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  • 【MotoGP】 ヤマハ:第12戦 イギリスGP 初日レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第12戦 イギリスGP 初日レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは、MotoGP 第12戦イギリスGPを順調にスタート。第1セッション、第2セッションともに完璧なコンディションに恵まれ、そのチャンスを十分に生かして着実にセッティングを進めていった。そしてバレンティーノ・ロッシが総合2番手、マーベリック・ビニャーレスが総合3番手と好調スタートとなった。

    午前中の第1セッションからハイペースを見せたバレンティーノ・ロッシ。先週、ミサノで行ったテストのなかで見つけた解決策を試し、早々にリズムをつかんで着実にラップタイムを短縮していった。開始から15分で3番手につけたあとは終盤までこのポジションをキープ。全体のペースが上がってくるとすぐに反応し、2分02秒995へ短縮して2番手に上がった。そのあとはセッティングの微調整に専念したため5番手へ後退してセッションを終了。トップのマーベリック・ビニャーレスから0.865秒離された。

    第2セッションでも持ち前の集中力を見せて終盤まで3番手をキープ。ライバルたちがペースを上げると一旦11番手へ後退したが、残り6分で最後の走行に臨み、2分01秒138を記録して2番手へ浮上した。トップに0.241秒差と迫り、総合順位でも2番手を獲得した。 一方、昨年のレースで優勝したマーベリック・ビニャーレスは、ここシルバーストンでの強さを第1セッションから猛アピール。セッションを通じて念入りにセッティング作業を行いながら、フラッグ提示後にベストタイムを更新。2分02秒130でトップに立ち、2番手以下に0.519秒差をつけた。

    第2セッションでは開始早々からペースを上げ、コンスタントに2分02秒台前半で走行しながら5番手をキープ。終盤で他のペースが上がると一旦10番手へ後退したが、すぐさま反応してタイムアタックを行い、2分01秒168まで短縮して3番手を獲得した。トップとの差は0.271秒。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコとジョナス・フォルガーがフリープラクティスに臨み、決勝に向けて準備を開始した。ヨハン・ザルコは第1セッションで7番手を獲得し、第2セッションでも好調ペースを維持してトップから1秒差の総合8番手となった。一方のジョナス・フォルガーは体調不良により厳しいチャレンジになったが、明日までに治して完全復活を目指す。

    Movistar Yamaha MotoGP

    バレンティーノ・ロッシ選手談(フリー走行総合2番手/2分01秒138)
    「とてもいい一日になりました。それは何より、信じられないくらいの好天に恵まれて素晴らしいコンディションのもとで走ることができたからです。このようなコンディションでこのコースを走るのは大きな喜び。とても楽しい一日でした。1ラップ目からマシンのフィーリングが良く、バランスもセッティングも好調。やるべき仕事はたくさんありましたが、どれもとてもうまくいきました。フラッグ・トゥ・フラッグの新しいやり方が検討されていて、私としてはとくに問題は感じませんが、ブルノでのエスパルガロとイアンノーネの間に起きた問題を念頭にルールを変更するのだとすれば、やり方を変えてもおそらく結果は同じ、大きな成果はないと思います。あとでセーフティ・コミッションと話をして、また他のライダーたちの意見も聞こうと思っています」

    マーベリック・ビニャーレス(フリー走行総合3番手/2分01秒168)
    「フィーリングは順調です。とくに決勝用セッティングではとてもいい走りができています。自分のライディング・スタイルを守って走っていますが、これによってシーズン開幕当初と同じような強さが戻ってきています。しかしタイムアタックではフロントのフィーリングがあまり良くありませんでした。初めてハード・タイヤを履いたせいもあって、マシンを十分に信頼しきれていなかったのかもしれません。それでもこのように高いポジションを獲得することができたので、自信を持って明日につなげたいと思っています。フラッグ・トゥ・フラッグの新システムはとてもいいと思います。ライダー全員およびドルナとともにセーフティ・コミッションで決定をくださなければならないのですが、私自身はこれで問題ありません。スペースが広くなるので私にとっては良いことです」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「先週、ミサノでたくさんの仕事を行いましたが、そのときに新たに発見したことが、ここシルバーストンでも機能してくれるかどうかということについては疑問が残っていました。このコースは、とてもユニークな特徴を持っていますからね。1日目を終えてみて、ここまではそれがとてもうまくいっていると感じています。ふたりとも第1セッションの初めからマシンに好感触を得て、とても気持ちよく走ることができました。ソフト、ミディアム、ハードと様々なタイヤを試してもらいましたが、これについては明日も引き続き行っていく予定です。決勝では正しいタイヤ選択が非常に重要になるのです。バレンティーノもマーベリックもコンスタントに好タイムをキープしていて、ユーズド・タイヤでもペース、スピードともに順調でした。テストの最後にマシン交換の新しいやり方を試しました。ふたりは安全性向上を歓迎しており、良い改善策になりそうです」

    Monster Yamaha Tech3

    ヨハン・ザルコ(フリー走行総合8番手/2分01秒885)
    「好天に恵まれ、良いコンディションで走ることができたので自信につながりました。午前中の第1セッションはコースを確認するのに少し手間取りましたが、最終的にはフィーリングが良くなり、同じタイヤでトップ10に入ることができました。セッティング向上に取り組みながら、第2セッションではさらにコンディションが向上したのでタイヤテストも行いました。終盤はタイムアタックのためにソフトコンパウンドに履き替えましたが、最終ラップの走りにはあまり満足できませんでした。それでもトップ10に入れたことが重要です。さらにマシンフィーリングを向上させるためにも、明日は今日と同じような好天を望みます。そしてこの勢いをキープしていきたいと思っています」

    ジョナス・フォルガー(フリー走行総合19番手/2分02秒580)
    「非常に厳しい一日でした。このところ体調が悪く、少しずつ良くなってきてはいるのですが、まだ100%ではありません。そのため自信を持って走ることができなかったのですが、何とか数ラップ走り、同時に休みも多くとりました。明日までによく治して、一気に前進を目指したいと思います」

  • 【MotoGP】 第12戦 イギリスGP:カル・クラッチローが初日首位

    【MotoGP】 第12戦 イギリスGP:カル・クラッチローが初日首位

    MotoGP 第12戦イギリスGPのフリー走行2回目が25日(金)、シルバーストンで行われ、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)が初日のトップタイムをマークした。

    カル・クラッチローは2分00秒897をマーク。2番手には0.241秒差でバレンティーノ・ロッシ、3番手には0.271秒差でマーベリック・ビニャーレスとモビスター・ヤマハ MotoGP勢、3番手にはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)が続いた。

    以下、マルク・マルケス、ホルヘ・ロレンソ、ポル・エスパルガロ、ヨハン・ザルコ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ、スコット・レディングまでがトップ10入り。

    2017 MotoGP 第12戦 イギリスGP フリー走行2回目 結果

    Pos. Num. Rider Team Time
    1 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 2分00秒897
    2 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 2分01秒138
    3 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 2分01秒168
    4 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 2分01秒592
    5 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 2分01秒611
    6 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 2分01秒655
    7 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分01秒832
    8 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 2分01秒885
    9 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 2分01秒893
    10 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 2分01秒933
    11 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 2分01秒974
    12 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 2分02秒072
    13 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 2分02秒097
    14 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 2分02秒098
    15 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 2分02秒202
    16 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 2分02秒250
    17 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 2分02秒408
    18 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分02秒507
    19 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 2分02秒580
    20 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 2分02秒735
    21 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分02秒860
    22 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 2分03秒475
    23 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分04秒429
  • 【MotoGP】 第12戦 イギリスGP:マーベリック・ビニャーレスがトップ発進

    【MotoGP】 第12戦 イギリスGP:マーベリック・ビニャーレスがトップ発進

    MotoGP 第12戦イギリスGPのフリー走行1回目が25日(金)、シルバーストンで行われ、マーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ MotoGP)が今季14度目のトップタイムをマークした。

    気温18度、路面温度24度のドライコンディションの中、マーベルック・ビニャーレスは2分02秒130をマーク。2番手には0.519秒差でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ・チーム)、3番手にはカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)が続いた。

    4番手はポイントリーダーのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)、5番手にはバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ MotoGP)、以下、アルバロ・バウティスタ(プル&ベア・アスパル・チーム)、ヨハン・ザルコ(モンスター・ヤマハ・テック3)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)、スコット・レディング(オクト・プラマック・レーシング)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)がトップ10入りした。

    2017 MotoGP 第12戦 イギリスGP フリー走行1回目 結果

    Pos. Num. Rider Team Time
    1 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 2分02秒130
    2 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 2分02秒649
    3 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 2分02秒769
    4 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 2分02秒857
    5 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 2分02秒995
    6 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 2分03秒025
    7 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 2分03秒044
    8 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 2分03秒284
    9 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 2分03秒336
    10 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 2分03秒337
    11 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分03秒396
    12 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 2分03秒494
    13 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分03秒624
    14 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 2分03秒670
    15 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 2分03秒763
    16 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 2分03秒939
    17 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 2分04秒102
    18 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 2分04秒131
    19 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 2分04秒162
    20 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分04秒378
    21 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分04秒414
    22 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 2分04秒725
    23 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 2分04秒069
  • 【MotoGP】 ホンダ:第12戦 イギリスGP プレビュー

    【MotoGP】 ホンダ:第12戦 イギリスGP プレビュー

    MotoGP 第12戦イギリスGPが、8月25日(金)~27日(日)の3日間、ノーザンプトン郊外のシルバーストン・サーキットで開催される。

    後半戦のスタートとなった第10戦チェコGP、そして第11戦オーストリアGPと続いた2連戦のあとに開催されるのは、これで2年連続。シルバーストンでイギリスGPが開催されるのは、これで8年連続となる。

    イギリスGPは、1949年から1976年までは「Tourist Trophy」として、マン島の公道コースで開催されていた。マン島は、ホンダが世界に初挑戦した舞台で、最高峰クラスでは、1966年と67年にマイク・ヘイルウッドが優勝している。その後、77年~1986年の10年間はシルバーストンへと舞台を移し、84年にはランディ・マモラ、85年にはフレディ・スペンサー、そして86年にワイン・ガードナーと、グランプリの歴史に名を刻む名選手たちが、ホンダのマシンを駆って優勝した。

    87年~2009年の23年間は、ドニントンパークで開催された。そして、2010年には再び、コースの全面改修を終えたシルバーストンで、グランプリが開催されるようになった。

    シルバーストンは、一周5.9km。現在、グランプリが開催されているサーキットでは、最も長いコース。アベレージスピードは時速175km前後。昨年、19年ぶりにグランプリの舞台として復活したオーストリアGPのレッドブル・リンク、イタリアGPの開催地であるムジェロ、オーストラリアGPが行われるフィリップアイランドと並び、カレンダー屈指の高速サーキットだ。

    ホンダは過去7度の大会では、11年にケーシー・ストーナーが、14年にマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が優勝している。今年はマルク・マルケスが3年ぶり2回目の大会制覇と今季4勝目、チームメートのダニ・ペドロサはシルバーストン初制覇と今季2勝目を目指す。

    過去、シルバーストンでマルク・マルケスは、10年に125ccクラスで優勝、12年にはMoto2クラスで3位になった。MotoGPクラスにステップアップした13年は2位になり、14年の大会では優勝。ウエットレースとなった15年は優勝争いに加わるも、痛恨の転倒を喫してリタイア。昨年はし列な表彰台争いの中でコースアウトを喫し、4位。MotoGPクラスでは、ほかのサーキットに比べて思うような結果を残せていないサーキットが、今年は、チェコGPの優勝、オーストリアGPの2位に続き、後半戦のスタートから3戦連続の表彰台と優勝を目指す。

    シルバーストンは不安定な天候になることが多く、選手たちを悩ませる。マルク・マルケスは過去7年の大会において5回のポールポジション(PP)を獲得している。12年はフリー走行で転倒を喫した影響でPPを逃し、雨の予選となった昨年は転倒を喫し5番手。今季、すでに5回のPPを獲得しているマルク・マルケスは、シルバーストンで6回目、MotoGPクラスで5回目のPPを目指す。現在、11戦を終えて総合首位に立つマルク・マルケス。シルバーストンでは、予選の速さがなかなか結果につながらないレースになっているが、2年連続4回目のタイトル獲得に向けて、どんな走りをするのか、注目と期待が集まります。

    11戦を終えて総合5位のダニ・ペドロサは、チェコGPで2位、オーストリアGPで3位と後半戦も好調なスタートを切った。今年はここまで1勝を含む7回の表彰台に立っている。総合4位のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、総合3位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)を射程圏内に入れており、今大会の結果次第では、総合3位に浮上するのも不可能ではない。

    これまでシルバーストンでは、12年と13年に3位表彰台に立っている。14年は4位、雨のレースになった15年と昨年は2年連続で5位と表彰台を逃している。今年はシルバーストンでの3度目の表彰台と、同サーキットの初制覇に挑む。

    ホームグランプリを迎えるカル・クラッチロー(LCR Honda)は、2年連続PP獲得と2年連続表彰台、そして今季初優勝に気合十分。昨年は、マルク・マルケスとのし烈な2位争いで地元ファンを喜ばせた。

    今年は11戦を終えて表彰台を獲得しているのは、第2戦アルゼンチンGPでの3位だけ。総合9位と苦戦が続いている。それだけに今大会は、地元ファンの期待に応えて、これまでの悪い流れを払拭し、大きなターニングポイントにする意気込みだ。

    11戦を終えて総合13位のジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、後半戦のチェコGP、第11戦オーストリアGPは、鈴鹿8時間耐久ロードレースのスーパーバイクからの乗り換えに時間がかかり、100%のパフォーマンスを発揮できなかった。しかし、ウエットレース、ハイスピードコースを得意とするだけに、今季ベストリザルトを狙う。

    チームメートで総合18位のティト・ラバトは、ドイツGP、チェコGP、そしてオーストリアGPと3戦連続でノーポイントとなっている。シルバーストンはMoto2クラスで優勝を経験しているサーキット。今大会は4戦ぶりのポイント獲得を目指す。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)

    「一歩一歩、マシンのベースがよくなっています。これはとてもいいことです。というのも、すべてのサーキット、そしていかなるコンディションでも、常にフロントにいられるよう安定することが目標の一つだからです。もちろん、シルバーストンは好きなサーキットであり、これまでと同じようにがんばります。ライバルたちはこのサーキットでとても強いので、難しいラウンドになることは分かっています。昨年はレースウイーク中にいい仕事ができましたが、決勝ではフロントタイヤの選択が完ぺきにできませんでした。今年は、再び表彰台争いができるように全力を尽くしたいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合5位)

    「チームはいい仕事をしています。オーストリアは難しいレースウイークでしたが、決勝ではポジティブな結果で巻き返しました。次のサーキットはバンピーで天候が不安定な難しいところです。昨年は難しく感じたレースでした。今年は前進するために集中することが目標です。今年はコースに出て周回を重ねて、タイヤについて学び、日曜日のレースに備えてセットアップを準備しなければなりません」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合9位)

    「ホームグランプリとなるシルバーストンが楽しみです。オーストリアで悪い結果だったので、その分も取り戻すためには、さらに一生懸命戦わなければなりません。オーストリアでは15位でした。イギリスで再び表彰台争いができたらうれしいです。表彰台に立つことは不可能ではありませんが、優勝は少し難しいです。マルクは信じられないような走りをしています。そのため、彼のペースにマッチするためにも、できるだけのことをしたいと思います。前回のレースでは最後にいいペースがありました。問題だったのは序盤の数周だけでした」

    ジャック・ミラー(MotoGP 総合13位)

    「昨年は、オーストリアGPのケガの影響で、シルバーストンで苦戦しました。理想の週末にはなりませんでしたが、今年は万全の体調でイギリスへ向かいます。アンドラでトレーニングをしたので気分もいいです。アンドラへ戻ったのは6月のオランダGP前以来です。自転車に乗ってきちんとしたトレーニングができてよかったです。チェコとオーストリアのレースは難しかったので、イギリスGPから調子を取り戻さなければなりません。今シーズンは、トップ10フィニッシュでシーズンのスタートを切りました。今週末もトップ10に入らなければなりません」

    ティト・ラバト(MotoGP 総合18位)

    「ここ3レースは難しく、少し苦戦しました。ザクセンリンク、ブルノ、そしてレッドブル・リンクではポイントを獲得できなかったので、シルバーストンでは日曜日にポイント圏内でフィニッシュすることが目標です。この目標を達成するために一生懸命がんばっています。また、この目標は現実的だと思っています。シルバーストンは大好きなサーキットの一つです。Moto2時代にはいい結果を残したことがあります。このサーキットは高速コーナー、ロングストレート、低速コーナー、テクニカルセクションなどさまざまな要素が含まれています。本当にライダー向きのサーキットで、レースを楽しむことができます。シーズンの流れを好転させるためにも、日曜日はポイントを獲得したいです」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第12戦 イギリスGP プレビュー

    【MotoGP】 ヤマハ:第12戦 イギリスGP プレビュー

    先週日曜日、ミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリでプライベートテストを行い、好調ぶりを見せたMovistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシ。

    MotoGP 第12戦の舞台となるイギリスのシルバーストンは、YZR-M1の特性と相性の良い高速コーナーで知られており、好成績獲得に期待がかかる。

    マーベリック・ビニャーレスは第11戦終了後すぐに、シルバーストンと自らのライディング・スタイルの相性について興奮気味に話していた。2012年にはMoto3クラスで優勝、2014年にはMoto2クラスで3位、そして昨年はここでMotoGP初優勝を飾った。今年はもちろん、そのトロフィーをもう一度、持ち帰ることが目標だ。チャンピオンシップでは現在、ランキング3位。トップにわずか24ポイント差と迫っている。

    チームメイトのバレンティーノ・ロッシもまた、イギリスのファンに素晴らしいショーを見せようと意気込んでいる。イギリスGPがシルバーストンに戻ってきた2010年は怪我のため欠場したが、2015年に優勝、2014年と2016年はいずれも3位を獲得して表彰台に上っている。

    シーズンのなかでも非常に重要なターニングポイントを迎えていることを自ら意識しており、今回は再び、表彰台の頂点を目指してゆく。シリーズポイントではトップから33ポイント差のランキング4位。ここでのポジションアップも課題だ。

    レイアウト変更と改修工事により刷新されたシルバーストン・サーキットは、7年前にMotoGPの舞台に復帰した。新たに生まれ変わった高速コースは、ライダーからもファンからも非常に愛されている。タイトル争いが激しさを増すなか、60年以上の歴史を持つこのサーキットでは今年もまた、記憶に残る好レースが展開されることになりそうだ。

    ファクトリー・ヤマハのライダーたちは、チームの冠スポンサーであるMovistarとのコラボレーションにより、それぞれのマシンに新しいステッカーを貼ることにしている。マーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシのYZR-M1には、安全運転への意識向上を提唱するMovistarによる活動の一環として”#rodamosjuntos”のロゴが描かれる。このセーフティ・キャンペーンはドライバーとサイクリストの相互の理解と配慮を促進させることを目的に、8月18日から9月9日まで行われる。

    マーベリック・ビニャーレス

    「シルバーストンを非常に楽しみにしています。ここは昨年、MotoGPで初優勝を果たしたサーキットで、私にとって特別な場所なのです。ミサノでのプライベートテストも好調だったので、金曜日に始まるフリープラクティスで、さらにハードワークを続けてベスト・セッティングを追求していきます。シルバーストンはたくさんの高速コーナー、たくさんのシケインがあって、私のライディング・スタイルにぴったり合っていると思います。コース・レイアウトが大好きだし、シーズンのなかでも最高のコースのひとつなので、昨年のような大活躍ができるようベストを尽くして頑張ります」

    バレンティーノ・ロッシ

    「ミサノでのテストのあとにシルバーストンへ向かうことになります。このテストのなかでマシンの状態を向上できるような解決策が見つかったのかどうか、その成果を早く確認したいと思っています。シルバーストンはとても長いコースで、高速での向き換えの場所がたくさんあります。楽しくまた美しいサーキットですが、同時に体力的にとても厳しい場所でもあるので、コーナー進入のブレーキングと高速コーナーでのパーフェクト・セッティングを見つけ出すことが重要。私のライディング・スタイルには合っているので、良い週末になるよう期待しています。表彰台を目指して頑張ります」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)

    「先週の日曜日にミサノでテストを終え、シルバーストンへ向かいます。高速のコース・レイアウトが我々のマシンに良く合っていて、ここ数年、それが実際に成績につながっているので、今年もとても楽しみにしています。ライダーたちにとってもお気に入りのコースで、マーベリックもバレンティーノも優勝経験があり、しかも先週のテストでしっかり走りこんだあとでもあるので、ポジティブな気持ちで自信を持って臨むことができるでしょう。チームもベスト・リザルトを目指して100%の力を注ぎこみます。イギリスのファンに素晴らしいショーをお見せすることはもちろんですが、今回はそれとは別に、重要なメッセージも込められています。Movistarの新たな取り組みの一環として、とくにサイクリストに配慮する安全運転の意識向上を目指し、今回と、次のミサノでは#rodamosjuntosのロゴを描いたスペシャル・カラーを採用します」

  • 【MotoGP】 中上貴晶、2018年にLCR・ホンダから最高峰クラスに参戦

    【MotoGP】 中上貴晶、2018年にLCR・ホンダから最高峰クラスに参戦

    中上貴晶が、2018年にLCR・ホンダからMotoGPクラスに参戦することが発表された。

    20日(日)、「ツインリンクもてぎ2&4レース」の会場において中上貴晶が2018年から最高峰クラスへ昇格することを発表。日本人ライダーのMotoGPクラス参戦は、2014年の青山博一以来、4年ぶりとなる。

    中上貴晶(25歳)は、アルベルト・プーチが指導するMotoGPアカデミーを経て2008年と2009年の2年間125ccクラスに参戦。

    2010年には戦いの場を全日本ロードレース選手権に移し、2011年にはJ-GP2クラスでシリーズチャンピオンを獲得。

    そして、翌2012年から再び戦いの場をMotoGPへ移してMoto2クラスへの参戦。Hondaが進めてきた、世界で活躍するアジア人ライダーを育成する取り組みの一環として、2014年からは元GPライダーの岡田忠之氏が監督する「IDEMITSU Honda Team Asia」に移籍。2016年には、オランダGPでの初優勝を含め、表彰台に4回登壇。今シーズンも、表彰台に3回登壇するなど、第11戦オーストリアGP終了時点で、ランキング7位につける活躍を見せている。

    2018年シーズン、中上貴晶はLCR・ホンダに所属し、Honda RC213Vを駆り上位入賞を目指す。

    中上貴晶

    「4歳の時にポケバイ(ポケットバイク)に乗り始めてから、いつも世界の頂点で戦うことを目標にしてきました。今回、夢の舞台に立つことができるのは、これまで支えてくれた多くの関係者やファンの皆さんのおかげだと思っています。今シーズンは、日本GPを含む7戦が残されています。残りのレースに集中しながら、来シーズンを見据えた戦い方を身につけていきたいと思います。これからも、変わらぬご支援と、応援をよろしくお願いいたします」

    森山克英 (本田技研工業 執行役員 ブランド・コミュニケーション本部長)

    「中上選手が世界最高峰クラスに昇格することを大変うれしく感じています。これは、彼の実績や、真摯にレースに取り組む姿勢と常にアグレッシブなライディングスタイルが評価されたものです。アジアから世界で活躍できるライダーを送り出すことは、日本を含むアジア地域でのモータースポーツの振興に大いに貢献できると考えています。新たな世界でさらに活躍し、多くの若者の目標となるグランプリライダーに成長してくれることを願っています」

    野村欣滋 (ホンダ・レーシング社長)

    「中上選手には2018年も引き続き、ホンダ・レーシングの契約ライダーとして、持てる情熱とライディングスキルをいかんなく発揮し、日本はもとよりアジア地域の多くの若者たちの目標となるライダーとして活躍してくれることを願っています。夢の実現を大きな力にして、大勢のファンに感動を与えられるトップライダーに成長してくれることを期待しています」

  • 【MotoGP】 ツインリンクもてぎ、日本GPの開催契約を2023年まで延長

    【MotoGP】 ツインリンクもてぎ、日本GPの開催契約を2023年まで延長

    MotoGP 世界選手権シリーズを統括するドルナスポーツ社と、同シリーズの日本グランプリを主催・運営する株式会社モビリティランドは20日(日)、ツインリンクもてぎで開催されている「ツインリンクもてぎ2&4レース」の会場において、2019年から2023年までの開催契約を締結したことを発表した。

    ツインリンクもてぎでは、1999年の初開催以来18年連続でMotoGP 日本GPを開催しており、今年は10月13日(金)~15日(日)に開催される。

    カルメロ・エスペレータ (ドルナスポーツ社 CEO)

    「ツインリンクもてぎの20周年を祝う場所で、新たな契約の発表が出来ることを心から嬉しく思います。ツインリンクもてぎはHondaのホームコースであり、さらに日本グランプリはヤマハ、スズキなどMotoGPの中心となるメーカーにとってもホームグランプリであることから、チャンピオンシップの中でも、もっとも重要な大会の一つと言えます。この大会を継続的に開催することで、我々はモビリティランドとともにMotoGPシリーズの価値をさらに高めていきたいと考えています」

    山下晋 (株式会社モビリティランド 取締役社長)

    「ツインリンクもてぎ20周年の節目となる年に、フラッグシップレースであるMotoGP 日本グランプリの継続開催を発表できることを、主催者として大変嬉しく思います。日本グランプリを継続して開催することは、レースを楽しみにご来場いただくファンの皆様にとってはもちろん、このレースに関わるメーカーの皆様にとっても大変重要であると考えています。厳しい環境ではありますが、このステージを安定的に提供することで、モーターサイクルスポーツ文化の発展に寄与していきたいと考えています。この度、日本開催の重要性を理解し、延長契約に向け力強いサポートをしてくれたドルナスポーツ社に感謝いたします」

  • 【MotoGP】 ドゥカティ:第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ドゥカティ:第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    2017 MotoGP 第11戦のオーストリアGPがレッドブル・リンクで開催され、ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾが印象的で記憶に残るパフォーマンスでこのレースを制した。

    予選2番手、フロントローからスタートを切ったドヴィツィオーゾは、常に先頭グループを走行しつつ、18周目に首位に立った。

    その後、一時的にマルク・マルケス(ホンダ)にオーバーテイクされたものの、22周目に再逆転。最終ラップの最終コーナーでは、マルケスが最後のアタックをかけてきたが、これを巧みに退けて首位のままチェッカーを受けた。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾは、これで今季3勝目。25ポイントを追加してランキング2位にポジションを上げた。首位のマルケスとは16ポイント差に迫っている。

    ホルヘ・ロレンソも素晴らしいレースを見せて4位でフィニッシュした。フロントローからスタートしたロレンソは、オープニングラップで首位を奪い、マルケスとドヴィツィオーゾを引き連れて周回。11周目までラップリーダーを務めたが、ドヴィツィオーゾにパスされた後、2台のホンダにもオーバーテイクされた。しかし、その後の追撃は許さず、着実に4位でチェッカーフラッグを受けた。ロレンソはこれで今季通算79ポイント。ランキング7位につけている。

    第12戦英国GPは、2週間後の8月25~27日にシルバーストン・サーキットで開催される。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) 1位

    「クレイジーなレースだったが、週末を通して信じられないような展開だった。特に最終ラップの最終コーナーは、マルケスが最後のアタックをかけてくると予想していたので、冷静に対処できたと思う。マルクがコーナー出口で進路を塞いで来たら、僕は行き場所を失って彼に譲るしかないという難しい状況だった。しかし、何とか彼のアタックを退けて勝利を掴むことができた!自分のパフォーマンスだけでなく、チーム一丸となったマネージメントにも満足感を覚えている。タイヤチョイスが難しいサーキットだが、僕たちは完璧な選択をすることができた。レースも素晴らしく、チャンピオンシップでも差を詰められた。タイトルを狙う準備は整っている」
     

    ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) 4位

    「個人的には今季のベストレースだと思う。フロントローからスタートして、11周にわたって首位をキープできた。最終的にはウィナーとのタイム差も6秒ほどだった。3周目以降は燃料消費をコントロールするためにマップを変更したため、若干パワーを落とさざるを得なかった。おかげで、ストレートでライバルに大きく遅れを取ってしまった。リアタイヤの右側が消耗して、首位グループについて行けなくなった。だが、レース毎に状況が良くなっている。自信を持ってライディングできるようになっているうえ、マシン・ポテンシャルを引き出すこともできている。あとコンマ数秒で優勝を狙える位置に行けるので、満足すべき状態だ。今日は非常に難しいレースだったが、アンドレアは優勝にふさわしいパフォーマンスを見せてくれた。おめでとう!」

    ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー)

    「戦術的にも、タイトル争いの点で言っても、アンドレアは本当に素晴らしいレースを見せてくれた。最終ラップの最後のふたつのコーナーの戦いを制して掴んだ勝利だ。観ていた私もアドレナリンが体中を駆け巡った。ドヴィは素晴らしい仕事をした。完璧なレースだった。ホルヘも良い仕事をしてくれた。序盤の11周を首位で走行して、最終的に4位でフィニッシュした」

    関連:【MotoGP】 第11戦 オーストリアGP 結果:ドヴィツィオーゾが今季3勝目

  • 【MotoGP】 ホンダ:第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    MotoGP チェコGPからの連戦となった第11戦オーストリアGPは、3戦連続今季5回目のポールポジションを獲得したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)と、予選2番手のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)の一騎打ちとなり、マルク・マルケスが2位でフィニッシュした。

    序盤から中盤に掛けては、マルク・マルケスとチームメートのダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ)がトップグループを形成。マルク・マルケスは、12周目から17周目までトップを快走した。

    その後、18周目以降は、マルケスとドヴィツィオーゾがグループから抜け出し、何度もポジションを入れ替えてトップ争いを行った。そして、昨年の大会でも優勝しているドゥカティを駆るドヴィツィオーゾが、コースとの相性のよさというアドバンテージを武器にマルケスを抑えて28周のレースを走り切った。

    ドイツGP、チェコGP、そしてオーストリアGPの3連勝に闘志を燃やしたマルク・マルケス。最後は2位でチェッカーを受けて貴重な20ポイントを獲得した。これで総合首位をキープ。総合2位に浮上したアンドレア・ドヴィツィオーゾとの差は21点から16点になったが、総合3位で今大会6位のビニャーレスに24点差、総合4位で今大会7位のロッシに33点差とした。

    その二人の優勝争いの背後に迫るも、終盤、その差を縮められなかったダニ・ペドロサが3位でフィニッシュ。これで3戦連続今季7回目の表彰台を獲得した。今大会はフリー走行で思うような走りが出来ず、その影響で予選8番手と厳しいグリッドからのスタートとなった。しかし、着実に追い上げてトップグループに加わり、3位でフィニッシュした。この結果、総合4位のバレンティーノ・ロッシと2点差。総合3位のマーベリック・ビニャーレスとの差を11点とした。

    カル・クラッチロー(LCR Honda)は、予選9番手から決勝に挑んだが、オープニングラップで16番手、3周目で18番手までポジションを落とし、それからもペースが上げられず、15位でフィニッシュした。予選24番手のティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、オープニングラップに他車と一緒にオーバランを喫して大きく遅れ、19位。チームメートのジャック・ミラーは、予選19番手から20周目には14番手を走行したが転倒を喫し、リタイアに終った。

    マルク・マルケス(MotoGP 2位)

    「昨日の夜は、最終コーナーをトップで戻ってこれなかったらどうしようと思うと、よく眠れませんでした。そして、実際にそうなってしまいました。 今日はドヴィツィオーゾが私たちより僅かに上回っていて、彼をパスするのは難しかったです。 レースでは常に自分のベストを尽くしました。本当に持てる全てを出し切っていて、何度もリアがスライドしました。 素晴らしいバトルでしたし、ドヴィツィオーゾはよく乗れていたので、勝利にふさわしかったと思います。 今回の2位は、いいことです。 去年非常に苦労したこのトラックで20ポイントを獲得できたのですから、本当に嬉しいです。 また、チャンピオンシップのために非常に重要なリザルトになります。 私たちのチームではチャンピオン獲得を実現するためのいいベースが見つかっていますし、どのような状況下でも着実に一歩ずつ、作業できています。 今日のレースの最後であのような走行ができたのも、マシンの感触がいいからです。 このような形で継続をして毎レース表彰台を獲得していくことが大切だと思います」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 3位)

    「フリー走行では散々苦労してQ1から走行しなくてはならず、予選が8番手に終わっていたことを考えると、今週をこのようなかたちで終えて表彰台を獲得できたことには、本当に本当に満足しています。 思っていたよりも速く走れることがわかったのは、レース中のことでした。フロントがロックするのと、リアのスピニングについては依然として問題を抱えていますが、レースの際の戦略はとても上手く行きました。最初はあまりアグレッシブに攻めず、燃料タンクが満タンのときには燃料を温存しつつ時間をかけ、その後で前方とのギャップを縮められるまでになってから、除々にペースを上げました。マルクとドヴィツィオーゾがバトルをして、ペースが落ちていたこともあります。 残念なことに、彼らに追いついたときにはスピンが何度も起きたのでリアタイヤが過熱して、それ以上はグリップも操縦性も得ることができませんでした。彼らと共にバトルをしたかったのですが、それが叶わなかったものの、今回の表彰台には満足しています。チームと自分の仕事を誇りに思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 15位)

    「レース中にいくつかトラブルがあったものの、フロントタイヤにハードを選択するというのは正しい選択でした。しかし、15位という結果は残念です。 去年はジャンプスタートによるピットレーンのライドスルーがありましたが、それでももっといい順位でした。 この週末を通じて最適なセッティングを見つけられず、6周で12秒も失ってしまいました。 また3回もコースオフし、スタートも邪魔されました。レースの最後になって単独走行をしたときにようやく、いい感触を得てペースもよくなりましたが、18周目になるまでは問題を抱えていたので、どうにもなりませんでした。しかし、言い訳はできません。週末を通じて上手く乗れていませんでしたが、感覚としては上位8位以内に入れたのではないかと感じています。自分の目標は上位6位以内でフィニッシュすることでしたが、そこから9位も下のポジションでした。次戦のレースでまた最善を尽くせるよう頑張ります」

    ティト・ラバト(MotoGP 19位)

    「自分が目標にしていたポイント獲得が難しいものであることは分かっていましたが、残念です。 最初の周回ではエスパルガロについて行こうとしましたが、彼がブレーキミスをして大回りをしてしまいました。そこで時間をロスし、集団から離れてしまいました。レース終了まで単独走行となりました。今はこの難しい状況下でも下を向かず、残りのレースに集中し続けることが大切だと思います」

    ジャック・ミラー(MotoGP リタイア)

    「20周目に転倒してしまうまで、レース展開は非常に上手くいっていました。レース序盤にはいいペースで走行していましたが、その後、リアのグリップを失い、最終セクターではタイヤがオーバーヒートしているような感覚がありました。第9コーナーの進入では、グリップを失っている兆候を感じました。そしてブレーキングの際にフロントに荷重がかかってしまい、肘で支えて持ちこたえようとはしたのですが、無駄に終わってしまいました。残念な終わり方でしたが、あの小さなミスまではしっかりとしたレースができていたと思います。次のシルバーストンに最高の状態で臨めることを楽しみにしています」

    関連:【MotoGP】 第11戦 オーストリアGP 結果:ドヴィツィオーゾが今季3勝目

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、28ラップで行われたオーストリアGP(スピールベルグ・サーキット)でリア・グリップ不足に苦しめられ、それぞれ6位と7位となった。

    好スタートを切ったマーベリック・ビニャーレスは、グリッド・ポジションの4番手を維持して第1コーナーへ進入する。

    3ラップ目にはバレンティーノ・ロッシをとらえて前に出たがすぐに抜き返され、次のラップの第1コーナーで再び仕掛けるも、ここで大きくはらんでしまい7番手まで後退した。

    このミスに慌てることなく、冷静に走行を続けたマーベリック・ビニャーレスは、残り15ラップでもう一度バレンティーノ・ロッシに追いついて7台の大集団に加わることとなる。第1コーナーでバレンティーノ・ロッシがはらんで遅れる間に6番手へ浮上し、5番手のヨハン・ザルコを追う展開となった。そして後方から懸命にプレッシャーをかけ続けたが最後まで前へ出ることはできず、6番手でチェッカーを受けた。トップとの差は7.447秒だった。

    一方、グリッド7番手からバレンティーノ・ロッシはスタートする。5番手で第1コーナーに進入し、さらにマーベリック・ビニャーレスをパスして4位に上がった。その後の数ラップはトップ3を追いかけながら、後ろからくるマーベリック・ビニャーレスの追撃に耐える時間帯となる。

    8ラップ目になってM・マルケスに追いついて仕掛けていったが、背後に続いていたヨハン・ザルコとラインが交錯する間にD・ペドロサにも抜かれて6番手へ後退する。さらに残り15ラップでは第1コーナーで大きくはらんでしまい、マーベリック・ビニャーレスに先行を許して7番手となった。そのあとはマーベリック・ビニャーレスについて行こうと懸命にプッシュを続けたが、コンスタントにハイペースをキープすることが難しくなったため、終盤は7番手キープに切り替えてそのままゴールした。トップとの差は8.995秒となっている。

    この結果、マーベリック・ビニャーレスはランキング3位に後退し、トップとの差は24ポイント。バレンティーノ・ロッシがこれを9ポイント差で追いかけている。チーム・ランキングではMovistar Yamaha MotoGPが、トップから22ポイント差で2位をキープした。またコンストラクターズ・ランキングでは、ヤマハとホンダがともに211ポイントでトップタイとなる。優勝回数もともに4回で並んでいるが、2位獲得回数ではヤマハがひとつリードしている。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコが目覚ましい活躍をみせ、ヤマハ勢トップの総合5位を獲得し、サテライト勢ではトップに立った。
    ザルコは予選6番手、グリッド2列目からスタートする。すぐさまトップグループに加わり、6ラップ目にはラップレコードを更新する勢いを見せ、終盤ではマーベリック・ビニャーレスの追撃を抑えきって今季6度目となる5位を獲得した。

    一方、今日、24回目の誕生日を迎えたジョナス・フォルガーは、6位入賞を目指して決勝に臨んでいたが、3ラップ目にテクニカル・トラブルが発生してリタイアする。グリッド13番手からロケット・スタートを決めて順調にペースを上げていたが残念な結果に終わる。

    チームは来週日曜日、8月20日にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリでプライベート・テストを行う予定である。その2週間後にはイギリスはシルバーストンで第12戦に臨む。

    マーベリック・ビニャーレス (6位)

    「レース中リアタイヤのグリップ不足に悩まされ、バレンティーノとの競り合いのなかで大きくはらんでしまいました。何とか気持ちを落ち着けて、タイヤを最後まで持たせることだけを考えるようにしましたが、難しかったです。他メーカーのライバルたちだけではなく、ザルコにもついて行くことができませんでした。タイトル争いを続けるためには、ハードワークが必要になると思います。次のシルバーストンは大好きなコースのひとつで、毎年楽しみにしています。コースレイアウトもとても気に入っているので、トップを狙っていきます」

    バレンティーノ・ロッシ (7位)

    「10ラップ目か12ラップ目くらいから問題が出始めました。リアタイヤに負担をかけ過ぎたせいでグリップが大幅に低下してしまい、マシンのパフォーマンスもスピードも上がらなくなってしまいました。そこからはマシン・コントロールが難しくなり、私自身もブレーキングでミスをしてしまいました。レース後半はこのようにグリップ不足に苦しむことになり、ハイペースをキープすることができなくなりました。ここまで懸命に仕事に取り組んできただけに残念ですが、これはどうやら、ヘレスやバルセロナで経験したことと同じ問題です。リアタイヤを使い過ぎるとスピードが上がらなくなり、レース後半がもっと苦しくなってしまうのです。機械的にも、電子制御についても、より一層、努力が必要であることは間違いありません」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)

    「難しいレースになることは予期していました。とくにタイヤに厳しい展開でした。午前中のフリープラクティスを終えた時点で、リアにハード・コンパウンドを選択しましたが、これが期待通りに働いてくれなかったのです。序盤は順調で、マーベリックもバレンティーノもトップ争いに絡んでいくことができました。しかし10ラップ目くらいからリアタイヤのグリップが低下し、このことが最終的に、ポイントにも響くことになってしまいました。このように難しい状況のなかでも、ライダーたちは本当によく頑張って、それぞれ6位、7位と、出来得るなかでの最高の順位を獲得してくれました。われわれチームとしては、より一層ハードワークに取り組み、次のシルバーストンまでに問題解決を目指します。来週末にはミサノでプライベート・テストを予定しています」

    ヨハン・ザルコ (5位)

    「最高にうれしい日曜日になりました。5位という結果に満足しています。午前中のウォームアップ・セッションがあまりうまくいかなかったので、決勝についても少し心配があったのですが、午後になって気温が上がったことが良かったようです。今までで最高に暖かくなったので、ソフト・コンパウンドがベスト・チョイスになりました。フィーリングがとても良く好調に走れていましたが、そのなかでも、グランプリには何が起きるかわからないという考えも最後まで残っていました。いずれにしても、好スタートを切って1ラップ目から攻めていくことができました。そして5ラップ目くらいからはどんどん調子が上がっていきましたが、オーバーテイクはなかなかできませんでした。ようやく5番手に上がったころにはタイヤのグリップがちょっと落ちてきたので、それに対応することに集中することになりました。ロレンソを抜いて4番手に上がりたかったのと同時に、後ろからビニャーレスがプレッシャーをかけてきていたので、何とか抑えきって5位を獲得したいという気持ちもありました。最終的には納得のいく順位でゴールし、ランキングでもまた5位に上がることができました。貴重なチャンピオンシップ・ポイントにつなげることができて自信にもなりました。トップライダーたちとのバトルはとてもエキサイティングです」

    ジョナス・フォルガー (リタイア)

    「非常に難しいレースウイークであったことを認めなければなりません。今回、ニューシャシーを試したのですが、それがこのコースに合っているかどうか確信が持てないまま、最終的にはとうとうコース自体に対して自信がなくなっていったのです。それでも午前中のウォームアップ・セッションでは、ユーズド・タイヤを履いていたので順位はあまり上がらなかったものの、とてもいいフィーリングを得ることができたのです。そしてそのあとの予選でも、タイムを見る限り決して悪くありませんでした。そういうわけでかなり自信を取り戻して決勝に臨みましたが、マシンに問題が出てリタイアすることになってしまいました。きっといい仕事ができる、ポイントも獲得できると感じた矢先だったので残念です。起こったことを分析し、二度と同じことにならないようにしたいと思います」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)

    「非常に熾烈なトップ争いが展開され、Monster Yamaha Tech3がレース中盤まで、その一員として戦えたことを誇りに感じています。ヨハンの走りは本当に素晴らしく、厳しい状況のなかでふたりのヤマハ・ライダーをパスし、またラップレコードを更新しました。マーベリックとバレンティーノはハード・コンパウンドのタイヤを使用しました。私たちはソフト・コンパウンドを選択していたので後半は苦しくなるだろうと考えていましたが、ヨハンは見事にタイヤを温存し、ヤマハ・ファクトリーのふたりを抑え込んだのです。ヨハンの成績はここまで、サテライト勢トップとルーキー勢トップをキープしています。そして今日はヤマハ勢トップの5位を獲得し、貴重な11ポイントを加算してヤマハのコンストラクターズ・ポイントに貢献することができました。厳しい状況のなかでマーベリックとバレンティーノのプレッシャーに耐えたヨハンを誇りに思います。ジョナスに対してはとても申し訳なく思っています。前回のチェコGPが残念な結果に終わったあと、今週はそれ以上に厳しい状況になっていました。決勝では好スタートを切って順位を上げていったので、トップ8を狙っていけるのではないかと考えていました。ところが不運にもブレーキに問題が出てしまいました。このようなことは今までに一度も経験したことがなく原因がまだわかっていません。これからブレンボのスタッフと協力して究明していかなければなりません。今日はジョナスの誕生日なので、好成績で祝いたいと思っていましたが、このような結果になりとても残念です。彼自身は十分に調子が上がってきているので、辛かったことは早く忘れ、誕生日を楽しく過ごしてもらいたい。次のシルバーストンではふたり揃って上位を競えるよう期待しています。夏休みが終わってチャンピオンシップが再開してから大変な状況が続いており、チームの全員に感謝します。次まで少しリラックスして、より一層、強くなって戻って来たいと思います」

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