC)において、ティモ・ベルンハルト / ブレンドン・ハートレー / マーク・ウェバー(オーストラリア)組が5位に入り、この結果、LMP1クラスのドライバー世界チャンピオンを獲得した。

    ロマン・デュマ / ニール・ジャニ / マルク・リープ組は、待望の今シーズン初優勝を飾り、ポルシェ919ハイブリッドは6連勝と今年2つ目のタイトルで今シーズンを締め括った。

    最終戦となったWEC第8戦およびドライバー部門のチャンピオンシップ争いはスリルに満ちたレースとなった。ベルンハルト / ハートレー / ウェバーは、ランキング2位のカーナンバー7(アウディ)に13ポイント差でスタート。今シーズン、ル・マンで優勝を飾り、すでにマニュファクチュアラータイトルを確定しているポルシェの勢いを考えると、バーレーンでのドライバータイトル獲得は難しくないように思われた。しかし、スタート後30分で、カーナンバー17はピットに戻り、長い時間をかけて修理を行わなければならなかった。その後、ドライバー達は最後方から全力で追い上げ、最終的に5位でのフィニッシュとなった。アウディから決定的なポイントを奪ったのは、もう1台のポルシェ919ハイブリッドだった。

    カーナンバー17のレース展開:
    スターティングドライバーのティモ・ベルンハルトは、16周目までリードを守った。17周目、スタート後ほぼ30分の時点で、彼は無線でエンジンのパワーダウンを報告し、ピットに入る。メカニック達がエンジンのアクチュエーターのトラブルを8分43秒で修理し、トップから4.5周遅れでレースに復帰。最初に予定されたピットストップに入った時点で、先頭車両は52周を完了していた。ベルンハルトは4周遅れながら、32台中10位以内のポジションでレースに戻った。その後、ハートレーにドライバー交替し、ニュータイヤで追撃を開始した。ハートレーは79周終了時点でピットにて給油とタイヤ交換を行い、そのままコックピットに留まった。110周を終了し、ハートレーはクルマをマーク・ウェバーに渡した。その後カーナンバー8のアウディのピットストップが修理のため長引き、ウェバーは5位に浮上する。144周を終えて、彼は給油とタイヤ交換のためピットに戻った。154周後、アクチュエーターのトラブルによりウェバーは再びピットに呼び戻されるが、順位を落とさずレースに戻った。183周終了後、最後のピットストップで少量の燃料を給油し5位でフィニッシュ。ベルンハルト / ハートレー / ウェバー組は世界チャンピオンとなった。

    カーナンバー18のレース展開:
    ロマン・デュマは、最初の9周はもう1台のポルシェ919ハイブリッドに続く2位のポジションを維持した。10周目、彼はカーナンバー8のアウディにオーバーテークされる。ポルシェのチームメートが修理のために長時間のピットストップを行っている間、デュマは2位に上がり、アウディが給油のためにピットに入った時点でトップに立つ。29周した後、デュマはピットに戻り、給油とタイヤ交換を行い、そのままレースを続けた。59周を終えて、彼はクルマをマルク・リープに託し、彼は89周を終了した時点でタイヤを交換。100周目のフルコース・イエロー後のリスタートで、リープはカーナンバー7のアウディのペースを上回りまったが、再度順位を落とした。その後のスリル溢れる一騎打ちは、リープがリードを奪って決着した。119周目、2人のライバルはフルコース・イエローを使ってピットに戻り、ドライバー交替を行った。ニール・ジャニがトップのポルシェを引き継いだ。彼は、147周目を終えた時点で、給油とタイヤ交換をした。176周を終えてジャニは最後のピットストップを行い、その後、199周を終えてチェッカーフラッグを受け、待望の今シーズン初優勝を飾った。

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「神経の細い人には無理なレースでした。カーナンバー17が抱えた問題のため、常に新たな状況に直面していました。カーナンバー18が優勝することで、カーナンバー17にタイトルを贈った瞬間を目の当たりにしたら、それを上回るチームワークを想像することさえできません。シーズンでの全予選1位通過、そしてル・マン以降の全レースでの優勝は、驚くべき成果です。ポルシェ、ヴァイザッハのチームおよびここサーキットのクルーに感謝します。私は共に成長してきたチームを非常に誇りに思っています。彼らと仕事ができたのは、この上ない喜びです」

    アンドレア・ザイドル (チーム監督)
    「素晴らしいレースでした。まずは、ティモ・ベルンハルト、ブレンドン・ハートレーとマーク・ウェバーの世界チャンピオンタイトルの獲得を祝したいと思います。彼らには十分にその資格があります。今日のレースは、非常に難しいレースでした。しかし、今回も、私達は困難に対処する能力があることを証明できました。これは、完璧なシーズンに花を添えるものです。ここサーキットとヴァイザッハのチームに感謝します。また、プログラムの最初から私達をサポートし、この成功の大きな要因となったすべてのテクニカルパートナーとスポンサーにも感謝の意を表します。明日から、新たなシーズンが始まります」

    ティモ・ベルンハルト (ポルシェ919ハイブリッド No. 17)
    「絶好のスタートを切り、後続車に差をつけることができました。しかし、最初のスティントの半分ほどで、スロットルにエンジンがついてこなくなりました。メカニック達は、これを驚く程の早さで修理してくれ、とても感謝しています。私は追い上げることができ、好調でした。あの修理の後は、冷静さを保ちながら、戦い続けることに尽きました。私達にはスピードがあることを知っていました。厳しいシーズンを締め括る、厳しいレースでした」

    ブレンドン・ハートレー (ポルシェ919ハイブリッド No. 17)
    「2回のスティントをトラブルなく全力でドライブし、2台のトヨタを捉えようとしていました。このレースで私達は1秒1秒が決定的なものであることを思い知らされました。ピットクルーは、優れた仕事で919ハイブリッドをレースに戻してくれました。そして、カーナンバー18がリードを保つことが絶対的に重要でした。真のチームワークです。素晴らしいレースでした」

    マーク・ウェバー (ポルシェ919ハイブリッド No. 17)
    「今日は、チームの資質が明らかになった日でした。今シーズン、何日かは物事が非常にスムーズに行ったこともありましたが、私達は冷徹なまでの正確さによって勝利を挙げてきました。今日は、必死で戦わなければなりませんでした。メカニック達とドライバー達がスピリットを見せつけたのです。メカニック達には感謝しきれません。クルマをガレージに入れたピットストップには、言いようもないほどのストレスを感じました。そんなプレッシャーの中で、私達が世界チャンピオンになれたのは驚くべきことです。私は、ティモとブレンドン、そしてポルシェと共に世界チャンピオンになれたことを非常に誇りに思います。これは、1986年のデレック・ベル以来です。チームにとって、素晴らしい日になりました」

    ロマン・デュマ (ポルシェ919ハイブリッド No. 18)
    「最初の2時間をドライブしましたが、本当に難しいレースでした。私達は、ブレーキトラブルに悩まされ、さまざまな理由で苦労しました。しかしレース後半で気温が下がったときに、よい方向に向かうことを期待していました」。

    ニール・ジャニ (ポルシェ919ハイブリッド No. 18)
    「私達3人にとって、この優勝は待ちに待ったものでした。何度もポールポジションを獲得しながら、さまざまな理由で勝利の栄冠を手にすることができませんでした。今日、ようやくそれを手にすることができて、本当によかったです。私は、スピードをマネージメントすることができ、リスクを取らずにリードを保って安全にレースを終えることができました」。

    マルク・リープ (ポルシェ919ハイブリッド No. 18)
    「最初のスティントで、クルマは期待したほど良い状態ではありませんでした。タイヤが厳しく、コースがひどく混雑したため、最初の数周でいくらかタイムをロスしました。しかし、自分のリズムを掴んだ後はすべてが上手く行きました。私の2回目のスティントでは、919ハイブリッドのパフォーマンスも非常に良くなり、とても順調でした。アウディとのバトルは厳しかった反面、愉しむこともできました。彼は新品のタイヤで、私のタイヤは減っていました。ですから、あまり有利な条件ではありませんでしたが、クルマの調子が上がったため彼を抜いてトップに立つことができました」

  • 【WEC】 アウディ、ドライバーズタイトル争いでシーズン2位を獲得

    【WEC】 アウディ、ドライバーズタイトル争いでシーズン2位を獲得

    アウディは、FIA世界耐久選手権(WEC)の最終戦で素晴らしい強さを発揮したものの、僅差でドライバーズタイトルを獲得することができなかった。

    ランキング2位で最終戦を迎えたマルセル ファスラー / アンドレ ロッテラー / ブノワ トレルイエ組が逆転のために全力を尽くしたが、わずか5ポイント差により、この3人組による2012年以来2度目、またアウディスポーツとして2013年以来3度目のドライバーズタイトル獲得は果たせなかった。

    今年もっともスリリングな展開を見せた最終戦は、アウディの優勢で始まった。レース序盤、ルーカス ディ グラッシ / ロイック デュバル / オリバー ジャービス組のアウディ R18 e-tron quattroゼッケン8号車が、もう1台のアウディ R18 e-tron quattroを従えトップを快走していた。

    年間ドライバーズタイトル争いのライバルのポルシェがコースアウトに見舞われたために、アウディはドライバーズタイトル獲得に向けて周回を重ねていった。

    しかし、ロイック デュバルがドライブ中に、ゼッケン8号車のブレーキディスクに不具合が発生し、その修復の為に8周の遅れを生じてしまった。ファスラー / ロッテラー / トレルイエ組はレース終了まで激しいバトルを繰り広げ、2位でフィニッシュ。しかし、ポルシェのティモ ベルンハルト / ブレンドン ハートレー / マーク ウェバー組は、今回のレースを5位以内でフィニッシュすれば、年間ドライバーズタイトルを獲得できる状況だった。ディ グラッシ / デュバル / ジャービス組は6位でフィニッシュした。

    アウディモータースポーツ副代表のディエター ガスは「ポルシェチームの今大会の優勝と、年間ドライバーズタイトル獲得を心から祝福します。アウディスポーツが第5戦まで大会をリードし、その後最終戦の最終ラップまで白熱のタイトル争いを繰り広げたことで、耐久レースを愛する方々に、スリリングなシーズンを見ていただけたと思っています。今シーズン、我がチームのパフォーマンスは非常に優れたものでしたが、残念なことに年間タイトル奪取にはわずかに及びませんでした」と述べた。

    しかし、現在でもアウディの足跡の素晴らしさは揺るぎない地位を保っている。FIA世界耐久選手権(WEC)開幕から4年間の歴史を振り返ってみると、アウディはもっとも成功したマニュファクチャラーとなっている。これまで開催された全32大会で、アウディ R18 e-tron quattroは、15回の優勝を獲得。LMP1クラスでこれほど高い優勝率を誇るチームは他に例がない。

    さらにアウディは、2012年以降の4年間で2回のドライバーズタイトルと、同じく2回のマニュファクチャラーズタイトルを獲得している。マルセル ファスラー / アンドレ ロッテラー / ブノワ トレルイエ組は、ワールドタイトル獲得はもちろん、今日までに10回の総合優勝獲得経験を誇っている。彼らの優勝率は31.3%と、他のドライバーの追従を許さない高いレベル。2015年シーズン、彼らは全ての大会で表彰台を獲得しているが、これは参加チームの内で唯一、彼らだけが成し遂げた偉業となっている。

    アウディスポーツLMPプロジェクトリーダーのクリス レインケは「我がチームの関係者すべてに対し感謝と敬意を抱いています。アウディスポーツのメンバー、ドライバー、そして他のすべての関係者が決して諦めずに、優れたパフォーマンスを常に発揮し続けるというアウディの気質に則った素晴らしい働きを見せてくれました。今シーズンは、幾度となく極めて厳しい状況を迎え、最終的にわずか数ポイント差でタイトルを譲りました。しかしながら、我がアウディはこの4年間、依然として強いチームであり続けています。年間ドライバーズタイトルを獲得したポルシェには、心から祝福を申しあげます」と述べた。

  • 【WEC】 ポルシェ:1-2フィニッシュで世界選手権タイトルを獲得

    【WEC】 ポルシェ:1-2フィニッシュで世界選手権タイトルを獲得

    ポルシェは、上海インターナショナルサーキットにおいてFIA世界耐久選手権(WEC)の第7戦として行われた上海6時間レースにて、今シーズン4回目となるワン・ツーフィニッシュで5連勝を飾りシーズン最終戦を残してマニュファクチュアラータイトルを獲得した。

    6時間のうち2/3がウェットコンディションで争われたレースの優勝ドライバーは、ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー/マーク・ウェバーだった。ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブがドライブするもう1台のポルシェ919ハイブリッドは2位に入った。

    この勝利でポルシェは、308ポイントでマニュファクチュアラータイトルを獲得、これにアウディ(238)およびトヨタ(137)が続いている。これはポルシェにとって耐久レースにおける13個目の世界選手権タイトルで、前回のタイトル獲得は1986年だった。1964年から1986年の間、ポルシェは当時のスポーツカー世界耐久選手権で12個のマニュファクチュアラータイトルを獲得した。

    ドライバー部門の世界選手権タイトルは11月21日に開催されるバーレーンのシーズン最終戦で決定する。現在、ポルシェのドライバーであるベルンハルト/ハートレー/ウェバーが155ポイントで、143ポイントのアウディのドライバー達をリードしている。

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「私達が、今日達成したことを本当に実感するのに多少の時間がかかることは確かです。今年は、ポルシェにとってWEC参戦わずか2年目ですがル・マンで優勝し、世界選手権タイトルを獲得しました。これらが現実だとは信じられません。天候の変化により、ここでの6時間、極限の緊張状態が続きました。この成功に向けて一生懸命努力したヴァイザッハのスタッフ、そしてポルシェの全社員に感謝しています。次は、ドライバー部門のタイトル獲得を目指します」

    アンドレア・ザイドル (チーム監督)
    「まず、ヴァイザッハのスタッフと、この現場のスタッフ全員に感謝の意を表します。このタイトルは、彼ら全員のものです。富士も厳しいものでしたが、今日のレースも優れた作戦の勝利です。あらゆる瞬間に、あらゆる状況でミシュランタイヤを信頼することができました。トラブルに見舞われても私達は集中力を維持しました。特にカーナンバー18がそうでした。ドライバー達は、最後方からトップまで、信じられないような追い上げを見せました。カーナンバー17のクルーは波に乗っており、それは今日も同じでした。彼らは優勝という結果に十分値します。メカニック達は、ピットレーンで最高の働きをしていました」

    アレクサンダー・ヒッチンガー (テクニカル・ディレクター)
    「2年目にしてル・マン優勝を果たし、今日は世界選手権のマニュファクチュアラータイトルを獲得しました。さらには予選もすべて支配しました。これ以上望めないほどの結果です。私は、このチームを心から誇りに思います。我々は、攻めの姿勢で開発を行い、パフォーマンスに関して一切の妥協を認めなかった反面、そのリスクを受け入れました。しかし、同時にポルシェ919ハイブリッドを信頼性の高い車両に仕上げることに成功しました」

    ティモ・ベルンハルト(No. 17)
    「厳しいレースでした。私が乗り込んだとき、コースは非常にウェットな状態でした。フルコース・イエローが出て、2台のアウディの間で大量の水しぶきを浴びて走行していました。実際、以前にウェットでの走行を経験しておらず、あまり大きなリスクを取りたくなかったので、その状態に慣れる必要がありました。クルマは速かったです。コースが乾いてくると、私達は最速でした。アウディとニールとは、いいバトルができました。最終的に、私はリードすることができ、大きな目標を達成しました」

    ブレンドン・ハートレー(No. 17)
    「スタートは悪くなく、レース序盤での私の2回のスティントはスムーズに運びました。ただし容易なコンディションではありませんでした。特に雨が激しくなったときは。あれは45周目あたりでした。視界が悪く、アクアプレーニング現象も出ていました。アウディのプレッシャーがあったため、私は無理をする必要に迫られましたが、まったくミスすることなくトップでティモにクルマを託すことができました」

    マーク・ウェバー(No. 17)
    「これほどの短期間で、このチームが達成したことは驚異的としか言いようがありません。私は、いくつかの魅力的なプロフェッショナルモータースポーツのプロジェクトに関わってきましたが、これほどのレベルにまで達し、今年このような結果を出したことは感動的です。これらの車両の製作、そして毎週のように最高のパフォーマンスを続けて出すことは至難の業です。マニュファクチュアラータイトルはポルシェと努力を続けた全員にとってすばらしい結果です。これらの人々のために走ることができ、最高です」

    ロマン・デュマ(No. 18)
    「すばらしいレースで、ポルシェにとって最高の結果となりました。今日、カーナンバー17の919ハイブリッドは強力で、勝つにふさわしい車両でした。マークの後についているときミスしてスピンし、追い上げる必要があったため、私は必要以上のリスクを負う必要がありました」

    ニール・ジャニ(No. 18)
    「マルクは、1周目のアクシデントからトップグループに返り咲くという、すごいことをやってのけました。私がクルマを受け取ったとき、強く雨が降っていました。視界は非常に悪く、アクアプレーニング現象にも悩まされました。このような条件でも、クルマは素晴らしい状態でした。アタックすることができ、4位からトップに順位を上げることができました。最初のスティントの終盤にかけて、ブレーキ温度の問題が出て、難しい局面でした。ハーフウエットやウェットのコースでは、予測できないブレーキのバランスは有り難くありません。何度か、コースアウトしそうな場面がありました。このように、私のスティントにはすべてが凝縮されていました」

    マルク・リーブ(No. 18)
    「スタートはよかったのですが、不幸にも1周目でぶつけられ、コースアウトしてしまいました。エンジンの始動に手間取り、さらにタイムをロスしました。そこから、ライバル達をかいくぐり始めました。最初クルマはアンダーステア気味でしたが、その後は改善し、激しい雨の中ではさらに好調になりました」

  • ポルシェ、1-2フィニッシュで両チャンピオンシップ首位に浮上 / WEC富士

    ポルシェ、1-2フィニッシュで両チャンピオンシップ首位に浮上 / WEC富士

    ポルシェのポルシェ 919ハイブリッドは、10月11日に富士スピードウェイにて行われた世界耐久選手権第6戦において優勝し、4連勝を果たした。この勝利によりポルシェはWECのマニュファクチュアラーチャンピオンシップだけでなくドライバーズチャンピオンシップにおいても首位に立った。

    荒れた天候の富士スピードウェイにおけるレースで優勝したのはティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウェバー(オーストラリア)組だった。

    ロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)組は2位となり、ル・マン24時間を含め今シーズン3度目のワン・ツーフィニッシュを飾り、マニュファクチュアラーポイントでは大幅にリードを増やした。

    第6戦終了時のポイントはポルシェが264点、アウディが211点、トヨタは119点となっている。ドライバーズチャンピオンシップではベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が1ポイント差でトップに立っている。

    カーナンバー17のレース展開
    降雨のためレース開始から40分間に渡りセーフティーカーが隊列を率いて周回を重ねていった。ポールポジションからスタートしたマーク・ウェバーはフルウェットタイヤを装着していたが、コカ・コーラコーナーでコースアウトし4位までポジションを落とす。ハイブリッドシステムに発生したトラブルによりブーストが掛からない状態が続いたカーNo.17は23周目にチームメイトであるカーNo.18に先行を許し5位となった。31周目に始まりカーNo.1のトヨタがピットに入る42周目まで続いた2台の激しいバトルは富士スピードウェイに集まった観客を大いに魅了した。43周目に給油のためピットインしたウェバーはカーNo.7のアウディとチームメイトの919ハイブリッドの後ろとなる3位で走行を続ける。ウェバーが担当したダブルスティントの後半、ウェット路面のなか追撃が始まります。72周目にチームメイトがトップに立ってから、ウェバーはカーNo.7のアウディと激しいバトルを展開。幾度かポジションを入れ替えたのち、両車はピットに向かった。ウェバーは81周目にブレンドン・ハートレーにステアリングを託すと同時に、このレースで始めてのタイヤ交換によりインターミディエイトスリックを装着してコースに復帰する。ハートレーは86周目にアウディ(カーNo.7)にパスされ2位に落ちたが、108周目には首位に返り咲く。その後、2位に落とすが、121周目に給油を行いセカンドスティントに突入。160周目まで走行した後、ティモ・ベルンハルトへ交代。スリックタイヤでコースインしたベルンハルトは193周目のピットストップで給油とともにニュータイヤを装着しチェッカーを目指した。209周目、ついにベルンハルトはトップに立った。

    カーナンバー18のレース展開
    長いセーフティーカーランが続きレースが始まった時、ロマン・デュマはフルウェットタイヤを履き2位を走行していた。しかしピットスピードリミッターが不意に作動したため、大きく順位を落とす。カーNo.17がハイブリッドシステムにトラブルが発生したタイミングでデュマは4位まで順位を戻し、25周目にはカーNo.1のトヨタをオーバーテイクし3位となった。36周目にはアウディ(カーNo.8)を抜いて2位になったのち、LMP1クラスでもっとも遅いタイミングとなった44周目にピットに戻り給油のみを行う。デュマは71周目にカーNo.7のアウディからトップを奪取。82周目にマルク・リーブがコースインするとフルコースのイエローコーションが出されるが、インターミディエイトスリックを履いたリープは首位をキープしたまま122周目に給油のためピットインし、159周目にニール・ジャニへ代わる。スリックを履いたジャニはトップのまま走り続け、192周目にガソリンとフレッシュなスリックタイヤを得てコース復帰。209周目にベルンハルトと順位を入れ替え、そのまま2位でゴールした。

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「コンディションがめまぐるしく変わる難しいレースでしたが、目標を達成することができました。またワン・ツーフィニッシュを成し遂げてマニュファクチュアラーチャンピオンシップのリードを広げ、ティモとブレンドンとマークはドライバーズチャンピオンシップでも首位に立ちました。この素晴らしいチームとともに働けることは何より幸せなことです」

    アンドレア・ザイドル (チーム監督)
    「状況は激しく変化しましたが、すべての戦略が的中しました。6名のドライバー全員はミスもなく完璧で、これぞチームワークという見事な働きを見せてくれました。我々はまだ若いチームですが、難しいレースでも勝てることを証明したと思います。アウディはスタート直後からプレッシャーを与えてきました。本拠地ヴァイザッハで準備をしてきたスタッフも含めたチームすべてのメンバーに感謝いたします」

    ティモ・ベルンハルト(No. 17)
    「マニュファクチュアラータイトルのため、目標としてきたワン・ツーフィニッシュという結果を得たことが私にとってはもっとも重要です。今日はチームメイトの919ハイブリッドが勝利に値するパフォーマンスを披露していました。難しいレースにもかかわらず最大限のポイントを獲得できました。しかしタイトルを得るためにはあと2つの6時間レースという長い道のりが待ち受けています」

    ブレンドン・ハートレー(No. 17)
    「私が担当したダブルスティントの折り返し地点では、ピットアウトと同時に出たフルコースイエローによりチームメイトに大きな遅れを取りました。インターミディエイトスリックで走るにはトリッキーなコンディションで実際にウェットタイヤの方が速かったはずですが、最後の最後でスリックタイヤが生きました。カーNo.7のアウディにはコックピットのスイッチを操作している間にパスされましたが、フェアでクリーンなバトルを楽しみました」

    マーク・ウェバー(No. 17)
    「序盤はグリッブが少なくコカ・コーラコーナーではクラッシュ寸前になりました。ハイブリッドシステムにトラブルが発生した際は無線でピットと幾度も交信しました。ダブルスティントの後半には満足しています。カーNo.7のアウディと戦い、我々は予選の順位を取り戻すことができました」

    ロマン・デュマ(No. 18)
    「簡単な状況でなかったのは間違いありません。スタート直後にマークはスピンし、私の919ハイブリッドではピットスピードリミッターが誤作動しました。間違ってスイッチを押してしまった可能性もありますが、ポジションを落としたことは確かです。トヨタに激しく追い立てられたせいか、20周に渡りブレーキにも違和感を感じました。スティント後半は前を走るライバルたち全員をオーバーテイクし、楽しむことができました」

    ニール・ジャニ(No. 18)
    「開幕戦のシルバーストン以来、トラブルのないレースでした。車も素晴らしく戦略も的中し、私たちはトップを走りました。フルコースイエローのタイミングにも恵まれました。後続に1分の差をつけてレースをリードするタイミングもあったと思います。シリーズ序盤の数レースにおけるトラブルでドライバーズタイトルの可能性は失ったことで、17号車に勝利を譲りました。悔しいのはもちろんですが、今は我慢して次のチャンスを待つつもりです」

    マルク・リーブ(No. 18)
    「レース中盤のダブルスティントを走りました。走り始めの路面はインターミディエイトにはスリッパリー過ぎたため、苦しみました。雨が止んでからのペースは良く、本来の速さを見せることができたと思います。1分もの大差でリードしていたので、ブレーキの温度管理をしながらタイヤもセーブしました。レースで最速だったのは良いことです」

    世界耐久選手権(WEC)第7戦は、11月1日、中国の上海インターナショナル・サーキットで開催される。

  • トヨタ、今週末のホームレースへと公式練習を開始 / WEC富士

    トヨタ、今週末のホームレースへと公式練習を開始 / WEC富士

    10月9日(金)、2015年FIA世界耐久選手権(WEC)第6戦・富士6時間レースが富士スピードウェイで幕を開けた。トヨタは2014年のマニュファクチャラーズ、ドライバーズ両タイトルを獲得し、チャンピオンの証として栄えあるカーナンバー#1をつけたTS040 HYBRIDでホームコースに戻って来た。また、トヨタにとっては、富士6時間レースは2012年以降3年連続で勝利を挙げている重要なレースとなる。

    今日行われた公式練習初日では、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴の操る#1号車は、2回のセッションとも5番手で終えた。彼らが記録した1分26秒242というタイムは、昨年記録したポールポジションのタイムより0秒23速いタイムだった。アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの#2号車は2回の公式練習を共に6番手で終えている。2台のTS040 HYBRIDは合計168周を走破、全走行距離は766kmに及んだ。

    天気予報によると週末には雨が来るという予報だったが、公式練習初日の今日は晴天に恵まれ、気温は21度と過ごしやすく、レースへ向けてのセットアップには完璧な1日となった。富士スピードウェイはTOYOTA GAZOO Racingの6人のドライバーにとって、十分に親しみのあるコースだが、コンウェイがLMP1クラスのTS040 HYBRIDを操ったのは今年が初めてだった。彼は2013年のWECにおいてLMP2クラスで2位に入賞している。彼は、今日のセッション最後の20分にTS040 HYBRIDを走らせた。

    富士スピードウェイはWECシリーズの6時間レースの中では最長の1.475kmの直線を持つコース。加えて高速コーナーから低速コーナーまでが組み合わされた非常にテクニカルなコース。ここで好タイムを記録するには高い最高速とコーナーでの最適なセットアップが要求される。TOYOTA GAZOO RacingはTS040 HYBRIDから最高性能を引き出すために忙しい1日を過ごした。セットアップ作業の中には2種類のミシュラン・ドライ用タイヤの比較も重要な仕事として含まれており、2回目の公式練習はそのために多くの時間が費やされた。

    明日10月10日(土)は午前9時50分から3回目の公式練習が行われ、午後2時10分からLMPクラスの公式予選が行われる。決勝レースは10月11日(日)午前11時にスタートします。

    TS040 HYBRID #1号車:
    (アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴)
    公式練習1回目:5番手(1分26秒633)32周
    公式練習2回目:5番手(1分26秒242)45周

    アンソニー・デビッドソン:
    プログラムを順調にこなすことが出来て勇気づけられた一日であり、最後はTS040 HYBRIDの適切なバランスを見出せました。ロングランのペースとバランスについては一貴もとても満足しているようです。これまでのところ、TS040 HYBRIDを仕上げていく作業は上手く行っており、望むレベルにかなり近づいています。

    セバスチャン・ブエミ:
    我々のホームレースである富士で再び走ることが出来て喜んでいます。前戦オースティンと比べると、練習走行での競争力はライバルに少し近づいたように思えます。我々にとってはとても良い一日となりましたが、まだ少しやるべきことは残っています。残りの週末、天候も含め、成り行きに期待しています。

    中嶋一貴:
    納得の一日でした。特にロングランではまずまずのペースを刻めました。タイヤ摩耗の問題もありましたが、ライバルもロングランでは同じような状況だと思われます。ホームレースへ向け、可能な限りベストなパッケージを準備するためにチームの誰もが本当にハードな作業を続けて来ました。チームの努力に感謝し、プッシュを続けます。

    TS040 HYBRID #2号車:
    (アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    公式練習1回目:6番手(1分26秒724)38周
    公式練習2回目:6番手(1分27秒149)53周

    アレックス・ブルツ:
    グランドスタンド前のストレートでトヨタの旗がずっと振られているのを見るのは最高の気分です。金曜日のコースはいつも非常にチャレンジングで、多くの問題も出て来ますが、それをこれから解析して行きます。いくつかのセットアップの比較を行いましたが、正しい方向へ進んでいることを願っています。これまでの所は目標通りです。

    ステファン・サラザン:
    私にとって今日は順調で、特筆すべきことはありません。いくつか大きく変えたセットアップを試し、興味深いデータが得られました。雨が降った時のことも考えておかなければなりません。TS040 HYBRIDの感触はとても良いので、決勝レースで雨が降れば、天候が我々に味方してくれることもあるでしょう。

    マイク・コンウェイ:
    今日の2回の公式練習セッションでは、主にTS040 HYBRIDのバランスについての作業と、オースティンで学んだことを活かすべく試しました。感触は良かったのですが、予選や決勝レースへと向上の余地があります。週末に向けて雨の可能性があるので、そのための準備もする必要があるでしょう。