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  • MotoGP | ヤマハ 第11戦 オーストリアGP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ 第11戦 オーストリアGP 初日レポート

    ビニャーレスが総合2番手、フリープラクティスを順調にスタート
    フリープラクティス初日、Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシはそれぞれ総合2番手と11番手。午前中の第1セッションではふたりとも好調だったが、気温が上がった午後はロッシが苦戦した。

    ビニャーレスは先週月曜日のブルノ・テストの成果を発揮。フリープラクティス第1セッションでは開始早々に3番手につけ、45分間のセッションの前半でそのポジションをキープした。終盤になって全体のペースが上がるとビニャーレスもすぐさま反応。最後の2ラップでは次々に自己ベストを更新し、トップに0.247秒差に迫る1分24秒280を記録して3番手を獲得した。

    午後からの第2セッションは気温が上昇。コンディション変化に慣れるまでにしばらく時間を割いてから徐々にペースを上げ、リズムをつかんだあとは、タイヤ・スペックのテストに集中した。最後の5分でタイムアタックを行うと1分23秒982を記録して2番手へ浮上。トップとの差を0.066秒まで詰めて総合2番手を獲得した。

    一方のロッシは緩やかなペースアップ。第1セッションでは開始16分で6番手まで上がり、その後はマシン・セッティングにほとんどの時間を費やした。コースの性質上、不可欠となるブレーキングでの安定性と加速性能を追求し、セッションの最後では成果をためすべくタイムアタック。ここで1分24秒469に更新すると順位をひとつ上げ、トップから0.436秒差の5番手でセッションを終えている。

    第2セッションではマシン・セッティングに加えてタイヤ・チョイスも重要な課題。最後の10分になってアタックを試みたが、1分24秒532に留まり、第1セッションの記録を上回ることができなかった。この結果、トップから0.616秒差の11番手。総合成績でもトップから0.553秒差の11番手に留まり暫定Q2のチャンスを逃している。

    クアルタラロとモルビデリ、初日総合4番手と14番手
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリは、それぞれ4番手と14番手を獲得。

    クアルタラロとそのクルーたちは懸命なハードワークの結果、フリープラクティス初日の目標としていたトップ10を上回る4番手を獲得。明日に向けて改善すべき課題についても手ごたえを感じており、トップとの差をさらに詰めるべく自信を持って臨む。

    一方、月曜日のブルノ・テストのなかで試した新しいセッティングで安定性向上に成功したモルビデリ。フリープラクティス初日は、順位はあまり上げられなかったものの、決勝用のセッティングに集中しながら着実な前進を見せた。明日のフリープラクティス第3セッションでは1ラップのペースを追求する。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(フリー走行総合2番手/1分23秒982)
    「フィーリングはとても好調です。マシン・セッティングに時間をかけてさまざまな方向性を試してきた結果、リズムがつかめるようになってきているようです。トップに僅かに届かなかったことは残念ですが、フィーリングは上々ですし、これまで苦戦ばかりしてきたこのコースで、2番手を獲得できたことはとても良かったと思っています。今日はタイヤについても十分にテストを行い一定の成果が出ているので、明日もこのままハードワークを続け、フロントロー獲得を目標にベストを尽くします」

    バレンティーノ・ロッシ(フリー走行総合11番手/1分24秒532)
    「午前中は順調でしたし、午後もペースはとても良かったのですが、最後のアタックでソフト・コンパウンドのタイヤを履いたときは、あまりうまくいきませんでした。ちょうどコースが混んでいるところに当たってしまい、タイムを十分に上げることができないまま終わってしまったのです。今回もまた、多くのライダーが好タイムを記録しています。でも昨年と比べれば、私たちもペースが上がっているのです。今日は僅差でトップ10を逃してしまいましたが、フィーリングは決して悪くありませんし、天気予報によれば明日の午前中もドライ・コンディションになるようなのでQ2進出のチャンスは残っています」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「午前中の第1セッションを順調にスタートすることができ、昨年よりも順位が上がったことに満足しています。私たちは経験から学び、焦点を当てるべき場所がわかってきたのです。以前にもお話したように、ここはヤマハに合ったコースではありません。そのなかでマーベリックが2番手を獲得できたことは非常にうれしい結果です。午前中はこのように好調でしたが、午後はバレンティーノがタイムを更新することができず、僅差でトップ10を逃してしまいました。Q2進出はライダーにとってもチームにとっても常に必須の要件ですから、明日もプッシュし続けます。手ごたえはつかめているので、自信を持って臨めると思います。タイヤについては、すでにすべてのオプションのテストを終えており、決勝で使用するものについても、ほぼ決まっています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ(フリー走行総合4番手/1分24秒153)
    「非常に厳しいセッションとなりましたが、このコースでこのように苦労することは始めからわかっていたことです。でもプッシュし続け、限界まで攻め続けるうちにフィーリングは良くなっていきました。最初のふたつのセクションでやや手間取る状態なので、明日はそのあたりの改善に取り組むことになります。このコースはおもに3本のストレートでできています。つまり3つのハード・ブレーキングがあるということなので、その部分を中心にブレーキングからコーナリングにかけてベストの状態を引き出すことが重要な課題になるでしょう」

    フランコ・モルビデリ(フリー走行総合14番手/1分24秒630)
    「ペースがとても良く、満足しています。1ラップの速さについてはもっとパフォーマンスを上げていかなければならないと思っていますが、そのためのアイディアはつかめており、しかもそれによって安定性も上げることができるはずなのです。このコースはオーバーテイクが難しいので、グリッドの前のほうに並ぶことが不可欠です。他のヤマハ勢と比べてみても、私はもっと加速性を上げていかなければならないと思っています。明日が非常に重要です」

  • MotoGP | オーストリアGP:マルク・マルケスが初日総合1番手

    MotoGP | オーストリアGP:マルク・マルケスが初日総合1番手

    MotoGP 第11戦オーストリアGPのフリー走行が8月9日(金)にレッドブル・リンクで行われ、フリー走行1で2番手に進出したポイントリーダーのマルク・マルケスが今季28度目のトップタイムをマーク。開幕戦カタールGP、第9戦ドイツGPに続き、今季3度目となる初日総合1番手。16年に復帰した当グランプリで初めて初日の最高位に進出した。

    気温29度、路面温度49度のドライコンディションの中、フリー走行1で3番手のマーベリック・ビニャーレスは、0.066秒差の2番手に浮上すれば、フリー走行1で9番手の中上貴晶は、0.155秒差の3番手。初日総合3番手に進出した第7戦カタルーニャGPに続く、4番手に浮上。

    フリー走行1で6番手のファビオ・クアルタラロは4番手。フリー走行1で4番手のジャック・ミラー、フリー走行1で10番手のミゲール・オリベイラ、フリー走行1で14番手のダニロ・ペトルッチが続き、フリー走行1で11番手のカル・クラッチローは8番手。

    今季2度目となる1番手発進を決めたアンドレア・ドビツィオーゾは、3コーナーで今季3度目の転倒を喫して、0.495秒差の9番手に後退したが、16年から4年連続の初日総合1番手を逃し、午前のラップタイムで初日総合3番手。

    フリー走行1で15番手のポル・エスパルガロは10番手。フリー走行1で5番手のバレンティーノ・ロッシは11番手。フリー走行1で7番手のアレックス・リンスは12番手。フリー走行1で8番手のヨハン・ザルコは17番手に後退した。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’23.916
    2 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’23.982
    3 中上貴晶 LCR Honda Honda 1’24.071
    4 F・クアルタラロ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’24.153
    5 J・ミラー Alma Pramac Racing Ducati 1’24.308
    6 M・オリベイラ Red Bull KTM Tech 3 KTM 1’24.326
    7 D・ペトルッチ Mission Winnow Ducati Ducati 1’24.330
    8 C・クラッチロー LCR Honda Honda 1’24.336
    9 A・ドビツィオーゾ Mission Winnow Ducati Ducati 1’24.411
    10 P・エスパルガロ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’24.418
    11 V・ロッシ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’24.532
    12 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’24.540
    13 F・バニャイア Alma Pramac Racing Ducati 1’24.598
    14 F・モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’24.630
    15 S・ブラドル Team HRC Honda 1’24.755
    16 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’24.865
    17 J・ザルコ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’24.948
    18 A・イアンノーネ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’25.003
    19 K・アブラハム Reale Avintia Racing Ducati 1’25.139
    20 T・ラバト Reale Avintia Racing Ducati 1’25.233
    21 H・シャーリン Red Bull KTM Tech 3 KTM 1’25.269
  • MotoGP | ホンダ 第11戦 オーストリアGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 第11戦 オーストリアGP プレビュー

    過去2年連続でオーストリアGP2位のマルケスが、大会初制覇に挑む
    チェコGPからの連戦となる第11戦オーストリアGPが、8月9日(金)から11日(日)の3日間、レッドブル・リンクで開催される。レッドブル・リンクは1969年に完成したサーキットで、当初はエステルライヒリンクという名称だったが、95年にA1リンクとなり、2010年からはレッドブル・リンクへと改称された。

    オーストリアGPは、1971年にザルツブルグで初めて開催され、94年までの24年間で22回行われた。その後、A1リンクで96年、97年に開催されている。レッドブル・リンクに名称が変更されてからは、2016年に19年ぶりに大会が復活し、今年で4年連続の開催となります。オーストリアGPとしては、今年で通算28回目を迎える。

    レッドブル・リンクは、ウイーンから南西約200kmのシュピールベルクにあり、オーストリアのほぼ中央に位置します。一周4.326kmのコースは、アップダウンに富んだハイスピードコースで、コーナー数は10(右7/左3)とシンプルなレイアウト。

    過去、Honda勢は、A1リンク時代の96年と97年に2年連続で、125cc、250cc、500ccの3クラスを制している。最高峰クラスでは96年にアレックス・クリビーレ(99年のチャンピオン)、97年にミック・ドゥーハン(94年から98年までの5年連続チャンピオン)とHonda勢でMotoGPレジェンドに名前を連ねる両選手が優勝した。

    19年ぶりの開催となった2016年は、事前テストに参加しなかったこともあり、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)は5位に終わった。そして、グランプリの復活2年目の17年は、マルケスがトップと僅差の2位、昨年の大会でもマルケスは僅差の2位と、あと一歩、優勝に届かなかった。しかし、フィニッシュラインまで繰り広げられた手に汗を握る戦いはサーキットに集まった大観衆を興奮させた。

    マルケスは、前戦チェコGPで今季6勝目、MotoGPクラスで通算50勝を挙げた。チェコGP終了後の月曜日には、ブルノで公式テストに参加し、データの収集とマシンのセットアップに励み、今大会の準備を進めた。マルケスにとってレッドブル・リンクは、まだ優勝経験がないサーキットの一つ。今年は3年連続PPと大会初制覇に挑む。

    ランキング総合8位のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、16年はジャンプスタート。17年はセッティングが決まらずに2年連続15位と苦戦が続いた。しかし、18年は表彰台にあと一歩の4位でフィニッシュした。前戦チェコGPでは5位。今年はレッドブル・リンク初表彰台と初優勝を目指す。

    総合11位の中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、第8戦オランダGPで痛めた左足首もほぼ完治し、前戦チェコGPでは9位と3戦ぶりのトップ10フィニッシュを果たした。昨年の大会は旋回性に苦しんで15位だったが、今年はトップ10フィニッシュを目指しす。

    ケガで欠場のホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)の代役として、3戦連続の代役出場となるステファン・ブラドルが、3年ぶりにレッドブル・リンクのレースに挑む。16年は当時所属していたアプリリアから参戦してノーポイントだったが、今年はトップ10フィニッシュを目指す。鈴鹿8時間耐久ロードレースから3週連続のレースとなるが、Repsol Honda Teamのチームポイント獲得に大きな期待が寄せられる。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「夏休みが明けてから忙しい毎日が続いています。チェコGPの優勝はとてもうれしい出来事でしたが、今はオーストリアGPに向けてまた集中しています。そして、準備をしなければなりません。レッドブル・リンクはとてもユニークなサーキットです。ブレーキングの安定性とマシンのパワーが重要になります。過去2年、優勝できませんでしたが、とても楽しいレースができました。今年もおもしろくなると思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合8位)
    「チェコGPは力強い走りができました。後方グリッドからのスタートとなってしまったことだけが残念です。そのため序盤にかなりタイムをロスしてしまいました。今週末はもっといいグリッドポジションを獲得できることを願っています。レッドブル・リンクのレイアウトは、自分はあまり得意ではありませんが、今はそれは問題ではありません。好きか嫌いかにかかわらず、どのサーキットも同じようにアタックしていきます。ブルノで月曜日にテストを行いました。新しいパーツもテストしましたが、現行マシンのテストに集中しました。マシンのフィーリングをよくするために、Hondaは一生懸命がんばってくれています」

    中上貴晶(MotoGP 総合11位)
    「オーストリアでMotoGPマシンに乗るのは今年で2度目になります。今大会も一生懸命取り組み、ブルノで行ったテストの成果を活かせればいい結果を残せると思います。チェコGPはエッジグリップに少し苦戦し、コーナーでうまくコントロールできませんでした。そこでテストではコーナー立ち上がりでもっと速くなれるようにセットアップに取り組みました。このサーキットではこれがとても重要になります。レースウイークが始まるのが楽しみです」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 総合21位)
    「ブルノでHonda RC213Vのいいフィーリングを見つけることができたので、今週末に向けてワクワクしています。オーストリアではもっと早くいいペースをつかめると思います。このサーキットは、一度しか走ったことがないところですが、自信はあります。このような機会を与えてくれたHRCとチームに感謝しています。今週末も実りのある週末にしたいと思います」

  • MotoGP | ヤマハ 第11戦 オーストリアGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ 第11戦 オーストリアGP プレビュー

    Monster Energy Yamaha MotoGP、スピールベルグへ
    ブルノ・サーキットのテストで好調ぶりを発揮したMonster Energy Yamaha MotoGPが今週末、シュペールベルク・サーキットで第11戦オーストリアGPに臨む。

    マーベリック・ビニャーレスは2016年と2017年の2年連続で2位を獲得。昨年は12位に留まったが、今年はブルノ・テストでの好調を維持して表彰台復帰を目指す。

    8時間にわたり行われたテストでは、第11戦のスタートに照準を合わせて2019年型マシンに集中。このコースでトップ・バトルに加わるためにはストップ&ゴーのコーナーにしっかり対処することが不可欠なため、ブレーキングを遅らせて深くまで進入する方法を繰り返し試みた。

    チームメイトのバレンティーノ・ロッシもまた、ブルノ・テストで2019年型YZR-M1の新しいセッティングに手ごたえを得てモチベーションを高めている。スピールベルグはヤマハのマシンの強みを十分に発揮できるコースではないと認めながらも、テストの成果を発揮できるよう期待する。このコースを誰よりもよく知るロッシは、1996年に125ccクラスで3位を獲得して初表彰台。翌1997年にはさらにひとつ上げて2位となっている。最高峰クラスでは2016年の4位がベスト・リザルトで、今年こそはMotoGPでの表彰台獲得を目指す。

    1969年に誕生したスピールベルグ・サーキットは、1996年に改修工事を受けて現在のレイアウトとなり、2016年から再びMotoGPが開催されるようになった。コース・レイアウトは非常に特徴的で、コーナーが合計10(左3、右7)と少なく、ストレートは最長626mのものを含め数多い。そのためトップスピード、加速性能、ブレーキングでの安定性が重視され、ライダーにとってはアクセル全開のチャンスが何度も訪れる。

    クアルタラロとモルビデリ、第11戦オーストリアGPで高みを目指す
    第10戦チェコGPからわずか5日、PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリは第11戦の舞台となるオーストリアへ移動。チェコGP翌日の月曜日に行われたテストでも好調を確認しており、自信を持って臨む。

    前回7位、月曜日のテストではトップを獲得したクアルタラロ。ここスピールベルグ・サーキットはヤマハのマシンの長所を十分に引き出せるようなコースではないと考えているものの、依然としてルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得の目標に変わりはない。

    一方のモルビデリは、前回チェコでは1周目に他車に接触されて転倒リタイアとなってしまったが、翌日のテストではさらなる開発プログラムを着実に実行して3位獲得と好調ぶりをアピール。ここオーストリアでは優勝経験があり、前回の教訓を生かして上位を狙う。

    第11戦のフリープラクティス第1セッションは8月9日(金)の現地時間9:55にスタート。決勝は日曜日の14:00、全28ラップで競われる。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス
    「ブルノ・テストでは、加速性能を向上させるための新しい方法があまり見つからなかったため、マシン全体のベスト・パフォーマンスを引き出すことに集中しました。ストップ&ゴーのコーナーが多いのでライン取りも変更しなければならず、具体的にはブレーキングを遅らせて、より深く突っ込むことを目指しました。加速で苦戦することはわかっていますが、代わりにフロント周りのフィーリングを向上させたいと考えました。このように厳しい状況を意識しながらも、気持ちは非常にすっきりとしています。難しいコースなので成績を予想することは不可能ですが、上位に近づいていってバトルを展開することが目標です」

    バレンティーノ・ロッシ
    「チームとともにマシン作りに取り組むためにも、2週連続のレースは大歓迎。早く前のような好調を取り戻せるよう期待しています。ブルノ・テストでは好みのセッティングが見つかったほか、いろいろな面白い発見がありました。スピールベルグ・サーキットは相性の良いコースではありませんが、いつものようにベストを尽くし、テストの成果をいくつか試してみたいと思っています。いずれにしても、テストのあと、すぐにレースがあるのはとても良いことなのです」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「オーストリアGPが始まります。ブルノ・テストで多くのデータを収集して大きな手ごたえを感じており、準備万端、またハードワークに取り組んでいきます。テストの成果を生かせるよう期待していますが、それは決して簡単なことではないでしょう。コース・レイアウトがおもにトップスピードと加速性能を重視して設計されているため、ヤマハの良さを十分に生かせず苦戦することになるからです。それがわかっていても、私たちは恐れることなくコースに飛び出していきます。スピールベルグは美しい場所ですし、このグランプリは素晴らしいイベントです。とても楽しみです」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ
    「厳しい戦いになると思いますが、自分たちの力を信じて頑張ります。今シーズンは、ときに非常に速く走ることができましたが、今回は、どんなときでも速く走る方法を学ぶべき時間だと考えています。大量のデータを集め、そのなかからベストの状態を引き出すためにしっかり勉強しなければなりません。とは言え、このサーキットには良い思い出もあり好きなコースです。ヤマハのマシンではストレートで苦戦することが予想されますが、それがどの程度の難しさなのかは始まってみなければわからないので様子を見守るだけです」

    ファビオ・クアルタラロ
    「私たちにとって決して楽なコースではないでしょう。ファクトリー・ヤマハを基準にして対策を考えていきたいと思っています。ライバル・マシンのほうがパワーに勝るところもあり、ここのようにストレートがたくさんある場所では苦戦するかもしれません。そんなときでも私たちは、ただひたすら、つまらないミスをしないように冷静に対処していくことが重要です。これまでとはまったく性質の異なるコースなので、YZR-M1で新たなチャレンジをする絶好のチャンスでもあります。Moto2やMoto3ではいい走りができたのできっと今回も走りをエンジョイできると思いますが、MotoGPでの決勝がどんな展開になるかは、まだ想像がつきません」

  • MotoGP | ホンダ 第13戦 チェコGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第13戦 チェコGP 決勝レポート

    マルケス今季6勝目。最高峰クラスで通算50勝目を達成する
    後半戦のスタートとなった第10戦チェコGPは、スタート直前に一時的に強い雨が降ったため、スタート時間が40分間順延となり、クイックスタート方式で一周減算の20周で行われた。

    路面コンディションはウエット。しかし、メインストレートにウエットパッチが残る程度で、コースのほとんどが乾いているため、全車スリックタイヤでグリッドに並んだ。今季6回目、最高峰クラスの最多ポールポジション(PP)タイ記録となる58回目(3クラス通算86回目)のPPから好スタートを切ったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、オープニングラップに首位に浮上すると、快調にラップを重ね、独走で今季6勝目を達成した。

    ウエットコンディションの中で行われた前日の予選でも、微妙なコンディションの中、真っ先にスリックタイヤを装着してスーパーラップを刻んだ。そして、ウエット宣言されたものの、ほとんどドライコンディションとなった決勝レースでも、すばらしい走りでライバルを圧倒した。最高峰クラス50勝は歴代4位。通算76勝はマイク・ヘイルウッドに並ぶ歴代4位の記録達成となった。

    この優勝でマルケスは、今大会2位でフィニッシュしたランキング総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に63ポイント差、今大会8位で総合3位のダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)に81ポイント差をつけた。

    ウエットコンディションの予選で11番手と納得のいかないグリッドに終わっていたカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、オープニングラップ8番手に浮上すると、ペトルッチ、ポル・エスパルガロ(KTM)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)をかわし5位でチェッカーを受けた。ブルノではPPと優勝を経験しているクラッチローだけに、5位という結果には満足していないが、連戦となるオーストリアGPに向けて、いいかたちでレースを終えることができた。

    第8戦オランダGPで左足首を負傷、続く第9戦ドイツGPもケガの影響に苦しんだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、9位でチェッカーを受けた。予選13番手から好スタートを切って序盤に10番手に浮上すると、終盤、前を走るエスパルガロをかわし9位でチェッカーを受けた。足のケガもほぼ回復、3戦ぶりのトップ10フィニッシュを果たし、連戦となる第11戦オーストリアGPに向けて手応えのある結果となった。

    ケガで欠場のホルヘ・ロレンソの代役として2戦連続の出場となったステファン・ブラドル(Repsol Honda Team)が、予選17番手から15位でフィニッシュ。前戦ドイツGPの10位に続き、2戦連続でポイント獲得を果たした。鈴鹿8時間耐久ロードレースで乗ったスーパーバイクからの乗り換えに時間を要し、さらに不安定な天候が続き、本来のポテンシャルを発揮できませんだったが、連戦となる第11戦オーストリアGPでは、シングルフィニッシュを目指す。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「ウエットパッチが残っている状態だったので序盤から集中して走りました。特に1コーナーが濡れていたので気をつけました。ヤマハ勢は後方からのスタートでしたが、朝のウオームアップで強い走りをしていたので、自分のリズムをキープしなければなりませんでした。そして、ドヴィツィオーゾも後ろにいたので、プッシュし続けなければなりませんでした。ギャップを広げるために10周目からさらにプッシュしようとしたのですが、注意深く走らなければならない状態でした。レースがディレイになったことは最善の決断だったと思います。なぜならコースのコンディションがミックスされていて、かなり危険だったからです。天候が不安定な週末でしたが、Repsol Honda Teamの仕事は完ぺきでした。優勝するためによくサポートしてくれました」

    カル・クラッチロー(MotoGP 5位)
    「うまくオーバーテイクすることができず、序盤にして、すでに3.8秒ほど遅れてしまいました。ペトルッチとバレンティーノ(ロッシ)の後ろでかなり時間をロスしました。でもベストを尽くしました。スタートしたグリッドを考えれば、満足のいく結果です。レースではいいスタートを切ることができました。トップとのギャップを考えて、ソフトのリアタイヤを使いました。トップとの差は一時2秒まで縮まりましたが、路面コンディションが悪く、リアタイヤがかなり消耗しました。チームとHondaはいい仕事をしてくれました。予選はあまりうまくいかず、マシンのフィーリングもあまりよくありませんでしたが、決勝でトップ5でフィニッシュすることができてよかったです」

    中上貴晶(MotoGP 9位)
    「今日は長い時間、ポル(エスパルガロ)とダニーロ(ペトルッチ)が前を走っていて、この2人をパッシングしようと全力を尽くしました。終盤、ポルはかわせましたがダニーロには届きませんでした。チェッカーを受けたときに後ろにマーベリック(ビニャーレス)がいて、驚きました。サインボードで後ろに(フランチェスコ)バニャイアがいるのは知っていましたが、マーベリックが迫ってきていることは知りませんでした。今日は難しいコンディションでしたが、フロントにハード、リアにソフトを選択しました。7、8周を終えてグリップが落ちてきましたが、タイヤの選択は悪くなかったと思います。今日は10番手をずっと走行することになり、最終的に9位でフィニッシュしました。ものすごくいいという成績ではありませんが、またシングルにもどってこられてよかったです。明日のテストでは、次のオーストリアGPに向けて準備を進めたいです。スタート時間が遅れて、チームもたいへんでしたが、決勝レースのスタート時間を遅らせたレースディレクションの判断はよかったと思います」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 15位)
    「もっといい結果を残すポテンシャルがあったと思うので、今日の結果は、あまりうれしくありません。金曜日から前進しましたが、土曜日に雨が降り、ドライコンディションの走行時間が短くなったことが、今日のレースに影響しました。リアグリップとコーナリングに苦戦しました。ポイントを獲得できたことはよかったのですが、オーストリアではもっといい結果を残したいです。2週連続でRepsol Honda Teamに加わることができて、ワクワクしています。すでにオーストリアのレースのことを考えています」

  • MotoGP | ヤマハ 第13戦 チェコGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ 第13戦 チェコGP 決勝レポート

    Monster Energy Yamaha MotoGPは6位と10位
    ハーフ・ウエット、ハーフ・ドライの難しいコンディションで行われたチェコGP決勝。Monster Energy Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは好調を維持することができず苦戦した。開始予定時刻の14:00の時点では、コースのほとんどが乾いているがメイン・ストレートから第1セクションがウエットで滑りやすくなっていたため、進行を遅らせて、さらに1ラップ減算して行われることとなった。

    40分間も待たされたあともロッシの集中力は失われてはいなかった。グリッド7位から飛び出して6番手で第1コーナーへ進入。しかし前を行くP・エスパルガロのペースが上がらないためトップ4台との差が開いてゆく。4ラップ目でようやくパスして前方が開けると、ロッシはすぐさま1分57秒台に入れて追撃を開始。ところが今度は後方からC・クラッチローが迫り、激しくプレッシャーをかけてきた。7ラップ目にはこれに先行を許して再び6番手に後退し、そのあとは単独走行を続けてチェッカー。トップとの差は9.083秒まで開いていた。

    一方のビニャーレスは、路面が濡れている側のグリッド9位。そのためスタート・ダッシュが決まらず順位を下げ、1ラップ目終了時点で15番手まで後退してしまった。その後もなかなかコース・コンディションの感触がつかめずに手間取っていたが、5ラップもすると調子を取り戻して13番手まで挽回。さらに4ラップ後にはM・オリベイラをとらえて12番手へ浮上した。

    11番手との差は大きく開いていたが、着実にこれを詰めていってF・バグナイアをパス。さらにペースを上げるとP・エスパルガロと中上貴晶の9位争いに追いつき、残り5ラップではトップタイムをマークするほどの好調ぶりを見せた。そして残り2ラップでエスパルガロをパスして10位。しかし中上には届かずそのままゴールした。トップとの差は16.558秒。

    この結果、ビニャーレスはランキング5位をキープ。ロッシが1ポイント差の6位となっている。ヤマハはコンストラクターズ・ランキング3位。Monster Energy Yamaha MotoGPもチーム・ランキング3位を維持している。

    クアルタラロは好調を維持。モルビデリはリタイア
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロが7位獲得と健闘。チームメイトのフランコ・モルビデリは1ラップ目、他車に接触されて転倒し、そのままリタイアとなった。

    クアルタラロはグリッド10番手から好スタート。ウエットとドライが混在するコンディションで初めてのレースにもかかわらず、多くのライダーを追い詰め、追い抜いて、序盤から5位争いを展開。最終的にはバレンティーノ・ロッシに続く7位でチェッカーを受けた。

    一方のモルビデリはオープニングラップでJ・ザルコに接触され、J・ミルとともにコースアウトして転倒。再スタートすることができず、そのままリタイアを余儀なくされた。フリープラクティスのなかでは順調にセッティング作業を進めており、手ごたえをつかんでいただけに悔しい結果。次戦に向けて意欲を燃やしている。

    明日、月曜日はここブルノ・サーキットでオフィシャル・テストに参加。そのあと来週末のオーストリアGPへと向かう。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ(6位)
    「午後2時のスタートは非常に危険でした。とくに第1セクションはフル・ウエットの状態だったので、スリック・タイヤで皆が一斉に第1コーナーに飛び込むとなれば大変なことになってしまいます。私から見れば、これは最も危険な行為のひとつです。だからスタート時刻を遅らせてもらうよう頼んだのです。その結果、最後は完全なドライ・コンディションでレースができたのですから、正しい判断だったと思っています。6位にはもちろん満足していませんが、より良い状態でマシンを走らせることができましたし、終盤はかなり好調でした。上位数台のペースは速く、追いつくことはできませんでしたが、このところの数戦と比べれば状況は良くなっています。明日はこのコースでテストを予定しており、新しいエンジン・スペックを含めて試してみたいことがいくつかあります。とても重要な一日になるはずです」

    マーベリック・ビニャーレス(10位)
    「グリッドの右側のほうは路面が濡れていて、私はそちら側からのスタートだったので少し不利な状況でした。でも目の前、つまり私と同じ右サイドに並んだアレックス(リンス)は大丈夫だったみたいです。私は午前中のウォームアップ・セッションのときよりグリップが落ちてしまっているように感じたのですが、これは今回に限らずよく起こることなので改善の必要があると思っています。明日はテストがありますが、2020年のことは遠すぎてまだ考えたくありません。次のオーストリアでトップを目指すために、マシンのパフォーマンス向上を追求したいと思っています」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「スタート前に突然、雨が降り出しました。このような場合、いつも苦戦を強いられるので私たちにとっては大変、厳しい状況でした。レース後には、ふたりから異なる感想が聞かれ、バレンティーノは午前中のウォームアップよりも午後の決勝のほうが好調だったと言い、マーベリックはそのまったく逆だったのです。バレンティーノは好スタートを切りましたが、ポル・エスパルガロの後ろでしばらく手間取り、ようやくパスしたあとは最善のポジションを目指して最大限、努力してくれました。マーベリックはグリッドの濡れているほうからのスタートだったので、初めに15位まで下げてしまって追い上げに苦戦しました。このところはフリープラクティスでいい走りを見せてくれていたので、ここでチャンスを逸してしまったことはとても残念です。明日のオフィシャルテストは重要になるので、ドライ・コンディションを期待しています」

    PETRONAS Yamaha Sepan Racing Team
    フランコ・モルビデリ(DNF)
    「ウォームアップでマシンに好感触をつかんでいて、きっといいレースができると思っていただけに残念な結果になってしまいました。ザルコが、決して優雅ではないやり方でパスを仕掛けてきたことは間違いありません。しかし、これがレースというものなのです。私としては来週の戦いのなかで力強く復活できるよう頑張るだけです。明日のテストは、マシンの改良だけでなく、今日、背負わされた重荷を下ろすためにも重要なものとなるでしょう。また、時間を空けずにすぐ次のレースに挑めることも良かったと思っています」

    ファビオ・クアルタラロ(7位)
    「昨日が最悪だったので、今日の目標はトップ8とトップ・ルーキーに置いていました。そしてその結果として両方を達成することができました。タイヤをセーブすることが本当に重要なのだと思って臨んだ初めてのレースと言ってよく、そのなかからとても多くのことを学びました。このような奇妙なコンディションは今までに経験したことがなかったので、序盤はストレスも感じていたのですが、最後まで走り切って良い結果を得られたので満足しています。レースのなかでは何台かをパスすることができました。そして必要なときにアグレッシブに攻めるために、どのようにしてタイヤをセーブすれば良いのかということも学ぶことができたのです。終盤はロッシに追いついて初めてのバトルを経験しようと懸命にプッシュしたのですが、そこまで詰めることができず残念でした」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ(チーム・マネジャー)
    「ファビオ(クアルタラロ)は好調、フランコ(モルビデリ)は転倒リタイアと明暗を分ける結果となりました。私たちはウイークを通じて順調に仕事を進め、ウエットでも、またウエットとドライのミックスの状態でも多くのことを学ぶことができました。このことは今後の戦いに必ず役立ってくれると確信しています。決勝日も非常に難しい状況でしたが、チームはよく対処し、落ち着いてライダーたちに状況を伝えていました。チームのみんなでふたりを導くことが重要だとわかっていたのです。全員で戦い、決勝に向けて懸命に準備をしてきただけに、オープニングラップでのリタイアは本当に残念でした。ファビオのほうは目標がはっきりしており、3~4台をパスするためにしっかりタイヤを管理していました。自分が成し遂げた仕事を誇ってよいと思います」

    ラズラン・ラズリ(チーム代表)
    「複雑な気持ちです。MotoGPではファビオが7位と健闘しましたが、フランコは1ラップ目でリタイアを余儀なくされてしまったからです。ファビオにとってはこのようなコンディションは初めてでしたが、とても良い経験になったと思います。難しい状況のなかで10番手から7位まで上がったことは、必ず今後に役立つことになりますし、ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得への道も依然として続いています。その一方でフランコのほうは残念な結果になってしまいましたが、次のオーストリアで復活してくれると確信しています」

    鷲見崇宏(MS開発部モトGPグループリーダー)
    「短いサマーブレイクが終わり、ライダー・チームともに士気高く後半戦開始の舞台であるチェコに乗り込みました。ヤマハライダーは前半戦でのそれぞれの課題改善を目指しセッティング作業を行い、金曜のドライ、土曜のウェットといった安定したコンディションでは、良いセッティングを見つけ出すことができ、レースに向けた手ごたえを掴んでいたと思います。しかし、土曜日の予選での路面変化や決勝直前の降雨によるミックスコンディションではM1の強みを引き出すことが難しく、期待通りの結果を得ることができませんでした。難しい状況ではありますが、ロッシ選手が車両フィーリングを取り戻しつつあること、走るごとにタイヤとマシンのコントロールを学んでいるクアルタラロ選手など、ポジティブな点にも目を向けながら、進歩を得るべく挑戦を続けていきます。引き続きご声援よろしくお願いします」

  • MotoGP | スズキ 第13戦 チェコGP 決勝レポート

    MotoGP | スズキ 第13戦 チェコGP 決勝レポート

    チェコGPはリンスが表彰台争いの末、4位フィニッシュ
    前日の雨模様が一転し、朝から青空が広がったチェコGP決勝日。チームスズキエクスターの3人のライダーはそれぞれ午前のウォームアップでドライコンディションのレースセットアップを決め、決勝に向けての準備が完了。しかし決勝前、ブルノサーキット上空に突然暗雲が立ち込め、激しい通り雨が降った。

    ライダーは定刻通りグリッドに着くも、雨が上がって乾き始めた路面は場所によって状態が違い、レースディレクションがライダーの安全性を考慮してレースディレイを決定。40分後にクイックスタート方式でレーススタートとなった。

    レースはウェットパッチが残る路面状況でスタート。しかし、わずか1周目の4コーナーでモルビデリ(ヤマハ)が他車と接触して転倒。転倒した車両はアウト側に流れ、モルビデリのアウトラインにいたジョアン・ミルは転倒車両を避けられず、そのまま巻き込まれて転倒し、スタートからわずか数十秒で痛恨のリタイヤとなる。幸いミルに怪我はなかった。

    一方アレックス・リンスは好スタートを決めて4台のトップグループの最後尾につける。ウェットパッチの残る路面で、リンスは慎重かつスムーズな走りで徐々に3番手のミラー(ドゥカティ)に迫り、ファステストラップタイムを記録する直前にミラーをオーバーテイク。その後トップ4台の順位は入れ替わりなくリンスはラスト2周まで3番手をキープするが、終盤リアタイヤのグリップに苦しみ、4番手のミラーにオーバーテイクを許し、4位でレースをフィニッシュ。しかしチャンピオンシップでは3位のペトルッチ(ドゥカティ)との差を僅かに縮める結果となった。

    また、ワイルドカード参戦のシルバン・ギントーリは決勝を20位で完走。再びチームに貴重なデータをもたらした。

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「アレックスに関しては非常に悔しいレースでしたが、前戦2戦連続で転倒リタイヤに終わっているので、そういった意味では再びトップグループで走り、4位で完走できたことはシーズン後半戦の始まりとしては悪くない結果だと思います。一方ジョアンですが、他車の転倒に巻き込まれ、残念ながら早々にレースを終えてしまいました。良いスタートを切って本人も自信があっただけに非常に残念です。今週はワイルドカードでシルバンが参戦しましたが、テストチームからの色々な協力もあり、我々も良いレースを組み立てることができました。早く表彰台に戻り、強いレースを続けていきたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「今日はアレックスが終始トップグループでバトルをし、まさに我々が目指している通りの展開だったので結果には満足しています。タイヤマネージメントが難しいことはあらかじめ予想していましたし、もちろんそれは他のライダーも同様ですが、アレックスはそこをうまくマネージメントして4位という上位フィニッシュを遂げてくれました。ジョアンにとってはとても残念な結果でしたが、あの状況で他車の転倒から逃れる術はなかったので仕方ないでしょう。次戦オーストリアは我々にとってあまり相性の良いサーキットではありませんが、少しでも良い条件で走れることを願っています。」

    アレックス・リンス
    「スタートから最後まで前を走るドビツィオーゾ(ドゥカティ)を必死で追いかけ続け、表彰台まであと一歩というところだったのに、終盤にひとつ順位を落としてしまった。ラスト5ラップでタイヤのグリップが急激に落ちてしまい、どうすることもできなかったんだ。表彰台を逃してしまったことはもちろん悔しいけど、前の2戦が転倒リタイヤだったから、4位で無事に完走できてよかったと思っている。明日のテストで新しいパーツを色々とテストする予定なので、来週のオーストリアではまた新たな気持ちでウィークをスタートするつもりさ。」

    シルバン・ギントーリ
    「決勝は思いの外苦戦したけど、この週末は総じてポジティブだったと思う。FP1、FP3ではペースも良かったし、久しぶりにライダーとしてテンションが上がったしね。明日からの事後テストでまた色々と試して、チームのために少しでも多くの情報を提供できるように全力を尽くすよ。」

    ジョアン・ミル
    「スタートでモルビデリの外側にいて、彼が転倒した時は逃げようがなかったんだ。グリッド後方からスタートするとこういったリスクは常にあるけど、こんな形で1周もせずにレースを終えることになってしまって本当に残念だよ。ドライコンディションで走った今朝のウォームアップのフィーリングが良かったから決勝を楽しみにしていたけど、これもレースだから仕方ないね。気持ちを切り替えて来週のオーストリアでまた頑張るよ。」

  • MotoGP | 第10戦 チェコGP:マルク・マルケスが今季6度勝目を達成

    MotoGP | 第10戦 チェコGP:マルク・マルケスが今季6度勝目を達成

    MotoGP 第10戦 チェコGPの決勝レースが8月4日(日)にアウトモトドローム・ブルノで行われ、今季6度目のポールポジションからスタートしたポイントリーダーのマルク・マルケスがホールショットを決めると、一度もポジションを譲らず、12ラップ目の10コーナーで転倒を寸前で回避して2戦連続6勝目を達成。当地で2年ぶり3勝目を挙げ、史上4人目となる最高峰クラス通算50勝目に到達した。

    中量級の決勝レース終了直後に雨が降り、レースディレクションは、トラックコンディションを考慮してスタートディレイを決断。予定されていたレース周回数を21ラップから20ラップに変更し、14時35分にピットオープン。トラックの一部が濡れた中、全車がスリックタイヤを装着し、40分遅れの14時40分にスタート。

    ドライコンディションのウォームアップ走行で1番手に進出した4番グリッドのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、スタートで2番手に浮上すると、2年連続の優勝に向けて中盤までマルケスにプレッシャーをかけ、2.452秒差の2位。4戦ぶり5度目の表彰台を獲得すると、2番グリッドのジャック・ミラーは、3.497秒差の3位に入り、第3戦アメリカズGP以来今季2度目の表彰台を獲得。

    6番グリッドのアレックス・リンスは、ラスト2ラップにポジションを1つ落としたが、4.858秒差の4位に進出。11番グリッドのカル・クラッチロー、7番グリッドのバレンティーノ・ロッシ、10番グリッドのファビオ・クアルタラロが続き、8番グリッドのダニロ・ペトルッチは8位。

    13番グリッドの中上貴晶は、1ラップ目を9番手で通過。15.724秒差の9位でゴールすれば、9番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、オープニングラップで15番手まで後退したことが影響して10位。5番グリッドのポル・エスパルガロは11位。3番グリッドのヨハン・ザルコは14位。

    12番グリッドのフランコ・モルビデッリと19番グリッドのジョアン・ミルは、1ラップ目の4コーナーで転倒リタイア。

    チャンピオンシップは、総合1位マルケスと総合2位ドヴィツィオーゾのギャップが58ポイント差から63ポイント差に拡大した。

    最高峰クラスに参戦する11チームは、5日にシーズン3度目となるオフィシャルテストを実施するために当地に延滞。来週末にレッドブルリンクで開催される次戦オーストリアGPと来季20年シーズンに向けて準備を進める。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 39’24.430
    2 A・ドビツィオーゾ Mission Winnow Ducati Ducati 2.452
    3 J・ミラー Alma Pramac Racing Ducati 3.497
    4 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 4.858
    5 C・クラッチロー LCR Honda CASTROL Honda 6.007
    6 V・ロッシ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 9.083
    7 F・クアルタラロ Petronas Yamaha SRT Yamaha 12.092
    8 D・ペトルッチ Mission Winnow Ducati Ducati 13.976
    9 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 15.724
    10 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 16.558
    11 P・エスパルガロ Red Bull KTM Factory Racing KTM 18.234
    12 F・バニャイア Pramac Racing Ducati 19.738
    13 M・オリベイラ Red Bull KTM Tech 3 KTM 22.539
    14 J・ザルコ Red Bull KTM Factory Racing KTM 30.459
    15 S・ブラドル Team HRC Honda 30.500
    16 T・ラバト Reale Avintia Racing Ducati 30.755
    17 A・イアンノーネ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 37.17
    18 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 37.343
    19 K・アブラハム Reale Avintia Racing Ducati 44.296
    20 S・ギュントーリ Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 48.938
    21 H・シャーリン Red Bull KTM Tech 3 KTM 14Laps
    22 F・モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha 0Lap
    23 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 0Lap
  • MotoGP | ホンダ 第13戦 チェコGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 第13戦 チェコGP 予選レポート

    マルク・マルケス、ドゥーハン氏に並ぶ最高峰クラス58回目のPP獲得
    後半戦のスタートとなった第10戦チェコGPの予選は、ウエットコンディションの中で行われ、総合首位で後半戦を迎えたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、2戦連続今季6回目のPPを獲得た。セッション終盤、ライン上が乾いていく難しいコンディションの中ですばらしい走りを見せたマルケスは、自身が持つ最多PP記録を「86」とし、最高峰クラスで最多PP記録を持つミック・ドゥーハン氏の「58」に並んだ。

    この日は、終日雨となり、FP3でトップタイムをマークしたマルケスは、FP4でもライバルを圧倒。迎えたQ2では、セッション終盤、微妙なコンディションの中で誰よりも早くスリックタイヤに履き替え、2番手のジャック・ミラー(ドゥカティ)に2秒524の大量リードを築く圧巻の走りでサーキットに集まったファンを魅了した。これでマルケスは、チェコGPの最高峰クラスでは4回目のPPを獲得。決勝では今季6勝目と2年ぶりのチェコGP優勝が期待される。

    13年大会でPPを獲得、16年にMotoGP初優勝を飾ったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、難しいコンディションの中で11番グリッドを獲得した。決勝に向けてのロングランでは「トップ6の速さがある」と語るクラッチローだが、難しいコンディションの中でスリックタイヤ装着のタイミングが遅れ、リザルトに影響した。しかし、ブルノを得意とする彼だけに、決勝では追い上げのレースが期待される。

    左足首のケガがほぼ完治した中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、ウエットコンディションでのセッティングを見つけられず、目標とするQ2進出を果たせず13番手に終わった。MotoGP2年目のシーズンを迎える中上は、この2年、ウエットコンディションが少ないこともあり、ウエットコンディションでは、なかなか思うような走りができていない。加えて、この日は、路面コンディションが目まぐるしく変わる厳しい条件となり、苦しい走りを強いられた。決勝も不安定なコンディションが予想されるが、トップ10フィニッシュを目標に全力を尽くす。

    ケガで欠場のホルヘ・ロレンソの代役で出場するステファン・ブラドル(Repsol Honda Team)も、MotoGPマシンでウエットコンディションを経験するのは1年ぶりとなり、ペースを上げるのにやや時間がかかった。しかし、セッションをこなすごとにフィーリングを取り戻すことに成功。決勝の目標はトップ10フィニッシュとし、ロレンソの代役をしっかり務める意気込みだ。

    マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
    「予選セッションが始まったときに、路面コンディションの変化を見て、スリックタイヤを使おうと決めました。セッション終盤、再び、雨が再び降りだしたときは、路面の水量が増えてスリックタイヤでは難しい状況でした。リスクが少し大きい走りだったとあとで思いましたが、結果的にはいい形でセッションを終えることができたのでうれしいです。明日は晴れそうなので、普通のコンディションでレースが行われると思います。今日のようなコンディションでは、コース上でほかのライダーを把握するのがたいへんです。明日の目標は表彰台を獲得することです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 11番手)
    「決勝に向けて11番手という結果はあまりいいとは言えません。しかし、今大会の自分のペースは、この順位よりはいいと思います。おそらく、トップ6のペースがあると思います。Q2では、もっと早くスリックを使うべきでした。1周遅れてピットに戻りましたが、マルク(マルケス)とジャック(ミラー)はすばらしい仕事をしたと思います。同じタイミングでスリックを使っていたとしても、彼らにチャレンジできたかどうかは分かりませんが、ベストを尽くしました。レースではコンディションに合わせて全力を尽くします。FP4では違うセットアップを試し、いいフィーリングがありました。このセットアップはドライでもうまくいくと思います。明日が楽しみです」

    中上貴晶(MotoGP 13番手)
    「FP3, FP4と厳しい状況でした。ウエットコンディションのベースのセッティングが出ていないことに加え、目まぐるしく変わる路面コンディションにセットアップを詰めきれませんでした。そのためQ1は1周だけに集中してアタックしました。そのタイムでQ2進出を果たせると思ったのですが、最後にザルコ選手に逆転されてしまいQ2進出を逃しました。Q2進出を果たせなかったのは残念ですが、明日も不安定な天気予報なので、どんなコンディションになっても、モチベーションを高めていい成績を残せるようにしたいです。今年はウエットコンディションがほとんどなく、ウエットになれば厳しい予選になると思っていました。今日のようなコンディションではタイヤの選択も難しいです。フルウエットなら前後ソフトでいけますが、それ以外は状況を見て判断することになります。ドライコンディションも気温と路面状況を見て判断しなくてはいけません。今日は、難しいコンディションの中でマルク(マルケス)がすばらしい走りでPPを獲得しました。スリックタイヤを入れたマルクの素早い判断とそれからもしっかりタイムを上げていく走りは本当に勉強になりました」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 17番手)
    「ウエットコンディションの中でMotoGPマシンに乗ったのは1年以上前のことなので、今日は難しい走りとなりました。コンディションに合わせるのに少し時間がかかりましたが、それでも、いい方向性を見つけることができました。もっといいグリッドポジションを獲得出来れば良かったのです画、明日の目標はポイント圏内でフィニッシュし、トップ10に向けてプッシュすることです。PPを獲得したマルクにおめでとうと言いたいです。とてもすばらしいアタックでした」

  • MotoGP | ヤマハ 第13戦 チェコGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ 第13戦 チェコGP 予選レポート

    Monster Energy Yamaha MotoGPは3列目スタート
    ここまでウエット、ドライともに好調ぶりを見せてきたMonster Energy Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスだが、両方が入り混じる難しいコンディションとなったQ2セッションのなかでは思い描いたような走りができなかった。

    セッションはドライ・コンディションで始まったが、終盤で雨が降り出したためふたりのタイムアタックのプランは台無しに。ロッシはウエット・タイヤで7位。ビニャーレスはスリック・タイヤで9位に留まり、ともに3列目から決勝をスタートすることとなった。

    クアルタラロとモルビデリ、雨で実力を出し切れず
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリは、それぞれ10位と12位。終盤で降り出した雨によって、ポテンシャルを発揮できないままQ2セッションを終了している。

    ウエットとドライが入り混じる難しいコンディションで初めてYamaha YZR-M1を走らせたクアルタラロは、ダメージを最小限に抑えて10位を獲得できたことに安堵している。乾いてゆく路面に対応してスリック・タイヤに履き替えた矢先に雨が降り出したため、プラクティスで見せたような速さや真のポテンシャルを発揮することはできなかった。それでも序盤のペースに手ごたえを感じており、自信を持って決勝に臨む。

    チームメイトのモルビデリも同様に、ドライからウエットへと変わるコンディションに対応しきれずタイムアタックのチャンスを逃してしまった。しかしここまでウエット、ドライともに順調だったため自信を失ってはおらず、決勝に向けてますます士気を高めている。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ(予選7番手/2分06秒233)
    「非常に難しいコンディション。とくにQ2の時間帯が大変でした。ハーフ&ハーフのコンディションのときは、たいてい初めはスリックで行くのですが、今日はあまり良い状況ではありませんでした。2度目の走行に入る前に皆がスリックを履いているのがわかりましたが、私にとってはウエット過ぎる状態でしたし、スリックに履き替える十分な時間もありませんでした。今日のようなコンディションは本当に難しく、非常に悩まされます。そのなかで3列目に並べたことは、まだ良かったのかもしれません。明日は決勝もウォームアップ・セッションもドライになってくれることを期待しています。なぜなら私たちにはやるべきことがまだたくさん残っているからです。とくに正しいタイヤ・チョイスをすることが重要です」

    マーベリック・ビニャーレス(予選9番手/2分06秒626)
    「スリック・タイヤが失敗でした。チャンスに賭けたかったのでスリック・タイヤを選択しましたが、その判断が間違っていたのです。最初の計画通りにミディアム・ウエットで行っていれば、もっとポジションを上げることができたでしょう。でも、結果はこうなってしまったのですから、状況をポジティブに受け止めるべきです。今週はここまでとても順調で、ウエットでもドライでもハイペースを維持してきました。明日の決勝も必ずうまくいくと信信じています。グリッドは9位ですが、いつもスタートはいいので問題ありません」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「一日の始まりは順調でした。バレンティーノもマーベリックもウエット・コンディションとなったフリープラクティス第3セッション、第4セッションでいいペースを見せてくれました。また昨日のドライでもフィーリングが良かったので、自信を持ってQ2に臨みました。ところが天気は私たちに味方してくれませんでした。最初の10分は路面が乾いていきましたが、そのあと雨が降り出し、タイヤ・チョイスと交換のタイミングが非常に重要なものになってしまったのです。終盤は間違いなく、前後ウエットが最善の選択。そのためバレンティーノは最終ラップで7位に上がりましたが、マーベリックはそのチャンスを逃してしまいました」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ(予選10番手/2分06秒648)
    「プラクティスは絶好調だったのですが、難しいコンディションで10位となってしまいました。Q2はまさにトリッキー。依然としてルーキーである私にとっては、このトリッキーさが学ぶべき重要な課題のひとつであると実感しています。このようなコンディションでの走行は初めてで、今日もまた多くの経験をすることができました。学んだことは、おそらく最初のラップでもっとプッシュすべきだったのだろうということ。実際そのあとは、非常に難しい状況になってしまったのですから。でも今は、明日がどんな展開になるか、ドライなのかウエットなのかを待つだけです」

    フランコ・モルビデリ(予選12番手/2分09秒404)
    「Q2はドライとウエットがミックスされた状態で、タイヤ・チョイスに非常に苦労しました。そして残念ながら、私たちは間違った選択をしてしまったのです。初めにスリックで行きましたが、雨が降り出し、そのあと交換のためピットに戻る時間がありませんでした。そのため無理なアタックはできなかったにもかかわらず、12位に入れたのは悪くないと思っています。それに、予選ではこのように結果に結びつけることができませんでしたが、プラクティスではウエットでもとても好調に走れていました。また金曜日の午前中のドライでもとても感触が良かったので何も心配はしていません。あとは明日の天気とコンディションを見守るだけです」