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  • MotoGP | スズキ 第13戦 チェコGP 予選レポート

    MotoGP | スズキ 第13戦 チェコGP 予選レポート

    雨に見舞われたチェコGP予選はリンスが6番手
    金曜の天候から一転し、土曜日のブルノサーキットは朝から雨に見舞われ、午前のFP3はウェットコンディションでスタート。急な路面コンディションの変化にも関わらず、ワイルドカード参戦のシルバン・ギントーリが3番手でセッションを終え、チームを湧かせる。

    MotoGPマシンでのウェットコンディション走行経験の少ないルーキー・ジョアン・ミルも周回を重ねる毎に順調にタイムを上げるが、他ライダー同様、金曜のFP2タイムを更新することはできず、アレックス・リンスのみがトップ10に留まり、ストレートQ2行きを決める。

    予選に向けての最終セットアップを決定するFP4は雨が降ったり止んだりの難しいコンディションとなり、3人のライダーはそれぞれコンディションに適したセットアップを探るために周回。

    Q1セッションではミル、ギントーリがQ2行きを賭けて激しいアタックを繰り返すが、ギントーリは15番手、またFP3でのポジティブなフィーリングを得られず、このセッションで苦戦を強いられたミルは悔しい19番手に留まり、どちらもQ1敗退となった。

    決勝グリッドを決定するQ2セッションでも天候は回復せず、ウェットとドライが混在するコンディションで15分の短いセッションがスタート。タイヤ選択が鍵となったこのセッションで、リンスは計測1周目にウェットタイヤで2番手タイムをマーク。2度目のアタックではスリックタイヤを選択してギャンブルに出るも、セッション終盤に再び雨が降り出し、タイムアップは叶わず6番手で終了。明日の決勝は2列目グリッドからのスタートとなる。

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「今日は天候の変化で路面のコンディションがかなり難しい状態でしたが、アレックスはうまく状況をマネージメントして2列目グリッドに留まることができました。残念ながらジョアンはこの難しいコンディションでは本来のポテンシャルを発揮することができませんでしたが、チームは明日の決勝に向けて最善を尽くしますし、あとは彼が良いスタートを切ってくれるのを願います。今日はシルバンもウェットコンディションで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれ、チームを盛り上げてくれました。決勝で3人のライダーが思いきり勝負できるためにも、明日は晴れてドライレースになってほしいですね。」

    アレックス・リンス
    「難しいコンディションを予選6番手で終えることができたことはまずまずの結果だと思っているし、ドライでもウェットでも良いペースで走れているから、明日の決勝がどんなコンディションであっても準備はできているよ。Q2は路面のコンディションが微妙だったからタイヤ選択が本当に難しかったけど、僕はスリックでギャンブルすることを選択したんだ。路面はウェットとドライの半々でタイムを上げることはできなかったけど、ペースも安定しているし、グリッド位置も悪くないから、あとは決勝で全てを出し切るのみさ。」

    シルバン・ギントーリ
    「朝のFP3はウェットコンディションで3番手だったし、Q1ではもうちょっとでQ2に行けるかってところだった。今回は自分自身も本当に楽しく乗れているし、チームの力にもなれていると思うから、僕らテストチームにとっては昨日に続いて素晴らしい1日だったよ。フィーリングもリズムも良いので、今日までの結果には満足しているし、明日の決勝もこのまま良い流れに乗れるといいね。」

    ジョアン・ミル
    「ウェットコンディションでのフィーリングはかなり良くて、セッティングを変更する毎にパフォーマンスが上がっていたんだけど、予選ではなぜか同じようなラップタイムで走ることができなかった。今晩エンジニア達にその理由を分析してもらって、対策を考えてもらうことになっているよ。明日は晴れ予報だから、朝のウォームアップでレースペースをしっかり見極めることが重要だね。」

  • MotoGP | ホンダ 第13戦 チェコGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ 第13戦 チェコGP 初日レポート

    マルケス2番手。順調な走りで後半戦のスタートを切る
    後半戦のスタートとなったMotoGP 第10戦チェコGPのフリー走行は、終日、雲の多い天候となり、この時季のブルノとしては、気温も路面温度(29度)も低く、絶好のコンディションの中で行われた。しかし、路面のグリップがよくなく、加えて土曜日が雨になる可能性が高いため、選手たちはタイヤテストとセットアップに集中した。

    総合首位で後半戦を迎えたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、土曜日が不安定な天候になることを想定し、ソフト、ミディアム、ハードの3種類のタイヤテストと、それに合わせた車体のセットアップに取り組み、FP1、FP2ともに2番手と順調なスタートを切った。2日目のフリー走行と予選では、決勝がどんなコンディションになっても対応できるように、引き続き、セットアップに取り組む。

    シーズン前半の締めくくりとなる第9戦ドイツGPで今季2回目の表彰台に立ったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、後半戦のスタートとなるチェコGPも、まずまずのスタートを切った。クラッチローも、マルケス同様、タイヤテストとそのセットアップに集中した。しかし、マルケスほどセットアップを進められず課題を残した。土曜日がドライコンディションなら引き続きセットアップに集中し、ウエットコンディションならダイレクトでQ2に進出できるため、好グリッドを獲得することに集中する作戦だ。

    第8戦オランダGPで痛めた左足首が順調に回復した中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、チームメートのクラッチローとほぼ同じ内容でタイヤテストを行った。FP2では、土曜日の雨予報を受けて、ソフトタイヤを2本投入してアタックを敢行。順調にタイムを更新したが、2本目のアタックでは、タイヤの限界を超えた走りで転倒を喫し12番手に終わった。目標とするトップ10には届かなかったが、土曜日のフリー走行ではトップ10を目指し、ダイレクトでのQ2進出を目指す。

    鈴鹿8時間耐久ロードレースで3位表彰台を獲得したステファン・ブラドル(Repsol Honda Team)は、スーパーバイクからの乗り換えにやや苦労し、FP1は22番手と出遅れたが、FP2ではフィーリングを取り戻し14番手までポジションを上げた。前戦ドイツGPに続き、今大会もケガの回復が遅れているホルヘ・ロレンソの代役として出場する。前戦ドイツGPでは10位でフィニッシュしたが、今大会はシングルフィニッシュを目指す。

    マルク・マルケス(MotoGP 2番手)
    「夏休み明けのレース、シーズン後半の最初の日なので、しっかり走ることがとても重要でした。今日はいいフィーリングがありました。いろいろなタイヤ、セッティング、車体の仕様違いにトライしました。今日の課題は、1周のタイムよりも、セットアップに集中することでした。なぜなら明日は雨の予報が出ているからです。今夜、ポジティブなこと、そしてネガティブなことをしっかり分析し、理解し、明日に向けてベストな選択をしたいと思います。今日の仕事には満足しています。明日がどのような日になるかは分かりませんが、今日はいいポジションで終わることができました」

    カル・クラッチロー(MotoGP 8番手)
    「ソフトタイヤでいいフィーリングがあり、速く走ることができました。いつもなら、リアはハードタイヤの方が自分のライディングスタイルに合っているのですが今日は違いました。理由はよく分かりません。とにかくハードタイヤではペースを上げることができず、別のセッティングを試してもいいフィーリングをつかむことができませんでした。明日がどうなるか楽しみです。そして明日は雨が降ることを願っています。今日はトップ10に入ることができましたが、もっと前進しなければなりません。今日はザクセンリンクほどいいフィーリングはありませんでしたが、ザクセンリンクとはレイアウトが違うので楽観的に考えています。決勝ではトップ5争いができることを願っています。レースまで、まだ時間があります」

    中上貴晶(12番手)
    「明日の天気が不安定なので、予定通り、FP2のセッション後半にソフトタイヤを2本使ってタイムアタックしました。1本目のアタックで3番手まで上がり、まだ0.2秒くらいタイムをあげられるなと感じました。2本目のアタックでは、最初のラップで約0.05秒短縮。さらにタイムを縮めようとアタックを続けましたが、1コーナーでフロントが切れ込んで転倒してしまいました。1本目のときからフロントが柔らかすぎて限界だと思っていましたが、2本目はこの限界を超えてしまいました。転倒は残念ですが、この転倒で明日に向けての課題とアタックするときのタイヤも明確になったので、その点では成果のある一日でした。今日のアタックはフロントがミディアムでしたが、明日もドライなら、フロントにハード、リアにソフトでアタックしようと思います。ケガをしていた左足首は、シフトもコーナーリングのステップワークも問題はありませんでした。明日は、ドライでもウエットでもQ2に進出し、トップ10内を目指します」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 14番手)
    「鈴鹿8耐を終えてMotoGPに戻ってきましたが、思ったよりも身体をMotoGPマシンに合わせるのに時間がかかりました。正直、うまく仕事をスタートさせることができませんでした。それでもFP1からFP2にかけて大きく前進できたことには満足しています。FP2ではドイツGPの感覚を取り戻すことができたし、いいかたちで一日を終えることができました。明日と明後日に向けて準備は整いました。今大会もタイムが接近していますが、引き続き前進して、トップとのギャップを縮められると思います」

  • MotoGP | ヤマハ 第13戦 チェコGP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ 第13戦 チェコGP 初日レポート

    ブルノの初日、Monster Energy Yamaha MotoGPはダブル・トップ10
    ブルノ・サーキットで8月2日、MotoGPシーズン後半戦がキックオフ。Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシはフリープラクティス第1セッションでマシンを調整し、第2セッションでタイムアタックを行ってそれぞれ5番手と9番手を獲得した。

    第8戦、第9戦と2戦連続で表彰台に上るなど好調が続いていたビニャーレスは、今回もいつもと同様、午前中のフリープラクティス第1セッションでマシン・セッティングに集中。前半で4番手につけ、ひとたびマシン・バランスが好みのものに仕上がってくるとラップタイムを1分56秒982に更新して3番手に上げた。トップとの差はわずか0.063秒だった。

    午後は頭上に雲が広がり、明日の雨が予想されるようになると、ビニャーレスは計画を変更。フリープラクティス第2セッションでは初めに短時間で決勝への準備を行ったあと、リアタイヤをソフト・コンパウンドに履き替えてタイムアタックを開始した。そしてすぐさま1分56秒台前半へ更新。さらに1分56秒084を叩き出すと2番手以下に0.590秒差をつけてトップに浮上した。セッション終盤ではライバルたちもペースを上げたため少しずつ後退し、トップから0.282秒差の5番手で初日を終了している。

    一方のロッシは、フリープラクティス第1セッションの序盤で3番手につけたあと、すぐさま決勝用のセッティングに切り替えておもにバランスの調整に集中。ラップタイムでは1分57秒827を記録し、トップから0.908秒差の10番手で終えた。

    午後からの第2セッションではビニャーレスと同様、序盤で路面やマシンのコンディションを確認したあと早々にタイムアタックを開始。1分57秒494で5番手に上がったが、2度目のアタックに入ると同時にマシントラブルに見舞われてしまった。ピットに戻って修復を行う間に8番手まで後退したロッシは、スペアマシンでコースに復帰すると残り5分で4度目のアタック。最終ラップでは1分56秒527へ更新してトップとの差を0.725秒に短縮したが、順位ではさらにひとつ下げて9番手となった。

    クアルタラロとモルビデリがトップと7番手
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリは、フリープラクティス初日にそれぞれトップと7番手を獲得する好調ぶりを見せている。

    午前中の第1セッション、クアルタラロはミシュラン・タイヤの3種のコンパウンドを試すことに専念して17番手に留まったが、午後からの第2セッションで一気にペースを上げてトップタイムをマーク。モルビデリも第2セッション終盤でタイムアタックを行い、ウイーク初日にトップ10を確保した。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(フリー走行総合5番手/1分56秒084)
    「今日は決勝に向けた準備に集中することができたので、正直、とても満足しています。明日もしも雨が降ったとしても、必要な仕事はやり終えているので安心。これは良い方法だと思います。決勝用セッティングでのペースは上々。フィーリングもとても良く、ライバルたちよりも早くラップタイムを短縮することができました。いつもとはちょっと違う進め方でしたが、そのおかげで決勝への準備に専念できるようになったことは良かったと思います。終盤は決勝距離を想定した走行を行い、ここでもマシンはよく走ってくれていました。タイヤの消耗には誰もが悩まされており、最も消耗の少ないスペックを見極めなければなりません。簡単ではありませんが、ベストを尽して状況を見守ります」

    バレンティーノ・ロッシ(フリー走行総合9番手/1分56秒527)
    「エンジンに問題が出てしまいました。ちょっと古かったらしく、何が起きたのかはわかりませんが、とにかく壊れてしまったのです。明日は天気が良くないようなので、今日のうちにトップ10を確保することが重要でしたが、9番手に入れたので明日は落ちついて様子を見守ることができます。もしもウエットなら、すでにQ2への切符を持っているということ。逆に晴れれば午前中からプッシュしていかなければなりません。いずれにしてもペースもタイムも悪くないので、初日としては上出来だと思っています」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「夏休みが終わり、またサーキットに戻ってくることができてうれしいです。今日は順調な船出とはなりませんでしたが、ふたりがトップ10に入るという目標は達成することができました。マーベリックはフリープラクティス第1セッションからベースが出来上がっており、自信満々の走行。第2セッション序盤でマークしたタイムはファステスト・タイムに近く、あらゆる部分で良いサインが現れていました。つまり、依然として改善の余地があると考えているためタイムよりもセッティングを重視していましたが、全体のフィーリングはすでに非常に良くなっているのです。一方、バレンティーノのほうはメカニカル・トラブルに見舞われるアンラッキー。貴重な時間を無駄にしてしまっただけでなく、終盤はスペアマシンで走らなければなりませんでした。それでもトップ10を確保してくれたので、明日、雨が降ればQ2進出が決定です。私たちチームは今晩も作業を続け、さらにパフォーマンス向上を目指してセッティングの調整を行っていきます」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ(フリー走行総合トップ/1分55秒802)
    「腕の状態はほぼ100%に近づいています。痛みを感じることなく2セッションを走り切り、ほとんど問題はありませんでした。第1セッションでは3種のコンパウンドをすべて試し、ソフトが最も良さそうでした。これからデータを分析して決勝で使えるかどうかを見極め、明日はひとつに集中して走り込んでいく予定です。ブルノはオーバーテイクが難しいコースなので、予選では1列目か2列目を狙っていきます」

    フランコ・モルビデリ(フリー走行総合7番手/1分56秒419)
    「明日は雨が降る予報になっているので、今日のフリープラクティス第2セッションは、まるでフリープラクティス第3セッションのようでした。その結果、7位を獲得することができてとてもうれしいです。もちろん、明日もさらに伸ばせるよう努力しなければなりませんが、とりあえず今日のところは満足しています。ファビオ(クアルタラロ)もとても速かったし、ヤマハの4台がトップ10に入っています。つまりヤマハのマシンが今回、とても良い走りをしているということです。全員が良いスタートを切っています」

  • MotoGP | 第10戦 チェコGP :ファビオ・クアルタラロが初日のトップ

    MotoGP | 第10戦 チェコGP :ファビオ・クアルタラロが初日のトップ

    Motogp 第10戦チェコgpのフリー走行が、アウトモトドローム・ブルノで行われ、ファビオ・クアルタラロが14度目のトップタイムをマーク。第7戦カタルーニャGP以来、今季2度目となる初日総合1番手に進出した。

    気温24度、路面温度29度のドライコンディションの中、フリー走行1で2番手のマルク・マルケスは、1分55秒台を最多の2回記録して0.023秒差の2番手。フリー走行1で6番手のジャック・ミラーは、0.269秒差の3番手に進出。

    今季初めて週末の1番手発進を決めたアンドレア・ドビツィオーゾは、0.269秒差の4番手。フリー走行1で3番手のマーベリック・ビニャーレスは、最多の21ラップを周回して0.282秒差の5番手。

    フリー走行1で9番手のアレックス・リンスは6番手。フリー走行1で8番手のフランコ・モルビデッリ、フリー走行1で15番手のカル・クラッチロー、フリー走行1で10番手のバレンティーノ・ロッシ、フリー走行1で13番手のダニロ・ペトルッチがトップ10入り。

    フリー走行1で17番手の中上貴晶は、今季5度目の転倒を喫して、0.818秒差の12番手。フリー走行1で4番手のミゲール・オリベイラは、ktm勢の最高位を維持したが13番手に後退した。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 F・クアルタラロ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’55.802
    2 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’55.825
    3 J・ミラー Alma Pramac Racing Ducati 1’56.071
    4 A・ドビツィオーゾ Mission Winnow Ducati Ducati 1’56.071
    5 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’56.084
    6 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’56.225
    7 F・モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’56.419
    8 C・クラッチロー LCR Honda CASTROL Honda 1’56.443
    9 V・ロッシ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’56.527
    10 D・ペトルッチ Mission Winnow Ducati Ducati 1’56.593
    11 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’56.620
    12 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 1’56.662
    13 M・オリベイラ Red Bull KTM Tech 3 KTM 1’56.732
    14 S・ブラドル Team HRC Honda 1’56.876
    15 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’56.958
    16 T・ラバト Reale Avintia Racing Ducati 1’57.057
    17 S・ギュントーリ Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’57.098
    18 A・イアンノーネ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’57.256
    19 H・シャーリン Red Bull KTM Tech 3 KTM 1’57.484
    20 J・ザルコ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’57.496
    21 K・アブラハム Reale Avintia Racing Ducati 1’57.562
    22 P・エスパルガロ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’57.792
    23 F・バニャイア Pramac Racing Ducati 1’57.893
  • MotoGP | ホンダ 第13戦 チェコGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 第13戦 チェコGP プレビュー

    ランキング首位で前半戦を折り返したマルケス。2年ぶりのチェコ勝利へ挑む
    後半戦のスタートとなる第10戦チェコGPが、8月2日(金)~4日(日)の3日間、チェコ第2の都市ブルノで開催される。チェコGPは、1993年にスタートして今年で27回目。チェコスロバキア時代を含めると、今年で43回目という長い歴史を誇る。

    8月開催のグランプリとして定着しているチェコGP。その舞台となるオートモトドラム・ブルノ(以下、ブルノ)には、毎年10万人を超える大観衆が集まる。過去数年を振り返ると、2011年は15万5400人、12年は13万9232人、13年は14万2030人、14年は13万8312人、15年は13万8752人。3日間合計でも毎年20万人以上となり、15年は24万8434人を記録した。

    この年をピークに、隣国オーストリアGPとの2週連続の連戦となった過去3年は、決勝日が8万人台、3日間合計でも18万人から19万人と観客数がやや減少しているが、昨年は決勝日に8万4678人。3日間合計で18万7348人と相変わらず人気のあるグランプリとして注目されている。

    チェコGPの開催されるブルノは、自然の地形を利用した中高速コーナーが連続するサーキットで、パッシングポイントも多く、毎年、熱戦が繰り広げられる。最大の特徴は、コース中盤に設けられた7つのコーナーで一気に73mを下り、その下った分を最終コーナーに向かうストレートで一気に駆け上がるという独特なレイアウト。リズム感あふれる走りとなり選手たちにも好評なサーキット。

    Repsol Honda Teamは過去8年で5勝を挙げている。11年にケーシー・ストーナー、12年にダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)、13年にマルク・マルケス(Repsol Honda Team)、14年に再びペドロサ、15年はHonda勢は優勝を逃したが、16年はカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)、17年は“フラッグ・トゥ・フラッグ”という難しいレースとなりマルケスが制した。昨年は優勝を逃したが3位でフィニッシュ。タイトル獲得に大きく前進する大会となった。

    9戦を終えて総合首位に立つマルケスは、これまで5勝を含む8回の表彰台を獲得し、総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に58点差、総合3位のダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)に64点差、総合4位にアレックス・リンス(スズキ)に84点差をつけている。ポイントリーダーとして後半戦のスタートを迎えるが、前半戦に築いたリードを守り、そしてさらにリードを広げるために気持ちを引きしめて挑むことになる。シーズン前半の締めくくりとなるドイツGPでは、MotoGPクラスで7連勝、125cc、Moto2時代を含めて大会10連覇というすばらしい記録を達成した。その勢いをキープし、今大会は2年ぶりの大会制覇とシーズン6勝目が期待される。

    16年の大会で優勝しているクラッチローは、3年ぶりの大会制覇と今季初優勝を目指す。今年は開幕戦カタールGPで3位になり幸先良いスタートを切るが、それからは転倒や不運のレースで表彰台に立てないレースが続いた。しかし、シーズン前半戦のしめくくりとなる第9戦ドイツGPでは大会前に右ヒザを痛めながら熱い走りをみせて3位表彰台を獲得した。体調がほぼ万全になった後半戦は、完走率100%に挑む。

    第8戦オランダGPで他者の転倒に巻き込まれ右足首を負傷した中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、その影響で第9戦ドイツGPも厳しい走りを強いられた。今大会も100%の状態に戻っていないが、悔しい結果と厳しい走りを強いられた過去2戦の雪辱に燃えている。

    第8戦オランダGPのケガで第9戦ドイツGPを欠場したホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、回復が遅れており、第10戦チェコGP、第11戦オーストリアGPも欠場する。その代役としてドイツGPに出場して14位でフィニッシュ、ポイントを獲得したステファン・ブラドルが、引き続き代役出場を果たす。先週は鈴鹿8時間耐久ロードレースに出場して3位表彰台獲得に貢献した。8耐からの連戦、そして今季3回目のMotoGP出場となるが、ワイルドカードで出場した第4戦スペインGPの10位以上でのフィニッシュを目標に戦う。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「シーズン後半戦を迎え、またマシンに乗れることをとても楽しみにしています。夏休みは少しですがリラックスすることができました。でもすぐにチームとマシンが恋しくなりました。仕事に戻る準備は整っています。ブルノは走っていて楽しいサーキットです。前半戦をいい形で終えることができたので、引き続き集中力をキープして後半戦に挑みます。ブルノは多くのライダーが得意としているサーキットなので、どういう結果になるかは走ってみないとわかりません。ホルヘがチェコ、オーストリアの2戦を欠場しますが、早く回復してチームに戻ってくることを願っています」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合9位)
    「ブルノでのグランプリがとても楽しみです。このサーキットにはすばらしい思い出があります。夏休みを終えて、再びチームと仕事をすることも楽しみです。前戦ザクセンリンクのフィーリングをもっと改善し、さらにいい結果を残したいです。いよいよシーズン後半のスタートです。僕とチーム、そしてHondaのために、もっといい結果を残せることを願っています」

    中上貴晶(MotoGP 総合12位)
    「今年の夏休みは、日本とスペインで過ごし、オランダGPで負傷した右足首の理学療法に努めました。足の状態はまだ100%ではありませんが、毎日少しずつよくなっています。ザクセンリンクより確実によくなっているので、前戦よりいい走りができると思います。治療のためにいい夏休みを過ごしたとは言えませんが、足の回復を考えれば、いい夏休みになりました。シーズンの後半戦を楽しみにしています。後半戦もブルノからレッドブルリンクと2連戦となります。チャンピオンシップにとってとても重要な戦いになります。オランダ、ドイツの2連戦は厳しいレースを強いられましたが、後半戦のスタートとなる2連戦はしっかりレースを楽しめるようにしたいです」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 総合20位)
    「ブルノが楽しみです。再びRepsol Honda Teamでレースを戦えることをうれしく思います。ザクセンリンクでは、とても楽しく仕事ができました。今週末の目標は、ドイツGP同様、マシンを改善していくことです。このような機会を与えられてうれしく思っています。HRCとRepsol Honda Teamに感謝したいです。そしてホルヘが一日も早く回復して、強くなって戻ってくることを願っています」

  • MotoGP | ヤマハ 第13戦 チェコGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ 第13戦 チェコGP プレビュー

    Monster Energy Yamaha MotoGP、ブルノでレース再開
    夏季休暇が終了し、MotoGPが3週間ぶりに開催される。シーズン後半戦のスタートとなる第10戦チェコGPはMonster Energyが冠スポンサーとなっていることもあり、この日を待ち望んできたマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシはいつも以上に意欲を燃やしている。

    ビニャーレスはこれまでにアッセンでの優勝とザクセンリンクでの2位など活躍を見せてランキング5位。ランキング・トップを100ポイント差、ランキング3位を36ポイント差で追う展開となっている。3週間の休暇中は家族や友人とともに過ごしながら、トレーニングにも励んでおりレース再開への準備は万端。ブルノ・サーキットでは2013年にMoto3で2位、ヤマハに加入した2017年には3位を獲得して表彰台に上っている。

    チームメイトを5ポイント差のランキング6位で追うロッシにとって、ここブルノは、1996年に125ccクラスでグランプリ初優勝を果たした特別な場所。その後も1999年には250ccクラスで、2001年には500ccクラスでそれぞれ優勝し、MotoGPでも2003年、2005年、2008年、2009年と5勝を挙げるなど合計14回もの表彰台を獲得している。昨年、一昨年はいずれも4位に留まっており、今年こそは15回目の表彰台を狙う。

    1930年からモーターサイクル・レースが行われており、当時は村や町の西部を抜ける29kmのロードコースで500ccマシンを走らせていた。1950年に初めてのチェコGPが開催され、1965年から1982年までWorld Grand Prix Championshipの舞台となってきた。1980年代に新たにサーキットが建設され、1987年にはFIMチェコGPを初開催。その素晴らしい雰囲気と景色の美しさでレースファンやライダーを魅了した。自然の窪地を利用して設計されたコースは、観客席から白熱の戦いを見渡せるようになっている。

    クアルタラロとモルビデリが夏休み明けのMotoGPに準備万端
    3週間の夏期休暇が終了し、今週末、第10戦チェコGPがブルノ・サーキットで開催される。PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリは戦いの再開を心待ちにしている。

    今シーズンはすでに2回の表彰台を獲得するなど実力を見せてきたクアルタラロ。5月に腕上がりの症状で手術を受けたあとも好調が続いていたが、前回のドイツGPではノーポイントを喫してランキング8位となっている。長い休養を経て十分に回復した今、今季3度目の表彰台獲得を目指して戦いに挑む。

    チームメイトのモルビデリは第9戦終了時点でランキング11位。ライディング・スタイルもYZR-M1も相性の良いこのコースでトップ10復活を狙う。

    現地時間8月2日(金)9:55にフリープラクティス第1セッションがスタート。決勝は8月4日(日)14:00から行われる。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス
    「非常にポジティブな気持ちでシーズン後半戦をスタートすることができます。アッセンの優勝、ザクセンリンクの2位と好調が続いていたので、正しい方向へ進んでいるという確信と良い仕事をしたうれしさを感じながら休暇を過ごせたことが良かったと思います。束の間の夏休みを楽しみながら、同時に、レースの再開に備えて心身ともに強化するための多くのトレーニングを行ってきました。ここからの2回はどちらも大好きなコースですが、好成績を勝ち取るためにはハードワークが必要です。ポテンシャルをすべて発揮して進化を確かめたいと思っています。大好きなブルノで100%の力を注ぎ、一歩一歩、前進を目指します」

    バレンティーノ・ロッシ
    「シーズン前半戦を終えて束の間の休息をとることはとても重要です。でも今はもう、グランプリの再開が待ち遠しくて仕方がありません。またM1に跨って、シーズン後半の戦いに気持ちを集中したい気持ちでいっぱいです。第10戦と第11戦は2週連続で行われるので、好調を維持して好成績を狙っていかなければなりません。シーズン後半戦は、ここからさらに前進を目指し、2020年に向けた準備を始める重要な時期なのです。ブルノは好きなコースです。チームとともに良い仕事をして、良い週末を過ごしたいと思っています。好成績を目指してベストを尽くします」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「夏休みの間にしっかり充電を済ませ、また戦いに戻る時がやって来ました。今はもう待ちきれないような気持ちです。マーベリックとバレンティーノは休息をとりながら後半戦に備えてトレーニングに励んできました。まさに十分に機が熟しているのです。シーズン後半戦はチェコ、オーストリアの2連戦から始まります。この間はハード・プッシュを継続し、ふたつのレースの合間にはブルノ・サーキットでテストも予定しています。今年のチェコGPはMonster Energyが冠スポンサーとなっているため、私たちにとってはいつも以上に特別な大会になります。ここでMotoGPファンとともに素晴らしい雰囲気を享受できることをうれしく思っていますが、同時に、大変なハードワークの始まりなのです。ウイーク初日からポテンシャルを十分に発揮し、トップを目指していきます。ベスト・リザルト獲得のために、いつものように100%の力を尽くします」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ
    「ブルノ・サーキットはGPサーキットのなかでも最も素晴らしいコースのひとつ。ヤマハのマシンにも合っているようなので、とても楽しみにしています。ここ数戦は絶好調が続いており、その状態を維持したまま後半戦をスタートできるよう願っています。目標についてはライバルたちの状況にもよるので明確には言えませんが、いいバトルができると思っていますし、トップ5を狙っていくつもりです」

    ファビオ・クアルタラロ
    「ブルノ・サーキットは高速で、マシンの向き換えを何度も要求されるとても楽しいコース。ストレートはあまり多くありません。夏休みの間に腕と肩を治療することができましたし、シーズン後半戦に備えてハードなトレーニングもこなしてきました。腕と肩の状態が順調に良くなってきていることはモトクロス・ライディングのなかで確認できていますが、MotoGPの実際のレースでどのような反応があるかということも楽しみにしています。目標は依然としてトップ8です。予選での速さはすでに実証済みなので、今後はそこからさらに成長できるよう頑張ります」

  • MotoGP | 第9戦ドイツGP 結果:マルク・マルケスが今季5勝目

    MotoGP | 第9戦ドイツGP 結果:マルク・マルケスが今季5勝目

    2019年のMotoGP 第9戦ドイツGPの決勝レースが7月7日、ザクセンリンクで行われ、マルク・マルケスが今季5勝目を挙げた。

    気温20度、路面温度32度のドライコンディションの中、ウォームアップ走行で週末4度目の1番手に進出したポールポジションのマルク・マルケスがホールショットを決めた後、最後まで一度もポジションを譲らずに独走で今季5勝目。最高峰クラスに進出した13年から7年連続、軽量級のタイトルを制した10年から10年連続のポール・トゥ・ウインを達成した。

    3番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、4.587秒差の2位に入り、2戦連続3度目の表彰台を獲得すれば、6番グリッドのカル・クラッチローは、7.741秒差の3位に入り、開幕戦カタールGP以来今季2度目の表彰台を獲得。

    12番グリッドのダニロ・ペトルッチは、4人による4位争いを制し、13番グリッドのアンドレア・ドビツィオーゾは5位。5番グリッドのジャック・ミラー、9番グリッドのジョアン・ミルが続き、11番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、19.110秒差の8位。

    7番グリッドのフランコ・モルビデッリと14番グリッドのステファン・ブラドルがトップ10入り。

    10番グリッドの中上貴晶は、32.925秒差の14位に入り、今季7度目のポイント圏内に進出。

    2番グリッドのファビオ・クアルタラロは、7番手走行中の2ラップ目3コーナーで今季2度目の転倒を喫して初の転倒リタイア。4番グリッドのアレックス・リンスは、2番手走行中の19ラップ目に11コーナーで今季7度目の転倒、2戦連続の転倒リタイアを喫した。
    チャンピオンシップは、総合1位マルケスと総合2位ドビツィオーゾのギャップが44ポイント差から58ポイント差に拡大。

    次戦チェコGPは、アウトモトドローム・ブルノで1か月後の8月2日に初日、4日に決勝レースが行われる。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 41’08.276
    2 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha +4.587
    3 C・クラッチロー LCR Honda Honda +7.741
    4 D・ペトルッチ Mission Winnow Ducati Ducati +16.577
    5 A・ドビツィオーゾ Mission Winnow Ducati Ducati +16.669
    6 J・ミラー Alma Pramac Racing Ducati +16.836
    7 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki +17.156
    8 V・ロッシ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha +19.110
    9 F・モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha +20.634
    10 S・ブラドル Team HRC Honda +22.708
    11 T・ラバト Reale Avintia Racing Ducati +26.345
    12 P・エスパルガロ Red Bull KTM Factory Racing KTM +26.574
    13 A・イアンノーネ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia +32.753
    14 中上貴晶 LCR Honda Honda +32.925
    15 K・アブラハム Reale Avintia Racing Ducati +37.934
    16 H・シャーリン Red Bull KTM Tech 3 KTM +41.615
    17 F・バニャイア Alma Pramac Racing Ducati +56.189
    18 M・オリベイラ Red Bull KTM Tech 3 KTM +57.377
  • MotoGP | スズキ 2019年 第9戦 ドイツGP 決勝レポート

    MotoGP | スズキ 2019年 第9戦 ドイツGP 決勝レポート

    ドイツGPはルーキーのミルが大健闘の7位、リンスは転倒・リタイヤ
    MotoGP前半戦最後のレースとなるドイツGP決勝は、チームスズキエクスターライダーふたりの金曜、土曜の好調なパフォーマンスにより大きな期待と共にスタートを切ったが、思いがけない結果で幕を閉じることとなった。

    厳しい展開が予想された30周の長いレースに、ジョアン・ミルとアレックス・リンスは共にフロントミディアム、リアハードのタイヤコンビネーションを選択。ふたりは揃って好スタートを決め、リンス4番手、ミルは10番手につける。

    トップグループがリンスを最後尾に4台で形成されると、マルケス(ホンダ)がグループから逃げようとペースを上げる。その姿を後方から捉えたリンスは、間髪を入れず前の2台をオーバーテイクし、2番手にポジションを上げてマルケスを逃すまいと自らもペースアップ。追い上げ中にはファステストラップを記録する。その後リンスは安定したペースでレース中盤過ぎまで単独走行でマルケスに続くが、残り11周目、高速の右コーナーで転倒。怪我は免れたものの、マシンは大きく大破し、再スタートを切ることはできずそのままリタイヤを強いられた。

    ルーキーのミルは周回を重ねる毎に確実にリズムを掴み、徐々にペースを上げてセカンドグループに加わると、経験を積んだMotoGPライダー達を相手にバトル。追い上げ中にミスを犯して一度は順位を落とすが、その後も猛チャージを緩めることなく一時は5番手までポジションアップし、終盤までドゥカティ3台と順位争いを続け7位でチェッカーを受けた。この第9戦ドイツGPでMotoGP前半戦が終了。チャンピオンシップではリンスが101ポイントで4位、ミルが39ポイントで13位。次戦は8月第1週のチェコGPとなる。

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「アッセンに続いて非常に残念なレースとなってしまいました。アレックスに関しては前戦も今回も表彰台を争う力は見せることができたとは思いますが、それを結果に結びつけることができませんでした。このブレイクを挟んで、またブルノからスタートし直したいと思います。一方ジョアンですが、今日は非常に良いレースをしてくれました。経験あるライダー達と一緒にセカンドグループを戦えたことで、彼にとって学ぶことも多かったと思いますし、これを続けてさらに成長してくれることを期待しています。これからも我々の偉大な先輩である伊藤光夫さんに喜んでいただけるようなレースができるよう頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「アレックスは転倒するまでとても快調でしたし、前も後ろも離れている状態での単独転倒だったので本当に残念でなりません。前戦に続き、今回もまた強いレースをしながら表彰台のチャンスを逃す結果となってしまいましたが、これがレースなので仕方ないですね。ジョアンは今日の決勝では素晴らしいパフォーマンスを見せてくれ、一時は集団の中で一番速いタイムを記録した時もあったのですが、このサーキットではオーバーテイクが困難なこともあり、なかなかグループの前に出ることができなかったようです。しかし今日は経験豊富なライダー達とのバトルで、多くのことを学んでくれたでしょう。我々チームの戦闘力は確実に上がっている確かな手応えがあるので、後半戦が楽しみでなりません。また気持ちを新たにし、後半戦ではさらに上のリザルトを目指して全力で戦っていきます。」

    ジョアン・ミル
    「経験を積んだ速いライダー達のグループで彼らと一緒にバトルできたことで、今日は学んだことがすごく多かったよ。レース中いくつかミスをしてしまったせいでポジションを落としてしまい、またペースを上げて追い上げしなくてはならなかったけど、何れにしても今日の自分のペースとパフォーマンスには満足しているよ。経験豊富なライダー達をオーバーテイクするのは簡単ではなかったけど、とにかく全力で走ることができたし、激しいバトルの結果、7位で終えることができたのは上出来だったと思う。これで前半戦が終わったから、まずは少し家族との時間を楽しんで、それからまた後半戦に向けてしっかり準備を整えるよ。」

    アレックス・リンス
    「表彰台のチャンスを逃してしまって本当に悔しいよ。マシンのフィーリングもペースも良かったから、スタート後、早めに前をオーバーテイクして一気に2番手まで上がったんだ。終始無理なく走っていたつもりだったけど、右高速コーナーでほんのちょっと突っ込みすぎて、フロントから転倒してしまった。2戦連続でどちらも表彰台圏内を走っていたのに転倒でノーポイントになってしまって本当にがっかりさ。でもこの数戦ペースも上がっているし、マシンも良い状態だから、焦らずに、まずはサマーブレイクで気持ちを切り替えてまた後半戦全力で頑張るよ。」

  • MotoGP | ドゥカティ 2019年 第9戦 ドイツGP 決勝レポート

    MotoGP | ドゥカティ 2019年 第9戦 ドイツGP 決勝レポート

    MotoGP第8戦のオランダGPでドヴィツィオーゾは4位、ペトルッチは6位フィニッシュ
    2019 MotoGP第9戦のドイツGPが、7月7日にザクセンリンクで開催された。ドゥカティ・チームの両ライダーは、予選から大きく順位を上げてこのレースをフィニッシュした。

    レース前夜と早朝に小雨が降る中、ウォームアップ・セッションはセミウェットの中で行われたが、決勝レースは完全にドライな状態で開催された(気温は20℃、路面温度は30℃)。予選で苦戦し、それぞれ12番および13番グリッドからスタートしたダニーロ・ペトルッチとアンドレア・ドヴィツィオーゾは、ポジションを大きく挽回し、それぞれ4位と5位でチェッカーを受けた。

    力強いスタートを切ったペトルッチとドヴィツィオーゾは、2周目には7人のライダーが1.5秒差にひしめくトップグループに追いつき、6番手と7番手を走行。その後、レース中盤には、それぞれ4番手と5番手にポジションを上げた。最終ラップに、クリーンで見ごたえのあるバトルを演じたペトルッチとドヴィツィオーゾは、わずか0.092秒差でフィニッシュラインを通過した。

    第9戦終了時点で、合計127ポイントを獲得したドヴィツィオーゾは、ライダーズランキング2位をキープしている。合計121ポイントのペトルッチは、4位のライダーとの差を広げて、こちらも3位の座を維持している。マニュファクチャラーズ・ランキングでは、157ポイントのドゥカティは2位となっている。チーム・ランキングでは、合計248ポイントを獲得したドゥカティ・チームが引き続きトップに立っている。

    ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ・チーム #09) 4位
    「今日はベストを尽くしてポジションを上げ、4位でフィニッシュして、チャンピオンシップにとって貴重なポイントを持ち帰ることができた。複雑な週末となったが、幸運なことに、昨日のクラッシュが今日のレースのパフォーマンスに大きな影響を与えることはなかった。12番グリッドから力強いスタートを切って、すぐにポジションをいくつか上げることができた。その後は、可能な限り最善の方法で、リアタイヤを温存することを心がけて走った。他のライダーの追撃から逃れることは容易ではなかった。今回も再び、アンドレアとジャック(ミラー:ドゥカティ)と楽しいバトルを演じることができた。ウイナーとのタイム差だけがネガティブなポイントだが、今日はできる限り最高の結果を出したと思う。これから少しの間休みに入るが、その間にハードワークを続けて、次戦までにマシンの戦闘力をさらに高め、チャンピオンシップでライバルを追撃できる体制を整えたい」

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム #04) 5位
    「今日も、レース全体を通してダニーロとエキサイティングなバトルを展開してポジションを5位まで上げ、もっとも苦手とするサーキットの一つで貴重なポイントを獲得することができた。しかし、今日のレースではこれが精一杯で、トップとはタイム差が開いてしまった。これは、それぞれ異なるサーキットでトップグループと互角に戦うには、いくつかの点でマシンをさらに改善する必要があることを示している。カタルーニャでは不運なアクシデントに巻き込まれ、この2戦は苦戦しているが、それでもランキング2位をキープしている。僕たちはあきらめるつもりはないし、この後の休みを有効活用して、さらに戦闘力を高めるためのソリューションを探して、次のブルノでスタートを切りたい」

    第10戦のチェコGPは、8月2日~4日にブルノ・サーキットで開催される。

  • MotoGP | ヤマハ 2019年 第9戦 ドイツGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ 2019年 第9戦 ドイツGP 決勝レポート

    ビニャーレスが2位表彰台、ロッシは8位
    Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスがドイツGP決勝でメンタルの強さを見せた。2位の座を奪い取ろうとするC・クラッチロー(ホンダ)からレースの半分にわたってプレッシャーを受けながら、決してぶれることなくポジションを守り切った。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは4位グループの背後までたどり着くも戦いに加わることができず8位で終えている。

    ビニャーレスはグリッド3番手から好スタートを切り2番手で第1コーナーへ。トップのM・マルケス(ホンダ)を逃すまいと序盤から果敢に攻めるが、同時にタイヤ・コントロールも必須の課題。そのため4ラップ目でA・リンス(スズキ)に先行を許したあとはその後ろについて、行動は起こさず2台揃ってペースを上げる方法を選んだ。

    しかしまもなくすると1分21秒台をキープするのが難しくなり、追い上げてきたクラッチローに注意を向けざるを得なくなる。そして19ラップ目にリンスが転倒するとクラッチローとの2番手争いが激化。そのまま15ラップにわたりプレッシャーを受け続けたが、高い集中力と安定性で抑え込み、ついにはクラッチローが小さなミスをして遅れる間にアドバンテージを広げてチェッカーを受けた。トップとの差は4.587秒だった。

    一方のロッシはグリッド11番手からスタート。厳しい展開が予想されるなか、1ラップ目でひとつ順位を下げたあと序盤で転倒車が出たことから9番手まで浮上。長くそのポジションをキープしながら7台に膨れ上がった5番手争いについてゆくが、なかなかバトルに加わることができない。そして中盤ではJ・ミル(スズキ)に先行を許してひとつ下げるも、リンスの転倒によりふたたび9番手へ。終盤になるとタイヤの消耗にも苦しめられたが、残り9ラップではフランコ・モルビデリをとらえ、さらに4番手グループに迫って行った。しかし残り4ラップでミスをおかしてコンマ数秒遅れ、もう一度トライするもかなわず、8位でチェッカーを受けた。

    この結果、ビニャーレスはランキング5位に浮上してトップとの差は100ポイント。ロッシは105ポイント差のランキング6位となっている。ヤマハはコンストラクターズ・ランキング3位をキープ。Monster Energy Yamaha MotoGPもチーム・ランキング3位を守っている。

    MotoGPはこのあと3週間の夏休み。次回、第10戦は8月2日~4日、チェコはブルノ・サーキットで行われる。

    モルビデリが9位を獲得、クアルタラロは転倒リタイアの悔しい結果
    PETRONAS Yamaha Sepan Racing Teamのフランコ・モルビデリは序盤で表彰台争いを目指したあと9位でゴール。その一方でチームメイトのファビオ・クアルタラロは、序盤で表彰台争いを展開中に転倒リタイアとなった。

    ひと晩、降り続いた雨でコース・コンディションが変化したザクセンリンク。モルビデリは慎重なレース運びでタイヤを温存し、終盤も後続との距離を保って走り切り今季5度目となるトップ10入りを果たした。

    フロントロー・スタートのクアルタラロは前回に続く好成績獲得を目指していたが、序盤のポジション争いのなかで他の多くのライダーと同様に小さなミスをおかし、2ラップ目の第3コーナーで転倒してリタイアとなった。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(2位)
    「ウイークの早い段階から今回は2位が最高だとわかっていました。その点では目標を達成できたことになります。私にとってここでは2位がベスト・リザルトなのです。スタートも良かったし、好調ラップも何度かありました。次につながるいいレースだったと感じています。進むべき方向がはっきり見えていて、今は自分たちの長所も短所もわかっています。マシンと自分自身をさらに高めるために、ここで夏休みに入るのはとても良いことだと思います。今日はタイヤ・チョイスが難しかったのですが、最も慣れていたハード・コンパウンドに賭けました。それは完走できるかできないかのぎりぎりのところでしたが、”もしも最後の10ラップでペースを落とさなければならないような状態になったら、そうする。でもそれはトップに立っているとき”と自分自身に話しかけていました。ヤマハにとって2戦連続の好成績は非常に重要なものだと思います。私のピットボードにはずっと’Cal’の文字が出続けていましたが、約15ラップにわたってそのドアを閉め続けました。彼に抜かれないように必死でした。抜かれたら逃げられてしまうとわかっていたからです。幸運にも2位を獲得でき本当にハッピーです。次のブルノでまた新しいことを試し、進化を確認するのを楽しみにしています」

    バレンティーノ・ロッシ(8位)
    「非常に難しいレースになってしまいした。ミシュランによればハード・コンパウンドでは不可能ということだったのでミディアムを使用したのですが、実際に走り出してみるとスライドが激しくグリップが十分ではありませんでした。これがひとつめの問題。それ以上に大きな問題は、アッセンでの好調をここで再確認したかったのですが、まったくペースが上がらずマシンのフィーリングも良くなかったことです。昨年のこの時期は非常に好調で、ル・マンからザクセンリンクまでいいレースが続いていたことを考えると、今は本当に苦しく厳しい状況です。マシンに好感触を得られず思い通りにペースを上げられない状態なので、原因を把握して問題を取り除かなければなりません」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「リアタイヤの耐久性が鍵になるということは、昨日の時点ですでに予想できていました。そして実際にその通りになったのです。マーベリックはウイーク初日からずっと好調を維持していたのでタイヤもうまく機能しているとわかっていましたが、決勝の全工程でどこまで消耗を抑えられるかについては依然としてチャレンジでした。とくに今日のように追撃のプレッシャーを受け続ければ、さらに苦しいものになりますが、マーベリックは安定性と精確性を維持して素晴らしい仕事をしてくれました。バレンティーノはミディアム・コンパウンドを使用しましたが、それが私たちが思っていたのとは違う動きをしていました。とくに後半戦でもっと安定すると考えていましたが、予想以上にパフォーマンスが下がってしまい、終盤でのアタックが不可能になったことはとても残念です。このあとは3週間の休暇をとり、充電してから次のブルノに臨みます。そこではまた新しいものも試せると思います」

    PETRONAS Yamaha Sepan Racing Team
    フランコ・モルビデリ(9位)
    「私にとっては不思議なレースでした。4番手争いから長く続く大きな集団のなかにいたのですが、アタックすることはできず後方に留まるしかありませんでした。タイヤを温存しようとしたにもかかわらず少しずつグリップが落ちてきて、ポジションも徐々に下げてしまいました。トップ10に入ったものの、フィーリングはプラクティスのときとは明らかに違っていました。このあとしばらく休暇に入るので、その間に少しリラックスしながら、いろいろなことを勉強したいと思っています。そしていくつか新しいアイディアを持って次回ブルノに戻ってきます」

    ファビオ・クアルタラロ(DNF)
    「小さなミスをしてしまいました。前のライダーをパスしようとしていたのに、行くべきかどうかちょっと躊躇してしまい、結局はスピードが落ちきらないまま深く傾いた状態でコーナーに進入してしまいました。決勝中のミスは初めてでしたが、このことから学び、より強くなって復活したいと思います。シーズン前半は非常に好調でした。実際のところ、私たちはポールポジションや表彰台を期待してはいませんでした。ここまでの成果に満足しており、後半戦を非常に楽しみにしています」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ(チーム・マネジャー)
    「今日のレースには満足していません。ファビオ(クアルタラロ)が2ラップ目で転倒し、フランコ(モルビデリ)はタイヤ温存のため苦戦しました。でも最終的にフランコは最善の方法でフィニッシュ。これまで何度かリタイアを経験してきましたが、今日は貴重なポイントを持ちかえってくれました。シーズン前半を最高のパフォーマンスで締めくくることはできませんでしたが、開幕から8戦までの成果については誇りに思います。全員が待ち望んでいた夏休みを大切に過ごし、今日より少し成長して次のブルノに臨みたいと思っています」

    ラズラン・ラズリ(チーム代表)
    「シーズン前半を振り返ってみれば、MotoGPで3回のポールポジションと2回の表彰台。今回のドイツは最高の力を出し切ることはできませんでしたが、フランコ(モルビデリ)が9位とトップ10入り。ファビオ(クアルタラロ)は残念ながら転倒してしまいましたが、ふたりともシーズン前半を非常に力強く戦ってきました。チームとして初めて参戦したMotoGPにおいて多くのことを学び、チーム全体がますます絆を深めて、このような素晴らしい成果をあげてきたことを非常にうれしく思います。これから夏休みに入りますが、リフレッシュしてまた後半戦に備えます。PETRONASをはじめすべてのパートナーたちのサポートに心から感謝し、より力強いパフォーマンスで恩返しできる日を楽しみにしています」

    鷲見崇宏(MS開発部モトGPグループリーダー)
    「ここは長く続く左コーナーでのリヤタイヤ消耗をいかにコントロールできるかがキーとなりますが、早朝に降った雨と今週で最も低い気温の影響により、路面グリップが昨日までと大きく異なり、各ライダー、タイヤ選択に迷う状況でのレーススタートとなりました。ビニャーレス選手は、冷静にタイヤをセーブしながら、ライバルによる後方からのプレッシャーに動じることなく抑えきり2位フィニッシュ。アッセンからの連続表彰台を獲得してくれました。ロッシ選手は、タイヤのグリップ不足に苦しみ、彼本来のパフォーマンスの発揮には遠い状況で8位と、最後までフィーリングとタイヤグリップの耐久性を満たすセッティングを見つけられませんでした。数戦続いている苦戦の要因を分析し、改善の糸口を見つけ出したいと思います。サテライトのモルビデリ選手もロッシ選手と同じくリアタイヤのグリップダウンに苦しみ9位。フロントロースタートのクアルタラロ選手は、2ラップ目にコーナーでミスをして転倒リタイヤとなってしまいましたが、全ての経験が今後の強さにつながると期待しています。これからレースは3週間のサマーブレイクに入ります。前半戦は、いくつかの良い瞬間はあったものの、チャンピオンシップは我々が目指すものには程遠い状況で、決して満足できるものではありません。後半戦での巻き返しを目指し、開発陣一同全力で車両性能開発作業を進めています。引き続きご声援よろしくお願いします」