タグ: 世界ラリー選手権

  • WRC:トヨタ 2023年 第2戦 ラリー・スウェーデン 最終日デイ4 レポート

    WRC:トヨタ 2023年 第2戦 ラリー・スウェーデン 最終日デイ4 レポート

    2023年 FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦「ラリー・スウェーデン」の競技最終日デイ4が2月12日(日)にウーメオーのサービスパークを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)が総合4位で、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合5位でフィニッシュした。また、デイ2のデイリタイアを経てデイ3で再出走した勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)は、メカニカルトラブルによりリタイアとなった。

    ラリー・スウェーデンの競技4日目デイ4は、ウーメオーの北側とウーメオー市街地近くの特設ステージで3本のステージを走行。その合計距離は63.04kmだった。ステージ周辺の天気は概ね曇りで、気温は日中4度前後まで上昇。オープニングのSS16「バスタービック1」は朝7時過ぎスタートと、日が昇る前の走行となった。その全長26.48kmの新ステージ、SS16では総合4位につけるロバンペラがベストタイムを記録。総合3位ティエリー・ヌービル(ヒョンデ)との差を1.1秒に縮めた。しかし、ウーメオーでのサービスを挟んで行なわれたSS16の再走ステージ、SS17では3番手タイムとなり、ベストタイムを記録したヌービルとの差は7.1秒に拡大。ボーナスの選手権ポイントがかかるパワーステージ、最終のSS18「ウーメオー2」を3番手タイムで走り終えたロバンペラは、ヌービルと5.1秒差の総合4位でフィニッシュした。その結果ロバンペラはドライバー選手権2位の座を維持し、首位に浮上したオィット・タナック(Mスポーツ・フォード)とは3ポイント差につけている。

    前日のデイ3で自分が望むような走りをできなかったエバンスは、パワーステージに焦点を合わせてデイ4に臨み、パワーステージではベストタイムと僅か0.6秒差の2番手タイムを記録。総合5位でラリーを終えるも14ポイントを獲得し、ドライバー選手権4位の座を守った。なお、チームはロバンペラとエバンスが獲得したポイントにより、14ポイント差でマニュファクチャラー選手権首位を守った。

    デイ2でのデイリタイアから復帰し、デイ3で再出走した勝田は、最終日も好調を維持。オープニングのSS16で6番手タイムを、SS17で5番手タイムを記録した。しかし、SS17でクルマに発生した問題により、最終のパワーステージを前に勝田はリタイアとなった。

    TGR-WRTのカスタマードライバーとして、今回のスウェーデンで初めてGR YARIS Rally1 HYBRIDのステアリングを握ったロレンツォ・ベルテリは、ハイブリッドラリーカーでスノードライブをエンジョイ。全てのステージを走りきり、総合14位でフィニッシュした。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
    スウェーデンは、これまで我々が強かったラリーだっただけに、もっといい結果を得られると思っていました。初日の路面コンディションは出走順が早かった我々にとって理想的とはいえず、出走順が後方だったライバルに差をつけられてしまい、少し苦戦しました。我々も反撃を試み、スピード面に関してはいくつか良い兆候も見えましたが、最終的にはあまり上手くいきませんでした。各チームとも素晴らしい戦いぶりで、予想通り今年は非常に接近した戦いになりそうです。パワーステージの結果によって多くのポイントを獲得し、マニュファクチャラー選手権では首位を守ることができました。また、カッレはドライバー選手権で首位に近い位置につけながらも、次のメキシコでは1番手スタートを免れることができます。

    カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)
    かなり困難な週末でしたが、最終的にとてもハッピーです。出走順が1番手だった金曜日は1本非常に難しいステージがあり、そこを2回走っただけで30秒以上も遅れてしまいました。しかし、最終的には首位と約25秒差だったので、状況を考えればかなり良いラリーを戦えたと思います。今朝の最初のステージでは良いタイムが出てティエリーとバトルすることができましたが、2回目の走行では、路面に轍が深く刻まれていたことでペースが上がりませんでした。週末を通じてハードにプッシュし続けましたが、同じステージを2回目に走る時は総じていいタイムが出ませんでした。少なくとも次のメキシコでは1番手でステージを走る必要がないため、フレッシュな気持ちで臨み、良いラリーを戦いたいと思っています。

    エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)
    タフな週末で、自分たちが期待していたような結果にはなりませんでした。個人的にはクルマになかなか自信が持てず、その上、いくつかミスもしてしまいました。そのような状況を考えれば、少なくともポイントを獲得できたことを喜ぶべきですが、私自身はより高いパフォーマンスと結果を得るためにラリーを戦っています。ラリーを終えて、いくつか改善できるエリアが見つかり、今後に向けて作業を進めることになりますが、スウェーデンは常に特殊なイベントなので、今はメキシコに向けて、グラベルラリーに開発の焦点を合わせる必要があります。

    勝田 貴元 (GR YARIS Rally1 HYBRID 18号車)
    週末を通してクルマはとてもいいフィーリングでした。金曜日のアクシデント後、クルマを修理してくれたチームのおかげで、土曜日と日曜日のステージでは今後に役立つ多くの経験を積むことができました。しかし、残念ながら今日はラリーを走りきることができませんでした。パワー不足を感じるようになり、エンジニアがクルマのデータをチェックしたところ問題があることがわかったので、ラリーを続けることができなかったのです。今回、良い結果を出すことができずチームに申し訳なく思いますが、次のラリーでは良いパフォーマンスを発揮できるように頑張ります。

    ラリー・スウェーデンの結果
    1 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (フォードPuma Rally1 HYBRID) 2h25m54.4s
    2 クレイグ・ブリーン/ジェームズ・フルトン (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +18.7s
    3 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +20.0s
    4 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +25.1s
    5 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +1m24.0s
    6 ピエール=ルイ・ルーベ/ニコラ・ジルソー (フォード Puma Rally1 HYBRID) +5m59.0s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +7m42.4s
    8 オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン (シュコダ Fabia RS Rally2) +7m48.1s
    9 オーレ・クリスチャン・ベイビー/トシュテン・エリクソン (フォルクスワーゲン Polo GTI R5)+8m30.4s
    10 サミ・パヤリ/エンニ・マルコネン (シュコダ Fabia RS Rally2) +9m03.2s
    R 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID)

    次回のイベント情報
    WRC次戦は、3月16日から19日にかけて開催される、第3戦「ラリー・メキシコ」。2020年大会以来の開催となるこのラリーは、今シーズン最初のグラベルイベントであり、以前と変わらずメキシコ中央高地の都市レオンにサービスパークが置かれる。レオン周辺に設定されるステージは全体的に標高が高く、最高地点は2,747mに達するなど空気が薄い状態での走行となるため、エンジンのパワーダウンをいかに抑えるかが重要なポイントになる。また、気温も摂氏30度前後と高く、ドライバーだけでなく、エンジンに関しても非常に厳しい1戦として知られている。

    トヨタ WRC 世界ラリー選手権

  • WRC:トヨタ 2023年 第2戦 ラリー・スウェーデン デイ3 レポート

    WRC:トヨタ 2023年 第2戦 ラリー・スウェーデン デイ3 レポート

    2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦「ラリー・スウェーデン」の競技3日目デイ3が、2月11日(土)にウーメオーのサービスパークを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)が総合4位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合5位につけました。また、前日のデイリタイアを経てデイ3で再出走した勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)は、総合40位につけている。

    ラリー・スウェーデンのデイ3は、ウーメオーの北側と東側で7本のステージを走行。その合計距離は126.22kmと4日間で最長の一日だった。ステージ周辺は前日に続き好天に恵まれ、気温は早朝マイナス9度前後とかなり冷え込んだ。デイ2で総合5位につけたロバンペラは、オープニングのSS9、SS10と2ステージ連続で2番手タイムを記録。SS10でエバンスを抜き総合4位に順位を上げた。そして、午前中最後のSS11ではベストタイムを刻み、上位選手との差を縮めた。午後の再走ステージでもロバンペラは好調を維持し、SS12で再びベストタイムを記録。続くSS13ではスピンを喫するも総合3位に順位を上げた。しかし、SS14では追い上げてきたティエリー・ヌービル(ヒョンデ)に総合タイムで並ばれ、デイ3最終のSS15では逆転を許し総合4位に後退。それでも、総合3位ヌービルとの差は3.8秒と、明日の最終日で表彰台を狙える位置につけている。

    エバンスは一日を通してクルマに自信を持つことができず、SS12ではスピンでタイムを失い総合6位に後退。最終的には総合5位と、デイ2よりもひとつ順位を下げてデイ3を走りきった。また、デイ2で今季初のベストタイムを記録するも、その後転倒で冷却系にダメージを負いデイリタイアとなった勝田は、チームによって修理されたクルマでデイ3に再出走。雪道では不利な出走順1番手で全ステージを走行したが、SS11ではトップと2.5秒差の5番手タイムを記録するなど、いくつかのステージで良い走りを見せた。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
    今回のスウェーデン最長の一日は、かなり厳しかったと言わざるを得ません。カッレは午前中、表彰台争いに加わるべく非常にいい戦いをしていました。しかし、午後になるとタイヤの摩耗が激しくなり、それはつまりスノーラリーではスタッドを失うということですが、特に一日の最後の2本のステージでその影響が出てしまったようです。ヌービルに対抗しようとカッレはかなり頑張っていましたが、彼の方がタイヤを酷使していたようで、タイムを失ってしまいました。それでも、タイム差はまだ小さいので明日も戦い続けます。

    カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)
    激戦の一日でした。午前中のステージはとても上手く行き、クルマのフィーリングは完璧ではなかったにも関わらず、良いタイムを出すことができました。しかし、午後はあまり上手く行かず、タイヤの運用プランを少し誤ってしまったようです。ライバルたちよりもタイヤが消耗していたとは思いませんが、彼らはステージごとにうまくタイヤをローテーションしていて、僕たちは最後の2本のステージを状態が良くないタイヤで走ることになり、そこでかなりタイムを失ってしまいました。それでも、明日はまだ長い距離を走りますし、朝は新しいステージなので、まずは1回目の走行でいい走りをして、その後どうするか考えたいと思います。

    エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)
    正直なところ、今日は自分たちの日ではありませんでした。良いフィーリングを得ることがなかなかできず、それがタイムになって現れました。そしてもちろん、午後にはスピンもあって、さらに遅れをとってしまいました。クルマに自信を持つことができず、ここまでのところ残念な週末になってしまっています。このようなペースでは上位を狙うことは難しいので、明日は少しでも多くポイントを獲得することを重視し、パワーステージで何ができるのか考えなければなりません。

    勝田 貴元 (GR YARIS Rally1 HYBRID 18号車)
    今朝はステージに戻ることができて本当に嬉しかったですし、クルマを完璧に直してくれたチームに感謝します。見た目もフィーリングも新品そのもので、昨日感じていた良いフィーリングが戻ってきました。ただひとつ昨日と違うのは、ステージの出走順です。1番手で臨んだ路面のコンディションはかなり難しく、雪道では初めて経験するものでした。多くのことを学びましたし、コンディションさえ悪くなければペースは良好でした。路面に雪があり、自分で走行ラインを刻まなければならない時にタイムを失ってしまいました。明日はパワーステージに集中し、ポイントを獲得できるようにプッシュしたいと思います。

    ラリー・スウェーデン デイ3の結果
    1 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (フォードPuma Rally1 HYBRID) 1h54m45.4s
    2 クレイグ・ブリーン/ジェームズ・フルトン (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +8.6s
    3 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +23.7s
    4 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +27.5s
    5 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +57.7s
    6 ピエール=ルイ・ルーベ/ニコラ・ジルソー (フォード Puma Rally1 HYBRID) +2m28.1s
    7 オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン (シュコダ Fabia RS Rally2) +5m55.0s
    8 オーレ・クリスチャン・ベイビー/トシュテン・エリクソン (フォルクスワーゲン Polo GTI R5) +6m46.6s
    9 サミ・パヤリ/エンニ・マルコネン (シュコダ Fabia RS Rally2) +7m08.9s
    10 ニコライ・グリアジン/コンスタンティン・アレクサンドロフ (シュコダ Fabia RS Rally2) +7m20.0s
    40 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +31m18.3s

    明日のステージ情報
    競技最終日となる2月12日(日)のデイ4は、ウーメオーの北側エリアで、全長26.48kmの新ステージ「バスタービック」をSS16、SS17として2本連続で走行。その後、最終ステージとして、デイ3の最後にSS15として走行した「ウーメオー」を再走する。この最終ステージのSS18は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。3本のステージの合計距離は63.04km、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は223.98kmとなる。

    トヨタ WRC 世界ラリー選手権

  • WRC:トヨタ 2023年 第2戦 ラリー・スウェーデン デイ1 レポート

    WRC:トヨタ 2023年 第2戦 ラリー・スウェーデン デイ1 レポート

    2023年 FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦「ラリー・スウェーデン」が2月9日(木)に開幕。ウーメオーで1本のナイトステージが行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)がベストタイムを記録し、首位スタート。エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合3位に、勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)が総合6位につけた。

    WRC2023年シーズンの第2戦は、森林地帯の積雪路が舞台となるラリー・スウェーデン。シリーズ唯一のフルスノーイベントであり、昨年大会からホストタウンをウーメオーに移して再出発した。首都ストックホルムの北約600kmに位置するウーメオーは、スウェーデン北部最大の都市であり、例年多くの積雪があることで知られている。今年のラリーウイークは例年よりもやや気温が高く、まとまった降雪もないが、ステージとなる森林地帯の道は氷と雪に覆われ、路肩には高さ50cm前後の雪壁(スノーバンク)もあるなど、スノーラリーを行なう上で理想的なコンディションとなった。

    9日(木)はまず午前中にシェイクダウンが行われ、全長5.45kmのステージで、昨年のこのラリーの勝者であるロバンペラが1番手タイムを記録。今回、初めてチームのマニュファクチャラーズポイント獲得対象ドライバーに選ばれた勝田が3番手タイムを、エバンスが4番手タイムを記録した。その後、ウーメオーのサービスパークの北側に設けられた特設ステージで、夜7時過ぎから競技がスタート。全長5.16kmのSS1「ウーメオー・スプリント1」で、世界王者であるロバンペラがベストタイムを刻み、首位でラリーをスタートした。また、エバンスは3.1秒差の総合3位で、勝田は5.6秒差の総合6位で初日を走破した。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
    ラリー・スウェーデンはいつだって素晴らしいイベントですし、今晩最初のステージを見に集まった多くの観客の姿を目にして、とても嬉しかったです。カッレは本当に自信を持って走っているように見えましたし、エルフィンと貴元も良い走りをしていたので、チームとして良いスタートが切れたと思います。クルマも雪の上で調子が良さそうなので、この週末に向けてとても満足のいくスタートになりました。今日は気温が少し高かったですが、これからマイナス状態になるので、ラリーにとっては良い気候になりそうです。明日の最初のステージは、レッキの時点で既に轍(わだち)が刻まれていたので、2回目に走行する際は少し難しくなりそうですが、全体的には、早い出走順からスタートするのは悪いことではないように思います。

    カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)
    ラリーが始まり、スウェーデンのファンの皆さんがラリーを見に来てくれたことを嬉しく思います。また、ここはフィンランドからも非常に近く、フィンランドからも多くのファンの皆さんが来てくれたのも素晴らしいことです。今晩の最初のステージはとてもテクニカルで、差が出やすいステージでした。自分としてはとにかくクリーンに、しっかりと走ることだけを心がけていたので、それほど速かった感じはしませんでしたが、結果的に良いタイムが出ました。ステージのコンディションは、明日一番手で走行する自分たちにとっては昨年よりも少し難しくなっているように思います。路面が柔らかくなっているので、シェイクダウンの最初の走行時と同じように、自分の後から走る選手たちの方が速く走れると思います。また、同じステージを2回目に走る時もきっと大変だと思いますが、ベストを尽くして走ります。

    エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)
    今晩の最初のステージは、ラリーのスタートを飾るものとしてはなかなか良かったと思いますが、私たちはベストな走りができませんでした。路面のグリップを読むのが難しく、スタート直後のジャンクションでやや慎重になってしまいました。事前にテストを行なって臨んでもなお、ここスウェーデンの道はコンディションが独特で、カルチャーショックを受けました。シェイクダウンのステージのコンディションは、テストの時と大きく異なり、そのため最初は少し遅れてしまいましたが、その後改善点を見つけることができました。今回は新しいステージが多いため、ペースノートを新たに作らなければならないところが多く、非常にハイスピードなステージも多いので大変ですが、全力を尽くして頑張ります。

    勝田 貴元 (GR YARIS Rally1 HYBRID 18号車)
    今晩のような暗いステージでラリーをスタートするのはいつも大変で、少し慎重になってしまいましたが、本当のステージが始まる明日からが本番です。氷と雪に覆われた道に戻ってくることができて嬉しいですし、シェイクダウンではクルマのフィーリングも非常に良かったです。ただし、路面のコンディションは走るたびに悪くなっていったので、明日からのステージを2回目に走る時に、路面がどうなっているのか気になります。深い轍が刻まれ、グラベルも多く出ると思うので、注意しなくてはなりません。それでも、ここまでのところ自信はありますし、今晩はいいスタートが切れたと思います。

    ラリー・スウェーデン デイ1の結果
    1 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) 3m23.3s
    2 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (フォードPuma Rally1 HYBRID) +1.6s
    3 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +3.1s
    4 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +3.9s
    5 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +5.0s
    6 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +5.6s
    7 クレイグ・ブリーン/ジェームズ・フルトン (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +6.7s
    8 ピエール=ルイ・ルーベ/ニコラ・ジルソー (フォード Puma Rally1 HYBRID) +10.8s
    9 ヤリ・フットゥネン/アンティ・リンナケト (シュコダ Fabia R5) +11.4s
    10 オーレ・クリスチャン・ベイビー/トシュテン・エリクソン (フォルクスワーゲン Polo GTI R5) +12.3s

    明日のステージ情報
    競技2日目となる2月10日(金)のデイ2は、いよいよ森林地帯での本格的な戦いがスタート。ウーメオーの西側から北側にかけてのエリアで3本のステージを、ミッドデイサービスを挟んで各2回走行する。そのうち、最も北側に展開するSS4/7「ボッツマーク」は、今年新たに設けられた全長25.81kmのロングステージで、2回目のSS7は日没後の走行となる。そして、一日の最後にはSS1の再走ステージがSS8として行われる。SSは全部で7本となり、その合計距離は106.76km。リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は488.90kmとなる。

  • WRC:トヨタ 2023年第1戦ラリー・モンテカルロ デイ1 レポート

    WRC:トヨタ 2023年第1戦ラリー・モンテカルロ デイ1 レポート

    2023年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第1戦 ラリー・モンテカルロが1月19日(木)にモナコで開幕。フランス南部の山岳地帯で2本のナイトステージが行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(GR YARIS Rally1 HYBRID 17号車)が総合1位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合2位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)が総合5位につけた。

    また、TGR WRCチャレンジプログラムにより4台目のGR YARIS Rally1 HYBRIDで出場の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)は総合9位につけ、チームの全車が競技初日を走りきった。

    競技初日となる木曜日は、午前中にモナコの北側に広がるフランス南部の山岳ステージでシェイクダウンが行われ、オジエがベストタイムを、ロバンペラが2番手タイムを、エバンスが4番手タイムを記録した。その後、夕方からモナコのカジノ前でセレモニアルスタートが行われ2023年のWRCシーズンが華々しく開幕。選手たちはすぐにフランス南部の山岳地帯へと移動し、夜8時過ぎからデイ1として2本、合計40.02kmのナイトステージに挑んだ。

    有名なチュリニ峠を含むステージの路面は、雪こそないものの、所々凍結しており非常に難しいコンディションだった。そのようなトリッキーな路面を得意にしているオジエはSS1、SS2と2ステージ連続でベストタイムを記録。両ステージで2番手タイムを刻み総合2位につけたエバンスに、6秒差をつけて首位に立った。ロバンペラは、ドライバー選手権の王座を守るため堅実なスタートを切り、2ステージ連続で5番手タイムだったが、首位のオジエと17.1秒差につけている。勝田はSS1で4番手タイムを刻み良いスタートを切ったが、SS2でハンドブレーキにトラブルが発生。そのため多くのヘアピンコーナーでタイムを失うことになり、総合9位で初日を終えた。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
    今晩は本当に良いスタートを切ることができました。セブは常に高いモチベーションでこのラリーに臨むので、最初から攻めていくことは想定内でしたし、エルフィンもすぐに良いペースを掴んだので、とても頼もしく思います。カッレは暗闇の中を走るステージは好きではないと言っていましたが、まずまずのスタートでした。貴元も良いスタートを切りましたが、SS2で問題を抱えタイムを失ってしまいました。明日、新たなスタートを切れるように問題の解決に努めます。路面コンディションは全体的にドライですが、ハードに攻めている時に突然滑りやすい場所に出くわすと、大きな影響を受けます。そのためグラベルクルー(ルートノートクルー)の役割が非常に重要ですし、ドライバーがコンディションに関する全ての情報を持ち、自身を持って走れるようにしなければなりません。

    カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)
    自分たちとしては、かなり良いスタートを切ることができたと思います。安全なペースでラリーをスタートする計画でしたが、他の選手と戦うことができる位置につけることができたので、明日以降も期待を持てそうです。SS1は非常にトリッキーで、自分が好きなタイプのステージではなかった上、ステージの最後には路面に凍結防止のための大量の塩が撒かれていました。そのため非常に滑りやすく、塩を掃き飛ばしながら走らなくてはならかったので、後から走る選手たちの方が速く走れるような状況でした。SS2もクリーンに走りましたが、霜に覆われたセクションでアイスノートの情報によって走りがやや慎重になってしまいました。それでも、全体的にはいいスタートになったと思います。

    エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)
    暗闇の中でラリー・モンテカルロをスタートするのはエキサイティングですし、特別な感覚です。最初のステージは序盤からリズム良く走ることができ、タイムもまずまずでした。路面はほとんどドライでしたが、チュリニ峠の頂上付近はかなり滑りやすくなっていました。2本目のステージは、あるコーナーにブラックアイスがあり非常に危険な状態だったので、少し躊躇してしまいました。それでも全体的には順調な滑り出しとなり、明日に向けていい一日になったと思います。

    セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 HYBRID 17号車)
    ラリー・モンテカルロの最初の晩には多くのサプライズがあると分かっていたので、誰もがそれを乗り越えることを心待ちにしていたと思います。今晩、サプライズはそれほど多くなかったですが、SS1の終盤セクションでは塩が撒かれていたため滑りやすかったですし、SS2には凍結したコーナーがありました。ですので、それを乗り越えてベストタイムを2本記録し、首位に立てたのはポジティブなことです。ただし、タイム差はそれほど大きくないですし、ラリーはまだ始まったばかりなので、明日もこの調子で走り続けなくてはなりません。まだまだ先は長いので、集中力を高く保ってこのいいリズムをキープし、トラブルに遭遇しないように戦わなくてはなりません。

    ラリー・モンテカルロ デイ1の結果
    1 セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) 26m33.7s
    2 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +6.0s
    3 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (フォードPuma Rally1 HYBRID) +15.4s
    4 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +15.5s
    5 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +17.1s
    6 ダニ・ソルド/カンディド・カレーラ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +32.1s
    7 ピエール=ルイ・ルーベ/ニコラ・ジルソー (フォード Puma Rally1 HYBRID) +40.3s
    8 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +41.4s
    9 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +57.0s
    10 ニコライ・グリアジン/コンスタンティン・アレクサンドロフ (シュコダ Fabia RS Rally2) +1m06.6s

    明日のステージ情報
    競技2日目となる1月20日(金)のデイ2は、サービスパークの西北に広がるフランス南部の山岳地帯で、3本のステージを各2回走行する。デイ2は日中のミッドデイサービスが設定されず、朝モナコでサービスを受けた選手は、3本のステージが終了した後、ピュジェ-テニエのタイヤフィッティングゾーンでのタイヤ交換と簡単な整備作業のみで、3本の再走ステージを走行する。いずれも2022年大会で使用されたステージと同一、もしくは多くの部分が重なっている。6本のSSの合計距離は105.34km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は459.68kmとなる。

  • WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン:エバンスが優勝でトヨタが今季初勝利

    WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン:エバンスが優勝でトヨタが今季初勝利

    2月16日(日)、2020年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンの最終日デイ3が、スウェーデンのトルシュビーを基点に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ヤリスWRC 33号車)が優勝。カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)が総合3位で、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(17号車)が総合4位でフィニッシュし、チームはマニュファクチャラー選手権首位に立った。

    ラリー・スウェーデンの競技最終日デイ3は、トルシュビーのサービスパークの北側に広がる全長21.19kmのステージ「リケナス」を1回のみ走行する短い1日だった。ラリーウイーク前半の時点では2回の走行が予定されていたが、日曜日は気温が上昇し、また大雨が降る可能性もあってステージコンディションの悪化が避けられない状況となり、1回のみの走行に変更された。その、最終日唯一となったSS18は、トップ5タイムを記録した選手に対してボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定され、最後まで激しいタイムアタック合戦が行なわれた。

    予想通り天気は大きく崩れ、ステージの周辺は強い雨が降り続き、気温も6度前後まで上昇。道を覆っていた雪や氷が解け、非常にトリッキーな路面コンディションになった。しかし、エバンスは落ち着いた走りで6番手タイムを記録。総合2位のライバルに12.7秒差をつけ、2017年のラリーGB以来となるキャリア2勝目、そしてチーム加入後最初の勝利を手にした。総合3位となった開幕戦ラリー・モンテカルロに続き表彰台に立ったエバンスは、42ポイントの同点でライバルに並び、彼のキャリアの中で初めてドライバー選手権で首位に立った。

    デイ2で激しい3位争いを繰り広げたオジエとロバンペラは、ロバンペラがパワーステージで2番手タイムの選手に対し、3.7秒という大きな差をつけるベストタイムを記録。3番手タイムだったオジエを逆転して総合3位でフィニッシュし、WRカーでの出場2戦目で表彰台とボーナスの5ポイントを獲得した。なお、19才でのポディウム獲得は、従来の記録を2才以上更新する史上最年少記録となる。オジエは、表彰台こそ逃しましたが、総合4位に入りパワーステージでは3ポイントを獲得。首位エバンスと5ポイント差の、ドライバー選手権3位につけている。なお、チームはマニュファクチャラー選手権において、2位のチームに10ポイント差をつけてトップに立った。

    開幕戦ラリー・モンテカルロに続き、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより出場の勝田 貴元は、堅実な走りを続け総合9位でフィニッシュ。デイ2最後のSS16では5番手タイムを記録するなど、成長をタイムで証明した。また、プライベーターとして、ユホ・ハンニネンをコ・ドライバーに迎えてヤリスWRCで出場したヤリ-マティ・ラトバラは、デイ1でクルマにトラブルが発生し、残念ながらリタイアに終わった。

    豊田 章男(チーム総代表)
    例年とは異なる雪のないスウェーデンで、エバンス/マーティン組が我々の新チームに今季初優勝をもたらしてくれました。エルフィン、スコット、優勝おめでとう。エルフィンはチーム加入当初、エストニアの工場に来てメカニック達と遅い時間までヤリスの使い方や整備の仕方を勉強してくれていました。仕事の後は、その仲間達とボーリングに行くなどして、早くからチームに溶け込んでくれていました。こんな新メンバーがチームと一緒に成績を残してくれたこと、本当に嬉しく思います。ありがとう。また、ロバンペラ/ハルットゥネン組が、チームメイトのオジエ/イングラシア組とわずか3秒差の熾烈なバトルを制して3位表彰台を獲得してくれました。貴重なポイントを獲得し、ファンも沸かせてくれた4人の選手の走りにもお礼を言いたいと思います。勝田選手は、攻めると決めたSSではタイムをしっかり残しつつ、全ての道を走りきってくれました。ひとつのステージで普段から仲の良いタナック選手よりも早いタイムを出せたことは、今後の大きな自信につながったことと思います。引き続きがんばれ!今回のスウェーデンでは、ひとつだけ残念なこともありました。今はヒュンダイのタナック/ヤルヴェオヤ組が2位に入ってくれたことで、彼らと約束していた“私が上からシャンパンをかける”というシチュエーションが早くも実現されてしまいました。しかし、このせっかくのチャンスに、私はスウェーデンにいれませんでした。残念です。ただ、正直に言えば、スウェーデンでのシャンパンファイトは寒すぎます。暖かくなる次戦以降に、またその舞台が整えられればと思います。TOYOTA GAZOO Racingのみんな、引き続き優勝をお願いします!そして、オィットとマルティンも引き続き頑張ってください。一戦ごとに、選手たちは、ヤリスのドライブを一層楽しんでくれていっているように思います。次戦以降も更に熱い走りをしてくれると思いますので、ファンの皆さま、引き続き、応援をよろしくお願いいたします。

    追伸
    ヤリ-マティ・ラトバラ/ユホ・ハンニネン
    スウェーデンでは、ラトバラ選手がハンニネン選手をコ・ドライバーにしてヤリスWRCでプライベート参戦してくれていました。WRC再参戦を果たした2017年のオリジナルメンバーの二人です。ラトバラ選手は“トヨタの一員でいられて嬉しい、ヤリスに再び乗れて嬉しい”と言ってくれていたと聞きました。二人がヤリスを選んでくれたこと、私も本当に嬉しいです。しかし、今回は、車両トラブルによりリタイアとなってしまいました。もっとヤリスを楽しんでもらいたかったのに申し訳ない気持ちです。次は、ラリー・イタリアでの参戦を計画してくれていると、マキネン代表からも聞きました。万全な状態でヤリスを提供できるよう、しっかり準備しておきます。次は思いっきり走ってください。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    我々にとって最高の結果です。エルフィンは週末を通して素晴らしく、彼とスコットはスウェーデンで初めて優勝したイギリス人として、WRCの歴史に名を刻みました。また、カッレの最終ステージでの走りも素晴らしいものでした。ライバル達は過去にこのステージを何度もWRカーで走っていますが、カッレは初めてだったにも関わらず、ライバルを大きく突き放しました。ここまでのところ、我々はドリームチームだといえます。過去にないほどチームスピリットは高く、とても良い状態にあると思います。私はただただそれが嬉しく、彼らを誇りに思います。

    セバスチャン・オジエ(ヤリスWRC 17号車)
    この週末に満足していない訳ではありません。確かに4位という結果は不本意ですが、十分な選手権ポイントを獲得しましたし、次のメキシコを戦う上では良い順位につけています。カッレは今週末とても素晴らしく、パワーステージでも凄いタイムを出しました。表彰台に値する戦いだったと思います。パワーステージのコンディションはかなり難しく、選手権のことを考えると全開では攻められませんでした。エルフィンのドライビングもまた素晴らしく、彼にとってもチームにとっても価値ある勝利でした。彼らのような強い選手がチームにいるのは良いことですし、今シーズンのトヨタのラインアップは本当に強力だと思います。自分達は、気持ちを切り替えて次のラリーに臨み、優勝を目指します。

    エルフィン・エバンス(ヤリスWRC 33号車)
    TOYOTA GAZOO Racingに加わって2戦目で勝つことができて、本当に嬉しく思います。素晴らしいクルマを提供してくれただけでなく、テストでは自分が望むクルマに仕上げてくれるなど、手厚くサポートしてくれたチームに心から感謝します。クルマは私に大きな自信を与えてくれ、今回のような変わりやすいコンディションでは、それが大きな助けになりました。ここまでのところ、運転をとても楽しめているので、この後のグラベルイベントでも良いフィーリングが続くことを願っています。一緒に戦ってくれたスコットには、とても感謝しています。彼と組んで以降とても上手くいっていますし、彼に初勝利をもたらすことができてとても嬉しく思います。

    カッレ・ロバンペラ(ヤリスWRC 69号車)
    表彰台に立てて、とても良い気分です。今回のラリーは普段よりも距離が短く、常にフラットアウトで走らなければならなかったので大変でした。昨日までにミスでタイムを失いましたが、今日は遅れを挽回して表彰台に立ち、パワーステージで5ポイントを獲得することができました。自分の力を全て出しきり、良い走りができたと思います。ステージの序盤はタイヤをセーブしようと少し慎重になり過ぎ、あまり良くありませんでしたが、最後にはそれが報われ非常に速い区間タイムを刻むことができたので、全体を良いタイムでまとめることが出来ました。

    WRC次戦は、3月12日から15日にかけて開催される、第3戦「ラリー・メキシコ」です。シーズン最初のグラベルイベントとなるこの1戦は、今年もメキシコ中央高地の都市レオンにサービスパークが置かれる。レオン周辺に広がるステージの標高は総じて高く、最高地点は2,737mに達します。空気が薄い状態での走行となるため、エンジンのパワーダウンをいかに抑えるかが重要な技術的ポイントになる。また、気温も摂氏30度前後に達するなど高く、エンジンの冷却面に関しても非常に厳しい1戦。

    ラリー・スウェーデン 結果
    1.エルフィン・エバンス/スコット・マーティン(トヨタ ヤリス WRC) 1h11m43.1s
    2.オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +12.7s
    3.カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) +20.2s
    4.セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) +23.6s
    5.エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (フォード フィエスタ WRC) +32.4s
    6.ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +33.8s
    7.クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1m00.9s
    8.テーム・スニネン/ヤルモ・レーティネン (フォード フィエスタ WRC) +1m24.5s
    9.勝田 貴元/ダニエル・バリット (トヨタ ヤリスWRC) +1m59.6s
    10.ヤリ・フッツネン/ミッコ・ルッカ (ヒュンダイ i20 R5) +4m03.0s

  • WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン デイ2 : エバンスが3連続ベストで首位

    WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン デイ2 : エバンスが3連続ベストで首位

    2月15日(土)、2020年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンの競技2日目デイ2が、スウェーデンとノルウェーを舞台に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ヤリスWRC 33号車)が首位を堅持。デイ1総合4位のセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(17号車)は総合3位に順位を上げ、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車) は総合4位につけました。

    ラリー・スウェーデンのデイ2は、デイ1と完全に同じステージ構成となり、トルシュビーのサービスパークを基点に4本計63.68kmのSSが行なわれました。前日の金曜日は早朝気温がマイナスに下がりましたが、土曜日はプラスとなりました。また朝にかけて数センチの降雪がありました。さらに、デイ1で多くのラリーカーが走った影響もあり、前日とはやや異なる路面コンディションでの戦いになりました。
    デイ1で総合2位のライバルに8.5秒差をつけて首位に立ったエバンスは、デイ2でもその速さを維持し、4本のSSのうち、全長2.8kmと距離が短い最後のSS16を除く、3ステージでベストタイムを記録。リードを17.2秒に拡げ、ラリー・スウェーデン初優勝に向けて大きく前進しました。また、ロバンぺラとオジエは激しい総合3位争いを展開し、最後のSS16で2番手タイムを記録したオジエが総合3位に浮上。ロバンペラはオジエと僅か0.5秒差の総合4位で1日を終えました。

    明日のステージ情報
    競技最終日となる2月16日(日)のデイ3は、サービスパークを基点に、北側に広がる「リケナス」のステージを本来2回走行する予定でした。しかし、気温の上昇や降雨による路面コンディションの悪化が予想されるため、1回目の走行がキャンセルとなり、2回目のSS18のみ行われることになりました。最終日唯一のステージとなったSS18は、トップ5タイムを記録した選手に対し、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。SSの全長は21.19km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は121.20kmとなります。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    明日は長いステージが1本残っているだけなので、見守る立場にある我々はかなり緊張するでしょう。とはいえ、エルフィンはとても落ち着いているように見えますし、セルフコントロールができていると思うので、全く心配していません。今日の彼は他と違うレベルで走っていましたし、クルマに対する自信が増し、どんどん強くなっています。明日のパワーステージで最大ポイントを狙いにいくかどうかは、彼とスコット次第です。セブとカッレの戦いはかなり緊迫していますが、背後の選手とのタイム差は少なくスローダウンする余裕はないので、いずれにせよプッシュして走ることになるでしょうし、好きに走ってもらうつもりです。

    セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 17号車)
    悪くない1日でした。朝のステージタイムは良かったのですが、3本目はそれほどではありませんでした。しかし、それさえ除けば良い1日だったと思います。クルマのフィーリングはとても良く、いろいろなセットアップを試し、走るたびにクルマに対する理解を深めています。明日のパワーステージは、もちろん非常に重要です。カッレとは僅差ですし、他のライバルとの差も決して大きくないので、リラックスすることなどできません。明日はコンディションがかなりトリッキーになると思いますが、最後まで攻め続けなくてはなりません。

    エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)
    今日もいい1日になりました。状況を上手くコントロールできたことを嬉しく思います。クルマのフィーリングは本当に素晴らしく、バランスにも満足しており、自信を持って運転できています。朝の2本はとても良いステージでしたが、3本目はややトリッキーでした。路面は少し軟らかく、滑りやすいアイスや雪が多くありました。最後のステージは非常に荒れていましたが、問題なく走り切りました。明日はコンディションがどうなるのか予想が難しく、様子を見る必要があります。気温が上がりかなり難しいコンディションになりそうですが、今日までの2日間と同じように良いリズムを掴めることを期待しています。長いステージですが、冷静さを保ち、これまでと変わらない走りをする必要があります。

    カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)
    今朝は良いフィーリングを感じていましたが、タイヤにやや負担をかけ過ぎてしまい、上手くマネージできませんでした。その結果ステージ終盤にスタッドが抜けてしまい、タイムを失ってしまいました。しかし、クルマのセットアップを少し変えたところアンダーステアが軽減して前輪にかかる負担が少なくなったので、3本目のステージは上手く走れました。最後のステージは路面がかなり荒れていて、今まで体験したことがないようなコンディションでした。明日のステージに関しては、他の選手との経験差が大きいため難しいとは思いますが、ベストを尽くして走ります。

    ラリー・スウェーデン デイ2の結果
    1 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン(トヨタ ヤリス WRC) 1h00m38.9s
    2 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +17.2s
    3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) +28.8s
    4 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) +29.3s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (フォード フィエスタ WRC) +34.7s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +39.2s
    7 クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +49.7s
    8 テーム・スニネン/ヤルモ・レーティネン (フォード フィエスタ WRC) +1m14.8s
    9 勝田 貴元/ダニエル・バリット (トヨタ ヤリスWRC) +1m37.4s
    10 ヤリ・フッツネン/ミッコ・ルッカ (シュコダ ファビア R5 Evo) +3m39.1s

  • WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン デイ1 : エバンスが2本のベストで首位

    WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン デイ1 : エバンスが2本のベストで首位

    2月14日(金)、2020年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンの競技初日となるデイ1が、スウェーデンとノルウェーを舞台に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ヤリスWRC 33号車)が首位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車) が総合3位に、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(17号車)が総合4位につけました。

    ラリー・スウェーデンのデイ1は、トルシュビーのサービスパークを基点に、4本計63.68kmのSSが行なわれました。雪不足により、ラリーウイークを前に多くのステージがキャンセルとなり、走行距離は当初の予定よりも大幅に短くなりましたが、金曜日は気温がマイナスに下がったことにより路面コンディションが好転。グラベル(未舗装路)は凍って硬化し、アイス路面も含めスタッドタイヤがしっかりと食い込む、良好な路面コンディションでの戦いになりました。
    隣国ノルウェーが舞台となった1本目のSS2「ホーフ・フィンスコーグ」で、エバンスはベストタイムを記録して首位に立ち、3本目のSS4「ニッケルヴァトネット」でもベストタイムをマーク。他の2本のSSではセカンドベストタイムを刻むなど、エバンスは1日を通して速いペースを維持し、総合2位と8.5秒差の首位でデイ1を締めくくりました。WRカーによるWRC出場は今回が2戦目となるロバンペラは、最初の2本のSSで3番手タイムを、3本目のSSではセカンドベストタイムを記録するなど、エバンスに迫るスピードを発揮して総合2位につけました。最後の4本目のステージではエンジンストールによりタイムを失い、総合3位に後退しましたが、総合2位のライバルとは5.8秒差と、十分に挽回可能なタイム差です。オジエは1日を通して安定した走りを続け、ロバンペラと3.5秒差の総合4位でデイ1を走破。3人のドライバー全員が表彰台フィニッシュ可能な、好位置につけています。

    明日のステージ情報
    競技2日目となる2月15日(土)のデイ2は、デイ1と完全に同じステージ構成となり、サービスパークを基点にノルウェーとスウェーデンの両国で4本のSSが行なわれます。ただし、各ステージとも2回目の走行となるため、デイ1とは路面コンディションが変わる可能性があります。1本目のSS5「ホーフ・フィンスコーグ」と2本目のSS6「フィンスコーゲン」はノルウェーが舞台となり、スウェーデンに移動して行われる3本目のSS7「ニッケルヴァトネット」は前半、路面の多くがアイスに覆われています。そして、4本目のSS16「トルシュビー・スプリント1」は、サービスパークのすぐ近くで行われる全長2.80kmのショートステージです。4本のSSの合計距離は63.68km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は264.49kmとなります。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    最高のスタートになりました。エルフィンのパフォーマンスは本当に素晴らしく、飛ぶような速さでしたし、彼はクルマを快適に感じているようです。カッレのパフォーマンスもまた素晴らしかったですが、クルマについてまだ多くのことを学んでいる段階なので、このラリー期間中にさらに速くなるでしょう。セブもいい位置につけているので、チームにとって良い1日でした。この後コンディションがどう変化するのか分からないので、展望を述べるのは簡単ではありませんが、ここまでのところ上手く行っています。ステージはウインターコンディションが良く保たれており、明日も今日と同じような展開になることを期待しています。

    セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 17号車)
    ステージは通常のウインターコンディションに近く、悪くなかったと思います。いくつかのセクションではグリップが十分にあり、走りを楽しむことができました。自分としては決して悪くない1日だったと思いますが、チームメイトが活躍したことにより、もっと速く走れることが証明されました。2番目という出走順が簡単ではなかったことは確かですが、我々のスピードがやや不足していたのは、それだけが原因ではありません。もう少しだけリスクを負って、思いきり走るべきだったと思います。物事を長期的に考えることは重要ですが、このラリーで可能な限り多くのポイントを獲得したいと考えています。明日に向けてクルマのセットアップを少し変更し、ペースの改善に努めます。

    エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)
    とても良い1日でした。クルマのフィーリングは朝のステージから良く、路面のグリップも非常に高かったのですが、タイヤの摩耗が進んでしまいそうな気がして、どれくらいハードに攻めて良いのかを正確に見極めることは簡単ではありませんでした。今日は、速く走ろうとしながらも、比較的スムーズなドライビングを心がけたのが良かったようです。明日は、今日以上の走りをしたいと思いますが、コンディションがどうなるのかは誰も分からないので、いかなる状況に遭遇しても対応できるようにする必要があります。今日は全てが上手くいったので、クルマを大きく変える必要はないと思いますが、それでも走行データをチェックして、さらなるタイムアップを目指します。

    カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)
    路面コンディションは皆が予想していたよりも良好で、いい1日になりました。路面には十分なアイスと雪があり、タイヤも高いグリップ状態が長く続きました。朝のステージはとても上手く走れましたし、スピードもあったと思います。いくつかミスをしましたが、今は常にクルマを学んでいる段階です。最後のステージに関してはエンジンをストールさせてしまい、タイムを大きく失ったので残念でしたが、明日は失ったタイムを取り戻したいと思います。もし、今晩雪が降ったとしたら、路面コンディションは大きく変わるので、どうなるのか様子を見るつもりです。

    ラリー・スウェーデン デイ1の結果
    1 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン(トヨタ ヤリス WRC) 30m43.7s
    2 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +8.5s
    3 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) +14.3s
    4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) +17.8s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (フォード フィエスタ WRC) +20.9s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +23.6s
    7 クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +24.2s
    8 テーム・スニネン/ヤルモ・レーティネン (フォード フィエスタ WRC) +31.4s
    9 勝田 貴元/ダニエル・バリット (トヨタ ヤリスWRC) +49.6s
    10 エミール・リンドホルム/ミカエル・コルホネン (シュコダ ファビア R5 Evo) +1m45.7s

  • WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン シェイクダウン:トヨタがトップ3独占

    WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン シェイクダウン:トヨタがトップ3独占

    2月13日(木)、2020年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンのシェイクダウンが2回に分けて行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(ヤリスWRC 69号車) がシェイクダウン1でトップタイムを、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(17号車)が2番手タイムを、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が3番手タイムを記録。明日から始まる森林ステージに向けて、幸先の良いスタートを切りました。

    シーズン唯一のフルスノーイベントであるラリー・スウェーデンは、例年雪や氷に覆われた森林地帯のグラベル(未舗装路)ロードが舞台となります。しかし今年の冬は暖かい日が多く、当初予定されていたステージの多くが雪不足により事前にキャンセルとなりました。それでも、主催者は雪や氷が残るステージのコンディション維持および改善に努め、ラリーを実現に導きました。ただし、ステージの一部区間は完全にグラベルが露出しており、雪道用のスタッドタイヤでそのような路面を走行した場合、タイヤの状態がどれくらい変化するのかを選手達は予め知る必要がありましたが、午前中のシェイクダウンステージ「スカラ」は、7.21kmの全域が凍ったグラベル路面となり、ラリー本番に向けて有効なデータ収集の機会になりました。チームの3人のドライバーは数回の走行で実際のSSに近い距離を走り、タイヤのグリップがどう変化するのか理解に努めました。そして、4回目の走行で新鋭ロバンペラがベストタイムを刻み、オジエが2番手タイム、エバンスが3番手タイムと、ヤリスWRCがトップ3を占めました。

    本来ならば、南に約100km離れたカールスタッドの競馬場で、夜8時過ぎから2台同時スタートのスーパーSSが行われる予定でしたが、路面コンディション等を鑑み主催者はスーパーSSをキャンセル。その代りに、特例として同ステージをシェイクダウンの2回目に設定し、大勢のファンにラリーカーの走行シーンを楽しむ機会を提供しました。森林ステージとはコンディションが大きく異なるため、ドライバーごとにアプローチは異なり、オジエは正規のコ・ドライバーであるイングラシアの代りに、スウェーデンのカール・フィリップ王子をサイドシートに招いて走行。それでも全体の2番手タイムを刻み、ロバンペラは3番手タイム、エバンスは5番手タイムでシェイクダウン2を終えました。

    なお、開幕戦ラリー・モンテカルロに続き、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより出場の勝田貴元は、シェイクダウン1で6番手タイムを、シェイクダウン2で7番手タイムを記録。また、2017年にこのラリーでヤリスWRCに記念すべき初優勝をもたらしたヤリ-マティ・ラトバラは、今回ユホ・ハンニネンをコ・ドライバーに迎えプライベーターとしてヤリスWRCで出場。シェイクダウン1で9番手タイムを、シェイクダウン2ではトップタイムを刻みました。

    明日のステージ情報
    競技初日となる2月14日(金)のデイ1は、サービスパークを基点にノルウェーとスウェーデンの両国で4本のSSが行なわれます。そのうち1本目のSS2「ホーフ・フィンスコーグ」と2本目のSS3「フィンスコーゲン」はノルウェーが舞台となる定番ステージで、フィンスコーゲンは路面に雪やアイスがまったくないグラベル区間が長く続きます。スウェーデンに移動して行われる3本目のSS4「ニッケルヴァトネット」は新しいステージで、路面の大部分がアイスに覆われています。そして、4本目のSS8「トルシュビー・スプリント1」は、サービスパークのすぐ近くで行われる全長2.80kmのショートステージです。4本のSSの合計距離は63.68km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は264.49kmとなります。

    カイ・リンドストローム (スポーティング ディレクター)
    今回のコンディションは通常のラリー・スウェーデンとは状況が異なりますが、イベントがスムーズに行われるようにと主催者はできる限りのことをしてくれました。今夜予定されていたカールスタッドでのスーパーSSを、シェイクダウンの2回目に変更したのは賢明な判断です。観客の皆さんはラリーカーの走りを楽しめますし、我々はラリー期間中に使える本数が決まっているタイヤを犠牲にする必要がなくなりました。今回のラリーに関しては、タイヤのマネージメントが大きな鍵を握ります。夜間に気温がマイナスに下がったため、今朝のシェイクダウンの路面は予想していたよりも良いコンディションでした。そのため、我々は各車3、4回走行することができ、長いグラベル区間を走るとタイヤがどう変化するのか、ドライバー達は理解することができました。コンディションがどのように変わるのか、誰もよく分からないと思いますが、良い結果を得るためにはいくつかの区間でスマートに走り、タイヤをマネージする必要があるでしょう。

    セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 17号車)
    望んでいたような真冬のワンダーランドにはなりませんでしたが、イベントを実現するために主催者は最善を尽くしてくれました。いくつか難しいセクションもありますが、この週末を楽しむことができれば良いと思っています。ステージの全てがグラベル路面だったり、全てがアイス路面だったりと、路面コンディションが一定ならば、簡単に適応することができますが、コーナーごとにコンディションが変わると非常に難しくなります。これまで、完全なグラベルステージをスタッドタイヤで走ったことはなかったので、今朝のシェイクダウンではいくつか学ぶことがありました。1本目は注意深く走り他の選手よりもタイヤをセーブすることができましたが、大きくタイムを失ったので、週末は妥協点を見つける必要があります。この未知なる状況に、最も上手く適応できた者がきっとラリーを制するでしょう。

    エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)
    今朝のシェイクダウンは興味深い内容でした。走り始めは非常に高いグリップが得られるのですが、ステージが進みタイヤからスタッドが抜けるにつれてグリップは低下し、特に2本目の走行ではそれが顕著でした。少し予想が難しいラリーになりそうなので、できる限り上手くコンディションに適応し、最高の結果を得たいと思います。今回最大の課題は、ステージのどの部分が滑りやすいのかを特定することです。特に、スタッド抜けによるグリップが低下するであろうステージの終盤にかけて、正しく見極めなくてはなりません。また、ペースノートに関しても新たに作成した部分が多くありますが、可能な限りの準備をしてきたので、良いラリーになることを期待しています。

    カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)
    朝のシェイクダウンのようなコンディションのステージを走ったのは初めてだったので、とても運転が難しく感じましたが、タイムはとても良く、またタイヤを含めた色々なことが、どう変わっていくのかを知る興味深い体験でした。今回もっとも難しいのは、ミックスコンディションでいかにスピードをマネージするかです。スタッドがあまり抜けないようにタイヤを労って走らなければなりませんが、良いタイムを出すためにはフラットアウトする必要があります。そのバランスをとるのが難しく、多くを学ぶことになると思いますが、それが楽しみでもあります。

  • トヨタ | WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン プレビュー

    トヨタ | WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、2月13日(木)から16日(日)にかけてスウェーデンおよびノルウェーで開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦「ラリー・スウェーデン」に、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 17号車)、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)の、3台のヤリスWRCで参戦します。

    長い歴史を誇るラリー・スウェーデンは、シーズン唯一のフルスノーイベントです。チームにとっては、2017年のWRC復帰初年度にヤリスWRCが最初の勝利をあげた記念すべきラリーであり、2019年にも優勝を果たすなど、3年間で2勝をあげている相性の良い1戦です。今季はドライバー全員の顔ぶれが変わり、チームにとっては新たなる挑戦のシーズンとなりましたが、開幕戦ラリー・モンテカルロではオジエとエバンスが優勝を競い、それぞれ総合2位、総合3位で表彰台に立ちました。また、ロバンペラもWRカーで臨んだ初めてのモンテカルロであったにも関わらず、総合5位で完走を果たし、3人のドライバー全員が良いスタートを切りました。

    フランスの降雪地帯出身のオジエはスノードライビングを得意としており、過去スウェーデンで3勝しています。エバンスは6回の出場経験があり、昨年は総合5位を得ました。また、フィンランド出身ロバンペラはR5カーで挑んだ昨年が初出場でしたが、雪道育ちのためスノーロードでの運転には自信を持っています。なお、今回のスウェーデンにはTOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムで今季8戦にヤリスWRCで挑む勝田貴元も、モンテカルロに続き出場。さらに、昨年までチームの一員で2017年大会優勝のヤリ-マティ・ラトバラが、コ・ドライバーにユホ・ハンニネンを迎え、プライベーターとしてエントリーするなど、過去最多となる5台のヤリスWRCが出場を予定しています。

    ラリー・スウェーデンはスノーラリーでありながら、金属製のスタッド(スパイク)が埋め込まれた雪道専用の「スタッドタイヤ」で走行するため、タイヤのグリップ力は非常に高く、またステージは緩やかなコーナーが多いため、SSの平均速度は例年シーズントップ3に入ります。積雪量が多いステージでは道の両脇に雪壁が迫り、それにクルマの側面を軽く当てながら走ることで、コースアウトすることなく高い速度を保ったままコーナーを通過することができます。

    今年のスウェーデンは例年よりも気温が高い日々が多く、サービスパークが置かれるトルシュビー周辺の森林地帯はなかなか積雪量が増えませんでした。そのため一時は開催が危ぶまれましたが、主催者の努力によりルートを一部変更することで開催実現にこぎ着けました。ラリーは13日木曜日の夜、サービスパークの南約100kmに位置するカールスタッドの町でスタート。雪と氷に覆われた競馬場でのスーパーSS「カールスタッド」が最初のステージになります。翌日金曜日は、サービスパークを基点に国境を越え隣国ノルウェーの森林地帯で「ホーフ・フィンスコグ」と、「フィンスコーゲン」を走行。その後スウェーデンに戻り、新ステージとなる「ニッケルヴァトネット」、サービスパークのすぐ横に設けられる「トルシュビー・スプリント」を走り、最終サービスに入ります。15日の土曜日は、本来であればサービスパークの東側エリアを走行する予定でしたが、積雪量が十分ではないためSS実施をキャンセルし、金曜日と完全に同じ4本計63.68kmのステージを走行します。最終日の日曜日は、サービスパーク北側の人気ステージ「リケナス」を2回走行。2回目のステージは、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。本来であれば4日間で19本計300.84kmのSSを走行する予定でしたが、ルート変更により11本計171.64kmに短縮され、リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は815.47kmとなります。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    我々はこれまでラリー・スウェーデンで成功を収めてきましたが、今年も最高の結果を目指します。コンディションがどうなるのか不明な部分もありますが、オーガナイザーはこれまでと同様、安全で魅力的なラリーを開催してくれるはずです。前戦ラリー・モンテカルロで、我々の新しいドライバー達はクルマにとても良い感触を得ていたので、スウェーデンでもきっと素晴らしい走りを見せてくれるはずです。以前にも経験したように、このイベントでは出走順が大きく影響するので、来週コンディションがどうなるのか注視する必要があります。

    セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 17号車)
    スウェーデンはとても好きなラリーです。年間カレンダーの中で唯一完全に雪上で行われる魅力的なイベントですし、雪の上での運転は自分にとって特別なものです。過去に何度か良い結果を残してきたので、もちろん今年も良い走りをしたいと思っていますが、ここ数年はやや苦戦しています。その原因のひとつとして、出走順の影響があると思います。選手権リーダーとして、トップで出走するのはとても大変でした。しかし、今年は少し状況が変わるので、どうなるのか様子を見たいと思います。ラリー・モンテカルロは、チーム全員にとって非常にポジティブなスタートになりましたが、きっとスウェーデンでも我々の戦闘力は高いはずなので、良い結果が得られることを期待しています。

    エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)
    ラリー・スウェーデンをとても楽しみにしています。雪上テストでのクルマのフィーリングは素晴らしかったので、今回も良いイベントになることを期待しています。初めてヤリスWRCで臨んだラリー・モンテカルロは、さらに良い結果を得られたかもしれませんが、全体的にはポジティブなスタートになりました。コンディションにもよりますが、スウェーデンでは出走順が大きな影響を及ぼす可能性があります。もし、路面に滑りやすい雪が大量に積もっていたとしたら、出走順が後方の選手にとって大きなアドバンテージになるでしょう。それでも、自分としては他のラリーと同じように、最初のステージから全力で挑むのみです。

    カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)
    スノーラリーはとても楽しいので、僕らにとってラリー・スウェーデンはきっといいイベントになるでしょう。ラリー・モンテカルロよりは難しくないと思いますが、その分だけ限界までプッシュする必要があります。ここまでのところヤリスWRCの運転をとても楽しんでいますし、特に雪の上では本当に素晴らしいクルマだと感じています。1月にヤリスWRCで出場したスノーイベントのアークティック・ラリーは、スウェーデンに向けて良い準備になりました。ただし、今年のスウェーデンは今のところあまり雪が多くなく難しいコンディションになるかもしれないので、その経験が助けになることを期待しています。

  • WRC 第1戦 ラリー・モンテカルロ | トヨタのオジエとエバンスが表彰台

    WRC 第1戦 ラリー・モンテカルロ | トヨタのオジエとエバンスが表彰台

    1月26日(日)、2020年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロの最終日デイ4がモナコを基点にに行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 17号車)が総合2位で、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合3位で、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)が総合5位でフィニッシュ。選手を一新して臨んだ最初のラリーで、ヤリスWRCは全車が完走し、ダブルポディウムを獲得しました。

    競技最終日となるデイ4は、モナコを基点に、その北側に広がるフランスの山中で2本のステージを各2回走行。日中のサービスは設定されず、4本のSSの合計距離は63.54kmでした。前日のデイ3では、オジエとエバンスが激しい首位争いを展開し、エバンスが総合1位、オジエが4.9秒差の総合2位と、ヤリスWRCが1-2体制を築きました。しかし、最終日はオジエと1.5秒差の総合3位につけていたライバルが速く、首位の座を明け渡すことになりました。それでも僅差の戦いは最終ステージまで続き、エバンスとのチーム内バトルを制したオジエが総合2位でフィニッシュ。ボーナスポイントがかかる最終SS「パワーステージ」では、ベストタイムに僅か0.012秒届きませんでしたが、2番手タイムで貴重なボーナスの4ポイントを獲得しました。

    合計4本のベストタイムを刻むなど、素晴らしいスピードで何度かラリーをリードしたエバンスは、優勝は逃しましたがモンテカルロでのベストリザルトとなる、総合3位でフィニッシュ。今回がヤリスWRCでの初WRC出場だったロバンペラは、難しいコンディションで最後までミスのない安定した走りを続け、前日よりもひとつ順位を上げてラリーを終えました。また、今回初めてヤリスWRCでモンテカルロに挑んだ、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの勝田貴元は、自己最高リザルトとなる総合7位でフィニッシュ。貴重な経験と、ドライバーズポイントを得ました。

    次回のイベント情報
    WRC次戦は、2月13日から16日にかけて開催予定の第2戦「ラリー・スウェーデン」です。スウェーデンはシーズン唯一のフルスノーラリーであり、長い歴史と高い人気を誇るクラシックイベントです。サービスパークは今年もトルシュビーに置かれ、ステージはスウェーデンだけでなく、国境を越えて隣国のノルウェーでも行なわれます。過去、チームは2017年のWRC復帰初年度にヤリ-マティ・ラトバラが優勝。2019年にはオィット・タナックが優勝するなど、相性の良いイベントのひとつです。

    豊田 章男(チーム総代表)
    2020年のWRCシーズンが始りました。今年は日本開催もあります。TOYOTA GAZOO Racingにとっては、8人の新たなドライバー/コ・ドライバーを迎えた新チームでのスタートでもありました。新チームでの開幕戦、全4台のヤリスが完走を果たせたこと、先ずは嬉しく思います。そして、オジエ/イングラシア組2位、エバンス/マーティン組3位と素晴らしいシーズンスタートを切ることができました。時間の無い中で準備してくれたチームのみんな、ありがとう!

    しかし、先日の体制発表のステージ裏では、この新たなドライバー達とも「We hate to lose」の合言葉を確認しあっていました。私も含め、みんなの心にも、悔しさが残った開幕戦でもあったと思います。今年のチームは“誰もが勝ちを狙える”チームです。次戦以降も常に表彰台の高いところを目指し、ヤリスをもっと強いクルマにし続けていきましょう。

    ファンの皆さま、今シーズンも応援よろしくお願いいたします。

    追伸
    セバスチャンとジュリアンへ。
    連続する地元勝利をヤリスで止めてしまったこと、申し訳ない気持ちです。一緒にヤリスをもっと強いクルマにしていきましょう。そして多くの勝利を目指しましょう。We hate to lose!。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    我々にとって素晴らしい週末になりましたが、もちろん優勝を逃し、今日は少し残念に思います。我々は常に学んでおり、今朝はドライバー達がクルマに完璧なフィーリングを感じる事ができませんでした。その後、セットアップを少し変更したところ、彼らは速さを取り戻しました。WRC最高峰の戦いというのは、それくらいシビアなのです。セバスチャンとエルフィンが表彰台に立っただけでなく、初めてトップカテゴリーに挑んだカッレも5位でフィニッシュするなど、新たなドライバー体制で臨んだ最初のラリーで素晴らしい結果を残すことができたと思いますし、今後に期待できる1戦でした。

    セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 17号車)
    ポジティブな結果にとても満足しています。もちろん、さらに良いリザルトを期待していましたし、チームに勝利をもたらしたかったのは事実です。しかし、新しい環境に適応する事は常に大きな挑戦ですし、特にこのような難しいラリーではなおさらなので、素直に喜ぶべきでしょう。週末を通して、自分が快適に感じられる領域を越えないように走りました。僅かに優勝には届きませんでしたが、選手権を考えると22ポイントを獲得できたのは上々です。ラリー中はクルマのフィーリングがとても良く感じられる時もあれば、十分な自信を得られず限界まで攻め切れない時もありましたが、それでもこのクルマのポテンシャルは十分に感じました。とても運転が楽しく感じられたので、もう少し時間が経てば、一緒に素晴らしい結果を掴む事ができるはずです。

    エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)
    勝てるポテンシャルがあったと思いますので、今日は少し失望しています。ラリーをリードすれば自然と期待も高まり、優勝を狙いたくなるので、今は辛い気持ちです。とはいえ、全体的にはポジティブな週末でした。残念ながら、今日はフィーリングがあまり良くなく、一生懸命プッシュしましたが、スピードが伴いませんでした。全てのコーナーを攻め切ることができず、それがタイムを失うことに繋がったと思います。学ぶべきことはまだありますが、全体的には悪くないスタートになったと思いますし、きっと今後の礎になるでしょう。

    カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)
    良い週末だったと思います。今年のモンテカルロは本当にトリッキーで、コンディションが頻繁に変わるなど、新しいクルマを学ぶ場としては、かなり難しいラリーでした。しかし、週末を通して常に成長することができ、自分が慣れているコンディションで走った時は、少し良い走りができました。この週末は本当に多くの事を学びましたし、シーズンの開幕をミスなく終え、ポイントを獲得できたのは大きな収穫です。

    ラリー・モンテカルロ デイ4の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) 3h10m57.6s
    2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) +12.6s
    3 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ ヤリス WRC) +14.3s
    4 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (フォード フィエスタ WRC) +3m09.0s
    5 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) +4m17.2s
    6 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (ヒュンダイ i20クーペWRC) +5m04.7s
    7 勝田 貴元/ダニエル・バリット (トヨタ ヤリスWRC) +11m27.9s
    8 エリック・カミリ/フランソワ-クサビエ・ブレジ (シトロエン C3 R5) +13m42.2s
    9 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 R5) +14m21.8s
    10 ニコラス・シャミン/ヤニック・ロシュ (シトロエン C3 R5) +15m04.0s