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  • 【WRC】 トヨタ:WRC 第9戦 ラリー・フィンランド 初日レポート

    【WRC】 トヨタ:WRC 第9戦 ラリー・フィンランド 初日レポート

    7月27日(木)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第9戦ラリー・フィンランドが、フィンランドのユバスキュラで開幕。競技初日デイ1として、SS1がユバスキュラの市街地コースで行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合5位、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC #11号車)が総合7位、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC #12号車)が総合13位となった。

    WRCを代表するハイスピード・グラベル(未舗装路)イベントであるラリー・フィンランドは、多くの名物SSによって構成される。そして、27日の午前中には、連続ジャンプで有名なルイヒマキのステージでシェイクダウンが行なわれ、3名のドライバーはラリー本番に向けてクルマの最終的なセッティングを確認した。夜7時からは、ユバスキュラ市街地の舗装路と公園内の未舗装路を組み合わせた特設コースでSS1「ハルユ」が行なわれた。コースの全長は2.31kmと短く、道幅が狭くスピードも低いため、ラリー・フィンランドの他の高速ステージとは性格が大きく異なるが、それでもSSは大勢のファンの熱気に包まれ、素晴らしい雰囲気のなかラリーが開幕した。

    競技2日目となる7月28日(金)のデイ2は、ユバスキュラのサービスパークを中心に、12本のSSが行われる。SSの多くは、これまでに何度も使われてきた「クラシックステージ」で、ビッグジャンプで有名なウーリアや、ユコヤルビといった名物SSも走行する。そして1日の最後には、SS1と同じコースを使用するユバスキュラの市街地SS、ハルユ2が予定されている。12本のSSの合計距離は145.71km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は641.03kmとなっている。

    トム・フォウラー (チーフ・エンジニア)

    朝のシェイクダウンは、エンジンのセッティングがこのラリーに最適化されているかどうかの確認が主なテーマでしたが、とてもうまく行きました。ユホのクルマはシケインの藁の塊に当たりましたが、サービスパークで修復し、予定していた作業をすべて終えることができました。夜のSS1はグラベル(未舗装路)とターマック(舗装路)が混ざる特殊なコースで、所々道が非常に狭く、このラリーの他のSSとはコースの性格が大きく異なりました。そのためドライバーたちは明日からの本格的な戦いに備えて、注意して走行しました。明日からのスピードの高いステージに向けてクルマをうまく仕上げることができたので、自信を持っています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)

    SS1のハルユは、いつも難しく感じるSSです。最初のコーナーへの進入速度が速すぎて、ギアがあいませんでした。その結果、少しタイムをロスしたと思います。しかし全体として見れば、クルマを何かに当てるようなこともなく、良いスタートを切れたと思います。SSには大勢のファンが集まり、素晴らしい気分でラリーを始めることができました。明日の金曜日は天気が良くなりそうですが、土曜日は雨が降りそうです。きっと興味深い週末になるでしょう。

    ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)

    今朝のシェイクダウンでは、シケインでブレーキのタイミングがやや遅れ、藁を束ねたバリアにクルマが当たってしまいました。私のミスですが、幸いにもクルマに大きなダメージはありませんでした。SS1は気負わず落ち着いて走りましたが、クルマのフィーリングはとても良く、うまくまとめられたと思います。フィンランド人であっても特別なアドバンテージはないと思いますが、精一杯走ります。明日からの本格的なSSを楽しみにしています。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #12号車)

    SS1では前に走ったクルマがシケインにぶつかったためか、シケインのバリアが動いて隙間が狭くなり、私はクルマのタイヤをバリアに当ててしまいました。そのせいでサスペンションのジオメトリーセッティングが少しずれてしまったようです。あまり良いスタートにはなりませんでしたが、我々のクルマは乗りやすくとても良いフィーリングなので、大きな問題にはならないと思います。

  • 【WRC】 ラリー・フィンランド:オット・タナクが初日のトップ

    【WRC】 ラリー・フィンランド:オット・タナクが初日のトップ

    WRC 世界ラリー選手権 第9戦 ラリー・フィンランドが27日(木)に開幕。競技初日としてSS1が行われ、オット・タナク(Mスポーツ)がリードを築いた。

    午前中のシェイクダウンを経て、夜7時からユバスキュラ市街地の舗装路と公園内の未舗装路を組み合わせた特設コースでSS1「ハルユ」が行なわれた。

    ベストタイムはオット・タナクの1分44秒1。2番手には1.1秒差でティエリー・ヌービル、3番手にはセバスチャン・オジェ(Mスポーツ)が続いた。

    トヨタ勢は、ヤリ-マティ・ラトバラが5番手、ユホ・ハンニネンが7番手、エサペッカ・ラッピが13番手で初日を終えた。

    2017 WRC 第9戦 ラリーフィンランド 初日

    順位 ドライバー マシン タイム
    1 オット・タナク フォード フィエスタWRC 1.44.1
    2 ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC +1.1
    3 セバスチャン・オジェ フォード フィエスタWRC +1.5
    4 クレイグ・ブリーン シトロエン C3 WRC +1.6
    5 ヤリ‐マティ・ラトバラ トヨタ ヤリスWRC +2.2
    6 ヘイデン・パッドン ヒュンダイi20クーペWRC +2.5
    7 ユホ・ハンニネン トヨタ ヤリスWRC +2.7
    8 クリス・ミーク シトロエン C3 WRC +3.0
    9 エルフィン・エバンス フォード フィエスタWRC +3.1
    10 ダニ・ソルド ヒュンダイi20クーペWRC +3.5
  • 【WRC】 トヨタ:WRC 第9戦 ラリー・フィンランド プレビュー

    【WRC】 トヨタ:WRC 第9戦 ラリー・フィンランド プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは、7月27日(木)から30日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第9戦ラリー・フィンランドに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(#11号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#12号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。ラリーの中心地となるユバスキュラはチームの本拠地から近く、ホームイベントと呼べる一戦で最良の結果を得るべく、チームは万全の準備を整え戦いに備える。

    例年、ラリー・フィンランドはWRCの中で最もSSの平均速度が高いラリーであり、かつては北欧の選手以外は勝てないとさえ言われた、難易度の高いグラベル(未舗装路)ラリーである。コースは全体的に非常に高速で、道幅は広く路面も滑らかで硬く引き締まっているため、選手たちはストレスを感じることなく走ることができる。しかし、道のすぐ横には木々が迫るため、ほんの少しのミスも許されない。そして「クレスト」と呼ばれる小さな丘を越える際にクルマのタイヤは地面を離れ、数十メートルも飛ぶようなビッグジャンプも現れる。そのためドライバーは、左右方向だけでなく、上下方向の動きにも注意してクルマをコントロールしなければならない。

    サービスパークが置かれるフィンランド中部の町、ユバスキュラはチームの本拠地からも近く、チームを率いるトミ・マキネンはこの母国イベントで4回優勝経験がある。ラトバラはこれまでに2010年、2014年、2015年と計3回表彰台の中央に立った。ハンニネンは2014年と2015年と2年連続で総合6位入賞を果たし、ラッピは2014年と2015年に総合8位となり、サポートシリーズであるWRC2としては2年連続優勝を達成した。3台のヤリスWRCのドライバーおよびコ・ドライバーが全員フィンランド人のチームにとって、特別な一戦であり、今シーズン最高の結果を得るべく入念な事前テストを実施してきた。

    ラリーは7月27日(木)の夜、ユバスキュラ市街地が舞台となるハルユのSSでスタート。翌日の28日(金)から本格的なグラベルSSが始まり、選手たちは有名で伝統あるステージを含む多くのSSを走行する。競技最終日となる30日(日)は、最終ステージのSS25がボーナスの選手権ポイントがかかるパワーステージに設定され、最後の最後まで高い緊張感が保たれる。SSの数はトータル25本でその合計距離は314.20km。リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は1425.96kmとなっている。

    トミ・マキネン (チーム代表)

    フィンランドは、私たちにとって特別な意味を持つホームイベントです。選手は自信に満ち溢れていますので、私も安心しています。我々はフィンランドのステージで多くの経験を積み重ねてきたので、ラリーへの準備は整っていると思います。一方で、クルマは絶えず進化しており、常に新しいことを発見しています。ラリー・フィンランドは、我々にとって素晴らしい経験となるでしょうし、ステージでは多くのファンの皆さんにお会いできるでしょう。ヤリ-マティはこのラリーで勝つ方法を知っており、ユホは速くて経験豊富です。そしてエサペッカは若くてハングリーと、我々には素晴らしいドライバーが揃っています。力強い戦いをしてくれることを期待しています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)

    モンテカルロと同じように、フィンランドは誰もが勝ちたいと思っているラリーです。特に、フィンランド人ならば、なおさらです。もちろんプレッシャーは感じますが、それはポジティブな意味でのプレッシャーです。今回の私の目標は、言うまでもなく優勝です。ラリーを前に4日間のテストを行ない、クルマのさらなる進化を確認しました。自信はありますが、フィンランド人にとって地元イベントであるというアドバンテージはもはやないと思います。今や多くのSSが毎年使われているため、フィンランド人以外の選手も、充分な経験を持っているからです。激しい戦いになるでしょう。

    ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)

    フィンランドは他のどのイベントよりも多くの経験があるラリーなので、自信はあります。特定の目標を立てるつもりはありませんが、最初の段階から全力でアタックし、どれぐらい良いポジションでフィニッシュできるのかを見極めるつもりです。フィンランドはとにかくハイスピードなラリーなので、徐々にスピードを上げていくような戦いは通用しません。最初のコーナーから思いきり攻めるしかないのです。事前のテストでは主にサスペンションの改善に力を入れ、良いフィーリングを得られました。フィンランドの未舗装路は雨で濡れると硬く締まる性質があります。テストの初期には降雨がありましたが、ラリーでも雨の可能性はあるので有益なテストになりました。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #12号車)

    ワールドラリーカーで初めてホームイベントを戦うことになり、とても興奮しています。完璧な戦いができれば表彰台に上がることも充分可能だと思いますが、例年フィンランドは僅差の戦いとなるため、何もトラブルなく走る必要があります。空力性能とエンジン性能の高さは我々のクルマの強みなので、ハイスピードなフィンランドの道との相性は良いはずです。ワールドラリーカーのスピードはとても速く、以前に他のクルマで出場した時よりもはるかに高速で走ることになるため、コ・ドライバーもペースノートをさらにはやく読み上げる必要があります。コ・ドライバーのヤンネにとっても、きっと大きな挑戦になるでしょう。

  • 【WRC】 トヨタ:WRC 第6戦 ラリー・ポルトガル 初日レポート

    【WRC】 トヨタ:WRC 第6戦 ラリー・ポルトガル 初日レポート

    5月18日(木)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦ラリー・ポルトガルが開幕。競技初日デイ1として、スーパーSS1本がポルトガル北部ロウサダのラリークロスコースで行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合7位に、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC#11号車)が総合9位につけた。また、今回がヤリスWRCでのWRC初出場となるエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC#12号車)は、総合13位で競技初日を走り終えた。

    新たにラッピがドライバーとして加わり、初の3台体制で臨んだラリー・ポルトガルの競技初日は、3台揃って順調な1日となった。午前中に行われたシェイクダウンでは、ラリー本番に向けてクルマの最終確認を実施。19 時過ぎより、サービスパークから東に約50km離れたロウサダのラリークロスコースで競技が始まった。グラベル(未舗装路)とターマック(舗装路)がミックスした全長3.36kmのショートコースでは、2台同時走行のスーパーSSが行われ、約3万5000人の観客が見守る素晴らしい雰囲気の中、選手たちは熱い戦いを展開。ラトバラ、ハンニネン、ラッピはいずれも安定した走りで、最初のステージをクリアした。

    競技2日目となる5月19日(金)のデイ2は、サービスパークが置かれるマトジニョスの北~北東エリアで8本のSSが行われる。SS2、3、4と、その再走ステージとなるSS5、6、7は自然の中の未舗装路が舞台となり、1日の最後に予定されているSS8およびSS9はブラガの街中に設けられるショートステージである。8本のSSの合計距離は148.32km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は581.20kmとなっている。

    トム・フォウラー(チーフ・エンジニア)

    ラリー・ポルトガルは、前戦ラリー・アルゼンティーナといくつか類似点があるため、同じようなセットアップで臨むことにしましたが、もちろんアルゼンチンで得た経験を、開発と改善に反映しています。3台のヤリスWRCは、ほぼ同じセットアップになっています。今回はエサペッカにとってWRカーで出る初めてのラリーなので、できるだけ長い距離を走り経験を積んでもらうことが最優先事項です。そのためクルマは他の2台とほぼ同じ仕様ですが、将来的には他と違う仕様を試し、開発に役立てることも検討しています。ラリー前のプレイベントテストではサスペンションの開発にかなり時間をかけ、また1歩前に進むことができました。ですので、それが今週末のタイムに反映されることを願っています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)

    スーパーSSはとても素晴らしい雰囲気で、ステージを満喫しました。ただし、ハンドリングがややアンダーステア気味に感じられたので、それについてはこれから考えます。とはいえ、スーパーSSのコースは明日からのグラベルSSとは性格が大きく異なるので、今日の結果にあまりとらわれるべきではないでしょう。プレイベントテストでは十分な手応えを感じていたので、明日のデイ2が終るまでには、さらに良いアイディアを得られるのではないかと期待しています。

    ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)

    まったく問題なくスーパーSSを走ることができました。この短いSSで勝負が決まるわけではなく、クルマに関して良いフィーリングを感じたので、我々のアプローチは正しく、このラリーでの目標を実現できるはずだと思いました。前戦アルゼンチンで多くの経験を得たので、学んだことを今回のラリーで実践したいと思っています。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #12号車)

    新しいクルマで初めて走ったロウサダのスーパーSSは、観客がとても多くすばらしいステージでした。緊張はまったくなく、ただただ興奮しました。WRカーで出場するために6カ月間用意をしてきたので、準備は万端です。しかし、週末に向けてはスピードを上げていく必要があります。明日からのグラベルステージは、2回目の走行時に道が荒れかなり難しくなると予想しています。ですので、ステップバイステップで物事を進めていくつもりです。

    関連:【WRC】 ラリー・ポルトガル:オストベルグとヌービルで同タイムで首位

  • WRC今季初勝利のクリス・ミーク 「勝利できたのは神の恵みだった」

    WRC今季初勝利のクリス・ミーク 「勝利できたのは神の恵みだった」

    WRC 第3戦 ラリー・メキシコで今シーズン初勝利を挙げたクリス・ミーク(シトロエン)は「勝利できたのは神の恵みだった」と語った。

    それまでの4日間のわたる戦いで40秒近いリードを築いて最終ステージを迎えていたクリス・ミークだったが、残り750mの地点でコースを喫し、完全に優勝を失ったかに見えた。

    クリス・ミークは広くなった駐車エリアで観客の車の間をコースに戻る道を探してさまよったが、幸いなことに脱出に成功。リヤウィングにテープをひっかけ、パンクしたマシンでどうにか逃げ切り、セバスチャン・オジェを13.8を秒引き離して優勝を飾ることになった。

    「高速の右コーナーでバンプを越えたあと、マシンが浮き上がってしまった。ブレーキをかけた時、マシンが少し横へそれて、深いディッチの方へ流れてしまったんだ」とクリス・ミークはその瞬間を振り返る。

    「まったく愚かなミスだった。僕たちはラインを外れ、フェンスから出てしまった。その後は、神の恵みがあったのだろう。大きなコースオフでは無かったが、駐車した車のなかからコースへ戻る道を探すときは気がおかしくなりそうだった。本当にゴールできてよかった。ラッキーだった。本当にラッキーボーイだったよ」

    クリス・ミークはキャリア4度の勝利によってドライバーズ選手権ランキングで14位から6位へと浮上した。

    WRC – Rally Guanajuato México 2017: Kris Meeke´s exit in SS19

  • トヨタ:2台のヤリスWRCが揃って入賞 / WRCメキシコ 結果

    トヨタ:2台のヤリスWRCが揃って入賞 / WRCメキシコ 結果

    3月12日(日)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦ラリー・メキシコの競技最終日となるデイ4がレオンを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合6 位でフィニッシュ。

    ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC #11号車)も総合7位で完走し、今シーズン初めて2台のクルーが揃って10位以内に入り、ポイントを獲得した。

    ラリー最終日はサービスパークが置かれるレオンの東側エリアで、2本計54.90kmのSSが用意された。そして、最終ステージのSS19はトップ5のタイムを記録したクルーに対しボーナスのポイントが与えられるパワーステージに設定された。TOYOTA GAZOO Racing WRTのハンニネンは、7位ラトバラに0.3秒差の6位で最終日をスタート。しかし体調が優れなかったこともあり、最初のSS18でラトバラに逆転を許し7位に後退。ラトバラは6位に浮上し、そのままの順位で最終ステージのSS19を走りきった。この結果、今季初めて2台揃ってトップ10内でフィニッシュし、ドライバーズポイントと、コ・ドライバーズポイントを獲得。ラトバラ/アンティラ組は順位をひとつ落としながらも選手権2位につけ、ハンニネン/リンドストローム組は11位となった。また、TOYOTA GAZOO Racing WRTは、マニュファクチャラーズ選手権で2位のポジションを堅持した。

    今回のラリーではメキシコの特徴である高い気温と、高い標高というふたつの要素が組み合わさった結果、競技2日目にはチームはエンジン温度の上昇という難題に直面した。しかしスタッフ全員の努力と貢献により、競技3日目以降問題は解決し、最終日には選手たちが心から満足できる状態までヤリスWRCを進化させることに成功。タフなコンディションのラリーを走破したことで、TOYOTA GAZOO Racing WRTはさらに多くの事を学び、将来に向けて貴重な経験を蓄積した。

    WRC次戦は、4月6日から9日にかけてフランスのコルシカ島で行なわれる第4戦ツール・ド・コルス。コルシカ島の島全体が舞台となるこの伝統の1戦は、シーズン最初の完全なターマックラリーである。コルシカ島のツイスティな舗装路は平均速度こそ比較的低いが、ミスに対しては寛容ではなく、選手たちは正確なマシン操作を求められる。4月のコルシカ島は天候変化が読みにくいため、選手とチームはあらゆるコンディションに対応できるように、入念な準備を行う必要がある。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    モンテカルロ、スウェーデンと開幕から2戦連続で素晴らしい結果になりましたが、今回のメキシコは、我々が今年直面するであろうと事前に予想していたような結果になりました。しかし、難しい状況を乗り越え、ふたりのドライバーが初めて同時にドライバーズポイントを獲得したことに満足しています。今回の結果、そして我々にとって初めてのグラベルラリー参戦から多くの情報を得られた事を嬉しく思います。今回我々が学んだことは、将来必ず役に立つでしょう。今回は非常にトリッキーなラリーだったにも関わらず、2台のクルマを完走に導いたドライバー、コ・ドライバー、エンジニア、そしてメカニックの貢献に心から感謝します。

    嵯峨宏英(チーム副代表)
    前戦スウェーデンでは素晴らしい結果を残すことができましたが、気温と標高の高いメキシコ戦は、これまでとは違う試練を我々に与えるであろうと予想していました。事前に想定テストを行ない、万全の準備をして臨んだものの、我々の予想を超える試練が待っており、とても厳しい戦いとなりました。競技2日目には、オーバーヒートに苦しみましたが、エンジニア・メカニック一丸となって、限られた時間の中で対策を施し、最終日のSSでは、それらの対策が効果的であったことを確認できました。そして、クルー達がゴールまで無事にそのクルマを走らせ続けてくれました。こうした一つ一つの経験が、ヒトを鍛え、クルマを強くしてくれるのだと思います。今回も、学びの大変多いラリーとなりました。ラリーは、お客様が普段使っている道が舞台です。その道で、全力を尽くし、極限の状態でクルマを学ぶことが「もっといいクルマづくり」に繋がっていくと改めて強く感じます。この4日間、現場でチームの皆と過ごす中で、多くの地元のファンの方に暖かい声援を頂き、とても嬉しく思います。また、日本からも心温まる応援メッセージをいただきました。ファンの皆様に感謝いたします。次戦も、応援をよろしくお願い致します。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC#10号車)
    ラリー・メキシコでは5位以内に入ることが目標でした。1つ及ばず6位という結果でしたが、今回我々が序盤に直面した困難は予想を超えたものでしたし、またパワーステージでボーナスポイントを獲得できたので、嬉しく思います。そして、ドライバーズとマニュファクチャラーズの両選手権では、依然良いポジションにつけています。今日は最初のSSの滑りやすいセクションでスピンし10秒を失ってしまいましたが、それまでは今回のラリーで最高のフィーリングでした。あのスピンがなければかなり良いタイムを記録することができたと思いますが、重要なのは最後に満足できる状態にまでクルマを持っていけたことです。4日間の戦いを通して、我々は一段と成長することができたと思います。

    ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC#11号車)
    体調不良により、私にとってはスタートからフィニッシュまで辛いラリーでしたが、今シーズン初めてリタイアすることなく、10位以内で走り切り、ポイントを獲得することができたことを嬉しく思います。ヤリ-マティを0.3秒リードして最終日を迎えたのは良い経験でしたが、彼のほうが速く、残念ながらリードを守ることができませんでした。ラリー・メキシコで今回我々が体験した事は、自分たちとチームの将来にとって大きなプラスになるでしょう。また、このラリーでは今年初めて木に当たらずに最後まで走ることができ、この年齢になっても自分がまだ成長し、多くを学んでいると実感することができました。

    【WRC】 ラリー・メキシコ 結果:クリス・ミークが優勝
    WRC ラリー・メキシコ 結果

  • 【WRC】 ラリー・モンテカルロ 結果:オジェが優勝、ラトバラが2位表彰台

    【WRC】 ラリー・モンテカルロ 結果:オジェが優勝、ラトバラが2位表彰台

    2017年 WRC 開幕戦 ラリー・モンテカルロが最終日を迎え、セバスチャン・オジェ(Mスポーツ)が総合優勝、ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ)が2位表彰台を獲得した。

    ラリー最終日となる明日の競技4日目デイ4は、モナコの北側に広がるフランス山中が舞台となる。SSは4本用意され、2本のステージを各2回走行。有名な「チュリニ峠」もコースに含まれる。

    最終ステージのSS17は、上位タイムを刻んだ選手に対しボーナスのドライバーズポイントが与えられるパワーステージに指定されている。

    だが、SS16は、不適切な場所にあまりに多くの観客がいたためキャンセルとなった。

    最終日はセバスチャン・オジェ、オット・タナクのMスポーツ勢が1-2体制でスタート。だが、SS15でオット・タナクのエンジンにトラブルが発生して3位に後退。トヨタのヤリ-マティ・ラトバラが2位に順位を上げた。

    優勝は、撤退したフォルクスワーゲンからMスポーツに移籍した4度のWRCチャンピノであるセバスチャン・オジェ。フォード フィエスタWRCでの初戦で見事に優勝を飾った。チームメイトのオット・タナクも3位表彰台を獲得し、Mスポーツが最高のスタートを切った。

    セバスチャン・オジェは「正直、最初のラリーで勝てるとは思ってなかった」とコメント。「モンテカルロでの勝利を願っていたけど、準備が少ししかできなかったので、達成できるとは考えていなかった。信じられない気分だ。まだやるべきことはあるけど、少なくとも大きなポイントを獲得してスタートできたことには満足している」

    そして、2位にはトヨタのヤリ-マティ・ラトバラが入賞。18年ぶりにWRCに復帰したトヨタの復帰戦で2位表彰台を挙げた。チームメイトのユホ・ハンニネンは16位で完走した。

    ヤリ-マティ・ラトバラは「トヨタのWRC復帰戦を2位という想像もしていなかったような結果で終える事ができて、本当に嬉しく思う」とコメント。「ラリー・モンテカルロでの過去のベストリザルトは2位だけど、新しいチーム、新しいマシンで再び2位に入れたことを誇りに思う。この素晴らしい結果は、チームのサポートと、ファンの皆さんの応援によって実現した」

    2017 WRC 開幕戦 ラリーモンテカルロ 結果

    順位 ドライバー チーム タイム
    1 セバスチャン・オジェ M-SPORT WORLD RALLY TEAM M 4:00:03.6
    2 ヤリ‐マティ・ラトバラ TOYOTA GAZOO RACING WRC M +2:15.0
    3 オット・タナク M-SPORT WORLD RALLY TEAM M +2:57.8
    4 ダニ・ソルド HYUNDAI MOTORSPORT M +3:35.8
    5 クレイグ・ブリーン CITROEN TOTAL ABU DHABI WRT   +3:47.8
    6 エルフィン・エバンス M-SPORT WORLD RALLY TEAM M +6:45.0
    7 アンドレス・ミケルセン SKODA MOTORSPORT WRC2 +9:32.7
    8 ヤン・コペッキー SKODA MOTORSPORT WRC2 +12:58.1
    9 ステファン・ルフェーブル CITROEN TOTAL ABU DHABI WRT M +14:43.8
    10 ブライアン・バフィー GEMINI CLINIC RALLY TEAM WRC2 +16:09.4
    16 ユホ・ハンニネン TOYOTA GAZOO RACING WRC M +32:16.8
  • ペター・ソルベルグ、2014年のWRC復帰を目指す

    ペター・ソルベルグ、2014年のWRC復帰を目指す

    ペター・ソルベルグは、2014年にWRCに復活する方法を探している。

    2003年のWRCチャンピオンであるペター・ソルベルグは、昨年フルタイムのファクトリーWRCシートを得られず、自身のチームでヨーロッパ・ラリークロス選手権に参戦した。

    しかし、ペター・ソルベルグは、WRC復帰のために来週末のラリー・フィンランドに出席する。

    「スポーツについて感じていることは何も分かっていない」とペター・ソルベルグはコメント。

    「僕にとっては常に特別なスポーツだし、僕は世界ラリー選手権で提供できる多くのものを持っていると感じている」

    「実際に止める準備ができる前に止めてしまったというのが事実だ。でも、今は再び話をしているし、来シーズンまでに何が実現できるか見ていきたい」

    プライベーターで3シーズンを未勝利で過ごしたペター・ソルベルグは、定期的に勝つにはファクトリーチームのシートが必要だと認識している。

    「本当にWRCに戻りたいと思っている。完全にきちんとやり遂げなければならない」

    「今シーズンについて話をしていたとき、ずっとチャンピオンシップに勝つチャンスが欲しいし、それがラリーをやる意味の全てだと言ってきた」

    「僕にはまだスピードがあるとわかっているし、今年を傍観者として見ているのはフラストレーションを感じている」

  • WRC:セバスチャン・ローブが9連覇!

    WRC:セバスチャン・ローブが9連覇!

    セバスチャン・ローブが、9年連続でWRC(世界ラリー選手権)のチャンピオンを獲得した。

    セバスチャン・ローブ(シトロエン)は、WRC第11戦ラリーフランスで初日から首位に立ち、今シーズン8度目、通算75勝目となる優勝を達成。WRC9連覇を決めた。

    「2年ぶりに地元のラリーで王座を決めることができてこれ以上のものはない。最高の気分だ!」とセバスチャン・ローブは述べた。

    セバスチャン・ローブは、2013年のWRCへの参戦は数戦のスポット参戦になることを明らかにしており、おそらく今回が最後の総合優勝になりそうだ。

    セバスチャン・ローブは2014年以降にWTCC(世界ツーリングカー選手権)に参戦する可能性を示唆している。