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  • 【WEC】 トヨタ:WEC 第4戦 ニュルブルクリンク6時間 プレビュー

    【WEC】 トヨタ:WEC 第4戦 ニュルブルクリンク6時間 プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingはこの週末、2017年FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦ニュルブルクリンク6時間レースを戦うべく、ドイツ・アイフェルの森へと赴く。

    残念な結果と共に幕を閉じた、ル・マン24時間レースから約1か月、チームは再びポルシェとのWECシリーズチャンピオン争いに挑む。現時点での選手権争いはマニュファクチャラー、ドライバー共に僅差であり、目標はもちろん、再び表彰台の中央に立つことだ。

    マニュファクチャラー選手権では、トヨタは首位ポルシェと32.5ポイント差、ドライバー選手権では開幕戦と第2戦を制したTS050 HYBRID #8号車の中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンの3人が17ポイント差の2位で首位ポルシェ#2号車のブレンドン・ハートレー、アール・バンバー、ティモ・ベルンハルトを追っている。

    #7号車はル・マン24時間レース前のドライバーラインナップへと復帰。小林可夢偉とマイク・コンウェイのコンビに、ホセ・マリア・ロペスが加わる3名で残りのシーズンを戦う。ル・マン24時間レースでは、ロペスが#9号車をドライブし、代わりに#7号車にはステファン・サラザンが加わっていた。

    現行のWECシリーズにニュルブルクリンクが加わってからの過去2年間、トヨタは最高位が5位と満足のいく結果を残せていない。チーム本拠地のあるケルンからわずか90kmに位置し、ホームレースと言えるニュルブルクリンクで、3年目の開催となる今年の目標はもちろん、2台揃っての表彰台である。

    ニュルブルクリンク・サーキットのグランプリレイアウト(1周5.137km)は、かつてF1も行われた主に中低速コーナーで構成された非常にテクニカルなコースで、長いストレートや高速コーナーが特徴的な前戦ル・マンとは対照的なコースと言える。

    そのため、TOYOTA GAZOO Racingは最高速よりもコーナーでのグリップ確保を狙って、ハイ・ダウンフォース仕様のTS050 HYBRIDでニュルブルクリンクに挑む。これは今シーズン使用の許された2種類の空力パッケージのうちのひとつであり、開幕戦シルバーストンと第2戦スパを制している。

    レースウィークは14日(金)に90分間、2回の公式練習走行で幕を開け、15日(土)の予選でスターティンググリッドを決定。16日(日)午後1時に、6時間、およそ1000kmに渡る決勝レースのスタートが切られる。

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racing代表)

    ル・マン24時間レースを終えてから数週間を経て、あの失望から立ち直り、ニュルブルクリンクから始まる今後の6時間レース6戦へと向けた準備に集中しています。ル・マンのレースウィーク中、そしてレース後も多大な応援を頂いたファンの皆様に感謝すると共に、ニュルブルクリンクでエキサイティングなレースをお見せすべく、全力を尽くしています。このレースではポルシェが初めてハイ・ダウンフォース仕様を持ち込んで来ますので、非常に興味深い週末になるでしょうし、成り行きの予想は出来ません。我々の目標は明確です。出来る限り多くのポイントを獲得し、両世界選手権タイトル争いにおいて有利な位置に付けることです。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    ニュルブルクリンクは素晴らしいサーキットですし、チームにとっては本拠地から近いという意味でも重要なレースなので、ル・マンのあと、再び力強い戦いが出来ることをチームの全員が望んでいます。チームの従業員や関係者が数多くサーキットへ来て応援してくれるでしょう。彼らが全力で我々をサポートしてくれていることは分かっていますので、日曜日は良い結果で終えて、皆で祝いたいと思っています。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    ニュルブルクリンクで再びレースに戻れるのを楽しみにしています。ハイ・ダウンフォース仕様のTS050 HYBRIDは開幕からの2戦で本当に速かったので、良いレースが出来ると思っています。#7号車は今季これまでのところ運に恵まれていませんが、速さは示せていますし、再び首位を争い、チームのタイトル獲得のためにも重要なポイントを獲得したいと思っています。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7号車)

    再びマイク、可夢偉と共にレースを戦えるのは嬉しいです。彼らと共に初めての表彰台に上りたいと思っています。私自身はWECを一歩一歩学んでいる最中ですが、その進歩には非常に満足しており、ニュルブルクリンクで再びレースを戦うのが待ち切れません。LMP1-H車両でニュルを走るのは初めてなので、どんな体験なのか楽しみです。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    ニュルブルクリンクは良く知っていますし、レースを楽しみにしています。チームのこれからの目標であるタイトル争いにおいて、ポイント獲得の良いチャンスだと思いますし、セバスチャン、アンソニーと私も、ドライバーズチャンピオン争いで、まだ充分良い位置に付けていますので、少しでも良い位置でフィニッシュしたいと思っています。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    我々はやる気に満ちており、レースへの準備も出来ています。ニュルブルクリンクは素晴らしいサーキットで、私自身キャリアの早いうちからとても良く知っています。簡単なコースではありませんし、天候も重要な要素となります。正直なところ、過去2年我々はニュルブルクリンクで良い結果を出せたとは言えませんが、その流れを断ち切るべく全力で臨みます。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    ル・マンが終わった今、我々の目標は間違いなく世界チャンピオン獲得です。ル・マンの結果により、僅かにライバルの先行を許してしまいましたが、まだシーズンは6戦も残っているのでチャンスはあるはずですし、我々のTS050 HYBRIDの速さは証明済みです。ニュルブルクリンクはル・マンと比べるととても狭く、トリッキーなレイアウトですが、とても楽しめるコースです。長い伝統を持つコースで、その雰囲気も、熱狂的なファンも素晴らしいです。

  • 【WEC】 トヨタとポルシェ、2020年まで現行LMP1シャシーのままで参戦

    【WEC】 トヨタとポルシェ、2020年まで現行LMP1シャシーのままで参戦

    トヨタとポルシェは、WECに新しいレギュレーションが導入する2020年まで現行のLMP1シャシーをリプレイスしないことで合意した。

    31日(金)、トヨタとポルシェはモンツァで2017年の参戦マシンを発表。トヨタは少なくとも2019年までWECに参戦することを発表。ポルシェは2018年までWECプログラムを継続することをすでに明らかにしている。

    当初、2018年により多くのハイブリッドパワーを特徴とした新LMP1レギュレーションが導入される予定だったが、昨年末でアウディが撤退したことで、少なくとも2020年まで凍結されることになっている。

    現在、トヨタとポルシェ、WECの運営側とでレギュレーションをどうすべきかについて議論が行われているが、ポルシェのチーム代表アンドレアス・ザイドルは、それまで新しいシャシーを導入しないことでトヨタと“紳士協定”を結んだことを明らかにした。

    「現在、我々はトヨタ、FIA、ACOと2020年のレギュレーションについて議論している。それらの議論にはプジョーも参加している」とアンドレアス・ザイドルはコメント。

    「2019年末まで、我々は同じモノコックを維持することでトヨタと紳士協定を結んだ」

    2015年に現行シャシーを投入したポルシェは5シーズン連続で使用することになり、昨年新シャシーを導入したトヨタは4シーズンとなる。

    アンドレアス・ザイドルは、ポルシェとトヨタの合意が2つのブランド間の競争と将来のパフォーマンスゲインにそれほど影響を与えることはないと強調した。

    「両社は、我々が持っている2つのモノコックには、空力の自由度と重要にそれほど差はないと考えている。そういうわけで、我々はこの合意に至った」とアンドレアス・ザイドルはコメント。

    「レギュレーションにはまだ技術的な多様性を作り出す十分な自由度がある。最終的に、それが競争やクルマの技術開発に影響を与えるとは思っていない。合理的な合意だと思っている」

  • 【動画】 2017 トヨタ TS050 HYBRID 『The Challenge Continues』

    【動画】 2017 トヨタ TS050 HYBRID 『The Challenge Continues』

    トヨタは、2017 FIA世界耐久選手権(WEC)への意気込みを示すプロモーションムービーを公開した。

    トヨタは、世界最高峰の耐久レースであるFIA世界耐久選手権(WEC)に、最先端のハイブリッド技術を投入したTS050 HYBRIDで参戦することで、「クルマ」と「人」を鍛え、未来の「もっといいクルマづくり」を目指している。

    本ムービーでは、2016年ル・マン24時間レースでの惜敗の悔しさを噛みしめたチーム関係者が、今年のル・マン勝利に向けた熱い想いを語ると共に、ハイブリッドの更なる進化を目指して開発からレースの現場に至るまでの一瞬一瞬に魂を燃やしている様子を描いた。

    トヨタがハイブリッド車を投入してから20年、この2017年1月末でグローバル累計販売台数が1,000万台を超えた。TOYOTA GAZOO Racingは、WECという過酷な耐久レースの場で最先端のハイブリッド技術に磨きをかけ、「未来のもっといいハイブリッドカーづくり」に繋げてゆく。

    FIA WEC 2017 TOYOTA TS050 HYBRID: The Challenge Continues

    2016年のル・マン、トップを走行していたトヨタは残り3分で突然のストップ。しかし、「負け嫌い」のTOYOTA GAZOO Racingは、決して挑戦の手綱を緩めない。ボディおよびハイブリッドシステムの全てを大幅に進化させた2017年仕様TS050 HYBRIDで念願のル・マン優勝とWECシリーズタイトル制覇を目指し、その決意と受け継がれる情熱をドライバーやエンジニア達が語る。

    トヨタ、2017年型『TS050 ハイブリッド』を発表 / WEC世界耐久選手権
    トヨタ、2017年型『TS050 ハイブリッド』を発表 / WEC世界耐久選手権

  • 2017年 FIA世界耐久選手権(WEC) エントリーリスト

    2017年 FIA世界耐久選手権(WEC) エントリーリスト

    2017年のFIA世界耐久選手権(WEC)のエントリーリストが発表された。2017年のWECは28台が参戦する。

    アウディが撤退したLMP1クラスは、ポルシェとトヨタの2つのメーカーによる戦い。ディフェンデングチャンピオンのポルシェがカーナンバー1と2をつける。そこにロバート・クビサがドライバーを務めることになったプライベーターのバイコレスが加わった5台で争われる。

    今年、レギュレーションが一新されたLMP2は3年連続で10台が参戦。ただ、以前のシーズンとは対照的に全チームがシャシーにORECA 07を選んでいる。(シグナテック・アルピーヌはアルピーヌ A470の名称で参戦)

    世界選手権化されたGTE Proクラスは、ポルシェがワークス復帰。フェラーリ、アストンマーティン、フォードの8台がエントリー。GTE Amクラスは、フェラーリ、ポルシェ、アストンマーティンの5台で争われる。

    2017 WEC 世界耐久選手権 エントリーリスト

    Class No Team Car Driver 1
    LMP1 1 Porsche Team Porsche 919 Hybrid Neel Jani
    LMP1 2 Porsche Team Porsche 919 Hybrid Brendon Hartley
    LMP1 4 ByKolles Racing Team CLM P1/01-Nissan Robert Kubica
    LMP1 7 Toyota Gazoo Racing Toyota TS050 Hybrid Mike Conway
    LMP1 8 Toyota Gazoo Racing Toyota TS050 Hybrid Anthony Davidson
    LMP2 13 Vaillante Rebellion Oreca 07-Gibson Nelson Piquet
    LMP2 24 CEFC Manor TRS Racing Oreca 07-Gibson Tor Graves
    LMP2 25 CEFC Manor TRS Racing Oreca 07-Gibson Roberto Gonzalez
    LMP2 26 G-Drive Racing Oreca 07-Gibson Roman Rusinov
    LMP2 28 TDS Racing Oreca 07-Gibson Emmanuel Collard
    LMP2 31 Vaillante Rebellion Oreca 07-Gibson Nicolas Prost
    LMP2 35 Signatech Alpine Alpine A470-Gibson Stephane Richelmi
    LMP2 36 Signatech Alpine Alpine A470-Gibson Nicolas Lapierre
    LMP2 37 Jackie Chan DC Racing Oreca 07-Gibson David Cheng
    LMP2 38 Jackie Chan DC Racing Oreca 07-Gibson Ho-Pin Tung
    GTE Pro 51 AF Corse Ferrari 488 GTE James Calado
    GTE Pro 66 Ford Chip Ganassi Racing Ford GT Stefan Mucke
    GTE Pro 67 Ford Chip Ganassi Racing Ford GT Andy Priaulx
    GTE Pro 71 AF Corse Ferrari 488 GTE Sam Bird
    GTE Pro 91 Porsche GT Team Porsche 911 RSR Richard Lietz
    GTE Pro 92 Porsche GT Team Porsche 911 RSR Michael Christensen
    GTE Pro 95 Aston Martin Racing Aston Martin Vantage GTE Nicki Thiim
    GTE Pro 97 Aston Martin Racing Aston Martin Vantage GTE Darren Turner
    GTE Am 54 Spirit of Race Ferrari 488 GTE Thomas Flohr
    GTE Am 61 Clearwater Racing Ferrari 488 GTE Weng Sun Mok
    GTE Am 77 Dempsey-ProtonRacing Porsche 911 RSR Christian Ried
    GTE Am 86 Gulf Racing Porsche 911 RSR Mike Wainwright
    GTE Am 98 Aston Martin Racing Aston Martin Vantage GTE Paul Dalla Lana
  • WEC 富士6時間レース 結果:トヨタがホームレースで今季初優勝!

    WEC 富士6時間レース 結果:トヨタがホームレースで今季初優勝!

    WEC 第7戦 富士6時間レースの決勝が16日(日)、富士スピードウェイで開催された。

    優勝は、4番グリッドからスタートしたトヨタ6号車(小林可夢偉 / ステファン・サラザン / マイク・コンウェイ)。レースはファナルラップまで大接戦。最後は随所で素晴らしい走りを見せた小林可夢偉が、1秒439差でアウディの猛追を凌ぎ、トヨタのホームレースで今季初優勝を成し遂げた。

    2位にはアウディ8号車(ルーカス・ディ・グラッシ / ロイック・デュバル / オリバー・ジャービス)、3位にはポルシェ1号車(ティモ・ベルンハルト / ブレンドン・ハートレー / マーク・ウェバー)が続いた。

    トヨタ5号車(中嶋一貴 / アンソニー・デビッドソン / セバスチャン・ブエミ)は4位、ポルシェ2号車(ロマン・デュマ / ニール・ジャニ / マルク・リーブ)が5位。

    アウディ7号車(マルセル・ファスラー / アンドレ・ロッテラー / ブノワ・トレルイエ)はマシントラブルでリタイアだった。

    LMP2クラスはG-DRIVE RACINGの26号車、GTE ProクラスはFORD CHIP GANASSI TEAM UKの67号車、GTE AMクラスはASTON MARTIN RACINGの98号車が優勝した。

    2016 WEC 第7戦 富士6時間レース 結果

    Pos No Cat Team Car Gap
    1 6 P1 Toyota Gazoo Racing Toyota TS050 – Hybrid
    2 8 P1 Audi Sport Team Joest Audi R18 1.439
    3 1 P1 Porsche Team Porsche 919 Hybrid 17.339
    4 5 P1 Toyota Gazoo Racing Toyota TS050 – Hybrid 53.779
    5 2 P1 Porsche Team Porsche 919 Hybrid 1 Lap
    6 13 P1 Rebellion Racing Rebellion R-One – AER 15 Laps
    7 26 P2 G-Drive Racing Oreca 05 – Nissan 21 Laps
    8 43 P2 RGR Sport by Morand LIGIER JS P2 – Nissan 1.398
    9 36 P2 Signatech Alpine Alpine A460 – Nissan 27.623
    10 30 P2 Extreme Speed Motorsports LIGIER JS P2 – Nissan 22 Laps
    11 31 P2 Extreme Speed Motorsports LIGIER JS P2 – Nissan 28.8
    12 42 P2 Strakka Racing Gibson 015S – Nissan 35.64
    13 44 P2 Manor Oreca 05 – Nissan 55.197
    14 27 P2 SMP Racing BR01 – Nissan 23 Laps
    15 35 P2 Baxi DC Racing Alpine Alpine A460 – Nissan 24 Laps
    16 37 P2 SMP Racing BR01 – Nissan 01:08.6
    17 67 Pro Ford Chip Ganassi Team UK Ford GT 32 Laps
    18 66 Pro Ford Chip Ganassi Team UK Ford GT 15.506
    19 51 Pro AF Corse Ferrari 488 GTE 41.14
    20 71 Pro AF Corse Ferrari 488 GTE 33 Laps
    21 95 Pro Aston Martin Racing Aston Martin Vantage V8 38.234
    22 97 Pro Aston Martin Racing Aston Martin Vantage V8 34 Laps
    23 77 Pro Dempsey – Proton Racing Porsche 911 RSR (2016) 37.727
    24 98 Am Aston Martin Racing Aston Martin Vantage V8 36 Laps
    25 83 Am AF Corse Ferrari F458 Italia 37 Laps
    26 78 Am KCMG Porsche 911 RSR 38 Laps
    27 86 Am Gulf Racing Porsche 911 RSR 39 Laps
    28 88 Am Abu Dhabi-Proton Racing Porsche 911 RSR 45 Laps
    29 45 P2 Manor Oreca 05 – Nissan 54 Laps
    30 50 Am Larbre Competition Chevrolet Corvette C7-Z06 73 Laps
    31 4 P1 Bykolles Racing Team CLM P1/01 – AER 165 Laps
    32 7 P1 Audi Sport Team Joest Audi R18 208 Laps

    関連:【動画】 2016 WEC 富士6時間レース 決勝ハイライト

  • アウディ:WEC 第6戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間 レポート

    アウディ:WEC 第6戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間 レポート

    Audi R18は、FIA世界耐久選手権(WEC)のシーズン後半戦に入った第6戦において、素晴らしいパフォーマンスを発揮したにもかかわらず、惜しくも2位にとどまった。

    レース開始から5時間が経った頃、7号車は周回遅れのマシンにぶつけられガードレールに衝突、タイムロス。その後7号車に代わりトップを快走していたゼッケン8号車も幾度かの不運に見舞われ、猛烈な追い上げを見せたものの2位でレースを終えた。

    今大会でアウディは、圧倒的優位な展開でレースに臨んだ。アウディスポーツ チームヨーストはすべてのプラクティスセッションでトップタイムを叩き出しただけでなく、予選ではポールポジションと2番手を獲得した。その強さはレースでも発揮された。気温36℃にも達した猛暑の中、2台のAudi R18は3位以下に1分近くの大差を付ける快走を続けていた。レース序盤は、ゼッケン7号車のマルセル・ファスラーと、彼からステアリングを受け継いだアンドレ・ロッテラーがトップを走り、その後は8号車を駆るルーカス・ディ・グラッシがトップを走行していました。

    その後、ロイック・デュバルがディ・グラッシからマシンを受け継ぐと、彼はファステストラップを記録する快走を見せた。しかし、99周目に電気系トラブルに見舞われたデュバルは50秒のタイムロスを喫し、さらにドリンク供給システムが作動不良を起こしたため、予定より早いピットインを余儀なくされた。そのピットインの直後、コースにフルコース イエローコーションが出されたため、それまでに獲得していた大きなアドバンテージは消失、ライバル達との距離が縮まってした。さらにレース開始後5時間が経った頃、ルーカス・ディ・グラッシがルーティンのピット作業を終えてコースに戻ったものの、ドアが閉まりきっていなかったために再度ピットイン。コースに戻ったのちの猛追を経て、トップにわずか23秒差にまで迫った時点でチェッカーフラッグが振られ2位となった。

    8号車がトラブルに見舞われた時点では、7号車も優勝圏内にいた。ブノワ・トレルイエは、8号車と僅か19秒差の2番手を快走。しかし、スピンした周回遅れのGTマシンにぶつけられ、トレルイエはコースアウトを喫してした。ピットに戻りダメージを修復するまでに6ラップを失い、ファスラー / ロッテラー / トレルイエ組は、不本意極まりない6位でゴールした。

    アウディモータースポーツ代表のDr. ヴォルフガング・ウルリッヒは「僅か6時間の間に、信じられないほどの不運に見舞われてしまった。ドライバーは全員、非の打ち所のないパフォーマンスを発揮し、Audi R18を存分に活躍させていた。レース前の全セッションで最速タイムを記録し、レースでは誰よりも速く走行していた。今大会では1-2フィニッシュに手が届いていただけに、1台が2位入賞というだけでは、喜ぶことは難しい」と述べた。

    現時点で、アウディはマニュファクチャラー選手権の2番手に位置し、チャンピオン獲得に意欲を燃やしている。ドライバー選手権では、今大会でディ グラッシ / デュバル / ジャービス組が順位をひとつ上げ2番手に浮上した。どちらのタイトル争いも、4週間後に開催の富士スピードウェイを含む残り3戦で行われる。

  • フェリペ・マッサ、2017年はWECやフォーミュラEに参戦?

    フェリペ・マッサ、2017年はWECやフォーミュラEに参戦?

    フェリペ・マッサの2017年以降のプランについて、父親がヒントを与えた。

    先週末のモンツァで、フェリペ・マッサは、今シーズン限りでF1を引退することを発表した。

    父親のルイス・アントニオ・マッサは、201年以降もフェリペ・マッサがいずれかのカテゴリーにおいてレースは続けると述べた。

    ルイス・アントニオ・マッサは「彼はどこかでレースをするだろう。彼はレースをするのが大好きだからね。それがチャンピオンとなるチャンスのあるトップカテゴリーであることは疑いようがない」 SporTV にコメント。

    「いくつかの選択肢がある。WEC(世界耐久選手権)、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)、フォーミュラEだ。まだ決定はしていないが、この3つのカテゴリー以外に行くことはないだろう」

    関連:フェリペ・マッサ、F1引退を発表

  • 小林可夢偉、3位表彰台は「嬉しい反面、驚きでした!」 / WEC 第5戦

    小林可夢偉、3位表彰台は「嬉しい反面、驚きでした!」 / WEC 第5戦

    小林可夢偉が、3位表彰台を獲得したWEC 第5戦 メキシコ6時間レースの週末を振り返った。

    小林可夢偉が乗るトヨタTS050 HYBRID #6号車は厳しい週末のスタートだった。木曜日の午前中に行われたテスト走行中に事故に遭ったせいでその後に行われた2度の練習走行に出走できず、レースに向けてのロングランテストを行うことができなかった。

    しかし、苦境を乗り越え、#6号車は見事に3位表彰台を獲得した。この結果、#6号車の3人のドライバー、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ、小林可夢偉は2016年シーズンのドライバーズ選手権で2位に浮上した。

    「初日の練習でまさかの大クラッシュ(クラッシュは僕ではありません)スペアシャーシに乗り換える所から始まり毎セッショントラブル発生でほぼ練習出来ていない状態+メカニック達は毎晩徹夜をして車を修復、レース前日はスペアパーツが足りなくてレースに出れるかも怪しい所からメキシコシティーで見つけた工場にてある部品を徹夜で作り、なんとか乗り越えた!レースに出れる!っと思った矢先、更にスタート直前にギヤが入らないトラブルで、スタート10分前でギヤを交換!なんとか間に合い、まさかの表彰台! 戦略とタイヤチョイスを上手く出来てれば優勝も見えてたかも知れない展開で3位でした」

    「悔し半面、驚きでした! シリーズランキングも2位に!」

    「チームメンバー並びに関係者の皆様、そして沢山の声援有難う御座いました!」

    「今週は岡山でスーパーフォーミュラ頑張ります!」

    関連:トヨタ、初めてのメキシコで表彰台獲得 / WEC 第5戦

  • 【WEC】 将来的にLMP1カーへの水素燃料電池の導入を検討

    【WEC】 将来的にLMP1カーへの水素燃料電池の導入を検討

    FIA世界耐久選手権(WEC)は、将来的に水素燃料電池を搭載したLMP1を導入する方針を発表した。

    FIAとル・マンの主催者であるフランス西部自動車クラブは、水素燃料電池で動くマシンを許可する方向で専門調査委員会を設立したことを発表した。

    導入のタイムスケジュールは設定されていないが、来年のこの時期に日付が発表されることが期待されている。

    フランス西部自動車クラブのポーティングディレクターを務めるビンセント・ボーメニルは「水素は明らかに我々が進んできたい方向だ」とコメント。

    「ゼロエミッション、パフォーマンス、航続距離、短いローディングタイムという点で利点がある」

    「そういうわけで、我々は専門委員会を設立した。しかし、我々は水素の導入には解決しなければならない複雑な問題があることを把握している」

    ビンセント・ボーメニルは、水素を使用することに関心を持っているメーカーがいることを確認したが、メーカーを特定することは拒否した。

    BMWが水素燃料電池車でル・マンへのエントリーを評価していることは知られており、日産が2012年と2014年に参戦した際に“ガレージ56”として知られていた“イノベーティブカー”のグリッドで参戦する可能性があるとされている。

    水素車でのガレージ56エントリーは、2013年にスイスのGreenGT組織が試みたが、実現はしなかった。

    2018年の新しいP1規則集ではバイオ燃料が許される。

    ビンセント・ボーメニルは、“ゼロカーボン・エネルギーをさらに進めたい”という願望があり、バイオ燃料は、ガソリンとディーゼルとともに“Equivalence of Technology”に容易に取り入れることができると説明した。

    「我々はバイオメタンに巨大なポテンシャルがあることを知っているが、いかなる液体やガスであっても、バイオマス起源であればそれは資格がある」

    「我々が興味を持っているメーカーに言っているのは、燃料をEotに取り込むことができるということだ」

    2017年のイノベーティブカーのエントリーは、長年のル・マンのエントラントであるジャラール・ウェルターのバイオ燃料マシンに与えられた。ビンセント・ボーメニルは、プロジェクトは進行中だが、まだチームはパートナーを探していることを確信している。

    フランス西部自動車クラブとFIAは、2018年に10MJの回生エネルギーを展開できる新しいハイブリッドLMP1サブクラスが許可されることを確認した。それは、エネルギー回復システムの数が2から3に増加することと合わせて実施される。また、LMP1ファクトリーチームに許される従来の燃料量はおよそ8%削減される。

  • アウディ、スパ・フランコルシャンで今シーズン初優勝 / WEC

    アウディ、スパ・フランコルシャンで今シーズン初優勝 / WEC

    アウディは、FIA世界耐久選手権(WEC)の第2戦、スパ・フランコルシャン大会で非常に過酷な状況を制し優勝を飾った。

    外気温が25℃以上に達するなか、ワークスチームからエントリーしたハイブリッドカー全6台のうち、完走はわずか2台だけだった。優勝したルーカス・ディ・グラッシ / ロイック・デュバル / オリバー・ジャービス組は、2位以下に2ラップの大差を付けてゴールし、アウディ R18の優秀さを証明した。

    今回のWECを観戦した観客は、これまでになくスリリングなレースを目の当たりにした。6時間におよぶレースには様々なドラマがあり、3ワークスチームのいずれもが、一度は大きなアドバンテージを持ってトップ走行する場面が見られたものの、上昇を続けた気温と激しいレース展開のため多くのマシンはリタイヤした。しかし、フォルクスワーゲンAG取締役会会長、マティアス・ミュラーと、アウディAGの技術開発担当取締役のDr.シュテファン・クニルシュが見守るなか、アウディスポーツ チームヨーストのメンバーは最高の活躍を見せた。

    8号車のアウディ R18は、ルーカス・ディ グラッシがスタートを切り、その後ロイック・デュバル、オリバー・ジャービスへと引き継がれた。幾度ものイエローコーション、数多くのペナルティストップ、アクシデントやマシントラブルが見られた6時間のレースが終了した時、彼ら3人は、トリオを組んで初めての優勝を手にした。今回の優勝は、ディ・グラッシにとってはアウディドライバーとなってから初めてのもので、ジャービスにとっては2回目、そしてデュバルは4回目となる。

    アウディモータースポーツ代表のDr. ヴォルフガング・ウルリッヒは「今日のレースでは、ドライバー、チーム、そしてマシンのすべてに完璧な耐久性が求められていました。そしてルーカス、ロイック、オリバーが、トリオを組んでから初めての優勝を獲得出来たことを心から祝福します。今日の彼らは、非の打ち所がない、完璧なパフォーマンスを見せてくれました」とコメン。

    今回の優勝は、アウディにとって2000年シーズン以来、通算106回目のLMPクラス優勝となった。

    もう1台のAudi R18、マルセル・・ファスラー / アンドレ・ロッテラー / ブノワ・トレルイエ組の7号車は、いくつもの不運に見舞われてしまった。トレルイエが激しいバトルを展開する中、アンダーフロアを縁石に強打し、パーツ交換を余儀なくされてしまった。その交換作業には14分30秒の時間を要し、その後、エアダクトの洗浄が不可避となり、さらに時間を費やした。また、マルセル・ファスラーへのドライバーチェンジを行う際には、カウルの交換が必要となり、この作業に対するドライブスルーペナルティも課せられた。これらの不運のため、彼らは5位でゴールすることとなったが、アウディは今レースで40ポイントを獲得した。

    次回のWEC関連イベントは、6月5日に行われるル・マン24時間レースの公開テストとなる。6月18-19日開催の、アウディが通算18回目の参戦となるル・マン24時間レース本番に向けて、アウディスポーツメンバーは一丸となって入念な準備を整えている。

    アウディ WEC  世界耐久選手権