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  • MotoGP | ヨハン・ザルコ、KTMとの契約を1年で解消

    MotoGP | ヨハン・ザルコ、KTMとの契約を1年で解消

    MotoGPに参戦するKTM・レーシングは、昨年5月に2019年からの2年契約を締結し、2018年11月のオフィシャルテストからファクトリーチームに合流したヨハン・ザルコとの間で契約2年目となる2020年シーズンに関して、プロジェクトを継続しないことを決定。19年シーズンの残り8戦に全力を尽くすことを発表した。

    第11戦オーストリアGPまでに22ポイントを稼ぎ、KTM勢の3番手となる総合18位に位置するヨハン・ザルコは、「2020年はKTM・ファクトリー・レーシングと一緒に参戦しない。これは難しい決断だった」とソーシャルメディアを通じてコメント。

    「世界でベストな仕事をする機会があり、僕は表彰台を目指して笑顔でレースがしたい! プロフェショナルとして、2019年の残りのシーズンに集中し、ベストを尽くし、スキルを向上させることに努めよう!」

  • MotoGP | ホンダ 第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    優勝争いを展開したマルケスが僅差の2位。オーストリアGPでは3年連続2位
    チェコGPからの連戦となったMotoGP第11戦オーストリアGPは、不安定な天候となり、今季7回目のポールポジション(PP)を獲得したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が2位でフィニッシュした。朝のウォームアップはウエット。決勝レースはドライとなったが、フリー走行や予選に比べて、気温も路面温度も低く、タイヤの選択が難しいレースとなった。

    マルク・マルケスは、フロント、リアともにミディアムを選択し、予選3番手のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)と一騎打ちを繰り広げたが、わずかの差で2位に終わった。

    オープニングラップはブレーキングをミスして5番手まで後退。しかし、周回を重ねるごとにポジションを上げて、6周目に2番手に浮上すると、それからはドヴィツィオーゾとの一騎打ちとなった。マルケスは8周目から18周目まで首位を走行。19周目から25周目まではドヴィツィオーゾが先行。ラスト3周は首位を争う2人が何度もポジションを入れ替えるし烈な戦いとなった。そして、マルケスが先行するかたちで最終ラップに入ったが、最終コーナーのブレーキングでマルケスのインを差したドヴィツィオーゾが先行、今年も悔し涙を呑んだ。

    今大会、フリー走行、予選と圧倒的な速さをみせたマルケスだが、朝方まで降った雨の影響とフリー走行、予選より10℃近く低い気温と路面温度がタイヤの選択を難しいものにした。オーストリアGP初制覇は来年へと持ち越しとなったが、チェコGP、オーストリアGPの2連戦で、優勝と2位を獲得。ランキング総合2位のドヴィツィオーゾに58ポイント差をキープして、タイトル獲得に一歩前進した。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)もタイヤ選択に迷ったが、フリー走行、予選でよかったコンビネーション(フロントにハード、リアにソフト)を選択してグリッドについた。しかし、低い気温と路面温度の影響で、フロントのハードが十分に機能せず、中上が今大会アドバンテージを築いた高速コーナーでタイムをロス、11位がやっとだった。ベストグリッドの6番手からベストリザルトを目指した中上だったが、今大会の悔しさを次戦イギリスGPにぶつける。

    ケガで欠場しているホルヘ・ロレンソの代役として出場のステファン・ブラドル(Repsol Honda Team)は、21番グリッドから追い上げて、13位でフィニッシュした。今大会は、3年ぶりに走行するレッドブル・リンクをうまく攻略できなかったが、ドイツGP、チェコGPに続いて3戦連続でポイントを獲得し、代役としての仕事を見事に果たした。

    予選9番手から決勝に挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、オープニングラップ12番手につけたが、2周目の2コーナーで、スロー走行となったポル・エスパルガロ(KTM)を避けたティト・ラバト(ドゥカティ)に接触して転倒した。残念な結果に終わったクラッチローだが、ホームグランプリとなる次戦イギリスGPは、気持ちを切り換えて挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 2位)
    「今日はリアタイヤの選択でミスをしてしまいました。ソフトタイヤの方がグリップがいいことがすぐに分かりました。安定性もミディアムを選択した僕たちよりもよく、厳しい戦いとなりましたが、最後までがんばりました。なぜなら僕は、トライしなければ気が済まないマルクという人間だからです。2位を獲得できてよかったです。最終コーナーはかなりスライドして、うまく走ることができませんでした。ドヴィツィオーゾはすばらしい仕事をしました。58ポイントのリードで、このサーキットをあとにできるのはいいことです。この調子でがんばっていきたいです。ベストな状況でなくても、このような結果を出すことができたのは、とてもポジティブなことです」

    中上貴晶(MotoGP 11位)
    「オーストリアGPは、レースウイークを通じていい走りができました。決勝に向けてセットアップもタイヤ選択も決まっていましたが、決勝レースはコンディションが変わり、フリー走行、予選のような走りができませんでした。特にフロントのハードタイヤがうまく機能せず、ペースもつかめませんでした。ブレーキングはよかったのですが、セクター3、4の高速コーナーでサイドグリップをうまく引き出せず、自分の速い区間でアドバンテージを活かせませんでした。気温、路面温度が低かっただけでなく、朝方まで降った雨も影響したと思います。11位という非常に残念な結果に終わりましたが、この悔しさを次のシルバーストンにぶつけたいです」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 13位)
    「難しいレースウイークでした。目標はポイント圏内でフィニッシュすることでした。午前中の天気は悪く、決勝は後方グリッドからのスタートだったことを考えれば、13位という結果はとてもよかったと思います。雨のためにウォームアップでは思ったようなテストができませんでしたが、こうしてポイントを獲得することができてうれしいです。Repsol Honda TeamとHRCのサポートに感謝しています。いろいろな目標を達成できました」

    カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)
    「今日はとても残念です。ポル・エスパルガロのマシンが止まり、僕の前にいたライダー(ティト・ラバト)がポルの後ろに当たり、そして、僕がラバトに追突するという事故でした。当たったときはとても遅いスピードでしたが、僕のハンドルバーが彼のマシンに当たり、転倒してしまいました。今日はレースに向けてかなりポジティブなフィーリングがありました。そしていい結果を残せると思っていました。このようなかたちでレースが終わり、インフォメーションも集めることができず残念です。今日のレースはいい勉強になると思っていました。でも、これがレースというものです。次戦シルバーストンのホームグランプリに向けて気持ちを切り替えます」

  • MotoGP | ヤマハ 第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ 第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    Monster Energy Yamaha MotoGPが4位と5位獲得
    Monster Energy Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシがシュペールベルク・サーキットで大健闘。グリッド10番手から6つ上げて4位を獲得した。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは序盤でやや遅れたものの懸命の挽回で取り返し、ロッシに続く5位でチェッカーを受けている。

    スタート直後の激しいポジションの奪い合いを巧みにすり抜け、10番手から7番手へ上がったロッシ。1ラップ目を終えたところでビニャーレスをパスし、同じラップでA・リンス(スズキ)もとらえて5番手に浮上した。さらに3ラップ目にはファステスト・ラップを記録するなど、上位陣から離されまいと懸命にペースを上げてゆく。そしてトップ3台から遅れがちになるJ・ミラー(ドゥカティ)との差を詰めるとパスのチャンスを窺いながらついて行ったが、8ラップ目、第9コーナーでミラーが転倒したため自動的に4番手に浮上した。

    いよいよ次のターゲットは表彰台。しかし3番手を走るファビオ・クアルタラロとはペースが同等で、なかなか差が縮まらない。そのうちに後方からビニャーレスが追い上げてきたため、ロッシは目標を4番手キープに切り替えてゴールを目指し、トップから7.719秒差の4位でチェッカーを受けた。

    一方、自己通算150回目となるグランプリをグリッド4番手からスタートしたビニャーレス。オープニングラップ序盤の混戦のなかで6番手に後退し、2ラップ目にロッシに抜かれたあとはリンスの後方につけることとなった。何とかロッシについていきたいビニャーレスは、6ラップ目にようやくリンスをパスすると追撃を開始。すでにロッシとの差は2.1秒まで開いていたが、リンスのプレッシャーを背後に感じながらもペースを上げ、1分24秒台中盤から後半で周回を続けて少しずつ差を詰めていった。そしてついには0.3秒差まで近づいたものの、仕掛けるまでには詰め切れず、そのまま5位でチェッカーを受けた。トップとの差は8.674秒だった。

    この結果、シリーズポイントではロッシが再びビニャーレスを上回りランキング4位に浮上。ビニャーレスが1ポイント差のランキング5位となっている。ヤマハはコンストラクターズ・ランキング3位をキープ。Monster Energy Yamaha MotoGPもチーム・ランキング3位をキープしている。

    クアルタラロが今季3度目の表彰台獲得
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロが今季3度目となる表彰台を獲得。序盤でレースをリードし、3位でチェッカーを受けた。チームメイトのフランコ・モルビデリもトップ10を維持する健闘を見せている。

    自分自身、予期していなかったフロントローからスタートし、絶好の飛び出しで序盤をリードしたクアルタラロ。2台に先行を許したあとはタイヤの消耗を抑えながら最後まで安定した走りを続け、今季3度目の表彰台に上った。

    一方のモルビデリは、ウイーク中、悩み続けたコーナー進入での問題を解決しきれず決勝でも苦戦したが、遅れを最小限におさえる10位でチェッカー。次回に希望をつないだ。

    次戦、第12戦イギリスGPは8月23日(金)にフリープラクティスがスタート、25日に決勝が行われる。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ(4位)
    「ウイークを順調に過ごし、4位という好成績を獲得することができました。データ上では、ここスピールベルグではもっと苦戦するはずでしたが、ウイーク初日の金曜日の朝からすでに、私たちはこれまでの数年とは違って好調を感じていたのです。決勝は10番グリッドからのスタートでしたが、最初に何台かパスしたことで、その後は良い戦いができました。残念ながら前の3台には届きませんでしたが、4位も決して悪くない結果だと思っています。マーベリックとリンスが差を詰めてきましたが、何とか抑え切ることができて良かったです」

    マーベリック・ビニャーレス(5位)
    「スタートは良かったのですが、第3コーナーでジャック・ミラーと絡んで、一緒にわずかにはらんでしまいました。これでライバルたちのためにドアを開けてしまい、その間に大勢に抜かれてしまったのです。セッティングでは、ホイールスピンを軽減するために他のライダーたちとはまったく異なるものを採用していたのですが、コース・コンディションが昨日と変わったため、マシンの反応も変化していました。ベストの選択だったとは思っていませんが、いくつかの問題を解決してくれるものと考えていました。タイヤをかなり消耗して早々にグリップを使い切ったような状態でしたが、それでも去年と比べれば格段に良くなり、5位を獲得することができたので満足しています。私たちにとって今回のレースはトライアル・ランであり、これからまたハードワークを続けてスピードアップを追求していきます。次のシルバーストンは大好きなコースなので、ブルノやスピールベルグでの出来事を気にし過ぎずに、100%楽しみたいです」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「このコースはオーバーテイクが非常に難しいため、好スタートが必須であることは以前から予測していました。1ラップ目を終えた時点でバレンティーノとマーベリックがどこにいるかということが、レース結果にほぼ直接的に結びつくのです。バレンティーノは絶好のスタートを切り、ウイーク中に決勝用セッティングに専念してきたことも功を奏し、とくに序盤で6つ順位を上げて4番手まで上がることができたことが大きかったと思います。マーベリックはオープニングラップでやや遅れ、懸命に挽回して5番手まで上がったものの、やはり始めに貴重な時間を費やしてしまったことで表彰台争いに加わることができませんでした。それでも、去年と比べると私たちは12秒も速くなっています。これは非常に評価できる要素です。5位までに3台のヤマハが入ったことで、我々の進化を証明できたと思います。次のシルバーストンで、さらにもう一歩、前へ進めるよう努力を続けます」

    PETRONAS Yamaha Sepan Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ(3位)
    「このサーキットで表彰台に上れるなどとは、まったく考えていませんでした。でもフロントローから絶好のスタートで飛び出したあと、マルク(マルケス/ホンダ)とアンドレア(ドビツィオーゾ/ドゥカティ)がわずかにはらむ間にトップに出ることができました。そのまま5ラップにわたってレースをリードしていたときが一番、大変でした。ソフト・コンパウンドは賭けでしたが、このレースのなかでたくさんのことを学び、最終的にはそれが効果を発揮して、3位という好結果を生んでくれたのです。トップ2台がずっと激しく競り合い続けることがわかっていたので、私もいろいろな可能性を考え、できるだけ彼らに近づけこうと最後までプッシュし続けました。次こそは、彼らに加わって優勝争いを展開したいと思っています」

    フランコ・モルビデリ(10位)
    「今週はずっと苦戦が続きました。他のヤマハ勢と比べてもブレーキングがうまくいかず、そのあとのコーナー進入でも思うようにマシンを持ちこむことができませんでした。この問題は決勝ではいくらか改善されていて、十分なスピードを保ってコーナーを回れることも何度かあったのですが、いずれにしても、どうしてこのようなことが起きてしまったのかを追求し、解決していかなければなりません。そして次のシルバーストンでは、もっといい走りをして本来の力を出し切れるようがんばりたいと思っています。ここで学んだことを土台にして、次への戦略を考えていきます」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ(チーム・マネジャー)
    「スピールベルグでのレースについては本当に心配していたのですが、今回はミシュランのリア・タイヤが非常に素晴らしく、ここ数年と比べるとヤマハのマシンにかなり合ったものになっていたのです。その効果がファビオ(クアルタラロ)、バレンティーノ(ロッシ)、マーベリック(ビニャーレス)の3位、4位、5位獲得に表れています。またファビオにとっては、スタートでマルクがミスしたときにちょうど良い位置にいたというラッキーがあったとは言え、ファクトリーのふたりに打ち勝ったことは夢のような出来事です。ファビオは序盤で自分のリズムを維持することができ、後半は賢明にもタイヤをセーブする走りに切り替えてポジションを守り抜きました。フランコ(モルビデリ)のほうも10位と健闘してくれました。ウイーク中ずっと、マシン・フィーリングに悩んでおり、スピールベルグが彼にとって難しいコースであることは私たちもわかっていました」

    ラズラン・ラズリ(チーム代表)
    「表彰台獲得という素晴らしい結果になり、非常にうれしく思っています。でもこれで気持ちを緩めるわけにはいきません。また次の戦いに向かってハードワークを続け、ファビオだけでなくフランコも上位を目指せるようにがんばっていきたいと思っています。今日のような好結果が出ると誰もが興奮して大喜びとなるわけですが、次の瞬間には、さらにその上を目指したくなるものです。私たちも常に高い目標を掲げて向上し続けたいと思っています。そしてそのために、これからもハードワークを続けてゆくつもりです」

    鷲見崇宏(MS開発部モトGPグループリーダー)
    「ここレッドブルリンクは、エンジンパワーを要求される3本のストレートと、右コーナーが多いことによるタイヤへの負荷が高いことが特徴です。ここ数年YZR-M1は苦戦を強いられていましたが、今年は昨年までの結果を分析し、ライバルに少しでも近づくことを目指して準備を進めてきました。金曜の走り出しから、今回準備したセッティングとタイヤがうまくマッチし、上位入賞に向けた手応えを感じながら臨んだ決勝レース、クアルタラロ、ロッシ、ビニャーレスの各選手は、序盤はトップグループを走行。中盤以降はストレートスピードで勝るライバル選手に次第に離されるも、それぞれにタイヤグリップをコントロールしながら、マシンのパフォーマンスを引き出し、3位、4位、5位と3人がTOP 5に入る活躍を見せてくれました。モルビデリ選手は、コーナリングのフィーリングを掴むことに苦労しながらも、粘り強く戦い10位を獲得。昨年からの車両の進歩を確認できたことは収穫だった一方で、今のYZR-M1に不足している物も明確にもなりました。引き続き開発陣一丸となって勝利に向けて車両改善に取り組んでいきます。ご声援よろしくお願いします」

  • MotoGP | スズキ 第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    MotoGP | スズキ 第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    アレックス・リンス、オーストリアGP決勝は6位
    周りを山に囲まれた美しい丘陵地帯に位置するレッドブルリンクの日曜朝は、昨日までの天候から打って変わり、暗い雲に覆われ大粒の雨がサーキットを濡らした。路面はその後乾き始め、MotoGPクラスのウォームアップ走行はドライコンディションになるかと思われた矢先、再び通り雨が路面を濡らす。しかしその後は雨が上がり、85,000人の観客が見守る中、28周のMotoGPクラス決勝がドライコンディションでスタートした。

    ジョアン・ミルの怪我による欠場のため、チームスズキエクスターはアレックス・リンスのみの1台体制で、リンスはフロント、リア共にミディアムのタイヤコンビネーションを選択。7番手グリッドから好スタートを決めたリンスは3コーナーで起きた数台のミスをうまく交わし、一気に2番手にジャンプアップ。しかしその後うまくリズムを掴めずに7番手まで順位を落とす。他車の転倒でひとつ順位を上げたリンスは、終盤までロッシ(ヤマハ)、ビニャーレス(ヤマハ)と3台で4位争いを行うも、わずかにオーバーテイクには至らず6位でチェッカーを受けたが、チャンピオンシップランキングでひとつ上のペトルッチ(ドゥカティ)とのポイント差を縮めた。

    リンスは前年との比較でトップとの差は8秒、トータルレースタイムでは14秒縮め、チームスズキエクスターにとってはテクニカルで難しいレッドブルリンクで大きな進歩を確認できたレースとなった。

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「このサーキットでは表彰台争いに絡むことができませんでしたが、シーズン全体を考えた際、あまり得意としないこのレッドブルリンクで6位という結果はそれほど悪くないと思います。もちろんどのサーキットでも安定した戦闘力を保てるようにしていくべきなのですが、今週はライダーが一人体制で情報も少なく、アレックスにとってもやりにくかった部分もあったと思います。ジョアンに早く復帰してもらい、またふたりのライダーで競い合いながら成績を上げていきたいと思います。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「厳しいレースになることを予想していましたが、結果的にはアレックスは我々が予想していた以上の結果で終えてくれました。もちろんベストなパフォーマンスだったとは言い難いですが、それでもトップ6で終えることができたことはポジティブだったと考えています。ここから先の数戦は我々のマシンと比較的相性の良いサーキットなので、さらに上の結果を目指していきます。次戦までにジョアンの怪我が完全に回復し、シルバーストンではまた一緒に戦えることを願っています。」

    アレックス・リンス
    「このレースは正直かなり厳しかったよ。特にブレーキングがね。でも僕らの目標は去年の結果を上回ることだったから、去年よりふたつ順位を上げて少なくともその目標はクリアできたし、チャンピオンシップポイントも上との差を少し縮めることができた。次戦が今から楽しみでならないし、いつも通りベストを尽くす準備はできているよ。シルバーストンは大好きなサーキットだからさらに楽しみだね。」

  • MotoGP | オーストリアGP 結果:A.ドヴィツィオーゾが逆転優勝

    MotoGP | オーストリアGP 結果:A.ドヴィツィオーゾが逆転優勝

    2019年のMoroGP 第11戦オーストリアGPの決勝レースが8月11日(日)にレッドブルリンクで行われ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が今季2勝目を挙げた。

    気温23度、路面温度32度のドライコンディションで23周のレースはスタート。3番グリッドからスタートしたアンドレア・ドヴィツィオーゾは、マルク・マルケスと2年前のバトルを再現するような優勝争いを展開。ドヴィツィオーゾが最終コーナーで逆転し、開幕戦カタールGP以来今季2勝目、当地で2年ぶりの優勝を挙げた。

    マルク・マルケスは、0.213秒差でフィニッシュして、3年連続の2位を獲得し、8戦連続10度目のトップ2入り。2番グリッドのファビオ・クアルタラロは、5.904秒差の3位に入り、3戦ぶり3度目の表彰台を獲得した。

    10番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、6.117秒差の4位。当地での自己最高位タイを獲得すれば、4番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは5位。7番グリッドのアレックス・リンスは6位

    5番グリッドのフランセスコ・バグナイアと13番グリッドのミゲール・オリベイラは、自己最高位となる7位と8位。12番グリッドのダニロ・ペトルッチと14番グリッドのフランコ・モルビデッリがトップ10入り。6番グリッドの中上貴晶は、22.273秒差の11位でフィニッシュ。

    チャンピオンシップは、マルケスとドドヴィツィオーゾのギャップが63ポイント差から58ポイント差に接近した。

    次戦のイギリスGPは、路面の舗装工事が実施されたシルバーストンで8月23日に初日、25日に決勝レースが行われる。

    2019年 MotoGP 第11戦 オーストリアGP 結果

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 A・ドヴィツィオーゾ Mission Winnow Ducati Ducati 39’34.771
    2 M・マルケス Repsol Honda Team Honda +0.213
    3 F・クアルタラロ Petronas Yamaha SRT Yamaha +6.117
    4 V・ロッシ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha +7.719
    5 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha +8.674
    6 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki +8.695
    7 F・バニャイア Alma Pramac Racing Ducati +16.021
    8 M・オリベイラ Red Bull KTM Tech 3 KTM +16.206
    9 D・ペトルッチ Mission Winnow Ducati Ducati +17.350
    10 F・モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha +20.510
    11 中上貴晶 LCR Honda Honda +22.273
    12 J・ザルコ Red Bull KTM Factory Racing KTM +25.503
    13 S・ブラドル Team HRC Honda +31.962
    14 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia +34.741
    15 K・アブラハム Reale Avintia Racing Ducati +48.109
    16 A・イアンノーネ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1 Lap

  • MotoGP | ホンダ 第11戦 オーストリアGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 第11戦 オーストリアGP 予選レポート

    マルケス3戦連続今季7回目のポールポジションを獲得。今季初の3連勝に大きく前進
    2日連続で好天に恵まれたMotoGP 第11戦オーストリアGPの予選は、フリー走行で快調にラップを刻んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、3戦連続今季7回目のポールポジション(PP)を獲得した。このPP獲得でマルケスは、更新中の最多PP記録を「87」とし、最高峰クラスでも、Hondaで5年連続タイトルを獲得したミック・ドゥーハンとマルケスが持つ「58」を更新、最多記録となる「59」を樹立した。

    快調なラップを刻むマルケスは、午前中のFP3では、1分23秒台で連続ラップを刻むと、気温と路面温度が上がったFP4でも1分24秒台でラップを刻み、ドイツGP、チェコGPに続く3連勝に向けて大きく前進した。予選では、これまでのサーキットベストタイムを更新する1分23秒027をマーク。2番手のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)以下は大接戦となりましたが、マルケスは2番手に0.434秒の大差をつける快走だった。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)がベストグリッドの6番手を獲得した。初日4番手と好調なスタートを切った中上は、FP3で総合8番手につけてダイレクトでQ2進出を果たした。そして迎えた予選Q2では2度のアタックを敢行、2回目のアタックで1分23秒669をマーク。初めて2列目グリッドを獲得した。決勝では、第6戦イタリアGPの5位をしのぐベストリザルトに挑む。

    初日9番手だったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、FP3で思うようにタイムを更新できず11番手へとダウン。Q1から予選に挑むことになった。Q1では本来の走りを発揮してトップタイムでQ2進出を果たし、Q2でも1分23秒754とタイムを更新し、9番グリッドを獲得した。

    PPを獲得したマルケスからクラッチローまでは0.727秒差だが、2位のクアルタラロからクラッチローまでは、0.293秒差という大接戦。決勝では追い上げのレースと今季3回目の表彰台が期待される。

    ケガで欠場中のホルヘ・ロレンソの代役として3戦目を迎えるステファン・ブラドル(Repsol Honda Team)は、思うような走りができず21番グリッドから決勝に挑む。初日16番手だったブラドルは、FP3で前日のタイムを更新できず20番手へとポジションを落とし、Q1でも11番手と厳しい走りとなった。3年ぶりのレッドブル・リンクに苦戦したブラドルですが、決勝では追い上げのレースに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
    「ベストを出したラップはとてもいい走りでしたが、1分22秒台を出したかったです。最終セクターでミスをしてしまい、10コーナーで大きく膨らんでしまいました。それ以外はすばらしい仕事ができました。FP4はすばらしいリズムがありました。これは決勝に向けてとても重要なことです。今日はすべてがうまくいき、チームのみんなととてもいい仕事ができました。すばらしい日になりました。あとは明日に向けてベストなタイヤを選ぶだけです。決勝は最後までがんばります。どのような結果になるか楽しみです」

    中上貴晶(MotoGP 6番手)
    「昨日に続き、今日も快調にラップを刻み、初めて2列目グリッドを獲得することができました。難しいレイアウトのサーキットでいい走りができました。ワークス勢を相手に非常に価値ある2列目を獲得ができたと思います。マシンのフィーリングも着実によくなっています。昨日に引き続き、セクター4は速い走りができていますが、セクター2で少し遅れているので、今晩、カル(クラッチロー)とマルク(マルケス)のデータを検証してそれを決勝に活かしたいです。明日はベストを尽くして最後まで歯を食いしばって自分のポテンシャルを最大限出し切りたいです。それで結果がついてくればとてもハッピーですが、とにかくいい走りを見せたいという気持ちでいっぱいです。今日はリアのスイングアームを調整し、ホイールベースを短くしたことで、ソフトタイヤにはいい方向に向かいました。できれば、あと、0.2から0.3秒はペースを上げたいです。タイヤはフロントにハード、リアにソフトでいきます。目標はトップ5、6以上。ベストリザルトを目標に全力を尽くします」

    カル・クラッチロー(MotoGP 9番手)
    「レースウイークを通してあまりいい感触がありませんでした。今日は僕のキャリアで一番たいへんな日だったかもしれません。いろいろ調整をして、マシンを乗り換えましたが、いいフィーリングがつかめませんでした。トップ10に入れるようにがんばりましたが、思っていたようなタイムは出せませんでした。もっと速く走りたかったです。レースペースは悪くないと思います。今週末のセットアップでは、中盤以降、いいフィーリングがつかめると思います。昨日今日とブレーキングに少し問題がありましたが、明日は状況に合わせてがんばります」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 21番手)
    「厳しい日になりました。いろいろトライすることができましたが、予選では運もなくて、前進することができませんでした。HRCとともに、一生懸命取り組んでいます。HRCのために今後に向けていろいろトライしています。FP4は少しプランを変えましたが、その結果、スピードが落ちてしまいました。明日はこれ以上悪くなることはありません。前進するだけです」

  • MotoGP | ヤマハ 第11戦 オーストリアGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ 第11戦 オーストリアGP 予選レポート

    ビニャーレス0.008秒差でフロントローを逃して4番手
    ウイーク2日目に好調ぶりを見せたMonster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスが、Q2ではわずか0.008秒差でフロントローを逃して4番手。チームメイトのバレンティーノ・ロッシはフリープラクティス第3セッションで大幅な前進を見せたものの、予選ではフィーリングをつかみきれずグリッド10番手となっている。

    グリッド好位置を手に入れたいビニャーレスは、ピットレーンの先頭でQ2のスタートを待っていた。シグナル・グリーンとともに飛び出し、前方が完全に開けた状態で一気にペースを上げてゆく。1ラップ目でトップタイムマークしたあと2ラップ目も好調を確認したが、その後、他車が上回り2番手へと後退した。

    すばやくピットに戻ってリアタイヤをソフト・コンパウンドに変更。残り約9分で再度アタックに挑んだ。そして始めは第1セクションで自己ベストを記録したものの、3ラップ目と4ラップ目では後半のセクションで後退。5回目のトライで1分23秒523へと更新したが、順位を上げることはできなかった。最後の2ラップでも更新ならず、トップから0.496秒差の4番手でセッションを終えている。

    チームメイトのロッシもビニャーレスと同様のミディアム/ミディアムで最初の走行に臨んだ。1度目のトライで4番手を狙ったが、次のラップではライバルたちもペースを上げたため7番手へ後退。すぐさま反応したロッシが1分23秒899へ上げると一旦は2番手へ浮上したものの、再び全体のペースが上がって7番手に逆戻りしてしまった。

    残り7分でピットに戻り、2分弱の作業を終えて2度目のトライ。身体を伏せて懸命にペースアップを図ると1分23秒817を記録して6位へ上がったが、最後の2ラップで伸ばせず10番手まで後退してセッションを終えた。トップとの差は0.790秒差。

    クアルタラロが2位獲得
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロが予選2番手を獲得し、今季6度目のフロントロー。チームメイトのフランコ・モルビデリは14番手からの挽回に挑む。
    クアルタラロは期待を超えるほどの素晴らしい走り。Q2では驚異的とも言えるスピードを発揮してトップに0.434差の2番手を獲得した。決勝用セッティングでもこれと匹敵する速さを見せており、自信を持って明日の戦いに臨む。

    一方のモルビデリは実力を出し切れないまま14位に留まり、グリッド4列目。レース序盤は苦しい戦いを強いられるが、このウイーク中はおもに安定性向上を重視し、終盤でグリップが落ちたあともペースを維持することを目標としてきただけに、その成果が期待されている。

    オーストリアGPは現地時間14:00にスタート。全28ラップで競われる。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(予選4番手/1分23秒523)
    「今日は作業がとても順調に進んだので満足しています。でもストレートではどうしてもコンマ数秒遅れてしまうので、ブレーキングとコーナリング・スピードで取り返さなければならない状況は続いています。ここを改善するために、このあとも懸命に作業に取り組まなければなりません。コーナーではマシンが好調に動いてくれていて、シャシーがとても良い状態です。明日の天気はわかりませんが、どうなろうと冷静に対処し、ベストを尽くすのみ。コンディションは誰にとっても平等ですから、私たちにできることは、グリップが落ちたときに、いかに速く走るかを追求することだけです」

    バレンティーノ・ロッシ(予選10番手/1分23秒817)
    「午前中のフリープラクティス第3セッションは絶好調でした。決勝用のタイヤで非常に良いペースが出ていたのです。でも第4セッションでは、レース後半でグリップが落ちたときの状態を確認するために使い込んだタイヤを履いてみたらかなり苦しい状態でした。順位も一気に下がってしまいましたが、これは現実的ではないと思っています。みんなが新品タイヤを履いているときに、私はユーズド・タイヤを使っているのですから。いずれにしてもグリッド10番手はうれしい結果ではありません。当然、もっと上を狙っていましたが、予選セッション中に何度かミスをしてしまい、全力を出し切ることができませんでした。問題は5番手から12番手までが非常に接近していることです。4列目からのスタートは難しいですが、自分自身のペースは好調です。決勝では大勢がスピードを競ってくるわけですから、コンディションを見極めることも重要です」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「スピールベルグの路面グリップはとても良い状態なので、そのことを私たちのアドバンテージとして有効に使えるよう挑んできました。そしてその結果、決勝に向けたセッティング作業のなかで一歩前進があったのです。でも正直なところを言えば、もっと前へ行けると考えていました。具体的にはふたりそろって2列目までに入ることを目標にしていたので、悔しい気持ちもあります。マーベリックは1000分の8秒差でフロントローを逃しましたが、プラクティス・セッションでは常にトップ3をキープしていました。ここまで非常に好調なので、チームとしてもしっかり集中し、彼が明日の決勝でトップ争いができるようサポートしていかなければなりません。バレンティーノもフリープラクティス第3セッションで大きく前進。ユーズド・タイヤを使って決勝用セッティングに取り組み、良い手ごたえを得ていました。Q2では残念ながら力を出し切れず、4列目からのスタートとなってしまいました。このコースはオーバーテイクが難しいので厳しい戦いになると思いますが、今晩と明日の午前中、さらに作業を続けて改良を目指していきます。ペースは悪くありませんし、ポテンシャルは持っているのですから」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ(予選2番手/1分23秒461)
    「自分がどうやって走ったのかも覚えていません。ただ限界まで攻め、とくに最終ラップは絶好調だったということだけです。チーム一丸となってベストを尽くし、私たちにとってはポールポジションと同様の価値のある2番手を獲得することができました。明日がどんなことになるかは予想がつきませんが、とにかく、ここまでのチームのハードワークに感謝しておきたいと思います。GPが行われるサーキットのなかで最も厳しいと思っていたスピールベルグで、フロントローを獲得できるとは思っていませんでした。ペースは悪くないので明日の決勝でもベストを尽くします」

    フランコ・モルビデリ(予選10番手/1分24秒270)
    「今日はあまりペースが上がらず、コーナー進入で十分なスピードを維持することができませんでした。リア・トラクションに課題があり、自信を持って走ることができなくなっていたのです。明日のウォームアップ・セッションでいくつか変更を試し、決勝で力強い走りができるよう願っています。明日もまた難しいコンディションになりそうですが、どうなっても問題はありません。ただ好スタートを切り、前のライダーをパスし、チームの努力に報いるためにトップ10を目指すだけです」

  • MotoGP | スズキ 第11戦 オーストリアGP 予選レポート

    MotoGP | スズキ 第11戦 オーストリアGP 予選レポート

    オーストリアGP予選はリンスが7番手
    レッドブルリンクで開催されたMotoGP オーストリアGP2日目午前のFP3はまれに見る接近戦となり、トップ10入りライダーが激しく入れ替わる緊張の続くセッションとなった。チームスズキエクスターのアレックス・リンスはセッション前半をセットアップに費やし、後半にタイムアタック。トップ10圏内に残り、まずはストレートQ2行きを決める。

    リンスは午後のFP4では主に予選に向けてシミュレーションを行い、トップ10圏内を安定して走行しつつ、終盤にはトップ5近辺にタイムアップ。

    距離が短く、高速でスムーズな走りを要求されるレッドブルリンクのQ2予選では、15分間の短い予選の組み立て方が大きな鍵となる中、リンスはフロント、リア共にソフトタイヤを選択し、最初のアタックでは6番手タイムを記録して2列目につける。しかし2度目のピットアウトではさらに激しいタイムアタックが展開され、リンスはチェッカーフラッグが振られる直前にポジションをひとつ落とし、Q2セッションを7番手で終了。トップから+0.654差ながら、セクター3では2番手タイムを記録した。

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「我々のマシンとあまり相性の良くないサーキットながら、アレックスは昨日から今日にかけてかなり良い方向性を見つけることができましたし、7番手スタートはチームにとってポジティブな結果だと思っています。マシンセッティングに関しては明日のウォームアップで最後の調整が必要ですが、決勝には期待しています。アレックスは必ずフロントグループでレースしてくれると信じているので、決勝が楽しみですね。」

    アレックス・リンス
    「このサーキットは僕らのマシンとあまり相性が良くなくて予選はいつも苦戦するから、今日の結果にはまずまず満足しているよ。昨日のフリー走行ではセッティングをまとめることに時間を費やしてあまり速いタイムを記録することができなかったけど、今日の予選ではそこからコンマ5秒上げることができたしね。明日は3列目からのスタートだけど良いレースをする自信はあるよ。大切なのは常にトップグループでレースをすることだね。」

  • MotoGP | オーストリアGP:マルク・マルケスが今季7度目のPP奪取

    MotoGP | オーストリアGP:マルク・マルケスが今季7度目のPP奪取

    2019年 MotoGP 第11戦 オーストリアGPの公式予選が8月10日(土)にレッドブルリンクで行われ、マルク・マルケス(ホンダ)がポールポジションを獲得した。

    気温33度、路面温度51度のドライコンディションの中、マルク・マルケスはオールタイムラップレコードを更新して、第9戦ドイツGPから3戦連続7度目、当地で2017年から3年連続のポールポジションを奪取した。

    フリー走行総合5番手のファビオ・クアルタラロは、0.434秒差の2番手に入り、今季6度目の1列目を獲得すれば、フリー走行総合3番手のアンドレア・ドビツィオーゾは、0.488秒差の3番手に入り、第2戦アルゼンチンGP以来9戦ぶり今季3度目、16年から4年連続の1列目を維持。

    フリー走行総合2番手のマーベリック・ビニャーレスは、0.496秒差の4番手。フリー走行総合15番手のフランセスコ・バグナイアは、公式予選1で2番手、今季4度目の公式予選2で自己最高位の5番手に進出。

    フリー走行総合8番手の中上貴晶は、0.625秒差の6番手。最高峰クラスでのベストグリッド、初めての2列目を獲得すれば、フリー走行総合9番手のアレックス・リンス、フリー走行総合7番手のジャック・ミラーが続き、フリー走行総合11番手のカル・クラッチローは、今季3度目の公式予選1で1番手、公式予選2で9番手。

    フリー走行総合6番手のバレンティーノ・ロッシは10番手。フリー走行総合10番手のポル・エスパルガロは11番手。フリー走行総合4番手のダニロ・ペトルッチは、今季7度目の転倒を喫して12番手だった。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’23.027
    2 F・クアルタラロ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’23.461
    3 A・ドビツィオーゾ Mission Winnow Ducati Ducati 1’23.515
    4 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’23.523
    5 F・バニャイア Alma Pramac Racing Ducati 1’23.652
    6 中上貴晶 LCR Honda Honda 1’23.669
    7 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’23.681
    8 J・ミラー Alma Pramac Racing Ducati 1’23.688
    9 C・クラッチロー LCR Honda Honda 1’23.754
    10 V・ロッシ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’23.817
    11 P・エスパルガロ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’23.866
    12 D・ペトルッチ Mission Winnow Ducati Ducati 1’23.964
    13 M・オリベイラ Red Bull KTM Tech 3 KTM 1’24.130
    14 F・モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’24.270
    15 T・ラバト Reale Avintia Racing Ducati 1’24.389
    16 J・ザルコ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’24.392
    17 K・アブラハム Reale Avintia Racing Ducati 1’24.423
    18 A・イアンノーネ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’24.526
    19 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’24.749
    20 H・シャーリン Red Bull KTM Tech 3 KTM 1’24.759
    21 S・ブラドル Team HRC Honda 1’25.020
  • MotoGP | ホンダ 第11戦 オーストリアGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ 第11戦 オーストリアGP 初日レポート

    マルケスが初日トップでスタート。中上4番手、クラッチロー9番手でHonda勢3台がトップ10入り
    MotoGP 第11戦オーストリアGPのフリー走行は、終日、青空が広がる絶好のコンディションの中で行われ、FP1、FP2ともにタイヤテストを順調に進めたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、トップタイムをマークした。午前中に行われたFP1では、前後にミディアムコンパウンドのタイヤを装着、いつも通り、1セットだけでセッションを走行し、トップと0.185秒差の2番手。最後に新品タイヤを装着してアタックしたライバル勢と比べても内容のいいスタートとなった。

    FP2では、フロントにハード、リアにソフトを装着して23ラップをこなし、セッション序盤にマークした1分23秒916がそのままトップタイムとなった。このセッションでも、終盤に新品タイヤを装着してタイムアタックする選手が多い中で、マルケスの取り組みは際立つものだった。明日の予選では今季7回目のPP獲得に挑む。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が快調にラップを刻み、総合4番手で初日を終えた。中上もFP1では前後ミディアムでラップを重ね9番手。FP2では、前後ハードで走り出し、その後、リアにミディアム、ソフトを入れてセッション3番手のタイムをマークし、総合4番手で初日を終えた。第7戦カタルニアGPの初日3番手という金曜日のベストリザルトは更新できなかったが、予選ではベストグリッドとなる6番手以上を目標に挑む。

    前戦チェコGPで5位フィニッシュのカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、セッティングが決まらず苦戦の一日となった。課題はロングストレートからのブレーキングで、特に1コーナーと4コーナーで苦戦。加速につなげられなかったことがタイムに影響した。土曜日のフリー走行、予選でセットアップを進め、ポジションアップに挑む。

    ホルヘ・ロレンソの代役として3戦連続の出場となるステファン・ブラドル(Repsol Honda Team)は、終日、セットアップに取り組んだ。レッドブル・リンクを走るのは、2016年以来3年ぶり。着実にラップタイムを更新したブラドルは、トップのマルケスから1秒差以内に17台という接戦の中、16番手で初日を終えた。土曜日の予選ではさらにコース攻略を進めポジションアップに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
    「今日はいつものように、決勝レースに向けてたくさんのメニューを消化しました。レースディスタンスに取り組み、タイヤとセットアップの変化をしっかり理解できるようにしました。ドイツGP、そしてチェコGPに引き続き、2つのフレームのテストにも取り組みました。どちらもいいフィーリングでした。今日は、ほかのライダーたちよりもかなり速いように感じられるかも知れませんが、ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)も力強いペースがありますし、ビニャーレス(ヤマハ)とクアルタラロ(ヤマハ)もかなり接近しています。明日はタイヤのグリップの変化をさらに理解したいです」

    中上貴晶(MotoGP 4番手)
    「気温も路面温度も上がったFP2は、決勝を想定してハードで走り出しましたが、順調に走行することができました。その後、ソフトタイヤでタイムを出すことができてセッション3番手、総合4番手で初日を終えました。一発のタイムはもちろんですが、ハード、ミディアム、ソフトと、どのタイヤでも1分24秒台を出すことができました。どれも同じようなフィーリングだったことは、とてもポジティブでした。このサーキットは、シーズンを通して最もトップスピードが必要なサーキットなので、正直、苦戦を覚悟していましたが、いい方向にいっていると思います。よほど天候の変化がなければフロントはハードで行くことを決めました。リアはこれから詰めていくことになります。今日はセクター4でいいタイムが出せましたが、セクター3でトップと0.3秒くらい差があるので、明日はその部分をしっかり改善していきたいです。今日はマルク(マルケス)がトップタイムなのでマルクのデータを参考にして、この調子をキープしていきたいです。このサーキットで4番手スタートというのは、うれしいサプライズでした。明日はベストグリッドを目指し全力を尽くします」

    カル・クラッチロー(MotoGP 9番手)
    「今日はそれほど悪い日ではありませんでしたが、もっといろいろ改善できると思います。1コーナーと4コーナーでマシンを減速させるのに苦戦しました。セッティングを変えることでいいフィーリングになることを願っています。今日はセッティングを変更してもフィーリングがつかめず、短い周回でピットに入らなければなりませんでした。明日も引き続き、チームとHondaとマシンのセットアップに取り組み、この状況を理解して問題を解消したいと思います。また、予選と決勝で使う最善のタイヤを選ぶことにも取り組みたいです」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 16番手)
    「今日は忙しい一日でした。トライすることがたくさんありましたが、ラップタイムには満足しています。いまのポジションは理想的なものではありませんが、前のライダーとタイムは接近しています。明日は今日のようにたくさんのメニューがないので、レースに向けて集中することができます。セットアップも進めることができると思います。もっと満足のいく一日にしたいですし、天気がいいことを願っています。そして自分たちのできることをしっかり消化していきたいです」